JP2013235125A - クリーニング装置,定着装置および画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置,定着装置および画像形成装置 Download PDF

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【課題】ブラシ毛から除去した付着物がブラシ毛に再付着したままとなるのを防止し,ブラシローラーの付着物除去性能を良好に保つことが可能なクリーニング装置を提供すること。
【解決手段】クリーニング装置20は,ブラシ毛23が設けられたブラシローラー21と,ブラシローラーに対して食い込む位置に配置された外側回転スリーブ26と,外側回転スリーブの内側に配置された内側固定スリーブ(固定部材)32と,内側固定スリーブの内部空間Rの空気を吸引するファン(吸引部)38とを有する。外側回転スリーブ26には,外側スリット27が形成されており,内側固定スリーブ32には,ブラシローラー21と対面する位置に,内側スリット33が形成されている。
【選択図】図10

Description

本発明は,残留トナーや紙粉などの付着物を除去するクリーニング装置に関する。また本発明は,クリーニング装置を含んで構成される定着装置に関する。さらに本発明は,定着装置を含んで構成される画像形成装置に関する。
従来より,画像形成装置には,各種ローラー等に付着した残留トナーや紙粉またはこれらの凝集物等(以下「付着物」という)を除去するため,クリーニング装置が搭載されている。例えば下記特許文献1(特に図2参照)に記載のクリーニング装置(紙粉取り装置(70))は,レジストローラー対(7)の上ローラー(11)に付着した付着物を,ブラシローラー(ファーブラシ(79))によって除去する。このファーブラシ(79)には,上ローラー(11)に接触するブラシ毛(ブラシ(79a))が設けられている。このブラシ(79a)によって,上ローラー(11)に付着した付着物は掻き取られる。さらにこのクリーニング装置は,ブラシ(79a)に付着した付着物を,はたき部材(71)によって除去する。はたき部材(71)は,紙粉回収装置(74)の入口部に設けられている。紙粉回収装置(74)は,ブラシ(79a)から除去した付着物を回収するものである。紙粉回収装置(74)は,入口部から入った付着物を回収する回収部(72)と,付着物を回収部(72)へ案内する案内部材(73)とを備えている。付着物の付いたブラシ(79a)は,ファーブラシ(79)の回転に伴って,はたき部材(71)に対して撓みながら接触する。そして,はたき部材(71)から離れるときの撓みの解消による力を利用して,はたき部材(71)に付いた付着物を回収部(72)へ向けて飛ばす。これにより,付着物は,紙粉回収装置(74)の入口部から,案内部材(73)を経て回収部(72)内に至る。このようにして特許文献1に記載のクリーニング装置は,付着物がブラシ(79a)に付着したままとなるのを防止し,ファーブラシ(79)による付着物除去性能が低下するのを抑えている。
特開2003−63678号公報
しかしながら,上記特許文献1に記載のクリーニング装置には,以下のような問題点があった。すなわち,上記文献に記載の技術では,はたき部材(71)によってブラシ(79a)から除去された付着物が,回収部(72)へと移動せずに,紙粉回収装置(74)の入口部に堆積することがあった。なぜなら,はたき部材(71)と接触した際のブラシ(79a)の撓み具合が小さく,付着物を回収部(72)に向けて飛ばす力が弱い場合があるからである。このような場合には,付着物は,回収部(72)へ至らず,入口部に落下してしまう。これが繰り返されると,付着物は入口部に堆積する。このようにして入口部に付着物が堆積すると,付着物がブラシ(79a)に再付着するおそれがある。付着物がブラシ(79a)に再付着し,そのままになると,ファーブラシ(79)の付着物除去性能が著しく低下する。
本発明は,上記問題点を解決することを課題としてなされたものである。すなわち,その課題とするところは,ブラシ毛から除去した付着物がブラシ毛に再付着したままとなるのを防止し,ブラシローラーの付着物除去性能を良好に保つことにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明のクリーニング装置は,クリーニング対象物に接触するブラシ毛が放射状に設けられたブラシローラーと,ブラシローラーに対して食い込む位置に配置された回転スリーブ,および,回転スリーブの内側に配置された中空の固定部材と,固定部材の内部空間の空気を吸引する吸引部とを有し,回転スリーブには,軸方向におけるクリーニング対象物が存在する範囲にわたる第1スリットが形成されており,固定部材には,ブラシローラーと対面する位置に,回転スリーブの軸方向におけるクリーニング対象物が存在する範囲にわたる第2スリットが形成されていることを特徴とする。
本発明によれば,回転スリーブを回転させることにより,ブラシ毛に付いた付着物が第1スリットの壁面に掻き取られる。さらに,回転スリーブがブラシ毛を固定スリーブに向けて押すことにより,第1スリットの壁面からブラシ毛に再付着した付着物が,第2スリットの壁面に当たり,ブラシ毛から離れる。ブラシ毛から離れた付着物は,吸引部により吸引される。従って,付着物がブラシ毛に再付着したままとなるのを防ぐことができる。よって,ブラシローラーの付着物除去性能を良好に保つことができる。
