JP2013240688A5 - - Google Patents

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本発明は、演出画像の表示を行う画像表示手段を備え遊技機に関する。
特許文献1に記載された技術では、プログラム設計の負担が増大するおそれがあった。
また、特許文献2に記載された技術でプログラム設計の負担が増大するおそれがあった。
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、プログラム設計の負担を軽減することができる遊技機を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するため、本願の請求項に係る遊技機は、演出画像の表示を行う画像表示手段(例えば画像表示装置5など)を備え遊技機(例えばパチンコ遊技機1など)であって、動作を行う可動演出手段(例えばスライド板52など)と、前記画像表示手段の表示動作を制御する表示制御手段(例えば演出制御用マイクロコンピュータ120のCPU131など)と、複数種類の演出画像に対応した複数種類の画像データを記憶する画像データ記憶手段(例えば画像データメモリ142など)と、前記表示制御手段からの制御指令と、前記画像データ記憶手段から読み出した画像データとに基づいて前記画像表示手段における画像の表示用データを作成した後、当該表示用データに基づいて前記画像表示手段に演出画像を表示させる画像データ処理手段(例えばVDP141など)とを備え、前記画像データ処理手段は、前記画像データ記憶手段から読み出された画像データを一時記憶可能な一時記憶手段(一時記憶メモリ156など)と、前記一時記憶手段における記憶領域を、所定の記憶領域(例えば可変アドレスエリア156Bなど)を含む複数の領域に設定する記憶領域設定手段(例えばCPU131によるステップS52やステップS304の記憶領域設定指令処理に応じて、転送制御回路152がステップS603の記憶領域設定処理を実行する部分など)と、画像データに基づき表示用データを作成する表示用データ作成手段(例えば転送制御回路152がステップS605の事前転送処理やステップS607の自動転送制御処理を実行する部分、描画回路155など)と、前記表示用データ作成手段により作成された表示用データを一時記憶する表示用データ記憶手段(例えばフレームバッファメモリ157など)と、前記表示用データ記憶手段に一時記憶された表示用データに基づき前記画像表示手段に画像を表示させる表示用データ処理手段(例えば表示回路158など)とを含み、前記表示制御手段は、画像データの読出位置及び書込位置を前記画像データ処理手段が特定可能に前記画像表示手段における演出画像の更新を指令する演出画像更新指令手段(例えばCPU131がステップS426、S430の処理を実行する部分など)を含み、前記表示用データ作成手段は、前記演出画像更新指令手段からの指令により特定された画像データの読出位置が前記画像データ記憶手段に含まれる場合に、前記画像データ記憶手段における読出位置から画像データを読み出して前記一時記憶手段における前記所定の記憶領域に転送した後、当該所定の記憶領域から画像データを読み出して前記表示用データ記憶手段における書込位置に書き込んで記憶させるデータ書込処理手段(例えば転送制御回路152がステップS631〜S635の処理を実行する部分、描画回路155がステップS705の自動転送描画処理を実行する部分など)を含み、前記画像データ処理手段は、前記可動演出手段の動作に応じて、異なる表示態様で前記画像表示手段に演出画像を表示させ、前記可動演出手段は、前記画像表示手段の表示領域と重複する位置で動作可能であることを特徴とする
このような構成によれば、プログラム設計の負担を軽減することができる。
