JP2013236466A - 車両用充電装置 - Google Patents

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JP2013236466A
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Hiroshi Suzuki
宏 鈴木
Takatoshi Murase
貴俊 村瀬
Tatsuji Funabashi
達治 船橋
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Nitto Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】充電ケーブル中で電力線の波形に重畳したノイズが信号線に誘導されてCPLT信号にノイズが発生する問題を効果的に回避することができる技術を提供すること。
【解決手段】信号線7を内蔵した第一分離ケーブル5と、電力線9を内蔵した第二分離ケーブル6が本体ボックス1から引き出され、該第一分離ケーブル5と第二分離ケーブル6を引き込んで、信号線7と電力線9を纏めて内蔵した充電ケーブル3として引き出す中継機4を有する。
【選択図】図1

Description

本発明はプラグインハイブリッド自動車や電気自動車等の車両用充電装置に関するものである。
プラグインハイブリッド自動車や電気自動車等(以下、車両という)の充電は、車両と充電装置との間を充電ケーブルで接続して行われる。
この充電ケーブルは、信号線(CPLT信号線)とアース線と2本の電力線を内蔵するものである(特許文献1)。
今後、車両の普及に伴って集合住宅等において、複数の車両に充電可能な充電システム(例えば特許文献2)の普及が予想されるが、このようなものでは、充電システム全体の制御を統括して行う充電制御部を備えた充電装置と、各車両への充電用端末として複数設けられている充電ポストとの距離が長くなる結果、車両と充電装置とを接続する充電ケーブルを長くせざるを得ず、充電ケーブル内で平行に配置されている電力線と信号線との間に静電容量が発生して、CPLT信号にノイズが混入する問題が懸念される。
特開2012−34484号公報 特開2010−187453号公報
本発明の目的は前記の問題を解決し、車両と充電装置間の距離を長く確保せざるを得ない場合であっても、充電ケーブル中で電力線の波形に重畳したノイズが信号線に誘導されてCPLT信号にノイズが発生する問題を効果的に回避することができる技術を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明の車両用充電装置は、車両への充電制御を行う充電制御部を収納した本体ボックスと、充電制御に用いる信号を車両との間で送受信する信号線と車両への電力供給を行う電力線を内蔵し、車両に接続される充電コネクタを先端に有する充電ケーブルを備えた車両用充電装置であって、信号線を内蔵した第一分離ケーブルと、電力線を内蔵した第二分離ケーブルが該本体ボックスから引き出され、該第一分離ケーブルと第二分離ケーブルを引き込んで、信号線と電力線を纏めて内蔵した充電ケーブルとして引き出す中継機を有することを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用充電において、中継機は、非充電時の充電コネクタを保持するコネクタホルダを備えることを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の車両用充電装置において、中継機は、充電状態を表示する表示部と、充電開始の操作を行う充電操作部とを備えることを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の車両用充電装置において、充電ケーブルは、更に、アース線を内蔵し、該アース線は、第二分離ケーブルによって中継機に引き込まれることを特徴とするものである。
本発明に係る車両用充電装置は、信号線と電力線を、各々別ケーブル内に内蔵させて本体ボックスから引き出し、中継機を介した後に、信号線と電力線をまとめた充電ケーブルとする構成を有するため、車両と充電装置間の距離を長く確保せざるを得ない場合には、本体ボックスと中継機の距離の距離を大きくとり、充電ケーブルの長さは必要最低限の長さとすることができ、信号線と電力線が各々別ケーブル内に内蔵されている本体ボックスと中継機間では、距離の長さに関わらず、電力線の波形に重畳したノイズが誘導されてCPLT信号にノイズが発生する問題を効果的に回避することができる。
本実施形態の車両用充電装置の全体説明図である。 本実施形態の車両用充電装置を示すブロック図である。 中継機の全体説明図である。 中継機を複数台配置した車両用充電装置を示すブロック図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
本実施形態の車両用充電装置は、図1に示すように、車両への充電制御を行う充電制御部を収納した本体ボックス1と、車両に接続される充電コネクタ2を一端に有する充電ケーブル3と、充電ケーブル3の他端が接続されている中継機4と、本体ボックス1と中継機4間を接続する第一分離ケーブル5と第二分離ケーブル6とから構成されている。
図2に示すように、本体ボックス1内の充電制御部15には、パルス出力回路(CPLT回路)が備えられ、車両側の制御回路との間で充電制御信号(CPLT信号)がやり取りされる。CPLT信号は、信号線(CPLT信号線)7を通じて受送信される。また、充電制御部15はCPLT信号に基づきリレー16を閉じて車両が充電可能な状態にする。
図1に示すように、第一分離ケーブル5には信号線7が内蔵され、第二分離ケーブル6にはアース線8と2本の電力線9が内蔵され、充電ケーブル3内には、信号線(CPLT信号線)7と、アース線8と、車両への電力供給を行う2本の電力線9が隣接して平行に配線されている。また第一分離ケーブル5と第二分離ケーブル6は本体ボックス1に設けられた引出口14からそれぞれ引き出されている。
長距離に亘って電力線9と信号線7を隣接して配線を行った場合、電力線9の波形に重畳したノイズが信号線7に誘導されてCPLT信号にノイズが発生する現象が生じる可能性が高くなるところ、本実施形態では、本体ボックス1と中継機4との間の配線を、信号線7を内蔵した第一分離ケーブル5と、アース線8と2本の電力線9を内蔵した第二分離ケーブル6とに分離して行うことにより、CPLT信号の当該ノイズ発生を効果的に回避可能としている。なお、ノイズ発生を回避する効果は、信号線7と電力線9とを別箇のケーブルで保持することにより奏されるものであり、アース線8は、電力線9と同一ケーブルで保持する上記実施形態に限定されず、信号線7と同一ケーブルで保持したり、あるいは、更に別箇のケーブルで保持することもできる。なお、前記のノイズ発生を回避するために、信号線7と電力線9の少なくとも一方にはシールド部材13を被覆することが好ましい。
第一分離ケーブル5に内蔵されて本体ボックス1から引き出された信号線7と、第二分離ケーブル5に内蔵されて本体ボックス1から引き出されたアース線8と2本の電力線9は、中継機4に引き込まれたのち、充電ケーブル3内に纏めて保持されて中継機4から引き出される。充電ケーブル3内では、信号線7と電力線9とが隣接して平行に配線される。
図3に示すように、中継機4には非充電時の充電コネクタを保持する空間部内に設けた水平軸で充電コネクタの先端を係合し保持するコネクタホルダ10が形成されている。本実施形態のコネクタホルダ10の構造は特に限定されず、例えば、空間下部をコネクタ本体の下部と略同一形状に形成し、コネクタ本体の下部を保持する構造、または、水平方向に回転する回動部を備えることにより充電コネクタの差し込みおよび取り出し角度を可変として操作性を向上した構造等を採用することができる。
その他、中継機4は、充電状態を表示する表示部11や、モード1車両用の閉路操作ボタン12からなる充電操作部を備えている。
上記実施形態では、本体ボックス一台に対し、中継機4が一台配置されている例を説明したが、図4に示すように、本体ボックス一台に対し、中継機4を複数台配置することにより、複数の車両に充電可能な充電システムにも本発明を適用することができる。すなわち、充電制御部15は本体ボックス1に必要個数分設置し、対応する充電ケーブル3を本体ボックス1との距離に関係なく中継機4を介して設置できるのでメンテナンスの利便性を向上させることができる。また、複数の車両が接続され同時に充電を行う場合であって、契約電力容量の問題から各車両への充電電流を制限する場合であっても、充電制御部15が同一の本体ボックス内に設置されているため、双方の充電制御部15を連動させ、一方の車両が接続された場合に他の車両の充電電流を制御するシステムを容易に構築できる。
1 本体ボックス
2 充電コネクタ
3 充電ケーブル
4 中継機
5 第一分離ケーブル
6 第二分離ケーブル
7 信号線(CPLT信号線)
8 アース線
9 電力線
10 コネクタホルダ
11 表示部
12 操作ボタン
13 シールド部材
14 引出口

