JP2013231629A - 血糖計 - Google Patents
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Abstract
【課題】血糖値に関連する写真画像を撮影し、これを表示する機能を備える血糖計を提供する。
【解決手段】
血糖計101に写真撮影機能を搭載し、撮影した写真に係る画像ファイルを表示部309に表示する際、画像ファイルに関連する血糖値を同時に表示することで、患者の生活習慣と血糖値の関連性が詳細に判る。
【選択図】図9
【解決手段】
血糖計101に写真撮影機能を搭載し、撮影した写真に係る画像ファイルを表示部309に表示する際、画像ファイルに関連する血糖値を同時に表示することで、患者の生活習慣と血糖値の関連性が詳細に判る。
【選択図】図9
Description
本発明は、測定した血糖値を表示画面に表示する血糖計に関する。
周知のように、糖尿病は膵臓のインスリン分泌異常やインスリンに対する感受性低下に起因する。特にインスリン分泌が停止した1型の糖尿病患者では食事前に血糖値を測定し、その値に応じてインスリンを投与する必要がある。
従来、家庭内で患者自ら或はその家族が血糖値を簡便に測定するために、出願人は、小型で自己測定を目的とした血糖値測定装置(以下「血糖計」)を開発し、製造販売している。
なお、出願人による血糖計に関する特許出願を、特許文献1に示す。
従来、家庭内で患者自ら或はその家族が血糖値を簡便に測定するために、出願人は、小型で自己測定を目的とした血糖値測定装置(以下「血糖計」)を開発し、製造販売している。
なお、出願人による血糖計に関する特許出願を、特許文献1に示す。
周知のように、再生医療等の医療技術革新が進まない限り、現時点では糖尿病は完治しない病気である。糖尿病患者は日常生活において常に自らの血糖値を適正範囲内に管理しなければならない。また、定期的に病院に通院して、血糖値の計測結果を医師に報告し、生活指導を受ける必要がある。その際、医師は患者が所持する血糖計に、数週間から数ヶ月程度の期間で蓄積されている、患者の血糖値データを血糖計で閲覧する。このため血糖計は、蓄積されている血糖値データを内蔵する液晶ディスプレイで閲覧するための、履歴閲覧機能を有する。
従来の血糖計は、履歴閲覧機能にて患者の過去の血糖値データを液晶ディスプレイに表示する機能のみを有していた。しかしながら、血糖値の変動に対して患者がどのような日常生活を過ごしているのかを把握することは困難である。血糖値は日常生活に応じて変動する要因を持つので、医師が患者に生活指導を行う際、患者がどのような生活を過ごしたのかを把握することが望ましい。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、関連性が高い、複数の連続する血糖値を表示画面に同時に表示する機能を備える血糖計を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の血糖計は、患者の血糖値を測定する血糖値測定部と、血糖値測定部によって測定した患者の血糖値が格納される血糖値フィールドと、患者の血糖値を血糖値測定部が測定した際の測定日時が格納される日時フィールドとを備える血糖値テーブルと、血糖値フィールドに格納されている血糖値を表示する表示部と、血糖値を日時フィールドに格納されている測定日時の順に表示部に表示する指示を与える操作部を具備する。そして更に本発明の血糖計は、操作部の操作に応じて血糖値テーブルのレコードに係る血糖値を表示部に表示する際、血糖値テーブルのレコードを測定日時の順に見て、複数の隣接するレコードに係る血糖値が関連する値であると判断した場合に、複数の血糖値を表示部に表示させる入出力制御部を具備する。
本発明の血糖計は、関連性が高い、複数の連続する血糖値を表示画面にて同時に表示できるので、血糖値の変動が一目で判る。
本実施形態に係る血糖計の概略を説明する。
血糖計は、過去に測定した血糖値のデータを液晶ディスプレイにて遡って表示する、履歴表示機能を備える。その際、時系列上に食前と食後の夫々の血糖値が並んでいる場合、食事の前後で血糖値がどのように変動したのかが判るように、血糖計は食前と食後の夫々の血糖値を同時に液晶ディスプレイで表示する。同様に、就寝時から起床時の血糖値が並んでいる場合、血糖計はこれらの血糖値も同時に液晶ディスプレイで表示する。その際、血糖計が関連する血糖値を同時に表示することで、医師は診断や生活指導をより円滑に遂行できる。
血糖計は、過去に測定した血糖値のデータを液晶ディスプレイにて遡って表示する、履歴表示機能を備える。その際、時系列上に食前と食後の夫々の血糖値が並んでいる場合、食事の前後で血糖値がどのように変動したのかが判るように、血糖計は食前と食後の夫々の血糖値を同時に液晶ディスプレイで表示する。同様に、就寝時から起床時の血糖値が並んでいる場合、血糖計はこれらの血糖値も同時に液晶ディスプレイで表示する。その際、血糖計が関連する血糖値を同時に表示することで、医師は診断や生活指導をより円滑に遂行できる。
本実施形態の血糖計は、食前の血糖値と食後の血糖値を区別するために、二つの機能仕様を備える。
二つの機能仕様の一つは、食後の血糖値を測定する際に決定ボタンを押す操作を行うことで、血糖値テーブルの該当する血糖値のレコードにフラグ情報を記録する「食後ボタン」の仕様である。
二つの機能仕様のもう一つは、食事を開始する直前に決定ボタンを押す操作を行うことで、血糖値テーブルに食事開始時刻情報のレコードを追記録する「食事ボタン」の仕様である。
これらの機能仕様は、設定によって切り替えることができる。
第一の実施形態は、血糖計の食後ボタン仕様の詳細を説明する。
第二の実施形態は、血糖計の食事ボタン仕様の詳細を説明する。
二つの機能仕様の一つは、食後の血糖値を測定する際に決定ボタンを押す操作を行うことで、血糖値テーブルの該当する血糖値のレコードにフラグ情報を記録する「食後ボタン」の仕様である。
二つの機能仕様のもう一つは、食事を開始する直前に決定ボタンを押す操作を行うことで、血糖値テーブルに食事開始時刻情報のレコードを追記録する「食事ボタン」の仕様である。
これらの機能仕様は、設定によって切り替えることができる。
第一の実施形態は、血糖計の食後ボタン仕様の詳細を説明する。
第二の実施形態は、血糖計の食事ボタン仕様の詳細を説明する。
更に、本実施形態の血糖計は周知のCCD或はCMOS等の撮像素子を装備しており、デジタルカメラの機能をも備えている。撮影した画像データを液晶ディスプレイで表示する際、画像データを撮影した日時と血糖値の日時とを時系列上にて関連付けて、画像と共に血糖値を表示することで、患者の生活習慣と血糖値との相関性を詳細に把握することができる。
第三の実施形態は、血糖計の写真撮影機能と写真表示機能の詳細を説明する。
第三の実施形態は、血糖計の写真撮影機能と写真表示機能の詳細を説明する。
[外観]
図1(a)、(b)及び(c)と、図2(a)及び(b)は、本発明の実施形態の例である、血糖計101の外観図である。
血糖計101は、筐体102の表面にカラー表示可能な液晶ディスプレイ103と、周知のメンブレンスイッチよりなる操作ボタン104を備える。また、筐体102の側面にも操作ボタン104が設けられている。筐体102側面の操作ボタン104の側には、周知のMicroUSBよりなるシリアルインターフェース端子の蓋201が設けられている。
図1(a)、(b)及び(c)と、図2(a)及び(b)は、本発明の実施形態の例である、血糖計101の外観図である。
血糖計101は、筐体102の表面にカラー表示可能な液晶ディスプレイ103と、周知のメンブレンスイッチよりなる操作ボタン104を備える。また、筐体102の側面にも操作ボタン104が設けられている。筐体102側面の操作ボタン104の側には、周知のMicroUSBよりなるシリアルインターフェース端子の蓋201が設けられている。
操作ボタン104は、上方向ボタン105と、下方向ボタン106と、決定ボタン107と、設定ボタン202を有する。
液晶ディスプレイ103に表示されるカーソルを上方向に移動させる上方向ボタン105と、カーソルを下方向に移動させる下方向ボタン106と、「実行」「決定」等を指示する決定ボタン107が、筐体102の表面に設けられている。種々の設定を行うための設定ボタン202が、筐体102の側面に設けられている。
上方向ボタン105は、約1.5秒以上押し続ける(以下「長押しする」と称する)と電源オン又は電源オフの機能を有する。
下方向ボタン106は、長押しすると後述する血糖値テーブルに記憶されている血糖値を表示する機能を有する。
決定ボタン107は、長押しすると後述する「食後フラグ」又は「食事レコード」を血糖値テーブルに記録する機能を有する。
血糖計101が「食後フラグ」仕様の場合、決定ボタン107は「食後ボタン」として機能し、食後フラグを血糖値テーブルの該当レコードに記録する。
血糖計101が「食事フラグ」仕様の場合、決定ボタン107は「食事ボタン」として機能し、食事レコードを血糖値テーブルに追記録する。
「食後フラグ」仕様と「食事フラグ」仕様は、設定ボタン202を押して表示される設定メニューに従って操作することで、切り替えることができる。
液晶ディスプレイ103に表示されるカーソルを上方向に移動させる上方向ボタン105と、カーソルを下方向に移動させる下方向ボタン106と、「実行」「決定」等を指示する決定ボタン107が、筐体102の表面に設けられている。種々の設定を行うための設定ボタン202が、筐体102の側面に設けられている。
上方向ボタン105は、約1.5秒以上押し続ける(以下「長押しする」と称する)と電源オン又は電源オフの機能を有する。
下方向ボタン106は、長押しすると後述する血糖値テーブルに記憶されている血糖値を表示する機能を有する。
決定ボタン107は、長押しすると後述する「食後フラグ」又は「食事レコード」を血糖値テーブルに記録する機能を有する。
血糖計101が「食後フラグ」仕様の場合、決定ボタン107は「食後ボタン」として機能し、食後フラグを血糖値テーブルの該当レコードに記録する。
血糖計101が「食事フラグ」仕様の場合、決定ボタン107は「食事ボタン」として機能し、食事レコードを血糖値テーブルに追記録する。
「食後フラグ」仕様と「食事フラグ」仕様は、設定ボタン202を押して表示される設定メニューに従って操作することで、切り替えることができる。
血糖計101の筐体102の一方の短辺には、取り外しが可能なカバー108で保護される光学測定部109が設けられている。カバー108の内側には図示しない突起が設けられており、この突起が筐体102に設けられた窪み203に噛み合うことで、筐体102に内蔵される図示しないマイクロスイッチがオフ操作される。
図示しないバッテリーで動作する血糖計101は、非稼動状態では省電力にて動作するスリープモードである。スリープモードの血糖計101に対し、上方向ボタン105を長押しするか、カバー108を取り外してマイクロスイッチがオン操作されることで、血糖計101はその全機能を利用可能なアクティブモードに復帰する。これ以降、スリープモードの状態を「電源オフ状態」、アクティブモードの状態を「電源オン状態」と呼ぶ。
なお、図1(b)に示すように、カバー108を取り外すことで電源オン状態に移行した場合、直ちに血糖値を測定することを想定して、液晶ディスプレイ103にチップ装着案内を表示する。
図示しないバッテリーで動作する血糖計101は、非稼動状態では省電力にて動作するスリープモードである。スリープモードの血糖計101に対し、上方向ボタン105を長押しするか、カバー108を取り外してマイクロスイッチがオン操作されることで、血糖計101はその全機能を利用可能なアクティブモードに復帰する。これ以降、スリープモードの状態を「電源オフ状態」、アクティブモードの状態を「電源オン状態」と呼ぶ。
なお、図1(b)に示すように、カバー108を取り外すことで電源オン状態に移行した場合、直ちに血糖値を測定することを想定して、液晶ディスプレイ103にチップ装着案内を表示する。
血糖計101の筐体102の裏面には、周知の撮像素子110が設けられている。周知のデジタルカメラやカメラ機能付携帯型無線端末と同様に、本実施形態の血糖計101はカメラ機能を備える。撮影した画像データは、図示しないMicroSDHCカード等の、不揮発性である大容量ストレージに記憶される。また、シリアルインターフェースを周知のパソコンに接続することで、画像データをパソコンに転送することができる。
[機能構成]
図3は、血糖計101の構成を示すブロック図である。
血糖計101は周知のマイコンを中心に構成される電子機器である。マイコンは図示しないROMに格納されているプログラムを読み込み、図3に示す構成の一部を実現する。
血糖値測定部301は、測定対象者の血液302によって変色する試験紙303の光学反射率の変化を検出して、血糖値を計測する。
血糖計101の基本的な血糖測定の仕組みは、従来技術と同様である。以下、血糖値を測定する仕組みを簡単に説明する。
血糖計101に図示しない測定チップを取り付け、測定対象者の血液302を測定チップに吸引させる。この測定チップには、ポリエーテルサルホン等の多孔質膜でできた試験紙303が内蔵されている。そして、測定チップに吸引された血液302は、試験紙303に到達すると、試験紙303に含まれている試薬と反応して、発色する。次に、発光素子であるLED304が発光する光を試験紙303に当て、試験紙303からの反射光を受光素子であるフォトダイオード305にて受光する。そして、所定の反応時間を経過した後に、フォトダイオード305から得られたアナログの受光強度信号を図示しないA/D変換器でデジタル値に変換した後、このデジタル値を血糖値に変換する。
なお、血糖値計測の仕組みは、発色試薬を利用した前記光学測定方式に限らず、電気化学センサー方式など、従来から血糖測定に使用され得る仕組みを採用することができる。
図3は、血糖計101の構成を示すブロック図である。
血糖計101は周知のマイコンを中心に構成される電子機器である。マイコンは図示しないROMに格納されているプログラムを読み込み、図3に示す構成の一部を実現する。
血糖値測定部301は、測定対象者の血液302によって変色する試験紙303の光学反射率の変化を検出して、血糖値を計測する。
血糖計101の基本的な血糖測定の仕組みは、従来技術と同様である。以下、血糖値を測定する仕組みを簡単に説明する。
血糖計101に図示しない測定チップを取り付け、測定対象者の血液302を測定チップに吸引させる。この測定チップには、ポリエーテルサルホン等の多孔質膜でできた試験紙303が内蔵されている。そして、測定チップに吸引された血液302は、試験紙303に到達すると、試験紙303に含まれている試薬と反応して、発色する。次に、発光素子であるLED304が発光する光を試験紙303に当て、試験紙303からの反射光を受光素子であるフォトダイオード305にて受光する。そして、所定の反応時間を経過した後に、フォトダイオード305から得られたアナログの受光強度信号を図示しないA/D変換器でデジタル値に変換した後、このデジタル値を血糖値に変換する。
なお、血糖値計測の仕組みは、発色試薬を利用した前記光学測定方式に限らず、電気化学センサー方式など、従来から血糖測定に使用され得る仕組みを採用することができる。
リアルタイムクロック(RealTime Clock:以下「RTC」)306は、一般的なマイコンの多くに装備され、日時情報を出力する。RTC306は電源オフ状態でも電力が供給されることで、正確な日時情報を出力する。
血糖値テーブル307は、測定日時と、測定した血糖値と、後述する食後フラグが記録されているテーブルである。血糖値テーブル307はEEPROM等の図示しない不揮発性ストレージに設けられる。
操作部308は前述の操作ボタン104である。表示部309は前述の液晶ディスプレイ103である。
入出力制御部310は、血糖値測定部301から得た血糖値データと、RTC306から得た測定日時を、血糖値テーブル307に追記録する。また、測定した血糖値を表示部309に表示したり、操作部308の操作に応じて種々のデータ処理を行う。
血糖値テーブル307は、測定日時と、測定した血糖値と、後述する食後フラグが記録されているテーブルである。血糖値テーブル307はEEPROM等の図示しない不揮発性ストレージに設けられる。
操作部308は前述の操作ボタン104である。表示部309は前述の液晶ディスプレイ103である。
入出力制御部310は、血糖値測定部301から得た血糖値データと、RTC306から得た測定日時を、血糖値テーブル307に追記録する。また、測定した血糖値を表示部309に表示したり、操作部308の操作に応じて種々のデータ処理を行う。
入出力制御部310は、操作部308の操作に応じて撮像素子110を駆動し、撮像素子110から得た画像データを大容量ストレージ311に設けられる画像ファイルディレクトリ312に保存する。その際、属性情報等を属性テーブル313に追記録する。
