JP2013230987A - 酸化型グルタチオン含有抗酸化組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】優れた抗酸化作用を有する抗酸化組成物の提供。
【解決手段】
酸化型グルタチオンを含有することを特徴とする抗酸化組成物。
【選択図】なし
【解決手段】
酸化型グルタチオンを含有することを特徴とする抗酸化組成物。
【選択図】なし
Description
本発明は、酸化型グルタチオンを含有することを特徴とする抗酸化組成物に関する。
従来、抗酸化剤として、ビタミンC、ビタミンE、還元型補酵素Q10及びカロチノイド類等が広く用いられているが(特許文献1〜5)、より優れた抗酸化作用を有する抗酸化剤の開発が求められている。
優れた抗酸化活性を有することが知られているグルタチオンは、それ自体は通常、無臭の粉末であるが、グルタチオンを主たる構成成分とする製剤、すなわちグルタチオン製剤として保存等した場合、熱、酸素、光等の影響により硫黄のような不快な臭いが発生してしまうことや、分解して、製剤中の含有量が低下してしまうことがあり、品質の維持が困難であった。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、優れた抗酸化作用を有する抗酸化組成物を提供することを目的とする。
即ち、本発明は以下の通りである。
[1]酸化型グルタチオンを含有することを特徴とする抗酸化組成物。
[2]化粧料である、上記[1]記載の抗酸化組成物。
[3]飲食品である、上記[1]記載の抗酸化組成物。
[2]化粧料である、上記[1]記載の抗酸化組成物。
[3]飲食品である、上記[1]記載の抗酸化組成物。
本発明によれば、酸化型グルタチオンは、グルタチオンと同等の抗酸化活性を有し、かつ安定性が高く、不快な臭いも発生しないので、多様な用途に利用し得る優れた抗酸化組成物を提供し得る。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の抗酸化組成物は、酸化型グルタチオンを含有することを特徴とする。ここで、酸化型グルタチオンとは、γ−L−Glu−L−Cys−Glyの構造を有するトリペプチド(還元型グルタチオン)2分子がジスルフィド結合によりダイマー構造を形成したグルタチオンジペプチドを表す。本発明の抗酸化組成物が含有する酸化型グルタチオンは、どのような製造法によって得られたものであってもよい。酸化型グルタチオンの製造法としては、例えば、Acta Biochim. Pol., 17, 175 (1970) 記載の方法等が挙げられるが、これに制限されない。また、酸化型グルタチオンは、市販品を購入して用いることもできる。
本発明の抗酸化組成物は、酸化型グルタチオンを含有することを特徴とする。ここで、酸化型グルタチオンとは、γ−L−Glu−L−Cys−Glyの構造を有するトリペプチド(還元型グルタチオン)2分子がジスルフィド結合によりダイマー構造を形成したグルタチオンジペプチドを表す。本発明の抗酸化組成物が含有する酸化型グルタチオンは、どのような製造法によって得られたものであってもよい。酸化型グルタチオンの製造法としては、例えば、Acta Biochim. Pol., 17, 175 (1970) 記載の方法等が挙げられるが、これに制限されない。また、酸化型グルタチオンは、市販品を購入して用いることもできる。
本発明の抗酸化組成物が含有する酸化型グルタチオンは、単離又は精製されたものが好ましい。本明細書において「単離又は精製」とは、化合物(例、酸化型グルタチオン)が天然の環境から切り離されて、天然に関連している他の成分の一部又は全部を含まないことを意味する。単離又は精製された化合物は、天然に関連している他の成分を少なくとも60重量%、好ましくは75重量%以上、より好ましくは90重量%以上含まない。即ち、好ましい態様において、本発明の抗酸化組成物には、単離又は精製された酸化型グルタチオンが添加されている。
本発明の抗酸化組成物は、酸化型グルタチオンの他に、抗酸化組成物の用途あるいは剤形に応じて、医薬、医薬部外品、飲食品、化粧料等に通常使用される成分(基剤、担体又は添加物等)を適宜配合してもよい。適宜配合できる成分は特に制限されず、例えば、ビタミン類、アミノ酸類、アルコール類、多価アルコール類、糖類、ガム質・多糖類等の高分子化合物、界面活性剤、防腐・抗菌・殺菌剤、pH調整剤、キレート剤、酸化防止剤、酵素成分、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、流動化剤、清涼化剤、矯味・矯臭剤、コーティング剤、ミネラル類、細胞賦活剤、滋養強壮剤、賦形剤、増粘剤、安定化剤、保存剤、等張化剤、分散剤、吸着剤、崩壊補助剤、湿潤剤又は湿潤調節剤、防湿剤、着色料、着香剤又は香料、芳香剤、還元剤、可溶化剤、溶解補助剤、発泡剤、粘稠剤又は粘稠化剤、溶剤、基剤、乳化剤、可塑剤、緩衝剤、光沢化剤、油脂類、保湿剤、紫外線吸収剤、刺激軽減剤等が挙げられる。
以下に適宜配合できる成分を具体的に例示するが、これらの成分に限定されるものではない。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B、C、D、E、K類、葉酸、パントテン酸、ニコチン酸アミド、カルニチン、コリン、イノシトール、ビオチン等が挙げられる。
アミノ酸類としては、例えば、ロイシン、イソロイシン、バリン、メチオニン、トレオニン、アラニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アスパラギン、アスパラギン酸、セリン、グルタミン、プロリン、チロシン、システイン、ヒスチジン、オルニチン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、グリシルグリシン、アミノエチルスルホン酸、及び食品衛生上、薬学的又は香粧的に許容されるこれらの塩等が挙げられる。
アルコール類としては、例えば、エタノール、イソプロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、ベヘニルアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール等が挙げられる。
多価アルコール類としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、イノシトール等が挙げられる。
