JP2013236069A - 表示装置及び該表示装置の作製方法 - Google Patents

表示装置及び該表示装置の作製方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表示装置の駆動回路部に用いるトランジスタにおいて、ゲート配線、及びソース配線でのチャージアップを抑制し、静電破壊に起因した歩留まりの低下を抑制する。
【解決手段】ゲート配線、及びソース配線でのチャージアップを抑制するため、各配線を形成する際、各配線の一部または全部を分断せずに形成しておく。そして、画素部での開口部を形成する工程において、前述の各配線上に達する開口部を設けておき、該開口部を用いて、トランジスタの作製工程が完了した後に各配線を分断するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置及び該表示装置の作製方法に関する。
薄膜トランジスタ(TFT)を用いた、アクティブマトリクス型の液晶表示装置やEL(Electroluminescence)表示装置が実用化されている。
液晶表示装置やEL表示装置では、画素部及び駆動回路部にトランジスタを有する。表示装置が高い生産性を確保するためには、トランジスタ作製時の歩留まりの向上が重要である。
トランジスタ作製時の歩留まりの向上を図る手段の一つとして、静電破壊(ESD;Electro Static Dischargeともいう)を防ぐことが重要である。静電破壊を防ぐためには、トランジスタ作製後であれば、保護回路を設ける技術が有効である(例えば特許文献1を参照)。
特開平11−119256号公報
液晶表示装置のスイッチング素子に用いられる、ボトムゲート型のトランジスタの作製工程では、少なくとも5枚のフォトマスクによるフォトリソグラフィ工程を経て、作製されることが一般的である。具体的には、ゲート電極(同一層で形成される配線を含め、以下ゲート配線という)を形成する工程、島状の半導体層を形成する工程、ソース電極及びドレイン電極(同一層で形成される配線を含め、以下ソース配線という)を形成する工程、開口部(コンタクトホール)を形成する(開口部以外の絶縁層等の除去を含む)工程、画素電極(同一層で形成される配線等を含む)を形成する工程の5つのフォトリソグラフィ工程が必要となる。
上述の工程において、ゲート配線を形成する工程、及びソース配線を形成する工程では、配線を分断することで各配線が電気的に浮遊状態になりやすい。分断された後の各配線は、その後の工程においてチャージアップしてしまい、素子の静電破壊を引き起こす原因になる。したがって、トランジスタ作製時における静電破壊対策が重要となってくる。
上述の工程は、画素部のトランジスタの他、駆動回路部のトランジスタにおいても同様の作製工程を用いることができる。しかしながら、配線やトランジスタ数の多い駆動回路部のトランジスタでは、画素部のトランジスタに比べ、チャージアップによる静電破壊の影響が大きい。
またトランジスタの半導体層に酸化物半導体を用いる場合には、トランジスタがオフのとき、該酸化物半導体の抵抗値がシリコン半導体の抵抗値よりも高い。そのため、電荷のリークが小さくなり、配線間のチャージアップが起こりやすくなるため、静電破壊が起こりやすい。
液晶表示装置のトランジスタの作製工程を挙げて説明したが、EL表示装置等の表示装置においても、上述のチャージアップによる静電破壊の問題は起こりえる。要するに、画素部のトランジスタと駆動回路部のトランジスタを同じ作製工程を用いて作製する場合には、配線を先に分断し該配線を浮遊状態としてしまうと、チャージアップによる静電破壊が生じてしまうといった課題が生じる。
そこで、本発明の一態様は、表示装置の駆動回路部に用いるトランジスタにおいて、ゲート配線、及びソース配線でのチャージアップを抑制し、トランジスタ作製時における歩留まりを向上することを課題の一とする。
または、本発明の一態様は、表示装置の駆動回路部に用いるトランジスタにおいて、特に酸化物半導体を半導体層に用いる場合の、ゲート配線、及びソース配線でのチャージアップを抑制し、トランジスタ作製時における歩留まりを向上することを課題の一とする。
本発明の一態様は、ゲート配線、及びソース配線でのチャージアップを抑制するため、各配線を形成する際、各配線の一部または全部を分断せずに形成しておく。そして、画素部での開口部を形成する工程において、前述の各配線上に達する開口部を設けておき、該開口部を用いて、トランジスタの作製工程が完了した後に各配線を分断するものである。
本発明の一態様は、駆動回路部に設けられた複数の第1のゲート配線、複数の第1のソース配線、及び第1のトランジスタと、画素部に設けられた第2のゲート配線、第2のソース配線、及び第2のトランジスタと、を有し、第1のゲート配線及び第2のゲート配線は、同じ層に形成された配線であり、第1のソース配線及び第2のソース配線は、同じ層に形成された配線であり、第1のトランジスタ上及び第2のトランジスタ上には、層間絶縁膜を有し、層間絶縁膜は、駆動回路部に設けられた第1の開口部及び画素部に設けられた第2の開口部を有し、第1の開口部は、複数の第1のゲート配線の間に設けられた開口部と、複数の第1のソース配線の間に設けられた開口部とを有する表示装置である。
本発明の一態様において、第1のトランジスタ及び第2のトランジスタは、逆スタガ型のトランジスタである表示装置が好ましい。
本発明の一態様において、第2の開口部は、第2のトランジスタと画素電極とを直接接続するための開口部である表示装置が好ましい。
本発明の一態様において、第1のトランジスタ及び第2のトランジスタが有する半導体層は、酸化物半導体を含む表示装置が好ましい。
本発明の一態様は、基板上に、画素部のゲート配線及び駆動回路部の第1の配線層を形成する第1の工程と、画素部のゲート配線上及び第1の配線層上に、ゲート絶縁膜を形成する第2の工程と、ゲート絶縁膜を介した画素部のゲート配線上及び第1の配線層上に、半導体層を形成する第3の工程と、ゲート絶縁膜上及び半導体層上に、画素部のソース配線及び駆動回路部の第2の配線層を形成する第4の工程と、ゲート絶縁膜上、半導体層上、画素部のソース配線上及び第2の配線層上に層間絶縁膜を設け、第1の配線層上及び第2の配線層上の層間絶縁膜に第1の開口部を形成し、画素部のソース配線上の層間絶縁膜に第2の開口部を形成する第5の工程と、第1の開口部において、第1の配線層及び第2の配線層を分断し、駆動回路部のゲート配線及びソース配線を形成する第6の工程と、を有する表示装置の作製方法である。
本発明の一態様において、基板と、画素部のゲート配線及び第1の配線層との間に、絶縁膜が形成されることを表示装置の作製方法が好ましい。
本発明の一態様において、半導体層は、酸化物半導体を含むことを特徴とする表示装置の作製方法が好ましい。
