JP2013236998A - 一酸化炭素除去触媒、一酸化炭素除去フィルター、及び一酸化炭素除去触媒の製造方法 - Google Patents

一酸化炭素除去触媒、一酸化炭素除去フィルター、及び一酸化炭素除去触媒の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一酸化炭素の除去性能に優れ、かつこの性能を長期にわたって維持することができる一酸化炭素除去触媒、及びこの一酸化炭素除去触媒を製造する製造方法や、この一酸化炭素除去触媒を用いた一酸化炭素除去フィルターを提供する。
【解決手段】金属酸化物1に金粒子2が支持された一酸化炭素除去触媒10であって、前記一酸化炭素除去触媒10の残留塩素濃度が400ppm以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、一酸化炭素除去触媒、一酸化炭素除去フィルター、及び一酸化炭素除去触媒の製造方法に関する。
一酸化炭素は非常に中毒性の強いガスであり、生活環境の空気中に共存すると人体に深刻な影響を及ぼすことが知られている。具体的には、一酸化炭素は酸素と比べて200倍以上も血液中のヘモグロビンと結びつきやすく、一酸化炭素を吸入するとヘモグロビンは、酸素と結びつくことができず、血液の酸素運搬能力が低下し、酸素不足に陥り、いわゆる一酸化炭素中毒を引き起こす。
通常、生活空間において問題となる一酸化炭素の発生源として煙草の煙が知られており、煙草の喫煙、及び受動喫煙の健康への被害が問題となってきている。煙草の煙には、一般的に、一酸化炭素が1〜3%程度含まれている。一酸化炭素と血液中のヘモグロビンとが結びついた一酸化炭素ヘモグロビンの体内での半減期は3〜4時間程度であることから、1本の煙草の喫煙で、血液中の一酸化炭素ヘモグロビンは1〜2%増加するといわれている。したがって、常時喫煙する人は慢性的な酸素不足に陥っていることになる。また、煙草の煙中の一酸化炭素濃度は、主流煙が1本当たり30mgであるのに対し、副流煙が1本あたり150mgであり、受動喫煙による一酸化炭素の影響が深刻となっている。
煙草の煙による一酸化炭素の影響を排除するためには、全面禁煙とすることが望ましいが、小規模の飲食施設、遊技施設など全面禁煙ができない場所も多く、近時では、いわゆる分煙設備や、分煙技術のニーズが高まりつつある。煙草の煙に含まれる有害物質は、主としてニコチン、タール、一酸化炭素である。これらの有害物質のうち、ニコチンやタールは、有機物であり、通常のフィルターで物理的に除去することが可能であるが、一酸化炭素は気体であることから、上記ニコチンやタールのように物理的に除去することができず、現在のところ、排気により除去するほかは方法がなかった。
しかしながら、喫煙場所から単に煙草の煙を廃棄するだけでは、一酸化炭素の除去としては不十分であり、一酸化炭素を完全に除去するためには、大掛かりな配管工事が必要であり、導入コストの観点から分煙設備の普及の妨げとなっていた。このような状況下、排気が不十分な空間であっても一酸化炭素を除去することができるフィルターが望まれており、具体的には、従来のフィルターを用いて一酸化炭素を除去することが望まれている。
近時、金属酸化物の表面に金属粒子を支持させた触媒が、一酸化炭素を分解することが知られており、この分野に関する種々の研究が進められている。例えば、非特許文献1には、金粒子を金属酸化物の表面に支持させた触媒が、室温環境下において一酸化炭素を効率的に酸化除去できることが報告されている。また、特許文献1、2には、このような触媒の製造方法が提案されている。具体的には、特許文献1には、触媒を固相混合還元法で製造する技術が提案されており、特許文献2には、触媒を沈殿析出法で製造する技術が提案されている。
しかしながら、上記特許文献1、2で提案がされている製造方法を用いて製造された触媒は、一酸化炭素除去性能の点で十分であるとはいえない。また、一酸化炭素除去性能を長期にわたって維持することができず、この点に関しても未だ改善の余地がある。