本発明のクリーニング装置では,第1スリットは,回転スリーブの周方向に沿って複数設けられていることが望ましい。このように構成すれば,回転スリーブ1回転あたりの第1スリットによる付着物除去回数が増える。そのため,1つの第1スリットの壁面に付着する付着物の量を減らすことができる。すなわち,1つの第1スリットの壁面への付着物の蓄積量を抑えることができる。
また本発明のクリーニング装置では,固定部材は,ブラシ毛に直接には接触しないが,ブラシ毛の先端に付着物が付いている場合にその付着物には接触可能に位置していることが望ましい。このように構成すれば,回転スリーブと固定部材との間にブラシ毛が食い込むのを防止できる。これにより,ブラシ毛の破損や,回転スリーブの回転停止を防止できる。
また本発明のクリーニング装置では,第1スリットは,周方向に沿う幅寸法が,第2スリットの周方向に沿う幅寸法より小さいものであることが望ましい。このように構成すれば,逆の寸法で構成した場合と比べて,ブラシ毛に再付着した付着物が第2スリットにさらされる時間を長くすることができる。従って,ブラシ毛から離れた再付着物を吸引部により確実に吸引できる。
また本発明のクリーニング装置では,第2スリットは,周方向に沿う幅寸法が,ブラシローラーと回転スリーブとのニップ幅の寸法より小さいものであることが望ましい。このように構成すれば,ブラシ毛に付着した付着物の吸引に寄与する範囲のみ,第2スリットが開口していることとなるので,無駄な吸引を防ぐことができる。
また本発明のクリーニング装置では,回転スリーブおよび固定部材は,ブラシローラーの下方に位置しているものであることが望ましい。このように構成すれば,ブラシ毛から離れた付着物が,第2スリットから固定部材の内部空間に向かって自重落下する。よって,吸引部の吸引と併せて確実に付着物を回収できる。
また本発明のクリーニング装置では,回転スリーブは,ブラシローラーの周速と異なる周速で回転するものであることが望ましい。このように構成すれば,回転スリーブがブラシローラーの回転に対して順方向回転するものであったとしても,ブラシ毛に付いた付着物を,回転スリーブにより除去することが可能となる。
また本発明のクリーニング装置では,ブラシローラーの回転周期に対する回転スリーブの回転周期の比が整数比から外れた比となっていることが望ましい。このように構成すれば,回転スリーブがブラシローラーの同じ箇所ばかりに当たるという不具合を防止できる。言い換えれば,ブラシローラーのブラシ毛を第1スリットにより一様に掻くことができる。よって,ブラシ毛に付着した付着物の取り残しを防止できる。
また本発明は,上記のように構成されるクリーニング装置を備える定着装置であって,加熱ローラーと加圧ローラーとを備え,両ローラーで形成されるニップに記録媒体を通すことにより記録媒体にトナー像を定着させるものにも及ぶ。この定着装置が備えるクリーニング装置は,加熱ローラーまたは加圧ローラーに付着した付着物を除去するものである。
さらに本発明は,上記のように構成される定着装置を備える画像形成装置であって,トナー像を形成する画像形成部と,画像形成部により形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写部とを備えるものにも及ぶ。この画像形成装置が備える定着装置は,転写部により転写されたトナー像を記録媒体に定着させるものである。
さらに本発明の定着装置又は画像形成装置では,クリーニング装置は,回転スリーブの回転駆動を制御する回転スリーブ駆動制御部を備え,回転スリーブ駆動制御部は,加熱ローラーと加圧ローラーとで形成されるニップを通過した記録媒体の枚数が予め定められた枚数に達するごとに,回転スリーブを回転駆動させるものであることが望ましい。このように構成すれば,ブラシ毛の摩耗を抑え,ブラシローラーの寿命を延ばすことができる。
本発明によれば,ブラシ毛から除去した付着物がブラシ毛に再付着したままとなるのを防止し,ブラシローラーの付着物除去性能を良好に保つことができる。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 実施形態に係る定着装置の概略構成図である。 実施形態に係るクリーニング装置の概略構成図である。 同クリーニング装置の平面図である。 同クリーニング装置が備える内側固定スリーブの側面図である。 同クリーニング装置が備えるブラシローラーのブラシ毛の長さを示す図である。 同クリーニング装置における各部の寸法を示す図である。 図9〜12とともに同クリーニング装置の動作を示す図であり,外側回転スリーブによる付着物除去の様子を示す図である。 外側回転スリーブに付着物が付着している様子を示す図である。 外側回転スリーブに付着した付着物がブラシ毛に再付着した様子を示す図である。 外側回転スリーブによりブラシ毛が押されて付着物が内側固定スリーブに当たった様子を示す図である。 内側固定スリーブに当たることにより外側回転スリーブから付着物が離れた様子を示す図である。
以下,本発明を具体化した最良の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,電磁誘導加熱方式の定着装置を有する画像形成装置に本発明を適用したものである。
