JP2013230275A - 可変入賞装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 左右に対向する一対の可動羽根により入賞口を閉塞または開放自在となすいわゆる電動チューリップにおいて、球噛み防止性・興趣性の向上を図る。
【解決手段】
電動チューリップの形態を備える可変入賞装置1は、遊技球を入球させる入賞口2と、左右に対向し起立位置と傾倒位置とに回動操作されることにより入賞口2を閉塞または開放自在な一対の可動羽根3a,3bと、入賞口2に連通し遊技球を誘導する第一誘導路4および第二誘導路5と、第一誘導路4および第二誘導路5を隔てる隔壁6とを備え、第一誘導路4および第二誘導路5が互いに異なる傾斜度を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、弾球遊技機において、入賞口を開閉する可変入賞装置に関する。
弾球遊技機において用いられる可変入賞装置は、遊技性を向上させたり、遊技球の詰まり、すなわち球噛みを防止したり、不正行為を防止したりするなどの目的のため種々のものが開発されている。
例えば、特許文献1に記載のように、可変入賞装置の組み立てのやりやすさと小型化とを図ることを課題とし、球検出器5が後部品3の検出器収容部23に収容され、配線40が検出器収容部23から検出配線通し部24を経由して後部品3の外部に引き出され、開閉部品4の扉軸33が前部品2の扉軸受部9又は後部品3の扉軸受部21に収容され、前部品2の結合部11と後部品3の結合部22とが互いに有頭螺子部材43で結合されるにより、開閉部品4の扉軸33が前部品2の扉軸受部9と後部品3の扉軸受部21と回転可能に支持され、開閉部品4の扉32が前部品2の入賞口7に開閉し得るように配置され、開閉駆動機構26のリンクレバー29と開閉部品4のリンク突起34とが互いに連結され、検出器収容部23に収容された球検出器5が飛び出ないように前部品2で支持され、前部品2と後部品3と開閉部品4と入賞口7と球検出器5と開閉駆動機構26とが直線状に配置されているパチンコ遊技機の可変入賞装置がある。
また、特許文献2に記載の発明は、遊技機演出にあった化粧板を取り付けた場合でも球詰まりの発生を防止することができる可変入賞装置を提供することを課題とし、遊技盤面3上に取り付けられる取り付け基板90と、取り付け基板90ら前方に突設された上始動ポケット13と、上始動ポケット13の下方に位置する取り付け基板90に形成された下始動口と、この下始動口に対して遊技球を誘導する可動片17b、17bと、可動片17b、17bの前面に固定配置される化粧板81とを備えた可変入賞装置11において、化粧板81は、可動片17b、17bの可動範囲の前方を覆う形状の透明部材により形成され、且つ、透明部材の前面に図柄が設けられ、透明部材の上部は上始動ポケット13の下部との間での遊技球の詰まりを防止し得るよう近接配置したものである。
また、特許文献3に記載の発明は、可変入賞口装置の両羽根が開成してその内方に打玉が有利にはいりやすいように変化させながら趣向性のより高い遊技ができるよう両羽根を有効に伸縮可能とすることを課題とし、特定入賞口に入賞すると開成することになる開閉自在の両羽根(1)、(1)を有する可変入賞口装置(A)を備えたパチンコ機において、前記両羽根(1)、(1)には羽根(1)の先端からその延出方向に出退可能となる補助羽根(1a)をそれぞれ備えて構成したものである。
特開2011−255085号公報 特開2008−167881号公報 特開平7−241367号公報
しかしながら、球噛みの防止対策や円滑な遊技球の誘導は不十分である。また、左右に対向する一対の可動羽根により入賞口を閉塞または開放自在となす、いわゆる電動チューリップにおいて、入賞口に入球するかに見えた遊技球が、左右の可動羽根において一方から他方へすり抜けてしまい、遊技球が入賞口に入球しないという現象が発生してしまう。
そこで、本発明は、球噛み防止性・興趣性の向上を図り、また、いわゆる電動チューリップにおける上記のすり抜けを防止することを課題とする。
