JP2013218816A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極組立体の発熱に即応して通電経路を遮断することができる温度検知型の電流遮断装置を備えている蓄電装置を提供する。
【解決手段】本明細書が開示する蓄電装置では、電流遮断装置は、ケース内に配置された収容容器と、収容容器内に収容された可動部材および感熱変形手段と、可動部材と集電部材とを絶縁する絶縁部とを有している。収容容器は、集電部材側に、開口部が形成されている第1の壁を有している。可動部材は、移動部と作動部とを有している。感熱変形手段は、第1の壁側に膨張可能である。電流遮断装置は、収容容器と集電部材とが接合され、収容容器と集電部材とが電気的に接続された初期状態と、感熱変形手段が膨張され、かつ作動部が開口部より突出され、かつ作動部が絶縁部を介して集電部材と接触されて、集電部材が破断または収容容器と離隔されて、通電経路が遮断された遮断状態とを取りえる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、蓄電装置に関する。
特許文献1に、電池の通常動作時には外部端子と電極組立体とを電気的に接続し、電池の発熱時にはその接続を遮断する、電流遮断装置を備えた電池が記載されている。この電流遮断装置では、外部端子の内側に熱膨張材を封入しており、電池の発熱時には、この熱膨張材が膨張することによって外部端子と電極組立体との電気的接続を遮断する。
特開2011−181409号公報
特許文献1では、電極組立体が収容されているケースの外側に突出する外部端子に電流遮断装置が内蔵されているため、電流遮断装置はケースの外側の温度の影響を受けやすく、電極組立体の温度と、電流遮断装置の熱膨張材との温度に温度差が生じる。
本明細書が開示する蓄電装置は、正極および負極を備える電極組立体と、電極組立体を収容するケースと、ケースの外部に突出する正極外部端子及び負極外部端子と、電極組立体と電気的に接続される集電部材と、通電経路を遮断可能な電流遮断装置と、を備えている。この蓄電装置では、集電部材は、正極外部端子と負極外部端子のうちの一方と電気的に接続されることで通電経路が形成される。電流遮断装置は、ケース内に配置された収容容器と、収容容器内に収容された可動部材と、収容容器内に収容された感熱変形手段と、可動部材と集電部材とを絶縁する絶縁部とを有している。収容容器は、集電部材側に第1の壁を、第1の壁とは反対側に第2の壁を夫々有するとともに、第1の壁と第2の壁とを繋ぐ側面部を有している。第1の壁に開口部が形成されている。第1の壁、第2の壁、及び側面部の少なくとも一部は導電体であって、導電体により通電経路の一部が構成されている。可動部材は、移動部と作動部とを有している。移動部は、第2の壁側から第1の壁側に移動可能である。作動部は、移動部よりも第1の壁側に配置され、かつ移動部に連続し、かつ移動部に連動可能である。感熱変形手段は、移動部よりも第2の壁側に配置され、かつ第2の壁に支持され、かつ第1の壁側に膨張可能である。電流遮断装置は、収容容器と集電部材とが接合され、収容容器と集電部材とが電気的に接続された初期状態と、感熱変形手段が膨張され、かつ作動部が開口部より突出され、かつ作動部が絶縁部を介して集電部材と接触されて、集電部材が破断または収容容器と離隔されて、通電経路が遮断された遮断状態とを取りえる。
上記の蓄電装置では、電流遮断装置は、感熱変形手段を収容する収容容器が蓄電装置のケース内に配置されている。このため、感熱変形手段は、ケース内の温度上昇に追随して速やかに加熱されて第1の壁側に膨張する。これによって作動部が開口部より突出して、絶縁部を介して集電部材と接触する。これによって、集電部材が破断されて、または、集電部材が収容容器と離隔されて、速やかに通電経路を遮断することができる。上記の蓄電装置によれば、電極組立体の発熱に即応して通電経路を遮断することができる電流遮断装置を備えているため、安全性が高く、誤作動で電流が停止することを抑制することができる。また、収容容器の一部は導電体で形成され、導電体が通電経路を構成する。このため、電極組立体から正極外部端子もしくは負極外部端子までの通電経路を形成する部材と、電流遮断装置を別部材とする必要がなく、ケース内でのこれらの部材に必要なスペースを削減できる。