(2)上記(1)の遊技機において、前記可動演出手段は、前記画像表示手段における前記識別情報の表示領域(例えば画像表示装置5の表示画面に配置された「上」、「中」、「下」の可変表示部など)に重なる進出位置(例えば図3(B)や図4(B)に示す進出時の位置など)と前記表示領域には重ならない退避位置(例えば図3(A)や図4(A)に示す退避時の位置など)との間で移動可能であり、前記識別情報の可変表示を開始した後、前記識別情報の可変表示態様が前記画像表示手段における前記表示領域の外部に掛かる所定位置(例えば画像表示装置5の表示画面上における表示位置AR1など)で前記識別情報の一部が前記表示領域の外にありながら所定態様(例えば「上」、「中」、「下」の各可変表示部で飾り図柄の一部が枠外にありながら大当り組合せの飾り図柄が仮停止表示された場合や、「上」と「下」の可変表示部で同一の飾り図柄の一部が枠外にありながら仮停止表示されて飾り図柄の可変表示態様がリーチとなった場合、あるいは、「中」と「下」の可変表示部では同一の飾り図柄が枠内で仮停止表示される一方で「上」の可変表示部では大当り組合せを構成する飾り図柄の一部が枠外にありながら仮停止表示された場合など)となったことに基づき、前記可動演出手段を前記退避位置と前記進出位置との間で移動させる動作と連動した前記識別情報の演出表示(例えばスーパーAの可変表示パターンに対応して実行される図52(B)及び(C)に示すような飾り図柄の演出表示など)を行うことにより前記所定態様となった識別情報を前記表示領域の外部に掛からない所定位置に移動させてから、前記識別情報の可変表示結果を導出表示する連動演出制御手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ100のCPU114がステップS230にて送信設定を行った可変表示開始コマンドに基づき、演出制御用マイクロコンピュータ120のCPU131がステップS328にて設定した演出制御パターンに従いステップS345の演出制御指令処理にてステップS407の処理やステップS411の画像要素更新指令処理を実行する部分、ステップST21、ST22の処理を実行する部分など)をさらに備えてもよい。また、前記可動演出手段には、透光性を有する透光演出領域(例えば透光部52A、52Bなど)が設けられ、前記連動演出制御手段は、前記透光演出領域の移動に対応する演出画像を、前記画像表示手段において前記透光演出領域と重なる位置に表示する透光演出制御手段(例えば透光予告A−1〜A−4の予告パターンに対応して、CPU131がステップS328にて設定した演出制御パターンに従いステップS345の演出制御指令処理にてステップS411の画像要素更新指令処理を実行する部分など)を含んでもよい。なお、画像表示手段において表示される演出画像は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を含み、可変表示の実行条件が成立した後に可変表示の開始条件が成立したことに基づき、前記識別情報を可変表示して、当該可変表示の表示結果が予め定められた特定表示結果となった後に遊技者にとって有利な特定遊技状態とする遊技機であってもよい。
このような構成において、連動演出制御手段は、識別情報の可変表示を開始した後、識別情報の可変表示態様が画像表示手段における表示領域の外部に掛かる所定位置で識別情報の一部が表示領域の外にありながら所定態様となったことに基づき、表示領域に重なる進出位置と重ならない退避位置との間で移動可能な可動演出手段を移動させる動作と連動した識別情報の演出表示を行うことにより、所定態様となった識別情報を表示領域の内に移動させてから、識別情報の可変表示結果を導出表示する。
これにより、可動演出手段の動作により識別情報の可変表示における演出効果を高めて、遊技の興趣を向上させることができる。
また、透光演出制御手段が、可動演出手段に設けられて透光性を有する透光演出領域の移動に対応する演出画像を、画像表示手段において透光演出領域と重なる位置に表示する。
これにより、画像表示手段に表示する演出画像により可動演出手段での演出態様を変化させて演出効果を高め、遊技の興趣を向上させることができる。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかの遊技機においては、複数種類の動画像に対応した圧縮データからなる複数種類の動画像データを記憶する動画像データ記憶手段(例えば画像データメモリ142の動画像データエリア142Bなど)と、前記動画像データ記憶手段から読み出した圧縮データとしての動画像データをデコードして、前記画像表示手段における画像の表示用データを作成するための処理を実行する動画像データ処理手段(例えば動画像用デコーダ154など)と、前記動画像データ処理手段により作成された表示用データを一時記憶する動画表示用データ記憶手段(例えばフレームバッファメモリ157など)と、前記動画表示用データ記憶手段に一時記憶された表示用データに基づき前記画像表示手段に動画像を表示させる動画像表