JP2013223700A - 殻付き塩玉子等を作製するための、卵の保持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】一般家庭用の殻付き塩卵を作製するための、卵の保持具は無かった。数個の卵を同条件で同時処理が可能な卵の保持具を提供する。
【解決手段】中心軸2の下端に下杆を介して固定された下リング4Aを設け、該下リング4Aと対向するように、前記中心軸の上端にL字型の上杆を介して固定された上リング4Bを設け、前記上杆の垂直部分を前記中心軸に固定された切り込み付きのパイプ6に挿入する、上下リング4Aは弾性体7を介して連結されている、前記上リング4Bは上下可動可能であるが、弾性体7で下方に付勢されている、前記下リング4Aと前記上リング4Bの間に卵をセットする。前記中心軸に複数組の前記下リング4Aと前記上リング4Bを設置することを特徴とする卵の保持具。
【選択図】図2
【解決手段】中心軸2の下端に下杆を介して固定された下リング4Aを設け、該下リング4Aと対向するように、前記中心軸の上端にL字型の上杆を介して固定された上リング4Bを設け、前記上杆の垂直部分を前記中心軸に固定された切り込み付きのパイプ6に挿入する、上下リング4Aは弾性体7を介して連結されている、前記上リング4Bは上下可動可能であるが、弾性体7で下方に付勢されている、前記下リング4Aと前記上リング4Bの間に卵をセットする。前記中心軸に複数組の前記下リング4Aと前記上リング4Bを設置することを特徴とする卵の保持具。
【選択図】図2
Description
本発明は一般家庭で手軽に殻付き塩玉子等を作製するための、卵の保持具に関するものである。
殻付き塩卵は工業的に作製されており、その方法は知られている。しかし、下記による作製方法は工業的なものでオートクレーブを使用する等、一般庭で適用出来る方法ではない。
従って、殻付き塩卵は各家庭で手軽に安定して作ることが出来ないのが実情であった。
従って、殻付き塩卵は各家庭で手軽に安定して作ることが出来ないのが実情であった。
卵は殻と卵白と卵黄それを包む薄い膜で構成されており、上部の膜と殻の間に気室があり呼吸のため少量の空気が保持されている。卵の殻には空気が通過出来るこまかいあなが無数に存在している、卵を茹でると、温度の上昇に伴い気室の空気は膨張し、殻の細かい穴を通して小さな気泡となり外部に出る、この卵を素早く冷蔵庫に保管した濃厚な食塩水に浸漬すると卵は冷却され、卵内部が負圧となり微量な塩分が浸透し殻付き塩卵が出来るのである。
しかし作製条件は微妙で温度、時間等処理条件の正確さが要求される、温度計、タイマーは調達出来るが、殻付き塩たまごを作製する場合を考えると正確な時間で熱湯からあげる、瞬時に食塩水に浸漬する等の操作が必要となるが、数個の卵を同条件で処理することは不可能なのである。
このため殻付き塩たまごを安定した状態で作製するためには数個の卵を同条件で、同時処理が可能な卵の保持具が必要となるのである。そこで本発明は数個の卵を同条件で、同時処理が可能な卵の保持具を提供することを目的とする。
本発明の卵の保持具は、中心軸の下端に下杆を介して固定された下リングを設け、該下リングと対向するように、前記中心軸の上端にL字型の上杆を介して固定された上リングを設け、前記上杆の垂直部分を前記中心軸に固定された切り込み付きのパイプに挿入するとともに、前記上リングと前記下リングは弾性体を介して連結されており、前記上リングは上下に可動可能で、弾性体で下方に付勢されており、前記下リングと前記上リングの間に卵をセット出来るように構成されたことを特徴とする、また前記中心軸に複数組の前記下リングと前記上リングを設置することを特徴とする。
本発明の保持具を使用する事により、セットされた数個の卵はこの状態のままで鍋等での煮沸、急速な冷却、水洗等、正確な処理時間等の操作が可能となる
(イ)この保持具を使用することで、殻付き塩卵を各家庭で容易に作製することが出来るのである。
(ロ)鍋での煮沸、瞬時に冷却された濃厚食塩水中に浸漬が可能となり、圧力差を利用した卵内部への塩分の浸透が起こる正確な条件での操作が可能となる。
(ハ)卵の気室のある丸い部分を上部にセットすることで、気室の空気は抜けやすくなる、また黄身は中心部に維持されるため、出来上がりが綺麗な塩玉子が出来るのもこの保持具を使用する効果である。
(ニ)本発明は塩玉子において特に効果の大きいものであるがその他、半熟卵、固茹で卵、温泉卵、等も簡単に作製が可能である。
(イ)この保持具を使用することで、殻付き塩卵を各家庭で容易に作製することが出来るのである。
