JP2013242121A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】一つスイッチング電源で複数の電源出力を生成するものは複数の電源を生成するので電源回路の効率の向上が困難である。また、各負荷の駆動、停止による相互の負荷変動による電源電圧の変動がある。更に、圧縮機モータは駆動、停止が頻繁に行われるが、停止している時もモータの駆動回路や制御コンピュータに電力を供給する電源回路に電力が供給されるので、消費電力の抑制が課題であった。
【解決手段】圧縮機駆動回路を含む圧縮機制御系用電源を生成する第1電源生成部と、庫内制御系用電源と庫内負荷用電源を生成する第2電源生成部を設け、圧縮機用モータが停止する場合には第1電源生成部への電力供給を遮断する。圧縮機用モータの停止時に第1電源生成部への電力供給を遮断することにより消費電力を抑制することができる
【選択図】図3

Description

本発明は冷蔵庫の圧縮機や送風ファン等の冷却機構を制御する制御装置に係り、特に電源装置の電圧変動や消費電力を抑制できる制御装置を備えた冷蔵庫に関するものである。
冷蔵庫においては、冷凍サイクルは蒸発器、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び冷媒配管等から構成されており、この冷凍サイクルで生成された冷気を送風ファンで各貯蔵室に配送し、この配送される冷気の温度や量を貯蔵された食物や飲料水に合わせて制御することで貯蔵室の温度を制御している。
そして、これらの圧縮機用モータやファンモータ、或いはダンパモータ等の電機部品は冷蔵庫の天面付近に設けられている制御装置によって制御されている。
この制御装置の電源回路においては、冷凍サイクルに組込まれる圧縮機用モータを駆動、制御するためのマイクロコンピュータ及びインバータのような駆動回路部の制御用電源(以下、圧縮機制御系用電源という)と、庫内の冷気を循環させる為のファンモータや、冷気の流れを遮断・開放する為のダンパモータ、自動製氷機、温度センサなどの庫内負荷、及びこれらを制御するためのマイクロコンピュータの電源(以下、庫内制御系用電源という)がある。
そして、圧縮機制御系電源と庫内制御系電源はDC-DCコンバータ等よりなる一つのスイッチング電源を用いて構成され、このスイッチング電源から圧縮機制御系用電源と庫内制御系用電源の電源出力を生成するのが一般的である。
このような電源装置の回路構成例として、特開2009‐156519号公報(特許文献1)にその構成が開示してある。この特許文献1には電源回路の構成として、1つの電源トランスによって圧縮機制御系用電源と製氷機モータや庫内ファンモータ用の庫内制御系用電源が生成されている。
特開2009−156519号公報
ところで、最近では冷蔵庫の省エネルギー化の要請に伴い、制御装置における消費電力の無駄を抑制することも大きな課題となっている。
この特許文献1にあるような、一つスイッチング電源で複数の電源出力を生成する回路は簡素且つ安価な回路構成であるという長所を有している。
しかしながら、このような一つスイッチング電源で複数の電源出力を生成するものは複数の電源を生成するが故に電源回路の更なる効率の向上が困難であり、また、冷蔵庫の各負荷(圧縮機用モータ、ファンモータ、ダンパモータ等)の駆動、停止による相互の負荷変動に基づく電源電圧の変動、いわゆるレギュレーションを所定の範囲内に収めることが困難となる課題があった。
また、例えば圧縮機を駆動するモータ等においては駆動、停止が頻繁に行われるが、停止している状態でもモータの駆動回路や制御コンピュータに電力を供給する電源回路に電力が供給されるので、この分の電力が無駄となり、この消費電力の抑制が課題でもあった。
本発明の目的は、電源装置の電圧変動や消費電力を抑制できる制御装置を備えた冷蔵庫を提供することにある。
本発明の特徴は、冷凍サイクルに組み込まれる圧縮機を制御する圧縮機制御系用電源を生成する第1電源生成部と、この第1電源生成部とは独立した庫内の冷却温度を制御する庫内制御系用電源を生成する第2電源生成部を設け、圧縮機用モータが停止する場合には第1電源生成部への電力供給を遮断する、ところにある。
本発明によれば、圧縮機制御系用電源と庫内制御系用電源とを独立した電源生成部から供給するようにしたので、電源電圧の変動を所定の範囲内に収めることが容易となり、また圧縮機用モータの停止時に第1電源生成部への電力供給を遮断することにより消費電力を抑制することができるようになるものである。
