JP2013229238A - 照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】接続不良を防止する。
【解決手段】バックライト装置12は、LED24と、LED基板25と、給電部材43と、LED基板25と給電部材43とのうちの一方側に設けられ、内部に嵌合空間ISを有する凹状接続部(LED基板側コネクタ55)と、LED基板25と給電部材43とのうちの他方側に設けられ、凹状接続部の嵌合空間ISに嵌合されることで電気的な接続が図られるとともに、凹状接続部に対する嵌合方向と交差する方向に沿って並ぶ形で複数に分岐された分岐部56を有する凸状接続部(給電基板側コネクタ54)と、凹状接続部に設けられ、凹状接続部に対して分岐部56の並び方向について隣接する形で配されることで、複数の分岐部56に、嵌合空間ISに嵌合され得る分岐部56と嵌合されない分岐部56とが生じた場合に、嵌合されない分岐部56に干渉することで凸状接続部の嵌合を規制する規制部60と、を備える。
【選択図】図20
【解決手段】バックライト装置12は、LED24と、LED基板25と、給電部材43と、LED基板25と給電部材43とのうちの一方側に設けられ、内部に嵌合空間ISを有する凹状接続部(LED基板側コネクタ55)と、LED基板25と給電部材43とのうちの他方側に設けられ、凹状接続部の嵌合空間ISに嵌合されることで電気的な接続が図られるとともに、凹状接続部に対する嵌合方向と交差する方向に沿って並ぶ形で複数に分岐された分岐部56を有する凸状接続部(給電基板側コネクタ54)と、凹状接続部に設けられ、凹状接続部に対して分岐部56の並び方向について隣接する形で配されることで、複数の分岐部56に、嵌合空間ISに嵌合され得る分岐部56と嵌合されない分岐部56とが生じた場合に、嵌合されない分岐部56に干渉することで凸状接続部の嵌合を規制する規制部60と、を備える。
【選択図】図20
Description
本発明は、照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置に関する。
例えば、液晶テレビなどの液晶表示装置に用いる液晶パネルは、自発光しないため、別途に照明装置としてバックライト装置を必要としている。このバックライト装置は、液晶パネルの裏側(表示面とは反対側)に設置されるようになっており、液晶パネル側の面が開口したシャーシと、シャーシ内に収容される光源と、光源と対向するようシャーシの開口部を覆う形で配されて光源が発する光を効率的に液晶パネル側へ放出させるための光学部材(拡散シート等)とを備える。上記したバックライト装置の構成部品のうち、光源として例えばLEDを用いる場合があり、その場合には、シャーシ内にLEDを実装したLED基板を収容することになる。このようなLED基板を備えたバックライト装置の一例として下記特許文献1に記載されたものが知られている。
上記した特許文献1には、LED基板と、電源であるドライバ基板とが、シャーシを貫通する形で配された基板間コネクタにより接続される構造が記載されている。このようにシャーシ内に配されたLED基板をシャーシ外に配された電源に接続するには、コネクタを用いた接続構造を用いる手法が採られているが、近年では液晶表示装置の大画面化の進行に伴い、電源に接続するLED基板の数が多くなるとともにその接続に係る作業が煩雑なものとなる傾向にある。このため、LED基板側のコネクタに電源側のコネクタを接続する際に、接続不良が生じる事態が増加しており、作業効率や生産性を悪化させる要因となっていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、接続不良を防止することを目的とする。
本発明の照明装置は、光源と、前記光源が設けられる光源基板と、前記光源に給電するための給電部材と、前記光源基板と前記給電部材とのうちの一方側に設けられ、内部に嵌合空間を有する凹状接続部と、前記光源基板と前記給電部材とのうちの他方側に設けられ、前記凹状接続部の前記嵌合空間に嵌合されることで電気的な接続が図られるとともに、前記凹状接続部に対する嵌合方向と交差する方向に沿って並ぶ形で複数に分岐された枝部を有する凸状接続部と、前記凹状接続部に設けられ、前記凹状接続部に対して前記枝部の並び方向について隣接する形で配されることで、複数の前記枝部に、前記嵌合空間に嵌合され得る前記枝部と嵌合されない前記枝部とが生じた場合に、嵌合されない前記枝部に干渉することで前記凸状接続部の嵌合を規制する規制部と、を備える。
光源基板に設けられている光源に給電部材から給電するには、凹状接続部の嵌合空間に凸状接続部をなす複数の枝部を嵌合させる。ここで、複数の枝部が全て凹状接続部の嵌合空間に嵌合されれば、凸状接続部が凹状接続部に対して正常に電気的に接続されるので、給電部材から光源基板の光源に正常に給電がなされ、もって光源を点灯させることができる。一方、例えば、凸状接続部と凹状接続部とが複数の枝部の並び方向について位置ずれしており、複数の枝部に、凹状接続部の嵌合空間に嵌合され得る枝部と嵌合されない枝部とが生じた場合には、凸状接続部と凹状接続部との電気的な接続が不完全なものとなるおそれがある。このような場合でも、凹状接続部には、凹状接続部に対して枝部の並び方向について隣接する形で規制部が設けられているので、この規制部が凹状接続部の嵌合空間に嵌合されない枝部に干渉することで、凹状接続部に対する凸状接続部の嵌合を規制することができる。嵌合が規制されることをもって作業者は嵌合が正常に行われなかったと判別することができるので、改めて嵌合作業を行って正常な嵌合を図ることができる。これにより、凸状接続部と凹状接続部とに接続不良が生じるのを防ぐことができる。しかも、規制部は、凹状接続部に設けられているから、仮に凸状接続部に設けた場合に比べると、規制部の配置の自由度が高くなっている。
本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)前記凹状接続部は、前記嵌合空間を取り囲む形の周壁部を有しており、複数の前記枝部は、隣り合う前記枝部間の間隔が、前記周壁部の厚みよりも大きくなるよう配されている。このように、隣り合う枝部間の間隔が、周壁部の厚みよりも大きくなると、嵌合空間に嵌合されない枝部が生じた場合に、嵌合されない枝部と嵌合され得る枝部との間に周壁部が入り込むことで、嵌合が許容されるおそれがあるものの、上記した規制部が嵌合されない枝部に干渉することで、嵌合を規制して接続不良を防ぐことができる。ところで、複数の枝部は、隣り合う枝部間の間隔が大きくなるほど、各枝部の電気的な独立性を保つ上で有利となる傾向にある。その一方、凹状接続部が有する周壁部は、その厚みが小さくなるほど凹状接続部を小型に保つ観点から優れる。従って、上記したように隣り合う枝部間の間隔を、周壁部の厚みよりも大きくすることで、複数の枝部の電気的な独立性を十分に確保しつつ、凹状接続部を小型に保つことができる。
(1)前記凹状接続部は、前記嵌合空間を取り囲む形の周壁部を有しており、複数の前記枝部は、隣り合う前記枝部間の間隔が、前記周壁部の厚みよりも大きくなるよう配されている。このように、隣り合う枝部間の間隔が、周壁部の厚みよりも大きくなると、嵌合空間に嵌合されない枝部が生じた場合に、嵌合されない枝部と嵌合され得る枝部との間に周壁部が入り込むことで、嵌合が許容されるおそれがあるものの、上記した規制部が嵌合されない枝部に干渉することで、嵌合を規制して接続不良を防ぐことができる。ところで、複数の枝部は、隣り合う枝部間の間隔が大きくなるほど、各枝部の電気的な独立性を保つ上で有利となる傾向にある。その一方、凹状接続部が有する周壁部は、その厚みが小さくなるほど凹状接続部を小型に保つ観点から優れる。従って、上記したように隣り合う枝部間の間隔を、周壁部の厚みよりも大きくすることで、複数の枝部の電気的な独立性を十分に確保しつつ、凹状接続部を小型に保つことができる。
(2)複数の前記枝部は、前記光源基板の板面に沿って並ぶ形で配され、前記光源基板は、前記枝部の並び方向に沿って複数が並んで配されるとともにそれぞれが光源基板側接続部を有しているのに対し、前記給電部材は、前記光源基板の並び方向に沿って延在するとともに前記光源基板側接続部に対して嵌合される給電側接続部を複数、前記光源基板の並び方向に沿って並ぶ形で有しており、前記光源基板側接続部と前記給電側接続部とのうちの一方側が前記凹状接続部とされ、他方側が前記凸状接続部とされているのに対し、前記規制部は、複数の前記凹状接続部の少なくともいずれか1つに設けられている。このようにすれば、複数の光源基板の並び方向に沿って延在する給電部材は、光源基板の並び方向に沿って並ぶ形の複数の給電側接続部を有しているから、例えば給電部材を複数の光源基板に対して組み付けることで、複数の給電側接続部を複数の光源基板側接続部に対して一括して嵌合させることができる。これにより、作業効率が良好なものとなる。そして、嵌合に際しては、凹状接続部及び凸状接続部がそれぞれ複数ずつ並んで配されるため、凸状接続部をなす複数の枝部を凹状接続部の嵌合空間に的確に嵌合させるのが難しくなる傾向にあるものの、凹状接続部の嵌合空間に嵌合されない枝部が生じた場合には、その枝部に対して複数の凹状接続部の少なくともいずれか1つに設けられた規制部が干渉することで、凹状接続部に対する凸状接続部の嵌合を規制して接続不良を防止することができる。
(3)前記規制部は、複数の前記凹状接続部のうち、少なくとも前記光源基板の並び方向について両端に位置する一対の前記凹状接続部にそれぞれ設けられている。このようにすれば、嵌合に際して、凹状接続部の嵌合空間に嵌合されない枝部が生じた場合には、その枝部に対して少なくとも光源基板の並び方向について両端に位置する一対の凹状接続部に設けられた規制部が干渉する。仮に、複数の凹状接続部のうち中央側に配されたものにのみ規制部を設けた場合に比べると、光源基板の並び方向に沿って延在する給電部材に撓みや反りが生じたときでも、規制部の嵌合規制機能をより確実に発揮させることができる。これにより、接続不良をより確実に防止することができる。
(4)前記規制部は、複数の前記凹状接続部の全てに設けられている。このようにすれば、凹状接続部に対する凸状接続部の嵌合をさらに確実に規制することができる。
(5)前記光源基板側接続部が前記凹状接続部とされ、前記給電側接続部が前記凸状接続部とされている。このようにすれば、給電部材を複数の光源基板に対して組み付ける際に、複数の光源基板が有する複数の凹状接続部に対して、給電部材が有する複数の凸状接続部が嵌合されることになるから、嵌合をより円滑に行うことができ、組み付けに係る作業性に一層優れる。
(6)前記規制部は、前記凹状接続部に対して前記枝部の並び方向について両側に隣接する形で一対設けられている。このようにすれば、凸状接続部と凹状接続部とが枝部の並び方向について一方側と他方側とのどちらに位置ずれしていた場合でも、一対の規制部のいずれかが嵌合空間に嵌合されない枝部に干渉することで、凹状接続部に対する凸状接続部の嵌合を規制することができる。
(7)前記凸状接続部は、前記給電部材に設けられるのに対して、前記凹状接続部は、前記光源基板における前記光源の設置面に設けられており、前記規制部は、前記凹状接続部において、前記光源基板における前記光源の設置面から立ち上がる形で設けられている。このようにすれば、給電部材に設けられた凸状接続部を、光源基板における光源に設置面に設けられた凹状接続部に嵌合する際に、凸状接続部が凹状接続部の嵌合空間に対して光源基板寄りに片寄った姿勢で嵌合されようとした場合でも、規制部が凹状接続部において、光源基板における光源の設置面から立ち上がる形で設けられているから、嵌合空間に嵌合されない枝部がより確実に規制部に干渉されるようになっている。これにより、接続不良をより確実に防ぐことができる。
(8)前記規制部は、前記凹状接続部において前記嵌合方向についての前端位置に配されている。このようにすれば、複数の枝部に凹状接続部の嵌合空間に嵌合されない枝部が生じた場合、凸状接続部を凹状接続部に対して嵌合する初期段階において、規制部が嵌合空間に嵌合されない枝部に干渉することで、嵌合を規制することができる。これにより、嵌合空間に嵌合され得る枝部が嵌合空間の途中まで嵌合されることが避けられるから、作業者は嵌合が正常に行われなかったのをより容易に判別することができ、作業効率に一層優れる。
(9)前記凸状接続部は、前記給電部材に設けられるのに対し、前記凹状接続部は、前記光源基板に設けられるとともに、前記嵌合空間を取り囲む形の周壁部を有するハウジングと、前記ハウジングに設けられていて前記凸状接続部に接触されることで前記光源基板と前記給電部材とを電気的に接続する端子金具とを有してなり、前記規制部は、前記ハウジングに一体形成されている。このようにすれば、規制部をハウジングに一体形成しているので、規制部に枝部が干渉した場合でも、干渉に伴う応力が光源基板と給電部材とを電気的に接続する端子金具に直接的に作用するのを避けることができる。従って、光源基板や凹状接続部に対する端子金具の接続状態に悪影響が及び難くなっている。また、仮に規制部を端子金具に一体形成した場合に比べると、規制部を配置する上での自由度が高くなっている。
(10)前記規制部は、前記ハウジングの前記周壁部のうち前記嵌合空間に対して前記枝部の並び方向に沿って並ぶ側壁部における前記嵌合空間外に臨む面から外向きに突き出す形態で設けられている。このようにすれば、嵌合空間に嵌合されない枝部が生じた場合、規制部が嵌合空間に対して枝部の並び方向に沿って並ぶ側壁部における嵌合空間外に臨む面から外向きに突き出す形態とされているから、嵌合されない枝部が規制部に対してより確実に干渉し、接続不良をより確実に防ぐことができる。
(11)前記凸状接続部は、前記給電部材に設けられるのに対し、前記凹状接続部は、前記光源基板に設けられるとともに、前記嵌合空間を取り囲む形の周壁部を有するハウジングと、前記ハウジングに設けられていて前記凸状接続部に接触されることで前記光源基板と前記給電部材とを電気的に接続する端子金具とを有してなり、前記規制部は、前記端子金具に一体形成されている。このようにすれば、端子金具に規制部を一体形成しているので、仮にハウジングに規制部を一体形成した場合に比べると、嵌合空間に嵌合されない枝部が規制部に干渉したときに、規制部に変形などが生じ難くなる。
(12)前記端子金具は、前記嵌合空間内に配されるとともに前記凸状接続部に対して接触される給電側接触部と、前記嵌合空間外に配されるとともに前記光源基板に固定される基板固定部とを有してなり、前記規制部は、前記基板固定部から前記光源基板側とは反対側に向けて立ち上がる形で設けられている。このようにすれば、端子金具のうち光源基板に固定される基板固定部は、嵌合空間外に配される部位であるから、この基板固定部に規制部を設けることで、端子金具の形状が複雑化するのを避けることができる。しかも、規制部が基板固定部から光源基板側とは反対側に向けて立ち上がる形で設けられているから、給電部材に設けられた凸状接続部を、凹状接続部の嵌合空間に嵌合する際に、凸状接続部が凹状接続部の嵌合空間に対して光源基板寄りに片寄った姿勢で嵌合されようとした場合に、嵌合空間に嵌合されない枝部がより確実に規制部に干渉するようになっている。これにより、接続不良をより確実に防ぐことができる。
次に、上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、上記記載の照明装置と、前記照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルとを備える。
このような表示装置によると、表示パネルに対して光を供給する照明装置が、当該表示パネルとの間で干渉縞を生じさせ難いものであるため、表示品質の優れた表示を実現することが可能となる。
前記表示パネルとしては液晶パネルを例示することができる。このような表示装置は液晶表示装置として、種々の用途、例えばテレビやパソコンのディスプレイ等に適用でき、特に大型画面用として好適である。
本発明によれば、接続不良を防止することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1から図22によって説明する。本実施形態では、液晶表示装置10について例示する。なお、各図面の一部にはX軸、Y軸及びZ軸を示しており、各軸方向が各図面で示した方向となるように描かれている。また、図7及び図8に示す上側を表側とし、同図下側を裏側とする
本発明の実施形態1を図1から図22によって説明する。本実施形態では、液晶表示装置10について例示する。なお、各図面の一部にはX軸、Y軸及びZ軸を示しており、各軸方向が各図面で示した方向となるように描かれている。また、図7及び図8に示す上側を表側とし、同図下側を裏側とする
(テレビ受信装置)
本実施形態に係るテレビ受信装置TVは、図1に示すように、表示装置である液晶表示装置10と、当該液晶表示装置10を挟むようにして収容する表裏両キャビネットCa,Cbと、電力供給のための電源回路基板Pと、テレビ画像信号を受信可能なチューナー(受信部)Tと、チューナーTから出力されたテレビ画像信号を当該液晶表示装置10用の画像信号に変換する画像変換回路基板VCと、スタンドSとを備えて構成される。液晶表示装置10は、全体として横長(長手)の方形状(矩形状)をなし、長辺方向を水平方向(X軸方向)と、短辺方向を垂直方向(Y軸方向、鉛直方向)とそれぞれほぼ一致させた状態で収容されている。この液晶表示装置10は、図2に示すように、表示パネルである液晶パネル11と、外部光源であるバックライト装置(照明装置)12とを備え、これらが枠状のベゼル13などにより一体的に保持されるようになっている。
本実施形態に係るテレビ受信装置TVは、図1に示すように、表示装置である液晶表示装置10と、当該液晶表示装置10を挟むようにして収容する表裏両キャビネットCa,Cbと、電力供給のための電源回路基板Pと、テレビ画像信号を受信可能なチューナー(受信部)Tと、チューナーTから出力されたテレビ画像信号を当該液晶表示装置10用の画像信号に変換する画像変換回路基板VCと、スタンドSとを備えて構成される。液晶表示装置10は、全体として横長(長手)の方形状(矩形状)をなし、長辺方向を水平方向(X軸方向)と、短辺方向を垂直方向(Y軸方向、鉛直方向)とそれぞれほぼ一致させた状態で収容されている。この液晶表示装置10は、図2に示すように、表示パネルである液晶パネル11と、外部光源であるバックライト装置(照明装置)12とを備え、これらが枠状のベゼル13などにより一体的に保持されるようになっている。
(液晶パネル)
液晶表示装置10における液晶パネル11の構成について説明する。液晶パネル11は、全体として横長(長手)の方形状(矩形状)をなしており、図3に示すように、一対の透明な(透光性を有する)ガラス製の基板11a,11bと、両基板11a,11b間に介在し、電界印加に伴って光学特性が変化する物質である液晶を含む液晶層11cとを備え、両基板11a,11bが液晶層の厚さ分のギャップを維持した状態で図示しないシール剤によって貼り合わせられている。また、両基板11a,11bの外面側には、それぞれ偏光板11d,11eが貼り付けられている。なお、液晶パネル11における長辺方向がX軸方向と一致し、短辺方向がY軸方向と一致している。
液晶表示装置10における液晶パネル11の構成について説明する。液晶パネル11は、全体として横長(長手)の方形状(矩形状)をなしており、図3に示すように、一対の透明な(透光性を有する)ガラス製の基板11a,11bと、両基板11a,11b間に介在し、電界印加に伴って光学特性が変化する物質である液晶を含む液晶層11cとを備え、両基板11a,11bが液晶層の厚さ分のギャップを維持した状態で図示しないシール剤によって貼り合わせられている。また、両基板11a,11bの外面側には、それぞれ偏光板11d,11eが貼り付けられている。なお、液晶パネル11における長辺方向がX軸方向と一致し、短辺方向がY軸方向と一致している。
両基板11a,11bのうち表側(正面側)がCF基板11aとされ、裏側(背面側)がアレイ基板11bとされる。アレイ基板11bの内面、つまり液晶層11c側(CF基板11aとの対向面側)の面には、図4に示すように、スイッチング素子であるTFT(Thin Film Transistor)14及び画素電極15がマトリクス状(行列状)に多数個並列して設けられるとともに、これらTFT14及び画素電極15の周りには、格子状をなすゲート配線16及びソース配線17が取り囲むようにして配設されている。画素電極15は、長辺方向をY軸方向に、短辺方向をX軸方向にそれぞれ一致させた縦長(長手)の方形状(矩形状)をなしており、ITO(Indium Tin Oxide)或いはZnO(Zinc Oxide)といった透明電極からなる。ゲート配線16とソース配線17とがそれぞれTFT14のゲート電極とソース電極とに接続され、画素電極15がTFT14のドレイン電極に接続されている。また、TFT14及び画素電極15の液晶層11c側には、図3に示すように、液晶分子を配向するための配向膜18が設けられている。アレイ基板11bにおける端部には、ゲート配線16及びソース配線17から引き回された端子部が形成されており、この端子部には、図示しない液晶駆動用のドライバ部品が異方性導電膜(ACF:Anisotropic Conductive Film)を介して圧着接続され、さらにはその液晶駆動用のドライバ部品が各種配線基板などを介して図示しない表示制御回路基板に電気的に接続されている。この表示制御回路基板は、テレビ受信装置TVにおける画像変換回路基板VC(図1参照)に接続されるとともに同画像変換回路基板VCからの出力信号に基づいてドライバ部品を介して各配線16,17に駆動信号を供給するものとされる。
一方、CF基板11aの内面、つまり液晶層11c側(アレイ基板11bとの対向面側)の面には、図5に示すように、アレイ基板11b側の各画素に対応して多数個の着色部R,G,B,Yをマトリクス状(行列状)に配列してなるカラーフィルタ19が設けられている。そして、本実施形態に係るカラーフィルタ19は、光の三原色である赤色の着色部R,緑色の着色部G,青色の着色部Bに加えて、黄色の着色部Yを有するものとされ、各着色部R,G,B,Yが対応した各色(各波長)の光を選択的に透過するものとされる。各着色部R,G,B,Yは、画素電極15と同様に長辺方向をY軸方向に、短辺方向をX軸方向にそれぞれ一致させた縦長(長手)の方形状(矩形状)をなしている。各着色部R,G,B,Y間には、混色を防ぐため、格子状の遮光層(ブラックマトリクス)BMが設けられている。CF基板11aにおけるカラーフィルタ19の液晶層11c側には、図3に示すように、対向電極20及び配向膜21が順次積層して設けられている。