Claims (4)

  1. 車両への充電制御を行う充電制御部を収納した本体ボックスと、充電制御に用いる信号を車両との間で送受信する信号線と車両への電力供給を行う電力線を内蔵し、車両に接続される充電コネクタを先端に有する充電ケーブルを備えた車両用充電装置であって、
    信号線を内蔵した第一分離ケーブルと、電力線を内蔵した第二分離ケーブルが該本体ボックスから引き出され、
    該第一分離ケーブルと第二分離ケーブルを引き込んで、信号線と電力線を纏めて内蔵した充電ケーブルとして引き出す中継機を有することを特徴とする車両用充電装置。
  2. 中継機は、非充電時の充電コネクタを保持するコネクタホルダを備えることを特徴とする請求項1記載の車両用充電装置。
  3. 中継機は、充電状態を表示する表示部と、充電開始の操作を行う充電操作部とを備えることを特徴とする請求項1記載の車両用充電装置。
  4. 充電ケーブルは、更に、アース線を内蔵し、該アース線は、第二分離ケーブルによって中継機に引き込まれることを特徴とする請求項1記載の車両用充電装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015201948A (ja) * 2014-04-07 2015-11-12 株式会社豊田自動織機 充電装置
JP2019009927A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 日東工業株式会社 充電ケーブル、充電装置、充電システム
US10994624B2 (en) 2019-01-25 2021-05-04 Mitsubishi Electric Corporation Power conversion system and cable relay

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