JP2013234835A - ガス化溶融炉、及びこれを用いた可燃性物質の処理方法 - Google Patents

ガス化溶融炉、及びこれを用いた可燃性物質の処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013234835A
JP2013234835A JP2013096529A JP2013096529A JP2013234835A JP 2013234835 A JP2013234835 A JP 2013234835A JP 2013096529 A JP2013096529 A JP 2013096529A JP 2013096529 A JP2013096529 A JP 2013096529A JP 2013234835 A JP2013234835 A JP 2013234835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasification
melting
melting furnace
plasma torch
combustible material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013096529A
Other languages
English (en)
Inventor
Young-Suk Kim
スク キム ヨン
Soon-Mo Hwang
モ ワン ソーン
Chul-Jin Do
ジン ド チュル
Jin-Ho Lee
ホ リ ジン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GS Platech Co Ltd
Original Assignee
GS Platech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GS Platech Co Ltd filed Critical GS Platech Co Ltd
Publication of JP2013234835A publication Critical patent/JP2013234835A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/26Plasma torches
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10JPRODUCTION OF PRODUCER GAS, WATER-GAS, SYNTHESIS GAS FROM SOLID CARBONACEOUS MATERIAL, OR MIXTURES CONTAINING THESE GASES; CARBURETTING AIR OR OTHER GASES
    • C10J3/00Production of combustible gases containing carbon monoxide from solid carbonaceous fuels
    • C10J3/02Fixed-bed gasification of lump fuel
    • C10J3/06Continuous processes
    • C10J3/08Continuous processes with ash-removal in liquid state
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10JPRODUCTION OF PRODUCER GAS, WATER-GAS, SYNTHESIS GAS FROM SOLID CARBONACEOUS MATERIAL, OR MIXTURES CONTAINING THESE GASES; CARBURETTING AIR OR OTHER GASES
    • C10J3/00Production of combustible gases containing carbon monoxide from solid carbonaceous fuels
    • C10J3/02Fixed-bed gasification of lump fuel
    • C10J3/06Continuous processes
    • C10J3/18Continuous processes using electricity
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10JPRODUCTION OF PRODUCER GAS, WATER-GAS, SYNTHESIS GAS FROM SOLID CARBONACEOUS MATERIAL, OR MIXTURES CONTAINING THESE GASES; CARBURETTING AIR OR OTHER GASES
    • C10J3/00Production of combustible gases containing carbon monoxide from solid carbonaceous fuels
    • C10J3/57Gasification using molten salts or metals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10JPRODUCTION OF PRODUCER GAS, WATER-GAS, SYNTHESIS GAS FROM SOLID CARBONACEOUS MATERIAL, OR MIXTURES CONTAINING THESE GASES; CARBURETTING AIR OR OTHER GASES
    • C10J2200/00Details of gasification apparatus
    • C10J2200/12Electrodes present in the gasifier
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10JPRODUCTION OF PRODUCER GAS, WATER-GAS, SYNTHESIS GAS FROM SOLID CARBONACEOUS MATERIAL, OR MIXTURES CONTAINING THESE GASES; CARBURETTING AIR OR OTHER GASES
    • C10J2200/00Details of gasification apparatus
    • C10J2200/15Details of feeding means
    • C10J2200/154Pushing devices, e.g. pistons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10JPRODUCTION OF PRODUCER GAS, WATER-GAS, SYNTHESIS GAS FROM SOLID CARBONACEOUS MATERIAL, OR MIXTURES CONTAINING THESE GASES; CARBURETTING AIR OR OTHER GASES
    • C10J2300/00Details of gasification processes
    • C10J2300/12Heating the gasifier
    • C10J2300/123Heating the gasifier by electromagnetic waves, e.g. microwaves
    • C10J2300/1238Heating the gasifier by electromagnetic waves, e.g. microwaves by plasma

