JP2013244178A - かまど兼用ベンチ - Google Patents

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Abstract

【課題】いたずらや収納物の盗難を抑制しつつ、ベンチの状態からかまどの状態に変えることが容易なかまど兼用ベンチを提供する。
【解決手段】設置箇所に配置される一対の側壁部2a,2bと、前記一対の側壁部2a,2bを連結するように当該一対の側壁部に取り付けられる座部3と、この座部3の下方に位置するもので調理器具Pを支持できる五徳部4と、覆い部33とを備え、前記座部3は、かまどとして使用する場合に、前記一対の側壁部2a,2bから取り外し可能であり、前記覆い部33は、前記座部3または前記五徳部4に備えられ、前記座部3が前記一対の側壁部2a,2bに取り付けられた場合に前記五徳部4を外部から見えにくくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベンチとして使用でき、かまどとしても使用できるかまど兼用ベンチに関する。
従来、平常時にはベンチとして使用でき、地震等の災害発生時にはかまどとして使用できるかまど兼用ベンチが提案されている。一例として特許文献1に示すものがある。
特許文献1に記載されたかまど兼用ベンチは、公園等に設置されるもので、コンクリート製の一対の支持台と、この一対の支持台の間に設けられた座部を備える。そして、座部の下方にはステンレス製のグリルとグレーチング、そして風防パネル等が収納されている。災害発生時には、支持台から座部を取り外し、その後、グリル、グレーチング、風防パネルを支持台の所定位置に取り付ける。これにより、グリル上に置いた鍋やフライパンなどの調理器具を、グレーチング上に置いた材木などの燃料を燃やして加熱し、食材の煮炊きを行うことができる。
この特許文献1に記載されたかまど兼用ベンチでは、グリル、グレーチング、風防パネル等の収納物が座部の下方に収納されていることが外部から視認可能な状態となっている。このため、いたずらによって収納物が取り出されたり、金属材料として売却することを目的として収納物が盗難に遭ったりすることがあり得る。よって、災害発生時に収納物が揃っておらず、かまど兼用ベンチが十分に活用できない場合がある。
一方、いたずらや盗難を防止するために収納物を固定して施錠することが考えられる。しかし、そうすると、災害発生時にベンチの状態からかまどの状態に変えることが容易にできなくなるため、せっかくこのかまど兼用ベンチを公園等に設置しておいても、災害発生時に十分に活用できない場合がある。
特許第4397428号公報
そこで本発明は前記問題に鑑み、いたずらや収納物の盗難を抑制しつつ、ベンチの状態からかまどの状態に変えることが容易なかまど兼用ベンチを提供することを課題とする。
本発明は、ベンチとして使用でき、かまどとしても使用できるかまど兼用ベンチであって、設置箇所に配置される一対の側壁部と、前記一対の側壁部の間に配置されて固定される座部と、前記座部の下方に位置するもので調理器具を支持できる五徳部と、覆い部とを備え、前記座部は、かまど兼用ベンチをかまどとして使用する場合に、前記一対の側壁部からの取り外しが可能であり、かまど兼用ベンチをベンチとして使用する場合に、前記座部と前記五徳部との間には、少なくともかまど兼用ベンチをかまどとして使用する場合に用いる収納物を収納可能な収納部が形成され、前記覆い部は、前記座部または前記五徳部の少なくとも一方に備えられ、かまど兼用ベンチをベンチとして使用する場合に、前記収納部を外部から見えにくくするかまど兼用ベンチである。
この構成によると、覆い部により収納部が外部から見えにくい。これにより、かまど兼用ベンチの周囲に居る者に対し、いたずらや盗難に関する動機を生じさせにくい。
また、前記五徳部は前記一対の側壁部に固定され、かまど兼用ベンチをベンチとして使用する場合に、前記座部と前記五徳部とが連結部材を介して連結される。
この構成によると、座部と五徳部とが連結部材を介して連結される。これにより、座部を安易に取り外すことができなくなる。よって、いたずらや盗難を抑制できる。
