JP2013232167A - 光センサ内蔵表示装置 - Google Patents

光センサ内蔵表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013232167A
JP2013232167A JP2012105094A JP2012105094A JP2013232167A JP 2013232167 A JP2013232167 A JP 2013232167A JP 2012105094 A JP2012105094 A JP 2012105094A JP 2012105094 A JP2012105094 A JP 2012105094A JP 2013232167 A JP2013232167 A JP 2013232167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
display device
built
dye
optical sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012105094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5675691B2 (ja
Inventor
Makoto Eguchi
誠 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2012105094A priority Critical patent/JP5675691B2/ja
Publication of JP2013232167A publication Critical patent/JP2013232167A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5675691B2 publication Critical patent/JP5675691B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

【課題】開口率の高い光センサ内蔵表示装置の構成を得る。
【解決手段】光センサ内蔵表示装置1は、第1基板11と、前記第1基板11に対向して配置された第2基板12と、前記第1基板11および前記第2基板12に挟持された液晶層13と、前記第1基板11および前記第2基板12のいずれかに形成された複数の画素電極121と、前記第1基板11および前記第2基板12のいずれかに形成された着色層C1とを備える。前記着色層C1は、平面視において前記画素電極121と重なるように配置された、複数の色素増感太陽電池111を光センサとして含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、光センサ内蔵表示装置に関する。
タッチセンサ機能を有する表示装置として、光センサを表示装置の内部に組み込んだ、光センサ内蔵表示装置が知られている。
特開2005−275644号公報(特許文献1)には、不可視光線および可視光線を出射するバックライトと、二次元的に配置された複数の画素を含む液晶表示パネルとを備える液晶表示装置が開示されている。液晶表示パネルの画素は、不可視光線を検出するセンサをそれぞれ有している。この液晶表示装置では、バックライトから出射された不可視光線が、液晶表示装置に接近した物体によって反射され、センサによって検出されることによって、当該物体の位置情報を取得する。
特開2005−275644号公報
上記の液晶表示装置は、表示領域内にセンサを配置する。センサ領域は、画像表示に寄与しない遮光領域である。そのため、センサ領域によって、液晶表示装置の開口率が低下する。一方、センサ領域を狭くすると、センサの検知感度が低下する。
本発明の目的は、開口率の高い光センサ内蔵表示装置の構成を得ることである。
ここに開示する光センサ内蔵表示装置は、第1基板と、前記第1基板に対向して配置された第2基板と、前記第1基板および前記第2基板に挟持された液晶層と、前記第1基板および前記第2基板のいずれかに形成された複数の画素電極と、前記第1基板および前記第2基板のいずれかに形成された着色層とを備える。前記着色層は、平面視において前記画素電極と重なるように配置された、複数の色素増感太陽電池を光センサとして含む。
本発明によれば、開口率の高い光センサ内蔵表示装置の構成が得られる。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置の構成の一部を模式的に示す斜視図である。 図2は、第1の実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置の構成の一部を抜き出して模式的に示す断面図である。 図3は、第1の実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置のカラーフィルタ基板から、アレイ層を抜き出して模式的に示す平面図である。 図4は、環境が明るい場合の、光センサ内蔵表示装置による検知の例を示す模式図である。 図5は、環境が暗い場合の、光センサ内蔵表示装置による検知の例を示す模式図である。 図6は、仮想的な比較例にかかる光センサ内蔵表示装置の構成の一部を模式的に示す斜視図である。 図7は、本発明の第2の実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置の構成の一部を抜き出して模式的に示す断面図である。 図8は、第2の実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置のTFT基板から、アレイ層を抜き出して模式的に示す平面図である。 図9Aは、比較例にかかる光センサ内蔵表示装置の構成の一部を抜き出して模式的に示す斜視図であって、カラーフィルタと画素電極との位置関係が標準の場合を示す図である。 図9Bは、比較例にかかる光センサ内蔵表示装置の構成の一部を抜き出して模式的に示す斜視図であって、カラーフィルタと画素電極との位置関係が最大公差の場合を示す図である。 図9Cは、第2の実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置の構成の一部を抜き出して模式的に示す斜視図であって、カラーフィルタと画素電極との位置関係が標準の場合を示す図である。 図9Dは、第2の実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置の構成の一部を抜き出して模式的に示す斜視図であって、カラーフィルタと画素電極との位置関係が最大公差の場合を示す図である。 図10は、本発明の第3の実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置の構成の一部を模式的に示す斜視図である。 図11は、第3の実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置の構成の一部を抜き出して模式的に示す断面図である。