糖類としては、例えば、グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノース、リボース、アラビノース、キシロース、デオキシリボース、マルトース、トレハロース、スクロース、ラクトース、ラクツロース、ラフィノース、マルチトール、エリスリトール、マンニトール、キシリトール、ソルビトール、白糖等が挙げられる。当該糖類には、その誘導体も含まれる。かかる誘導体としては、例えば、リン酸エステル体(例えば、グルコース−6−リン酸等)や酸化体(例えば、ガラクツロン酸、グルクロン酸、マンヌロン酸等)、及びそれらの食品衛生上、薬学的又は香粧的に許容される塩が挙げられる。
ガム質・多糖類等の高分子化合物としては、例えば、アラビアゴム、カラヤガム、キサンタンガム、キャロブガム、グアーガム、グアヤク脂、クインスシード、ダルマンガム、トラガント、ベンゾインゴム、ローカストビーンガム、カゼイン、寒天、アルギン酸、デキストリン、デキストラン、ガラギーナン、ゼラチン、コラーゲン、ペクチン、デンプン、コーンスターチ、ポリガラクツロン酸、キチンおよびその誘導体、キトサンおよびその誘導体、エラスチン、ヘパリン、ヘパリノイド、ヘパリン硫酸、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、セラミド、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、セルロース、ニトロセルロース、ポリビニルアルコール(完全、又は部分ケン化物)、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミン、リボ核酸、デオキシリボ核酸、及び食品衛生上、薬学的又は香粧的に許容されるこれらの塩等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン、ポリアルキルシロキサン、ソルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンセスキオレエート、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸プロピレングリコール、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンジステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンテトラオレエート、ポリオキシエチレンソルビットモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビットラウレート、ポリオキシエチレンソルビットペンタオレエート、ポリオキシエチレンソルビットモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビットミツロウ、ポリオキシエチレングリセリンモノステアレート、ポリオキシエチレングリセリンモノイソステアレート、ポリオキシエチレングリセリントリイソステアレート、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンジノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、ポリオキシエチレン(120)ポリオキシプロピレン(40)グリコール、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポリオキシエチレン(42)ポリオキシプロピレン(67)グリコール、ポリオキシエチレン(196)ポリオキシプロピレン(67)グリコール、ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(20)グリコール、ポリオキシエチレン(1)ポリオキシプロピレン(1)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロピレン(4)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(23)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(1)セチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノブチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン水素添加ラノリン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリンエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油トリイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸、ラウリン酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド、アルキルカルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルリン酸塩等のアニオン型界面活性剤、アルキルアミン塩、アルキル4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリアルキルリン酸、ラウリル硫酸ナトリウム、大豆レシチン、ポリソルベート80、及び食品衛生上、薬学的又は香粧的に許容されるこれらの塩等が挙げられる。
防腐・抗菌・殺菌剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、アクリノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、臭化セチルピリジニウム、クロルヘキシジン、ポリヘキサメチレンビグアニド、アルキルポリアミノエチルグリシン、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、クロロブタノール、イソプロパノール、エタノール、フェノキシエタノール、イオウ、マーキュロクロム、チメロサール、ポビドンヨード、デヒドロ酢酸、クロルキシレノール、クレゾール、クロロフェン、フェノール、レゾルシン、オルトフェニルフェノール、イソプロピルメチルフェノール、ヒノキチオール、スルファミン、リゾチーム、ラクトフェリン、トリクロサン、8−ヒドロキシキノリン、ウンデシレン酸、安息香酸、プロピオン酸、ソルビン酸、トリクロカルバン、過酸化水素、オルトフタルアルデヒド、及び食品衛生上、薬学的又は香粧的に許容されるこれらの塩等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、塩酸、硫酸、乳酸、酢酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、シュウ酸、グルコン酸、フマル酸、プロピオン酸、酢酸、アスパラギン酸、イプシロンアミノカプロン酸、グルタミン酸、アミノエチルスルホン酸、リン酸、ポリリン酸、ホウ酸、グルコノラクトン、酢酸アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、リジン、ホウ砂、及び食品衛生上、薬学的又は香粧的に許容されるこれらの塩等が挙げられる。
