JP2013235541A - ウェブシステム - Google Patents

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Taichi Nakajima
太一 中島
Hiroshi Kashiwagi
弘 柏木
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Abstract

【課題】異なる優先度を有するデータの処理に対して、各データの処理に適した性能及び信頼性を備えたハードウェアリソースを利用するための技術を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様は、ユーザに対しウェブサービス操作画面を提供するインターネットサービス事業者のサーバと、前記サーバに通信接続されるクライアント端末とを有するウェブシステムであって、前記クライアント端末は、前記ウェブサービス操作画面を表示する表示手段と、前記ウェブサービス操作画面に対する操作に応答して、所定の第1IPアドレスに第1電文を送信すると共に、第2IPアドレスに第2電文を送信する電文送信手段と、前記操作に応答して第2電文生成プログラムを起動することによって前記第2電文を生成し、前記生成された第2電文を前記電文送信手段に引き渡す第2電文生成手段とを有するウェブシステムに関する。
【選択図】図2

Description

本発明は、異なる優先度を有する電文を伝送するウェブシステムに関する。
ウェブシステムにおいて、クライアント端末によるウェブページへのアクセス状況が解析されることがある。このようなウェブシステムでは、クライアント端末がウェブページにアクセスすると、解析用データであるビーコンパケットがクライアント端末から解析用データサーバに送信される仕組みが実装されている。例えば、クライアント端末が所望のウェブページへのアクセスを要求すると、ページプロバイダに当該ウェブページの取得要求を送信すると共に、取得したウェブページに埋め込まれたスクリプトなどが起動されることによって、ビーコンパケットがページプロバイダに自動的に送信される。
このような解析用のビーコンパケットは、ウェブページ取得要求と同程度の通信量になりうることが知られている。例えば、クライアント端末が1つのウェブページを開くためウェブページ取得要求を送信すると、クライアント端末はさらに、1つのビーコンパケットを送信することになる。
従来技術によるアクセス解析が適用されるシステムでは、顧客がクライアント端末を操作することによって所望のウェブページを要求すると、図1に示されるように、クライアント端末はまず、ウェブページ取得要求をインターネットを介しページプロバイダのサーバシステムに送信する。さらに、ウェブページのソースコードにビーコンパケットを送信させるためのスクリプト又はプログラムが埋め込まれている場合、当該プログラムが起動し、クライアント端末からビーコンパケットが送信される。例えば、このビーコンパケットは、顧客が操作することに応答して、クライアント端末上でJavascriptが起動することによって送信される。このビーコンパケットの送信は、顧客による明示的な指示なく自動的に送信されることもある。
図1に示されるウェブシステムでは、顧客が要求したウェブページが静的コンテンツ又は動的コンテンツに関するものであるかに応じて、クライアント端末は、ウェブページ取得要求をサーバシステムの静的コンテンツサーバ又は動的コンテンツサーバに送信している。さらに、クライアント端末は、ビーコンパケットをサーバシステムの解析用データサーバに送信する。一般的なサーバシステムは、図示されるように、ネットワーク機器、ファイアーウォール、フォワーダサーバなどの各種機器を備え、ウェブページ取得要求やビーコンパケットはこれらの機器を経由して各自の送信先サーバに送信される。
特開2002−215481
しかしながら、ビーコンパケットは、ページプロバイダの解析のためなど内部向けに利用されるものであり、ウェブページ取得要求などのクライアント向けサービスに比べ処理優先度は低い。従来のウェブシステムでは、このような内部向けに利用されるビーコンパケットの処理とクライアント向けサービスの処理との双方について、ネットワーク機器、ファイアーウォール、フォワーダサーバなどについて共通のハードウェアリソースが利用されている。例えば、ページプロバイダがクライアント向けサービスのために高い性能及び信頼性を備えた高価なハードウェアリソースを利用する必要がある場合、相対的に処理優先度の低いビーコンパケットの処理にも同じハードウェアリソースが利用されていた。これは、ハードウェアリソースの有効活用という観点では、好ましくない。
従って、本発明の課題は、上記問題点に鑑み、異なる優先度を有するデータの処理に対して、各データの処理に適した性能及び信頼性を備えたハードウェアリソースを利用するための技術を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、ユーザに対しウェブサービス操作画面を提供するインターネットサービス事業者のサーバと、前記サーバに通信接続されるクライアント端末とを有するウェブシステムであって、前記クライアント端末は、前記ウェブサービス操作画面を表示する表示手段と、前記ウェブサービス操作画面に対する操作に応答して、所定の第1IPアドレスに第1電文を送信すると共に、第2IPアドレスに第2電文を送信する電文送信手段と、前記操作に応答して第2電文生成プログラムを起動することによって前記第2電文を生成し、前記生成された第2電文を前記電文送信手段に引き渡す第2電文生成手段とを有するウェブシステムに関する。
