JP2013236193A - スピーカー端子およびこれを用いるフレームならびにスピーカー - Google Patents

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【課題】 小型軽量なスピーカーであっても、振動するリード線・錦糸線が接触してショートする可能性が低いスピーカー端子およびこれを用いるフレームを提供する。
【解決手段】 スピーカー端子は、中心線が直線状に伸びた棒状の基体と、中心線と略直交する方向に基体から延設される第1突出部と、基体および第1突出部の連結位置とは異なる位置から第1突出部と反対方向に延設される第2突出部と、を備え、第1突出部と第2突出部との縁部の離間距離D0が、少なくとも第1突出部および第2突出部の幅寸法Wよりも大きく設定されている。樹脂で成型される端子取付部を有するスピーカー用のフレームは、スピーカー端子を少なくとも2つ備え、リード線接続端子部を構成し、リード線接続端子部の突出する第2突出部と第1突出部との離間距離D1が、離間距離D0よりも大きい。
【選択図】 図1

Description

スピーカーに入力信号を与えるスピーカー端子に関し、特に、樹脂で成型されるフレームに取り付けられて、自動車等の車両に取り付けるのに適するスピーカーに用いるスピーカー端子およびこれを用いるフレームに関する。
自動車等の車両に取り付けるスピーカーにおいては、省エネルギーの観点から、音声を再生するスピーカーを小型化し、かつ、軽量化することが要望されている。スピーカーは、標準的な円形の他に、空間配置の最適化を図って、楕円形、トラック形等の異形の振動板形状を用いるものがある。振動板およびボイスコイルを含む振動系は、振動板形状に対応したバスケット状のフレームを用いて支持される。特に、磁気回路を有する動電型スピーカーでは、フレームに磁気回路を取り付けるほかに、入力信号を供給する信号線を接続するスピーカー端子がフレームに設けられる。
スピーカー端子は、2つの信号線が接続する正負の端子の組で構成され、絶縁状態にしてフレームに取り付ける必要がある。導電性の金属で構成されるスピーカー端子は、樹脂フレームにインサート成型により固定される場合がある。フレームに設けられるスピーカー端子には、ボイスコイルに接続する錦糸線等のリード線が接続される。スピーカーおよびこれに用いるフレームの小型化を図る場合には、フレームに設けられるスピーカー端子も正負端子が相互に近づく場合があり、振動するリード線が接触してショートする可能性が高くなるという問題がある。したがって、従来には、これらの問題を解決するために様々なスピーカー端子およびこれを用いるフレームならびにスピーカーが提案されている。
例えば、従来には、部品点数を削減し、組み付けの手間を減らし、コストダウンを図り、ボイスコイルに音声信号を供給する導体が腐食したり、断線したり、ショートしたりするトラブルが少なくなるスピーカーを提供するために、フレームの底部に設けられ、磁気ギャップを有する磁気回路と、前記フレームに支持され、前記磁気ギャップに配置されるボイスコイルと、外周部が前記フレームに支持され、内周部が前記ボイスコイルに取り付けられる振動板と、を有するスピーカーにおいて、前記フレームから外部へ突出するように設けられ、突出端側の端面が開放面となる筒状のコネクタハウジングと、前記コネクタハウジング内で前記開放面に向かって突出するコネクター側ラグ部、該コネクター側ラグ部に連設され、前記フレームの底部まで延出する接続部、該接続部に連設され、錦糸線を介して前記ボイスコイルと電気的に接続される端子側ラグ部からなる導電性の金具と、を有し、前記フレームの材質を絶縁性の樹脂とし、前記金具は、前記フレームとインサート成形され、前記金具の接続部は、前記フレーム内に埋設されることを特徴とするスピーカーがある(特許文献1)。
特開2002−252897(図3〜10)
しかしながら、小型化し、かつ、軽量化を図るスピーカー端子およびこれを用いるフレームならびにスピーカーでは、同一の金具を用いてスピーカー端子を構成すると、フレームの小型化を図ると正負端子が相互に近づく場合があり、振動するリード線が接触してショートする可能性が高くなるという問題がある。
本発明は、上記の従来技術が有する問題を解決するためになされたものであり、その目的は、スピーカー端子およびこれを用いるフレームならびにスピーカーに関し、特に、自動車等の車両に取り付けるのに適する小型軽量なスピーカーであっても、振動するリード線・錦糸線が接触してショートする可能性が低いスピーカー端子およびこれを用いるフレームを提供することにある。
