JP2013219103A - 磁気シールド - Google Patents

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Abstract

【課題】環境磁場に応じて、磁気シールドの厚みを部分的に調節できるようにする。
【解決手段】磁気シールド10は、磁性材料で形成された筒状の第1のシールド部11と、磁性材料で形成され、第1のシールド部11よりも短い筒状の第2のシールド部12及び第3のシールド部13を備える。第2のシールド部12及び第3のシールド部13は、第1のシールド部11の中央部の外周面を覆うように重ねて設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気シールドに関する。
脳磁計や心磁計を用いて生体が発する微弱な磁場を計測する場合には、環境磁場の影響を低減するために、磁気シールドが用いられる。例えば、特許文献1には、超電導体円筒の外周に間隔を空けて強磁性体の円筒体を配置した構造を有する磁気シールドが開示されている。
特開平5−299869号公報
磁気シールドは、環境磁場により、遮蔽性能が部分的に低下する場合がある。様々な環境磁場に対応するためには、予め磁気シールド全体を厚めに製造する必要がある。しかし、この場合には、磁気シールドが必要以上に大きく重たくなるため、設置場所が制限されるとともに、設置場所への搬送も容易ではない。また、磁気シールドの製造コストも高くなる。
本発明は、環境磁場に応じて、磁気シールドの厚みを部分的に調節できるようにすることを目的の一つとする。
本発明に係る磁気シールドは、磁性材料で形成された第1の筒状部材と、磁性材料で形成され、前記第1の筒状部材よりも短い複数の第2の筒状部材とを備え、前記複数の第2の筒状部材は、決められた領域における前記第1の筒状部材の外周面を覆うように重ねて設けられることを特徴とする。
この構成によれば、環境磁場に応じて、磁気シールドの厚みを部分的に調節することができる。
前記第1の筒状部材は、周方向に分割された複数の第1の分割体を接合することにより形成され、前記複数の第2の筒状部材はそれぞれ、周方向に分割された複数の第2の分割体を接合することにより形成されてもよい。
この構成によれば、筒状部材を容易に取り付けることができる。
前記第1の筒状部材及び前記複数の第2の筒状部材は、前記複数の第1の分割体の接合位置と前記複数の第2の分割体の接合位置とが重ならないように配置されてもよい。
この構成によれば、磁気シールドの遮蔽性能の低下を防ぐことができる。
本発明に係る磁気シールドは、磁性材料で形成された筒状の第1の筒状部材と、磁性材料で形成され、前記第1の筒状部材よりも厚い第2の筒状部材とを備え、前記第1の筒状部材と前記第2の筒状部材とは、当該第2の筒状部材が決められた領域に配置されるように軸方向に連結されることを特徴とする。
この構成によれば、環境磁場に応じて、磁気シールドの厚みを部分的に調節できるようにすることができる。
前記第1の筒状部材は、一方の端に第1の突出部を有し、他方の端に第1の溝部を有し、前記第2の筒状部材は、一方の端に第2の突出部を有し、他方の端に第2の溝部を有し、前記第1の筒状部材と前記第2の筒状部材とは、前記第1の突出部を前記第2の溝部に嵌め込み、又は前記第2の突出部を前記第1の溝部に嵌め込むことにより連結されてもよい。
この構成によれば、磁気シールドの遮蔽性能の低下を防ぐことができる。
本発明に係る磁気シールドは、磁性材料で形成された第1の筒状部材と、磁性材料で形成された柔軟性を有するシートとを備え、前記シートは、決められた領域における前記第1の円筒部材の外周面に巻き付けられることを特徴とする。
この構成によれば、環境磁場に応じて、磁気シールドの厚みを部分的に調節できるようにすることができる。
第1実施形態に係る磁気シールドの斜視図 第1実施形態に係る磁気シールドの分解斜視図 従来の磁気シールドの効果を説明する図 第2実施形態に係る磁気シールドの斜視図 第2実施形態に係る磁気シールドの分解斜視図 図4のE部を拡大した図 接合位置をずらした場合の効果を説明する図 第3実施形態に係る磁気シールドの斜視図 第3実施形態に係る磁気シールドの正面図 第1のシールド部と第2のシールド部との連結の仕方を説明する図 第4実施形態に係る磁気シールドの斜視図 変形例に係る第1のシールド部の分解斜視図