本発明の一実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置は、第1基板と、前記第1基板に対向して配置された第2基板と、前記第1基板および前記第2基板に挟持された液晶層と、前記第1基板および前記第2基板のいずれかに形成された複数の画素電極と、前記第1基板および前記第2基板のいずれかに形成された着色層とを備える。前記着色層は、平面視において前記画素電極と重なるように配置された、複数の色素増感太陽電池を光センサとして含む(第1の構成)。
上記の構成によれば、光センサ内蔵表示装置は、画素電極と重なるように配置された複数の色素増感太陽電池を含んでいる。色素増感太陽電池は、特定の波長帯の光を吸収して電力に変換する。光センサ内蔵表示装置に物体が接近すると、その物体によって光センサ内蔵表示装置へ入射する光が遮られたり、その物体によってバックライト光が反射されたりする。これによって、色素増感太陽電池へ入射する光の量が変化する。光センサ内蔵表示装置は、色素増感太陽電池の発電量によって、光センサ内蔵表示装置に接近した物体を検知することができる。
上述のように、色素増感太陽電池は、特定の波長帯の光を吸収する。換言すれば、色素増感太陽電池は、特定の波長帯の光以外の光を透過させる。これによって、色素増感太陽電池を通る光は着色されて見える。色素増感太陽電池は、遮光領域とはならないため、高い開口率が得られる。
上記第1の構成において、前記着色層は、吸収する光の波長帯の異なる2種類以上の色素増感太陽電池を含むことが好ましい(第2の構成)。
上記の構成によれば、吸収する光の波長帯の異なる色素増感太陽電池によって、カラー画像を表示することができる。
上記第1または第2の構成において、前記着色層は、平面視において前記画素電極と重なるように配置され、光を着色せずに透過させる透過領域をさらに含むことが好ましい(第3の構成)。
上記の構成によれば、光センサ内蔵表示装置の輝度を高くすることができる。光センサ内蔵表示装置の輝度が高くなることによって、光センサ内蔵表示装置に接近した物体から反射されるバックライト光の輝度も高くなる。これによって、検知感度を高くすることができる。
上記第1〜第3のいずれかの構成において、前記画素電極および前記着色層はともに、前記第1基板および前記第2基板の一方に形成されていても良い(第4の構成)。
上記の構成によれば、画素電極と着色層との位置の公差を小さくできる。これによって、マージンを小さくできるので、開口率を高くすることができる。
上記第1〜第3のいずれかの構成において、前記画素電極は前記第1基板および前記第2基板の一方に形成され、前記着色層は前記第1基板および前記第2基板の他方に形成されても良い(第5の構成)。
上記の構成によれば、画素電極と着色層とを同一の基板に形成する場合と比べて、2つの基板に製造工程が分散される。これによって、全体としての歩留まりが向上する。
上記第1〜第5のいずれかの構成において、複数の前記色素増感太陽電池と接して形成された共通電極をさらに備えることが好ましい(第6の構成)。
上記の構成によれば、複数の色素増感太陽電池のそれぞれに電極を形成する場合と比較して、回路構成および製造工程を簡略化できる。
上記第5の構成において、複数の前記色素増感太陽電池と接して形成された共通電極をさらに備え、前記画素電極と前記共通電極との間の電位差によって前記液晶層を駆動することが好ましい(第7の構成)。
上記の構成によれば、共通電極は、色素増感太陽電池の電極としての機能と、画素電極と対になって液晶層を駆動する電極としての機能を兼ねている。これらの電極を個別に形成する場合と比較して、製造工程を簡略化できる。
上記第1〜第7のいずれかの構成において、前記色素増感太陽電池から信号を取り出す取出電極と、前記着色層が形成された基板に形成され、前記取出電極に電気的に接続された薄膜トランジスタを含むアレイ層をさらに備える構成としても良い(第8の構成)。
上記第8の構成において、前記薄膜トランジスタが透明であることが好ましい(第9の構成)。
上記第8または第9の構成において、前記アレイ層は、前記薄膜トランジスタに電気的に接続されたセンスラインと、前記薄膜トランジスタに電気的に接続されたゲートラインとをさらに含み、前記センスラインおよび前記ゲートラインが透明であることが好ましい(第10の構成)。
上記第9または第10の構成によれば、開口率をより大きくすることができる。
上記第8〜第10のいずれかの構成において、前記画素電極に電気的に接続された画素制御薄膜トランジスタをさらに備え、前記薄膜トランジスタと前記画素制御薄膜トランジスタとは、平面視において重なるように配置されることが好ましい(第11の構成)。
上記の構成によれば、薄膜トランジスタおよび画素制御薄膜トランジスタの、投影面積を小さくできる。したがって、開口率をより大きくすることができる。
上記第4の構成において、前記色素増感太陽電池から信号を取り出す取出電極と、前記画素電極および前記着色層が形成された基板に形成されたアレイ層とをさらに備え、前記アレイ層は、前記取出電極に電気的に接続された第1薄膜トランジスタと、前記画素電極に電気的に接続された第2薄膜トランジスタとを含む構成としても良い(第12の構成)。
上記第12の構成において、前記第1薄膜トランジスタおよび前記第2薄膜トランジスタが透明であることが好ましい(第13の構成)。
上記の構成によれば、開口率をより大きくすることができる。
上記第12または第13の構成において、前記アレイ層は、前記第1薄膜トランジスタに電気的に接続されたセンスラインと、前記第2薄膜トランジスタに電気的に接続されたソースラインと、前記第1薄膜トランジスタおよび前記第2薄膜トランジスタに接続されたゲートラインとをさらに含む構成とすることが好ましい(第14の構成)。
上記の構成によれば、第1薄膜トランジスタおよび第2薄膜トランジスタが、ゲートラインを共用している。ゲートラインを共通にすることによって、配線の数を減らし、開口率を高くすることができる。
上記第14の構成において、前記センスライン、前記ソースライン、および前記ゲートラインが透明であることが好ましい(第15の構成)。
上記の構成によれば、開口率をより大きくすることができる。
[実施の形態]