上記課題を鑑み、本発明は、遊技球を入球させる入賞口と、左右に対向し起立位置と傾倒位置とに回動操作されることにより該入賞口を開放または閉塞自在な一対の可動羽根と、前記入賞口に連通し前記遊技球を誘導する誘導路と、該誘導路に連通し前記遊技球を排出する排出孔と、前記誘導路を第一誘導路および第二誘導路に隔てる隔壁と、を備える可変入賞装置である。
本発明において、前記第一誘導路と前記第二誘導路とにおいて、前記遊技球を前記入賞口から前記排出孔に誘導するのに要する時間が互いに異なることが好ましい。
ここで、前記第一誘導路と前記第二誘導路とにおいて、「前記遊技球を前記入賞口から前記排出孔に誘導するのに要する時間が互いに異なること」とは、例えば同時に前記第一誘導路と前記第二誘導路とに進入した前記遊技球が、互いに異なるタイミングで前記排出孔に到達することをいう。
本発明において、前記第一誘導路が連続した傾斜平面により形成され、前記第二誘導路が水平面ないし傾斜平面が断続的に設けられることにより段状に形成されることが好ましい。
上記の「段状」とは、一段に設けてもよく、また二段以上の階段状として設けてもよい。
また、本発明において、前記第一誘導路と前記第二誘導路とが互いに異なる角度の傾斜平面によって設けられることも好ましい。
前記第一誘導路および前記第二誘導路について、上述の他、一方を傾斜平面にし、他方を傾斜曲面にすることとしてもよい。また、前記第一誘導路および前記第二誘導路を同じ角度の傾斜平面により構成し、一方に前記遊技球の誘導を停止させない程度の溝や突起物等の障害物を設けることとしてもよい。また、前記第一誘導路および前記第二誘導路が互いに異なる経路長を有することとしてもよい。
本発明において、前記入賞口を外部において囲う入賞口囲み枠と、該入賞口囲み枠において、前記入賞口の上部に向かって突設する突設片と、を備えることが好ましい。
前記突設片は、前記入賞口囲み枠に固設される基部から前記入賞口の上部に向かって左右の幅が漸次狭められて形成されることが好ましい。これにより、前記突設片の側辺が滑らかなR形状となることが好ましい。その他、前記突設片の側辺がテーパ形状であってもよい。
前記突設片の左右の幅が漸次狭められて形成されることにより、前記可動羽根を介して左右に移動する前記遊技球を前記入賞口に向かって転動するように誘導することができ、前記遊技球のすり抜けを防止することができる。
前記第一誘導路および前記第二誘導路の終端において、同一の排出孔に連通することが好ましい。また、これに関わらず、前記第一誘導路および前記第二誘導路の終端において、それぞれ別個の排出孔に連通することも好ましい。
前記第一誘導路および前記第二誘導路の終端において、同一の前記排出孔に連通することにより、前記可変入賞装置をコンパクトに形成することができる。一方で、前記第一誘導路および前記第二誘導路の終端において、それぞれ別個の前記排出孔に連通させることにより、左右それぞれの前記可動羽根により案内された前記遊技球がそれぞれ別々の結果をもたらすなどの演出の多様性を付加することができる。
本発明における可変入賞装置は、左右に対向する一対の可動羽根により入賞口を閉塞または開放自在となすいわゆる電動チューリップと呼ばれる形態のものであるが、これは普通電動役物および特別電動役物のいずれにおいても用いることができる。ここで、普通電動役物とは、電動役物のうち、大入賞口以外の入賞口の入口を開き、または拡大するもので、遊技球が特定の入賞口に入賞し、もしくは特定のゲートを通過し、または特定の図柄の組合せが表示された場合に作動するものをいう。また、特別電動役物とは、電動役物のうち、大入賞口の入口を開き、または拡大するものをいう。
本発明によれば、左右に対向する一対の可動羽根により入賞口を閉塞または開放自在となす可変入賞装置において、隔壁により二手に分かれる誘導路を合理的に形成することができる。これにより、前記可変入賞装置に入球する前記遊技球を迅速に誘導することができ、遊技の多様性を引き出すことができる。また、前記誘導路の形成は合理的であるため、前記第一誘導路および前記第二誘導路を備えつつも可変入賞装置全体をコンパクトにすることができ、製造コストの上昇も抑えることができる。隔壁により遊技球のすり抜けも防止できる。
また、左右それぞれの可動羽根により同じタイミングで前記第一誘導路および前記第二誘導路に前記遊技球が案内された場合でも、別々のタイミングで前記排出孔に誘導することができ、該排出孔付近において球噛みすることを防ぐことができる。