本形態の画像形成装置100は,図1に概略構成を示すように,中間転写ベルト101を有する,いわゆるタンデム方式のカラープリンターである。中間転写ベルト101は,無端状ベルト部材であり,その図中両端部がローラー102,103によって支持されている。中間転写ベルト101の図中下部に沿って,イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色の画像形成部104Y,104M,104C,104Kおよび画像濃度センサー105が配置されている。この画像濃度センサー105は,レジストセンサーとしての機能をも有している。
各色の画像形成部104Y,104M,104C,104Kはいずれも同様の構成である。それぞれ,感光体ドラム106とその周囲に配置された帯電装置107,露光装置108,現像装置109,クリーナー装置110を有している。また,中間転写ベルト101を挟んで感光体ドラム106に対向する位置に,1次転写装置111が配置されている。図1中では画像形成部104Yによって代表して示している。
図1中で下方に示すのは,用紙(記録媒体に相当する)Pを供給する給紙装置112である。給紙装置112の上部には,用紙Pを送り出す給紙ローラー113が設けられている。用紙Pは,給紙装置112から搬送経路114に沿って上方へ送られる。搬送経路114を挟んで,ローラー103と対面する位置に,2次転写装置115が配置されている。さらにその下流側(図中上方)には,定着装置1が配置されている。定着装置1は,加熱ローラー11,加圧ローラー12,磁束発生部13,回収ローラー18,及びクリーニング装置20を有している。定着装置1については,後に詳述する。定着装置1より搬送経路114のさらに下流側には,排紙ローラー116および排紙トレイ117が配置されている。
また,画像形成装置100は,機内に制御部90を備えている。制御部90は,定着装置1を含めた画像形成装置100の動作全般を制御する。
次に,本形態の画像形成装置100の動作を簡単に説明する。この画像形成装置100は,画像形成の指示を受けると,その画像信号から各色の画像データを生成する。生成された各色の画像データは,対応する画像形成部104Y,104M,104C,104Kにそれぞれ送出される。各色の画像形成部104Y,104M,104C,104Kは,画像データに基づいて,それぞれの感光体ドラム106を帯電・露光して静電潜像を形成する。さらに,形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する。
形成されたトナー像は,順次,1次転写装置111によって中間転写ベルト101に転写され,重ね合わせられる。中間転写ベルト101に重ね合わせられたトナー像は,2次転写装置115によって用紙Pに転写される。トナー像を担持した用紙Pは,さらに搬送されて定着装置1に至り,定着装置1によって加熱されるとともに加圧される。これによりトナー像が用紙Pに定着される。トナー像が定着された用紙Pは,排紙ローラー116によって排紙トレイ117に排出される。
本形態の定着装置1は,図2に概略構成を示すように,加熱ローラー11,加圧ローラー12,磁束発生部13,回収ローラー18,及び,クリーニング装置20を有している。加熱ローラー11と加圧ローラー12とは互いに平行に配置され,いずれも回転可能に支持されている。加圧ローラー12は,加熱ローラー11へ向けて軸と垂直の方向に付勢されている。これにより,加熱ローラー11と加圧ローラー12との間にニップNが形成されている。このニップNを用紙Pは通過する。
加熱ローラー11は,外周側に,ニッケル電鋳スリーブ14を有している。ニッケル電鋳スリーブ14は,磁束発生部13によって発生される磁束を受けて誘導電流が誘起され,それによって発熱する。
加圧ローラー12は,制御部90により駆動を制御される駆動源からの回転駆動を受けている。加圧ローラー12が回転駆動されると,加圧ローラー12に圧接している加熱ローラー11も回転する。なお本形態では,加圧ローラー12は,加熱ローラー11に対して300〜500Nの荷重で加圧されており,定着装置1のニップ幅は約5〜15mmとなっている。本形態とは異なるニップ幅で使用したい場合には,加圧ローラー12の荷重を変更して調整すればよい。
磁束発生部13は,加熱ローラー11の外周に対面するとともに,加熱ローラー11の長手方向に沿って,加熱ローラー11に平行に配置されている。磁束発生部13は,図2に示すように,励磁コイル41と磁性体コア42とを有している。
励磁コイル41は,加熱ローラー11の長手方向に沿って巻かれたコイルである。その横断面(図2参照)は,加熱ローラー11の外周に倣ってやや湾曲した形状となっている。この励磁コイル41には,10〜100kHz,100〜2000Wの高周波電力が供給される。
磁性体コア42は,磁気回路の効率を上げるためと,磁気遮蔽のためのものである。この磁性体コア42は,メインコア47,端部コア48,裾コア49を有している。メインコア47は,その横断面が図2に示すようなアーチ形状のものである。端部コア48は,横断面が四角形状のコア片を,加熱ローラー11の両端部に配置したものである。また,裾コア49は,横断面が四角形状のものを,加熱ローラー11の長手方向寸法に略対応した範囲に連続的に配置したものである。
