JP2013223656A - 毛髪用塗布具 - Google Patents

毛髪用塗布具 Download PDF

Info

Publication number
JP2013223656A
JP2013223656A JP2012097876A JP2012097876A JP2013223656A JP 2013223656 A JP2013223656 A JP 2013223656A JP 2012097876 A JP2012097876 A JP 2012097876A JP 2012097876 A JP2012097876 A JP 2012097876A JP 2013223656 A JP2013223656 A JP 2013223656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
applicator
application
porous
branch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012097876A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Kyogoku
悠佑 京極
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority to JP2012097876A priority Critical patent/JP2013223656A/ja
Publication of JP2013223656A publication Critical patent/JP2013223656A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning And Drying Hair (AREA)

Abstract

【課題】白髪の1本〜複数本程度の部分的な染毛や、グラデーションとなるように染める領域ごとに髪の毛を多色に染め分ける等の塗布作業、および、毛髪の1本〜複数本程度の部分的な脱色剤塗布が容易にできる毛髪用塗布具を提供する。
【解決手段】毛髪用塗布液を貯留する貯留部13を有する塗布具本体10と、該貯留部13に毛髪用塗布液を保持する多孔質吸蔵体20と、該塗布具本体10の先端に設けられた複数の毛髪狭持部30と、を備える毛髪用塗布具であって、該毛髪狭持部30の少なくとも一つは多孔質塗布体35を含み、この多孔質塗布体30は該毛髪狭持部の毛髪と接する部分に配されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、染めたい髪の毛、例えば、白髪の1本〜複数本程度の部分的な染毛や、グラデーションとなるように染める領域ごとに髪の毛を多色に染め分ける等、および、毛髪の1本〜複数本程度の部分的な脱色剤塗布が容易にできる毛髪用塗布具に関する。
従来より、白髪が黒髪中に1本又は複数本程度あると、非常に目立つ場合があり、そのため、1本〜複数本の白髪などを手軽に染毛できるようにした部分的な染毛に好適な染毛料塗布具などが知られている。
例えば、1)内部にカラー剤を流通させるための流通路が形成された中空の筒形状をなすノズル本体の先端に一対の開口溝を配置したことを特徴とする毛髪等の変色用ノズル(例えば、特許文献1参照)、2)染毛又は脱色用液剤が充填された小型容器を着脱自在に装着するピンセット状挟持具と、該ピンセット状挟持具の先端部に設けられた剤保持部と、該剤保持部に前記小型容器から染毛又は脱色用液剤を送液する導管とを備えた染毛用具(例えば、特許文献2参照)、3)髪の毛に染料を塗布する器具であって、目標の髪の毛1本だけに対して、ピンセット状等の塗布具本体の先端などに塗布体を設け、ピンセット状の塗布具本体で染めたい髪の毛を塗布体に挟んで塗布する染毛用塗布具、または、塗布具本体内に塗布液貯留室を設けると共に、塗布具本体に設けたボタンを押すことにより、染めたい髪の毛を塗布体に挟んで塗布することができる染毛用塗布具(例えば、特許文献3参照)が知られている。
しかしながら、上記特許文献1の毛髪等の変色用ノズルでは、染毛の作業中は、充填容器からノズルまで、適量の染毛料を吐き出し続けさせなければならず、毛束をしっかり挟み込んでいないので、確実に染毛させることができないなどの課題がある。
上記特許文献2の染毛用具では、構造的に染毛料等の直流が起きる恐れが大で、染毛料等をタレ流し続ける構造であり、好適な量となる染毛料等を流出できないなどの課題がある。
上記特許文献3の染毛用塗布具において、ピンセット状等の塗布具本体を用いたものでは、塗布体に塗布ごとに塗布液を付着する形態となるため、付着作業、塗布作業が煩雑となる課題があるものである。また、塗布具本体に設けたボタンを押すことにより塗布する構造となるものでは、塗布液貯留室から塗布体までの流出構造が具体的でなく、好適な量となる染毛料等を流出できないなどの課題があるものである。
