JP2013243441A - 秘密分散システム、データ分散装置、データ復元装置、秘密分散方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】データ分散装置10は、秘密鍵SKを用いて平文Aを暗号化して暗号文Cを生成し、M個の分割値C0,…,CM-1に分割する。分割値C0,…,CM-1を用いてN-M個の分散値D1,…,DN-Mを生成する。秘密鍵SKをN個の分散値S1(SK),…,SN(SK)に分散する。分割値C0,…,CM-1と分散値D1,…,DN-Mと分散値S1(SK),…,SN(SK)から分散値U1(A),…,UN(A)を生成する。データ復元装置20は、M個の分散値U'1(A),…,U'M(A)から分散値D'1,…,D'M'と分割値C'0,…,C'M-M'-1と分散値S'1(SK),…,S'M(SK)を抽出する。分割値C0,…,CM-1を結合して暗号文Cを得る。分散値S'1(SK),…,S'M(SK)から秘密鍵SKを復元し、暗号文Cを復号し平文Aを得る。
【選択図】図3
Description
1.秘密鍵SKを生成する。
2.秘密鍵SKを用いて平文Aを暗号化し、暗号文Cを生成する。
3.情報伝播アルゴリズム(Information Dispersal Algorithm、IDA)を用いて、暗号文CをN個の分散値T1(C),…,TN(C)に分散する。
4.任意の秘密分散方式により、秘密鍵SKをN個の分散値S1(SK),…,SN(SK)に分散する。
5.平文Aの分散値Ui(A)=(Ti(C),Si(SK))(i=1,…,N)を生成する。
1.N個の分散値Ui(A)から任意のM個を選択する。
2.情報伝播アルゴリズムを用いて、M個の分散値Ti(C)から暗号文Cを復元する。
3.任意の秘密分散方式により、M個の分散値Si(SK)から秘密鍵SKを復元する。
4.秘密鍵SKを用いて暗号文Cを復号し、平文Aを得る。
実施形態の説明に先立って、従来の秘密分散方式の課題について詳細に説明する。
図1を参照して従来の秘密分散方式によるデータ分散処理の原理を説明する。
図2を参照して従来の秘密分散方式によるデータ復元処理の原理を説明する。
この発明の第1実施形態に係る秘密分散システム1は、非特許文献2に記載の秘密分散方式に対してこの発明を適用した場合の構成例である。
図3を参照して、秘密分散システム1の構成例を詳細に説明する。秘密分散システム1は、データ分散装置10とデータ復元装置20と少なくともN台のデータ記憶装置301〜30Nとネットワーク90を含む。データ分散装置10とデータ復元装置20とデータ記憶装置301〜30Nは、ネットワーク90に接続される。ネットワーク90は、データ分散装置10とデータ記憶装置301〜30Nそれぞれ、およびデータ復元装置20とデータ記憶装置301〜30Nそれぞれとが相互に通信可能なように構成されていればよく、例えばインターネットやLAN、WANなどで構成することができる。また、データ分散装置10とデータ記憶装置301〜30Nそれぞれ、およびデータ復元装置20とデータ記憶装置301〜30Nそれぞれとは必ずしもネットワークを介してオンラインで通信可能である必要はない。例えば、データ分散装置10が出力する情報をUSBメモリなどの可搬媒体に記憶し、その可搬媒体からデータ記憶装置301〜30Nへオフラインで入力するように構成してもよい。同様に、データ記憶装置301〜30Nが出力する情報をUSBメモリなどの可搬媒体に記憶し、その可搬媒体からデータ復元装置20へオフラインで入力するように構成してもよい。
図7を参照して、データ分散装置10の動作例を、実際に行われる手続きの順に従って詳細に説明する。
図8を参照して、データ復元装置20の動作例を、実際に行われる手続きの順に従って詳細に説明する。
図9を参照して、第1実施形態に係る秘密分散システム1によるデータ分散処理の原理を説明する。従来の秘密分散方式との相違点は、M個の分割値C0,…,CM-1からN個の分散値T1(C),…,TN(C)を生成する処理である。まず、M個の分割値C0,…,CM-1を、情報伝播アルゴリズムを用いて、N-M個の分散値D1,…,DN-Mに分散する。情報伝播アルゴリズムについての詳細は、上述および参考文献1を参照されたい。次に、分散値D1,…,DN-Mを分散値T1(C),…,TN-M(C)とする。また、分割値C0,…,CM-1を分散値TN-M+1(C),…,TN(C)とする。
