JP2013220380A - 粉砕仕事指数の推算式の生成システムおよびその生成方法、ならびに粉砕動力の推算システムおよびその推算方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 石炭中の付着水分含水比Maを表すMaデータと、粉砕性指数HGIを表すHGIデータと、前記石炭を粉砕するローラミル2の動力W〔W〕、ローラミル2で粉砕して実測した石炭粉砕量Q〔kg/h〕およびローラミル2から火炉3に向けて搬送される微粉炭の平均粒径dpとのデータに基づき、Bondの法則から算出した粉砕仕事指数Cを表す粉砕仕事指数データとに基づき、
C=a×HGI+Ma×(b×HGI+c)+d・・・(1)
で表される式(1)の係数a,b,c,dを決定して前記式(1)で表される粉砕仕事指数Cの推算式を生成する推算式生成演算部10を有する。
【選択図】 図1
Description
図1は、亜瀝青炭および瀝青炭のそれぞれにおいて、付着水分の有無で分けてHGIと粉砕仕事指数との関係を調べた場合の特性図である。同図に示すように、亜瀝青炭では、含水比(=水分重量〔kg〕/107℃で乾燥した石炭の重量〔kg〕(JIS A1203);以下同じ)が低い場合、HGIは瀝青炭と同様に、粉砕仕事指数とほぼ直線の関係で示され、ローラミルの粉砕性を評価することができる。これに対し、含水比が高くなると、同じHGIの石炭に較べて粉砕指数が大きくなり、粉砕性の評価にHGIを使用することは適切でない。
石炭中の付着水分含水比Maを表すMaデータと、粉砕性指数HGIを表すHGIデータと、前記石炭を粉砕するローラミルの動力W〔W〕、該ローラミルで粉砕して実測した石炭粉砕量Q〔kg/h〕およびローラミルから火炉に向けて搬送される微粉炭の平均粒径dpのデータによりBondの法則から算出した粉砕仕事指数Cを表す粉砕仕事指数データとに基づき、
C=a×HGI+Ma×(b×HGI+c)+d・・・(1)
で表される式(1)の係数a,b,c,dを決定して前記式(1)で表される粉砕仕事指数Cの推算式を生成する推算式生成演算手段を有することを特徴とする粉砕仕事指数の推算式の生成システムにある。
第1の態様に記載する粉砕仕事指数の推算式の生成システムにおいて、
前記推算式生成演算手段は、付着水分がない石炭を対象として最小自乗法により粉砕性指数HGIと粉砕仕事指数Cとの関係式について係数a,dを算出するとともに、付着水分が存在する石炭を対象として最小自乗法により粉砕性指数HGIと粉砕仕事指数Cとの関係式について係数b,cを算出することにより各係数a,b,c,dを決定するものであることを特徴とする粉砕仕事指数の推算式の生成システムにある。
第1の態様に記載する粉砕仕事指数の推算式の生成システムにおいて、
前記推算式生成演算手段は、少なくとも4種類の付着水分含水比Ma、粉砕性指数HGIおよび粉砕仕事指数Cを、
C=a×HGI+Ma×(b×HGI+c)+d・・・(1)
で表される式(1)に与えることにより係数a,b,c,dを未知数とする方程式を作成するとともに、該方程式を解いて係数a,b,c,dを決定するものであることを特徴とする粉砕仕事指数の推算式の生成システムにある。
貯炭場の石炭に基づき付着水分含水比Maと、粉砕性指数HGIとを実測する実測工程と、
前記石炭を粉砕するローラミルの動力W〔W〕、該ローラミルで粉砕して実測した石炭粉砕量Q〔kg/h〕およびローラミルから火炉に向けて搬送される微粉炭の実測した平均粒径dpとに基づき、Bondの法則から算出される粉砕仕事指数Cを演算する粉砕仕事指数演算工程と、
前記付着水分含水比Ma、粉砕性指数HGIおよび粉砕仕事指数Cを、
C=a×HGI+Ma×(b×HGI+c)+d・・・(1)
で表される式(1)に与えることにより係数a,b,c,dを決定して前記式(1)で表される粉砕仕事指数Cの推算式を生成する推算式生成工程とを有することを特徴とする粉砕仕事指数の推算式の生成方法にある。
