JP2013239807A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信ネットワーク上のループを回避する構成および方法を提供する。
【解決手段】通信装置は、ポートと、ネットワークの接続状態を監視するために他の通信装置へ送信される監視フレームを生成する監視フレーム生成部と、ポートについてポート状態を記録する状態記録部と、状態記録部に記録されているポート状態に基づいてフレームを処理するフレーム処理部と、監視フレームが生成されない期間に応じて、状態記録部においてポートに対してポート状態として停止状態を設定する状態制御部と、を有する。フレーム処理部は、状態記録部に停止状態が設定されているポートを介して受信するフレームを廃棄する。
【選択図】図6

Description

本発明は、フレームを伝送する通信装置に係わる。
通信ネットワークにおいて障害が発生すると、通信が不能になることがある。この問題を回避するために、通信ネットワークは、冗長性を有するように設計される。このような通信ネットワークでは、ある経路上で障害が発生したときに、その経路上のトラヒックが他の経路を介して伝送される。
ところが、冗長性を有するネットワークにおいては、1または複数のループが形成される。そして、ループを有するネットワークにおいて、ブロードキャストフレームまたはマルチキャストフレームが送信されると、ブロードキャストストームと呼ばれる多重送信が引き起こされる。この結果、通信資源が無駄に使用され、最悪の場合にはネットワークがダウンするおそれがある。
ネットワーク上のループを回避しながら信頼性の向上を図る手法の1つとして、スパニングツリープロトコル(STP:Spanning Tree Protocol)が知られている。スパニングツリープロトコルは、IEEE802.1Dの勧告で規定された標準プロトコルである。スパニングツリープロトコルは、ネットワーク上のループを検出したときに、通信装置のポートを論理的に遮断することで、ループによる悪影響を回避できる。また、スパニングツリープロトコルによれば、通信装置間でBPDU(Bridge Protocol Data Unit)フレームを送受信することによって、各通信装置がネットワークの接続状態を検出することができる。
図1は、スパニングツリープロトコルについて説明する図である。図1に示す例では、通信装置200A〜200Cがメッシュ状に接続されている。各通信装置200A〜200Cには、それぞれIDが付与されている。
各通信装置200A〜200Cは、定期的に、BPDUフレームを送信する。BPDUフレームは「ルートID」「パスコスト」「ブリッジID」を含む。ルートIDは、ルートブリッジとして動作する通信装置を識別する。パスコストは、ルートブリッジまでの通信コストを表す。ブリッジIDは、BPDUフレームの送信元の通信装置を識別する。
各通信装置200A〜200Cは、隣接する通信装置から受信するBPDUフレームを解析することにより、ネットワークの接続状態またはトポロジを検出することができる。すなわち、各通信装置200A〜200Cは、BPDUフレームに基づいて、ネットワーク上のループを検出することができる。以下の説明では、通信装置200Aがルートブリッジであるものとする。ルートブリッジは、例えば、各通信装置に付与されているIDに基づいて決定される。
図1(a)において、通信装置200Aは、ポートP1、P2を介してBPDUフレームAを送信する。このとき、BPDUフレームAには「ルートID=A」および「ブリッジID=A」が設定される。そして、通信装置200Bは、ポートP1を介してBPDUフレームAを受信する。同様に、通信装置200Cも、ポートP1を介してBPDUフレームAを受信する。
通信装置200Bは、ポートP2を介してBPDUフレームBを送信する。このとき、BPDUフレームBには「ルートID=A」および「ブリッジID=B」が設定される。そして、通信装置200Cは、ポートP2を介してBPDUフレームBを受信する。
このケースでは、通信装置200Cは、複数のポート(すなわち、P1およびP2)を介して「ルートID=A」が設定されたBPDUフレームを受信している。これにより、通信装置200Cは、ルートブリッジ(すなわち、通信装置200A)と通信装置200Cとの間に物理的に複数の経路が存在することを検出する。すなわち、通信装置200Cは、ループを検出する。
そうすると、通信装置200Cは、ポートP1またはポートP2の一方をブロッキングポートに設定する。このとき、通信装置200Cは、例えば、各ポートP1、P2からルートブリッジまでのパスコストに基づいて、ブロッキングポートに設定すべきポートを決定する。この例では、ポートP2がブロッキングポートに設定されている。この場合、通信装置200Cは、ポートP2を介して受信するフレームを論理的に遮断する。また、通信装置200Cは、ポートP2を介してフレームを送信しない。この結果、ネットワーク上のループが解消される。ただし、BPDUフレームは、ブロッキングポートにおいて遮断されることはない。
関連する技術として、スパニングツリープロトコルを用いた機器の増設時または障害発生時に、ネットワークの再構成が生じずにネットワーク動作を維持し得る方法が提案されている。(例えば、特許文献1)
特開2002−330152号公報
IEEE Std 802.1D, IEEE Standard for Local and Metropolitan Area Network: Media Access Control (MAC) Bridge, 9 June 2004
上述のように、各通信装置にスパニングツリープロトコルを実装することにより、ネットワーク上のループを論理的に回避することが可能である。しかしながら、任意の通信装置においてBPDUフレームを送信できない状況が発生すると、スパニングツリープロトコルが適用されているネットワークであっても、ループが形成されてしまうことがある。
例えば、図1(b)に示すように、通信装置200BがBPDUフレームを送信できなくなったものとする。このような状況は、例えば、通信装置200BにおいてBPDUフレームを生成する機能が故障したときに発生する。或いは、通信装置200Bにおいてスパニングツリープロトコルのためのソフトウェアを更新する際にも、通信装置200Bは一時的にBPDUフレームを送信できない。
