JP2013222307A - 携帯端末装置、ジョブ制御方法及びジョブ制御プログラム - Google Patents

携帯端末装置、ジョブ制御方法及びジョブ制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】システム管理者等によってアプリケーションに設定された機能制限を継承可能な他のアプリケーションについて、その使用が禁止される不都合を防止し、大規模なシステムの構築が不要であり、携帯端末装置側だけの設定による簡易な構成で、ユーザ毎の機能制限を実現できる携帯端末装置等を提供する。
【解決手段】ジョブ実行装置の機能についての使用を制限する機能制限が設定されている第1のアプリケーション102以外のアプリケーションA、Bの実行により発行されたジョブが、前記第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定するとともに、同一のポートを指定しているときは、証明書の有無を判定し、証明書がない場合は前記ジョブを禁止し、証明書がある場合はジョブを許可する。
【選択図】 図14

Description

この発明は、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末装置、同装置で実行されるジョブ制御方法及びジョブ制御プログラムに関する。
近年、各種のOS(Operating System)を搭載したスマートフォン、タブレット端末等の携帯端末装置が普及拡大している。また、資料の印刷や閲覧等もパーソナルコンピュータを介さず、携帯端末装置から直接に行われることが多くなっている。このような背景から、印刷業界各社は、携帯端末装置向けに自社の印刷装置等のジョブ実行装置と容易に接続可能なアプリケーションを、インターネット上のアプリケーション購入サイトに提供し、携帯端末装置のユーザはこのサイトからアプリケーションを購入してインストールできるようになっている。
一方、携帯端末装置を各社員に配付して会社全体で使用することも行われているが、この場合、社員に応じて、ジョブ実行装置の一部の機能の使用を制限したい場合がある。例えば、管理職に対しては、プリント機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等、印刷装置の全ての機能を使用できるが、一般社員についてはモノクロプリント機能の使用のみを認め、それ以外の機能については使用を制限するような場合である。
この場合、従来ではシステム管理者が、ユーザ毎に印刷装置の機能制限を設定したアプリケーションを携帯端末装置にインストールしておき、これを各ユーザに配付することで、ユーザ毎の使用制限を実現している。
しかしながら、アプリケーションに機能制限を設定されたユーザであっても、インターネット上のアプリケーション購入サイトから容易にアプリケーションを取得できることから、その取得したアプリケーションを用いてジョブを発行することで、システム管理者が意図した機能制限を超えるジョブ実行装置の使用がなされてしまうおそれがある。
なお、システム管理者が、インターネット上のアプリケーション購入サイトからのアプリケーションのインストール自体を制限することで、上記の問題を解決することも可能であるが、インテント連携技術の活用により、アプリケーション購入サイトに提供されている無数のアプリケーションの有効活用を図る観点から、そのようなインストール自体の制限はなされないことが多い。
上述のような問題点を解決するため、特許文献1には、機能制限を設定されたアプリケーションが指定するプリンタポートを、他のアプリケーションが使用できないように禁止することで、管理者が意図した運用を可能とするシステムが提案されている。
また、機能制限を行う技術として、ネットワーク上に印刷装置の利用者を登録したデータベースを備え、このデータベースに登録されている利用者毎に、印刷装置へのアクセス権を持たせることで、ジョブ実行装置の機能制限を行う技術も提供されている。
特開2006−289285号公報
しかし、機能制限を設定されたアプリケーションが指定するプリンタポートを、他のアプリケーションが使用できないように禁止する特許文献1に記載の技術では、機能制限が施されたアプリケーションが指定するポートは、そのアプリケーションからの出力のみに限定されるため、管理者が設定した機能制限を継承可能なアプリケーションであっても、使用が禁止されてしまい、ユーザの利便性を損なう要因となるという欠点がある。
また、ネットワーク上にジョブ実行装置の利用者を登録したデータベースを備え、このデータベースに登録されている利用者毎に、ジョブ実行装置へのアクセス権を持たせることで、機能制限を行う技術では、ネットワーク上にデータベースを構築するため、本格的なシステムの構築が必要となる。このため、小規模な会社等が導入するには、コスト上の問題が生じ、また、ネットワークの維持及び管理の負担が大きいという問題がある。
なお、本格的なシステムの導入を行うことなく、本体認証による簡易なユーザ管理も可能であるが、ユーザに使用を許可するジョブ実行装置が複数存在する場合は、各ジョブ実行装置毎にユーザ登録を行わなければならず、煩雑であるという問題がある。
この発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、システム管理者等によってアプリケーションに設定された機能制限を継承可能な他のアプリケーションについて、その使用が禁止される不都合を防止すると共に、大規模なシステムの構築が不要であり、携帯端末装置側だけの設定による簡易な構成で、ユーザ毎の機能制限を実現できる携帯端末装置及び該装置で実行されるジョブ制御方法を提供し、さらには前記ジョブ制御方法を携帯端末装置のコンピュータに実行させるためのジョブ制御プログラムを提供することを課題としている。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)ジョブ実行装置に対してジョブを発行するための第1のアプリケーションであって、前記ジョブ実行装置の機能についての使用を制限する機能制限が設定されている第1のアプリケーションを記憶する記憶手段と、前記機能制限を継承可能な第2のアプリケーションと機能制限を継承不可能な第3のアプリケーションをインストールするインストール手段と、前記第1のアプリケーションの実行により、前記インストール手段によりインストールされた前記第2のアプリケーションに対して証明書を発行する証明書発行手段と、前記第2のアプリケーションの実行により、前記第1のアプリケーションに設定されている前記機能制限を読み込んで継承するとともに、前記証明書発行手段により発行された証明書を読み込む読み込み手段と、前記第1、第2及び第3のアプリケーションの実行によりジョブを発行するとともに、第2のアプリケーションの実行による場合は前記証明書を付加してジョブを発行するジョブ発行手段と、第1のアプリケーション以外のアプリケーションの実行により前記ジョブ発行手段により発行されたジョブが、前記第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定するとともに、同一のポートを指定しているときは、前記証明書の有無を判定し、証明書がない場合は前記ジョブを禁止し、証明書がある場合及び前記第1のアプリケーションが指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、前記ジョブを許可する制御手段と、を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