本発明の一態様において、第1の開口部には、画素部に設けられるトランジスタに電気的に接続される画素電極が形成される表示装置の作製方法が好ましい。
本発明の一態様において、第1の開口部は、第1の配線層の下層に達する開口部と、第2の配線層の下層に達する開口部と、により第1の配線層及び第2の配線層を分断し、駆動回路部のゲート配線及びソース配線とする表示装置の作製方法が好ましい。
本発明の一態様において、第1の配線層は、第1の配線層を構成する導電層が繋がった状態の層である表示装置の作製方法が好ましい。
本発明の一態様において、第2の配線層は、第2の配線層を構成する導電層が繋がった状態の層である表示装置の作製方法が好ましい。
本発明の一態様によれば、表示装置の駆動回路部に用いるトランジスタにおいて、ゲート配線、及びソース配線でのチャージアップを抑制し、トランジスタ作製時の歩留まりを向上することができる。
また本発明の一態様によれば、フォトマスクを追加することなく、表示装置の駆動回路部に用いるトランジスタのゲート配線、及びソース配線でのチャージアップを抑制し、トランジスタ作製時の歩留まりを向上することができる。
駆動回路部及び画素部の上面図及び断面図。 駆動回路部及び画素部の上面図及び断面図。 駆動回路部及び画素部の上面図及び断面図。 駆動回路部及び画素部の上面図及び断面図。 駆動回路部及び画素部の上面図及び断面図。 駆動回路部及び画素部の上面図及び断面図。 駆動回路部及び画素部の上面図及び断面図。 本発明の一態様を説明するブロック図。 本発明の一態様を適用可能な電子機器の図。
実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する発明の構成において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、その繰り返しの説明は省略する。
また、本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」などの序数詞は、構成要素の混同を避けるために付すものであり、数的に限定するものではない。
また、図面等において示す各構成の、位置、大きさ、範囲などは、理解の簡単のため、実際の位置、大きさ、範囲などを表していない場合がある。このため、開示する発明は、必ずしも、図面等に開示された位置、大きさ、範囲などに限定されない。
また、トランジスタの「ソース」や「ドレイン」の機能は、異なる極性のトランジスタを採用する場合や、回路動作において電流の方向が変化する場合などには入れ替わることがある。このため、本明細書においては、「ソース」や「ドレイン」の用語は、入れ替えて用いることができるものとする。
また、本明細書等において「電極」や「配線」の用語は、これらの構成要素を機能的に限定するものではない。例えば、「電極」は「配線」の一部として用いられることがあり、その逆もまた同様である。さらに、「電極」や「配線」の用語は、複数の「電極」や「配線」が一体となって形成されている場合なども含む。
本明細書において、「平行」とは、二つの直線が−10°以上10°以下の角度で配置されている状態をいう。従って、−5°以上5°以下の場合も含まれる。また、「垂直」とは、二つの直線が80°以上100°以下の角度で配置されている状態をいう。従って、85°以上95°以下の場合も含まれる。
また、本明細書において、結晶が三方晶または菱面体晶である場合、六方晶系として表す。
(実施の形態1)
本実施の形態では、表示装置が有する、駆動回路部及び画素部のトランジスタ及びその作製工程の例について、図1乃至図7を用いて説明する。なお本実施の形態に示す表示装置の構成例では、駆動回路部及び画素部のトランジスタが、同じ基板上で共通化した作製工程を経ることで作製されるものである。
なお本実施の形態において、画素部としては液晶表示装置の画素部を一例に挙げて説明するが、EL表示装置の画素部を適用する構成であってもよい。また、本実施の形態では、逆スタガ型のトランジスタの構成を例に挙げて説明を行うが、トップゲート型のトランジスタであってもよい。また、本実施の形態では、チャネルエッチ型のトランジスタの構成を例に挙げて説明するが、チャネル保護型のトランジスタであってもよい。
図1(A)に、液晶表示装置に用いる駆動回路部10及び画素部11の上面図の一例を示す。
駆動回路部10は、トランジスタ21A及びトランジスタ21B(共に第1のトランジスタともいう)を有する。図1(A)では、駆動回路部10が有するトランジスタとして2つのトランジスタを例示しているが、実際には2以上の数のトランジスタで構成される。
駆動回路部10は、ゲート配線22A及びゲート配線22B(共に第1のゲート配線ともいう)を有する。図1(A)では、駆動回路部10が有する第1のゲート配線として2つの配線を例示しているが、実際には2以上の数の配線で構成される。
駆動回路部10は、半導体層23A及び半導体層23Bを有する。なお図1(A)では、半導体層は同じ導電型となるものとして説明するが、異なる半導体層において別の導電型となるものであってもよい。
駆動回路部10は、ソース配線24A、ソース配線24B、ソース配線25A及びソース配線25B(共に第1のソース配線ともいう)を有する。図1(A)では、駆動回路部10が有する第1のソース配線として4つの配線を例示しているが、実際には4以上の数の配線で構成される。
駆動回路部10は、第1のソース配線を構成する配線間において開口部26A乃至開口部26C、及び第1のゲート配線を構成する配線間において開口部27A乃至開口部27C(共に第1の開口部ともいう)を有する。開口部26A乃至開口部26Cは、該開口部26A乃至開口部26Cが設けられた領域にある第1のソース配線の一部を除去するために設けられる。また、開口部27A乃至開口部27Cは、該開口部27A乃至開口部27Cが設けられた領域にある第1のゲート配線の一部を除去するために設けられる。
画素部11は、トランジスタ31(第2のトランジスタともいう)を有する。図1(A)では、画素部11としてスイッチング素子として用いられるトランジスタを有する1つの画素の上面図を示しているが、実際には画素部11にはマトリクス状に複数の画素が設けられる構成となる。
画素部11は、ゲート配線32(第2のゲート配線ともいう)を有する。ゲート配線32は、駆動回路部10における第1のゲート配線と同じ層に形成される。なおゲート配線32とは別に画素部に静電容量を形成するための配線を、第1のゲート配線と同じ層に形成する構成としてもよい。
画素部11は、半導体層33を有する。
半導体層33には、単結晶半導体、多結晶半導体、微結晶半導体、非晶質半導体等を用いることができる。半導体材料としては、例えば、シリコン、ゲルマニウム、シリコンゲルマニウム、炭化シリコン、またはガリウムヒ素等を挙げることができる。