また、前記連結部材は棒状で、前記五徳部を貫通して当該五徳部の下方に突出した状態で締結可能に構成され、前記覆い部は、かまど兼用ベンチをベンチとして使用する場合に、前記連結部材のうち前記五徳部の下方に突出した部分を外部から見えにくくする。
この構成によると、覆い部により、連結部材のうち五徳部の下方に突出した部分が外部から見えにくい。これにより、かまど兼用ベンチの周囲に居る者に対し、連結部材を取り外そうとする動機を生じさせにくい。
また、前記連結部材は棒状で、前記五徳部を貫通して当該五徳部の下方に突出した状態で締結可能に構成され、前記五徳部は、かまど兼用ベンチをベンチとして使用する場合に、前記連結部材のうち前記五徳部の下方に突出した部分を外部から見えにくくする垂下部を備える。
この構成によると、垂下部により、連結部材のうち前記五徳部の下方に突出した部分が外部から見えにくい。これにより、かまど兼用ベンチの周囲に居る者に対し、連結部材を取り外そうとする動機を生じさせにくい。
また本発明は、かまど兼用ベンチをベンチとして使用する場合に、前記収納部に防風板及び椅子用脚部が収納され、かまど兼用ベンチをかまどとして使用する場合に、前記防風板は前記五徳部の後方に取り付けられ、前記椅子用脚部は前記一対の側壁部から取り外した状態の前記座部に取り付けることにより椅子として使用できる。
この構成によると、かまど兼用ベンチをかまどとして使用する場合に、五徳部の後方に取り付けた防風板により、燃料の燃焼が風の影響を受けにくくできる。そして、取り外した状態の座部を椅子として使用できるため、座部を有効に活用できる。
本発明によると、かまど兼用ベンチの周囲に居る者に対し、いたずらや盗難に関する動機を生じさせにくい。これにより、本発明のかまど兼用ベンチは、いたずらや収納物の盗難を抑制しつつ、ベンチの状態からかまどの状態に変えることが容易である。
本発明につき、一実施形態に係るかまど兼用ベンチを示す斜視図である。 図1のA−A矢視縦断面図である。 図1のB−B矢視縦断面図である。 同かまど兼用ベンチをかまどとして使用した状態を示す、後方からの斜視図である。 同かまど兼用ベンチをベンチとして使用した状態を示す正面図である。
次に、本発明につき、一実施形態を取り上げて説明を行う。下記における方向の表示は、図1に示す状態であるかまど兼用ベンチの図示右下側から見た方向を基準とする。つまり、図示右下方向を「前方」、図示左上方向を「後方」、図示右上方向を「右方」、図示左下方向を「左方」とする。「右方」「左方」を総称して「側方」と表示する。また、内外方向の表示は、一対の側壁部と座部とに囲まれた空間に近い側を「内側」と、前記空間から遠い側を「外側」と表示する。なお、本発明が下記において説明する方向の態様のみに限定解釈されないことは言うまでもない。
図1に示すように、本実施形態のかまど兼用ベンチ1は、設置箇所に配置される3個(二対)の側壁部2a,2bと、側壁部2a,2bの各対をそれぞれ連結する座部3,3を備える。図示のようにかまど兼用ベンチ1をベンチとして使用する場合、座部3,3は各対の側壁部2a,2bの間に配置され、後述の連結部材5により固定される。ここで、「側壁部2a,2bの間」とは、側壁部2a,2bの上方に座部3が掛け渡される態様も含む。本実施形態のかまど兼用ベンチ1は、2個の外方側壁部2aと1個の中央側壁部2bとを備え、中央側壁部2bは各対を兼用している。座部3の下方には五徳部4が位置する。図2及び図3に示すように、座部3と五徳部4との間には、かまど兼用ベンチ1をかまどとして使用する場合に用いる収納物を収納可能な収納部Sが形成される。この収納部Sには収納物として、防風板6及び吊下フック61(収納状態は図示せず、図4に使用状態を示す)、灰受け板7、椅子用脚部8が収納される。
外方側壁部2aと中央側壁部2bは耐熱(耐火)性を有するモルタル製で、側方視による形状が長方形の板状体である。本実施形態における具体的寸法は、外方側壁部2aについては長方形の長辺が400mm、短辺が375mm、中央側壁部2bについては長方形の長辺が500mm、短辺が375mmとされており、いずれも上下方向に長い長方形である。長方形の四隅はアール形状とされている。耐熱(耐火)性を有するため、かまど兼用ベンチ1をかまどとして使用する場合に燃料から発する炎に各側壁部2a,2bが面しても、炎上や炭化が発生しない。