カラーフィルタ19を構成する各着色部R,G,B,Yの配置及び大きさについて詳しく説明する。各着色部R,G,B,Yは、図5に示すように、X軸方向を行方向とし、Y軸方向を列方向として行列状に配列されており、各着色部R,G,B,Yにおける列方向(Y軸方向)の寸法は全て同一とされるものの、行方向(X軸方向)の寸法については各着色部R,G,B,Yによって異なるものとされる。詳しくは、各着色部R,G,B,Yは、図5に示す左側から赤色の着色部R、緑色の着色部G、青色の着色部B、黄色の着色部Yの順で行方向に沿って並べられており、このうち赤色の着色部R及び青色の着色部Bの行方向の寸法が、黄色の着色部Y及び緑色の着色部Gの行方向の寸法よりも相対的に大きなものとされる。つまり、行方向の寸法が相対的に大きな着色部R,Bと、行方向の寸法が相対的に小さな着色部G,Yとが行方向について交互に繰り返し配されていることになる。これにより、赤色の着色部R及び青色の着色部Bの面積は、緑色の着色部G及び黄色の着色部Yの面積よりも大きなものとされている。青色の着色部Bと赤色の着色部Rとの面積は、互いに等しいものとされる。同様に緑色の着色部Gと黄色の着色部Yとの面積は、互いに等しいものとされる。なお、図3及び図5では、赤色の着色部R及び青色の着色部Bの面積が、黄色の着色部Y及び緑色の着色部Gの面積の約1.6倍程度とされる場合を代表して図示しているが、この面積比率の具体的な数値は適宜に変更可能である。
カラーフィルタ19が上記のような構成とされるのに伴い、アレイ基板11bにおいては、図4に示すように、画素電極15における行方向(X軸方向)の寸法が列によって異なるものとされる。すなわち、各画素電極15のうち、赤色の着色部R及び青色の着色部Bと重畳するものの行方向の寸法及び面積は、黄色の着色部Y及び緑色の着色部Gと重畳するものの行方向の寸法及び面積よりも相対的に大きなものとされる。また、ゲート配線16については、全て等ピッチで配列されているのに対し、ソース配線17については、画素電極15の行方向の寸法に応じて2通りのピッチで配列されている。
上記のように本実施形態に係る液晶表示装置10は、4色の着色部R,G,B,Yからなるカラーフィルタ19を備える液晶パネル11を用いていることから、図1に示すように、テレビ受信装置TVにおいては専用の画像変換回路基板VCを備えるものとされる。すなわち、この画像変換回路基板VCは、チューナーTから出力されたテレビ画像信号を青色、緑色、赤色、黄色の各色の画像信号に変換し、生成された各色の画像信号を表示制御回路基板に出力することができる。この画像信号に基づいて表示制御回路基板は、各配線16,17を介して液晶パネル11における各色の画素に対応したTFT14を駆動し、各色の着色部R,G,B,Yを透過する透過光量を適宜制御できるものとされる。
(バックライト装置)
続いて、液晶表示装置10におけるバックライト装置12の構成について説明する。バックライト装置12は、図2に示すように、光出射面側(液晶パネル11側)に開口する光出射部を有した略箱型をなすシャーシ22と、シャーシ22の光出射部を覆うようにして配される光学部材23群と、シャーシ22の外縁部に沿って配され光学部材23群の外縁部をシャーシ22との間で挟んで保持するフレーム26とを備える。さらに、シャーシ22内には、光学部材23(液晶パネル11)の直下となる位置に対向状に配されるLED24と、LED24が実装されたLED基板25と、LED基板25においてLED24に対応した位置に取り付けられる拡散レンズ27とが備えられる。このように、本実施形態に係るバックライト装置12は、いわゆる直下型とされる。その上、シャーシ22内には、LED基板25をシャーシ22との間で保持することが可能な基板保持部材28と、シャーシ22内の光を光学部材23側に反射させる反射シート29とが備えられる。さらには、シャーシ22の裏面側(液晶パネル11側とは反対側)には、LED24に駆動電力を供給するためのLED駆動回路基板30が取り付けられている。続いて、バックライト装置12の各構成部品について詳しく説明する。
続いて、液晶表示装置10におけるバックライト装置12の構成について説明する。バックライト装置12は、図2に示すように、光出射面側(液晶パネル11側)に開口する光出射部を有した略箱型をなすシャーシ22と、シャーシ22の光出射部を覆うようにして配される光学部材23群と、シャーシ22の外縁部に沿って配され光学部材23群の外縁部をシャーシ22との間で挟んで保持するフレーム26とを備える。さらに、シャーシ22内には、光学部材23(液晶パネル11)の直下となる位置に対向状に配されるLED24と、LED24が実装されたLED基板25と、LED基板25においてLED24に対応した位置に取り付けられる拡散レンズ27とが備えられる。このように、本実施形態に係るバックライト装置12は、いわゆる直下型とされる。その上、シャーシ22内には、LED基板25をシャーシ22との間で保持することが可能な基板保持部材28と、シャーシ22内の光を光学部材23側に反射させる反射シート29とが備えられる。さらには、シャーシ22の裏面側(液晶パネル11側とは反対側)には、LED24に駆動電力を供給するためのLED駆動回路基板30が取り付けられている。続いて、バックライト装置12の各構成部品について詳しく説明する。
(シャーシ)
シャーシ22は、金属製とされ、図6から図8に示すように、液晶パネル11と同様に横長な方形状(矩形状、長方形状)をなす底板22aと、底板22aの各辺(一対の長辺及び一対の短辺)の外端からそれぞれ表側(光出射側)に向けて立ち上がる側板22bと、各側板22bの立ち上がり端から外向きに張り出す受け板22cとからなり、全体としては表側に向けて開口した浅い略箱型(略浅皿状)をなしている。シャーシ22は、その長辺方向がX軸方向(水平方向)と一致し、短辺方向がY軸方向(鉛直方向)と一致している。シャーシ22における各受け板22cには、表側からフレーム26及び次述する光学部材23が載置可能とされる。各受け板22cには、フレーム26がねじ止めされている。シャーシ22の底板22aには、基板保持部材28を取り付けるための取付孔が開口して設けられている。取付孔は、底板22aにおいて基板保持部材28の取付位置に対応して複数分散配置されている。
シャーシ22は、金属製とされ、図6から図8に示すように、液晶パネル11と同様に横長な方形状(矩形状、長方形状)をなす底板22aと、底板22aの各辺(一対の長辺及び一対の短辺)の外端からそれぞれ表側(光出射側)に向けて立ち上がる側板22bと、各側板22bの立ち上がり端から外向きに張り出す受け板22cとからなり、全体としては表側に向けて開口した浅い略箱型(略浅皿状)をなしている。シャーシ22は、その長辺方向がX軸方向(水平方向)と一致し、短辺方向がY軸方向(鉛直方向)と一致している。シャーシ22における各受け板22cには、表側からフレーム26及び次述する光学部材23が載置可能とされる。各受け板22cには、フレーム26がねじ止めされている。シャーシ22の底板22aには、基板保持部材28を取り付けるための取付孔が開口して設けられている。取付孔は、底板22aにおいて基板保持部材28の取付位置に対応して複数分散配置されている。
(光学部材)
光学部材23は、図2に示すように、液晶パネル11及びシャーシ22と同様に平面に視て横長の方形状をなしている。光学部材23は、図7及び図8に示すように、その外縁部が受け板22cに載せられることで、シャーシ22の光出射部を覆うとともに、液晶パネル11とLED24(LED基板25)との間に介在して配される。光学部材23は、裏側(LED24側、光出射側とは反対側)に配される拡散板23aと、表側(液晶パネル11側、光出射側)に配される光学シート23bとから構成される。拡散板23aは、所定の厚みを持つほぼ透明な樹脂製で板状をなす基材内に拡散粒子を多数分散して設けた構成とされ、透過する光を拡散させる機能を有する。光学シート23bは、拡散板23aと比べると板厚が薄いシート状をなしており、2枚が積層して配されている。具体的な光学シート23bの種類としては、例えば拡散シート、レンズシート、反射型偏光シートなどがあり、これらの中から適宜に選択して使用することが可能である。なお、使用する光学シート23bの枚数や種類は、上記以外にも適宜に変更可能である。
光学部材23は、図2に示すように、液晶パネル11及びシャーシ22と同様に平面に視て横長の方形状をなしている。光学部材23は、図7及び図8に示すように、その外縁部が受け板22cに載せられることで、シャーシ22の光出射部を覆うとともに、液晶パネル11とLED24(LED基板25)との間に介在して配される。光学部材23は、裏側(LED24側、光出射側とは反対側)に配される拡散板23aと、表側(液晶パネル11側、光出射側)に配される光学シート23bとから構成される。拡散板23aは、所定の厚みを持つほぼ透明な樹脂製で板状をなす基材内に拡散粒子を多数分散して設けた構成とされ、透過する光を拡散させる機能を有する。光学シート23bは、拡散板23aと比べると板厚が薄いシート状をなしており、2枚が積層して配されている。具体的な光学シート23bの種類としては、例えば拡散シート、レンズシート、反射型偏光シートなどがあり、これらの中から適宜に選択して使用することが可能である。なお、使用する光学シート23bの枚数や種類は、上記以外にも適宜に変更可能である。
(フレーム)
フレーム26は、図2に示すように、液晶パネル11及び光学部材23の外周縁部に沿う枠状をなしている。このフレーム26と各受け板22cとの間で光学部材23における外縁部を挟持可能とされている(図7及び図8)。また、このフレーム26は、液晶パネル11における外縁部を裏側から受けることができ、表側に配されるベゼル13との間で液晶パネル11の外縁部を挟持可能とされる(図7及び図8)。
フレーム26は、図2に示すように、液晶パネル11及び光学部材23の外周縁部に沿う枠状をなしている。このフレーム26と各受け板22cとの間で光学部材23における外縁部を挟持可能とされている(図7及び図8)。また、このフレーム26は、液晶パネル11における外縁部を裏側から受けることができ、表側に配されるベゼル13との間で液晶パネル11の外縁部を挟持可能とされる(図7及び図8)。
(LED)
LED24は、図8に示すように、LED基板25上に実装されるとともにLED24に対する実装面とは反対側の面が発光面となる、いわゆる頂面発光型とされる。LED24は、発光源として青色光を発するLEDチップを備えるとともに、青色光により励起して発光する蛍光体として、緑色蛍光体と赤色蛍光体とを備えている。詳しくは、LED24は、LED基板25に固着される基板部上に例えばInGaN系の材料からなるLEDチップを樹脂材により封止した構成とされる。基板部に実装されるLEDチップは、主発光波長が420nm〜500nmの範囲、つまり青色の波長領域に存するものとされ、色純度に優れた青色光(青色の単色光)を発することが可能とされる。具体的なLEDチップの主発光波長としては、例えば451nmが好ましい。その一方、LEDチップを封止する樹脂材には、LEDチップから発せられた青色光により励起されることで緑色光を発する緑色蛍光体と、LEDチップから発せられた青色光により励起されることで赤色光を発する赤色蛍光体とが所定の割合でもって分散配合されている。これらLEDチップから発せられる青色光(青色成分の光)と、緑色蛍光体から発せられる緑色光(緑色成分の光)と、赤色蛍光体から発せられる赤色光(赤色成分の光)とにより、LED24は、全体として所定の色、例えば白色や青色味を帯びた白色などの光を発することが可能とされる。なお、緑色蛍光体からの緑色成分の光と、赤色蛍光体からの赤色成分の光との合成により黄色光が得られることから、このLED24は、LEDチップからの青色成分の光と、黄色成分の光とを併せ持っている、とも言える。このLED24の色度は、例えば緑色蛍光体及び赤色蛍光体における含有量の絶対値や相対値に応じて変化するものとされるため、これら緑色蛍光体及び赤色蛍光体の含有量を適宜調整することでLED24の色度を調整することが可能とされる。なお、本実施形態では、緑色蛍光体は、500nm以上570nm以下の緑色波長領域に主発光ピークを有するものとされ、赤色蛍光体は、600nm以上780nm以下の赤色波長領域に主発光ピークを有するものとされる。
LED24は、図8に示すように、LED基板25上に実装されるとともにLED24に対する実装面とは反対側の面が発光面となる、いわゆる頂面発光型とされる。LED24は、発光源として青色光を発するLEDチップを備えるとともに、青色光により励起して発光する蛍光体として、緑色蛍光体と赤色蛍光体とを備えている。詳しくは、LED24は、LED基板25に固着される基板部上に例えばInGaN系の材料からなるLEDチップを樹脂材により封止した構成とされる。基板部に実装されるLEDチップは、主発光波長が420nm〜500nmの範囲、つまり青色の波長領域に存するものとされ、色純度に優れた青色光(青色の単色光)を発することが可能とされる。具体的なLEDチップの主発光波長としては、例えば451nmが好ましい。その一方、LEDチップを封止する樹脂材には、LEDチップから発せられた青色光により励起されることで緑色光を発する緑色蛍光体と、LEDチップから発せられた青色光により励起されることで赤色光を発する赤色蛍光体とが所定の割合でもって分散配合されている。これらLEDチップから発せられる青色光(青色成分の光)と、緑色蛍光体から発せられる緑色光(緑色成分の光)と、赤色蛍光体から発せられる赤色光(赤色成分の光)とにより、LED24は、全体として所定の色、例えば白色や青色味を帯びた白色などの光を発することが可能とされる。なお、緑色蛍光体からの緑色成分の光と、赤色蛍光体からの赤色成分の光との合成により黄色光が得られることから、このLED24は、LEDチップからの青色成分の光と、黄色成分の光とを併せ持っている、とも言える。このLED24の色度は、例えば緑色蛍光体及び赤色蛍光体における含有量の絶対値や相対値に応じて変化するものとされるため、これら緑色蛍光体及び赤色蛍光体の含有量を適宜調整することでLED24の色度を調整することが可能とされる。なお、本実施形態では、緑色蛍光体は、500nm以上570nm以下の緑色波長領域に主発光ピークを有するものとされ、赤色蛍光体は、600nm以上780nm以下の赤色波長領域に主発光ピークを有するものとされる。
続いて、LED24に備えられる緑色蛍光体及び赤色蛍光体について詳しく説明する。緑色蛍光体としては、サイアロン系蛍光体の一種であるβ−SiAlONを用いるのが好ましい。サイアロン系蛍光体は、窒化ケイ素のシリコン原子の一部がアルミニウム原子に、窒素原子の一部が酸素原子に置換された物質、つまり窒化物である。窒化物であるサイアロン系蛍光体は、例えば硫化物や酸化物などからなる他の蛍光体に比べると、発光効率に優れるとともに耐久性に優れている。ここで言う「耐久性に優れる」とは、具体的には、LEDチップからの高いエネルギーの励起光に曝されても経時的に輝度低下が生じ難いことなどを意味する。サイアロン系蛍光体には、付活剤として希土類元素(例えばTb,Yg,Agなど)が用いられる。サイアロン系蛍光体の一種であるβ−SiAlONは、β型窒化ケイ素結晶にアルミニウムと酸素とが固溶した一般式Si6-zAlzOzN8-z:Eu(zは固溶量を示す)または(Si,Al)6(O,N)8:Euにより表される物質である。本実施形態に係るβ−SiAlONには、付活剤として例えばEu(ユーロピウム)が用いられており、それにより発光光である緑色光の色純度が特に高いものとされるので、LED24の色度を調整する上で極めて有用である。一方、赤色蛍光体としては、カズン系蛍光体の一種であるカズンを用いるのが好ましい。カズン系蛍光体は、カルシウム原子(Ca)、アルミニウム原子(Al)、ケイ素原子(Si)、窒素原子(N)を含む窒化物であり、例えば硫化物や酸化物などからなる他の蛍光体に比べると、発光効率に優れるとともに耐久性に優れている。カズン系蛍光体は、付活剤として希土類元素(例えばTb,Yg,Agなど)が用いられる。カズン系蛍光体の一種であるカズンは、付活剤としてEu(ユーロピウム)が用いられるとともに、組成式CaAlSiN3:Euにより示される。
(LED基板)
LED基板25は、図6に示すように、平面に視て横長の方形状をなす基材を有しており、長辺方向がX軸方向と一致し、短辺方向がY軸方向と一致する状態でシャーシ22内において底板22aに沿って延在しつつ収容されている。このLED基板25の基材の板面のうち、表側を向いた板面(光学部材23側を向いた面)には、LED24が表面実装されている。実装されたLED24は、その発光面が光学部材23(液晶パネル11)と対向状をなすとともに、その光軸がZ軸方向、つまり液晶パネル11の表示面と直交する方向と一致している。LED基板25には、その長辺方向(X軸方向)に沿って複数(例えば、図6では10個)のLED24が直線的に並んで配されるとともに、並列されたLED24に接続される配線パターン25b(図11を参照)が形成されている。各LED24の配列ピッチは、ほぼ一定となっており、つまり各LED24は、X軸方向についてほぼ等間隔に配列されていると言える。
LED基板25は、図6に示すように、平面に視て横長の方形状をなす基材を有しており、長辺方向がX軸方向と一致し、短辺方向がY軸方向と一致する状態でシャーシ22内において底板22aに沿って延在しつつ収容されている。このLED基板25の基材の板面のうち、表側を向いた板面(光学部材23側を向いた面)には、LED24が表面実装されている。実装されたLED24は、その発光面が光学部材23(液晶パネル11)と対向状をなすとともに、その光軸がZ軸方向、つまり液晶パネル11の表示面と直交する方向と一致している。LED基板25には、その長辺方向(X軸方向)に沿って複数(例えば、図6では10個)のLED24が直線的に並んで配されるとともに、並列されたLED24に接続される配線パターン25b(図11を参照)が形成されている。各LED24の配列ピッチは、ほぼ一定となっており、つまり各LED24は、X軸方向についてほぼ等間隔に配列されていると言える。
上記した構成のLED基板25は、図6に示すように、シャーシ22内においてX軸方向及びY軸方向にそれぞれ複数ずつ、互いに長辺方向及び短辺方向を揃えた状態で並列して配置されている。つまり、LED基板25及びそこに実装されたLED24は、シャーシ22内において共にX軸方向(シャーシ22及びLED基板25の長辺方向)を行方向とし、Y軸方向(シャーシ22及びLED基板25の短辺方向)を列方向として行列状に配置(マトリクス状に配置、平面配置)されている。具体的には、LED基板25は、シャーシ22内においてX軸方向(行方向)に2枚ずつ、Y軸方向(列方向)に9枚ずつ、合計18枚が行列状に並列して配置されている。LED基板25は、Y軸方向について配列ピッチがほぼ等しい等ピッチ配列とされており、言い換えるとほぼ等間隔に配されている。また、LED基板25のうち基板保持部材28の取付位置に対応する位置には、基板保持部材28を通すための貫通孔25aが形成されている(図7及び図8)。
また、LED基板25の基材は、合成樹脂材料(具体的には紙フェノールまたはガラスエポキシ樹脂など)からなるものとされ、その表面に金属膜(具体的には銅箔など)からなる配線パターン25bが形成され、さらには最外表面には、光の反射性に優れた白色を呈する反射層(図示せず)が形成された構成とされる。なお、LED基板25の基材に用いる材料としては、金属材料(例えばアルミニウムなど)を用いることも可能である。
(拡散レンズ)
拡散レンズ27は、ほぼ透明で(高い透光性を有し)且つ屈折率が空気よりも高い合成樹脂材料(例えばポリカーボネートやアクリルなど)からなる。拡散レンズ27は、図6及び図8に示すように、所定の厚みを有するとともに、平面に視て略円形状に形成されており、LED基板25に対して各LED24を表側から個別に覆うよう、つまり平面に視て各LED24と重畳するようそれぞれ取り付けられている。そして、この拡散レンズ27は、LED24から発せられた指向性の強い光を拡散させつつ出射させることができる。つまり、LED24から発せられた光は、拡散レンズ27を介することにより指向性が緩和されるので、隣り合うLED24間の間隔を広くとってもその間の領域が暗部として視認され難くなる。これにより、LED24の設置個数を少なくすることが可能となっている。この拡散レンズ27は、平面に視てLED24とほぼ同心となる位置に配されている。なお、図7では、基板保持部材28の断面構成を図示しているため、拡散レンズ27については紙面奥側に配されたものの側面が図示されている。
拡散レンズ27は、ほぼ透明で(高い透光性を有し)且つ屈折率が空気よりも高い合成樹脂材料(例えばポリカーボネートやアクリルなど)からなる。拡散レンズ27は、図6及び図8に示すように、所定の厚みを有するとともに、平面に視て略円形状に形成されており、LED基板25に対して各LED24を表側から個別に覆うよう、つまり平面に視て各LED24と重畳するようそれぞれ取り付けられている。そして、この拡散レンズ27は、LED24から発せられた指向性の強い光を拡散させつつ出射させることができる。つまり、LED24から発せられた光は、拡散レンズ27を介することにより指向性が緩和されるので、隣り合うLED24間の間隔を広くとってもその間の領域が暗部として視認され難くなる。これにより、LED24の設置個数を少なくすることが可能となっている。この拡散レンズ27は、平面に視てLED24とほぼ同心となる位置に配されている。なお、図7では、基板保持部材28の断面構成を図示しているため、拡散レンズ27については紙面奥側に配されたものの側面が図示されている。
(基板保持部材)
