JP2013229673A - 携帯撮像装置 - Google Patents

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Eiji Machii
栄司 町井
Toshihiro Murakami
敏裕 村上
Kiyohiko Fujiwara
喜代彦 藤原
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Abstract

【課題】カメラユニットを筐体側に回転させた場合でもケラレが発生しない携帯撮像装置を提供する。
【解決手段】筐体2と、レンズ31及び撮像素子32を有し、筐体2に対して回転可能に設けられたカメラユニット3と、を備え、カメラユニット3の前面33から回転中心34までの距離L1を、カメラユニット3の前面33からレンズ31の主点までの距離L2より大きくした。これにより、カメラユニット3を回転させた場合でも筐体2が画角内に入ることがなくなり、筐体2が映り込んでしまうケラレが発生することがない。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転式のカメラユニットを搭載した携帯撮像装置に関する。
回転式のカメラユニットを搭載した携帯撮像装置に類似する一例が特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載されたカメラ付き携帯端末装置は、カメラ装置の撮影方向・撮影角度を変更できるため、通常ポジションにおいてTV電話通信を行う場合に、ユーザが所望する、ユーザの視線と略同一の映像を撮影することができる。
特開2007−067882号公報
しかしながら、回転式のカメラユニットを搭載した携帯撮像装置では、自分撮り(自分で自分自身を撮影する)でカメラユニットを筐体側に回転させた場合、その回転の程度によっては、カメラの画角内に筐体が映り込むケラレが発生するという課題がある。図16は、当該課題を模式的に示した図である。同図において、携帯撮像装置100を机やテーブル等の台の上に置いて、携帯撮像装置100の筐体101の上部102に設けられた回転式のカメラユニット110を矢印Y方向に回転させて、ユーザ自身120を撮影すると、カメラユニット110の画角111内の点線112で示す角度113の範囲で筐体101が撮像画像130内に映り込んでしまう。この場合、符号131で示す部分が撮像画像130内に映り込んだ部分である。なお、携帯撮像装置100において、符号103で示す部分は表示部である。
また、回転式のカメラユニットを搭載した携帯撮像装置では、机やテーブル等の台に置いた状態で、前方の被写体である人物を撮影しようとした場合で、台が映り込まないように画角を上に向けた状態で前方の人物を撮影しようとすると、人物が所謂「下膨れ」に撮影されてしまう課題がある。図17は、当該課題を模式的に示した図である。同図において、携帯撮像装置100を机やテーブル等の台140の上に置いて、携帯撮像装置100の筐体101の上部102に設けられた回転式のカメラユニット110を前方にいる人物150に向けて回転させて人物150を撮影すると、カメラユニット110で撮影された画像160は、同図に示すように「下膨れ」に撮影されてしまう。
また、回転式のカメラユニットを搭載した携帯撮像装置では、表示部とカメラユニットの向きが異なる場合、通常のカメラ(通常のカメラは、表示部とカメラの向きが180度反対に固定して配置されている)に慣れているユーザにとっては画角を合わせ難いことが想定される。その結果、ユーザが期待しない画像が撮影されてしまうことがある。図18は、当該課題を模式的に示した図である。同図において、携帯撮像装置100を前方にいる人物150に対して水平方向170に向けたときに、ユーザは画像161が撮影されることを期待するが、実際は、カメラユニット110の向きが水平方向170に対して上向き171で、筐体101の下面の向き172が水平方向170に対して略90度下向きであると(即ち、携帯撮像装置100の表示部103とカメラユニット110の向きが異なる場合)、画像162が撮影されてしまう。即ち、上と左右に無駄な背景が多い画像162が撮影されてしまう。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、カメラユニットを筐体側に回転させた場合でもケラレが発生せず、また装置本体を机やテーブル等の台の上に置いて撮影した場合に「下膨れ」に撮影されることがなく、さらに表示部とカメラの向きが異なる状態で撮影した場合でも無駄な背景が少ない撮影画像を得ることができる携帯撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯撮像装置は、筐体と、レンズ及び撮像素子を有し、前記筐体に対して回転可能に設けられたカメラユニットと、を備え、前記カメラユニットの前面から回転中心までの距離が、前記前面から前記レンズの主点までの距離より大きい。