本発明のスピーカー端子は、直線状に伸びた棒状の基体と、基体の中心線と略直交する方向に基体から延設される第1突出部と、基体および第1突出部の連結位置とは異なる位置から第1突出部と反対方向に延設される第2突出部と、を備え、第1突出部と第2突出部との離間距離D0が、少なくとも第1突出部および第2突出部の幅寸法Wよりも大きく設定されている。
好ましくは、本発明のスピーカー端子は、第1突出部または第2突出部のいずれか一方が、基体の一方端から延設される。
また、本発明のスピーカー端子は、第1突出部および第2突出部が、それぞれ先端部分に切欠部を有する。
また、本発明のフレームは、樹脂で成型される端子取付部を有するスピーカー用のフレームであって、上記のスピーカー端子を少なくとも2つ備え、2つのスピーカー端子は、端子取付部にそれぞれの基体が略平行になるように配置されるとともに、一方のスピーカー端子の第1突出部が取付部に挿入されてその第2突出部が空間に突出し、かつ、他方のスピーカー端子の第2突出部が取付部に挿入されてその第1突出部が空間に突出してリード線接続端子部を構成し、リード線接続端子部の突出する第2突出部と第1突出部との離間距離D1が、離間距離D0よりも大きい。
好ましくは、本発明のフレームは、端子取付部が、入力コネクターが係合する凹部を含むコネクター接続部を備え、2つのスピーカー端子の基体の他方端が、平行に並んで凹部の底面から突出して入力コネクターの接続端子と接続するコネクター接続部を構成する。
また、本発明のフレームは、2つのスピーカー端子が、端子取付部にインサート成型されて固定される。
また、本発明のスピーカーは、上記のフレームと、フレームに連結する磁気回路と、磁気回路の磁気空隙に配置されるボイスコイルを少なくとも含みフレームにより振動可能に支持されるスピーカー振動系と、ボイスコイルの両端とリード線接続端子部のスピーカー端子とを接続する2つのリード線と、を備える。
以下、本発明の作用について説明する。
本発明のスピーカー端子は、導電性の金属で構成される直線状に伸びた棒状の基体を有し、この基体の中心線と略直交する方向に延設される第1突出部と、基体および第1突出部の連結位置とは異なる位置から第1突出部と反対方向に延設される第2突出部と、を備える。つまり、スピーカー端子では、棒状の基体から直角に枝分かれするように延設される第1突出部と、この第1突出部とは反対方向に基体から直角に枝分かれするように延設される第2突出部と、が形成されている。また、このスピーカー端子では、基体および第1突出部の連結位置と、基体および第2突出部の連結位置と、は相互に異なる位置になるように構成される。例えば、第1突出部または第2突出部のいずれか一方が、基体の一方端から延設されるようにしてもよい。
このスピーカー端子では、第1突出部と第2突出部との縁部の離間距離D0が、少なくとも第1突出部および第2突出部の幅寸法Wよりも大きく設定されている。スピーカー端子は、第1突出部および第2突出部が、それぞれ先端部分に切欠部を有するようにしていれば、一組の第1突出部と第2突出部とを用いてスピーカー用のフレームのリード線接続端子部を構成できる。具体的には、フレームは、樹脂で成型される端子取付部を有するスピーカー用のフレームであって、2つのスピーカー端子は、端子取付部にそれぞれの基体が略平行になるように配置されるとともに、一方のスピーカー端子の第1突出部が取付部に挿入されてその第2突出部が空間に突出し、かつ、他方のスピーカー端子の第2突出部が取付部に挿入される。2つのスピーカー端子は、樹脂のフレームの端子取付部にインサート成型されて固定してもよい。
その結果、2つのスピーカー端子は、リード線接続端子部を構成し、リード線接続端子部の突出する第2突出部と第1突出部との離間距離D1が、離間距離D0よりも大きくなる。つまり、リード線接続端子部の突出する第2突出部と第1突出部は、少なくとも離間距離D0は相互にずれた位置から空間へ突出しているので、これらに接続する2つのリード線は、互いにさらに長い離間距離D1で遠ざかることになる。フレームの小型化に伴って2つのスピーカー端子を近づけてフレームの端子取付部に固定しなければならない場合であっても、このフレームを用いるスピーカーは、振動するリード線が接触してショートする可能性を低くできる。また、言い換えると、全く同一の2つのスピーカー端子を用いて共通化してコスト低減を図る場合でも、リード線接続端子部の突出する2つの端子の離間距離を大きくすることができる。スピーカーは、このスピーカー端子およびフレームと、フレームに連結する磁気回路と、磁気回路の磁気空隙に配置されるボイスコイルを少なくとも含みフレームにより振動可能に支持されるスピーカー振動系と、ボイスコイルの両端とリード線接続端子部のスピーカー端子とを接続する2つのリード線と、を備えていればよい。