特開2008−259993号公報 特開2009−240951号公報
春田正毅(M.Haruta)著,「Size−and support−dependency in The catalysis of gold」,(catalysis Today 36(1997) 153−166
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、高い一酸化炭素除去性能を有し、この性能を長期にわたって維持することができる一酸化炭素除去触媒を提供すること、及びこの一酸化炭素除去触媒を用いた一酸化炭素除去フィルターや、この一酸化炭素除去触媒を製造するための製造方法を提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決するための本発明は、金属酸化物に金粒子が支持された一酸化炭素触媒であって、前記一酸化炭素触媒の残留塩素濃度が400ppm以下であることを特徴とする。
また、上記一酸化炭素除去触媒において、前記金粒子の平均粒子径が2nm以上8nm以下の範囲内であってもよい。また、前記金属酸化物がコア部とシェル部とから構成されるコア・シェル構造を有し、前記コア部が金属であり、前記シェル部が金属酸化物であってもよい。
また、上記課題を解決するための本発明は、通気性を有する基材上に、一酸化炭素除去触媒が付着された一酸化炭素除去フィルターであって、前記一酸化炭素除去触媒は、金属酸化物に金粒子が支持された構成をとり、前記一酸化炭素触媒の残留塩素濃度が400ppm以下であることを特徴とする。
また、上記一酸化炭素除去フィルターにおいて、前記一酸化炭素除去触媒が、1又は2以上の金属塩水和物によって、前記通気性を有する基材上に付着されていてもよい。
また、上記課題を解決するための本発明は、一酸化炭素除去触媒の製造方法であって、金属酸化物に金粒子を支持させて、残留塩素濃度が400ppm以下の一酸化炭素除去触媒を得ることを特徴とする。
また、上記一酸化炭素除去触媒の製造方法において、前記金属酸化物を、PVS(Physical Vapor Synthesis)法によって得ることとしてもよい。
本発明の一酸化炭素除去触媒によれば、一酸化炭素の除去性能に優れ、かつこの性能を長期にわたって維持することができる。また、本発明の一酸化炭素除去フィルターによれば、上記の効果を奏する一酸化炭素除去フィルターを得ることができる。また、本発明の一酸化炭素除去触媒の製造方法によれば、上記の効果を奏する一酸化炭素除去触媒を得ることができる。
本発明の一酸化炭素除去触媒の一例を示す概略斜視図である。 本発明の一酸化炭素除去フィルターの一例を示す一部拡大正面図である。
<一酸化炭素除去触媒>
図1に示すように、本発明の一酸化炭素除去触媒10は、金属酸化物1の表面に金粒子2が支持された構成をとる。ここで、本発明では、一酸化炭素除去触媒10の残留塩素濃度が400ppm以下であることを特徴とする。
残留塩素濃度が400ppm以下の一酸化炭素除去触媒10によれば、一酸化炭素除去性能を向上させることができるとともに、その性能を長期にわたって維持することができる。
残留塩素濃度が400ppm以下の一酸化炭素除去触媒10が上記効果を奏する詳細なメカニズムは現在のところ必ずしも明らかではないが、一酸化炭素除去触媒10の残留塩素濃度を400ppm以下とすることで、金属酸化物上に支持される金粒子の凝集が抑制され、このことが一酸化炭素除去性能の向上に作用しているものと推測される。具体的には、金属酸化物の表面に金粒子が支持される一酸化炭素除去触媒では金属酸化物と金粒子との接合界面で一酸化炭素が酸化され、一酸化炭素の除去が行われる。したがって、一酸化炭素の除去性能を向上させるためには、金属酸化物と金粒子との接合界面を大きくとることが必要であると考えられる。