上記構成によれば、カメラユニットの前面から回転中心までの距離を、カメラユニットの前面からレンズの主点までの距離より大きくしたので、カメラユニットを回転させた場合でも筐体が画角内に入ることがなくなり、筐体が映り込んでしまうケラレが発生することがない。
本発明の携帯撮像装置は、筐体と、レンズ及び撮像素子を有し、前記筐体に対して回転可能に設けられたカメラユニットと、を備え、前記カメラユニットの厚みを、前記筐体の厚みよりも大きくした。
上記構成によれば、カメラユニットの厚みを筐体の厚みよりも大きくしたので、カメラユニットを回転させた場合でも筐体が画角内に入ることがなくなり、筐体が映り込んでしまうケラレが発生することがない。
上記構成において、画像切出し部と、ズーム処理部と、を更に備え、前記画像切出し部は、前記カメラユニットで撮像された画像から被写体部分の画像を切出し、前記ズーム処理部は、切出された前記被写体部分の画像を拡大する。
上記構成によれば、カメラユニットで撮像された画像から被写体部分の画像を切出し、切出した被写体部分の画像を拡大するので、撮像した画像において陰が映り込んでいても陰の部分を取得しないため、陰のない画像を取得することができる。
上記構成において、回転角度検出部と、台形補正部と、を更に備え、前記回転角度検出部は、前記筐体に対する前記カメラユニットの回転角度を検出し、前記台形補正部は、検出された前記回転角度に基づく台形補正量をもって、前記カメラユニットで撮像された画像に対して台形補正を行う。
上記構成によれば、筐体に対するカメラユニットの回転角度を検出し、検出した回転角度に基づく台形補正量をもって、カメラユニットで撮像された画像に対して台形補正を行うので、下膨れ画像をより正確に本来撮像されるべき歪みのない画像に補正することができる。
上記構成において、回転角度検出部と、筐体姿勢検出部と、画像切出し部と、を更に備え、前記回転角度検出部は、前記筐体に対する前記カメラユニットの回転角度を検出し、前記筐体姿勢検出部は、前記筐体の姿勢を検出し、前記画像切出し部は、検出された前記回転角度及び前記筐体の姿勢から水平方向を算出し、前記カメラユニットで撮像された画像から該水平方向の画像を切出す。
上記構成によれば、筐体に対するカメラユニットの回転角度を検出するとともに、筐体の姿勢を検出し、検出した回転角度及び筐体の姿勢から水平方向を算出し、カメラユニットで撮像された画像から該水平方向の画像を切出すので、ユーザが画角合わせを行うことなく、ユーザが期待する画像を得ることができる。
本発明によれば、カメラユニットを筐体側に回転させた場合でもケラレが発生せず、また装置本体を机やテーブル等の台の上に置いて撮影した場合に「下膨れ」に撮影されることがなく、さらに表示部とカメラの向きが異なる状態で撮影した場合でも無駄な背景が少ない撮影画像を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る携帯撮像装置の概観を示す図であり、(a)は正面図、(b)は斜視図 図1の携帯撮像装置のカメラユニットの構造を示す図であり、(a)は本実施の形態に係る携帯撮像装置のカメラユニット、(b)は従来の携帯撮像装置のカメラユニット 図1の携帯撮像装置のカメラユニットの画角と従来の携帯撮像装置のカメラユニットの画角の違いを示す図 本発明の実施の形態2に係る携帯撮像装置の概観を示す図であり、(a)は正面図、(b)は斜視図 図4の携帯撮像装置のカメラユニットを回転させたときの様子を示す図 図4の携帯撮像装置の特徴を模式的に示した図 本発明の実施の形態3に係る携帯撮像装置の概略構成を示すブロック図 図7の携帯撮像装置の特徴を模式的に示した図 図7の携帯撮像装置の画像処理を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態4に係る携帯撮像装置の概略構成を示すブロック図 図10の携帯撮像装置の台形補正部による効果を示す図 図10の携帯撮像装置の画像処理を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態5に係る携帯撮像装置の概略構成を示すブロック図 図13の携帯撮像装置の画像切出し部による効果を示す図 図13の携帯撮像装置の画像処理を説明するためのフローチャート 回転式のカメラユニットを搭載した従来の携帯撮像装置の課題を説明するための図 回転式のカメラユニットを搭載した従来の携帯撮像装置の課題を説明するための図 回転式のカメラユニットを搭載した従来の携帯撮像装置の課題を説明するための図
