JP2013238335A - 給水加温システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ボイラの給水タンクの改造を不要とし、またヒートポンプ経由では、出湯温度を所望に維持することができる給水加温システムを提供する。
【解決手段】給水タンク3には、ヒートポンプ4の凝縮器14を介して給水路8により給水可能であると共に、凝縮器14を介さずに補給水路9により給水可能である。補給水路9を介した給水タンク3への給水は、給水タンク3の水位が第一水位を下回ると行い、第一水位より高い第二水位を上回ると停止する。給水路8を介した給水タンク3への給水は、補給水路9を介した給水タンク3への給水開始に基づき開始し、補給水路9を介した給水タンク3への給水停止に基づき停止する。給水路8を介した給水タンク3への給水中、ヒートポンプ4を運転すると共に、ヒートポンプ4の凝縮器14の出口側水温を設定温度に維持するように、凝縮器14への通水量を調整するのがよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプを用いた給水加温システムに関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されるように、ボイラ(24)の給水タンク(23)への給水を、ヒートポンプ(12)を用いて加温できるシステムが知られている。このシステムでは、給水タンク(23)は、給水源(21)から給水路を介して給水可能であると共に、給水路から分岐してヒートポンプ給湯器(12)を介しても給水可能である。そして、給水タンク(23)は、第1水位(52L)を下回ると、ヒートポンプ給湯機(12)からの給水が開始され、第1水位より高水位の第2水位(52H)を上回ると、ヒートポンプ給湯機(12)からの給水が停止される。また、第1水位より低水位の第3水位(32L)を下回ると、給水源(21)からの給水が開始され、第3水位より高水位であるが第1水位より低水位の第4水位(32H)を上回ると、給水源(21)からの給水が停止される。
特開2010−25431号公報(請求項4、図2−3)
前記特許文献1に記載の発明では、給水タンク内の水位に応じて、ヒートポンプ経由で給水するか、それに加えて直接にも給水するか、あるいはすべての給水を停止するかが切り替えられる。ボイラの給水タンクへの給水は、従来、給水タンク内の水位に応じて、下限水位を下回れば上限水位を上回るまで、ヒートポンプを介さずに直接に給水することが一般的であるから、そのようなシステムにおいて、さらにヒートポンプ経由でも給水可能にした構成ということができる。
しかしながら、給水タンク内の水位に応じてヒートポンプ経由の給水も制御するので、給水タンクに水位電極棒を追加するなど、給水タンクの改造が必要である。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ヒートポンプを用いた給水加温システムにおいて、給水タンクの改造を不要とすることにある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、ヒートポンプの凝縮器を介して給水路により給水可能であると共に、前記凝縮器を介さずに補給水路により給水可能な給水タンクを備え、前記補給水路を介した前記給水タンクへの給水は、前記給水タンクの水位が第一水位(H1)を下回ると行い、前記第一水位より高い第二水位(H2)を上回ると停止し、前記給水路を介した前記給水タンクへの給水は、前記補給水路を介した前記給水タンクへの給水開始に基づき開始し、前記補給水路を介した前記給水タンクへの給水停止に基づき停止することを特徴とする給水加温システムである。
請求項1に記載の発明によれば、給水タンクの水位に基づき、補給水路を介した給水タンクへの給水を制御すると共に、この補給水路を介した給水の有無に基づき、給水路を介した給水タンクへの給水を制御する。給水路を介した給水タンクへの給水制御は、給水タンクの水位に基づき行う訳ではないので、給水タンクの改造が不要である。
請求項2に記載の発明は、前記給水路を介した前記給水タンクへの給水中、前記ヒートポンプを運転すると共に、前記ヒートポンプの凝縮器の出口側水温を設定温度に維持するように、前記凝縮器への通水量を調整することを特徴とする請求項1に記載の給水加温システムである。