Abstract

【課題】大量の廃棄物を効率的に処理できるガス化溶融炉とこれを用いた可燃性物質の処理方法を提供する。
【解決手段】可燃性物質が投入されるガス化部10と、前記ガス化部10の下部に連通する堆積部60と、前記堆積部60の側面に連通して加熱手段を備える溶融部20とを備え、前記堆積部60には前記可燃性物質が満たされて、前記溶融部20で生成したガスは前記可燃性物質を通過して前記ガス化部10に投入されることにより、安全で迅速に可燃性物質を処理する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガス化溶融炉に関するものであって、より詳しくは、廃棄物を含む可燃性物質を処理し、且つエネルギー化する際に使用されるガス化溶融炉に関するものである。
可燃性廃棄物をエネルギーに変換する反応は、酸素の多い雰囲気下で処理する焼却(燃焼)と、酸素の少ない雰囲気下で処理するガス化とに分類することができる。多くの廃棄物は、焼却によって高温の排ガスが生成され排ガスの廃熱からスチーム回収する方式であるが、焼却過程において大量の大気汚染物質(SOx、NOx、ダイオキシンなど)、及び投入物の10〜20%の量の重金属が溶出されて埋め立てが必要である焼却灰が発生し、また、スチームのエネルギー活用度が低いため、これに対する代案になり得るガス化方式による廃棄物の処理技術も共に検討されている。
一般的にガス化は、酸素の少ない還元性雰囲気下の600℃で、可燃性物質中の炭素、水素、酸素などのガス状に変換され得る物質が、一酸化炭素、水素、水、炭化水素に変換される過程を意味する。そして、1000℃以上では、この物質が更に熱分解されて一酸化炭素及び水素に変換されるようになる。ガス化反応は吸熱反応であり、外部からある程度の熱源が供給されなければならず、この熱源は、合成ガスの一部が更に酸化して二酸化炭素に変化しながら発生する熱によって、ガス化反応が進行する特徴を有する。これによって、ガス化されても排ガス中には二酸化炭素が一部含まれており、二酸化炭素が生成されながら発生した熱は、ガス化のための吸熱反応に使用されたことを意味する。ガス化反応を経る場合、酸化反応によって発生する大気汚染物質(SOx、NOx、ダイオキシン)の発生を抑制することができ、ガスエンジン/タービン発電など、スチームより高効率の電力生産が可能となるか、或いは水素及びエタノールなどの燃料に変換できる合成ガスが得られ、高温のガス化によって、可燃性物質中に含まれる非可燃性成分を灰(ash)ではなくガラス状のスラグに変換できる長所がある。
しかしながら、現在までに開発された多くのガス化反応では、投入物の均一度及び熱量が低い廃棄物の特性上、ガス化反応に必要なエンタルピーが投入物の一部の酸化反応によって安定して供給されることに、多大な困難を伴うようになる。また、ガス化温度の熱平衡温度も低く設定され、1000℃以上の高温を安定的に得ることが非常に困難である。また、排ガス中に未燃分や分解されていない汚染物質が多く排出される可能性も高くなる。そして、温度が低いため、スラグではなく灰(ash)が得られるようになる。
廃棄物の完全な処理、灰のスラグへの変換、及び高温条件の安定的な提供のために、プラズマトーチを廃棄物の処理及びエネルギー化に適用させるため、多大な努力がなされてきた。数千度のプラズマトーチから供給されるエネルギーで廃棄物を溶融/ガス化した後、非可燃分はスラグに変換させ、可燃分は合成ガスに変換してエネルギー化するプラズマガス化溶融炉について、多くの開発が進められてきている。特に、プラズマに投入される電力量を最小限にしながらエネルギー効率を向上させるための努力が続けられている。
一般的なプラズマガス化溶融において、プラズマは、金属及び灰分のような非可燃性物質の溶融であるか、或いはガス化した後の合成ガス中における未燃炭素及び炭化水素類を除去するための洗浄のために、主に温度を高める役割を果たしている。また、既存のプラズマガス化溶融炉は、垂直方向に一字形のシャフト炉が最も一般的であって、廃棄物は、シャフト炉の上部から投入されて溶融反応の起こる下端部に移動することになり、シャフト炉の下端部には、複数のプラズマトーチが設置される構造を有する。プラズマトーチは、溶融部の下部面側に移動する廃棄物を溶融する役割を果たす。また、コークスなどの高熱量の燃料をさらに供給し、安定的なガス化反応が起こるようにする。溶融部の底面には溶融物による溶湯が形成され、合成ガスは、溶融部の上部に上昇して溶融部の外に排出される。
このような既存のプラズマガス化溶融炉は、垂直方向に一字形構造を有するため、溶融部内部に投入された廃棄物が、連続して一定の速度で溶融部の底面側に移動してこそ安定的に溶融及びガス化が進行するが、廃棄物の移動速度の調整は容易ではない。また、廃棄物の溶融部の底面側への移動速度に変化が発生する場合、廃棄物の処理速度、溶融、及びガス化に問題が発生し得る。特に、廃棄物の投入量が多くなると、廃棄物とガスとの接触が効率的に行われず、反応速度が低下する問題点が発生し得る。
これと共に、既存のプラズマガス化溶融炉は1600℃で溶融反応が起こるが、ガス化温度は格段に低い1200℃以下であり、合成ガスの排出される温度は1000℃以下である。これにより、合成ガス中に数パーセント程度の炭化水素類及びタールが含まれ、後工程にてダイオキシンが再合成される可能性も存在する。そのため、後工程にて高温の合成ガスを直ちに冷却させて汚染物質の発生を抑制することになるが、これによりエネルギー効率が低下する問題点が発生するようになる。また、後工程の合成ガス精製工程が多段階で進行されるため複雑に構成され、設備が過度なものになり得る。現在は、これを解決するために、プラズマで合成ガスの温度を再度高めて洗浄する場合もあるが、全体的な効率が低下する短所がある。
従って、本発明の目的は、大量の廃棄物を効率的に処理できるガス化溶融炉、及びこれを用いた可燃性物質の処理方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、1200℃以上の高温ガス化反応を遂行し、タールやダイオキシンのような有害物質が除去された合成ガスが得られるガス化溶融炉、及びこれを用いた可燃性物質の処理方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、タールやダイオキシンのような有害物質が除去された合成ガスが得られるガス化溶融炉、及びこれを用いた可燃性物質の処理方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、プラズマトーチの電力効率を向上させ、プラズマトーチの電力消費量を最小限にできるガス化溶融炉を提供することにある。
1.可燃性物質が複数の空隙をおいて堆積する堆積部と、前記堆積部から流入される可燃性物質を溶融する溶融部と、前記溶融部で生成したガスが前記堆積部の空隙を通過して到逹するガス化部とを備える、ガス化溶融炉。
2.前記項目1において、前記堆積部に、前記可燃性物質を供給する可燃性物質投入口を更に備える、ガス化溶融炉。
3.前記項目1において、前記溶融部は前記堆積部の側面に連通し、前記ガス化部は前記堆積部の上部に連通する、ガス化溶融炉。
4.前記項目1において、前記溶融部の加熱手段はプラズマトーチである、ガス化溶融炉。
5.前記項目1において、前記溶融部は、第1の酸化剤投入口を備える、ガス化溶融炉。
