JP2013229692A - 車載カメラ取付角検出装置 - Google Patents

車載カメラ取付角検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013229692A
JP2013229692A JP2012099339A JP2012099339A JP2013229692A JP 2013229692 A JP2013229692 A JP 2013229692A JP 2012099339 A JP2012099339 A JP 2012099339A JP 2012099339 A JP2012099339 A JP 2012099339A JP 2013229692 A JP2013229692 A JP 2013229692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
vehicle
angle
direction deviation
calibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012099339A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Watanabe
隆行 渡辺
Kazuhiro Hiruta
和弘 蛭田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2012099339A priority Critical patent/JP2013229692A/ja
Publication of JP2013229692A publication Critical patent/JP2013229692A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】簡単な構成でコスト増加を防止し、カメラの正確な取付角度を得ることができる車載カメラ取付角検出装置を提供すること。
【解決手段】車載カメラ取付角検出装置100は、車両周辺に配置されたキャリブレーションシート200に含まれる校正指標を撮影するカメラ10と、カメラ10で撮影された画像に基づいてカメラ10の取付位置および取付角度を算出するカメラ姿勢算出部20と、カメラ姿勢算出部20によって算出されたカメラ10の取付位置に基づいて車両の方向ズレ角度を算出する車両方向ズレ算出部22と、カメラ姿勢算出部20によって算出されたカメラ10の取付角度に対して、車両方向ズレ算出部22によって算出された方向ズレ角度分の回転補正を行うカメラ取付角補正部24とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されて周辺画像を撮影するカメラの取付角度を検出する車載カメラ取付角検出装置に関する。
車両に搭載されたカメラで撮影した画像に基づいてこの画像に含まれる被写体の位置や大きさを正確に検出する場合や、複数のカメラで隣接した領域を撮影して得られた画像を領域が連続するように合成する場合などでは、カメラの正確な設置位置および角度を知る必要がある。
一般に、カメラの設置位置や角度は、カメラを含むシステム全体を設計する際にあらかじめ決められることが多いが、実際には取り付け誤差が含まれるため、取り付け後にキャリブレーションを行って正確な設置位置や角度の検出や補正が行われている。
ところで、上述したカメラ角度の検出や補正は、キャリブレーション時の車両の向きが、想定された向きからズレていると、この方位ズレに相当する誤差を含むことになるため、カメラ角度の検出や補正を行う際には車両の方位ズレを考慮する必要がある。この点に関しては、複数のカメラの相対位置関係を利用して車両の方位がズレた状態でカメラ取付角を補正する方法(例えば、特許文献1参照。)や、車両周辺に配置したタイヤ正対装置やアライメントテスター、認識スクリーンなどを用いてカメラの方向調整を行う方法(例えば、特許文献2参照。)が知られている。
特開2009−288152号公報 特開2006−306162号公報
