JP2013240652A - カスタム長のプロテーゼの展開のための装置及び方法 - Google Patents

カスタム長のプロテーゼの展開のための装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】体腔内にプロテーゼ・セグメントを埋め込むための装置を提供する。
【解決手段】プロテーゼ・ステントのセグメントの移送のためのカテーテルは、その遠端部の近くに一方向グリップ構造62を有するセパレータ・チューブ54を備える。ステントのセグメント80、82は、バルーン24上で治療領域へ移送される。展開のための複数の遠位のステント80,82のセグメントを選択するために、セパレータ・チューブ54が、近位のステント82のセグメント上を遠位に進められる。セパレータ・チューブの近位の引き込みが、係合されたセグメント82を近位に引き、近位のセグメント82を遠位のセグメント80から分離し、遠位のセグメント80を展開のために自由にする。
【選択図】図2C

Description

本発明は、一般に医療用装置及び方法、より具体的には、冠状動脈やその他の血管内での展開のための脈管カテーテル、ステント、ステント移送カテーテルに関する。
ステント処置は、冠状動脈の疾患を有する患者にとってますます重要な治療オプションとなっている。ステント処置においては、通常、血管形成術などの最初の治療の後、動脈の開存性を維持するために病気の冠状動脈内に管状のプロテーゼを配置する。初期のステント技術は、再狭窄、すなわち冠状動脈がステント配置の後に再び閉塞される傾向に悩まされていた。しかし、近年、再狭窄率は、一部では薬剤被覆、その他のステント技術の改善によって、かなり減少している。結果として、合衆国、ヨーロッパ、至る所で行われているステントに関連する処置の数は劇的に増加している。
ステントは、大腿動脈を通って通常挿入される、長い、可撓性の脈管カテーテルを使用して冠状動脈へ移送される。自己拡張ステントについては、ステントが、移送カテーテルから単純に解放されて、弾力的に拡張して、血管壁と係合する。バルーン拡張可能なステントについては、移送カテーテル上のバルーンが、拡張されて、ステントを所望の直径まで拡張させ変形させる。その際に、バルーンが収縮されて取り除かれる。
現在のステント移送技術は、プロテーゼのステントの配置を困難にする可能性がある、いくつかの欠点に悩まされている。本出願にとって特に重要なのは、現在のステント移送カテーテルが通常、固定された長さを有するステントを採用していることである。固定された長さのステントを適切に選択することは、治療中の病変の長さの正確な知識を必要とする。病変の長さは、血管造影又は蛍光透視を使用してステント展開前に測定されるであろうが、このような測定はしばしば不正確である。したがって、ステントが導入されて、不適切なサイズであることが見出された場合、移送カテーテルとステントが、患者から取り除かれて、正しいサイズの異なるデバイスと交換されなければならず、このことは、時間がかかり、処置を長引かせることになる。
固定された長さのステントに対する代替として「カスタム長」ステントを使用することが、提案されている。カスタム長ステントを提供することに対するある折衷手法は、セグメント化された治療用ステントを使用することであり、その際、治療のためにセグメント化されたステントのうちのいくつかしか展開されない。以下で列挙される、同時係属の、同一出願人による出願のあるものに記載されているように、ステントのセグメントは、移送カテーテルでの選択的な進行によって展開される。セグメントの最初のグループを移送した後、カテーテルが再配置され、セグメントのさらなるグループが展開される。初期の技術に対する顕著な改善ではあるが、このようなセグメントでの移送を可能にするために、移送カテーテルが、いくらか複雑になり、必要な構造を収容するためにより大きな直径を必要とする。
主張されなければならない現在のステントでの別の困難は、ステント移送部位へのアクセスである。血管は真直ぐではなく、ステントを配置しようと試みる外科医などの人物はしばしば、カテーテルによって体の血管を案内しなければならない。このため、極めて適合性(すなわち、可撓性)のあるステント移送カテーテルが望ましい。このようなカテーテルは、屈曲されて、人体の血管に適合することができるためである。病気の患者は、肥大した又は水腫状の組織を有することがあり、このことが、治療される病変へのアクセスのために使用される血管のサイズを減少させ、それによって治療領域へのアクセスを困難にすることがある。また、プロテーゼのステントのセグメントは、プロテーゼのステントが移送される血管を少なくとも部分的に閉塞する、及びある例ではかなり閉塞する可能性がある病変を通って移送されなければならず、プロファイルと適合性の重要性を示している。すなわち、展開カテーテルのサイズ、プロファイル、適合性が、病変部位へのアクセスの成功に影響を与える。
上記の及び他の理由のため、改良型のプロテーゼのステント、ステント移送カテーテルを提供することが望ましい。ステントが展開されるとき、ステント長さが信頼性高く現場でカスタム化されることができる、セグメント化されたステントを移送するために単純な構造と低減された断面プロファイルを有する、カテーテル及びシステムを提供することが、特に望ましい。
複数のセグメント化されたステントを移送するためのカテーテルを記載している先行出版物は、米国特許公開2004/0098081号、2005/0149159号、2004/0093061号、2005/0010276号、2005/0038505号、2004/0186551号、2004/0186551号、及び2003/0135266号を含む。前に関連する公開されていない同時係属の先行米国特許出願は、「Devices and Methods for Operating and Controlling Interventional Apparatus」という名称の、2005年6月8日に提出された、整理番号11/148,713号(代理人整理番号14592.4002)、「Apparatus and Methods for Deployment of Multiple Custom−Length Prosthesis」という名称の、2005年6月8日に提出された整理番号11/148,545号(代理人整理番号14592.4005)である。これらの特許及び出願の全開示が参照によって本明細書に組み込まれる。
本発明は一般に、可撓性、かつ適合性である低プロファイルのカテーテル、特に遠端部を備えるステントのセグメントの移送を可能にする。低プロファイルであり、かつ適合性の移送カテーテルは、単一の部位での選択された数のステントのセグメントの展開を可能とし、したがって治療中の病変の長さにより良く整合させるために、ステント長さの現場でのカスタム化を可能とする。移送カテーテルは、展開前、ステントのセグメントの選択されたグループを分離するためのグリップ構造とされた、単純化された設計を有する。
第1の態様では、本発明は、キャリア、通常、体腔内に配置可能な細長い可撓性のキャリアを備える、体腔内にプロテーゼ・セグメントを埋め込むための装置を含む。このようなキャリアは、医学文献や特許文献によく記載されているタイプの、従来型の冠状動脈、脳、末梢カテーテルによって例示される。複数のプロテーゼ・セグメントが、キャリアの外側面に軸方向に分配されている。プロテーゼ・セグメントが、目標体腔内に現場で展開できるように、キャリアの外側面上に解放可能に固定される、又はそうでない場合、配置される。セパレータが、セグメントの近位のグループをセグメントの遠位のグループから分離するために、セグメント上を遠位に進められ、かつ近位に引き込まれる。分離されたセグメントの遠位のグループは、残りの近位のステントのセグメントを以下で詳細に説明されるように、セパレータ内に拘束されたままにしながら、次いで体腔内へ移送される。