前記入賞口囲み枠において前記突設片を備えることにより、傾倒位置にある左右それぞれの前記可動羽根により前記入賞口に案内される前記遊技球が、その勢いにより入賞口の前を通過することを防ぐことができる。すなわち、例えば左の可動羽根により案内された前記遊技球が入賞口に入球することなく、右の可動羽根を介して落下してしまうなどといった前記遊技球の想定外の挙動を規制し、これにより、遊技者の不興を招くことを防ぐことができる。
左右それぞれの前記可動羽根により同じタイミングで前記遊技球が案内された場合でも、隔壁に加えて突設片を備えることにより、一方の可動羽根側から入球した前記遊技球は前記第一誘導路にのみ案内し、他方の前記可動羽根側から入球した前記遊技球は前記第二誘導路にのみ案内することができ、それらの前記遊技球が前記入賞口ないし前記誘導路で絡まって球噛みすることを防ぐことができる。また、前記突設片を備えることにより、一方の前記可動羽根側から入球した前記遊技球が前記入賞口の前を通過し、他方の前記可動羽根側にすり抜けてしまうことを確実に防止することができる。
本発明の実施形態による可変入賞装置1の分解斜視図である。 同実施形態による可変入賞装置1の正面の上方から見た斜視図である。可動羽根3a,3bおよび入賞口囲み枠20の図示は省略している。 同実施形態による可変入賞装置1の中心から見た左半分の斜視図である。 同実施形態による可変入賞装置1の中心から見た右半分の斜視図である。
本発明に係る実施形態の可変入賞装置1について図面を参照しつつ説明する。可変入賞装置1は、左右に対向する一対の可動羽根により入賞口を閉塞または開放自在となすいわゆる電動チューリップの形態を備えるものである。可変入賞装置1は、普通電動役物および特別電動役物のいずれにおいても用いることができる。可変入賞装置1は、図1〜4に示す通り、遊技球を入球させる入賞口2と、左右に対向し起立位置と傾倒位置とに回動操作されることにより入賞口2を閉塞または開放自在な一対の可動羽根3a,3bと、入賞口2に連通し遊技球を誘導する第一誘導路4および第二誘導路5と、第一誘導路4および第二誘導路5を隔てる隔壁6とを備えている。また、第一誘導路4および第二誘導路5が遊技球を誘導するのに要する時間が互いに異なることを特徴とする。
可動羽根3a,3bは、図1に示す通り、左右に対向し起立位置と傾倒位置とに往復回動操作されることにより入賞口2を閉塞または開放自在な一対の回動体である。可動羽根3a側には入賞口2と連通してその奥に向かう第一誘導路4が設けられる。可動羽根3b側には入賞口2と連通してその奥に向かう第二誘導路5が設けられる。
第一誘導路4は、図1〜3に示す通り、入賞口2の左半分から後方に向かって延設される。また、第一誘導路4は、図3に示す通り、連続した一つの傾斜平面により後方に向かって下がって形成される。
第二誘導路5は、図1,2,4に示す通り、入賞口2の右半分から後方に向かって延設される。また、第二誘導路5は、図4に示す通り、断続的な傾斜平面が階段状に設けられることにより後方に向かって下がって形成される。
上記の構成により、第一誘導路4の方が第二誘導路5よりも早く遊技球を通過させることとなる。その他、第一誘導路4および第二誘導路5は、互いに異なる角度の傾斜平面としたり、一方を傾斜平面、他方を傾斜曲面としたりしてもよい。または、いずれか一方の誘導路に前記遊技球の誘導を停止させない程度の溝や突起物等の障害物を設けたり、第一誘導路4および第二誘導路5が互いに異なる経路長を有することとしてもよい。
隔壁6は、第一誘導路4および第二誘導路5を隔てる仕切り部材である。隔壁6は、第一誘導路4および第二誘導路5の間において下面から立設する立壁として設けられている。これに限られず、第一誘導路4および第二誘導路5の間において上面から垂設してもよい。隔壁6は、第一誘導路4および第二誘導路5の間を遊技球が飛び越えまたは潜らない程度の高さに設けることが好ましい。すなわち、隔壁6と、第一誘導路4および第二誘導路5の床面または天井面との間に生じる隙間が、遊技球の直径より小さく設定されるということである。