この場合、通信装置200Cは、ポートP2を介してBPDUフレームを受信しない。すなわち、通信装置200Cは、「ルートID=A」が設定されたBPDUフレームをポートP1のみを介して受信することになる。そうすると、通信装置200Cは、物理的なループが存在しないと判断し、ポートP2を、ブロッキングポートからフォワーディングポートに変更する。フォワーディングポートは、フレームを送信および受信できる。
このとき、通信装置200Bは、BPDUフレーム以外のフレーム(例えば、データフレーム)を送受信できるものとする。そうすると、通信装置200Cは、通信装置200Aから送信されるフレームをポートP1を介して受信すると共に、通信装置200Bから送信されるフレームをポートP2を介して受信することになる。すなわち、ループが形成されてしまう。この結果、任意の通信装置でブロードキャストまたはマルチキャストが行われると、ブロードキャストストームにより、通信資源が無駄に消費されるおそれがある。
本発明の目的は、通信ネットワーク上のループを回避するための構成および方法を提供することである。
本発明の1つの態様の通信装置は、ポートと、ネットワークの接続状態を監視するために他の通信装置へ送信される監視フレームを生成する監視フレーム生成部と、前記ポートについてポート状態を記録する状態記録部と、前記状態記録部に記録されているポート状態に基づいてフレームを処理するフレーム処理部と、前記監視フレームが生成されない期間に応じて、前記状態記録部において前記ポートに対してポート状態として停止状態を設定する状態制御部と、を有する。前記フレーム処理部は、前記状態記録部に停止状態が設定されているポートを介して受信するフレームを廃棄する。
上述の態様によれば、通信ネットワーク上のループが回避される。
スパニングツリープロトコルについて説明する図である。 本発明の実施形態の通信装置が使用されるネットワークの一例を示す図である。 通信装置の構成を示す図である。 通信装置により伝送されるフレームのフォーマットを示す図である。 BPDUフレームのフォーマットを示す図である。 第1の実施形態に係る通信装置の構成を示す図である。 フィルタテーブルの一例を示す図である。 STP制御テーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る通信装置の構成を示す図である。 第2の実施形態のSTP制御テーブルの一例を示す図である。 第3の実施形態に係る通信装置の構成を示す図である。 第4の実施形態に係る通信装置の構成を示す図である。
図2は、本発明の実施形態の通信装置が使用されるネットワークの一例を示す。このネットワークは、図2に示すように、複数の通信装置1(1a〜1f)によって構築されている。各通信装置1は、例えば光ファイバにより、1または複数の他の通信装置1と接続されている。例えば、通信装置1aは、通信装置1b、1d、1eと接続されており、通信装置1bは、通信装置1a、1c、1d、1e、1fと接続されている。また、各通信装置1は、1または複数のユーザ端末2を収容することができる。図2に示す例では、通信装置1a、1c、1d、1fが、それぞれ複数のユーザ端末2を収容している。
各通信装置1は、ユーザ端末2または他の通信装置1から受信するフレームを、宛先へ向かって転送する。すなわち、各通信装置1は、受信フレームの宛先アドレスに基づいてそのフレームを転送することができる。なお、この明細書では、フレームおよびパケットを互いに区別しないことにする。したがって、「フレーム」は、パケットを含むものとする。
複数の通信装置1a〜1fは、図2に示すように、冗長的な経路を有するように接続されている。例えば、ユーザ端末2aとユーザ端末2bとの間(すなわち、通信装置1aと通信装置1cとの間)には、複数の経路が存在する。よって、ユーザ端末2a、2b間で通信装置1a、1b、1cを介してユーザフレームが伝送されているときに、通信装置1bが故障すると、ネットワークは、例えば、通信装置1a、1e、1cを介してユーザフレームを伝送することができる。
各通信装置1には、スパニングツリープロトコルが実装されている。すなわち、各通信装置1は、スパニングツリープロトコルを実行する。スパニングツリープロトコルは、論理的にループの無いネットワークを提供することができる。
図3は、通信装置1の構成を示す。通信装置1は、図3に示すように、複数のインタフェース部11、スイッチ12、制御部13を有する。また、通信装置1には、制御端末14が接続されている。
各インタフェース部11は、複数のポートを有する。この実施例では、通信装置1は、1つの対向装置(他の通信装置1またはユーザ端末2)に対して1組の入力ポートおよび出力ポートを有する。すなわち、通信装置1は、対向装置から送信されるフレームを入力ポートを介して受信し、出力ポートを介してその対向装置へフレームを送信する。
インタフェース部11は、ポートを介して受信するフレームを終端し、そのフレームをスイッチ12へ送る。また、インタフェース部11は、スイッチ12から導かれてくるフレームを、そのパケットの宛先に対応するポートを介して出力する。なお、インタフェース部11は、例えば、着脱可能なモジュール、ボード、またはカードで実現される。
スイッチ12は、複数のインタフェース部11に接続されている。そして、スイッチ12は、インタフェース部11から入力されるフレームを、その宛先に対応するインタフェース部11へ導く。なお、スイッチ12は、例えば、着脱可能なモジュール、ボード、またはカードで実現される。
制御部13は、CPUおよびメモリを含み、インタフェース部11およびスイッチ12の動作を制御する。また、制御部13は、インタフェース部11と連携してスパニングツリープロトコルを実行する。さらに、制御部13は、アラーム情報および/または統計情報を収集することもできる。なお、制御部13は、例えば、着脱可能なモジュール、ボード、またはカードで実現される。
制御端末14は、制御部13に接続されるコンピュータであり、ユーザまたはネットワーク管理者の指示を通信装置1に与える。なお、制御端末14は、通信装置1の一部であってもよい。