感熱変形手段は、さらに側面部に支持され、移動部により収容容器内に密閉されていてもよい。この場合、感熱変形手段は、熱膨張性の液体を含んでいてもよい。
側面部の外表面は、連続する複数の凸状部を備えていてもよい。
感熱変形手段は、形状記憶合金を材料とする弾性部材を含んでいてもよい。また、感熱変形手段は、熱膨張性の液体および熱膨張性の液体に浸漬されている弾性部材を含んでいてもよい。
上記の蓄電装置は、二次電池であってもよい。
本発明によれば、電極組立体の発熱に即応して通電経路を遮断することができる温度検知型の電流遮断装置を備えている蓄電装置を提供することができる。
実施例1に係る蓄電装置の断面図である。 図1の蓄電装置の電流遮断装置の近傍を拡大して示す図であり、蓄電装置の通常動作時の状態を示している。 図1の蓄電装置の電流遮断装置の近傍を拡大して示す図であり、蓄電装置の過充電時の状態を示している。 変形例に係る電流遮断装置を示す図である。 変形例に係る電流遮断装置を示す断面図である。 実施例2に係る蓄電装置の断面図であって、電流遮断装置の近傍を拡大して示す図である。 図6の蓄電装置の電流遮断装置の近傍を拡大して示す図であり、蓄電装置の通常動作時の状態を示している。 図6の蓄電装置の電流遮断装置の近傍を拡大して示す図であり、蓄電装置の過充電時の状態を示している。 実施例3に係る蓄電装置の断面図であって、電流遮断装置の近傍を拡大して示す図である。 図9の蓄電装置の電流遮断装置の近傍を拡大して示す図であり、蓄電装置の通常動作時の状態を示している。
本明細書が開示する蓄電装置に係る技術は、例えば、二次電池、キャパシタ等の従来公知の蓄電装置に利用することができる。また、この蓄電装置は、車両や電気機器等に搭載されていてもよい。
この蓄電装置は、正極および負極を備える電極組立体と、電極組立体を収容するケースと、ケースの外部に突出する正極外部端子及び負極外部端子とを備えている。電極組立体としては、例えば、正極シートと負極シートがシート状のセパレータを間に挟んだ状態で層状をなす電極組立体を例示することができる。電極組立体は、電解質によって浸されていてもよい。蓄電装置は、さらに、正極集電端子および負極集電端子を備えていてもよい。正極集電端子は、電極組立体の正極と正極外部端子とを電気的に接続する。負極集電端子は、電極組立体の負極と負極外部端子とを電気的に接続する。
本明細書が開示する蓄電装置は、さらに、集電部材と、電流遮断装置とを備えている。集電部材は、電極組立体の正極または負極に電気的に接続されており、接続されている側の電極に対応する外部端子(正極外部端子と負極外部端子のうちの一方)と電気的に接続されることで、通電経路が形成されている。電流遮断装置は、通電経路を遮断可能に構成されている。集電部材を介して正極と正極外部端子との通電経路が電気的に接続されている場合には、電流遮断装置をこの通電経路に対して配置することによって、正極と正極外部端子との通電経路を遮断できる。集電部材を介して負極と負極外部端子との通電経路が電気的に接続されている場合には、電流遮断装置をこの通電経路に対して配置することによって、負極と負極外部端子との通電経路を遮断できる。電流遮断経路は、正極側と負極側のいずれか一方にのみ設置されていてもよいし、双方に設置されていてもよい。
