JP2013243092A - Ledモジュール及びこれを備えた車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱伝導ロスをなくして放熱性能を高めることができるとともに、LEDチップと制御素子の各耐熱温度に合わせた最適な放熱設計が可能なLEDモジュールを提供すること。
【解決手段】車両用灯具1のリフレクタ8に対して着脱可能なソケットハウジング12と、該ソケットハウジング12に組み込まれたヒートシンク(放熱部材)13と、光源であるLEDチップ14,15を含んで構成されるLEDモジュール10において、LEDチップ14,15をヒートシンク13に直接実装する。又、ソケットハウジング12の中心軸を光軸に一致させ、該中心軸に対して複数のLEDチップ14,15を回転対称に配置する。更に、LEDチップ14への駆動電流を制御する制御素子22が配置された回路基板21をヒートシンク13に接触させた状態でソケットハウジング12に組み込む。
【選択図】図6

Description

本発明は、LED(発光ダイオード)を光源とするLEDモジュール及びこれを備えた車両用灯具に関するものである。
近年、ヘッドランプやテールランプ等の車両用灯具の光源として、高輝度で消費電力が少なく、耐久性の高いLEDが使用される傾向にある。光源にLEDを使用した車両用灯具に関して、特許文献1には、取り替え可能な自動車用LEDランプ組立品が提案されている。この自動車用LEDランプ組立品は、外部の空気に接する放熱部材と、該放熱部材に接続された熱伝導構造体及び該熱伝導構造体に取り付けられたLED光源によって構成され、LEDにおいて発生する熱の筐体又はリフレクタの外部への放射を促進することによってLEDの温度上昇を防ぐことを特徴としている。
又、特許文献2には、着脱可能な自動車用のLED光源ユニットとして、LEDチップが実装された基板と、外部に熱を放射する放熱部材を備えるものが提案されている。このLED光源ユニットによれば、基板と放熱部材は互いに接触しているため、基板に実装されたLEDチップや抵抗等の制御素子の熱が放熱部材に伝わり、放熱部材からの放熱によってLEDチップや制御素子の温度上昇が抑えられる。
特許第4155858号公報 特開2011−171276号公報
しかしながら、特許文献1において提案された自動車用LEDランプ組立品においては、外部空気に接する放熱部材とLED光源との間に別体の熱伝導構造体が介在しているため、該熱伝導構造体と放熱部材との接合面において熱伝導ロスが発生し、この熱伝導ロスのために高い放熱性能を発揮することができないという問題がある。
又、特許文献2において提案されたLED光源ユニットにおいても、外部に接する放熱部材とLEDチップとの間に別体の基板が介在しているため、該基板と放熱部材との接合面において熱伝導ロスが発生し、この熱伝導ロスによって放熱性能が低下するという問題がある。
従って、本発明は、熱伝導ロスをなくして放熱性能を高めることができるLEDモジュールとこれを備えた車両用灯具を提供することを目的とする。
又、特許文献2において提案されたLED光源ユニットにおいては、同一基板上にLEDチップと抵抗やダイオード等の制御素子が配置されているため、LEDチップと制御素子の耐熱温度が異なる場合、耐熱温度が低い部品(通常はLEDチップ)に放熱設計を合わせる必要があり、耐熱温度の高い部品(通常は制御素子)にとっては必要以上の放熱がなされるために不経済であるという問題もある。
従って、本発明は、LEDチップと制御素子の各耐熱温度に合わせた最適な放熱設計が可能なLEDモジュール及びこれを備えた車両用灯具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、車両用灯具のハウジング又はリフレクタに対して着脱可能なソケットハウジングと、該ソケットハウジングに組み込まれた放熱部材と、光源であるLEDチップを含んで構成されるLEDモジュールにおいて、前記LEDチップを前記放熱部材に直接実装したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ソケットハウジングの中心軸を光軸に一致させ、該中心軸に対して複数の前記LEDチップを回転対称に配置したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記LEDチップへの駆動電流を制御する制御素子が配置された回路基板を前記放熱部材に接触させた状態で前記ソケットハウジングに組み込んだことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記放熱部材に、前記ソケットハウジングの外部の空気に接する放熱フィンを設けたことを特徴とする。