6.前記項目1において、前記溶融部の下部には、溶融物が排出される出湯口が備えられる、ガス化溶融炉。
7.前記項目1において、前記堆積部は、堆積した可燃性物質を前記溶融部に移送するプッシング部を備える、ガス化溶融炉。
8.前記項目1において、前記ガス化部は、第2の酸化剤投入口を備える、ガス化溶融炉。
9.前記項目8において、前記第2の酸化剤投入口は、酸化剤が前記ガス化部内で旋回できる位置に備えられる、ガス化溶融炉。
10.前記項目1において、前記ガス化部は、内部に合成ガスの着火及び燃焼状態の維持のためにパイロットバーナを更に備える、ガス化溶融炉。
11.前記項目1において、前記ガス化部の上部には、合成ガスを排出する排出口が備えられる、ガス化溶融炉。
12.前記項目4において、前記プラズマトーチは、少なくとも一の非移送式プラズマトーチと少なくとも一の移送式プラズマトーチとを備える、ガス化溶融炉。
13.前記項目12において、前記溶融部の下部面には、前記移送式プラズマトーチのための電極が備えられる、ガス化溶融炉。
14.前記項目12において、前記プラズマトーチは、移送式プラズマトーチの両側に非移送式プラズマトーチが配置された構造である、ガス化溶融炉。
15.前記項目12において、前記プラズマトーチは、移送式及び非移送式の運転が共に可能な混合式プラズマトーチを備える、ガス化溶融炉。
16.前記項目12において、前記プラズマトーチは、移送式トーチ及び非移送式トーチの運転を交互に遂行する、ガス化溶融炉。
17.溶融部で生成したガスを、複数の空隙をおいて堆積した可燃性物質の堆積体に通過させる段階を備える、可燃性物質の処理方法。
18.前記項目17において、前記ガスは、前記可燃性物質が前記溶融部に流入された後に加熱されて発生するものである、可燃性物質の処理方法。
19.前記項目17において、前記可燃性物質の堆積体を通過したガスの一部を酸化する段階を更に備える、可燃性物質の処理方法。
20.前記項目17において、前記溶融部でガス生成時に、第1の酸化剤を投入する段階を更に備える、可燃性物質の処理方法。
21.前記項目17において、前記ガスは、可燃性物質をプラズマトーチで加熱して生成されるものである、可燃性物質の処理方法。
22.前記項目21において、前記加熱は、少なくとも一の非移送式プラズマトーチと少なくとも一の移送式プラズマトーチとで遂行される、可燃性物質の処理方法。
23.前記項目21において、前記加熱は、非移送式プラズマトーチ及び移送式プラズマトーチの運転を交互にして遂行される、可燃性物質の処理方法。
24.前記項目17において、堆積した可燃性物質を前記溶融部に移送する段階を更に備える、可燃性物質の処理方法。
25.前記項目17において、前記ガスは、1400℃以上の温度を有する、可燃性物質の処理方法。
26.前記項目19において、前記酸化段階を経たガスは、1200℃以上の温度を有する、可燃性物質の処理方法。
27.前記項目19において、前記酸化段階は、第2の酸化剤投入によって遂行される、可燃性物質の処理方法。
本発明のガス化溶融炉は、ガス化部と溶融部とが直接連通していないため、ガス化部から溶融部へ廃棄物が急激に移動することを防ぐことができ、一字形の構造に比べると安定的に可燃性物質を処理できる。
また、本発明のガス化溶融炉は、溶融部で生成した合成ガスが堆積部に満たされた可燃性物質を必ず通過することになるため、可燃性物質のガス化反応を充分に進行させて可燃性物質の処理速度を向上させることができる。
また、本発明のガス化溶融炉は、可燃性物質が満たされた堆積部に満たされる可燃性物質によって溶融及びガス化反応が起こる領域と、合成ガスの部分酸化反応が起こる領域とが分離されているため、ガス化溶融炉を安定的に駆動することができる。即ち、本発明のガス化溶融炉は、溶融部とガス化部とを堆積部に満たされた可燃性物質で分離することによって、加熱手段の高熱を溶融に集中的に活用し、そこから発生する高温のガスを堆積部の可燃性物質に通過させることによって、可燃性物質が効率的にガス化するよう誘導し、堆積部から放出される高熱量のガスを、再度部分酸化して温度を1200℃以上に上昇させることによって、タールやダイオキシンのような有害物質が除去された合成ガスが得られる。
また、本発明のガス化溶融炉は、溶融部で生成した合成ガスが可燃性物質を通過してガス化室の上部に移動する間、低下した温度を上昇させるために、可燃性物質を通過した合成ガスに酸化剤を供給して部分酸化反応を起こすことにより、可燃性物質をガス化して1200℃以上の高温合成ガスを生産すると共に、加熱手段のエネルギー消費量を最小限にすることができる。
このように、本発明のガス化溶融炉は、ガス化反応の温度を1200℃以上で安定的に維持することにより、合成ガス中の不純物及び大気汚染物質の発生を最小限にすることができる。即ち、1200℃以上の高温でガス化する場合、排出される合成ガスの性状中の炭化水素及び灰などの発生を最小限にすることができ、窒素酸化物、硫酸化物などの酸化物系の大気汚染物質及びダイオキシン発生を抑制することができる。
また、本発明の実施形態に係るガス化溶融炉は、堆積部にプッシング部を設けて溶融部側へ可燃性物質を移送することにより、可燃性物質が安定的に溶融部に供給され、可燃性物質の処理速度を向上させることができる。また、プッシング部の駆動制御によって、可燃性物質の処理速度を容易に制御することができる。
そして、本発明に係るガス化溶融炉は、一日当たり100トン以上の大量の廃棄物を安定的に処理しながら1200℃以上の高温合成ガスを生産して、ガスエンジン及び燃料電池の発電に用いることができる。
また、本発明の他の実施形態に係るガス化溶融炉は、移送式及び非移送式が複合されたプラズマトーチ部を備えるため、稼動初期、或いは溶融部の温度がある理由によって低いことから溶湯が形成されていない場合には、移送式トーチが動作できないため、非移送式トーチのみで溶融部の温度を高めて溶湯を形成し、溶湯が形成されて溶融物を通じて電気を通せる状態になると、移送式トーチを動作させて高効率且つ継続的に溶融が行われるようにすることにより、プラズマトーチ部の電力効率を向上させて全体的に用いられる電力量を低減することができる。移送式トーチによって供給されるエンタルピーは、非可燃性廃棄物の溶融を促進するために活用される。
そして、投入される廃棄物の熱量が急に増加するか或いは減少しても、プラズマトーチから印加される電力量を調節することによって、円滑にガス化反応を進行させることができる。
また、移送式トーチの代わりに移送式及び非移送式の運転が共に可能な混合式トーチを使用することもできる。混合式トーチが使用される場合、稼動初期又は溶湯が安定的に形成されていない場合には非移送式モードで運転をして、溶湯が充分に形成された場合には移送式モードに転換して運転することができる。
本発明の第1の実施形態に係るガス化溶融炉を示す図である。 図1のガス化溶融炉を示す断面図である。 図1のガス化部を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るガス化溶融炉を示す図である。 図4のガス化部を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るガス化溶融炉を示す図である。 図6のガス化溶融炉を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係るプラズマトーチモジュールの概略的な構造を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るプラズマガス化溶融炉を示す図である。 図9のプラズマガス化溶融炉を示す断面図である。 図9のガス化部を示す断面図である。