ところで、上述した特許文献1に開示された従来手法では、カメラ取付角度を補正するために複数のカメラが必要になるため、構成が複雑になってコスト高になるとともに1台のカメラのみを備える場合に適用できないという問題があった。また、特許文献2に開示された従来手法では、車両周辺にタイヤ正対装置やアライメントテスター、認識スクリーンなどを配置する必要があるため、カメラの方向調整を行う構成が複雑になるとともにそのためのコストがかかるという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、簡単な構成でコスト増加を防止し、カメラの正確な取付角度を得ることができる車載カメラ取付角検出装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の車載カメラ取付角検出装置は、車両に搭載されており、車両周辺に配置されたキャリブレーションシートに含まれる校正指標を撮影するカメラと、カメラで撮影されたキャリブレーションシートの画像に基づいてカメラの取付位置および取付角度を算出するカメラ姿勢算出手段と、カメラ姿勢算出手段によって算出されたカメラの取付位置に基づいて車両の方向ズレ角度を算出する車両方向ズレ算出手段と、カメラ姿勢算出手段によって算出されたカメラの取付角度に対して、車両方向ズレ算出手段によって算出された方向ズレ角度分の回転補正を行うカメラ取付角補正手段とを備えている。
車両の方向ズレ角度を算出して、キャリブレーションシートを用いて検出されたカメラの取付角度を回転補正することにより、カメラの補正後の正確な取付角度を得ることができる。また、1台のカメラでキャリブレーションシートを1回撮影するだけで回転角度の補正を行うことができるため、簡単な構成でコスト増加を防止するとともに、処理の簡略化が可能となる。
また、上述したカメラは、車両の予め決められた所定位置に設置されていることが望ましい。カメラの取付位置を固定することにより、この取付位置の検出や補正を行う処理が不要になり、さらなる処理の簡略化が可能となる。
また、上述した車両方向ズレ算出手段は、車両における相対位置が固定された基準位置と、カメラ姿勢算出手段によって算出されたカメラの取付位置とを通る直線のなす角度を用いて車両の方向ズレ角度を算出することが望ましい。これにより、車両の方向ズレ角度を容易に算出することができる。
また、上述した基準位置は、車両に備わった4つの車輪の重心位置であることが望ましい。4つの車輪の重心位置を車両が回転した際の回転中心とすることにより、実際の車両の挙動に近い車両の方向ズレを想定してその角度を求めることが可能となる。
また、上述したカメラ取付角補正手段は、カメラ姿勢算出手段によって算出されたカメラの取付角度に対応する回転行列と方向ズレ角度に対応する回転行列とを掛け合わせた結果と、カメラの回転補正後の取付角度に対応する回転行列が等しいとして、回転補正後の取付角度を算出することが望ましい。これにより、容易かつ正確に取付角度の回転補正を行うことができ、カメラの正確な取付角度を得ることができる。
一実施形態の車載カメラ取付角検出装置の構成を示す図である。 カメラの具体的な設置例を示す図である。 キャリブレーションシートの具体例を示す図である。 カメラの取付角を検出して補正する概略的な動作手順を示す流れ図である。 方向ズレ算出を行う際の座標系等を示す説明図である。 カメラ姿勢算出部の詳細構成を示す図である。 座標変換の説明図である。
以下、本発明を適用した一実施形態の車載カメラ取付角検出装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態の車載カメラ取付角検出装置の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態の車載カメラ取付角検出装置100は、カメラ10、画像取込部12、画像メモリ14、カメラ姿勢算出部20、車両方向ズレ算出部22、カメラ取付角補正部24、操作部30を含んで構成されている。なお、この車載カメラ取付角検出装置100によって検出されるカメラ取付角は、カメラ10を用いた他の装置においてその検出結果(カメラ取付角)を用いるためのものであり、車載カメラ取付角検出装置100の構成全体あるいは一部を他の装置に含ませるようにしてもよい。
カメラ10は、車両後方の所定位置に取り付けられ、魚眼レンズや広角レンズを通して車両後方を撮影する。なお、カメラ10は、所定の設計位置に正しく(誤差なく)取り付けられるものとし、取付角度が所定の設計角度の近傍ではあるが誤差を含んで取り付けられるものとする。図2は、カメラ10の具体的な設置例を示す図である。図2に示す例では、カメラ10は、リアバンパーの中央に、水平から下向きに約30°の角度で取り付けられている。本実施形態では、このカメラ10の撮影範囲に含まれるように、車両後方の路面上あるいは床面上の所定位置および所定角度で誤差なくキャリブレーションシート200が配置されているものとする。