通常、プロテーゼ・セグメントの選択された遠位のグループは、半径方向に外向きの内力の付加によって展開される。キャリアは、拡張可能な部材、通常膨張可能なバルーンを有するカテーテルを備える。拡張可能な部材は、複数のプロテーゼ・セグメントを担持する外側面となり、かつ例示的な実施形態では、1cmから20cmの範囲の長さを有し、1mmから5mmの範囲の直径に拡張可能である。
任意で、本発明のプロテーゼ・セグメントを埋め込むための装置は、細長い可撓性のキャリアの膨張可能なバルーン又は他の拡張可能な部材上に配置可能である、拘束チューブ又はその他の構造をさらに備えてもよい。拘束チューブは、拡張可能な部材の拡張の長さを制御できるように、バルーンの膨張又は他のタイプの拡張可能な部材の拡張を拘束又は抑制するように選択された寸法を有する。通常、拘束チューブは、以下でより詳細に説明されるように、近位のセグメントを遠位のセグメントから分離するために使用されるようなセパレータの一部を形成し、又はそうでない場合、それと同じ構造によって提供されてもよい。
装置は、いかなる数のプロテーゼ・セグメントを、たとえば、2から50個、普通2から30個、及び通常5から20個の、拡張可能な部材によって担持されたプロテーゼ・セグメントを備えてもよい。プロテーゼ・セグメントは、その開示が参照によって本明細書に全体として組み込まれる、同時係属の、同一出願人による、2003年12月16日に提出された、出願整理番号10/736,666号に記載されているような、軸方向の分離の前に交互配置された端部を有してもよい。このような交互配置された端部は、セグメントが、キャリア上で厳密にパックされることを許し、より大きな密度の展開されたプロテーゼのステントのセグメントを提供する。プロテーゼ・セグメントは通常、2mmから20mm、より典型的には2mmから10mm、及び好ましくは4mmから8mmの範囲の長さをそれぞれ有する。
多くの実施態様では、セパレータが、遠端部、近端部、中央通路を備え、かつその遠端部の近くに係合部材を有するセパレータ・チューブを備える。係合部材は通常、分離される近位のグループの最も遠位のステントのセグメントと直接係合するグリップ構造を備えている。グリップ構造は、セパレータ・チューブが遠位に移動させられたときには複数のステント上を比較的自由に動くが、セパレータ・チューブが近位に引かれたときには隣接するステントのセグメントと係合するように、設計され製造されている。隣接するステントのセグメントと優先的に係合して、それに力を付加するこのようなグリップ構造を、以下で「一方向グリップ構造」と称する。これによって、これらが、近位に引かれたとき、隣接するステントのセグメントと係合するように優先的に働くことが意味される。セパレータ・チューブが両方向に移動させられるとき、隣接する又は下にあるステントのセグメントと係合して、ほぼ等しい力を付加する、他のグリップ構造が設けられてもよい。しかし、このような場合、セパレータ・チューブがその上を遠位の方向に進められるとき、複数のステントのセグメントが遠位に移動することを防止することが必要になる。たとえば、ノーズ・コーン又はその他の遠位の構造が、ステントのセグメントの遠位の移動を防止するために、最も遠位のステントのセグメントのすぐ遠位の位置に、細長い可撓性のキャリア上に設けられている。
例示的な一方向グリップ構造を使用するとき、セパレータ・チューブが遠位に進められ、一方向グリップ構造がステントのセグメント上を通過し、好ましくは、ステントのセグメントにほとんど又は全く力を及ぼさない。グリップが、分離される近位のグループの最も遠位のセグメントと位置合せされた後、セパレータ・チューブが近位に引き込まれ、それによって、一方向グリップ構造が、最も遠位のセグメントを把持し、セグメントの近位のグループ全体を、バルーン又はその他の外側面に対して近位に引き、それによって、遠位のセグメント・グループと近位のセグメント・グループを分離させる。グリップ構造は通常、プロテーゼ・セグメントの長さの約2分の1から2倍に等しい、好ましくは、プロテーゼ・セグメントの長さとほぼ等しい距離だけセパレータ・チューブの遠端部から近位に離隔されている。グリップ構造のこのセットバックは、「ガレージ」と以下で称されることもある、セパレータ・チューブの遠位の領域であり、ステントのセグメント近位のグループをステントのセグメントの遠位のグループから分離した後、グリップ構造を超えて延びる最も遠位のステントのセグメントのいずれかの部分を覆い、かつ拘束する。このようにして、グリップ構造がどこに係合するかに関わらず、その長さに沿った最も遠位のステントのセグメント、セパレータ・チューブの外側に遠位に延びる最も遠位のステントのセグメントが、ほとんど又は全くなく、引き込まれたステントのセグメントが、選択された遠位のセグメントの拡張の間、セパレータ・チューブ内に完全に拘束される。このような実施形態では、セパレータ・チューブが、前に称された拘束チューブのすべて又は一部分を備える、又はそうでない場合、設ける。セパレータ・チューブは、露出された遠位のセグメントが拡張している間、引き込まれたステントのセグメントを拡張しないように規則的に拘束するように構成される。
様々な一方向グリップ構造が、本発明による装置で使用可能である。たとえば、一方向グリップ構造は、金属リング内に形成された傾斜された弾力性のタブなどの複数の半径方向に内向きに延びる弾力性のフィンガを備える。フィンガのうちの少なくともいくつかは通常、セパレータ・チューブが遠位に進められたときプロテーゼ・セグメント上を容易に通過するが、セパレータ・チューブが近位に引かれたとき、隣接するセグメントを把持するように、近位に傾斜され、それによって「ラチェット」機構として働く。別法として、一方向グリップは、膨張による隣接するステントのセグメントとの選択的に係合させるための、バルーンなどの膨張可能な構造を備えてもよい。他の実施形態では、一方向グリップは、セパレータ・チューブが進められた及び/又は引き込まれたとき、グリップがセグメントに選択的に係合し、かつセグメントから解放されることができるように、解放可能である。一方向グリップは、傾斜した、又は円錐状の表面を備えてもよい。たとえば、円錐状の表面は、遠位の方向に進行しながらセグメント上を通過し、次いで、セパレータ・チューブが近位に引き込まれたときセグメントを把持するように、近位にテーパしている。たとえば、円錐状の表面は、より小さい直径の後縁部がステントのセグメント上を遠位に進められることができるように構成されてもよい。近位に引き込まれたとき、縁部が、すべての近位のセグメントを近位に引き戻すために、隣接するセグメントと係合することになる。
別の態様では、本発明は、ステントのセグメントを体腔へ移送するための方法を含む。複数の隣接するステントのセグメントが、治療される領域の又はその近くの体腔内に導入される。1つ又は複数の遠位に配置されたステントのセグメントが、体腔への移送のために選択される。選択されたステントのセグメントの近位に配置されたステントのセグメントのすべてが、遠位のステントのセグメントから軸方向に分離される。選択されたステントのセグメントの近位にあるいずれのステントのセグメントも、通常同時に近位に引き込まれる。選択された遠位のステントのセグメントが、近位に配置されたステントのセグメントから分離された後、展開される。