本発明は、可燃性物質が複数の空隙をおいて堆積する堆積部と、前記堆積部から流入される可燃性物質を溶融する溶融部と、前記溶融部で生成したガスが前記堆積部の空隙を通過して到逹するガス化部とを備えることにより、安定的且つ迅速に可燃性物質を処理して、加熱手段のエネルギー消費を軽減し、有害物質の少ない合成ガスを提供できる、ガス化溶融炉に関するものである。
以下、図面を参照して本発明を詳しく説明する。本明細書及び特許請求の範囲にて使用される用語又は単語は、通常的且つ辞書的な意味に限定して解析されるべきではなく、発明者は、本発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に基づき、本発明の技術的思想に符合する意味及び概念で解釈されるべきである。
第1の実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態に係るガス化溶融炉を示す図である。図2は、図1のガス化溶融炉を示す断面図である。図3は、図1のガス化部を示す断面図である。
図1乃至図3を参照すると、本発明の第1の実施形態に係るガス化溶融炉100は、ガス化部10と、溶融部20と、堆積部60とを備える。ガス化部10から投入された可燃性物質50は堆積部60に堆積し、溶融部20の加熱手段によって可燃性物質中の可燃性成分が合成ガス53に変換され、生成された合成ガス53は、可燃性物質50の堆積体を通過してガス化部10に移動する。
ここで、第1の実施形態に係るガス化溶融炉100で生じるガス化反応及び部分酸化反応は、下記の化学式1乃至5のとおりである。ここで、化学式1及び2はガス化反応を示し、化学式3乃至5は酸化反応を示す。
Figure 2013234835
Figure 2013234835
Figure 2013234835
Figure 2013234835
Figure 2013234835
このように、第1の実施形態に係るガス化溶融炉100について詳しく説明すると、以下の通りである。
溶融部20は、可燃性物質50の溶融、及びガス化と合成ガスとの熱交換が行われる部であって、第1の酸化剤投入口25及び加熱手段30を備える。
溶融部20は、一側が堆積部60と連通し、一側と対向する他側の下部に溶融物51が排出される出湯口23が備えられている。従って、溶融部20は、底面に可燃性物質50のうち非可燃性成分である灰分が溶融されて形成される溶融物51が溶湯を形成し、溶融物51が一定量以上になると、出湯口23を通して外部に排出することができる。例えば、灰分が含まれる可燃性物質50が投入される場合、当該可燃性物質50の溶融物51で溶湯を形成し、一定量の溶融物51が溶融部20内に残存するようにできる。即ち、灰分のような非可燃分は1200℃以上で溶融されるが、溶融物51を直ちに外部に排出せず、内部に一定時間溶湯を形成することにより、ガス化反応に対するヒートシンク(heat sink)の役割を果たし、溶融部20の内部温度をある程度均一に維持することができる。好ましくは、溶融室内部で形成される合成ガスが1400℃以上の温度を有するように内部温度を維持することができる。
また、溶融部20は、注入される酸化剤が内部で旋回できるように可能な限り正方形、例えば、直方体又は正六面体で備えられることが好ましい。
第1の酸化剤投入口25は、溶融部20の一側面又は上部に設けられ、この第1の酸化剤投入口25から溶融部20が還元雰囲気を維持できるように酸化剤を注入する。このような側面から、第1の酸化剤投入口25は、酸化剤が溶融部20内部で容易に旋回できるように、地面に対して所定の角度を有するように傾斜して設けられることが好ましく、投入口の方向は堆積部60の方に向けることができる。
第1の酸化剤投入口25を通して注入される酸化剤は、溶融室内部の温度低下を防止するために、300乃至500℃の温度に予熱された酸化剤であることが好ましい。ここで、第1の酸化剤投入口25の注入速度は、40乃至80m/sである。この際、酸化剤としては、空気又は酸素が使用され得る。
加熱手段30は、溶融部20の側壁に設けられ、可燃性物質50を溶融及びガス化する熱エネルギーを提供する。可燃性物質50及び溶融物51に効果的に熱を伝達するため、加熱手段30は、底面に向けて設けられ得る。加熱手段30は、当分野において通常的に使用される加熱手段が特に制限なく使用され得、例えばプラズマトーチが挙げられる。
加熱手段30の一例示としてプラズマトーチを使用した場合、プラズマトーチモジュール30は、複数のプラズマトーチ35を備えることができる。プラズマトーチ35から放出されるプラズマジェットによる溶融部20の劣化及び耐火物の損傷を抑制するために、プラズマジェットが直接溶融部20の底面に接触しないように、プラズマジェットの長さ及びプラズマトーチ35の設置角度を調節する必要がある。プラズマトーチ35は、プラズマ源として圧縮空気、酸素、スチームなどを使用することができる。
堆積部60は、可燃性物質が複数の空隙をおいて堆積して形成される部分であって、溶融部20とガス化部10とを介して、溶融部20とガス化部10とが直接連通しないようにする。従って、溶融部20、堆積部60、及びガス化部10の具体的な位置関係は、堆積部60によって溶融部20とガス化部10とが直接連通しないのであれば、特に制限されない。
本発明の第1の実施形態では、ガス化部10が堆積部60の上部に位置するように連通するが、堆積部60とガス化部10とが連通する具体的な角度は、特に制限されない。また、溶融部20の一側面に堆積部60が位置するように連通するが、堆積部60の側面と溶融部20とが連通する具体的な角度は特に制限されない。ここで、溶融部20、堆積部60、及びガス化部10の各断面は、互いに同一であるか又は異なり得る。
本発明の第1の実施形態によると、ガス化部10の下部に堆積部60が連通する構造を有するため、ガス化部10から投入される可燃性物質50が堆積部60に堆積する。また、堆積部60の側面に溶融部20が連通するため、溶融物51が溶融部20の下部に一定量存在するように調節することができる。
図2には、堆積部60に形成される可燃性物質50の堆積体の任意的な形態が概略的に示されている。堆積部60に形成される可燃性物質50の堆積体が溶融部20と堆積部60とが連通する開口を塞ぎ、溶融部20で生成した合成ガス53が堆積体を通過するようにして、合成ガス53が壁面に沿って可燃性物質50と接触することなく、直ちにガス化部10に進入することを防ぐ。
堆積体は、多孔性構造を有する。従って、溶融部20で生成した合成ガス53が、多孔性構造の堆積体を通過しながら可燃性物質50を予熱させ、また、堆積した可燃性物質50の一部とガス化反応を起こすことにより、可燃性物質50の処理速度を向上させ、加熱手段30のエネルギー消費を軽減できる。また、堆積体によって溶融及びガス化反応が起こる溶融部20と、合成ガスの部分酸化反応が起こるガス化部10とが分離されるため、ガス化溶融炉100を安定的に駆動することができる。ここで、堆積部60では、化学式1及び2に該当するガス化反応が起こる。