図3は、キャリブレーションシート200の具体例を示す図である。図3に示すキャリブレーションシート200は、校正指標(キャリブレーションマーク)としての12個の小黒丸210、6個の大白丸220を含んでいる。大白丸220は、車両側から見て2列に、各列に3個が含まれるように配置されている。また、車両から遠い側の列を構成する3個の大白丸220のそれぞれには、2行2列に配置された4個の小黒丸210が含まれている。これらの小黒丸210や大白丸220は、撮影により取り込まれた画像に基づいて識別され、それぞれの中心(円心)座標が求められて各種の演算に用いられる。
画像取込部12は、カメラ10によって車両後方を撮影した画像(キャリブレーションシート画像)を取り込む。この取り込んだ画像は、画像メモリ14に格納される。カメラ姿勢算出部20は、画像メモリ14に格納された画像に基づいて、キャリブレーションシート200内の校正指標の位置を基準にしてカメラ10の姿勢を算出する。姿勢の算出値として、カメラ位置x’,y’,z’とカメラ角度rv’,rh’,rr’が得られる。ここで、x’はX座標値、y’はY座標値、z’はZ座標値、rv’はX軸回りの回転角であるピッチ角、rh’はY軸回りの回転角であるヨー角、rr’はZ軸(鉛直方向)回りの回転角であるロール角である。また、キャリブレーションシート200が配置された地面と平行な面に沿って、互いに直交するX方向とY方向が設定され、地面と垂直な向きにZ方向が設定されている。
車両方向ズレ算出部22は、カメラ姿勢算出部20によって算出されたカメラ位置を用いて、車両の方向ズレθを算出する。カメラ取付角補正部24は、カメラ姿勢算出部20によって算出されたカメラ角度rv’,rh’,rr’に対して、車両方向ズレ算出部22によって算出された車両の方向ズレθを用いた回転補正を行って、補正後のカメラ角度rv”,rh”,rr”を決定する。
操作部30は、利用者の操作指示を受け付けるためのものであり、各種のキーを備えている。例えば、車両をキャリブレーションシート200近傍の所定位置に設置した後に行われる画像(キャリブレーションシート画像)の取り込みは、利用者が操作部30を操作して行った取込指示に対応して行われる。
上述したカメラ姿勢算出部20がカメラ姿勢算出手段に、車両方向ズレ算出部22が車両方向ズレ算出手段に、カメラ取付角補正部24がカメラ取付角補正手段にそれぞれ対応する。
本実施形態の車載カメラ取付角検出装置100はこのような構成を有しており、次に、カメラ10によってキャリブレーションシート200を撮影してカメラ10の取付角を検出、補正するまでの動作について説明する。
図4は、カメラ10の取付角を検出して補正する概略的な動作手順を示す流れ図である。まず、車両後方の所定位置にキャリブレーションシート200を配置した状態で、カメラ10による撮影が行われる(ステップ100)。例えば、利用者が操作部30を操作して取込指示を行う。画像取込部12は、この取込指示に応じてカメラ10で撮影されたキャリブレーションシート画像を取り込み、画像メモリ14に格納する。
次に、カメラ姿勢算出部20は、画像メモリ14からキャリブレーションシート画像を読み出してカメラ10の姿勢を算出する(ステップ102)。これにより、カメラ10の姿勢の算出値として、カメラ位置x’,y’,z’とカメラ角度rv’,rh’,rr’が得られる。姿勢算出の具体例については後述する。
次に、車両方向ズレ算出部22は、車両の方向ズレθを算出する(ステップ104)。図5は、方向ズレ算出を行う際の座標系等を示す説明図である。図5に示すように、キャリブレーションシート200に対して予め決められた所定の相対位置(以後、この位置を正規位置と称して説明を行う)に車両Gが配置された場合の車両Gの後端中心をXY平面の座標原点Oとし、この原点Oから車両Gの前輪までのY軸方向に沿った距離をL、車両GのホイルベースをW、カメラ10の取付位置を(Tx,Ty)とする。ところで、実際に車両を配置する際には、キャリブレーションシート200に対する相対位置や方向を正確に合わせることは難しい(図5では、位置や方向がずれた状態の車両がG’で示されている)ため、ステップ102の姿勢算出によって得られるカメラ10の取付位置は(Tx,Ty)からずれた位置(Tx’,Ty’)となる。