なお、スピーカー端子は、第1突出部および第2突出部が、それぞれ先端部分に切欠部を有するようにすれば、リード線接続の際の仮固定作業が容易になり、半田付けによる固定も強固にすることができる。また、スピーカー端子を含むフレームは、端子取付部が、入力コネクターが係合する凹部を含むコネクター接続部を備え、2つのスピーカー端子の基体の他方端が、平行に並んで凹部の底面から突出して入力コネクターの接続端子と接続するコネクター接続部を構成するようにしてもよい。スピーカーに入力コネクターを含む信号線を接続する工程が短縮でき、コストも抑えることができる。
スピーカー端子およびこれを用いるフレームならびにスピーカーに関し、特に、自動車等の車両に取り付けるのに適する小型軽量なスピーカーであっても、振動するリード線・錦糸線が接触してショートする可能性が低いスピーカー端子およびこれを用いるフレームを提供することができる。
本発明の好ましい実施形態によるスピーカー端子1を説明する図である。(実施例1) 本発明の好ましい実施形態によるスピーカー10を説明する一部断面図である。(実施例1) 本発明の好ましい実施形態によるスピーカー10を説明する一部拡大断面図である。(実施例1)
以下、本発明の好ましい実施形態によるスピーカー端子およびこれを用いるフレームならびにスピーカーについて説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるスピーカー端子1を説明する図である。また、図2は、スピーカー端子1aおよび1bを含むフレーム20を用いたスピーカー10を説明する一部断面図である。また、図3は、スピーカー10を説明する一部拡大断面図である。具体的には、図2は、動電型のスピーカー10の中心点を通過する中心軸から右半分側を省略した長径方向に相当するO−A断面の断面図であり、図3(a)は上方向から見たO−B断面図、図3(b)はC−C’断面図、図3(c)はD−D’断面図、である。なお、後述するように、スピーカー10の一部の構造や、内部構造等は、省略している。
本実施例のスピーカー10は、口径が約23×15cmの略楕円形のスピーカー振動板2を有する動電型スピーカーであり、(図示しない)車両の車体に取り付けるように軽量化を図った車両用のスピーカーである。図2は、スピーカー10の長径方向の断面図であり、短径方向の断面図は省略している。コーン形状のスピーカー振動板11は、エッジ12によってその外周端を支持されている。本実施例のスピーカー振動板11は、抄紙される紙材であるが、他の材料で構成するものであってもよい。ロール形状のエッジ12の外周端は、樹脂製のフレーム20のエッジ取付部22に固定されている。エッジ12の内周端は、スピーカー振動板11の外周端に連結している。また、スピーカー振動板11の中央部には、ボイスコイル15が一端側に巻き回されているボイスコイルボビン13が背面側から連結しており、ボイスコイルボビン13は、ダンパー16により振動可能に支持されている。ダンパー16は、柔軟性を有する繊維の織布を基材としてフェノール樹脂を含浸して成形するコルゲーションダンパーであり、その外周端がフレーム20の磁気回路固定部21に固定されている。
ボイスコイル15は、フレーム20に固定される磁気回路10の磁気空隙に配置される。ボイスコイル15に接続する錦糸線9(9aおよび9b)は、フレーム20に構成される端子取付部23のスピーカー端子1(1aおよび1b)と、ターミナルからボイスコイル15の引出線とを、ハンダづけして導通させるので、ボイスコイル15に音声電流を供給することができる。なお、錦糸線は、スピーカー振動板11に金属ハトメを設けてターミナルまで導通させるようにしてもよい。スピーカー振動板11の中央側にはダストキャップ14が接着剤で取り付けられている。ダストキャップ14は、磁気回路10の磁気空隙ならびにボイスコイル15のボイスコイルボビン13の端部に、前側から鉄粉等の粉塵が入り込まないように閉塞する。
本実施例の磁気回路は、円環状のプレート18と、プレート18の下面に連結する磁石17と、ポール19と、により構成される外磁型磁気回路である。ポール19は、磁石17の下面が連結する平面部とその中心に設けられる柱状部を含む。磁気回路は、プレート18の内周端とポール19の柱状部との間に規定される円環状の磁気空隙に、高い磁束密度の直流磁界を形成する。したがって、この磁気空隙に配置されるボイスコイル15に音声電流が供給されると、ボイスコイル15に駆動力が作用して、スピーカー振動板11を振動させる。したがって、スピーカー10は、音声信号電流を音波に変換することができる。