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化されて示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。また、各図に示された構成部材間の寸法比は、必ずしも実際の寸法比を示すものではない。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置1の構成の一部を模式的に示す斜視図である。光センサ内蔵表示装置1は、カラーフィルタ基板11と、TFT基板12と、液晶層13と、偏光板14および15と、バックライト16とを備えている。
カラーフィルタ基板11およびTFT基板12は、平面視において概略矩形の板状形状であって、互いに対向して配置されている。カラーフィルタ基板11およびTFT基板12は、液晶層13を挟持している。カラーフィルタ基板11には偏光板14が配置されている。TFT基板12には偏光板15が配置されている。
バックライト16は、カラーフィルタ基板11、TFT基板12、および液晶層13に光を照射する。図1では、バックライト16は、TFT基板12側に配置されている。しかし、バックライト16は、カラーフィルタ基板11側に配置されていても良い。
以下では、カラーフィルタ基板11およびTFT基板12と平行な面内において、互いに直交する2つの方向を、x方向およびy方向と定義する。また、カラーフィルタ基板11およびTFT基板12と垂直な方向を、z方向と定義する。
図1に示すように、カラーフィルタ基板11には、複数の色素増感太陽電池111が、x方向およびy方向に沿ってマトリクス状に配置されている。
色素増感太陽電池111は、入射した光から、特定の波長帯の光を吸収して電力に変換する。色素増感太陽電池111が吸収する光の波長帯は、色素増感太陽電池111に吸着させる色素によって選択することができる。色素増感太陽電池111は、少なくとも可視光領域の一部の波長帯の光を、完全に遮蔽しないように構成されている。
色素増感太陽電池111は、色素増感太陽電池111R、111G、および111Bを含んでいる。色素増感太陽電池111Rでは、赤色の波長帯の光を吸収しない色素が用いられている。すなわち、色素増感太陽電池111Rは、赤色の波長帯の光を透過する。これによって、色素増感太陽電池111を通過した光は、赤色に着色される。同様に、色素増感太陽電池111Gおよび111Bは、それぞれを通過した光が緑色および青色に着色されるように構成されている。
このように、複数の色素増感太陽電池111が、着色層C1を形成している。
TFT基板12には、色素増感太陽電池111のそれぞれと対向して、複数の画素電極121がマトリクス状に配置されている。画素電極121と色素増感太陽電池111とは、xy平面に投影したときに、互いに重なるように配置されている。換言すれば、色素増感太陽電池111は、平面視において画素電極121と重なるように配置されている。なお、平面視において色素増感太陽電池111の輪郭と画素電極121の輪郭とが一致している必要はなく、少なくとも一部が重なっていれば良い。
画素電極121のそれぞれの電位は、TFT基板12に形成された薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)によって、独立に制御される。
バックライト16から照射された光はまず、TFT基板12に配置された偏光板15によって偏光する。この光の偏光軸は、液晶層13を通過する際、液晶分子の配向によって変化する。そして、カラーフィルタ基板11に配置された偏光板14の偏光軸と一致する偏光軸を持った光だけが、光センサ内蔵表示装置1から出射される。光センサ内蔵表示装置1は、画素電極121の電位を制御することによって液晶層13を駆動し、出射される光の量を制御して画像を表示することができる。
光センサ内蔵表示装置1は、着色層C1によって光を着色して、カラー画像を表示することができる。
図1では、色素増感太陽電池111R、111G、および111Bは、x方向に沿って順番に配置されている。この配置は例示であって、色素増感太陽電池111の配置方法はこれに限定されない。また、色素増感太陽電池111によって着色される色の組み合わせは、赤、緑、および青に限定されず、任意の色の組み合わせが可能である。また、2種類以下または4種類以上の色素増感太陽電池111を組み合わせても良い。
図2および図3を参照して、光センサ内蔵表示装置1のより詳細な構成を説明する。
図2は、光センサ内蔵表示装置1の構成の一部を抜き出して模式的に示すxz断面図である。光センサ内蔵表示装置1は、既述のように、カラーフィルタ基板11と、TFT基板12と、液晶層13と、偏光板14および15と、バックライト16とを備えている。
カラーフィルタ基板11は、基板110、アレイ層112、第1電極113、色素増感太陽電池111R、111G、および111B、保護膜114、ならびに第2電極115を備えている。
基板110は、透光性と絶縁性とを有している。基板110は、例えばガラス基板である。基板110の表面は、パシベーション膜などでコーティングされていても良い。
基板110には、基板110側からアレイ層112、第1電極113、色素増感太陽電池111(111R、111G、または111B)、および第2電極115がこの順で形成されている。アレイ層112の詳しい構成は後述する。なお、色素増感太陽電池111の隙間には、アクリル樹脂などからなる保護膜114が形成されている。
第1電極113は、マトリクス状に形成された色素増感太陽電池111(111R、111G、または111B)のそれぞれに接して、マトリクス状に形成されている。一方、第2電極115は、複数の色素増感太陽電池111に接して形成されている。第2電極115は、カラーフィルタ基板11の表示領域の概略全面に、一様に形成されている。
第1電極113および第2電極115は、透光性の導電材料で形成されている。第1電極113および第2電極115は例えば、ITO(Indium Tin Oxide)またはIZO(Indium Zinc Oxide)である。第1電極113および第2電極115は例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)またはスパッタリングによって成膜され、フォトリソグラフィによってパターニングされる。
色素増感太陽電池111は、色素を吸着させた半導体と、電解質とを含んでいる。
色素を吸着させる半導体は、より多くの色素を吸着させることができるように、比表面積の大きいものが好ましい。色素を吸着させる半導体は例えば、酸化チタンの微粒子の焼結体である。色素は、例えばフェニルキサンテン系色素、フタロシアニン系色素、クマリン系色素、シアニン系色素、メロシアニン系色素、ポルフィリン系色素、プロフラビン系色素、およびルテニウム系色素である。複数の色素を混合して用いても良い。