近距離無線通信部314は、血糖値テーブル307内の血糖値データをパソコン等に転送するために用いる。
シリアルインターフェース315は、画像ファイルディレクトリ312をパソコン等の外部機器に転送するために用いる。また、シリアルインターフェース315は血糖値テーブル307内の血糖値データも外部機器に転送できる。
食事ボタン、つまり決定ボタン107を長押しすると、入出力制御部310はRTC306から現在の日時情報を取得して、二時間後にブザー316を鳴らす。
近距離無線通信部314は、血糖値テーブル307内の血糖値データをパソコン等に転送するために用いる。
シリアルインターフェース315は、画像ファイルディレクトリ312をパソコン等の外部機器に転送するために用いる。また、シリアルインターフェース315は血糖値テーブル307内の血糖値データも外部機器に転送できる。
食事ボタン、つまり決定ボタン107を長押しすると、入出力制御部310はRTC306から現在の日時情報を取得して、二時間後にブザー316を鳴らす。
[第一の実施形態:食後ボタン:血糖値テーブル307の構成]
本実施形態の血糖計101は、所定の設定を施すことによって、食前の血糖値と食後の血糖値を区別する、二つの機能仕様の何れかを選択的に切り替えて使用する。これより、そのうちの一つの機能仕様である、食後の血糖値を測定する際にボタンを押す操作を行うことで、血糖値テーブル307の該当する血糖値のレコードにフラグ情報を記録する「食後ボタン」の仕様について説明する。
本実施形態の血糖計101は、所定の設定を施すことによって、食前の血糖値と食後の血糖値を区別する、二つの機能仕様の何れかを選択的に切り替えて使用する。これより、そのうちの一つの機能仕様である、食後の血糖値を測定する際にボタンを押す操作を行うことで、血糖値テーブル307の該当する血糖値のレコードにフラグ情報を記録する「食後ボタン」の仕様について説明する。
図4は、血糖値テーブル307のフィールド構成とレコードの一例を示す概略図である。
日時フィールドには、血糖値を測定した時点の日時情報が格納される。
血糖値フィールドには、測定した血糖値が格納される。
食後フラグフィールドには、血糖値を測定する際、決定ボタン107を長押しすることで、測定中の血糖値が食後の血糖値であることを示す食後フラグが格納される。
血糖値テーブル307は、血糖値を記録するレコードが、時系列順に記録されている。したがって、最終レコードが最新のレコードである。
日時フィールドには、血糖値を測定した時点の日時情報が格納される。
血糖値フィールドには、測定した血糖値が格納される。
食後フラグフィールドには、血糖値を測定する際、決定ボタン107を長押しすることで、測定中の血糖値が食後の血糖値であることを示す食後フラグが格納される。
血糖値テーブル307は、血糖値を記録するレコードが、時系列順に記録されている。したがって、最終レコードが最新のレコードである。
[第一の実施形態:食後ボタン:動作]
次に、図5から図14を参照して、食後ボタン仕様の血糖計101の動作の流れを説明する。
図5は、血糖計101のスリープ処理の流れを示すフローチャートである。
処理を開始すると(S501)、血糖計101の入出力制御部310は図示しないA/D変換器、表示部309やLED等、電力消費量の大きいデバイスに対する電力供給を遮断すると共に、数百kHz乃至数MHz程度の低周波数クロックで動作する、スリープモードとなる。但し、操作部308の操作とマイクロスイッチの状態は入出力制御部310によって検出される(S502)。
入出力制御部310は、操作された操作ボタン104が上方向ボタン105の長押しであるか否か、つまり電源ボタンを押されたのか否か、またマイクロスイッチがオン操作されたか否かを判定する(S503)。
電源ボタンを押されたか、或はマイクロスイッチがオン操作されたのであれば(S503のYES)、入出力制御部310はメイン処理を実行して(S504)、その後終了する(S505)。
電源ボタンが押されず、且つマイクロスイッチもオン操作されていないのであれば(S503のNO)、入出力制御部310は何もせずに終了する(S505)。このスリープ処理は、処理の終了後には再度最初から繰り返す、ループ動作である。
次に、図5から図14を参照して、食後ボタン仕様の血糖計101の動作の流れを説明する。
図5は、血糖計101のスリープ処理の流れを示すフローチャートである。
処理を開始すると(S501)、血糖計101の入出力制御部310は図示しないA/D変換器、表示部309やLED等、電力消費量の大きいデバイスに対する電力供給を遮断すると共に、数百kHz乃至数MHz程度の低周波数クロックで動作する、スリープモードとなる。但し、操作部308の操作とマイクロスイッチの状態は入出力制御部310によって検出される(S502)。
入出力制御部310は、操作された操作ボタン104が上方向ボタン105の長押しであるか否か、つまり電源ボタンを押されたのか否か、またマイクロスイッチがオン操作されたか否かを判定する(S503)。
電源ボタンを押されたか、或はマイクロスイッチがオン操作されたのであれば(S503のYES)、入出力制御部310はメイン処理を実行して(S504)、その後終了する(S505)。
電源ボタンが押されず、且つマイクロスイッチもオン操作されていないのであれば(S503のNO)、入出力制御部310は何もせずに終了する(S505)。このスリープ処理は、処理の終了後には再度最初から繰り返す、ループ動作である。
図6は、血糖計101のメイン処理の流れを示すフローチャートである。図5のステップS504の詳細である。
処理を開始すると(S601)、入出力制御部310は所定の初期化処理を実行した(S602)後、表示部309にメインメニューを表示して(S603)、操作部308の操作を待つ(S604)。
操作ボタン104から得られた操作内容が血糖値の測定であるならば(S605のYES)、入出力制御部310は血糖値測定処理を実行して(S606)、その後再度メインメニューを表示する(S603)。
操作ボタン104から得られた操作内容が血糖値の測定でなく(S605のNO)、操作内容が過去の血糖値の履歴を表示する指示であるならば(S607のYES)、入出力制御部310は履歴表示処理を実行して(S608)、その後再度メインメニューを表示する(S603)。
操作ボタン104から得られた操作内容が過去の血糖値の履歴を表示する指示でなく(S607のNO)、操作内容が写真を表示する指示であるならば(S609のYES)、入出力制御部310は写真表示処理を実行して(S610)、その後再度メインメニューを表示する(S603)。
処理を開始すると(S601)、入出力制御部310は所定の初期化処理を実行した(S602)後、表示部309にメインメニューを表示して(S603)、操作部308の操作を待つ(S604)。
操作ボタン104から得られた操作内容が血糖値の測定であるならば(S605のYES)、入出力制御部310は血糖値測定処理を実行して(S606)、その後再度メインメニューを表示する(S603)。
操作ボタン104から得られた操作内容が血糖値の測定でなく(S605のNO)、操作内容が過去の血糖値の履歴を表示する指示であるならば(S607のYES)、入出力制御部310は履歴表示処理を実行して(S608)、その後再度メインメニューを表示する(S603)。
操作ボタン104から得られた操作内容が過去の血糖値の履歴を表示する指示でなく(S607のNO)、操作内容が写真を表示する指示であるならば(S609のYES)、入出力制御部310は写真表示処理を実行して(S610)、その後再度メインメニューを表示する(S603)。
操作ボタン104から得られた操作内容が写真を表示する指示でなく(S609のNO)、操作内容が写真を撮影する指示であるならば(S611のYES)、入出力制御部310は写真撮影処理を実行して(S612)、その後再度メインメニューを表示する(S603)。
操作ボタン104から得られた操作内容が写真を撮影する指示でなく(S611のNO)、操作内容が各種設定を行う指示であるならば(S613のNO)、入出力制御部310は各種設定処理を実行して(S614)、その後再度メインメニューを表示する(S603)。
操作ボタン104から得られた操作内容が各種設定を行う指示でなく、操作内容が操作内容が電源をオフする指示であるならば(S613のYES)、入出力制御部310は電源オフ処理を実行して(S615)、一連の処理を終了する(S616)。
操作ボタン104から得られた操作内容が写真を撮影する指示でなく(S611のNO)、操作内容が各種設定を行う指示であるならば(S613のNO)、入出力制御部310は各種設定処理を実行して(S614)、その後再度メインメニューを表示する(S603)。
操作ボタン104から得られた操作内容が各種設定を行う指示でなく、操作内容が操作内容が電源をオフする指示であるならば(S613のYES)、入出力制御部310は電源オフ処理を実行して(S615)、一連の処理を終了する(S616)。
図7は、図6のステップS606の血糖値測定処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
処理を開始すると(S701)、先ず入出力制御部310は図8にて後述する食後ボタン検出処理を開始する(S702)。次に、入出力制御部310は血糖値を測定するためのチップを光学測定部109に装着するよう指示する、「チップ装着指示」画面を表示部309に表示して(S703)、血糖値測定部301を通じてチップの装着を待つ(S704)。
光学測定部109にチップが装着された後、入出力制御部310は次に、チップに血液を点着させるよう指示する、「血液点着指示」画面を表示部309に表示して(S705)、血糖値測定部301を通じて血液の点着を待つ(S706)。
チップに血液が点着されると、血糖値測定部301は血糖値測定処理を実行する(S707)。入出力制御部310は血糖値測定部301が測定した血糖値を受けて、表示部309に血糖値を表示して(S708)、操作部308の操作を待つ(S709)。
決定ボタン107が押されたら、入出力制御部310は食後ボタンの検出処理を終了(S710)した後、測定した血糖値と血糖値を測定した日時と食後フラグを血糖値テーブル307に追記録して(S711)、一連の処理を終了する(S712)。
処理を開始すると(S701)、先ず入出力制御部310は図8にて後述する食後ボタン検出処理を開始する(S702)。次に、入出力制御部310は血糖値を測定するためのチップを光学測定部109に装着するよう指示する、「チップ装着指示」画面を表示部309に表示して(S703)、血糖値測定部301を通じてチップの装着を待つ(S704)。
光学測定部109にチップが装着された後、入出力制御部310は次に、チップに血液を点着させるよう指示する、「血液点着指示」画面を表示部309に表示して(S705)、血糖値測定部301を通じて血液の点着を待つ(S706)。
チップに血液が点着されると、血糖値測定部301は血糖値測定処理を実行する(S707)。入出力制御部310は血糖値測定部301が測定した血糖値を受けて、表示部309に血糖値を表示して(S708)、操作部308の操作を待つ(S709)。
決定ボタン107が押されたら、入出力制御部310は食後ボタンの検出処理を終了(S710)した後、測定した血糖値と血糖値を測定した日時と食後フラグを血糖値テーブル307に追記録して(S711)、一連の処理を終了する(S712)。
図8は、食後ボタン検出処理の流れを示すフローチャートである。図7のステップS702で起動され、ステップS710で終了される。
処理を開始すると(S801)、入出力制御部310は図示しない内部食後フラグを論理の「偽」に初期化して(S802)、食後ボタンの操作を待つ(S803)。次に、入出力制御部310は食後ボタンが押されたか、つまり決定ボタン107が長押しされたか否かを確認する(S804)。
食後ボタンが押されていなければ(S804のNO)、入出力制御部310は再度ステップS803に戻って食後ボタンの操作を待つ。
食後ボタンが押されていれば(S804のYES)、入出力制御部310は内部食後フラグを論理の「真」に設定して(S805)、一連の処理を終了する(S806)。
処理を開始すると(S801)、入出力制御部310は図示しない内部食後フラグを論理の「偽」に初期化して(S802)、食後ボタンの操作を待つ(S803)。次に、入出力制御部310は食後ボタンが押されたか、つまり決定ボタン107が長押しされたか否かを確認する(S804)。
食後ボタンが押されていなければ(S804のNO)、入出力制御部310は再度ステップS803に戻って食後ボタンの操作を待つ。
食後ボタンが押されていれば(S804のYES)、入出力制御部310は内部食後フラグを論理の「真」に設定して(S805)、一連の処理を終了する(S806)。
つまり、内部食後フラグは食後ボタンが押されたことをラッチする。図7のステップS702からS710の間に、一度でも食後ボタンが押されれば、内部食後フラグが論理の「真」に転換し、ステップS711で内部食後フラグが血糖値テーブル307の食後フラグフィールドに転記される。
これより、図9、図10、図11、図12及び図13を参照して、図6のステップS608の履歴表示処理の流れを説明する。この履歴表示処理において、入出力制御部310は自然数のレコードポインタiを用いる。レコードポインタiは、血糖値テーブル307のi番目のレコードを示す。
図9は履歴表示処理の流れを示すフローチャートである。
処理を開始すると(S901)、最初に入出力制御部310はレコードポインタiを血糖値テーブル307の最後のレコードに設定する(S902)。
これ以降はループ処理である。
次に入出力制御部310は、血糖値テーブル307のi番目のレコードの日時フィールドを見て、i番目のレコードが21時から早朝6時迄の間に測定されたレコードであるか否か、すなわちi番目のレコードが深夜の測定値に係るレコード(以下「深夜レコード」と略す)であるか否かを確認する(S903)。
i番目のレコードが深夜レコードであれば(S903のYES)、入出力制御部310は深夜レコード表示処理を実行して(S904)、再びステップS903に戻る。
i番目のレコードが深夜レコードでなければ(S903のNO)、入出力制御部310は次にi番目のレコードの食後フラグフィールドを見て、食後フラグフィールドが論理の「偽」であるか否か、すなわちi番目のレコードが食前の血糖値が記録されているレコード(以下「食前レコード」と略す。また、食後フラグフィールドが論理の「真」であるレコードを「食後レコード」と略す。)であるか否かを確認する(S905)。
i番目のレコードが食前レコードであれば(S905のYES)、入出力制御部310は食前レコード表示処理を実行して(S906)、再びステップS903に戻る。
i番目のレコードが食前レコードでなければ(S905のNO)、入出力制御部310は食後レコード表示処理を実行して(S907)、再びステップS903に戻る。
処理を開始すると(S901)、最初に入出力制御部310はレコードポインタiを血糖値テーブル307の最後のレコードに設定する(S902)。
これ以降はループ処理である。
次に入出力制御部310は、血糖値テーブル307のi番目のレコードの日時フィールドを見て、i番目のレコードが21時から早朝6時迄の間に測定されたレコードであるか否か、すなわちi番目のレコードが深夜の測定値に係るレコード(以下「深夜レコード」と略す)であるか否かを確認する(S903)。
i番目のレコードが深夜レコードであれば(S903のYES)、入出力制御部310は深夜レコード表示処理を実行して(S904)、再びステップS903に戻る。
i番目のレコードが深夜レコードでなければ(S903のNO)、入出力制御部310は次にi番目のレコードの食後フラグフィールドを見て、食後フラグフィールドが論理の「偽」であるか否か、すなわちi番目のレコードが食前の血糖値が記録されているレコード(以下「食前レコード」と略す。また、食後フラグフィールドが論理の「真」であるレコードを「食後レコード」と略す。)であるか否かを確認する(S905)。
i番目のレコードが食前レコードであれば(S905のYES)、入出力制御部310は食前レコード表示処理を実行して(S906)、再びステップS903に戻る。
i番目のレコードが食前レコードでなければ(S905のNO)、入出力制御部310は食後レコード表示処理を実行して(S907)、再びステップS903に戻る。
図10は深夜レコード表示処理の流れを示すフローチャートである。図9のステップS904の詳細である。
処理を開始すると(S1001)、入出力制御部310はカウンタ変数jにレコードポインタiの値を代入する(S1002)。
次に、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S1003)、i番目のレコードが深夜レコードであるか否かを確認する(S1004)。