請求項2に記載の発明によれば、給水路を介した給水タンクへの給水中、凝縮器の出口側水温を設定温度に維持するように、凝縮器への通水量(給水路を介した給水タンクへの給水流量)を調整することで、給水源の水温や熱源流体の温度に拘わらず、所望温度の温水を得ることができる。
請求項3に記載の発明は、前記補給水路を介した前記給水タンクへの給水の有無は、前記補給水路に設けた補給水ポンプもしくは軟水器またはバルブの稼働信号、または、前記補給水路に設けたフロースイッチもしくは流量計の検出信号に基づき検知され、前記給水路を介した前記給水タンクへの給水の有無、および/または、前記ヒートポンプの運転の有無は、前記稼働信号または前記検出信号に基づき切り替えられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給水加温システムである。
請求項3に記載の発明によれば、補給水路に設けた補給水ポンプもしくは軟水器またはバルブの稼働信号、または、補給水路に設けたフロースイッチもしくは流量計の検出信号に基づき、給水路を介した給水タンクへの給水制御を簡易に行うことができる。
請求項4に記載の発明は、前記ヒートポンプの蒸発器に通される熱源流体の温度に基づき、前記ヒートポンプの出力を調整することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の給水加温システムである。
請求項4に記載の発明によれば、熱源流体の温度を考慮してヒートポンプの出力を調整することで、熱源流体の温度変化に拘わらず、給水路を介した給水タンクへの給水流量を安定させることができる。
さらに、請求項5に記載の発明は、前記ヒートポンプの蒸発器に通される熱源流体の量が設定を下回ると、前記ヒートポンプの運転を停止すると共に、前記蒸発器への熱源流体の供給を停止することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の給水加温システムである。
請求項5に記載の発明によれば、ヒートポンプの熱源流体がなくなると、ヒートポンプの運転を停止することができる。
本発明によれば、ヒートポンプを用いた給水加温システムにおいて、給水タンクの改造を不要とすることができる。
本発明の給水加温システムの一実施例を示す概略図である。 図1の給水加温システムの制御方法の一例を示す図である。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の給水加温システム1の一実施例を示す概略図である。
本実施例の給水加温システム1は、ボイラ2の給水タンク3への給水をヒートポンプ4で加温できるシステムであり、ボイラ2への給水を貯留する給水タンク3と、この給水タンク3への給水を貯留する補給水タンク5と、この補給水タンク5から給水タンク3への給水を加温するヒートポンプ4と、このヒートポンプ4の熱源としての熱源水(たとえば廃温水)を貯留する熱源水タンク6とを備える。
ボイラ2は、蒸気ボイラであり、給水タンク3からの給水を加熱して蒸気にする。ボイラ2は、典型的には、蒸気の圧力を所望に維持するように、燃焼量を調整される。また、ボイラ2は、缶体内の水位を所望に維持するように、給水タンク3からボイラ2への給水路に設けたポンプ7が制御される。ボイラ2からの蒸気は、各種の蒸気使用設備(図示省略)へ送られるが、蒸気使用設備からのドレン(蒸気の凝縮水)を給水タンク3へ戻してもよい。
給水タンク3は、補給水タンク5から、ヒートポンプ4を介して給水路8により給水可能であると共に、ヒートポンプ4を介さずに補給水路9により給水可能である。給水路8に設けた給水ポンプ10と、補給水路9に設けた補給水ポンプ11との作動を制御することで、給水路8と補給水路9との内、いずれか一方または双方を介して、補給水タンク5から給水タンク3へ給水可能である。給水路8には、給水ポンプ10より下流に、廃熱回収熱交換器12とヒートポンプ4とが順に設けられている。
給水ポンプ10は、本実施例では、インバータにより回転数を制御可能とされる。給水ポンプ10の回転数を変更することで、給水路8を介した給水タンク3への給水の流量を調整することができる。一方、補給水ポンプ11は、本実施例では、オンオフ制御される。