1.第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る磁気シールド10の斜視図であり、図2は、磁気シールド10の分解斜視図である。磁気シールド10の内部には、脳磁計や心磁計等の磁気センサーが格納される。磁気シールド10は、磁気センサーが環境磁場の影響を受けないように、環境磁場を遮断する役割を果たす。
磁気シールド10は、第1のシールド部11(第1の円筒部材の一例)と、第2のシールド部12(第2の円筒部材の一例)と、第3のシールド部13(第2の円筒部材の一例)とを備える。第1のシールド部11、第2のシールド部12及び第3のシールド部13は、いずれも磁性材料で形成されている。この磁性材料としては、例えばパーマロイ、アルミニウム等が用いられる。
第1のシールド部11、第2のシールド部12及び第3のシールド部13は、いずれも両端が開口した円筒状の形状を有する。第1のシールド部11の内径D1及び長さL1は、磁気センサーと測定対象の人体とを収容できる大きさを有する。第2のシールド部12の長さL2は、第1のシールド部11の長さL1よりも小さい。第3のシールド部13の長さL3は、第2のシールド部12の長さL2よりも小さい。つまり、第1のシールド部11が最も長く、第2のシールド部12、第3のシールド部13の順に短くなる。また、第1のシールド部11、第2のシールド部12及び第3のシールド部13は、いずれも同じ厚さを有する。
第2のシールド部12は、第1のシールド部11の外周にはめ込まれる。第2のシールド部12の内径D2は、第2のシールド部12が第1のシールド部11の外周にはめ込まれたときに、第1のシールド部11の外周面と第2のシールド部12の内周面とが密着するような大きさを有する。第2のシールド部12は、第1のシールド部11の中央部(決められた領域の一例)の外周面を覆うように設けられる。第3のシールド部13は、第2のシールド部12の外周にはめ込まれる。第3のシールド部13の内径D3は、第3のシールド部13が第2のシールド部12の外周にはめ込まれたときに、第2のシールド部12の外周面と第3のシールド部13の内周面とが密着するような大きさを有する。第3のシールド部13は、第1のシールド部11の中央部の外周面を覆うように設けられる。
図3は、従来の磁気シールドの効果を説明する図である。従来の磁気シールドにおいては、外部から大きな磁場を受けると、中央部Cにおいて磁束線が磁気シールド10の内部に侵入してしまうことがある。このような場合には、磁気シールド10の中央部Cにおいて遮蔽性能が低下してしまう。本実施形態に係る磁気シールド10では、第1のシールド部11の中央部の外周面を覆うように、第2のシールド部12及び第3のシールド部13が設けられているため、磁気シールド10の中央部の厚みが増す。これにより、磁気シールド10の中央部において磁束線が内部に侵入しにくくなり、遮蔽性能の低下を防ぐことができる。
また、第1のシールド部11内の磁場分布を測定し、遮蔽性能が低い領域を特定してもよい。この場合、第2のシールド部12及び第3のシールド部13は、特定された領域(決められた領域の一例)における第1のシールド部11の外周面を覆うように設けられる。これにより、特定された領域において磁気シールド10の厚みが増すため、この領域の遮蔽性能の低下を防ぐことができる。また、磁場分布を測定した結果、遮蔽性能の低下量が少ない場合には、第2のシールド部12だけを設け、第3のシールド部13は設けなくてもよい。これにより、磁気シールド10の厚みを適切な大きさに調整することができる。
2.第2実施形態
図4は、第2実施形態に係る磁気シールド20の斜視図であり、図5は、磁気シールド20の分解斜視図である。磁気シールド20は、第1実施形態に係る磁気シールド10と同様の役割を果たす。磁気シールド20は、第1のシールド部21(第1の円筒部材の一例)と、第2のシールド部22(第2の円筒部材の一例)と、第3のシールド部23(第2の円筒部材の一例)とを備える。第1のシールド部21、第2のシールド部22及び第3のシールド部23は、いずれも上述したような磁性材料で形成されている。
