JP2013244457A - スプレーノズルおよび噴霧乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】極めて細かいミストを形成することが可能であり、しかもミストの粒度分布が極めてシャープなスプレーノズルを提供する。
【解決手段】外部から供給される圧縮ガスを音速に達するまで加速する縮小流路12と、その縮小流路12から導入した音速のガス流を超音速に加速する拡大流路13と、その拡大流路13内の超音速のガス流に液体を供給する液体供給路14とを有する1段目ラバールノズル10と、外部から供給される圧縮ガスを音速に達するまで加速する縮小流路22と、その縮小流路22から導入した音速のガス流を超音速に加速する拡大流路23と、その拡大流路23内の超音速のガス流に1段目ラバールノズル10で形成されたミストを導入するミスト導入口24とを有する2段目ラバールノズル20とからなる構成をスプレーノズルに採用する。
【選択図】図1

Description

この発明は、液体をミスト化するスプレーノズルおよびそのスプレーノズルを用いた噴霧乾燥装置に関する。
リチウムイオン二次電池や太陽電池、医薬品、化粧品等の素材となる乾燥粒子を製造する方法として噴霧乾燥法がある。噴霧乾燥法は、液体に原材料を溶解または分散させた溶液を、スプレーノズルを用いてミスト化し、そのミストを熱風に接触させて乾燥させることで、個々のミスト粒子に含まれる原材料を乾燥粒子にする造粒法である。
ところで、近年の技術進歩に伴い、極めて小さい粒度をもつ乾燥粒子を製造できる技術が求められるようになってきている。例えば、高性能のリチウムイオン二次電池の極材にはナノ粒子の焼結体が使用され、その焼結体の材料であるナノ粒子は、電池のエネルギー密度を高めるために、シングルミクロン(好ましくはサブミクロン)のオーダーの粒度をもつものが要求される。
そして、このようなナノ粒子を噴霧乾燥法で製造するとき、液体をミスト化するスプレーノズルとして、通常、2流体ノズルが使用される。2流体ノズルは、液体をガス流に供給してミストを形成するスプレーノズルである。この2流体ノズルでミストを形成する場合、ミストを微細化するためには、液体をガス流に供給するための液体供給路の出口を狭くするか、あるいは、ガス流の流速を速くすればよい。
しかしながら、液体をガス流に供給するための液体供給路の出口を狭くすると、液体に溶解または分散した原材料が液体供給路の出口に固着して詰まりやすくなる問題や、液体供給量が減るため、時間当たりのミスト発生量を多くできない問題が生じる。また、液体供給路の出口の加工が難しくなるので、ノズルの製造コストが高くなる問題もある。
一方、ガス流の流速を速くしようとした場合、通常のノズルでは、ノズルに供給する圧縮ガスの圧力をいくら高くしても、音速(マッハ1)を超える流速のガス流を得ることができない。これは、上流側と下流側の圧力差による流体の加速の限度が音速であるという流体力学の原理に基づく。そのため、通常のノズルで得られるガス流の流速は音速が限界であり、極めて細かいミストを形成するのが難しかった。
そこで、特許文献1は、通常のノズルでは得ることができない超音速のガス流を発生させるラバールノズルを使用したスプレーノズルを提案している。
ラバールノズルは、上流側から下流側に向かって流路面積が次第に減少する縮小流路と、上流側から下流側に向かって流路面積が次第に拡大する拡大流路と、縮小流路と拡大流路の間に形成された流路面積が最も小さいスロート部とを有する。縮小流路では、流路面積が次第に減少することでガス流が加速され、スロート部でガス流の流速が音速に達し、拡大流路では、縮小流路から導入されたガス流が次第に膨張することで加速して超音速となる。
そして、特許文献1のスプレーノズルは、拡大流路内の超音速のガス流に液体を供給する液体供給管を有する。この液体供給管は、縮小流路の内面から突出してL形に屈曲し、縮小流路からスロート部を通って拡大流路に至るように延び、拡大流路の中心軸上で出口が開口している。この液体供給管から拡大流路内に供給された液体は、拡大流路内の超音速のガス流によってミスト化される。
特開2011−131168号公報