(ロ)鍋での煮沸、瞬時に冷却された濃厚食塩水中に浸漬が可能となり、圧力差を利用した卵内部への塩分の浸透が起こる正確な条件での操作が可能となる。
(ハ)卵の気室のある丸い部分を上部にセットすることで、気室の空気は抜けやすくなる、また黄身は中心部に維持されるため、出来上がりが綺麗な塩玉子が出来るのもこの保持具を使用する効果である。
(ニ)本発明は塩玉子において特に効果の大きいものであるがその他、半熟卵、固茹で卵、温泉卵、等も簡単に作製が可能である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は卵の保持部が1組のものを示した。
これは図が複雑になるため示したものである。
これは図が複雑になるため示したものである。
中心軸(2)の下端に下杆(5A)を介して固定された下リング(4A)を設け、該リングと対向するように、前記中心軸の上端にL字型の上杆(5B)を介して固定された上リング(4B)を設け、前記上杆(5B)の垂直部分を中心軸に固定された、切り込み(6a)付きのパイプ(6)に挿入する、上下リングは弾性体(7)を介して連結されている、前記上リング(4B)は上下に可動可能であるが弾性体(7)で下方に付勢されている、前記下リング(4A)と前記上リング(4B)の間に卵セットする。本発明は以上の構成よりなる。
図2は卵の保持部が4組の例で4個の卵をセットした状態を示した。
架台(3)で保持具が自立しており、このままの状態で、塩玉子を作製するための各種操作が(煮沸、食塩水への浸漬、水洗等)が瞬時に正確に行えるので、タイマーを使用した正確な処理時間が確保され、容易に各家庭で塩玉子が作製出来るのである。
架台(3)で保持具が自立しており、下リング(4A)が中心軸(2)に固定されているので卵のセットが容易である。
前記上リング(4B)が弾性体を介して上下することで、卵のセットが容易になることと卵の大小にかかわらず、しっかり卵を保持出来る。パイプ(6)は上部に切り込みがあるが、上リングが左右に動かないためのものである。(切り込みが無いと上リングは左右に動き卵が外れてしまう)
塩玉子を作製する場合、一連の操作の中で、飽和食塩水に浸漬する時、保持具の浮力が最大となるが、これに打ち勝つ重量が必要である。自立した保持具が前記の状態で転倒しないことが重要で、重量は金属材料の重量で補完するか、または架台(3)の部分を金属球にする等で補完する。
金属に対して腐食性の強い濃厚な塩水に浸漬するので、保持具の素材は塩水の腐蝕に耐え得る必要があり、ステンレス等が適材である。
中心軸(2)より上部に接続された取手(1)は伝導熱で熱くなるので素材は熱伝導度の小さなプラスチックや木材等が適材である。
リングの位置は重量バランスがとれている必要がある、この方法はセット出来る卵の個数に合わせてリングの位置を正三角形、正方形、正五角形等の頂点に配置し、また各多角形の中点を中心軸(2)の位置になるように配置すればよい。
取手(1)と中心軸(2)の間は伸縮可能な構造が望ましい。
塩玉子の作製例
(イ)図2の状態で卵がセットされた保持具をこのまま使用する。
(ロ)上記の卵がセットされた保持具を片手鍋等にいれ、水で浸漬し、中火で加熱する、沸騰したら4分にセットしたタイマーを押し、あらかじめ、用意された、冷蔵庫内に保存された飽和食塩水を取り出す、タイマーが鳴ったら素早くこの中に、煮沸した保持具をそのまま浸漬する。タイマーを30分にセットしタイマーを押す。タイマーが鳴ったら保持具を取り出し十分水洗し、水を切る。
(ハ)塩玉子の完成。そのまま食卓へ。
(ニ)飽和食塩水は冷蔵庫に保存する。(何度でも使える)
(イ)図2の状態で卵がセットされた保持具をこのまま使用する。
(ロ)上記の卵がセットされた保持具を片手鍋等にいれ、水で浸漬し、中火で加熱する、沸騰したら4分にセットしたタイマーを押し、あらかじめ、用意された、冷蔵庫内に保存された飽和食塩水を取り出す、タイマーが鳴ったら素早くこの中に、煮沸した保持具をそのまま浸漬する。タイマーを30分にセットしタイマーを押す。タイマーが鳴ったら保持具を取り出し十分水洗し、水を切る。
(ハ)塩玉子の完成。そのまま食卓へ。
(ニ)飽和食塩水は冷蔵庫に保存する。(何度でも使える)
半熟卵の作製例
(イ)図2の状態で卵がセットされた保持具をこのまま使用する。
(ロ)上記の卵がセットされた保持具を片手鍋等にいれ、水で浸漬し、中火で加熱する、沸騰したら4分にセットしたタイマーを押す。タイマーが鳴ったら水に浸漬し冷却する、冷却出来たら水を切り完成。
(ハ)各自好みの黄身の堅さのものは煮沸時間を秒単位で制御出来るので、簡単に求めることができる。
(イ)図2の状態で卵がセットされた保持具をこのまま使用する。