基板保持部材28について説明する。基板保持部材28は、ポリカーボネートなどの合成樹脂製とされており、表面が光の反射性に優れた白色を呈する。基板保持部材28は、図6から図8に示すように、LED基板25の板面に沿う本体部28aと、本体部28aから裏側、つまりシャーシ22側に向けて突出してシャーシ22に固定される固定部28bとを備える。本体部28aは、平面に視て略円形の板状をなすとともに、シャーシ22の底板22aとの間で少なくともLED基板25を挟持可能とされる。固定部28bは、LED基板25及びシャーシ22の底板22aにおける基板保持部材28の取付位置に対応してそれぞれ形成された挿通孔25a及び取付孔を貫通しつつ底板22aに対して係止可能とされる。この基板保持部材28は、図6に示すように、LED基板25の面内において複数が適宜に分散配置されており、X軸方向について拡散レンズ27(LED24)に対して隣り合う位置に配されている。
基板保持部材28について説明する。基板保持部材28は、ポリカーボネートなどの合成樹脂製とされており、表面が光の反射性に優れた白色を呈する。基板保持部材28は、図6から図8に示すように、LED基板25の板面に沿う本体部28aと、本体部28aから裏側、つまりシャーシ22側に向けて突出してシャーシ22に固定される固定部28bとを備える。本体部28aは、平面に視て略円形の板状をなすとともに、シャーシ22の底板22aとの間で少なくともLED基板25を挟持可能とされる。固定部28bは、LED基板25及びシャーシ22の底板22aにおける基板保持部材28の取付位置に対応してそれぞれ形成された挿通孔25a及び取付孔を貫通しつつ底板22aに対して係止可能とされる。この基板保持部材28は、図6に示すように、LED基板25の面内において複数が適宜に分散配置されており、X軸方向について拡散レンズ27(LED24)に対して隣り合う位置に配されている。
なお、基板保持部材28には、図6及び図8に示すように、本体部28aとシャーシ22の底板22aとの間で反射シート29の底部29aを介することなくLED基板25を挟持するもの(第1基板保持部材)と、本体部28aとシャーシ22の底板22aとの間でLED基板25と共に反射シート29の底部29aを挟持するもの(第2基板保持部材)との2種類が含まれている。このうち、LED基板25と共に反射シート29の底部29aを挟持する基板保持部材28(第2基板保持部材)には、本体部28aから表側に突出する支持部28cが設けられたものと、支持部28cを有さないものとの2種類が含まれている。この支持部28cは、光学部材23(直接的には拡散板23a)を裏側から支持することが可能とされ、それによりLED24と光学部材23とのZ軸方向の位置関係を一定に維持することができるとともに光学部材23の不用意な変形を規制することができる。
(反射シート)
反射シート29は、合成樹脂製とされ、表面が光の反射性に優れた白色を呈するものとされる。反射シート29は、図6から図8に示すように、シャーシ22の内面のほぼ全域にわたって敷設される大きさを有しているので、シャーシ22内に並列して配された全LED基板25を表側から一括して覆うことが可能とされる。この反射シート29によりシャーシ22内の光を光学部材23側に向けて効率的に立ち上げることができる。反射シート29は、シャーシ22の底板22aに沿って延在するとともに底板22aの大部分を覆う大きさの底部29aと、底部29aの各外端から表側に立ち上がるとともに底部29aに対して傾斜状をなす4つの立ち上がり部29bと、各立ち上がり部29bの外端から外向きに延出するとともにシャーシ22の受け板22cに載せられる延出部29cとから構成されている。この反射シート29の底部29aが各LED基板25における表側の面、つまりLED24の実装面に対して表側に重なるよう配される。また、反射シート29の底部29aには、各拡散レンズ27(各LED24)と平面視重畳する位置に各拡散レンズ27を挿通するレンズ挿通孔が開口して設けられている。
反射シート29は、合成樹脂製とされ、表面が光の反射性に優れた白色を呈するものとされる。反射シート29は、図6から図8に示すように、シャーシ22の内面のほぼ全域にわたって敷設される大きさを有しているので、シャーシ22内に並列して配された全LED基板25を表側から一括して覆うことが可能とされる。この反射シート29によりシャーシ22内の光を光学部材23側に向けて効率的に立ち上げることができる。反射シート29は、シャーシ22の底板22aに沿って延在するとともに底板22aの大部分を覆う大きさの底部29aと、底部29aの各外端から表側に立ち上がるとともに底部29aに対して傾斜状をなす4つの立ち上がり部29bと、各立ち上がり部29bの外端から外向きに延出するとともにシャーシ22の受け板22cに載せられる延出部29cとから構成されている。この反射シート29の底部29aが各LED基板25における表側の面、つまりLED24の実装面に対して表側に重なるよう配される。また、反射シート29の底部29aには、各拡散レンズ27(各LED24)と平面視重畳する位置に各拡散レンズ27を挿通するレンズ挿通孔が開口して設けられている。
また、底部29aには、各基板保持部材28と平面視重畳する位置に固定部28bを通すための保持部材挿通孔が開口して設けられており、特に底部29aを介することなくLED基板25を保持する基板保持部材28(第1基板保持部材)に対応する保持部材挿通孔については、その本体部28aをも通すことが可能な大きさとされている。これにより、シャーシ22内に収容したLED基板25を予め上記基板保持部材28(第1基板保持部材)によってシャーシ22の底板22aに保持させることができ、その後反射シート29をシャーシ22内に敷設する際に、底部29aが上記基板保持部材28(第1基板保持部材)の本体部28aに乗り上げることが回避される。なお、底部29aは、シャーシ22内に敷設された後に取り付けられる基板保持部材28(第2基板保持部材)によってLED基板25と共にシャーシ22に保持されて浮きや撓みが生じ難いものとされる。
(液晶パネルの4原色化、及びカラーフィルタの着色部の面積比率を異ならせることの意義)
なお、既述した通り本実施形態に係る液晶パネル11のカラーフィルタ19は、図3及び図5に示すように、光の3原色である各着色部R,G,Bに加えて黄色の着色部Yを有しているので、透過光により表示される表示画像の色域が拡張されており、もって色再現性に優れた表示を実現できるものとされる。しかも、黄色の着色部Yを透過した光は、視感度のピークに近い波長を有することから、人間の目には少ないエネルギーでも明るく知覚される傾向とされる。これにより、バックライト装置12が有するLED24の出力を抑制しても十分な輝度を得ることができることとなり、LED24の消費電力を低減でき、もって環境性能にも優れる、といった効果が得られる。
なお、既述した通り本実施形態に係る液晶パネル11のカラーフィルタ19は、図3及び図5に示すように、光の3原色である各着色部R,G,Bに加えて黄色の着色部Yを有しているので、透過光により表示される表示画像の色域が拡張されており、もって色再現性に優れた表示を実現できるものとされる。しかも、黄色の着色部Yを透過した光は、視感度のピークに近い波長を有することから、人間の目には少ないエネルギーでも明るく知覚される傾向とされる。これにより、バックライト装置12が有するLED24の出力を抑制しても十分な輝度を得ることができることとなり、LED24の消費電力を低減でき、もって環境性能にも優れる、といった効果が得られる。
その一方、上記のような4原色タイプの液晶パネル11を用いると、液晶パネル11の表示画像が全体として黄色味を帯び易くなる傾向とされる。これを回避するため、本実施形態に係るバックライト装置12では、LED24における色度が黄色の補色である青色気味に調整されており、それにより表示画像における色度を補正するようにしている。このこともあって、既述したようにバックライト装置12が有するLED24は、主発光波長が青色の波長領域に存するものとされ、青色の波長領域に存する光の発光強度が最も高いものとされている。
上記のようにLED24における色度を調整するに際しては、その色度を白色から青色に近づけるほど、その発光光の輝度が低下する傾向にあることが本願発明者の研究により判明した。そこで、本実施形態においては、カラーフィルタ19を構成する青色の着色部Bの面積比率を緑色の着色部G及び黄色の着色部Yよりも相対的に大きくするようにしており、それによりカラーフィルタ19の透過光に、黄色の補色である青色光をより多く含ませることができる。これにより、表示画像の色度を補正すべくLED24の色度を調整する上で、LED24の色度をそれほど青色気味に調整する必要がなくなり、もって色度調整に伴うLED24の輝度低下が抑制することが可能とされる。
さらには、本願発明者の研究によれば、4原色タイプの液晶パネル11を用いると、液晶パネル11の出射光のうち特に赤色光の明度が低下することが判明している。これは、4原色タイプの液晶パネル11では、3原色タイプのものに比べると、1つの画素を構成するサブ画素が3つから4つに増加するため、個々のサブ画素の面積は減少し、それに起因して特に赤色光の明度が低下している、と推考される。そこで、本実施形態においては、カラーフィルタ19を構成する赤色の着色部Rの面積比率を緑色の着色部G及び黄色の着色部Yよりも相対的に大きくするようにしており、それによりカラーフィルタ19の透過光に赤色光をより多く含ませることができ、もってカラーフィルタ19の4色化に伴って生じる赤色光の明度低下を抑制することができる。
(LED基板の給電回路)
続いて、LED基板25の給電回路の概略について説明する。上記したようにシャーシ22内に収容されたLED基板25に実装されている各LED24には、図11に示すように、シャーシ22外に配されたLED駆動回路基板(電源基板)30からの電力が、各配線31〜33及び一対の給電基板43などを介して供給されることで、その駆動が制御されるようになっている。なお、LED駆動回路基板30は、当該液晶表示装置10の電力供給源である電源回路基板P(図1参照)に接続されるとともに電力の供給を受けるものとされている。
続いて、LED基板25の給電回路の概略について説明する。上記したようにシャーシ22内に収容されたLED基板25に実装されている各LED24には、図11に示すように、シャーシ22外に配されたLED駆動回路基板(電源基板)30からの電力が、各配線31〜33及び一対の給電基板43などを介して供給されることで、その駆動が制御されるようになっている。なお、LED駆動回路基板30は、当該液晶表示装置10の電力供給源である電源回路基板P(図1参照)に接続されるとともに電力の供給を受けるものとされている。
上記した各配線31〜33には、図9及び図11に示すように、LED駆動回路基板30の正極側と一方の給電基板43(正極側給電基板47)とを電気的に接続する正極側配線31と、LED駆動回路基板30の負極側と他方の給電基板43(負極側給電基板48)とを電気的に接続する負極側配線32と、一対の給電基板43(正極側給電基板47及び負極側給電基板48)同士を電気的に接続する中継配線33とが含まれている。上記した給電基板43には、正極側配線31及び中継配線33に電気的に接続される正極側給電基板47と、負極側配線32及び中継配線33に電気的に接続される負極側給電基板48とが含まれている。そして、シャーシ22内においてX軸方向について隣り合う一対のLED基板25には、正極側給電基板47が電気的に接続される正極側LED基板34と、負極側給電基板48が電気的に接続される負極側LED基板35とが含まれている。つまり、LED基板25は、X軸方向(水平方向)について図9及び図11に示す左右に隣り合う一対のものが1つの組を構成しており、この組をなす正極側LED基板34及び負極側LED基板35上のLED24群が各配線31〜33及び各給電基板47,48によってLED駆動回路基板30に対して直列に接続されている。正極側LED基板34及び負極側LED基板35は、シャーシ22内においてそれぞれY軸方向に沿って複数(図9では9つ)ずつ並んで配されており、9つの組を構成している。つまり、LED基板25に対する給電回路は、Y軸方向に沿って並ぶ各LED基板25の組毎に独立しており、全部で9つの系統が存在している。その上で、正極側給電基板47は、Y軸方向に沿って並ぶ複数の正極側LED基板34に対して一括して接続されるのに対し、負極側給電基板48は、Y軸方向に沿って並ぶ複数の負極側LED基板35に対して一括して接続されている。なお、図9では、基板保持部材28の図示を省略している。また、図11では、シャーシ22内においてX軸方向に沿って並ぶ一対で一組のLED基板25のみを代表して図示するとともに、見やすさを考慮して給電基板側コネクタ54及びLED基板側コネクタ55の位置関係を左右逆にして図示している。
(LED駆動回路基板)
LED駆動回路基板30は、図10に示すように、シャーシ22の底板22aにおける裏側、つまりLED基板25が配された面とは反対側の面に取り付けられている。言い換えると、LED駆動回路基板30は、LED基板25との間でシャーシ22の底板22aを表裏から挟み込んでいることになる。LED駆動回路基板30には、後述する正極側配線31の正極側電源基板用配線コネクタ39が嵌合接続される正極側電源基板コネクタ30aと、負極側配線32の負極側電源基板用配線コネクタ40が嵌合接続される負極側電源基板コネクタ30bとが設けられている。正極側電源基板コネクタ30aには、図11に示すように、正極側電源端子部30cが内蔵されているのに対し、負極側電源基板コネクタ30bには、負極側電源端子部30dが内蔵されている。これら正極側電源端子部30c及び負極側電源端子部30dは、後述する正極側配線31及び負極側配線32と同数ずつ備えられており、その数は後述する給電回路の系統数(Y軸方向に沿って並ぶLED基板25の組数)と一致している。さらには、LED駆動回路基板30には、上記した正極側電源端子部30cと負極側電源端子部30dとの間に所定の電圧を付与することで、各LED基板25が備えるLED24に直流電流を供給してこれらを駆動するLED駆動部30eが備えられている。このLED駆動部30eは、正極側電源端子部30c及び負極側電源端子部30dの組(給電回路の系統)毎に異なる電圧を付与することが可能とされている。なお、LED駆動回路基板30は、図10に示すように、シャーシ22において鉛直方向について上側に偏心した位置で、且つ水平方向について図10に示す左側(後述する負極側LED基板35側)に偏心した位置に配されている。
LED駆動回路基板30は、図10に示すように、シャーシ22の底板22aにおける裏側、つまりLED基板25が配された面とは反対側の面に取り付けられている。言い換えると、LED駆動回路基板30は、LED基板25との間でシャーシ22の底板22aを表裏から挟み込んでいることになる。LED駆動回路基板30には、後述する正極側配線31の正極側電源基板用配線コネクタ39が嵌合接続される正極側電源基板コネクタ30aと、負極側配線32の負極側電源基板用配線コネクタ40が嵌合接続される負極側電源基板コネクタ30bとが設けられている。正極側電源基板コネクタ30aには、図11に示すように、正極側電源端子部30cが内蔵されているのに対し、負極側電源基板コネクタ30bには、負極側電源端子部30dが内蔵されている。これら正極側電源端子部30c及び負極側電源端子部30dは、後述する正極側配線31及び負極側配線32と同数ずつ備えられており、その数は後述する給電回路の系統数(Y軸方向に沿って並ぶLED基板25の組数)と一致している。さらには、LED駆動回路基板30には、上記した正極側電源端子部30cと負極側電源端子部30dとの間に所定の電圧を付与することで、各LED基板25が備えるLED24に直流電流を供給してこれらを駆動するLED駆動部30eが備えられている。このLED駆動部30eは、正極側電源端子部30c及び負極側電源端子部30dの組(給電回路の系統)毎に異なる電圧を付与することが可能とされている。なお、LED駆動回路基板30は、図10に示すように、シャーシ22において鉛直方向について上側に偏心した位置で、且つ水平方向について図10に示す左側(後述する負極側LED基板35側)に偏心した位置に配されている。
(配線挿通孔)
上記したLED駆動回路基板30及びLED基板25は、図9及び図10に示すように、シャーシ22の底板22aを挟んで互いに反対側に配されていることから、シャーシ22の底板22aには、これらを接続する正極側配線31及び負極側配線32を通すための配線挿通孔36が貫通形成されている。配線挿通孔36は、シャーシ22の底板22aにおける外縁部に一対配されており、詳しくは底板22aのうち鉛直方向の上側における両角部近傍にそれぞれ配されている。一対の配線挿通孔36のうち、一方(図9に示す左側、図10に示す右側)の配線挿通孔36が正極側配線31のみを挿通するのに対し、他方(図9に示す右側、図10に示す左側)の配線挿通孔36が負極側配線32のみを挿通するものとされる。一対の配線挿通孔36のうち正極側配線31専用のものは、シャーシ22の底板22aにおいて、X軸方向について正極側給電基板47側の端部に配されているのに対し、負極側配線32専用のものは、シャーシ22の底板22aにおいて、X軸方向について負極側給電基板48側の端部に配されている。
上記したLED駆動回路基板30及びLED基板25は、図9及び図10に示すように、シャーシ22の底板22aを挟んで互いに反対側に配されていることから、シャーシ22の底板22aには、これらを接続する正極側配線31及び負極側配線32を通すための配線挿通孔36が貫通形成されている。配線挿通孔36は、シャーシ22の底板22aにおける外縁部に一対配されており、詳しくは底板22aのうち鉛直方向の上側における両角部近傍にそれぞれ配されている。一対の配線挿通孔36のうち、一方(図9に示す左側、図10に示す右側)の配線挿通孔36が正極側配線31のみを挿通するのに対し、他方(図9に示す右側、図10に示す左側)の配線挿通孔36が負極側配線32のみを挿通するものとされる。一対の配線挿通孔36のうち正極側配線31専用のものは、シャーシ22の底板22aにおいて、X軸方向について正極側給電基板47側の端部に配されているのに対し、負極側配線32専用のものは、シャーシ22の底板22aにおいて、X軸方向について負極側給電基板48側の端部に配されている。
(配線保護部材及び配線保持部材)
さらには、底板22aには、配線挿通孔36の孔縁を取り囲む形の配線保護部材37が取り付けられている。配線保護部材37は、合成樹脂製とされており、配線挿通孔36の孔縁を全周にわたって覆うとともにその孔縁を表裏から挟み込むことでシャーシ22に対して取り付け状態に保持されている。配線保護部材37には、配線挿通孔36と平面に視て重畳するとともに配線挿通孔36よりも一回り小さな開口部37aが形成されており、各配線31,32はこの開口部37aを通されることで、シャーシ22の内外を行き来することができる。また、シャーシ22の底板22aには、各配線31〜33の配索経路上(シャーシ22の外縁部)に位置するとともにそこに存在する各配線31〜33を束ねた状態に保持する配線保持部材38が設けられている。配線保持部材38は、合成樹脂製で開閉可能なバンド状をなしており、各配線31〜33の配索経路においてほぼ等間隔に複数分散配置され、シャーシ22の外縁部に取り付けられている。配線保持部材38は、シャーシ22の底板22aの内面(LED基板25が配された面)側と、外面(LED駆動回路基板30が配された面)側とにそれぞれ配されている。
さらには、底板22aには、配線挿通孔36の孔縁を取り囲む形の配線保護部材37が取り付けられている。配線保護部材37は、合成樹脂製とされており、配線挿通孔36の孔縁を全周にわたって覆うとともにその孔縁を表裏から挟み込むことでシャーシ22に対して取り付け状態に保持されている。配線保護部材37には、配線挿通孔36と平面に視て重畳するとともに配線挿通孔36よりも一回り小さな開口部37aが形成されており、各配線31,32はこの開口部37aを通されることで、シャーシ22の内外を行き来することができる。また、シャーシ22の底板22aには、各配線31〜33の配索経路上(シャーシ22の外縁部)に位置するとともにそこに存在する各配線31〜33を束ねた状態に保持する配線保持部材38が設けられている。配線保持部材38は、合成樹脂製で開閉可能なバンド状をなしており、各配線31〜33の配索経路においてほぼ等間隔に複数分散配置され、シャーシ22の外縁部に取り付けられている。配線保持部材38は、シャーシ22の底板22aの内面(LED基板25が配された面)側と、外面(LED駆動回路基板30が配された面)側とにそれぞれ配されている。
(各配線)
次に、各配線31〜33についてその概略を説明する。各配線31〜33は、図9に示すように、いずれも給電回路の系統数と同数本ずつの被覆電線を有しており、一纏めに束ねられた状態でシャーシ22の外縁部に位置するよう配されている。詳しくは、各配線31〜33は、シャーシ22内においては、長辺側の側板22bと、長辺側の側板22bに隣り合うLED基板25との間に保有されるX軸方向に沿った間隙を利用して配索されるとともに、反射シート29における傾斜状をなす長辺側の立ち上がり部29bによって全域にわたって表側から覆われている(図6及び図9を参照)。各配線31〜33のうち、正極側配線31及び負極側配線32は、シャーシ22のうち図9に示す上側の外縁部に配されるのに対し、中継配線33は、シャーシ22のうち図9に示す下側、つまり正極側配線31及び負極側配線32とは反対側の外縁部に配されている。各配線31〜33の両端末には、それぞれ配線コネクタ39〜42,52,53が設けられており、これら各配線コネクタ39〜42,52,53が対応するLED駆動回路基板30の各電源基板コネクタ30a,30bまたは後述する給電基板43の各配線用給電基板コネクタ49〜51に対して嵌合接続可能とされている。以下、各配線31〜33及び各配線コネクタ39〜42,52,53について個別に詳しく説明する。