(2)ジョブ実行装置に対してジョブを発行するための第1のアプリケーションであって、前記ジョブ実行装置の機能についての使用を制限する機能制限が設定されている第1のアプリケーションを記憶する記憶手段と、前記機能制限を継承可能な第2のアプリケーションと機能制限を継承不可能な第3のアプリケーションをインストールするインストール手段と、前記第1のアプリケーションの実行により、前記インストール手段によりインストールされた前記第2のアプリケーションに対して証明書を発行する証明書発行手段と、前記第2のアプリケーションの実行により、前記第1のアプリケーションに設定されている前記機能制限を読み込んで継承するとともに、前記証明書発行手段により発行された証明書を読み込む読み込み手段と、前記第1、第2及び第3のアプリケーションの実行によりジョブを発行するとともに、第2のアプリケーションの実行による場合は前記証明書を付加してジョブを発行するジョブ発行手段と、第1のアプリケーション以外のアプリケーションの実行により前記ジョブ発行手段により発行されたジョブについて、証明書の有無を判定するとともに、証明書がない場合は、前記第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定し、同一のポートを指定している場合は前記ジョブを禁止し、証明書がある場合及び前記第1のアプリケーションが指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、前記ジョブを許可する制御手段と、を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
(3)前記第1のアプリケーションが指定するポートは複数である前項1または2に記載の携帯端末装置。
(4)ジョブ実行装置に対してジョブを発行するための第1のアプリケーションであって、前記ジョブ実行装置の機能についての使用を制限する機能制限が設定されている第1のアプリケーションを記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記機能制限を継承可能な第2のアプリケーションと機能制限を継承不可能な第3のアプリケーションをインストールするインストールステップと、前記第1のアプリケーションの実行により、前記インストールステップにおいてインストールされた前記第2のアプリケーションに対して証明書を発行する証明書発行ステップと、前記第2のアプリケーションの実行により、前記第1のアプリケーションに設定されている前記機能制限を読み込んで継承するとともに、前記証明書発行ステップにおいて発行された証明書を読み込む読み込みステップと、前記第1、第2及び第3のアプリケーションの実行によりジョブを発行するとともに、第2のアプリケーションの実行による場合は前記証明書を付加してジョブを発行するジョブ発行ステップと、第1のアプリケーション以外のアプリケーションの実行により前記ジョブ発行ステップにおいて発行されたジョブが、前記第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定するとともに、同一のポートを指定しているときは、前記証明書の有無を判定し、証明書がない場合は前記ジョブを禁止し、証明書がある場合及び前記第1のアプリケーションが指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、前記ジョブを許可する制御ステップと、を備えたことを特徴とする携帯端末装置におけるジョブ制御方法。
(5)ジョブ実行装置に対してジョブを発行するための第1のアプリケーションであって、前記ジョブ実行装置の機能についての使用を制限する機能制限が設定されている第1のアプリケーションを記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記機能制限を継承可能な第2のアプリケーションと機能制限を継承不可能な第3のアプリケーションをインストールするインストールステップと、前記第1のアプリケーションの実行により、前記インストールステップにおいてインストールされた前記第2のアプリケーションに対して証明書を発行する証明書発行ステップと、前記第2のアプリケーションの実行により、前記第1のアプリケーションに設定されている前記機能制限を読み込んで継承するとともに、前記証明書発行ステップにおいて発行された証明書を読み込む読み込みステップと、前記第1、第2及び第3のアプリケーションの実行によりジョブを発行するとともに、第2のアプリケーションの実行による場合は前記証明書を付加してジョブを発行するジョブ発行ステップと、第1のアプリケーション以外のアプリケーションの実行により前記ジョブ発行ステップにおいて発行されたジョブについて、証明書の有無を判定するとともに、証明書がない場合は、前記第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定し、同一のポートを指定している場合は前記ジョブを禁止し、証明書がある場合及び前記第1のアプリケーションが指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、前記ジョブを許可する制御ステップと、を備えたことを特徴とする携帯端末装置におけるジョブ制御方法。