第1のシールド部21は、第1実施形態に係る第1のシールド部11と同様の形状を有する。ただし、第1のシールド部21は、円周方向に2個の第1の分割体24に分割されている。第1のシールド部21は、2個の第1の分割体24が溶接等の方法で接合されることにより形成される。
第2のシールド部22は、第1実施形態に係る第2のシールド部12と同様の形状を有する。ただし、第2のシールド部22は、円周方向に2個の第2の分割体25に分割されている。2個の第2の分割体25は、対向する位置から第1のシールド部21の中央部(決められた領域の一例)を挟むように取り付けられる。2個の第2の分割体25は、溶接等の方法で接合される。これにより、第2のシールド部22が形成される。この第2のシールド部22は、第1のシールド部21の中央部の外周面を覆うように設けられる。
第3のシールド部23は、第1実施形態に係る第3のシールド部13と同様の形状を有する。ただし、第3のシールド部23は、円周方向に2個の第3の分割体26に分割されている。2個の第3の分割体26は、対向する位置から第2のシールド部22の中央部を挟むように取り付けられる。2個の第3の分割体26は、溶接等の方法で接合される。これにより、第3のシールド部23が形成される。この第3のシールド部23は、第1のシールド部21の中央部の外周面を覆うように設けられる。
図6は、図4のE部を拡大した図である。第1の分割体24は、第1の接合位置P1で接合されている。第2の分割体25は、第2の接合位置P2で接合されている。第3の分割体26は、第3の接合位置P3で接合されている。第1のシールド部21、第2のシールド部22及び第3のシールド部23は、第1の接合位置P1、第2の接合位置P2及び第3の接合位置P3が互いに重ならないように配置される。
図7は、接合位置P1〜P3をずらした場合の効果を説明する図である。上述したように第1のシールド部21と第2のシールド部22とは密着しているが、実際にはその間に多少の隙間ができる。同様に、第2のシールド部22と第3のシールド部23との間にも、多少の隙間ができる。また、第1の分割体24は、第1の接合位置P1で接合されているが、実際にはその間に多少の隙間ができる。同様に、第2の分割体25の間及び第3の分割体26の間にも、多少の隙間ができる。図7では、説明を分かり易くするために、これらの隙間が実際よりも大きく示されている。
仮に、第1の接合位置P1、第2の接合位置P2及び第3の接合位置P3が互いに重なっている場合には、図7(a)に示すように、これらの接合位置にできた隙間が連通して、磁束線が磁気シールド20の内部に侵入しやすくなる。一方、本実施形態のように、第1の接合位置P1、第2の接合位置P2及び第3の接合位置P3が互いに重ならないように配置された場合には、図7(b)に示すように、これらの接合位置にできた隙間が連通しないため、磁束線が磁気シールド20の内部に侵入しにくくなる。よって、磁気シールド20の遮蔽性能の低下を防ぐことができる。
第2実施形態では、第1実施形態と同様に、第1のシールド部21の中央部の外周面を覆うように、第2のシールド部22及び第3のシールド部23が設けられているため、中央部の厚みが増す。これにより、磁気シールド20の中央部において磁束線が内部に侵入しにくくなり、遮蔽性能の低下を防ぐことができる。
また、第1実施形態と同様に、第1のシールド部21内の磁場分布を測定し、遮蔽性能が低い領域を特定してもよい。この場合、第2のシールド部22及び第3のシールド部23は、特定された領域(決められた領域の一例)における第1のシールド部21の外周面を覆うように設けられる。これにより、特定された領域において磁気シールド20の厚みが増すため、この領域の遮蔽性能の低下を防ぐことができる。また、磁場分布を測定した結果、遮蔽性能の低下量が少ない場合には、第2のシールド部22だけを設け、第3のシールド部23は設けなくてもよい。これにより、磁気シールド20の厚みを適切な大きさに調整することができる。
また、第2実施形態では、第1のシールド部21、第2のシールド部22及び第3のシールド部23が分割されているため、取り付けや搬送を容易に行うことができる。