請求項5記載の車両用灯具は、請求項1〜4の何れかに記載のLEDモジュールをハウジングに着脱可能に装着して成ることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、LEDチップと放熱部材との間に基板を介在させることなく、LEDチップを放熱部材に直接実装したため、LEDチップの熱がロスなく放熱部材へと伝導して放熱部材から周囲に効率良く放熱される。このため、LEDモジュールの放熱性能が高められてLEDチップの温度上昇が抑えられ、該LEDチップの発光効率と耐久寿命が高められる。
請求項2記載の発明によれば、LEDモジュールの光軸に一致するソケットハウジングの中心軸に対して複数のLEDチップを回転対称に配置したため、光量切り替えや発光色切り替えにおいて点灯と非点灯のそれぞれにおいてLEDチップの配置を回転対称に維持することができる。
請求項3記載の発明によれば、制御素子をLEDチップとは別に回路基板に配置したため、LEDチップと制御素子の各耐熱温度に合わせた最適な放熱設計が可能となる。又、制御素子が配置された回路基板を放熱部材に接触させたため、制御素子の熱が回路基板を経て放熱部材へと伝導し、放熱部材から効率良く放熱されるために制御素子の温度上昇が抑えられる。
請求項4記載の発明によれば、LEDチップから放熱部材へと伝導する熱は、ソケットハウジングの外部の空気に接する放熱フィンから効率良く放熱されるため、LEDチップの温度上昇が効果的に抑えられる。
請求項5記載の発明によれば、LEDチップに故障が発生したような場合には、灯具全体を交換することなくLEDモジュールだけを新しいものと交換すれば済むために経済的であり、ユーザーの経済的負担が軽減される。又、LEDモジュールの放熱性能が高められてLEDチップの発光効率と耐久寿命が高められるため、車両用灯具の照度が高められるとともに、LEDモジュールの交換頻度が低く抑えられる。
本発明に係る車両用灯具の正面図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明に係るLEDモジュールの斜視図である。 本発明に係るLEDモジュールの分解斜視図である。 本発明に係るLEDモジュールの平面図である。 本発明に係るLEDモジュールの平断面図である。 図6の要部拡大図である。 本発明に係るLEDモジュールにおけるLEDチップのヒートシンクへの配置構造を示す部分斜視図である。 本発明に係るLEDモジュールにおけるLEDチップのヒートシンクへの配置構造を示す部分正面図である。 (a)〜(c)は本発明に係るLEDモジュールの製造工程を示す斜視図である。 本発明に係るLEDモジュールの製造工程を示すフローチャートである。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る車両用灯具の正面図、図2は図1のA−A線断面図であり、図示の車両用灯具1は四輪車両の後部左右に設けられるリヤコンビネーションランプであって、その構成は左右で同じであるため、以下、右側の車両用灯具(リヤコンビネーションランプ)1についてのみ図示及び説明する。
本実施の形態に係る車両用灯具1は、ハウジング2とその開口部を覆うアウタレンズ3によって画成された灯室4内に、光源であるバルブ5,6と本発明に係るLEDモジュール10、該LEDモジュール10から出射される光を配光するためのカットが施されたインナレンズ7、該インナレンズ7を通過した光を反射させるリフレクタ8、該リフレクタ8とハウジング2との隙間を覆うエクステンション9等を収容して構成されている。
ここで、バルブ5,6はハウジング2に着脱可能に取り付けられ、LEDモジュール10はリフレクタ8に着脱可能に取り付けられている。尚、LEDモジュール10のリフレクタ8への取付部は、該LEDモジュール10の外周に嵌着されたシールリング11によってシールされている。尚、本実施の形態に係る車両用灯具1においては、LEDモジュール10はリフレクタ8に着脱可能に取り付けられているが、本発明は、LEDモジュールがハウジングに着脱可能に取り付けられた車両用灯具も適用対象に含むものである。