回収ローラー18は,加圧ローラー12に圧接するよう配置されている。したがって,回収ローラー18も,加圧ローラー12の駆動に従動して回転する。回収ローラー18は,用紙Pへ定着されずに加圧ローラー12に付着した残留トナーを,例えば電気的に回収するものである。すなわち,回収ローラー18と加圧ローラー12との間の電界形成により,荷電粒子であるトナーを電気的な吸引力で加圧ローラー12から回収ローラー18に転移させるものである。なお,回収ローラー18は,加圧ローラー12の残留トナーを回収できれば,電気的に回収するものでなくてもよい。また,回収ローラー18は,金属製のパイプの外周に,離型層19を設けた構成となっている。離型層19は,例えばPFA樹脂からなる厚さ20〜50μmの層である。離型層19により,回収されたトナーの回収ローラー18からの離型性が高められている。
図3は,クリーニング装置20を示す拡大断面図である。クリーニング装置20は,回収ローラー18から,残留トナーや紙粉またはこれらの凝集物などの付着物を除去するものである。図2,3に示すように,クリーニング装置20は,ブラシローラー21と,吸引装置25とを備えている。ブラシローラー21は,回転可能なローラー本体22と,ローラー本体22の外周面から放射状に延びるブラシ毛23とを有している。ブラシローラー21は,回収ローラー18の表面に,ブラシ毛23の先端部を接触させている。ブラシローラー21は,加圧ローラー12と連動して同一の駆動源により駆動される。ブラシローラー21の回転方向は,図3中時計回り方向である。ブラシローラー21は,回転に伴って,ブラシ毛23により回収ローラー18から付着物を掻き取るものである。
ブラシローラー21の構成についてさらに具体的に述べる。ブラシローラー21は,金属製の芯金であるローラー本体22上に,接着層22aを設け,その接着層22aに対して,ブラシ毛23が植設されたシート24を巻きつけた構成となっている。ブラシ毛23は,ポリフェニレンサルファイド繊維である。ポリフェニレンサルファイド繊維の耐熱温度は,160〜190℃である。ブラシ毛23の先端部は,繊維長さ方向に対して直角に切断されている。ブラシ毛23の太さは,14〜17dtex(デシテックス)である。ブラシ毛23の植毛密度は,90〜110束/cmであり,1束は,60〜80本である。ブラシ毛23の長さは,2〜3mmである。
図4は,ブラシローラー21および吸引装置25の概略平面図である。図3〜4に示すように,吸引装置25は,外側回転スリーブ26と,内側固定スリーブ32と,ファン38と,を備えている。
外側回転スリーブ26は,ブラシ毛23に付着した付着物を掻き落とすものである。外側回転スリーブ26は,ブラシ毛23に対して食い込む位置に配置されている。外側回転スリーブ26は,加圧ローラー12の駆動源とは異なる駆動源からの回転駆動を受けている。外側回転スリーブ26の駆動源は,制御部90により駆動を制御される。外側回転スリーブ26は,ブラシローラー21の回転に対してカウンター回転する。外側回転スリーブ26は,金属製の中空円筒部材である。外側回転スリーブ26には,長手方向に沿う外側スリット(第1スリットに相当する)27が形成されている。外側スリット27は,外側回転スリーブ26の軸方向に沿って,クリーニング対象物たる回収ローラー18が存在する範囲にわたって形成されている。また,外側スリット27は,周方向に沿って,複数形成されている。詳細には,外側スリット27は,周方向に沿って等間隔に13個形成されている。なお,外側スリット27は,軸方向に平行なものに限らず,斜めに傾いているものであってもよい。
図5は,内側固定スリーブ32をブラシローラー21側から見た図である。図3,5に示すように,内側固定スリーブ(固定部材に相当する)32は,金属製の中空円筒部材である。内側固定スリーブ32は,外側回転スリーブ26に対して同心となるように外側回転スリーブ26の内側に配置されている。内側固定スリーブ32と外側回転スリーブ26との間には隙間がある。これにより,外側回転スリーブ26の円滑な回転が確保される。また,内側固定スリーブ32には,ブラシローラー21と対面する位置に,長手方向に沿う内側スリット(第2スリットに相当する)33が一つ形成されている。内側スリット33は,外側回転スリーブ26の軸方向に沿って,クリーニング対象物たる回収ローラー18が存在する範囲にわたって形成されている。内側スリット33は,外側回転スリーブ26により掻き取った付着物を内側固定スリーブ32の内部空間Rに引き込むための入口として機能する。
また図4に示すように,内側固定スリーブ32の図3中紙面に対する奥側には,回収部37が設けられている。回収部37のさらに奥側には,ファン(吸引部に相当する)38が配置されている。ファン38は,内側固定スリーブ32の内部空間R(図3参照)の空気を吸引するものである。回収部37は,ファン38により吸引された付着物が溜まる部分である。
図6は,ブラシ毛23の外側回転スリーブ26に対する食い込み量を説明する図である。図6に示すように,ブラシ毛23の外側回転スリーブ26に対する食い込み量(食い込み長さ)をt1,外側回転スリーブ26の周壁の厚みをt2,外側回転スリーブ26と内側固定スリーブ32との間の間隙にt2を加えた値をt3とすると,これらの関係は,「t2<t1<t3」となる。ここで,付着物の大きさは,大部分が40μm〜80μmの範囲内である。実施形態では、「t2<t1<t3」と設定することで、ブラシ毛23は,内側固定スリーブ32に接触しないが,ブラシ毛23の先端に付いた大きさ40μm以上の付着物は,内側スリット33の壁面33aに接触するように構成している。