インタフェース部11、スイッチ12、制御部13は、着脱可能である必要はなく、例えば、マザーボードに一体化されていてもよい。また、通信装置1は、インタフェース部11、スイッチ12、制御部13以外に、他の要素を含んでいてもよい。
図4は、通信装置1により伝送されるフレームのフォーマットの例を示す。ここでは、通信装置1は、Ethernet(登録商標)フレームを伝送するものとする。なお、図4に示す括弧付きの数字は、バイト単位で表された情報長を意味する。
Ethernetフレームは、図4(a)に示すように、宛先MACアドレス(MAC DA)、送信元MACアドレス(MAC SA)、イーサネットタイプ(E-TYPE)、プロトコルデータユニット(PDU)、フレームチェックシーケンス(FCS)を有する。イーサネットタイプは、プロトコルデータユニットに格納されるメッセージのタイプを識別する。一例としては、0x0800は、IPv4フレームを表す。なお、イーサネットタイプは、例えば、IANAにより規定される。プロトコルデータユニットは、上位レイヤのメッセージを格納する。フレームチェックシーケンスは、フレーム誤り検出のために使用され、例えば、CRC32符号により実現される。
図4(b)は、VLANタグが付されたEthernetフレームのフォーマットを示す。タグプロトコル識別子(TPID)には、フレーム内に仮想LAN識別子が格納されていることを表す値が設定される。例えば、タグプロトコル識別子として、IEEE802.1Qで規定される0x8100が設定される。仮想LAN識別子(VLAN ID)は、ユーザを識別することができる。なお、タグプロトコル識別子および仮想LAN識別子の組合せがVLANタグと呼ばれる。
図5は、BPDUフレームのフォーマットを示す。宛先アドレス(DA)には、予め指定されたマルチキャストアドレスが設定される。送信元アドレス(SA)には、BPDUフレームを送信する送信装置のMACアドレスが設定される。DSAPおよびSSAPには、スパニングツリープロトコルに対して予め割り当てられている値が設定される。
BPDUメッセージは、図5に示すように、ルートID、パスコスト、ブリッジIDを含む。ルートIDは、ルートブリッジとして動作する通信装置を識別する。パスコストは、ルートブリッジまでの通信コストを表す。ブリッジIDは、BPDUフレームの送信元の通信装置を識別する。
<第1の実施形態>
図6は、第1の実施形態に係る通信装置の構成を示す。図6において、複数のインタフェース装置11の構成および動作は、実質的に互いに同じである。
インタフェース部11は、I/O部21、判定部22、フィルタテーブル23、フレーム処理部24、STP制御テーブル25、ELAN制御回路26、MACテーブル27、タイマ28、状態制御部29を有する。なお、インタフェース部11は、さらに他の要素を有していてもよい。
I/O部21は、複数のポートP1〜Pnを有する。各ポートは、それぞれ対応する対向装置(CN)との間で信号を送信および受信するために使用される。たとえば、ポートP1は、対向装置CN−1との間で信号を送信および受信するために使用され、ポートPnは、対向装置CN−nとの間で信号を送信および受信するために使用される。対向装置は、図2に示す例では、他の通信装置1またはユーザ端末2に相当する。例えば、通信装置1bは、図2において、5つの対向装置(通信装置1a、1c、1d、1e、1f)を有する。
I/O部21は、ポートを介して受信する信号を物理レイヤおよびMACレイヤにおいて終端する。すなわち、I/O部21は、PHY/MAC処理回路として動作する。そして、I/O部21は、受信信号からフレームを再生して出力する。このとき、I/O部21は、フレームを受信したポートを識別するポート情報を出力することができる。ポート情報は、この例では、ポート番号(P1〜Pn)を表す。さらに、I/O部21は、フレーム処理部24から出力されるフレームを、指定されたポートを介して対向装置へ送信する。
判定部22は、受信フレームについて、スパニングツリープロトコルが適用されているか否かを判定する。このとき、判定部22は、受信フレームの所定の領域に格納されている制御情報およびその受信フレームのポート情報の組合せから検索キー情報を生成し、その検索キー情報でフィルタテーブル23を検索する。ポート情報は、フレームを受信したポートを識別し、I/O部21により生成される。
検索キー情報を生成するための制御情報は、例えば、受信フレームの先頭から所定長のデータを抽出することにより得られる。例えば、受信フレームの先頭から12バイト分のデータを抽出すれば、受信フレームの宛先MACアドレスおよび送信元MACアドレスが制御情報として得られる。
制御情報は、宛先MACアドレスまたは送信元MACアドレスの一方であってもよい。また、制御情報は、宛先MACアドレスおよび送信元MACアドレス以外の情報を含んでいてもよい。例えば、制御情報は、図4(b)に示す仮想LAN識別子(VLAN ID)を含んでいてもよい。さらに、制御情報の一部のビットがマスクされていてもよい。例えば、宛先MACアドレスおよび/または送信元MACアドレスの下位ビットがマスクされていてもよい。
フィルタテーブル23は、検索キー情報(すなわち、制御情報およびポート情報の組合せ)に対して、スパニングツリープロトコルが有効であるか否かを表すフィルタ情報を記録する。したがって、判定部22は、検索キー情報でフィルタテーブル23を検索することにより、受信フレームについてスパニングツリープロトコルが適用されているか否かを判定できる。
図7は、フィルタテーブル23の一例を示す。この例では、検索キー情報として使用される制御情報は、宛先MACアドレスおよび送信元MACアドレスである。なお、図7において、DAは、宛先MACアドレスを表し、SAは、送信元MACアドレスを表す。
フィルタテーブル23は、検索キー情報に対して、有効フラグ(V)、ELANサービスフラグ(ELAN)、STP有効フラグ(STP)、および宛先情報を格納する。有効フラグは、エントリが有効であるか否かを表す(0:無効、1:有効)。ELANサービスフラグは、ELANサービスが有効であるか否かを表す(0:ELINEサービス、1:ELANサービス)。なお、ELINEは、Point to Point接続を提供する。また、ELANは、Multi-Point to Multi-Point接続を提供する。STP有効フラグは、スパニングツリープロトコルが適用されているか否かを表す(0:非適用、1:適用)。宛先情報は、宛先カードおよび宛先ポートを表す。この宛先情報は、ELINEサービスに対して設定される。