プッシング部40は、溶融部20が連通する方向と対向する方向の堆積部60の外側に設けられ、堆積部60に堆積した可燃性物質50を溶融部20側へ移送するプッシャ41を備え、可燃性物質50が溶融及びガス化できるようにする。プッシャ41としては、シリンダー方式が使用され得る。このように、プッシング部40は、溶融部20側へ可燃性物質50を移送することによって、可燃性物質50を安定的に溶融部20側へ供給し、可燃性物質50の処理速度を向上させることができる。また、プッシング部40の駆動制御によって、可燃性物質50の処理速度を容易に制御することができる。
ガス化部10は、可燃性物質50の投入と、合成ガス53の温度を1200℃以上に維持するための部分酸化反応とが起こる部分であって、堆積部60の上部と連通し、可燃性物質50が投入される投入口13が備えられている。また、側面に、酸化剤を投入する複数の第2の酸化剤投入口15が設けられており、上部に、合成ガス53が排出される排出口17が備えられている。ここで、酸化剤としては、酸素又は空気が使用され得る。
ここで、ガス化部10は、垂直方向に設けられ、管状構造、例えば上下方向に延長された筒状構造を有し、堆積部60側へ下がるにつれて内部空間が狭くなるように備えることもできる。図1には、ガス化部10を円筒管状で具現する例を開示したが、その断面の形態が特に制限されるものではない。
第2の酸化剤投入口15は、ガス化部10内での酸化反応を誘導するため、酸化剤を投入するための手段である。ガス化部10の外周面に、可燃性物質50の投入口13より高い位置に設けられ得る。
第2の酸化剤投入口15は、必要に応じて複数設けられ得、この場合、互いに等間隔で配置され得、また、同一平面上に備えられ得る。例えば、第1の実施形態では、4個の第2の酸化剤投入口15が設けられる例を開示したが、これに限定されるものではない。即ち、複数の第2の酸化剤投入口15は、ガス化部10の直径に応じて適当な数が設けられ得る。
第2の酸化剤投入口15は、好ましくは酸化剤を、ガス化部10の中心軸から外れるようにガス化部10の内部に投入することにより、投入される酸化剤の旋回を容易にすることができる。このように酸化剤を投入する理由は、ガス化部10に移動した合成ガスとの部分酸化反応が安定的に起こるようにするためである。
また、必要に応じて、ガス化部10は第2の酸化剤投入口15の位置付近に、合成ガス53の着火及び燃焼状態を維持するためにパイロットバーナが共に設けられ得る。
ここで、第2の酸化剤投入口15は、注入されるガスが旋回するように中心に対して一定の角度で設けられることが好ましい。そうすることによって、未燃分のガス化部10内の滞留時間を延長し、ガス化部10から抜け出すことが低減できる。全体的な酸化剤の投入量は、ガス化部10の温度を1200℃以上に維持する条件を満たすと共に、化学量論的に完全燃焼に必要な酸化剤量の50〜70%を維持することが好ましい。
また、第1の実施形態では、ガス化部10を通じて合成ガス53を含む排ガスが抜け出す排出口17を、軸路や高さ問題などのような現実的な制約条件を考慮してガス化部10の上部の側部に備える例を開示したが、これに限定されるものではない。
このように、第1の実施形態に係るガス化溶融炉100は、加熱手段30が溶融及びガス化反応に必要な熱源を供給し、また、堆積部60を通過した合成ガスに酸化剤を投入し、部分酸化反応によって熱を提供することにより、1200℃以上の高温ガス化反応を円滑に遂行することができる。また、可燃性物質50に対するガス化反応が円滑に遂行されることによって、プラズマの電力消費を軽減することができる。
第2の実施形態
第1の実施形態では、ガス化部10が円筒管として設けられる例を開示したが、これに限定されるものではない。図4及び図5に示すように、ガス化部110を四角管として設けることができる。ここで、図4は、本発明の第2の実施形態に係るガス化溶融炉200を示す図である。そして、図5は、図4のガス化部110を示す断面図である。
図4及び図5を参照すると、第2の実施形態に係るガス化溶融炉200は、ガス化部110が四角管として設けられることを除けば、第1の実施形態に係るガス化溶融炉(図1の100)と同一の構造を有するため、ここでは、ガス化部110を中心に説明する。
ガス化部110は、堆積部160の上部に連通しており、側面に酸化剤を投入する複数の第2の酸化剤投入口115が設けられており、上部に合成ガスが排出される排出口117を備える。ここで、複数の第2の酸化剤投入口115は、ガス化部110の側面に互いに等間隔で配置され、ガス化部110の中心から外れるように酸化剤をガス化部110の内部に投入して、旋回させることができる。このように酸化剤を投入する理由は、ガス化部110に移動した合成ガスとの部分酸化反応が安定的に起こるようにするためである。ここで、複数の第2の酸化剤投入口115は、同一平面上に備えられ得る。例えば、この第2の実施形態では、複数の第2の酸化剤投入口115がガス化部110の四つの側面にそれぞれ備えられる例を開示したが、これに限定されるものではない。
第3の実施形態
また、第1の実施形態では、ガス化部10を通して合成ガス53を含む排ガスが抜け出す排出口17を、軸路や高さ問題などのような現実的な制約条件を考慮してガス化部10の上部の側部に備える例を開示したが、これに限定されるものではない。例えば、図6及び図7に示すように、未燃分又は灰分が抜け出すことを抑制するため、ガス化部10の排出口17は、ガス化部10の頂部の中心に位置するように備えることができる。ここで、図6は、本発明の第3の実施形態に係るプラズマガス化溶融炉300を示す図である。そして、図7は、図6のガス化溶融炉300を示す断面図である。
図6及び図7を参照すると、第3の実施形態に係るプラズマガス化溶融炉300は、第1の実施形態と、溶融部20及びガス化部10は同一であるが、排ガスがガス化部10の上部ドーム中央から排出されるように、排出口17の排出位置が異なる特性を有する。排出口17の中央から排出される場合、ガス化部10の高さは更に高くなるが、ガス化部10内で堆積部60を通過した可燃性物質中に含まれる炭化物の部分酸化反応が充分に起こり、未燃炭素成分が排ガス中に含まれて排出される可能性を更に抑制することができる。特に、第2の酸化剤投入口15によって形成されるガス化部10内の旋回流により、炭化物の排出の抑制が更に容易になるため、排ガス中の炭化物の排出量抑制及び部分酸化反応進行が更に円滑な特性を有するようになる。
第4の実施形態
その一方で、本発明のプラズマトーチは、図8乃至図11に示すように、移送式プラズマトーチ及び非移送式プラズマトーチを共に備えることができる。
図8乃至図11に示すように、第4の実施形態に係るガス化溶融炉400は、移送式プラズマトーチ及び非移送式プラズマトーチを共に備えることを除けば、第1の実施形態に係る溶融炉(図1の100)と同一の構造を有することができるため、その差異点を中心に説明する。
プラズマトーチモジュール30は、複数のプラズマトーチ35を備えることができ、複数のプラズマトーチ35は、ガス化部10と対向する溶融部20の側壁に設けられ得る。複数のプラズマトーチ35は、少なくとも一の非移送式プラズマトーチ35aと、少なくとも一の移送式プラズマトーチ35bとを備えて構成され得る。非移送式プラズマトーチ35aと移送式プラズマトーチ35bとの配列方式には特に制限はなく、例えば、移送式プラズマトーチ35bが中央部に配置され、前記移送式プラズマトーチ35bの両側に前記非移送式プラズマトーチ35aが配置され得る。