キレート剤としては、例えば、エデト酸、クエン酸、ポリリン酸、メタリン酸、アスコルビン酸、コハク酸、フィチン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、及び食品衛生上、薬学的又は香粧的に許容されるこれらの塩等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、アスコルビン酸およびその誘導体、エリソルビン酸およびその誘導体、トコフェロールおよびその誘導体、カロチン、リコピン、没食子酸プロピル、タンニン酸、エピガロカテキン等のカテキン類、アントシアニン等のポリフェノール類、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、p−ヒドロキシアニソール、及び食品衛生上、薬学的又は香粧的に許容されるこれらの塩等が挙げられる。
酵素成分としては、例えば、リパーゼ、アミラーゼ、エンドペプチダーゼ、カタラーゼ、リゾチーム、スーパーオキシドディスムターゼ、グルタチオンパーオキシダーゼ、エラスターゼ、コラゲナーゼ、ゼラチナーゼ、キモトリプシン等が挙げられる。
結合剤としては、例えば、デンプン、デキストリン、アラビアゴム末、ゼラチン、ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルエーテル、ポリビニルピロリドン、マクロゴール、トラガント、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、クエン酸カルシウム、デキストリン、ペクチン等が挙げられる。
崩壊剤としては、例えば、デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース等が挙げられる。
滑沢剤としては、例えば、タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレングリコール、シリカ、硬化植物油等が挙げられる。
流動化剤としては、例えば、軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム等が挙げられる。
清涼化剤としては、例えば、l−メントール、d−メントール、dl−メントール、d−カンフル、dl−カンフル、d−ボルネオール、dl−ボルネオール、ゲラニオール、ユーカリ油、ベルガモット油、ウイキョウ油、ハッカ油、ケイヒ油、ローズ油、ペパーミント油等の精油や精油成分等が挙げられる。
矯味・矯臭剤又はコーティング剤としては、例えば、カカオ末、ケイヒ末、緑茶抹、乳糖、白糖、ブドウ糖、マンニトール、メントール、カンフル、ボルネオール、ゲラニオール、ユーカリ油、ベルガモット油、ウイキョウ油、ハッカ油、ケイヒ油、ローズ油、ペパーミント油、マンニトール、キシリトール、芳香性精油類等が挙げられる。
本発明の抗酸化組成物における酸化型グルタチオンの含有量は、使用目的や使用形態等を考慮して適宜決定すればよいが、通常、抗酸化組成物の全重量に対して0.0001〜100重量%であり、好ましくは0.001〜99重量%である。
本発明の抗酸化組成物は、安定性が高く、不快な臭いも発生しないので、例えば医薬、医薬部外品、飲食品、化粧料等に適用することができる(以下、それぞれ本発明の医薬、医薬部外品、飲食品、化粧料ともいう)。
本発明の医薬の剤型は特に制限されず、経口又は非経口のいずれの剤型であってもよい。経口剤としては、錠剤(舌下錠、口腔内崩壊錠を含む)、カプセル剤(ソフトカプセル、マイクロカプセル、腸溶カプセルを含む)、顆粒剤、散剤、トローチ剤、シロップ剤、乳剤、懸濁剤等が挙げられ、非経口剤としては、外用剤(例えば、経皮製剤、軟膏剤等)、注射剤(例えば、皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤、点滴剤等)、坐剤(例えば、直腸坐剤、膣坐剤等)等が挙げられる。
本発明の医薬は、酸化型グルタチオン以外に、医薬上許容し得る担体を適宜混合し、製剤学の技術分野においてよく知られている任意の方法により製造することができる。
医薬上許容し得る担体としては、例えば賦形剤(例えば、乳糖、白糖、ブドウ糖、蔗糖、マンニトール、ソルビトール等の糖類、バレイショ、コムギ、トウモロコシ等の澱粉、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム等の無機物、カンゾウ末、ゲンチアナ末等の植物末等)、結合剤(例えば、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、カルメロース、澱粉のり液等)、崩壊剤(例えば、澱粉、寒天、ゼラチン末、微結晶セルロース、カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、アルギン酸ナトリウム等)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、水素添加植物油、マクロゴール、シリコン油等)、界面活性剤(例えば、脂肪酸エステル等)、可塑剤(例えば、グリセリン等)、安定剤(例えば、β−シクロデキストリン等)、充填剤(例えば、二酸化ケイ素等)、分散剤、懸濁剤、乳化剤、希釈剤、緩衝剤、抗酸化剤、細菌抑制剤、防腐剤、フレーバー類等の添加剤が挙げられる。
医薬における酸化型グルタチオンの含有量は、特に限定されないが、通常、0.001〜60重量%(好ましくは0.25〜50重量%)である。
本発明の医薬の投与量は、投与形態、投与される者の年齢、体重等に応じて異なるが、経口投与の場合、酸化型グルタチオンの重量として、成人に対し一日あたり、通常0.01g〜10g(好ましくは0.05g〜2g)を1日に1回または数回に分けて投与する。投与期間は、特に限定はないが、通常は1日間〜1年間(好ましくは1週間〜3か月間)である。
本発明の医薬は、ヒトだけでなく、ヒト以外の動物(例えば、ほ乳類、鳥類、は虫類、両生類、魚類等)に対しても使用することができる。
本発明の医薬部外品の形態は特に制限されず、上記医薬と同様な剤型の他、口中清涼剤、腋臭防止剤、てんか粉類、養毛剤、除毛剤、染毛剤、パーマネントウェーブ用剤、浴用剤、薬用化粧品、薬用歯磨き類等、いずれの形態のものであってもよい。
本発明の医薬部外品は、本発明の医薬と同様な方法により製造することができる。
医薬部外品における酸化型グルタチオンの含有量は、特に限定されないが、通常、0.0001〜60重量%(好ましくは0.001〜50重量%)である。
