JP2013242384A - ベルト制御装置、ローラユニット、および画像形成装置。 - Google Patents

ベルト制御装置、ローラユニット、および画像形成装置。 Download PDF

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Teru Asaoka
輝 浅岡
Kazuchika Saeki
和親 佐伯
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雄次 澤井
Takahiro Tamiya
孝弘 田宮
Koki Hozumi
功樹 穂積
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Abstract

【課題】
ベルト突当部において、ローラの軸方向へ寄ったベルトがフランジに突き当たったときにベルトの端部には大きい負荷がかかる。さらに、ベルトがフランジに突き当たった後、ベルトがその端部でフランジに接しながら走行するとフランジから負荷を受け続けることになる。このようにベルトの端部が受ける負荷が原因となってベルト端部に亀裂が発生し、ベルトが破損するという課題が発生している。
【解決手段】
一のローラの少なくとも一方の端部の軸方向外方にベルトの端部が突き当たるベルト突当部を有し、前記ベルト突当部は、前記軸方向外方へ向けて径が大きくなる錐体を有し、前記錐体の前記軸方向内方の周縁から前記錐体の前記軸までの最短距離は、前記一のローラの半径より短いことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のローラに掛け渡されて前記複数のローラの回転とともに走行するベルトの、前記複数のローラのうち少なくとも一のローラ軸方向への移動を制御するベルト制御装置に関する。
従来の画像形成装置では、中間転写体、記録媒体搬送部あるいは画像定着部等として様々なベルトが用いられている。これらのベルトは、互いに平行に設けられている少なくとも2本のローラに架け渡された状態で、ローラの回転に伴って走行するように構成されている。しかし、ローラを回転させるために用いられる部品の劣化に起因して複数のローラが互いに平行でなくなることがある。複数のローラが互いに平行でなくなると、ベルトがローラの軸方向(以降、ローラ軸方向という。)へ寄ってしまう所謂ベルト寄りが発生していた。このベルト寄りによって、ベルトがローラから外れて破損する問題が生じていた。
このようなベルト寄りを防止するために、ローラの端部にフランジを設けてベルトがローラ軸方向に寄るのを止める技術が知られている。たとえば、特許文献1にはローラの端部に環状のフランジが配設され、フランジより内側にベルトの表面に接するガイドローラが配設されることによってベルトがローラ軸方向に寄るのを規制する技術が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術において、ローラの軸方向へ寄ったベルトがフランジに突き当たったときにベルトの端部は大きい負荷を受ける。さらに、ベルトがフランジに突き当たった後、ベルトがその端部でフランジに接しながら走行するとフランジから負荷を受け続けることになる。このようにして受ける負荷が原因となってベルトの端部に亀裂が発生し、ベルトが破損するという課題が発生している。
上述した課題を解決するため本発明においては、複数のローラに掛け渡されて前記複数のローラの回転とともに走行するベルトの、前記複数のローラのうち少なくとも一のローラの軸方向への移動を制御するベルト制御装置であって、前記一のローラの少なくとも一方の端部の前記軸方向外方に前記ベルトの端部が突き当たるベルト突当部を有し、前記ベルト突当部は、前記軸方向外方へ向けて径が大きくなる錐体を有し、前記錐体の前記軸方向内方の周縁から前記錐体の前記軸までの最短距離は、前記一のローラの半径より短いことを特徴とする。
本発明によれば、一のローラの少なくとも一方の端部の軸方向外方にベルトの端部が突き当たるベルト突当部を有し、前記ベルト突当部は、前記軸方向外方へ向けて径が大きくなる錐体を有し、前記錐体の前記軸方向内方の周縁から前記錐体の前記軸までの最短距離は、前記一のローラの半径より短いので、ベルトが軸方向外方へ移動してベルトが錐体の側面に乗り上げるときにベルトの端部が錐体の側面から受ける負荷を減少することができる。そのため、ベルトの端部に急激に大きい負荷が与えられることがなく、ベルトが破損するのを防ぐことが可能となる。