なお、図10のステップS1003に記されている「i−−」の「−−」は、デクリメントを意味する。同様に、後述する「i++」の「++」は、インクリメントを意味する。
i番目のレコードが深夜レコードであるならば(S1004のYES)、入出力制御部310は処理をステップS1003まで戻って、再びレコードポインタiを1デクリメントして、ステップS1004の判定処理を繰り返す。
処理を開始すると(S1001)、入出力制御部310はカウンタ変数jにレコードポインタiの値を代入する(S1002)。
次に、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S1003)、i番目のレコードが深夜レコードであるか否かを確認する(S1004)。
なお、図10のステップS1003に記されている「i−−」の「−−」は、デクリメントを意味する。同様に、後述する「i++」の「++」は、インクリメントを意味する。
i番目のレコードが深夜レコードであるならば(S1004のYES)、入出力制御部310は処理をステップS1003まで戻って、再びレコードポインタiを1デクリメントして、ステップS1004の判定処理を繰り返す。
i番目のレコードが深夜レコードでないならば(S1004のNO)、入出力制御部310はレコードポインタiを1インクリメントする(S1005)。そして、カウンタ変数jを1インクリメントして(S1006)、j番目のレコードが深夜レコードであるか否かを確認する(S1007)。
j番目のレコードが深夜レコードであるならば(S1007のYES)、入出力制御部310は処理をステップS1006まで戻って、再びカウンタ変数jを1インクリメントして、ステップS1007の判定処理を繰り返す。
j番目のレコードが深夜レコードでないならば(S1007のNO)、入出力制御部310はj番目のレコードが朝6時から10時迄の間に測定され、且つ食後フラグフィールドの値が論理の「偽」であるレコードであるか否か、すなわちi番目のレコードが患者の起床時の血糖値が記録されているレコード(以下「朝のレコード」と略す)であるか否かを確認する(S1008)。
j番目のレコードが深夜レコードであるならば(S1007のYES)、入出力制御部310は処理をステップS1006まで戻って、再びカウンタ変数jを1インクリメントして、ステップS1007の判定処理を繰り返す。
j番目のレコードが深夜レコードでないならば(S1007のNO)、入出力制御部310はj番目のレコードが朝6時から10時迄の間に測定され、且つ食後フラグフィールドの値が論理の「偽」であるレコードであるか否か、すなわちi番目のレコードが患者の起床時の血糖値が記録されているレコード(以下「朝のレコード」と略す)であるか否かを確認する(S1008)。
i番目のレコードが朝のレコードであるならば(S1008のYES)、入出力制御部310はi番目のレコードからj番目のレコードの内容、つまり2レコード以上の血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S1009)。
i番目のレコードが朝のレコードでないならば(S1008のNO)、入出力制御部310はi番目のレコードからj−1番目のレコードの内容、つまり2レコード以上の血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S1010)。
i番目のレコードが朝のレコードでないならば(S1008のNO)、入出力制御部310はi番目のレコードからj−1番目のレコードの内容、つまり2レコード以上の血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S1010)。
入出力制御部310は、ステップS1009又はS1010にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S1011)。
上方向ボタン105が押された場合(S1012のYES)、それは血糖値の測定履歴を遡る指示である。そこで、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S1013)、一連の処理を終了する(S1014)。
ステップS1007において下方向ボタン106が押された場合(S1012のNOからS1015のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiにカウンタ変数jの値を代入して(S1016)、一連の処理を終了する(S1014)。
ステップS1007において決定ボタン107が押された場合(S1012のNOからS1015のNO)、入出力制御部310は履歴表示処理を終了する(S1017)。
上方向ボタン105が押された場合(S1012のYES)、それは血糖値の測定履歴を遡る指示である。そこで、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S1013)、一連の処理を終了する(S1014)。
ステップS1007において下方向ボタン106が押された場合(S1012のNOからS1015のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiにカウンタ変数jの値を代入して(S1016)、一連の処理を終了する(S1014)。
ステップS1007において決定ボタン107が押された場合(S1012のNOからS1015のNO)、入出力制御部310は履歴表示処理を終了する(S1017)。
図11及び図12は食前レコード表示処理の流れを示すフローチャートである。図9のステップS906の詳細である。
処理を開始すると(S1101)、入出力制御部310はカウンタ変数jにレコードポインタiの値を代入する(S1102)。
次に、入出力制御部310はレコードポインタjを1インクリメントして(S1103)、j番目のレコードが食後レコードであるか否かを確認する(S1104)。
j番目のレコードが食後レコードであるならば(S1104のYES)、入出力制御部310はi番目のレコードとj番目のレコードの内容、つまり2レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S1105)。
処理を開始すると(S1101)、入出力制御部310はカウンタ変数jにレコードポインタiの値を代入する(S1102)。
次に、入出力制御部310はレコードポインタjを1インクリメントして(S1103)、j番目のレコードが食後レコードであるか否かを確認する(S1104)。
j番目のレコードが食後レコードであるならば(S1104のYES)、入出力制御部310はi番目のレコードとj番目のレコードの内容、つまり2レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S1105)。
入出力制御部310は、ステップS1105にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S1106)。
上方向ボタン105が押された場合(S1107のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S1108)、一連の処理を終了する(S1109)。
ステップS1106において下方向ボタン106が押された場合(S1107のNOからS1110のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを2インクリメントして(S1111)、一連の処理を終了する(S1109)。
ステップS1106において決定ボタン107が押された場合(S1107のNOからS1110のNO)、入出力制御部310は履歴表示処理を終了する(S1112)。
上方向ボタン105が押された場合(S1107のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S1108)、一連の処理を終了する(S1109)。
ステップS1106において下方向ボタン106が押された場合(S1107のNOからS1110のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを2インクリメントして(S1111)、一連の処理を終了する(S1109)。
ステップS1106において決定ボタン107が押された場合(S1107のNOからS1110のNO)、入出力制御部310は履歴表示処理を終了する(S1112)。
ステップS1104において、j番目のレコードが食後レコードでないならば(S1104のNO)、入出力制御部310はi番目のレコードの内容、つまり1レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S1113)。
入出力制御部310は、ステップS1113にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S1114)。そして、入出力制御部310の処理は図12のA(ステップS1215)に進む。
入出力制御部310は、ステップS1113にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S1114)。そして、入出力制御部310の処理は図12のA(ステップS1215)に進む。
図12を参照して、フローチャートの説明を続ける。
上方向ボタン105が押された場合(S1215のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S1216)、一連の処理を終了する(S1217)。
図11を再度参照して、フローチャートの説明を続ける。
ステップS1114において下方向ボタン106が押された場合(S1215のNOからS1218のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1インクリメントして(S1219)、一連の処理を終了する(S1217)。
ステップS1114において決定ボタン107が押された場合(S1215のNOからS1218のNO)、入出力制御部310は履歴表示処理を終了する(S1220)。
上方向ボタン105が押された場合(S1215のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S1216)、一連の処理を終了する(S1217)。
図11を再度参照して、フローチャートの説明を続ける。
ステップS1114において下方向ボタン106が押された場合(S1215のNOからS1218のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1インクリメントして(S1219)、一連の処理を終了する(S1217)。
ステップS1114において決定ボタン107が押された場合(S1215のNOからS1218のNO)、入出力制御部310は履歴表示処理を終了する(S1220)。
図13は食後レコード表示処理の流れを示すフローチャートである。図9のステップS907の詳細である。
処理を開始すると(S1301)、入出力制御部310はカウンタ変数jにレコードポインタiの値を代入する(S1302)。
次に、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S1303)、i番目のレコードが食前レコードであるか否かを確認する(S1304)。
i番目のレコードが食前レコードであるならば(S1304のYES)、入出力制御部310はi番目のレコードとj番目のレコードの内容、つまり2レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S1305)。
処理を開始すると(S1301)、入出力制御部310はカウンタ変数jにレコードポインタiの値を代入する(S1302)。
次に、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S1303)、i番目のレコードが食前レコードであるか否かを確認する(S1304)。
i番目のレコードが食前レコードであるならば(S1304のYES)、入出力制御部310はi番目のレコードとj番目のレコードの内容、つまり2レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S1305)。
入出力制御部310は、ステップS1305にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S1306)。そして、入出力制御部310の処理は図11のB(ステップS1107)に進む。
ステップS1304において、i番目のレコードが食前レコードでないならば(S1304のNO)、入出力制御部310はi番目のレコードの内容、つまり1レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S1307)。
入出力制御部310は、ステップS1307にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S1308)。そして、入出力制御部310の処理は図12のA(ステップS1215)に進む。
ステップS1304において、i番目のレコードが食前レコードでないならば(S1304のNO)、入出力制御部310はi番目のレコードの内容、つまり1レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S1307)。
入出力制御部310は、ステップS1307にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S1308)。そして、入出力制御部310の処理は図12のA(ステップS1215)に進む。
図14(a)、(b)及び(c)は、液晶ディスプレイ103における血糖値の表示例を示す図である。
ステップS1113の場合、図14(a)に示すように、液晶ディスプレイ103には測定日時と血糖値が一回分のみ表示される。
ステップS1105の場合、図14(b)に示すように、液晶ディスプレイ103には測定日時と血糖値が食前の値と食後の値と二回分表示される。
ステップS1009及びS1010の場合、図14(c)に示すように、液晶ディスプレイ103には測定日時と血糖値が就寝時の値と起床時の値と二回分以上表示される。
ステップS1113の場合、図14(a)に示すように、液晶ディスプレイ103には測定日時と血糖値が一回分のみ表示される。
ステップS1105の場合、図14(b)に示すように、液晶ディスプレイ103には測定日時と血糖値が食前の値と食後の値と二回分表示される。
ステップS1009及びS1010の場合、図14(c)に示すように、液晶ディスプレイ103には測定日時と血糖値が就寝時の値と起床時の値と二回分以上表示される。
再度、図4を参照して、図9から図13迄のフローチャートに示した動作を説明する。
先ず、レコードポインタiは入出力制御部310によって、ステップS902において血糖値テーブル307の最後のレコードP401に初期化される。このレコードP401は日時フィールドに記録されている日時から深夜レコードではなく(S903のNO)、食後フラグフィールドが論理の「偽」である(S905のYES)ことから、食前レコード表示処理(S906)の対象となる。レコードP401は最後のレコードであり、カウンタ変数jをインクリメントした(S1103)レコードは存在しないので(S1104のNO)、単一レコード表示の対象となる(S1113)。
先ず、レコードポインタiは入出力制御部310によって、ステップS902において血糖値テーブル307の最後のレコードP401に初期化される。このレコードP401は日時フィールドに記録されている日時から深夜レコードではなく(S903のNO)、食後フラグフィールドが論理の「偽」である(S905のYES)ことから、食前レコード表示処理(S906)の対象となる。レコードP401は最後のレコードであり、カウンタ変数jをインクリメントした(S1103)レコードは存在しないので(S1104のNO)、単一レコード表示の対象となる(S1113)。
次に、操作者が上方向ボタン105を押すと(S1215のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントするので(S1216)、レコードポインタiはレコードP402に移動する。
すると、レコードP402の食後フラグは論理の「真」なので(S903のNO、S905のNO)、食後レコード表示処理(S907)の対象となる。
入出力制御部310はレコードポインタiを更にデクリメントして(S1303)、レコードP402の更に一つ前のレコードP403が食前レコードであるか否か、確認する(S1304)。
このレコードP403は、i+1番目のレコードであるレコードP402の日時から3時間以内であり、且つ食後フラグが論理の「偽」である(S1304のYES)ので、2レコード表示の対象となる(S1305)。