フィルタテーブル23は、例えばTCAM(Ternary Content Addressable Memory)により実現される。ただし、フィルタテーブル23は、TCAMに限定されるものではなく、たとえば、仮想LAN識別子を検索インデックスとするSRAMであってもよい。なお、フィルタテーブル23の内容は、例えば、ユーザまたはネットワーク管理者により制御端末14を介して登録される。
判定部22は、各フレームについて、検索キー情報を用いてフィルタテーブル23を検索する。ここで、「宛先MACアドレス=DA1」および「送信元MACアドレス=SA2」を有するフレームがポートP1を介して入力されるものとする。この場合、判定部22は、フィルタテーブル23から「ELAN:有効」および「STP:適用」を得る。また、「宛先MACアドレス=DA4」および「送信元MACアドレス=SA3」を有するフレームがポートP1を介して入力されたときは、判定部22は、フィルタテーブル23から「ELAN:有効」および「STP:非適用」を得る。このように、判定部22は、各受信フレームに対してELANサービスフラグおよびSTP有効フラグを取得する。なお、検索結果がミスヒットであれば、判定部22は、受信フレームを廃棄する。
フレーム処理部24は、フレームが入力されたときに、対応するポート情報、ELANサービスフラグ、STP有効フラグを取得する。ポート情報は、I/O部21から得られる。ELANサービスフラグおよびSTP有効フラグは、判定部22から得られる。
フレーム処理部24は、受信フレームに対してスパニングツリープロトコルが適用されていれば、対応するポート情報でSTP制御テーブル25を検索する。なお、受信フレームに対してスパニングツリープロトコルが適用されていないときには、フレーム処理部24は、STP制御テーブル25を検索しない。また、ELANサービスが無効であるときも、フレーム処理部24は、STP制御テーブル25を検索しない。
図8(a)は、STP制御テーブル25の一例を示す。STP制御テーブル25は、各ポートP1〜Pnについてポート状態を記録する。この実施例では、特に限定されるものではないが、ポート状態として、フォワーディング(転送許可状態)、ラーニング(トポロジ学習状態)、リスニング(送受信停止状態)、ブロッキング(転送停止状態)、ディセーブル(停止状態)が用意されている。なお、STP制御テーブル25は、スパニングツリープロトコルによって更新される。
フレーム処理部24は、ポート状態に応じてフレームを処理する。例えば、フレーム処理部24は、フォワーディング状態のポートを介して受信したユーザフレームを、宛先へ向けて転送する。また、フレーム処理部24は、ブロッキング状態のポートを介して受信したユーザフレームを廃棄する。
ELAN制御回路26は、フレームの宛先MACアドレスでMACテーブル27を検索する。MACテーブル27は、学習により、宛先MACアドレスに対して宛先ポート番号が登録されている。そして、ELAN制御回路26は、宛先MACアドレスに対応するポートへフレームを送信する。なお、宛先MACアドレスに対して宛先ポート番号が登録されていないときは、ELAN制御回路26は、フレームをすべてのポートに送信する。すなわち、宛先MACアドレスが学習されていないときは、フラッディングが行われる。
上記構成のインタフェース部11のポートを介してフレームが入力されると、判定部22は、そのフレームにスパニングツリープロトコルが適用されているか否かを判定する。そして、スパニングツリープロトコルが適用されていれば、フレーム処理部24は、そのフレームを受信したポートの状態に応じて、そのフレームを処理する。フレーム処理部24を通過するフレームは、スイッチ12によって宛先ポートに導かれる。
スイッチ12からインタフェース部11に入力されるフレームについては、ELAN制御回路26がMACテーブル27を検索することにより、出力ポートが特定される。そして、フレーム処理部24は、特定された出力ポート状態に応じて、そのフレームを処理する。また併せて、送信元MACアドレスと送信元のインタフェース部とポートがMACテーブル27に学習される。
制御部(CPU)13は、スパニングツリープロトコルを実行する。すなわち、制御部13は、他の通信装置から受信するBPDUフレームに基づいて、ネットワークの接続状態(または、トポロジ)を監視することができる。そして、制御部13は、ネットワークの接続状態に基づいて、各ポートの状態を制御することができる。このとき、制御部13は、STP制御テーブル25を更新する。
制御部13は、BPDU生成部31を有する。BPDU生成部31は、BPDUフレームを定期的に生成する。一例としては、BPDU生成部31は、2秒間隔でBPDUフレームを生成する。ただし、BPDUフレームを生成する間隔は変更可能である。そして、通信装置1は、BPDU生成部31により生成されるBPDUフレームを各ポートを介して対向装置へ送信する。ただし、ディセーブル状態のポートを介してBPDUフレームが送信されることはない。
BPDU生成部31は、制御部13においてスパニングツリープロトコルが実行されているときは、所定のリセット間隔でリセット信号を生成する。すなわち、BPDU生成部31は、BPDUフレームを定期的に生成しているときは、所定のリセット間隔でリセット信号を生成する。リセット間隔は、BPDUフレームの生成間隔と同じであってもよいし、BPDUフレームの生成間隔と異なっていてもよい。
インタフェース部11は、タイマ28および状態制御部29をさらに有する。タイマ28は、予め指定された期間(以下、監視期間)を計時する。監視期間は、リセット間隔よりも長く設定されている。換言すれば、BPDU生成部31は、BPDUフレームを定期的に生成しているときは、タイマ28により計時される監視期間よりも短い間隔でリセット信号を生成する。なお、BPDUフレームが2秒間隔で生成されるときは、例えば、監視期間は6秒に設定される。