本発明が適用される冷蔵庫の正面図である。 図1に示す冷蔵庫のX−X断面図である。 本発明の一実施例になる冷蔵庫に使用されている制御装置の制御ブロック図である。 本発明の一実施例になる制御装置の主要な部品の動作を示すタイムチャート図である。 本発明の他の実施例になる冷蔵庫に使用されている制御装置の制御ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
まず、図1、及び図2を参照しながら冷蔵庫の基本的な構成について説明する。図1にあるように冷蔵庫1はその正面から見て各貯蔵室を開閉する貯蔵室ドア2乃至貯蔵室ドア6と操作表示部14を備えている。
そして、冷蔵庫1の背面内部には、例えば三相交流モータによって駆動される圧縮機8、冷蔵庫1内の冷気を循環させるファン用モータ11、貯蔵室への冷気の供給を調整するダンパモータ12、圧縮機8のモータやファン用モータ11を駆動、制御する制御装置10、各貯蔵室の温度を検出する室内温度センサ16、及び冷凍サイクル要素を構成する冷却器7などから構成されている。
冷凍サイクル要素は周知の通り圧縮機、凝縮器、膨張弁、冷却器、及び冷媒配管等から構成されており、これらの構成部品は主に冷蔵庫1の背面側、及び側面側に配置されている。
冷蔵庫1はその筺体として鋼板製の外箱と樹脂製の内箱との間に可燃性のウレタン発泡断熱材及び真空断熱材を有して構成されている。内箱の内部には上側から冷蔵室41、製氷室及び急冷凍室42、冷凍室43、野菜室44の順に複数の貯蔵室が形成されている。
これらの貯蔵室の内、冷蔵室41、及び野菜室44は冷蔵温度帯の貯蔵室であり、製氷室、急冷凍室42、及び冷凍室43は0℃以下の冷凍温度帯(例えば、約−20℃〜−18℃の温度帯)の貯蔵室である。
冷蔵庫1の前面には貯蔵室41乃至貯蔵室44の前面開口部を開閉する貯蔵室ドア2乃至貯蔵室ドア6が設けられている。冷蔵室ドア2は冷蔵室41の前面開口部を開閉するドア、製氷室ドア3は製氷室42の前面開口部を開閉するドア、急冷凍室ドア4は急冷凍室142の前面開口部を開閉するドア、冷凍室ドア5は冷凍室43の前面開口部を開閉するドア、野菜室ドア6は野菜室44の前面開口部を開閉するドアである。
冷蔵室ドア2は観音開き式の両開きのドアで構成され、その他のドア3乃至6は、引き出し式のドアによって構成されている。また、冷蔵室ドア2の前面には、表示ランプや液晶パネル、操作スイッチで構成される操作表示部14が設けられている。
圧縮機8はその重量が重いため冷蔵庫1の背面下部に設置されて転倒しにくいように構成されている。
圧縮機8を駆動するモータや冷蔵庫の貯蔵室41乃至貯蔵室44に冷気を循環させるファン用モータ11を制御するための制御装置10は、冷蔵庫1の背面上部に形成された収納部9に収納されており、その周囲を鉄板で囲われた空間に設置されている。
圧縮機8は収納部9に設けられた制御装置10に配線によって接続されており、圧縮機8の駆動モータ(図示せず)は制御装置10によって駆動電流や周波数を制御される。この制御された駆動信号は制御装置10に搭載された圧縮機制御マイクロコンピュータや駆動回路より出力される。これらについての詳細は後述する。
冷蔵庫の負荷には、庫内の冷気を循環するためのファン用モータ11、冷気の通過、遮断、或いは調整を行なうための電動ダンパ12、自動で製氷する為の自動製氷機、庫内を明るくする為の庫内照明13などがあり、これらの負荷は庫内負荷用電源からの電源供給によって駆動される。また、制御装置10に搭載された庫内制御マイクロコンピュータによってこれらの庫内負荷は制御される。
また、冷蔵庫の使用者が冷蔵庫の温度の調節などを行う操作スイッチ14や、ドアの開閉を検知するドアスイッチ15、各室の温度を検知する為の温度センサ16などの信号も庫内制御マイクロコンピュータが取り込み、制御に反映している。これらについても詳細は後述する。
このような冷蔵庫1は周知の構成であり、その動作等についてはここではその説明は省略する。
次に、本発明が適用される制御装置の制御ブロックの構成とその動作を図3及び図4に基づき説明する。
冷蔵庫1の天面部に設けられた収納部9には冷蔵庫1の冷却制御を行なう制御基板に実装された制御装置10が取り付けられている。
制御装置10は電源プラグ20からの商用交流電源入力21をAC-DCコンバータ部22によって直流電圧源23に変換する。この直流電圧源23は商用交流入力を√2倍した高電圧であり、AC100Vの入力であれば約141Vであり、倍電圧回路等により更に倍化した電圧の場合もある。例えば、圧縮機の起動時には280Vを使用し、定常運転時には141Vを使用する切り換え制御の場合に有利である。
制御装置10は制御機能上の観点から圧縮機制御系Aと庫内制御系Bに分けられており、これらは相互に絶縁され制御信号等はフォトカプラ35を使用して伝達されるようになっている。
まず、最初に圧縮機制御系Aの制御ブロックの構成と作動を説明する。