フレーム20は、ABSアロイ樹脂から形成されるスピーカー用フレームである。フレーム20は、前面外周側に形成されるエッジ取付部22と、エッジ取付部22よりも背面内周側に形成される磁気回路固定部21と、エッジ取付部22と磁気回路固定部21とを連結する複数の連結部25と、を備える略バスケット状のスピーカー用フレームである。スピーカー10の軽量化、小型化を図る上では、フレーム20の連結部25はそれぞれ細く形成される。複数の連結部25のうちで長径方向のO−A方向断面図に示す連結部25には、2つのスピーカー端子1aおよび1bが取り付けられる取付部23が規定されている。
2つのスピーカー端子1aおよび1bは、部品の共通化を図って、図1に示す同一のスピーカー端子1を用いる。本実施例のスピーカー端子1は、厚みT=約0.6mmの銅合金を打ち抜き加工して所定の形状にした端子コネクターである。スピーカー端子1は、幅が約2.3mmで全長が約36mmの直線状に伸びた棒状の基体2と、基体2から直角に枝分かれするように延設される第1突出部6と、この第1突出部6とは反対方向に基体2から直角に枝分かれするように延設される第2突出部7と、を備える。基体2と第1突出部6との連結位置は、基体2の一方の端部3であり、基体2と第2突出部7との連結位置5は、基体2の中間位置に設けられている。第1突出部6および第2突出部7の幅寸法Wは約3.0mmであり、第1突出部6と第2突出部7との離間距離D0(内側の縁の間の距離)は約5.0mmであり、幅寸法Wよりも大きく設定されている。第1突出部6および第2突出部7の先端側には、切欠部8がそれぞれ形成されている。切欠部8を設けることで、錦糸線9を接続する作業の際の仮固定が容易になり、半田付けによる固定を強固にすることができる。
図3に示すように、フレーム20の取付部23と、スピーカー端子1aおよび1bと、は、錦糸線9aおよび9bが接続するリード線接続部を構成し、(図示しない)入力コネクターの接続端子と接続するコネクター接続部24を構成する。2つのスピーカー端子1aおよび1bは、樹脂のフレーム20を成型する際にインサート成型により取付部23に固定される。2つのスピーカー端子1aおよび1bは、端子取付部23にそれぞれの基体2がD2=約5.0mmの間隔を開いて略平行になるように配置されるとともに、一方のスピーカー端子1aの基体2および第2突出部7が取付部23に挿入されてその第1突出部6が空間側に突出し、かつ、他方のスピーカー端子1bの基体2および第1突出部6が取付部23に挿入されてその第2突出部7が空間側に突出する。その結果、空間側に突出するスピーカー端子1aの第1突出部6と、もう一方のスピーカー端子1bの第2突出部7と、は、相互にずれた位置関係になり、最も近いところで少なくとも離間距離D1(=約7.0mm)以上離れることになる。
すなわち、2つのスピーカー端子1aおよび1bは、共通化してコスト低減を図る同一の端子金具であっても、樹脂のフレーム20の端子取付部23にインサート成型されて固定されることで、リード線接続部の正負端子を構成することができる。しかも、錦糸線9aの一端が接続するスピーカー端子1aの第1突出部6と、もう一方の錦糸線9bの一端が接続するスピーカー端子1bの第2突出部7と、は、相互にずれた位置から遠ざかるようにして空間へ突出しているので、ボイスコイル15に接続する2つの錦糸線9aおよび9bは、互いに遠ざかることになる。その結果、フレーム20の小型化・軽量化に伴って2つのスピーカー端子1aおよび1bを近づけて端子取付部23に固定しなければならない場合であっても、振動する錦糸線9aおよび9bが接触してショートする可能性を低くできる。また、スピーカー端子1aの第1突出部6と、もう一方のスピーカー端子1bの第2突出部7と、が斜めにずれた位置になり、遠ざかるので、錦糸線9aおよび9bを半田付けする作業も、相互に干渉が無くなり飛躍的に容易になるという利点がある。
また、2つのスピーカー端子1aおよび1bは、基体2の他端4を利用して、フレーム20の端子取付部23に、(図示しない)入力コネクターが係合する凹部を含むコネクター接続部24を構成することができる。スピーカー端子1aおよび1bは、樹脂のフレーム20の端子取付部23にインサート成型されて固定される場合に、基体2の他端4を凹部の底から所定の間隔で突出するようにすればよい。入力コネクターをフレーム20のコネクター接続部24に接続するのみで音声信号入力が可能になるので、スピーカー10の取付工数を削減することができる。