タイマ28は、リセット信号によってリセットされる。即ち、リセット信号が与えられることなく監視期間が経過すると、タイマ28は満了する。この場合、タイマ28は、状態制御部29にタイムオーバ信号を与える。
状態制御部29は、タイマ28からタイムオーバ信号を受信すると、STP制御テーブル25に記録されている各ポートの状態をディセーブルに設定する。このとき、ポート状態は、スパニングツリープロトコルによる制御にかかわらず、状態制御部29によって強制的にディセーブル状態に設定される。図8(b)は、タイマ28が満了したときのSTP制御テーブル25の状態を示す。
このように、第1の実施形態の通信装置1においては、BPDU生成部31が正常に動作しているときは、タイマ28はリセット信号によって繰り返しリセットされるので、タイマ28がタイムオーバすることはない。この場合、状態制御部29は動作しない。すなわち、STP制御テーブル25は、スパニングツリープロトコルに従って制御される。
これに対して、制御部13(あるいは、BPDU生成部31)が正常に動作していないときは、リセット信号が生成されず、タイマ28が満了する。この場合、STP制御テーブル25に記録されている各ポートの状態は、状態制御部29によって強制的にディセーブルに設定される。
フレーム処理部24は、上述したように、スパニングツリープロトコルが適用されているフレームを受信すると、STP制御テーブル25を参照して、そのフレームを受信したポートの状態を判定する。そして、フレーム処理部24は、判定されたポート状態に応じて受信フレームを処理する。
次に、タイマ28が満了したときの通信装置1の動作例を説明する。タイマ28の満了は、例えば、制御部13が故障したとき、或いは制御部13において制御プログラムが更新されるとき、或いは制御部13が抜去されたときに発生する。そして、タイマ28の満了により、各ポートは、図8(b)に示すように、ディセーブル状態に設定される。
動作例1:ポートP1を介してフレームAを受信する。フレームAの宛先MACアドレスおよび送信元MACアドレスは、以下の通りである。
宛先MACアドレス:DA1
送信元MACアドレス:SA2
判定部22は、図7に示すフィルタテーブル23を参照し、フレームAに対して「ELAN:有効」および「STP:適用」を得る。この場合、フレーム処理部24は、ポート番号P1でSTP制御テーブル25を検索し、「ポート状態:ディセーブル」得る。そうすると、フレーム処理部24は、フレームAを廃棄する。
動作例2:ポートP1を介してフレームBを受信する。フレームBの宛先MACアドレスおよび送信元MACアドレスは、以下の通りである。
宛先MACアドレス:DA4
送信元MACアドレス:SA3
判定部22は、図7に示すフィルタテーブル23を参照し、フレームBに対して「ELAN:有効」および「STP:非適用」を得る。このように、スパニングツリープロトコルが適用されていない場合には、フレーム処理部24は、STP制御テーブル25の検索を行わない。そして、フレーム処理部24は、フレームBをELAN制御回路26へ転送する。そうすると、フレームBは、MACテーブル27から得られる宛先ポートへ導かれる。
このように、第1の実施形態においては、通信装置1がBPDUフレームを送信できないときは、各ポートがディセーブル状態に設定される。これにより、通信装置1は、対向装置から受信するフレームを廃棄する。また、通信装置1は、対向装置へ向かうフレームも廃棄する。したがって、論理的に、ネットワーク上のループが回避される。
例えば、図1(b)に示す例では、通信装置200BがBPDUフレームを送信できない。ここで、図1(b)に示す通信装置200Bが、図6に示す第1の実施形態の通信装置によって実現されるものとする。そうすると、通信装置1(すなわち、通信装置200B)は、フレームの送信および受信を停止する。したがって、通信装置200A〜200Cによって形成されるループは、論理的に、解消される。すなわち、図1(b)を参照しながら説明した課題が解決される。
また、動作例1において、スパニングツリープロトコルが適用されているフレームAはフレーム処理部24によって廃棄される。一方、動作例2において、スパニングツリープロトコルが適用されていないフレームBはフレーム処理部24によって廃棄されない。ここで、スパニングツリープロトコルを適用するか否かは、例えば、ユーザ毎、仮想LAN毎、サービスフロー毎に決めることができる。図7に示す実施例では、宛先MACアドレスと送信元MACアドレスの組合せに対して、スパニングツリープロトコルを適用するか否かが設定されている。したがって、ユーザ毎、仮想LAN毎、或いはサービスフロー毎に、強制的なフレーム廃棄を許容するか否かを決めることができる。
なお、上述の動作例1および動作例2では、フレーム処理部24は、ポートP1〜Pnを介して入力するフレームを処理しているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、フレーム処理部24は、スイッチ12からポートP1〜Pnへ向かうフレームも同様に処理することができる。ただし、この場合、フレーム処理部24は、STP制御テーブル25においてディセーブル状態が記録されているポートに向かうフレームを廃棄する。
さらに、第1の実施形態では、ハードウェア回路(すなわち、タイマ28)を利用して制御部13の障害等を検出することができる。すなわち、簡単な構成で、制御部13の障害等に起因するループの発生が回避される。
<第2の実施形態>
図9は、第2の実施形態に係る通信装置の構成を示す。第1の実施形態および第2の実施形態は、インタフェース部11の構成および動作が互いに異なっている。
第2の実施形態のインタフェース部11は、I/O部21、判定部22、フィルタテーブル23、フレーム処理部24、STP制御テーブル41、ELAN制御回路26、MACテーブル27、タイマ28、状態制御部42、廃棄部43、44を有する。なお、I/O部21、判定部22、フィルタテーブル23、フレーム処理部24、ELAN制御回路26、MACテーブル27、タイマ28は、第1および第2の実施形態において実質的に同じであり、説明を省略する。