本発明の医薬および医薬部外品の用途は、抗酸化活性に基づく用途であれば特に制限されず、例えば、生体内物質の酸化を主因とする各種疾患(例、腎疾患、脳血管疾患、循環器疾患、脳梗塞、高血圧症、動脈硬化、老化痴呆性疾患、心疾患(心筋梗塞等)、癌、糖尿病、熱傷、眼疾患(網膜の酸化障害に起因するもの等)、ストレス性潰瘍、口内炎、肝機能障害、皮膚老化、しみ、しわ、メラニン形成等)を予防、改善及び/又は治療するために使用できる。
本発明の飲食品の形態は特に制限されず、例えば、ジュース類、清涼飲料水、アルコール飲料、茶類、乳酸菌飲料;発酵乳、バター、チーズ、ヨーグルト、加工乳、脱脂乳等の乳製品;ハム、ソーセージ、ハンバーグ等の畜肉製品;蒲鉾、竹輪、さつま揚げ等の魚肉練り製品;だし巻き、卵豆腐等の卵製品;クッキー、ゼリー、チューインガム、キャンディー、ドロップ、スナック菓子等の菓子類;アイスクリーム、シャーベット、アイスキャンディー等の冷菓類;パン類、麺類、漬物類、燻製品、干物、佃煮、塩蔵品、スープ類、調味料、食品素材、食品添加剤等、いずれの形態のものであってもよい。また、摂取しやすい形態であれば、固形、粉末、液体、ゲル状、スラリー状等のいずれであってもよい。ここで、飲食品にはヒト以外の動物用の飼料も包含される。
本発明の飲食品は、例えば、粉末食品、シート状食品、容器詰食品、容器詰飲料、レトルト食品、カプセル食品、タブレット状食品、流動食品、ドリンク剤等の形態であってもよい。
本発明の飲食品は、酸化型グルタチオンのほかに、必要に応じて一般に飲食品または飼料に用いられる添加剤、例えば食品添加物表示ハンドブック(日本食品添加物協会、平成9年1月6日発行)に記載されている甘味料、着色料、保存料、増粘安定剤、酸化防止剤、発色剤、漂白剤、防かび剤、ガムベース、苦味料、酵素、光沢剤、酸味料、調味料、乳化剤、強化剤、製造用剤、香料、香辛料抽出物等の添加剤を添加してもよい。
甘味料としては、例えば、アスパルテーム、カンゾウ、ステビア、キシロース、ラカンカ、砂糖、水飴、コーンシロップ等が挙げられる。
着色料としては、例えば、カロチノイド、ウコン色素、フラボノイド、カラメル色素、シコン色素、スピルリナ色素、葉緑素、ムラサキイモ色素、ムラサキヤマイモ色素、シソ色素、ブルーベリー色素等が挙げられる。
保存料としては、例えば、亜硫酸ナトリウム、安息香酸類、ウド抽出物、エゴノキ抽出物、カワラヨモギ抽出物、ソルビン酸類、プロピオン酸類等が挙げられる。
増粘安定剤としては、例えば、アラビアガムやキサンタンガム等のガム類、アルギン酸類、キチン、キトサン、キダチアロエ抽出物、グアーガム、ヒドロキシプロピルセルロース、カゼインナトリウム、コーンスターチ、カルボキシメチルセルロース類、ゼラチン、寒天、デキストリン、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、微小繊維状セルロース、微結晶セルロース、海藻セルロース、ポリアクリル酸ソーダ、ポリリン酸ナトリウム、カラギーナン、酵母細胞壁、コンニャクイモ抽出物、ナタデココ、マンナン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、ビタミンC、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸カルシウム、エリソルビン酸、オリザノール、カテキン、ケルセチン、クローブ抽出物、酵素処理ルチン、リンゴ抽出物、ゴマ油抽出物、ジブチルヒドロキシトルエン、ウイキョウ抽出物、セイヨウワサビ抽出物、セリ抽出物、チャ抽出物、テンペ抽出物、ドクダミ抽出物、トコトリエノール、トコフェロール類、ナタネ油抽出物、生コーヒー豆抽出物、ヒマワリ種子、フェルラ酸、ブチルヒドロキシアニソール、ブルーベリー葉抽出物、プロポリス抽出物、ヘゴ・イチョウ抽出物、ヘスペレチン、コショウ抽出物、ホウセンカ抽出物、没食子酸、ヤマモモ抽出物、ユーカリ抽出物、ローズマリー抽出物等が挙げられる。
発色剤としては、例えば、亜硝酸ナトリウム等が挙げられる。
漂白剤としては、例えば、亜硫酸ナトリウム等が挙げられる。
防かび剤としては、例えば、オルトフェニルフェノール等が挙げられる。
ガムベースとしては、例えば、アセチルリシノール酸メチル、ウルシロウ、エステルガム、エレミ樹脂、オウリキュウリロウ、オゾケライト、オポパナックス樹脂、カウリガム、カルナウバロウ、グアヤク樹脂、グッタカチュウ、グッタハンカン、グッタペルカ、グリセリン脂肪酸エスエル、ゲイロウ、コパオババルサム、コーパル樹脂、ゴム、コメヌカロウ、サトウキビロウ、シェラック、ジェルトン、蔗糖脂肪酸エステル、ソルバ、ソルビタン脂肪酸エステル、タルク、炭酸カルシウム、ダンマル樹脂、チクル、チルテ、ツヌー、低分子ゴム、パラフィンワックス、ファーバルサム、プロピレングリコール脂肪酸エステル、粉末パルプ、粉末モミガラ、ホホバロウ、ポリイソブチレン、ポリブテン、マイクロクリスタルワックス、マスチック、マッサランドバチョコレート、ミツロウ、リン酸カルシウム等が挙げられる。
苦味料としては、イソアルファー苦味酸、カフェイン、カワラタケ抽出物、キナ抽出物、キハダ抽出物、ゲンチアナ抽出物、香辛料抽出物、酵素処理ナリンジン、ジャマイカカッシア抽出物、テオブロミン、ナリンジン、ニガキ抽出物、ニガヨモギ抽出物、ヒキオコシ抽出物、ヒメマツタケ抽出物、ボラペット、メチルチオアデノシン、レイシ抽出物、オリーブ茶、ダイダイ抽出物、ホップ抽出物、ヨモギ抽出物等が挙げられる。
酵素または酵素源としては、例えば、アミラーゼ、トリプシン、レンネット、乳酸菌等が挙げられる。
光沢剤としては、例えば、ウルシロウ、モクロウ等が挙げられる。
酸味料としては、例えば、アジピン酸、イタコン酸、クエン酸類、コハク酸類、酢酸ナトリウム、酒石酸類、二酸化炭素、乳酸、フィチン酸、フマル酸、リンゴ酸、リン酸等が挙げられる。
調味料としては、例えば、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グルタミン、アラニン、イソロイシン、グリシン、セリン、シスチン、チロシン、ロイシン、プロリン等のアミノ酸、イノシン酸ナトリウム、ウリジル酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウム、シチジル酸ナトリウム、リボヌクレオチドカルシウム、リボヌクレオチドナトリウム等の核酸、クエン酸、コハク酸等の有機酸、塩化カリウム、塩水湖水低塩ナトリウム液、粗製海水塩化カリウム、ホエイソルト、リン酸三カリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸三ナトリウム、クロレラ抽出物等が挙げられる。