なお、位置(Tx’,Ty’)は、カメラ姿勢算出部20によって算出されたカメラ位置x’,y’に対して座標変換を行うことにより容易に算出することができる。また、図5に示した例では、車両における相対位置が固定された基準位置として、正規位置に配置された車両の4輪重心が用いられる。この重心位置の座標は(0,L−W/2)と表すことができる。
車両方向ズレ算出部22は、4輪重心と正規位置の車両におけるカメラ10の取付位置(Tx,Ty)との距離をdと、4輪重心と実際の車両におけるカメラ10の取付位置(Tx’,Ty’)との距離d’とを以下の式を用いて算出する。
d =√(Tx2+(L−W/2−Ty)2) ・・・(1)
d’=√(Tx’2+(L−W/2−Ty’)2) ・・・(2)
車両方向ズレ算出部22は、これらの距離d、d’を用いて、4輪重心と正規位置の車両におけるカメラ10の取付位置とを通る直線のなす角度ψと、4輪重心と実際の車両におけるカメラ10の取付位置とを通る直線のなす角度ψ’とを以下の式を用いて算出する。
ψ =sin-1(Tx/d) ・・・(3)
ψ’=sin-1(Tx’/d’) ・・・(4)
車両方向ズレ算出部22は、これらの角度ψ、ψ’を用いて、車両方向ズレθを以下の式で算出する。
θ=ψ−ψ’ ・・・(5)
次に、カメラ取付角補正部24は、補正後のカメラ角度rv”,rh”,rr”を決定する(ステップ106)。
車両方向ズレθは、鉛直下向き(Z軸方向)回りの回転角と考えることができるため、車両方向ズレθの回転補正行列Rr(θ)は以下の式で表すことができる。
Figure 2013229692
補正後のカメラ角度rv”,rh”,rr”を用いたカメラ取付角行列Rv(rv”)×Rh(rh”)×Rr(rr”)は、ステップ102において算出されたカメラ取付角rv’,rh’,rr’および車両方向ズレθを用いると、Rv(rv’)×Rh(rh’)×Rr(rr’)×Rr(θ)と表すことができる。すなわち、
Rv(rv”)×Rh(rh”)×Rr(rr”)
=Rv(rv’)×Rh(rh’)×Rr(rr’)×Rr(θ)
・・・(7)
となる。ここで、Rv(rv’)、Rh(rh’)、Rr(rr’)は、以下に示す回転行列である。なお、Rv(rv”)、Rh(rh”)、Rr(rr”)、Rr(θ)についても同様である。
Figure 2013229692
(7)式の右辺は全ての既知の値なので、展開して以下のように置く。
Figure 2013229692
また、(7)式の左辺を展開して(11)式とともに解くと、以下のようになる。
Figure 2013229692
カメラ取付角補正部24は、このようにして補正後のカメラ角度rv”,rh”,rr”を決定する。
次に、カメラ姿勢算出部20によるカメラ姿勢の推定動作について説明する。図6は、カメラ姿勢算出部20の詳細構成を示す図である。図6に示すように、カメラ姿勢算出部20は、校正指標中心位置検出部60、校正指標座標記憶部61、63、座標変換部62、校正指標間距離調整部64、校正指標位置調整部65、カメラ姿勢調整部66とを含んで構成されている。
校正指標中心位置検出部60は、画像メモリ14に格納されたキャリブレーションシート画像を読み出して、この画像に含まれるキャリブレーションシート200内の校正指標の中心位置を検出する。例えば、校正指標中心位置検出部60は、キャリブレーションシート200に含まれる校正指標としての12個の小黒丸210を画像認識により抽出し、それぞれの中心位置の座標値を校正指標座標記憶部61に保存する。なお、この中心位置の座標値は、カメラ10の光軸Sに垂直に画像平面(U−V座標系)が設定された魚眼座標系によって表されたものである。
座標変換部62は、各校正指標の中心座標値を、魚眼座標系から、地面をX−Y平面、地面に垂直な向きをZ方向とする基準座標系に変換し、校正指標座標記憶部63に保存する。
図7は、座標変換の説明図である。図7において、X−Y−Zは基準座標系を、U−V−Sは魚眼座標系をそれぞれ示している。また、図7において、x1,y1,z1を魚眼座標系U−V−Sと基準座標系X−Y−Zの原点間の距離、rx,ry,rzを基準座標系X−Y−Zに対するカメラ10の各軸周りの回転量(回転角)とすると、以下の式が成立する。但し、u,v,sは校正指標の魚眼座標系における中心座標値で既知、λは基準座標系の単位を実際の校正指標間距離からmmに変換するための係数である。
Figure 2013229692