多くの実施形態では、複数の隣接するステントのセグメントが、通常血管形成術又はその他の最初の侵襲的治療の後、たとえば、その中の病変を治療するために、血管内に導入される。病変の血管形成術(前膨張)又は後膨張が、同じ侵襲的治療で本発明のカテーテルバルーンによって行われてもよい。複数の隣接するステントのセグメントは通常、少なくとも3つのステントのセグメント、通常少なくとも5つのステントのセグメント、及びしばしば少なくとも10個のステントのセグメントを備える。ステントのセグメントの分離を容易にするために、隣接するステントのセグメントのうちの少なくともいくつかが通常、分離前に取り外される、たとえば、互いから取り外される、及び/又は拡張可能な部材の表面から取り外される。他の例では複数のステントのセグメントのうちの少なくともいくつかが、分離の前に、壊れやすく(又は他の場合では恒久的に)取り付けられるか、又は、埋込み後に、腐食して分離することができる生物分解性の結合部によって相互接続されてもよい。
多くの実施形態では、ステントの展開が、病変、カテーテル、及び/又はステントをリアル・タイムで撮像しながら行われる。たとえば、所望の数のステントのセグメントの選択が、蛍光透視撮像の下で行われる。所望の数のステントのセグメントの選択は、最も遠位のステントのセグメントのところに又はその近くに配置されたマーカーを治療される領域の遠端部と位置合せし、次に、セパレータ・チューブの遠端部のところの又はその近くのマーカーを病変の近端部と位置合せすることを含む。一方向グリップ又はその他の係合部材が次いで、病変の長さと等しい長さを有する遠位の複数のステントのセグメントを分離するために適切に位置合せされる。撮像ゆがみ、視差、測定誤差、及び/又はカテーテルの誤配置の結果生じる不正確性が、このようにして回避される。
いくつかの実施形態では、ステントのセグメントの軸方向の分離が、選択されたセグメントのすぐ近位に配置されているステントのセグメントをセパレータと係合させ、かつセパレータを近位に引くことを含む。セパレータは、チューブの遠端部の近くに配置されたグリップ構造を備えるチューブであり、グリップ構造が、すぐ近位のステントのセグメントに係合するように、すぐ近位のステントのセグメントを覆って配置される。展開バルーン又はその他の拡張可能な表面が、選択されたステントのセグメントを半径方向に拡張させ、展開させるために、拡張されてもよい。一般に、近位に配置されたステントのセグメントが、たとえば、セパレータ・チューブ内で半径方向に拘束される一方、選択されたステントのセグメントが半径方向に拡張される。
さらに別の態様では、本発明は、ステントのセグメントを血管内の治療領域へ選択的に移送するための方法を含む。バルーン展開カテーテルが、血管を通って治療領域へ配置され、複数の隣接するステントのセグメントが、バルーンを覆って配置される。セパレータ・チューブが、1つ又は複数の近位に配置されたステントのセグメント上を進められ、かつ、セパレータ・チューブ上のグリップ構造が、近位に配置されたステントのセグメントの最も遠位のものと係合する。近位に配置されたステントのセグメントを、残りの遠位に配置されたステントのセグメントから分離させるために、セパレータ・チューブが、近位に引かれる。近位に配置されたステントのセグメントが、セパレータ・チューブによって覆われたままで、バルーンを、遠位に配置されたステントのセグメントを展開するために膨張させる。
複数のものは通常、隣接する少なくとも3つの、通常少なくとも5つの、及びしばしば少なくとも10のステントのセグメントを含み、複数のステントのセグメントのうちの少なくともいくつかが、分離を容易にするために、分離前に取り外される。別法として、又は組み合わせて、複数のステントのセグメントのうちの少なくともいくつかが、展開後に取り付けられたセグメントとするために、分離前に取り付けられる。最も遠位のステントのセグメントが、治療される領域の遠端部と位置合せされてもよく、グリップ構造は治療される領域の近端部のすぐ近位にあるステントのセグメントと係合されてもよい。位置合せは、リアル・タイム撮像、たとえば、蛍光透視撮像によって行われる。
上記で説明された本発明の特定の態様が、脈管やその他のステント構造と移送システムのいくつかの他の特徴及び能力と組み合わせて採用されてもよい。たとえば、本発明のステントやその他のプロテーゼ・セグメントが、前に参照によって本明細書に組み込まれた同時係属の出願でよく説明されているように、再狭窄防止剤などの、薬剤や生物活性剤で覆われてもよい。他の例では、プロテーゼとステントのセグメントが、形状又は熱記憶合金から形成され、自己拡張型であってもよい。このような場合、ステントのセグメントは、拘束チューブの内部表面上で担持され、ここでは、セパレータが、拘束チューブ内で同軸に受けられる。ステントとプロテーゼ・セグメントは、生体吸収性の材料から形成されてもよく、多種多様な脈管及び脈管でない体腔で使用可能である。脈管体腔は、冠状動脈、末梢及び脳脈管構造を含む。脈管でない体腔は、尿管、尿道、卵管、脊柱などを含む。
本発明による引き込まれた外側セパレータ・チューブ及び膨張された拡張可能な部材を備える、ステント移送カテーテルの斜視図である。 ある実施形態による、完全に引き込まれたセパレータ、拡張可能な部材を覆って配置された露出されたプロテーゼ・セグメント、及び一方向グリップ構造の図である。 ある実施形態による、病変を治療するために選択されたプロテーゼ・セグメントの展開図である。 ある実施形態による、病変を治療するために選択されたプロテーゼ・セグメントの展開図である。 ある実施形態による、病変を治療するために選択されたプロテーゼ・セグメントの展開図である。 ある実施形態による、病変を治療するために選択されたプロテーゼ・セグメントの展開図である。 ブレーキ・リリースを備える一方向グリップ構造を示す図である。 プロテーゼ・セグメントを保持するために使用されるステント保持チューブを示す図である。 偏向可能なフランジ又は突起を備える一方向グリップ構造を示す図である。 「L字」型の偏向可能なフランジ又は突起を備える一方向グリップ構造を示す図である。 環状の膨張可能なバルーンを備える一方向グリップ構造を示す図である。 片側性の膨張可能なバルーンを備える一方向グリップ構造を示す図である。 フランジ又はOリングを備える一方向グリップ構造を示す図である。 Ni/Ti円筒又はワイヤ・ループを使用した形状記憶を備える一方向グリップ構造を示す図である。 可撓性の鋸歯又はねじを備える一方向グリップ構造を示す図である。 剛毛、フォーム又は織物を備える一方向グリップ構造を示す図である。 テーパ付きのフランジを備える一方向グリップ構造を示す図である。 ガレージが、ある実施形態による一方向グリップ構造を備える、ステント・セパレータ・チューブの端部に配置されたガレージを示す図である。 ある実施形態によるステント・セパレータ・チューブの端部に配置された別のガレージを示す図である。 プロテーゼ・セグメントと係合する矩形のフランジの端部上に凹状弓形の切欠きを有する図7と同様のガレージを示す図である。 ある実施形態による弓形のフランジを備える一方向グリップ構造を示す平面図である。 ある実施形態による弓形のフランジを備える一方向グリップ構造を示す斜視図である。