本実施形態に係る画像形成装置の一例の概略構成図である。 本実施形態に係るベルト制御装置を表す図である。 本実施形態に係るベルト制御装置を表す図である。 本実施形態に係るベルト制御装置の斜視図である。 本実施形態に係るベルト制御装置のローラ軸支持部43を説明するための図である。 本実施形態に係るベルト制御装置を表す図である。 本実施形態に係るベルト制御装置を表す図である。 従来のベルト制御装置を表す図である。
本発明の実施形態について説明する。
図1はプリンタとして構成された画像形成装置の一例を示す概略構成図であり、ここに示した画像形成装置は、その本体の筐体内に第1乃至第4の4つの感光体1a、1b、1c、1dが設けられている。各感光体上には互いに異なる色のトナー像がそれぞれ形成され、これらの感光体1a、1b、1c、1d上に、ブラックトナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びイエロートナー像がそれぞれ形成される。
第1乃至第4の感光体1a、1b、1c、1dに対向して中間転写体として構成された中間転写ベルト3が設けられ、各感光体1a、1b、1c、1dが中間転写ベルト3の表面に接している。この中間転写ベルト3は、駆動ローラ51、支持ローラ52、53、54に架け渡されている。駆動ローラ51が駆動源(図示せず)によって回転し、駆動ローラ51の回転により中間転写ベルト3が矢印Aで示される方向へ移動する。中間転写ベルト3は、多層構造、単層構造でも構わないが、多層構造であればベース層を例えば伸びの少ないフッ素樹脂やPVDFシート、ポリイミド系樹脂でつくり、表面をフッ素系樹脂等の平滑性のよいコート層で被ってなるものが好ましい。また、単層であればPVDF、PC、ポリイミド等の材質を用いるものがよい。なお、駆動ローラ51、支持ローラ52、53、54のうち任意のものをローラという。
感光体1a、1b、1c、1d上にトナー像を形成する構成と、その各トナー像を中間転写ベルト3上に転写する構成は実質的に全て同一であり、形成される各トナー像の色が異なるのみである。よって、第1の感光体1aにブラックトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルト3上に転写する構成のみを説明し、第2乃至第4の感光体1b、1c、1d上についての構成の説明を省略する。感光体1aは図1における矢印Bに示される方向に回転駆動される。このとき感光体表面に図示していない除電装置からの光が照射され、感光体1aの表面電位が初期化される。感光体1aの近傍には帯電装置8aが設置されており、表面電位が初期化された感光体表面は帯電装置8aによってマイナス極性に一様に帯電される。このようにして帯電された感光体表面に、露光装置9から出射する光変調されたレーザビームLが照射され、感光体1aの表面に書き込み情報に対応した静電潜像が形成される。本実施形態の画像形成装置においてはレーザビームLを出射するレーザ書き込み装置を有する露光装置9が用いられている。
また、感光体1aの近傍には現像装置10aが設置されている。感光体1aに形成された静電潜像は、現像装置10aを通るときにブラックトナー像として可視像化される。一方、感光体1aに対向して中間転写ベルト3を挟むように転写ローラ11aが設けられている。
上記転写ローラ11aには、感光体1a上に形成されたトナー像のトナー帯電極性と逆極性であるプラス極性の転写電圧が印加される。これにより、感光体1aと中間転写ベルト3との間に転写電界が形成され、感光体1a上のトナー像が感光体1aと同期して回転駆動される中間転写ベルト3上に静電的に転写される。トナー像を中間転写ベルト3に転写したあとの感光体1a表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置12aによって除去され、感光体1aの表面が清掃される。
同様にして、第2乃至第4の各感光体1b、1c、1dにはマゼンタトナー像、シアントナー像及びイエロートナー像がそれぞれ形成される。そして、各色のトナー像は、ブラックトナー像の転写された中間転写ベルト3上に順次重ねて静電転写され、合成トナー像が形成される。
また、図1に示されるように、画像形成装置内の下部には給紙装置14が設けられ、給紙ローラ15の回転によって、記録媒体Pが矢印C方向に送り出される。送り出された記録媒体Pは、レジストローラ対16によって支持ローラ52と、支持ローラ52に対向して設置された二次転写ローラ17との間に給送される。このとき、二次転写ローラ17には所定の転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト3上の合成トナー像が記録媒体Pに二次転写される。