特に半導体層33には、酸化物半導体を用いることが好適である。酸化物半導体は、エネルギーギャップが3.0eV以上と大きく、可視光に対する透過率が大きい。また、酸化物半導体を適切な条件で加工して得られたトランジスタにおいては、オフ電流を使用時の温度条件下(例えば、25℃)において、100zA(1×10−19A)以下、もしくは10zA(1×10−20A)以下、さらには1zA(1×10−21A)以下とすることができる。このため、容量素子を設けなくても表示素子に印加された電位の保持が可能となる。また、消費電力の小さい表示装置を実現することができる。
画素部11は、ソース配線34及びドレイン配線35(共に第2のソース配線ともいう)を有する。ソース配線34及びドレイン配線35は、駆動回路部10における第1のソース配線と同じ層に形成される。
画素部11は、ドレイン配線35上において開口部36(第2の開口部ともいう)を有する。開口部36は、該開口部36が設けられた領域にあるドレイン配線35と、トランジスタ31の上層に設けられる画素電極37とを直接接続するために設けられる。
画素部11は、開口部36でドレイン配線35に直接接続される画素電極37を有する。画素電極37は、表示素子である液晶素子を駆動するための電極である。
次に、図1(A)で示した駆動回路部10及び画素部11の断面図を示す。図1(B)には、図1(A)に示すA1−A2、A3−A4、A5−A6の一点鎖線で示す箇所の断面を示している。
図1(B)に示す断面図では、基板41上に下地膜となる絶縁膜42が設けられる。なお下地膜となる絶縁膜42は、省略することができる。
図1(B)に示す断面図において、絶縁膜42上には、ゲート配線22A及びゲート配線22B、並びにゲート配線32が設けられる。
図1(B)に示す断面図において、ゲート配線22A及びゲート配線22B、並びにゲート配線32を覆ってゲート絶縁膜44が設けられる。
図1(B)に示す断面図において、ゲート絶縁膜44を介したゲート配線32上には、半導体層33が設けられる。
図1(B)に示す断面図において、ゲート絶縁膜44上及び半導体層33上には、ソース配線25A及びソース配線24B、並びにソース配線34及びドレイン配線35が設けられる。
図1(B)に示す断面図において、ソース配線25A上、ソース配線24B上、ソース配線34上及びドレイン配線35上、ゲート絶縁膜44上、並びに半導体層33上には、層間絶縁膜47が設けられる。すなわち、駆動回路部10におけるトランジスタ21A上及びトランジスタ21B上、並びにトランジスタ31上には、層間絶縁膜47が設けられる。
図1(B)に示す断面図において、層間絶縁膜47には開口部26B、開口部27B及び開口部36が設けられる。
開口部26Bは、ソース配線25A及びソース配線24Bとなる配線層(第2の配線層ともいう)にまで達し、該配線層を分断して、ソース配線25Aとソース配線24Bとを離隔している。なお第2の配線層とは、ソース配線25A及びソース配線24Bを含む第1のソース配線が繋がった状態の配線であり、繋がった部分の導電層を除去することで第1のソース配線となる配線層のことをいう。
開口部27Aは、ゲート配線22A及びゲート配線22Bとなる配線層(第1の配線層ともいう)にまで達し、該配線層を分断して、ゲート配線22Aとゲート配線22Bとを離隔している。なお第1の配線層とは、ゲート配線22A及びゲート配線22Bを含む第1のゲート配線が繋がった状態の配線であり、繋がった部分の導電層を除去することで第1のゲート配線となる配線層のことをいう。
開口部36は、ドレイン配線35にまで達し、該開口部36で、ドレイン配線35と画素電極37とが直接接続されるように設けられる。
画素電極37は、層間絶縁膜47上及び開口部36を埋めるようにして、ドレイン配線35と直接接続するように設けられる。
図1(B)に示す画素部のトランジスタ31は、ボトムゲート型のトランジスタである。上述した様にボトムゲート型のトランジスタ作製工程では、少なくとも5枚のフォトマスクによるフォトリソグラフィ工程を経て、作製されることが一般的である。
本実施の形態で示す構成では、画素部でのボトムゲート型のトランジスタの作製工程における開口部を形成する工程において、駆動回路部での第1のゲート配線及び第1のソース配線となる第1の配線層及び第2の配線層の分断すべき箇所の上部にある層間絶縁膜に開口部を形成し、該開口部を用いて第1の配線層及び第2の配線層を分断し、第1のゲート配線及び第1のソース配線を離隔する構成とする。
前述の構成とすることで、第1の配線層を分離し第1のゲート配線とする工程、及び第1のソース配線を分離し第1のソース配線とする工程を、画素電極を形成した後の工程で行うことができる。すなわち第1の配線層及び第2の配線層を、第1のゲート配線及び第1のソース配線となるよう分断せずに一部がつながるように設けておき、画素電極を形成した後の工程で第1のゲート配線及び第1のソース配線に分断することができる。
画素電極を形成した後の工程で第1のゲート配線及び第1のソース配線を分断することで、第1のゲート配線及び第1のソース配線が電気的に浮遊状態になる期間を短くすることができる。そのため、分断された後の配線におけるチャージアップを抑制し、素子の静電破壊を低減することができる。その結果、トランジスタ作製時の歩留まりを向上することができる。
なおトランジスタの半導体層に酸化物半導体を用いる場合には、該トランジスタのオフ電流がシリコン半導体を半導体層に用いる場合より小さいため、配線間のチャージアップが起こりやすく、チャージアップを抑制できる上述の構成とすることが効果的となる。
また、画素電極を形成した後の工程で各配線を分断するためのフォトマスクは、画素部でのボトムゲート型のトランジスタの作製工程における開口部を形成する工程に用いるフォトマスクで兼用することができる。そのため、画素電極を形成した後の工程で各配線を分断するための工程は、フォトマスク数を増加させることなく行うことができる。
次いで図2乃至図7を参照して、図1(A)及び図1(B)で示した駆動回路部及び画素部の作製工程について説明する。なお図2乃至図7における作製方法の説明では、半導体層に酸化物半導体を用いる構成について説明を行う。
まず、基板41上に下地膜となる絶縁膜42を形成する。
基板41は、ガラス基板、セラミック基板の他、処理温度に耐えうる程度の耐熱性を有するプラスチック基板等を用いることができる。本実施の形態では、基板41として、ガラス基板を用いる。
絶縁膜42は、窒化アルミニウム、酸化窒化アルミニウム、窒化シリコン、酸化シリコン、窒化酸化シリコンまたは酸化窒化シリコンから選ばれた一又は複数の絶縁層による積層構造により形成することができる。下地膜となる絶縁膜42は、基板41からの不純物元素の拡散を防止する機能がある。本実施の形態では、絶縁膜42として、窒化シリコンと酸化シリコンの積層を用いる。