すると、レコードP402の食後フラグは論理の「真」なので(S903のNO、S905のNO)、食後レコード表示処理(S907)の対象となる。
入出力制御部310はレコードポインタiを更にデクリメントして(S1303)、レコードP402の更に一つ前のレコードP403が食前レコードであるか否か、確認する(S1304)。
このレコードP403は、i+1番目のレコードであるレコードP402の日時から3時間以内であり、且つ食後フラグが論理の「偽」である(S1304のYES)ので、2レコード表示の対象となる(S1305)。
次に、操作者が上方向ボタン105を押すと(S1215のYES)、レコードポインタiは1デクリメントして(S1216)、レコードP404に移動する。
レコードP404の食後フラグは論理の「真」なので(S905のNO)、食後レコード表示処理(S907)の対象となる。
入出力制御部310はレコードポインタiを更にデクリメントして(S1303)、レコードP404の更に一つ前のレコードP405が食前レコードであるか否か、確認する(S1304)。
このレコードP405は、i+1番目のレコードであるレコードP404の日時から3時間以内であり、且つ食後フラグが論理の「偽」である(S1304のYES)ので、2レコード表示の対象となる(S1305)。
レコードP404の食後フラグは論理の「真」なので(S905のNO)、食後レコード表示処理(S907)の対象となる。
入出力制御部310はレコードポインタiを更にデクリメントして(S1303)、レコードP404の更に一つ前のレコードP405が食前レコードであるか否か、確認する(S1304)。
このレコードP405は、i+1番目のレコードであるレコードP404の日時から3時間以内であり、且つ食後フラグが論理の「偽」である(S1304のYES)ので、2レコード表示の対象となる(S1305)。
次に、操作者が上方向ボタン105を押すと(S1215のYES)、レコードポインタiは1デクリメントして(S1216)、レコードP406に移動する。
レコードP406は日時フィールドに記録されている日時から深夜レコードであるので(S903のYES)、深夜レコード表示処理(S904)の対象となる。
レコードポインタiは一旦深夜レコードではないレコードP408までデクリメントされて(S1003及びS1004)、再びインクリメントされる(S1005)ことで、レコードP407に到達する。そしてカウンタ変数jをインクリメントしながらj番目のレコードが深夜レコードであるか否かを確認する(S1006及びS1007)。すると、カウンタ変数jが朝のレコードであるレコードP405を指し示した時点でステップS1007の判定結果がNOとなる。レコードP405は朝のレコードなので(S1008のYES)、レコードポインタiが指し示すレコードP407からカウンタ変数jが指し示すレコードP405までを一画面で表示する(S1009)。
レコードP406は日時フィールドに記録されている日時から深夜レコードであるので(S903のYES)、深夜レコード表示処理(S904)の対象となる。
レコードポインタiは一旦深夜レコードではないレコードP408までデクリメントされて(S1003及びS1004)、再びインクリメントされる(S1005)ことで、レコードP407に到達する。そしてカウンタ変数jをインクリメントしながらj番目のレコードが深夜レコードであるか否かを確認する(S1006及びS1007)。すると、カウンタ変数jが朝のレコードであるレコードP405を指し示した時点でステップS1007の判定結果がNOとなる。レコードP405は朝のレコードなので(S1008のYES)、レコードポインタiが指し示すレコードP407からカウンタ変数jが指し示すレコードP405までを一画面で表示する(S1009)。
次に、操作者が下方向ボタン106を押すと(S1015のYES)、レコードポインタiはカウンタ変数jの値が代入される(S1016)ので、レコードP405に移動する。
このレコードP405は日時フィールドに記録されている日時から深夜レコードではなく(S903のNO)、食後フラグフィールドが論理の「偽」である(S905のYES)ことから、食前レコード表示処理(S906)の対象となる。カウンタ変数jにレコードポインタiの値を代入した(S1102)後、カウンタ変数jをインクリメントして(S1103)、カウンタ変数jが指し示すレコードP406が食後レコードであるか否かを確認する(S1104)。
レコードP406はレコードP405から3時間以内の値であり、食後フラグフィールドが論理の「真」なので、2レコード表示の対象となる(S1105)。
このレコードP405は日時フィールドに記録されている日時から深夜レコードではなく(S903のNO)、食後フラグフィールドが論理の「偽」である(S905のYES)ことから、食前レコード表示処理(S906)の対象となる。カウンタ変数jにレコードポインタiの値を代入した(S1102)後、カウンタ変数jをインクリメントして(S1103)、カウンタ変数jが指し示すレコードP406が食後レコードであるか否かを確認する(S1104)。
レコードP406はレコードP405から3時間以内の値であり、食後フラグフィールドが論理の「真」なので、2レコード表示の対象となる(S1105)。
以上の説明で判るように、レコードポインタiは、深夜から早朝のレコードを表示する場合(S1009及びS1010)と、食前及び食後のレコードを表示する場合(S1105)、入出力制御部310によって、必ず、表示対象となる複数のレコードの最初のレコードを指し示すように操作される。これに対し、カウンタ変数jは、入出力制御部310によって、複数のレコードの最後のレコードを指し示すように操作される。
食前後の場合は必ず2レコード表示なので、食後フラグが「偽」であるi番目とi+1番目のレコードが表示部309に表示される。
就寝時及び起床時の場合は2レコード以上の表示なので、就寝時のデータであるi番目から起床時のデータであるj番目のレコードが表示部309に表示される。
このように、食前と食後の、関連する二つの血糖値を単一の画面内に表示することで、食事の前後における血糖値の変動が一目で判る。このため、医師は患者が摂取した食事が適正であるか否か、また投与するインスリンが適正であるか否かをより的確に見極めることが可能になる。
食前後の場合は必ず2レコード表示なので、食後フラグが「偽」であるi番目とi+1番目のレコードが表示部309に表示される。
就寝時及び起床時の場合は2レコード以上の表示なので、就寝時のデータであるi番目から起床時のデータであるj番目のレコードが表示部309に表示される。
このように、食前と食後の、関連する二つの血糖値を単一の画面内に表示することで、食事の前後における血糖値の変動が一目で判る。このため、医師は患者が摂取した食事が適正であるか否か、また投与するインスリンが適正であるか否かをより的確に見極めることが可能になる。
糖尿病患者の一部には、早朝の起床時に空腹であるにもかかわらず、血糖値が異常に上昇する、という現象が起きることがある。この原因として、「暁現象」と「ソモジー効果」が挙げられる。
暁現象とは、ヒト成長ホルモンを始めとする、体内時計に基いて早朝時に活発に分泌される各種ホルモンの影響によって起きる高血糖現象であり、特に若年の1型糖尿病患者に強い傾向となって現れる。暁現象の対策は、超持続型インスリンを投与することで症状を効果的に緩和できる。
ソモジー効果とは「血糖値のリバウンド」とも呼ばれる現象である。インスリン投与量が多すぎることで患者が弱い低血糖状態に陥ると、これに対する自然回復作用として肝臓が糖新生を行う。一旦肝臓が糖新生を始めると、必要量の糖が新生されても肝臓の糖新生はすぐに終息しないので、その後血糖値が大幅に上昇してしまう。ソモジー効果の対策は、インスリンの投与量を減らすことで症状を抑えることができる。特に早朝時のソモジー効果の場合は、就寝前のインスリン投与量を減らすか、捕食を摂取する、という対策が効果的である。
以上二つの症状は、早朝時に血糖値の異常な上昇という減少が共通するものの、対策は全く異なる。したがって、症状の改善には正確な診断が必要である。
暁現象とは、ヒト成長ホルモンを始めとする、体内時計に基いて早朝時に活発に分泌される各種ホルモンの影響によって起きる高血糖現象であり、特に若年の1型糖尿病患者に強い傾向となって現れる。暁現象の対策は、超持続型インスリンを投与することで症状を効果的に緩和できる。
ソモジー効果とは「血糖値のリバウンド」とも呼ばれる現象である。インスリン投与量が多すぎることで患者が弱い低血糖状態に陥ると、これに対する自然回復作用として肝臓が糖新生を行う。一旦肝臓が糖新生を始めると、必要量の糖が新生されても肝臓の糖新生はすぐに終息しないので、その後血糖値が大幅に上昇してしまう。ソモジー効果の対策は、インスリンの投与量を減らすことで症状を抑えることができる。特に早朝時のソモジー効果の場合は、就寝前のインスリン投与量を減らすか、捕食を摂取する、という対策が効果的である。
以上二つの症状は、早朝時に血糖値の異常な上昇という減少が共通するものの、対策は全く異なる。したがって、症状の改善には正確な診断が必要である。
就寝中に低血糖状態に陥ると、自律神経の作用によって深夜に目覚めることがある。そのような患者に対し、医師は「夜中に目が覚めたら血糖値を測って下さい」と指導する。就寝中の血糖値を測定し、就寝前と起床直後の血糖値と比較することで、医師は患者の起床時の低血糖状態の原因が暁現象なのかソモジー効果なのかをより的確に見極めることが可能になる。
[第二の実施形態:食事ボタン:血糖値テーブル307の構成]
本実施形態の血糖計101は、所定の設定を施すことによって、食前の血糖値と食後の血糖値を区別する、二つの機能仕様の何れかを選択的に切り替えて使用する。これより、そのうちのもう一つの機能仕様である、食事の直前にボタンを押す操作を行うことで、血糖値テーブル307に食事開始の日時情報のみのレコードを追記録する「食事ボタン」の仕様について説明する。
本実施形態の血糖計101は、所定の設定を施すことによって、食前の血糖値と食後の血糖値を区別する、二つの機能仕様の何れかを選択的に切り替えて使用する。これより、そのうちのもう一つの機能仕様である、食事の直前にボタンを押す操作を行うことで、血糖値テーブル307に食事開始の日時情報のみのレコードを追記録する「食事ボタン」の仕様について説明する。
図15は、血糖値テーブル307のフィールド構成とレコードの一例を示す概略図である。
日時フィールド及び血糖値フィールドは、第一の実施形態の血糖値テーブル307と同じである。しかし、第二の実施形態の血糖計101における血糖値テーブル307は、食後フラグを持たない。その代わり、血糖値が「ゼロ」である食事レコードが存在する。正しく測定した血糖値がゼロになることはあり得ないので、血糖値フィールドの値がゼロであるレコードを用いて、食事開始を示す。なお、血糖値による区別の方法は、血糖値があり得ない程異常に高い数値であるとか、マイナスの値である等の設定方法が考えられる。また、血糖値テーブル307の、前述の食後フラグ仕様との互換性を考慮して、食後フラグフィールドをそのまま食事フラグとして流用することも考えられる。
食事を開始する際、決定ボタン107を長押しすることで、血糖値テーブル307には食事レコードが追記録される。
血糖値テーブル307は、血糖値を記録するレコード及び食事レコードが、時系列順に記録されている。したがって、最終レコードが最新のレコードである。
日時フィールド及び血糖値フィールドは、第一の実施形態の血糖値テーブル307と同じである。しかし、第二の実施形態の血糖計101における血糖値テーブル307は、食後フラグを持たない。その代わり、血糖値が「ゼロ」である食事レコードが存在する。正しく測定した血糖値がゼロになることはあり得ないので、血糖値フィールドの値がゼロであるレコードを用いて、食事開始を示す。なお、血糖値による区別の方法は、血糖値があり得ない程異常に高い数値であるとか、マイナスの値である等の設定方法が考えられる。また、血糖値テーブル307の、前述の食後フラグ仕様との互換性を考慮して、食後フラグフィールドをそのまま食事フラグとして流用することも考えられる。
食事を開始する際、決定ボタン107を長押しすることで、血糖値テーブル307には食事レコードが追記録される。
血糖値テーブル307は、血糖値を記録するレコード及び食事レコードが、時系列順に記録されている。したがって、最終レコードが最新のレコードである。
[第二の実施形態:食事ボタン:動作]
以下、図16から図23を参照して、食事ボタン仕様の血糖計101の動作の流れを説明する。
図16は、血糖計101のスリープ処理の流れを示すフローチャートである。
処理を開始すると(S1601)、血糖計101の入出力制御部310は図示しないA/D変換器、表示部309やLED等、電力消費量の大きいデバイスに対する電力供給を遮断すると共に、数百kHz乃至数MHz程度の低周波数クロックで動作する、スリープモードとなる。しかし、操作部308の操作とマイクロスイッチは入出力制御部310によって検出される(S1602)。
入出力制御部310は、操作された操作ボタン104が上方向ボタン105の長押しであるか否か、つまり電源ボタンを押されたのか否か、またマイクロスイッチがオン操作されたか否かを判定する(S1603)。
電源ボタンを押されたか、或はマイクロスイッチがオン操作されたのであれば(S1603のYES)、入出力制御部310はメイン処理を実行して(S1604)、その後終了する(S1605)。
電源ボタンが押されず、且つマイクロスイッチもオン操作されていないのであれば(S1603のNO)、入出力制御部310は次に食事ボタンが押されたか(決定ボタン107が長押しされたか)否かを判定する(S1606)。
食事ボタンを押されたのであれば(S1606のYES)、入出力制御部310は血糖値テーブル307に食事レコードを追記録する処理を実行して(S1607)、その後終了する(S1605)。
スリープ処理は、処理の終了後には再度最初から繰り返す、ループ動作である。
以下、図16から図23を参照して、食事ボタン仕様の血糖計101の動作の流れを説明する。
図16は、血糖計101のスリープ処理の流れを示すフローチャートである。
処理を開始すると(S1601)、血糖計101の入出力制御部310は図示しないA/D変換器、表示部309やLED等、電力消費量の大きいデバイスに対する電力供給を遮断すると共に、数百kHz乃至数MHz程度の低周波数クロックで動作する、スリープモードとなる。しかし、操作部308の操作とマイクロスイッチは入出力制御部310によって検出される(S1602)。
入出力制御部310は、操作された操作ボタン104が上方向ボタン105の長押しであるか否か、つまり電源ボタンを押されたのか否か、またマイクロスイッチがオン操作されたか否かを判定する(S1603)。
電源ボタンを押されたか、或はマイクロスイッチがオン操作されたのであれば(S1603のYES)、入出力制御部310はメイン処理を実行して(S1604)、その後終了する(S1605)。
電源ボタンが押されず、且つマイクロスイッチもオン操作されていないのであれば(S1603のNO)、入出力制御部310は次に食事ボタンが押されたか(決定ボタン107が長押しされたか)否かを判定する(S1606)。
食事ボタンを押されたのであれば(S1606のYES)、入出力制御部310は血糖値テーブル307に食事レコードを追記録する処理を実行して(S1607)、その後終了する(S1605)。
スリープ処理は、処理の終了後には再度最初から繰り返す、ループ動作である。
第二の実施形態における、血糖計101のメイン処理の流れは、図6に示した第一の実施形態と全く同じなので割愛する。
図17は、図6のステップS606の、血糖値測定処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
処理を開始すると(S1701)、先ず入出力制御部310は血糖値を測定するためのチップを光学測定部109に装着するよう指示する、「チップ装着指示」画面を表示部309に表示して(S1702)、血糖値測定部301を通じてチップの装着を待つ(S1703)。
光学測定部109にチップが装着された後、入出力制御部310は次に、チップに血液を点着させるよう指示する、「血液点着指示」画面を表示部309に表示して(S1704)、血糖値測定部301を通じて血液の点着を待つ(S1705)。
チップに血液が点着されると、血糖値測定部301は血糖値測定処理を実行する(S1706)。入出力制御部310は血糖値測定部301が測定した血糖値を受けて、表示部309に血糖値を表示して(S1707)、操作部308の操作を待つ(S1708)。
決定ボタン107が押されたら、入出力制御部310は測定した血糖値と血糖値を測定した日時を血糖値テーブル307に追記録して(S1709)、一連の処理を終了する(S1710)。