次に、各配線31〜33についてその概略を説明する。各配線31〜33は、図9に示すように、いずれも給電回路の系統数と同数本ずつの被覆電線を有しており、一纏めに束ねられた状態でシャーシ22の外縁部に位置するよう配されている。詳しくは、各配線31〜33は、シャーシ22内においては、長辺側の側板22bと、長辺側の側板22bに隣り合うLED基板25との間に保有されるX軸方向に沿った間隙を利用して配索されるとともに、反射シート29における傾斜状をなす長辺側の立ち上がり部29bによって全域にわたって表側から覆われている(図6及び図9を参照)。各配線31〜33のうち、正極側配線31及び負極側配線32は、シャーシ22のうち図9に示す上側の外縁部に配されるのに対し、中継配線33は、シャーシ22のうち図9に示す下側、つまり正極側配線31及び負極側配線32とは反対側の外縁部に配されている。各配線31〜33の両端末には、それぞれ配線コネクタ39〜42,52,53が設けられており、これら各配線コネクタ39〜42,52,53が対応するLED駆動回路基板30の各電源基板コネクタ30a,30bまたは後述する給電基板43の各配線用給電基板コネクタ49〜51に対して嵌合接続可能とされている。以下、各配線31〜33及び各配線コネクタ39〜42,52,53について個別に詳しく説明する。
(各配線コネクタ)
先に各配線コネクタ39〜42,52,53について説明する。正極側配線31における一方の端末には、図10に示すように、LED駆動回路基板30における正極側電源基板コネクタ30aに嵌合接続される正極側電源基板用配線コネクタ39が設けられている。正極側電源基板用配線コネクタ39には、図11に示すように、正極側配線31の一端側に接続された正極側配線端子部39aが内蔵されており、この正極側配線端子部39aが正極側電源基板コネクタ30a内の正極側電源端子部30cに導通接触可能とされる。これに対して、負極側配線32における一方の端末には、LED駆動回路基板30における負極側電源基板コネクタ30bに嵌合接続される負極側電源基板用配線コネクタ40が設けられている。負極側電源基板用配線コネクタ40には、負極側配線32の一端側に接続された負極側配線端子部40aが内蔵されており、この負極側配線端子部40aが負極側電源基板コネクタ30b内の負極側電源端子部30dに導通接触可能とされる。
先に各配線コネクタ39〜42,52,53について説明する。正極側配線31における一方の端末には、図10に示すように、LED駆動回路基板30における正極側電源基板コネクタ30aに嵌合接続される正極側電源基板用配線コネクタ39が設けられている。正極側電源基板用配線コネクタ39には、図11に示すように、正極側配線31の一端側に接続された正極側配線端子部39aが内蔵されており、この正極側配線端子部39aが正極側電源基板コネクタ30a内の正極側電源端子部30cに導通接触可能とされる。これに対して、負極側配線32における一方の端末には、LED駆動回路基板30における負極側電源基板コネクタ30bに嵌合接続される負極側電源基板用配線コネクタ40が設けられている。負極側電源基板用配線コネクタ40には、負極側配線32の一端側に接続された負極側配線端子部40aが内蔵されており、この負極側配線端子部40aが負極側電源基板コネクタ30b内の負極側電源端子部30dに導通接触可能とされる。
正極側配線31における他方の端末には、図9に示すように、正極側給電基板47における一方の端部に設けられた正極配線用給電基板コネクタ49に嵌合接続される正極側給電基板用正極配線コネクタ41が設けられている。この正極側給電基板用正極配線コネクタ41には、図11に示すように、正極側配線31の他端側に接続された正極側配線端子部41aが内蔵されており、この正極側配線端子部41aが正極配線用給電基板コネクタ49内の正極側給電基板端子部49aに導通接触可能とされる。これに対して、負極側配線32における他方の端末には、図9に示すように、負極側給電基板48における一方の端部に設けられた負極配線用給電基板コネクタ50に嵌合接続される負極側給電基板用負極配線コネクタ42が設けられている。この負極側給電基板用負極配線コネクタ42には、図11に示すように、負極側配線32の他端側に接続された負極側配線端子部42aが内蔵されており、この負極側配線端子部42aが負極配線用給電基板コネクタ50内の負極側給電基板端子部50aに導通接触可能とされる。
中継配線33における一方の端末には、図9に示すように、正極側給電基板47における他方の端部に設けられた中継配線用給電基板コネクタ51に嵌合接続される正極側給電基板用中継配線コネクタ52が設けられている。この正極側給電基板用中継配線コネクタ52には、図11に示すように、中継配線33の一端側に接続された第1中継配線端子部52aが内蔵されており、この第1中継配線端子部52aが中継配線用給電基板コネクタ51内の正極側給電基板端子部51aに導通接触可能とされる。中継配線33における他方の端末には、負極側給電基板48における他方の端部に設けられた中継配線用給電基板コネクタ51に嵌合接続される負極側給電基板用中継配線コネクタ53が設けられている。この負極側給電基板用中継配線コネクタ53には、図11に示すように、中継配線33の他端側に接続された第2中継配線端子部53aが内蔵されており、この第2中継配線端子部53aが中継配線用給電基板コネクタ51内の負極側給電基板端子部51bに導通接触可能とされる。
(給電基板)
ここで、給電基板43の構成について説明する。給電基板43は、図9に示すように、Y軸方向、つまりLED基板25の組の並び方向に沿って延在する板状をなす給電基板本体43aを有しており、この給電基板本体43aがLED基板25と同様に合成樹脂材料(具体的には紙フェノールまたはガラスエポキシ樹脂など)からなる。給電基板本体43aは、Y軸方向に沿って並列する全てのLED基板25を横切るとともにシャーシ22における短辺方向についての内寸よりもやや短い程度の長さ寸法を有している。給電基板本体43aのうち、その延在方向(Y軸方向)についての一方の端部(図9に示す上側の端部)には、正極配線用給電基板コネクタ49または負極配線用給電基板コネクタ50が設けられているのに対し、他方の端部(図9に示す下側の端部)には、中継配線用給電基板コネクタ51が設けられている。給電基板本体43aは、LED基板25のうちシャーシ22の長辺方向の外側の端部に対して、シャーシ22の長辺方向の中央寄りにずれた部分と平面に視て重畳する配置とされる。給電基板本体43aには、図11に示すように、その表面に金属膜(具体的には銅箔など)からなる配線パターン43bが形成されており、この配線パターン43bは、給電回路の系統数(Y軸方向に沿って並ぶLED基板25の組数)と同数が給電基板本体43a上にて互いに電気的に独立する形で配索されている。この配線パターン43bには、一端側に正極配線用給電基板コネクタ49内の正極側給電基板端子部49aまたは負極配線用給電基板コネクタ50内の負極側給電基板端子部50aが配されるのに対し、他端側に次述する給電基板側コネクタ54のカソード側端子部54bまたはアノード側端子部54aが配される第1配線パターン43b1と、一端側に給電基板側コネクタ54のアノード側端子部54aまたはカソード側端子部54bが配されるのに対し、他端側に中継配線用給電基板コネクタ51内の負極側給電基板端子部51bが配される第2配線パターン43b2とが含まれている。なお、給電基板43の基材に用いる材料としては、金属材料(例えばアルミニウムなど)を用いることも可能である。
ここで、給電基板43の構成について説明する。給電基板43は、図9に示すように、Y軸方向、つまりLED基板25の組の並び方向に沿って延在する板状をなす給電基板本体43aを有しており、この給電基板本体43aがLED基板25と同様に合成樹脂材料(具体的には紙フェノールまたはガラスエポキシ樹脂など)からなる。給電基板本体43aは、Y軸方向に沿って並列する全てのLED基板25を横切るとともにシャーシ22における短辺方向についての内寸よりもやや短い程度の長さ寸法を有している。給電基板本体43aのうち、その延在方向(Y軸方向)についての一方の端部(図9に示す上側の端部)には、正極配線用給電基板コネクタ49または負極配線用給電基板コネクタ50が設けられているのに対し、他方の端部(図9に示す下側の端部)には、中継配線用給電基板コネクタ51が設けられている。給電基板本体43aは、LED基板25のうちシャーシ22の長辺方向の外側の端部に対して、シャーシ22の長辺方向の中央寄りにずれた部分と平面に視て重畳する配置とされる。給電基板本体43aには、図11に示すように、その表面に金属膜(具体的には銅箔など)からなる配線パターン43bが形成されており、この配線パターン43bは、給電回路の系統数(Y軸方向に沿って並ぶLED基板25の組数)と同数が給電基板本体43a上にて互いに電気的に独立する形で配索されている。この配線パターン43bには、一端側に正極配線用給電基板コネクタ49内の正極側給電基板端子部49aまたは負極配線用給電基板コネクタ50内の負極側給電基板端子部50aが配されるのに対し、他端側に次述する給電基板側コネクタ54のカソード側端子部54bまたはアノード側端子部54aが配される第1配線パターン43b1と、一端側に給電基板側コネクタ54のアノード側端子部54aまたはカソード側端子部54bが配されるのに対し、他端側に中継配線用給電基板コネクタ51内の負極側給電基板端子部51bが配される第2配線パターン43b2とが含まれている。なお、給電基板43の基材に用いる材料としては、金属材料(例えばアルミニウムなど)を用いることも可能である。
(給電基板側コネクタ)
そして、給電基板本体43aのうちシャーシ22の長辺方向の外側を向いた側面からは、図12に示すように、X軸方向に沿って外向きに突出する形で給電基板側コネクタ(凸状接続部、給電側接続部)54が一体に設けられており、この給電基板側コネクタ54が次述するLED基板25に設けられたLED基板側コネクタ55に嵌合接続される。給電基板側コネクタ54は、給電基板本体43aの延在方向(Y軸方向)に沿って複数が間欠的に並んで配されており、その設置数がY軸方向に沿って並ぶLED基板25の並列数と同じ(9つ)とされるとともにその配置が各LED基板25と平面に視て重畳するものとされる。つまり、給電基板側コネクタ54は、給電基板本体43aにおける配列間隔がY軸方向に沿って並ぶLED基板25間の配列間隔とほぼ一致している。従って、嵌合作業に際しては、給電基板43を操作することで、各給電基板側コネクタ54を各LED基板25の各LED基板側コネクタ55に対して一括して嵌合させることができ、それにより作業効率が良好なものとされる。
そして、給電基板本体43aのうちシャーシ22の長辺方向の外側を向いた側面からは、図12に示すように、X軸方向に沿って外向きに突出する形で給電基板側コネクタ(凸状接続部、給電側接続部)54が一体に設けられており、この給電基板側コネクタ54が次述するLED基板25に設けられたLED基板側コネクタ55に嵌合接続される。給電基板側コネクタ54は、給電基板本体43aの延在方向(Y軸方向)に沿って複数が間欠的に並んで配されており、その設置数がY軸方向に沿って並ぶLED基板25の並列数と同じ(9つ)とされるとともにその配置が各LED基板25と平面に視て重畳するものとされる。つまり、給電基板側コネクタ54は、給電基板本体43aにおける配列間隔がY軸方向に沿って並ぶLED基板25間の配列間隔とほぼ一致している。従って、嵌合作業に際しては、給電基板43を操作することで、各給電基板側コネクタ54を各LED基板25の各LED基板側コネクタ55に対して一括して嵌合させることができ、それにより作業効率が良好なものとされる。
給電基板側コネクタ54は、図13に示すように、Y軸方向に沿って並ぶ形で分岐された一対の分岐部(枝部)56を有している。言い換えると、給電基板側コネクタ54は、その中央部が凹んだ二股状に形成されている。一対の分岐部56の並び方向は、LED基板25の板面に並行するとともにLED基板25の組における並び方向であるY軸方向と一致しており、LED基板側コネクタ55との嵌合方向であるX軸方向とは直交(交差)している。一対の分岐部56は、給電基板本体43aの側面からX軸方向に沿って突出するとともに、互いに並行している。一対の分岐部56は、給電基板本体43aからの突出寸法、及び幅寸法(Y軸方向についての寸法)が互いにほぼ同じ程度とされる。給電基板側コネクタ54には、図11に示すように、給電基板本体43a上の配線パターン43bが延長形成されており、その端部に配されたアノード側端子部54a及びカソード側端子部54bが形成されている。詳しくは、給電基板側コネクタ54をなす一対の分岐部56のうち、一方の分岐部56にアノード側端子部54aが、他方の分岐部56にカソード側端子部54bがそれぞれ形成されている。このように給電基板側コネクタ54を二股状に分岐し、一対の分岐部56間に間隔(物理的な空間)を保有させる構成とすることで、各分岐部56に形成されたアノード側端子部54aとカソード側端子部54bとの電気的な独立性を担保する上で好適となっている(図13及び図15を参照)。
(LED基板側コネクタ)
LED基板25のうちシャーシ22の長辺方向の外側の端部(X軸方向について隣り合うLED基板25側とは反対側の端部)には、図12に示すように、上記した給電基板43の給電基板側コネクタ54が嵌合接続されるLED基板側コネクタ(凹状接続部、光源基板側接続部)55が設けられている。LED基板側コネクタ55は、シャーシ22の長辺方向の中央側(図12から図14に示す右側)に向けて開口するとともに、内部に給電基板側コネクタ54が嵌合される嵌合空間ISを有しており、凸状をなす給電基板側コネクタ54を受け入れ可能な凹状をなしている。LED基板側コネクタ55と給電基板側コネクタ54との嵌合方向は、X軸方向と一致しており、LED基板側コネクタ55に対して給電基板側コネクタ54がシャーシ22の長辺方向の中央側から外側(図12から図14に示す左側)に向けて凹凸嵌合されるようになっている。なお、以下では、「前後」について記載するときは、嵌合方向を基準としており、「前側」が図12から図14に示す右側と一致し、「後側」が図12から図14に示す左側と一致している。このように給電基板43をLED基板25に対してシャーシ22における中央側から組み付ける配置構成とすれば、LED基板25とシャーシ22の長辺方向についての外縁部との間に給電基板43の配置スペースや給電基板43の嵌合ストローク分の空間を空けておく必要がなくなるから、その分だけ当該液晶表示装置10の狭額縁化を図ることができる。なお、LED基板25において、LED基板側コネクタ55と、LED基板側コネクタ55とX軸方向について隣り合う拡散レンズ27(LED24)との間には、給電基板本体43aの幅寸法と、給電基板側コネクタ54の嵌合作業に必要な嵌合ストローク(給電基板本体43aからの給電基板側コネクタ54の突出寸法)とを足し合わせた程度の間隔が空けられており、それにより給電基板43が拡散レンズ27(LED24)に干渉し難くなっている。
LED基板25のうちシャーシ22の長辺方向の外側の端部(X軸方向について隣り合うLED基板25側とは反対側の端部)には、図12に示すように、上記した給電基板43の給電基板側コネクタ54が嵌合接続されるLED基板側コネクタ(凹状接続部、光源基板側接続部)55が設けられている。LED基板側コネクタ55は、シャーシ22の長辺方向の中央側(図12から図14に示す右側)に向けて開口するとともに、内部に給電基板側コネクタ54が嵌合される嵌合空間ISを有しており、凸状をなす給電基板側コネクタ54を受け入れ可能な凹状をなしている。LED基板側コネクタ55と給電基板側コネクタ54との嵌合方向は、X軸方向と一致しており、LED基板側コネクタ55に対して給電基板側コネクタ54がシャーシ22の長辺方向の中央側から外側(図12から図14に示す左側)に向けて凹凸嵌合されるようになっている。なお、以下では、「前後」について記載するときは、嵌合方向を基準としており、「前側」が図12から図14に示す右側と一致し、「後側」が図12から図14に示す左側と一致している。このように給電基板43をLED基板25に対してシャーシ22における中央側から組み付ける配置構成とすれば、LED基板25とシャーシ22の長辺方向についての外縁部との間に給電基板43の配置スペースや給電基板43の嵌合ストローク分の空間を空けておく必要がなくなるから、その分だけ当該液晶表示装置10の狭額縁化を図ることができる。なお、LED基板25において、LED基板側コネクタ55と、LED基板側コネクタ55とX軸方向について隣り合う拡散レンズ27(LED24)との間には、給電基板本体43aの幅寸法と、給電基板側コネクタ54の嵌合作業に必要な嵌合ストローク(給電基板本体43aからの給電基板側コネクタ54の突出寸法)とを足し合わせた程度の間隔が空けられており、それにより給電基板43が拡散レンズ27(LED24)に干渉し難くなっている。
LED基板側コネクタ55は、図13から図17に示すように、内部に嵌合空間ISを有するハウジング57と、嵌合空間ISに臨む形で配される一対の端子金具58と、ハウジング57の外側面に取り付けられる固定金具59とを有してなる。ハウジング57は、合成樹脂製とされ、図13に示すように、全体としてブロック状をなすとともに、シャーシ22の長辺方向の中央側、つまり給電基板43側に向けて開口している。ハウジング57は、嵌合空間ISを取り囲むよう略角筒状をなす周壁部57aと、周壁部57aにおける嵌合方向の後端部に連なる奥壁部57bと、嵌合空間ISを一対の分岐部56に対応付けて区分する区画壁部(仕切り壁部)57cとを有しており、全体として略有底角筒状をなしている。このうち、周壁部57aは、図16に示すように、LED基板25に接する底壁部57a1と、底壁部57a1の幅方向(Y軸方向)についての両端部から立ち上がる一対の側壁部57a2と、一対の底壁部57a2の立ち上がり端同士を結ぶとともに底壁部57a1と対向状をなす天井壁部57a3とからなる。奥壁部57bは、周壁部57aと直交する壁面を有するとともに、その前側の壁面が嵌合空間ISに臨む形で配されていて給電基板側コネクタ54の嵌合深さを規制することができる。区画壁部57cは、周壁部57aにおける底壁部57a2と天井壁部57a3とにおける幅方向の略中央部同士を繋ぐ形で設けられており、その厚み寸法が給電基板側コネクタ54をなす分岐部56間の間隔よりも小さく設定されている。
ハウジング57の周壁部57aを構成する一対の側壁部57a2には、図15及び図17に示すように、固定金具59を取り付けるための金具取付溝部57a4がそれぞれ形成されている。固定金具59は、図15に示すように、断面形状がL字型をなしており、側壁部57a2に並行する金具本体59aと、金具本体59aの端部からY軸方向に沿って外向きに突出するとともにLED基板25に接する固定部59bとを有してなる。このうち金具本体59aが金具取付溝部57a4に圧入されるのに対し、固定部59bがLED基板25に対して半田付けされることで、LED基板側コネクタ55をLED基板25に対して取り付け状態に固定することができる。
端子金具58は、金属製とされており、図14に示すように、底壁部57a1、奥壁部57b及び天井壁部57a3の各壁面に沿って延在するよう途中で屈曲された端子本体58aを有している。端子本体58aは、一端側が嵌合空間IS内に配されるとともに給電基板側コネクタ54に導通接触される給電基板側接触部58bとされるのに対し、他端側が嵌合空間IS外に配されるとともにLED基板25の配線パターン25bの端部に導通接触されるパターン側接触部58cとされる。給電基板側接触部58bは、端子本体58aのうち天井壁部57a3に沿う部分を前端位置にて後側(図14に示す左側)に折り返すよう屈曲させることで、断面形状が山形をなしており、弾性変形可能とされている。給電基板側接触部58bは、端子本体58aのうち底壁部57a1に沿う部分との間で給電基板側コネクタ54(分岐部56)を弾性的に挟持することが可能とされる。これら給電基板側接触部58bと、端子本体58aのうち底壁部57a1に沿う部分との間に有される空間が、給電基板側コネクタ54を嵌合可能な嵌合空間ISとされる。ハウジング57に収容される一対の端子金具58のうち、一方の端子金具58は、図11に示すように、LED基板25上に形成された配線パターン25bのアノード側の端部に接続されるアノード側端子金具58Aとされるのに対し、他方の端子金具58は、配線パターン25bのカソード側の端部に接続されるカソード側端子金具58Bとされる。なお、LED基板25の配線パターン25bは、LED基板25の長辺方向(X軸方向)に沿って延在するとともに折り返し状をなしており、詳しくはLED基板側コネクタ55のアノード側端子金具58Aとの接続箇所を起点にして延在する部分が隣り合うLED24を横切るとともに各LED24のアノード側端子及びカソード側端子(共に図示は省略する)に接続されることで、これらLED24群を直列接続し、LED基板25におけるLED基板側コネクタ55とは反対側の端部に達したところで折り返されてからLED基板側コネクタ55のカソード側端子金具58Bへ向けて直線的に延在する形態とされている。
(側壁部と分岐部との関係)
ところで、ハウジング57の周壁部57aを構成する一対の側壁部57a2は、図16に示すように、それぞれ嵌合空間ISに対してY軸方向について隣接する配置とされるとともに、その厚み寸法が区画壁部57cと同じ程度、つまり給電基板側コネクタ54をなす一対の分岐部56間の間隔よりも小さく設定されている。側壁部57a2の厚み寸法と、一対の分岐部56間の間隔とをこのような関係とすることで、ハウジング57の機械的強度を十分に担保しつつもLED基板側コネクタ55におけるY軸方向についての大きさを小型化することができるとともに、各分岐部56に形成されたアノード側端子部54aとカソード側端子部54bとの電気的な独立性を良好に保つことができる。ところが、側壁部57a2の厚み寸法が一対の分岐部56間の間隔よりも相対的に小さくなると、次の問題が生じることが懸念される。すなわち、LED基板側コネクタ55に対して給電基板側コネクタ54を嵌合する作業を行う際に、給電基板側コネクタ54が正規の位置からY軸方向について位置ずれした場合でも、一対の分岐部56間に側壁部57a2が入り込むことが可能とされているため、位置ずれした状態での嵌合が許容されるおそれがある。仮に、位置ずれした状態での嵌合が許容されると、一方の分岐部56がハウジング57の嵌合空間ISに嵌合されるのに対して、他方の分岐部56が嵌合されることなくハウジング57に対してY軸方向について外側に配される、といった事態が生じて接続不良となるおそれがあった。