(6)ジョブ実行装置に対してジョブを発行するための第1のアプリケーションであって、前記ジョブ実行装置の機能についての使用を制限する機能制限が設定されている第1のアプリケーションを記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記機能制限を継承可能な第2のアプリケーションと機能制限を継承不可能な第3のアプリケーションをインストールするインストールステップと、前記第1のアプリケーションの実行により、前記インストールステップにおいてインストールされた前記第2のアプリケーションに対して証明書を発行する証明書発行ステップと、前記第2のアプリケーションの実行により、前記第1のアプリケーションに設定されている前記機能制限を読み込んで継承するとともに、前記証明書発行ステップにおいて発行された証明書を読み込む読み込みステップと、前記第1、第2及び第3のアプリケーションの実行によりジョブを発行するとともに、第2のアプリケーションの実行による場合は前記証明書を付加してジョブを発行するジョブ発行ステップと、第1のアプリケーション以外のアプリケーションの実行により前記ジョブ発行ステップにおいて発行されたジョブが、前記第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定するとともに、同一のポートを指定しているときは、前記証明書の有無を判定し、証明書がない場合は前記ジョブを禁止し、証明書がある場合及び前記第1のアプリケーションが指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、前記ジョブを許可する制御ステップと、を、携帯端末装置のコンピュータに実行させるためのジョブ制御プログラム。
(7)ジョブ実行装置に対してジョブを発行するための第1のアプリケーションであって、前記ジョブ実行装置の機能についての使用を制限する機能制限が設定されている第1のアプリケーションを記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記機能制限を継承可能な第2のアプリケーションと機能制限を継承不可能な第3のアプリケーションをインストールするインストールステップと、前記第1のアプリケーションの実行により、前記インストールステップにおいてインストールされた前記第2のアプリケーションに対して証明書を発行する証明書発行ステップと、前記第2のアプリケーションの実行により、前記第1のアプリケーションに設定されている前記機能制限を読み込んで継承するとともに、前記証明書発行ステップにおいて発行された証明書を読み込む読み込みステップと、前記第1、第2及び第3のアプリケーションの実行によりジョブを発行するとともに、第2のアプリケーションの実行による場合は前記証明書を付加してジョブを発行するジョブ発行ステップと、第1のアプリケーション以外のアプリケーションの実行により前記ジョブ発行ステップにおいて発行されたジョブについて、証明書の有無を判定するとともに、証明書がない場合は、前記第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定し、同一のポートを指定している場合は前記ジョブを禁止し、証明書がある場合及び前記第1のアプリケーションが指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、前記ジョブを許可する制御ステップと、を、携帯端末装置のコンピュータに実行させるためのジョブ制御プログラム。
前項(1)、(4)及び(6)に記載の発明によれば、ジョブ実行装置の機能についての使用を制限する機能制限が、第1のアプリケーションに設定されている場合に、前記機能制限を継承可能な第2のアプリケーションがインストールされると、第2のアプリケーションは第1のアプリケーションから前記機能制限を読み込んで継承するとともに、第1のアプリケーションの実行によって発行された証明書を読み込む。
第1のアプリケーション以外のアプリケーションの実行によりジョブが発行されるが、発行されたジョブが、前記第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかが判定され、同一のポートを指定しているときは、前記証明書の有無が判定される。そして、証明書がない場合は前記ジョブが禁止され、証明書がある場合及び前記第1のアプリケーションが指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、前記ジョブが許可される。
従って、ユーザが第1のアプリケーション以外のアプリケーションを、例えばインターネット上のアプリケーション購入サイトから購入してインストールするとともに、このアプリケーションを実行し、第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定してジョブを発行したとしても、証明書が付加されたジョブ、つまり第1のアプリケーションの機能制限を継承した第2のアプリケーションの実行によるジョブのみが許可され、機能制限を継承できない第3のアプリケーションの実行によるジョブは拒否されるから、管理者等が第1のアプリケーションに対して設定した機能制限を逸脱してジョブ実行装置が使用される恐れはなくなる。しかも、第2のアプリケーションのインストール自体を禁止するものではないから、第2のアプリケーションのインストール及びその使用ができなくなるといった不都合はない。
また、携帯端末装置側の構成によって、ユーザ毎の機能制限を簡単に実現できるから、大規模なシステムの構築は不要となる。
前項(2)、(5)及び(7)に記載の発明によれば、第1のアプリケーション以外のアプリケーションの実行によりジョブが発行されるが、発行されたジョブについて、証明書の有無が判定されるとともに、証明書がない場合は、前記第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかが判定され、同一のポートを指定している場合は前記ジョブが禁止され、証明書がある場合及び前記第1のアプリケーションが指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、前記ジョブが許可される。
従って、ユーザが第1のアプリケーション以外のアプリケーションを、例えばインターネット上のアプリケーション購入サイトから購入してインストールするとともに、このアプリケーションを実行し、第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定してジョブを発行したとしても、証明書が付加されたジョブ、つまり第1のアプリケーションの機能制限を継承した第2のアプリケーションの実行によるジョブのみが許可され、機能制限を継承できない第3のアプリケーションの実行によるジョブは拒否されるから、管理者等が第1のアプリケーションに対して設定した機能制限を逸脱してジョブ実行装置が使用される恐れはなくなる。しかも、第2のアプリケーションのインストール自体を禁止するものではないから、第2のアプリケーションのインストール及びその使用ができなくなるといった不都合はない。
また、携帯端末装置側の構成によって、ユーザ毎の使用制限を簡単に実現できるから、大規模なシステムの構築は不要となる。