電解質は、固体電解質、液体電解質、またはゲル電解質を用いることができる。固体電解質は、例えば導電性ポリマーまたはp型半導体である。液体電解質は、例えばヨウ素溶液である。ゲル電解質は、例えば電解質にゲル化剤を添加したものである。液体電解質またはゲル電解質を用いる場合、電解質が液晶層13に流れ出ないように封止しておく必要がある。
色素増感太陽電池111による発電の原理の概略は、次のとおりである。色素に光が照射されると、色素分子の電子が励起されて半導体の伝導帯に入る。この電子は、第1電極113および第2電極115の一方へ移動し、外部回路へ取り出される。外部回路を通った電子は、第1電極113および第2電極115の他方から、電解質を介して、色素分子へと戻る。このようにして、第1電極113と第2電極115との間に電流が流れる。
図3は、カラーフィルタ基板11から、アレイ層112を抜き出して模式的に示すxy平面図である。アレイ層112は、センスライン1121と、ゲートライン1122と、TFT1123とを含んでいる。
センスライン1121およびゲートライン1122は、色素増感太陽電池111(図3には図示していない)のそれぞれの周囲に、格子状に形成されている。より具体的には、複数のセンスライン1121が、x方向に沿って所定の間隔で形成され、複数のゲートライン1122が、y方向に沿って所定の間隔で形成されている。センスライン1121のそれぞれは、y方向に延びて線状に形成され、ゲートライン1122のそれぞれは、x方向に延びて線状に形成されている。センスライン1121とゲートライン1122とは、例えば間に層間絶縁膜を挟むことによって、互いに短絡しないように形成されている。
センスライン1121とゲートライン1122とが交差する箇所に、TFT1123が形成されている。より具体的には、TFT1123のソースはセンスライン1121に接続され、TFT1123のゲートはゲートライン1122に接続されている。TFT1123のドレインは、コンタクト1123aを介して、第1電極113(図2)に接続されている。
センスライン1121およびゲートライン1122は、例えばアルミニウム等の金属膜である。センスライン1121およびゲートライン1122は、ITOまたはIZOなどの透明導電膜であっても良い。センスライン1121およびゲートライン1122を透明にすることによって、開口率を大きくすることができる。層間絶縁膜は、例えばSiOの膜である。TFT1123は、例えばアモルファスシリコンまたはIGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)を含むものを用いることができるが、電子移動度の大きいIGZOを用いることが好ましい。また、TFT1123は、透明であることが好ましい。TFT1123を透明にすることによって、開口率を大きくすることができる。
上述のように、第1電極113は、色素増感太陽電池111(111R、111G、または111B)と接触している。上記の構成によって、色素増感太陽電池111によって発電された電力は、ゲートライン1122の電圧がTFT1123の閾値電圧以上の時に限り、センスライン1121へ放電される。センスライン1121への放電量は、センスライン1121と接続された制御回路によって測定することができる。
光センサ内蔵表示装置1は、例えばゲートライン1122を線順次駆動することによって、カラーフィルタ基板11上の全ての色素増感太陽電池111の発電量を測定することができる。
再び図2を参照して、TFT基板12は、基板120と、アレイ層122と、画素電極121とを備えている。
基板120は、基板110と同様に、透光性と絶縁性とを有している。基板120は、例えばガラス基板である。基板120の表面は、パシベーション膜などでコーティングされていても良い。
基板120には、基板120側から、アレイ層122および画素電極121がこの順で形成されている。画素電極121は、既述のように、色素増感太陽電池111のそれぞれと対向して、マトリクス状に配置されている。アレイ層122は、詳しい構成は図示していないが、ソースライン、ゲートライン、層間絶縁膜、およびTFTを含んでいる。
光センサ内蔵表示装置1は、例えばアレイ層122のゲートラインを線順次駆動することによって、TFT基板12上の全ての画素電極121の電位を制御することができる。
光センサ内蔵表示装置1は、画素電極121と第2電極115との間の電位差によって、液晶層13を駆動する。すなわち、第2電極115は、色素増感太陽電池111の電極としての機能と、画素電極121と対になって液晶層13を駆動する電極としての機能を兼ねている。この構成によれば、製造工程を簡略化することができる。もっとも、光センサ内蔵表示装置1は、第2電極115とは別に、画素電極121と対になる電極を備えていても良い。また、光センサ内蔵表示装置1は、画素電極121間の電位差によって液晶層13を駆動する方式の構成であっても良い。
なお、カラーフィルタ基板11のアレイ層112の遮光領域(センスライン1121、ゲートライン1122、およびTFT1123)と、TFT基板120のアレイ層122の遮光領域(ソースライン、ゲートライン、およびTFT)とは、xy平面に投影したときに重なるように配置されることが好ましい。これによって、開口率を大きくすることができる。
図4および図5を参照して、光センサ内蔵表示装置1の動作について説明する。図4および図5では、環境からの光およびバックライト16からの光を矢印によって模式的に示している。
図4は、環境が明るい場合の、光センサ内蔵表示装置1による検知の例を示す模式図である。指99が光センサ内蔵表示装置1に近づくと、指99によって、環境から光センサ内蔵表示装置1へ入射する光の一部が遮られる。そのため、指99がある領域と、指99がない領域との間で、色素増感太陽電池111へ入射する光の量が異なる。これによって、色素増感太陽電池111による発電量も異なる。光センサ内蔵表示装置1は、TFT1123を制御して色素増感太陽電池111の発電量を調べ、指99の位置を検知することができる。
図5は、環境が暗い場合の、光センサ内蔵表示装置1による検知の例を示す模式図である。指99が光センサ内蔵表示装置1に近づくと、指99によって、光センサ内蔵表示装置1から出射された光の一部が反射される。そのため、指99がある領域と、指99がない領域との間で、色素増感太陽電池111へ入射する光の量が異なる。これによって、指99の位置を検知することができる。なお、黒い画面を表示した場合であっても、光センサ内蔵表示装置1からは僅かに表示光が出射している。そのため、光センサ内蔵表示装置1は、黒い画面を表示している場合であっても、指99によって反射される光を検知して、指99の位置を検知することができる。