図1A、1Bをここで参照すると、ステント移送カテーテル20は、カテーテル本体22、内側膨張シャフト27、又は内側膨張シャフト27を覆って滑動自在に配置されたセパレータ・チューブ25(図1B)などの細長い可撓性のキャリアを備える。拡張可能な部材24、通常膨張可能なバルーン(図1Aでは膨張された形状で、図1Bでは収縮された状態で示されている)が、内側膨張シャフト27の遠端部に装着され、セパレータ・チューブ25を内側シャフトに対して引き込むことによって露出させられる。内側シャフト27は、膨張可能な部材24と流体的に接続されている内腔を備える。ガイドワイヤ・チューブ34が、拡張可能な部材24に近位しているセパレータ・チューブ25内のガイドワイヤ・チューブ出口ポート35を通って滑動自在に配置されている。ガイドワイヤ・チューブ34は、その遠端部がガイドワイヤ・チューブ34に密封的に取り付けられている拡張可能な部材24の内部を通って延びている。拡張可能な部材24の近端部は、ガイドワイヤ・チューブ34と内側シャフト27の周りに密封的に固定されている。柔らかいエラストマー製の材料から通常成る、テーパ付きのノーズコーン28が、デバイスの進行中の血管の損傷を低減させるために、拡張可能な部材24の遠位でガイドワイヤ・チューブ34に装着されている。複数の別々の、又は分離可能なプロテーゼ・セグメント32を備えるプロテーゼ30が、それとともに拡張するための拡張可能な部材24上に配置されている。ガイドワイヤ36が、ガイドワイヤ・チューブ34、拡張可能な部材24、ノーズコーン28を通って滑動自在に配置され、遠位に延びている。
ハンドル38が、カテーテル本体22の近端部23に取り付けられている。ハンドル38は、セパレータ・チューブを進ませかつ引き込めること、バルーン膨張源を接続すること、カテーテルを操作することなどのいくつかの機能を行う。好ましいハンドルの様々な実施形態、さらにその構造及び動作に関する追加の詳細が、2005年6月8日に提出された、「Devices and Methods for Operating and Controlling Interventional Apparatus」という名称の、同時係属の米国特許出願整理番号11/148,713号、(代理人整理番号14592.4002)に記載されており、この出願は前に参照によって本明細書に組み込まれている。別の好ましいハンドルの実施形態、さらにその構造及び動作に関する追加の詳細が、「Devices and Methods for Controlling and Indicating the Length of an Interventional Element」という名称の、同時係属の米国特許公開2005/0149159号に記載されており、この出願は前に参照によって本明細書に組み込まれている。
ハンドル38は、ハンドルの内部構成要素を格納しているハウジング39を備える。内側シャフト27は、好ましくはハンドルに固定され、一方、セパレータ・チューブ25は、ハンドル38に対して引き込まれたり進めたりされる。アダプタ42が、その近端部でハンドル38に取り付けられ、ハンドル38のハウジングの内部で内側シャフト27と流体的に結合されている。アダプタ42は、膨張デバイスと流体的に結合されるように構成されている。膨張デバイスは、サンタ・クララ(カリフォルニア州)のGuidant Corp.から入手可能である商標名「Indeflator(商標)」の下で販売されているものなど、市販されているいかなるバルーン膨張デバイスであってもよい。アダプタは、拡張可能な部材24の膨張を可能にするために、内側シャフト27内の膨張内腔を介して拡張可能な部材24と流体連通している。
セパレータ・チューブ25とガイドワイヤ36がそれぞれ、カテーテル本体の近端部と遠端部の間の点で、カテーテル本体22上に配置されたスライダ組立体50を通って延びている。スライダ組立体50は、イントロデューサ・チューブ又はガイディング・カテーテルなどの上の、止血弁(図示せず)内への挿入と密封のために構成されている一方、セパレータ・チューブ25のスライダ組立体50に対する相対運動を可能とする。スライダ組立体50は、スライダ・チューブ51、スライダ本体52、スライダ・キャップ53を備えている。
図1Bをここで参照すると、セパレータ・チューブ25が、拡張可能な部材24上に配置された複数のプロテーゼ・セグメント32を露出させるために、完全に引き込まれて示されている。拡張可能な部材24は、プロテーゼ・セグメントを支持するキャリアとして働く。セパレータ・チューブ25は、一方向グリップ構造62などの係合部材58を備える。いくつかの実施形態では、本明細書で以下でより完全に説明されるように、セパレータ・チューブの遠位の領域54が、分離後にグリップ62を超えて延びるプロテーゼ・セグメントの一部分を覆い、かつ拘束するために、ガレージを形成する。セパレータ・チューブ25と係合部材58は、拡張可能な部材24とステントのセグメント32に対して遠位の方向に、ノーズコーン28に向かって進められる。ステントのセグメント32のそれぞれは、通常1mmから50mm、普通約2mmから20mm、及び好ましくは約3mmから10mmの軸方向長さを有する。
グリップ構造62は、通常遠端部57に対してある距離l内に配置されている。ここでlは通常、ステントのセグメント長さの2分の1から2倍、より好ましくはセグメント長さの約1から1.5倍である。例示的な実施形態では、lは、約3mmから10mmであろう。より長い長さが、より長いセグメント長さに関連付けられる。グリップ構造62は、ステントのセグメント32と接触し、係合している。セパレータ・チューブ25の遠位の部分54は、セパレータ・チューブが拡張可能な部材24上に延ばされたとき、セパレータ・チューブの遠位の部分が、拡張可能な部材24が拡張するのを防止することができるように、高い円周強度、すなわちフープ強度を有する。セパレータ・チューブ25の遠位の部分54は、拡張可能な部材24が拡張したとき、半径方向の拡張に抵抗するために金属製又はポリマー製のブレードで補強された、金属又はポリマーから好ましくは形成されている。セパレータ・チューブ25は、セパレータ・チューブ25の相対運動を容易にするために、PTFEなどの潤滑又は低摩擦材料の、その内部を包囲するライナをさらに有してもよい。
一方向グリップ構造62は、ある利点を提供する。たとえば、「一方向」グリップ構造は、ステントのセグメントを滑ることなく信頼性高く分離するために、セパレータ・チューブ25が近位に引き込まれたときに、より大きな力を付加するように設計される。
放射線不透過性のマーカーが、カテーテルを病変に対して位置決めすること、及び展開のためのステントのセグメントを選択することを助けるために、カテーテル上に設けられのが好ましい。第1の放射線不透過性のマーカー56(「チューブ・マーカー」と称される)が、セパレータ・チューブ25の位置の可視化を容易にするために、セパレータ・チューブ25の遠端部57に配置されている。第2の放射線不透過性のマーカー60が、拡張可能な部材24の遠端部の近くに内側シャフト27上に配置されている。第2のマーカー60は、「バルーン・マーカー」と称されてもよい。
第1のマーカー56と第2のマーカー60の間の距離は、展開されていないセグメントの近位のグループを引き戻すためにセパレータ・チューブ25が近位に引かれた後、展開のために露出されるプロテーゼ・セグメント32の長さに対応する。したがって、マーカー56、60を治療中の病変の2つの端部と位置合せすることによって、医師が、展開されるプロテーゼの長さが治療中の病変の長さに厳密に整合することを確実にすることができる。このことは、蛍光透視画像でのゆがみや視角によって見かけ上の病変の長さが縮小されるとき、特に有利である。