合成トナー像を二次転写された記録媒体Pは、さらに上方に搬送されて定着装置18を通る。このとき定着装置18は記録媒体P上のトナー像を熱と圧力の作用により定着させる。定着装置18を通過した記録媒体Pは、排紙部に設けられた排紙ローラ対19を介して画像形成装置外に排出される。
また、トナー像転写後の中間転写ベルト3上に付着する転写残トナーはベルトクリーニング装置20によって除去される。本実施形態におけるベルトクリーニング装置20は、ウレタン等で構成されたブレード形状のクリーニングブレード21を有しており、クリーニングブレード21は中間転写ベルト3に付着した転写残トナーを掻き取るように設けられている。ベルトクリーニング装置20には適宜様々な種類のものを用いることが可能であり、例えば、ベルトクリーニング装置20を静電容量式のものとしても良い。
次に、ローラの軸方向への中間転写ベルト3の移動を制御するためのベルト制御装置の本実施形態を説明する。ベルト制御装置は、図1における画像形成装置が有するローラのうち少なくとも一のローラに設けられている。なお、以降の説明において中間転写ベルト3をベルト3という。
本実施形態のベルト制御装置は、図1における画像形成装置の支持ローラ52の片側に設けられている。したがって、図2以降は支持ローラ52の片側を拡大図で示している。図2(1)は、本実施形態のベルト制御装置の断面概略図である。図3は図2(1)に示されるベルト制御装置においてベルト3の端部が支持ローラ52の端部より外側に移動した状態を表す図である。
ベルト制御装置においては、図2(1)に示されるように、支持ローラ52の軸方向(図2(1)で示されるz方向。以降、ローラ軸方向という。)の外方(支持ローラ52の中央部分から端部に向かう方向)に移動したベルト3が突き当たるベルト突当部30が、ローラ軸方向に可動であるように設けられている。ベルト突当部30は、ローラ軸方向外方に向けて径が大きくなるテーパ面30bを有しており、テーパ面30bはローラ軸方向内方で支持ローラ52の端部に接している。そして、テーパ面30bの支持ローラ52の端部に接している部分の周縁から支持ローラ52の軸(図2(1)に示される点線)までの最短距離d1は、支持ローラ52の半径d2より短い。このような条件を満たすテーパ面30bを有するものであれば、ベルト突当部30の形状は円錐、円錐台のいずれの形状あってもよい。また、テーパ面30bは円錐、円錐台の側面の一例である。
また、ベルト突当部30の形状は多角錐、多角錐台であってもよい。その場合、多角錐、多角錐台の側面が形成する周縁から支持ローラ52の軸までの最短距離は支持ローラ52の半径d2より短いものとする。なお、これらの円錐、円錐台、多角錐、多角錐台等のようにローラ軸方向外方にその周縁の長さが大きくなる部材のうち任意のものを錐体という。
テーパ面30bは、ベルト3がローラ軸方向外方に移動したときに、図3に示されるようにベルトの端部(以降、ベルト端部3aという)の近傍の部分(以降、近傍部分Sという。)が接しながらテーパ面30bに乗り上げるようなベルト面当接部として機能する。
また、図4は、図3に示されるベルト制御装置の支持ローラ52とベルト突当部30の斜視図である。図4に示されるようにテーパ面30bに乗り上げているベルト端部3aの近傍部分Sが伸びている。この伸びによってベルトが破断することのないように、テーパ面30bのローラ軸方向外方の周縁が形成する円の最大の円周長(以降、最大円周長d5という。)は、ベルト3の破断伸びおよび支持ローラ52の円周長d4に基づいた値とする。なお、破断伸びとは、ベルトが伸びることによって破断する直前における伸び量の、ベルトが伸びていないときの長さに対する比率である。
本実施形態では、テーパ面30bに架け渡されてベルト3が伸びる部分の最大の長さをテーパ面30bの最大円周長d5とみなし、支持ローラ52に架け渡されて伸びていない部分のベルト3の長さを支持ローラ52の円周長d4とみなす。これにより、伸び量の最大値をテーパ面30bの最大円周長d5から支持ローラ52の円周長d4を減じた値(d5−d4)とみなす。そして、テーパ面30bに接する部分のベルト3の伸び量の最大値(d5−d4)の、支持ローラ52の円周長d4に対する比(d5−d4)/d4が破断伸びより小さくなるような値とする。
たとえば、ポリイミド製のベルト3を用いる場合、ベルト3の破断伸びは20%であるため、テーパ面30bの最大円周長d5と支持ローラ52の円周長d4の差(d5−d4)の円周長d4に対する比(d5−d4)/d4が20%より小さい値とする。