このように構成すれば、ブラシ毛23の先端に付いた付着物の除去を可能としつつも(後述する図11参照),外側回転スリーブ26と内側固定スリーブ32との間にブラシ毛23が食い込むのを防止することができる。そしてこの結果、ブラシ毛23の先端部の破断や,外側回転スリーブ26の回転停止を防止することができる。なお,このような効果を期待しない場合には,内側固定スリーブ32がブラシ毛23の先端部に食い込む位置にあってもよい。
図7は,ブラシローラー21および吸引装置25の各部の幅寸法を説明する図である。図7に示すように,外側スリット27の周方向に沿う幅寸法をD1,内側スリット33の周方向に沿う幅寸法をD2,ブラシローラー21と外側回転スリーブ26とのニップ幅の寸法をD3とすると,これらの関係は,「D1<D2<D3」となる。なお,ブラシローラー21と外側回転スリーブ26とのニップ幅とは,ブラシ毛23と外側回転スリーブ26とが同時に接触できる領域の,内側スリット33の周方向の幅(図中D2)方向に沿う長さである。
実施形態では,「D1<D2」となっているため,外側スリット27によりブラシローラー21から掻き取った付着物が内側スリット33に対向している時間を,十分長く確保することができる。十分長くというのは,「D2<D1」とした場合に比べて長いという意味である。よって,外側スリット27により掻き取った付着物が内側スリット33へ吸引される時間が長い。したがって,付着物の内部空間Rへの吸引漏れを抑制することができる。なお,付着物の吸引漏れが生じると,外側回転スリーブ26と内側固定スリーブ32との隙間に付着物が進入するおそれがある。実施形態では,「D1<D2」とすることで,このような付着物の進入を抑制している。
また実施形態では,「D2<D3」となっているため,内側スリット33に無駄な開口がない。すなわち,付着物の吸引に寄与しないエリアまで内側スリット33が無駄に開口していない。これにより,無駄な吸引を防止している。なお,詳細に述べれば,「D3<D2」とした場合には,外側スリット27がブラシローラー21から付着物を掻き取ることのない領域まで内側スリット33が無駄に開口していることとなるところ,本実施形態では「D2<D3」とすることにより,これを防止しているのである。このように実施形態では,「D1<D2<D3」とすることにより,ブラシローラー21が除去した付着物を,無駄なく確実に内側固定スリーブ32内に吸引できるようにしている。
また実施形態では,ブラシローラー21の回転周期と外側回転スリーブ26の回転周期との比が,整数比を外れた比となるように,制御部90によりブラシローラー21および外側回転スリーブ26の回転周期が制御される。これにより,ブラシローラー21の周方向に沿ういずれの箇所に対しても,外側回転スリーブ26を当てることが可能となっている。よって,外側回転スリーブ26がブラシローラー21の同一箇所のみを繰り返し清掃し,清掃しない箇所ができるのが防止される。したがって,ブラシローラー21の全外周から確実に付着物を除去することが可能となる。
次に,本形態の定着装置1による定着処理動作及びクリーニング動作について説明する。図2に示すように,本形態の定着装置1では,加圧ローラー12が加熱ローラー11に押し付けられ,ニップNが形成されている。定着処理時には,図2中に矢印で示すように,加圧ローラー12が図中時計回り方向に回転駆動される。これにより,加熱ローラー11は,加圧ローラー12との摩擦力によって,図中反時計回り方向に従動回転される。なお,この駆動と従動との関係は,逆でもよい。
磁束発生部13においては,励磁コイル41に高周波電力が供給される。これにより発生した磁束は,磁性体コア42の内部を通る。そして,その磁束は,磁性体コア42の突起部間で外部に出て,加熱ローラー11に至る。加熱ローラー11に至った磁束のほとんどは,ニッケル電鋳スリーブ14の厚みの中を周方向に進み,磁束発生部13へ戻る。このため,ニッケル電鋳スリーブ14が発熱する。なお,加熱ローラー11の表面温度は,制御部90によって適切な定着温度に制御される。
トナー像を担持する用紙Pは,トナー像の載っている面を加熱ローラー11の側に向けた状態で,加熱ローラー11と加圧ローラー12との間のニップNに挿入される。そして,加熱ローラー11と加圧ローラー12との間のニップNを通過する間に,トナーが溶融されて用紙Pに定着される。
このような定着処理動作が行われることにより,加圧ローラー12には,用紙Pに定着されなかったトナー(残留トナー)や紙粉が付着する。これらの加圧ローラー12への付着物を除去して加圧ローラー12を付着物のない状態に保つため,クリーニング動作が行われる。クリーニング動作では,まず,回収ローラー18が,加圧ローラー12との摩擦力によって,図2中反時計回り方向に従動回転される。これにより,加圧ローラー12に付着していた付着物は,回収ローラー18の外周面に移動していく。
続いて図8に示すように,回収ローラー18によって加圧ローラー12から回収された付着物Sは,回収ローラー18と接触しながら図中時計回り方向に回転するブラシローラー21により除去される。すなわち,回収ローラー18の外周面に付いた付着物Sは,ブラシローラー21のブラシ毛23により,回収ローラー18から順次除去されていく。