強化剤としては、例えば、亜鉛塩類、ビタミンC、各種アミノ酸、5−アデニル酸、塩化鉄、ヘスペリジン、各種焼成カルシウム、各種未焼成カルシウム、ジベンゾイルチアミン、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、チアミン塩酸塩、デュナリエラカロチン、トコフェロール、ニコチン酸、ニンジンカロチン、パーム油カロチン、パントテン酸カルシウム、ビタミンA、ヒドロキシプロリン、ピロリン酸二水素カルシウム、ピロリン酸第一鉄、ピロリン酸第二鉄、フェリチン、ヘム鉄、メナキノン、葉酸、リボフラビン等が挙げられる。
製造用剤としては、例えば、アセトンやイオン交換樹脂等の加工助剤、イチジク葉抽出物、イナワラ灰抽出物、カオリン、グリセリン脂肪酸エステル、クワ抽出物、骨灰、シソ抽出物、ショウガ抽出物、各種タンニン、ファフィア色素、ブドウ種子抽出物、エタノール等が挙げられる。
飲食品における酸化型グルタチオンの含有量は、特に限定されないが、通常、0.0001〜100重量%(好ましくは0.001〜99重量%)である。
本発明の飲食品は、生体内物質の酸化を主因とする各種疾患(例、腎疾患、脳血管疾患、循環器疾患、脳梗塞、高血圧症、動脈硬化、老化痴呆性疾患、心疾患(心筋梗塞等)、癌、糖尿病、熱傷、眼疾患(網膜の酸化障害に起因するもの等)、ストレス性潰瘍、口内炎、肝機能障害、皮膚老化、しみ、しわ、メラニン形成等)の予防及び/又は改善用の飲食品(例えば、健康食品、健康志向食品、機能性食品、栄養補助食品、特定保健用食品、病者用食品、えん下困難者用食品、医療用食品等)として用いることができる。
本発明の化粧料の形態は特に制限されず、例えば一般クリーム、乳液(例、クレンジングクリーム、コールドクリーム、バニシングクリーム、ハンドクリーム等)、ひげ剃り用クリーム(例、アフターシェービングクリーム、シェービングクリーム等)、化粧水(例、ハンドローション、一般化粧水等)、オーデコロン、ひげ剃り用ローション(例、アフターシェービングローション、シェービングローション等)、化粧油、パック、ベビーパウダー等の基礎化粧品;おしろい(例、クリームおしろい、固形おしろい、粉おしろい、タルカムパウダー、練りおしろい、ボディパウダー、水おしろい等)、パウダー、ファンデーション(例、クリーム状、液状、固形等)、ほお紅、まゆずみ、アイクリーム、アイシャドウマスカラ等のメイクアップ化粧品;化粧石鹸、洗顔料(例、クリーム・ペースト状、液・ジェル状、顆粒・粉末状等)、シャンプー、リンス等の清浄用化粧品;美白化粧品;アンチエイジング化粧品;染毛料、ヘアトリートメント剤(例、クリーム状、ミスト状、オイル状、ジェル状等)、枝毛コート剤、ヘアセット剤(例、髪油、セットローション、カーラーローション、ポマード、チック、びんつけ油、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアリキッド、ヘアフォーム、ヘアジェル、ウォーターグリース等)等の頭髪用化粧品;一般香水、練り香水、粉末香水等の香水類;日焼け・日焼け止めクリーム、日焼け・日焼け止めローション、日焼け・日焼け止めオイル等の日焼け・日焼け止め化粧品;アイライナー化粧品;口紅、リップクリーム等の口唇化粧品;歯磨き等の口腔化粧品;バスソルト、バスオイル、バブルバス等の浴用化粧品等、いずれの形態のものであってもよい。
本発明の化粧料は、酸化型グルタチオンのほかに、所望する形態に応じて従来公知の他の配合成分を適宜配合して、常法に従って製造することができる。他の配合成分としては、例えば、水(精製水、深層水等)、エステル系油脂、炭化水素系油脂、シリコーン系油脂、フッ素系油脂、動植物油脂、水溶性高分子、脂溶性高分子、エモリエント剤、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ゲル化剤、有機および無機顔料、有機粉体、防腐剤、植物抽出物、pH調整剤、アルコール、色素、香料等が挙げられる。また、目的により、冷感剤、制汗剤等を配合しても良い。
エステル系油脂としては、例えば、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ブチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、セバシン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、ネオペンタン酸イソアラキル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、カプリル酸セチル、ラウリン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、リシノレイン酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、パルミチン酸イソセチル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル、リノール酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、2−エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリウンデシル酸グリセリルトリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソステアリル、イソノナン酸オクチル、ネオデカン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸オクチルデシル、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ポリグリセリンイソステアリン酸エステル、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリイソアラキル、クエン酸トリイソオクチル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸オクチルデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリオクチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イシステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリル等のエステル類等が挙げられる。
炭化水素系油脂としては、例えば、スクワラン、流動パラフィン、α−オレフィンオリゴマー、イソパラフィン、セレシン、パラフィン、流動イソパラフィン、ポリブテン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等の炭化水素系油脂等が挙げられる。