図4および図5のいずれの場合も、バックライト16から色素増感太陽電池111に入射する光の量は、表示させる画像によらず一定である。既述のように、光センサ内蔵表示装置1は、液晶層13を駆動して画像を表示する。しかし、光センサ内蔵表示装置1を通過する光の量は、偏光板15、液晶層13、および偏光板14の全てを通ることではじめて調整される。したがって、バックライト16から偏光板15および液晶層13を通って色素増感太陽電池111に入射する光の量は、表示させる画像によらず一定である。同様に、環境から偏光板14を通って色素増感太陽電池111へ入射する光の量も、表示させる画像によらず一定である。
図4および図5では、指99は光センサ内蔵表示装置1に接触している。しかし、指99は、環境からの光を遮ったり、または光センサ内蔵表示装置1からの光を反射したりすることで検知される。そのため、指99が光センサ内蔵表示装置1に接触していなくても検知できるように、光センサ内蔵表示装置1を構成することも可能である。
上記では、光センサ内蔵表示装置1によって、指99の位置を検出する例を説明した。光センサ内蔵表示装置1は、指99に限らず、色素増感太陽電池111が吸収する波長帯の光を遮ったり反射したりするあらゆる物体の位置を検知することができる。また、位置の検知に限らず、例えば、光センサ内蔵表示装置1に近接している物体の形を認識したり、撮影したりすることも可能である。
図6は、本実施形態の効果を説明するための仮想的な比較例にかかる光センサ内蔵表示装置9の構成の一部を模式的に示す斜視図である。光センサ内蔵表示装置9は、カラーフィルタ基板11に代えて、カラーフィルタ基板91を備えている。
カラーフィルタ基板91には、顔料分散レジストからなるカラーフィルタ911が、規則的に配置されている。カラーフィルタ911は、赤色、緑色、および青色の顔料をそれぞれ分散させたカラーフィルタ911R、911G、および911Bを含んでいる。光センサ内蔵表示装置9では、複数のカラーフィルタ911によって着色層C9が形成されている。カラーフィルタ911のそれぞれは、画素電極121と平面視において重なるように配置されている。
光センサ内蔵表示装置9は、光センサ内蔵表示装置1と同様に、画素電極121の電位を制御することによって液晶層13を駆動して画像を表示する。そして、着色層C9によって光を着色して、カラー画像を表示することができる。
カラーフィルタ基板91には、カラーフィルタ911に加えて、光センサ916が規則的に配置されている。光センサ916は、光センサ内蔵表示装置9に接近した物体を検知する。図6に示すように、光センサ内蔵表示装置9では、光センサ916によって、カラーフィルタ911の面積が減少している。これによって、光センサ内蔵表示装置9の画素領域が狭くなっている。すなわち、光センサ916によって、開口率が低下している。
再び図1を参照して、本実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置1では、着色層C1は、色素増感太陽電池111によって形成されている。すなわち、本実施形態では、着色層C1が光センサの機能を兼ねている。この構成によって、画素領域を狭くすることなく、光センサを形成することができる。すなわち、本実施形態によれば、開口率を大きくすることができる。開口率を大きくすることで、輝度を高くすることができる。また、所定の輝度を得るための消費電力を低くすることができる。
光センサ内蔵表示装置9では、光センサ916の面積を広くすれば開口率が低下し、光センサ916の面積を狭くすれば検知感度が低下する。これに対し、光センサ内蔵表示装置1では、画素領域の概略全面に色素増感太陽電池111を形成することが可能である。これによって、高い開口率と、高い検知感度とを両立することができる。
以上のように、本実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置1によれば、輝度を高く、消費電力を低くすることができる。
また、光センサ内蔵表示装置1は、不可視光線(赤外線など)を使わずに検知を行うことができる。不可視光線を使わないことによって、バックライト16の構成を簡略化でき、コストを低減することができる。もっとも、光センサ内蔵表示装置は、不可視光線を使って検知を行っても良い。
[第2の実施形態]
図7は、本発明の第2の実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置2の構成の一部を抜き出して模式的に示すxz断面図である。光センサ内蔵表示装置2は、カラーフィルタ基板11に代えて対向基板21を、TFT基板12に代えてTFT基板22を備えている。
本実施形態では、色素増感太陽電池111によって構成される着色層C1は、TFT基板22に形成されている。
対向基板21は、基板110と、対向電極211とを備えている。対向電極211は、基板110の概略全面に、一様に形成されている。対向電極211は、例えばITOまたはIZOの膜であり、CVDまたはスパッタリングによって成膜される。
TFT基板22は、基板120、第2電極115、色素増感太陽電池111R、111G、および111B、第1電極113、保護膜114、アレイ層222、および画素電極121を備えている。
基板120には、基板120側から第2電極115、色素増感太陽電池111(111R、111G、または111B)、第1電極113、アレイ層222、画素電極121が、この順で形成されている。なお、光センサ内蔵表示装置1の場合と同様に、色素増感太陽電池111の隙間には、アクリル樹脂などからなる保護膜114が形成されている。
本実施形態においても、色素増感太陽電池111と画素電極121とは、平面視において互いに重なるように形成されている。なお、光センサ内蔵表示装置1の場合と同様に、平面視において色素増感太陽電池111の輪郭と画素電極121の輪郭とが一致している必要はなく、少なくとも一部が重なっていれば良い。
図8は、TFT基板22から、アレイ層222を抜き出して模式的に示すxy平面図である。アレイ層222は、センスライン1121と、ゲートライン1122と、ソースライン2221と、TFT1123および2222とを含んでいる。
センスライン1121、ソースライン2221、およびゲートライン1122は、画素電極121および色素増感太陽電池111(図8には図示していない)のそれぞれの周囲に、格子状に形成されている。より具体的には、複数のセンスライン1121およびソースライン2221が、x方向に沿って交互に所定の間隔で形成され、複数のゲートライン1122が、y方向に沿って所定の間隔で形成されている。センスライン1121およびソースライン2221のそれぞれは、y方向に延びて線状に形成され、ゲートライン1122のそれぞれは、x方向に延びて線状に形成されている。センスライン1121とゲートライン1122と、およびソースライン2221とゲートライン1122とは、例えば間に層間絶縁膜を挟むことによって、互いに短絡しないように形成されている。なお、ソースライン2221は、例えばアルミニウム等の金属膜である。ソースライン2221は、ITOまたはIZOなどの透明導電膜であっても良い。センスライン1121、ソースライン2221、およびゲートライン1122を透明にすることによって、開口率を大きくすることができる。