ここで、一酸化炭素除去触媒10の残留塩素濃度に着目すると、一酸化炭素除去触媒の残留塩素濃度が400ppmを超えた場合には、残留塩素が金属酸化物に支持される金粒子の凝集を促進させてしまい、金属酸化物と金粒子との接合界面が小さくなる。換言すれば、金属酸化物と金粒子との接合界面を大きくとることができなくなる。つまり、残留塩素が金粒子の凝集を促進させてしまうことが、一酸化炭素除去性能の向上を妨げる要因となっているものと推測できる。また、残留塩素は、触媒毒として作用して、塩素化合物を生成する場合も多く、このことも、一酸化炭素除去性能の向上や、一酸化炭素除去性能を長期にわたって維持することの妨げになると推測される。
本発明では、上述したように、一酸化炭素除去触媒10の残留塩素濃度が400ppm以下に規定されていることから、該金属酸化物上に支持される金粒子の凝集を防止できる。これにより、金属酸化物と金粒子との接合界面を大きくとることができ、一酸化炭素除去性能の向上が発現されるものと推測される。
上記残留塩素濃度が400ppm以下の一酸化炭素除去触媒10は、一酸化炭素除去触媒の製造方法で後述するように残留塩素濃度を400ppm以下に調整した金属酸化物に、金粒子を支持させることで得られるものを挙げることができる。ただし、金粒子の出発原料に塩素原子を含む化合物を用いる場合には、金粒子の出発原料から生じる塩素の一部が一酸化炭素除去触媒に残留するおそれがある。そのため、400ppmから金粒子の出発原料から生じ得る残留塩素濃度を差し引いた所定値以下に残留塩素濃度を調整した金属酸化物を用いることで、残留塩素濃度が400ppm以下の一酸化炭素除去触媒10を得ることができる。なお、金粒子の出発原料以外で塩素原子を含む化合物を工程で用いるときには、金属酸化物の残留塩素濃度を同様に調整すればよい。
本願明細書において、一酸化炭素除去触媒の残留塩素濃度(ppm)は、JIS K0102「工場排水試験方法のガラス電極法」に準拠されるイオン電極法により測定される残留塩素濃度である。具体的には、一酸化炭素除去触媒を水に分散せしめた水分散液の上澄み液を取り出し、この上澄み液を上記JIS K0102に準拠されるイオン電極法により測定することで得られる残留塩素濃度である。金属酸化物の残留塩素濃度の測定も同様の方法で行うことができる。
上記残留塩素濃度の測定に用いられる一酸化炭素除去触媒は、一酸化炭素除去触媒が付着している一酸化炭素除去フィルター等から、物理的な手段、例えば、擦り取る方法や、振い落す方法等によって基材から剥離させたものを用いることができる。
(金属酸化物)
金属酸化物1について特に限定はなく、例えば、(i)酸化亜鉛、酸化鉄、酸化銅、酸化ランタン、酸化チタン、酸化コバルト、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化ベリリウム、酸化ニッケル、酸化クロム、酸化スカンジウム、酸化カドミウム、酸化インジウム、酸化スズ、酸化マンガン、酸化バナジウム、酸化セリウム、酸化アルミニウム、酸化ケイ素などの単一金属の金属酸化物、(ii)亜鉛、鉄、銅、ランタン、チタン、コバルト、ジルコニウム、マグネシウム、ベリリウム、ニッケル、クロム、スカンジウム、カドミウム、インジウム、スズ、マンガン、バナジウム、セリウム、アルミニウム、ケイ素などからなる群から選ばれる2種以上の金属の複合酸化物などを例示することができる。これらの金属酸化物の中でも、触媒活性が高く、また触媒活性の安定性に優れる酸化チタンが好適である。
金属酸化物1の形状についても特に限定はなく、球状、回転楕円体状、多角形状、又は鱗片状などのあらゆる形状のものが使用可能である。また、金属酸化物1の形態についても特に限定はなく、稠密体、多孔体、発泡体、中空体、積層体など任意の形態のものが使用可能である。