次に、本発明に係るLEDモジュール10の構成の詳細を図3〜図9に基づいて説明する。
図3は本発明に係るLEDモジュールの斜視図、図4は同LEDモジュールの分解斜視図、図5は同LEDモジュールの平面図、図6は同LEDモジュールの平断面図、図7は図6の要部拡大図、図8は同LEDモジュールにおけるLEDチップのヒートシンクへの配置構造を示す部分斜視図、図9は同部分正面図である。
LEDモジュール10は、樹脂にて一体成形されたソケットハウジング12内に放熱部材であるアルミニウム製のヒートシンク13を組み込み、該ヒートシンク13の矩形の天面13aの中心部に複数のLEDチップ14,15を直接実装して構成されている。
ここで、本実施の形態では、ソケットハウジング12の中心軸は当該LEDモジュール10の光軸に一致しており、前記LEDチップ14,15は、図9に示すようにヒートシンク13の天面13aにその中心軸に対して回転対称に配置されている。具体的には、ヒートシンク13の中心軸上に赤色の1個のLEDチップ14が配置され、その周囲にアンバー色の16個のLEDチップ15が配置されている。そして、LEDチップ14,15の周囲には銅パターン16が配置されており、銅パターン16とLEDチップ14及びLEDチップ15同士と銅パターン16とLEDチップ15とはワイヤー17によってそれぞれ電気的に接続されている。
而して、図7に示すように、ヒートシンク13の天面13aのLEDチップ14,15が実装されている部分を除く部位には絶縁層18が被着されており、この絶縁層18の上に前記銅パターン16が形成されている。尚、図8及び図9に示すように、LEDチップ14,15及び銅パターン16の周囲には樹脂ポッティング用のリング19が形成されている。又、図8及び図9に示すように、ヒートシンク13の天面13aの片側には3つの銅パターンが20形成されている。
前記ソケットハウジング12は、図2に示すように車両用灯具1のリフレクタ8に着脱可能に取り付けられるものであって、図3〜図6に示すように円形ブロック状の本体部12Aと該本体部12Aの中心部からオフセットした位置から一体に延びる矩形筒状のソケット部12Bを備えている。尚、図1及び図2に示すように、ソケットハウジング12の本体部12Aの外周には4つの係合爪12aが一体に形成されている。
又、前記ヒートシンク13は、アルミニウムの押出成形品であって、これには矩形の天壁13Aから垂直に長く延びる2枚の平行な放熱フィン13Bと、これらの放熱フィン13Bよりも短い基板固定プレート13Cが一体に形成されている。
而して、図6に示すように、ソケットハウジング12には、ヒートシンク13の天壁13Aが嵌合するための矩形の凹部12bとヒートシンク13の放熱フィン13Bが貫通するためのスリット状の2つの貫通孔12cが形成されており、ソケットハウジング12の貫通孔12cを貫通するヒートシンク13の放熱フィン13Bは図示のように空気中に露出している。
又、ソケットハウジングには、図6に示すようにソケット部12Bへと延びる基板収納空間12dが形成されており、この基板収納空間12dには、矩形プレート状の回路基板21がヒートシンク13の基板固定プレート13Cに固定された状態で収納されている。この回路基板21には、図4に示すように、前記LEDチップ14,15への駆動電流を制御する抵抗やダイオード等の複数の制御素子22が配置されており、その一端(図6の手前側)にはL字状に屈曲する3つの端子23が設けられており、他端(図6の奥側)にも3つの端子24が設けられている。そして、この回路基板21がヒートシンク13の基板固定プレート13Cに固定された状態では、該回路基板21の一端に設けられた3つの端子23は、図7に示すようにヒートシンク13の天面13aに設けられた3つの銅パターン20に電気的に接続され、回路基板21の他端に設けられた3つの端子24は、図6に示すようにソケットハウジング12のソケット部12B内に臨んでいる。
以上のように構成されたLEDモジュール10は、図2に示すように、車両用灯具1のリフレクタ8の中心部に形成された取付孔8aに背面側から挿入された後、これを回してソケットホルダ12の本体部の外周に形成された4つの係合爪12a(図3及び図4参照)をリフレクタ8の取付孔8aの内周に形成された2つ係合突起8bに係合させることによってリフレクタ8に着脱可能に取り付けられる。このようにLEDモジュール10がリフレクタ8に取り付けられると、ソケットハウジング12の本体部12Aの外周に嵌着されたシールリング11がリフレクタ8の背面の取付孔8aの周囲に突設された円筒状の筒部8cに密着することによって当該LEDモジュール10とリフレクタ8との間に高いシール性が確保され、LEDモジュール10の取付部から灯室4内への水等の侵入が確実に防がれる。