上記の動作によってブラシ毛23の先端部に付着した付着物Sは,ブラシ毛23に対して食い込みながらブラシローラー21の回転に対してカウンター回転する外側回転スリーブ26によって,ブラシ毛23から掻き取られる。具体的には,ブラシローラー21の回転に伴って,ブラシ毛23の先端部は,外側スリット27に入り込み,その後,外側スリット27の壁面27aに接触しながら外側スリット27から抜ける。このとき,ブラシ毛23の先端部に付着していた付着物Sは,ブラシ毛23から掻き取られ,外側スリット27の壁面27aに付着するのである。
このようにして外側スリット27の壁面27aに付着した付着物は,図9〜12に示すようにして,内側固定スリーブ32の内部空間Rに押し込まれる。図9は,外側回転スリーブ26に付着物Sが付着している状態を示している。図9に示した状態から,ブラシローラー21および外側回転スリーブ26が回転すると,図10に示すように,ブラシ毛23が外側スリット27内へ入り込み,外側スリット27の壁面27aに付着していた付着物Sを,その先端部に再付着させる。先端部に付着物Sを再付着させたブラシ毛23は,外側スリット27の壁面27aに押されることに対する反発力で,付着物Sを内側スリット33方向へ押し込む。さらにブラシローラー21および外側回転スリーブ26が回転すると,図11に示すように,先端部に付着物Sを再付着させたブラシ毛23は,外側スリット27の壁面27aによって図中上向きに押される。これにより,ブラシ毛23の先端部に付着している付着物Sは,内側スリット33の壁面33aに当たる。なお実施形態では,すでに述べたように「t2<t1<t3(図6参照)」となっているため,ブラシ毛23の先端が内側固定スリーブ32に当たることはない。
内側スリット33の壁面33aに当たった付着物Sは,図12に示すように,ブラシ毛23の先端部から離れる。このようにして,外側スリット27の壁面27aから内側スリット33内へと至った付着物Sは,ファン38の回転による吸引力によって,内側固定スリーブ32の内部空間Rへ入り,回収部37に蓄積される。
このように,実施形態のクリーニング装置20では,外側スリット27の壁面27aに付着した付着物Sを,外側スリット27の壁面27aから常に除去できる。すなわち,付着物Sが外側スリット27の壁面27aに堆積するのを防止することができる。よって,吸引装置25による付着物Sの回収力を良好に維持することができる。また,ブラシ毛23から除去した付着物Sがブラシ毛23に再付着したままとなるのを防止できる。よって,ブラシローラー21の付着物除去性能を良好に保つことができる。
また,実施形態のクリーニング装置20では,外側スリット27は,周方向に沿って,複数形成されている。これにより,外側回転スリーブ26の一回転あたりに外側スリット27がブラシローラー21に接触する回数を増やし,ブラシ毛23から付着物Sを掻き落とす回数を増やしている。また,1つの外側スリット27の壁面27aに蓄積する付着物Sの量を減少させている。このようにして,できる限り外側スリット27の壁面27aに付着物が蓄積しないようにしている。
次に,本形態の定着装置による効果を確認するために行った様々な実験の結果について説明する。まず第1の実験として,クリーニング装置20がブラシローラー21のみからなる他は本形態と同じ構成の画像形成装置を比較例とし,本形態の実施例との比較実験を行った。
この実験では,印字率6%でA4用紙を連続3000枚通紙させる実験を,10時間のスリープモードを間に入れながら,3回行った。その結果,比較例では,3000枚中2〜5枚,画像ノイズのある用紙が必ず発生した。画像ノイズのある用紙とは,印字以外のトナーや紙粉が付着している用紙のことである。また,スリープモードからの復帰後の1枚目には,直径1mm程度のトナーが5〜10個付着するという画像ノイズが必ず発生した。これに対して,本形態の実施例の画像形成装置100には,画像ノイズは生じなかった。
さらに第2の実験として,本形態の実施例の画像形成装置100を2つ用意した。一つは,画像形成を行う際には常に,外側回転スリーブ26を回転させてブラシローラー21のクリーニングを行うように構成した。もう一つは,加熱ローラー11と加圧ローラー12との間のニップNを通過した用紙の枚数(通紙枚数)が10,000枚となるごとに,外側回転スリーブ26を回転させてブラシローラー21のクリーニングを行うように構成した。前者では,ブラシローラー21の寿命が500,000枚であったのに対し,後者では,ブラシローラー21の寿命が1,000,000枚となった。すなわち,外側回転スリーブ26を回転させることによるブラシローラー21のクリーニングを,予め定められた通紙枚数ごとに行うことにより,ブラシ毛23の摩耗を減らし,ブラシローラー21の寿命を延ばすことができた。実施形態の画像形成装置100では,これにならって,加熱ローラー11と加圧ローラー12との間のニップNを通過した用紙の枚数(通紙枚数)が10,000枚となるごとに,制御部90が,外側回転スリーブ26を回転駆動させることとしている。