また可変入賞装置1は上述する各部の他、図1〜4に示す通り、入賞口2の前方でこれを囲う入賞口囲み枠20と、入賞口2が設けられる前部枠体25と、前部枠体25に連接される後部枠体40と、後部枠体40の後方でソレノイド85を保持する後部ケース50と、可動羽根3a,3bを回動自在に支持するシャフト55a,55bと、可動羽根3a,3bに回動駆動力を伝達する揺動伝達部材60a,60bと、揺動伝達部材60a,60bに揺動駆動力を伝達する揺動駆動部材70a,70bと、揺動駆動部材70a,70bを駆動するプランシャーヘッド80と、プランシャーヘッド80を進退駆動するソレノイド85と、を備える。以下、上述の各部と併せてそれぞれの構成を説明する。
入賞口囲み枠20は、図1,3,4に示す通り、可変入賞装置1の前部に設けられ、前部枠体25との間において入賞口2および可動羽根3a,3bを内設する枠体である。入賞口囲み枠20は透明な材質により形成され、その内側にランプ22を有する演出基板23を備えることにより可変入賞装置1の開閉等の遊技状態に合わせて任意の演出をすることができる。
入賞口囲み枠20の入賞口2側の上部においては、入賞口2の上部に突設する突設片21が設けられる。隔壁6と突設片21の隙間は遊技球の直径よりも小さく設定されている。これにより、可動羽根3aおよび可動羽根3bが傾倒位置のときに、遊技球が隔壁6と突設片21の隙間を通過できないこととなる。突設片21は、入賞口囲み枠20に固設される基部から入賞口2の上部の奥側に向かって左右の幅が漸次狭められて形成され、両側が滑らかなR形状となっている。また、突設片21の側辺はテーパ形状であってもよい。
前部枠体25は、図1,2に示す通り、中央に遊技球を入球させる入賞口2を有し遊技盤(図示略)に取り付けられる台板26と、入賞口2の下部において後方に遊技球を誘導する第一誘導路4および第二誘導路5と、第一誘導路4および第二誘導路5を隔てる隔壁6と、入賞口2の上方に突設し、遊技球が入球可能な上部入球口27とを備える。
上部入球口27は、図1〜4に示す通り、入賞口2の上方に突設し、後部枠体40の上部樋41に連設される。可動羽根3a,3bが起立位置にあるときは、上部入球口27との間隔が狭くなることにより、遊技球が可動羽根3aおよび可動羽根3bの間から入賞口2に入球することを防ぐこととなる。
後部枠体40は、図1〜4に示す通り、前部枠体25の後方においてこれに連接される枠体である。後部枠体40の上部には上部入球口27と連設される上部樋41が設けられる。後部枠体40の下部には前方に切り欠かれる下部切欠き部42が設けられる。組立状態において、後部枠体40が前部枠体25に連設したとき、後部枠体40の下部切欠き部42と、前部枠体25の後端下部により排出孔43が形成されることとなる。隔壁6、第一誘導路4、および第二誘導路5は排出孔43の手前まで延設されている。排出孔43には、遊技球が通過する形状の入球検出センサ44が設けられる。なお、第一誘導路4と第二誘導路5とにおいて、それぞれ、別々の排出孔43および入球検出センサ44を設けてもよい。
後部ケース50は、図1〜4に示す通り、後部枠体40の後方から後部枠体40を内包するようにこれを保持し、またその間にソレノイド85を保持するケーシング体である。後部ケース50の下部は前部枠体25および後部枠体40による排出孔43と対応する位置は切欠かれている。
可動羽根3a,3bには軸受け部31a,31bが設けられ、軸受け部31a,31bにシャフト55a,55bが挿通されることにより、可動羽根3a,3bはこれを回動軸として回動する。軸受け部31a,31bの先端には、一部が切り欠かれた形状の回動受容部32a,32bが設けられる(図1参照)。
可動羽根3a,3bの後方において、揺動伝達部材60a,60bにもシャフト55a,55bが挿通される(図1参照)。揺動伝達部材60a,60bは可動羽根3a,3bと同様に左右に対向し、可動羽根3a,3bに回動駆動力を伝達する前後に長い長尺部材である。揺動伝達部材60a,60bは同一軸に前方軸受け部61a,61bおよび後方軸受け部62a,62bを有し、それぞれにおいてシャフト55a,55bが挿通される。前方軸受け部61a,61bの先端には可動羽根3a,3bの回動受容部32a,32bの切欠き形状と係合する形状を有する回動駆動部63a,63bが形成される。また、揺動伝達部材60a,60bの後部には、後方軸受け部62a,62bと離間して軸を異にする揺動受容部64a,64bが設けられる。可動羽根3a,3b、シャフト55a,55bおよび揺動伝達部材60a,60bは、前部枠体25および後部枠体40において回動自在に保持され、互いに係合し一体的に揺動することとなる(図1参照)。