金属酸化物の大きさについても特に限定はないが、5nm以上1mm以下の範囲内であることが好ましく、1μm以上30μm以下の範囲内であることが特に好ましい。なお、金属酸化物1の大きさは、レーザー回折/散乱式粒度分布測定により測定される平均粒子径(体積中位粒子径:D50)である。また、金属酸化物1の平均粒子径は、測定された電子顕微鏡観察結果のデータを、粒子認識ツールを用いて識別し、認識された粒子の画像から取得した形状データをもとに粒度分布のグラフを作成し、この粒度分布のグラフから算出することができる。粒度分布のグラフは、例えば、電子顕微鏡観察結果を画像解析式粒度分布測定ソフトウェア(株式会社マウンテック製、MAC VIEW)を用いて作成可能である。
また、金属酸化物1は、上記で例示した金属を有するコア部と、該金属の酸化物を有するシェル部とから構成されるコア・シェル構造を有したものであることが好ましい。このようなコア・シェル構造の金属酸化物1を用いた場合には、さらなる一酸化炭素除去性能の向上が図られる。上記コア・シェル構造の金属酸化物1は、例えば、後述するPVS(Physical Vapor Synthesis)法を用いることで得ることができる。
(金粒子)
図1に示すように、金属酸化物1の表面には金粒子2が支持されている。本発明では、金粒子2と金属酸化物1との接合界面において、一酸化炭素が酸化除去される。
金粒子2の平均粒子径について特に限定はないが、いわゆるナノ粒子とすることが好ましく、具体的には、平均粒子径を20nm以下とすることが好ましい。より好ましくは、2nm以上8nm以下の範囲内であることが特に好ましい。本発明では、一酸化炭素除去触媒の残留塩素濃度が400ppm以下に規定されていることから、金粒子2の凝集を防止することができ、平均粒子径を上記好ましい範囲内とすることができる。また、金粒子2が凝集することで金粒子2と金属酸化物1との接合界面が小さくなることや、金粒子2が凝集することで、該金粒子2が金属酸化物1から脱落することによる、一酸化炭素除去性能の低下の防止を図ることができ、高い一酸化炭素除去性能を長期にわたって維持することができる。なお、金粒子2の平均粒子径は、上記金属酸化物の平均粒子径と同様であり、レーザー回折/散乱式粒度分布測定により測定される平均粒子径(体積中位粒子径:D50)である。
金粒子2の支持量についても特に限定することはないが、金属酸化物1に対して、0.001質量%以上10質量%以下であることが好ましく、より好ましくは0.01質量%以上5重量%以下である。金粒子2の支持量が0.001質量%より少ないと触媒の活性が低下するので好ましくなく、また金粒子2の支持量を10質量%より多くしても、金粒子2を上記の範囲内で支持させた場合と比較して、触媒の活性の更なる向上が望めず、金が無駄になるので好ましくない。
<一酸化炭素除去触媒の製造方法>
次に、一酸化炭素除去触媒の製造方法について説明する。本発明の一酸化炭素除去触媒の製造方法は、金属酸化物を準備する工程と、金属酸化物に金粒子を支持させる工程と、を備えることで、残留塩素濃度が400ppm以下の一酸化炭素除去触媒を得る点に特徴を有している。
(金属酸化物を準備する工程)
本工程で準備する金属酸化物の残留塩素濃度を400ppm又は400ppm未満の所定値以下に調整する形態として、以下に例示する2つの実施形態を挙げることができる。第1の実施形態は、塩素原子を含む原料を用いて残留塩素濃度が一般に400ppmを超える金属酸化物を得た後に、該金属酸化物の脱塩素処理を施すことで、残留塩素濃度を所定値以下に調整する実施形態である。第2の実施形態は、PVS(Physical Vapor Synthesis)法を用いて、残留塩素濃度が所定値以下の金属酸化物を得る実施形態である。以下、金属酸化物として酸化チタンを用いる場合を例に挙げ、本発明の製造方法の各実施形態について説明する。なお、所定値は、400ppmから金粒子の出発原料などから生じ得る残留塩素濃度を差し引くことで決定する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、まずはじめに、四塩化チタンを酸素或いは水蒸気と高温で反応させる気相法、又は四塩化チタンを加水分解する液相法によって酸化チタンを得る。ここで得られた酸化チタンは、四塩化チタンを出発原料として製造されることから、該酸化チタンの残留塩素濃度は、一般に400ppmを超える。次いで、残留塩素濃度が400ppmを超える酸化チタンを脱塩素処理することで、残留塩素濃度が所定値以下の酸化チタンが得られる。