示制御手段(例えば表示回路158など)とを備え、前記動画像データ処理手段は、前記画像表示手段における画像フレーム周期の経過に対応して、画像フレーム周期の整数倍となる同一時間長を有する第1書込周期と第2書込周期のうち第1書込周期が経過したときに、前記動画像データ記憶手段から読み出した複数種類の動画像データごとに作成される複数種類の表示用データのうち第1動画像データに対応した表示用データを前記動画表示用データ記憶手段に書き込んで記憶させ、第1書込周期が経過した次の画像フレーム周期にて経過する第2書込周期が経過したときに、前記複数種類の表示用データのうち第1動画像データとは異なる第2動画像データに対応した表示用データを前記動画表示用データ記憶手段に書き込んで記憶させることにより、前記画像表示手段における複数の表示領域ごとに異なる複数種類の動画像を表示させるマルチ動画像データ処理手段(例えば動画像用デコーダ154がステップST16〜ST19の処理を実行することにより、図52(B)に示すような展開タイミングで動画像A1及び動画像A2の表示用データをフレームバッファメモリ157に書き込んで記憶させる部分など)を含む。
このような構成においては、マルチ動画像データ処理手段が、画像表示手段における画像フレーム周期の経過に対応して、画像フレーム周期の整数倍となる同一時間長を有する第1書込周期と第2書込周期のうち第1書込周期が経過したときに、動画像データ記憶手段から読み出した複数種類の動画像データごとに作成される複数種類の表示用データのうち第1動画像データに対応した表示用データを動画表示用データ記憶手段に書き込んで記憶させ、第1書込周期が経過した次の画像フレーム周期にて経過する第2書込周期が経過したときに、複数種類の表示用データのうち第1動画像データとは異なる第2動画像データに対応した表示用データを動画表示用データ記憶手段に書き込んで記憶させることにより、画像表示手段における複数の表示領域ごとに異なる複数種類の動画像を表示させる。
これにより、画像フレーム周期の経過に対応して複数種類の動画像データごとに作成される複数種類の表示用データをすべて動画表示用データ記憶手段に書き込んで記憶させる場合に比べて、動画像の表示に要する処理負担を軽減することができ、動画像を表示する演出の欠落を防止することができる。また、複数種類の動画像に対応した複数種類の動画像データは、表示用データの作成に用いられる部分だけを用意すればよいので、データ容量を低減することができる。
(5)上記(1)〜(4)のいずれかの遊技機において前記画像データ記憶手段が記憶する画像データは、前記画像表示手段に対応した画素総数に比べて少ない画素数に対応して構成された第1画像データ(例えばスプライト画像データエリア142Aに記憶されたSVGA用のスプライト画像データSP01−01〜SP01−XXなど)と、第1画像データの対応する画素数とは異なり、前記画像表示手段に対応した画素総数に比べて少ない画素数に対応して構成された第2画像データ(例えばスプライト画像データエリア142Aに記憶されたVGA用のスプライト画像データSP02−01〜SP02−XXなど)とを含み、前記画像データ処理手段は前記表示用データ作成手段により作成された表示用データに対応する演出画像を所定の拡大率で拡大して前記画像表示手段に対応した画素総数の演出画像として前記画像表示手段に表示させる拡大表示処理手段(例えば表示回路158など)含み、前記表示制御手段は、所定の画像切替条件(例えば飾り図柄の可変表示態様がリーチとなることなど)が成立することにより、前記画像表示手段に表示させる演出画像を、第1画像データに対応した演出画像と第2画像データに対応した演出画像との間で切り替える旨の決定を行う演出画像切替決定手段(例えばCPU131がステップS409の処理を実行する部分など)と、前記演出画像切替決定手段による決定結果に対応して、前記拡大表示処理手段における演出画像の拡大率を変更させる画像切替時拡大率変更手段(例えばCPU131がS410の処理を実行する部分など)と、前記演出画像切替決定手段による決定結果に対応して、前記画像データ記憶手段から読み出す画像データを、第1画像データと第2画像データとの間で変更させる画像切替時読出データ変更手段(例えばCPU131がステップS410の処理を実行した後に、ステップS411の画像要素更新指令処理を実行する部分など)とを含む。