揺動駆動部材70a,70bは揺動伝達部材60a,60bの後方において、これと係合し揺動駆動力を伝達するクランク部材である(図1参照)。揺動駆動部材70a,70bは、回動軸71a,71bにより後部枠体40および後部ケース50の間に回動自在に軸支される。揺動駆動部材70a,70bの上方には上下駆動するプランシャーヘッド80が設けられ、その上下駆動が回動軸71a,71bと離間した位置に作用することにより、揺動駆動部材70a,70bは回動軸71a,71bまわりに往復回動する。揺動駆動部材70a,70bは回動軸71a,71bから外側に離間した位置に揺動伝達部材60a,60bの揺動受容部64a,64bと係合する形状の揺動駆動部72a,72bを有し、これにより揺動駆動部材70a,70bは揺動伝達部材60a,60bを揺動駆動する。
プランシャーヘッド80は、ソレノイド85のプランシャー86に係合し、これと一体的に上下駆動する部材である(図1,3,4参照)。上部にプランシャー86と係合する係合面81を有し、下部に揺動駆動部材70a,70bを駆動する駆動面82を有する。
ソレノイド85は、可動鉄心を有するプランシャー86を有し、電流を流して励磁させることによりプランシャー86に直線状の進退運動を発生させるリニア型のアクチュエータである(図1,3,4参照)。本実施例におけるソレノイド85は、その励磁が遊技盤制御部(図示略)により制御され、その進退駆動が上下方向におけるものとなるように設けられる。
以下、本発明に係る実施形態の可変入賞装置1の動作について、その効果とともに説明する。可変入賞装置1が上記の通り構成されることにより、ソレノイド85の励磁・非励磁状態はプランシャー86およびプランシャーヘッド80を上下に駆動し、これにより、揺動駆動部材70a,70bが回動軸71a,71bまわりに往復回動し、揺動伝達部材60a,60bおよびシャフト55a,55bを経て、可動羽根3a,3bが起立位置と傾倒位置とに往復回動されることとなる。
可動羽根3a,3bが起立位置にあっては、対向する左右の可動羽根3aおよび可動羽根3bの間隔が上部において狭まるところ、その対応する上方には上部入球口27が突設しているため、遊技盤(図示略)において落下してくる遊技球は入賞口2に入球することはできない。
一方、可動羽根3a,3bが傾倒位置にあっては、対向する左右の可動羽根3aおよび可動羽根3bの上部の間隔が広がり、上部入球口27に入球しなかった遊技球が可動羽根3aもしくは可動羽根3bを介して、または直接に、入賞口2に入球することが可能となる。
可動羽根3a,3bが傾倒位置にあるとき、可動羽根3a,3bはそれぞれ対向して内側に向かって傾斜するため、これらに落下した遊技球は入賞口2に向かって移動する。ここにおいて、隔壁6または入賞口囲み枠20の中央に設けられる突設片21に案内されることによって、左の可動羽根3aに落下した遊技球は入賞口2の左側から入球し、右の可動羽根3bに落下した遊技球は入賞口2の右側から入球することとなる。また、可動羽根3a,3bに接触することなく入賞口2に飛び込む遊技球についても、隔壁6または突設片21によって第一誘導路4または第二誘導路5に案内されることとなる。
仮に突設片21が存在しなければ、一方の可動羽根3aまたは可動羽根3bに落下して勢い余った遊技球が入賞口2に入球することなくその前を通過し、他方の可動羽根3aまたは可動羽根3bをも通り抜けて、可動羽根3a,3bに落下したにも関わらず、結局、入賞口2に入球することがないという事態が生じることがある。本実施形態による可変入賞装置1は突設片21により可動羽根3aおよび可動羽根3bの間を仕切って遊技球のすり抜けを防ぐため、そのようなおそれはなくなる。また、可動羽根3a,3bから別々に同じタイミングで遊技球が入球したとしても、突設片21および隔壁6によって第一誘導路4または第二誘導路5に案内することにより、それらの遊技球が入賞口2ないし第一誘導路4、または入賞口2ないし第二誘導路5において絡まって球噛みすることを防ぐことができる(図3,4参照)。