(ロ)上記の卵がセットされた保持具を片手鍋等にいれ、水で浸漬し、中火で加熱する、沸騰したら4分にセットしたタイマーを押す。タイマーが鳴ったら水に浸漬し冷却する、冷却出来たら水を切り完成。
(ハ)各自好みの黄身の堅さのものは煮沸時間を秒単位で制御出来るので、簡単に求めることができる。
温泉卵の作製例
(イ)図2の状態で卵がセットされた保持具をこのまま使用する。
(ロ)上記の卵がセットされた保持具を85℃にセットされた保温ジャーに浸漬し、タイマーを30分にセットする、タイマーが鳴ったら取り出し、水に浸漬し冷却する、冷却出来たら水を切り完成。
(イ)図2の状態で卵がセットされた保持具をこのまま使用する。
(ロ)上記の卵がセットされた保持具を85℃にセットされた保温ジャーに浸漬し、タイマーを30分にセットする、タイマーが鳴ったら取り出し、水に浸漬し冷却する、冷却出来たら水を切り完成。
1 取手 (木・プラスチック等)
2 中心軸(金属棒)
3 架台
4A 下リング
4B 上リング
5A 下杆
5B 上杆
6 パイプ
6a 切り込み
7 弾性体
2 中心軸(金属棒)
3 架台
4A 下リング
4B 上リング
5A 下杆
5B 上杆
6 パイプ
6a 切り込み
7 弾性体
Claims (2)
- 中心軸の下端に下杆を介して固定された下リングを設け、該下リングと対向するように、前記中心軸の上端にL字型の上杆を介して固定された上リングを設け、前記上杆の垂直部分を前記中心軸に固定された切り込み付きのパイプに挿入するとともに、前記上リングと前記下リングは弾性体を介して連結されており、前記上リングは上下に可動可能で、弾性体で下方に付勢されており、前記下リングと前記上リングの間に卵がセット出来るように構成されたことを特徴とする卵の保持具。
- 前記中心軸に複数組の前記下リングと前記上リングを設置したことを特徴とする、請求項1に記載した卵の保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012110986A JP2013223700A (ja) | 2012-04-23 | 2012-04-23 | 殻付き塩玉子等を作製するための、卵の保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012110986A JP2013223700A (ja) | 2012-04-23 | 2012-04-23 | 殻付き塩玉子等を作製するための、卵の保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013223700A true JP2013223700A (ja) | 2013-10-31 |
Family
ID=49594216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012110986A Pending JP2013223700A (ja) | 2012-04-23 | 2012-04-23 | 殻付き塩玉子等を作製するための、卵の保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013223700A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101886320B1 (ko) * | 2017-10-20 | 2018-08-09 | 김성수 | 계란 깨기 기계용 계란 홀딩 컵 |
USD929796S1 (en) * | 2019-06-12 | 2021-09-07 | Peleg Design Ltd. | Combined egg holder and cooker |
KR102354200B1 (ko) * | 2021-12-28 | 2022-01-20 | 장경태 | 프라이어형 계란 깨기 장치 |
-
2012
- 2012-04-23 JP JP2012110986A patent/JP2013223700A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101886320B1 (ko) * | 2017-10-20 | 2018-08-09 | 김성수 | 계란 깨기 기계용 계란 홀딩 컵 |
USD929796S1 (en) * | 2019-06-12 | 2021-09-07 | Peleg Design Ltd. | Combined egg holder and cooker |
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