特許文献1のスプレーノズルは、通常のノズルでは得ることができない超音速のガス流を用いて液体をミスト化するので、極めて細かいミストを形成することが可能であるが、比較的粗いミストも一部発生する。本願発明の発明者らは、この比較的粗いミストを微細化することができれば、ミストの粒度分布が極めてシャープとなる点に着眼した。
この発明が解決しようとする課題は、極めて細かいミストを形成することが可能であり、しかもミストの粒度分布が極めてシャープなスプレーノズルを提供することである。
上記の課題を解決するため、外部から供給される圧縮ガスを上流側から下流側に向かって流路面積が次第に減少することで音速に達するまで加速する縮小流路と、その縮小流路に連続して設けられ、縮小流路から導入した音速のガス流を上流側から下流側に向かって流路面積が次第に拡大することで超音速に加速する拡大流路と、その拡大流路内の超音速のガス流に液体を供給する液体供給路とを有し、その液体供給路から供給された液体を超音速のガス流でミスト化する1段目ラバールノズルと、
外部から供給される圧縮ガスを上流側から下流側に向かって流路面積が次第に減少することで音速に達するまで加速する縮小流路と、その縮小流路に連続して設けられ、縮小流路から導入した音速のガス流を上流側から下流側に向かって流路面積が次第に拡大することで超音速に加速する拡大流路と、その拡大流路内の超音速のガス流に前記1段目ラバールノズルで形成されたミストを導入するミスト導入口とを有し、そのミスト導入口から導入されたミストを超音速のガス流で微細化する2段目ラバールノズルと、
を有する構成をスプレーノズルに採用した。
このようにすると、1段目ラバールノズルが、通常のノズルでは得ることができない超音速のガス流を用いて液体をミスト化するので、極めて細かいミストを形成することが可能であると同時に、1段目ラバールノズルで比較的粗いミストが一部発生しても、その比較的粗いミストは、2段目ラバールノズルの超音速のガス流によって微細化されるので、ミストの粒度分布が極めてシャープとなる。
前記1段目ラバールノズルと2段目ラバールノズルは、1段目ラバールノズルで形成されたミストが、2段目ラバールノズルの超音速のガス流の流れ方向に対して30°〜150°の範囲の交差角度をもって2段目ラバールノズルの超音速のガス流に流入するように配置すると好ましい。
前記交差角度を30°以上とすると、1段目ラバールノズルで形成されたミストが2段目ラバールノズルの超音速のガス流に流入するときに、液体の移動方向とガス流の流れ方向の角度の差が大きいので、ガス流からミストに作用する剪断力が強力となり、効果的にミストを微細化することが可能となる。また、前記交差角度を150°以下とすると、1段目ラバールノズルで形成されたミストが2段目ラバールノズルの超音速のガス流に流入するときに、2段目ラバールノズルの超音速のガス流に先に流入したミストに、後から流入したミストが衝突することにより、ミストが合体して粗大化するのを防止することができる。
前記液体供給路は、その出口が前記1段目ラバールノズルの拡大流路の内面に開口するように形成することができる。この場合、前記液体供給路の出口は、前記1段目ラバールノズルの拡大流路の内面に周方向に間隔をおいて複数設けると好ましい。このようにすると、液体供給路の一出口あたりの液体供給量を抑えてミストの粗大化を防止すると同時に、液体供給路の出口の数を複数とすることで時間当たりのミスト発生量を多くすることが可能となる。
さらに、前記液体供給路は、前記液体供給路の出口ごとに別々の入口を有するように形成すると、その別々の入口に異なる種類の液体を供給することで、通常混ざらない種類の液体同士であっても、それらの液体の混合ミストを形成することが可能となる。
また、この発明では、上記スプレーノズルを用いた噴霧乾燥装置として、乾燥室を内部に有する乾燥塔と、前記乾燥室内にミストを噴射するように前記乾燥塔に取り付けられた上記スプレーノズルと、前記乾燥室内に熱風を吹き出す熱風吹出口とを有し、その熱風吹出口から吹き出した熱風で前記乾燥室内のミストを乾燥させる噴霧乾燥装置を提供する。