光センサ内蔵表示装置1の場合と同様に、センスライン1121とゲートライン1122とが交差する箇所に、TFT1123が形成されている。より具体的には、TFT1123のソースはセンスライン1121に接続され、TFT1123のゲートはゲートライン1122に接続されている。TFT1123のドレインは、コンタクト1123aを介して、第1電極113(図7)に接続されている。
本実施形態ではさらに、ソースライン2221とゲートライン1122とが交差する箇所に、TFT2222が形成されている。より具体的には、TFT2222のソースはソースライン2221に接続され、TFT2222のゲートはゲートライン1122に接続されている。TFT2222のドレインは、コンタクト2222aを介して、画素電極121(図7)に接続されている。なお、TFT2222は、TFT1123と同様に透明であることが好ましい。TFT2222を透明にすることによって、開口率を大きくすることができる。
本実施形態では、例えばゲートライン1122を線順次駆動することによって、ソースライン2221から画素電極1121へと所定の信号を供給する。また、色素増感太陽電池111が発電した電力をセンスライン1121へ放電させる。なお、画素電極1121への信号の供給と、色素増感太陽電池111の発電量の測定とは、同時に行っても良いし、異なるタイミングで行っても良い。
TFT1123および2222のゲートは、ともにゲートライン1122に接続されている。すなわち、TFT1123および2222が、ゲートライン1122を共用している。このようにゲートラインを共通にすることによって、配線の数を減らし、開口率を高くすることができる。しかし、配線の構造は任意である。TFT1123とTFT2222とに、個別にゲートラインを形成しても良い。
図9A〜図9Dを参照して、本実施形態の効果を説明する。
図9Aおよび図9Bは、比較例にかかる光センサ内蔵表示装置9の構成から、カラーフィルタ911、画素電極121、ならびにアレイ層122のソースラインSLおよびゲートラインGLを抜き出して模式的に示す斜視図である。図9Aは、カラーフィルタ911と画素電極121との位置関係が標準の場合を、図9Bは、最大公差の場合を、それぞれ示している。
光センサ内蔵表示装置9では、カラーフィルタ911はカラーフィルタ基板91に、画素電極121はTFT基板12に、それぞれ形成されている(図6を参照)。光センサ内蔵表示装置9は、カラーフィルタ基板91とTFT基板12とを貼り合せて形成される。そのため、公差が大きい(例えば±数μm)。図9Bに示すように、光センサ内蔵表示装置9には、マージン確保のための遮光領域MGが設けられている。マージンがないと、色味ズレおよび液晶の配向ズレなどの不具合が起こりやすくなるからである。
図9Cおよび図9Dは、本実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置2の構成から、色素増感太陽電池111、画素電極121、ならびにアレイ層222のセンスライン1121、ゲートライン1122、およびソースライン2221を抜き出して模式的に示す斜視図である。図9Cは、色素増感太陽電池111と画素電極121との位置関係が標準の場合を、図9Dは、最大公差の場合を、それぞれ示している。
光センサ内蔵表示装置2では、色素増感太陽電池111および画素電極121はともに、TFT基板22に形成されている(図7を参照)。そのため、光センサ内蔵表示装置9と比較して、公差を小さくすることができる(例えば±1μm以下)。これによって、光センサ内蔵表示装置2では、マージン確保の必要がない。そのため、開口率を高くすることができる。
以上のように、本実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置2によれば、輝度をより高く、消費電力をより低くすることができる。なお、本実施形態においても、バックライト16は、対向基板21側に配置されていても良い。
[第3の実施形態]
図10は、本発明の第3の実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置3の構成の一部を模式的に示す斜視図である。光センサ内蔵表示装置3は、光センサ内蔵表示装置1のカラーフィルタ基板11に代えて、カラーフィルタ基板31を備えている。
カラーフィルタ基板31には、色素増感太陽電池111に加えて、透過領域311が、x方向およびy方向に沿ってマトリクス状に配置されている。透過領域311は、光を着色せず、殆どそのまま透過させる。本実施形態では、複数の色素増感太陽電池111および複数の透過領域311が、着色層C2を形成している。
色素増感太陽電池111および透過領域311と画素電極121とは、xy平面に投影したときに、互いに重なるように配置されている。換言すれば、色素増感太陽電池111および透過領域311は、平面視において画素電極121と重なるように配置されている。
図10では、色素増感太陽電池111R、111G、および111B、ならびに透過領域311は、x方向に沿って順番に配置されている。この配置は例示であって、色素増感太陽電池111および透過領域311の配置方法はこれに限定されない。また、色素増感太陽電池111によって着色される色の組み合わせは、赤、緑、および青に限定されず、任意の色の組み合わせが可能である。また、2種類以下または4種類以上の色素増感太陽電池111を組み合わせても良い。
図11を参照して、本実施形態の効果を説明する。図11は、光センサ内蔵表示装置3の構成の一部を抜き出して模式的に示すxz断面図である。
図11に示すように、透過領域311には、色素増感太陽電池111および第1電極113は形成されていない。図11では、透過領域311は、保護膜114によって構成されている。しかし、透過領域311は、保護膜14とは別の透光性材料によって形成されていても良い。
図11に矢印によって模式的に示すように、バックライト16から照射された光は、光センサ内蔵表示装置3の前面から出射される。このとき、矢印の太さによって模式的に示すように、色素増感太陽電池111(111R、111G、または111B)を通る光は、色素増感太陽電池111によって一部吸収され、輝度が低下する。一方、透過領域311を通る光は、殆どそのまま透過する。このため、透過領域311を通る光は、色素増感太陽電池111を通る光と比較して、輝度が高い。