電流遮断装置は、収容容器と、可動部材と、感熱変形手段と、絶縁部とを備えている。収容容器は、ケース内に配置されている。収容容器は、集電部材側に第1の壁を有し、第1の壁とは反対側に第2の壁を有し、さらに、第1の壁と第2の壁とを繋ぐ側面部を有している。第1の壁には、開口部が形成されている。第1の壁、第2の壁、及び側面部の少なくとも一部は導電体であることが好ましく、この場合、導電体により通電経路の一部が構成されてもよい。可動部材は、収容容器内に収容されている。可動部材は、移動部と作動部とを有している。移動部は、第2の壁側から第1の壁側に移動可能である。作動部は、移動部よりも第1の壁側に配置されている。作動部は、移動部に連続しているとともに、移動部に連動可能である。感熱変形手段は、移動部よりも第2の壁側に配置されている。感熱変形手段は、第2の壁に支持されるとともに、第1の壁側に膨張可能である。絶縁部は、可動部材と集電部材とを絶縁する。これらの構成を備えることによって、電流遮断装置は、初期状態と、通電経路が遮断された遮断状態とを取ることができる。初期状態では、収容容器と集電部材とが接合され、収容容器と集電部材とが電気的に接続されている。遮断状態では、感熱変形手段が膨張され、かつ作動部が開口部より突出され、かつ作動部が絶縁部を介して集電部材と接触される。これによって、集電部材が破断され、または、集電部材が収容容器と離隔されて、通電経路が遮断される。
収容容器は、ケース内に配置されているため、感熱変形手段も、ケース内に配置されている。所定温度以上に加熱されると、感熱変形手段は、第1の壁側に膨張し、これによって、移動部が第2の壁側から第1の壁側に移動する。作動部は、移動部に連続しており、移動部と連動可能であるから、移動部の移動に従って、第2の壁側から第1の壁側に移動する。作動部は、移動部よりも第1の壁側に配置されているため、作動部は、第2の壁側から第1の壁側に移動することによって、絶縁部を介して集電部材と接触して、第1の壁の開口部より突出される。これによって、集電部材が破断されて、または、収容容器と集電部材が離隔されて、通電経路が遮断される。なお、感熱変形手段が変形する「所定温度」は、発熱時に電極組立体のセパレータがシャットダウンされる温度(130〜140℃程度)よりも低い温度に設定されることが好ましく、例えば、60℃以上100℃以下の範囲内で設定されることがより好ましい。
集電部材と収容容器が通電経路中において直列に接続されている場合には、作動部は、集電部材を収容容器と離隔させることによって通電経路を遮断することができる。集電部材と収容容器が通電経路中において並列に接続されている場合には、作動部は、集電部材を破断して通電経路を遮断することができる。作動部によって集電部材が離隔または破断し易いように、絶縁部を介して作動部と接触する部分の近傍において集電部材に刻印部を設けてもよい。可動部材は、導電材料であってもよいし、絶縁材料であってもよい。絶縁部は、可動部材が集電部材と接触する領域に設けられていればよく、可動部材側に固定されていてもよいし、集電部材に固定されていてもよい。可動部材が絶縁材料である場合には、可動部材と絶縁部とは、同一材料によって一体に形成されていてもよい。
収容容器の材料は、熱伝導性の高い材料であることが好ましく、金属材料であることが特に好ましい。収容容器は、熱伝導性を向上させるために、連続する複数の凸状部を備えていてもよい。具体的には、例えば、収容容器の外表面に連続する複数の溝を形成することによって凸状部としてもよいし、収容容器に固定された熱交換フィン等をもって凸状部としてもよい。熱交換フィンとしては、特に限定されず、プレーン型、パーフォレイテッド型、ウェービー型、オフセットストリップ型、ルーバー型、ピン型等の従来公知の形状のフィンを用いることができる。
収容容器の第1の壁、第2の壁、及び側面部の少なくとも一部の導電体によって通電経路の一部を構成する場合、この導電体を集電部材と直列に接続して通電経路を構成してもよく、集電部材と並列に接続して通電経路を構成してもよい。
感熱変形手段は、所定温度以上に加熱された場合に第1の壁側に膨張可能であるものであればよい。例えば、温度が高くなるに従って体積が膨張する熱膨張部材であってもよいし、温度が高くなるに従って可動部材を押圧する方向に伸長して膨張する弾性部材であってもよい。また、一定の温度以上に達した場合に、気化等の状態変化が発生して体積が膨張する材料であってもよい。感熱変形手段は、ケース内に配置された収容容器内に収容されているから、ケース内の温度が高い状態では、変形後の状態が維持され、一旦遮断された通電経路が再度接続されることがない。