ところで、図示しないが、車両に搭載されたバッテリから延びる電源コードの端部には電源プラグが取り付けられており、リフレクタ8に取り付けられたLEDモジュール10のソケットハウジング12に形成された矩形筒状のソケット部12Bに電源プラグを差し込むことによって、LEDモジュール10の光源であるLED14,15(図9参照)が回路基板21と端子24及び電源コードを介してバッテリに電気的に接続される。
従って、運転者がスイッチ操作によってバッテリからLEDモジュール10に給電すると、バッテリからの電流は電源コードと端子24及び回路基板21を経て各LEDチップ14,15に供給されるため、各LEDチップ14,15が起動されて発光する。すると、各LEDチップ14,15から出射する光は、インナレンズ7を通過することによって配光が制御された後にリフレクタ8によって反射し、アウタレンズ3を透過して車両後方(図2の下方)に向けて出射する。
上述のようにLEDチップ14,15が発光すると、該LEDチップ14,15が発熱するが、その熱はヒートシンク13に直接伝導し、ヒートシンク13の空気中に露出する放熱フィン13Bから外部に放熱される。このように、LEDチップ14,15において発生した熱は、従来のようにLED基板を介することなくヒートシンク13に直接伝導するため、両者間の伝導ロスが小さく抑えられて熱がヒートシンク13に効率良く伝えられ、ヒートシンク13に形成された放熱フィン13Bから外部に効率良く放熱される。この結果、LEDチップ14,15の温度上昇が抑えられ、該LEDチップ14,15に高い発光効率と耐久寿命が確保される。
ここで、本発明に係るLEDモジュール10の製造方法を図10及び図11に基づいて以下に説明する。
図10(a)〜(c)はLEDモジュールの製造工程を示す斜視図、図11は同フローチャートであり、本発明に係るLEDモジュール10の製造に際しては、先ず、図10(a)に示すようにアルミニウムの押出成形によって長い1本のヒートシンク材Wを製造する(図11のステップS1)。次に、ヒートシンク材Wの表面に表面処理(本実施の形態では、アルマイト処理)を施し(ステップS2)、該ヒートシンク材WのLEDチップ14,15の実装面である天面を研磨してアルマイト皮膜を除去する(ステップS3)。尚、研磨に代えてヒートシンク材Wの天面をマスキングしたり、天面を処理液に含浸させない方法を採用しても良い。
次に、図10(b)に示すようにヒートシンク材Wの天面に銅パターン16,20を適当なピッチで長手方向に複数形成し(ステップS4)し、その後、図10(c)に示すように複数のLEDチップ14,15を所定のピッチ(銅パターン16,20を形成したピッチ)で長手方向に実装する。このとき、樹脂ポッティング用のリング19を形成する。
そして、最後にヒートシンク材Wを図10(c)に示すカットラインで切断して個片にすることによって、銅パターン16,20とLEDチップ14,15が配置された複数のヒートシンク13を得る。そして、各ヒートシンク13に回路基板21を固定し、この回路基板21が固定されたヒートシンク13を図6に示すようにソケットハウジング12に組み込むことによって、図3に示すようなLEDモジュール10が製造される。尚、ヒートシンク材Wを複数の個片にカットするタイミングは、ヒートシンク材Wに銅パターン16,20を形成する前(図11のステップS3とS4との間)又はヒートシンク材WにLEDチップ14,15を実装する前(図11のステップS4とS5との間)であっても良い。
以上のように、本発明に係るLEDモジュール10においては、LEDチップ14,15とヒートシンク13との間に基板を介在させることなく、LEDチップ14,15をヒートシンク13の天面13aに直接実装したため、LEDチップ14,15の熱がロスなくヒートシンク13へと伝導して該ヒートシンク13の放熱フィン13Bから周囲に効率良く放熱される。このため、LEDモジュール10の放熱性能が高められてLEDチップ14,15の温度上昇が抑えられ、該LEDチップ14,15の発光効率と耐久寿命が高められる。