特開平10−290712号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2003−310337号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2002−186515号公報(特許請求の範囲、実施例等)
本発明は、上記従来技術の課題等に鑑み、これを解消しようとするものであり、白髪などの1本〜複数本程度の部分的な染毛や、グラデーションとなるように染める領域ごとに髪の毛を多色に染め分ける染毛等の塗布作業が容易にできると共に、好適な量となる染毛料を染めたい髪の毛にしっかりと塗布することができる毛髪用塗布具の提供、並びに、毛髪の1本〜複数本程度の部分的な脱色剤塗布が容易にできる毛髪用塗布具を提供することを目的とする。
本発明者は、上記従来の課題等に鑑み、鋭意研究を行った結果、毛髪用塗布液を貯留する貯留部を有する塗布具本体と、該貯留部に毛髪用塗布液を保持する多孔質吸蔵体と、該塗布具本体の先端に設けられた複数の毛髪狭持部と、を備える毛髪用塗布具であって、該毛髪狭持部の構造を特定構造とすることにより、上記目的の毛髪用塗布具が得られることを見い出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、次の(1)〜(7)に存する。
(1) 毛髪用塗布液を貯留する貯留部を有する塗布具本体と、該貯留部に毛髪用塗布液を保持する多孔質吸蔵体と、該塗布具本体の先端に設けられた複数の毛髪狭持部と、を備える毛髪用塗布具であって、該毛髪狭持部の少なくとも一つは多孔質塗布体を含み、この多孔質塗布体は該毛髪狭持部の毛髪と接する部分に配されていることを特徴とする毛髪用塗布具。
(2) 前記毛髪狭持部は、前記多孔質塗布体を含む塗布枝と、該塗布枝に毛髪を押し付け、多孔質塗布体を含まない押圧枝からなることを特徴とする上記(1)に記載の毛髪用塗布具。
(3) 前記塗布枝と前記押圧枝とは、挟み構造であることを特徴とする上記(2)に記載の毛髪用塗布具。
(4) 前記毛髪狭持部は、全てが前記多孔質塗布体を含む塗布枝からなることを特徴とする上記(1)に記載の毛髪用塗布具。
(5) 前記複数の塗布枝は、少なくとも一つの挟み構造を採っていることを特徴とする上記(4)に記載の毛髪用塗布具。
(6) 前記多孔質塗布体の気孔率が70〜85%の範囲にあることを特徴とする上記(1)〜(5)の何れか一項に記載の毛髪用塗布具。
(7) 前記軸本体の先端にはキャップ体が嵌着され、前記毛髪狭持部が覆われることを特徴とする上記(1)〜(6)の何れか一項に記載の毛髪用塗布具。
本発明によれば、白髪などの1本〜複数本程度の部分的な染毛、並びに、グラデーションとなるように染める領域ごとに髪の毛を多色に染め分ける染毛等の塗布作業が手を汚さずに、染毛料を不要に消費することなく、容易にできると共に、好適な量となる染毛料を染めたい髪の毛にしっかりと塗布することができる毛髪用塗布具が得られるという特有の効果を奏する。また、毛髪の1本〜複数本程度の部分的な脱色剤塗布が容易にできる毛髪用塗布具が得られるという特有の効果を奏する。
本発明の毛髪用塗布具の実施形態の一例を示すものであり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)斜視図である。 図1の毛髪用塗布具にキャップ体を被覆した状態の正面視の一例であり、(a)はその縦断面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 図1の毛髪用塗布具にキャップ体を被覆した状態の側面視の一例であり、(a)はその縦断面図、(b)は側面図である。 本発明の染毛料塗布具の実施形態の他例を示すものであり、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は斜視図である。 図4の染毛料塗布具にキャップ体を被覆した状態の正面視の一例であり、(a)はその縦断面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。
以下に、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳しく説明する。
図1〜図3は、本発明の毛髪用塗布具の実施形態の一例を示すものである。
この実施形態の毛髪用塗布具Aは、図1〜図3に示すように、毛髪用塗布液を貯留する貯留部13を有する塗布具本体10と、該貯留部13に毛髪用塗布液を保持する多孔質吸蔵体20と、該塗布具本体10の先端に設けられた複数の毛髪狭持部30と、を備えるものであり、該毛髪狭持部30には多孔質塗布体35を含み、この多孔質塗布体35は該毛髪狭持部30の毛髪と接する部分に配される構造となっている。