図7(B)より、カメラ10の光軸がX−Y平面上のP点に向いているときのX軸周りの回転量はrv(=rx)、Y軸周りの回転量はrh(=ry)、Z軸周りの回転量はrr(=rz)である。これらのそれぞれが、ピッチ角、ヨー角、ロール角である。
以後、校正指標間距離調整部64、校正指標位置調整部65、カメラ姿勢調整部66は、校正指標間の各軸方向距離が実際の各軸方向距離と等しくなるように、かつ、校正指標位置が実際の校正指標位置と等しくなるようにrv,rh,rr,x1,y1,z1を決定する。すなわち、最初に、校正指標間距離調整部64およびカメラ姿勢調整部66は、x1,y1,z1を固定した状態でrv,rh,rrを変更しながら各校正指標間の中心座標値を(13)式を用いて計算し、各校正指標間の各軸方向距離を計算し、各校正指標間の各軸方向距離が等しくなるrv,rh,rrを求め、これらrv,rh,rrをカメラ角度として出力する。また、校正指標位置調整部65およびカメラ姿勢調整部66は、(13)式より各校正指標の中心座標値を計算し、実際の校正指標の中心位置(既知)と等しくなるx1,y1,z1を求め、カメラ位置として出力する。
具体的には、rrを変更することにより校正指標の傾斜を調整することができ、rhを変更することにより校正指標間の垂直方向の距離を調整することができ、rvを変更することにより校正指標間の水平方向の距離を調整することができる。
したがって、最初、校正指標傾斜調整量決定部64aはx1,y1,z1を一定値(例えば0)としたときの各校正指標の中心座標値を用いて校正指標傾斜角度を計算する。校正指標の並びが傾斜している場合には傾斜角=0となるようにrrを調整し、調整量Δrrをカメラ姿勢調整部66に入力する。カメラ姿勢調整部66は、rr=rr+Δrrにより、新rrを計算して座標変換部62に入力する。これにより、座標変換部62は、(13)式により各校正指標の中心座標を計算し、校正指標傾斜調整量決定部64aは、これらの各校正指標の中心座標値を用いて校正指標傾斜角度を計算する。以後、校正指標傾斜角が0となるまで以上の処理を継続してrrの調整が行われる。
校正指標傾斜角度が0となるようにrrの調整が終了すれば、校正指標間距離算出部64bは、各校正指標間のX軸方向の距離を計算し、校正指標間距離調整完了決定部64dは各校正指標間のX軸方向距離が等しいか調べ、等しくなければ校正指標間距離調整量決定部64cに調整指示信号を入力する。これにより、校正指標間距離調整量決定部64cはrhを調整し、調整量Δrhをカメラ姿勢調整部66に入力する。カメラ姿勢調整部66は、rh=rh+Δrhより、新rhを計算して座標変換部62に入力する。これにより、座標変換部62は、(13)式により各校正指標の中心座標値を計算し、校正指標間距離算出部64bは各校正指標の中心座標値を用いて各校正指標間のX軸方向距離を計算し、各校正指標間のX軸方向距離が等しくなるまでrhの調整を行う。
rhの調整が終了すれば、校正指標間距離算出部64bは各校正指標間のY軸方向の距離を計算し、校正指標間距離調整完了決定部64dは各校正指標間のY軸方向距離が等しいか調べ、等しくなければ校正指標間距離調整量決定部64cに調整指示信号を入力する。これにより、校正指標間距離調整量決定部64cはrvを調整し、調整量Δrvをカメラ姿勢調整部66に入力する。カメラ姿勢調整部66はrv=rv+Δrvにより、新rvを計算して座標変換部62に入力する。これにより、座標変換部62は(13)式により各校正指標の中心座標値を計算し、校正指標間距離算出部64bは各校正指標の中心座標値を用いて各校正指標間のY軸方向距離を計算し、各校正指標間のY軸方向の距離が等しくなるまでrvの調整を行う。
以上により、rv(=rv1),rh(=rh1),rr(=rr1)の調整が完了すれば、校正指標間距離調整完了決定部64dは取り付け角度調整完了信号DAJEDを出力する。
校正指標位置調整部65は、取り付け角度調整完了信号DAJEDが発生すると、実際の校正指標中心位置(Xs,Ys)と等しくなるx1,y1を(13)式より求め、また、校正指標のサイズ(あるいは校正指標間距離)が実際の校正指標サイズ(あるいは校正指標間距離)と等しくなるようにz1を調整し、カメラ位置として出力する。その後、カメラ姿勢調整部66は、算出したカメラ角度rv1,rh1,rr1とカメラ位置x1,y1,z1を出力する。カメラ姿勢算出部20からは、これらのカメラ角度とカメラ位置が、カメラ角度rv’,rh’,rr’とカメラ位置x’,y’,z’として出力される。