この発明のスプレーノズルは、超音速のガス流を用いてミストを形成するので極めて細かいミストを形成することができると同時に、2段目ラバールノズルが、1段目ラバールノズルで生じた比較的粗いミストを微細化するので、ミストの粒度分布が極めてシャープである。
この発明の実施形態のスプレーノズルを示す断面図 図1に示すスプレーノズルの拡大断面図 図1に示すスプレーノズルを使用した噴霧乾燥装置を示す配管フロー図 図3に示す乾燥塔の拡大断面図 図1に示すスプレーノズルの液体供給路の出口を複数設けた例を示す断面図 図5のVI−VI線に沿った断面図 図1に示す2段目ラバールノズルの下流側に3段目ラバールノズルを追加した例を示す断面図 図1に示す液体供給路の他の例を示す断面図 図1に示す液体供給路のさらに他の例を示す断面図 図1の2段目ラバールノズルに相当する部分が存在しない比較試験で使用したスプレーノズルを示す断面図
図1に、この発明の実施形態のスプレーノズル1を示す。このスプレーノズル1は、1段目ラバールノズル10と2段目ラバールノズル20とを有する。
1段目ラバールノズル10は、圧縮ガスが外部から供給されるガス導入路11と、ガス導入路11に連続して設けられた縮小流路12と、縮小流路12に連続して設けられた拡大流路13と、拡大流路13内のガス流に液体を供給する液体供給路14とを有する。
ガス導入路11には、ガス供給源が接続される。ガス導入路11に供給されるガスとしては、圧縮エアや圧縮した不活性ガス(窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス等)等が挙げられる。ガス導入路11の入口には、配管接続用のめねじ11aが形成されている。ガス導入路11は縮小流路12に連通しており、ガス導入路11から縮小流路12にガスが導入されるようになっている。
図2に示すように、縮小流路12は、上流側から下流側に向かって流路面積が次第に減少するテーパ状に形成されており、ガス流の流れに沿って流路面積が次第に減少することでガス流を加速するようになっている。ここで、縮小流路12で加速されたガス流の流速(すなわち、縮小流路12と拡大流路13の間の流路面積が最小となるスロート部15でのガス流の流速)は、ガス導入路11に供給される圧縮ガスの圧力が高いほど速くなるが、音速に達した後は、圧縮ガスの圧力をいくら高くしてもそれ以上速くならず音速となる。そして、ガス導入路11に供給される圧縮ガスの圧力は、スロート部15でのガス流の流速が音速となる大きさに設定される。
スロート部15でのガス流の流速、すなわち音速は、ガス導入路11に供給するガスの種類によって異なる。例えば、ガス導入路11に供給するガスとして圧縮エアを用いた場合、スロート部15でのガス流の流速は約340m/s(空気の音速)であり、ガス導入路11に供給するガスとしてヘリウムガスを用いた場合、スロート部15でのガス流の流速は約970m/s(ヘリウムの音速)である。
拡大流路13は、上流側から下流側に向かって流路面積が次第に拡大するテーパ状に形成されており、縮小流路12から導入された音速のガス流を次第に膨張させることで超音速に加速するようになっている。
縮小流路12は、上流側から下流側に向かって曲線的に縮径する釣鐘状に形成することも可能であるが、図に示すように、上流側から下流側に向かって直線的に縮径する円錐状に形成すると、縮小流路12の加工が容易となり製造コストを抑えることが可能である。同様に、拡大流路13も、上流側から下流側に向かって曲線的に拡径する釣鐘状に形成することが可能であるが、図に示すように、上流側から下流側に向かって直線的に拡径する円錐状に形成すると、拡大流路13の加工が容易となり製造コストを抑えることが可能である。
縮小流路12と拡大流路13は、一直線上に並んで配置されている。拡大流路13の流路長(スロート部15から拡大流路13の出口までの長さ)は、縮小流路12の流路長(縮小流路12の入口からスロート部15までの長さ)よりも長くなるように設定されている。
液体供給路14には、ミスト化する前の液体が供給される。例えば、このスプレーノズル1を後述の噴霧乾燥装置に使用する場合、液体供給路14には乾燥粒子の原材料を液体に溶解または分散させた溶液が供給される。また、このスプレーノズル1を、水を噴霧して気化冷却する気化冷却装置に使用する場合、液体供給路14には水が供給される。図1に示すように、液体供給路14の入口には、配管接続用のめねじ14aが形成されている。