脱塩素処理としては、例えば、残留塩素濃度が400ppmを超える金属酸化物を、150℃〜600℃程度で加熱する方法を挙げることができる。また、脱塩素化率を向上させるために、円筒回転炉を用いて転動させながら、加熱することが好適である。加熱時間としては、0.1〜3時間程度が好ましい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、PVS(Physical Vapor Synthesis)法を(以下、単にPVS法という)用いて酸化チタンを得る方法である。PVS法は、熱エネルギーによって、金属原子であるチタン原子の蒸気を生成し、反応ガスである酸素と接触させた後に、急冷することで、酸化チタンを得る方法である。PVS法では、四塩化チタンを用いるのではなく、チタン単体を用いることから、得られる酸化チタンの残留塩素濃度を0ppmとすることができる点で好ましい。PVS法としては、特表平9−502920号公報に開示がされる方法等を用いることもできる。
また、PVS法によって、得られる金属酸化物は、コア部であるチタンと、シェル部である酸化チタンとから構成されるコア・シェル構造の金属酸化物とすることができ、一酸化炭素除去性能の更なる向上を図ることができる。また、PVS法を用いた場合には、比表面積の大きい酸化チタンを得ることができる点でも好ましい。
(金属酸化物に金粒子を支持させる工程)
本工程については、特に限定することはなく、従来公知の種々の方法を適宜採用することができる。具体的には、例えば、含浸法、共沈法、析出沈殿法、表面析出還元法、気相蒸着法、さらには固相混合法などを挙げることができる。この工程を経ることで、残留塩素濃度が所定値以下に調整された金属酸化物に金属粒子が支持された一酸化炭素除去触媒、すなわち、残留塩素濃度が400ppm以下に調整された一酸化炭素除去触媒が得られる。なお、金粒子の出発原料に塩素原子を含む化合物を用いた場合には、前駆体の焼成前に洗浄することが好ましい。
<一酸化炭素除去フィルター>
次に、本発明の一酸化炭素除去フィルターについて説明する。
図2は、本発明の一酸化炭素除去フィルターの構成を説明するための一部拡大正面図である。
図2に示すように、本発明の一酸化炭素除去フィルター20は、通気性を有する基材5上に上記で説明した本発明の一酸化炭素除去触媒10が付着されていることに特徴を有している。
(通気性を有する基材)
ここで、一酸化炭素除去フィルター20を構成する通気性を有する基材5については、特に限定されるものではなく、従来からフィルターの基材として用いられている種々のものから適宜選択して用いることができる。なお、本願でいう「通気性を有する基材」とは、当該基材を構成する材料そのものに通気性がある場合は言うまでもなく、当該基材を構成する材料そのものには通気性がない場合であっても、その材料を用いてたとえばメッシュ形状とすることにより、全体として通気性が発揮されるものであってもよい。したがって、通気性を有する基材5を構成する材料としては、各種樹脂、各種繊維、各種金属、など種々の材料を挙げることができ、当該基材の形状・状態としては、メッシュ状、編み目状、ストライプ状、綿状など、種々の形状・状態を挙げることができる。中でも、通気性を有する基材5として、不織布素材や、コルゲート素材を用いることが好ましい。不織布素材やコルゲート素材としては、例えば、高分子、紙、金属、炭素繊維等を挙げることができる。これらの素材は、元来フィルターとしての性能が高く、また加工性にも優れており、コストパフォーマンスも高いからである。
