JP2013226602A - 産業用機械システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の産業機械が複数の作業位置で協調動作を行う産業機械システムにおいて、効率よく協調座標系を切り替えることができるロボット制御装置を提供する。
【解決手段】複数の産業機械が複数の位置関係をとりうる産業機械システムにおいて、ロボット制御装置は、協調座標系を表現する協調原点データと作業方向データの組み合わせを複数個記憶する協調座標系データ記憶部を備え、教示プログラムとして記憶する情報の一部として、予め協調座標系データ記憶部に記憶された作業位置ごとの協調座標系データの中で、どの協調座標系データを使用するかについての情報を定義しておくことで、複数の作業位置での作業においても、適切な協調座標系で協調動作を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1の産業用機械と第2の産業用機械を、作業者による教示情報に基づいて協調して動作させる産業用機械システムに関するものである。
近年、産業用機械システムに対して、より多種多様で、かつ、複雑なワークへの作業の対応が求められている。特に、多品種少量生産への適用や、設備装置の設置の抑制のため、ワークごとに固有の治具を用いないで、複数の産業用機械がそれぞれ作業用ツールやワークを把持し、協調して動作する産業用機械システムが導入されている場合が多い。
図13は、複数の産業用機械を組み合わせた産業用機械システムの一例を示す図である。この例において、作業ツール204を把持している第1の産業用機械であるマニピュレータ201は、第2の産業用機械であるポジショナ202に固定されるワークWに対して、作業を行う。ポジショナ202は、第3の産業用機械である自走式移動装置203に固定されており、自走式移動装置203を駆動することで、ポジショナ202の位置を移動させることが可能である。
このシステムでは、ポジショナ202の位置が図中の矢印Aで示す位置において、ワークWがポジショナ202に固定される。そして、矢印Bの方向に自走式移動装置203を動作させてポジショナ202の位置を移動させ、ポジショナ202を所定の位置に位置決めした後、マニピュレータ201は、ポジショナ202に固定されたワークWに対して、ポジショナ202との協調動作を用いた作業を行う。
ここで、協調動作とは、ワークWが固定されているポジショナ202の回転中心を座標原点とする協調座標系において、マニピュレータ201とポジショナ202とを連携させて動作を行うことである。なお、マニピュレータ201とポジショナ202の両者を動作させながらでも、協調座標系上において一定の速度や補間形態を保ちながら作業を行うことが可能である。そのため、ポジショナ202を動作させながら作業を行わなければならないワークWに対しては極めて有効な動作である。
このポジショナ202の協調座標系を生成するためには、マニピュレータ201とポジショナ202との姿勢を含む相対位置の情報が必要である。
しかし、従来は、このポジショナ202に対する協調座標系を1つしか有することができなかった。そのため、ワーク毎に異なる作業位置を設定しており、協調動作を行わせるためには、作業位置を切り替えるたびに、マニピュレータ201とポジショナ202の相対位置情報を更新し、協調座標系を再生成する必要があった。
この問題を解決する方法として、教示プログラムの教示データとして登録されている命令により、第1の産業用機械と第2の産業用機械との相対位置情報を切り替え、切り替えた情報から、協調原点データと作業方向データを計算し、自動運転中で協調座標系を切り替えることで、複数の作業位置での協調動作を実現する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3866617号公報
しかし、従来の方法では、1つの教示プログラムの中で教示データの一部である命令を用いて複数の協調座標系を切り替えるため、1つの教示プログラムの命令位置の前後によって動作が全く異なってしまう。そのため、教示者は、命令の位置を意識して作業を行う必要があり、作業効率が悪くなってしまうという問題があった。
また、マニピュレータとポジショナの位置関係を複数とりうる必要がある場合は、教示プログラムそのものを分けた方が、管理が容易である。そのため、1つの教示プログラムの中で座標系を切り替える必要性はあまり重要ではなく、教示プログラムで作業内容や使用する座標系を管理できる方が重要である。
そこで、本発明は、複数の作業位置を取り得る複数の産業用機械間において、それぞれの作業位置に適した協調動作をさせるため、協調動作を産業用機械に行わせるために必要となる協調原点データと作業方向データを予め複数個記憶しておく。また、教示プログラムの情報の一部として教示プログラムの中で使用する協調座標系を定義しておく。これらにより、協調動作を用いる教示プログラムの教示作業効率の向上と、作業内容と使用する協調座標系の管理を教示プログラムの単位で容易にするロボット制御装置を提供することを目的とする。
なお、協調原点データとは、マニピュレータ座標系から見たポジショナの回転中心位置のデータである。また、作業方向データとは、マニピュレータ座標系から見たポジショナのX方向とY方向とZ方向の単位ベクトルである。