本発明によると、異なる優先度を有するデータの処理に対して、各データの処理に適した性能及び信頼性を備えたハードウェアリソースを利用するための技術を提供することができる。
図1は、従来技術によるアクセス解析が適用されるシステムの構成を示す。 図2は、本発明の一実施例によるアクセス解析が適用されるウェブシステムの構成を示す。 図3は、本発明の一実施例によるクライアント端末のハードウェア構成を示す。 図4は、本発明の一実施例によるサーバのハードウェア構成を示す。 図5は、本発明の一実施例によるクライアント端末の機能構成を示す。 図6は、本発明の一実施例によるビーコンパケットの転送経路を示す。 図7は、本発明の他の実施例によるビーコンパケットの転送経路を示す。 図8は、本発明の一実施例によるビーコンパケット転送処理を示すシーケンス図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図2〜4を参照して、本発明の一実施例によるアクセス解析が適用されるウェブシステムを説明する。図2は、本発明の一実施例によるアクセス解析が適用されるウェブシステムの構成を示す。
図2に示されるように、ウェブシステム10は、クライアント端末100と、第1サブシステム210及び第2サブシステム230を有するサーバシステム200と、クライアント端末100とサーバシステム200とを接続するネットワーク300とを有する。
クライアント端末100は、パーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォンなどの何れか適切な計算装置であってもよい。本実施例では、クライアント端末100は、ウェブブラウザなどのウェブページを閲覧するためのプログラムを有すると共に、取得したウェブページに埋め込まれたコード又はスクリプトを処理するためのJavascriptなどのスクリプト言語を実装する。
図3は、本発明の一実施例によるクライアント端末のハードウェア構成を示す。図3に示されるように、クライアント端末100は、バスBを介し相互接続されるドライブ装置101、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU(Central Processing Unit)104、通信装置105、表示装置106及び入力装置107を有する。
クライアント端末100における後述される各種機能及び処理を実現するプログラムは、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory)などの記録媒体108によって提供されてもよい。プログラムを記憶した記録媒体108がドライブ装置101にセットされると、プログラムが記録媒体108からドライブ装置101を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体108により行う必要はなく、ネットワーク300を介して他のサーバからダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータなどを格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムやデータを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムやプログラムを実行するのに必要なパラメータなどの各種データに従って、後述されるようなクライアント端末100の各種機能及び処理を実行する。
通信装置105は、ネットワーク300に接続するための通信インタフェースとして用いられる。通信装置105は、送信対象のデータを適切な信号に変換し、ネットワーク300に送信する。また、通信装置105は、ネットワーク300から受信した信号を適切なデータに変換し、メモリ装置103などの適切な装置に提供する。
表示装置106は、CPU104による処理結果などを表示するのに用いられれ、例えば、液晶ディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ(CRT)、プラズマディスプレイなどの各種ディスプレイにより実現される。入力装置107は、ユーザがクライアント端末100に命令やデータなどを入力するのに用いられ、例えば、キーボード、マウス、マイクロフォンなどにより実現される。
図2を再び参照して、サーバシステム200は、クライアント端末100からの処理要求に応答して、要求された処理を実行し、処理結果を返送することが可能なインターネットサービス事業者により運営される何れか適切な計算装置であってもよい。本実施例では、サーバシステム200は、異なるサーバ性能及び/又は信頼性を備えた2つのサーバサブシステム210,230を有する。ここで、サーバ性能は、例えば、処理速度、処理容量などに関するものであってもよく、サーバ信頼性は、例えば、耐故障性、可用性などに関するものであってもよい。しかしながら、本発明は、これらに限定されるものでなく、サーバの機能及び能力に関する他の何れか適切な1以上の評価基準により規定されてもよい。