図2に示すように、液体供給路14は、拡大流路13の内面に開口する出口14bを有し、この出口14bから拡大流路13内の超音速のガス流に液体を噴射するようになっている。液体供給路14から噴射された液体は、拡大流路13内の超音速のガス流に流入するときに、ガス流から受ける剪断力によってミスト化される。この結果、1段目ラバールノズル10では、ミストを含んだガス流が形成される。
液体供給路14の出口14b側の端部には、液体の流れ方向に沿って次第に内径が小さくなるテーパ穴14cと、そのテーパ穴14cの小径側の端部に連続するストレート穴14dとが形成されている。テーパ穴14cは、液体の流れに沿って流路面積が次第に減少することで液体の流れを加速する。これにより、液体供給路14の出口14bから噴射される液体の初速が大きくなり、液体が初速度不足で拡大流路13の内面に付着するのを防止するようになっている。ストレート穴14dは、液体の流れ方向に沿って一定の内径をもつように形成されている。
液体供給路14の液体の噴射方向(すなわちストレート穴14dの方向)は、拡大流路13内のガス流の流れ方向に対して30°〜150°の範囲の交差角度θ1をなすように設定すると好ましく、60°〜120°の範囲に設定するとより好ましい。ここで、拡大流路13内のガス流の流れ方向とは、拡大流路13の中心線上のガスの流れ方向をいう。
交差角度θ1を30°以上とし、より好ましくは60°以上とすると、液体供給路14から噴射した液体が超音速のガス流に流入するときに、液体の移動方向とガス流の流れ方向の角度の差が大きいので、ガス流から液体に作用する剪断力が強力となり、微細なミストを形成することが可能となる。また、交差角度θ1を150°以下とし、より好ましくは120°以下とすると、超音速のガス流による剪断力を受けて先にミスト化した液体が、ストレート穴14dから噴射した直後のミスト化する前の液体に衝突することで、ミストが粗大化するのを防止することができる。図に示すように、液体供給路14の液体の噴射方向を、拡大流路13内のガス流の流れ方向に対して直角に設定すると最も好ましい。
2段目ラバールノズル20は、圧縮ガスが外部から供給されるガス導入路21と、ガス導入路21に連続して設けられた縮小流路22と、縮小流路22に連続して設けられた拡大流路23と、1段目ラバールノズル10で形成されたミストを拡大流路23内のガス流に導入するミスト導入口24とを有する。
ガス導入路21には、1段目ラバールノズル10のガス導入路11と同様に、ガス供給源が接続される。また、ガス導入路21の入口には、配管接続用のめねじ21aが形成されている。ガス導入路21は縮小流路22に連通しており、ガス導入路21から縮小流路22にガスが導入されるようになっている。
縮小流路22は、上流側から下流側に向かって流路面積が次第に減少するテーパ状に形成されており、ガス流の流れに沿って流路面積が次第に減少することでガス流を加速するようになっている。ガス導入路21に供給される圧縮ガスの圧力は、縮小流路22と拡大流路23の間の流路面積が最小となるスロート部25を通過するときのガス流の流速が音速となる大きさに設定される。
拡大流路23は、上流側から下流側に向かって流路面積が次第に拡大するテーパ状に形成されており、縮小流路22から導入された音速のガス流を次第に膨張させることで超音速に加速するようになっている。
縮小流路22は、上流側から下流側に向かって曲線的に縮径する釣鐘状に形成することも可能であるが、図に示すように、上流側から下流側に向かって直線的に縮径する円錐状に形成すると、縮小流路22の加工が容易となり製造コストを抑えることが可能である。同様に、拡大流路23も、上流側から下流側に向かって曲線的に拡径する釣鐘状に形成することが可能であるが、図に示すように、上流側から下流側に向かって直線的に拡径する円錐状に形成すると、拡大流路23の加工が容易となり製造コストを抑えることが可能である。
縮小流路22と拡大流路23は、一直線上に並んで配置されている。拡大流路23の流路長(スロート部25から拡大流路23の出口までの長さ)は、縮小流路22の流路長(縮小流路22の入口からスロート部25までの長さ)よりも長くなるように設定されている。