スピーカー端子1の寸法および形状は、本実施例の場合に限られない。スピーカー端子1は、直線状に伸びた棒状の基体2と、基体2から直角に枝分かれするように延設される第1突出部6と、この第1突出部6とは反対方向に基体2から直角に枝分かれするように延設される第2突出部7と、を備えて、第1突出部6と第2突出部7との離間距離D0が、突出部の幅寸法Wよりも大きく設定されていれば、相互にずれた位置関係を活かして錦糸線9aおよび9bが接触してショートする可能性を低くできる。2つのスピーカー端子1aおよび1bは、同一形状であっても、相互に反対に向きを変えてフレーム20の端子取付部23に取り付ければ、それぞれを近づけなければならなくても、錦糸線9aおよび9bの距離を離すことができる。したがって、第1突出部6および第2突出部7の連結位置、および、その幅寸法Wは、適宜に設計することができる。
なお、本実施例のスピーカー10の磁気回路は、磁気空隙の外側に円環状の磁石7が配置される外磁型磁気回路であるが、磁気空隙の内側に円盤状ないし円環状の磁石7が配置される内磁型磁気回路であってもよい。また、スピーカー振動板2は、略楕円形のコーン型の場合に限られず、一般的な円形のコーン振動板、あるいは、他の矩形平面振動板、等であってもよい。また、本実施例のスピーカー10は、外径が長円形のスピーカー振動板11を有する車両用の動電型スピーカーであるが、外径が長円形、あるいは、矩形のスピーカー振動板11に適する長円形、もしくは、矩形の環状部を有する樹脂フレームであればよい。
本発明のスピーカー端子およびこれを用いるフレームならびにスピーカーは、小型軽量化が必要な車両に取り付ける動電型スピーカーのみならず、ディスプレイ等の映像・音響機器に内蔵するスピーカー、または、音声を再生するスピーカーを内蔵するキャビネットを有するゲーム機、スロットマシン等の遊戯機にも適用が可能である。
1 スピーカー端子
2 基体
3 基体の端部(第1突出部の連結位置)
4 基体の端部(コネクター接続端部)
5 第2突出部の連結位置
6 第1突出部
7 第2突出部
8 切欠部
9 錦糸線
10 スピーカー
11 スピーカー振動板
12 エッジ
13 ボイスコイルボビン
14 ダストキャップ
15 ボイスコイル
16 ダンパー
17 磁石
18 プレート
19 ポール
20 フレーム
21 磁気回路固定部
22 エッジ取付部
23 端子取付部
24 コネクター接続部
25 連結部

Claims (7)

  1. 直線状に伸びた棒状の基体と、該基体の中心線と略直交する方向に該基体から延設される第1突出部と、該基体および該第1突出部の連結位置とは異なる位置から該第1突出部と反対方向に延設される第2突出部と、を備え、
    該第1突出部と該第2突出部との離間距離D0が、少なくとも該第1突出部および該第2突出部の幅寸法Wよりも大きく設定されている、
    スピーカー端子。
  2. 前記第1突出部または前記第2突出部のいずれか一方が、前記基体の一方端から延設される、
    請求項1に記載のスピーカー端子。
  3. 前記第1突出部および前記第2突出部が、それぞれ先端部分に切欠部を有する、
    請求項1または2に記載のスピーカー端子。
  4. 樹脂で成型される端子取付部を有するスピーカー用のフレームであって、請求項1から3のいずれかに記載の前記スピーカー端子を少なくとも2つ備え、2つの該スピーカー端子は、該端子取付部にそれぞれの前記基体が略平行になるように配置されるとともに、一方の該スピーカー端子の前記第1突出部が該取付部に挿入されてその前記第2突出部が空間に突出し、かつ、他方の該スピーカー端子の前記第2突出部が該取付部に挿入されてその前記第1突出部が空間に突出してリード線接続端子部を構成し、該リード線接続端子部の突出する該第2突出部と該第1突出部との離間距離D1が、前記離間距離D0よりも大きい、
    フレーム。
  5. 前記端子取付部が、入力コネクターが係合する凹部を含むコネクター接続部を備え、2つの前記スピーカー端子の前記基体の他方端が、平行に並んで該凹部の底面から突出して該入力コネクターの接続端子と接続する該コネクター接続部を構成する、
    請求項4に記載のフレーム。
  6. 2つの前記スピーカー端子が、前記端子取付部にインサート成型されて固定される、
    請求項4または5に記載のフレーム。
  7. 請求項4から6のいずれかに記載のフレームと、該フレームに連結する磁気回路と、該磁気回路の磁気空隙に配置されるボイスコイルを少なくとも含み該フレームにより振動可能に支持されるスピーカー振動系と、該ボイスコイルの両端と前記リード線接続端子部の前記スピーカー端子とを接続する2つのリード線と、を備える、
    スピーカー。
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