前項(3)に記載の発明によれば、第1のアプリケーションが指定するポートが複数であっても、前項(1)(2)に記載の効果を得ることができる。
この発明の一実施形態に係る携帯端末装置が用いられたジョブ制御システムを示すブロック図である。 携帯端末装置の電気的な構成を示すブロック図である。 携帯端末装置のソフトウェア構成を示すブロック図である。 携帯端末装置の操作パネル15に表示されるモード選択画面と印刷設定画面の一例を示す図である。 I/Oアプリに設定されている機能制限の内容をまとめた表である。 ポートモニタの機能構成を示すブロック図である。 I/Oアプリに設定されている機能制限を継承可能なアプリAの内部構成(機能構成)を示す図である。 I/Oアプリの機能制限を継承できるアプリAを用いてジョブを発行する場合の動作を示すシーケンス図である。 PJLで記述された印刷ジョブを示す図である。 I/Oアプリの機能制限を継承できないアプリBを用いてジョブを発行する場合の動作を示すシーケンス図である。 I/Oアプリの機能制限を継承できるアプリAのインストール時の処理を示すフローチャートである。 アプリAの起動時の処理を示すフローチャートである。 アプリAの印刷ジョブ発行時の処理を示すフローチャートである。 印刷ジョブを受信するポートモニタの動作を示すフローチャートである。 印刷ジョブを受信するポートモニタの別の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る携帯端末装置が用いられたジョブ制御システムを示すブロック図である。
このジョブ制御システムは、スマートフォンやタブレット端末等からなる携帯端末装置1と、ジョブ実行装置としての1台または複数台の画像形成装置2と、ウェブサーバ3とパーソナルコンピュータ4等を備え、これらが有線あるいは無線によるネットワーク5を介して相互に接続されている。
この実施形態では、前記画像形成装置2として、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能、スキャン機能等の複数の機能を複合した多機能デジタル画像形成装置であるMFP(Multi Function Peripherals)が用いられている。以下の説明では、画像形成装置をMFPと記すこともある。
図2は、前記携帯端末装置1の電気的な構成を示すブロック図である。
携帯端末装置1は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、記憶部14と、操作パネル15と、通信インターフェース(通信IF)16等を備えている。
前記CPU11は、携帯端末装置1の全体を統括的に制御するものであるが、特にこの実施形態では、各種のアプリケーションをインストールしたり、アプリケーションを実行することにより、前記MFP2に対する印刷ジョブ等の各種のジョブ(コマンドを含む)を発行したり、発行したジョブのMFP2への送信を禁止したり許可したりするが、この点については後述する。
前記ROM12は、前記CPU11の動作プログラム等が格納されているメモリであり、RAM13は、前記CPU11が動作プログラムに従って動作する際の作業領域を提供するメモリである。
前記記憶部14は、作成した文書データやインターネットから取得した画像データ、各種のアプリケーション、その他のデータを保存するメモリであり、例えばハードディスク装置が用いられている。
操作パネル15は、ユーザの操作やメッセージの表示等に使用されるものであり、液晶等のタッチパネルを備えている。
前記通信インターフェース16は、電話回線を通じて通話を行ったり、無線通信によりMFP2、ウェブサーバ3などの外部装置とデータの送受を行うためのものである。
図3は、携帯端末装置1のソフトウェア構成を示すブロック図である。以下の説明では、アプリケーション(アプリケーションプログラム)を単にアプリともいう。
携帯端末装置1は、アプリケーション層100と、OSフレームワーク110を備えている。
前記アプリケーション層100には、ユーザがインターネット上の購入サイト等から購入した購入アプリ群101と、I/Oアプリ102が存在している。
購入アプリ群101には、この実施形態ではアプリA〜Dの4個のアプリケーションが存在しており、記憶部14等に記憶されている。このうちのいずれかのアプリケーション、例えばアプリA〜Cは、MFP2に対して印刷ジョブ等のジョブ(コマンドを含む)の発行が可能である。
I/Oアプリ102は、MFP2を使用するために管理者等によって予めインストールされたMFP2専用のアプリケーションであり、記憶部14等に記憶されている。この実施形態では、I/Oアプリ102はMFP2の使用時に、プリント、スキャン、ファクシミリ(FAX)送信、ボックス操作等の複数のモードのうちいずれかのモードを選択させたるめの選択画面を表示するとともに、各モードが選択された場合に、各モードに応じたジョブを発行するためのアプリを備えている。
具体的には、MFP2に印刷ジョブを発行するためのプリントアプリ103、スキャンジョブを発行するためのスキャンアプリ104、FAX送信ジョブを発行するためのFAXアプリ105、ボックス操作ジョブを発行するためのボックスアプリ106がインストールされている。なお、ボックス操作ジョブとは、記憶部14の記憶領域であるボックスの操作に関するジョブである。
また、プリントアプリ103は、図3に示すように、該アプリをCPU11が実行することにより、印刷制御部103a、UI(user interface)制御部103b、機能制限制御部103c、証明書制御部103dの各機能を実現する。
印刷制御部103aは、ユーザの設定に従って印刷ジョブを作成し発行するものであり、UI制御部103bは、印刷設定画面等の画面を操作パネル15に表示して、ユーザに印刷設定を行わせるものである。
機能制限制御部103cは、管理者等によりユーザ毎に予め設定された、MFP2の機能についての使用を制限する機能制限を実行すると共に、この機能制限を継承可能な他のアプリケーションからの要求に基づいて、前記機能制限の内容を前記アプリケーションに提供する。
なお、I/Oアプリ102は機能制限フラグを有しており、いずれかの機能制限が設定されている場合、機能制限フラグはオンに設定される。
証明書制御部103dは、機能制限を継承可能な他のアプリケーションに対して、そのアプリケーションが機能制限を継承していることを示す証明書を発行する。
なお、スキャンアプリ104、FAXアプリ105及びボックスアプリ106もまた、図示は省略したが、これらアプリをCPU11が実行することにより、プリントアプリ103における印刷制御部103a、UI制御部103bに相当する機能をそれぞれ実現する。さらに、機能制限が設定されている場合は、機能制限制御部103c及び証明書制御部103dに相当する機能が実現される。