処理を開始すると(S1701)、先ず入出力制御部310は血糖値を測定するためのチップを光学測定部109に装着するよう指示する、「チップ装着指示」画面を表示部309に表示して(S1702)、血糖値測定部301を通じてチップの装着を待つ(S1703)。
光学測定部109にチップが装着された後、入出力制御部310は次に、チップに血液を点着させるよう指示する、「血液点着指示」画面を表示部309に表示して(S1704)、血糖値測定部301を通じて血液の点着を待つ(S1705)。
チップに血液が点着されると、血糖値測定部301は血糖値測定処理を実行する(S1706)。入出力制御部310は血糖値測定部301が測定した血糖値を受けて、表示部309に血糖値を表示して(S1707)、操作部308の操作を待つ(S1708)。
決定ボタン107が押されたら、入出力制御部310は測定した血糖値と血糖値を測定した日時を血糖値テーブル307に追記録して(S1709)、一連の処理を終了する(S1710)。
これより、図18、図19、図20、図21、図22及び図23を参照して、図6のステップS608の履歴表示処理の流れを説明する。この履歴表示処理において、入出力制御部310は自然数のレコードポインタiを用いる。レコードポインタiは、血糖値テーブル307のi番目のレコードを示す。
第二の実施形態の血糖値テーブル307は、第一の実施形態と異なり、食後フラグフィールドを持たない。
第一の実施形態の血糖値テーブル307は食後フラグフィールドがあるので、現在注目しているレコードが食前の血糖値のレコードなのか、或は食後の血糖値のレコードなのかを瞬時に判断できた。しかし、第二の実施形態の場合、食後フラグフィールドは存在せず、代わりに血糖値がゼロ等の異常値である食事レコードが挟まっている。
そこで、あるレコードが食後なのか食前なのかは、食事レコードが記録された日時を基準に判断する必要がある。
第二の実施形態の血糖値テーブル307は、第一の実施形態と異なり、食後フラグフィールドを持たない。
第一の実施形態の血糖値テーブル307は食後フラグフィールドがあるので、現在注目しているレコードが食前の血糖値のレコードなのか、或は食後の血糖値のレコードなのかを瞬時に判断できた。しかし、第二の実施形態の場合、食後フラグフィールドは存在せず、代わりに血糖値がゼロ等の異常値である食事レコードが挟まっている。
そこで、あるレコードが食後なのか食前なのかは、食事レコードが記録された日時を基準に判断する必要がある。
食事ボタン仕様の場合、基本的には血糖値を測定した後、食事を摂る際に食事ボタンを押すことが推奨される。しかしながら患者の生活習慣によっては、食事ボタンを押した後、血糖値を測定して、その後食事を摂る、という手順を好む患者も存在する。そこで、食事レコードが記録された時間に基づいて食前の血糖値、食後の血糖値を判定する時間を変更可能に設定できるとよい。
本実施形態では、食事レコードが記録された時間を「食事時間」と定義し、「食事時間」の前後1時間の範囲内に記録された血糖値を食前値として扱い、「食事時間」の後1時間(即ち設定食前値範囲時間終了後)「食事時間」以降3時間の範囲内に記録された血糖値を食後値として扱う。
一例として、食事レコードが記録された時間、すなわち「食事時間」が12時00分であれば、11時00分から13時00分迄に測定された血糖値を食前値として扱い、13時00分から15時00分迄に測定された血糖値を食後値として扱う。
食前値範囲時間は、「食事時間」前後1時間の範囲で設定することが好ましく、通常、食前値範囲時間は「食事時間」前後30分が好ましい。また、測定値を食後値として扱う時間範囲は、食前値範囲時間終了後から始まり、「食事時間」から最大3時間である。
本実施形態では、食事レコードが記録された時間を「食事時間」と定義し、「食事時間」の前後1時間の範囲内に記録された血糖値を食前値として扱い、「食事時間」の後1時間(即ち設定食前値範囲時間終了後)「食事時間」以降3時間の範囲内に記録された血糖値を食後値として扱う。
一例として、食事レコードが記録された時間、すなわち「食事時間」が12時00分であれば、11時00分から13時00分迄に測定された血糖値を食前値として扱い、13時00分から15時00分迄に測定された血糖値を食後値として扱う。
食前値範囲時間は、「食事時間」前後1時間の範囲で設定することが好ましく、通常、食前値範囲時間は「食事時間」前後30分が好ましい。また、測定値を食後値として扱う時間範囲は、食前値範囲時間終了後から始まり、「食事時間」から最大3時間である。
図18は履歴表示処理の流れを示すフローチャートである。
処理を開始すると(S1801)、最初に入出力制御部310はレコードポインタiを血糖値テーブル307の最後のレコードに設定する(S1802)。
これ以降はループ処理である。
次に入出力制御部310は、血糖値テーブル307のi番目のレコードの血糖値フィールドを見て、血糖値がゼロ等の異常値(血糖値としてはありえない値。数値以外を表すデータでもよい)である、すなわち当該レコードが食事レコードであるか否かを確認する(S1803)。食事レコードであれば(S1803のYES)、入出力制御部310はレコードスキップ処理を実行して(S1804)、再びステップS1803に戻る。
i番目のレコードが食事レコードでなければ(S1803のNO)、入出力制御部310は次にi番目のレコードの日時フィールドを見て、i番目のレコードが21時から早朝6時迄の間に測定されたレコードであるか否か、すなわちi番目のレコードが深夜レコードであるか否かを確認する(S1805)。
処理を開始すると(S1801)、最初に入出力制御部310はレコードポインタiを血糖値テーブル307の最後のレコードに設定する(S1802)。
これ以降はループ処理である。
次に入出力制御部310は、血糖値テーブル307のi番目のレコードの血糖値フィールドを見て、血糖値がゼロ等の異常値(血糖値としてはありえない値。数値以外を表すデータでもよい)である、すなわち当該レコードが食事レコードであるか否かを確認する(S1803)。食事レコードであれば(S1803のYES)、入出力制御部310はレコードスキップ処理を実行して(S1804)、再びステップS1803に戻る。
i番目のレコードが食事レコードでなければ(S1803のNO)、入出力制御部310は次にi番目のレコードの日時フィールドを見て、i番目のレコードが21時から早朝6時迄の間に測定されたレコードであるか否か、すなわちi番目のレコードが深夜レコードであるか否かを確認する(S1805)。
i番目のレコードが深夜レコードであれば(S1805のYES)、入出力制御部310は深夜レコード表示処理を実行して(S1806)、再びステップS1803に戻る。
i番目のレコードが深夜レコードでなければ(S1805のNO)、入出力制御部310は次にi番目のレコードの前後各1レコードを見る。そして、当該レコードが食事レコードであり、i番目のレコードが記録された日時が、当該食事レコードが記録された時間によって定められる食前の時間範囲に含まれているか否かを確認する。すなわち、入出力制御部310はi番目のレコードが食前レコードであるか否かを確認する(S1807)。
i番目のレコードが食前レコードであれば(S1807のYES)、入出力制御部310は食前レコード表示処理を実行して(S1808)、再びステップS1803に戻る。
i番目のレコードが深夜レコードでなければ(S1805のNO)、入出力制御部310は次にi番目のレコードの前後各1レコードを見る。そして、当該レコードが食事レコードであり、i番目のレコードが記録された日時が、当該食事レコードが記録された時間によって定められる食前の時間範囲に含まれているか否かを確認する。すなわち、入出力制御部310はi番目のレコードが食前レコードであるか否かを確認する(S1807)。
i番目のレコードが食前レコードであれば(S1807のYES)、入出力制御部310は食前レコード表示処理を実行して(S1808)、再びステップS1803に戻る。
i番目のレコードが食前レコードでなければ(S1807のNO)、入出力制御部310は次にi番目のレコードの前2レコードを見る。そして、当該レコードが食事レコードであり、i番目のレコードが記録された日時が、当該食事レコードが記録された時間によって定められる食後の時間範囲に含まれているか否かを確認する。すなわち、入出力制御部310はi番目のレコードが食後レコードであるか否かを確認する(S1809)。
i番目のレコードが食後レコードであれば(S1809のYES)、入出力制御部310は食後レコード表示処理を実行して(S1810)、再びステップS1803に戻る。
i番目のレコードが食後レコードでなければ(S1809のNO)、入出力制御部310の処理は後述する図22のB(ステップS2223)に進む。
i番目のレコードが食後レコードであれば(S1809のYES)、入出力制御部310は食後レコード表示処理を実行して(S1810)、再びステップS1803に戻る。
i番目のレコードが食後レコードでなければ(S1809のNO)、入出力制御部310の処理は後述する図22のB(ステップS2223)に進む。
図19はレコードスキップ処理の流れを示すフローチャートである。図18のステップS1804の詳細である。
処理を開始すると(S1901)、最初に入出力制御部310は履歴表示処理中において直前に操作された操作ボタン104が血糖値テーブル307を遡って参照する上方向ボタン105であったか否かを確認する(S1902)。
直前に操作された操作ボタン104が上方向ボタン105であったならば(S1902のYES)、入出力制御部310は次にレコードポインタiが「1」であるか否か、すなわちレコードポインタiが血糖値テーブル307の1番目のレコードを指し示しているか否かを確認する(S1903)。
レコードポインタiが「1」であるならば(S1903のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1インクリメントして(S1904)、一連の処理を終了する(S1905)。
ステップS1903において、レコードポインタiが「1」でないならば(S1903のNO)、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S1906)、一連の処理を終了する(S1905)。
処理を開始すると(S1901)、最初に入出力制御部310は履歴表示処理中において直前に操作された操作ボタン104が血糖値テーブル307を遡って参照する上方向ボタン105であったか否かを確認する(S1902)。
直前に操作された操作ボタン104が上方向ボタン105であったならば(S1902のYES)、入出力制御部310は次にレコードポインタiが「1」であるか否か、すなわちレコードポインタiが血糖値テーブル307の1番目のレコードを指し示しているか否かを確認する(S1903)。
レコードポインタiが「1」であるならば(S1903のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1インクリメントして(S1904)、一連の処理を終了する(S1905)。
ステップS1903において、レコードポインタiが「1」でないならば(S1903のNO)、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S1906)、一連の処理を終了する(S1905)。
ステップS1902において、履歴表示処理中において直前に操作された操作ボタン104が上方向ボタン105でないか、或は操作されていないならば(S1902のNO)、入出力制御部310は次にレコードポインタiが血糖値テーブル307の最後のレコードを指し示しているか否かを確認する(S1907)。
レコードポインタiが最後のレコードを指し示しているのならば(S1907のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S1906)、一連の処理を終了する(S1905)。
レコードポインタiが最後のレコードを指し示していないのならば(S1907のNO)、入出力制御部310はレコードポインタiを1インクリメントして(S1908)、一連の処理を終了する(S1905)。
レコードポインタiが最後のレコードを指し示しているのならば(S1907のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S1906)、一連の処理を終了する(S1905)。
レコードポインタiが最後のレコードを指し示していないのならば(S1907のNO)、入出力制御部310はレコードポインタiを1インクリメントして(S1908)、一連の処理を終了する(S1905)。
図20は深夜レコード表示処理の流れを示すフローチャートである。図18のステップS1806の詳細である。
処理を開始すると(S2001)、入出力制御部310はカウンタ変数jにレコードポインタiの値を代入する(S2002)。
次に、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S2003)、i番目のレコードが深夜レコードであるか否かを確認する(S2004)。
i番目のレコードが深夜レコードであるならば(S2004のYES)、入出力制御部310は処理をステップS2003まで戻って、再びレコードポインタiを1デクリメントして、ステップS2004の判定処理を繰り返す。
処理を開始すると(S2001)、入出力制御部310はカウンタ変数jにレコードポインタiの値を代入する(S2002)。
次に、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S2003)、i番目のレコードが深夜レコードであるか否かを確認する(S2004)。
i番目のレコードが深夜レコードであるならば(S2004のYES)、入出力制御部310は処理をステップS2003まで戻って、再びレコードポインタiを1デクリメントして、ステップS2004の判定処理を繰り返す。
i番目のレコードが深夜レコードでないならば(S2004のNO)、入出力制御部310はレコードポインタiを1インクリメントする(S2005)。そして、カウンタ変数jを1インクリメントして(S2006)、j番目のレコードが深夜レコードであるか否かを確認する(S2007)。
j番目のレコードが深夜レコードであるならば(S2007のYES)、入出力制御部310は処理をステップS2006まで戻って、再びカウンタ変数jを1インクリメントして、ステップS2007の判定処理を繰り返す。
j番目のレコードが深夜レコードでないならば(S2007のNO)、入出力制御部310はj番目のレコードが食事レコードであるか否かを確認する(S2008)。
j番目のレコードが食事レコードであるならば(S2008のYES)、入出力制御部310はカウンタ変数jを1インクリメントして(S2009)、ステップS2010に移行する。
j番目のレコードが深夜レコードであるならば(S2007のYES)、入出力制御部310は処理をステップS2006まで戻って、再びカウンタ変数jを1インクリメントして、ステップS2007の判定処理を繰り返す。
j番目のレコードが深夜レコードでないならば(S2007のNO)、入出力制御部310はj番目のレコードが食事レコードであるか否かを確認する(S2008)。
j番目のレコードが食事レコードであるならば(S2008のYES)、入出力制御部310はカウンタ変数jを1インクリメントして(S2009)、ステップS2010に移行する。
j番目のレコードが食事レコードでないならば(S2008のYES)、入出力制御部310はそのままステップS2010に移行する。
次に入出力制御部310は、j番目のレコードが朝のレコードであるか否かを確認する(S2010)。
j番目のレコードが朝6時から10時迄の間に測定され、且つ食事レコードによって規定される食後の時間範囲に含まれていないレコードであるか否か、すなわちi番目のレコードが朝のレコードであるか否かを確認する(S2010)。
i番目のレコードが朝のレコードであるならば(S2010のYES)、入出力制御部310はi番目のレコードからj番目のレコードの内容、つまり2レコード以上の血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S2011)。
i番目のレコードが朝のレコードでないならば(S2010のNO)、入出力制御部310はi番目のレコードからj−1番目のレコードの内容、つまり2レコード以上の血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S2012)。
次に入出力制御部310は、j番目のレコードが朝のレコードであるか否かを確認する(S2010)。
j番目のレコードが朝6時から10時迄の間に測定され、且つ食事レコードによって規定される食後の時間範囲に含まれていないレコードであるか否か、すなわちi番目のレコードが朝のレコードであるか否かを確認する(S2010)。