外方側壁部2aに比べて中央側壁部2bは長辺寸法が大きい。このため、かまど兼用ベンチ1をベンチとして使用する場合には、図1に示すように中央側壁部2bが上方に突出する。このため、利用者が座部3に寝そべることを抑制できる。また、ベンチとして使用する場合に、この中央側壁部2bを肘掛けとして用いることもできる。
各側壁部2a,2bは設置箇所の表面(地面やコンクリート面など)に接するように配置される。外方側壁部2aにおける前記長方形のうち上側の短辺に対応する位置と、中央側壁部2bにおける前記位置と同一高さの位置とを連結するように座部3が設けられている。各側壁部2a,2bの内壁には突出部21が形成されており、この突出部21の上面に五徳部4が載置される。座部3はこの五徳部4に載置される。
各側壁部2a,2bの材料はモルタルに限定されるものではなく、耐熱(耐火)性を有することで、燃料から発する熱により破損しにくい種々の不燃材料から形成できる。不燃材料としては、金属、天然石、陶器、不燃処理を施した木材あるいは樹脂が例示できる。また、難燃材料と不燃材料とを組み合わせても良い。
座部3は、かまど兼用ベンチ1をベンチとして使用する場合、及び、かまどとして使用する場合における仮設椅子10(図4参照)の状態で、上面に利用者が座ることができる。座部3は、短冊状である4本の長板31が平行に並べられて構成されている。各長板31のうち座部3の前端と後端とに配置されるものは、各側壁部2a,2bの四隅がアール形状とされたことに合わせ、上側隅部がアール形状とされている。各長板31は、座部3の左右両端に位置する載置用脚部32にボルト止めで固定される。そして、「ベンチ」の状態では図3に示すように、載置用脚部32が五徳部4に載置される。
長板31は、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂に木粉を混合したもので形成されている。このため、木材に比べて耐候性に優れる。なお、かまどとして使用する場合に、仮設椅子10は火気の近くで使用される可能性があることから、耐熱性を高めるため、樹脂として耐熱樹脂を用いることもできる。また、この長板31において表面に現れる部分以外には、再生樹脂を用いることができる。このように再生樹脂を用いることで資源の節約に貢献できる。
座部3は各側壁部2a,2bから取り外し可能である。座部3を取り外すことにより、各側壁部2a,2bに挟まれた空間に燃料を配置できる状態となる。この状態では、図4に示すようにかまど兼用ベンチ1をかまどとして使用できる。
覆い部33は座部3に備えられ、図5に示すように、座部3が各側壁部2a,2bに取り付けられた場合に収納部Sを外部から見えにくくする。本実施形態では、五徳部4を外部から見えにくくすると共に、収納部Sに収納された防風板6、吊下フック61、灰受け板7、椅子用脚部8等の収納物を外部から見えにくくしているが、五徳部4に関しては外部から見える状態となっていても良い。このように、収納部Sを外部から見えにくくすることにより、「ベンチ」の状態であるかまど兼用ベンチ1の周囲に居る者が、座部3の下方に何があるかを視認できにくいため、この者に対し、収納物へのいたずらや盗難に関する動機を生じさせにくい。また、この覆い部33は、連結部材5のうち、五徳部4の下方に突出した部分を外部から見えにくくする作用、雨水の浸入を防止して収納物または五徳部4を保護する作用、かまど兼用ベンチ1をかまどとして使用した後の煤等が付着して汚れた収納物または五徳部4を隠す作用、座部3を補強して長手方向の撓みを防止する作用を奏する。なお、覆い部33は座部3でなく五徳部4に備えられても良い。また、覆い部33は座部3と五徳部4の両方に備えられても良い。
座部3の下面四隅には脚部取付部34が設けられている。図示していないが、この脚部取付部34にはナットが埋め込まれている。このナットに椅子用脚部8のボルト部81がねじ込まれる。