熱膨張部材としては、気体、液体、固体のいずれも用いることができるが、過充電時の蓄電装置のケース内の温度において液体であることが好ましい。熱膨張性の液体は、側面部に支持され、移動部により収容容器内に密閉することによって、第1の壁側に膨張可能な感熱変形部材として利用することができる。熱膨張性の液体は、感熱変形手段を収容する領域に容易に充填することが可能であるとともに、他の感熱手段と組み合わせ易いため、好ましい。液体の熱膨張性の感熱変形手段は、発火点が低く難燃性であり、熱安定性が高い材料が好ましい。具体的には、パラフィン系炭化水素を主成分とするパラフィンワックス、蓄電装置の電解液等に使用される炭酸塩またはその誘導体を好適に用いることができる。炭酸塩としては、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)等を挙げることができ、その誘導体としては、例えば、カルボン酸エステル誘導体、フッ素化合物または塩素化合物等を挙げることができる。熱膨張部材の種類や成分比等を調整することによって、感熱変形手段の膨張量と膨張する温度とを調整することができる。
感熱変形手段として好適な弾性部材としては、ニッケル、チタン、銅、鉄、マンガン、ケイ素、コバルト等の元素を含む形状記憶合金を材料とする弾性部材を例示することができ、形状記憶合金を材料とするばね部材を好適に用いることができる。
また、複数の感熱変形手段を組み合わせて用いてもよい。例えば、熱膨張性の液体と、形状記憶合金を材料とする弾性部材を組み合わせて用いてもよい。この場合、弾性部材は、熱膨張性の液体に浸漬されていることが好ましい。電極組立体からの発熱が、収容容器から熱膨張性の液体を介して弾性部材に伝わり易くなる。
図1は、実施例1に係る積層型の蓄電装置2の断面図である。蓄電装置2は、ケース4と、電極組立体6と、集電端子8a,8bと、正極用集電部材10aと、負極用集電部材10bと、正極外部端子12aと、負極外部端子12bと、電流遮断装置40を備えている。電極組立体6は、正極活物質と正極集電体とを含む正極シートと、負極活物質と負極集電体とを含む負極シートと、正極シートと負極シートとの間に挟まれてそれぞれを分離する、シート状のセパレータとを備えている。電極組立体6は、正極シート、セパレータ、負極シートが層状にこの順序でそれぞれ多数積層された積層体であり、液状の電解質が含浸されている。
ケース4は略直方体形状の箱型部材であり、内部に電極組立体6、集電端子8a,8b、正極用集電部材10a、負極用集電部材10b、電流遮断装置40を収容している。ケース4の上端面には、正極外部端子12aと負極外部端子12bが設けられている。電極組立体6の複数の正極シートの集電体は、集電端子8aによって束ねられており、複数の負極シートの集電体は集電端子8bによって束ねられている。電極組立体6は、絶縁性のフィルムによって覆われており、集電端子8a,8bに接続する部分において、絶縁性のフィルムから突出している。
集電端子8aは、電極組立体6からケース4の上端面に向けて伸び、途中で図1の紙面の表側に向かって屈曲して、ケース4の上端面に略平行な平坦部18aを有する形状に形成されている。同様に、集電端子8bは、電極組立体6からケース4の上端面に向けて伸び、途中で図1の紙面の表側に向かって屈曲して、ケース4の上端面に略平行な平坦部18bを有する形状に形成されている。
図1に示すように、正極用集電部材10aは、第1平面部20aと、第2平面部20bと、連結部20cを備える断面が略S字形状の導電性部材である。第1平面部20aは、ケース4の上端面に対して略平行に伸びている。第2平面部20bは、第1平面部20aよりも電極組立体6に近い位置で、ケース4の上端面に対して略平行に伸びている。連結部20cは、第1平面部20aと第2平面部20bを連結している。正極用集電部材10aの第1平面部20aの下面と、集電端子8aの平坦部18aの上面は当接しており、両者は溶接によって固定されている。このように、電極組立体6から正極外部端子12aまでの正極通電経路が形成可能である。