なお、本明細書中において、窒化酸化シリコンとは、その組成として、酸素よりも窒素の含有量が多いものであって、好ましくは、RBS及びHFSを用いて測定した場合に、組成範囲として酸素が5原子%以上30原子%以下、窒素が20原子%以上55原子%以下、シリコンが25原子%以上35原子%以下、水素が10原子%以上30原子%以下の範囲で含まれるものをいう。
絶縁膜42の形成には、スパッタリング法、CVD法、塗布法、印刷法等を適宜用いることができる。
次に、絶縁膜42上にスパッタリング法、真空蒸着法、またはメッキ法を用いて第1の導電層を形成する。そして第1のフォトリソグラフィ工程により、レジストマスクを形成し、第1の導電層を選択的にエッチング除去し、第1の配線層43、ゲート配線32を形成する。
第1の配線層43、ゲート配線32を形成するための第1の導電層は、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、タングステン(W)タンタル(Ta)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、クロム(Cr)、ネオジム(Nd)、スカンジウム(Sc)等の金属材料又はこれらを主成分とする合金材料を用いて、単層又は積層して形成することができる。本実施の形態では、第1の導電層として絶縁膜42上にTi層を形成し、Ti層上にCu層を形成する。その後、第1のフォトリソグラフィ工程により第1の導電層を選択的にエッチング除去し、第1の配線層43、ゲート配線32を形成する(図2(A)、図2(B)参照)。また、形成された第1の配線層43、ゲート配線32の端部がテーパー形状であると、後に積層する絶縁膜や配線の被覆性が向上するため好ましい。
なお特段の説明が無い限り、本明細書で言うフォトリソグラフィ工程には、レジストマスクの形成工程と、導電層または絶縁層のエッチング工程と、レジストマスクの剥離工程が含まれているものとする。
なお第1の配線層43は、後に駆動回路部10におけるゲート配線として機能するが、第1のフォトリソグラフィ工程を行った後では、配線同士が一部で繋がった状態としている。従って駆動回路部10における第1の配線層43は、電気的に浮遊状態とはならず、素子の静電破壊を低減することができる。
なおゲート配線32は、トランジスタ31におけるゲート電極として機能する。
次いで、第1の配線層43、ゲート配線32上にゲート絶縁膜44を形成する。ゲート絶縁膜44には、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコン、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化窒化アルミニウム、窒化酸化アルミニウム、酸化タンタル、酸化ガリウム、酸化イットリウム、酸化ランタン、酸化ハフニウム、ハフニウムシリケート(HfSi(x>0、y>0))、窒素が導入されたハフニウムシリケート、窒素が導入されたハフニウムアルミネート等を用いることができ、プラズマCVD法やスパッタリング法等で形成することができる。
また、ゲート絶縁膜44は単層に限らず異なる層の積層でも良い。例えば、ゲート絶縁層AとしてプラズマCVD法により窒化シリコン層(SiN(y>0))を形成し、ゲート絶縁層Aの上にゲート絶縁層Bとして酸化シリコン層(SiO(x>0))を積層して、ゲート絶縁膜44としても良い。本実施の形態では、ゲート絶縁膜44として、窒化シリコンと酸化シリコンの積層を用いる。
ゲート絶縁膜44の形成は、スパッタリング法やプラズマCVD法などの他、μ波(例えば周波数2.45GHz)を用いた高密度プラズマCVD法などの成膜方法を適用することができる。
次いでゲート絶縁膜44上に、スパッタリング法、蒸着法、PCVD法、PLD法、ALD法またはMBE法などを用いて半導体層となる酸化物半導体を成膜する。そして第2のフォトリソグラフィ工程により、レジストマスクを形成し、導電層を選択的にエッチング除去し、島状の半導体層23A、半導体層23B及び半導体層33を形成する(図3(A)、図3(B)参照)。
酸化物半導体を用いる半導体層33は、好ましくはスパッタリング法により、基板温度を100℃以上600℃以下、好ましくは150℃以上550℃以下、さらに好ましくは200℃以上500℃以下とし、酸素ガス雰囲気で成膜する。成膜時の基板温度が高いほど、得られる半導体層33の不純物濃度は低くなる。
本実施の形態では、酸化物半導体としてIn−Ga−Zn系酸化物ターゲットを用いてスパッタリング法により形成する。また、酸化物半導体層は、希ガス(代表的にはアルゴン)雰囲気下、酸素雰囲気下、又は希ガスと酸素の混合雰囲気下においてスパッタリング法により形成することができる。
次いで、ゲート絶縁膜44上及び半導体層33上に、第2の導電層を形成する。その後、第3のフォトリソグラフィ工程により第2の導電層を選択的にエッチング除去し、第2の配線層45、ソース配線34及びドレイン配線35を形成する(図4(A)、図4(B)参照)。第2の導電層は、第1の導電層と同様の材料及び方法で形成することができる。本実施の形態では、第2の導電層としてTi層を形成し、Ti層上にCu層を形成する。
なお第2の配線層45は、後に駆動回路部10におけるソース配線として機能するが、第3のフォトリソグラフィ工程を行った後では、配線同士が一部で繋がった状態としている。従って駆動回路部10における第2の配線層45は、電気的に浮遊状態とはならず、素子の静電破壊を低減することができる。なお図4(A)では、第2の配線層45が複数に分割されているように見えるが、実際には別の箇所で繋がっている構成となる。
なおソース配線34は、トランジスタ31におけるソース電極として機能し、ドレイン配線35は、トランジスタ31におけるドレイン電極として機能する。
次いで、ゲート絶縁膜44上、第2の配線層45上、半導体層33上、ソース配線34上及びドレイン配線35上に層間絶縁膜47を形成する。層間絶縁膜47は、ゲート絶縁膜44または絶縁膜42と同様の材料及び方法で形成することができる。
層間絶縁膜47としては、代表的には酸化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化ハフニウム、酸化アルミニウム、酸化ガリウムなどの無機絶縁材料を用いることができる。または層間絶縁膜47としては、ポリイミドなどの有機絶縁材料を用いることができる。または層間絶縁膜47としては、前述の材料のうちの複数の絶縁膜を用いて、積層構造として形成することができる。本実施の形態では、層間絶縁膜47として酸化シリコンを、スパッタリング法を用いて成膜する。