この発明の第2実施形態に係る秘密分散システム2は、非特許文献3に記載の秘密分散方式に対してこの発明を適用した場合の構成例である。
図11を参照して、秘密分散システム2の構成例を詳細に説明する。秘密分散システム2は、データ分散装置11とデータ復元装置21と少なくともN台のデータ記憶装置30とネットワーク90を含む。データ分散装置11とデータ復元装置21とデータ記憶装置301〜30Nは、ネットワーク90に接続される。ネットワーク90は、データ分散装置11とデータ記憶装置301〜30Nそれぞれ、およびデータ復元装置21とデータ記憶装置301〜30Nそれぞれとが相互に通信可能なように構成されていればよく、例えばインターネットやLAN、WANなどで構成することができる。また、データ分散装置11とデータ記憶装置301〜30Nそれぞれ、およびデータ復元装置21とデータ記憶装置301〜30Nそれぞれとは必ずしもネットワークを介してオンラインで通信可能である必要はない。例えば、データ分散装置11が出力する情報をUSBメモリなどの可搬媒体に記憶し、その可搬媒体からデータ記憶装置301〜30Nへオフラインで入力するように構成してもよい。同様に、データ記憶装置301〜30Nが出力する情報をUSBメモリなどの可搬媒体に記憶し、その可搬媒体からデータ復元装置21へオフラインで入力するように構成してもよい。
データ分散装置11の備える暗号化部111は、M-1個の固定長の乱数R1,…,RM-1を生成する。次に、乱数R1,…,RM-1をシードとする0以上p未満の整数である擬似乱数V(R1),…,V(RM-1)を生成する。ただし、pは平文Aより大きいN以上の素数である。そして、多項式h(x)が、h(0)=Aでありh(i)=V(Ri)(i=1,…,M-1)である1変数M-1次式であるとして、h(M) mod pを計算することで暗号文Cを生成する。
データ復元装置21の備える鍵復元部251は、秘密分散方式に従って、N個の分散値U1(A),…,UN(A)から任意に選択されたM個の分散値U'1(A),…,U'M(A)に含まれる分散値S'1(Ri),…,S'N(Ri)(i=1,…,M-1)から、乱数R1,…,RM-1をそれぞれ復元する。ここで用いる秘密分散方式は従来の秘密分散方式と同様に、データ分散処理において乱数R1,…,RM-1を分散値S1(Ri),…,SN(Ri)(i=1,…,M-1)にそれぞれ分散した際に用いた秘密分散方式である。
図14を参照して、第2実施形態に係る秘密分散システム2によるデータ分散処理の原理を説明する。第1実施形態との相違点は、平文Aを暗号文Cに暗号化する処理と、分散値U1(A),…,UN(A)を生成する処理である。平文Aを暗号文Cに暗号化する処理は、M-1個の乱数R1,…,RM-1のそれぞれをシードとして擬似乱数V(R1),…,V(RM-1)を生成する。そして、擬似乱数V(R1),…,V(RM-1)を秘密鍵として平文Aを暗号化して暗号文Cを生成する。分散値U1(A),…,UN(A)を生成する処理は、乱数Ri(i=1,…,M-1)をそれぞれN個の分散値S1(Ri),…,SN(Ri)(i=1,…,M-1)に分散する。そして、乱数R1,…,RM-1の分散値を1つずつ含むM-1個の分散値Si(R1),…,Si(RM-1)を組とし、さらに暗号文Cの分散値Ti(C)と組にして、N個の分散値U1(A),…,UN(A)を生成する。
この発明の第3実施形態に係る秘密分散システム3は、排他的論理和演算により線形結合された多項式を用いる構成例である。データ分散処理においては、その多項式を用いて暗号文Cの分散値を生成する。データ復元処理においては、その多項式を用いて暗号文Cの分散値を補間する。
図16を参照して、秘密分散システム3の構成例を詳細に説明する。秘密分散システム3は、データ分散装置12とデータ復元装置22と少なくともN台のデータ記憶装置30とネットワーク90を含む。データ分散装置12とデータ復元装置22とデータ記憶装置301〜30Nは、ネットワーク90に接続される。ネットワーク90は、データ分散装置12とデータ記憶装置301〜30Nそれぞれ、およびデータ復元装置22とデータ記憶装置301〜30Nそれぞれとが相互に通信可能なように構成されていればよく、例えばインターネットやLAN、WANなどで構成することができる。また、データ分散装置12とデータ記憶装置301〜30Nそれぞれ、およびデータ復元装置22とデータ記憶装置301〜30Nそれぞれとは必ずしもネットワークを介してオンラインで通信可能である必要はない。例えば、データ分散装置12が出力する情報をUSBメモリなどの可搬媒体に記憶し、その可搬媒体からデータ記憶装置301〜30Nへオフラインで入力するように構成してもよい。同様に、データ記憶装置301〜30Nが出力する情報をUSBメモリなどの可搬媒体に記憶し、その可搬媒体からデータ復元装置22へオフラインで入力するように構成してもよい。