図10は、第2の実施形態のSTP制御テーブル41の構成を示す。STP制御テーブル41は、各ポートP1〜Pnについてポート状態および廃棄フラグを記録する。ポート状態は、第1の実施形態と同じであり、スパニングツリープロトコルによって、フォワーディング、ラーニング、リスニング、ブロッキング、またはディセーブルに設定される。廃棄フラグは、制御部13においてスパニングツリープロトコルが正常に動作しないときに、フレームの廃棄を行うか否かを表す。この例では、廃棄フラグが「1」であるポートに対して強制的なフレーム廃棄が許容され、廃棄フラグが「0」であるポートに対しては強制的なフレーム廃棄は許容されない。
例えば、以下のポートは、強制的なフレーム廃棄を行わない。すなわち、以下のポートには、「廃棄フラグ=0」が設定される。
(1)BPDUフレームを受信しないポート
(2)対向装置がユーザ端末であるポート
BPDUフレームを受信しないポートは、ループの形成に関与しない。したがって、BPDUフレームを受信しないポートを介してユーザフレームを送受信しても、ブロードキャストストームを引き起こすことはない。なお、ソフトウェア(例えば、スパニングツリープロトコル)は、BPDUフレームを受信するポートを検出することができる。換言すれば、ソフトウェアは、BPDUフレームを受信しないポートを検出できる。よって、ソフトウェアは、BPDUフレームを受信しないポートに対して「廃棄フラグ=0」を設定することができる。
対向装置がユーザ端末であるポートは、ループの形成に関与しない。したがって、対向装置がユーザ端末であるポートを介してユーザフレームを送受信しても、ブロードキャストストームを引き起こすことはない。ユーザまたはネットワーク管理者は、対向装置がユーザ端末であるポートに対して「廃棄フラグ=0」を設定できる。なお、ユーザまたはネットワーク管理者は、所望のポートに対して「廃棄フラグ=0」を設定できる。
フレーム処理部24は、フレームの入力ポートを識別するポート情報またはフレームの出力ポートを識別するポート情報で、図10に示すSTP制御テーブル41を検索する。そして、フレーム処理部24は、STP制御テーブル41から検索されるポート状態に応じてそのフレームを処理する。また、フレーム処理部24は、STP制御テーブル41から検索される廃棄フラグの値を廃棄部43または廃棄部44に通知する。すなわち、フレーム処理部24は、ポートを介してフレームを受け取ったときは、そのフレームに対応する廃棄フラグの値を廃棄部43に通知する。また、フレーム処理部24は、スイッチ13からフレームを受け取ったときは、そのフレームに対応する廃棄フラグの値を廃棄部44に通知する。
状態制御部42は、タイマ28が満了したときに、廃棄部43、44を有効化する。すなわち、状態制御部42は、BPDU生成部31が正常な動作を行っているときは廃棄部43、44を無効化し、BPDU生成部31の正常な動作が予め指定された期間に渡って検出されないときは廃棄部43、44を有効化する。「指定された期間」は、第1の実施形態と同様であり、BPDUフレームの生成間隔よりも長い。
廃棄部43、44は、状態制御部42により有効化されたときは、フレーム処理部24から通知される廃棄フラグの値に応じてフレームを処理する。すなわち、廃棄部43、44は、状態制御部42により有効化されているときは、「廃棄フラグ=1」が設定されているフレームを廃棄する。一方、「廃棄フラグ=0」が設定されているフレームは、廃棄部43、44により廃棄されることなく、宛先ポートへ転送される。なお、廃棄部43、44は、状態制御部42により有効化されていないときは、フレーム廃棄を行わない。
このように、第2の実施形態においては、制御部13(または、スパニングツリープロトコル)が正常に動作していないときに、ユーザまたはネットワーク管理者が所望するポートのフレームを廃棄することができる。このとき、スパニングツリープロトコルのポート状態は、更新されない。したがって、第2の実施形態においては、第1の実施形態と比較して、ユーザフレームの送受信ができなくなる経路が少なくなる。なお、第2の実施形態においても、ユーザ毎、仮想LAN毎、サービスフロー毎に、強制的なフレーム廃棄を許容するか否かを決めることができる。
<第3の実施形態>
第1および第2の実施形態では、BPDU生成部31が定期的に生成するリセット信号を利用して、制御部13(または、スパニングツリープロトコル)の状態が監視される。第3の実施形態では、他の方法で制御部13(または、スパニングツリープロトコル)の状態が監視される。
図11は、第3の実施形態に係る通信装置の構成を示す。第3の実施形態の通信装置のインタフェース部11は、図6または図9に示すタイマ28の代わりに、BPDU監視部51を有する。なお、第3の実施形態では、BPDU生成部31(または、制御部13)は、リセット信号を生成する必要はない。
BPDU監視部51は、BPDU生成部31により生成されるBPDUフレームを監視する。ここで、制御部13においてスパニングツリープロトコルが正常に実行されているときは、上述したように、BPDU生成部31は、BPDUフレームを定期的(例えば、2秒間隔)で生成する。よって、BPDU監視部51は、予め指定された期間に渡ってBPDUフレームの生成または出力を検出できないときは、制御部13(または、スパニングツリープロトコル)が正常に動作していないと判定する。BPDU監視部51がBPDUフレームを監視するための期間は、BPDUフレームが生成される間隔よりも長く、例えば、6秒である。
状態監視部42は、制御部13(または、スパニングツリープロトコル)が正常に動作していないことがBPDU監視部51によって検出されると、廃棄部43、44を有効化する。廃棄部43、44の動作は、第2の実施形態と実質的に同じである。
このように、第3の実施形態では、リセット信号を利用するのではなく、BPDUフレームの生成または出力をモニタすることで、制御部13(または、スパニングツリープロトコル)の状態が判定される。なお、図11に示す実施例では、BPDU監視部51を利用して制御部13の状態を監視する構成が第2の実施形態に適用されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、BPDU監視部51を利用して制御部13の状態を監視する構成は、第1の実施形態にも適用可能である。
<第4の実施形態>