図4は、本発明の一実施例によるサーバのハードウェア構成を示す。図2に示される各サーバは、実質的に同一のハードウェア構成を有するものであってもよい。
図4に示されるように、サーバ214,216,236はそれぞれ、バスBを介し相互接続されるドライブ装置201、補助記憶装置202、メモリ装置203、CPU(Central Processing Unit)204及びインタフェース装置205を有する。
各サーバにおける後述される各種機能及び処理を実現するプログラムは、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory)などの記録媒体206によって提供されてもよい。プログラムを記憶した記録媒体206がドライブ装置201にセットされると、プログラムが記録媒体206からドライブ装置201を介して補助記憶装置202にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体206により行う必要はなく、ネットワーク300を介して他のサーバからダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置202は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータなどを格納する。
メモリ装置203は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置202からプログラムやデータを読み出して格納する。CPU204は、メモリ装置203に格納されたプログラムやプログラムを実行するのに必要なパラメータなどの各種データに従って、後述されるようなサーバの各種機能及び処理を実行する。インタフェース装置205は、ネットワーク300に接続するための通信インタフェースとして用いられる。
図2を再び参照して、第1サブシステム210は、相対的に高いサーバ性能を有するハードウェアリソースにより構成される。第1サブシステム210は、ネットワーク300とのゲートウェイとして機能するネットワーク機器212と、顧客向けサービスなどに利用されるページサーバ214と、内部向けサービスなどに利用されるビーコンサーバ216とを有する。
第2サブシステム230は、相対的に低いサーバ性能を有するハードウェアリソースにより構成される。第2サブシステム230は、ネットワーク300とのゲートウェイとして機能するネットワーク機器232と、内部向けサービスなどに利用されるビーコンサーバ236とを有する。
ネットワーク300は、クライアント端末100に接続されるクライアント端末側インターネットサービスプロバイダ(ISP)310と、第1サブシステム210に接続される第1サーバ側ISP320と、第2サブシステム230に接続される第2サーバ側ISP330と、クライアント端末側ISP310、第1サーバ側ISP320及び第2サーバ側ISP330を相互接続する公衆網340とを有する。
他の実施例では、ネットワーク300上には、ページサーバ214に格納されているウェブページの一部を一時的に保持するAkamaiなどのキャッシュサーバやASP(Application Service Provider)などの各種ネットワーク装置(図示せず)が備えられてもよい。クライアント端末100からのアクセス要求メッセージにおいて要求されているウェブぺージが、これらのネットワーク装置の何れかに保持されている場合、ネットワーク300は、アクセス要求メッセージをサーバシステム200に転送することなく、当該ネットワーク装置に保持されているウェブページをクライアント端末100に提供してもよい。
本実施例によるウェブシステム10では、クライアント端末100のユーザが、所望のウェブページにアクセスするためにブラウザ画面などに表示されたウェブページの該当するリンクなどをクリックすると、クライアント端末100は、表示されているウェブページのソースコードに記述されている宛先を参照して、所望のウェブページを提供するサーバシステム200に当該ウェブページを取得するためのアクセス要求メッセージを送信する。さらに、ユーザが操作したウェブページのソースコード又は当該操作に応答して取得したウェブページのソースコードに、サーバシステム200により利用されるアクセス解析用のビーコンメッセージをクライアント端末100に送信させるためのスクリプト(Javascriptなどにより実行可能なスクリプト)などのプログラムが埋め込まれている場合、クライアント端末100は、ユーザによる操作に応答して、又は取得したウェブページの表示に応答して、ソースコードに埋め込まれたプログラムを起動することによって、ソースコード又はプログラムに指定された宛先にビーコンメッセージを送信する。
本実施例では、アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとが同一のISPを経由してサーバシステム200に送信されるように、アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとの宛先が指定されてもよい。あるいは、アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとが異なるISPを経由してサーバシステム200に送信されるように、アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとの宛先が指定されてもよい。