圧縮機8は圧縮機駆動手段26により交流電圧が印加されて駆動されるものであり、この圧縮機駆動手段26には例えばIPM(インテリジェントパワーモジュール)が使用されている。
この圧縮機駆動手段26は内部にIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)からなる複数のパワースイッチング素子と、これを駆動させる為の制御回路部が内蔵されている。そして、この圧縮機駆動手段26は圧縮機制御マイクロコンピュータ18からの制御信号により、任意の周波数でパワースイッチング素子を駆動させて圧縮機8の回転数を制御している。
圧縮機駆動手段26には電源として、(1)圧縮機8に任意の周波数に変換して印加される電力ライン26Aを介してパワースイッチング素子に供給される直流電圧源23と、(2)電力ライン26Bを介してパワースイッチング素子に供給される直流電圧の駆動用電源28(例えば、IGBTのゲートに印加するための電圧DC15V)とが必要となる。尚、以下では駆動用電源28を圧縮機駆動手段用DC電源28という。
また、圧縮機制御マイクロコンピュータ18の電源は圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源29から電力ライン18Aを介して供給される構成となっており、この圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源29には圧縮機駆動手段用DC電源28の15V電源を5V電源に降圧する機能を備えている。
そして、圧縮機駆動手段用DC電源28と、圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源29は第1電源生成部24Aによって生成される電源を使用している。第1電源生成部24Aは電源トランス25を使用した絶縁型のDC-DCコンバータ等からなるスイッチング電源である。
第1電源生成部24Aは直流電圧源23を電源トランス25の一次側に印加して、二次側で圧縮機駆動手段用DC電源28に適した電圧(例えばDC15V)に降圧している。
尚、圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源29は上述したように圧縮機駆動手段用DC電源28を5V電源に降圧して生成されている。この場合、二次側の高圧側に圧縮機駆動手段用DC電源28が接続され、圧縮機駆動手段用DC電源28に圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源29が接続されている。
IC化されたスイッチング素子30は電源トランス25の二次側出力電圧を監視し、出力負荷の変動による電圧変動をフィードバックすることによって、一次側に印加する電圧のスイッチング周波数を調整し、トランスによる変圧の高効率化と安定化を図っている。
次に、庫内機制御系Bの制御ブロックの構成と作動を説明する。
庫内制御マイクロコンピュータ19は庫内の各貯蔵室の温度を測定する温度センサ16からの信号や、操作表示部16に設けた操作スイッチからの信号等が入力されている。
庫内制御マイクロコンピュータ19はこれらの信号を元に庫内制御マイクロコンピュータ19に記憶されているアプリケーションプログラムによって、圧縮機8の駆動信号や回転数制御信号を生成してフォトカプラ35を介して圧縮機制御マイクロコンピュータ18に転送している。
更に、庫内制御マイクロコンピュータ19は同様に冷凍サイクルの冷媒によって生成された冷気を各貯蔵室に配送するため、ファン用モータ11やダンパモータ12を制御する信号を生成し、夫々のドライバ回路11A、12Aに送ってファン用モータ11やダンパモータ12を駆動、制御している。
庫内制御マイクロコンピュータ19の電源は庫内制御マイクロコンピュータ用DC電源33から電力ライン19Aを介して供給される構成となっている。
またファン用モータ11やダンパモータ12等の庫内負荷の電源は庫内負荷用DC電源32から電力ライン32Aを介して各負荷のドライバ回路11A,12Aに供給される構成となっている。
そして、庫内負荷用DC電源32と、庫内制御マイクロコンピュータ用DC電源33は第2電源生成部24Bによって生成される電源を使用している。この第2電源生成部24Bも電源トランス27を使用した絶縁型のDC-DCコンバータ等からなるスイッチング電源である。
第1電源生成部24Aと第2電源生成部24Bは夫々独立したものであり、第1電源生成部24Aと第2電源生成部24Bに接続されている負荷は互いに影響しないようになっている。
つまり、電源生成部24Aの負荷が変動して電源電圧が変動している時に電源生成部24Bにはこの変動が影響されず、同様に電源生成部24Bの負荷が変動して電源電圧が変動している時に電源生成部24Aにはこの変動が影響されないようになっている。したがって、電源生成部24Aと電源生成部24Bの電圧変動を従来の電源装置に比べて抑制することができる。