入賞口2の左側から入球した遊技球は、第一誘導路4により誘導され、排出孔43に落下し入球検出センサ44により検出される(図3参照)。一方、入賞口2の右側から入球した遊技球は、第二誘導路5により誘導され、排出孔43に落下し入球検出センサ44により検出される(図4参照)。
図2〜4に示す通り、第一誘導路4および第二誘導路5は隔壁6により隔てられるため、一方の誘導路に入球した遊技球がその通過中に他方の誘導路に移ることはない。また、第一誘導路4は、図3に示す通り、連続した一つの傾斜面により形成されるため、これに入球した遊技球は円滑に誘導される。一方、第二誘導路5は、図4に示す通り、断続的な傾斜面が階段状に設けられるため、これに入球した遊技球は第一誘導路4に入球した遊技球よりもゆっくりと誘導されることとなる。これらの構成により、つぎからつぎへと遊技球が入球する場合にあっても、第一誘導路4と第二誘導路5とに入球した遊技球は互いにタイミングがずらされるので、入賞口2から排出孔43に至る経路において球噛みが発生することが著しく減少する。また、第一誘導路4および第二誘導路5の二経路を有することにより、遊技の進行を迅速にすることも可能となる。
上記は、第一誘導路4および第二誘導路5から一つの排出孔43および入球検出センサ44に連通する場合について述べたが、第一誘導路4と第二誘導路5とにおいてそれぞれ別々の排出孔43および入球検出センサ44を設けてもよく、この場合、左右それぞれの可動羽根3a,3bにより案内された遊技球がそれぞれ別々の結果をもたらすなどの演出の多様性を付加することができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、改変等を加えることが出来るものであり、それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれることとなる。また、実施形態の全ての部品が本発明の必須の構成要素とは限らない。例えば、演出基板23の設置は省略しても本発明を実施することができる。上記実施形態において、突設片21をなくし、隔壁6によって、左右方向への遊技球のすり抜けを防止することもできる。突設片21と隔壁6は別体としたが、これらを一体化しても良い。
1・・・可変入賞装置
2・・・入賞口
3a,3b・・・可動羽根
4・・・第一誘導路
5・・・第二誘導路
6・・・隔壁
20・・・入賞口囲み枠
21・・・突設片
25・・・前部枠体
26・・・台板
40・・・後部枠体
43・・・排出孔
44・・・入球検出センサ
50・・・後部ケース
55a,55b・・・シャフト
60a,60b・・・揺動伝達部材
70a,70b・・・揺動駆動部材
80・・・プランシャーヘッド

Claims (5)

  1. 遊技球を入球させる入賞口と、
    左右に対向し起立位置と傾倒位置とに回動操作されることにより該入賞口を開放または閉塞自在な一対の可動羽根と、
    前記入賞口に連通し前記遊技球を誘導する誘導路と、
    該誘導路に連通し前記遊技球を排出する排出孔と、
    前記誘導路を第一誘導路および第二誘導路に隔てる隔壁と、
    を備える可変入賞装置。
  2. 前記第一誘導路と前記第二誘導路とにおいて、前記遊技球を前記入賞口から前記排出孔に誘導するのに要する時間が互いに異なる請求項1の可変入賞装置。
  3. 前記第一誘導路が連続した傾斜平面により形成され、
    前記第二誘導路が水平面ないし傾斜平面が断続的に設けられることにより段状に形成される請求項2の可変入賞装置。
  4. 前記第一誘導路と前記第二誘導路とが互いに異なる角度の傾斜平面によって設けられる請求項2または3の可変入賞装置。
  5. 前記入賞口を外部において囲う入賞口囲み枠と、
    該入賞口囲み枠において、前記入賞口の上部に向かって突設する突設片と、
    を備える請求項1ないし4のいずれかの可変入賞装置。
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