2段目ラバールノズル20のスロート部25の内径d2は、1段目ラバールノズル10のスロート部15の内径d1よりも大きく設定されている。すなわち、2段目のスロート部25の流路面積は、1段目のスロート部15の流路面積よりも大きく設定され、これにより、2段目ラバールノズル20を流れるガス流の流量が、1段目ラバールノズル10から流出するガス流の流量よりも大きくなるようになっている。このようにすると、1段目ラバールノズル10で形成されたミストを含むガス流が、2段目ラバールノズル20の超音速のガス流に合流するときに、その合流が円滑となる。
ミスト導入口24は、1段目ラバールノズル10の拡大流路13の出口に連続して設けられ、1段目ラバールノズル10で形成されたミストが、2段目ラバールノズル20の拡大流路23内の超音速のガス流に導入されるように形成されている。1段目ラバールノズル10で形成されたミストは、2段目ラバールノズル20の拡大流路23内の超音速のガス流に流入するときに、そのガス流から受ける剪断力によって微細化される。
1段目ラバールノズル10と2段目ラバールノズル20は、1段目ラバールノズル10で形成されたミストが、2段目ラバールノズル20の超音速のガス流の流れ方向に対して30°〜150°の範囲の交差角度θ2をもって2段目ラバールノズル20の超音速のガス流に流入するように配置すると好ましく、その交差角度θ2を60°〜120°の範囲とするとより好ましい。ここで、2段目ラバールノズル20の超音速のガス流の流れ方向とは、2段目ラバールノズル20の拡大流路23の中心線上のガスの流れ方向をいう。
交差角度θ2を30°以上とし、より好ましくは60°以上とすると、1段目ラバールノズル10で形成されたミストが2段目ラバールノズル20の超音速のガス流に流入するときに、ミストの移動方向とガス流の流れ方向の角度の差が大きいので、ガス流からミストに作用する剪断力が強力となり、効果的にミストを微細化することが可能となる。また、交差角度θ2を150°以下とし、より好ましくは120°以下とすると、1段目ラバールノズル10で形成されたミストが2段目ラバールノズル20の超音速のガス流に流入するときに、2段目ラバールノズル20の超音速のガス流に先に流入したミストに、後から流入したミストが衝突して、ミストが粗大化するのを防止することができる。図に示すように、1段目ラバールノズル10で形成されたミストの噴射方向が、拡大流路23内のガス流の流れ方向に対して直角に設定すると最も好ましい。
次に、上記構成のスプレーノズル1を用いた噴霧乾燥装置の一例を説明する。
図3に示すように、噴霧乾燥装置は、内部に乾燥室31を有する乾燥塔30と、乾燥室31にミストを噴射するように乾燥塔30に取り付けられたスプレーノズル1と、溶液を溜める溶液タンク32と、溶液タンク32とスプレーノズル1を接続する溶液供給路33と、ガスタンク34からスプレーノズル1に圧縮ガスを供給するガス供給路35と、乾燥塔30に熱風を供給する熱風供給路36とを有する。
溶液タンク32には、乾燥粒子の原材料を液体に溶解または分散させた溶液が収容されている。溶液供給路33の途中には、溶液タンク32内の溶液をスプレーノズル1に送り出すポンプ37が設けられている。ここでは、溶液タンク32内の溶液をスプレーノズル1に送り出す手段としてポンプ37を使用しているが、ポンプ37を設けるかわりに溶液タンク32を気密構造とし、その溶液タンク32の内部に加圧することで溶液タンク32内の溶液をスプレーノズル1に送り出すようにすることも可能である。図4に示すように、溶液供給路33のスプレーノズル1側の端部は、スプレーノズル1の液体供給路14に接続されている。
図3に示すガスタンク34には、圧縮エアまたは圧縮した不活性ガスが収容される。ガス供給路35の途中には、スプレーノズル1に供給されるガスの圧力を調節する減圧弁38が設けられている。この減圧弁38によって、ガスの圧力が0.6MPa程度に調節される。ガス供給路35のスプレーノズル1側の端部は、図4に示すように、1段目ラバールノズル10のガス導入路11と2段目ラバールノズル20のガス導入路21とに接続されている。