第2電源生成部24Bは直流電圧源23を電源トランス27の一次側に印加して、二次側で庫内負荷用DC電源32に適した電圧(例えばDC12V)に降圧している。
また、庫内制御マイクロコンピュータ19の電源は庫内制御マイクロコンピュータ用DC電源33から供給される構成となっており、この庫内制御用マイクロコンピュータDC電源33には庫内負荷用DC電源32の12V電源を5V電源に降圧する機能を備えている。
庫内制御マイクロコンピュータ用DC電源33は上述したように庫内負荷用DC電源32を5V電源に降圧して生成されている。この場合、二次側の高圧側に庫内負荷用DC電源32が接続され、庫内負荷用DC電源32に庫内制御マイクロコンピュータ用DC電源33が接続されている。
IC化されたスイッチング素子331は電源トランス27の二次側出力電圧を監視し、出力負荷の変動による電圧変動をフィードバックすることによって、一次側に印加する電圧のスイッチング周波数を調整し、トランスによる変圧の高効率化と安定化を図っている。
このように、本実施例においては圧縮機制御系Aに使用される第1電源生成部24Aと、庫内制御系Bに使用される第2電源生成部24Bとに電源を分けて設けている。このため、電源生成部24Aの負荷が変動して電源電圧が変動している時に電源生成部24Bにはこの変動が影響されず、同様に電源生成部24Bの負荷が変動して電源電圧が変動している時に電源生成部24Aにはこの変動が影響されないようになっている。したがって、電源生成部24Aと電源生成部24Bの電圧変動を従来の電源装置に比べて抑制することができる。
そして、第1電源生成部24Aには入力として直流電圧源23の電圧が印加されるが、この入力部に入力遮断手段34が設けられている。この入力遮断手段34には、入力が141V或いは280Vであるので、例えばパワーリレーや、MOSFETなどのパワー半導体素子が使用される。
この入力遮断手段34を制御する信号はフォトカプラなどの絶縁方式の信号伝達素子35を介して入力され、具体的には庫内制御マイクロコンピュータ19によって制御される。尚、フォトカプラ35とMOSFETが一体化されたフォトモスリレーなどを使用しても良いものである。
そして、庫内制御マイクロコンピュータ19は圧縮機制御マイクロコンピュータ18に圧縮機8を駆動、停止、或いは回転数制御するための制御信号を演算しており、よって、庫内制御マイクロコンピュータ19は圧縮機8の停止状態を判断できるようになっている。そして、圧縮機8が停止されると庫内制御マイクロコンピュータ19は省エネルギーのため第1電源生成部24Aへの給電を停止すように、入力遮断手段34によって直流電源23と第1電源生成部24Aの接続を遮断する。
図4に入力遮断制御時のタイムチャートを示している。
図4において、(a)に示すように圧縮機8が駆動されて冷蔵庫の庫内温度が設定温度37まで冷却されると、庫内制御マイクロコンピュータ19より圧縮機停止の信号が圧縮機制御マイクロコンピュータ18に送られる。
そして、(b)に示すように圧縮機制御マイクロコンピュータ18は圧縮機駆動手段26の駆動を停止して圧縮機8への電力供給を停止する。
圧縮機8が停止すると、(c)に示すように圧縮機制御マイクロコンピュータ18は圧縮機8の停止を回転センサ等から検出して圧縮機8が停止したことを確認し、確認が終了すると確認信号(圧縮機停止信号)を庫内制御マイクロコンピュータ19に送信する。
(d)に示すように、庫内制御マイクロコンピュータ19は圧縮機制御マイクロコンピュータ18から圧縮機停止信号を受けると入力遮断信号を入力遮断手段34に送ることにより、(e)に示すように第1電源生成部24Aと直流電源23の接続を遮断する。
第1電源生成部24Aと直流電源23の接続が遮断されると、第1電源生成部24Aには電気的エネルギーが供給されないので、(f)に示すように圧縮機駆動手段用DC電源28がOFFされ、また、圧縮機駆動手段用DC電源28がOFFされるので、(g)に示すように圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源9もOFFされる。
このように、圧縮機駆動手段用DC電源28と圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源9がOFFされるので、この2つの電源に無用なエネルギーが供給されるのを抑制できるようになる。