i番目のレコードが朝のレコードであるならば(S2010のYES)、入出力制御部310はi番目のレコードからj番目のレコードの内容、つまり2レコード以上の血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S2011)。
i番目のレコードが朝のレコードでないならば(S2010のNO)、入出力制御部310はi番目のレコードからj−1番目のレコードの内容、つまり2レコード以上の血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S2012)。
入出力制御部310は、ステップS2011又は2012にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S2013)。
上方向ボタン105が押された場合(S2014のYES)、それは血糖値の測定履歴を遡る指示である。そこで、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S2015)、一連の処理を終了する(S2016)。
ステップS2013において下方向ボタン106が押された場合(S2014のNOからS2017のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiにカウンタ変数jの値を代入して(S2018)、一連の処理を終了する(S2016)。
ステップS2013において決定ボタン107が押された場合(S2014のNOからS2017のNO)、入出力制御部310は履歴表示処理を終了する(S2019)。
上方向ボタン105が押された場合(S2014のYES)、それは血糖値の測定履歴を遡る指示である。そこで、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S2015)、一連の処理を終了する(S2016)。
ステップS2013において下方向ボタン106が押された場合(S2014のNOからS2017のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiにカウンタ変数jの値を代入して(S2018)、一連の処理を終了する(S2016)。
ステップS2013において決定ボタン107が押された場合(S2014のNOからS2017のNO)、入出力制御部310は履歴表示処理を終了する(S2019)。
図21及び図22は食前レコード表示処理の流れを示すフローチャートである。図18のステップS1808の詳細である。
処理を開始すると(S2101)、入出力制御部310はカウンタ変数jにレコードポインタiの値を代入する(S2102)。
次に、入出力制御部310はレコードポインタjを1インクリメントして(S2103)、j番目のレコードが食後レコードであるか否かを確認する(S2104)。
j番目のレコードが食後レコードであるならば(S2104のYES)、入出力制御部310はi番目のレコードとj番目のレコードの内容、つまり2レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S2105)。
処理を開始すると(S2101)、入出力制御部310はカウンタ変数jにレコードポインタiの値を代入する(S2102)。
次に、入出力制御部310はレコードポインタjを1インクリメントして(S2103)、j番目のレコードが食後レコードであるか否かを確認する(S2104)。
j番目のレコードが食後レコードであるならば(S2104のYES)、入出力制御部310はi番目のレコードとj番目のレコードの内容、つまり2レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S2105)。
入出力制御部310は、ステップS2105にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S2106)。
上方向ボタン105が押された場合(S2107のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを2デクリメントして(S2108)、一連の処理を終了する(S2109)。
ステップS2106において下方向ボタン106が押された場合(S2107のNOからS2110のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを2インクリメントして(S2111)、一連の処理を終了する(S2109)。
ステップS2106において決定ボタン107が押された場合(S2107のNOからS2110のNO)、入出力制御部310は履歴表示処理を終了する(S2112)。
上方向ボタン105が押された場合(S2107のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを2デクリメントして(S2108)、一連の処理を終了する(S2109)。
ステップS2106において下方向ボタン106が押された場合(S2107のNOからS2110のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを2インクリメントして(S2111)、一連の処理を終了する(S2109)。
ステップS2106において決定ボタン107が押された場合(S2107のNOからS2110のNO)、入出力制御部310は履歴表示処理を終了する(S2112)。
ステップS2104において、j番目のレコードが食後レコードでないならば(S2104のNO)、入出力制御部310は次にカウンタ変数jを1インクリメントして(S2113)、j番目のレコードが食後レコードであるか否かを確認する(S2114)。
j番目のレコードが食後レコードであるならば(S2114のYES)、入出力制御部310はi番目のレコードとj番目のレコードの内容、つまり2レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S2115)。
入出力制御部310は、ステップS2115にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S2116)。そして、入出力制御部310の処理は図22のA(ステップS2217)に進む。
j番目のレコードが食後レコードであるならば(S2114のYES)、入出力制御部310はi番目のレコードとj番目のレコードの内容、つまり2レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S2115)。
入出力制御部310は、ステップS2115にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S2116)。そして、入出力制御部310の処理は図22のA(ステップS2217)に進む。
図22を参照して、フローチャートの説明を続ける。
上方向ボタン105が押された場合(S2217のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S2218)、一連の処理を終了する(S2219)。
ステップS2116において下方向ボタン106が押された場合(S2217のNOからS2220のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを3インクリメントして(S2221)、一連の処理を終了する(S2219)。
ステップS2116において決定ボタン107が押された場合(S2217のNOからS2220のNO)、入出力制御部310は履歴表示処理を終了する(S2222)。
上方向ボタン105が押された場合(S2217のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S2218)、一連の処理を終了する(S2219)。
ステップS2116において下方向ボタン106が押された場合(S2217のNOからS2220のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを3インクリメントして(S2221)、一連の処理を終了する(S2219)。
ステップS2116において決定ボタン107が押された場合(S2217のNOからS2220のNO)、入出力制御部310は履歴表示処理を終了する(S2222)。
図21のステップS2114において、j番目のレコードが食後レコードでないならば(S2114のNO)、入出力制御部310の処理は図22のB(ステップS2223)に進み、i番目のレコードの内容、つまり1レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(図22のS2223)。
入出力制御部310は、ステップS2114にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S2224)。
上方向ボタン105が押された場合(S2225のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S2226)、一連の処理を終了する(S2227)。
ステップS2224において下方向ボタン106が押された場合(S2225のNOからS2228のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1インクリメントして(S2229)、一連の処理を終了する(S2227)。
ステップS2224において決定ボタン107が押された場合(S2225のNOからS2228のNO)、入出力制御部310は履歴表示処理を終了する(S2230)。
入出力制御部310は、ステップS2114にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S2224)。
上方向ボタン105が押された場合(S2225のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S2226)、一連の処理を終了する(S2227)。
ステップS2224において下方向ボタン106が押された場合(S2225のNOからS2228のYES)、入出力制御部310はレコードポインタiを1インクリメントして(S2229)、一連の処理を終了する(S2227)。
ステップS2224において決定ボタン107が押された場合(S2225のNOからS2228のNO)、入出力制御部310は履歴表示処理を終了する(S2230)。
図23は食後レコード表示処理の流れを示すフローチャートである。図18のステップS1810の詳細である。
処理を開始すると(S2301)、入出力制御部310はカウンタ変数jにレコードポインタiの値を代入する(S2302)。
次に、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S2303)、i番目のレコードが食前レコードであるか否かを確認する(S2304)。
i番目のレコードが食前レコードであるならば(S2304のYES)、入出力制御部310はi番目のレコードとj番目のレコードの内容、つまり2レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S2305)。
処理を開始すると(S2301)、入出力制御部310はカウンタ変数jにレコードポインタiの値を代入する(S2302)。
次に、入出力制御部310はレコードポインタiを1デクリメントして(S2303)、i番目のレコードが食前レコードであるか否かを確認する(S2304)。
i番目のレコードが食前レコードであるならば(S2304のYES)、入出力制御部310はi番目のレコードとj番目のレコードの内容、つまり2レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S2305)。
入出力制御部310は、ステップS2305にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S2306)。そして、入出力制御部310の処理は図21のC(ステップS2107)に進む。
ステップS2304において、i番目のレコードが食前レコードでないならば(S2304のNO)、入出力制御部310は次にレコードポインタiを更に1デクリメントして(S2307)、i番目のレコードが食前レコードであるか否かを確認する(S2308)。
i番目のレコードが食前レコードであるならば(S2308のYES)、入出力制御部310はi番目のレコードとj番目のレコードの内容、つまり2レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S2309)。
入出力制御部310は、ステップS2309にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S2310)。そして、入出力制御部310の処理は図22のA(ステップS2217)に進む。
ステップS2308において、i番目のレコードが食前レコードでないならば(S2308のNO)、入出力制御部310の処理は図22のB(ステップS2223)に進む。
ステップS2304において、i番目のレコードが食前レコードでないならば(S2304のNO)、入出力制御部310は次にレコードポインタiを更に1デクリメントして(S2307)、i番目のレコードが食前レコードであるか否かを確認する(S2308)。
i番目のレコードが食前レコードであるならば(S2308のYES)、入出力制御部310はi番目のレコードとj番目のレコードの内容、つまり2レコードの血糖値と測定日時を、表示部309に表示する(S2309)。
入出力制御部310は、ステップS2309にて血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S2310)。そして、入出力制御部310の処理は図22のA(ステップS2217)に進む。
ステップS2308において、i番目のレコードが食前レコードでないならば(S2308のNO)、入出力制御部310の処理は図22のB(ステップS2223)に進む。
第二の実施形態の、液晶ディスプレイ103における血糖値の表示例は、図14に示した第一の実施形態と同一なので、説明は割愛する。
再度、図15を参照して、図18から図23迄のフローチャートに示した動作を説明する。
先ず、レコードポインタiは入出力制御部310によって、ステップS1802において血糖値テーブル307の最後のレコードP1501に初期化される。このレコードP1501は血糖値フィールドの値が「0mg/dl」であることから、食事レコードであるので(S1803のYES)、レコードスキップ処理(S1804)の対象となる。履歴表示処理の最初の段階では上方向ボタン105及び下方向ボタン106の何れも押されていないので(S1902のNO)、レコードポインタiが血糖値テーブル307の最後のレコードP1501を指し示していることから(S1907のYES)、レコードポインタiは1デクリメントされて(S1906)、レコードP1502に移動する。そして再びステップS1803からレコードの判定処理が繰り返される。
先ず、レコードポインタiは入出力制御部310によって、ステップS1802において血糖値テーブル307の最後のレコードP1501に初期化される。このレコードP1501は血糖値フィールドの値が「0mg/dl」であることから、食事レコードであるので(S1803のYES)、レコードスキップ処理(S1804)の対象となる。履歴表示処理の最初の段階では上方向ボタン105及び下方向ボタン106の何れも押されていないので(S1902のNO)、レコードポインタiが血糖値テーブル307の最後のレコードP1501を指し示していることから(S1907のYES)、レコードポインタiは1デクリメントされて(S1906)、レコードP1502に移動する。そして再びステップS1803からレコードの判定処理が繰り返される。
レコードP1502は、血糖値フィールドに有効な血糖値が記録されていることから、食事レコードではない(S1803のNO)。そして、日時フィールドに記録されている日時から深夜レコードでもない(S1805のNO)。レコードP1502の前後の隣り合うレコードが食前の時間範囲にある食事フィールドが存在しないので、食前レコードでもない(S1807のNO)。レコードP1502の2レコード前のレコードP1504は食事レコードであり、レコードP1504が記録された時間から30分以上3時間以内であることから、レコードP1502は食後レコードであるので(S1809のYES)、食後レコード表示処理(S1810)の対象となる。
レコードポインタiを1デクリメントして(S2303)レコードP1503を見ると、レコードP1503は食事レコードP1504の前後1時間の時間範囲に含まれる食前レコードである(S2304のYES)ので、レコードP1503とP1504の2レコードが表示部309に表示される(S2305)。