補給水タンク5は、給水タンク3への給水を貯留する。補給水タンク5への給水として、本実施例では軟水が用いられる。すなわち、軟水器(図示省略)にて水中の硬度分を除去された軟水は、補給水タンク5に供給され貯留される。補給水タンク5の水位に基づき軟水器からの給水を制御することで、補給水タンク5の水位は所望に維持される。
ヒートポンプ4は、蒸気圧縮式のヒートポンプであり、圧縮機13、凝縮器14、膨張弁15および蒸発器16が順次環状に接続されて構成される。そして、圧縮機13は、ガス冷媒を圧縮して高温高圧にする。また、凝縮器14は、圧縮機13からのガス冷媒を凝縮液化する。さらに、膨張弁15は、凝縮器14からの液冷媒を通過させることで、冷媒の圧力と温度とを低下させる。そして、蒸発器16は、膨張弁15からの冷媒の蒸発を図る。
従って、ヒートポンプ4は、蒸発器16において、冷媒が外部から熱を奪って気化する一方、凝縮器14において、冷媒が外部へ放熱して凝縮することになる。これを利用して、本実施例では、ヒートポンプ4は、蒸発器16において、熱源として熱源供給路20を通る熱源水から熱をくみ上げ、凝縮器14において、給水路8の水を加温する。
ヒートポンプ4は、凝縮器14と膨張弁15との間に、所望により過冷却器17を設けてもよい。過冷却器17は、凝縮器14から膨張弁15への冷媒と、凝縮器14への給水との間接熱交換器である。過冷却器17により、凝縮器14への給水で、凝縮器14から膨張弁15への冷媒を過冷却することができると共に、凝縮器14から膨張弁15への冷媒で、凝縮器14への給水を加温することができる。ヒートポンプ4の冷媒は、凝縮器14において潜熱を放出し、過冷却器17において顕熱を放出する。
その他、ヒートポンプ4には、圧縮機13の入口側にアキュムレータを設置したり、圧縮機13の出口側に油分離器を設置したり、凝縮器14の出口側(凝縮器14と過冷却器17との間)に受液器を設置したりしてもよい。
ところで、ヒートポンプ4は、その出力(圧縮機13の容量)を変更可能とされてもよい。たとえば、圧縮機13のモータの回転数をインバータで変更することで、ヒートポンプ4の出力を変更することができる。
熱源水タンク6は、ヒートポンプ4の熱源としての熱源水を貯留する。熱源水とは、たとえば廃温水(工場などから排出される温水)である。なお、熱源水タンク6には、熱源水の供給路18が設けられると共に、所定以上の水をあふれさせるオーバーフロー路19が設けられている。
熱源水タンク6の水は、熱源供給路20を介して、ヒートポンプ4の蒸発器16を通された後、廃熱回収熱交換器12を通される。熱源供給路20には、蒸発器16より上流側に熱源供給ポンプ21が設けられており、この熱源供給ポンプ21を作動させることで、熱源水タンク6からの熱源水を、蒸発器16と廃熱回収熱交換器12とに順に通すことができる。
なお、廃熱回収熱交換器12は、補給水タンク5から過冷却器17への給水と、蒸発器16からの熱源水との間接熱交換器である。本実施例の場合、補給水タンク5から給水路8を介した給水タンク3への給水は、補給水タンク5から、廃熱回収熱交換器12、過冷却器17および凝縮器14を順に通された後、給水タンク3へ供給される。
給水路8には、凝縮器14の出口側に、水温センサ22が設けられる。この水温センサ22は、凝縮器14を通過後の水温を検出する。水温センサ22の検出温度に基づき、給水ポンプ10が制御される。ここでは、給水ポンプ10は、水温センサ22の検出温度を設定温度T1(たとえば75℃)に維持するようにインバータ制御される。つまり、給水路8を介した給水タンク3への給水は、水温センサ22の検出温度を設定温度T1に維持するように、流量が調整される。但し、場合により、このような水温センサ22による流量調整制御を省略することもできる。
給水タンク3には、水位検出器23が設けられている。水位検出器23の構成は特に問わないが、本実施例では電極式水位検出器とされる。つまり、給水タンク3には、長さの異なる複数の電極棒24,25が、その下端部の高さ位置を互いに異ならせて差し込まれて保持されている。具体的には、給水停止電極棒24と給水開始電極棒25とが、順に下端部の高さ位置を低くして、給水タンク3に挿入されている。各電極棒24,25は、その下端部が水に浸かるか否かにより、下端部における水位の有無を検出する。