(6)上記(1)〜(3)のいずれかの遊技機において、前記画像データ記憶手段は、複数種類の動画像に対応した圧縮データからなる複数種類の動画像データを記憶する動画像データ記憶手段(例えば画像データメモリ142のメモリチップ142−3など)と、複数種類の演出画像に対応した複数種類のスプライト画像データを記憶するスプライト画像データ記憶手段(例えば画像データメモリ142のメモリチップ142−1、142−2など)とを含み、前記画像データ処理手段は、前記表示制御手段からの制御指令と、前記動画像データ記憶手段から読み出した動画像データまたは前記スプライト画像データ記憶手段から読み出したスプライト画像データとに基づいて、前記画像表示手段における画像の表示用データを作成した後、当該表示用データに基づいて前記画像表示手段に各種画像を表示させる画像データ処理手段(例えばVDP141など)とを備え、前記表示制御手段は、前記画像データ処理手段が前記動画像データ記憶手段から動画像データを読み出す際のデータバス幅を、第1のバス幅に設定する第1バス幅設定手段(例えばCPU131がステップS442の処理を実行する部分など)と、前記画像データ処理手段が前記スプライト画像データ記憶手段からスプライト画像データを読み出す際のデータバス幅を、第2のバス幅に設定する第2バス幅設定手段(例えばCPU131がステップS443の処理を実行する部分など)とを含み、前記画像データ処理手段は、前記第1バス幅設定手段により第1のバス幅に設定されたことに対応して、前記動画像データ記憶手段から動画像データを読み出して表示用データを作成する一方で(例えば転送制御回路152がステップS605の事前転送処理やステップS607の自動転送制御処理を実行した後に、描画回路155がステップS703の固定アドレス指定描画処理やステップS705の自動転送描画処理を実行する部分など)、前記第2バス幅設定手段により第2のバス幅に設定されたことに対応して、前記スプライト画像データ記憶手段からスプライト画像データを読み出して表示用データを作成する(例えば動画像用デコーダ154がS751〜S753の処理を実行する部分など)。

Claims (1)

  1. 演出画像の表示を行う画像表示手段を備え遊技機であって、
    動作を行う可動演出手段と、
    前記画像表示手段の表示動作を制御する表示制御手段と、
    複数種類の演出画像に対応した複数種類の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    前記表示制御手段からの制御指令と、前記画像データ記憶手段から読み出した画像データとに基づいて前記画像表示手段における画像の表示用データを作成した後、当該表示用データに基づいて前記画像表示手段に演出画像を表示させる画像データ処理手段とを備え、
    前記画像データ処理手段は、
    前記画像データ記憶手段から読み出された画像データを一時記憶可能な一時記憶手段と、
    前記一時記憶手段における記憶領域を、所定の記憶領域を含む複数の領域に設定する記憶領域設定手段と、
    画像データに基づき表示用データを作成する表示用データ作成手段と、
    前記表示用データ作成手段により作成された表示用データを一時記憶する表示用データ記憶手段と、
    前記表示用データ記憶手段に一時記憶された表示用データに基づき前記画像表示手段に画像を表示させる表示用データ処理手段とを含み、
    前記表示制御手段は、画像データの読出位置及び書込位置を前記画像データ処理手段が特定可能に前記画像表示手段における演出画像の更新を指令する演出画像更新指令手段を含み、
    前記表示用データ作成手段は、前記演出画像更新指令手段からの指令により特定された画像データの読出位置が前記画像データ記憶手段に含まれる場合に、前記画像データ記憶手段における読出位置から画像データを読み出して前記一時記憶手段における前記所定の記憶領域に転送した後、当該所定の記憶領域から画像データを読み出して前記表示用データ記憶手段における書込位置に書き込んで記憶させるデータ書込処理手段を含み、
    前記画像データ処理手段は、前記可動演出手段の動作に応じて、異なる表示態様で前記画像表示手段に演出画像を表示させ、
    前記可動演出手段は、前記画像表示手段の表示領域と重複する位置で動作可能である、
    ことを特徴とする遊技機。
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