シリコーン系油脂としては、例えば、ポリメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルシクロシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体、アルキル変性シリコーン油、アミノ変性シリコーン油等が挙げられる。
フッ素系油脂としては、例えば、パーフルオロポリエーテル等があげられる。
動植物油脂としては、例えばアボカド油、アルモンド油、オリーブ油、ゴマ油、コメヌカ油、サフラワー油、大豆油、トウモロコシ油、ナタネ油、杏仁油、パーム核油、パーム油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、綿実油、ヤシ油、ククイナッツ油、コメヌカ油、小麦胚芽油、コメ胚芽油、シアバター、月見草油、マカデミアナッツ油、メドホーム油、卵黄油、牛脂、馬油、ミンク油、オレンジラフィー油、ホホバ油、ラノリン、プリスタン等が挙げられる。
水溶性高分子としては、例えば、カルボキシビニルポリマー、ポリアスパラギン酸塩、トランガント、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、水溶性キチン、キトサン、デキストリン等が挙げられる。
脂溶性高分子としては、例えば、ポリビニルピロリドン・エイコセン共重合体、ポリビニルピロリドン・ヘキサデセン共重合体、ニトロセルロース、デキストリン脂肪酸エステル、高分子シリコーン等が挙げられる。
エモリエント剤としては、例えば、長鎖アシルグルタミン酸コレステリルエステル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、12−ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸、ロジン酸、ラノリン脂肪酸コレステリルエステル等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエーテル変性シリコーンラウリン酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキシド、水素添加大豆リン脂質等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン、α−アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸ナトリウム、アシル化加水分解コラーゲンペプチド塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラノリン誘導体第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型等が挙げられる。
ゲル化剤としては、例えば、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、1,3−ジアミノブタン等のアミノ酸誘導体、デキストリンパルミチン酸エステル、デキストリンステアリン酸エステル、デキストリン2−エチルヘキサン酸パルミチン酸エステル等のデキストリン脂肪酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル、モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンソルビトール等のソルビトールのベンジリデン誘導体、ジメチルベンジルドデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー、ジメチルジオクタデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー等の有機変性粘土鉱物等が挙げられる。
有機および無機顔料としては、例えば、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、ベンカラ、クレー、ベントナイト、チタン被膜雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化鉄、群青、酸化クロム、水酸化クロム、カラミンおよびカーボンブラックおよびこれらの複合体等の無機顔料;ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、シルクパウダー、セルロース、CIピグメントイエロー、CIビグメントオレンジ等の有機顔料;およびこれらの無機顔料と有機顔料の複合粉体等が挙げられる。
有機粉体としては、例えば、ステアリン酸カルシウム等の金属石鹸;セチルリン酸亜鉛ナトリウム、ラウリルリン酸亜鉛、ラウリルリン酸カルシウム等のアルキルリン酸多価金属塩;N−ラウロイル−β−アラニンカルシウム、N−ラウロイル−β−アラニン亜鉛、N−ラウロイルグリシンカルシウム等のアシルアミノ酸多価金属塩;N−ラウロイル−タウリンカルシウム、N−パルミトイル−タウリンカルシウム等のアミドスルホン酸多価金属塩;Nε−ラウロイル−L−リジン、Nε−パルミトイルリジン、Nα−パルミトイルオルニチン、Nα−ラウロイルアルギニン、Nα−硬化牛脂脂肪酸アシルアルギニン等のN−アシル塩基性アミノ酸;N−ラウロイルグリシルグリシン等のNーアシルポリベプチド;α−アミノカプリル酸、α−アミノラウリン酸等のα−アミノ脂肪酸;ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、四フッ化エチレン等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、プロピルパラベン等が挙げられる。
植物抽出物としては、例えば、アシタバエキス、アボカドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイエキス、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、クエン酸、クエン酸ナトリウム、リンゴ酸、リンゴ酸ナトリウム、フマル酸、フマル酸ナトリウム、コハク酸、コハク酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等が挙げられる。
アルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n−プロピルアルコール、t−ブチルアルコール、s−ブチルアルコール等の低級アルコール、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級直鎖アルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(ブチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の高級分枝鎖アルコール等が挙げられる。