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯撮像装置の概観を示す図であり、(a)は正面図、(b)は斜視図である。同図において、本実施の形態に係る携帯撮像装置1は、方形状に形成された筐体2と、レンズ31及び撮像素子32を有し、筐体2に対して回転可能に設けられたカメラユニット3と、筐体2の一方の面側に表面を露出させて設けられた表示部4と、を備える。同図の(b)に示すように、カメラユニット3は、矢印Y方向とその逆方向に回転可能となっている。
図2は、カメラユニットの構造を示す図であり、(a)は本実施の形態に係る携帯撮像装置1のカメラユニット3、(b)は従来の携帯撮像装置(図示略)のカメラユニット500である。同図の(a)に示すように、本実施の形態に係る携帯撮像装置1のカメラユニット3では、カメラユニット3の前面33から回転中心34までの距離L1がカメラユニット3の前面33からレンズ31の主点までの距離L2より大きくなっている(L2<L1)。一方、同図の(b)に示すように、従来の携帯撮像装置(図示略)のカメラユニット500では、カメラユニット500の前面503から回転中心504までの距離L1’がカメラユニット500の前面503からレンズ501の主点までの距離L2’以下となっている(L2’≧L1’)。
カメラユニットの前面からレンズの像側の主点までの距離を「像側の主点」と名付けると、従来のカメラユニット500は、像側の主点に対し、回転中心504が同じか、もしくは浅い位置であったため、カメラユニット500を回転させた場合、筐体が画角505内に入ってしまう。これに対し、本発明は、像側の主点に対し、回転中心34を深い位置にしたので、カメラユニット3を回転させた場合でも筐体2が画角35内に入ることがなくなる。これにより、撮影した画像内に筐体2が映り込んでしまうケラレが発生することがない。
図3は、本実施の形態に係る携帯撮像装置1のカメラユニット3の画角と従来の携帯撮像装置のカメラユニット500の画角の違いを示す図である。同図の(a)は、カメラユニット3を回転させる前の水平方向に向いた状態であり、同図の(b)は、この状態から、カメラユニット3を筐体2側に回転させて傾斜した状態である。この状態では、カメラユニット3の画角35が筐体2にかかっていない。これに対し、従来の携帯撮像装置のカメラユニット500では、同図の(c)に示すように、画角505が筐体2にかかってしまう。
このように本実施の形態に係る携帯撮像装置1は、カメラユニット3の前面33から回転中心34までの距離L1を、カメラユニット3の前面33からレンズ31の主点までの距離L2より大きくしたので、カメラユニット3を回転させた場合でも筐体2が画角35内に入ることがなくなり、筐体2が映り込んでしまうケラレが発生することがない。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る携帯撮像装置の概観を示す図であり、(a)は正面図、(b)は斜視図である。また、図5は、本実施の形態に係る携帯撮像装置のカメラユニットを回転させたときの様子を示す図である。また、図6は、本実施の形態に係る携帯撮像装置の特徴を模式的に示した図である。
図4において、本実施の形態に係る携帯撮像装置6は、前述した実施の形態1に係る携帯撮像装置1と同様に、方形状に形成された筐体2と、レンズ31及び撮像素子32を有し、筐体2に対して回転可能に設けられたカメラユニット3Aと、筐体2の一方の面側に表面を露出させて設けられた表示部4とを備える。但し、カメラユニット3Aの厚みを筐体2の厚みよりも大きくした点に違いがある。カメラユニット3Aの厚みを筐体2の厚みよりも大きくすることで、カメラユニット3Aを回転させた場合でも筐体2がカメラユニット3の画角35(図5の(a),(b)参照)内に入ることがなくなり、筐体2が映り込んでしまうケラレが発生することがない。即ち、図6に示すように、ユーザ自身120を撮影した場合、カメラユニット3Aの画角35内に筐体2がかかることがないので、筐体2が撮像画像130内に映り込んでしまうことがない。