このようなプラズマトーチモジュール30は、電源31と、プラズマ源供給部33と、複数のプラズマトーチ35とを備え、移送式の場合、トーチ移送部39及び下部電極37を更に備えることができる。電源31は、プラズマトーチ35にプラズマアーク発生に必要なエネルギーを供給する。プラズマ源供給部33は、プラズマ源をプラズマトーチ35に供給する。プラズマトーチ35は、電源31が印加された状態で、プラズマ源供給部33から供給されたプラズマ源をアーク放電してプラズマアークを発生させる。そして、トーチ移送部39は、プラズマトーチ35を溶融部20の底側へ移動させるか、或いは底側から離れるように移動させる。
プラズマ源供給部33は、プラズマ源として圧縮空気、酸素、スチームなどを使用することができる。
本発明の他の側面から、プラズマトーチモジュール30は、移送式及び非移送式の運転が共に可能な混合式プラズマトーチであることができる。図8には、混合式プラズマトーチモジュール30の一具現例が概略的に示されている。
混合式プラズマトーチにおいて、非移送式モードは、第1のスイッチ36がオフになっており、後方電極32と前方電極34との間の放電によってプラズマが形成されるモードである。このプラズマによって溶融炉の底が加熱されて溶融状態になると、下部電極37に電気が流れ得るようになるが、ここで、第1のスイッチ36をオンにすると電気が後方電極32から下部電極37に流れるようになる。これを移送式モードという。
必要に応じて、非移送式モードと移送式モードとを交互に運転でき、好ましくは、非移送式モードで運転している途中に移送式モードに転換することになるが、運転初期、又は他の理由によって溶融部20の下部に溶湯が形成されていない場合、或いは移送式モードの運転が困難である場合は、非移送式モードで運転をして、その後、溶湯が形成されるか或いは移送式モードの運転が可能になると移送式モードで運転することになるが、その理由は、移送式モードの場合には、底にアークスポットが形成されてトーチのエネルギー伝達効率が向上するためである。この場合、第2のスイッチ38は、常にオフになっている。
このような第4の実施形態に係るプラズマガス化溶融炉400の特性を見出すため、第4の実施形態に係るプラズマガス化溶融炉400を用いたプラズマガス化設備を、3トン/日処理できる規模で製作し、表1及び表2の造成を有する廃棄物を水素回収する実験を遂行した。
Figure 2013234835
Figure 2013234835
前述した廃棄物を表3の条件で投入し、プラズマガス化設備を運転した。プラズマガス化溶融炉400の運転は、炉内の圧力と温度とが一定に維持される条件で進行したが、特に、圧力は全体工程の安全性を確保する最も重要なパラメータであって、この圧力を可能な限り一定に維持することが重要である。これは、インバータを以ってして誘引送風機の回転数を調節することで行われる。また、プラズマガス化溶融炉400の温度は、廃棄物の投入量によって決められる。プラズマガス化溶融炉400内の温度が上昇すると廃棄物の投入を中止し、温度が低下すると廃棄物を投入する方式で廃棄物の投入量を調整した。廃棄物の投入量のみで温度を維持し難い場合には、プラズマトーチ35の出力を変化させて調節した。また、水素生産を目標とするため、酸化剤中の水素濃度を高めるために酸素PSAで生産した93%の酸素濃度を有する酸化剤を注入した。ここで、表3はプラズマガス化溶融炉400の運転条件を示す。
Figure 2013234835
以上のような条件にて運転するため、表4に記載したように、プラズマガス化溶融炉400の実施例1は、50kW級の混合式1基(移送式及び非移送式運転が共に可能なトーチ)、非移送式プラズマトーチ1基の計2基を設置して運転した。また、比較例1として、50kW級の非移送式プラズマトーチ2基を設置して、それぞれ2回ずつ運転した。ここで、実施例1及び比較例1に係るプラズマガス化溶融炉は、複数のプラズマトーチの構成のみが異なり、それ以外の構造は、第4の実施形態に係るプラズマガス化溶融炉400の構造を有する。表4は、プラズマトーチの運転条件を示す。
Figure 2013234835
実験過程で、プラズマトーチの媒質供給は、最初の溶融炉予熱時には圧縮空気を使用し、廃棄物を投入して合成ガスの生産時点では空気の代わりに酸素を適用した。そして、4回に亘って各回別の廃棄物の処理時に、最初の5時間の溶融炉内部平均温度は、1400℃程度を維持した。
このように実験した時、廃棄物の処理による合成ガスの性状は、表5のとおり、ほぼ同一の程度に観察された。ここで、表5は実験運転中における合成ガス中のCO、Hの組成分布を示す。
Figure 2013234835
上記の通り、CO+Hの濃度平均値をみると、実施例1と比較例1とに大差はなく、71〜75%程度の値を示していることが確認できる。時間による平均値の変化はあるが、これは対象廃棄物の性状の変化と共に、廃棄物の自然乾燥時間の差に起因する水気含量の差が最も大きな原因であるとみられる。
プラズマガス化溶融炉から出た排ガスは、以後湿式スクラバーのみで浄化されるが、排出ガスを捕集してダイオキシンを測定した結果、実施例1及び比較例1から共に、0.02ngTEQ/Nm程度の低い数値を観察することができる。この結果は、吸着塔など別途のダイオキシン除去設備及び薬品の投入無く得られた値であり、プラズマガス化溶融プロセスによって、プラズマガス化溶融炉内のダイオキシンの生成を完全に抑制することができることを意味する。
また、実施例1と比較例1とを比較すると、実質的な合成ガス生成結果の差は殆どないが、表4に示したように、投入された電力量が異なることが確認できる。即ち、比較例1の場合、総消費電力量が700kWであるのに対して、実施例1の場合、総消費電力量が650kWであって、比較例1と比較して消費電力量が少ないことが分かる。これにより、移送式プラズマトーチと非移送式プラズマトーチとを共に備える第4の実施形態に係るプラズマガス化溶融炉400は、電力使用量を低減すると共に、溶融炉運転が可能であることを確認できる。
その一方で、本明細書及び図面に開示された実施形態は、理解を助けるために特定例を提示したものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。ここに開示された実施形態の他にも、本発明の技術的思想に基づく他の変形例が実施可能であるということは、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者には自明なことである。
10、110:ガス化部
13、113:可燃性物質投入口
15、115:第2の酸化剤投入口
17、117:排出口
20、120:溶融部
23:出湯口
25、125:第1の酸化剤投入口
30、130:プラズマトーチモジュール(加熱手段)
35、135:プラズマトーチ
37:下部電極
36、38:スイッチ
39:プラズマトーチ移送部
40、140:プッシング部
50:可燃性物質
51:溶融物
53:合成ガス
60、160:堆積部 100、200、300、400:ガス化溶融炉