第4の態様に記載する粉砕仕事指数の推算式の生成方法において、
前記推算式生成工程では、付着水分がない石炭を対象として最小自乗法により粉砕性指数HGIと粉砕仕事指数Cとの関係式について係数a,dを算出するとともに、付着水分が存在する石炭を対象として最小自乗法により粉砕性指数HGIと粉砕仕事指数Cとの関係式について係数b,cを算出することにより各係数a,b,c,dを決定することを特徴とする粉砕仕事指数の推算式の生成方法にある。
第4の態様に記載する粉砕仕事指数の推算式の生成方法において、
前記推算式生成工程では、少なくとも4種類の付着水分含水比Ma、粉砕性指数HGIおよび粉砕仕事指数Cを、
C=a×HGI+Ma×(b×HGI+c)+d・・・(1)
で表される式(1)に与えることにより係数a,b,c,dを未知数とする方程式を作成するとともに、該方程式を解いて係数a,b,c,dを決定することを特徴とする粉砕仕事指数の推算式の生成方法にある。
ローラミルで粉砕する新規な石炭に関する付着水分含水比Maを表すMaデータと、粉砕性指数HGIを表すHGIデータとを出力する入力データ生成手段と、
過去のデータに基づき第1〜第3の態様のいずれか一つに記載する生成システムにより生成された粉砕仕事指数の推算式に、前記新規な石炭に関する前記MaデータとHGIデータとを代入することにより新規石炭の粉砕仕事指数の推算値CEを算出する粉砕仕事指数推算手段と、
微粉炭の目標とする粉砕量の設定値QSを表すデータと平均の粒径の設定値dpSを表すデータとが設定される粉砕条件設定手段と、
前記推算値CEを表すデータ、前記粉砕条件設定手段に設定した前記粉砕量の設定値QSを表すデータおよび前記粒径の設定値dpSを表すデータに基づき、WE=CE×QS/√dpSにより粉砕時に要する動力Wの推算値WEを算出する動力推算手段とを有することを特徴とする粉砕動力の推算システムにある。
第7の態様に記載する粉砕動力の推算システムにおいて、
前記入力データ生成部は、複数種類の石炭に関する各MaデータおよびHGIデータとともに、混炭率を表す混炭データを出力する一方、
前記粉砕仕事指数推算手段は、複数種類の石炭の過去のデータに基づき第1〜第3の態様のいずれか一つに記載する推算式の生成システムにより前記複数種類の石炭の前記過去のデータにおける前記複数種類の石炭の混炭率を表す混炭データを加味して各炭種の単独粉砕時の値を前記混炭率に応じて加重平均して生成された粉砕仕事指数の推算式に、前記新規な石炭に関するMaデータとHGIデータとを代入するとともに、前記新規石炭の各炭種の単独粉砕時の値を前記新規石炭の混炭率に応じて加重平均して新規石炭の粉砕仕事指数の推算値CEを演算するものであることを特徴とする粉砕動力の推算システムにある。
第7または第8の態様に記載する粉砕動力の推算システムにおいて、
石炭を粉砕するローラミルの受入限界となる、粉砕仕事指数の上限値CLimitを算出する上限値演算手段と、
前記粉砕仕事指数算出手段が算出した推算値CEを表わすデータと、前記上限値演算手段が算出した上限値CLimitを表すデータとを比較し、CE<CLimitの場合のみに前記動力推算手段における推算動力の算出を行わせる判定手段とを有することを特徴とする粉砕動力の推算システムにある。
ローラミルで粉砕する新規な石炭に関する付着水分含水比Maと、粉砕性指数HGIとを実測する実測工程と、
前記新規な石炭に関する付着水分含水比Maと粉砕性指数HGIとに基づき、過去のデータに基づき第4〜第6の態様のいずれか一つに記載する生成方法により生成した粉砕仕事指数の推算式に、前記新規な石炭に関する付着水分含水比Maと粉砕性指数HGIとを代入することにより新規石炭の粉砕仕事指数の推算値CEを演算する粉砕仕事指数推算工程と、