以上詳細に説明したように本実施の形態に係る画像形成装置100が備えるクリーニング装置20は,ブラシ毛23が設けられたブラシローラー21と,ブラシローラー21に対して食い込む位置に配置された外側回転スリーブ26と,外側回転スリーブ26の内側に配置された内側固定スリーブ32と,内側固定スリーブ32の内部空間Rの空気を吸引するファン38とを有する。外側回転スリーブ26には,外側スリット27が形成されており,内側固定スリーブ32には,ブラシローラー21と対面する位置に,内側スリット33が形成されている。従って,外側回転スリーブ26を回転させることにより,ブラシ毛23に付いた付着物Sが外側スリット27の壁面27aに掻き取られる。さらに,外側回転スリーブ26がブラシ毛23を内側固定スリーブ32に向けて押すことにより,外側スリット27の壁面27aからブラシ毛23に再付着した付着物Sが,内側スリット33の壁面33aに当たり,ブラシ毛23から離れる。ブラシ毛23から離れた付着物Sは,ファン38により吸引される。従って,付着物Sがブラシ毛23に再付着したままとなるのを防ぐことができる。よって,ブラシローラー21の付着物除去性能を良好に保つことができる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,実施形態では,外側回転スリーブ26は,ブラシローラー21の回転に対して,カウンター回転するものであった。これに対して,外側回転スリーブ26が,ブラシローラー21の回転に対して,順方向回転(ウィズ回転)する構成としてもよい。このように構成した場合には,制御部90は,ブラシローラー21の周速の絶対値と,外側回転スリーブ26の周速の絶対値とが異なる値となるように,ブラシローラー21及び外側回転スリーブ26を回転駆動させる。これにより,順方向回転であったとしても,ブラシローラー21のブラシ毛23に付いた付着物を,外側回転スリーブ26により除去することが可能となる。すなわち,ブラシ毛23が外側スリット27に出たり入ったりするのみで,ブラシ毛23の付着物が外側スリット27の壁面27aに全く掻かれないのを防止できる。なおここでいう「ブラシローラー21の周速」とは,外側回転スリーブ26に接する位置における速さであり,「外側回転スリーブ26の周速」とは,ブラシローラー21に接する位置における速さである。
さらに,上記のように外側回転スリーブ26がブラシローラー21の回転に対して順方向回転する構成とした場合には,ブラシローラー21の回転周期と外側回転スリーブ26の回転周期との比が,整数比を外れた比となるように,制御部90がブラシローラー21および外側回転スリーブ26の回転周期を制御することが望ましい。このように構成すれば,ブラシローラー21の周方向に沿ういずれの箇所に対しても,外側回転スリーブ26を当てることが可能となる。よって,外側回転スリーブ26がブラシローラー21の同一箇所のみを繰り返し清掃し,清掃しない箇所ができるのが防止される。したがって,ブラシローラー21の全外周から確実に付着物を除去することが可能となる。
また実施形態では,ブラシローラー21の右方に外側回転スリーブ26および内側固定スリーブ32を配置したが,外側回転スリーブ26および内側固定スリーブ32は,ブラシローラー21の下方に配置することが望ましい。この場合,内側スリット33は,ブラシローラー21に向かって開口するように,内側固定スリーブ32に形成する。このように構成すれば,ブラシ毛23から離れた付着物が,内側スリット33から内側固定スリーブ32の内部空間Rに向かって自重落下する。よって,ファン38による吸引と併せて,内側固定スリーブ32の内部空間Rに確実に付着物を回収できる。
また実施形態では,定着装置1には,回収ローラー18が設けられ,クリーニング装置20は,この回収ローラー18をクリーニング対象物とするものであった。これに対して,回収ローラー18を設けることなく,加圧ローラー12をクリーニング対象物とするものであってもよい。すなわち,ブラシローラー21が加圧ローラー12を直接クリーニングするものであってもよい。また,加熱ローラー11をクリーニング対象物とするものであってもよい。さらには,クリーニング装置20を,感光体ドラム106をクリーニングするクリーナー装置110に適用してもよい。また,クリーニング装置20は,中間転写ベルト101をクリーニング対象とするものであってもよい。
また実施形態では,外側回転スリーブ26の内側に内側固定スリーブ32を配する構成としたが,外側回転スリーブ26の内側に配する部材は,中空の固定部材であれば,スリーブでなくてもよい。すなわち,円筒形状でなく異形であってもよい。
また実施形態では,タンデム方式のカラープリンターである画像形成装置100を例にして説明したが,本発明は,クリーニング装置20を備える画像形成装置であれば,どのようなタイプの画像形成装置に対しても適用可能である。例えば,1つの感光体ドラムの周囲に各色の現像装置が設けられている,いわゆる4サイクル方式のものにも適用することができる。また例えば,インクジェット式の画像形成装置にも適用することができる。また例えば,モノクロの複写機やプリンター,ファクシミリ,またはこれらの機能を複合的に備える複合機等にも適用可能である。
なお,実施形態における1次転写装置111,中間転写ベルト101,および,2次転写装置115が,転写部を構成する。
また実施形態では,画像形成装置100の制御部90が,回転スリーブ駆動制御部を構成する。なお,画像形成装置100の制御部90は,クリーニング装置20を制御するものでもあるので,この意味では,クリーニング装置20の制御部としてみることができる。すなわち,クリーニング装置20は,回転スリーブ駆動制御部を有しているとみることができる。