次いで、第4のフォトリソグラフィ工程を行い、層間絶縁膜47上にレジストマスクを形成する。そして第1の配線層43上、第2の配線層45上及びドレイン配線35上のゲート絶縁膜44及び層間絶縁膜47の一部を選択的に除去し、開口部48A、開口部48B、開口部48C、開口部49A、開口部49B、開口部49C及び開口部36を形成する(図5(A)、図5(B)参照)。
層間絶縁膜47の一部を除去することで、開口部48A、開口部48B、開口部48Cの底面では第2の配線層45が露出する。また層間絶縁膜47の一部を除去することで、開口部49A、開口部49B、開口部49Cの底面では第1の配線層43が露出する。また層間絶縁膜47の一部を除去することで、開口部36の底面ではドレイン配線35が露出する。
層間絶縁膜47のエッチングは、ドライエッチングでもウェットエッチングでもよく、両方を用いてもよい。ドライエッチングに用いるエッチングガスとしては、塩素を含むガス(塩素系ガス、例えば塩素(Cl)、三塩化硼素(BCl)、四塩化珪素(SiCl)、四塩化炭素(CCl)など)を用いることができる。
ドライエッチングとしては、平行平板型RIE(Reactive Ion Etching)法や、ICP(Inductively Coupled Plasma:誘導結合型プラズマ)エッチング法を用いることができる。
次いで、開口部36のドレイン配線35上、及び層間絶縁膜47上に画素電極37を形成する。画素電極37となる導電層は、スパッタリング法、真空蒸着法などを用いて、透光性を有する導電層(透明導電層ともいう)を用いる。画素電極37は、該透光性を有する導電層上に、第5のフォトリソグラフィ工程によりレジストマスクを形成し、導電層を選択的にエッチング除去して形成する(図6(A)、図6(B)参照)。本実施の形態では、透光性を有する導電層としてインジウム錫酸化物層を用いる。画素電極37は、開口部36の底面でドレイン配線35に直接接続される。
透光性を有する導電層としては、酸化タングステンを含むインジウム酸化物、酸化タングステンを含むインジウム亜鉛酸化物、酸化チタンを含むインジウム酸化物、酸化チタンを含むインジウム錫酸化物、インジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸化物、酸化ケイ素を添加したインジウム錫酸化物などの透光性を有する導電性材料を用いることができる。また、1枚乃至10枚のグラフェンシートよりなる材料を用いてもよい。画素電極37となる透光性を有する導電層は、駆動回路部における配線として用いることもできる。
次いで、開口部48A、開口部48B、開口部48C、開口部49A、開口部49B、開口部49Cを用いて、第1の配線層43及び第2の配線層45をエッチング除去することで分断する(図7(A)、図7(B)参照)。なお図7(A)、図7(B)での第1の配線層43及び第2の配線層のエッチング除去は、画素電極37形成時の第5のフォトリソグラフィ工程とともにおこなってもよい。
上記エッチング除去による分断で開口部48Bは、第2の配線層45の底部に達する開口部26Bとすることができる。該開口部26Bにより第2の配線層45は、ソース配線24B及びソース配線25Aして離隔して設けることができる。特に図示していないが、開口部48A及び開口部48Cでも同様に第2の配線層45の底部に達する開口部26A及び開口部26Cとなり、第2の配線層45を分断することができる。
またエッチング除去による分断で開口部49Bは、第1の配線層43の底部に達する開口部27Bとすることができる。該開口部27Bにより第1の配線層43は、ゲート配線22A及びゲート配線22Bとして離隔して設けることができる。特に図示していないが、開口部49A及び開口部49Cでも同様に第1の配線層43の底部に達する開口部27A及び開口部27Cとなり、第1の配線層43を分断することができる。
以上の工程により、駆動回路部10におけるトランジスタ21A及びトランジスタ21B、並びに画素部11におけるトランジスタ31を作製することができる。
本実施の形態によれば、ゲート配線、及びソース配線でのチャージアップを抑制するため、各配線を形成する際、各配線の一部または全部を分断せずに形成しておくことができる。そして、画素部での開口部を形成する工程において、前述の各配線上に達する開口部を設けておき、該開口部を用いて、トランジスタの作製工程が完了した後に各配線を分断することができる。そのため、表示装置の駆動回路部に用いるトランジスタにおいて、ゲート配線、及びソース配線でのチャージアップを抑制し、トランジスタ作製時の歩留まりを向上することができる表示装置とすることができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と自由に組み合わせることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1における半導体層に用いることのできる酸化物半導体について詳述する。
トランジスタの半導体層に用いる酸化物半導体としては、少なくともインジウム(In)または亜鉛(Zn)を含むことが好ましい。特にIn及びZnを含むことが好ましい。また、それらに加えて、酸素を強く結びつけるスタビライザーを有することが好ましい。スタビライザーとしては、ガリウム(Ga)、スズ(Sn)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)及びアルミニウム(Al)の少なくともいずれかを有すればよい。
また、他のスタビライザーとして、ランタノイドである、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)のいずれか一種または複数種を有してもよい。
例えば、四元系金属の酸化物であるIn−Sn−Ga−Zn系酸化物や、三元系金属の酸化物であるIn−Ga−Zn系酸化物、In−Sn−Zn系酸化物、In−Zr−Zn系酸化物、In−Al−Zn系酸化物、Sn−Ga−Zn系酸化物、Al−Ga−Zn系酸化物、Sn−Al−Zn系酸化物や、In−Hf−Zn系酸化物、In−La−Zn系酸化物、In−Ce−Zn系酸化物、In−Pr−Zn系酸化物、In−Nd−Zn系酸化物、In−Sm−Zn系酸化物、In−Eu−Zn系酸化物、In−Gd−Zn系酸化物、In−Tb−Zn系酸化物、In−Dy−Zn系酸化物、In−Ho−Zn系酸化物、In−Er−Zn系酸化物、In−Tm−Zn系酸化物、In−Yb−Zn系酸化物、In−Lu−Zn系酸化物や、二元系金属の酸化物であるIn−Zn系酸化物、Sn−Zn系酸化物、Al−Zn系酸化物、Zn−Mg系酸化物、Sn−Mg系酸化物、In−Mg系酸化物や、In−Ga系の材料、一元系金属の酸化物であるIn系酸化物、Sn系酸化物、Zn系酸化物などを用いることができる。
なお、ここで、例えば、In−Ga−Zn系酸化物とは、In、Ga及びZnを主成分として有する酸化物という意味であり、In、Ga及びZnの比率は問わない。