図12は、第4の実施形態に係る通信装置の構成を示す。図12に示す第4の実施形態の通信装置の構成は、図6に示す第1の実施形態とほぼ同じである。ただし、第4の実施形態のインタフェース部11は、第1の実施形態と比較すると、判定部61をさらに有する。
判定部22は、上述したように、ポート(P1〜Pn)を介して受信するフレームの検索キー情報でフィルタテーブル23を検索し、そのフレームに対してスパニングツリープロトコルが適用されているか否かを判定する。この検索キー情報は、受信フレームの所定の領域に格納されている制御情報(例えば、宛先MACアドレスおよび送信元MACアドレス)およびその受信フレームを受信したポートを識別するポート情報の組合せで表される。
これに対して、判定部61は、スイッチ12からポート(P1〜Pn)へ向かう送信フレームの検索キー情報でフィルタテーブル23を検索し、その送信フレームに対してスパニングツリープロトコルが適用されているか否かを判定する。ただし、判定部61が使用する検索キー情報は、送信フレームの所定の領域に格納されている制御情報(例えば、宛先MACアドレスおよび送信元MACアドレス)およびその送信フレームが導かれるポートを識別するポート情報の組合せで表される。なお、送信フレームが導かれるポートは、ELAN制御回路26においてMACテーブル27を参照することで得られる。
フレーム処理部24は、スパニングツリープロトコルが適用されているフレームを、STP制御テーブル25に設定されているポート状態に応じて処理する。ポート状態に応じてフレームを処理する動作は、第1の実施形態と実質的に同じである。
このように、第4の実施形態では、ポート(P1〜Pn)を介して受信するフレームだけではなく、ポート(P1〜Pn)に向かうフレームについても、フィルタテーブル23を利用して、スパニングツリープロトコルが適用されているか否かが判定される。したがって、受信フレームおよび送信フレームの双方について、ユーザ毎、仮想LAN毎、サービスフロー毎に、強制的なフレーム廃棄を許容するか否かを決めることができる。
なお、図12は、第1の実施形態の通信装置に判定部61が追加された構成を示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、図9に示す第2の実施形態あるいは図11に示す第3の実施形態に判定部61を設けてもよい。
<バリエーション>
インタフェース部11内の各回路は、例えば、LSIデバイス、FPGA(Field Programmable Gate Array)、NPU(Network Processing Unit)デバイス等で実現される。
また、インタフェース部11は、例えば、インタフェースカード、インタフェースモジュール、またはネットワークアダプタとして実現してもよい。
本発明は、スパニングツリープロトコルを実装する通信装置のみに限定されるものではなく、ネットワークのループを回避するためにネットワークの接続状態を監視するための監視フレームを使用する通信装置に適用可能である。したがって、BPDUフレームは、ネットワークの接続状態を監視するための監視フレームの一例である。BPDU生成部31は、監視フレームを定期的に生成する監視フレーム生成部の一例である。STP制御テーブル25は、ポート状態を記録する状態記録部の一例である。
以上記載した各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
ポートと、
ネットワークの接続状態を監視するために他の通信装置へ送信される監視フレームを生成する監視フレーム生成部と、
前記ポートについてポート状態を記録する状態記録部と、
前記状態記録部に記録されているポート状態に基づいてフレームを処理するフレーム処理部と、
前記監視フレームが生成されない期間に応じて、前記状態記録部において前記ポートに対してポート状態として停止状態を設定する状態制御部と、を有し、
前記フレーム処理部は、前記状態記録部に停止状態が設定されているポートを介して受信するフレームを廃棄する
ことを特徴とする通信装置。
(付記2)
前記フレーム処理部は、前記状態記録部に停止状態が設定されているポートへ向かうフレームを廃棄する
ことを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(付記3)
受信フレームについてスパニングツリープロトコルが適用されているか否かを判定する判定部をさらに有し、
前記フレーム処理部は、スパニングツリープロトコルが適用されており、且つ、前記状態記録部に停止状態が設定されているポートを介して受信するフレームを廃棄する
ことを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(付記4)
受信フレームの所定の領域に格納されている制御情報および前記受信フレームを受信したポートを識別するポート情報の組合せに対して、スパニングツリープロトコルが有効であるか否かを表すフィルタ情報を格納するフィルタ情報格納部をさらに備え、
前記判定部は、受信フレームの所定の領域に格納されている制御情報および前記受信フレームを受信したポートを識別するポート情報の組合せで前記フィルタ情報格納部を検索して、前記受信フレームについてスパニングツリープロトコルが適用されているかを判定する
ことを特徴とする付記3に記載の通信装置。
(付記5)
指定された期間を計時するタイマをさらに有し、
前記監視フレーム生成部は、監視フレームを定期的に生成しているときは、前記指定された期間よりも短い間隔で前記タイマをリセットし、
前記状態制御部は、前記タイマが満了したときに、前記状態記録部において前記ポートに対して停止状態を設定する
ことを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(付記6)
前記監視フレーム生成部から出力される監視フレームを監視するフレーム監視部をさらに有し、
指定された期間に渡って前記監視フレーム生成部により監視フレームが生成されないときに、前記状態制御部は、前記状態記録部において前記ポートに対して停止状態を設定する
ことを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(付記7)
ポートと、
ネットワークの接続状態を監視するために他の通信装置へ送信される監視フレームを生成する監視フレーム生成部と、