次に、第1電源生成部24Aを立ち上げる場合を説明する。圧縮機8が停止されると(a)に示すように庫内温度は徐々に上昇していき、温度センサ16によってこの温度が検出されると、(d)に示すように庫内制御マイクロコンピュータ19は圧縮機8を駆動する必要があることを判断し、入力遮断解除信号を入力遮断手段34に送ることにより、(e)に示すように第1電源生成部24Aと直流電源23の接続を再開させる。
第1電源生成部24Aと直流電源23の接続が再開されると、第1電源生成部24Aには直流電源23より電気的エネルギーが供給されるので、(f)に示すように圧縮機駆動手段用DC電源28がONされ、また、圧縮機駆動手段用DC電源28がONされるので、(g)に示すように圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源29もONされる。この結果、圧縮機制御系Aの電源が電力供給状態に復帰されることになる。
そして、圧縮機駆動手段用DC電源28と圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源29が立ち上がると、圧縮機制御マイクロコンピュータ18は庫内制御マイクロコンピュータ19と通信を行なって電源復帰完了信号を庫内制御マイクロコンピュータ19に送信する。
庫内マイクロコンピュータ19はこれを受け取ると圧縮機8の駆動許可信号を圧縮機制御マイクロコンピュータ18に送り、圧縮機制御マイクロコンピュータ18は(c)に示すように圧縮機停止信号を解除して(b)に示すように圧縮機8を駆動する。圧縮機8が駆動されると冷凍サイクルが稼働されるので、庫内温度は(a)に示すように徐々に下がり始める。これらの動作を繰り返すことにより、冷蔵庫1の庫内温度が略一定に調整、維持されるようになる。
以上説明したように、従来ではトランスを用いた一つの絶縁型スイッチング電源で複数の電源電圧を出力するように構成していたのに対し、本実施例ではスイッチング電源回路を圧縮機制御系Aと庫内制御系Bの2系等に分割して設けるようにした。そして、圧縮機8を停止する時には圧縮機制御系Aの第1電源生成部24Aに電力を供給するのを遮断する構成としたことにより圧縮機8が停止されている時の待機電力を低く抑えることが可能となるものである。
つまり、圧縮機8を停止している時は圧縮機駆動手段用DC電源28と圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源29に電力を供給する必要がない。
しかしながら、従来の冷蔵庫においては圧縮機8を停止している時も、庫内の温度制御を行なう庫内負荷用DC電源や庫内制御マイクロコンピュータ用DC電源のためにスイッチング電源に電力が供給されている。
このため、圧縮機駆動手段用DC電源28と圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源29につながるトランス巻線に無駄な起電力が発生し、スイッチング電源で無駄な電力の消費が発生している。
更に加えて、圧縮機駆動手段用DC電源28と圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源29から電力供給を受ける圧縮機駆動手段26の制御回路部やその周辺回路、圧縮機制御マイクロコンピュータ18とその周辺回路において無駄な電力の消費が発生している。
これに対して、本実施例では圧縮機8が停止されている状態では圧縮機制御系Aの基本電源である第1電源生成部24Aに直流電源23からの電力供給を遮断する構成としたため、圧縮機駆動手段用DC電源28と圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源29につながるトランス巻線に無駄な起電力が発生するのを抑制し、更に、圧縮機駆動手段用DC電源28と圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源29から電力供給を受ける圧縮機駆動手段26の制御回路部やその周辺回路、圧縮機制御マイクロコンピュータ18とその周辺回路における無駄な電力の消費を抑制できるものである。
次に本発明の第2の実施形態について図5を参照しながら詳細に説明するが、参照番号が同一のものは同一の構成要素、或いは類似の機能を有する構成要素を示している。
この図5に示した実施例は実施例1に比べて第1電源生成部24Aの構成が異なることである。
実施例1である図3に示す第1電源生成部24Aは第2電源生成部24Bと同様にトランスを使用した絶縁型のスイッチング電源を使用している。これに対して、図5に示した第1電源生成部はトランスを使用しない非絶縁型の第1電源生成部24Cとされている。
この第1電源生成部24Cは、直流電圧源23の高圧電源を圧縮機駆動手段用DC電源28や圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源29に適した電圧に降圧する非絶縁型DC−DCコンバータである。