ところで、ハウジング57の周壁部57aを構成する一対の側壁部57a2は、図16に示すように、それぞれ嵌合空間ISに対してY軸方向について隣接する配置とされるとともに、その厚み寸法が区画壁部57cと同じ程度、つまり給電基板側コネクタ54をなす一対の分岐部56間の間隔よりも小さく設定されている。側壁部57a2の厚み寸法と、一対の分岐部56間の間隔とをこのような関係とすることで、ハウジング57の機械的強度を十分に担保しつつもLED基板側コネクタ55におけるY軸方向についての大きさを小型化することができるとともに、各分岐部56に形成されたアノード側端子部54aとカソード側端子部54bとの電気的な独立性を良好に保つことができる。ところが、側壁部57a2の厚み寸法が一対の分岐部56間の間隔よりも相対的に小さくなると、次の問題が生じることが懸念される。すなわち、LED基板側コネクタ55に対して給電基板側コネクタ54を嵌合する作業を行う際に、給電基板側コネクタ54が正規の位置からY軸方向について位置ずれした場合でも、一対の分岐部56間に側壁部57a2が入り込むことが可能とされているため、位置ずれした状態での嵌合が許容されるおそれがある。仮に、位置ずれした状態での嵌合が許容されると、一方の分岐部56がハウジング57の嵌合空間ISに嵌合されるのに対して、他方の分岐部56が嵌合されることなくハウジング57に対してY軸方向について外側に配される、といった事態が生じて接続不良となるおそれがあった。
(本実施形態の要部に係る構成についての説明)
そこで、本実施形態に係るLED基板側コネクタ55には、図13に示すように、LED基板側コネクタ55に対して給電基板側コネクタ54がY軸方向について正常ではない位置関係にあった場合(位置ずれした場合)に嵌合を規制する規制部60が設けられている。詳しくは、規制部60は、LED基板側コネクタ55に対してY軸方向、つまり給電基板側コネクタ54をなす一対の分岐部56の並び方向について外側に隣接する形で配されている。これにより、一対の分岐部56に、LED基板側コネクタ55の嵌合空間ISに嵌合され得る分岐部56と、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部56とが生じた場合には、規制部60が嵌合されない分岐部56に干渉することで、給電基板側コネクタ54の嵌合を規制することができる。以下、規制部60の構成について詳しく説明する。
そこで、本実施形態に係るLED基板側コネクタ55には、図13に示すように、LED基板側コネクタ55に対して給電基板側コネクタ54がY軸方向について正常ではない位置関係にあった場合(位置ずれした場合)に嵌合を規制する規制部60が設けられている。詳しくは、規制部60は、LED基板側コネクタ55に対してY軸方向、つまり給電基板側コネクタ54をなす一対の分岐部56の並び方向について外側に隣接する形で配されている。これにより、一対の分岐部56に、LED基板側コネクタ55の嵌合空間ISに嵌合され得る分岐部56と、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部56とが生じた場合には、規制部60が嵌合されない分岐部56に干渉することで、給電基板側コネクタ54の嵌合を規制することができる。以下、規制部60の構成について詳しく説明する。
(規制部)
規制部60は、図16及び図17に示すように、ハウジング57に一体形成されており、ハウジング57のうち嵌合空間ISに臨む内側面とは反対側の外側面からY軸方向に沿って外向き(嵌合空間IS側とは反対向き)に突出する形態とされる。規制部60は、ハウジング57における一対の外側面にそれぞれ設けられており、LED基板側コネクタ55に対してY軸方向について両側に隣接する形で一対配されている。一対の規制部60は、ハウジング57を構成する周壁部57aにおける一対の側壁部57a2の各外側面にそれぞれ連なる形で設けられている。規制部60は、全体として略直方体状(略ブロック状)をなしており、各外面がX軸方向、Y軸方向またはZ軸方向に並行するほぼ真っ直ぐな形状とされている。特に、規制部60における前端面60aは、Y軸方向及びZ軸方向に並行する面となっている。規制部60は、ハウジング57においてX軸方向(前後方向)について前端部(固定金具59よりも前側部分)に配されており、その前端面60aがハウジング57の前端面と略面一状をなしている。従って、嵌合に際して、LED基板側コネクタ55の嵌合空間ISに嵌合され得る分岐部56と、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部56とが生じた場合、嵌合され得る分岐部56が嵌合空間ISに入る手前の段階で、嵌合されない分岐部56が規制部60に干渉することで嵌合が規制されるようになっている。
規制部60は、図16及び図17に示すように、ハウジング57に一体形成されており、ハウジング57のうち嵌合空間ISに臨む内側面とは反対側の外側面からY軸方向に沿って外向き(嵌合空間IS側とは反対向き)に突出する形態とされる。規制部60は、ハウジング57における一対の外側面にそれぞれ設けられており、LED基板側コネクタ55に対してY軸方向について両側に隣接する形で一対配されている。一対の規制部60は、ハウジング57を構成する周壁部57aにおける一対の側壁部57a2の各外側面にそれぞれ連なる形で設けられている。規制部60は、全体として略直方体状(略ブロック状)をなしており、各外面がX軸方向、Y軸方向またはZ軸方向に並行するほぼ真っ直ぐな形状とされている。特に、規制部60における前端面60aは、Y軸方向及びZ軸方向に並行する面となっている。規制部60は、ハウジング57においてX軸方向(前後方向)について前端部(固定金具59よりも前側部分)に配されており、その前端面60aがハウジング57の前端面と略面一状をなしている。従って、嵌合に際して、LED基板側コネクタ55の嵌合空間ISに嵌合され得る分岐部56と、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部56とが生じた場合、嵌合され得る分岐部56が嵌合空間ISに入る手前の段階で、嵌合されない分岐部56が規制部60に干渉することで嵌合が規制されるようになっている。
規制部60は、図13及び図16に示すように、ハウジング57の側壁部57a2における外側面からのY軸方向についての突出寸法が、一対の分岐部56間の間隔から側壁部57a2の厚み寸法を差し引いて得られる差分寸法よりも大きくなっている。これにより、給電基板側コネクタ54がY軸方向について位置ずれした場合、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部56が確実に規制部60に突き当たるようになっている。規制部60は、上記突出寸法から上記差分寸法を差し引いて得られる第2の差分寸法が、分岐部56の幅寸法より小さくなっており、具体的には例えば約1/3とされる。これにより、規制部60による嵌合規制機能を十分に得つつも、規制部60の突出寸法を極力小さく保つことでLED基板側コネクタ55の小型化を図るとともにハウジング57に使用する樹脂量(材料使用量)を削減して製造コストの低廉化を図ることができる。
規制部60は、図16及び図17に示すように、Z軸方向(高さ方向)についてハウジング57の中央位置よりもLED基板25寄りの位置に配されており、嵌合空間ISとZ軸方向について重なり合う位置関係を有している。規制部60は、Z軸方向についての中心位置が嵌合空間ISにおける同中心位置とほぼ一致しており、同心状に配されている。その上で、規制部60におけるZ軸方向についての寸法(高さ寸法)は、嵌合空間ISにおける同寸法よりも大きなものとされている。従って、規制部60におけるZ軸方向についての両端部は、それぞれ嵌合空間ISよりもZ軸方向について外側に配されており、嵌合空間ISからの突出量が互いにほぼ等しくなっている。以上により、給電基板側コネクタ54がY軸方向について位置ずれした場合、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部56が規制部60に対してZ軸方向についてほぼ全域にわたって突き当たるようになっており、さらには給電基板側コネクタ54がZ軸方向について位置ずれした場合でも、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部56が規制部60に対して突き当たるようになっている。
上記した構成の規制部60は、図9及び図12に示すように、シャーシ22内においてY軸方向に沿って並んで配された複数(9つ)のLED基板側コネクタ55の全てに一対ずつ設けられている。従って、シャーシ22内においてY軸方向に沿って並んで配された複数のLED基板側コネクタ55のうち、その並び方向についての両端に配された一対のLED基板側55にも規制部60が設けられている、と言える。
(本実施形態の要部に係る作用及び効果についての説明)
上記した構成を有するバックライト装置12を組み付けるに際しては、まず、シャーシ22内にLED24が実装された各LED基板25を収容するとともに、所定の位置に位置合わせしつつ基板保持部材28(第1基板保持部材)によって各LED基板25を底板22aに対して取り付け状態に保持する(図7及び図8を参照)。なお、配線保護部材37については、予めシャーシ22の配線挿通孔36の孔縁に取り付けるようにしておく。
上記した構成を有するバックライト装置12を組み付けるに際しては、まず、シャーシ22内にLED24が実装された各LED基板25を収容するとともに、所定の位置に位置合わせしつつ基板保持部材28(第1基板保持部材)によって各LED基板25を底板22aに対して取り付け状態に保持する(図7及び図8を参照)。なお、配線保護部材37については、予めシャーシ22の配線挿通孔36の孔縁に取り付けるようにしておく。
シャーシ22内に全てのLED基板25を取り付け終えたら、続いて給電基板43の組み付け作業を行う。一対の給電基板43のうち、正極側給電基板47については、各給電基板側コネクタ54を各正極側LED基板34の各LED基板側コネクタ55に、負極側給電基板48については、各給電基板側コネクタ54を各負極側LED基板35の各LED基板側コネクタ55にそれぞれ嵌合接続する。嵌合に際しては、図18及び図19に示すように、給電基板43を、各LED基板側コネクタ55群に対してシャーシ22の長辺方向についての中央側に一旦配置し、給電基板43が有する各給電基板側コネクタ54を、各LED基板側コネクタ55に対してY軸方向及びZ軸方向について位置合わせしつつ、給電基板43をX軸方向に沿って外向きにスライドさせる。このとき、各給電基板側コネクタ54を構成する各分岐部56が、各LED基板側コネクタ55の各嵌合空間ISに全て整合していれば、図13から図15に示すように、各分岐部56が各LED基板側コネクタ55の各嵌合空間ISに一括して嵌合される。このように、給電基板43の組み付け作業を行うことで、Y軸方向に沿って並んだLED基板側コネクタ55群に対して同様に並列する給電基板側コネクタ54群を一纏めにして嵌合させることができるから、作業効率が極めて良好なものとなっている。この嵌合時には、各分岐部56は、各端子金具58の給電基板側接触部58bと端子本体58aのうち底壁部57a1に沿う部分との間にそれぞれ弾性的に挟持される。この状態では、給電基板側コネクタ54を構成する一対の分岐部56のうち、一方の分岐部56に形成されたアノード側端子部54aが、一対の端子金具58のうちのアノード側端子金具58Aに、他方の分岐部56に形成されたカソード側端子部54bが、一対の端子金具58のうちのカソード側端子金具58Bにそれぞれ弾性接触されることで、それぞれの導通が図られる。
上記した給電基板43の組み付け作業を行うに際しては、給電基板43が有する各給電基板側コネクタ54を、各LED基板側コネクタ55に対してY軸方向及びZ軸方向について位置合わせする必要があるのだが、常に正確に位置合わせできるとは限らず、位置関係が正常でないまま嵌合作業を行う場合もあり得る。特に、給電基板側コネクタ54は、Y軸方向に沿って複数並んで配されるとともに、給電基板側コネクタ54を構成する一対の分岐部56の並び方向もY軸方向と一致していることから、各分岐部56を各給電基板側コネクタ54の各嵌合空間ISに対してY軸方向について整合させるのが難しくなっており、給電基板43がY軸方向について位置ずれしたまま嵌合作業を行う事態が生じ易くなっている。
例えば、給電基板43の各給電基板側コネクタ54が各LED基板側コネクタ55に対してY軸方向について図18に示す上側に位置ずれし、同図下側の分岐部56が、同図上側の嵌合空間ISに対して整合するものの、同図上側の分岐部56が、嵌合空間ISとは整合せずにLED基板側コネクタ55に対してY軸方向について同図上側の外部に配置された場合には、嵌合作業を進行させると、図20及び図21に示すように、嵌合されない図20に示す上側の分岐部56(図21に示す右側の分岐部56)が、図20に示す上側の規制部60に突き当たることで、嵌合動作が規制される。上記とは逆に、給電基板43の各給電基板側コネクタ54が各LED基板側コネクタ55に対してY軸方向について図18に示す下側に位置ずれし、同図上側の分岐部56が、同図下側の嵌合空間ISに対して整合するものの、同図下側の分岐部56が、嵌合空間ISとは整合せずにLED基板側コネクタ55に対してY軸方向について同図下側の外部に配置された場合には、嵌合作業を進行させると、図20及び図21に示すように、嵌合されない図20に示す下側の分岐部56(図21に示す左側の分岐部56)が、図20に示す下側の規制部60に突き当たることで、嵌合動作が規制される。このように、LED基板側コネクタ55には、Y軸方向について両側に隣接する形で一対の規制部60が設けられているから、給電基板43がY軸方向について一方側と他方側とのどちらに位置ずれした場合でも、一対の規制部60のいずれかが嵌合されない分岐部56に干渉して嵌合を規制することができる。なお、図20及び図21では、給電基板43がY軸方向について図20に示す上側(図21に示す右側)に位置ずれした場合を実線で図示しているが、給電基板43がY軸方向について図20に示す下側(図21に示す左側)に位置ずれした場合については、二点鎖線にて図示している。
この規制部60は、図20に示すように、嵌合されない分岐部56が突き当たる前端面60aがLED基板側コネクタ55の前端位置と一致していることから、嵌合され得る分岐部56が嵌合空間ISに入る手前の段階で嵌合動作を規制することができる。これにより、嵌合され得る分岐部56の一部(先端部)が嵌合空間ISに嵌合される、いわゆる半嵌合状態が生じるのが回避されるので、作業者は嵌合が正常に行われなかったことを容易に判別することができる。しかも、規制部60は、Y軸方向に沿って並列する複数のLED基板側コネクタ55における全てに設けられていることから、給電基板43がY軸方向について位置ずれした場合には、各給電基板側コネクタ54における嵌合されない分岐部56の全てが、各LED基板側コネクタ55の各規制部60に対して干渉するようになっており、各規制部60(各分岐部56)に作用する応力(衝撃)を緩和することができる。これにより、各規制部60(各分岐部56)が損傷を受け難くなるとともに、嵌合規制機能をより確実に発揮させることができる。上記のように作業者が誤嵌合が生じたと判別した場合には、改めて嵌合作業を行うことで、各給電基板側コネクタ54を、各LED基板側コネクタ55に対して正常に嵌合させることができる。なお、次述する各配線31〜33の組み付け作業を上記した給電基板43の組み付け作業に先立って行うことも可能である。
一方、各配線31〜33については、予めワイヤハーネス化しておき、その端末に各配線コネクタ39〜42,52,53をそれぞれ設けるようにしておく。ワイヤハーネス化した配線31〜33の束は、全体をシャーシ22内に収容するものの、正極側配線31及び負極側配線33に接続された各電源基板用配線コネクタ39,40についてはそれぞれ対応する各配線挿通孔36を通してシャーシ22の裏側外部へと導出させておく(図10を参照)。シャーシ22内において、各配線31〜33の束をシャーシ22の各長辺側の外縁部に沿って配索したら、その配索経路上に配された配線保持部材38によって配線31〜33の束を保持するとともに、その束から各給電基板用正極配線コネクタ41,42及び各給電基板用中継配線コネクタ52,53を対応する各給電基板47,48側に引き出しておく(図9参照)。そして、引き出した正極側給電基板用正極配線コネクタ41を、正極側給電基板47の正極配線用給電基板コネクタ49に、負極側給電基板用正極配線コネクタ42を、負極側給電基板48の負極配線用給電基板コネクタ50に、正極側給電基板用中継配線コネクタ52を、正極側給電基板47の中継配線用給電基板コネクタ51に、負極側給電基板用中継配線コネクタ53を、負極側給電基板48の中継配線用給電基板コネクタ51に対してそれぞれ嵌合接続する(図9参照)。なお、上記した作業の手順は適宜に変更可能であり、例えば各コネクタ39〜42,52,53の嵌合作業を行ってから、配線保持部材38による配線31〜33の保持を行うようにしても構わない。
図9に示すように、給電基板43の組み付け作業、及びシャーシ22内における各配線31〜33の配索作業(各コネクタ39〜42,52,53の嵌合作業)を終えたら、続いてシャーシ22内に反射シート29を敷設する作業を行う。このとき、反射シート29の底部29aにおける各レンズ挿通孔に各拡散レンズ27(LED24)を位置合わせしつつ挿通させるとともに、各延出部29cを各受け板22cに載せるようにする。反射シート29を敷設すると、給電基板43、LED基板側コネクタ55及び各配線31〜33などが反射シート29によって覆われる。このため、反射シート29の敷設作業を行った後には、各給電基板側コネクタ54及び各LED基板側コネクタ55を作業者が外部から目視により確認することができなくなる。その点、本実施形態では、給電基板43の組み付け作業を行う際に、給電基板側コネクタ54をなす一方の分岐部56がLED基板側コネクタ55の嵌合空間ISに嵌合されるものの、他方の分岐部56が嵌合空間ISに嵌合されない、という誤嵌合が規制部60によって防がれているから、反射シート29を敷設した後に例えば通電検査などによって初めて誤嵌合が発覚するといった事態を防ぐことができる。これにより、作業効率及び生産性に極めて優れる。
反射シート29を敷設したら、続いて基板保持部材(第2基板保持部材)28を取り付けることで、底部22aをLED基板25と共にシャーシ22の底板22aに対して共締めする。その後、シャーシ22の光出射部を覆うようにして各光学部材23を延出部29c上に載置する。なお、シャーシ22の裏側の組み付けに関しては、図10に示すように、底板22aの裏側における所定の位置にLED駆動回路基板30を取り付けるとともに、その正極側電源基板コネクタ30aに対して正極側配線31の端末に配された正極側電源基板用配線コネクタ39を、負極側電源基板コネクタ30bに対して負極側配線32の端末に配された負極側電源基板用配線コネクタ40をそれぞれ嵌合接続する。このようにしてバックライト装置12が製造される。バックライト装置12には、フレーム26、液晶パネル11及びベゼル13が順次に組み付けられることで、液晶表示装置10が製造される。
上記のようにして製造された液晶表示装置10の電源をONすると、バックライト装置12に備えられたLED駆動回路基板30から各LED基板25に電力が供給されることで、各LED24が点灯されるとともに、図示しない表示制御回路基板により液晶パネル11の駆動が制御され、それにより液晶パネル11の表示面に所定の画像が表示されるようになっている。ここで、LED基板25の給電回路の作用に関して詳しく説明する。
LED駆動回路基板30から出力される駆動電力は、図11に示すように、正極側配線31及び正極側給電基板47を介して正極側LED基板34に供給されてから、正極側給電基板47、中継配線33及び負極側給電基板48を介して同じ組をなす負極側LED基板35に供給される。つまり、同じ組をなす正極側LED基板34及び負極側LED基板35に複数ずつ実装された各LED24は、互いに直列接続されているので、供給される電圧の値に応じてほぼ同一の輝度にて点灯される。そして、本実施形態におけるバックライト装置12においては、LED基板25の組毎に給電回路が独立していることから、各組毎に供給する電圧の大きさを自由に設定することが可能とされる。なお、全ての組において供給する電圧の大きさを異ならせて、各組毎にLED24の輝度を異ならせることができ、また複数の組毎に供給する電圧の大きさ並びにその組に属するLED24の輝度を異ならせることができ、さらには全ての組において電圧の大きさ並びにLED24の輝度を同一にすることもできる。
以上説明したように本実施形態のバックライト装置(照明装置)12は、LED(光源)24と、LED24が設けられるLED基板(光源基板)25と、LED24に給電するための給電部材43と、LED基板25と給電部材43とのうちの一方側に設けられ、内部に嵌合空間ISを有する凹状接続部であるLED基板側コネクタ55と、LED基板25と給電部材43とのうちの他方側に設けられ、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55の嵌合空間ISに嵌合されることで電気的な接続が図られるとともに、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55に対する嵌合方向と交差する方向に沿って並ぶ形で複数に分岐された分岐部(枝部)56を有する凸状接続部である給電基板側コネクタ54と、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55に設けられ、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55に対して分岐部56の並び方向について隣接する形で配されることで、複数の分岐部56に、嵌合空間ISに嵌合され得る分岐部56と嵌合されない分岐部56とが生じた場合に、嵌合されない分岐部56に干渉することで凸状接続部である給電基板側コネクタ54の嵌合を規制する規制部60と、を備える。