3.第3実施形態
図8は、第3実施形態に係る磁気シールド30の斜視図であり、図9は、磁気シールド30の正面図である。磁気シールド30は、第1実施形態に係る磁気シールド10と同様の役割を果たす。磁気シールド30は、第1のシールド部31(第1の円筒部材の一例)と、第2のシールド部32(第2の円筒部材の一例)と、第3のシールド部33(第1の円筒部材の一例)とを備える。第1のシールド部31、第2のシールド部32及び第3のシールド部33は、いずれも上述したような磁性材料で形成されている。
第1のシールド部31、第2のシールド部32及び第3のシールド部33は、いずれも両端が開口した円筒状の形状を有する。第1のシールド部31、第2のシールド部32及び第3のシールド部33は、いずれも同じ長さL4を有する。第1のシールド部31と第3のシールド部33とは、同じ厚さT1を有する。一方、第2のシールド部32の厚さT2は、第1のシールド部31又は第3のシールド部33の厚さT1よりも大きい。
第1のシールド部31は、一方の開口部に第1の溝部34が形成されており、他方の開口部に第1の突出部35が形成されている。第2のシールド部32は、一方の開口部に第2の溝部36が形成されており、他方の開口部に第2の突出部37が形成されている。第3のシールド部33は、一方の開口部に第3の溝部38が形成されており、他方の開口部に第3の突出部39が形成されている。
図10は、第1のシールド部31と第2のシールド部32との連結の仕方を説明する図である。第1のシールド部31と第2のシールド部32とは、第1の突出部35を第2の溝部36に嵌め込むことにより連結される。同様に、第2のシールド部32と第3のシールド部33とは、第2の突出部37を第3の溝部38に嵌め込むことにより連結される。これにより、第1のシールド部31、第2のシールド部32及び第3のシールド部33は、その軸方向(x軸方向)に連結される。このとき、第1のシールド部31及び第3のシールド部33は、磁気シールド30の端部に配置され、第2のシールド部32は、磁気シールド30の中央部(決められた領域の一例)に配置される。
第3実施形態では、磁気シールド30の中央部に厚みの大きい第2のシールド部32が設けられているため、磁気シールド30の中央部の厚みが増す。これにより、磁気シールド30の中央部において磁束線が内部に侵入しにくくなり、遮蔽性能の低下を防ぐことができる。
また、第1実施形態と同様に、磁気シールド30内の磁場分布を測定し、遮蔽性能が低い領域を特定してもよい。この場合、第2のシールド部32が特定された領域(決められた領域の一例)に設けられるように、第1のシールド部31、第2のシールド部32及び第3のシールド部33の配置を変更する。これにより、特定された領域において磁気シールド30の厚みが増すため、この領域の遮蔽性能の低下を防ぐことができる
また、第3実施形態では、隣り合うシールド部において、一方のシールド部の突出部が他方のシールド部の溝部にはめ込まれているため、隣り合うシールド部間で隙間ができにくい。この場合、隣り合うシールド部の間から磁束線が内部に侵入しにくくなるため、磁気シールド30の遮蔽性能の低下を防ぐことができる。
4.第4実施形態
図11は、第4実施形態に係る磁気シールド40の斜視図である。磁気シールド40は、第1実施形態に係る磁気シールド10と同様の役割を果たす。磁気シールド40は、シールド部(第1の円筒部材)41と、第1の磁性体シート42と、第3の磁性体シート43とを備える。シールド部41は、上述したような磁性材料で形成されている。シールド部41は、第1実施形態に係る第1のシールド部11と同様の形状を有する。第1の磁性体シート42及び第2の磁性体シート43は、いずれも磁性材料で形成された柔軟性を有するシートである。この磁性材料としては、例えばファインメット(登録商標)が用いられる。第1の磁性体シート42のx軸方向の長さL5は、シールド部41の長さL1よりも小さい。第2の磁性体シート43のx軸方向の長さL6は、第1の磁性体シート42の長さL5よりも小さい。