図3に示すように、熱風供給路36は、ガスタンク34と乾燥塔30の間を接続している。熱風供給路36の途中には、熱風用のガスの圧力を調節する減圧弁39と、ガスを加熱して熱風にするヒータ40とが設けられている。ここで、減圧弁39はガスの圧力を0.1MPa程度に調節し、ヒータ40はガスを200℃程度に加熱する。熱風供給路36の乾燥塔30側の端部は、乾燥塔30に設けられた熱風取入口41に接続されている。
図4に示すように、乾燥塔30は、内部に乾燥室31を形成する筒状の周壁42と、その周壁42の上端に設けられたヘッダ43とを有する。ヘッダ43には、乾燥室31内にミストを下向きに噴射するようにスプレーノズル1が取り付けられている。また、ヘッダ43には、乾燥室31内に熱風を吹き出す熱風吹出口44が形成されている。
熱風吹出口44は、ヘッダ43の内部に形成された環状の熱風分散通路45を介して熱風取入口41に連通している。熱風吹出口44は、スプレーノズル1を囲むように環状に配置され、スプレーノズル1から噴射された溶液のミストに全周から斜め下方向に熱風を吹き付けるように形成されている。熱風吹出口44から吹き出した熱風は、スプレーノズル1から噴射されたミストに接触して、ミストを乾燥させる。乾燥したミストは固体粒子となって乾燥塔30内を落下し、図3に示すように、乾燥塔30の下部に設けられた排出口46から熱風とともに排出される。
図3に示すように、乾燥塔30の下部の排出口46には、乾燥粒子と熱風の混合流体を乾燥粒子と気体に遠心分離するサイクロン式の固気分離装置47が接続されている。さらに、固気分離装置47の気体排出口48には、固気分離装置47から排出されるガスに残存する超微細な乾燥粒子を捕集するバグフィルタ49が接続されている。
スプレーノズル1に供給するガスとして不活性ガスを使用した場合、可燃性の溶液を噴霧乾燥することが可能となる。更に、不活性ガスとしてヘリウムを使用すると、ヘリウムの音速は空気の音速の約3倍と極めて高いので、スプレーノズル1で形成されるミストが特に微細となり、その結果、極めて微細な乾燥粒子を得ることが可能となる。
上述したスプレーノズル1は、1段目ラバールノズル10が、通常のノズルでは得ることができない超音速のガス流を用いて液体をミスト化するので、極めて細かいミストを形成することが可能である。さらに、1段目ラバールノズル10で比較的粗いミストが一部発生しても、その比較的粗いミストは、2段目ラバールノズル20の超音速のガス流によって微細化されるので、ミストの粒度分布が極めてシャープとなる。
また、1段目ラバールノズル10で形成されたミストが、2段目ラバールノズル20の拡大流路23に流入するとき、1段目ラバールノズル10のミストは、高速のガス流とともに初速度をもって拡大流路23に噴射されるので、初速度不足でミストが拡大流路23の内面に付着するのを防止することができる。
また、1段目ラバールノズル10の拡大流路13および2段目ラバールノズル20の拡大流路23で生じるガスの断熱膨張によりガスの温度が下がり、スプレーノズル1の温度も下がる。これにより、スプレーノズル1の噴射口(ここでは2段目ラバールノズル20の拡大流路23の出口)やその周囲が高温になるのを防止することができ、その結果、スプレーノズル1の噴射口やその周囲に溶液が乾燥して固着するのを防止することが可能となる。
上述したスプレーノズル1が、極めて細かいミストを形成するとともに、そのミストの粒度分布が極めてシャープとなることを確認するため、スプレーノズル1で発生したミストを噴霧乾燥することによって得られた乾燥粉末の粒度を測定した。具体的には、上述した噴霧乾燥装置を使用して乾燥粒子を製造し、固気分離装置47で回収された製品の粒度を測定する試験を行なった。ここで、ミスト径を測定するのではなく、乾燥粉末の粒度を測定したのは、スプレーノズル1で形成されるミスト径を直接測定するのが困難だからである。
この試験を行なったときの噴霧乾燥装置の運転条件は次のとおりである。
溶液:デキストリン水溶液10wt%
スプレーノズル1に対する溶液供給量:33ml/min
ガス:圧縮エア
スプレーノズル1に対するガス供給量:60L/min(at 0.6MPa)