上記課題を解決するために、本発明の産業用機械システムは、第1の産業用機械と、前記第1の産業用機械に対する作業位置を複数位置とりうる第2の産業用機械とを、作業者による教示情報に基づいて協調して動作させる産業用機械システムであって、複数の教示プログラムを記憶する記憶部と、複数の教示プログラムの中から1つの教示プログラムを選択する選択部を備え、各教示プログラムは、使用する産業用機械の組み合わせに関する情報と、作業位置を複数位置とりうる前記第2の産業用機械の各作業位置に対応した協調座標系に関する情報を有し、前記記憶部に記憶されている複数の教示プログラムの中から実行する教示プログラムを選択して切り替えることで、使用する産業用機械の組み合わせと前記第2の産業用機械の協調座標系を切り替え、複数の作業位置で協調動作を行うものである。
また、本発明の産業用機械システムは、複数の産業用機械を有し、1つの産業用機械と、前記1つの産業用機械に対する作業位置を複数位置とりうる他の産業用機械とを、作業者による教示情報に基づいて協調して動作させる産業用機械システムであって、複数の教示プログラムを記憶する記憶部と、複数の教示プログラムの中から1つの教示プログラムを選択する選択部を備え、各教示プログラムは、使用する産業用機械の組み合わせに関する情報と、作業位置を複数位置とりうる前記他の産業用機械の各作業位置に対応した協調座標系に関する情報を有し、前記記憶部に記憶されている複数の教示プログラムの中から実行する教示プログラムを選択して切り替えることで、使用する産業用機械の組み合わせと前記他の産業用機械の協調座標系を切り替え、複数の作業位置で協調動作を行うものである。
また、本発明の産業用機械システムは、上記に加えて、協調座標系は、1つの産業用機械の座標系から見た他の産業用機械の座標系であり、前記協調座標系は、協調原点データと作業方向データを有するものである。
また、本発明の産業用機械システムは、上記に加えて、協調原点データは、1つの産業用機械の座標系から見た他の産業用機械の座標系の中心位置のデータであり、作業方向データは、前記1つの産業用機械の座標系から前記他の産業用機械の座標系のX方向とY方向とZ方向の単位ベクトルである。
また、本発明の産業用機械システムは、上記に加えて、産業用機械は産業用機械移動装置に載置され、前記産業用機械は、動作プログラムに基づいて、前記産業用機械移動装置により作業位置が移動されるものである。
また、本発明の産業用機械システムは、上記に加えて、産業用機械は、多関節型の産業用ロボットあるいはポジショナである。
以上のように、本発明は、教示プログラムの情報の一部として教示プログラム内で使用する協調座標系の情報を定義することで、教示者は、教示プログラム内での作業は固有の協調座標系にて作業を行うことが可能となるため、作業効率の向上と教示プログラムの管理が容易となる効果が期待できる。
(a)本発明の実施の形態1における産業機械システムの外観を示す図(b)本発明の実施の形態1における産業機械システムの概略構成を示す図 (a)本発明の実施の形態1におけるワーク据え付け/取り外し時のマニピュレータとポジショナの位置関係を示す図(b)本発明の実施の形態1におけるワークWaに対する作業を行うときのマニピュレータとポジショナの位置関係を示す図(c)本発明の実施の形態1におけるワークWbに対する作業を行うときのマニピュレータとポジショナの位置関係を示す図 本発明の実施の形態1における作業ツールとポジショナの位置関係を示す図 本発明の実施の形態1における協調座標系を示す図 本発明の実施の形態1における教示プログラムの構成を示す図 本発明の実施の形態1における教示プログラムの基本属性情報の設定画面を示す図 本発明の実施の形態1における協調動作の軌跡を示す図 本発明の実施の形態1におけるプレイバック動作時のフローチャート 本発明の実施の形態1における自動運転時のフローチャート (a)本発明の実施の形態1の2軸のポジショナへの適用を示す図(b)本発明の実施の形態1を2台のマニピュレータでの協調動作への適用を示す図 本発明の実施の形態2における産業機械システムの概略構成を示す図 本発明の実施の形態2における教示プログラムの基本属性情報の設定画面を示す図 従来の産業機械システムにおける課題を説明するための図
以下、本発明の実施の形態について、図1から図12を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1における、マニピュレータ101とポジショナ102とを用いて協調して動作を行わせる産業機械システムの一例を示す図である。図1(a)は、産業機械システムの外観を示す図である。図1(b)は、産業機械システムの概略構成を示す図である。
図1の産業機械システムは、マニピュレータ101と、ポジショナ102と、自走式移動装置103と、マニピュレータ101とポジショナ102の動作を制御する制御装置111と、マニピュレータ101やポジショナ102に関する教示作業やプレイバック動作の運転制御を行うためのティーチペンダント121と、自走式移動装置103の動作を制御する外部制御装置(図示せず)等で構成される。