上記のような通気性を有する基材5に一酸化炭素除去触媒10を付着する方法については特に限定することはなく、従来公知の方法から適宜選択することができる。具体的には、例えば、各種バインダー(図示せず)を用いて基材5上に付着する方法を挙げることができる。
この場合において、用いられるバインダーとしては特に限定されることはないが、例えば、1又は2以上の金属塩水和物を含むバインダーを用いることが好ましく、さらに具体的には、珪酸塩水和物、アルミニウム塩水和物、カルシウム塩水和物のいずれか1以上を含むバインダーを用いることが好ましい。これらのバインダーはいずれも無機系のバインダーであるため、一酸化炭素除去触媒10の性能を妨害することがないからである。
以下に実施例と比較例を挙げて本発明を説明する。なお、文中の「部」は特に断りの内限り質量基準である。
(実施例1)
ジメチル金アセチルアセトナート錯体((CH32(C572)Au (株)トリケミカル研究所)16.5mgをメノウ乳鉢ですりつぶし、これにPVS法で作製した酸化チタン微粒子(金属酸化物超微粒子「NanoTek(R)」 シーアイ化成(株))1gを加えて室温で20分更にすりつぶした。これを、空気中300℃で4時間焼成することにより、実施例1の紫色の一酸化炭素除去触媒を得た。TEMで観察したところ、10nm以下の金ナノ粒子が密集して酸化チタン表面上に分散・固定化されていた。実施例1の一酸化炭素除去触媒の残留塩素濃度をJIS K0102に準拠されるイオン電極法で分析したところ0ppmであった。なお、酸化チタン微粒子の残留塩素濃度は0ppmであった。
(実施例2)
A液:テトラクロロ金(III)酸・四水和物(HAuCl4・4H2O 関東化学(株))を62.8mg取り、蒸留水150mlを入れた500mlビーカーに加え攪拌した。B液:水酸化ナトリウム(NaOH)0.4gを蒸留水100mlを入れたビーカーに加え攪拌した。
A液を343Kに加熱し、B液を適量これに加えてpHを7〜8の範囲内に調整した。次に、支持体として、塩素法で作製された酸化チタン粒子(P25 日本エアロジル(株))を550℃で3h加熱することで脱塩素処理した脱塩素処理酸化チタン粒子を得た。この支持体1gをA液に加え、水溶液の温度を343Kに保ちながら、かつpHを一定に保つため適宜B液を加えて、1時間攪拌した。
蒸留水1Lで水洗を5回以上繰り返し、上澄み液を除去し、pHが変化しなくなるまで洗浄を行った。その後、支持体をろ過洗浄し、393Kで12h乾燥した。乾燥した前駆体を乳鉢で粉砕し、電気炉を用いて空気中573Kで12h焼成することで、実施例2の一酸化炭素除去触媒を得た。TEMで観察したところ、10nm以下の金ナノ粒子が密集して酸化チタン表面上に分散・固定化されていた。実施例2の一酸化炭素除去触媒の残留塩素濃度をJIS K0102に準拠されるイオン電極法で分析したところ390ppmであった。なお、脱塩素処理酸化チタン微粒子の残留塩素濃度は380ppmであった。一酸化炭素除去触媒の残留塩素濃度と脱塩素処理酸化チタン微粒子の残留塩素濃度とが異なるのは、テトラクロロ金(III)酸・四水和物から生じた塩素の一部が洗浄によっても除去されずに一酸化炭素除去触媒に残留しているためと推測される。
(実施例3)
A液:テトラクロロ金(III)酸・四水和物(HAuCl4・4H2O 関東化学(株))を62.8mg取り、蒸留水150mlを入れた500mlビーカーに加え攪拌した。B液:水酸化ナトリウム(NaOH)0.4gを蒸留水100mlを入れたビーカーに加え攪拌した。
A液を343Kに加熱し、B液を適量これに加えてpHを7〜8の範囲内に調整した。次に、支持体としてPVS法で作製した酸化チタン粒子(金属酸化物超微粒子「NanoTek(R)」 シーアイ化成(株))1gをA液に加え、水溶液の温度を343Kに保ちながら、かつpHを一定に保つため適宜B液を加えて、1時間攪拌した。