前記OSフレームワーク110は、OSを中心に構成されるソフトウェア部分である。このOSフレームワーク106は、CPU11との協働によって機能的にポート監視制御部であるボートモニタ107の機能を実現する。
このボートモニタ107は、購入アプリ群101のアプリケーションで発行されたジョブが、I/Oアプリ102が指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかや、前記証明書が付加されているかどうか等を判定し、判定結果に応じて、前記ジョブのMFP2への送信を禁止し、あるいは許可するものである。
図4は、携帯端末装置1の操作パネル15に表示されるモード選択画面と印刷設定画面の一例を示す図である。
例えば機能制限が設定されていないユーザの携帯端末装置1では、図4(a)に示すモード選択画面において、プリント、スキャン、FAX送信、ボックス操作の各モードの選択キーが表示される。ユーザがプリントキーを押下すると、図4(b)に示すように、印刷設定画面が表示される。この印刷設定画面では、基本設定として、カラーモードの設定とページ割付の設定が可能となっている。
一方、機能制限が設定されているユーザの携帯端末装置1では、図4(c)に示すモード選択画面において、使用できない機能(この例ではFAX送信)の選択キーが非表示となされ、また図4(d)に示す印刷設定画面において、使用できない機能(この例ではカラープリント)がグレーアウト表示されて、選択できないようになっている。
図5は、I/Oアプリ102に設定されている機能制限の内容をまとめた表である。この例では、機能制限フラグがオンになっており、MFP2が有する各機能のうち、FAX送信機能、カラープリント機能、ボックス保存機能、セキュリティ印刷機能がそれぞれ使用不可に設定されている。
図6は、前記ポートモニタ107の機能構成を示すブロック図である。このポートモニタ107は、出力先監視部107a、I/Oアプリ出力先保存部107b、証明書判定部107c、ジョブ処理制御部107dを備えている。
出力先監視部107aは、ジョブの出力先であるポートを監視するものであり、I/Oアプリ出力先保存部107bは、I/Oアプリ102が指定する出力先を保存するものである。これらの出力先監視部107a及びI/Oアプリ出力先保存部107bは、購入アプリ群101のアプリA〜C等によって発行されたジョブが、I/Oアプリ102で指定されているポートと同一のポートを指定しているかどうか等を判定する。
証明書判定部107cは、アプリA〜C等によって発行されたジョブに証明書制御部103dによって発行された証明書が付加されているかどうかを判定し、ジョブ処理制御部107dは、前記証明書判定部107cによる判定結果に基づいて、ジョブを指定された出力先に送信しあるいは送信しないように制御する。
図7は、購入アプリ群101のアプリのうち、I/Oアプリ102に設定されている機能制限を継承可能なアプリの内部構成(機能構成)を示す図である。
なお、以下の説明では、プリントアプリ103、FAXアプリ105に機能制限が設定されており、購入アプリ群101のアプリのうち、アプリAがモード選択画面及び印刷設定画面の表示、及び印刷ジョブの発行が可能で、かつI/Oアプリ102の機能制限を継承可能なアプリであり、アプリBがモード選択画面及び印刷設定画面の表示、及び印刷ジョブの発行は可能であるが、I/Oアプリ102の機能制限を継承不可能なアプリであるものとして説明する。
アプリAは、機能制限フラグ判定部101aと、機能制限項目読込み部101bと、UI構成部101cと、アプリ構成機能モジュール101dと、証明書読込み/保存部101eと、印刷ジョブ生成部101fとを備えている。
機能制限フラグ判定部101aはI/Oアプリ102の機能制限フラグがオンになっているかどうかを判定し、機能制限項目読込み部101bは、I/Oアプリ102の機能制限フラグがオンになっている場合に、I/Oアプリ102から機能制限が設定されている項目を読み込むとともに、読み込んだ機能制限項目を自身のプログラムに反映させるものである。
UI構成部101cは、アプリAに基づくモード設定画面、印刷設定画面等の各種の画面を表示したり、ユーザの設定入力を受け付けたりするものである。
アプリ構成機能モジュール101dは、アプリAの本来の動作を実行させるモジュールであり、証明書読込み/保存部101eは、前記I/Oアプリ102の機能制限フラグがオンになっている場合に、I/Oアプリ102に証明書の発行を要求するとともに、発行された証明書を読み込んで保存する。
印刷ジョブ生成部101fは、ユーザによって入力された印刷設定に従って、印刷ジョブを生成し発行するものであるが、証明書読込み/保存部101eによって証明書が読み込まれ保存されている場合は、この証明書を付加して各印刷ジョブを発行する。
次に、I/Oアプリ102の機能制限を継承できるアプリAを用いてジョブを発行する場合の動作を、図8のシーケンス図に従って説明する。
管理者は、ユーザ毎に機能制限が設定されたI/Oアプリ102を予めインストールして、携帯端末装置1を各ユーザに配布する。携帯端末装置1を受け取ったユーザは、I/Oアプリ102により発行される印刷ジョブの出力先として、IPアドレス等を指定する。なお、出力先は管理者等により予め設定されていても良い。また、出力先は複数であっても良い。
ユーザが、インターネット上のアプリ購入サイト等から、アプリA及びアプリB等を購入し携帯端末装置1にインストールする(図8の(1))。前述のように、アプリAはI/Oアプリ102の機能制限を継承でき、アプリBは継承できないものとする。
インストールされたアプリAは起動されることにより、I/Oアプリ102の機能制限フラグがオンになっているかどうかをチェックする(図8の(2))。I/Oアプリ102の機能制限フラグがオンになっていれば(図8の(3))、アプリAは機能制限されている項目を読み込んで反映させる(図8の(4))。
反映されると(図8の(5))、アプリAは機能制限が設定されているI/Oアプリに証明書の発行を要求し、I/Oアプリ102は証明書を発行する(図8の(6))。アプリAは発行された証明書を読み込んで保存する(図8の(7))。
ユーザが、例えばドキュメント表示用アプリケーションを用いてドキュメントを表示した後、インテント連携によりアプリAを指定して、図4(c)のようなモード選択画面を表示させたのち、プリントモードを選択すると、図4(d)のような印刷設定画面が表示される(図8の(8))。モード選択画面及び印刷設定画面では、機能制限が設定されている項目については、設定値の入力ができないように非表示またはグレーアウト表示される。
ユーザが、印刷設定を入力して印刷を指示すると(図8の(9))、アプリAは印刷ジョブを発行する。この印刷ジョブには前記証明書が付加される(図8の(10))。