香料、色素としては、通常化粧料または皮膚外用剤に用いるものであれば、どのようなものを用いてもよい。
冷感剤としては、例えば、l−メントールおよびその誘導体、N−置換−p−メンタン−3−カルボクサイド、3−置換−p−メンタン、2−または3−置換−p−メンタンジオール、トリアルキル置換シクロシクロヘキサンカルボキシアミド、イソプレゴール等が挙げられる。
制汗剤としては、例えば、塩化アルミニウム、オキシ塩化アルミニウム、塩基性臭化アルミニウム、硫酸アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、硫酸亜鉛、フェノールスルホン酸亜鉛、塩基性乳酸アルミニウム亜鉛等の収斂作用を有する単体塩類、またはこれらの単体塩類を含有するグリコール複合体もしくはアミノ酸複合体が挙げられる。
化粧料における酸化型グルタチオンの含有量は、特に限定されないが、通常、0.0001〜10重量%(好ましくは0.001〜5重量%)である。
本発明の化粧料は、活性酸素濃度の上昇とそれにともなう過酸化脂質の生成等を主因とする好ましくない皮膚の変化・老化(例、シミ、ソバカス、しわ、弾性の低下、色素沈着、メラニン色素の生成等)等を予防及び/又は改善するためにも使用することができる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。なお、以下文中で「部」及び「%」とあるのは、特記しない限り、それぞれ「重量部」及び「重量%」を意味する。
実施例1
[酸化型グルタチオン含有化粧水の調製]
(1)酸化型グルタチオン 0.1g
(2)プロピレングリコール 3.0g
(3)ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.3g
(4)メチルパラベン 0.1g
(5)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル 1.0g
(6)エタノール 10.0g
(7)香料 適量
(8)精製水 適量
全量 100.0g
水層成分(1)〜(4)、(8)を混合し、60℃で加熱溶解する。次いでこれに、混合、溶解した油層成分(5)〜(7)を加え、均一になるまで攪拌混合して冷却した後、濾過して化粧水を得る。
[酸化型グルタチオン含有化粧水の調製]
(1)酸化型グルタチオン 0.1g
(2)プロピレングリコール 3.0g
(3)ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.3g
(4)メチルパラベン 0.1g
(5)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル 1.0g
(6)エタノール 10.0g
(7)香料 適量
(8)精製水 適量
全量 100.0g
水層成分(1)〜(4)、(8)を混合し、60℃で加熱溶解する。次いでこれに、混合、溶解した油層成分(5)〜(7)を加え、均一になるまで攪拌混合して冷却した後、濾過して化粧水を得る。
実施例2
[酸化型グルタチオン含有乳液の調製]
(油層成分)スクワラン4.0g、小麦胚芽油2.0g、モノグリセリルステアレート1.0g、ポリオキシエチレンステアリルエーテル4.0g、パラオキシ安息香酸プロピル0.1g、(水層成分)グリシン0.5g、酸化型グルタチオン0.1g、パラオキシ安息香酸メチル0.2g、プロピレングリコール0.1g、ポリエチレングリコール6000 0.2g、ヒアルロン酸ナトリウム0.05g、精製水86.75gについて、油層成分および水層成分をそれぞれ80℃に熱して均一にし、水層成分を油層成分に撹拌しながら加え、乳液100gを調製する。
[酸化型グルタチオン含有乳液の調製]
(油層成分)スクワラン4.0g、小麦胚芽油2.0g、モノグリセリルステアレート1.0g、ポリオキシエチレンステアリルエーテル4.0g、パラオキシ安息香酸プロピル0.1g、(水層成分)グリシン0.5g、酸化型グルタチオン0.1g、パラオキシ安息香酸メチル0.2g、プロピレングリコール0.1g、ポリエチレングリコール6000 0.2g、ヒアルロン酸ナトリウム0.05g、精製水86.75gについて、油層成分および水層成分をそれぞれ80℃に熱して均一にし、水層成分を油層成分に撹拌しながら加え、乳液100gを調製する。
実施例3
[酸化型グルタチオン含有クリームの調製]
(1)蜜ロウ 4.0g
(2)セタノール 5.0g
(3)ステアリン酸 5.0g
(4)ラノリン 3.0g
(5)プリスタン 25.0g
(6)ポリオキシエチレンステアリルエーテル 3.5g
(7)グリセルモノステアレート 1.5g
(8)酸化型グルタチオン 2.0g
(9)プロピレングリコール 10.0g
(10)精製水 適量
(11)香料、防腐剤 適量
全量 100.0g
油層成分(1)〜(7)と水層成分(8)〜(11)とを各々80℃で加熱溶解した。次いで水層成分に油層成分を、ホモミキサーで乳化しながら徐々に加え、均一になるまで攪拌混合し、冷却してクリームを得る。
[酸化型グルタチオン含有クリームの調製]
(1)蜜ロウ 4.0g
(2)セタノール 5.0g
(3)ステアリン酸 5.0g
(4)ラノリン 3.0g
(5)プリスタン 25.0g
(6)ポリオキシエチレンステアリルエーテル 3.5g
(7)グリセルモノステアレート 1.5g
(8)酸化型グルタチオン 2.0g
(9)プロピレングリコール 10.0g
(10)精製水 適量
(11)香料、防腐剤 適量
全量 100.0g
油層成分(1)〜(7)と水層成分(8)〜(11)とを各々80℃で加熱溶解した。次いで水層成分に油層成分を、ホモミキサーで乳化しながら徐々に加え、均一になるまで攪拌混合し、冷却してクリームを得る。
実施例4
[酸化型グルタチオンを含有する錠剤の製造]
酸化型グルタチオン60.0kg、微結晶セルロース36.0kg、ショ糖脂肪酸エステル6.6kg、リン酸カルシウム1.2kgおよびβ−シクロデキストリン20.0kgを混合する。得られた混合物をロータリー圧縮成形機を用いて圧縮成形して、直径8mm、250mgの錠剤を製造する。
[酸化型グルタチオンを含有する錠剤の製造]
酸化型グルタチオン60.0kg、微結晶セルロース36.0kg、ショ糖脂肪酸エステル6.6kg、リン酸カルシウム1.2kgおよびβ−シクロデキストリン20.0kgを混合する。得られた混合物をロータリー圧縮成形機を用いて圧縮成形して、直径8mm、250mgの錠剤を製造する。
実施例5
[酸化型グルタチオンを含有する腸溶カプセルの製造]
実施例4で調製した混合物20kgと0.2kgの二酸化ケイ素とを混合攪拌して得られた混合物をカプセル充填機に投入し、ゼラチン製2号ハードカプセル20000錠に充填し、ハードカプセルを得る。得られたハードカプセルの表面を、ツェイン溶液を用いてコーティングし、腸溶カプセル20000錠を製造する。