LED基板25に設けられているLED24に給電部材43から給電するには、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55の嵌合空間ISに凸状接続部である給電基板側コネクタ54をなす複数の分岐部56を嵌合させる。ここで、複数の分岐部56が全て凹状接続部であるLED基板側コネクタ55の嵌合空間ISに嵌合されれば、凸状接続部である給電基板側コネクタ54が凹状接続部であるLED基板側コネクタ55に対して正常に電気的に接続されるので、給電部材43からLED基板25のLED24に正常に給電がなされ、もってLED24を点灯させることができる。一方、例えば、凸状接続部である給電基板側コネクタ54と凹状接続部であるLED基板側コネクタ55とが複数の分岐部56の並び方向について位置ずれしており、複数の分岐部56に、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55の嵌合空間ISに嵌合され得る分岐部56と嵌合されない分岐部56とが生じた場合には、凸状接続部である給電基板側コネクタ54と凹状接続部であるLED基板側コネクタ55との電気的な接続が不完全なものとなるおそれがある。このような場合でも、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55には、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55に対して分岐部56の並び方向について隣接する形で規制部60が設けられているので、この規制部60が凹状接続部であるLED基板側コネクタ55の嵌合空間ISに嵌合されない分岐部56に干渉することで、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55に対する凸状接続部である給電基板側コネクタ54の嵌合を規制することができる。嵌合が規制されることをもって作業者は嵌合が正常に行われなかったと判別することができるので、改めて嵌合作業を行って正常な嵌合を図ることができる。これにより、凸状接続部である給電基板側コネクタ54と凹状接続部であるLED基板側コネクタ55とに接続不良が生じるのを防ぐことができる。しかも、規制部60は、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55に設けられているから、仮に凸状接続部である給電基板側コネクタ54に設けた場合に比べると、規制部60の配置の自由度が高くなっている。本実施形態によれば、接続不良を防止することができる。
また、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55は、嵌合空間ISを取り囲む形の周壁部57aを有しており、複数の分岐部56は、隣り合う分岐部56間の間隔が、周壁部57aの厚みよりも大きくなるよう配されている。このように、隣り合う分岐部56間の間隔が、周壁部57aの厚みよりも大きくなると、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部56が生じた場合に、嵌合されない分岐部56と嵌合され得る分岐部56との間に周壁部57aが入り込むことで、嵌合が許容されるおそれがあるものの、上記した規制部60が嵌合されない分岐部56に干渉することで、嵌合を規制して接続不良を防ぐことができる。ところで、複数の分岐部56は、隣り合う分岐部56間の間隔が大きくなるほど、各分岐部56の電気的な独立性を保つ上で有利となる傾向にある。その一方、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55が有する周壁部57aは、その厚みが小さくなるほど凹状接続部であるLED基板側コネクタ55を小型に保つ観点から優れる。従って、上記したように隣り合う分岐部56間の間隔を、周壁部57aの厚みよりも大きくすることで、複数の分岐部56の電気的な独立性を十分に確保しつつ、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55を小型に保つことができる。
また、複数の分岐部56は、LED基板25の板面に沿って並ぶ形で配され、LED基板25は、分岐部56の並び方向に沿って複数が並んで配されるとともにそれぞれがLED基板側コネクタ(光源基板側接続部)55を有しているのに対し、給電部材43は、LED基板25の並び方向に沿って延在するとともにLED基板側コネクタ55に対して嵌合される給電基板側コネクタ(給電側接続部)54を複数、LED基板25の並び方向に沿って並ぶ形で有しており、LED基板側コネクタ55と給電基板側コネクタ54とのうちの一方側が凹状接続部とされ、他方側が凸状接続部である給電基板側コネクタ54とされているのに対し、規制部60は、複数の凹状接続部であるLED基板側コネクタ55の少なくともいずれか1つに設けられている。このようにすれば、複数のLED基板25の並び方向に沿って延在する給電部材43は、LED基板25の並び方向に沿って並ぶ形の複数の給電基板側コネクタ54を有しているから、例えば給電部材43を複数のLED基板25に対して組み付けることで、複数の給電基板側コネクタ54を複数のLED基板側コネクタ55に対して一括して嵌合させることができる。これにより、作業効率が良好なものとなる。そして、嵌合に際しては、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55及び凸状接続部である給電基板側コネクタ54がそれぞれ複数ずつ並んで配されるため、凸状接続部である給電基板側コネクタ54をなす複数の分岐部56を凹状接続部であるLED基板側コネクタ55の嵌合空間ISに的確に嵌合させるのが難しくなる傾向にあるものの、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55の嵌合空間ISに嵌合されない分岐部56が生じた場合には、その分岐部56に対して複数の凹状接続部であるLED基板側コネクタ55の少なくともいずれか1つに設けられた規制部60が干渉することで、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55に対する凸状接続部である給電基板側コネクタ54の嵌合を規制して接続不良を防止することができる。
また、規制部60は、複数の凹状接続部であるLED基板側コネクタ55のうち、少なくともLED基板25の並び方向について両端に位置する一対の凹状接続部であるLED基板側コネクタ55にそれぞれ設けられている。このようにすれば、嵌合に際して、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55の嵌合空間ISに嵌合されない分岐部56が生じた場合には、その分岐部56に対して少なくともLED基板25の並び方向について両端に位置する一対の凹状接続部であるLED基板側コネクタ55に設けられた規制部60が干渉する。仮に、複数の凹状接続部であるLED基板側コネクタ55のうち中央側に配されたものにのみ規制部60を設けた場合に比べると、LED基板25の並び方向に沿って延在する給電部材43に撓みや反りが生じたときでも、規制部60の嵌合規制機能をより確実に発揮させることができる。これにより、接続不良をより確実に防止することができる。
また、規制部60は、複数の凹状接続部であるLED基板側コネクタ55の全てに設けられている。このようにすれば、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55に対する凸状接続部である給電基板側コネクタ54の嵌合をさらに確実に規制することができる。
また、LED基板側コネクタ55が凹状接続部とされ、給電基板側コネクタ54が凸状接続部とされている。このようにすれば、給電部材43を複数のLED基板25に対して組み付ける際に、複数のLED基板25が有する複数の凹状接続部であるLED基板側コネクタ55に対して、給電部材43が有する複数の凸状接続部である給電基板側コネクタ54が嵌合されることになるから、嵌合をより円滑に行うことができ、組み付けに係る作業性に一層優れる。
また、規制部60は、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55に対して分岐部56の並び方向について両側に隣接する形で一対設けられている。このようにすれば、凸状接続部である給電基板側コネクタ54と凹状接続部であるLED基板側コネクタ55とが分岐部56の並び方向について一方側と他方側とのどちらに位置ずれしていた場合でも、一対の規制部60のいずれかが嵌合空間ISに嵌合されない分岐部56に干渉することで、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55に対する凸状接続部である給電基板側コネクタ54の嵌合を規制することができる。
また、規制部60は、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55において嵌合方向についての前端位置に配されている。このようにすれば、複数の分岐部56に凹状接続部であるLED基板側コネクタ55の嵌合空間ISに嵌合されない分岐部56が生じた場合、凸状接続部である給電基板側コネクタ54を凹状接続部であるLED基板側コネクタ55に対して嵌合する初期段階において、規制部60が嵌合空間ISに嵌合されない分岐部56に干渉することで、嵌合を規制することができる。これにより、嵌合空間ISに嵌合され得る分岐部56が嵌合空間ISの途中まで嵌合されることが避けられるから、作業者は嵌合が正常に行われなかったのをより容易に判別することができ、作業効率に一層優れる。
また、凸状接続部である給電基板側コネクタ54は、給電基板43に設けられるのに対し、凹状接続部であるLED基板側コネクタ55は、LED基板25に設けられるとともに、嵌合空間ISを取り囲む形の周壁部57aを有するハウジング57と、ハウジング57に設けられていて凸状接続部である給電基板側コネクタ54に接触されることでLED基板25と給電基板43とを電気的に接続する端子金具58とを有してなり、規制部60は、ハウジング57に一体形成されている。このようにすれば、規制部60をハウジング57に一体形成しているので、規制部60に分岐部56が干渉した場合でも、干渉に伴う応力がLED基板25と給電基板43とを電気的に接続する端子金具58に直接的に作用するのを避けることができる。従って、LED基板25や凹状接続部であるLED基板側コネクタ55に対する端子金具58の接続状態に悪影響が及び難くなっている。また、仮に規制部60を端子金具58に一体形成した場合に比べると、規制部60を配置する上での自由度が高くなっている。
また、規制部60は、ハウジング57の周壁部57aのうち嵌合空間ISに対して分岐部56の並び方向に沿って並ぶ側壁部57a2における嵌合空間IS外に臨む面(外側面)から外向きに突き出す形態で設けられている。このようにすれば、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部56が生じた場合、規制部60が嵌合空間ISに対して分岐部56の並び方向に沿って並ぶ側壁部57a2における嵌合空間IS外に臨む面から外向きに突き出す形態とされているから、嵌合されない分岐部56が規制部60に対してより確実に干渉し、接続不良をより確実に防ぐことができる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図22または図23によって説明する。この実施形態2では、規制部160の形状を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態2を図22または図23によって説明する。この実施形態2では、規制部160の形状を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る規制部160は、図22及び図23に示すように、LED基板側コネクタ155において、LED基板125におけるLED(図示せず)の設置面から立ち上がる形で設けられている。詳しくは、規制部160は、LED基板側コネクタ155を構成するハウジング157の各側壁部157a2におけるLED基板125側(図23に示す下側)の端部からY軸方向(LED基板125の板面)に沿って外向きに延出する規制基部61と、各規制基部61の延出先端部からZ軸方向に沿って表側、つまりLED基板125側とは反対側に向けて突出する規制突部62とを有してなる。従って、規制部160は、全体として正面から視て略L字型をなしている。規制突部62は、規制基部61の延出寸法分だけ側壁部157a2の外側面からY軸方向について外側に離間した位置に配されている。規制基部61の延出寸法は、一対の分岐部156間の間隔から側壁部157a2の厚み寸法を差し引いて得られる差分寸法よりも大きなものとされている。これにより、給電基板側コネクタ154がY軸方向について位置ずれした場合、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部156が確実に規制部160の規制突部62に突き当たるようになっている。規制突部62は、その突出先端位置がZ軸方向について嵌合空間ISよりも高い位置に配されており、全域にわたって嵌合空間ISとZ軸方向について重なり合う位置関係を有している。この規制部160は、規制突部62に加えてLED基板125におけるLEDの設置面に沿って延出する規制基部61を有していることから、Z軸方向についての形成範囲が上記した実施形態1に記載した規制部60よりもLED基板125側に拡張されている。これにより、嵌合作業を行う際に、給電基板側コネクタ154がLED基板側コネクタ155に対してY軸方向及びZ軸方向についてそれぞれ位置ずれし、Z軸方向について正規位置よりも裏側、つまりLED基板125寄りに片寄った姿勢とされた場合でも、分岐部156が主に規制基部61に干渉することでその嵌合が規制されるようになっている。この給電基板側コネクタ154は、シャーシ122及びLED基板125に対して表側からLED基板側コネクタ155に対して嵌合されることから、その先端部をLED基板125寄りに傾けた姿勢とされがちであることから、上記のように規制基部61を設けることで、嵌合規制機能をより確実に発揮させることができて有用である。
以上説明したように本実施形態によれば、凸状接続部である給電基板側コネクタ154は、給電部材143に設けられるのに対して、凹状接続部であるLED基板側コネクタ155は、LED基板125におけるLEDの設置面に設けられており、規制部160は、凹状接続部であるLED基板側コネクタ155において、LED基板125におけるLEDの設置面から立ち上がる形で設けられている。このようにすれば、給電部材143に設けられた凸状接続部である給電基板側コネクタ154を、LED基板125におけるLEDに設置面に設けられた凹状接続部であるLED基板側コネクタ155に嵌合する際に、凸状接続部である給電基板側コネクタ154が凹状接続部であるLED基板側コネクタ155の嵌合空間ISに対してLED基板125寄りに片寄った姿勢で嵌合されようとした場合でも、規制部160が凹状接続部であるLED基板側コネクタ155において、LED基板125におけるLEDの設置面から立ち上がる形で設けられているから、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部156がより確実に規制部160に干渉されるようになっている。これにより、接続不良をより確実に防ぐことができる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を図24から図26によって説明する。この実施形態3では、規制部260を端子金具258に設けたものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態3を図24から図26によって説明する。この実施形態3では、規制部260を端子金具258に設けたものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る端子金具258は、図25及び図26に示すように、ハウジング257における天井壁部257a3の内壁面に沿って延在するとともに側壁部257a2を貫通する端子本体258aと、端子本体258aの前端部から後側へ向けて折り返されてなる給電基板側接触部258bと、端子本体258aのうちハウジング257外に突き出した端部から側壁部257a2の外側面(Z軸方向)に沿って裏側(LED基板225側)に向けて延出してからLED基板225の板面(Y軸方向)に沿って外向きに延出してLED基板225に接するパターン側接触部258cとを有している。そして、端子金具258のうち、パターン側接触部258cの延出先端部からは、規制部260がZ軸方向に沿って表側に向けて立ち上がる形で一体に設けられている。なお、この端子金具258は、ハウジング257に対してインサート成形により一体化されている。
端子本体258aは、図25及び図26に示すように、その大部分がハウジング257内に配されているものの、一部がY軸方向に沿って側壁部257a2を貫通してハウジング257外に突き出している。給電基板側接触部258bは、ハウジング257の底壁部257a1との間に嵌合空間ISを有する形で配されており、底壁部257a1との間で分岐部256を弾性的に挟持可能とされる。パターン側接触部258cは、正面から視て断面略L字型をなしており、LED基板225に接する部分が半田付けされることで、LED基板225の配線パターン(図示せず)に対する電気的な接続が図られるとともに、LED基板側コネクタ255をLED基板225に対して機械的に固定することができる。つまり、パターン側接触部258cは、LED基板225に対してLED基板側コネクタ255を固定する「基板固定部」を兼用している、と言える。
そして、パターン側接触部258cの延出先端部に設けられた規制部260は、図24及び図25に示すように、LED基板225におけるLED(図示せず)の設置面から立ち上がる形で配されている。側壁部257a2の外側面からのパターン側接触部258cの延出寸法は、一対の分岐部256間の間隔から側壁部257a2の厚み寸法を差し引いて得られる差分寸法よりも大きなものとされている。これにより、給電基板側コネクタ254がY軸方向について位置ずれした場合、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部256が確実に規制部260に突き当たるようになっている。規制部260は、その突出先端位置がZ軸方向について嵌合空間ISよりも高い位置に配されており、全域にわたって嵌合空間ISとZ軸方向について重なり合う位置関係を有している。この規制部260は、LED基板225におけるLEDの設置面から立ち上がる形で配されていることから、Z軸方向についての形成範囲が上記した実施形態1に記載した規制部60よりもLED基板225側に拡張されている。これにより、嵌合作業を行う際に、給電基板側コネクタ254がLED基板側コネクタ255に対してY軸方向及びZ軸方向についてそれぞれ位置ずれし、Z軸方向について正規位置よりも裏側、つまりLED基板225寄りに片寄った姿勢とされた場合でも、分岐部256が規制部260の突出基端側部分に干渉することでその嵌合が規制されるようになっている。この給電基板側コネクタ254は、シャーシ222及びLED基板225に対して表側からLED基板側コネクタ255に対して嵌合されることから、その先端部をLED基板225寄りに傾けた姿勢とされがちであることから、LED基板225におけるLEDの設置面から立ち上がる規制部260を設けることで、嵌合規制機能をより確実に発揮させることができて有用である。
以上説明したように本実施形態によれば、凸状接続部である給電基板側コネクタ254は、給電基板243に設けられるのに対し、凹状接続部であるLED基板側コネクタ255は、LED基板225に設けられるとともに、嵌合空間ISを取り囲む形の周壁部257aを有するハウジング257と、ハウジング257に設けられていて凸状接続部である給電基板側コネクタ254に接触されることでLED基板225と給電基板243とを電気的に接続する端子金具258とを有してなり、規制部260は、端子金具258に一体形成されている。このようにすれば、端子金具258に規制部260を一体形成しているので、仮にハウジング257に規制部を一体形成した場合に比べると、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部256が規制部260に干渉したときに、規制部260に変形などが生じ難くなる。