庫内制御系Bは使用者が操作スイッチ等を操作するために、本実施例で使用する第2電源生成部24Bは商用交流電源入力21、コンバータ部22による直流電圧源23と庫内負荷用DC電源32や庫内制御用マイクロコンピュータ用DC電源33とをトランスを介して絶縁するようにしている。
これに対して、圧縮機制御系Aは上述したように庫内制御系Bとは異なり、電源プラグ20からの商用交流電源入力21、コンバータ部22による直流電圧源23と電気的に絶縁する必要がないため、本実施例では非絶縁型の第1電源生成部24Cを使用するようにしている。つまり、トランスを用いず絶縁機能を備えないスイッチング電源を使用することができるようになる。
ここで、非絶縁型の電源生成部としては、チョークコイルを使用したチョッパ方式のDC-DCコンバータを使用することができる。
このような非絶縁型のスイッチング電源を使用すると電源トランスを用いたスイッチング電源を使用するよりも製造単価が安く、また制御装置10を基板に実装する場合もその設置面積が小さくて良いので実装効率を向上できる効果が期待できるものである。
1…冷蔵庫、7…冷却器、8…圧縮機、9…収納部、10…制御装置、11…ファン用モータ、12…ダンパモータ、13…灯照明、14…操作表示部、15…ドアスイッチ、16…温度センサ、18…圧縮機制御マイクロコンピュータ、19…庫内制御マイクロコンピュータ、20…電源プラグ、21…AC電源入力、22…AC-DCコンバータ部、23…直流電圧、24A…第1電源生成部(第1のスイッチング電源)、24B…第2電源生成部(第2のスイッチング電源)、24C…第1電源生成部(第1のスイッチング電源)、25…電源トランス、26…圧縮機駆動手段、27…電源トランス、28…圧縮機駆動手段用DC電源、29…圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源、30…スイッチング素子、31…スイッチング素子、32…庫内負荷用DC電源、33…庫内制御マイクロコンピュータ用DC電源、34…電源遮断手段、35…フォトカプラ、40…非絶縁型の第1電生成部(DC/DCコンバータ)。

Claims (5)

  1. 商用AC電源を変換して得られる直流電源と、前記直流電源からの電力によって冷凍サイクルに組み込まれる圧縮機を制御する圧縮機制御系と、前記直流電源からの電力によって庫内の冷却温度を制御する庫内制御系を備えた冷蔵庫において、
    前記直流電源から前記圧縮機制御系の電源を生成する第1電源生成部と、この第1電源生成部とは独立し前記直流電源から前記庫内制御系の電源を生成する第2電源生成部を設け、前記圧縮機の駆動が停止される場合には前記第1電源生成部への電力供給を遮断することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    前記圧縮機制御系は前記圧縮機を駆動する圧縮機駆動手段を制御するための圧縮機駆動手段用DC電源と、前記圧縮機駆動手段を制御する圧縮機制御マイクロコンピュータ用DC電源とからなり、これらの電源には前記第1電源生成部から電力が供給され、前記庫内制御系は庫内負荷を駆動するための庫内負荷用DC電源と、前記庫内負荷や前記圧縮機制御用マイクロコンピュータを制御する庫内制御マイクロコンピュータ用DC電源とからなり、これらの電源には前記第2電源生成部から電力が供給されることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項2に記載の冷蔵庫において、
    前記圧縮機制御用マイクロコンピュータ用DC電源は前記圧縮機駆動手段用DC電源と接続されて前記圧縮機駆動手段用DC電源を降圧した電源であり、前記庫内制御用マイクロコンピュータ用DC電源は前記庫内負荷用DC電源と接続されて前記庫内負荷制御用DC電源を降圧した電源であることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項2に記載の冷蔵庫において、
    前記直流電源と前記第1電源生成部の間には入力電源遮断手段が設けられ、前記入力電源遮断手段は前記庫内制御用マイクロコンピュータによって前記圧縮機を停止した時に前記直流電源と前記第1電源生成部の接続を遮断することを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項4に記載の冷蔵庫において、
    前記入力電源遮断手段には前記庫内制御用マイクロコンピュータからの信号が絶縁型の信号伝達素子を介して制御信号が送られてくることを特徴とする冷蔵庫。
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