前記ローラミルの受入限界となる粉砕仕事指数の上限値CLimitを、前記ローラミルの動力、該ローラミルで粉砕して実測した石炭粉砕量およびローラミルから火炉に向けて搬送される微粉炭の実測した平均の粒径とに基づき、Bondの法則から算出する上限値演算工程と、
前記実測工程で実測したHGIと、上限値演算工程で算出した上限値CLimitに基づき前記ローラミルの受入限界となる石炭の付着水分含水比MaLimitを逆算する逆算工程と、
前記推算値CEと上限値CLimitとを比較する比較工程と、
比較工程における比較結果がCE<CLimitでない場合に、付着水分含水比Maが、粉砕可能となる付着水分含水比MaLimit以下となるように乾燥するとともに、所定の乾燥後に前記実測工程に戻す乾燥工程と、
微粉炭の目標とする粉砕量と平均粒径とを設定する粉砕条件設定工程と、
前記比較工程における比較結果がCE<CLimitの場合に、石炭粉砕に問題がないと推測して、前記粉砕条件設定工程で設定した前記粉砕量の設定値Qs、前記平均粒径の設定値dpsおよび前記推定値CEに基づき、W=C×Q/√dpにより前記新規な石炭の粉砕時に要する動力Wを演算する粉砕動力推算工程とを有することを特徴とする粉砕動力の推算方法にある。
図5は本発明の第1の実施の形態に係る粉砕仕事指数の推算式の生成システムを示すブロック図である。同図に示すように、貯炭場1に貯留されている石炭は、ローラミル2で粉砕され、所定の平均粒径の微粉炭となってボイラの火炉3に搬送・供給される。
全水分含水比=細孔内水分含水比+付着水分含水比 ・・・(2)
Ma=Ma.r−Ma.d ・・・・・(3)
C=(W/Q)×√dp ・・・・(4)
図6は本発明の第2の実施の形態に係る粉砕動力の推算システムを示すブロック図である。本形態は、第1の実施の形態により生成した粉砕仕事指数Cの推算式を用いて新たな石炭の粉砕動力を推算するシステムである。
図8は本発明の第3の実施の形態に係る粉砕動力の推算システムを示すブロック図である。本形態は、図6に示す第2の実施の形態に係る粉砕動力の推算システムに、ローラミル2の粉砕能力を加味して粉砕可能な石炭か否かを判定する機能を追加したものである。そこで、図6に示す第2の実施の形態に係る粉砕動力の推算システムと同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
図10は本発明の第4の実施の形態に係る粉砕動力の推算システムを示すブロック図である。本形態は、例えば瀝青炭と亜瀝青炭との混炭のように異なる炭種の石炭を複数種類混ぜて粉砕する場合であるが基本的なシステム構成は、図6に示す第2の実施の形態と同様である。そこで、図6と同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
Σ[Rn×{Man×(b×HGIn+c)}]・・・・(6)
本発明は、上記実施の形態に限定するものではない。例えば上記実施の形態では、粉砕仕事指数Cの推算式を形成する際に最小自乗法を利用したが、これに限らず係数a,b,c,dを未知数とする四元一次方程式を作成し、その解として係数a,b,c,dを決定しても良い。すなわち、少なくとも4種類の付着水分含水比Ma、粉砕性指数HGIおよび粉砕仕事指数Cを、前記式(1)に与えることにより係数a,b,c,dを未知数とする方程式を作成するとともに、該方程式を解いて係数a,b,c,dを決定することも原理的には可能である。
2 ローラミル
3 火炉
4 石炭データ実測部
5 ローラミルデータ部
6 微粉炭データ部
7 含水比演算部
8 HGIデータ生成部
9 粉砕仕事指数演算部
10 推算式生成演算部
11 入力データ生成部
12 粉砕条件設定部
13 動力推算部
14 石炭データ実測部
15 粉砕量設定部
16 粒径設定部
17 含水比演算部