また、端子金具258は、嵌合空間IS内に配されるとともに凸状接続部である給電基板側コネクタ254に対して接触される給電基板側接触部(給電側接触部)258bと、嵌合空間IS外に配されるとともにLED基板225に固定されるパターン側接触部(基板固定部)258cとを有してなり、規制部260は、パターン側接触部258cからLED基板225側とは反対側に向けて立ち上がる形で設けられている。このようにすれば、端子金具258のうちLED基板225に固定されるパターン側接触部258cは、嵌合空間IS外に配される部位であるから、このパターン側接触部258cに規制部260を設けることで、端子金具258の形状が複雑化するのを避けることができる。しかも、規制部260がパターン側接触部258cからLED基板225側とは反対側に向けて立ち上がる形で設けられているから、給電部材243に設けられた凸状接続部である給電基板側コネクタ254を、凹状接続部であるLED基板側コネクタ255の嵌合空間ISに嵌合する際に、凸状接続部である給電基板側コネクタ254が凹状接続部であるLED基板側コネクタ255の嵌合空間ISに対してLED基板225寄りに片寄った姿勢で嵌合されようとした場合に、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部256がより確実に規制部260に干渉するようになっている。これにより、接続不良をより確実に防ぐことができる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を図27または図28によって説明する。この実施形態4では、給電基板及び各配線に代えて中継コネクタ63を用いたものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態4を図27または図28によって説明する。この実施形態4では、給電基板及び各配線に代えて中継コネクタ63を用いたものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態では、上記した実施形態1〜3に示した給電基板及び各配線に代えて中継コネクタ63を用いることで、LED駆動回路基板330からの駆動電力をLED基板325(LED324)に供給するようにしている。中継コネクタ63は、図27及び図28に示すように、シャーシ322の底板322aを内外に貫通する形で取り付けられるハウジング64を有しており、ハウジング64のうちシャーシ322内に配される部分がLED基板325を嵌合可能なLED基板側嵌合部(凹状接続部、給電側接続部)64aとされるのに対し、シャーシ322外に配される部分がLED駆動回路基板330を嵌合可能な駆動回路基板側嵌合部64bとされる。LED基板側嵌合部64a及び駆動回路基板側嵌合部64bには、それぞれシャーシ322における長辺方向についての中央側(図27及び図28に示す)に向けて開口する形の嵌合空間IS1,IS2がそれぞれ設けられている。ハウジング64には、両嵌合空間IS1,IS2間を仕切る形で隔壁64cが設けられるとともに、この隔壁64cを貫通することで、両嵌合空間IS1,IS2に臨んで配される端子金具65がインサート成形により一体化されている。端子金具65は、隔壁64cを貫通してLED基板側嵌合部64aと駆動回路基板側嵌合部64bとに跨る形で配される端子本体65aと、端子本体65aのうちLED基板側嵌合部64a側の端部に設けられるLED基板側接触部65bと、端子本体65aのうち駆動回路基板側嵌合部64bの端部に設けられる駆動回路基板側接触部65cとからなる。LED基板側接触部65b及び駆動回路基板側接触部65cは、共に断面形状が山形をなしており、弾性変形可能とされている。LED基板側嵌合部64aの第1嵌合空間IS1は、LED基板側接触部65bと隔壁64cとの間に有されるのに対し、駆動回路基板側嵌合部64bの第2嵌合空間IS2は、駆動回路基板側接触部65cと隔壁64cとの間に有される。また、端子金具65は、ハウジング64内において一対がY軸方向に沿って並んで配されている。
LED基板側嵌合部64aの第1嵌合空間IS1には、図28に示すように、LED基板325に設けられるとともに凸状をなすLED基板側コネクタ部(凸状接続部、光源基板側接続部)355がX軸方向に沿って嵌合可能とされている。本実施形態に係るLED基板側コネクタ部355は、LED基板325における長さ方向についての一端部を二股状に分岐させることで、一対の分岐部356を有してなるものとされる。一対の分岐部356には、LED基板325上の配線パターンの端部に配されたアノード側端子部及びカソード側端子部(配線パターン共々図示せず)がそれぞれ形成されており、第1嵌合空間IS1に嵌合されると、各端子部が各端子金具65のLED基板側接触部65bに対して弾性接触されるようになっている。一方、駆動回路基板側嵌合部64bの第2嵌合空間IS2には、LED駆動回路基板330に設けられるとともに凸状をなす駆動回路基板側コネクタ部66がX軸方向に沿って嵌合されるようになっている。駆動回路基板側コネクタ部66は、LED駆動回路基板330におけるX軸方向についての一端部に設けられている。駆動回路基板側コネクタ部66には、LED駆動回路基板330上の配線パターンの端部に配された正極側電源端子部及び負極側電源端子部(図示せず)が設けられており、第2嵌合空間IS2に嵌合されると、各端子部が各端子金具65の駆動回路基板側接触部65cに対して弾性接触されるようになっている。
上記した構成の中継コネクタ63は、図27に示すように、LED基板325と同様にシャーシ322内においてY軸方向に沿って複数が並んで配されており、それぞれのLED基板側嵌合部64aに対して各LED基板325のLED基板側コネクタ部355が個別に嵌合接続されるようになっている。そして、ハウジング64のうちLED基板側嵌合部64aには、LED基板側コネクタ部355の誤嵌合を規制するための規制部360が設けられている。規制部360は、LED基板側嵌合部64aにおける両外側面からY軸方向に沿って外向きにそれぞれ突出する形で一対が設けられている。規制部360は、Z軸方向について第1嵌合空間IS2に対してほぼ全域が重なり合う配置とされる。なお、規制部360に係る構成については、実施形態1に記載したものとほぼ同様であるため、重複する説明は割愛する。各LED基板325のLED基板側コネクタ部355を各中継コネクタ63のLED基板側嵌合部64aに対して嵌合する作業を行う際に、LED基板側コネクタ部355がY軸方向について位置ずれし、一対の分岐部356に、第1嵌合空間IS1に嵌合され得る分岐部356と、第1嵌合空間IS1に嵌合されない分岐部356とが生じた場合には、嵌合されない分岐部356が規制部360に突き当たることで、嵌合が規制されるようになっている。これにより、LED基板側コネクタ部355の誤嵌合を防止することができる。なお、図27では、同図上側のLED基板側コネクタ部355については正規に嵌合された状態を、同図下側のLED基板側コネクタ部355についてはY軸方向について位置ずれしていて規制部360によって嵌合が規制された状態を表している。
<実施形態5>
本発明の実施形態5を図29によって説明する。この実施形態5では、上記した実施形態1から規制部460の形状を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態5を図29によって説明する。この実施形態5では、上記した実施形態1から規制部460の形状を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る規制部460は、図29に示すように、側方から視て略三角形状に形成されている。規制部460は、前端面460aがLED基板側コネクタ455の前端面と略面一状をなすとともにZ軸方向に沿ってほぼ真っ直ぐな形状とされるのに対し、表側及び裏側を向いた一対の外面がそれぞれX軸方向及びZ軸方向に対して傾斜した傾斜面460bとなっている。規制部460における前端面460aの面積(形成範囲)は、上記した実施形態1に記載したものと同等であることから、Y軸方向について位置ずれした給電基板側コネクタ454の分岐部456が上記前端面460aに対して干渉する確実性が十分に担保されている。その上で、規制部460の容積については、一対の傾斜面460bが形成されることで、上記した実施形態1に記載したものよりも少なくなっているので、ハウジング457に使用する樹脂量(材料使用量)を削減して製造コストの低廉化を図ることができる。
<実施形態6>
本発明の実施形態6を図30によって説明する。この実施形態6では、上記した実施形態1から規制部560の形成範囲を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態6を図30によって説明する。この実施形態6では、上記した実施形態1から規制部560の形成範囲を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る規制部560は、図30に示すように、LED基板側コネクタ555に外側面において、LED基板525におけるLED(図示せず)の設置面から立ち上がる形で設けられている。詳しくは、規制部560は、LED基板側コネクタ555に外側面のうち、Z軸方向について図30に示す約下半分の領域にわたって設けられている。従って、規制部560は、全域にわたって嵌合空間ISとZ軸方向について重なり合うのに加え、嵌合空間ISよりも裏側、つまりLED基板525側の範囲にまで拡張された形成範囲を有している。これにより、嵌合作業を行う際に、給電基板側コネクタ554がLED基板側コネクタ555に対してY軸方向及びZ軸方向についてそれぞれ位置ずれし、Z軸方向について正規位置よりも裏側、つまりLED基板525寄りに片寄った姿勢とされた場合でも、分岐部556が規制部560におけるLED基板525側の部分に干渉することでその嵌合が規制されるようになっている。この給電基板側コネクタ554は、シャーシ522及びLED基板525に対して表側からLED基板側コネクタ555に対して嵌合されることから、その先端部をLED基板525寄りに傾けた姿勢とされがちであることから、上記のような規制部560を設けることで、嵌合規制機能をより確実に発揮させることができて有用である。
<実施形態7>
本発明の実施形態7を図31によって説明する。この実施形態7では、上記した実施形態6から規制部660の形成範囲をさらに変更したものを示す。なお、上記した実施形態6と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態7を図31によって説明する。この実施形態7では、上記した実施形態6から規制部660の形成範囲をさらに変更したものを示す。なお、上記した実施形態6と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る規制部660は、図31に示すように、LED基板側コネクタ655に外側面において、その全高さ範囲にわたって設けられている。このような構成とすれば、規制部660がZ軸方向についてLED基板側コネクタ655の全域に配されることになるから、嵌合時に給電基板側コネクタ654がZ軸方向について位置ずれした場合、その位置ずれ量がLED基板側コネクタ655の高さ寸法(LED基板625からのZ軸方向についての突出寸法)内であれば、嵌合されない分岐部656が規制部660に干渉することが可能とされる。これにより、規制部660による嵌合規制機能をさらに確実に発揮させることができる。
<実施形態8>
本発明の実施形態8を図32によって説明する。この実施形態8では、上記した実施形態7から規制部760の形状を変更したものを示す。なお、上記した実施形態7と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態8を図32によって説明する。この実施形態8では、上記した実施形態7から規制部760の形状を変更したものを示す。なお、上記した実施形態7と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る規制部760は、図32に示すように、正面から視て略三角形状に形成されている。規制部760は、Z軸方向についてLED基板725から遠ざかる方向に向けて幅寸法が連続的に漸次小さくなっており、外側面が傾斜面760cとなっている。このようにすれば、規制部760の容積は、傾斜面760cが形成されることで、上記した実施形態7に記載したものよりも少なくなるので、ハウジング757に使用する樹脂量(材料使用量)を削減して製造コストの低廉化を図ることができる。
<実施形態9>
本発明の実施形態9を図33によって説明する。この実施形態9では、上記した実施形態2から規制部860の形成範囲を変更したものを示す。なお、上記した実施形態2と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態9を図33によって説明する。この実施形態9では、上記した実施形態2から規制部860の形成範囲を変更したものを示す。なお、上記した実施形態2と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る規制部860は、図33に示すように、LED基板側コネクタ855の全高さ範囲にわたって設けられている。詳しくは、規制部860のうち、規制基部861からZ軸方向に沿って表側に立ち上がる規制突部862は、その突出先端位置がLED基板側コネクタ855におけるLED基板825側とは反対側の端部とほぼ面一状となる高さ寸法を有している。このような構成とすれば、上記した実施形態7に記載した規制部660と同様の作用及び効果を得ることができる。
<実施形態10>
本発明の実施形態10を図34によって説明する。この実施形態10では、上記した実施形態3から規制部960の形状を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態10を図34によって説明する。この実施形態10では、上記した実施形態3から規制部960の形状を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る規制部960は、図34に示すように、端子金具958におけるパターン側接触部958cの延出先端部からZ軸方向に沿って表側に向けて立ち上がる立ち上がり部67と、立ち上がり部67の先端から内向きに屈曲されてY軸方向に沿ってLED基板側コネクタ955に接近するよう突出する突片部68とから構成される。つまり、規制部960は、上記した実施形態3に記載した規制部260に突片部68を追加した構成とされており、正面から視て略L字型をなしている。規制部960をなす突片部68は、Z軸方向についてLED基板側コネクタ955の嵌合空間ISと重なり合う位置関係とされており、詳しくは嵌合空間ISにおけるほぼ中央位置に配されている。従って、LED基板側コネクタ955に対して給電基板側コネクタ954がY軸方向について位置ずれした場合、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部956は、立ち上がり部67及び突片部68の双方に干渉されるようになっており、その干渉面積が上記した実施形態3に記載した規制部260よりも大きなものとなっている。これにより、分岐部956の干渉に伴って規制部960が変形などされ難くなる。
<実施形態11>
本発明の実施形態11を図35によって説明する。この実施形態11では、LED基板1025に対する給電基板1043の配置を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態11を図35によって説明する。この実施形態11では、LED基板1025に対する給電基板1043の配置を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る給電基板1043は、図35に示すように、LED基板1025に対してシャーシ1022における長辺方向の端側から組み付けられる構成とされ、その組み付けに伴って各給電基板側コネクタ1054が各LED基板1025のLED基板側コネクタ1055に対してシャーシ1022の長辺方向の端側から中央側に向けて凹凸嵌合されるようになっている。LED基板側コネクタ1055は、シャーシ1022の長辺方向の端側に向けて開口する形で嵌合空間(図示せず)を有している。給電基板1043は、その給電基板本体1043aが各LED基板1025とは平面に視て非重畳とされており、各LED基板1025に対してシャーシ1022の長辺方向についての端側に隣り合う位置に配されている。このように給電基板1043をLED基板1025に対してシャーシ1022における端側から組み付ける配置構成とすれば、LED基板側コネクタ1055と、X軸方向について隣り合う拡散レンズ1027(LED)との間の間隔を狭くすることができる。
<実施形態12>
本発明の実施形態12を図36または図37によって説明する。この実施形態12では、LED基板1125に対するLED基板側コネクタ1155の固定構造を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態12を図36または図37によって説明する。この実施形態12では、LED基板1125に対するLED基板側コネクタ1155の固定構造を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係るLED基板側コネクタ1155は、図36及び図37に示すように、ネジ部材69によってLED基板1125に対して取り付け状態に固定されている。詳しくは、LED基板側コネクタ1155のハウジング1157における両外側面からは、LED基板1125の板面に接する形で配されるネジ取付部70がY軸方向に沿って外向きに延出して設けられている。ネジ取付部70には、ネジ部材69を通すためのネジ挿通孔70aが貫通形成されている。LED基板1125には、上記したネジ挿通孔70aに連通するネジ孔71が形成されている。ネジ部材69は、ネジ挿通孔70aに通されてからネジ孔71に締め付けられることで、ネジ取付部70をLED基板1125との間で挟持し、もってLED基板側コネクタ1155をLED基板1125に対して固定することができる。そして、本実施形態に係る規制部1160は、ネジ取付部70における前端部に連なる形で設けられている。この規制部1160に係る作用及び効果については、上記した実施形態2に記載した規制部160とほぼ同様であるから、重複する説明は割愛する。
<実施形態13>
本発明の実施形態13を図38によって説明する。この実施形態13では、給電基板1243側に誤嵌合を規制するための給電基板側規制部72を追加したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態13を図38によって説明する。この実施形態13では、給電基板1243側に誤嵌合を規制するための給電基板側規制部72を追加したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る給電基板1243には、図38に示すように、給電基板側コネクタ1254に対してY軸方向、つまり一対の分岐部1256の並び方向について隣接する形で給電基板側規制部72が設けられている。給電基板側規制部72は、給電基板側コネクタ1254に対してY軸方向について両側に隣接する形(給電基板側コネクタ1254を両側方から挟み込む形)で一対配されている。給電基板側規制部72は、給電基板1243の給電基板本体1243aのうちシャーシ1222の長辺方向の外側を向いた側面からX軸方向に沿って外向きに突出する形で一体に設けられており、給電基板側コネクタ1254の分岐部1256に並行している。給電基板側規制部72と隣り合う分岐部1256との間の間隔は、LED基板側コネクタ1255の周壁部1257aにおける側壁部1257a2の厚み寸法よりもやや広い程度の大きさとされており、それにより各分岐部1256がLED基板側コネクタ1255の各嵌合空間ISに対して正規に嵌合されたときに、側壁部1257a2が分岐部1256と給電基板側規制部72との間に入り込むことが許容されている。給電基板側規制部72は、その前端面が分岐部1256の前端面とほぼ面一状をなしている。
そして、給電基板側コネクタ1254をLED基板側コネクタ1255に対して嵌合する作業を行う際に、給電基板側コネクタ1254がY軸方向について位置ずれしていて、嵌合空間ISに嵌合され得る分岐部1256と、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部1256とが生じた場合には、嵌合されない分岐部1256がLED基板側コネクタ1255側の一方の規制部1260に干渉するのに加えて、給電基板1243側の給電基板側規制部72が周壁部1257aのうち側壁部1257a2及び他方の規制部1260に対して干渉する。このように規制部1260及び給電基板側規制部72によって二重に嵌合が規制されるから、誤嵌合をより確実に防止することができる。
<実施形態14>
本発明の実施形態14を図39によって説明する。この実施形態14では、シャーシ1322側に誤嵌合を規制するためのシャーシ側規制部73を追加したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態14を図39によって説明する。この実施形態14では、シャーシ1322側に誤嵌合を規制するためのシャーシ側規制部73を追加したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係るシャーシ1322には、図39に示すように、LED基板側コネクタ1355に対してY軸方向、つまり一対の分岐部1356の並び方向について隣接する形でシャーシ側規制部73が設けられている。本実施形態に係るLED基板側コネクタ1355には、一方の外側面(図39に示す上側の外側面)にのみ規制部1360が設けられており、他方の外側面(図39に示す下側の外側面)には、規制部1360が設けられていない。シャーシ側規制部73は、LED基板側コネクタ1355における他方の外側面に対してY軸方向について対向状をなす位置に配されている。シャーシ側規制部73は、シャーシ1322の底板1322aの一部に対して絞り加工を施すことで、底板1322aからZ軸方向に沿って表側(LED基板1325側)に突出する形で形成されている。シャーシ側規制部73は、その前端位置がLED基板側コネクタ1355の前端位置とほぼ面一状をなしている。また、LED基板1325には、シャーシ側規制部73を通すための切欠部CPが形成されている。LED基板1325をシャーシ1322に組み付ける際には、シャーシ側規制部73に切欠部CPの縁部を宛うことで、LED基板1325の位置決めを図ることができる。
そして、給電基板側コネクタ1354をLED基板側コネクタ1355に対して嵌合する作業を行う際に、給電基板側コネクタ1354がY軸方向について位置ずれしていて、嵌合空間ISに嵌合され得る分岐部1356と、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部1356とが生じた場合には、嵌合されない分岐部1356が、LED基板側コネクタ1355側の規制部1360と、シャーシ1322側のシャーシ側規制部73とのいずれか一方に対して干渉する。詳しくは、給電基板側コネクタ1354が図39に示す上側に位置ずれした場合には、同図実線に示すように、嵌合されない同図上側の分岐部1356が規制部1360に干渉する。逆に、給電基板側コネクタ1354が図39に示す下側に位置ずれした場合には、同図二点鎖線に示すように、嵌合されない同図下側の分岐部1356がシャーシ側規制部73に干渉する。いずれにしても、規制部1360またはシャーシ側規制部73によって嵌合が適切に規制され、誤嵌合を防止することができる。
<実施形態15>