この実施形態では、秘密鍵SKは秘密鍵SK1,SK2であり、平文Aのビット長はnビットであるとする。秘密鍵SK1,SK2は、それぞれランダムに生成する。また、ここではN=3,M=2の場合を例として説明する。
データ復元装置22の備える分割暗号文補間部231は、分割値C'0,…,C'M-M'-1と分散値D'1,…,D'M'との排他的論理和を計算することで、分割値C0,…,CM-1を補間する。例えば、分散値U1(A)と分散値U2(A)が選択された場合には、以下の式により分散値U1(A)に含まれる分散値D1と分散値U2(A)に含まれる分割値C0との排他的論理和を計算することで分割値C1を求めることができる。
図19を参照して、第3実施形態に係る秘密分散システム3によるデータ分散処理の原理を説明する。ここでは、簡単のためにN=3,M=2の場合を例として表す。第1実施形態との相違点は、分割値C0,…,CM-1から分散値D1,…,DN-Mを生成する処理である。まず、暗号文Cを分割して分割値C0,C1を生成する。次に、分割値C0と分割値C1との排他的論理和を計算することで分散値D1を生成する。そして、分散値D1を分散値T1に、分割値C0を分散値T2に、分割値C1を分散値T3にそれぞれ設定する。
この発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。上記実施例において説明した各種の処理は、記載の順に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。
10,11,12 データ分散装置
20,21,22 データ復元装置
301〜30N データ記憶装置
90 ネットワーク
110,111,112 暗号化部
120 暗号文分割部
130,131 暗号文分散部
140,141,142 鍵分散部
150,151,152 分散値生成部
160 分散値配布部
210 分散値選択部
220 分割暗号文抽出部
230,231 分割暗号文補間部
240 暗号文結合部
250,251,252 鍵復元部
260,261,262 復号部
310 分散値記憶部
Claims (8)
- データ分散装置とデータ復元装置を含む秘密分散システムであって、
M,Nは2以上の整数であり、M’は0以上の整数であり、M’≦M≦Nであるとして、
前記データ分散装置は、
秘密鍵SKを用いて平文Aを暗号化して暗号文Cを生成する暗号化部と、
前記暗号文CをM個の分割値C0,…,CM-1に分割する暗号文分割部と、
前記分割値C0,…,CM-1を係数とするN-M個の互いに線形独立な多項式をそれぞれ計算することで、N-M個の分散値D1,…,DN-Mを生成する暗号文分散部と、
所定の秘密分散方式に従って、前記秘密鍵SKをN個の分散値S1(SK),…,SN(SK)に分散する鍵分散部と、
前記分散値D1,…,DN-Mを分散値T1(C),…,TN-M(C)とし、前記分割値C0,…,CM-1を分散値TN-M+1(C),…,TN(C)とし、分散値Ti(C)(i=1,…,N)と分散値Si(SK)(i=1,…,N)を組にして前記分散値U1(A),…,UN(A)を生成する分散値生成部と、
を備え、
前記データ復元装置は、
前記分散値T1(C),…,TN-M(C)のうち前記分散値U1(A),…,UN(A)から任意に選択されたM個の分散値U'1(A),…,U'M(A)に含まれるM'個の分散値T'1(C),…,T'M'(C)を分散値D'1,…,D'M'として抽出し、前記分散値TN-M+1(C),…,TN(C)のうち前記分散値U'1(A),…,U'M(A)に含まれるM-M'個の分散値T'M'+1(C),…,T'M(C)を分割値C'0,…,C'M-M'-1として抽出する分割暗号文抽出部と、
前記分割値C0,…,CM-1のいずれかが前記分割値C'0,…,C'M-M'-1に含まれない場合には、前記分散値D'1,…,D'M'と前記分割値C'0,…,C'M-M'-1を用いて、前記分割値C0,…,CM-1を補間する分割暗号文補間部と、