又、本実施の形態では、LEDモジュール10の光軸に一致するソケットハウジング12の中心軸に対して複数のLEDチップ14,15を回転対称に配置したため、光量切り替えや発光色切り替えにおいて点灯と非点灯のそれぞれにおいてLEDチップ14,15の配置を回転対称に維持することができる。例えば、光量切り替えにおいては、テール点灯時には中央の1個のLEDチップ14のみを点灯させ、ストップ点灯時には周囲の16個のLEDチップ15を点灯させ、或いは全17個のLEDチップ14,15を点灯させる。又、発光色切り替えにおいては、赤色のLEDチップ14のみを点灯させ、ターン点灯時にはアンバー色のLEDチップ15のみを点灯させるようにすれば良い。
更に、本発明に係るLEDモジュール10によれば、制御素子22をLEDチップ14,15とは別に回路基板21に配置したため、LEDチップ14,15と制御素子22の各耐熱温度に合わせた最適な放熱設計が可能となる。そして、制御素子22が配置された回路基板21をヒートシンク13に接触させたため、制御素子22の熱が回路基板21を経てヒートシンク13へと伝導し、ヒートシンク13の放熱フィン13Bから効率良く放熱されるために制御素子22の温度上昇が抑えられる。
又、LEDモジュール10を車両用灯具1に着脱可能に装着したため、例えばLEDチップ14,15のうちの1つでも故障したような場合には、車両用灯具1の全体を交換することなくLEDモジュール10だけを新しいものと交換すれば済むために経済的であり、ユーザーの経済的負担が軽減される。そして、LEDモジュール10の放熱性能が高められてLEDチップ14,15の発光効率と耐久寿命が高められるため、車両用灯具1の照度が高められるとともに、LEDモジュール10の交換頻度が低く抑えられるという効果も得られる。
尚、以上は本発明をリヤコンビネーションランプとこれに備えられたLEDモジュールに対して適用した形態について説明したが、本発明は、ヘッドランプ等の他の車両用灯具とこれに備えられたLEDモジュールに対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 車両用灯具(リヤコンビネーションランプ)
2 ハウジング
3 アウタレンズ
4 灯室
5,6 バルブ
7 インナレンズ
8 リフレクタ
8a リフレクタの取付孔
8b リフレクタの係合突起
8c リフレクタの筒部
9 エクステンション
10 LED標準モジュール
11 シールリング
12 ソケットハウジング
12A ソケットハウジングの本体部
12B ソケットハウジングのソケット
12a ソケットハウジングの係合爪
12b ソケットハウジングの凹部
12c ソケットハウジングの貫通孔
12d ソケットハウジングの基盤収納空間
13 ヒートシンク(放熱部材)
13A ヒートシンクの天壁
13B ヒートシンクの放熱フィン
13C ヒートシンクの基盤固定プレート
13a ヒートシンクの天面
14,15 LEDチップ
16 銅パターン
17 ワイヤー
18 絶縁層
19 樹脂ポッティング用リング
20 銅パターン
21 回路基板
22 制御素子
23,24 端子
W ヒートシンク材

Claims (5)

  1. 車両用灯具のハウジング又はリフレクタに対して着脱可能なソケットハウジングと、該ソケットハウジングに組み込まれた放熱部材と、光源であるLEDチップを含んで構成されるLEDモジュールにおいて、
    前記LEDチップを前記放熱部材に直接実装したことを特徴とするLEDモジュール。
  2. 前記ソケットハウジングの中心軸を光軸に一致させ、該中心軸に対して複数の前記LEDチップを回転対称に配置したことを特徴とする請求項1記載のLEDモジュール。
  3. 前記LEDチップへの駆動電流を制御する制御素子が配置された回路基板を前記放熱部材に接触させた状態で前記ソケットハウジングに組み込んだことを特徴とする請求項1又は2記載のLEDモジュール。
  4. 前記放熱部材に、前記ソケットハウジングの外部の空気に接する放熱フィンを設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のLEDモジュール。
  5. 請求項1〜4に何れかに記載のLEDモジュールをハウジング又はリフレクタに着脱可能に装着して成ることを特徴とする車両用灯具。
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