図示されたウェブシステム10では、アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとが同一のISPを経由してサーバシステム200に送信される前者の場合、アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとはそれぞれ、第1サーバ側ISP320を介し第1サブシステム210のページサーバ214とビーコンサーバ216とに送信される。他方、アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとが異なるISPを経由してサーバシステム200に送信される後者の場合、アクセス要求メッセージは第1サーバ側ISP320を介し第1サブシステム210のページサーバ214に送信され、ビーコンメッセージは第2サーバ側ISP330を介し第2サブシスステム230のビーコンサーバ236に送信される。
図5を参照して、本発明の一実施例によるクライアント端末を説明する。図5は、本発明の一実施例によるクライアント端末の機能構成を示す。
図5に示されるように、クライアント端末100は、表示手段110と、第1電文生成手段114及び第2電文生成手段116を有する電文生成手段112と、電文送信手段118とを有する。
表示手段110は、CPU104によって生成された操作画面を含む各種データを表示装置106に表示する。一実施例では、表示手段110は、ネットワーク300を介し取得したウェブページをウェブブラウザなどを介し表示装置106に表示する。ユーザが入力装置107を用いてウェブページを操作することによって、表示手段110は、当該操作に対応する処理を実行するようCPU104に要求する。表示手段110からウェブページを取得するための処理要求を受信すると、CPU104は、当該ウェブページを取得するためのアクセス要求メッセージを生成させるため、電文生成手段112を起動する。例えば、表示されたウェブページ内のリンクをユーザがマウスなどによりクリックすると、表示手段110は、クリックされたリンクに該当するウェブページを提供するようCPU104に要求する。表示手段110からウェブページ取得要求を受信すると、CPU104は、要求されたウェブページがメモリ装置103などにすでに格納されているか確認する。要求されたウェブページがメモリ装置103などになく、ネットワーク300から取得する必要がある場合、CPU104は、電文生成手段112を起動し、当該ウェブページを提供可能なサーバシステム200宛のアクセス要求メッセージを生成する。
電文生成手段112は、所望のウェブページを取得するためのアクセス要求メッセージを生成する第1電文生成手段114と、当該操作に応答してソースコードのスクリプト又はプログラムを起動することによってビーコンメッセージを生成する第2電文生成手段116とを有する。すなわち、第2電文生成手段116は、ユーザにより操作された操作画面のソースコード又は当該操作に応答して取得したウェブページのソースコードを参照し、参照したソースコードにクライアント端末100にビーコンメッセージを送信させるためのスクリプトが含まれているか確認する。スクリプトが含まれている場合、第2電文生成手段116は、当該スクリプトを読み込み、これを実行することによって、ビーコンメッセージを生成する。生成されたアクセス要求メッセージとビーコンメッセージとは、メッセージのヘッダなどにソースコードに記述された宛先のIPアドレスを含むよう構成される。電文生成手段112は、このようにして生成されたアクセス要求メッセージ及び/又はビーコンメッセージを電文送信手段118に送信する。
電文送信手段118は、電文生成手段112からアクセス要求メッセージ及び/又はビーコンメッセージを受信すると、メッセージのヘッダなどに記述された送信先のIPアドレスを参照して、これらのメッセージをネットワーク300を介し各自の宛先に送信する。なお、電文送信手段118によるアクセス要求メッセージとビーコンメッセージとの送信タイミングは、必ずしも同時である必要はなく、異なるタイミングであってもよい。
本実施例では、アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとは、同一のISPを経由してサーバシステム200に送信されるようにそれぞれの宛先が指定されてもよいし、又は、異なるISPを経由してサーバシステム200に送信されるようにそれぞれの宛先が指定されてもよい。すなわち、ソースコードに埋め込まれたスクリプトによって規定されるビーコンメッセージの宛先は、アクセス要求メッセージの宛先と同一のISPを経由させるIPアドレスに設定されてもよいし、あるいは、アクセス要求メッセージの宛先と異なるISPを経由させるIPアドレスに設定されてもよい。
アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとの宛先が同一のISPを経由してサーバシステム200に送信されるよう指定されている場合、電文送信手段118は、アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとを、サブシステム210のページサーバ214とビーコンサーバ216とにそれぞれ送信する。すなわち、同一の第1サーバ側ISP320に接続されるページサーバ214とビーコンサーバ216とは、上位オクテッドは共通し、下位オクテッドが異なるIPアドレスに設定されているため、アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとの送信先のIPアドレスは、上位オクテッドは共通し、下位オクテッドが異なるよう設定される。
図6に示されるように、例えば、第1サーバ側ISP320に「10.10.10.xx」のグローバルIPが割り当てられ、ページサーバ214のグローバルIPは「10.10.10.1」に設定され、ビーコンサーバ216のグローバルIPは「10.10.10.2」に設定されていると仮定する。この場合、アクセス要求メッセージの宛先は「10.10.10.1」に設定され、ビーコンメッセージの宛先は「10.10.10.2」に設定される。すなわち、これらのIPアドレスは、上位オクテッド「10.10.10」は共通し、下位オクテッド「1」及び「2」のみが異なっている。このように、ソースコードにおいてアクセス要求メッセージの宛先と下位オクテッドが異なる値になるようビーコンメッセージの宛先を設定することによって、特別な機構を備えることなく通常のルーティング機構を利用して、アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとを同一のサーバサブシステムに振り分けることが可能になる。
他方、アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとの宛先が異なるISPを経由してサーバシステム200に送信されるよう指定されている場合、電文送信手段118は、アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとを、サブシステム210のページサーバ214とサブシステム230のビーコンサーバ236とにそれぞれ送信する。すなわち、第1サーバ側ISP320に接続されるページサーバ214と、第2サーバ側ISP330に接続されるビーコンサーバ236とは、少なくとも1つの上位オクテッドが異なるIPアドレスに設定されているため、アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとの送信先のIPアドレスは、少なくとも1つの上位オクテッドが異なるよう設定される。
図7に示されるように、例えば、第1サーバ側ISP320に「10.10.10.xx」のグローバルIPが割り当てられ、第2サーバ側ISP330に「20.20.20.xx」が割り当てられ、ページサーバ214のグローバルIPは「10.10.10.1」に設定され、ビーコンサーバ236のグローバルIPは「20.20.20.2」に設定されていると仮定する。この場合、アクセス要求メッセージの宛先は「10.10.10.1」に設定され、ビーコンメッセージの宛先は「20.20.20.2」に設定される。すなわち、これらのIPアドレスは、3つの異なる上位オクテッド「20」を有している。このように、ソースコードにおいてアクセス要求メッセージの宛先と上位オクテッドが異なる値になるようビーコンメッセージの宛先を設定することによって、特別な機構を備えることなく通常のルーティング機構を利用して、アクセス要求メッセージとビーコンメッセージとを異なるサーバサブシステムに振り分けることが可能になる。
次に、図8を参照して、本発明の一実施例によるビーコンメッセージ転送処理を説明する。図8は、本発明の一実施例によるビーコンメッセージ転送処理を示すシーケンス図である。本実施例では、図2に示されるウェブシステム10において、ユーザが所望のウェブページにアクセスするため、クライアント端末100の表示装置106に表示されているウェブページの該当するリンクをクリックすることによって、ビーコンパケットがサーバシステム200に送信される処理について説明する。
図8に示されるように、ユーザがクライアント端末100の表示装置106に表示されているウェブページのリンクをクリックすることによって当該処理が開始される。
ステップS101において、クライアント端末100は、ユーザが操作したウェブページ又はユーザの取得要求に応答して取得したウェブページのソースコードを参照して、ソースコードに埋め込まれたスクリプトを実行し、スクリプトの実行により生成されたビーコンメッセージをクライアント側ISP310を介し指定されたIPアドレスに送信する。
ステップS102において、クライアント端末100からビーコンメッセージを受信すると、クライアント側ISP310は、ビーコンメッセージのヘッダなどに記述されたIPアドレスを参照し、公衆網340を介し受信したビーコンメッセージをルーティングする。公衆網340におけるルーティングは、何れか適切な既知のルーティング方法に従って実行されてもよい。例えば、公衆網340内の1以上のネットワーク装置(図示せず)が各自のルーティングテーブルを参照して、適切なルーティング先のネットワーク装置にビーコンメッセージを順次転送することによって、ルーティングが実現されてもよい。