塗布具本体10は、全体が、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、エラストマー等で形成されるものであり、断面方形状の外形部11と、該外形部の前方側に形成された前壁部12と、中央部に液体の染毛料を保持する多孔質吸蔵体20を貯留する貯留部13と、該貯留部13の前方に先軸部14とを有し、該先軸部14は上記前壁部12を貫通して前方に突出する構造となっている。また、前記塗布具本体10の外形部11と貯留部13との間は、後述する毛髪狭持部30の押圧枝が作動する作動空間部15、15となっている。
前記多孔質吸蔵体20は、毛髪用塗布液、本実施形態では、液体染毛料を吸蔵するものであり、多孔質材料から構成されるものであれば、特に限定されず、例えば、繊維束の熱融着加工体、繊維束の樹脂加工体、フェルトの樹脂加工体、フェルトの熱融着加工体、フェルトのニードルパンチ加工体、合成樹脂製連続気泡体、各種のプラスチック粉末などを融結したポーラス体等により構成することができる。該多孔質吸蔵部材20の気孔率は、該多孔質吸蔵体20から液体染毛料を効率良く多孔質塗布体35に供給できる構造となるものであれば良く、好ましくは、85〜95%の範囲とすることが望ましい。なお、本発明で規定する気孔率とは、吸蔵体全体の容積に対して気孔がどれくらいかを表す量であり、吸蔵体全体の容積をV1、気孔の容積をV2とすれば、100×(V2/V1)で表すことができる。
上記塗布具本体10の貯留部13内に収容された多孔質吸蔵体20は、その後端部が塗布具本体10の後端部側から嵌合等により固着される塗布具本体10と同一素材又は別の樹脂等素材にて成形される尾栓16、本実施形態では尾栓16に一体的に設けられる筒状の封止支持片17、並びに、該封止支持片17内に収容し、尾栓16と一体である支持体18により封止される構造となっている。この支持体18は、このように尾栓16と一体であってもよく、また、尾栓16と一体でなくてもよい。
上記多孔質吸蔵体20に吸蔵される液体染毛料としては、使用用途(白髪染め、カラー染め、グラデーション染め)等により好適な配合組成、粘度とすることができ、特に限定されるものでなく、種々の公知、市販の液体染毛料を使用することができる。
前記毛髪狭持部30は、中央部に多孔質吸蔵体20に連結される多孔質塗布体35を含む塗布枝36と、該塗布枝36の両側に該塗布枝36に毛髪を押し付け、多孔質塗布体35を含まない、筒状の貯留部13の後方側を支点として連結された、弾性を有する一対のアーム状の押圧枝37、37とから構成されている。この押圧枝37は、アーム部37aと多孔質塗布体35に対して挟持面となる挟持部37bとにより構成されている。これにより、多孔質塗布体35と押圧枝37、37とは、挟み構造となっている。この支点は塗布具本体10の内側、尾栓16の内側或いは貯留部13の前方側に設けられてもよい。
多孔質塗布体35は、その後端部が前記多孔質吸蔵体20内に挿入により当接されると共に、先軸部14内に収容した筒状支持体19により保持されている。また、先軸部14より露出した多孔質塗布体35の周囲には多孔質塗布体35を保護する枠部38を一体に有している。この多孔質塗布体35は、液体染毛料の蒸発抑制、使用部位のみを露出する構造とするために、少なくとも多孔質塗布体35は吸蔵される染毛料で染めたい髪の毛をしっかりと塗布することができ、頭皮へ余分な液が付着することを防ぐことができるように、先軸部14より好適な長さとなっており、また、枠部37より外側に突出する構造(凸部構造)となっている。
また、この多孔質塗布体35の材質等は、多孔質吸蔵体20と同様の多孔質材料から構成することができ、該多孔質塗布体35の気孔率は、多孔質吸蔵体20から液体染毛料を効率良く多孔質塗布体に供給できる構造となるものであれば良く、好ましくは、70〜85%の範囲とすることが望ましい。
本実施形態の染毛料塗布具Aは、不使用時には、図2及び図3に示されるように、軸本体10の先端にはキャップ体40が嵌着され、少なくとも前記毛髪狭持部30が覆われる構造となっている。これにより、開口面となる多孔質塗布体35を含む毛髪狭持部30はキャップ体40の内キャップ41で覆われることとなるので、液体染毛料の付着を防止でき、また、液体染毛料の蒸発などを抑制することができることとなる。
本実施形態の染毛料塗布具Aでは、塗布具本体10内に液体染毛料を吸蔵した多孔質吸蔵体20の前方側には多孔質塗布体35の細棒状の後端部が挿入等により当接されることにより、多孔質吸蔵体20の液体染毛料が多孔質塗布体35へ効率良く供給される構成となっている。
使用に際しては、白髪を染毛する場合は、使用者の発見した白髪の1〜10本程度を多孔質塗布体35を含む塗布枝36に、少なくとも一方の弾性を有する押圧枝37の露出部分を押圧すれば、多孔質塗布体35を含む塗布枝36と押圧枝37の挟持部37bとで当該白髪を略平行となるように挟むことができる構造となっているので、毛先付近〜毛根付近を往復して多孔質塗布体35に吸蔵された黒髪用の液体染毛料を簡単に白髪に塗布することができるものとなる。特に、毛先付近を多孔質塗布体35を含む塗布枝36と、少なくとも一方の押圧枝37の挟持部37bとで挟んで、毛先の方へ引き抜くようにスライドさせれば、手を汚すことなく、染毛料を不要に消費することなく、毛の先端まで難なくしっかりと好適な染毛料を塗布することができるもののとなる。