ポジショナ102は、自走式移動装置103の可動部に固定されている。自走式移動装置103を駆動することで、ポジショナ102の位置を移動させることが可能である。
マニピュレータ101には、溶接トーチやハンド開閉装置など、産業機械システムの使用目的に応じて用いられる作業ツール104が取り付けられている。
図1に示す産業機械システムでは、ポジショナ102が図2(a)に示す位置にある状態でワークWがポジショナ102に据付される。その後、自走式移動装置103を作業位置に駆動させ、すなわち、ポジショナ102を作業位置に移動させ、マニピュレータ101とポジショナ102を協調動作させながらワークWに対して各種作業を行う。その後、自走式移動装置103を駆動させてポジショナ102を再び図2(a)に示す位置に移動させ、作業が完了したワークWがポジショナ102から取り外される。産業機械システムは、例えばこのような作業工程を行うことを目的としている。
また、作業位置は、ワークの形状や作業内容に応じて、図2(b)や図2(c)に示すように、適切な位置に位置決めされる。作業位置の例として、図2(b)に示すように、形状の大きいワークWaは、マニピュレータ101との距離をある程度とった位置に位置決めされる。形状の小さいワークWbは、図2(c)に示すように、マニピュレータ101との距離が近い位置に位置決めされる。
本実施の形態1では、図2(b)に示すポジショナ102の位置を作業位置1とし、図2(c)に示すポジショナ102の位置を作業位置2とし、以降の説明を行う。また、図2(b)において、Σrとは、マニピュレータ101の据付基準位置を座標原点とするマニピュレータ座標系である。また、Xr、Yr、Zrは、マニピュレータ座標系ΣrのX軸、Y軸、Z軸を表現する単位ベクトルである。また、Σw1とは、作業位置1におけるポジショナ102の回転中心Ow1を座標原点とする協調座標系であり、Xw1、Yw1、Zw1は、協調座標系Σw1のX軸、Y軸、Z軸を表現する単位ベクトルである。
同様に、図2(c)において、Σw2とは、作業位置2におけるポジショナ102の回転中心Ow2を座標原点とする協調座標系であり、Xw2、Yw2、Zw2は、協調座標系Σw2のX軸、Y軸、Z軸を表現する単位ベクトルである。
それぞれの作業位置における協調座標系Σw1や協調座標系Σw2をマニピュレータ座標系Σrで表現する方法については、後述する。
次に、図1に示す制御装置111について説明する。制御装置111は、外部の機器であるティーチペンダント121や外部制御装置(図示せず)、または、外部から入出力によってプレイバック動作や作業ワークの指示を行うための外部起動装置(図示せず)との通信を行う外部機器通信部112と、マニピュレータ101の動作の制御を行うためにCPUやメモリなどによって構成される演算部113と、教示者が教示した内容を教示プログラムとして複数個記憶するための教示データ記憶部114と、ポジショナ102の協調座標系を算出するために必要となるマニピュレータ101の位置データとポジショナ102の回転角度データを複数個記憶するための位置データ記憶部115と、位置データ記憶部115に記憶された複数個の位置データから算出されるマニピュレータ101とポジショナ102との間の協調座標系を表現するための協調原点データと作業方向データの組を複数個記憶する協調座標系データ記憶部116と、演算部113によって算出された位置にマニピュレータ101に取り付けられた作業ツール104の作業点を位置決め制御する制御駆動部117と、ポジショナ102を位置決め制御する制御駆動部118を備えている。
なお、協調原点データとは、マニピュレータ座標系Σrから見たポジショナ102の回転中心位置のデータである。また、作業方向データとは、マニピュレータ座標系Σrから見たポジショナ102のX方向とY方向とZ方向の単位ベクトルである。
次に、図1(b)に示すティーチペンダント121について説明する。ティーチペンダント121は、制御装置111と通信を行う通信部122と、各種設定データを表示するデータ表示部123と、各種データを設定するデータ設定部124と、マニピュレータ101などを作業者が任意の位置に移動操作するための機器操作部125と、制御装置111の教示データ記憶部114に記憶される教示プログラムから任意のファイルを選択してプレイバック動作を起動するためのプレイバック動作起動部126を備えている。
次に、以上の構成を用いて、複数の作業位置におけるポジショナ102の協調座標系を設定する方法について説明する。
まず、自走式移動装置103によりポジショナ102を図2(b)に示す作業位置1に移動させた状態において、マニピュレータ101とポジショナ102の相対位置関係を調べる。そのため、ポジショナ102の回転平面上に基準点P1を設け、マニピュレータ101の先端に取り付けられた作業ツール104の姿勢を、ポジショナ102の回転平面に対して垂直となるように固定したままの状態で、図3に示すように基準点P1をとるようにマニピュレータ101とポジショナ102を動作させる。この状態において、この基準点P1をとることができる位置のマニピュレータ101の据付中心位置を原点としたマニピュレータ座標系Σrでの作業ツール104の先端の座標(Xr11、Yr11、Zr11)と、ポジショナ102の所定の角度基準位置からの回転角度である角度φ11を、位置データ記憶部115に、位置データ115aとして記憶する。
同様に、基準点P1をとることができるマニピュレータ101の位置とポジショナ102の角度を、位置データ115b(Xr12、Yr12、Zr12、φ12)、位置データ115c(Xr13、Yr13、Zr13、φ13)として記憶する。
次に、自走式移動装置103によりポジショナ102を図2(c)に示す作業位置2に移動させた状態において、作業位置1と同様の作業を作業位置2に関しても行う。そして、作業位置2におけるポジショナ102との相対位置関係を求めるための位置データ115d(Xr21、Yr21、Zr21、φ21)、位置データ115e(Xr22、Yr22、Zr23、φ22)、位置データ115f(Xr23、Yr23、Zr23、θ23)として位置データ記憶部115に記憶させておく。
以上では、複数の作業位置における協調座標系を生成するための位置データの取得方法について説明した。次に、取得した位置データを用いて、複数の協調座標系を生成する方法について説明する。
まず、図2(b)に示す作業位置1におけるポジショナ102の協調座標系を生成する方法について説明する。図4に示すように、位置データ記憶部115に記憶した位置データ115a、位置データ115b、位置データ115cの3点の位置データの情報から、ポジショナ102の回転中心の座標(Xw1_o、Yw1_o、Zw1_o)を求めることができる。この座標が作業位置1におけるポジショナ102の協調原点データOw1となる。
次に、協調原点データOw1を通り、3点の位置データから求めることができる平面に対する法線ベクトルを求め、その単位ベクトルとしたものが作業位置1におけるポジショナ102の協調座標系のZ軸を表現するZ軸ベクトルZw1となる。
また、協調原点データOw1を通り1点目の位置データ115aに向かう単位ベクトルが、作業位置1におけるポジショナ102の協調座標系のX軸を表現するX軸ベクトルXw1となる。また、Z軸ベクトルZw1とX軸ベクトルXw1との外積として求まるベクトルが、ポジショナ102の協調座標系のY軸を表現するY軸ベクトルYw1となる。この協調座標系Σw1を表現するための3ベクトル(Xw1、Yw1、Zw1)が、作業位置1におけるポジショナ102との作業方向データVw1となる。
以上より、図2(b)に示す作業位置1におけるポジショナ102の協調座標系を表現する協調原点データOw1と作業方向データVw1とを算出することができた。従って、これらのデータを、協調座標系データ116aとして、協調座標系データ記憶部116に保存する。なお、協調座標系データは、マニピュレータ座標系Σrを基準とする値である。
また、協調座標系を保存するときに、座標系も、名称として、“作業位置1”と座標系の名称を登録しておく。このようにしておくことで、後でこの座標系データが何を示すデータであるかを容易に確認することができる。
同様の作業を、図2(c)に示す作業位置2についても行い、作業位置2の協調座標系を表現する協調原点データOw2と作業方向データVw2を算出し、これらのデータを協調座標系データ116bとして協調座標系データ記憶部116に保存する。また、この協調座標系の名称を“作業位置2”として登録しておく。
次に、生成した協調座標系を使用して、作業位置1および作業位置2での教示プログラムを作成する方法について説明する。
本実施の形態1における制御装置111で使用する教示プログラムは、図5に示すように、基本属性情報部と、教示データ部によって構成される。また、基本属性情報部は、さらに、機器組み合わせ情報部と協調データ情報部によって構成される。基本属性情報部では、制御装置111で駆動可能な機器の中でどの機器を駆動するプログラムにするか、また、協調動作を使用する場合はどの複数個生成された協調座標系の中でどの座標系を使用するかを設定する。
ティーチペンダント121により教示プログラムの新規作成を行うと、データ表示部123には、図6に示すように、基本属性情報部を設定する画面が表示される。本実施の形態1では、まず、使用する機器として、マニピュレータ101とポジショナ102を使用するので、両方の機器を使用すると設定する。また、使用する協調座標系として、使用する機器としてポジショナ102を使用するため、予め生成されている“作業位置1“の協調座標系と“作業位置2“の協調座標系を選択することが可能となる。ここでは、作業位置1での教示プログラムを作成するため、“作業位置1“を選択する。
この後、作業者が教示プログラムを作成するが、この教示プログラムの作成中にティーチペンダント121の機器操作部125により協調動作を行った場合、この協調動作は、作業位置1で生成された協調座標系を用いる。例えば、協調動作にてポジショナ102を回転させた場合、作業ツール104の協調座標系上での位置が一定となるように、マニピュレータ101に取り付けられた作業ツール104は、図7に示すように、ポジショナ102につれて動作することになる。
教示データとして、作業位置1での作業を行うために教示された教示位置や、各教示された位置で実行される各種命令などが登録される。教示データの登録が終了すると、この教示プログラム114aは、教示データ記憶部114に記憶される。
次に、図2(c)に示す作業位置2での教示プログラムの作成方法について説明する。作業位置2での教示プログラムを作成する場合も、作業位置1の場合と同様、基本属性情報部の内容を設定する。しかし、作業位置2での作業は、協調座標系として“作業位置2“の協調座標系を選択する点が、作業位置1の場合の作業とは異なる。
以降の作業は、作業位置1での作業と同じであるので、説明を省略する。作業位置2での教示作業が終了すると、この教示プログラム114bは教示データ記憶部114に記憶される。
次に、記憶された教示データをプレイバック動作する方法について、作業位置1での教示プログラム114aを例として、図8を用いて説明する。ティーチペンダント121のプレイバック動作起動部126、あるいは、制御装置111に取り付けられた外部起動装置(図示せず)によりプレイバック動作が開始されると、まず、教示プログラムの読み出しをオープンする処理が行われる(STEP12)。ここでは、教示プログラム114aが、教示データ記憶部114から読み出される。
次に、読み出した教示プログラムより、機器組み合わせ情報の読み出し処理が行われ(STEP13)、使用する機器を駆動する準備が行われる。なお、教示プログラム114aでは、マニピュレータ101とポジショナ102が設定されている。そのため、この処理によってマニピュレータ101とポジショナ102を駆動することが可能となる。
次に、協調座標系情報の読み出し処理が行われる(STEP14)。この処理によって、教示プログラムで使用する座標系が設定されることになる。教示プログラム114aでは、作業位置1と名称付けられた協調座標系を使用すると設定されているため、制御装置111の演算部113は、協調座標系データ記憶部116より、“作業位置1“と名称付けられた協調座標系データ116aを読み出し、演算のパラメータとして設定する。
以上が、教示プログラム114aの基本属性情報部の読み出し処理となり、以降は教示データ部を参照して処理を行っていく。教示データの処理では、まず、教示データ部より命令の読み出し(STEP15)と命令実行処理実行(STEP17)を、教示データが終了するまで(STEP16でYes判定となるまで)繰り返し行う。
ここで、マニピュレータ101とポジショナ102を協調動作させる命令を読み出した場合は、次の流れで処理を行う。
先ず、マニピュレータ座標系Σrで表現された教示データを、一般的に知られている座標変換によって、協調座標系Σw1に変換する。次に、教示データとして記憶されている移動速度や補間形態などから、協調座標系Σw1上にて、マニピュレータ101に取り付けられた作業ツール104の先端の動作軌跡を算出する。次に、算出された軌跡を再びマニピュレータ座標系Σrにて変換し、マニピュレータ101およびポジショナ102を、変換した軌跡で動作するように駆動する。
このような処理を行うことで、作業ツール104が協調座標系上にて所定の速度や補間形態で動作を行うように、マニピュレータ101およびポジショナ102を動作させることが可能となる。
また、STEP16にてYes判定となり、プログラム終了となった場合は、教示プログラム114aのファイルクローズ処理(STEP18)が行われ、プレイバック動作が終了となる(STEP19)。
以上が、記憶された教示データをプレイバック動作する方法であった。
次に、これらの内容を用いて、図2(b)に示す作業位置1での作業と、図2(c)に示す作業位置2での作業とを、自動で切り替えて行う方法について説明する。
本実施の形態1では、作業位置1での作業を行う教示プログラム114aと、作業位置2での作業を行う教示プログラム114bと、作業位置1および作業位置2での作業を切り替えるなど全体の作業工程を管理する教示プログラム114cを用いて行う。なお、教示プログラム114cは、機器を駆動せず、協調動作も使用しないプログラムである。
では、本実施の形態1の作業工程全体の処理の流れを、図8および図9のフローチャートを用いて説明する。まず、図9にて自動運転が開始されると(STEP21)、教示プログラム114cがオープンされ、図8のフローチャートで示した基本属性情報部の読み出し処理が行われる。基本属性情報部の処理が完了すると、教示データの実行処理に移る。
教示プログラム114cでは、まず、外部制御装置に対して、外部機器通信部112を通じてワーク据付位置への動作指令を行い(STEP22)、ワーク据付位置への移動が完了するまで待機する。外部制御装置は、制御装置111の外部機器通信部112を介して指令を受けたら、自走式移動装置103をワーク据付位置に位置決め制御を行う。位置決めが完了したら制御装置111に対して完了通知を行う。
自走式移動装置103の移動が完了すると、STEP23の判定にてYes判定となり、次は、ワーク据付が完了するまで待機する(STEP24)。ここで作業者は、ワーク据付位置にてワークの据付作業を実施する。据付が完了したら、外部起動装置を通じて外部機器通信部112に対して据え付けたワークの種類と据え付けが完了したことを制御装置111に対して通知する。
以降の処理は、据え付けられたワークによって処理が異なるため、据え付けられたワークが、ワークWaの場合と、ワークWbの場合とに分けて説明する。
先ず、ワークWaの場合について説明する。
据え付けられたワークがワークWaの場合、STEP25の判定にてYes判定となる。STEP25にてYes判定となった場合は、STEP26の処理となり、自走式移動装置を作業位置1に位置決めするよう、外部機器通信部112を通じて作業位置1への動作指令を行い(STEP26)、作業位置1への移動が完了するまで待機する。外部制御装置は、制御装置111から指令を受けたら、自走式移動装置103、すなわち、ポジショナ102を作業位置1に位置決めするように制御を行う。位置決めが完了したら制御装置111に対して完了通知を行い、STEP27の判定にてYes判定となる。
STEP27の判定にてYes判定となると、STEP28の処理となり、現在処理を行っている教示プログラム114cとは異なる教示プログラムを呼び出す命令にて教示プログラム114aが呼び出され、実行権が教示プログラム114aに移る。
教示プログラム114aが呼び出されたときの処理については、図8のフローチャートを用いて説明する。教示プログラム114aが呼び出されると、機器組み合わせ情報と、協調座標系情報が読み出される。ここで、作業位置1における協調座標系データ116aが演算のパラメータとして設定され、作業位置1においてマニピュレータ101とポジショナ102とが協調動作を行うことが可能となる。
以降は、図8のフローチャートに示すように、教示プログラム114aの作業内容が完了するまで教示データの処理が行われる。
作業内容がすべて完了し、図8のSTEP16にてプログラム終了となると、教示プログラムのクローズ処理が行われ(STEP18)、再び教示プログラム114cに実行権が移り、図9のSTEP28の処理が完了したことになる。また、このとき、教示プログラム114cの基本属性情報部が再び読み出され、使用する機器の組み合わせ情報や協調座標系情報は、教示プログラム114cのものとなる。すなわち、使用する機器の組み合わせ情報は無く、また、協調座標系情報も無い状態となる。
STEP28の処理が完了すると、自走式移動装置103に対して、再びワーク据付位置への移動指令を行い、ワークの取り外し完了を待つ(STEP33〜STEP35)。作業者がワークの取り外しを完了すると、自動運転を終了するか継続するかの判断となり、終了する場合はSTEP37となり自動運転が終了となる。一方、継続を選択した場合は再びSTEP22へと処理が戻る。
次に、ワークWbの場合について説明する。
据え付けられたワークがワークWbの場合、STEP25の判定にてNo判定となり、STEP29の判定にてYes判定となる。STEP29にてYes判定となった場合はSTEP30の処理となり、自走式移動装置103を作業位置2に位置決めするよう外部機器通信部112を通じて、作業位置2への動作指令を行い(STEP30)、作業位置2への移動が完了するまで待機する。外部制御装置は、指令を受けたら、自走式移動装置103、すなわち、ポジショナ102を作業位置2に位置決めする制御を行う。位置決めが完了したら、制御装置111に対して完了通知を行い、STEP31の判定にてYes判定となる。
STEP31の判定にてYes判定となると、STEP32の処理となり、現在処理を行っている教示プログラム114cとは異なる教示プログラムを呼び出す命令にて教示プログラム114bが呼び出され、実行権が教示プログラム114bに移る。
教示プログラム114bが呼び出されたときの処理の流れについては、前述の教示プログラム114aが呼び出されたときと同様であるので、詳細な説明は省略する。しかし、教示プログラム114aのときと異なる点としては、協調座標系情報が読み出されることにより作業位置2における協調座標系データ116bが演算のパラメータとして設定され、作業位置2においてマニピュレータ101とポジショナ102とが協調動作を行うことが可能となる。
作業位置2での作業内容がすべて完了し、図8のSTEP16にてプログラム終了となると、教示プログラムのクローズ処理が行われ(STEP18)、再び教示プログラム114cに実行権が移り、図9のSTEP28の処理が完了したことになる。また、このとき、教示プログラム114cの基本属性情報部が再び読み出され、使用する機器の組み合わせ情報や協調座標系情報は教示プログラム114cのものとなる。以降の処理についても、ワークWaの場合と同様であるため、説明を省略する。
次に、本実施の形態1の作用について説明する。
本実施の形態1では、予め、複数の作業位置においてマニピュレータ101とポジショナ102とで協調動作を行うために必要となる「協調原点データ」と「作業方向データ」の組によって構成される協調座標系情報を記憶しておき、教示プログラムの情報として使用する協調座標系を選択することで、教示プログラムと使用する協調座標系との関係付けがされている。そのため、教示プログラムを開くことで、その作業位置に適した協調座標系を自動で設定することができ、教示中に協調動作を用いて教示作業を行うことが可能となり、教示作業を効率よく行うことができる。
また、教示内容と協調座標系を関連付けることで、異なる作業位置での作業内容をそれぞれ別の教示プログラムとして記憶しておくことが可能であるので、作業内容を教示プログラム単位で管理することが可能となる。
また、記憶する協調座標系には座標系の名称を設けることが可能である。従って、教示者が協調座標系情報を後から確認したときでも、容易に識別することが可能である。
また、自動運転時のプレイバック動作においても、教示プログラムを別の教示プログラムから呼び出した場合であっても、呼び出した教示プログラムに応じて使用する協調座標系を切り替えることが可能であるため、効率よく自動運転を行うことが可能となる。
なお、本実施の形態1では、1つの制御装置111にてマニピュレータ101とポジショナ102を駆動制御し、協調動作をおこなう例を示した。しかし、2つの制御装置を通信線によって接続し、位置情報と指令情報を通信線による通信によって制御装置間で共有することで、マニピュレータ101とポジショナ102をそれぞれ別の制御装置で駆動制御するようにしてもよい。
また、本実施の形態1では、1軸のポジショナ102とマニピュレータ101とを協調動作させる形態を説明した。しかし、図10(a)に示すように、1軸のポジショナ102を複数個組み合わせて構成される2軸以上のポジショナと協調動作をさせるようにしてもよい。
また、マニピュレータ101とポジショナ102との協調動作だけではなく、図10(b)に示すように、マニピュレータ101同士の協調動作を行うようにしてもよい。
(実施の形態2)
図11は、本実施の形態2における、マニピュレータ101とポジショナ102とポジショナ102aを用いて協調して動作を行わせる産業機械システムの一例を示す図である。本実施の形態2において、実施の形態1と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態1と異なる点は、ポジショナ102と自走式移動装置103と同様の設備として、ポジショナ102aと自走式移動装置103aも備えている点である。
本実施の形態2の産業機械システムは、1つのポジショナ102を用いて行う実施の形態1での作業を、ポジショナ102やポジショナ102aといった複数のポジショナを用いて行う。そして、作業中でないポジショナは、ワークの据付やワークの取り外し作業を作業者が行うことで、自動運転の効率化を図ることを目的としている。つまり、実施の形態1で示した“作業位置1”と“作業位置2“に加えて、新たなポジショナ102aと自走式移動装置103aで行う“作業位置3”と“作業位置4”をとる。
マニピュレータ101とポジショナ102aとの間で協調座標系を生成するため、実施の形態1と同様に、協調座標系を算出するための位置データの取得や、協調座標系の算出を行う。
実施の形態1と同様の手順で作業位置3の協調座標系を表現する協調原点データOw3と作業方向データVw3を算出し、これらのデータを協調座標系データ116cとして協調座標系データ記憶部116に保存する。また、この協調座標系の名称を“作業位置3”として登録しておく。
また、作業位置4の協調座標系を表現する協調原点データOw4と作業方向データVw4を算出し、これらのデータを協調座標系データ116dとして協調座標系データ記憶部116に保存する。また、この協調座標系の名称を“作業位置4”として登録しておく。
次に、マニピュレータ101と新たなポジショナ102aとで作業を行う教示プログラムを作成する。
ティーチペンダント121により教示プログラムの新規作成を行うと、データ表示部123には、図12に示すように、基本属性情報部の内容を設定する画面が表示される。本実施の形態2では、ポジショナ102aを追加しているため、図12に示すように、ポジショナ2という項目が追加されている。まず、使用する機器としてマニピュレータ101と追加したポジショナ2(ポジショナ102a)を使用するので、両者を設定する。予め記憶されている協調座標系としては、“作業位置1“、“作業位置2“、“作業位置3“、“作業位置4“が存在する。そして、マニピュレータ101とポジショナ102aとで使用可能な協調座標系は“作業位置3“または、“作業位置4“のどちらかが設定可能となる。同様に、マニピュレータ101とポジショナ102を使用する場合は“作業位置1“または、“作業位置2“の協調座標系を選択することが可能となる。
ここでは、実施の形態1と同様に、作業位置3での作業を行う教示プログラム114dと作業位置4での作業を行う教示プログラム114eを作成し、教示データ記憶部114に記憶する。
次に、本実施の形態2において、作成した協調座標系を切り替える方法について、図8のフローチャートを用いて説明する。ここでは、例として、教示プログラム114aを開いたときと、教示プログラム114dを開いたときを用いて説明する。
先ず、教示プログラム114aの場合について説明する。
教示プログラム114aを開いた場合(STEP12)、まず、機器組み合わせ情報を読み出すことで、マニピュレータ101とポジショナ102が駆動機器として設定される。
また、協調座標系情報を読み出すことで協調座標系データ記憶部116より作業位置1での協調座標系のデータである協調座標系データ116aが読み出され、演算パラメータとして設定される。
以降はマニピュレータ101とポジショナ102とで教示プログラム114aに記憶されている教示データに基づいて、マニピュレータ101とポジショナ102との協調動作など、作業位置1での作業を行う。
次に、教示プログラム114dの場合について説明する。
教示プログラム114dを開いた場合(STEP12)、まず、機器組み合わせ情報を読み出すことで、マニピュレータ101とポジショナ102aが駆動機器として設定される。また、協調座標系情報を読み出すことで、協調座標系データ記憶部116より作業位置3での協調座標系のデータである協調座標系データ116cが読み出され、演算パラメータとして設定される。
以降はマニピュレータ101とポジショナ102aとで教示プログラム114dに記憶されている教示データに基づいて、マニピュレータ101とポジショナ102aとの協調動作など、作業位置3での作業を行う。
以上、異なる機器の組み合わせにおいて、協調座標系を、教示プログラムを開くことで切り替える方法について説明した。本実施の形態2における自動運転においても、実施の形態1と同様に、教示プログラムを呼び出すことで使用する協調座標系を切り替えることが可能である。
次に、本実施の形態2の作用について説明する。
本実施の形態2では、予め複数の機器の組み合わせにおける複数の作業位置において、マニピュレータ101とポジショナ102、または、マニピュレータ101とポジショナ102aとで、協調動作を行うために必要となる「協調原点データ」と「作業方向データ」の組によって構成される協調座標系情報を記憶しておき、教示プログラムの情報として使用する協調座標系を選択することで、教示プログラムと使用する協調座標系の関係付けを行っている。
そのため、複数の機器を用いた複雑な産業機械システムにおいても、教示プログラムによって使用する協調座標系を切り替えることが可能となり、より自動運転の効率を上げることが可能となる。
本発明によれば、協調座標系を教示プログラム単位で切り替えることができ、例えば複数の産業機械が複数の作業位置にて協調動作を行う産業機械システム等に用いるロボット制御装置として産業上有用である。
101 マニピュレータ
102 ポジショナ
103 自走式移動装置
104 作業ツール
111 制御装置
112 外部機器通信部
113 演算部
114 教示データ記憶部
115 位置データ記憶部
116 協調座標系データ記憶部
117 制御駆動部
118 制御駆動部
121 ティーチペンダント
122 通信部
123 データ表示部
124 データ設定部
125 機器操作部
126 プレイバック動作起動部

Claims (6)

  1. 第1の産業用機械と、前記第1の産業用機械に対する作業位置を複数位置とりうる第2の産業用機械とを、作業者による教示情報に基づいて協調して動作させる産業用機械システムであって、
    複数の教示プログラムを記憶する記憶部と、
    複数の教示プログラムの中から1つの教示プログラムを選択する選択部を備え、
    各教示プログラムは、使用する産業用機械の組み合わせに関する情報と、作業位置を複数位置とりうる前記第2の産業用機械の各作業位置に対応した協調座標系に関する情報を有し、
    前記記憶部に記憶されている複数の教示プログラムの中から実行する教示プログラムを選択して切り替えることで、使用する産業用機械の組み合わせと前記第2の産業用機械の協調座標系を切り替え、複数の作業位置で協調動作を行う産業用機械システム。
  2. 複数の産業用機械を有し、1つの産業用機械と、前記1つの産業用機械に対する作業位置を複数位置とりうる他の産業用機械とを、作業者による教示情報に基づいて協調して動作させる産業用機械システムであって、
    複数の教示プログラムを記憶する記憶部と、
    複数の教示プログラムの中から1つの教示プログラムを選択する選択部を備え、
    各教示プログラムは、使用する産業用機械の組み合わせに関する情報と、作業位置を複数位置とりうる前記他の産業用機械の各作業位置に対応した協調座標系に関する情報を有し、
    前記記憶部に記憶されている複数の教示プログラムの中から実行する教示プログラムを選択して切り替えることで、使用する産業用機械の組み合わせと前記他の産業用機械の協調座標系を切り替え、複数の作業位置で協調動作を行う産業用機械システム。
  3. 協調座標系は、1つの産業用機械の座標系から見た他の産業用機械の座標系であり、前記協調座標系は、協調原点データと作業方向データを有する請求項1または2記載の産業用機械システム。
  4. 協調原点データは、1つの産業用機械の座標系から見た他の産業用機械の座標系の中心位置のデータであり、作業方向データは、前記1つの産業用機械の座標系から前記他の産業用機械の座標系のX方向とY方向とZ方向の単位ベクトルである請求項3記載の産業用機械システム。
  5. 産業用機械は産業用機械移動装置に載置され、前記産業用機械は、動作プログラムに基づいて、前記産業用機械移動装置により作業位置が移動される請求項1から4のいずれか1項に記載の産業用機械システム。
  6. 産業用機械は、多関節型の産業用ロボットあるいはポジショナである請求項1から5のいずれか1項に記載の産業用機械システム。
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