また、図2(1)に示されるように、ベルト突当部30はテーパ面30bのローラ軸方向外方の周縁に接し、ローラ軸方向に対して垂直な平面である平面部30aを有している。ベルト3がテーパ面30bに沿いながらローラ軸方向外方へさらに移動した場合に、ベルト端部3aに接してベルト3のローラ軸方向外方への移動を止めるベルト端部当接部として平面部30aは機能する。なお、平面部30aはベルト当接部として機能するものであればよく、その周縁が円でなく、長方形、多角形、その他任意の閉曲線を形成するものであってよい。その場合、長方形等の周縁から支持ローラ52の軸までの最短距離は、ベルト3の外側の表面から支持ローラ52の軸までの最短距離より長いものとする。また、平面部30aは凹凸や湾曲を有する面でもよく、ベルト当接部として機能するものであればその形状を問わない。
また、ベルト突当部30は支持ローラ52、ローラ軸6に対して固定されず、図2(1)に示されるxy平面内で支持ローラ52の軸と同じ軸を中心として自由に回転するように設けられている。このため、ベルト突当部30は、ベルト3が平面部30aに接している状態で走行するときに、ベルト端部3aと平面部30aの摩擦力によりベルト3に従動して回転する。
続いて、ローラ軸方向に移動したベルト3を元の位置に戻すためのベルト位置補正部40について図2及び図5を用いて説明する。図2(2)は図2(1)に示されるベルト制御装置において支持ローラ52、ローラ軸6が傾斜している状態を表す図である。図5は図2(1)に示されるローラ軸支持部43をz方向から見た概観図である。
ベルト位置補正部40は、図2(1)に示される軸変位部41、軸ガイド部42、ローラ軸支持部43、固定部46、および図5に示されるバネ45を有している。軸変位部41はベルト突当部30とローラ軸方向外方で接するように設けられている。軸変位部41はローラ軸方向へ可動であり、ベルト端部3aが突き当たってベルト突当部30が軸方向外方へ移動するとベルト突当部30に押されてローラ軸方向外方へ移動する。また、軸変位部41はローラ軸方向外方にベルトの面と平行な面に対してローラ軸方向外方を下にして傾斜している平面である傾斜面41aを支持ローラ52の軸より上側に有している。また、上述のローラ軸6は軸変位部41を貫通しており、軸変位部41と一体となっているため、軸変位部41の移動に伴って移動する。
さらに、図2(1)に示されるように軸変位部41の傾斜面41aに接して軸ガイド部42が設けられている。軸ガイド部42は、その一部である軸変位部当接部42aで軸変位部41の傾斜面41aに接している。また、ローラ軸6、軸変位部41が移動しても、軸ガイド部42は移動しないように固定されている。このような構成によって、軸変位部41がローラ軸方向外方へ移動すると、図2(2)に示されるように軸変位部当接部42aが接する傾斜面41aの位置が上方にずれ、軸変位部41および軸変位部41と一体となっているローラ軸6が傾斜することになる。
また、軸ガイド部42のローラ軸方向外方に固定部46が設けられ、固定部46のローラ軸方向外方にローラ軸支持部43が設けられている。ここで、ローラ軸支持部43、固定部46の詳細について図5を用いて説明する。
図5はローラ軸6が傾斜していない状態におけるベルト制御装置の状態を示している。ローラ軸支持部43はローラ軸6と一体となって設けられており、ローラ軸方向外方を下にしてローラ軸6が傾斜するのに伴って、支持中心部43aを中心とした円弧に沿って図5に示される矢印アの方向へ傾斜する。また、ローラ軸支持部43はローラ軸6の移動に伴って動くことのない固定部46とバネ45によって連結されている。上述のように、ローラ軸支持部43が矢印アで示す方向に傾斜するとバネ45が伸び、伸びを戻す方向へ弾性力が発生する。なお、バネ45は弾性体の一例であり、バネ45に代えて板バネ、ゴム等を用いてもよい。
本実施形態のベルト制御装置の動作について図2乃至図7を用いて説明する。画像形成装置の支持駆動ローラ51が駆動源によって回転すると、駆動ローラ51の回転に伴って図2に示されるy方向(以降、走行方向という。)へベルト3が走行し、ベルト3の走行に伴ってベルト3を架け渡している支持ローラ52が回転する。このとき、ベルト3は、例えば複数のローラが互いに平行でないことが原因となってローラ軸方向へ移動することがある。
ベルト3がローラ軸方向外方へ移動してベルト端部3aが支持ローラ52の端部に到達すると、図3に示されるようにベルト端部3aの近傍部分Sがテーパ面30bに沿いながらローラ軸方向外方へ移動する。このとき、テーパ面30bにおける支持ローラ52の端部に接している部分の周縁から支持ローラ52の軸(図3に示される点線)までの最短距離d1は支持ローラ52の半径d2より短く構成されているため、ベルト端部3aが支持ローラ52の端部よりローラ軸方向外方に移動したときにすぐにテーパ面30bに突き当たるのではなく、支持ローラ52の端部よりローラ軸方向外方における空間内で自由に動ける状態(図6参照)からテーパ面30bに差し掛かる。そのため、ベルト端部3aの近傍部分Sはスムーズにテーパ面30bに沿うことができる。