また、酸化物半導体として、InMO(ZnO)(m>0)で表記される材料を用いてもよい。なお、Mは、Ga、Fe、Mn及びCoから選ばれた一の金属元素または複数の金属元素を示す。また、酸化物半導体として、InSnO(ZnO)(n>0)で表記される材料を用いてもよい。
例えば、In:Ga:Zn=3:1:2、In:Ga:Zn=1:1:1またはIn:Ga:Zn=2:2:1の原子数比のIn−Ga−Zn系酸化物やその組成の近傍の酸化物を用いることができる。または、In:Sn:Zn=1:1:1、In:Sn:Zn=2:1:3またはIn:Sn:Zn=2:1:5の原子数比のIn−Sn−Zn系酸化物やその組成の近傍の酸化物を用いるとよい。
なお、例えば、In、Ga、Znの原子数比がIn:Ga:Zn=a:b:c(a+b+c=1)である酸化物が、原子数比がIn:Ga:Zn=A:B:C(A+B+C=1)の酸化物のrだけ近傍であるとは、a、b、cが、式(1)を満たすことをいう。
(a―A)+(b―B)+(c―C)≦r (1)
rとしては、例えば、0.05とすればよい。他の酸化物でも同様である。
しかし、これらに限られず、必要とする半導体特性(電界効果移動度、しきい値電圧等)に応じて適切な組成のものを用いればよい。また、必要とする半導体特性を得るために、キャリア濃度や不純物濃度、欠陥密度、金属元素と酸素の原子数比、原子間距離、密度等を適切なものとすることが好ましい。
また、酸化物半導体を半導体層に用いたトランジスタは、酸化物半導体を高純度化することにより、オフ電流(ここでは、オフ状態のとき、例えばソース電位を基準としたときのゲート電位との電位差がしきい値電圧以下のときのドレイン電流とする)を十分に低くすることができる。例えば酸化物半導体の高純度化は、加熱成膜により水素や水酸基を酸化物半導体中に含ませないようにし、または成膜後の加熱により膜中から除去することで、実現できる。高純度化されることにより、チャネル領域にIn−Ga−Zn系酸化物を用いたトランジスタで、チャネル幅あたりのオフ電流を1×10−24A/μm(1yA/μm)から1×10−22A/μm(100yA/μm)程度とすることが可能である。
また、成膜される酸化物半導体膜は、単結晶酸化物半導体膜と非単結晶酸化物半導体膜とに大別される。非単結晶酸化物半導体膜とは、非晶質酸化物半導体膜、微結晶酸化物半導体膜、多結晶酸化物半導体膜、CAAC−OS(C Axis Aligned Crystalline Oxide Semiconductor)膜などをいう。
非晶質酸化物半導体膜は、膜中における原子配列が不規則であり、結晶成分を有さない酸化物半導体膜である。微小領域においても結晶部を有さず、膜全体が完全な非晶質構造の酸化物半導体膜が典型である。
微結晶酸化物半導体膜は、例えば、1nm以上10nm未満の大きさの微結晶(ナノ結晶ともいう。)を含む。従って、微結晶酸化物半導体膜は、非晶質酸化物半導体膜よりも原子配列の規則性が高い。そのため、微結晶酸化物半導体膜は、非晶質酸化物半導体膜よりも欠陥準位密度が低いという特徴がある。
CAAC−OS膜は、複数の結晶部を有する酸化物半導体膜の一つであり、ほとんどの結晶部は、一辺が100nm未満の立方体内に収まる大きさである。従って、CAAC−OS膜に含まれる結晶部は、一辺が10nm未満、5nm未満または3nm未満の立方体内に収まる大きさの場合も含まれる。CAAC−OS膜は、微結晶酸化物半導体膜よりも欠陥準位密度が低いという特徴がある。以下、CAAC−OS膜について詳細な説明を行う。
CAAC−OS膜を透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)によって観察すると、結晶部同士の明確な境界、即ち結晶粒界(グレインバウンダリーともいう。)を確認することができない。そのため、CAAC−OS膜は、結晶粒界に起因する電子移動度の低下が起こりにくいといえる。
CAAC−OS膜を、試料面と概略平行な方向からTEMによって観察(断面TEM観察)すると、結晶部において、金属原子が層状に配列していることを確認できる。金属原子の各層は、CAAC−OS膜の膜を形成する面(被形成面ともいう。)または上面の凹凸を反映した形状であり、CAAC−OS膜の被形成面または上面と平行に配列する。
一方、CAAC−OS膜を、試料面と概略垂直な方向からTEMによって観察(平面TEM観察)すると、結晶部において、金属原子が三角形状または六角形状に配列していることを確認できる。しかしながら、異なる結晶部間で、金属原子の配列に規則性は見られない。
断面TEM観察および平面TEM観察より、CAAC−OS膜の結晶部は配向性を有していることがわかる。
CAAC−OS膜に対し、X線回折(XRD:X−Ray Diffraction)装置を用いて構造解析を行うと、例えばInGaZnOの結晶を有するCAAC−OS膜のout−of−plane法による解析では、回折角(2θ)が31°近傍にピークが現れる場合がある。このピークは、InGaZnOの結晶の(009)面に帰属されることから、CAAC−OS膜の結晶がc軸配向性を有し、c軸が被形成面または上面に概略垂直な方向を向いていることが確認できる。
一方、CAAC−OS膜に対し、c軸に概略垂直な方向からX線を入射させるin−plane法による解析では、2θが56°近傍にピークが現れる場合がある。このピークは、InGaZnOの結晶の(110)面に帰属される。InGaZnOの単結晶酸化物半導体膜であれば、2θを56°近傍に固定し、試料面の法線ベクトルを軸(φ軸)として試料を回転させながら分析(φスキャン)を行うと、(110)面と等価な結晶面に帰属されるピークが6本観察される。これに対し、CAAC−OS膜の場合は、2θを56°近傍に固定してφスキャンした場合でも、明瞭なピークが現れない。
以上のことから、CAAC−OS膜では、異なる結晶部間ではa軸およびb軸の配向は不規則であるが、c軸配向性を有し、かつc軸が被形成面または上面の法線ベクトルに平行な方向を向いていることがわかる。従って、前述の断面TEM観察で確認された層状に配列した金属原子の各層は、結晶のab面に平行な面である。
なお、結晶部は、CAAC−OS膜を成膜した際、または加熱処理などの結晶化処理を行った際に形成される。上述したように、結晶のc軸は、CAAC−OS膜の被形成面または上面の法線ベクトルに平行な方向に配向する。従って、例えば、CAAC−OS膜の形状をエッチングなどによって変化させた場合、結晶のc軸がCAAC−OS膜の被形成面または上面の法線ベクトルと平行にならないこともある。
また、CAAC−OS膜中の結晶化度が均一でなくてもよい。例えば、CAAC−OS膜の結晶部が、CAAC−OS膜の上面近傍からの結晶成長によって形成される場合、上面近傍の領域は、被形成面近傍の領域よりも結晶化度が高くなることがある。また、CAAC−OS膜に不純物を添加する場合、不純物が添加された領域の結晶化度が変化し、部分的に結晶化度の異なる領域が形成されることもある。