このように本実施の形態に係る携帯撮像装置6は、カメラユニット3Aの厚みを、筐体2の厚みよりも大きくしたので、カメラユニット3Aを回転させた場合でも筐体2がカメラユニット3の画角35内に入ることがなくなり、筐体2が映り込んでしまうケラレが発生することがない。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係る携帯撮像装置の概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施の形態に係る携帯撮像装置8は、装置本体部9と、カメラユニット3Aとを備える。カメラユニット3Aは、撮像素子を有する撮像部36を備える。撮像部36で撮像された画像の信号は装置本体部9へ出力される。装置本体部9は、表示部4と、記憶部91と、画像切出し部92と、ズーム処理部93と、制御部94と、を備える。記憶部91は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを有し、撮像部36で撮像された画像等を記憶する。画像切出し部92は、カメラユニット3Aで撮像された画像から被写体部分の画像を切出す。ズーム処理部93は、画像切出し部92で切出された被写体部分の画像を拡大する。
図8は、本実施の形態に係る携帯撮像装置8の特徴を模式的に示した図である。同図において、本実施の形態に係る携帯撮像装置8は、前述した実施の形態2の携帯撮像装置6のカメラユニット3Aと同様のものを有している。このカメラユニット3Aは、その厚みを筐体2の厚みよりも大きくしたものであるが、厚みを大きくしてもなお筐体2がカメラユニット3Aの画角35内に入ることが考えられる。本実施の形態に係る携帯撮像装置8では、筐体2がカメラユニット3Aの画角35内に入った場合に、画像切出し部92が、カメラユニット3Aで撮像された画像から被写体部分の画像を切出し、ズーム処理部93が、画像切出し部92で切出された被写体部分の画像を拡大するので、撮像画像130において筐体2による陰が映り込んでいても陰の部分131を取得しないため、陰のない画像を得ることができる。図8に示すように、陰の部分131は、カメラユニット3Aの画角35内の点線38で示す角度39の範囲で筐体2が撮像画像130内に取り込まれる部分である。表示部4には、陰の部分131が無い表示画像132が表示される。
図9は、本実施の形態に係る携帯撮像装置8の画像処理を説明するためのフローチャートである。同図において、画像切出し部92が、カメラユニット3Aの撮像部36で撮像された画像から被写体部分の画像を切出す(ステップS1)。撮像画像から被写体部分の画像が切出された後、ズーム処理部93が、画像切出し部92で切出された被写体部分の画像を拡大する(ステップS2)。切出された被写体部分の画像が拡大された後、制御部94が、当該画像を表示部4に表示する(ステップS3)。制御部94は、当該画像を表示部4に表示した後、当該画像を記憶するかどうか判定し(ステップS4)、記憶しない場合(ステップS4の判定で「No」と判断した場合)、ステップS1に戻り、記憶する場合(ステップS4の判定で「Yes」と判断した場合)、当該画像を記憶部91に記憶する(ステップS5)。この処理を終えた後、本処理を終える。
このように本実施の形態に係る携帯撮像装置8は、カメラユニット3Aで撮像された画像から被写体部分の画像を切出し、切出した被写体部分の画像を拡大するので、撮像画像130において陰が映り込んでいても陰の部分131を取得しないため、陰のない画像を得ることができる。
(実施の形態4)
図10は、本発明の実施の形態4に係る携帯撮像装置の概略構成を示すブロック図である。なお、同図において、前述した図7と共通する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。同図において、本実施の形態に係る携帯撮像装置10は、装置本体部11と、カメラユニット3Bとを備える。カメラユニット3Bは、撮像素子を有する撮像部36と、筐体(ここでは、図示を省略)に対するカメラユニット3Bの回転角度を検出する回転角度検出部37とを備える。撮像部36で撮像された画像の画像信号は装置本体部11へ出力される。回転角度検出部37で検出されたカメラユニット3Bの回転角度を示す信号は装置本体部11へ出力される。なお、カメラユニット3Bは、前述した実施の形態3に係る携帯撮像装置8のカメラユニット3Aのように、筐体2の厚みよりも大きくしたものであっても良いし、前述した実施の形態1に係る携帯撮像装置1のカメラユニット3のように、厚みを考慮していないものであっても良い。
装置本体部11は、表示部4と、記憶部91と、制御部94と、台形補正部95とを備える。台形補正部95は、回転角度検出部37で検出された回転角度に基づく台形補正量をもって、カメラユニット3Bで撮像された画像に対して台形補正を行う。前述したように、回転式のカメラユニットを搭載した携帯撮像装置は、机やテーブル等の台に置いた状態で、前方の被写体である人物を撮影しようとした場合で、台が映り込まないように画角を上に向けた状態で前方の人物を撮影しようとすると、人物が所謂「下膨れ」に撮影されてしまう。台形補正部95はこの「下膨れ」を補正するものである。図11は、台形補正部95による効果を示す図である。同図の(a)に示すような「下膨れ」の撮像画像130が台形補正部95で台形補正されて、同図の(b)に示すような、歪んでいない画像133に補正される。