前記分割値C0,…,CM-1を結合して前記暗号文Cを得る暗号文結合部と、
前記秘密分散方式に従って、前記分散値U'1(A),…,U'M(A)に含まれる分散値S'1(SK),…,S'M(SK)から、前記秘密鍵SKを復元する鍵復元部と、
前記秘密鍵SKを用いて前記暗号文Cを復号し、前記平文Aを得る復号部と、
を備えることを特徴とする秘密分散システム。 - 請求項1に記載の秘密分散システムであって、
qは前記分割値C0,…,CM-1のいずれより大きいN以上の素数であり、
前記多項式は、以下の多項式g(x)であるとして、
前記暗号文分散部は、
x=1,…,N-Mについて、前記多項式g(x)を計算することで、前記分散値D1,…,DN-Mを生成し、
前記分割暗号文補間部は、
前記多項式g(x)を、前記分割値C'0,…,C'M-M'-1に含まれるM-M'個の分割値Ci(1≦i≦M-1)を定数とし、前記分割値C'0,…,C'M-M'-1に含まれないM'個の分割値Cj(1≦j≦M-1)を変数として、前記分散値D'1,…,D'M'を求めたxそれぞれを代入したM'個の方程式を、連立方程式として解くことで、前記分割値C0,…,CM-1を補間する
ことを特徴とする秘密分散システム。 - 請求項1または2に記載の秘密分散システムであって、
pは前記平文Aより大きいN以上の素数であるとして、
前記暗号化部は、
R1,…,RM-1は固定長の乱数であり、V(R1),…,V(RM-1)は乱数R1,…,RM-1をシードとする0以上p未満の整数である擬似乱数であり、h(x)はh(0)=Aかつh(i)=V(Ri)(i=1,…,M-1)である多項式であり、h(M) mod pを計算することで前記暗号文Cを生成し、
前記鍵分散部は、
所定の秘密分散方式に従って、前記乱数R1,…,RM-1それぞれをN個の分散値S1(Ri),…,SN(Ri)(i=1,…,M-1)に分散し、
前記分散値生成部は、
前記分散値Ti(C)(i=1,…,N)と前記分散値Si(R1),…,Si(RM-1)(i=1,…,N)を組にして前記分散値U1(A),…,UN(A)を生成し、
前記鍵復元部は、
前記秘密分散方式に従って、前記分散値U'1(A),…,U'M(A)に含まれる分散値S'1(Ri),…,S'N(Ri)(i=1,…,M-1)から、前記乱数R1,…,RM-1をそれぞれ復元し、
前記復号部は、
前記乱数R1,…,RM-1から前記擬似乱数V(R1),…,V(RM-1)を生成し、h(i)=V(Ri)(i=1,…,M-1)およびh(M)=Cよりh(0)を求めることで、前記平文Aを得る
ことを特徴とする秘密分散システム。 - 請求項1に記載の秘密分散システムであって、
前記秘密鍵SKはM個の分散値S1,…,SMを含み、nは前記平文Aのビット長であるとして、
前記暗号化部は、
前記平文Aと、前記秘密鍵SKに含まれる分散値S1,…,SMから生成したnビットのハッシュ値Hとの排他的論理和を計算することで前記暗号文Cを生成し、
前記暗号文分散部は、
排他的論理和演算により線形結合された前記多項式を計算することで、前記分散値D1,…,DN-Mを生成し、
前記分割暗号文補間部は、
前記分割値C'0,…,C'M-M'-1と前記分散値D'1,…,D'M'との排他的論理和を計算することで、前記分割値C0,…,CM-1を補間し、
前記復号部は、
前記暗号文Cと前記ハッシュ値Hとの排他的論理和を計算することで前記平文Aを生成する
ことを特徴とする秘密分散システム。 - M,Nは2以上の整数であり、M≦Nであるとして、
秘密鍵SKを用いて平文Aを暗号化して暗号文Cを生成する暗号化部と、
前記暗号文CをM個の分割値C0,…,CM-1に分割する暗号文分割部と、
前記分割値C0,…,CM-1を係数とするN-M個の互いに線形独立な多項式をそれぞれ計算することで、N-M個の分散値D1,…,DN-Mを生成する暗号文分散部と、
所定の秘密分散方式に従って、前記秘密鍵SKをN個の分散値S1(SK),…,SN(SK)に分散する鍵分散部と、
前記分散値D1,…,DN-Mを分散値T1(C),…,TN-M(C)とし、前記分割値C0,…,CM-1を分散値TN-M+1(C),…,TN(C)とし、分散値Ti(C)(i=1,…,N)と分散値Si(SK)(i=1,…,N)を組にして前記分散値U1(A),…,UN(A)を生成する分散値生成部と、
を備えることを特徴とするデータ分散装置。 - M,Nは2以上の整数であり、M’は0以上の整数であり、M’≦M≦Nであるとして、