18 データ生成部
20 粉砕仕事指数推算部
21 実測工程
22 粉砕仕事指数推算工程
23 粉砕条件設定工程
24 動力推算工程
Claims (10)
- 石炭中の付着水分含水比Maを表すMaデータと、粉砕性指数HGIを表すHGIデータと、前記石炭を粉砕するローラミルの動力W〔W〕、該ローラミルで粉砕して実測した石炭粉砕量Q〔kg/h〕およびローラミルから火炉に向けて搬送される微粉炭の平均の粒径dpのデータによりBondの法則から算出した粉砕仕事指数Cを表す粉砕仕事指数データとに基づき、
C=a×HGI+Ma×(b×HGI+c)+d・・・(1)
で表される式(1)の係数a,b,c,dを決定して前記式(1)で表される粉砕仕事指数Cの推算式を生成する推算式生成演算手段を有することを特徴とする粉砕仕事指数の推算式の生成システム。 - 請求項1に記載する粉砕仕事指数の推算式の生成システムにおいて、
前記推算式生成演算手段は、付着水分がない石炭を対象として最小自乗法により粉砕性指数HGIと粉砕仕事指数Cとの関係式について係数a,dを算出するとともに、付着水分が存在する石炭を対象として最小自乗法により粉砕性指数HGIと粉砕仕事指数Cとの関係式について係数b,cを算出することにより各係数a,b,c,dを決定するものであることを特徴とする粉砕仕事指数の推算式の生成システム。 - 請求項1に記載する粉砕仕事指数の推算式の生成システムにおいて、
前記推算式生成演算手段は、少なくとも4種類の付着水分含水比Ma、粉砕性指数HGIおよび粉砕仕事指数Cを、
C=a×HGI+Ma×(b×HGI+c)+d・・・(1)
で表される式(1)に与えることにより係数a,b,c,dを未知数とする方程式を作成するとともに、該方程式を解いて係数a,b,c,dを決定するものであることを特徴とする粉砕仕事指数の推算式の生成システム。 - 貯炭場の石炭に基づき付着水分含水比Maと、粉砕性指数HGIとを実測する実測工程と、
前記石炭を粉砕するローラミルの動力W〔W〕、該ローラミルで粉砕して実測した石炭粉砕量Q〔kg/h〕およびローラミルから火炉に向けて搬送される微粉炭の実測した平均粒径dpとに基づき、Bondの法則から算出される粉砕仕事指数Cを演算する粉砕仕事指数演算工程と、
前記付着水分含水比Ma、粉砕性指数HGIおよび粉砕仕事指数Cを、
C=a×HGI+Ma×(b×HGI+c)+d・・・(1)
で表される式(1)に与えることにより係数a,b,c,dを決定して前記式(1)で表される粉砕仕事指数Cの推算式を生成する推算式生成工程とを有することを特徴とする粉砕仕事指数の推算式の生成方法。 - 請求項4に記載する粉砕仕事指数の推算式の生成方法において、
前記推算式生成工程では、付着水分がない石炭を対象として最小自乗法により粉砕性指数HGIと粉砕仕事指数Cとの関係式について係数a,dを算出するとともに、付着水分が存在する石炭を対象として最小自乗法により粉砕性指数HGIと粉砕仕事指数Cとの関係式について係数b,cを算出することにより各係数a,b,c,dを決定することを特徴とする粉砕仕事指数の推算式の生成方法。 - 請求項4に記載する粉砕仕事指数の推算式の生成方法において、
前記推算式生成工程では、少なくとも4種類の付着水分含水比Ma、粉砕性指数HGIおよび粉砕仕事指数Cを、
C=a×HGI+Ma×(b×HGI+c)+d・・・(1)
で表される式(1)に与えることにより係数a,b,c,dを未知数とする方程式を作成するとともに、該方程式を解いて係数a,b,c,dを決定することを特徴とする粉砕仕事指数の推算式の生成方法。 - ローラミルで粉砕する新規な石炭に関する付着水分含水比Maを表すMaデータと、粉砕性指数HGIを表すHGIデータとを出力する入力データ生成手段と、