グリップ構造62は通常、グリップを超えて延びる最も遠位のプロテーゼ・セグメントのいずれかの部分を覆う、遠位の「オーバーハング」を離れるのに十分な距離だけ、セパレータ・チューブ25の遠端部57から近位に離隔される。たとえば、グリップ構造62は、ステントのセグメント32のうちの1つの軸方向の長さ31にほぼ等しい距離l、遠端部57から近位に離隔されることができる。好ましい実施形態では、ステントのセグメント32のそれぞれが、約4mmの軸方向の長さを有し、かつグリップ構造62が、遠端部57からほぼ4mmのところに配置される。他の実施形態では、グリップ構造62が、ある距離、又は2倍以上までのいずれかの距離だけ近位に離隔されて、遠端部57に配置されてもよい。カテーテル上に配置された10個のステントのセグメントを使用しているある実施形態では、1から10個のステントのセグメント32が、展開され、10個のステントのセグメントのそれぞれが、等しい軸方向の長さ31を有してもよい。好ましい実施形態では、ステントのセグメント32のそれぞれが同一である。ステントのセグメント32のそれぞれが、図1Bに示すように、遠位のステントのセグメントの近端部が、隣接する近位に配置されたステントのセグメントの遠端部と噛合する、交互配置された端部を有してもよい。このような交互配置は、十分に壁を覆うことを確実にし、治療中の体腔内への展開後、セグメント間の隙間を減少させる、又は除去する。
図1Bに示すように、一方向グリップ構造62は、首のくびれた(necked-down)円周のウェスト、又はステントのセグメント32と摩擦で係合するように構成された内向きに延びる環状のフランジ構造を備え、それによって、セパレータ・チューブ25が引き込まれるときのセパレータ・チューブ25のステントのセグメント32に対する滑動運動を制限する。一方向グリップ構造62は、セパレータ・チューブ25と一体に形成されたポリマー製又は金属製の材料であってよい、あるいはセパレータ・チューブ25の内部に接合、又はそうでない場合、装着されてもよい。一方向グリップ構造62の幾何形状は、円形の又は卵型の断面を有する(Oリングのような)環状であってよい、あるいはグリップ構造は、三角形、台形、ピラミッド形又は以下で本明細書でより完全に説明される他の形状のような別の断面形状を有してもよい。一方向グリップ構造62は、いくつかの実施形態では、その上に被着されたいかなる被覆も損傷することなく、ステントのセグメント32との摩擦係合を提供するために、十分に柔軟で、適合性がありかつ弾力性のあるシリコーン又はウレタンなどのポリマーである。グリップ構造62は、展開のためにセパレータ・チューブ25の遠位に配置されたこれらのステントのセグメントに対する間隔を作るように、セパレータ・チューブ25内に残っているステントのセグメント32のラインが、セパレータ・チューブ25によって近位に引き込まれることを許すために十分な力でステントのセグメント32の外部と係合するのに十分な距離、半径方向内向きに延びている。
いかなる所望の数のセグメント32が使用されてもよく、セグメント32は、多種多様な長さを有してもよい。好ましい実施形態では、バルーン24は、60mmから65mmの範囲の長さを有し、15個までの4mmステントのセグメント32が、60mmまでの最大展開距離にわたって展開される。代替となる実施形態では、10個までの6mmステントのセグメントが、60mmまでの最大展開距離にわたって展開されてもよい。ステントのセグメントは、拡張可能な部材がステントのセグメントを担持するように、拡張可能な部材24上に捲縮されてもよい。いくつかの実施形態では、最大展開距離は、200mmまで、又はそれより大きくてもよく、さらなる実施形態では、膨張可能な部材は、特に病変70が長い所で、ステントのセグメント32の安定性を強化するためのテーパ付きのバルーンであってよい。たとえば、拡張可能な部材24は、その遠端部での2.5mmの膨張された外直径から、その近端部での約3mmの外直径まで、テーパが付けられてもよい。
図2A〜2Dをここで参照すると、病変を治療するために選択されたプロテーゼ・セグメントの展開が、例示的な実施形態に従って示されている。実施形態は、冠状動脈治療の文脈で説明されるが、本発明は、ステントが展開される様々な血管、さらに頸部、大腿、腸骨やその他の動脈及び静脈と、尿管、尿道、卵管、肝管などの脈管でない体腔とを含むその他の体腔のいずれにおいても有用であることを理解されたい。ガイディング・カテーテル(図示せず)は、最初に大腿などの末梢動脈内に挿入され、右又は左冠状動脈の心門へ進められる。ガイドワイヤ36が次いで、ガイディング・カテーテルを通って挿入され、病変70が治療されるところの目標冠状動脈72内へ進められる。治療される領域、たとえば、病変70は、近端部74と遠端部76によって境界付けられている。ガイドワイヤ36の近端部が、次いで患者の体の外のノーズコーン28とガイドワイヤ・チューブ34を通って挿入され、ステント移送カテーテル20が、ガイドワイヤ36上を冠状動脈内へ滑動自在に進められる。スライダ組立体50が、ガイディング・カテーテルの近端部の止血弁内に配置され、止血弁が次いで、スライダ本体52の外側を止血密封するために締付けられる。ステント移送カテーテル20が、ノーズコーン28が病変70より遠くにあるように、治療される病変70を通って配置される。マーカー60が、病変70の遠端部76の近くに配置される。この配置中、セパレータ・チューブ25が、図2Aに示すように、拡張可能な部材24とその上のステントのセグメント32のすべてを露出させるように、近位に引き込まれる。移送カテーテル20の配置中に引き込まれるセパレータ・チューブの使用は、病変部位への移送を改善するためのより低いプロファイルのカテーテルとし、かつ、カテーテルの遠位の部分でより可撓性であり、適合性のあるカテーテルとするという利点を有する。このことは、蛇行した内腔を通過するときに、特に有利である。
図2Bをここで参照すると、セパレータ・チューブ25が、病変70を治療するために必要でないセグメント32の近位のグループ82を取り除けるように、マーカー56が治療領域の近端部74の近くになるまで、セグメント上を遠位に進められる。所望の数の展開されたステントのセグメントに対応する所望の治療距離は、セパレータ・チューブ25上の第1のマーカー56と、ノーズコーン28に隣接する第2の放射線不透過性のマーカー60との間の分離距離によって決めることができる。セパレータ・チューブ25が進むと、一方向グリップ構造62が、近位のステントのセグメント82上を進む。遠位のステントのセグメント80が、一方向グリップ構造62に対して遠位に配置され、放射線不透過性のマーカーの間の分離距離に基づいて展開するように選択される。カテーテルが血管のきつくカーブした、又は蛇行した領域内に配置されるときなどのある状況では、ステントのセグメント32が、それらの近端部で外向きに広がる傾向があり、このことが、セパレータ・チューブ25の進行を妨害することがある。これに対処するために、いくつかの実施形態では、セパレータ・チューブ25の遠端部(すなわちガレージ54)が、外向きに広がってもよい、又はセパレータ・チューブが進められるときにステントのセグメント32を受けるために、より大きな直径の遠位の開口を呈するようにして近位の方向にテーパする内側直径を有してもよい。
図2Cをここで参照すると、いったんセパレータ・チューブ25が近位のセグメント上を進められた後、セパレータ・チューブが、遠位のステントのセグメント80と近位のステントのセグメント82との間に空間を作るために、わずかに引き込まれる。この空間は、拡張可能な部材24が拡張されるときにステントのセグメント82のうちの最も遠位のものが外れる、又は部分的に拡張するリスクを低減させる。通常、展開されるステントのセグメントとセパレータ・チューブ25内に格納されたままのステントのセグメントとの間に、約1から5mmの空間を作ることが好ましい。セパレータ・チューブ25の引き込みにより、近位のステントのセグメント82を展開されたステントのセグメント80から分離するように、一方向グリップ構造62は近位のステントのセグメント82を把持して引き込む。展開されたステントのセグメント80は覆われず、病変70に隣接したままである。