既述のように、環境が暗い場合、光センサ内蔵表示装置3は、バックライト16から照射され、指99によって反射される光によって指99の位置を検知する。色素増感太陽電池111を通る光は輝度が低下するため、指99から反射される光の輝度も低下する。そのため、検知感度が低下する場合がある。本実施形態では、透過領域311によって、指99へ照射される光の輝度が高くなり、指99から反射される光の輝度も高くなる。これによって、高い検知感度が得られる。
透過領域311は、白色表示を行う画素としても機能する。透過領域311は、光センサ内蔵表示装置3の透過率向上にも寄与する。
以上のように、本実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置3によれば、検知感度を高くすることができる。また、輝度をより高く、消費電力をより低くすることができる。なお、本実施形態においても、バックライト16は、カラーフィルタ基板31側に配置されていても良い。
[その他の実施形態]
以上、本発明についての実施形態を説明したが、本発明は上述の各実施形態に限定されず、発明の範囲内で種々の変更または組み合わせが可能である。例えば、第2の実施形態にかかる光センサ内蔵表示装置2において、着色層C1に代えて着色層C2を形成しても良い。
本発明は、光センサ内蔵表示装置として産業上の利用が可能である。
1,2,3,9 光センサ内蔵表示装置
11,31,91 カラーフィルタ基板
21 対向基板
12,22 TFT基板
13 液晶層
14,15 偏光板
16 バックライト
C1,C2,C9 着色層
110,120 基板
111,111R,111G,111B 色素増感太陽電池
211 対向電極
311 透過領域
911,911R,911G,911B カラーフィルタ
112,122,222 アレイ層
113 第1電極(取出電極)
114 保護膜
115 第2電極(共通電極)
121 画素電極
916 光センサ

Claims (15)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板に対向して配置された第2基板と、
    前記第1基板および前記第2基板に挟持された液晶層と、
    前記第1基板および前記第2基板のいずれかに形成された複数の画素電極と、
    前記第1基板および前記第2基板のいずれかに形成された着色層とを備え、
    前記着色層は、平面視において前記画素電極と重なるように配置された、複数の色素増感太陽電池を光センサとして含む、光センサ内蔵表示装置。
  2. 前記着色層は、吸収する光の波長帯の異なる2種類以上の色素増感太陽電池を含む、請求項1に記載の光センサ内蔵表示装置。
  3. 前記着色層は、平面視において前記画素電極と重なるように配置され、光を着色せずに透過させる透過領域をさらに含む、請求項1または2に記載の光センサ内蔵表示装置。
  4. 前記画素電極および前記着色層はともに、前記第1基板および前記第2基板の一方に形成される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光センサ内蔵表示装置。
  5. 前記画素電極は前記第1基板及び前記第2基板の一方に形成され、
    前記着色層は前記第1基板および前記第2基板の他方に形成される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光センサ内蔵表示装置。
  6. 複数の前記色素増感太陽電池と接して形成された共通電極をさらに備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光センサ内蔵表示装置。
  7. 複数の前記色素増感太陽電池と接して形成された共通電極をさらに備え、
    前記画素電極と前記共通電極との間の電位差によって前記液晶層を駆動する、請求項5に記載の光センサ内蔵表示装置。
  8. 前記色素増感太陽電池から信号を取り出す取出電極と、
    前記着色層が形成された基板に形成され、前記取出電極に電気的に接続された薄膜トランジスタを含むアレイ層とをさらに備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の光センサ内蔵表示装置。
  9. 前記薄膜トランジスタが透明である、請求項8に記載の光センサ内蔵表示装置。
  10. 前記アレイ層は、
    前記薄膜トランジスタに電気的に接続されたセンスラインと、
    前記薄膜トランジスタに電気的に接続されたゲートラインとをさらに含み、
    前記センスラインおよび前記ゲートラインが透明である、請求項8または9に記載の光センサ内蔵表示装置。
  11. 前記画素電極に電気的に接続された画素制御薄膜トランジスタをさらに備え、
    前記薄膜トランジスタと前記画素制御薄膜トランジスタとは、平面視において重なるように配置される、請求項8〜10のいずれか一項に記載の光センサ内蔵表示装置。
  12. 前記色素増感太陽電池から信号を取り出す取出電極と、
    前記画素電極および前記着色層が形成された基板に形成されたアレイ層とをさらに備え、
    前記アレイ層は、
    前記取出電極に電気的に接続された第1薄膜トランジスタと、
    前記画素電極に電気的に接続された第2薄膜トランジスタとを含む、請求項4に記載の光センサ内蔵表示装置。
  13. 前記第1薄膜トランジスタおよび前記第2薄膜トランジスタが透明である、請求項12に記載の光センサ内蔵表示装置。
  14. 前記アレイ層は、
    前記第1薄膜トランジスタに電気的に接続されたセンスラインと、
    前記第2薄膜トランジスタに電気的に接続されたソースラインと、
    前記第1薄膜トランジスタおよび前記第2薄膜トランジスタに接続されたゲートラインとをさらに含む、請求項12または13に記載の光センサ内蔵表示装置。
  15. 前記センスライン、前記ソースライン、および前記ゲートラインが透明である、請求項14に記載の光センサ内蔵表示装置。
JP2012105094A 2012-05-02 2012-05-02 光センサ内蔵表示装置 Expired - Fee Related JP5675691B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012105094A JP5675691B2 (ja) 2012-05-02 2012-05-02 光センサ内蔵表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012105094A JP5675691B2 (ja) 2012-05-02 2012-05-02 光センサ内蔵表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013232167A true JP2013232167A (ja) 2013-11-14