次に、図4及び図5は、本発明の毛髪用塗布具の実施形態の他例を示すものであり、上述の実施形態では、一対の押圧枝37、37を用いるものであったが、本実施形態では、染めたい白髪を一つの押圧枝37と、多孔質塗布体35を含む塗布枝36とで挟む構造としたものである。
なお、上記図1及び図2と同様の構造となるものは、同一の図示符号を示してその説明を省略する。
この実施形態の毛髪用塗布具Bは、図4及び図5に示すように、軸本体10に設けられる有底筒状の貯留部13内に多孔質吸蔵体20が収容されている。また、先軸部14から外部に突出した多孔質塗布体35を含む塗布枝36の塗布面以外は塗布具本体10に設けられる先軸14内に嵌合により固着される棒状の保持体39により保持される構造となっている。
このように構成される本実施形態の染毛料塗布具Bでは、軸本体10内に液体染毛料を吸蔵した多孔質吸蔵体20の前部内には多孔質塗布体35の細棒状の後端部が挿入等により当接されることにより、多孔質吸蔵体20の液体染毛料が多孔質塗布体35へ効率良く供給される構成となっている。
使用に際しては、白髪を染毛する場合は、使用者の発見した白髪の1〜10本程度を多孔質塗布体35を含む塗布枝36に、軸体10内の外形部11に固着された弾性を有する押圧枝37の露出部分を押圧すれば、多孔質塗布体35を含む塗布枝36と押圧枝37の挟持部37bとで当該白髪を略平行となるように挟むことができる構造に設定されているので、図1〜図3に示した毛髪用塗布具と同様に、毛先付近〜毛根付近を往復して多孔質塗布体35に吸蔵された黒髪用の液体染毛料を簡単に塗布することできる。
本実施形態の染毛料塗布具Bでは、染めたい白髪等を一つの押圧枝37と、多孔質塗布体35を含む塗布枝36とで挟む構造となるので、図1〜図3で示した毛髪用塗布具よりも更に小型化することができ、しかも、染毛作業が簡単かつ容易に行うことができるものとなる。
このように構成される本発明の毛髪用塗布具によれば、図1〜図3及び図4〜図5の各実施形態で示したように、数本ずつ少量の染毛が可能で、部分的な染毛は勿論、液体染毛料の組成をカラー染毛料などに変更すれば多色の、例えば、グラデーションとなるように染める、領域ごとに染め分ける等の作業が容易にできるものとなる。
また、液体染毛料が多孔質吸蔵体20に吸蔵されているため、従来技術で記載の文献1等の直液塗布具のように、塗布液である液体染毛料が直流する心配が、かなり少ないといえ、更に、多孔質塗布体35が必要最小限の露出構造に設定されているため、より、塗布液である液体染毛料が直流する心配がなく、手を汚すことなく、染毛料を不要に消費することなく、好適な量となる染毛料を染めたい髪の毛にしっかりと塗布することができる毛髪用塗布具が得られるという特有の効果を奏するものとなる。
本発明の毛髪用塗布具は、上記実施形態で限定されるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の形態に変更することができるものである。
上記実施形態において、多孔質吸蔵体に吸蔵するものを液体染毛料としたが、液体毛髪用脱色剤としても良いものである。用いることができる液体毛髪用脱色剤としては、好適な配合組成、粘度とすることができ、特に限定されるものでなく、種々の公知、市販の液体毛髪用脱色剤を使用することができる。この液体毛髪用脱色剤を用いた毛髪用塗布具では、上記液体染毛料を用いた毛髪用塗布具と同様に特有の機能を発揮できるため、毛髪の1本〜複数本程度の部分的な脱色剤塗布が容易にできる毛髪用塗布具が得られるものとなる。
また、上記実施形態では、毛髪狭持部30を、多孔質塗布体35を含む塗布枝36と、該塗布枝36に毛髪を押し付け、多孔質塗布体を含まない押圧枝37とから構成して、塗布枝36と押圧枝37とで挟む構造としたが、当該毛髪狭持部の全てを、多孔質塗布体を含む塗布枝から構成して、複数の塗布枝を、少なくとも一つの挟み構造を採る構成、例えば、図1〜3の毛髪用塗布具A、または、図4及び図5の毛髪用塗布具Bの押圧枝37を、多孔質塗布体を含む塗布枝から構成して、多孔質塗布体を含む塗布枝同士で毛髪を挟んで塗布する構造としてもよいものである。
更に、上記実施形態では、塗布枝、押圧枝を一直線上に配置しているが、例えば、三本以上の塗布枝、押圧枝の頂点を多角形の頂点となるような配置、例えば、三本の塗布枝、押圧枝を持つ実施形態であれば、それぞれの塗布枝、押圧枝の先が三角形の頂点となるような配置などに変更しても良いものである。
次に、実施例により、本発明を更に詳述するが、本発明は下記実施例等により限定されるものではない。
〔実施例1〕
下記構成となる図1〜図3に準拠する毛髪用塗布具を使用し、染毛料として、下記組成の液体染毛料を用いた。
(染毛料塗布具の構成)
塗布具本体:PP(ポリエチレン)製、尾栓:PP製、キャップ体:PP製
多孔質吸蔵体:PET(ポリエチレンテレフタレート)製繊維束(繊維:4デニール)、気孔率90%、φ5.4×40mm