本発明の実施形態15を図40から図42によって説明する。この実施形態15では、給電基板1443を表裏反転させた姿勢で組み付け作業を行うのを規制するための反転組付規制構造74を追加したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態15を図40から図42によって説明する。この実施形態15では、給電基板1443を表裏反転させた姿勢で組み付け作業を行うのを規制するための反転組付規制構造74を追加したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る反転組付規制構造74は、図40に示すように、シャーシ1422側に設けられた反転組付規制凸部74aと、給電基板1443側に設けられるとともに反転組付規制凸部74aを受け入れ可能な反転組付規制凹部74bとからなる。反転組付規制凹部74bは、給電基板1443の給電基板本体1443aにおける延在方向(Y軸方向)についての一方の端部(図40に示す上側の端部)の前側の角部を傾斜状に切り欠くことで形成されている。これに対し、反転組付規制凸部74aは、シャーシ1422の底板1422aの一部に対して絞り加工を施すことで、底板1422aからZ軸方向に沿って表側(LED基板1425側)に突出する形で形成されており、その配置が正規に組み付けられた状態の給電基板1443における反転組付規制凹部74bと平面に視て重畳する設定とされている。つまり、反転組付規制凸部74aは、底板1422aにおいて、給電基板1443が正規に組み付けられ、給電基板側コネクタ1454がLED基板側コネクタ1455に対して正規に嵌合されたとき、反転組付規制凹部74b内に受け入れられる位置に配されている。これにより、給電基板1443が正常な姿勢とされた場合には、給電基板1443の組み付けが許容されるようになっている。
その一方、給電基板1443が正常な姿勢とは表裏に反転した姿勢のまま組み付けが行われた場合には、図41に示すように、反転組付規制凹部74bがY軸方向について反転組付規制凸部74aとは反対側(図41に示す下側)に配されて反転組付規制凸部74aと非整合の関係となるから、給電基板1443の給電基板本体1443aのうち反転組付規制凹部74bとは反対側の端部が反転組付規制凸部74aに干渉することで、反転姿勢での組み付けが規制される。これにより、給電基板1443が正常な姿勢から表裏に反転した姿勢のまま組み付けが行われるのを防ぐことができ、接続不良の防止を図ることができる。
また、給電基板側コネクタ1454をLED基板側コネクタ1455に対して嵌合する作業を行う際に、給電基板側コネクタ1454がY軸方向について位置ずれしていて、嵌合空間ISに嵌合され得る分岐部1456と、嵌合空間ISに嵌合されない分岐部1456とが生じた場合には、図42に示すように、嵌合されない分岐部1456がLED基板側コネクタ1455の規制部1460に対して干渉することで、誤嵌合を防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記した各実施形態以外にも、LED基板の給電回路に係る具体的な構成は適宜に変更可能である。例えば、図43及び図44に示すように、LED駆動回路基板30‐1に互いに電気的に独立した第1駆動部LD1及び第2駆動部LD2を設け、第1駆動部LD1を各図面の左側に配されたLED基板25‐1に、第2駆動部LD2を各図面の右側に配されたLED基板25‐1にそれぞれ電気的に接続するような構成とすることができる。この場合、第1駆動部LD1によって各図面の左側に配されたLED基板25‐1に配された各LED24‐1が駆動されるのに対し、第2駆動部LD2によって各図面の右側に配されたLED基板25‐1に配された各LED24‐1が駆動される。また、図43及び図44に係る給電回路では、一対の給電基板43‐1間を中継接続する必要がないことから、上記した各実施形態に記載した中継配線が省略されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記した各実施形態以外にも、LED基板の給電回路に係る具体的な構成は適宜に変更可能である。例えば、図43及び図44に示すように、LED駆動回路基板30‐1に互いに電気的に独立した第1駆動部LD1及び第2駆動部LD2を設け、第1駆動部LD1を各図面の左側に配されたLED基板25‐1に、第2駆動部LD2を各図面の右側に配されたLED基板25‐1にそれぞれ電気的に接続するような構成とすることができる。この場合、第1駆動部LD1によって各図面の左側に配されたLED基板25‐1に配された各LED24‐1が駆動されるのに対し、第2駆動部LD2によって各図面の右側に配されたLED基板25‐1に配された各LED24‐1が駆動される。また、図43及び図44に係る給電回路では、一対の給電基板43‐1間を中継接続する必要がないことから、上記した各実施形態に記載した中継配線が省略されている。
(2)上記した(1)以外にも、LED基板の給電回路に係る具体的な構成はさらに変更可能である。例えば、図45及び図46に示すように、各LED基板25‐2のうちシャーシ22‐2における中央側、つまり給電基板43‐2側とは反対側の端部に基板間コネクタBCをそれぞれ設け、隣接する基板間コネクタBC同士を嵌合することで、X軸方向について隣り合うLED基板25‐2間を電気的に接続するような構成とすることができる。この場合、LED駆動回路基板30‐2のLED駆動部30e‐2によってX軸方向について隣り合うLED基板25‐2にそれぞれ設けられたLED24‐2が一括して駆動される。また、図45及び図46に係る給電回路では、一対の給電基板43‐2間を中継接続する必要がないことから、上記した各実施形態に記載した中継配線が省略されている。
(3)上記した(1),(2)以外にも、LED基板の給電回路に係る具体的な構成は適宜に変更可能である。
(4)上記した各実施形態以外にも、規制部における具体的な形成範囲(幅寸法、高さ寸法、奥行き寸法など)、配置(X軸方向についての配置、Y軸方向についての配置、Z軸方向についての配置)、設置数、外形などは適宜に変更可能である。
(5)上記した各実施形態(実施形態4を除く)では、規制部がLED基板側コネクタの両外側面に対をなす形で配された場合を示したが、規制部をLED基板側コネクタにおける片方の外側面にのみ配置したものも本発明に含まれる。この場合でも、シャーシ内に並列配置された複数のLED基板側コネクタには、一方の外側面に規制部が設置されたLED基板側コネクタと、上記した一方の外側面とは反対側の外側面に規制部が設置されたLED基板側コネクタとが含まれるようにすれば、給電基板がLED基板側コネクタの並び方向についてどちらに位置ずれした場合でも嵌合を規制することができるから、より好ましいものとされる。さらには、一方の外側面に規制部が設置されたLED基板側コネクタと、他方の外側面に規制部が設置されたLED基板側コネクタとを、シャーシ内においてLED基板側コネクタの並列方向についての両端に配置すると、一層好ましい。
(6)上記した各実施形態(実施形態4を除く)では、シャーシ内に並列配置された複数のLED基板側コネクタの全てに規制部を設けたものを示したが、シャーシ内に並列配置された複数のLED基板側コネクタに、規制部が設置されたものと、規制部が設置されないものとが混在する形で含まれる構成とすることも可能である。その場合でも、シャーシ内においてLED基板側コネクタ(LED基板)の並び方向(Y軸方向)について両端に位置する一対のLED基板側コネクタに規制部を設けるようにすれば、LED基板側コネクタの並び方向に沿って延在する給電基板に撓みや反りが生じたときでも、規制部の嵌合規制機能がより確実に発揮されるから、より好ましいものとされる。
(7)上記した各実施形態(実施形態4を除く)では、規制部がLED基板側コネクタの外側面に1つ配された場合を示したが、規制部がLED基板側コネクタの外側面に複数配されるものも本発明に含まれる。
(8)上記した各実施形態(実施形態4を除く)では、給電基板側コネクタが二股状に分岐されて一対の分岐部からなるものを示したが、給電基板側コネクタを構成する分岐部の数は3つ以上とすることも可能である。
(9)上記した各実施形態(実施形態4を除く)では、LED基板側コネクタに給電基板側コネクタの各分岐部が嵌合される嵌合空間を区分する区画壁部を設け、区画壁部が周壁部における底壁部と天井壁部との双方に連なる形態とされたものを示したが、区画壁部が底壁部と天井壁部とのいずれか一方にのみ連なる形態(隣り合う嵌合空間同士が連通する形態)とすることも可能である。また、区画壁部を省略したものも本発明に含まれる。
(10)上記した各実施形態(実施形態4を除く)では、LED基板側コネクタを構成するハウジングと端子金具とのいずれか一方に規制部を一体形成したものを示したが、ハウジングと端子金具とのそれぞれに規制部を一体形成するようにしてもよい。
(11)上記した各実施形態(実施形態4を除く)では、LED基板側コネクタを構成するハウジングと端子金具とのいずれか一方に規制部を一体形成したものを示したが、LED基板をLED基板に固定する固定金具に規制部を一体形成することも可能である。
(12)上記した各実施形態(実施形態4を除く)では、LED基板側コネクタの構成部品(ハウジング、端子金具、固定金具など)に規制部を一体形成したものを示したが、規制部をLED基板側コネクタの構成部品とは別体とし、上記構成部品に対して組み付けるようにしてもよい。
(13)上記した各実施形態(実施形態4を除く)では、LED基板側コネクタが凹状をなすのに対し、給電基板側コネクタが凸状をなす場合を示したが、凹凸関係を逆転させ、LED基板側コネクタを凸状とし、給電基板側コネクタを凹状とすることも可能である。
(14)上記した各実施形態(実施形態4を除く)では、LED基板側コネクタに対して給電基板側コネクタがX軸方向に沿って嵌合されるものを示したが、LED基板側コネクタに対して給電基板側コネクタがZ軸方向に沿って表側から嵌合される構成としたものも本発明に含まれる。その場合でも、LED基板の並び方向であるY軸方向について給電基板側コネクタが位置ずれした場合に分岐部が干渉するよう規制部の配置を変更すればよい。
(15)上記した(5)〜(14)に記載した技術事項は、実施形態4に記載したものにも適用可能である。その場合、上記した(5)〜(14)において「LED基板側コネクタ」を「中継コネクタ」とし、「給電基板」を「LED基板」と、「給電基板側コネクタ」を「LED基板側コネクタ」として読み替えるようにすればよい。
(16)上記した各実施形態(実施形態3,10を除く)では、ハウジングに一体形成した規制部の前端面がLED基板側コネクタの前端面と面一状をなす構成のものを示したが、ハウジングに一体形成した規制部の前端面がLED基板側コネクタの前端面よりも後側に引っ込んで配されるものや前側に突き出して配されるものも本発明に含まれる。
(17)上記した実施形態3,10では、端子金具に一体形成した規制部の前端面がLED基板側コネクタの前端面よりも後側に引っ込んで配される構成のものを示したが、端子金具に一体形成した規制部の前端面がLED基板側コネクタの前端面と面一状をなすものや、LED基板側コネクタの前端面よりも前側に突き出して配されるものも本発明に含まれる。
(18)上記した実施形態7,9に記載した構成(規制部がLED基板側コネクタの全高さ範囲にわたって配される構成)を、上記した実施形態3に記載した規制部に適用することができる。同様に、上記した実施形態10に記載した構成(規制部が屈曲形状とされる構成)を、実施形態2,9,12に記載した規制部に適用することができる。
(19)上記以外にも、各実施形態の構成を適宜に組み合わせることが可能である。例えば、上記した実施形態13〜15に記載した構成を、実施形態2〜12に記載した構成と組み合わせることができる。
(20)上記した各実施形態(実施形態4を除く)では、給電基板をLED駆動回路基板に配線を用いて接続するものを示したが、例えばシャーシの底板を内外に貫通する形で中継コネクタを設けるようにし、この中継コネクタにおけるシャーシ内に配された部分を給電基板側のコネクタに、シャーシ外に配された部分をLED駆動回路基板側のコネクタにそれぞれ嵌合接続することも可能である。
(21)上記した各実施形態(実施形態4を除く)では、給電基板における表側を向いた板面に正極配線用給電基板コネクタ及び負極配線用給電基板コネクタが設けられたものを示したが、正極配線用給電基板コネクタ及び負極配線用給電基板コネクタが給電基板における裏側を向いた板面に設けられるものも本発明に含まれる。
(22)上記した各実施形態以外にも、シャーシにおけるLED基板や基板保持部材の設置数や配置などは適宜に変更可能である。同様にLED基板におけるLED(拡散レンズ)の設置数や配置などは適宜に変更可能である。
(23)上記した各実施形態では、LEDの光出射側に拡散レンズを配したものを示したが、このような拡散レンズを省略した直下型のバックライト装置にも本発明は適用可能である。
(24)上記した各実施形態以外にも、LEDの具体的な構成(例えばLEDチップの主発光波長、使用する蛍光体が発する光の波長範囲、使用する蛍光体の材料名など)は適宜に変更可能である。
(25)上記した各実施形態では、LEDに用いる蛍光体として、1つの色に係る光を発光する蛍光体を1種類のみ使用した場合を例示したが、同色の光を発光する蛍光体を2種類以上使用することも可能である。
(26)上記した各実施形態では、カラーフィルタの着色部として、光の三原色である赤色、緑色、青色に黄色を加えたものを示したが、黄色に代えてシアン色の着色部を加えるようにしてもよい。また、シアン色の着色部以外にも、透過光を着色することがない透明部を設けるようにしても構わない。
(27)上記した各実施形態以外にも、カラーフィルタを構成する4色の着色部の行方向についての配列順序は、適宜に変更可能である。また、4色の着色部を行方向に沿って並列する配置に限らず、4色の着色部を行列状に並ぶ構成とすることも可能である。
(28)上記した各実施形態では、カラーフィルタを構成する4色の着色部の面積比率が異なる構成のものを例示したが、4色の着色部の面積比率を等しくする構成とすることも可能である。
(29)上記した各実施形態では、カラーフィルタの着色部を4色とした場合を示したが、赤色、緑色、青色の3色の着色部からなるカラーフィルタを備えたものにも本発明は適用可能である。
(30)上記した各実施形態では、光源として白色発光するLEDを用いたものを示したが、例えば、赤色光、緑色光、青色光をそれぞれ単色発光する3種類のLEDを用いることも可能である。
(31)上記した各実施形態では、光源としてLEDを用いたものを示したが、有機ELなどの他の光源を用いることも可能である。
(32)上記した各実施形態では、液晶パネル及びシャーシがその短辺方向を鉛直方向と一致させた縦置き状態とされるものを例示したが、液晶パネル及びシャーシがその長辺方向を鉛直方向と一致させた縦置き状態とされるものも本発明に含まれる。
(33)上記した各実施形態では、液晶表示装置のスイッチング素子としてTFTを用いたが、TFT以外のスイッチング素子(例えば薄膜ダイオード(TFD))を用いた液晶表示装置にも適用可能であり、カラー表示する液晶表示装置以外にも、白黒表示する液晶表示装置にも適用可能である。
(34)上記した各実施形態では、表示パネルとして液晶パネルを用いた液晶表示装置を例示したが、他の種類の表示パネルを用いた表示装置にも本発明は適用可能である。
(35)上記した各実施形態では、チューナーを備えたテレビ受信装置を例示したが、チューナーを備えない表示装置にも本発明は適用可能である。具体的には、電子看板(デジタルサイネージ)や電子黒板として使用される液晶表示装置にも本発明は適用することができる。
10…液晶表示装置(表示装置)、11…液晶パネル(表示パネル)、12…バックライト装置(照明装置)、24,324…LED(光源)、25,125,225,325,525,625,725,825,1025,1125,1325,1425…LED基板(光源基板)、43,243,1043,1243,1443…給電基板(給電部材)、54,154,254,454,554,654,954,1054,1254,1354,1454…給電基板側コネクタ(凸状接続部、給電側接続部)、55,155,255,455,555,655,855,955,1055,1155,1255,1355,1455…LED基板側コネクタ(凹状接続部、光源基板側接続部)、56,156,256,356,456,556,656,956,1256,1356,1456…分岐部(枝部)、57,257,457,757,1157…ハウジング、57a,257a,1257a…周壁部、57a2,157a2,257a2,1257a2…側壁部、58,258,958…端子金具、60,160,260,360,460,560,660,760,860,960,1160,1260,1360,1460…規制部、63…中継コネクタ(凹状接続部、給電側接続部)、64…ハウジング、65…端子金具、258b…給電基板側接触部(給電側接触部)、258c,958c…パターン接触部(基板固定部)、355…LED基板側コネクタ(凸状接続部、光源基板側接続部)、IS…嵌合空間、IS1…第1嵌合空間(嵌合空間)、TV…テレビ受信装置
Claims (15)
- 光源と、
前記光源が設けられる光源基板と、
前記光源に給電するための給電部材と、
前記光源基板と前記給電部材とのうちの一方側に設けられ、内部に嵌合空間を有する凹状接続部と、
前記光源基板と前記給電部材とのうちの他方側に設けられ、前記凹状接続部の前記嵌合空間に嵌合されることで電気的な接続が図られるとともに、前記凹状接続部に対する嵌合方向と交差する方向に沿って並ぶ形で複数に分岐された枝部を有する凸状接続部と、
前記凹状接続部に設けられ、前記凹状接続部に対して前記枝部の並び方向について隣接する形で配されることで、複数の前記枝部に、前記嵌合空間に嵌合され得る前記枝部と嵌合されない前記枝部とが生じた場合に、嵌合されない前記枝部に干渉することで前記凸状接続部の嵌合を規制する規制部と、を備える照明装置。 - 前記凹状接続部は、前記嵌合空間を取り囲む形の周壁部を有しており、
複数の前記枝部は、隣り合う前記枝部間の間隔が、前記周壁部の厚みよりも大きくなるよう配されている請求項1記載の照明装置。 - 複数の前記枝部は、前記光源基板の板面に沿って並ぶ形で配され、前記光源基板は、前記枝部の並び方向に沿って複数が並んで配されるとともにそれぞれが光源基板側接続部を有しているのに対し、前記給電部材は、前記光源基板の並び方向に沿って延在するとともに前記光源基板側接続部に対して嵌合される給電側接続部を複数、前記光源基板の並び方向に沿って並ぶ形で有しており、
前記光源基板側接続部と前記給電側接続部とのうちの一方側が前記凹状接続部とされ、他方側が前記凸状接続部とされているのに対し、前記規制部は、複数の前記凹状接続部の少なくともいずれか1つに設けられている請求項1または請求項2記載の照明装置。 - 前記規制部は、複数の前記凹状接続部のうち、少なくとも前記光源基板の並び方向について両端に位置する一対の前記凹状接続部にそれぞれ設けられている請求項3記載の照明装置。
- 前記規制部は、複数の前記凹状接続部の全てに設けられている請求項4記載の照明装置。
- 前記光源基板側接続部が前記凹状接続部とされ、前記給電側接続部が前記凸状接続部とされている請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記規制部は、前記凹状接続部に対して前記枝部の並び方向について両側に隣接する形で一対設けられている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記凸状接続部は、前記給電部材に設けられるのに対して、前記凹状接続部は、前記光源基板における前記光源の設置面に設けられており、
前記規制部は、前記凹状接続部において、前記光源基板における前記光源の設置面から立ち上がる形で設けられている請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の照明装置。 - 前記規制部は、前記凹状接続部において前記嵌合方向についての前端位置に配されている請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記凸状接続部は、前記給電部材に設けられるのに対し、前記凹状接続部は、前記光源基板に設けられるとともに、前記嵌合空間を取り囲む形の周壁部を有するハウジングと、前記ハウジングに設けられていて前記凸状接続部に接触されることで前記光源基板と前記給電部材とを電気的に接続する端子金具とを有してなり、
前記規制部は、前記ハウジングに一体形成されている請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の照明装置。 - 前記規制部は、前記ハウジングの前記周壁部のうち前記嵌合空間に対して前記枝部の並び方向に沿って並ぶ側壁部における前記嵌合空間外に臨む面から外向きに突き出す形態で設けられている請求項10記載の照明装置。
- 前記凸状接続部は、前記給電部材に設けられるのに対し、前記凹状接続部は、前記光源基板に設けられるとともに、前記嵌合空間を取り囲む形の周壁部を有するハウジングと、前記ハウジングに設けられていて前記凸状接続部に接触されることで前記光源基板と前記給電部材とを電気的に接続する端子金具とを有してなり、
前記規制部は、前記端子金具に一体形成されている請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の照明装置。 - 前記端子金具は、前記嵌合空間内に配されるとともに前記凸状接続部に対して接触される給電側接触部と、前記嵌合空間外に配されるとともに前記光源基板に固定される基板固定部とを有してなり、
前記規制部は、前記基板固定部から前記光源基板側とは反対側に向けて立ち上がる形で設けられている請求項12記載の照明装置。 - 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の照明装置と、前記照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルとを備える表示装置。
- 請求項14に記載された表示装置を備えるテレビ受信装置。
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JP2017045532A (ja) * | 2015-08-24 | 2017-03-02 | シャープ株式会社 | 照明装置、表示装置、及びテレビジョン受信機 |
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