このように、本実施形態の車載カメラ取付角検出装置100では、車両の方向ズレ角度を算出して、キャリブレーションシート200を用いて検出されたカメラの取付角度を回転補正することにより、カメラ10の補正後の正確な取付角度を得ることができる。また、1台のカメラ10でキャリブレーションシート200を1回撮影するだけで回転角度の補正を行うことができるため、簡単な構成でコスト増加を防止するとともに、処理の簡略化が可能となる。また、カメラ10の取付位置を固定することにより、この取付位置の検出や補正を行う処理が不要になり、さらなる処理の簡略化が可能となる。
また、車両における相対位置が固定された基準位置と、カメラ姿勢算出部20によって算出されたカメラ10の取付位置とを通る直線のなす角度を用いて車両の方向ズレ角度を算出することにより、車両の方向ズレ角度を容易に算出することができる。特に、基準位置として、車両に備わった4つの車輪の重心位置を用いることにより、実際の車両の挙動に近い車両の方向ズレを想定してその角度を求めることが可能となる。また、カメラ姿勢算出部20によって算出されたカメラ10の取付角度に対応する回転行列と車両方向ズレ算出部22によって算出された車両の方向ズレ角度に対応する回転行列とを掛け合わせた結果と、カメラ10の回転補正後の取付角度に対応する回転行列が等しいとして、回転補正後の取付角度を算出することにより、容易かつ正確に取付角度の回転補正を行うことができ、カメラ10の正確な取付角度を得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、車両の4つの車輪の重心位置(4輪重心)を基準位置としたが、例えば2つの後輪の中心位置や2つの前輪の中心位置などを基準位置として用いるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、車両後方を撮影するカメラ10について説明したが、車両前方あるいは車両側方を撮影するカメラの姿勢を決定する場合にも本発明を適用することができる。
上述したように、本発明によれば、車両の方向ズレ角度を算出して、キャリブレーションシートを用いて検出されたカメラの取付角度を回転補正することにより、カメラの補正後の正確な取付角度を得ることができる。また、1台のカメラでキャリブレーションシートを1回撮影するだけで回転角度の補正を行うことができるため、簡単な構成でコスト増加を防止するとともに、処理の簡略化が可能となる。
10 カメラ
12 画像取込部
14 画像メモリ
20 カメラ姿勢算出部
22 車両方向ズレ算出部
24 カメラ取付角補正部
30 操作部
100 車載カメラ取付角検出装置
200 キャリブレーションシート

Claims (5)

  1. 車両に搭載されており、車両周辺に配置されたキャリブレーションシートに含まれる校正指標を撮影するカメラと、
    前記カメラで撮影された前記キャリブレーションシートの画像に基づいて前記カメラの取付位置および取付角度を算出するカメラ姿勢算出手段と、
    前記カメラ姿勢算出手段によって算出された前記カメラの取付位置に基づいて車両の方向ズレ角度を算出する車両方向ズレ算出手段と、
    前記カメラ姿勢算出手段によって算出された前記カメラの取付角度に対して、前記車両方向ズレ算出手段によって算出された方向ズレ角度分の回転補正を行うカメラ取付角補正手段と、
    を備えることを特徴とする車載カメラ取付角検出装置。
  2. 請求項1において、
    前記カメラは、車両の予め決められた所定位置に設置されていることを特徴とする車載カメラ取付角度検出装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記車両方向ズレ算出手段は、車両における相対位置が固定された基準位置と、前記カメラ姿勢算出手段によって算出された前記カメラの取付位置とを通る直線のなす角度を用いて車両の方向ズレ角度を算出することを特徴とする車載カメラ取付角度検出装置。
  4. 請求項3において、
    前記基準位置は、車両に備わった4つの車輪の重心位置であることを特徴とする車載カメラ取付角度検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記カメラ取付角補正手段は、前記カメラ姿勢算出手段によって算出された前記カメラの取付角度に対応する回転行列と前記方向ズレ角度に対応する回転行列とを掛け合わせた結果と、前記カメラの回転補正後の取付角度に対応する回転行列が等しいとして、回転補正後の取付角度を算出することを特徴とする車載カメラ取付角度検出装置。