図2Dに示すように、遠位のステントのセグメント80を展開させるように拡張可能な部材24を半径方向に拡張させるために、それに流体を充填する。展開されたステントのセグメント80を半径方向に拡張させることによって、展開されたステントのセグメント80が、病変70を横切って血管壁に対して外向きに押される。セパレータ・チューブ25が、膨張可能な部材24を拘束し、近位のステントのセグメント82の展開を防止する。展開されるステントのセグメント32の数は、4から200mmの範囲であるステント又はプロテーゼの全体長さに通常対応する。ステントのセグメント80が展開された後、膨張可能な部材24が収縮されて、展開されたステントのセグメント80から取り除かれ、展開されたステントのセグメント80が塑性的に変形された、拡張された形状のままにされる。次いで、カテーテル20が、冠状動脈72から取り除かれて引き込まれる。
図3Aをここで参照すると、係合部材58が、カテーテル20の体腔内への導入の間、ステントのセグメント32を拡張可能な部材24上の定位置に保持するブレーキ・リリース90を備える一方向グリップ構造78を備える。ブレーキ・リリース90は、取付ピン94の周りを回転する1対のアーム92を備える。各取付ピン94は、内側膨張シャフト27上を滑動する管状のスライド98に結合されている。アーム92とピン94が、スライド98とともに動くように装着され、グリップ構造96が、セパレータ・チューブ25に配置されている。グリップ構造96の近位に、セパレータ・チューブ25が、低減された内側直径を有する近位の部分97を有する。セパレータ・チューブ25の進行が、グリップすなわちウェッジ96をアーム92と係合させ、このことが、さらに、アームをピン94の周りに回転させて、アームを下にあるシャフトから係合解除させる。外側セパレータ・チューブが、展開のための所望の数のプロテーゼ又はステントのセグメントを選択するために、所望の距離だけ進められる。セパレータ・チューブ25の近位の部分の低減された内側直径は、アーム92を係合解除されたままに保つ。いったん外側セパレータ・チューブ25が、所望の距離進められた後、セパレータ・チューブが近位に引き込まれる。アーム92が内側シャフト27から係合解除されるため、セパレータ・チューブ25が引き込まれるとき、スライド98が近位に動くことができる。このようにして、近位のセグメントが、展開中の遠位のセグメントから分離されることを許される。分離された遠位のセグメントが次いで、上記で説明されたように展開される。
図3Bをここで参照すると、ステント保持チューブ100が、治療領域への移送中、プロテーゼ・セグメント32を拡張可能な部材24上に保持するために使用されている。ステント保持チューブ100が、シャフト27上に及びセパレータ・チューブ25内に滑動自在に配置される。ステント保持チューブ100は、ステントのセグメント32と係合し、セグメントを拡張可能な部材24に対して定位置に保持する遠端部101を有する。セパレータ・チューブ25が、展開されない所望の数のステントのセグメントを覆うように、ステント保持チューブ100に対して遠位に進められる。セパレータ・チューブ25とステント保持チューブ100が、上記で説明されたように、展開されたセグメントを近位のセグメントから分離するために、一緒に近位に引き込まれる。ステント保持チューブ、セパレータ・チューブ、又はステントのセグメントの運動が、移送カテーテルの他の構成要素に関連して説明されるとき、このような運動は、相対的なものであり、他の構成要素を静止したままにしながら、セパレータ・チューブ、ステント保持チューブ、又はステントのセグメントを移動させること、他の構成要素を移動させながら、セパレータ・チューブ、ステント保持チューブ又はステントのセグメントを静止したままにすること、あるいは複数の構成要素を互いに対して同時に移動させることを包含することを理解されたい。
図4Aをここで参照すると、係合部材58が、偏向可能なフランジ110又は突起を有する一方向グリップ構造108を備えている。偏向可能なフランジ110は、使用されていない近位のステントのセグメント82と係合するために内向きに延びている。偏向可能なフランジ110は弾力性であり、セパレータ・チューブが遠位に進むとき近位のステントのセグメント82を通過するように、近位に傾斜させることができる。セパレータ・チューブ25が、展開のためのステントのセグメントを選択するために、上記で説明されたように遠位に進められる。セパレータ・チューブ25を近位に引き込むことによって、近位のステントのセグメント82のうちの最も遠位のものが偏向可能なフランジ110と係合され、近位のステントのセグメントが上記で説明されたように引き込まれる。
図4Bをここで参照すると、係合部材58が、セパレータ・チューブ25の内円周の周りに配置された複数の偏向可能な突起120を備える一方向グリップ構造118を備えている。弾力性があり、偏向可能な突起は、セパレータ・チューブ25がステントのセグメント32に対して進められるとき、近位に曲がる。
図4Cをここで参照すると、係合部材58が、環状の膨張可能なバルーン130を備える一方向グリップ構造128を備えている。環状のバルーン130は、内腔132を使用して収縮されかつ膨張させられる。展開のためのステントを選択するために、環状のバルーン130が最初に収縮される、又は収縮した状態で最初に提供される。収縮された環状のバルーン130が、上記で説明されたように、展開のためのステントを選択するために近位のステントのセグメントのうちの最も遠位のものの上に配置される。環状のバルーン130が、近位のステントのセグメントのうちの最も遠位のものと係合するために膨張させられる。上記で説明されたようなセパレータ・チューブ25の近位の引き込みが、展開のための遠位のステントのセグメントを分離するために、近位のステントのセグメントを引き込む。遠位のステントのセグメントが、次いで上記で説明されたように展開される。
図4Dをここで参照すると、係合部材58が、片側性の膨張可能なバルーン140を備える一方向グリップ構造138を備える。片側性のバルーン140は、上記で説明されたように環状のバルーン130と同様にして使用されることができる。
図4Eをここで参照すると、係合部材58が、フランジ150又はOリングを備える一方向グリップ構造148を備えている。フランジ150は、上記で説明されたように、ポリマー製の材料、又はニッケル/チタン合金などの金属から作製される。フランジ150の用法は、本明細書で説明された他の一方向係合部材と同様である。たとえば、フランジ150は、上記で説明されたように、露出されたセグメント上を滑動し、それを覆うために遠位に移動される。フランジ150は、上記で説明されたように、引き込みの際にフランジ150が、近位のセグメントを展開されたセグメントから分離させるように、ステントのセグメント32と摩擦で係合する。
図5Aをここで参照すると、係合部材58は、加熱コイル163によって包囲されたNi/Ti円筒160を備える形状記憶部材構造を備える一方向グリップ構造158を備えている。電圧及び/又は電流が、電線によって加熱コイル163に印加される。電圧及び/又は電流の印加の前に、円筒160は、セグメント32を覆って配置できる大きな直径を有する。電圧及び/又は電流を加熱コイル163に印加することによって、Ni/Ti円筒160の直径が縮小し、Ni/Ti円筒160はセグメント32と係合される。セパレータ・チューブ25が、上記で説明されたように、近位のセグメントを取り除き、遠位のセグメントを展開のための位置のままに残すために近位に引き込まれる。
図5Bをここで参照すると、係合部材58は、可撓性の鋸歯170又はねじを備える一方向グリップ構造168を備えている。可撓性の歯170又はねじは、フランジの使用に対して上記で説明されたように使用される剛性又は可撓性の金属又はポリマーである。