五徳部4は、「ベンチ」の状態にて座部3の下方に位置するもので、かまど兼用ベンチ1をかまどとして使用する場合に、図4に破線で示すように調理器具Pを支持できる。この五徳部4はアルミニウム合金製で、中央に五徳用貫通穴411を有する円形の五徳部本体41と、前記五徳用貫通穴411に重ねられる調理器具支持部42から構成されている。五徳部4には、五徳用貫通穴411以外に大きな開口が存在しないため、収納部Sが外部から見えにくい。これと共に、燃料が燃焼して生じる熱を効果的に調理器具Pに伝達できる。また、五徳用貫通穴411以外から炎が立ち上がらないので安全である。この五徳部4は、図2及び図3に示すように、各側壁部2a,2bにおける突出部21の上面に載置されると共に、各側壁部2a,2bに対して側方からボルトにより固定されている。五徳部4は突出部21の上面に載置されるため、ボルトにより固定する前に五徳部4を仮置きでき、固定のための作業性が良い。また、剛性に優れる。また、ボルトによる固定は、ボルトが熱膨張することによる各側壁部2a,2bの破損を防ぐため、ボルト径よりも大きい貫通穴を各側壁部2a,2bに形成しておき、各側壁部2a,2bをボルト・ナットで挟み込むことにより行う。このように五徳部4は、各側壁部2a,2bに対し、側方及び下方の二方から支持されて固定される。これにより、かまど兼用ベンチ1をかまどとして使用する場合に、燃料が燃焼して生じる熱により五徳部4が熱膨張して歪み、脱落してしまうことを防止できる。
図2に示すように、五徳部4は前後端に垂下部43を備える。この垂下部43は、五徳部本体41の前後端辺から下方に延びる板状の部分であり、連結部材5のうち、五徳部4の下方に突出した部分を外部から見えにくくする。これにより、「ベンチ」の状態であるかまど兼用ベンチ1の周囲に居る者が、連結部材5の前記突出した部分を視認できにくいため、この者に対し、いたずら等で連結部材を取り外そうとする動機を生じさせにくい。また、「かまど」の状態では、燃料が燃焼して生じる熱を、この垂下部43が効果的に五徳用貫通穴411に導くため、熱効率に優れるとともに安全である。この垂下部43には、図3及び図4に示すように吊下フック61を取り付けるためのフック貫通穴431が形成されている。
また、図2及び図4に示すように、五徳部本体41には連結部材5のボルト部51を貫通させる連結部材貫通穴412が設けられている。連結部材貫通穴412は、五徳部本体41の1枚につき二箇所が、図示のように五徳用貫通穴411を挟んで互い違い(いわゆる千鳥状)に配置されている。
連結部材5は、座部3の下面における、前記五徳部4の連結部材貫通穴412に対応する位置に、前後一箇所ずつ互い違い(いわゆる千鳥状)に埋め込まれたボルト部51と、このボルト部51にねじ込み可能なナット52から構成される。図2に示すようにボルト部51の下部は、「ベンチ」の状態では、五徳部4の連結部材貫通穴412から下方に突出する。そして、この突出した部分に対し、下方からナット52がねじ込まれることで、座部3と五徳部4とが連結される。このようにして座部3と五徳部4とが連結されることにより、座部3を安易に取り外すことができなくなる。よって、いたずら及び収納物の盗難を抑制できる。そして、前記のように五徳部4に垂下部43が存在することから連結部材5の下部が見えにくい。このため、いたずらを抑制できる。また、この垂下部43が、燃料が燃焼して生じる熱を効果的に五徳用貫通穴411に導くため、熱効率に優れるとともに安全である。
ところで、かまど兼用ベンチ1を「ベンチ」の状態から「かまど」の状態に変える場合には、連結部材5による連結状態を解除する必要がある。「かまど」の状態とすることが必要になるのは災害発生時などであるから、工具類が容易に入手できない可能性が大きい。このことから、ボルト部51への締結用のナット52としては、例えば蝶ナット等、手だけで緩めることのできるものとすることが有利である。また、ナット52を緩めるための工具を、あらかじめ各側壁部2a,2b等に固定したり埋め込んだりしておくこともできる。
防風板6は図4に示すように、かまど兼用ベンチ1をかまどとして使用する場合に、五徳部4の後方に吊下フック61を介して取り付けられる。これにより、燃料の燃焼が風の影響を受けにくくできる。この防風板6は、長手方向に延びる折目の形成により、前後方向の縦断面が略「W」字状とされている(図2参照)。この形状により強度が保たれ、また、同一形状である灰受け板7と重ねて収納しやすい。防風板6の長辺のうち一辺には、二箇所の吊下穴611が貫通している。
吊下フック61は略「S」字状のもので、垂下部43のフック貫通穴431と防風板6の吊下穴611とに共に引掛けられることで、防風板6を五徳部4に吊り下げることができる。