印刷ジョブが発行されると、ポートモニタ107は、印刷ジョブがI/Oアプリ102で指定されているボートと同一のポートを指定しているかどうかと、I/Oアプリ102で発行された証明書が印刷ジョブに付加されているかどうかを判定し(図8の(11))、判定結果に従って、印刷ジョブを指定されたボートに送信し(図8の(12))、あるいは送信を禁止する。
具体的には、まず、印刷ジョブが前記I/Oアプリ102が指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定し、同一のポートを指定しているときは、前記証明書の有無を判定し、証明書がない場合は印刷ジョブの送信を禁止し、証明書がある場合及び前記I/Oアプリ102が指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、印刷ジョブを送信する。
証明書が付加されている場合、PJL(Printer Job Language)で記述された印刷ジョブの中に、図9に一点鎖線で囲った部分で示すように、証明書が付加されていることを示す記述(図9の例では「@PJL SET JOB-CERTIFICATION=ON」)が存在する。この記述を基に、証明書の有無が判定される。
また、他の判定方法として、まず証明書の有無を判定し、証明書がない場合に、前記I/Oアプリ102が指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定し、同一のポートを指定している場合は印刷ジョブを禁止し、証明書がある場合及びプリントアプリが指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、印刷ジョブを送信する。
次に、I/Oアプリ102の機能制限を継承できないアプリBを用いてジョブを発行する場合の動作について、図10のシーケンス図を用いて説明する。
ユーザが、インターネット上のアプリ購入サイト等から、アプリBを購入し携帯端末装置1にインストールする(図10の(21))。
ユーザが、例えばドキュメント表示用アプリケーションを用いてドキュメントを表示した後、インテント連携によりアプリBを起動してモード選択画面を表示させ、プリントモードを選択すると、印刷設定画面が表示される(図10の(21)(22))。アプリBは機能制限を継承できないので、モード選択画面及び印刷設定画面では、全ての項目が表示される。
ユーザが出力先を含む印刷設定を入力して印刷を指示すると(図10の(23))、アプリBは印刷ジョブを発行する(図10の(24))。
印刷ジョブが発行されると、ポートモニタ107は、印刷ジョブがI/Oアプリ102で指定されているボートと同一のポートを指定しているかどうかと、I/Oアプリ102で発行された証明書が印刷ジョブに付加されているかどうかを判定し(図10の(25))、判定結果に従って、印刷ジョブを指定されたボートに送信し、あるいは送信を禁止する。
具体的には、まず、印刷ジョブがI/Oアプリ102が指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定し、同一のポートを指定しているときは、前記証明書の有無を判定する。アプリBによる印刷ジョブには証明書が付加されていないから、印刷ジョブの送信を禁止し、その旨を操作パネル15に表示する(図10の(26))。ただし、I/Oアプリ102が指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、機能制限とは関係がないので、印刷ジョブを送信する。
また、他の判定方法として、まず証明書の有無を判定しても良い。証明書がなければ、I/Oアプリ102が指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定し、同一のポートを指定している場合は印刷ジョブを禁止し、I/Oアプリ102が指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、印刷ジョブを送信する。
このように、この実施形態によれば、ユーザがアプリA、Bを、例えばインターネット上のアプリケーション購入サイトから購入してインストールするとともに、このアプリケーションを実行し、I/Oアプリ102が指定するポートと同一のポートを指定してジョブを発行したとしても、証明書が付加されたジョブ、つまりI/Oアプリ102の機能制限を継承したアプリAの実行による印刷ジョブのみが許可され、機能制限を継承できないアプリBの実行による印刷ジョブは拒否されるから、管理者等がI/Oアプリ102に対して設定した機能制限を逸脱してMFP2が使用される恐れはなくなる。しかも、アプリAのインストール自体を禁止するものではないから、アプリAのインストール及びその使用ができなくなるといった不都合はない。
また、携帯端末装置1側の構成によって、ユーザ毎の機能制限を簡単に実現できるから、大規模なシステムの構築は不要となる。
図11は、アプリAのインストール時の処理を示すフローチャートである。
ステップS01で、I/Oアプリ102が設定する機能制限の有無を示すフラグをチェックし、ステップS02で、フラグ設定があるかどうか(オンかどうか)を判定する。フラグ設定がなければ(ステップS02でNO)、処理を終了する。フラグ設定があれば(ステップS02でYES)、ステップS03で、機能制限を継承可能かどうかを判断し、可能でなければ(ステップS03でNO)、処理を終了する。可能であれば(ステップS03でYES)、ステップS04で、機能制限を読み込んで反映するとともに、I/Oアプリ102に証明書の発行を要求し、I/Oアプリ102から発行された証明書を読み込んで保存する。
図12は、アプリAの起動時の処理を示すフローチャートである。
ステップS11で、ユーザの指示に基づいて起動すると、ステップS12で、機能制限があるかどうかを判断し、機能制限があれば(ステップS12でYES)、ステップS13でその機能制限を反映し、ステップS14で、機能制限項目を非表示等にして印刷設定画面等を表示する。機能制限がなければ(ステップS12でNO)、そのままステップS14に進み、印刷設定画面等を表示する。
図13は、アプリAの印刷ジョブ発行時の処理を示すフローチャートである。
ステップS21で印刷指示を受け付けると、ステップS22で、読み込んだ証明書があるかどうかを判断し、証明書があれば(ステップS22でYES)、ステップS23で印刷ジョブへ証明書を付加した後、ステップS24で印刷ジョブをポートモニタ107へ送信する。証明書がなければ(ステップS22でNO)、ステップS24で、証明書を付加することなく印刷ジョブをポートモニタ107へ送信する。