1段目ラバールノズル10と2段目ラバールノズル20のガス流量比:3:7
熱風温度:200℃
熱風風量:1.0m/min
この試験の結果、固気分離装置47で回収された製品は、D50=3.6μm、D100=18.5μmと極めて細かく、その粒度分布も極めてシャープであることを確認することができた。ここで、D50は、回収された乾燥粒子の粒度分布において、粒度の小さい側からの体積累計が全粒子の体積の和の50%となるときの粒度であり、D100は、回収された乾燥粒子の粒度分布において、粒度の小さい側からの体積累計が全粒子の体積の和の100%となるときの粒度である。
また、1段目ラバールノズル10で形成されたミストが、2段目ラバールノズル20の超音速のガス流によって微細化されていることを確認するための比較実験として、上記噴霧乾燥装置で使用したスプレーノズル1を、図10に示すように、2段目ラバールノズル20に相当する部分が存在しないスプレーノズル80に置き換えて乾燥粒子を製造し、固気分離装置47で回収された製品の粒度を測定した。
図10に示すスプレーノズル80は、1段目ラバールノズル10のガス導入路11、縮小流路12、拡大流路13、液体供給路14、スロート部15に対応する部分を有するが、2段目ラバールノズル20に相当する部分が存在しない。
このスプレーノズル80を使用して乾燥粒子を製造し、固気分離装置47で回収された製品の粒度を測定する試験を行なった結果、固気分離装置47で回収された製品は、D50=6.3μm、D100=22.0μmの粒度分布をもち、上記スプレーノズル1で得られた製品に比較して粒度が大きく、粒度分布も比較的ブロードであることが分かった。
これは、図10に示すスプレーノズル80では、液体供給路14から供給された液体の一部が拡大流路13の内面に付着し、その結果、粗いミストが発生していることが一因だと考えられる。これに対し、上記スプレーノズル1では、1段目ラバールノズル10で粗いミストが発生したとしても、そのミストが2段目ラバールノズル20の超音速のガス流に流入するときに、その超音速のガス流によって強力な剪断力を受けて微細化されるので、ミストの粒度分布がシャープとなる。
上記実施形態では、液体供給路14の出口14bを、1段目ラバールノズル10の拡大流路13の内面に1箇所設けたものを例に挙げて説明したが、図5および図6に示すように、液体供給路14の出口14bを、周方向に間隔をおいて複数設けてもよい。このようにすると、液体供給路14の一出口14bあたりの液体供給量を抑えてミストの粗大化を防止すると同時に、液体供給路14の出口14bの数を複数とすることで時間当たりのミスト発生量を多くすることが可能となる。
また、図5および図6に示すように、液体供給路14の出口14bごとに別々の入口14eを有するように形成すると、その別々の入口14eに異なる種類の液体を供給することで、通常混ざらない種類の液体同士であっても、それらの液体の混合ミストを形成することが可能となる。
また、上記実施形態ではスプレーノズル1を、1段目ラバールノズル10と2段目ラバールノズル20とからなる2段構成のものを例に挙げて説明したが、図7に示すように、2段目ラバールノズル20の下流側に連続する3段目ラバールノズル50を設けてもよい。
図7において、3段目ラバールノズル50は、圧縮ガスが外部から供給されるガス導入路51と、ガス導入路51に連続して設けられた縮小流路52と、縮小流路52に連続して設けられた拡大流路53と、2段目ラバールノズル20から噴射されたミストを拡大流路53内のガス流に導入するミスト導入口54を有する。ガス導入路51に供給される圧縮ガスの圧力は、縮小流路52と拡大流路53の間の流路面積が最小となるスロート部55を通過するときのガス流の流速が音速となる大きさに設定される。
3段目のスロート部55の流路面積は、1段目のスロート部15の流路面積と2段目のスロート部25の流路面積との合計よりも大きく設定され、これにより、3段目ラバールノズル50を流れるガス流の流量が、2段目ラバールノズル20から流出するガス流の流量よりも大きくなるようになっている。このようにすると、2段目ラバールノズル20で形成されたミストを含むガス流が、3段目ラバールノズル50の超音速のガス流に合流するときに、その合流が円滑となる。