秘密鍵SKを用いて平文Aを暗号化した暗号文Cを分割した分割値C0,…,CM-1を分散値TN-M+1(C),…,TN(C)とし、前記分割値C0,…,CM-1を係数とするN-M個の互いに線形独立な多項式をそれぞれ計算することで生成した分散値D1,…,DN-Mを分散値T1(C),…,TN-M(C)とし、所定の秘密分散方式に従って前記秘密鍵SKを分散した値を分散値S1(SK),…,SN(SK)とし、分散値Ti(C)(i=1,…,N)と分散値Si(SK)(i=1,…,N)を組にした分散値U1(A),…,UN(A)から任意に選択されたM個の分散値を分散値U'1(A),…,U'M(A)とし、
前記分散値T1(C),…,TN-M(C)のうち前記分散値U'1(A),…,U'M(A)に含まれるM'個の分散値T'1(C),…,T'M'(C)を分散値D'1,…,D'M'として抽出し、前記分散値TN-M+1(C),…,TN(C)のうち前記分散値U'1(A),…,U'M(A)に含まれるM-M'個の分散値T'M'+1(C),…,T'M(C)を分割値C'0,…,C'M-M'-1として抽出する分割暗号文抽出部と、
前記分割値C0,…,CM-1のいずれかが前記分割値C'0,…,C'M-M'-1に含まれない場合には、前記分散値D'1,…,D'M'と前記分割値C'0,…,C'M-M'-1を用いて、前記分割値C0,…,CM-1を補間する分割暗号文補間部と、
前記分割値C0,…,CM-1を結合して前記暗号文Cを得る暗号文結合部と、
前記秘密分散方式に従って、前記分散値U'1(A),…,U'M(A)に含まれる分散値S'1(SK),…,S'M(SK)から、前記秘密鍵SKを復元する鍵復元部と、
前記秘密鍵SKを用いて前記暗号文Cを復号し、前記平文Aを得る復号部と、
を備えることを特徴とするデータ復元装置。 - M,Nは2以上の整数であり、M’は0以上の整数であり、M’≦M≦Nであるとして、
データ分散装置が、秘密鍵SKを用いて平文Aを暗号化して暗号文Cを生成する暗号化ステップと、
前記データ分散装置が、前記暗号文CをM個の分割値C0,…,CM-1に分割する暗号文分割ステップと、
前記データ分散装置が、前記分割値C0,…,CM-1を係数とするN-M個の互いに線形独立な多項式をそれぞれ計算することで、N-M個の分散値D1,…,DN-Mを生成する暗号文分散ステップと、
前記データ分散装置が、所定の秘密分散方式に従って、前記秘密鍵SKをN個の分散値S1(SK),…,SN(SK)に分散する鍵分散ステップと、
前記データ分散装置が、前記分散値D1,…,DN-Mを分散値T1(C),…,TN-M(C)とし、前記分割値C0,…,CM-1を分散値TN-M+1(C),…,TN(C)とし、分散値Ti(C)(i=1,…,N)と分散値Si(SK)(i=1,…,N)を組にして前記分散値U1(A),…,UN(A)を生成する分散値生成ステップと、
データ復元装置が、前記分散値T1(C),…,TN-M(C)のうち前記分散値U1(A),…,UN(A)から任意に選択されたM個の分散値U'1(A),…,U'M(A)に含まれるM'個の分散値T'1(C),…,T'M'(C)を分散値D'1,…,D'M'として抽出し、前記分散値TN-M+1(C),…,TN(C)のうち前記分散値U'1(A),…,U'M(A)に含まれるM-M'個の分散値T'M'+1(C),…,T'M(C)を分割値C'0,…,C'M-M'-1として抽出する分割暗号文抽出ステップと、
前記データ復元装置が、前記分割値C0,…,CM-1のいずれかが前記分割値C'0,…,C'M-M'-1に含まれない場合には、前記分散値D'1,…,D'M'と前記分割値C'0,…,C'M-M'-1を用いて、前記分割値C0,…,CM-1を補間する分割暗号文補間ステップと、
前記データ復元装置が、前記分割値C0,…,CM-1を結合して前記暗号文Cを得る暗号文結合ステップと、
前記データ復元装置が、前記秘密分散方式に従って、前記分散値U'1(A),…,U'M(A)に含まれる分散値S'1(SK),…,S'M(SK)から、前記秘密鍵SKを復元する鍵復元ステップと、
前記データ復元装置が、前記秘密鍵SKを用いて前記暗号文Cを復号し、前記平文Aを得る復号ステップと、
を含むことを特徴とする秘密分散方法。 - 請求項5に記載のデータ分散装置もしくは請求項6に記載のデータ復元装置としてコンピュータを記載させるためのプログラム。
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