灰受け板7は、かまど兼用ベンチ1をかまどとして使用する場合に、図4に実線及び二点鎖線で示したように、各側壁部2a,2b間の地面等に置かれる。これにより、燃料が燃えることで生じる灰を受けて、灰が地面等に直接接しないようにできる。この灰受け板7は防風板6と同一形態であり、収納時には防風板6と重ねられる。また、この灰受け板7の形状は前後方向の縦断面が略「W」字状であることから、特に前後端が立ち上げられており(図2参照)、燃料から生じた灰が灰受け板7の外部にこぼれにくい。
椅子用脚部8は、座部3の一箇所につき4本が収納されている。本実施形態では、3個(二対)の側壁部2a,2bに対応して座部3が2個設けられるため、椅子用脚部8は8本が収納されている。この椅子用脚部8は、側壁部2a,2bから取り外した状態の座部3に取り付けることにより仮設椅子10として使用できる。図4に示すように、椅子用脚部8は丸パイプであり、一端にボルト部81が設けられている。このボルト部81が、座部3の下面においてナットが埋め込まれた脚部取付部34にねじ込まれることにより、座部3に椅子用脚部8を取り付けて仮設椅子10を形成できる。この仮設椅子10は、例えば、図示のように、かまど兼用ベンチ1の「かまど」部分の周囲に配置され、利用者が腰掛けたり、食材または調理器具を座部3上に置いたりすることができる。このため、座部3を有効に利用でき、「かまど」の状態での使い勝手が良好となる。
各側壁部2a,2bは、図3及び図5に示すように、各々が対向する側である内壁下部の前後方向中央に固定ブラケット9が備えられており、この固定ブラケット9が設置箇所の表面に埋め込まれたアンカーボルトに対してナット等で固定されることにより、かまど兼用ベンチ1を設置箇所の表面に固定できる。この固定により、かまど兼用ベンチ1を安易に移動させることはできないため、かまど兼用ベンチ1の盗難及びいたずらを抑制できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
例えば、側壁部2は一対(2個)を備えていても良いし、三対(4個)以上を備えていても良い。また、側壁部2の側方視による形状は本実施形態のような長方形に限られず、正方形であっても良いし、多角形等他の形状であっても良い。
また、外方側壁部2aと中央側壁部2bは、設置箇所の表面に接するように配置されて固定ブラケット9を用いて固定される以外に、設置箇所に埋め込んで固定されるものであっても良い。
また、座部3は側壁部2a,2bの間に配置され、連結部材5により固定される以外に、側壁部2a,2bに直接固定されても良い。
また、連結部材5は、ボルトとナットとの組み合わせ以外に、五徳部4を上下方向に貫通する棒状体と、当該棒状体に座部3と五徳部4とを連結するように取り付けられるピン等の取付部材との組み合わせであっても良い。また、座部3の脚部取付部34を連結部材5の取り付けのために用いても良い。
最後に、本発明の構成及び作用についてまとめておく。本発明は、ベンチとして使用でき、かまどとしても使用できるかまど兼用ベンチであって、設置箇所に配置される一対の側壁部2a,2bと、前記一対の側壁部2a,2bの間に配置されて固定される座部3と、前記座部3の下方に位置するもので調理器具を支持できる五徳部4と、覆い部33とを備え、前記座部3は、かまど兼用ベンチ1をかまどとして使用する場合に、前記一対の側壁部2a,2bからの取り外しが可能であり、かまど兼用ベンチ1をベンチとして使用する場合に、前記座部3と前記五徳部4との間には、少なくともかまど兼用ベンチ1をかまどとして使用する場合に用いる収納物を収納可能な収納部Sが形成され、前記覆い部33は、前記座部3または前記五徳部4の少なくとも一方に備えられ、かまど兼用ベンチ1をベンチとして使用する場合に、前記収納部Sを外部から見えにくくするかまど兼用ベンチ1である。
この構成によると、覆い部33により収納部Sが外部から見えにくい。これにより、かまど兼用ベンチ1の周囲に居る者に対し、いたずらや盗難に関する動機を生じさせにくい。
また、前記五徳部4は前記一対の側壁部2a,2bに固定され、かまど兼用ベンチ1をベンチとして使用する場合に、前記座部3と前記五徳部4とが連結部材5を介して連結される。
この構成によると、座部3と五徳部4とが連結部材5を介して連結される。これにより、座部3を安易に取り外すことができなくなる。よって、いたずらや盗難を抑制できる。