JP2012099339A 2012-04-25 2012-04-25 車載カメラ取付角検出装置 Pending JP2013229692A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012099339A JP2013229692A (ja) 2012-04-25 2012-04-25 車載カメラ取付角検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012099339A JP2013229692A (ja) 2012-04-25 2012-04-25 車載カメラ取付角検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013229692A true JP2013229692A (ja) 2013-11-07

Family

ID=49676946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012099339A Pending JP2013229692A (ja) 2012-04-25 2012-04-25 車載カメラ取付角検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013229692A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6058256B2 (ja) 車載カメラ姿勢検出装置および方法
KR101787304B1 (ko) 교정 방법, 교정 장치 및 컴퓨터 프로그램 제품
JP6354425B2 (ja) 車載カメラの取り付け姿勢検出方法およびその装置
JP4861034B2 (ja) 車載カメラのキャリブレーションシステム
US9981605B2 (en) Surround-view camera system (VPM) and vehicle dynamic
JP4690476B2 (ja) 車載カメラの校正装置
US8368761B2 (en) Image correction method for camera system
WO2018196391A1 (zh) 一种车载摄像机的外部参数标定方法及装置
US10641617B2 (en) Calibration device and calibration method
JP2008131250A (ja) 車載カメラの校正装置及び当該装置を用いた車両の生産方法
WO2015029443A1 (ja) 舵角補正方法、舵角補正装置、撮像装置、および舵角補正システム
JP2009288152A (ja) 車載カメラのキャリブレーション方法
JP2008131177A (ja) 車載カメラの校正装置、校正方法、並びにこの校正方法を用いた車両の生産方法
WO2018042954A1 (ja) 車載カメラ、車載カメラの調整方法、車載カメラシステム
JP6791341B2 (ja) 校正方法、校正装置、及びプログラム
TW201443827A (zh) 鏡頭影像校正系統及鏡頭影像校正方法
KR102227850B1 (ko) 차량용 후방 카메라의 영상 보정 방법
JP3666348B2 (ja) 距離認識装置
US20150139556A1 (en) Apparatus for compensating camera image and operating method thereof
JP2013005032A (ja) 車載カメラ姿勢検出装置
JP6536529B2 (ja) 車載カメラのキャリブレーション装置及び車載カメラのキャリブレーション方法
WO2018130605A1 (en) Method for calibrating a camera for a motor vehicle considering a calibration error, camera as well as motor vehicle
CN114814865A (zh) 用于车辆测距的方法和系统、车辆及程序产品
JP2013229692A (ja) 車載カメラ取付角検出装置
JP2018125706A (ja) 撮像装置