多孔質塗布体:PET製繊維束(繊維:20デニール)、気孔率85%、φ2.6×33mm、露出部分の長さ:15mm、枠部:PP製
毛髪挟持部:押圧枝;PP製
(白髪用液体染毛料の組成:全量100質量%)
エタノール 45.0質量%
水(精製水) 43.5質量%
ベンジルアルコール 5.0質量%
(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマー 2.5質量%
乳酸 3.0質量%
黒401(酸性染料) 0.2質量%
紫401(酸性染料) 0.3質量%
橙205(酸性染料) 0.5質量%
(毛髪用脱色剤の組成:全量100質量%)
水(精製水) 70.0質量%
過酸化水素水(20%) 20.0質量%
ステアリルアルコール 5.0質量%
テトラデセンスルホン酸Na 1.0質量%
乳酸 4.0質量%
上記組成の液体染毛料を上記構成となる多孔質吸蔵部材に吸蔵させて毛髪用塗布具を得た。
この毛髪用塗布具を使用して、白髪の染毛を行った。使用者の発見した白髪(長さ10cm程度)の1〜10本程度を多孔質塗布体35を含む塗布枝36に、少なくとも一方の弾性を有する押圧枝37の露出部分を押圧することにより、多孔質塗布体35を含む塗布枝36と押圧枝37とで当該白髪を略平行となるように挟むことができるため、毛先付近〜毛根付近を往復して多孔質塗布体35に吸蔵された黒髪用の液体染毛料を簡単に塗布させることができた。特に、毛先付近を多孔質塗布体35を含む塗布枝36と、少なくとも一方の押圧枝37とで挟んで、毛先の方へ引き抜くようにスライドさせれば、手を汚すことなく、染毛料を不要に消費することなく、毛の先端まで難なくしっかりと好適な染毛料を塗布することができることを確認した。
また、上記液体染毛料を用いた毛髪用塗布具と同様にして、上記組成の毛髪用脱色剤を多孔質吸蔵部材に吸蔵させた毛髪用塗布具を作製して、1〜10本の黒髪を脱色することを行ったところ、上記染毛作業と同様に、手を汚すことなく、脱色剤を不要に消費することなく、毛先までしっかりと脱色できることを確認した。これにより、毛髪用脱色剤を用いたものでも、毛髪の1本〜複数本程度の部分的な脱色剤塗布が容易にできる毛髪用塗布具が得られるものであった。
白髪の1本〜複数本程度の部分的な染毛や、グラデーションとなるように染める領域ごとに髪の毛を多色に染め分ける等の塗布作業、および、毛髪の1本〜複数本程度の部分的な脱色剤塗布が容易にできる毛髪用塗布具が得られる。
A 毛髪用塗布具
10 塗布具本体
13 貯留部
20 多孔質吸蔵体
30 毛髪狭持部
35 多孔質塗布体
36 塗布枝
37 押圧枝
40 キャップ体