図5Cをここで参照すると、係合部材58が、剛毛180、又はフォーム又は織物材料を備える、一方向グリップ構造178を備えている。剛毛180、フォーム又は織物は、上記で説明されたフランジと同様の方式で展開されてもよい。
図5Dをここで参照すると、係合部材58が、テーパ付きのフランジ190を備える一方向グリップ構造188を備えている。テーパ付きのフランジ190は、その近端部でより小さい直径を有し、セグメント32の一方向係合のために適切であるように、テーパが付けられている。
図6をここで参照すると、係合部材58が、その上に形成された複数の一方向グリップ構造204を有するガレージ206を備えている。各一方向グリップ構造204は、いくつかの弾力性のタブ200、すなわちフィンガを備える、これは、上記で説明されたように、セグメント32と係合するために、内向きに角度を付けられ近位に傾斜させられる。タブ200は、3つの隣接するフィンガの繰り返しパターンを備えている。各タブは、係合されたステントのセグメント上の被覆に対する損傷を回避するために丸みを帯びた端部232を備えている。円形の切欠き220が、ガレージの裂開を防止するために、隣接する領域202へ付加されるタブ200からの力を分配することができる。また、円形の切欠き220の断面サイズが、弾力性を提供するために、及びタブ200がステントのセグメントに付加する圧力の量を変更するために、変更されてもよい。くぼみ230が、タブ200の丸みを帯びた端部232の近くに設けられている。くぼみ230は、タブ200の横側面に沿って1対の先端233を形成するように、丸みを帯びた端部232の両側に設けられている。先端233は、ガレージ206が拡張可能な部材24に対して引き込まれるとき、丸みを帯びた端部232が、拡張可能な部材24内へ食い込まないようにするために、ステントのセグメントと係合するように構成されている。
ガレージ206は、ほぼ円筒形であり、セパレータ・チューブ25の遠端部57に固定されている。ガレージ204は、好ましくは、少なくともステントのセグメント32の1つ分と同じであるが、好ましくは、このようなステントのセグメント2つ分の長さより小さい長さを有する。ガレージ206は、可撓性の本体212を設け、治療領域に向かってのカテーテルの挿入中ガレージの曲げを許すために、形成されたチャネル210を有する。図6に示すように、ガレージ206は、セパレータ・チューブ25の遠端部57となるようにセパレータ・チューブ25の遠位の部分54に取り付けられている。セパレータ・チューブ25の遠端部57のように、ガレージ204は、ガレージが膨張可能な部材24上に延ばされたとき、拡張可能な部材24が実質上拡張することを防止するために、高い半径方向強度を有するように設計されている。別法として、ガレージは、セパレータ・チューブ25の遠位の部分54内に埋め込まれてもよい(以下の図7、8、9A参照)。ガレージ204は、たとえば、ニッケル/チタン合金又は鋼などの、いかなる適切な材料、又は適切な材料の組合せから作製されてもよい。ガレージ204、タブ200、チャネル210は、レーザー切削又はフォトエッチングなどのリソグラフィ技術によって形成されてもよい。ガレージ204は、丸みを帯びた円筒を形成するために、フォトエッチングされた平坦な板の端部を対合させることによって形成されてもよい。別法として、ガレージ204は、レーザー加工された丸いチューブとして形成されたNi/Ti合金から形成されてもよい。
図7をここで参照すると、係合部材58が、セパレータ・チューブ25の遠位の部分54内にガレージ246を備えている。ガレージ246は、弾力性のタブ200の繰り返しパターンの2つの軸方向に配置された列、すなわちフィンガを備える、一方向グリップ構造248を備える。タブは、プロテーゼ・セグメント32と係合するために矩形形状にされてもよい。タブ200の第1の列とタブ200の第2の列が示されているが、1つ、3つ、又はそれ以上の列も同様に使用されてもよい。細長い切欠き244が、タブ200によってセグメント32に及ぼされる所望の把持特性まで減少させるため、及び/又は設定するために、タブ200内に設けられている。アンカー250が、ガレージ246上に配置されている。アンカー250は、ガレージ246をセパレータ・チューブ25の遠位の部分54に固定する。
図8をここで参照すると、さらなる実施形態では、図7のようなガレージと一方向グリップ構造は、プロテーゼ・セグメントと係合している矩形のタブ200の端部に凹状弓形の切欠き260を有してもよい。このような切欠き260は、タブ200のステントのセグメント32との係合を強化する。
図9A及び9Bをここで参照すると、ある実施形態による、弓形の、弾力性のフランジ302、すなわちフィンガを有する一方向グリップ構造300を備える係合部材58の平面図と斜視図が示されている。一方向グリップ構造300が、セパレータ・チューブ25の遠端部57の近くに配置されている。一方向グリップ構造300が、チューブの遠位の部分がグリップ構造を支持し、上記で説明されたように拡張可能な部材の拡張を防止するように、セパレータ・チューブ25の高強度の遠位の部分54内に配置されている。一方向グリップ構造300は、セパレータ・チューブの遠端部57から分離されており、上記で説明されたようないずれの距離で分離されてもよい。一方向グリップ構造300は、上記で説明したガレージと同様に使用、製造、機械加工されてもよい。
例示的な実施形態が、理解を明確にするために、かつ一例としていくらか詳細に説明されたが、様々な追加の修正、適応及び変更が、当業者に明らかであろう。このため、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ制限される。
<附記1>
体腔内にプロテーゼ・セグメントを埋め込むための装置であって、
体腔内に配置可能な細長い可撓性のキャリア、
前記キャリアの外側面上に軸方向にかつ解放可能に分配される複数のプロテーゼ・セグメント、及び
前記セグメントの近位のグループを、前記体腔へ解放される前記セグメントの遠位のグループから分離するために、前記セグメント上を遠位に進められ、かつ近位に引き込まれるセパレータ
を備える装置。
<附記2>
前記プロテーゼ・セグメントが半径方向外向きの内力の付加の際に拡張され、かつ前記細長い可撓性のキャリアが、前記複数のプロテーゼ・セグメントを担持する前記外側面を備える拡張可能な部材を有するカテーテルを備える附記1に記載の装置。
<附記3>
前記拡張可能な部材が1cmから20cmの範囲の長さを有し、かつ1mmから5mmの範囲の直径に拡張可能である附記2に記載の装置。
<附記4>
前記拡張可能な部材によって担持されている3個から50個のプロテーゼ・セグメントを有する附記3に記載の装置。
<附記5>
前記拡張可能な部材が膨張可能な部材を備える附記2に記載の装置。
<附記6>
前記プロテーゼ・セグメントが軸方向分離の前に交互配置された端部を有する附記1に記載の装置。
<附記7>
前記プロテーゼ・セグメントがそれぞれ2mmから20mmの範囲の長さを有する請求項1に記載の装置。
<附記8>
前記セパレータが係合部材を遠端部の近くに有するセパレータ・チューブを備える請求項1に記載の装置。
<附記9>
前記セパレータが、前記セパレータが遠位に進められた後、セグメントの近位のグループを包囲するセパレータ・チューブを備える附記8に記載の装置。
<附記10>
前記係合部材が、前記セパレータ・チューブが遠位に進められたとき前記プロテーゼ・セグメント上を通過し、かつ前記セパレータ・チューブが近位に引かれたときプロテーゼ・セグメントを把持する、グリップ構造を備える附記8に記載の装置。
<附記11>