たとえば、図8に示されるようなベルト制御装置では、支持ローラ65の端部に接するようにベルト突当部630が設けられており、ベルト突当部630はローラ軸方向外方に向けて径が大きくなるテーパ面630bを有しており、テーパ面630bの支持ローラ52の端部に接している部分の周縁から支持ローラ65の軸(図8に示される点線)までの最短距離d1が支持ローラ52の半径d2と同一である。このような場合、テーパ面630bに差し掛かったときに、ベルト端部-63aがテーパ面630bに当たり負荷がかかってしまう。本実施形態では、このようなベルト制御装置に比べてベルト端部63aの負荷が軽減される。
また、本実施形態では、ベルト3がテーパ面30bに沿ってローラ軸方向外方へ移動し続けると、図7に示されるようにベルト3は平面部30aに突き当たることによってベルト3のローラ軸方向外方への移動が止められる。これによって、テーパ面30bのローラ軸方向外方の端部を乗り越えて、ベルト3が支持ローラ52から外れてしまうのを防ぐことが可能となる。
続いて、ベルト制御装置のベルト位置補正部40の動作について図2を用いて説明する。ベルト端部3aがテーパ面30bに沿いながらローラ軸方向外方へ移動すると、ベルト端部3aがベルト突当部30に対して与えるローラ軸方向の成分の力によって図2(1)に示されるベルト突当部30はローラ軸方向外方へ移動する。この移動によって軸変位部41にローラ軸方向外方への力が与えられるため、図2(2)に示されるように傾斜面41aは軸変位部当接部42aと接する位置がずれて傾斜する。そして、軸変位部41の傾斜に伴って軸変位部41と一体となっているローラ軸6が傾斜する。これによって、ローラ軸6と一体となっている支持ローラ52が傾斜し、支持ローラ52に架け渡されているベルト3は軸方向内方へ戻っていくので、ベルト3の位置がローラ軸方向に対して元の位置に補正される。
上述のようにベルト突当部30にテーパ面30bを設けると、ベルト突当部30がベルト端部3aから受ける負荷が軽減される。この負荷が軽減されると、ベルト突当部30がベルト位置補正部40に与えるベルト軸方向の力は弱くなり、ベルト位置補正部40のベルト軸方向の変動は小さくなる。したがって、ベルト位置補正部40によるベルト3の位置の補正は小さなもので済み、そのため、ベルト位置がずれることによって発生する色ずれを抑えることができる。
また、軸変位部41に対してローラ軸方向外方への力が与えられてローラ軸6が傾斜すると、ローラ軸支持部43は図5の矢印アで示される方向に支持中心部43aを中心とした円弧に沿って傾斜する。ローラ軸支持部43が傾斜することによって伸びたバネ45の伸びを戻す方向に弾性力が働く。この弾性力によってローラ軸支持部43は元の位置の方(矢印イで示す方向)に戻ろうとするため、ローラ軸支持部43と一体となっているローラ軸6は上方に変位しようとする。このため、上述のように軸変位部41に対してローラ軸方向外方への力が与えられたとき、軸変位部41は自重によって軸ガイド部42から離れることなく傾斜面41aが軸ガイド部42と接した状態を保って傾斜することが可能となる。
なお、本実施形態において、支持ローラ52の端部にベルト制御装置が設けられているとしたが、駆動ローラ51、支持ローラ52、53、54のいずれか二以上のローラの端部にベルト制御装置が設けられてもよい。また、駆動ローラ51、52、53、54の一以上の支持ローラ52の両側の端部にベルト制御装置が設けられてもよい。
また、ベルト端部支持部7とベルト突当部30とは、それぞれ別の部材であってもよいし、一体として設けられてもよい。
また、軸変位部41はローラ軸方向外方にベルトの面と平行な面に対してローラ軸方向外方を下にして傾斜している平面である傾斜面41aを支持ローラ52の軸より上側に有しているとしたが、ローラ軸方向外方にベルトの面と平行な面に対してローラ軸方向外方を上にして傾斜している平面である傾斜面41aを支持ローラ52の軸より下側に有しているとしてもよい。
また、ベルト端部3aが平面部30aに接した状態でベルトが走行方向へ走行すると、ベルト端部3aと平面部30aの間で発生する摩擦力によってベルト突当部30はベルト3の走行に従動して回転する。これによって、ベルト端部3aが摩擦力によって受ける負荷を低減でき、ベルト3の破損、平面部30aの磨耗を防止することが可能となる。
1 感光体
3 中間転写ベルト
3a ベルト端部
6 ローラ軸
11 転写ローラ
12 クリーニング装置
14 給紙装置