Claims (7)

  1. 毛髪用塗布液を貯留する貯留部を有する塗布具本体と、該貯留部に毛髪用塗布液を保持する多孔質吸蔵体と、該塗布具本体の先端に設けられた複数の毛髪狭持部と、を備える毛髪用塗布具であって、該毛髪狭持部の少なくとも一つは多孔質塗布体を含み、この多孔質塗布体は該毛髪狭持部の毛髪と接する部分に配されていることを特徴とする毛髪用塗布具。
  2. 前記毛髪狭持部は、前記多孔質塗布体を含む塗布枝と、該塗布枝に毛髪を押し付け、多孔質塗布体を含まない押圧枝からなることを特徴とする請求項1に記載の毛髪用塗布具。
  3. 前記塗布枝と前記押圧枝とは、挟み構造であることを特徴とする請求項2に記載の毛髪用塗布具。
  4. 前記毛髪狭持部は、全てが前記多孔質塗布体を含む塗布枝からなることを特徴とする請求項1に記載の毛髪用塗布具。
  5. 前記複数の塗布枝は、少なくとも一つの挟み構造を採っていることを特徴とする請求項4に記載の毛髪用塗布具。
  6. 前記多孔質塗布体の気孔率が70〜85%の範囲にあることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の毛髪用塗布具。
  7. 前記軸本体の先端にはキャップ体が嵌着され、前記毛髪狭持部が覆われることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の毛髪用塗布具。
JP2012097876A 2012-04-23 2012-04-23 毛髪用塗布具 Pending JP2013223656A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012097876A JP2013223656A (ja) 2012-04-23 2012-04-23 毛髪用塗布具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012097876A JP2013223656A (ja) 2012-04-23 2012-04-23 毛髪用塗布具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013223656A true JP2013223656A (ja) 2013-10-31

Family

ID=49594183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012097876A Pending JP2013223656A (ja) 2012-04-23 2012-04-23 毛髪用塗布具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013223656A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7500054B2 (ja) 2020-06-22 2024-06-17 株式会社Dic 頭髪処理装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH024503U (ja) * 1988-06-17 1990-01-12
JPH0381006U (ja) * 1989-12-11 1991-08-20

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH024503U (ja) * 1988-06-17 1990-01-12
JPH0381006U (ja) * 1989-12-11 1991-08-20

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7500054B2 (ja) 2020-06-22 2024-06-17 株式会社Dic 頭髪処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6746165B2 (en) Device for applying a hair product to sections of hair and method of hair treatment
US6626599B2 (en) Device for applying a product to a section of hair
US5311887A (en) Comb for holding a liquid and dispensing the liquid through comb teeth
KR900006217Y1 (ko) 두발용 화장재료의 도포구
US2299296A (en) Hair operator's instrument
US20120014736A1 (en) Application device
JPWO2006006378A1 (ja) 髪用塗布具及びその塗布具付き化粧料容器
US9908362B2 (en) Liquid applying container
JPH038169Y2 (ja)
WO2018188359A1 (zh) 涂抹装置的头部结构
CN102245049B (zh) 用于改善的发绺效果的毛发处理剂施用装置
JP2007020793A (ja) 化粧料塗布具及び塗布容器
CN102245050B (zh) 用于改善的发绺效果的毛发处理组合物的施用装置
GB2199490A (en) Hair coating tool
JP2013223656A (ja) 毛髪用塗布具
JP6086655B2 (ja) 毛髪用塗布具
US2299295A (en) Hair operator's instrument
JP6406972B2 (ja) 髪用塗布具
JP2012100968A (ja) 液状化粧品塗布具
JPH11318544A (ja) 毛髪に塗布すべき調整剤のための塗布機器
KR102672883B1 (ko) 화장용 스탬프 구성 및 그 사용 방법
JP2018126210A (ja) 液体塗布容器
KR20100001626U (ko) 염색용 빗
US20220079320A1 (en) Systems, methods, and apparatuses for implementing a self-contained periorbital cosmetic applicator device
CN216255904U (zh) 梳子及梳具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160322