前記ポートについて廃棄処理が有効か否かを表す廃棄情報を記録する廃棄情報記録部と、
前記廃棄情報記録部に廃棄処理が有効であることを表す廃棄情報が設定されているポートを介して受信するフレームを廃棄する廃棄部と、
前記監視フレームが生成されているときは前記廃棄部を無効化し、前記監視フレームが生成されていない期間に応じて前記廃棄部を有効化する状態制御部と、
を有する通信装置。
(付記8)
前記廃棄部は、前記廃棄情報記録部に廃棄処理が有効であることを表す廃棄情報が設定されているポートへ向かうフレームを廃棄する
ことを特徴とする付記7に記載の通信装置。
(付記9)
受信フレームについてスパニングツリープロトコルが適用されているか否かを判定する判定部をさらに有し、
前記廃棄部は、スパニングツリープロトコルが適用されており、且つ、前記廃棄情報記録部に廃棄処理が有効であることを表す廃棄情報が設定されているポートを介して受信するフレームを廃棄する
ことを特徴とする付記7に記載の通信装置。
(付記10)
受信フレームの所定の領域に格納されている制御情報および前記受信フレームを受信したポートを識別するポート情報の組合せに対して、スパニングツリープロトコルが有効であるか否かを表すフィルタ情報を格納するフィルタ情報格納部をさらに備え、
前記判定部は、受信フレームの所定の領域に格納されている制御情報および前記受信フレームを受信したポートを識別するポート情報の組合せで前記フィルタ情報格納部を検索して、前記受信フレームについてスパニングツリープロトコルが適用されているかを判定する
ことを特徴とする付記9に記載の通信装置。
(付記11)
指定された期間を計時するタイマをさらに有し、
前記監視フレーム生成部は、監視フレームを定期的に生成しているときは、前記指定された期間よりも短い間隔で前記タイマをリセットし、
前記状態制御部は、前記タイマが満了したときに、前記廃棄部を有効化する
ことを特徴とする付記7に記載の通信装置。
(付記12)
前記監視フレーム生成部から出力される監視フレームを監視するフレーム監視部をさらに有し、
指定された期間に渡って前記監視フレーム生成部により監視フレームが生成されないときに、前記状態制御部は、前記廃棄部を有効化する
ことを特徴とする付記7に記載の通信装置。
1(1a〜1f) 通信装置
11 インタフェース回路
13 制御部
22、61 判定部
23 フィルタテーブル
24 フレーム処理部
25、41 STP制御テーブル
28 タイマ
29、42 状態制御部
31 BPDU生成部
43、44 廃棄部
51 BPDU監視部

Claims (7)

  1. ポートと、
    ネットワークの接続状態を監視するために他の通信装置へ送信される監視フレームを生成する監視フレーム生成部と、
    前記ポートについてポート状態を記録する状態記録部と、
    前記状態記録部に記録されているポート状態に基づいてフレームを処理するフレーム処理部と、
    前記監視フレームが生成されない期間に応じて、前記状態記録部において前記ポートに対してポート状態として停止状態を設定する状態制御部と、を有し、
    前記フレーム処理部は、前記状態記録部に停止状態が設定されているポートを介して受信するフレームを廃棄する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記フレーム処理部は、前記状態記録部に停止状態が設定されているポートへ向かうフレームを廃棄する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 受信フレームについてスパニングツリープロトコルが適用されているか否かを判定する判定部をさらに有し、
    前記フレーム処理部は、スパニングツリープロトコルが適用されており、且つ、前記状態記録部に停止状態が設定されているポートを介して受信するフレームを廃棄する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 受信フレームの所定の領域に格納されている制御情報および前記受信フレームを受信したポートを識別するポート情報の組合せに対して、スパニングツリープロトコルが有効であるか否かを表すフィルタ情報を格納するフィルタ情報格納部をさらに備え、
    前記判定部は、受信フレームの所定の領域に格納されている制御情報および前記受信フレームを受信したポートを識別するポート情報の組合せで前記フィルタ情報格納部を検索して、前記受信フレームについてスパニングツリープロトコルが適用されているかを判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 指定された期間を計時するタイマをさらに有し、
    前記監視フレーム生成部は、監視フレームを定期的に生成しているときは、前記指定された期間よりも短い間隔で前記タイマをリセットし、
    前記状態制御部は、前記タイマが満了したときに、前記状態記録部において前記ポートに対して停止状態を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  6. 前記監視フレーム生成部から出力される監視フレームを監視するフレーム監視部をさらに有し、
    指定された期間に渡って前記監視フレーム生成部により監視フレームが生成されないときに、前記状態制御部は、前記状態記録部において前記ポートに対して停止状態を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  7. ポートと、
    ネットワークの接続状態を監視するために他の通信装置へ送信される監視フレームを生成する監視フレーム生成部と、
    前記ポートについて廃棄処理が有効か否かを表す廃棄情報を記録する廃棄情報記録部と、
    前記廃棄情報記録部に廃棄処理が有効であることを表す廃棄情報が設定されているポートを介して受信するフレームを廃棄する廃棄部と、
    前記監視フレームが生成されているときは前記廃棄部を無効化し、前記監視フレームが生成されない期間に応じて前記廃棄部を有効化する状態制御部と、
    を有する通信装置。
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