図12は、本実施の形態に係る携帯撮像装置10の画像処理を説明するためのフローチャートである。同図において、回転角度検出部37が、カメラユニット3Bの回転角度を検出する(ステップS10)。カメラユニット3Bの回転角度が検出された後、台形補正部95が、回転角度検出部37で検出された回転角度に基づく台形補正量をもって、カメラユニット3Bで撮像された画像に対して台形補正を行う(ステップS11)。カメラユニット3Bで撮像された画像に対して台形補正が行われた後、制御部94が、当該画像を表示部4に表示する(ステップS12)。制御部94は、当該画像を表示部4に表示した後、当該画像を記憶するかどうか判定し(ステップS13)、記憶しない場合(ステップS13の判定で「No」と判断した場合)、ステップS10に戻り、記憶する場合(ステップS13の判定で「Yes」と判断した場合)、当該画像を記憶部91に記憶する(ステップS14)。この処理を終えた後、本処理を終える。
このように本実施の形態に係る携帯撮像装置10は、筐体に対するカメラユニット3Bの回転角度を検出し、検出した回転角度に基づく台形補正量をもって、カメラユニット3Bで撮像された画像に対して台形補正を行うので、下膨れ画像をより正確に本来撮像されるべき歪みのない画像に補正することができる。
なお、本実施の形態に係る携帯撮像装置10は、台形補正処理を行うものであったが、前述した実施の形態3に係る携帯撮像装置8が有する画像切出し処理及びズーム処理と同様の処理も行えるようにしても良い。即ち、実施の形態3に係る携帯撮像装置8と組み合わせても良い。
(実施の形態5)
図13は、本発明の実施の形態5に係る携帯撮像装置の概略構成を示すブロック図である。なお、同図において、前述した図7及び図10と共通する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。同図において、本実施の形態に係る携帯撮像装置12は、装置本体部13と、カメラユニット3Bとを備える。カメラユニット3Bは、撮像素子を有する撮像部36と、筐体(ここでは、図示を省略)に対するカメラユニット3Bの回転角度を検出する回転角度検出部37とを備える。装置本体部13は、表示部4と、記憶部91と、制御部94と、筐体姿勢検出部96と、画像切出し部97と、を備える。筐体姿勢検出部96は、加速度センサ(図示略)を有し、筐体の姿勢を検出する。画像切出し部97は、回転角度検出部37で検出された回転角度及び筐体姿勢検出部96で検出された筐体の姿勢から水平方向を算出し、カメラユニット3Bで撮像された画像から水平方向の画像を切出す。なお、カメラユニット3Bは、前述した実施の形態3に係る携帯撮像装置8のカメラユニット3Aのように、筐体2の厚みよりも大きくしたものであっても良いし、前述した実施の形態1に係る携帯撮像装置1のカメラユニット3のように、厚みを考慮していないものであっても良い。
図14は、画像切出し部97による効果を示す図である。同図の(a)に示すような、上と左右に無駄な背景が多い撮像画像134から、ユーザが期待する画角に切出されて、同図の(b)に示すような画像(カメラユニット3Bを水平に向けたときの画像)が得られる。
図15は、本実施の形態に係る携帯撮像装置12の画像処理を説明するためのフローチャートである。同図において、回転角度検出部37が、カメラユニット3Bの回転角度を検出する(ステップS20)。カメラユニット3Bの回転角度が検出された後、筐体姿勢検出部96が、筐体の姿勢を検出する(ステップS21)。筐体の姿勢が検出された後、画像切出し部97が、回転角度検出部37で検出された回転角度及び筐体姿勢検出部96で検出された筐体の姿勢から水平方向を算出し、カメラユニット3Bで撮像された画像から該水平方向の画像を切出す(ステップS22)。カメラユニット3Bで撮像された画像から水平方向の画像が切出された後、制御部94が、当該画像を表示部4に表示する(ステップS23)。制御部94は、当該画像を表示部4に表示した後、当該画像を記憶するかどうか判定し(ステップS24)、記憶しない場合(ステップS24の判定で「No」と判断した場合)、ステップS20に戻り、記憶する場合(ステップS24の判定で「Yes」と判断した場合)、当該画像を記憶部91に記憶する(ステップS25)。この処理を終えた後、本処理を終える。