過去のデータに基づき請求項1〜3のいずれか一つに記載する生成システムにより生成された粉砕仕事指数の推算式に、前記新規な石炭に関する前記MaデータとHGIデータとを代入することにより新規石炭の粉砕仕事指数の推算値CEを算出する粉砕仕事指数推算手段と、
微粉炭の目標とする粉砕量の設定値QSを表すデータと平均の粒径の設定値dpSを表すデータとが設定される粉砕条件設定手段と、
前記推算値CEを表すデータ、前記粉砕条件設定手段に設定した前記粉砕量の設定値QSを表すデータおよび前記粒径の設定値dpSを表すデータに基づき、WE=CE×QS/√dpSにより粉砕時に要する動力Wの推算値WEを算出する動力推算手段とを有することを特徴とする粉砕動力の推算システム。 - 請求項7に記載する粉砕動力の推算システムにおいて、
前記入力データ生成部は、複数種類の石炭に関する各MaデータおよびHGIデータとともに、混炭率を表す混炭データを出力する一方、
前記粉砕仕事指数推算手段は、複数種類の石炭の過去のデータに基づき請求項1〜3の何れか一つに記載する推算式の生成システムにより前記複数種類の石炭の前記過去のデータにおける前記複数種類の石炭の混炭率を表す混炭データを加味して各炭種の単独粉砕時の値を前記混炭率に応じて加重平均して生成された粉砕仕事指数の推算式に、前記新規な石炭に関するMaデータとHGIデータとを代入するとともに、前記新規石炭の各炭種の単独粉砕時の値を前記新規石炭の混炭率に応じて加重平均して新規石炭の粉砕仕事指数の推算値CEを演算するものであることを特徴とする粉砕動力の推算システム。 - 請求項7または請求項8に記載する粉砕動力の推算システムにおいて、
石炭を粉砕するローラミルの受入限界となる、粉砕仕事指数の上限値CLimitを算出する上限値演算手段と、
前記粉砕仕事指数算出手段が算出した推算値CEを表わすデータと、前記上限値演算手段が算出した上限値CLimitを表すデータとを比較し、CE<CLimitの場合のみに前記動力推算手段における推算動力の算出を行わせる判定手段とを有することを特徴とする粉砕動力の推算システム。 - ローラミルで粉砕する新規な石炭に関する付着水分含水比Maと、粉砕性指数HGIとを実測する実測工程と、
前記新規な石炭に関する付着水分含水比Maと粉砕性指数HGIとに基づき、過去のデータに基づき請求項4〜6のいずれか一つに記載する生成方法により生成した粉砕仕事指数の推算式に、前記新規な石炭に関する付着水分含水比Maと粉砕性指数HGIとを代入することにより新規石炭の粉砕仕事指数の推算値CEを演算する粉砕仕事指数推算工程と、
前記ローラミルの受入限界となる粉砕仕事指数の上限値CLimitを、前記ローラミルの動力、該ローラミルで粉砕して実測した石炭粉砕量およびローラミルから火炉に向けて搬送される微粉炭の実測した平均の粒径とに基づき、Bondの法則から算出する上限値演算工程と、
前記実測工程で実測したHGIと、上限値演算工程で算出した上限値CLimitに基づき前記ローラミルの受入限界となる石炭の付着水分含水比MaLimitを逆算する逆算工程と、
前記推算値CEと上限値CLimitとを比較する比較工程と、
比較工程における比較結果がCE<CLimitでない場合に、付着水分含水比Maが、粉砕可能となる付着水分含水比MaLimit以下となるように乾燥するとともに、所定の乾燥後に前記実測工程に戻す乾燥工程と、
微粉炭の目標とする粉砕量と平均粒径とを設定する粉砕条件設定工程と、
前記比較工程における比較結果がCE<CLimitの場合に、石炭粉砕に問題がないと推測して、前記粉砕条件設定工程で設定した前記粉砕量の設定値Qs、前記平均粒径の設定値dpsおよび前記推定値CEに基づき、W=C×Q/√dpにより前記新規な石炭の粉砕時に要する動力Wを演算する粉砕動力推算工程とを有することを特徴とする粉砕動力の推算方法。
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