なお、InGaZnOの結晶を有するCAAC−OS膜のout−of−plane法による解析では、2θが31°近傍のピークの他に、2θが36°近傍にもピークが現れる場合がある。2θが36°近傍のピークは、CAAC−OS膜中の一部に、c軸配向性を有さない結晶が含まれることを示している。CAAC−OS膜は、2θが31°近傍にピークを示し、2θが36°近傍にピークを示さないことが好ましい。
CAAC−OS膜を用いたトランジスタは、可視光や紫外光の照射による電気特性の変動が小さい。よって、当該トランジスタは、信頼性が高い。
なお、酸化物半導体膜は、例えば、非晶質酸化物半導体膜、微結晶酸化物半導体膜、CAAC−OS膜のうち、二種以上を有する積層膜であってもよい。
以上がトランジスタの半導体層に用いる酸化物半導体についての説明である。
本実施の形態は、他の実施の形態に記載した構成と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態3)
本実施の形態では、同一基板上に、駆動回路部であるシフトレジスタ回路を具備する走査線駆動回路及び/または信号線駆動回路の一部と、画素部に配置するトランジスタとを設ける例について以下に説明する。
アクティブマトリクス型表示装置のブロック図の一例を図8(A)に示す。表示装置の基板5300上には、画素部5301、第1の走査線駆動回路5302、第2の走査線駆動回路5303、信号線駆動回路5304を有する。画素部5301には、複数の信号線が信号線駆動回路5304から延伸して配置され、複数の走査線が第1の走査線駆動回路5302、及び走査線駆動回路5303から延伸して配置されている。なお走査線と信号線との交差領域には、各々、表示素子を有する画素がマトリクス状に配置されている。また、表示装置の基板5300はFPC(Flexible Printed Circuit)等の接続部を介して、タイミング制御回路(図示せず)に接続されている。
図8(A)では、第1の走査線駆動回路5302、第2の走査線駆動回路5303、信号線駆動回路5304は、画素部5301と同じ基板5300上に形成される。そのため、外部に設ける駆動回路等の部品の数が減るので、コストの低減を図ることができる。また、基板5300外部に駆動回路を設けた場合、配線を延伸させる必要が生じ、配線間の接続数が増える。同じ基板5300上に駆動回路を設けた場合、その配線間の接続数を減らすことができ、信頼性の向上、又は歩留まりの向上を図ることができる。
図8(B)では、駆動周波数が低い回路(例えば、第1の走査線駆動回路5302、第2の走査線駆動回路5303)を画素部5301と同じ基板5300に形成し、信号線駆動回路5304を画素部5301とは別の基板に形成する構成について示している。当該構成により、単結晶半導体を用いたトランジスタと比較すると電界効果移動度が小さいトランジスタによって、基板5300に形成するシフトレジスタ回路を具備する駆動回路を構成することができる。したがって、表示装置の大型化、工程数の削減、コストの低減、又は歩留まりの向上などを図ることができる。
本実施の形態で示す表示装置は、上記実施の形態で説明した駆動回路部及び画素部を備えた表示装置である。従って表示装置の駆動回路部に用いるトランジスタにおいて、ゲート配線、及びソース配線でのチャージアップを抑制し、トランジスタ作製時の歩留まりを向上することができる表示装置とすることができる。
本実施の形態は、他の実施の形態に記載した構成と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態4)
本実施形態においては、上記実施の形態で説明した表示装置を具備する電子機器の例について説明する。
上記実施の形態の各々の図で述べた内容(一部でもよい)を様々な電子機器に適用することができる。具体的には、電子機器の表示部に適用することができる。そのような電子機器として、テレビジョン装置(テレビ、またはテレビジョン受信機ともいう)、コンピュータ用などのモニタ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等のカメラ、デジタルフォトフレーム、携帯電話機(携帯電話、携帯電話装置ともいう)、携帯型ゲーム機、携帯情報端末、音響再生装置、パチンコ機などの大型ゲーム機などが挙げられる。
図9(A)は、電子書籍の一例を示している。図9(A)に示す電子書籍は、筐体1700及び筐体1701の2つの筐体で構成されている。筐体1700及び筐体1701は、蝶番1704により一体になっており、開閉動作を行うことができる。このような構成により、書籍のような動作を行うことが可能となる。
筐体1700には表示部1702が組み込まれ、筐体1701には表示部1703が組み込まれている。表示部1702及び表示部1703は、続き画面を表示する構成としてもよいし、異なる画面を表示する構成としてもよい。異なる画面を表示する構成とすることで、例えば右側の表示部(図9(A)では表示部1702)に文章を表示し、左側の表示部(図9(A)では表示部1703)に画像を表示することができる。
また、図9(A)では、筐体1700に操作部等を備えた例を示している。例えば、筐体1700は、電源入力端子1705、操作キー1706、スピーカ1707等を備えている。操作キー1706により、頁を送ることができる。なお、筐体の表示部と同一面にキーボードやポインティングディバイス等を備える構成としてもよい。また、筐体の裏面や側面に、外部接続用端子(イヤホン端子、USB端子、及びUSBケーブル等の各種ケーブルと接続可能な端子等)、記録媒体挿入部等を備える構成としてもよい。さらに、図9(A)に示す電子書籍は、電子辞書としての機能を持たせた構成としてもよい。
図9(B)は、本明細書に開示する表示装置を用いたデジタルフォトフレームの一例を示している。例えば、図9(B)に示すデジタルフォトフレームは、筐体1711に表示部1712が組み込まれている。表示部1712は、各種画像を表示することが可能であり、例えば、デジタルカメラ等で撮影した画像を表示させることで、通常の写真立てと同様に機能させることができる。
なお、図9(B)に示すデジタルフォトフレームは、操作部、外部接続用端子(USB端子、USBケーブル等の各種ケーブルと接続可能な端子等)、記録媒体挿入部等を備える構成とする。これらの構成は、表示部と同一面に組み込まれていてもよいが、側面や裏面に備えるとデザイン性が向上するため好ましい。例えば、デジタルフォトフレームの記録媒体挿入部に、デジタルカメラで撮影した画像を記憶したメモリを挿入して画像を取り込み、取り込んだ画像を表示部1712に表示させることができる。