レコードポインタiを1デクリメントして(S2303)レコードP1503を見ると、レコードP1503は食事レコードP1504の前後1時間の時間範囲に含まれる食前レコードである(S2304のYES)ので、レコードP1503とP1504の2レコードが表示部309に表示される(S2305)。
次に、操作者が上方向ボタン105を押すと(S2107のYES)、レコードポインタiは2デクリメントして(S2108)、レコードP1505に移動する。
レコードP1505の直前のレコードP1506は食事レコードであり、その日時からレコードP1505は食後レコードであるので(S1809のYES)、食後レコード表示処理(S1810)の対象となる。
入出力制御部310はレコードポインタiを更にデクリメントして(S2303)、レコードP1505の更に一つ前のレコードP1506が食前レコードであるか否か、確認する(S2304)。しかし、レコードP1506は食事レコードなので(S2304のNO)、入出力制御部310はレコードポインタiを更にデクリメントして(S2307)、レコードP1506の更に一つ前のレコードP1507が食前レコードであるか否か、確認する(S2308)。レコードP1507は食事レコードであるレコードP1506が記録された日時の前後1時間の時間範囲内に記録されている。したがって、レコードP1507は食前レコードである(S2308のYES)ので、2レコード表示の対象となる(S2309)。
レコードP1505の直前のレコードP1506は食事レコードであり、その日時からレコードP1505は食後レコードであるので(S1809のYES)、食後レコード表示処理(S1810)の対象となる。
入出力制御部310はレコードポインタiを更にデクリメントして(S2303)、レコードP1505の更に一つ前のレコードP1506が食前レコードであるか否か、確認する(S2304)。しかし、レコードP1506は食事レコードなので(S2304のNO)、入出力制御部310はレコードポインタiを更にデクリメントして(S2307)、レコードP1506の更に一つ前のレコードP1507が食前レコードであるか否か、確認する(S2308)。レコードP1507は食事レコードであるレコードP1506が記録された日時の前後1時間の時間範囲内に記録されている。したがって、レコードP1507は食前レコードである(S2308のYES)ので、2レコード表示の対象となる(S2309)。
次に、操作者が上方向ボタン105を押すと(S2217のYES)、レコードポインタiは1デクリメントして(S2218)、レコードP1508に移動する。
レコードP1508は日時フィールドに記録されている日時から深夜レコードであるので(S1805のYES)、深夜レコード表示処理(S1806)の対象となる。
レコードポインタiは一旦深夜レコードではないレコードP1510までデクリメントされて(S2003及びS2004)、再びインクリメントされる(S2005)ことで、レコードP1509に到達する。そしてカウンタ変数jをインクリメントしながらj番目のレコードが深夜レコードであるか否かを確認する(S2006及びS2007)。すると、カウンタ変数jが朝のレコードであるレコードP1507を指し示した時点でステップS2007の判定結果がNOとなる。レコードP1507は食事レコードではなく(S2008のNO)、朝のレコードなので(S2010のYES)、レコードポインタiが指し示すレコードP1507からカウンタ変数jが指し示すレコードP1507までを一画面で表示する(S2011)。
レコードP1508は日時フィールドに記録されている日時から深夜レコードであるので(S1805のYES)、深夜レコード表示処理(S1806)の対象となる。
レコードポインタiは一旦深夜レコードではないレコードP1510までデクリメントされて(S2003及びS2004)、再びインクリメントされる(S2005)ことで、レコードP1509に到達する。そしてカウンタ変数jをインクリメントしながらj番目のレコードが深夜レコードであるか否かを確認する(S2006及びS2007)。すると、カウンタ変数jが朝のレコードであるレコードP1507を指し示した時点でステップS2007の判定結果がNOとなる。レコードP1507は食事レコードではなく(S2008のNO)、朝のレコードなので(S2010のYES)、レコードポインタiが指し示すレコードP1507からカウンタ変数jが指し示すレコードP1507までを一画面で表示する(S2011)。
次に、操作者が下方向ボタン106を押すと(S2017のYES)、レコードポインタiはカウンタ変数jの値が代入される(S2018)ので、レコードP1507に移動する。このレコードP1507は日時フィールドに記録されている日時から深夜レコードではなく(S903のNO)、食事レコードであるレコードP1506が記録された日時の前後1時間の時間範囲内に記録されている。したがって、レコードP1507は食前レコードである(S1807のYES)ので、食前レコード表示処理(S1808)の対象となる。カウンタ変数jにレコードポインタiの値を代入した(S2102)後、カウンタ変数jをインクリメントして(S2103)、カウンタ変数jが指し示すレコードP1506が食後レコードであるか否かを確認する(S2104)。しかし、レコードP1506は食事レコードなので(S2104のNO)、カウンタ変数jを更に1インクリメントして(S2113)、カウンタ変数jが指し示すレコードP1505が食後レコードであるか否かを確認する(S2114)。
レコードP1505は食事レコードであるレコードP1506から30分以上3時間以内に記録されている食後レコードであるので(S2114のYES)、2レコード表示の対象となる(S2105)。
レコードP1505は食事レコードであるレコードP1506から30分以上3時間以内に記録されている食後レコードであるので(S2114のYES)、2レコード表示の対象となる(S2105)。
以上の説明で判るように、レコードポインタiは、深夜から早朝のレコードを表示する場合(S2011及びS2012)と、食前及び食後のレコードを表示する場合(S2105及びS2115)、入出力制御部310によって、必ず、表示対象となる複数のレコードの最初のレコードを指し示すように操作される。これに対し、カウンタ変数jは、入出力制御部310によって、複数のレコードの最後のレコードを指し示すように操作される。
食前後の場合は、食前レコードと食後レコードの組に対し、どの位置に食事レコードが介在するかによって、レコードポインタiを変更する処理を分ける必要がある。
食前後の場合は、食前レコードと食後レコードの組に対し、どの位置に食事レコードが介在するかによって、レコードポインタiを変更する処理を分ける必要がある。
レコードP1504、P1503及びP1502のように、食事レコードの後に食前レコードが記録されている場合は、ステップS2105以降の処理となり、レコードポインタiは前後2レコードを跨いで移動する。
レコードP1507、P1506及びP1505のように、食事レコードの前に食前レコードが記録されている場合は、ステップS2115以降の処理となり、レコードポインタiは前に1レコード、後に3レコードを跨いで移動する。
就寝時及び起床時の場合は2レコード以上の表示なので、就寝時のデータであるi番目から起床時のデータであるj番目のレコードが表示部309に表示される。
このように、食前と食後の、関連する二つの血糖値を単一の画面内に表示することで、食事の前後における血糖値の変動が一目で判る。このため、医師は患者が摂取した食事が適正であるか否か、また投与するインスリンが適正であるか否かをより的確に見極めることが可能になる。
レコードP1507、P1506及びP1505のように、食事レコードの前に食前レコードが記録されている場合は、ステップS2115以降の処理となり、レコードポインタiは前に1レコード、後に3レコードを跨いで移動する。
就寝時及び起床時の場合は2レコード以上の表示なので、就寝時のデータであるi番目から起床時のデータであるj番目のレコードが表示部309に表示される。
このように、食前と食後の、関連する二つの血糖値を単一の画面内に表示することで、食事の前後における血糖値の変動が一目で判る。このため、医師は患者が摂取した食事が適正であるか否か、また投与するインスリンが適正であるか否かをより的確に見極めることが可能になる。
[第三の実施形態:血糖値計測中に写真撮影:属性テーブル313の構成]
本実施形態の血糖計101は、撮像素子110を備えており、デジタルカメラとしても利用できる。第一の実施形態及び第二の実施形態では行っていなかったが、血糖値測定の直後に写真を撮影することで、血糖値に関連する何らかの状況を画像ファイルに記録することが可能になる。特に、食事を撮影することで、「カーボカウント」と呼ばれる、食事に含まれる炭水化物の量の推定がより正確に実施可能になる。
本実施形態の血糖計101は、撮像素子110を備えており、デジタルカメラとしても利用できる。第一の実施形態及び第二の実施形態では行っていなかったが、血糖値測定の直後に写真を撮影することで、血糖値に関連する何らかの状況を画像ファイルに記録することが可能になる。特に、食事を撮影することで、「カーボカウント」と呼ばれる、食事に含まれる炭水化物の量の推定がより正確に実施可能になる。
図24は、属性テーブル313のフィールド構成とレコードの一例を示す概略図である。
画像ファイル名フィールドには、カメラ機能によって撮影された画像ファイルのファイル名が格納される。
日時フィールドには、画像ファイルを作成した直前に測定した血糖値を測定した際の日時が格納される。すなわち、血糖値テーブル307に記録されている日時フィールドの内容と同じ日時が記録される。
属性フィールドには、図28にて後述する、画像ファイルに付する属性情報が格納される。
画像ファイル名フィールドには、カメラ機能によって撮影された画像ファイルのファイル名が格納される。
日時フィールドには、画像ファイルを作成した直前に測定した血糖値を測定した際の日時が格納される。すなわち、血糖値テーブル307に記録されている日時フィールドの内容と同じ日時が記録される。
属性フィールドには、図28にて後述する、画像ファイルに付する属性情報が格納される。
図24を見ると判るように、日時フィールドと属性フィールドが空欄のレコードが存在する。これらのレコードは本来ならば不要なレコードであるが、理解を容易にするために敢えて記述している。
本実施形態に係る血糖計101は、単独で写真を撮影する機能を備える他、血糖値の測定に関連する写真を撮影する機能を備える。血糖値を測定した直後に写真を撮影した場合、後述する図28にて写真のカテゴリを選択する。選択したカテゴリは属性情報として属性フィールドに記録されると共に、写真を撮影した直前に測定した血糖値の日時が日時フィールドに記録される。すなわち、日時フィールドの内容で、血糖値テーブル307と属性テーブル313が紐付けられる。
本実施形態に係る血糖計101は、単独で写真を撮影する機能を備える他、血糖値の測定に関連する写真を撮影する機能を備える。血糖値を測定した直後に写真を撮影した場合、後述する図28にて写真のカテゴリを選択する。選択したカテゴリは属性情報として属性フィールドに記録されると共に、写真を撮影した直前に測定した血糖値の日時が日時フィールドに記録される。すなわち、日時フィールドの内容で、血糖値テーブル307と属性テーブル313が紐付けられる。
[第三の実施形態:血糖値計測中に写真撮影:動作]
次に、図24から図29を参照して、血糖値測定後に写真撮影を行う仕様の血糖計101の動作の流れを説明する。なお、第三の実施形態は、第一の実施形態の食後ボタンの仕様に準ずる。
次に、図24から図29を参照して、血糖値測定後に写真撮影を行う仕様の血糖計101の動作の流れを説明する。なお、第三の実施形態は、第一の実施形態の食後ボタンの仕様に準ずる。
血糖計101のスリープ処理の流れは、図5に示した第一の実施形態の処理と同じなので、説明は割愛する。
血糖計101のメイン処理の流れは、図6に示した第一の実施形態の処理と同じなので、説明は割愛する。
血糖計101のメイン処理の流れは、図6に示した第一の実施形態の処理と同じなので、説明は割愛する。
図25は、図6のステップS606の血糖値測定処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
図25は、ステップS2511迄は図7と同一である。以下、図25の、図7との相違点のみ説明する。
入出力制御部310は、測定した血糖値と血糖値を測定した日時と食後フラグを血糖値テーブル307に追記録した(S2511)後、内部食後フラグを見て、ステップS2502からステップS2510迄の間に食後ボタンが押されたか否かを確認する(S2512)。
食前の測定であれば(S2512のYES)、入出力制御部310は写真撮影処理を実行して(S2513)、一連の処理を終了する(S2514)。
食後の測定であれば(S2512のNO)、入出力制御部310は写真撮影処理を実行することなく直ちに一連の処理を終了する(S2514)。
図25は、ステップS2511迄は図7と同一である。以下、図25の、図7との相違点のみ説明する。
入出力制御部310は、測定した血糖値と血糖値を測定した日時と食後フラグを血糖値テーブル307に追記録した(S2511)後、内部食後フラグを見て、ステップS2502からステップS2510迄の間に食後ボタンが押されたか否かを確認する(S2512)。
食前の測定であれば(S2512のYES)、入出力制御部310は写真撮影処理を実行して(S2513)、一連の処理を終了する(S2514)。
食後の測定であれば(S2512のNO)、入出力制御部310は写真撮影処理を実行することなく直ちに一連の処理を終了する(S2514)。
図26は、図25のステップS2513の写真撮影処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
処理を開始すると(S2601)、入出力制御部310は写真撮影をするか否かをユーザに選択させる、撮影案内を表示部309に表示して(S2602)、操作ボタン104の操作を待つ(S2603)。
操作ボタン104の操作の結果が撮影を実行する指示であるならば(S2604のYES)、入出力制御部310はユーザに対し、撮影する写真の属性情報を選択させる、属性選択を表示部309に表示して(S2605)、操作ボタン104の操作を待つ(S2606)。ユーザは操作ボタン104を操作して、属性情報を選択した後、写真の撮影を実行する(S2607)。入出力制御部310は操作ボタン104の操作を受けて、画像データを画像ファイルとして大容量ストレージ311に記録すると共に、画像ファイルのファイル名と、直近に記録した血糖値の測定日時と、属性情報を属性テーブル313に付い記録して(S2608)、一連の処理を終了する(S2609)。
ステップS2604において、操作ボタン104の操作の結果が撮影を実行しない指示であるならば(S2604のNO)、入出力制御部310はそのまま何もせずに一連の処理を終了する(S2609)。
処理を開始すると(S2601)、入出力制御部310は写真撮影をするか否かをユーザに選択させる、撮影案内を表示部309に表示して(S2602)、操作ボタン104の操作を待つ(S2603)。
操作ボタン104の操作の結果が撮影を実行する指示であるならば(S2604のYES)、入出力制御部310はユーザに対し、撮影する写真の属性情報を選択させる、属性選択を表示部309に表示して(S2605)、操作ボタン104の操作を待つ(S2606)。ユーザは操作ボタン104を操作して、属性情報を選択した後、写真の撮影を実行する(S2607)。入出力制御部310は操作ボタン104の操作を受けて、画像データを画像ファイルとして大容量ストレージ311に記録すると共に、画像ファイルのファイル名と、直近に記録した血糖値の測定日時と、属性情報を属性テーブル313に付い記録して(S2608)、一連の処理を終了する(S2609)。
ステップS2604において、操作ボタン104の操作の結果が撮影を実行しない指示であるならば(S2604のNO)、入出力制御部310はそのまま何もせずに一連の処理を終了する(S2609)。
食後ボタン検出処理の流れは、図8に示した第一の実施形態の処理と同じなので、説明は割愛する。
履歴表示処理の流れは、図9、図10、図11及び図12に示した第一の実施形態の処理と同じなので、説明は割愛する。
履歴表示処理の流れは、図9、図10、図11及び図12に示した第一の実施形態の処理と同じなので、説明は割愛する。
図27は、図6のステップS610の写真表示処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