このように本実施の形態に係る携帯撮像装置12は、筐体に対するカメラユニット3Bの回転角度を検出するとともに、筐体の姿勢を検出し、検出したカメラユニット3Bの回転角度及び筐体の姿勢から水平方向を算出し、カメラユニット3Bで撮像された画像から該水平方向の画像を切出すので、ユーザが画角合わせを行うことなく、ユーザが期待する画像を得ることができる。
なお、本実施の形態に係る携帯撮像装置12は、カメラユニット3Bで撮像された画像から該水平方向の画像を切出す処理を行うものであったが、前述した実施の形態3に係る携帯撮像装置8が有する画像切出し処理及びズーム処理と同様の処理も行えるようにしても良い。即ち、実施の形態3に係る携帯撮像装置8と組み合わせても良い。また、前述した実施の形態4に係る携帯撮像装置10が有する台形補正処理と同様の処理も行えるようにしても良い。即ち、実施の形態4に係る携帯撮像装置10と組み合わせても良い。更には、実施の形態3に係る携帯撮像装置8及び実施の形態4に係る携帯撮像装置10と組み合わせても良い。
本発明は、カメラユニットを筐体側に回転させた場合でもケラレが発生せず、また装置本体を机やテーブル等の台の上に置いて撮影した場合に「下膨れ」に撮影されることがなく、更に表示部とカメラの向きが異なる状態で撮影した場合でも無駄な背景が少ない撮影画像を得ることができるといった効果を有し、回転式のカメラユニットを搭載した携帯撮像装置への適用が可能である。
1,6,8,10,12 携帯撮像装置
2 筐体
3,3A,3B カメラユニット
4 表示部
9,11,13 装置本体部
31 レンズ
32 撮像素子
36 撮像部
37 回転角度検出部
91 記憶部
92,97 画像切出し部
93 ズーム処理部
94 制御部
95 台形補正部
96 筐体姿勢検出部

Claims (5)

  1. 筐体と、
    レンズ及び撮像素子を有し、前記筐体に対して回転可能に設けられたカメラユニットと、を備え、
    前記カメラユニットの前面から回転中心までの距離が、前記前面から前記レンズの主点までの距離より大きい携帯撮像装置。
  2. 筐体と、
    レンズ及び撮像素子を有し、前記筐体に対して回転可能に設けられたカメラユニットと、を備え、
    前記カメラユニットの厚みを、前記筐体の厚みよりも大きくした携帯撮像装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の携帯撮像装置であって、
    画像切出し部と、
    ズーム処理部と、を更に備え、
    前記画像切出し部は、前記カメラユニットで撮像された画像から被写体部分の画像を切出し、
    前記ズーム処理部は、切出された前記被写体部分の画像を拡大する携帯撮像装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の携帯撮像装置であって、
    回転角度検出部と、
    台形補正部と、を更に備え、
    前記回転角度検出部は、前記筐体に対する前記カメラユニットの回転角度を検出し、
    前記台形補正部は、検出された前記回転角度に基づく台形補正量をもって、前記カメラユニットで撮像された画像に対して台形補正を行う携帯撮像装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の携帯撮像装置であって、
    回転角度検出部と、
    筐体姿勢検出部と、
    画像切出し部と、を更に備え、
    前記回転角度検出部は、前記筐体に対する前記カメラユニットの回転角度を検出し、
    前記筐体姿勢検出部は、前記筐体の姿勢を検出し、
    前記画像切出し部は、検出された前記回転角度及び前記筐体の姿勢から水平方向を算出し、前記カメラユニットで撮像された画像から該水平方向の画像を切出す携帯撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160097107A (ko) * 2015-02-06 2016-08-17 삼성전자주식회사 커버를 포함하는 전자 장치

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KR20160097107A (ko) * 2015-02-06 2016-08-17 삼성전자주식회사 커버를 포함하는 전자 장치
KR102311616B1 (ko) * 2015-02-06 2021-10-12 삼성전자주식회사 커버를 포함하는 전자 장치

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