1…定着装置
11…加熱ローラー
12…加圧ローラー
20…クリーニング装置
21…ブラシローラー
23…ブラシ毛
26…外側回転スリーブ
27…外側スリット(第1スリット)
32…内側固定スリーブ(固定部材)
33…内側スリット(第2スリット)
38…ファン(吸引部)
90…制御部(回転スリーブ駆動制御部)
100…画像形成装置
104…画像形成部
101…中間転写ベルト
111…1次転写装置
115…2次転写装置
N…ニップ
P…用紙(記録媒体)
S…付着物
R…内部空間




Claims (11)

  1. クリーニング対象物に接触するブラシ毛が放射状に設けられたブラシローラーと,
    前記ブラシローラーに対して食い込む位置に配置された回転スリーブ,および,前記回転スリーブの内側に配置された中空の固定部材と,
    前記固定部材の内部空間の空気を吸引する吸引部とを有し,
    前記回転スリーブには,軸方向におけるクリーニング対象物が存在する範囲にわたる第1スリットが形成されており,
    前記固定部材には,前記ブラシローラーと対面する位置に,前記回転スリーブの軸方向におけるクリーニング対象物が存在する範囲にわたる第2スリットが形成されていることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 請求項1に記載のクリーニング装置において,前記第1スリットは,
    前記回転スリーブの周方向に沿って複数設けられていることを特徴とするクリーニング装置。
  3. 請求項1又は2のいずれか1つに記載のクリーニング装置において,前記固定部材は,
    前記ブラシ毛に直接には接触しないが,前記ブラシ毛の先端に付着物が付いている場合にその付着物には接触可能に位置している
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか1つに記載のクリーニング装置において,前記第1スリットは,
    周方向に沿う幅寸法が,前記第2スリットの周方向に沿う幅寸法より小さいものである
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか1つに記載のクリーニング装置において,前記第2スリットは,
    周方向に沿う幅寸法が,前記ブラシローラーと前記回転スリーブとのニップ幅の寸法より小さいものである
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  6. 請求項1から5までのいずれか1つに記載のクリーニング装置において,前記回転スリーブおよび前記固定部材は,
    前記ブラシローラーの下方に位置しているものである
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  7. 請求項1から6までのいずれか1つに記載のクリーニング装置において,前記回転スリーブは,
    前記ブラシローラーの周速と異なる周速で回転するものである
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  8. 請求項1から7までのいずれか1つに記載のクリーニング装置において,
    前記ブラシローラーの回転周期に対する前記回転スリーブの回転周期の比が整数比から外れた比となっている
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  9. 請求項1から8までのいずれか1つに記載のクリーニング装置を備えた定着装置であって,
    加熱ローラーと加圧ローラーとを備え,前記両ローラーで形成されるニップに記録媒体を通すことにより記録媒体にトナー像を定着させるものであり,
    前記クリーニング装置は,前記加熱ローラーまたは前記加圧ローラーに付着した付着物を除去するものである
    ことを特徴とする定着装置。
  10. 請求項9に記載の定着装置を備えた画像形成装置であって,
    トナー像を形成する画像形成部と,
    前記画像形成部により形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写部とを備え,
    前記定着装置は,前記転写部により転写されたトナー像を記録媒体に定着させるものである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項9に記載の定着装置又は請求項10に記載の画像形成装置において,
    前記クリーニング装置は,前記回転スリーブの回転駆動を制御する回転スリーブ駆動制御部を備え,
    前記回転スリーブ駆動制御部は,前記加熱ローラーと前記加圧ローラーとで形成されるニップを通過した記録媒体の枚数が予め定められた枚数に達するごとに,前記回転スリーブを回転駆動させるものである
    ことを特徴とする定着装置又は画像形成装置。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017090621A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 コニカミノルタ株式会社 定着装置

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