処理を開始すると(S2701)、入出力制御部310はカウンタ変数iを1に初期化する(S2702)。
処理を開始すると(S2701)、入出力制御部310はカウンタ変数iを1に初期化する(S2702)。
これ以降はループ処理である。
次に入出力制御部310は、画像ファイルディレクトリ312内のi番目の画像ファイルについて属性テーブル313を参照し、当該画像ファイルには属性情報があるか否かを確認する(S2703)。
当該画像ファイルに属性情報がある場合(S2703のYES)、当該画像ファイルは血糖値を測定した直後に撮影された画像ファイルである。そこで、入出力制御部310は次にその属性情報が食事を示す属性情報であるか否かを確認する(S2704)。
当該属性情報が食事の属性情報であれば(S2704のYES)、当該画像ファイルに紐付けられる血糖値テーブル307のレコードは食前の血糖値であり、当該レコードの次のレコードは食後の血糖値である可能性がある。そこで、入出力制御部310は次に当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードの、次のレコードは食後フラグを有する、直前の血糖値の測定日時から3時間以内に測定されたレコードであるか否かを確認する(S2705)。
当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードの次のレコードが、食後フラグを有する、直前の血糖値の測定日時から3時間以内に測定されたレコードであるならば(S2705のYES)、当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードと次のレコードを、食前と食後の血糖値として画像ファイルと共に表示する(S2706)。
次に入出力制御部310は、画像ファイルディレクトリ312内のi番目の画像ファイルについて属性テーブル313を参照し、当該画像ファイルには属性情報があるか否かを確認する(S2703)。
当該画像ファイルに属性情報がある場合(S2703のYES)、当該画像ファイルは血糖値を測定した直後に撮影された画像ファイルである。そこで、入出力制御部310は次にその属性情報が食事を示す属性情報であるか否かを確認する(S2704)。
当該属性情報が食事の属性情報であれば(S2704のYES)、当該画像ファイルに紐付けられる血糖値テーブル307のレコードは食前の血糖値であり、当該レコードの次のレコードは食後の血糖値である可能性がある。そこで、入出力制御部310は次に当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードの、次のレコードは食後フラグを有する、直前の血糖値の測定日時から3時間以内に測定されたレコードであるか否かを確認する(S2705)。
当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードの次のレコードが、食後フラグを有する、直前の血糖値の測定日時から3時間以内に測定されたレコードであるならば(S2705のYES)、当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードと次のレコードを、食前と食後の血糖値として画像ファイルと共に表示する(S2706)。
次に入出力制御部310は、ステップS2706にて画像ファイルと二つの血糖値と測定日時を表示部309に表示した後、操作ボタン104の操作を待つ(S2707)。
上方向ボタン105が押された場合は(S2708のYES)、一つ手前の画像ファイルを参照する指示である。そこで入出力制御部310は、カウンタ変数iを1デクリメントして(S2709)、再びステップS2703から処理を繰り返す。
下方向ボタン106が押された場合は(S2708のNOからS2710のYES)、一つ次の画像ファイルを参照する指示である。そこで入出力制御部310は、カウンタ変数iを1インクリメントして(S2711)、再びステップS2703から処理を繰り返す。
決定ボタン107が押された場合は(S2708のNOからS2710のNO)、写真表示を終了する指示である。そこで入出力制御部310は、一連の処理を終了する(S2712)。
上方向ボタン105が押された場合は(S2708のYES)、一つ手前の画像ファイルを参照する指示である。そこで入出力制御部310は、カウンタ変数iを1デクリメントして(S2709)、再びステップS2703から処理を繰り返す。
下方向ボタン106が押された場合は(S2708のNOからS2710のYES)、一つ次の画像ファイルを参照する指示である。そこで入出力制御部310は、カウンタ変数iを1インクリメントして(S2711)、再びステップS2703から処理を繰り返す。
決定ボタン107が押された場合は(S2708のNOからS2710のNO)、写真表示を終了する指示である。そこで入出力制御部310は、一連の処理を終了する(S2712)。
ステップS2704において、画像ファイルの属性情報が食事の属性情報でなければ(S2704のNO)、当該画像ファイルに紐付けられる血糖値テーブル307のレコードが食前であるか否かは基本的に無関係である。そこで、入出力制御部310は次に当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードの、次のレコードは直前の血糖値の測定日時から3時間以内に測定されたレコードであるか否かを確認する(S2713)。
当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードの次のレコードが、直前の血糖値の測定日時から3時間以内に測定されたレコードであるならば(S2713のYES)、当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードと次のレコードを、画像ファイルと共に表示する(S2714)。なお、ステップS2706とS2714との相違点は、前者が二つの血糖値を食前と食後の血糖値として表示する動作であることに対し、後者は二つの血糖値を食前と食後ではない血糖値として表示する動作である。
当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードの次のレコードが、直前の血糖値の測定日時から3時間以内に測定されたレコードであるならば(S2713のYES)、当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードと次のレコードを、画像ファイルと共に表示する(S2714)。なお、ステップS2706とS2714との相違点は、前者が二つの血糖値を食前と食後の血糖値として表示する動作であることに対し、後者は二つの血糖値を食前と食後ではない血糖値として表示する動作である。
当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードの次のレコードが、直前の血糖値の測定日時から3時間以内に測定されたレコードではないならば(S2713のNO)、当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードのみを、画像ファイルと共に表示する(S2715)。
また前述のステップS2705でも同様に、当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードの次のレコードが、直前の血糖値の測定日時から3時間以内に測定されたレコードではないか、或は次のレコードの食後フラグフィールドが論理の「偽」であるならば(S2705のNO)、当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードのみを、画像ファイルと共に表示する(S2715)。
また前述のステップS2705でも同様に、当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードの次のレコードが、直前の血糖値の測定日時から3時間以内に測定されたレコードではないか、或は次のレコードの食後フラグフィールドが論理の「偽」であるならば(S2705のNO)、当該画像ファイルに紐付けられている血糖値テーブル307のレコードのみを、画像ファイルと共に表示する(S2715)。
ステップS2703において、当該画像ファイルに属性情報がない場合(S2703のNO)、当該画像ファイルは血糖値とは無関係の画像ファイルである。そこで、入出力制御部310は当該画像ファイルのみを単独で表示する(S2716)。
図28は、属性選択の表示画面の一例を示す図である。図26のステップS2605の一例である。
写真カテゴリは属性フィールドに記録される属性情報である。図28中、写真カテゴリは「食事」「運動」「睡眠」「その他」「フリー」の、五種類が設けられている。例えば、「食事」は0x01、「運動」は0x02、「睡眠」は0x03、「その他」は0x04、「フリー」は0x00というような値が割り当てられる。
写真カテゴリは属性フィールドに記録される属性情報である。図28中、写真カテゴリは「食事」「運動」「睡眠」「その他」「フリー」の、五種類が設けられている。例えば、「食事」は0x01、「運動」は0x02、「睡眠」は0x03、「その他」は0x04、「フリー」は0x00というような値が割り当てられる。
図29(a)及び(b)は、写真画像の表示画面の一例を示す図である。
図29(a)は、図27のステップS2715にて説明した、単一の血糖値を画像ファイルと共に表示した状態を示す図である。
図29(b)は、図27のステップS2706にて説明した、食前と食後の二つの血糖値を画像ファイルと共に表示した状態を示す図である。
図29(a)及び(b)は、何れも食事の写真画像を例示している。食事の内容が示されることで、医師は食事のカーボカウントの正確性を高めることができる。
このように、写真画像と関連する血糖値を同時に表示することで、医師による診断の正確性を高めることが期待できる。
図29(a)は、図27のステップS2715にて説明した、単一の血糖値を画像ファイルと共に表示した状態を示す図である。
図29(b)は、図27のステップS2706にて説明した、食前と食後の二つの血糖値を画像ファイルと共に表示した状態を示す図である。
図29(a)及び(b)は、何れも食事の写真画像を例示している。食事の内容が示されることで、医師は食事のカーボカウントの正確性を高めることができる。
このように、写真画像と関連する血糖値を同時に表示することで、医師による診断の正確性を高めることが期待できる。
以上説明した本実施形態の血糖計101は、更に以下のような応用例が可能である。
(1)食事ボタン仕様の血糖計101において、食事ボタンと連動して、写真を撮影してもよい。この場合、食事ボタン、つまり決定ボタン107を長押しすることで血糖計101を写真撮影可能な状態にするので、撮影する写真は自ずと食事の写真となる。したがって、図28の属性選択画面を表示させることなく、属性テーブル313の属性フィールドに記録する属性は「食事」に固定してよい。
(1)食事ボタン仕様の血糖計101において、食事ボタンと連動して、写真を撮影してもよい。この場合、食事ボタン、つまり決定ボタン107を長押しすることで血糖計101を写真撮影可能な状態にするので、撮影する写真は自ずと食事の写真となる。したがって、図28の属性選択画面を表示させることなく、属性テーブル313の属性フィールドに記録する属性は「食事」に固定してよい。
(2)図24に示した属性テーブル313の日時フィールドは、必ずしも血糖値テーブル307の日時フィールドと一致していなくてもよい。日時フィールドに記録する日時は、写真撮影を実行した日時であってもよい。例えば、写真撮影を実行した日時に対して1時間以内に測定した最新の血糖値テーブル307のレコードと関連付ける、という判断処理を適用してもよい。またこの場合、画像ファイルのタイムスタンプや画像ファイル内のEXIF(Exchangeable image file format)を利用できるならば、属性テーブル313の日時フィールドはなくてもよい。
(3)図27に示した写真表示処理を、図9乃至図12に示した履歴表示処理を応用してもよい。図27のステップS2704、S2705、S2706、S2713、S2714及びS2715に代えて、図9のステップS903、S904、S905、S906、S914、S915、S922、S923、S924、S925、S926及びS927を適用する。レコードポインタiには画像ファイルに紐付けられる血糖値テーブル307のレコードのレコードポインタを代入する。ステップS906、S915及びS927には、血糖値と共に画像ファイルを表示部309に表示する。すると、図30に示すように、深夜から早朝の血糖値についても画像ファイルと共に表示部309に表示できる。
(4)血糖計は生体情報を扱う電子計算機としての一面を備えている。したがって、各種の動作条件や閾値は所定の設定画面を用いて、患者に応じて変更可能に構成することが好ましい。例えば、食事レコード仕様における「食事時間」を基準とする食前値及び食後値の時間範囲等が、患者に応じて変更可能に構成する動作条件や閾値に該当する。
本実施形態においては、血糖計101を開示した。
測定した血糖値が記録されている血糖値テーブル307を読み出して、過去に測定した血糖値を表示部309に表示する際、関連する二値以上の血糖値を単一の画面内に表示することで、血糖値の変動が一目で判る。
測定した血糖値が記録されている血糖値テーブル307を読み出して、過去に測定した血糖値を表示部309に表示する際、関連する二値以上の血糖値を単一の画面内に表示することで、血糖値の変動が一目で判る。
また、血糖計101に写真撮影機能を搭載し、撮影した写真に係る画像ファイルを表示部309に表示する際、画像ファイルに関連する血糖値を同時に表示することで、患者の生活習慣と血糖値の関連性が詳細に判る。
以上、本発明の実施形態例について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含む。
101…血糖計、102…筐体、103…液晶ディスプレイ、104…操作ボタン、105…上方向ボタン、106…下方向ボタン、107…決定ボタン、108…カバー、109…光学測定部、110…撮像素子、201…蓋、202…設定ボタン、301…血糖値測定部、302…血液、303…試験紙、304…LED、305…フォトダイオード、306…RTC、307…血糖値テーブル、308…操作部、309…表示部、310…入出力制御部、311…大容量ストレージ、312…画像ファイルディレクトリ、313…属性テーブル、314…近距離無線通信部、315…シリアルインターフェース、316…ブザー
Claims (5)
- 患者の血糖値を測定する血糖値測定部と、
前記血糖値測定部によって測定した前記患者の血糖値が格納される血糖値フィールドと、前記患者の血糖値を前記血糖値測定部が測定した際の測定日時が格納される日時フィールドとを備える血糖値テーブルと、
撮像素子と、
前記撮像素子から得た画像データに係る画像ファイルが格納されるストレージと、
前記血糖値フィールドに格納されている前記血糖値及び前記画像データを表示する表示部と、
前記画像ファイルを撮影日時の順に前記表示部に表示する指示を与える操作部と、
前記操作部の操作に応じて前記画像ファイルを前記表示部に表示する際、前記血糖値テーブルのレコードの前記測定日時が前記画像ファイルの撮影日時と近接していると判断した場合に、前記画像ファイルと共に前記レコードに係る前記血糖値を前記表示部に表示させる入出力制御部と
を具備する血糖計。 - 前記血糖値テーブルは更に、前記患者が食後に血糖値を測定したか否かを示す食後フラグフィールドを備え、
前記入出力制御部は、前記食後フラグフィールドが論理の真である食後レコードと、前記食後レコードの直前に測定された前記食後フラグフィールドが論理の偽である食前レコードに係る前記血糖値を前記画像ファイルと共に前記表示部に表示する、請求項1記載の血糖計。 - 前記入出力制御部は、前記血糖値測定部が測定した前記血糖値を前記血糖値テーブルに格納する際、前記撮像素子を制御して前記画像ファイルを前記ストレージに格納する、請求項2記載の血糖計。
- 前記血糖値テーブルは、前記血糖値フィールドの値を異常値に設定することで食事時間を示す食事レコードが記録され、
前記入出力制御部は、前記食事レコードの前記日時フィールドに格納されている日時に基づいて食後レコードと食前レコードを判定して、前記食後レコードと前記食前レコードに係る前記血糖値を前記画像ファイルと共に前記表示部に表示する、請求項1記載の血糖計。 - 前記入出力制御部は、前記血糖値測定部が測定した前記血糖値を前記血糖値テーブルに格納する際、前記撮像素子を制御して前記画像ファイルを前記ストレージに格納する、請求項4記載の血糖計。
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