JP2013230856A - じょうご形蓋 - Google Patents

Abstract

【課題】 この発明は、灯油タンクに灯油を入れる時、手動ポンプや電動ポンプを用いるが、どうしてもポリタンクの底に灯油が残ってしまう。この残油を別のポリタンクやファンヒーター等の灯油タンクに入れる時、こぼれないように工夫したじょうご形蓋を提供する。
【解決手段】 従来、じょうごと蓋は別々であった。残油を移し替える際にこぼれたりするケースが多い。そこで蓋にじょうごの機能をもたせて、簡単に取り替えて灯油タンクに入れるようにした。さらにポリタンクにゴミが入らないようにフィルター（４）を設けたことを特徴としたじょうご形蓋。
【選択図】図１

Description

この発明は、ポリタンクに残った灯油を入れるときに、漏らさないようにした、じょうご形蓋に関するものである。

従来、ポリタンクからファンヒーター等の灯油タンクに入れる際、手動ポンプや電動ポンプを用いる。しかしどうしても底に灯油が残ってしまうため、完全にポリタンクを空にすることができず、じょうごなどを使って直接入れていた。
残油の量を極力少なくするため、ポリタンクの底に溜まりを設けている発明も知られている（特許文献１）。
また、ジャバラ形注ぎ口蓋の発明も知られている（特許文献２）。

特開２０１１―２３０８４７号広報 特開平１０―２４９３６号広報

これは、次のような問題点があった。
（イ） ポリタンクに残った灯油を灯油タンクに移す際、じょうごを使って直接入れるため、溢れたりして汚すケースが多かった。
（ロ） 従来のじょうごから容器に入れる際、流し込む液体が灯油タンク内部の空気圧力の影響をうけて、入りにくくなり液体が溢れたりした。
（ハ）従来のじょうごはフィルターがないため、ゴミが入り込む可能性がある。
本発明は、以上のような欠点をなくすためなされたものである。

ポリタンクの蓋を図ー１のように、じょうご形にしたものである。残油を空にする時、この蓋をつけて灯油タンク等に入れる。取り付けが簡単で油漏れも少ない。既存のポリタンクの形状も変えずそのまま利用できる。また、注ぎ口のところは図ー５のＡ断面図のように直線の突起（５）レールになっており、灯油を流し込む時、灯油タンクの空気圧の影響を受けないように減圧作用の役割がある。そのため、灯油がスムーズに流れ込み、逆流や溢れが少ない。また、灯油の底に溜まったゴミが入らないようにするためフィルター（４）を設けている。
本発明は、以上の構成よりなる、じょうご形蓋である。

ポリタンクの蓋を取り替えて、容易に残油を入れることが出来、こぼれたり汚したりすることが少ない。構造も簡単であり、取り扱いやすい。

じょうご形蓋の斜視図 ポりタンクに取り付けた状態の斜視図 蓋の内部の構造を示した断面図 パッキンとフィルターの斜視図 先端のＡ部分の断面図

以下、本発明を実施するための形態について説明する。
（イ） 一般の蓋にじょうごを一体化して成形して作ったものである。液が漏れないようにネジ（２）で蓋を締める構造となっている。
（ロ） 蓋（１）の内部には、漏油を防止するためにパッキン（３）を設けている。
（ハ） 蓋（１）のじょうごの部分には、注ぎ口と受け口に隙間を作り、減圧効果を出すために直線の突起（５）レール部を設けている。
（二） ゴミの侵入を防ぐために内部には図ー３のところにフィルター（４）を設けている。
本発明は、以上のような構造である。
これを使用するときは、電動ポンプや手動ポンプで底に残った灯油を完全に空にしたい時、従来の蓋の代わりに、このじょうご形蓋を取り付けて入れる。

１ 蓋本体
２ ネジ部
３ パッキン
４ フィルター
５ 突起

Claims (3)

1. 従来のポリタンクの蓋をじょうご形の構造にしたことを特徴とする、じょうご形蓋（１）。
2. 注ぎ口に直線の突起（５）レール部分を設けて、注ぎ込むときに加圧作用の影響を受けないように工夫したことを特徴とする請求項（１）のじょうご形蓋。
3. 残油の底に溜まったゴミが灯油タンクに入らないようにフィルターを設けたことを特徴とする請求項（１）のじょうご形蓋。