図14は、印刷ジョブを受信するポートモニタの動作を示すフローチャートである。
ステップS31で、印刷ジョブを受信したかどうかを判断し、受信していなければ(ステップS31でNO)、処理を終了する。受信していれば(ステップS31でYES)、ステップS32で、印刷ジョブで指定されているポートは、I/Oアプリ102で指定されているポートと同じかどうかを判断する。同じであれば(ステップS32でYES)、ステップS33で、証明書が付加されているかどうかを判断し、付加されていなければ(ステップS33でNO)、処理を終了する。つまり、ジョブの送信が拒否される。証明書が付加されていると(ステップS33でYES)、ステップS34に進み、印刷ジョブを指定されたポートに送信する。つまり、証明書が付加されていれば、I/Oアプリ102の機能制限と同じ制限のもとで発行された印刷ジョブであるから、I/Oアプリ102の機能制限を逸脱するMFP2の使用は生じない。
一方、ステップS32で、印刷ジョブで指定されているポートが、I/Oアプリ102で指定されているポートと同じでなければ(ステップS32でNO)、I/Oアプリ102の機能制限とは関係のない使用であるから、そのままステップS34に進み、印刷ジョブを指定されたポートに送信する。
図15は、印刷ジョブを受信するポートモニタ110の動作の別の例を示すフローチャートである。
ステップS41で、印刷ジョブを受信したかどうかを判断し、受信していなければ(ステップS41でNO)、処理を終了する。受信していれば(ステップS41でYES)、ステップS42で、証明書が付加されているかどうかを判断し、付加されていれば(ステップS42でYES)、I/Oアプリ102の機能制限と同じ制限のもとで発行された印刷ジョブであるから、ステップS44で印刷ジョブを指定されたポートに送信する。
ステップS42で、証明書が付加されていなければ(ステップS42でNO)、ステップS43で、印刷ジョブで指定されているポートは、I/Oアプリ102で指定されているポートと同じかどうかを判断する。同じであれば(ステップS43でYES)、処理を終了する。つまり、ジョブの送信が拒否される。同じでなければ(ステップS43でNO)、スI/Oアプリ102の機能制限とは関係がないので、ステップS44で印刷ジョブを指定されたポートに送信する。
1 携帯端末装置
2 画像形成装置
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 記憶部
15 操作パネル
101 購入アプリ群群
102 I/Oアプリ
107 ポートモニタ

Claims (7)

  1. ジョブ実行装置に対してジョブを発行するための第1のアプリケーションであって、前記ジョブ実行装置の機能についての使用を制限する機能制限が設定されている第1のアプリケーションを記憶する記憶手段と、
    前記機能制限を継承可能な第2のアプリケーションと機能制限を継承不可能な第3のアプリケーションをインストールするインストール手段と、
    前記第1のアプリケーションの実行により、前記インストール手段によりインストールされた前記第2のアプリケーションに対して証明書を発行する証明書発行手段と、
    前記第2のアプリケーションの実行により、前記第1のアプリケーションに設定されている前記機能制限を読み込んで継承するとともに、前記証明書発行手段により発行された証明書を読み込む読み込み手段と、
    前記第1、第2及び第3のアプリケーションの実行によりジョブを発行するとともに、第2のアプリケーションの実行による場合は前記証明書を付加してジョブを発行するジョブ発行手段と、
    第1のアプリケーション以外のアプリケーションの実行により前記ジョブ発行手段により発行されたジョブが、前記第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定するとともに、同一のポートを指定しているときは、前記証明書の有無を判定し、証明書がない場合は前記ジョブを禁止し、証明書がある場合及び前記第1のアプリケーションが指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、前記ジョブを許可する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  2. ジョブ実行装置に対してジョブを発行するための第1のアプリケーションであって、前記ジョブ実行装置の機能についての使用を制限する機能制限が設定されている第1のアプリケーションを記憶する記憶手段と、
    前記機能制限を継承可能な第2のアプリケーションと機能制限を継承不可能な第3のアプリケーションをインストールするインストール手段と、
    前記第1のアプリケーションの実行により、前記インストール手段によりインストールされた前記第2のアプリケーションに対して証明書を発行する証明書発行手段と、
    前記第2のアプリケーションの実行により、前記第1のアプリケーションに設定されている前記機能制限を読み込んで継承するとともに、前記証明書発行手段により発行された証明書を読み込む読み込み手段と、
    前記第1、第2及び第3のアプリケーションの実行によりジョブを発行するとともに、第2のアプリケーションの実行による場合は前記証明書を付加してジョブを発行するジョブ発行手段と、
    第1のアプリケーション以外のアプリケーションの実行により前記ジョブ発行手段により発行されたジョブについて、証明書の有無を判定するとともに、証明書がない場合は、前記第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定し、同一のポートを指定している場合は前記ジョブを禁止し、証明書がある場合及び前記第1のアプリケーションが指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、前記ジョブを許可する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  3. 前記第1のアプリケーションが指定するポートは複数である請求項1または2に記載の携帯端末装置。
  4. ジョブ実行装置に対してジョブを発行するための第1のアプリケーションであって、前記ジョブ実行装置の機能についての使用を制限する機能制限が設定されている第1のアプリケーションを記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記機能制限を継承可能な第2のアプリケーションと機能制限を継承不可能な第3のアプリケーションをインストールするインストールステップと、