熱源水タンク6には、ヒートポンプ4の熱源としての熱源水の有無を確認するために、水位検出器26が設けられている。水位検出器26の構成は特に問わないが、本実施例では電極式水位検出器とされる。つまり、熱源水タンク6には、低水位検出電極棒27が差し込まれており、熱源水の水位が設定を下回っていないかを監視する。また、熱源水タンク6には、熱源水の温度を検出する熱源温度センサ28を設けておいてもよい。
次に、本実施例の給水加温システム1の制御(運転方法)について説明する。以下に説明する一連の制御は、図示しない制御器を用いて自動でなされる。
図2は、本実施例の給水加温システム1の制御方法の一例を示す図である。図1の破線および図2に示すように、給水タンク3の水位に基づき補給水ポンプ11が制御され、この補給水ポンプ11の稼働信号に基づき、ヒートポンプ4(特にその圧縮機13)が制御される。
ここで、ヒートポンプ4は、その圧縮機13の作動の有無により、運転と停止が切り替えられる。そして、給水ポンプ10は、ヒートポンプ4の作動に連動し、ヒートポンプ4の作動中は給水ポンプ10も作動し、ヒートポンプ4の停止中は給水ポンプ10も停止する。但し、前述したように、給水ポンプ10は、作動中、水温センサ22の検出温度を所望に維持するように、回転数をインバータ制御される。
いま、給水停止電極棒24が水位を検知し、給水タンク3内の水位が十分にある場合(給水タンク3内の水位が第二水位H2を上回っている場合)、給水タンク3への給水は不要であるから、補給水ポンプ11を停止すると共に、ヒートポンプ4も停止している。
給水タンク3からボイラ2への給水により、給水タンク3内の水位が下がり、給水タンク3内の水位が第一水位H1を下回り、給水開始電極棒25が水位を検知しなくなると、補給水ポンプ11を作動させる。これに伴い、制御器は、補給水ポンプ11への作動信号を検知して、ヒートポンプ4を運転する。これにより、補給水路9を介して給水タンク3へ給水されると共に、給水路8を介しても給水タンク3へ給水される。
その後、給水タンク3内の水位が第二水位H2を上回り、給水停止電極棒24が水位を検知すると、補給水ポンプ11を停止させる。これに伴い、制御器は、補給水ポンプ11への停止信号を検知して、ヒートポンプ4を停止する。これにより、補給水路9および給水路8を介した給水タンク3への給水が停止される。
ヒートポンプ4を運転して、補給水タンク5から給水路8を介して給水タンク3へ給水する際、補給水タンク5からの給水は、廃熱回収熱交換器12、過冷却器17および凝縮器14により徐々に加温されて、所定温度で給水タンク3へ供給される。給水タンク3とヒートポンプ4との間で水を循環させる場合と比較して、補給水タンク5から給水タンク3への一回の通過(ワンススルー)で給水を加温するので、ヒートポンプ4を通過する前後の給水の温度差を確保して、ヒートポンプ4の成績係数(COP)の向上を図ることができる。さらに、ヒートポンプ4と廃熱回収熱交換器12とにより、給水加温システム1のシステム効率の向上を図ることができる。
ところで、ヒートポンプ4の運転中、つまり給水路8を介した給水タンク3への給水中、熱源水タンク6内の水温を熱源温度センサ28で監視して、その温度に基づきヒートポンプ4の出力を調整してもよい。ヒートポンプ4の熱源としての熱源水の温度が高温なほど、ヒートポンプ4の出力を下げることができる。熱源水の温度を考慮してヒートポンプ4の出力を調整することで、熱源水の温度変化に拘わらず、給水路8を介した給水タンク3への給水流量を安定させることができる。
さらに、ヒートポンプ4の運転中、熱源水タンク6内の水位が下がり、低水位検出電極棒27が水位を検知しなくなると、ヒートポンプ4の運転を停止すると共に、熱源供給ポンプ21を停止して蒸発器16への熱源水の供給を停止するのがよい。これにより、ヒートポンプ4を無駄に運転するのが防止される。
ところで、従前、ボイラ2の給水タンク3への給水は、前記実施例における給水路8およびヒートポンプ4のない構成でなされている。つまり、補給水タンク5から給水タンク3へは、従前、補給水路9のみで行われており、給水タンク3内の水位に基づき補給水ポンプ11を制御している。本実施例では、この構成をそのまま活かしつつ、さらにヒートポンプ4経由でも給水可能に構成したものといえる。そして、補給水ポンプ11の稼働信号を利用して、補給水路9に水が流れたらヒートポンプ4経由でも給水することで、給水タンク3への給水の加温を図ることができる。従って、ヒートポンプ4の制御のために、給水タンク3に水位電極棒を追加したりして、給水タンク3を改造する必要はない。