2段目ラバールノズル20で形成されたミストは、3段目ラバールノズル50の拡大流路53内の超音速のガス流に流入するときに、そのガス流から受ける剪断力によって微細化される。そのため、この3段目ラバールノズル50を追加したスプレーノズルは、上記実施形態よりも更に微細で粒度分布がシャープなミストを得ることができる。同様に、4段目以降のラバールノズルを追加することも可能である。
図8に示すように、液体供給路14は、ガス導入路11の内面(または縮小流路12の内面)から突出してL形に屈曲し、縮小流路12からスロート部15を通って拡大流路13に至るように延び、拡大流路13の中心軸上で出口が開口するように形成してもよい。このようにすると、拡大流路13の内面への液体の付着を効果的に防止することが可能となる。
また、図9に示すように、液体供給路14は、拡大流路13の内面から突出してL形に屈曲し、拡大流路13の中心軸上で出口が開口するように形成してもよい。このようにしても、拡大流路13の内面への液体の付着を効果的に防止することが可能である。
1 スプレーノズル
10 1段目ラバールノズル
12 縮小流路
13 拡大流路
14 液体供給路
14b 出口
14e 入口
22 縮小流路
20 2段目ラバールノズル
23 拡大流路
24 ミスト導入口
30 乾燥塔
31 乾燥室
44 熱風吹出口
θ1,θ2 交差角度

Claims (6)

  1. 外部から供給される圧縮ガスを上流側から下流側に向かって流路面積が次第に減少することで音速に達するまで加速する縮小流路(12)と、その縮小流路(12)に連続して設けられ、縮小流路(12)から導入した音速のガス流を上流側から下流側に向かって流路面積が次第に拡大することで超音速に加速する拡大流路(13)と、その拡大流路(13)内の超音速のガス流に液体を供給する液体供給路(14)とを有し、その液体供給路(14)から供給された液体を超音速のガス流でミスト化する1段目ラバールノズル(10)と、
    外部から供給される圧縮ガスを上流側から下流側に向かって流路面積が次第に減少することで音速に達するまで加速する縮小流路(22)と、その縮小流路(22)に連続して設けられ、縮小流路(22)から導入した音速のガス流を上流側から下流側に向かって流路面積が次第に拡大することで超音速に加速する拡大流路(23)と、その拡大流路(23)内の超音速のガス流に前記1段目ラバールノズル(10)で形成されたミストを導入するミスト導入口(24)とを有し、そのミスト導入口(24)から導入されたミストを超音速のガス流で微細化する2段目ラバールノズル(20)と、
    を有するスプレーノズル。
  2. 前記1段目ラバールノズル(10)で形成されたミストが、前記2段目ラバールノズル(20)の超音速のガス流の流れ方向に対して30°〜150°の範囲の交差角度(θ2)をもって2段目ラバールノズル(20)の超音速のガス流に導入されるように、前記1段目ラバールノズル(10)と2段目ラバールノズル(20)を配置した請求項1に記載のスプレーノズル。
  3. 前記液体供給路(14)は、その出口(14b)が前記1段目ラバールノズルの拡大流路(13)の内面に開口するように形成されている請求項1または2に記載のスプレーノズル。
  4. 前記液体供給路(14)の出口(14b)が、前記1段目ラバールノズル(10)の拡大流路(13)の内面に周方向に間隔をおいて複数設けられている請求項3に記載のスプレーノズル。
  5. 前記液体供給路(14)は、前記液体供給路(14)の出口(14b)ごとに別々の入口(14e)を有するように形成されている請求項4に記載のスプレーノズル。
  6. 乾燥室(31)を内部に有する乾燥塔(30)と、前記乾燥室(31)内にミストを噴射するように前記乾燥塔(30)に取り付けられた上記スプレーノズルと、前記乾燥室(31)内に熱風を吹き出す熱風吹出口(44)とを有し、その熱風吹出口(44)から吹き出した熱風で前記乾燥室(31)内のミストを乾燥させる噴霧乾燥装置。
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