また、前記連結部材5は棒状で、前記五徳部4を貫通して当該五徳部4の下方に突出した状態で締結可能に構成され、前記覆い部33は、かまど兼用ベンチ1をベンチとして使用する場合に、前記連結部材5のうち前記五徳部4の下方に突出した部分を外部から見えにくくする。
この構成によると、覆い部33により、連結部材5のうち五徳部4の下方に突出した部分が外部から見えにくい。これにより、かまど兼用ベンチ1の周囲に居る者に対し、連結部材5を取り外そうとする動機を生じさせにくい。
また、前記連結部材5は棒状で、前記五徳部4を貫通して当該五徳部4の下方に突出した状態で締結可能に構成され、前記五徳部4は、かまど兼用ベンチ1をベンチとして使用する場合に、前記連結部材5のうち前記五徳部4の下方に突出した部分を外部から見えにくくする垂下部43を備える。
この構成によると、垂下部43により、連結部材5のうち前記五徳部の下方に突出した部分が外部から見えにくい。これにより、かまど兼用ベンチ1の周囲に居る者に対し、連結部材5を取り外そうとする動機を生じさせにくい。
また本発明は、かまど兼用ベンチ1をベンチとして使用する場合に、前記収納部Sに防風板6及び椅子用脚部8が収納され、かまど兼用ベンチ1をかまどとして使用する場合に、前記防風板6は前記五徳部4の後方に取り付けられ、前記椅子用脚部8は前記一対の側壁部2a,2bから取り外した状態の前記座部3に取り付けることにより椅子(仮設椅子)10として使用できる。
この構成によると、かまど兼用ベンチ1をかまどとして使用する場合に、五徳部4の後方に取り付けた防風板6により、燃料の燃焼が風の影響を受けにくくできる。そして、取り外した状態の座部3を椅子(仮設椅子)10として使用できるため、座部3を有効に活用できる。
1…かまど兼用ベンチ、2a…外方側側壁部、2b…中央側側壁部、3…座部、33…覆い部、4…五徳部、43…垂下部、5…連結部材、6…防風板、8…椅子用脚部、10…(仮設)椅子、P…調理器具、S…収納部

Claims (5)

  1. ベンチとして使用でき、かまどとしても使用できるかまど兼用ベンチであって、
    設置箇所に配置される一対の側壁部と、前記一対の側壁部の間に配置されて固定される座部と、前記座部の下方に位置するもので調理器具を支持できる五徳部と、覆い部とを備え、
    前記座部は、かまど兼用ベンチをかまどとして使用する場合に、前記一対の側壁部からの取り外しが可能であり、
    かまど兼用ベンチをベンチとして使用する場合に、前記座部と前記五徳部との間には、少なくともかまど兼用ベンチをかまどとして使用する場合に用いる収納物を収納可能な収納部が形成され、
    前記覆い部は、前記座部または前記五徳部の少なくとも一方に備えられ、かまど兼用ベンチをベンチとして使用する場合に、前記収納部を外部から見えにくくするかまど兼用ベンチ。
  2. 前記五徳部は前記一対の側壁部に固定され、
    かまど兼用ベンチをベンチとして使用する場合に、前記座部と前記五徳部とが連結部材を介して連結される請求項1に記載のかまど兼用ベンチ。
  3. 前記連結部材は棒状で、前記五徳部を貫通して当該五徳部の下方に突出した状態で締結可能に構成され、
    前記覆い部は、かまど兼用ベンチをベンチとして使用する場合に、前記連結部材のうち前記五徳部の下方に突出した部分を外部から見えにくくする請求項2に記載のかまど兼用ベンチ。
  4. 前記連結部材は棒状で、前記五徳部を貫通して当該五徳部の下方に突出した状態で締結可能に構成され、
    前記五徳部は、かまど兼用ベンチをベンチとして使用する場合に、前記連結部材のうち前記五徳部の下方に突出した部分を外部から見えにくくする垂下部を備える請求項2に記載のかまど兼用ベンチ。
  5. かまど兼用ベンチをベンチとして使用する場合に、前記収納部に防風板及び椅子用脚部が収納され、
    かまど兼用ベンチをかまどとして使用する場合に、前記防風板は前記五徳部の後方に取り付けられ、前記椅子用脚部は前記一対の側壁部から取り外した状態の前記座部に取り付けることにより椅子として使用できる請求項1〜4のいずれかに記載のかまど兼用ベンチ。
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