本発明の給水加温システム1は、前記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。特に、補給水路9の通水の有無に連動して、給水路8の通水の有無を切り替え、給水路8経由の給水をヒートポンプ4で加温する構成であれば、補給水路9の通水確認方法は特に問わない。つまり、前記実施例では、補給水ポンプ11の稼働信号を用いたが、補給水路9を介した給水タンク3への給水の有無は、補給水路9に設けた補給水ポンプ11の稼働信号に限らず、補給水路9に設けた軟水器もしくはバルブの稼働信号、または補給水路9に設けたフロースイッチもしくは流量計の検出信号に基づき検知してもよい。そして、これら信号により補給水路9に水が流れたことを把握すれば、ヒートポンプ4を作動させて、給水路8経由でも給水すればよい。
具体的には、たとえば、補給水路9を介した給水タンク3への給水の有無が、補給水路9に設けたバルブの開閉によりなされる場合、そのバルブが開くと、給水路8を介した給水タンク3への給水を開始し、前記バルブが閉まると、給水路8を介した給水タンク3への給水を停止すればよい。
また、補給水路9にフロースイッチまたは流量計を設けておき、補給水路9を介した給水タンク3への給水が確認されると、給水路8を介した給水タンク3への給水を開始し、補給水路9を介した給水タンク3への給水停止が確認されると、給水路8を介した給水タンク3への給水を停止すればよい。
さらに、前記実施例では、軟水器からの水を補給水タンク5へ一旦供給し、この補給水タンク5の水を給水タンク3へ供給する例を示したが、補給水タンク5の設置を省略して、軟水器から給水タンク3に直接に給水するようにしてもよい。その場合、図1において、補給水タンク5に代えて軟水器が設置され、その軟水器の出口に補給水路9が接続される。そして、補給水ポンプ11の設置を省略する代わりに、給水タンク3の水位に基づき軟水器(より具体的には軟水器に内蔵の電磁弁)が制御される。また、補給水路9には給水路8を分岐して設け、給水ポンプ10の設置を省略する代わりに、電動弁(モータバルブ)を設置し、この電動弁の開度を、水温センサ22の検出温度に基づき制御すればよい。このような構成の場合、給水タンク3の水位に基づき軟水器が制御され、軟水器から補給水路9を介した給水タンク3への給水が開始されると、軟水器から給水路8を介した給水タンク3への給水も開始されるので、軟水器の稼働信号に基づきヒートポンプ4の発停を制御すれば足りる。
また、ヒートポンプ4は、単段に限らず複数段とすることもできる。ヒートポンプ4を複数段にする場合、隣接する段のヒートポンプ同士は、間接熱交換器を用いて接続されてもよいし、直接熱交換器(中間冷却器)を用いて接続されてもよい。後者の場合、下段ヒートポンプの圧縮機からの冷媒と上段ヒートポンプの膨張弁からの冷媒とを受けて、両冷媒を直接に接触させて熱交換する中間冷却器を備え、この中間冷却器が下段ヒートポンプの凝縮器であると共に上段ヒートポンプの蒸発器とされる。このように、複数段(多段)のヒートポンプには、一元多段のヒートポンプの他、複数元(多元)のヒートポンプ、あるいはそれらの組合せのヒートポンプが含まれる。
また、給水タンク3に、凝縮器14を介して給水路8により給水可能であると共に、凝縮器14を介さずに補給水路9により給水可能であれば、給水路8や補給水路9の具体的構成は、前記実施例の構成に限らず適宜変更可能である。たとえば、前記実施例では、給水路8と補給水路9とは、それぞれ補給水タンク5と給水タンク3とを接続するように並列に設けたが、給水路8と補給水路9との一端部(補給水タンク5側の端部)と他端部(給水タンク3側の端部)の一方または双方は、共通の管路としてもよい。言い換えれば、補給水路9の一端部は、補給水タンク5に接続するのではなく、給水路8から分岐するように設けてもよいし、補給水路9の他端部は、給水タンク3に接続するのではなく、給水タンク3の手前において給水路8に合流するように設けてもよい。補給水路9の一端部を、補給水タンク5に接続するのではなく、給水路8から分岐するように設ける場合、その分岐部より下流において、給水路8に給水ポンプ10を設ける一方、補給水路9に補給水ポンプ11を設ければよいが、分岐部よりも上流側の共通管路にのみポンプを設けて、分岐部より下流の給水路8(および補給水路9)に設けたバルブの開度を調整することで、給水路8や補給水路9を通る流量を調整してもよい。