前記グリップ構造が、前記セパレータ・チューブが近位に引かれたときに、前記セパレータ・チューブが遠位に押されたときよりも大きい力を、前記プロテーゼ・セグメントに及ぼす附記10に記載の装置。
<附記12>
前記グリップ構造が、プロテーゼ・セグメントの前記長さの約2分の1から2倍に等しい距離だけ、前記セパレータ・チューブの前記遠端部から近位に離隔される附記10に記載の装置。
<附記13>
前記グリップ構造が、複数の半径方向内向きに配置された弾力性のフィンガを備える請求項10に記載の装置。
<附記14>
前記フィンガのうちの少なくともいくつかが、前記セパレータ・チューブが遠位に進められたときには、前記プロテーゼ・セグメント上を通過するが、前記セパレータ・チューブが近位に引かれたときには、セグメントと係合するように近位に傾斜させられている請求項13に記載の装置。
<附記15>
前記フィンガのうちの少なくともいくつかが金属から成る附記14に記載の装置。
<附記16>
前記グリップ構造が膨張可能である附記10に記載の装置。
<附記17>
前記グリップ構造が解放可能である附記10に記載の装置。
<附記18>
前記グリップ構造が前記プロテーゼ・セグメントと選択的に係合及び係合解除するように構成されている附記17に記載の装置。
<附記19>
前記一方向グリップ構造が、傾斜した又は円錐状の表面を備える附記10に記載の装置。
<附記20>
前記グリップ構造が前記セパレータ・チューブ上に環状のフランジを備える附記19に記載の装置。
<附記21>
前記プロテーゼ・セグメントが、そこから解放されるように構成された治療薬を担持している附記1に記載の装置。
<附記22>
前記治療薬が再狭窄を抑制するものである附記21に記載の装置。
<附記23>
前記治療薬が、前記プロテーゼ・セグメントの前記表面の少なくとも一部分を覆って被覆されている附記21に記載の装置。
<附記24>
ステントのセグメントを体腔へ移送するための方法であって、
治療される前記体腔の領域に複数の隣接するステントのセグメントを導入するステップ、
前記体腔への移送のために、1つ又は複数の遠位に配置されたステントのセグメントを選択するステップ、
前記選択された遠位に配置されたステントのセグメントから、前記選択された遠位に配置されたステントのセグメントの近位に配置されたすべてのステントのセグメントを軸方向に分離するステップ、及び、
前記選択された遠位に配置されたステントのセグメントを、これらが前記近位に配置されたステントのセグメントから分離された後、展開するステップを含む方法。
<附記25>
前記複数の隣接するステントのセグメントが血管内に導入される附記24に記載の方法。
<附記26>
前記複数が、少なくとも3つのステントのセグメントを含む附記24に記載の方法。
<附記27>
少なくとも2つのステントのセグメントが同時に展開される附記26に記載の方法。
<附記28>
前記複数のステントのセグメントのうちの少なくともいくつかが分離の前に互いに取り付けられない附記24に記載の方法。
<附記29>
前記複数のステントのセグメントのうちの少なくともいくつかが分離の前に互いに取り付けられる附記24に記載の方法。
<附記30>
選択するステップが、最も遠位のステントのセグメントを治療される前記領域の遠端部と位置合せするステップ、及び、前記領域の近端部と位置合せされている第1の近位に配置されたステントのセグメントを識別するステップを含み、前記第1の近位に配置されたステントのセグメントに対して遠位の前記ステントのセグメントが、前記体腔への移送のために選択される附記24に記載の方法。
<附記31>
選択するステップが蛍光透視撮像の下で行われる附記30に記載の方法。
<附記32>
軸方向に分離するステップが、前記選択されたセグメントのすぐ近位に配置されている前記ステントのセグメントをセパレータと係合させ、かつ前記セパレータを近位に引くステップを含む附記24に記載の方法。
<附記33>
前記セパレータが、チューブを備え、かつ係合するステップが、前記すぐ近位のステントのセグメントを覆って前記チューブの遠端部の近くにグリップ構造を配置するステップを含む附記32に記載の方法。
<附記34>
前記セパレータ・チューブが、前記近位に配置されたステントのセグメントを包囲するチューブを備える附記33に記載の方法。
<附記35>
展開するステップが、前記選択されたステントのセグメントを半径方向に拡張させるために、展開バルーンを膨張させるステップを含む附記24に記載の方法。
<附記36>
前記近位に配置されたステントのセグメントが、半径方向に拘束される一方、前記選択されたステントのセグメントが、半径方向に拡張される附記35に記載の方法。
<附記37>
前記ステントのセグメントが、前記体腔の前記領域への導入中、前記チューブによって覆われない附記34に記載の方法。前記セグメントの前記体腔内での展開後、前記ステントのセグメントから治療薬を放出するステップをさらに含む附記25に記載の方法。
<附記38>
ステントのセグメントを血管内の治療領域へ選択的に移送するための方法であって、
前記血管を通って前記治療領域へ展開カテーテルを配置するステップであって、複数の隣接するステントのセグメントがバルーン又はカテーテルを覆って配置されるステップ、
1つ又は複数の近位に配置されたステントのセグメント上にセパレータ・チューブを進行させるステップ、
前記セパレータ・チューブ上のグリップ構造を、前記近位に配置されたステントのセグメントの最も遠位のものに係合させるステップ、
前記近位に配置されたステントのセグメントを、残りの前記遠位に配置されたステントのセグメントから分離するために、前記セパレータ・チューブを近位に引くステップ、及び
前記近位に配置されたステントのセグメントが前記セパレータ・チューブによって覆われたままで、前記遠位に配置されたステントのセグメントを展開するために、前記バルーンを膨張させるステップ、を含む方法。
<附記39>
前記複数が、少なくとも3つのステントのセグメントを含む附記38に記載の方法。
<附記40>
少なくとも2つの遠位に配置されたステントのセグメントが同時に展開される附記39に記載の方法。
<附記41>
前記複数のステントのセグメントのうちの少なくともいくつかが分離前に互いに取り外される附記38に記載の方法。
<附記42>
前記複数のステントのセグメントのうちの少なくともいくつかが分離前に互いに取り付けられる附記38に記載の方法。
<附記43>
前記最も遠位のステントのセグメントを治療される前記領域の前記遠端部と位置合せするステップであって、前記セパレータ・チューブが、前記グリップ構造が治療される領域の近端部のすぐ近位にあるステントのセグメントと係合されるまで、進められるステップをさらに含む附記38に記載の方法。
<附記44>
位置合せするステップが蛍光透視撮像の下で行われる附記43に記載の方法。
<附記45>
前記ステントのセグメントが、前記展開カテーテルの前記配置中、前記セパレータ・チューブによって覆われない附記38に記載の方法。
<附記46>
前記血管内での再狭窄を抑制するために、前記ステントのセグメントから治療薬を放出するステップをさらに含む附記38に記載の方法。

Claims (1)

  1. 体腔内にプロテーゼ・セグメントを埋め込むための装置であって、
    体腔内に配置可能な細長い可撓性のキャリア、
    前記キャリアの外側面上に軸方向にかつ解放可能に分配される複数のプロテーゼ・セグメント、及び
    前記セグメントの近位のグループを、前記体腔へ解放される前記セグメントの遠位のグループから分離するために、前記セグメント上を遠位に進められ、かつ近位に引き込まれるセパレータ
    を備える装置。
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