蒸留水1Lで水洗を5回以上繰り返し、上澄み液を除去し、pHが変化しなくなるまで洗浄を行った。その後、支持体をろ過洗浄し、393Kで12h乾燥した。乾燥した前駆体を乳鉢で粉砕し、電気炉を用いて空気中573Kで12h焼成することで、実施例3の一酸化炭素除去触媒を得た。TEMで観察したところ、5nm以下の金ナノ粒子が密集して酸化チタン表面上に分散・固定化されていた。実施例3の一酸化炭素除去触媒の残留塩素濃度をJIS K0102に準拠されるイオン電極法で分析したところ9ppmであった。なお、酸化チタン微粒子の残留塩素濃度は0ppmであった。一酸化炭素除去触媒の残留塩素濃度と酸化チタン微粒子の残留塩素濃度とが異なるのは、テトラクロロ金(III)酸・四水和物から生じた塩素の一部が洗浄によっても除去されずに一酸化炭素除去触媒に残留しているためと推測される。
(実施例4)
ジメチル金アセチルアセトナート錯体((CH32(C572)Au (株)トリケミカル研究所)16.5mgをメノウ乳鉢ですりつぶし、これに、塩素法で作製された酸化チタン粒子(P25 日本エアロジル(株))を550℃で3h加熱することで脱塩素処理した脱塩素処理酸化チタン粒子1gを加えて室温で20分更にすりつぶした。これを、空気中300℃で4時間焼成することにより、実施例4の紫色の一酸化炭素除去触媒を得た。TEMで観察したところ、10nm以下の金ナノ粒子が密集して酸化チタン表面上に分散・固定化されていた。実施例4の一酸化炭素除去触媒の残留塩素濃度をJIS K0102に準拠されるイオン電極法で分析したところ380ppmであった。なお、酸化チタン微粒子の残留塩素濃度は380ppmであった。
(比較例1)
ジメチル金アセチルアセトナート錯体((CH32(C572)Au (株)トリケミカル研究所)16.5mgをメノウ乳鉢ですりつぶし、これに塩素法で作製した酸化チタン微粒子(P25 日本エアロジル(株))1gを加えて室温で20分更にすりつぶした。これを、空気中300℃で4時間焼成することにより、比較例1の紫色の一酸化炭素除去触媒を得た。TEMで観察したところ、10nm〜20nmの金ナノ粒子が密集して酸化チタン表面上に分散・固定化されていた。比較例1の一酸化炭素除去触媒の残留塩素濃度をJIS K0102に準拠されるイオン電極法で分析したところ820ppmであった。なお、酸化チタン微粒子の残留塩素濃度は820ppmであった。
(触媒性能評価)
上記で得られた各実施例、及び比較例の一酸化炭素除去触媒の性能評価のため、流通ガス中のCO,CO2濃度の分析をFTIR測定から行った。なお、分析にあたっては、各実施例、及び比較例の一酸化炭素除去触媒を乳鉢でほぐす程度に軽くすりつぶしてから分析に用いた。以下に、分析に用いた資料ガス、測定装置、分析方法を示す。
<試料ガス>
一酸化炭素CO UHP>99.95%(住友精化(株)製)と、精製(合成)空気 Air G1(大陽日酸(株)製)との混合ガス。
<測定装置>
装置:IFS 125HR(Bruker社製)
高温高圧セル(SPECAC)光路長:3cm 窓板:ZnSe
ビームスプリッター:Si on CaF2
光源:グローバー
検出器:MCT
波数分解能:0.1cm-1
積算回数:32〜128回
アパーチャー:4mm
ミラー速度:40kHz
シグナルゲイン:×1
プリアンプゲイン:Ref
Laser Wavenumber:15798.0226cm-1
折り返し:15798.0226〜0cm-1
光学フィルター:なし
電気フィルター:HP なし LP 20kHz
位相補正:Mertz法(分解能4cm-1
アポダイゼーション:Happ Genzel
ゼロフィリング:4
<分析方法>
(1)反応管にガラスウールで各実施例及び比較例の一酸化炭素除去触媒を詰め、加熱炉に入れる。一酸化炭素除去量は約150mg(150〜152mg)とした。反応管の内径は6mmであり、一酸化炭素除去触媒を約150mg詰めると、反応管の内径:一酸化炭素除去触媒の長さ〜約1:2となった。なお、本測定ではガス流量は全て50cc/minとしたため、20000ml/hg相当となる。