第1の磁性体シート42は、シールド部41の中央部(決められた領域の一例)の外周面に巻き付けられる。第2の磁性体シート43は、第1の磁性体シート42の上から、シールド部41の中央部の外周面に巻き付けられる。第1の磁性体シート42の巻き終わり端及び第2の磁性体シート43の巻き終わり端は、それぞれ接着等の方法で固定される。又は、第2の磁性体シート43の上からゴムバンドを巻いて、第1の磁性体シート42及び第2の磁性体シート43を固定してもよい。
第4実施形態では、シールド部41の中央部に第1の磁性体シート42及び第2の磁性体シート43が巻き付けられているため、中央部の厚みが増す。これにより、磁気シールド40の中央部において磁束線が内部に侵入しにくくなり、遮蔽性能低下を防ぐことができる。
また、第1実施形態と同様に、シールド部41内の磁場分布を測定し、遮蔽性能が低い領域を特定してもよい。この場合、第1の磁性体シート42及び第2の磁性体シート43は、特定された領域(決められた領域の一例)におけるシールド部41の外周面に巻き付けられる。これにより、特定された領域において磁気シールド40の厚みが増すため、この領域の遮蔽性能の低下を防ぐことができる。また、磁場分布を測定した結果、遮蔽性能の低下量が少ない場合には、第1の磁性体シート42だけを巻いて、第2の磁性体シート43は巻かなくてもよい。又は、第1の磁性体シート42及び第2の磁性体シート43を巻く回数を減らしてもよい。これにより、磁気シールド40の厚みを適切な大きさに調整することができる。
また、第1の磁性体シート42及び第2の磁性体シート43は、シールド部等の金属磁性体に比べて軽いため、搬送や取り付けを容易に行うことができる。さらに、第1の磁性体シート42及び第2の磁性体シート43は、柔軟性があるため、シールド部41がどのような形状であっても、取り付けることができる。
5.変形例
本発明は上述した実施形態に限定されず、以下のように変形してもよい。また、以下の変形例を相互に組み合わせてもよい。
(1)変形例1
上述した第2実施形態において、シールド部の分割数は2個に限定されない。例えば、シールド部は、周方向に4個の分割体に分割されていてもよい。また、シールド部は、必ずしも均等に分割されていなくてもよい。
図12は、この変形例に係る第1のシールド部21Aの斜視図である。第1のシールド部21Aは、周方向に4個の分割体27に分割されている。この変形例によれば、シールド部の取り付けや搬送がより容易になる。
(2)変形例2
上述した第1実施形態〜第3実施形態において、シールド部の数は3個に限定されない。例えばシールド部の数は、2個であってもよいし、4個以上であってもよい。第1実施形態及び第2実施形態では、シールド部の数は、磁気シールドの目標の厚さに応じて決定されればよい。例えば、磁気シールドを厚くしたい場合には、シールド部の数を増やしてもよい。第3実施形態では、シールド部の数は、磁気シールドの目標の長さに応じて決定されればよい。例えば、磁気シールドを長くしたい場合には、シールドの数を増やしてもよい。また、第1実施形態〜第3実施形態において、磁気シールドを構成するシールド部は、厚さや長さの異なる複数のシールド部の中から選択されてもよい。
(3)変形例3
第1実施形態及び第2実施形態において、シールド部の長さが同じであってもよい。例えば、第1実施形態において、第2のシールド部12と第3のシールド部13とが同じ長さを有していてもよい。
第3実施形態において、シールド部の長さが異なっていてもよい。例えば、第2のシールド部32が、第1のシールド部31又は第3のシールド部33より長くてもよい。
第1実施形態及び第2実施形態において、シールド部の厚さが異なっていてもよい。例えば、第1実施形態において、第1のシールド部11が他のシールド部より厚くてもよい。
(4)変形例4
第2実施形態において、第1の接合位置P1、第2の接合位置P2及び第3の接合位置P3の一部が重なっていてもよい。例えば、第1の接合位置P1と第3の接合位置P3とが重なっていてもよい。この場合であっても、第2の接合位置P2は第1の接合位置P1及び第3の接合位置P3と重ならないため、これらの接合位置の隙間から磁気シールドの内部に磁束線が侵入しにくい。
(5)変形例5