また、前記実施例では、給水タンク3への給水を貯留するために補給水タンク5を設置したが、場合により補給水タンク5の設置を省略して、給水源から直接に給水路8および補給水路9に水を通してもよい。
また、前記実施例では、ボイラ2の給水タンク3への給水をヒートポンプ4で加温できるシステムについて説明したが、給水タンク3の貯留水の利用先は、ボイラ2に限らず適宜に変更可能である。
また、前記実施例では、給水路8を介した給水タンク3への給水流量を調整するために、給水ポンプ10をインバータ制御したが、給水ポンプ10をオンオフ制御しつつ、給水路8に設けたバルブの開度を調整してもよい。つまり、水温センサ22の検出温度に基づき給水路8を介した給水の流量を調整可能であれば、その流量調整方法は適宜に変更可能である。
さらに、前記実施例では、ヒートポンプ4の熱源として熱源水を用いた例について説明したが、ヒートポンプ4の熱源流体として、熱源水に限らず、空気や排ガスなど各種の流体を用いることができる。
1 給水加温システム
2 ボイラ
3 給水タンク
4 ヒートポンプ
5 補給水タンク
6 熱源水タンク
7 ポンプ
8 給水路
9 補給水路
10 給水ポンプ
11 補給水ポンプ
12 廃熱回収熱交換器
13 圧縮機
14 凝縮器
15 膨張弁
16 蒸発器
17 過冷却器
18 供給路
19 オーバーフロー路
20 熱源供給路
21 熱源供給ポンプ
22 水温センサ
23 水位検出器
24 給水停止電極棒
25 給水開始電極棒
26 水位検出器
27 低水位検出電極棒
28 熱源温度センサ

Claims (5)

  1. ヒートポンプの凝縮器を介して給水路により給水可能であると共に、前記凝縮器を介さずに補給水路により給水可能な給水タンクを備え、
    前記補給水路を介した前記給水タンクへの給水は、前記給水タンクの水位が第一水位(H1)を下回ると行い、前記第一水位より高い第二水位(H2)を上回ると停止し、
    前記給水路を介した前記給水タンクへの給水は、前記補給水路を介した前記給水タンクへの給水開始に基づき開始し、前記補給水路を介した前記給水タンクへの給水停止に基づき停止する
    ことを特徴とする給水加温システム。
  2. 前記給水路を介した前記給水タンクへの給水中、前記ヒートポンプを運転すると共に、前記ヒートポンプの凝縮器の出口側水温を設定温度に維持するように、前記凝縮器への通水量を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の給水加温システム。
  3. 前記補給水路を介した前記給水タンクへの給水の有無は、前記補給水路に設けた補給水ポンプもしくは軟水器またはバルブの稼働信号、または、前記補給水路に設けたフロースイッチもしくは流量計の検出信号に基づき検知され、
    前記給水路を介した前記給水タンクへの給水の有無、および/または、前記ヒートポンプの運転の有無は、前記稼働信号または前記検出信号に基づき切り替えられる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給水加温システム。
  4. 前記ヒートポンプの蒸発器に通される熱源流体の温度に基づき、前記ヒートポンプの出力を調整する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の給水加温システム。
  5. 前記ヒートポンプの蒸発器に通される熱源流体の量が設定を下回ると、前記ヒートポンプの運転を停止すると共に、前記蒸発器への熱源流体の供給を停止する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の給水加温システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016048125A (ja) * 2014-08-27 2016-04-07 三浦工業株式会社 給水加温システム

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