Claims (27)

  1. 可燃性物質が複数の空隙をおいて堆積する堆積部と、
    前記堆積部から流入される可燃性物質を溶融する溶融部と、
    前記溶融部で生成したガスが前記堆積部の空隙を通過して到逹するガス化部と
    を備える、ガス化溶融炉。
  2. 前記堆積部に、前記可燃性物質を供給する可燃性物質投入口を更に備える、請求項1に記載のガス化溶融炉。
  3. 前記溶融部は前記堆積部の側面に連通し、前記ガス化部は前記堆積部の上部に連通する、請求項1に記載のガス化溶融炉。
  4. 前記溶融部の加熱手段はプラズマトーチである、請求項1に記載のガス化溶融炉。
  5. 前記溶融部は、第1の酸化剤投入口を備える、請求項1に記載のガス化溶融炉。
  6. 前記溶融部の下部には、溶融物が排出される出湯口が備えられる、請求項1に記載のガス化溶融炉。
  7. 前記堆積部は、堆積した可燃性物質を前記溶融部に移送するプッシング部を備える、請求項1に記載のガス化溶融炉。
  8. 前記ガス化部は、第2の酸化剤投入口を備える、請求項1に記載のガス化溶融炉。
  9. 前記第2の酸化剤投入口は、酸化剤が前記ガス化部内で旋回できる位置に備えられる、請求項8に記載のガス化溶融炉。
  10. 前記ガス化部は、内部に合成ガスの着火及び燃焼状態の維持のためにパイロットバーナを更に備える、請求項1に記載のガス化溶融炉。
  11. 前記ガス化部の上部には、合成ガスを排出する排出口が備えられる、請求項1に記載のガス化溶融炉。
  12. 前記プラズマトーチは、少なくとも一の非移送式プラズマトーチと少なくとも一の移送式プラズマトーチとを備える、請求項4に記載のガス化溶融炉。
  13. 前記溶融部の下部面には、前記移送式プラズマトーチのための電極が備えられる、請求項12に記載のガス化溶融炉。
  14. 前記プラズマトーチは、移送式プラズマトーチの両側に非移送式プラズマトーチが配置された構造である、請求項12に記載のガス化溶融炉。
  15. 前記プラズマトーチは、移送式及び非移送式の運転が共に可能な混合式プラズマトーチを備える、請求項12に記載のガス化溶融炉。
  16. 前記プラズマトーチは、移送式トーチ及び非移送式トーチの運転を交互に遂行する、請求項12に記載のガス化溶融炉。
  17. 溶融部で生成したガスを、複数の空隙をおいて堆積した可燃性物質の堆積体に通過させる段階を備える、可燃性物質の処理方法。
  18. 前記ガスは、前記可燃性物質が前記溶融部に流入された後に加熱されて発生するものである、請求項17に記載の可燃性物質の処理方法。
  19. 前記可燃性物質の堆積体を通過したガスの一部を酸化する段階を更に備える、請求項17に記載の可燃性物質の処理方法。
  20. 前記溶融部でガス生成時に、第1の酸化剤を投入する段階を更に備える、請求項17に記載の可燃性物質の処理方法。
  21. 前記ガスは、可燃性物質をプラズマトーチで加熱して生成されるものである、請求項17に記載の可燃性物質の処理方法。
  22. 前記加熱は、少なくとも一の非移送式プラズマトーチと少なくとも一の移送式プラズマトーチとで遂行される、請求項21に記載の可燃性物質の処理方法。
  23. 前記加熱は、非移送式プラズマトーチ及び移送式プラズマトーチの運転を交互にして遂行される、請求項21に記載の可燃性物質の処理方法。
  24. 堆積した可燃性物質を前記溶融部に移送する段階を更に備える、請求項17に記載の可燃性物質の処理方法。
  25. 前記ガスは、1400℃以上の温度を有する、請求項17に記載の可燃性物質の処理方法。
  26. 前記酸化する段階を経たガスは、1200℃以上の温度を有する、請求項19に記載の可燃性物質の処理方法。
  27. 前記酸化する段階は、第2の酸化剤投入によって遂行される、請求項19に記載の可燃性物質の処理方法。
JP2013096529A 2012-05-04 2013-05-01 ガス化溶融炉、及びこれを用いた可燃性物質の処理方法 Pending JP2013234835A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR20120047757 2012-05-04
KR10-2012-0047755 2012-05-04
KR10-2012-0047757 2012-05-04
KR1020120047755 2012-05-04