第2実施形態において、シールド部の接合方法は、溶接に限定されない。例えば、最も外側に配置される第3の分割体26にフランジ部を設け、このフランジ部をナットやボルトにより接合してもよい。この場合、第1の分割体24及び第2の分割体25は、必ずしも接着されていなくてもよい。
(6)変形例6
第3実施形態において、シールド部間を連結する構造は、突出部を溝部に嵌め込む構造に限定されない。例えば、各シールド部の一方の開口部におねじ形状を形成し、他方の開口部にめねじ形状を形成する。シールド部を連結するときには、隣り合う一方のシールド部のおねじ形状と、他方のシールド部のめねじ形状とを嵌め合わせてもよい。
(7)変形例7
第1実施形態及び第2実施形態において、シールド部の間に間隙が設けられていてもよい。例えば、第1のシールド部11と第2のシールド部12との間に間隙が設けられてもよい。この場合、第1のシールド部11の外周面には、スペーサー部材が設けられる。このスペーサー部材は、例えばリング状の部材である。第2のシールド部12は、スペーサー部材を介して第1のシールド部11の外周面を覆うように設けられる。同様に、第2のシールド部12と第3のシールド部13との間に間隙が設けられてもよい。
(8)変形例8
第1実施形態〜第4実施形態において、シールド部の形状は、円筒状に限定されない。例えば、シールド部は、断面が楕円又は多角形の筒状の形状であってもよい。
(9)変形例9
第1実施形態及び第2実施形態において、第1のシールド部の端は、閉口していてもよい。例えば、第1実施形態において、第1のシールド部11の一方の端が蓋により覆われていてもよい。また、第1のシールド部11の両端が蓋により覆われていてもよい。この場合、第1のシールド部11には、開閉する扉が設けられる。
同様に、第4実施形態において、シールド部41の端は、閉口していてもよい。
10、20、30、40…磁気シールド、11、21、31…第1のシールド部、12、22、32…第2のシールド部、13、23、33…第3のシールド部、41…シールド部、42…第1の磁性体シート、43…第2の磁性体シート

Claims (6)

  1. 磁性材料で形成された第1の筒状部材と、
    磁性材料で形成され、前記第1の筒状部材よりも短い複数の第2の筒状部材とを備え、
    前記複数の第2の筒状部材は、決められた領域における前記第1の筒状部材の外周面を覆うように重ねて設けられる
    ことを特徴とする磁気シールド。
  2. 前記第1の筒状部材は、周方向に分割された複数の第1の分割体を接合することにより形成され、
    前記複数の第2の筒状部材はそれぞれ、周方向に分割された複数の第2の分割体を接合することにより形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気シールド。
  3. 前記第1の筒状部材及び前記複数の第2の筒状部材は、前記複数の第1の分割体の接合位置と前記複数の第2の分割体の接合位置とが重ならないように配置される
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気シールド。
  4. 磁性材料で形成された筒状の第1の筒状部材と、
    磁性材料で形成され、前記第1の筒状部材よりも厚い第2の筒状部材とを備え、
    前記第1の筒状部材と前記第2の筒状部材とは、当該第2の筒状部材が決められた領域に配置されるように軸方向に連結される
    ことを特徴とする磁気シールド。
  5. 前記第1の筒状部材は、一方の端に第1の突出部を有し、他方の端に第1の溝部を有し、
    前記第2の筒状部材は、一方の端に第2の突出部を有し、他方の端に第2の溝部を有し、
    前記第1の筒状部材と前記第2の筒状部材とは、前記第1の突出部を前記第2の溝部に嵌め込み、又は前記第2の突出部を前記第1の溝部に嵌め込むことにより連結される
    ことを特徴とする請求項4に記載の磁気シールド。
  6. 磁性材料で形成された第1の筒状部材と、
    磁性材料で形成された柔軟性を有するシートとを備え、
    前記シートは、決められた領域における前記第1の円筒部材の外周面に巻き付けられる
    ことを特徴とする磁気シールド。
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