JP5675691B2 JP5675691B2 (ja) 2015-02-25

Family

ID=49678528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012105094A Expired - Fee Related JP5675691B2 (ja) 2012-05-02 2012-05-02 光センサ内蔵表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5675691B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017157179A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 株式会社フジクラ 入力装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002299678A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Fuji Photo Film Co Ltd 高感度受光素子及び光センサー
JP2009128557A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Sony Corp 表示装置
JP2011228225A (ja) * 2010-04-23 2011-11-10 Sony Corp 透明電極基板および光電変換素子
WO2012004915A1 (ja) * 2010-07-08 2012-01-12 シャープ株式会社 太陽電池パネル、液晶表示システム、及び太陽電池パネルの制御方法
JP2012058703A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Fujitsu Ltd 表示デバイスおよび電子ペーパー

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002299678A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Fuji Photo Film Co Ltd 高感度受光素子及び光センサー
JP2009128557A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Sony Corp 表示装置
JP2011228225A (ja) * 2010-04-23 2011-11-10 Sony Corp 透明電極基板および光電変換素子
WO2012004915A1 (ja) * 2010-07-08 2012-01-12 シャープ株式会社 太陽電池パネル、液晶表示システム、及び太陽電池パネルの制御方法
JP2012058703A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Fujitsu Ltd 表示デバイスおよび電子ペーパー

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017157179A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 株式会社フジクラ 入力装置
CN108475127A (zh) * 2016-03-04 2018-08-31 株式会社藤仓 输入装置
EP3425486A4 (en) * 2016-03-04 2019-08-28 Fujikura Ltd. INPUT DEVICE

Also Published As

Publication number Publication date
JP5675691B2 (ja) 2015-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI399582B (zh) 液晶顯示裝置
TWI403800B (zh) Display device
JP5014971B2 (ja) ディスプレイ装置
US9798183B2 (en) Liquid crystal display device, color filter substrate, and method for producing color filter substrate
JP4867766B2 (ja) 液晶装置、イメージセンサ、及び電子機器
KR101739240B1 (ko) 액정 표시 장치
JP5013554B2 (ja) 液晶表示装置
CN104914602B (zh) 显示装置和阵列基板
US10444555B2 (en) Display screen, electronic device, and light intensity detection method
CN108415188A (zh) 一种液晶显示面板、显示装置及其指纹解锁方法
CN100443969C (zh) 触控面板及其制作方法
JP2009282303A (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP2008241807A (ja) 液晶装置及び電子機器
CN107153283B (zh) 液晶显示装置以及光线检测方法
JP2009134066A (ja) 液晶装置及び電子機器
JP5675691B2 (ja) 光センサ内蔵表示装置
JP5207422B2 (ja) 液晶表示装置
JP6037753B2 (ja) 液晶表示装置
CN107894671B (zh) 一种阵列基板和阵列基板的制造方法
JP2009134041A (ja) 表示装置
TW201337871A (zh) 具影像擷取功能之顯示器裝置及其操作方法
US20230418124A1 (en) Display panel and display device
CN218995827U (zh) 一种显示面板
JP5239293B2 (ja) 液晶装置及び電子機器
TWM464687U (zh) 液晶顯示面板觸控結構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140307

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141128

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5675691

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees