JP2013225179A - ドライブレコーダおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両の少なくとも前方を撮像する撮像手段19と、撮像手段19が撮像した画像データを記憶する記憶手段33と、撮像手段19が撮像する画像の一部を光学的に拡大するための拡大手段36とが具備されてなる。拡大手段36は、撮像手段19の撮像範囲の所定領域内をその他の領域よりも光学的に拡大し、撮像手段19に着脱可能に設けられる。また、車両の加速度を取得する加速度取得手段16が備えられる。
【選択図】 図2
Description
撮像手段は、一つのカメラで構成するとよいが、後述するように、例えば実施例における車内監視カメラ(18)と前方監視カメラ(19)のように、複数のカメラにより構成してもよい。
また、低解像度のままで保存するだけで、ファイルサイズもかわらず長時間にわたって所定領域が拡大された画像を保存でき、長時間の撮影に適する。
上記第3の観点によるドライブレコーダでは、拡大手段は、必要に応じて着脱される。例えば、既存のドライブレコーダへの取り付け手段(21)を設ければ、既存の各種ドライブレコーダへの装着が可能となり、汎用性が向上し、かつ拡大手段(36)の交換が容易になるので、コスト低減とメンテナンスの向上が図られる。
上記第4の観点によるドライブレコーダでは、車両の事故イベントの前後の車両状況情報が得られ、前方車両のナンバープレートの画像が拡大され、確認が容易になる。
上記第5の観点によるドライブレコーダでは、撮像範囲の下部領域の画像が拡大され、その確認が容易になる。一般的に車両の下部に存在するナンバープレートが、下部領域に入るように容易に設定され、撮像画像の下部領域に表示されるので、撮像画像中に無駄な領域が無くなり、画像データの有効利用が図られる。
上記第6の観点によるドライブレコーダでは、撮像範囲の3分の1に当たる下部領域の画像が拡大され、その視認が容易になる。
また、撮像範囲においてボンネットやダッシュボードが映る3分の1に当たる下部領域の上部が拡大され、撮像画像の下部領域に表示されるので、撮像画像中に無駄な領域が無くなり、画像データが有効利用される。
上記第7の観点によるドライブレコーダでは、例えばナンバープレートのような矩形のものの全体が撮像できる可能性が高められる。そして、このような矩形状の領域とするのに適するものが、フレネルレンズのように形状加工の容易なレンズである。
上記第8の観点によるドライブレコーダでは、撮像手段の小型コンパクト化が図られる。
上記第9の観点によるドライブレコーダでは、拡大手段が容易に取り付けられる。また、拡大レンズの取り外しやスライド調整ができる構造に容易に改造される。
上記第10の観点によるドライブレコーダでは、撮像手段の撮像範囲の下部領域の画像が拡大され、その確認が容易になる。
上記第11の観点によるドライブレコーダでは、撮像レンズは、例えば魚眼レンズであることが多く、従って周辺部が歪むが、拡大レンズを撮像レンズの表面の接線方向に傾けて配置することで、歪みを減少させて所定領域が拡大表示される。また、例えば所定領域に車両のナンバープレートが入るように設定すれば、ナンバープレートの画像の歪みが防止される。
上記第12の観点によるドライブレコーダでは、フレネルレンズは薄型軽量であるので、撮像手段の大型化が回避される。
上記第13の観点によるドライブレコーダでは、撮像範囲の所定領域の位置が変更される。
上記第14の観点によるドライブレコーダでは、撮像範囲の所定領域の位置が容易に変更される。
上記第15の観点によるドライブレコーダでは、撮像範囲の所定領域の位置が容易に変更される。
上記第16の観点によるドライブレコーダでは、撮像範囲の所定領域の位置が容易に変更される。
上記第17の観点によるドライブレコーダでは、被写体が2つのカメラ(18、19)により撮像されるので、より多くの画像データが得られ、前方の被写体の画像が拡大して視認される。
上記第19の観点によるドライブレコーダでは、平行光は、フレネルレンズを通過することにより集光される。
上記第20の観点によるドライブレコーダでは、フレネルレンズが容易に形成される。
なお、上記「課題を解決するための手段」中、カッコ書きで記載した符号は、説明の便宜上、実施形態との対応関係を示すために記載したものであるが、実施形態に記載の内容に限定されるものではなく種々の態様を採りうる。
即ち、取り付け面15dは、フロントガラスの角度と平行になるが、取り付け面15dに対する第1ないし第3ケース体11,12,13の相対角度が調節されるので、取り付け面15dの角度に関係なく、第1ないし第3ケース体11,12,13を所望の角度に保持することができる。
フレネルレンズ36の材料には、加工の容易さから透明樹脂が好適に使用される。フレネルレンズ36は、撮像レンズ19aに所定間隔をおいて対面し、平行光を集光して(図6参照)、前方監視カメラ19の撮像範囲の下部領域を光学的に拡大するものである。
この場合、撮像範囲の下部領域とは、例えば前方車両の撮像範囲の3分の1の略矩形状の範囲をいい、一般的には自車両のボンネットやダッシュボードが常に映し出される領域をいう。
前方監視カメラ19には、図5および図6に示すように、撮像レンズ19aとフレネルレンズ36との距離を変更する位置変更手段35を設けてもよく、前方監視カメラ19の撮像範囲において、光学的に拡大される所定領域の位置が変更できるようにしてもよい。この位置変更手段35を有する例については後述する変形例で述べる。
即ち、CPU31は、車内監視カメラ18および前方監視カメラ19の駆動を制御し、画像処理や画像データの蓄積等の制御を行ない、前方監視カメラ19の撮像画像に基づき、車内監視カメラ18のオン/オフの切り換えを行なうように車内監視制御部34に指示する。これにより、前方監視カメラ19の撮像画像に基づき、車両の移動が開始したことを検出した後に、車内監視カメラ18による撮像を開始して、居眠り運転等の検出を行なう。
SDRAM33には、車内監視カメラ18および前方監視カメラ19で時系列に取得された画像データが順次圧縮され記憶される。SDRAM33では、画像データがデータエリアの先頭から末尾に向かって順次書き込まれ、末尾に達したら再び先頭から末尾に向かって順次書き込む巡回書き込み制御が行なわれる。
このように、SDメモリカード39には、事故イベントのタイミングで所定の時間分だけの画像データが記憶されるので、必要な画像データが効率的に提供されるとともに、SDメモリカード39の容量の節約が図られる。
先ず、車両側から電源が供給されると、前方監視カメラ19が撮像動作を開始する。車両が動き始めると、前方監視カメラ19によって撮影されている画像が移動する。これにより、車両が動きはじめたことが検出され、車内監視制御部34により車内監視カメラ18が運転者の顔面および車内の撮影を開始する。
例えば、前方監視カメラ19は、撮像レンズ19aで構成されるものの他、複数のレンズからなるレンズ群で構成してもよい。前方監視カメラ19として、ピンホールカメラのようにレンズを有しないものを用いてもよい。また、撮像レンズ19aの内部に拡大レンズを形成してもよい。
即ち、図9に示すフレネルレンズ37は、薄く平らな透明部材に同心円状の鋸波型の環状溝部37aを密に施したものであり、各環状溝部37aの入射面は曲率を持たないフラットな面に形成されている。
また、各環状溝部37aの入射面の角度(フレネルレンズ37の光軸の垂直方向に対する角度)は全て異なり、各環状溝部37aを通過した平行光がフレネルレンズ37の焦点Fに向かうように設定されている。
2 車室
3 フロントガラス
4 ルームミラー
11 第1ケース体
12 第2ケース体
13 第3ケース体
16 加速度センサ
18,108 車内監視カメラ
19 前方監視カメラ
19a 撮像レンズ
21 取り付け具
31 CPU
33 SDRAM
34 車内監視制御部
35 位置変更手段
36,37,38 フレネルレンズ
37a 環状溝部
38a レンズ部
38b 隙間
39 SDメモリカード
50 撮像画像
51 車両画像
52 下部領域
F 焦点
Claims (19)
- 車両の少なくとも前方を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段が撮像した画像データを記憶する記憶手段と、
前記撮像手段が撮像する画像の一部を光学的に拡大するための拡大手段と、
を具備したことを特徴とするドライブレコーダ。 - 前記拡大手段は、前記撮像手段の撮像範囲の所定領域内をその他の領域よりも光学的に拡大することを特徴とする請求項1に記載のドライブレコーダ。
- 前記拡大手段は、前記撮像手段に着脱可能に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のドライブレコーダ。
- 前記車両の加速度を取得する加速度取得手段をさらに備え、前記加速度取得手段が所定値以上の加速度を検出した前後の時間帯において、前記記憶手段が前記撮像手段の撮像した画像データを記憶し、前記画像データ中に前記拡大手段によって拡大される画像の領域に前方車両のナンバープレートの画像が含まれる構成としたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
- 前記撮像手段の撮像範囲の所定領域は、前記撮像範囲の下部領域であることを特徴とする請求項2に記載のドライブレコーダ。
- 前記撮像範囲の下部領域は、前記撮像範囲の3分の1の範囲内にあることを特徴とする請求項5に記載のドライブレコーダ。
- 前記撮像範囲の所定領域は、略矩形状の領域としたことを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
- 前記拡大手段は、前記撮像手段の撮像レンズの内部に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
- 前記拡大手段は、前記撮像手段の撮像レンズの前面に設けられた拡大レンズであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
- 前記拡大レンズは、前記撮像レンズの前面下部に設けられたことを特徴とする請求項9に記載のドライブレコーダ。
- 前記拡大レンズは、前記撮像レンズの表面の接線方向に傾けて配置されたことを特徴とする請求項9または請求項10に記載のドライブレコーダ。
- 前記拡大レンズは、フレネルレンズであることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
- 前記撮像手段に、その撮像範囲において、前記拡大手段が光学的に拡大する所定領域の位置を変更する位置変更手段が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
- 前記位置変更手段は、前記撮像手段の撮像レンズと前記拡大手段としての拡大レンズとの距離を変更し、前記撮像手段の撮像範囲において、光学的に拡大される所定領域の位置を変更することを特徴とする請求項13に記載のドライブレコーダ。
- 前記位置変更手段は、前記撮像手段の撮像面と平行な面の範囲内で、光学的に拡大される所定領域の位置を変更することを特徴とする請求項13または請求項14に記載のドライブレコーダ。
- 前記位置変更手段は、光学的に拡大される所定領域の前記撮像手段の撮像面とのなす角度を変更することを特徴とする請求項13から請求項15のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
- 前記撮像手段は、第1の撮像カメラおよび第2の撮像カメラを有し、前記第1の撮像カメラは、前記車両の少なくとも前方を撮像し、前記第2の撮像カメラは、前記第1の撮像カメラに左右方向に回転自在に設けられ、前記車両の前方または内部を撮像し、前記拡大手段は、前記第1および第2の撮像カメラの撮像レンズに設けられたことを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
- 前記車両の加速度を取得する加速度取得手段をさらに備え、前記加速度取得手段が所定値以上の加速度を検出した前後の時間帯と前記加速度取得手段が所定値以上の加速度を検出していない時間帯の双方において、前記記憶手段が前記撮像手段の撮像した画像データを記憶し、前記画像データ中に前記拡大手段によって拡大される画像の領域に前方車両のナンバープレートの画像が含まれ、前記拡大手段は、前方の車両と所定の車間距離以下となった場合において、前方車両ナンバープレートが拡大される構成としたことを特徴とする請求項1から請求項17のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
- コンピュータに、請求項1から請求項18のいずれか1項に記載のドライブレコーダとしての機能を実現させることを特徴とするプログラム。
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