[酸化型グルタチオンを含有する腸溶カプセルの製造]
実施例4で調製した混合物20kgと0.2kgの二酸化ケイ素とを混合攪拌して得られた混合物をカプセル充填機に投入し、ゼラチン製2号ハードカプセル20000錠に充填し、ハードカプセルを得る。得られたハードカプセルの表面を、ツェイン溶液を用いてコーティングし、腸溶カプセル20000錠を製造する。
実施例6
[酸化型グルタチオン含有チューインガムの調製]
酸化型グルタチオン1.5g、ガムベース25g、砂糖63g、水飴10g、香料1gの処方で、常法によりチューインガムを調製する。
[酸化型グルタチオン含有チューインガムの調製]
酸化型グルタチオン1.5g、ガムベース25g、砂糖63g、水飴10g、香料1gの処方で、常法によりチューインガムを調製する。
実施例7
[酸化型グルタチオン含有ドロップの調製(1)]
あめ基剤(マルチトール35kg、コーンシロップ43°ポーメ21kg)と抗酸化剤混合物(ポリエチレングリコール2.75kg、酸化型グルタチオン35kg、クエン酸60kg、ワイルドチェリー模倣フレーバー60g)を用いてドロップを調製する。あめ基剤の調製は以下のように行う。
マルチトールを水5.5Lに溶解し、グルコース含有コーンシロップを添加し、十分に混合する。この時点で、必要があれば色素を添加して、所望の色を付与する。色素は、十分に溶解するものを用いる。
上記混合物を、125℃に加熱した蒸気ジャケットケトルに入れる。そこから、混合物を、ポンプで貯蔵容器に入れて、連続クッカーに供給する。シロップがクッカーにおけるコイルを通過するうちに、125〜150℃の温度に到達し、その後、スチーム真空エジェクタにより、真空28〜29インチに維持した受け入れケトルに約6〜7分間供給する。この間に、水含量が約1%以下に減少するまで水が除去され、適当な溶融あめ基剤が形成する。溶融あめ基剤をゆっくりと冷却することで、あめ基剤を調製する。
次に、酸化型グルタチオン、クエン酸及び模倣フレーバー(粉末状)を、ポリエチレングリコールに添加して抗酸化剤混合物を調製する。次に、該混合物を、約90℃で加熱することにより流動化する。得られた熱流体混合物を、溶融あめ基剤(温度を約100℃又はそれよりもわずかに低い温度に低下させたもの)に、適当に混合しながら迅速に添加し、抗酸化剤混合物添加溶融あめ塊を調製する。次に、全塊を、十分に混練した後、スピニングマシーンに移し、それをロゼンジ形成ダイに押し出すことで酸化型グルタチオン含有ドロップを調製する。
[酸化型グルタチオン含有ドロップの調製(1)]
あめ基剤(マルチトール35kg、コーンシロップ43°ポーメ21kg)と抗酸化剤混合物(ポリエチレングリコール2.75kg、酸化型グルタチオン35kg、クエン酸60kg、ワイルドチェリー模倣フレーバー60g)を用いてドロップを調製する。あめ基剤の調製は以下のように行う。
マルチトールを水5.5Lに溶解し、グルコース含有コーンシロップを添加し、十分に混合する。この時点で、必要があれば色素を添加して、所望の色を付与する。色素は、十分に溶解するものを用いる。
上記混合物を、125℃に加熱した蒸気ジャケットケトルに入れる。そこから、混合物を、ポンプで貯蔵容器に入れて、連続クッカーに供給する。シロップがクッカーにおけるコイルを通過するうちに、125〜150℃の温度に到達し、その後、スチーム真空エジェクタにより、真空28〜29インチに維持した受け入れケトルに約6〜7分間供給する。この間に、水含量が約1%以下に減少するまで水が除去され、適当な溶融あめ基剤が形成する。溶融あめ基剤をゆっくりと冷却することで、あめ基剤を調製する。
次に、酸化型グルタチオン、クエン酸及び模倣フレーバー(粉末状)を、ポリエチレングリコールに添加して抗酸化剤混合物を調製する。次に、該混合物を、約90℃で加熱することにより流動化する。得られた熱流体混合物を、溶融あめ基剤(温度を約100℃又はそれよりもわずかに低い温度に低下させたもの)に、適当に混合しながら迅速に添加し、抗酸化剤混合物添加溶融あめ塊を調製する。次に、全塊を、十分に混練した後、スピニングマシーンに移し、それをロゼンジ形成ダイに押し出すことで酸化型グルタチオン含有ドロップを調製する。
実施例8
[酸化型グルタチオン含有ドロップの調製(2)]
実施例7で得られる抗酸化剤混合物添加溶融あめ塊を、冷却テーブルに流し、冷却テーブル上で半固体塊に固化した後、酸化型グルタチオンの単位摂取量を摂取するためのいずれか所望の形状に成形することにより、酸化型グルタチオン含有ドロップを調製する。
[酸化型グルタチオン含有ドロップの調製(2)]
実施例7で得られる抗酸化剤混合物添加溶融あめ塊を、冷却テーブルに流し、冷却テーブル上で半固体塊に固化した後、酸化型グルタチオンの単位摂取量を摂取するためのいずれか所望の形状に成形することにより、酸化型グルタチオン含有ドロップを調製する。
実施例9
[酸化型グルタチオンを含有する飲料の製造]
酸化型グルタチオン0.6kg、エリスリトール3kg、クエン酸0.05kg、人工甘味料3g、香料0.06kgを液温70℃で水50Lに攪拌溶解し、クエン酸でpHを3.3に調整後、プレート殺菌を用いて滅菌して瓶に充填後、パストライザー殺菌し、飲料を製造する。
[酸化型グルタチオンを含有する飲料の製造]
酸化型グルタチオン0.6kg、エリスリトール3kg、クエン酸0.05kg、人工甘味料3g、香料0.06kgを液温70℃で水50Lに攪拌溶解し、クエン酸でpHを3.3に調整後、プレート殺菌を用いて滅菌して瓶に充填後、パストライザー殺菌し、飲料を製造する。
Claims (3)
- 酸化型グルタチオンを含有することを特徴とする抗酸化組成物。
- 化粧料である、請求項1記載の抗酸化組成物。
- 飲食品である、請求項1記載の抗酸化組成物。
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JP2010253075A JP2013230987A (ja) | 2010-11-11 | 2010-11-11 | 酸化型グルタチオン含有抗酸化組成物 |
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- 2011-11-11 WO PCT/JP2011/076595 patent/WO2012063973A1/en active Application Filing
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018216672A1 (ja) * | 2017-05-23 | 2018-11-29 | 味の素株式会社 | 組成物 |
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