図9(C)は、本明細書に開示する表示装置を用いたテレビジョン装置の一例を示している。図9(C)に示すテレビジョン装置は、筐体1721に表示部1722が組み込まれている。表示部1722により、映像を表示することが可能である。また、ここでは、スタンド1723により筐体1721を支持した構成を示している。表示部1722は、上記実施の形態に示した表示装置を適用することができる。
図9(C)に示すテレビジョン装置の操作は、筐体1721が備える操作スイッチや、別体のリモコン操作機により行うことができる。リモコン操作機が備える操作キーにより、チャンネルや音量の操作を行うことができ、表示部1722に表示される映像を操作することができる。また、リモコン操作機に、当該リモコン操作機から出力する情報を表示する表示部を設ける構成としてもよい。
図9(D)は、本明細書に開示する表示装置を用いた携帯電話機の一例を示している。図9(D)に示す携帯電話機は、筐体1731に組み込まれた表示部1732の他、操作ボタン1733、操作ボタン1737、外部接続ポート1734、スピーカ1735、及びマイク1736等を備えている。
図9(D)に示す携帯電話機は、表示部1732がタッチパネルになっており、指等の接触により、表示部1732の表示内容を操作することができる。また、電話の発信、或いはメールの作成等は、表示部1732を指等で接触することにより行うことができる。
本実施の形態で示す電子機器は、上記実施の形態で説明した駆動回路部及び表示部を具備する表示装置を用いた電子機器である。従って本実施の形態で示す電子機器は、表示装置の駆動回路部に用いるトランジスタにおいて、ゲート配線、及びソース配線でのチャージアップを抑制し、トランジスタ作製時の歩留まりを向上することができる。
本実施の形態は、他の実施の形態に記載した構成と適宜組み合わせて実施することが可能である。
10 駆動回路部
11 画素部
21A トランジスタ
21B トランジスタ
22A ゲート配線
22B ゲート配線
23A 半導体層
23B 半導体層
24A ソース配線
24B ソース配線
25A ソース配線
25B ソース配線
26A 開口部
26B 開口部
26C 開口部
27A 開口部
27B 開口部
27C 開口部
31 トランジスタ
32 ゲート配線
33 半導体層
34 ソース配線
35 ドレイン配線
36 開口部
37 画素電極
41 基板
42 絶縁膜
43 配線層
44 ゲート絶縁膜
45 配線層
47 層間絶縁膜
48A 開口部
48B 開口部
48C 開口部
49A 開口部
49B 開口部
49C 開口部
1700 筐体
1701 筐体
1702 表示部
1703 表示部
1704 蝶番
1705 電源入力端子
1706 操作キー
1707 スピーカ
1711 筐体
1712 表示部
1721 筐体
1722 表示部
1723 スタンド
1731 筐体
1732 表示部
1733 操作ボタン
1734 外部接続ポート
1735 スピーカ
1736 マイク
1737 操作ボタン
5300 基板
5301 画素部
5302 走査線駆動回路
5303 走査線駆動回路
5304 信号線駆動回路

Claims (11)

  1. 駆動回路部に設けられた複数の第1のゲート配線、複数の第1のソース配線、及び第1のトランジスタと、
    画素部に設けられた第2のゲート配線、第2のソース配線、及び第2のトランジスタと、を有し、
    前記第1のゲート配線及び前記第2のゲート配線は、同じ層に形成された配線であり、
    前記第1のソース配線及び前記第2のソース配線は、同じ層に形成された配線であり、
    前記第1のトランジスタ上及び前記第2のトランジスタ上には、層間絶縁膜を有し、
    前記層間絶縁膜は、前記駆動回路部に設けられた第1の開口部及び前記画素部に設けられた第2の開口部を有し、
    前記第1の開口部は、複数の前記第1のゲート配線の間に設けられた開口部と、複数の前記第1のソース配線の間に設けられた開口部とを有する表示装置。
  2. 請求項1において、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタは、逆スタガ型のトランジスタである表示装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記第2の開口部は、前記第2のトランジスタと画素電極とを直接接続するための開口部である表示装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタが有する半導体層は、酸化物半導体を含む表示装置。
  5. 基板上に、画素部のゲート配線及び駆動回路部の第1の配線層を形成する第1の工程と、
    前記画素部のゲート配線上及び前記第1の配線層上に、ゲート絶縁膜を形成する第2の工程と、
    前記ゲート絶縁膜を介した前記画素部のゲート配線上及び前記第1の配線層上に、半導体層を形成する第3の工程と、
    前記ゲート絶縁膜上及び前記半導体層上に、画素部のソース配線及び駆動回路部の第2の配線層を形成する第4の工程と、
    前記ゲート絶縁膜上、前記半導体層上、前記画素部のソース配線上及び前記第2の配線層上に層間絶縁膜を設け、前記第1の配線層上及び前記第2の配線層上の前記層間絶縁膜に第1の開口部を形成し、前記画素部のソース配線上の前記層間絶縁膜に第2の開口部を形成する第5の工程と、
    前記第1の開口部において、前記第1の配線層及び前記第2の配線層を分断し、前記駆動回路部のゲート配線及びソース配線を形成する第6の工程と、を有する表示装置の作製方法。
  6. 請求項5において、前記基板と、前記画素部のゲート配線及び前記第1の配線層との間に、絶縁膜が形成されることを表示装置の作製方法。
  7. 請求項5または請求項6において、前記半導体層は、酸化物半導体を含むことを特徴とする表示装置の作製方法。
  8. 請求項5乃至請求項7のいずれか一において、前記第1の開口部には、前記画素部に設けられるトランジスタに電気的に接続される画素電極が形成される表示装置の作製方法。
  9. 請求項5乃至請求項8のいずれか一において、前記第1の開口部は、前記第1の配線層の下層に達する開口部と、前記第2の配線層の下層に達する開口部と、により前記第1の配線層及び前記第2の配線層を分断し、前記駆動回路部のゲート配線及びソース配線とする表示装置の作製方法。
  10. 請求項5乃至請求項9のいずれか一において、前記第1の配線層は、前記第1の配線層を構成する導電層がつながった状態の層である表示装置の作製方法。
  11. 請求項5乃至請求項10のいずれか一において、前記第2の配線層は、前記第2の配線層を構成する導電層がつながった状態の層である表示装置の作製方法。
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