ステップS103において、公衆網340からルーティングされたビーコンメッセージを受信すると、ルーティング先の第1システム側ISP320又は第2システム側ISP330は、受信したビーコンメッセージのヘッダなどに記述されたIPアドレスを参照し、第1サブシステム210又は第2サブシステム230にそれぞれ転送する。
上述したように、例えば、ビーコンパケットが、アクセス要求メッセージと同一の第1サブシステム210に送信されるよう設定されている場合、ビーコンパケットには、アクセス要求メッセージと下位のオクテッドのみが異なるIPアドレスが割り当てられている。このIPアドレスに基づき、ビーコンパケットは第1システム側ISP320にルーティングされる。他方、ビーコンパケットが、アクセス要求メッセージと異なる第2サブシステム230に送信されるよう設定されている場合、ビーコンパケットには、アクセス要求メッセージと少なくとも1つの上位のオクテッドが異なるIPアドレスが割り当てられている。このIPアドレスに基づき、ビーコンパケットは第2システム側ISP330にルーティングされる。
ステップS104において、第1システム側ISP320又は第2システム側ISP330からビーコンパケットを受信すると、第1サブシステム210のネットワーク機器212又は第2サブシステム230のネットワーク機器232は、ビーコンパケットのヘッダなどに記述されているIPアドレスを参照し、ビーコンサーバ216又は236にそれぞれ転送する。
上述した実施例では、異なる処理優先度を有するメッセージとして、顧客向けサービスに関するアクセス要求メッセージと内部向けサービスに関するビーコンパケットとの2つのメッセージが使用された。しかしながら、本発明はこれに限定するものでなく、異なる処理優先度を有する2以上のメッセージ、パケット、データなどの何れかの電文が送信される他の何れか適切なシステムに適用されてもよい。
また、上述した実施例では、顧客向けサービスに利用されるメッセージに相対的に高い優先度が割り当てられ、内部向けサービスに利用されるメッセージに相対的に低い優先度が割り当てられた。しかしながら、本発明はこれに限定されるものでなく、他の選択基準に従って2以上の優先度が割り当てられてもよい。例えば、メッセージ又はパケットの1以上の属性に従って優先度が割り当てられてもよい。
例えば、パケットに要求されるセキュリティレベルに基づき優先度が割り当てられてもよい。パケットが顧客データに関するものであり、相対的に高いセキュリティレベルが求められる場合、相対的に高い優先度が割り当てられるようにしてもよい。この場合、当該パケットが顧客向けサービスに関するものであったとしても、顧客データに関するものであるため、相対的に高い優先度が割り当てられてもよい。他方、パケットが公開データに関するものであり、相対的に低いセキュリティレベルしか求められない場合、相対的に低い優先度が割り当てられるようにしてもよい。
さらなる他の選択基準として、処理時限の有無やログやマスタデータの内部保持の要否などが利用されてもよい。すなわち、処理時限が設定されている場合には、相対的に高い優先度が割り当てられ、サーバ性能及び/又は信頼性の高いサーバサブシステムが利用されるようにする。他方、処理時限が設定されていない場合には、相対的に低い優先度が割り当てられ、低コストのサーバサブシステムが利用されるようにしてもよい。また、ログやマスタデータの内部保持が必要である場合、相対的に高い優先度が割り当てられ、サーバ性能及び/又は信頼性の高いサーバサブシステムが利用されるようにする。他方、ログやマスタデータの内部保持が不要である場合、相対的に低い優先度が割り当てられ、低コストのサーバサブシステムが利用されるようにしてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 ウェブシステム
100 クライアント端末
110 表示手段
112 電文生成手段
114 第1電文生成手段
116 第2電文生成手段
118 電文送信手段
200 サーバシステム
210,230 サブシステム
300 ネットワーク

Claims (3)

  1. ユーザに対しウェブサービス操作画面を提供するインターネットサービス事業者のサーバと、
    前記サーバに通信接続されるクライアント端末と、
    を有するウェブシステムであって、
    前記クライアント端末は、
    前記ウェブサービス操作画面を表示する表示手段と、
    前記ウェブサービス操作画面に対する操作に応答して、所定の第1IPアドレスに第1電文を送信すると共に、第2IPアドレスに第2電文を送信する電文送信手段と、
    前記操作に応答して第2電文生成プログラムを起動することによって前記第2電文を生成し、前記生成された第2電文を前記電文送信手段に引き渡す第2電文生成手段と、
    を有するウェブシステム。
  2. 前記第2IPアドレスの下位オクテッドは、前記第1IPアドレスの下位オクテッドと異なる値を有する、請求項1記載のウェブシステム。
  3. 前記第2IPアドレスの少なくとも1つの上位オクテッドは、前記第1IPアドレスの対応する上位オクテッドと異なる値を有する、請求項1記載のウェブシステム。
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