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013234835A true JP2013234835A (ja) 2013-11-21

Family

ID=48366081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013096529A Pending JP2013234835A (ja) 2012-05-04 2013-05-01 ガス化溶融炉、及びこれを用いた可燃性物質の処理方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20130294474A1 (ja)
EP (1) EP2660302A1 (ja)
JP (1) JP2013234835A (ja)
CN (1) CN103383108A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016013759A1 (ko) * 2014-07-21 2016-01-28 주식회사 창원이앤이 플라즈마 열분해를 이용한 폐기물 처리방법

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA3078810A1 (en) * 2017-10-13 2019-04-18 Pyrogenesis Canada Inc. Dc arc furnace for waste melting and gasification
CN109631053A (zh) * 2019-01-18 2019-04-16 西安空天能源动力智能制造研究院有限公司 一体式等离子熔融炉结构装置
CN112852489B (zh) * 2021-01-14 2022-06-14 中国五环工程有限公司 一种高效生物质高温气化炉

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5316633B2 (ja) * 1974-01-23 1978-06-02
JPH04198606A (ja) * 1990-11-28 1992-07-20 Osaka Gas Co Ltd 廃棄物溶融炉
JPH10103635A (ja) * 1996-09-25 1998-04-21 Plantec:Kk 直結型焼却灰溶融処理設備及びその処理方法
JP2000074352A (ja) * 1998-09-01 2000-03-14 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 廃棄物焼却装置の内部溶融炉
JP2001021129A (ja) * 1999-07-06 2001-01-26 Plantec Inc 直結型焼却灰溶融設備及びその運転制御方法
JP2001208309A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Kawasaki Giken Co Ltd ゴミ溶融装置及びゴミ溶融方法
JP2002081624A (ja) * 2000-09-05 2002-03-22 Kawasaki Heavy Ind Ltd 廃棄物ガス化溶融炉と同溶融炉の操業方法
JP2003129138A (ja) * 2001-10-19 2003-05-08 Nkk Corp 使用済み自動車又は使用済み家電機器のリサイクル処理方法
JP2003302036A (ja) * 2002-04-12 2003-10-24 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd バーナ式溶融炉
JP2004028465A (ja) * 2002-06-26 2004-01-29 Jfe Engineering Kk 廃棄物処理設備の点検・修理方法
JP2006097918A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Hitachi Metals Ltd 燃焼炉および廃棄物処理設備
JP2007240047A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 空気吹き込みノズル
JP2010043840A (ja) * 2008-07-15 2010-02-25 Nippon Steel Engineering Co Ltd 廃棄物溶融処理方法および廃棄物溶融処理装置
JP2010255890A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Nippon Steel Engineering Co Ltd 廃棄物溶融処理方法および廃棄物溶融処理装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5588381A (en) * 1995-03-07 1996-12-31 Leslie Technologies, Inc. Method and system for burning waste materials
US5809911A (en) * 1997-04-16 1998-09-22 Allied Technology Group, Inc. Multi-zone waste processing reactor system
AU8562798A (en) * 1997-08-11 1999-03-01 Ebara Corporation Method of melt disposal of combustibles
WO2000013785A1 (en) * 1998-09-02 2000-03-16 Jacobus Swanepoel Treatment of solid carbonaceous material
TW409172B (en) * 1999-01-27 2000-10-21 Sumitomo Metal Ind Waste gasification melting furnace and gasification melting method
US6886340B1 (en) * 2002-09-23 2005-05-03 Joseph Frank Pierce, Jr. Method for converting waste into electricity
CA2424805C (en) * 2003-04-04 2009-05-26 Pyrogenesis Inc. Two-stage plasma process for converting waste into fuel gas and apparatus therefor
WO2006128286A1 (en) * 2005-06-03 2006-12-07 Plasco Energy Group Inc. A system for the conversion of coal to a gas of a specified composition
CN201144219Y (zh) * 2007-08-24 2008-11-05 周开根 一种把垃圾、生物质转化为高热值合成气的气化设备
US8199790B2 (en) * 2007-11-02 2012-06-12 Plasma Waste Recycling, Inc. Reactor vessel for plasma gasification
CN101306796B (zh) * 2008-07-01 2010-10-27 周开根 垃圾原料转化为高热值合成气的等离子体气化设备
CN101560401B (zh) * 2008-11-09 2012-12-26 周开根 一种垃圾生物质气化炉
CN201321439Y (zh) * 2008-11-09 2009-10-07 周开根 一种垃圾生物质气化炉
CN102041099B (zh) * 2010-12-22 2013-08-28 衢州昀睿工业设计有限公司 等离子体喷枪协同气化的垃圾生物质气化炉
CN102358851B (zh) * 2011-08-30 2013-07-24 张建超 卧式等离子垃圾气化反应室及其气化工艺

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5316633B2 (ja) * 1974-01-23 1978-06-02
JPH04198606A (ja) * 1990-11-28 1992-07-20 Osaka Gas Co Ltd 廃棄物溶融炉
JPH10103635A (ja) * 1996-09-25 1998-04-21 Plantec:Kk 直結型焼却灰溶融処理設備及びその処理方法
JP2000074352A (ja) * 1998-09-01 2000-03-14 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 廃棄物焼却装置の内部溶融炉
JP2001021129A (ja) * 1999-07-06 2001-01-26 Plantec Inc 直結型焼却灰溶融設備及びその運転制御方法
JP2001208309A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Kawasaki Giken Co Ltd ゴミ溶融装置及びゴミ溶融方法
JP2002081624A (ja) * 2000-09-05 2002-03-22 Kawasaki Heavy Ind Ltd 廃棄物ガス化溶融炉と同溶融炉の操業方法
JP2003129138A (ja) * 2001-10-19 2003-05-08 Nkk Corp 使用済み自動車又は使用済み家電機器のリサイクル処理方法
JP2003302036A (ja) * 2002-04-12 2003-10-24 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd バーナ式溶融炉
JP2004028465A (ja) * 2002-06-26 2004-01-29 Jfe Engineering Kk 廃棄物処理設備の点検・修理方法
JP2006097918A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Hitachi Metals Ltd 燃焼炉および廃棄物処理設備
JP2007240047A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 空気吹き込みノズル
JP2010043840A (ja) * 2008-07-15 2010-02-25 Nippon Steel Engineering Co Ltd 廃棄物溶融処理方法および廃棄物溶融処理装置
JP2010255890A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Nippon Steel Engineering Co Ltd 廃棄物溶融処理方法および廃棄物溶融処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016013759A1 (ko) * 2014-07-21 2016-01-28 주식회사 창원이앤이 플라즈마 열분해를 이용한 폐기물 처리방법

Also Published As

Publication number Publication date
CN103383108A (zh) 2013-11-06
US20130294474A1 (en) 2013-11-07
EP2660302A1 (en) 2013-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230031504A1 (en) Two-stage plasma process for converting waste into fuel gas and apparatus therefor
CN102530859B (zh) 一种外热型微波等离子气化炉及合成气生产方法
WO2013106004A1 (en) Multi-ring plasma pyrolysis chamber
JP2010533742A (ja) ガス変換の効率を最適化するための手段を含むガス改質システム
JP5180917B2 (ja) 廃棄物溶融処理方法および廃棄物溶融処理装置
JP2013234835A (ja) ガス化溶融炉、及びこれを用いた可燃性物質の処理方法
JP2003147373A (ja) プラズマによる有機物のガス化方法
JP2014509932A (ja) サイクロン型リアクター及びサイクロン型リアクターを用いる使用可能な副生成物を製造する方法
JPH07301409A (ja) 有効ガス及び不活性無機残渣を同時に発生させて廃棄物を焼却する方法及び装置
JP3578494B2 (ja) 噴流層石炭ガス化炉及び石炭ガス化方法
JP4243764B2 (ja) 熱分解ガス化溶融システムとその昇温方法
KR101323636B1 (ko) 가스화 용융로 및 이를 이용한 가연성 물질 처리 방법
JP2006170609A (ja) 固形廃棄物のガス化並びにガス化燃焼方法
JP2002195519A (ja) 廃棄物ガス化溶融方法とその装置
JP2008522130A (ja) スクラップベースの二次鋼を製造するための方法及び設備
JP5534500B2 (ja) 廃棄物処理方法及び廃棄物処理設備
KR102655624B1 (ko) 폐기물 용융 및 가스화를 위한 dc 아크 퍼니스
JPH0849820A (ja) 廃棄物処理装置及び方法
AU2005237098B2 (en) Method for thermal plasma processsing or organic fuel materials as well as an arrangement for carrying out the method
JP5569666B2 (ja) 燃料ガスの改質方法
JP2003294205A (ja) 石炭焚きボイラと有機性廃棄物ガス化炉及び石炭灰処理プラント
TWI320085B (en) Method and system of material combustion
JP2001227726A (ja) ガス化溶融炉
JP2002228126A (ja) ガス化溶融装置
JP2006010199A (ja) 廃棄物の溶融処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140121

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140415

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140418

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140514

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140519

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140902