    前記第1のアプリケーションの実行により、前記インストールステップにおいてインストールされた前記第2のアプリケーションに対して証明書を発行する証明書発行ステップと、
    前記第2のアプリケーションの実行により、前記第1のアプリケーションに設定されている前記機能制限を読み込んで継承するとともに、前記証明書発行ステップにおいて発行された証明書を読み込む読み込みステップと、
    前記第1、第2及び第3のアプリケーションの実行によりジョブを発行するとともに、第2のアプリケーションの実行による場合は前記証明書を付加してジョブを発行するジョブ発行ステップと、
    第1のアプリケーション以外のアプリケーションの実行により前記ジョブ発行ステップにおいて発行されたジョブが、前記第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定するとともに、同一のポートを指定しているときは、前記証明書の有無を判定し、証明書がない場合は前記ジョブを禁止し、証明書がある場合及び前記第1のアプリケーションが指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、前記ジョブを許可する制御ステップと、
    を備えたことを特徴とする携帯端末装置におけるジョブ制御方法。
  5. ジョブ実行装置に対してジョブを発行するための第1のアプリケーションであって、前記ジョブ実行装置の機能についての使用を制限する機能制限が設定されている第1のアプリケーションを記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記機能制限を継承可能な第2のアプリケーションと機能制限を継承不可能な第3のアプリケーションをインストールするインストールステップと、
    前記第1のアプリケーションの実行により、前記インストールステップにおいてインストールされた前記第2のアプリケーションに対して証明書を発行する証明書発行ステップと、
    前記第2のアプリケーションの実行により、前記第1のアプリケーションに設定されている前記機能制限を読み込んで継承するとともに、前記証明書発行ステップにおいて発行された証明書を読み込む読み込みステップと、
    前記第1、第2及び第3のアプリケーションの実行によりジョブを発行するとともに、第2のアプリケーションの実行による場合は前記証明書を付加してジョブを発行するジョブ発行ステップと、
    第1のアプリケーション以外のアプリケーションの実行により前記ジョブ発行ステップにおいて発行されたジョブについて、証明書の有無を判定するとともに、証明書がない場合は、前記第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定し、同一のポートを指定している場合は前記ジョブを禁止し、証明書がある場合及び前記第1のアプリケーションが指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、前記ジョブを許可する制御ステップと、
    を備えたことを特徴とする携帯端末装置におけるジョブ制御方法。
  6. ジョブ実行装置に対してジョブを発行するための第1のアプリケーションであって、前記ジョブ実行装置の機能についての使用を制限する機能制限が設定されている第1のアプリケーションを記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記機能制限を継承可能な第2のアプリケーションと機能制限を継承不可能な第3のアプリケーションをインストールするインストールステップと、
    前記第1のアプリケーションの実行により、前記インストールステップにおいてインストールされた前記第2のアプリケーションに対して証明書を発行する証明書発行ステップと、
    前記第2のアプリケーションの実行により、前記第1のアプリケーションに設定されている前記機能制限を読み込んで継承するとともに、前記証明書発行ステップにおいて発行された証明書を読み込む読み込みステップと、
    前記第1、第2及び第3のアプリケーションの実行によりジョブを発行するとともに、第2のアプリケーションの実行による場合は前記証明書を付加してジョブを発行するジョブ発行ステップと、
    第1のアプリケーション以外のアプリケーションの実行により前記ジョブ発行ステップにおいて発行されたジョブが、前記第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定するとともに、同一のポートを指定しているときは、前記証明書の有無を判定し、証明書がない場合は前記ジョブを禁止し、証明書がある場合及び前記第1のアプリケーションが指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、前記ジョブを許可する制御ステップと、
    を、携帯端末装置のコンピュータに実行させるためのジョブ制御プログラム。
  7. ジョブ実行装置に対してジョブを発行するための第1のアプリケーションであって、前記ジョブ実行装置の機能についての使用を制限する機能制限が設定されている第1のアプリケーションを記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記機能制限を継承可能な第2のアプリケーションと機能制限を継承不可能な第3のアプリケーションをインストールするインストールステップと、
    前記第1のアプリケーションの実行により、前記インストールステップにおいてインストールされた前記第2のアプリケーションに対して証明書を発行する証明書発行ステップと、
    前記第2のアプリケーションの実行により、前記第1のアプリケーションに設定されている前記機能制限を読み込んで継承するとともに、前記証明書発行ステップにおいて発行された証明書を読み込む読み込みステップと、
    前記第1、第2及び第3のアプリケーションの実行によりジョブを発行するとともに、第2のアプリケーションの実行による場合は前記証明書を付加してジョブを発行するジョブ発行ステップと、
    第1のアプリケーション以外のアプリケーションの実行により前記ジョブ発行ステップにおいて発行されたジョブについて、証明書の有無を判定するとともに、証明書がない場合は、前記第1のアプリケーションが指定するポートと同一のポートを指定しているかどうかを判定し、同一のポートを指定している場合は前記ジョブを禁止し、証明書がある場合及び前記第1のアプリケーションが指定するポートと異なるポートが指定されている場合は、前記ジョブを許可する制御ステップと、
    を、携帯端末装置のコンピュータに実行させるためのジョブ制御プログラム。
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