(2)反応管をFTIR内のガスセルへ接続する。
(3)精製Airを流通しながら、250℃まで昇温して(20℃/min)、約1時間保持する。
(4)そのまま反応温度(室温付近)まで降温する。
(5)大気の混入がないように、熱電対(K type)を一酸化炭素除去触媒部分に挿入する。反応管は鉛直に立て、試料ガスは上から下へ流れるようにする。
(6)試料ガスCO 約1%/精製Air流通に切り替え、試料ガス導入後0h〜8hにおけるガスセルへ流通してきた一酸化炭素除去触媒通過ガスのFTIR測定を15分おきに行った(CO,CO2 定量)。
(7)約8h流通したところで、精製Airのみ流通切り替える(一夜放置)。
(8)翌日再び、試料ガスCO約1%/精製Air流通に切り替え、上記(6)試料ガス導入後24h〜36hにおけるガスセルへ流通してきた一酸化炭素除去触媒通過ガスのFTIR測定を15分おきに行った。
<結果>
それぞれの赤外吸収強度はCO濃度、CO2濃度に比例するため、定量することができる。定量の際の比較としては、COについては、試料ガスCO約1%/精製Airを触媒に通さずに流通した場合の赤外吸収強度を用い、CO2については、CO20.914%/N2の標準ガスボンベを流通した場合の赤外吸収強度を用いた。試料ガス導入後0h〜8hの間、及び試料ガス導入後24h〜36hの間のCO酸化率を下表1に示す。表1からも明らかなように、残留塩素濃度が400ppm以下の実施例1〜4の一酸化炭素除去触媒では、0h〜8hの間におけるCO酸化率が50%以上で、かつ24h〜36hの間におけるCO酸化率が30%以上となっている。一方、残留塩素濃度が400ppmを超える比較例の一酸化炭素除去触媒では、COは殆ど酸化されておらず、本願の優位性が明らかとなった。なお、比較例では、2回測定を行った。
Figure 2013236998
10・・・一酸化炭素除去触媒
20・・・一酸化炭素除去フィルター
1・・・金属酸化物
2・・・金粒子
5・・・基材

Claims (7)

  1. 金属酸化物に金粒子が支持された一酸化炭素触媒であって、
    前記一酸化炭素触媒の残留塩素濃度が400ppm以下であることを特徴とする一酸化炭素除去触媒。
  2. 前記金粒子の平均粒子径が2nm以上8nm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の一酸化炭素除去触媒。
  3. 前記金属酸化物はコア部とシェル部とから構成されるコア・シェル構造を有し、
    前記コア部が金属であり、前記シェル部が金属酸化物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の一酸化炭素除去触媒。
  4. 通気性を有する基材上に、一酸化炭素除去触媒が付着された一酸化炭素除去フィルターであって、
    前記一酸化炭素除去触媒は、金属酸化物に金粒子が支持された構成をとり、
    前記一酸化炭素触媒の残留塩素濃度が400ppm以下であることを特徴とする一酸化炭素除去フィルター。
  5. 前記一酸化炭素除去触媒が、1又は2以上の金属塩水和物によって、前記通気性を有する基材上に付着されていることを特徴とする請求項4に記載の一酸化炭素除去フィルター。
  6. 一酸化炭素除去触媒の製造方法であって、
    金属酸化物に金粒子を支持させて、残留塩素濃度が400ppm以下の一酸化炭素除去触媒を得ることを特徴とする一酸化炭素除去触媒の製造方法。
  7. 前記金属酸化物を、PVS(Physical Vapor Synthesis)法によって得ることを特徴とする請求項6に記載の一酸化炭素除去触媒の製造方法。
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