15 給紙ローラ
16 レジストローラ対
17 二次転写ローラ
18 定着装置
19 排紙ローラ対
20 クリーニング装置
21 クリーニングブレード
30 ベルト突当部
30a 平面部
30b テーパ面
40 ベルト位置補正部
41 軸変位部
42 ベルトガイド部
43 ローラ軸支持部
45 バネ
46 固定部
51 駆動ローラ
52 支持ローラ
53 支持ローラ
54 支持ローラ
特開2006−78612号公報

Claims (8)

  1. 複数のローラに掛け渡されて前記複数のローラの回転とともに走行するベルトの、前記複数のローラのうち少なくとも一のローラの軸方向への移動を制御するベルト制御装置であって、
    前記一のローラの少なくとも一方の端部の前記軸方向外方に前記ベルトの端部が突き当たるベルト突当部を有し、
    前記ベルト突当部は、
    前記軸方向外方へ向けて径が大きくなる錐体を有し、
    前記錐体の前記軸方向内方の周縁から前記軸までの最短距離は、前記一のローラの半径より短いことを特徴とするベルト制御装置。
  2. 請求項1に記載のベルト制御装置であって、
    前記ベルト突当部は、前記錐体の側面の前記軸方向外方の周縁と接し、前記ローラの軸方向に対して略垂直である平面を有することを特徴とするベルト制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のベルト制御装置であって、
    前記ベルト突当部は前記ベルトに従動して回転することを特徴とするベルト制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のベルト制御装置であって、
    前記ベルト突当部は前記軸方向に対して可動であるように設けられ、
    前記ベルト突当部の前記軸方向外方への移動に伴って、前記ローラの軸のベルトの面に対して前記ローラを傾斜させるベルト位置補正部を有することを特徴とするベルト制御装置。
  5. 請求項4に記載のベルト制御装置であって、
    前記ベルト位置補正部は、
    前記ベルト突当部と接して軸方向に可動であるように設けられている軸変位部を有し、
    前記軸変位部は前記ベルトの面と平行な面に対して、傾斜している傾斜面を有し、
    前記ベルト位置補正部は、さらに前記傾斜面と前記傾斜面の一部で接するように、固定して設置されている固定部を有し、
    軸方向外方へ移動する前記ベルト突当部に押されることによって前記軸変位部が軸方向外方に移動すると、前記軸変位部は前記固定部に前記傾斜面で接しながら傾斜し、
    前記ローラ軸は前記軸変位部と一体となって動く
    ことを特徴とするベルト制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のベルト制御装置であって、
    前記一のローラの両方の端部に前記ベルト突当部を有することを特徴とするベルト制御装置。
  7. 複数のローラに掛け渡されて前記複数のローラの回転とともに走行するベルトの、前記複数のローラのうち少なくとも一のローラの軸方向への移動を制御するベルト制御装置に用いられるローラユニットであって、
    前記ローラの少なくとも一方の端部に前記ベルトの端部が突き当たるベルト突当部を有し、
    前記ベルト突当部は、
    前記端部から前記軸方向外方へ向けて径が大きくなる錐体を有し、
    前記錐体は前記ローラの端部に接しており、前記ローラの端部の周縁を含む平面と前記錐体の側面が交わる線である交切線が形成する周縁から前記錐体の軸までの距離は、前記ローラの半径より短いことを特徴とするローラユニット。
  8. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のベルト制御装置または請求項7に記載のローラユニットを有する画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015148759A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 株式会社リコー ベルト装置および画像形成装置
JP2016057435A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 シャープ株式会社 ベルト搬送装置およびそれを備えた画像形成装置
CN111708265A (zh) * 2019-03-18 2020-09-25 株式会社理光 轮带控制装置及图像形成装置

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