図1に示すように、負極用集電部材10bは、平板状の導電性部材である。負極用集電部材10bは、ケース4の上端面に対して略平行に伸びている。負極用集電部材10bの下面と、集電端子8bの平坦部18bの上面は当接しており、両者は溶接によって固定されている。このように、電極組立体6から負極外部端子12bまでの負極通電経路が形成可能である。
負極外部端子12bは、ボルト24bと、内側ナット26bと、外側ナット28bを備えている。負極外部端子12bが配置される位置において、ケース4の上端面には貫通孔が形成されており、その貫通孔に絶縁性のガスケット30bが取り付けられている。内側ナット26bは、負極用集電部材10bに形成された貫通孔を貫通して、ガスケット30bに取り付けられている。ボルト24bは、シール座金32bを介して、内側ナット26bに締結されている。負極用集電部材10bは、内側ナット26bとガスケット30bに挟持されている。ガスケット30bは、ケース4の上端面に当接しながら平板状に伸びる延伸部34bを備えている。正極用集電部材10aの上面は、延伸部34bに当接している。なお、負極外部端子12bの外側ナット28bは、負極外部端子12bと配線部材との結線に用いられる。
正極外部端子12aは、ボルト24aと、内側ナット26aと、外側ナット28aを備えている。正極外部端子12aが配置される位置において、ケース4の上端面には貫通孔が形成されており、その貫通孔に絶縁性のガスケット30aが取り付けられている。ガスケット30aは、ケース4の上端面に当接しながら平板状に伸びる延伸部34aを備えている。正極用集電部材10aの第1平面部20aの上面は、延伸部34aに当接している。なお、正極外部端子12aの外側ナット28aは、正極外部端子12aと配線部材との結線に用いられる。
正極用集電部材10aと正極外部端子12aは、電流遮断装置40を介して接続している。すなわち、本実施形態では、正極通電経路が、配置通電経路である。図2に示すように、電流遮断装置40は、端子側接続部401と、収容容器402と、可動部材403と、感熱変形手段404とを備えている。端子側接続部401の外表面には、内側ナット26aが固定されている。端子側接続部401および内側ナット26aは、ケース4に形成された貫通孔を内側から外側に貫通している。内側ナット26aは、ガスケット30aに取り付けられている。ボルト24aは、シール座金32aを介して、内側ナット26aに締結されている。
収容容器402は、端子側接続部401側に上面として第2の壁402cを有し、第2平面部20b側に底面として第1の壁402dを有し、さらに、第1の壁402dと第2の壁402cとを繋ぐ側面部402eを有する円柱形状の容器であり、第1の壁402dに開口部402aを有している。蓄電装置2の通常動作時(初期状態)には、第1の壁402dの外表面(下面)と第2平面部20bの上面は互いに接合している。第1の壁402dと第2平面部20bは、互いの接合面の周縁部に位置する溶接部501a,501bにおいて溶接され、互いに固定されている。収容容器402は、少なくとも一部が正極用集電部材10aと同様の導電体によって形成されており、収容容器402を介して、正極外部端子12aと正極用集電部材10aは電気的に接続されている。つまり、収容容器402の第1の壁402dと第2の壁402cと側面部402eとが導電体であるため、初期状態では電極組立体6から正極外部端子12aまでの通電経路が形成されている。この通電経路において、正極用集電部材10aと収容容器402とは、直列に接続されている。
可動部材403は、収容容器402内に収容され、収容容器402の第2の壁402cから第1の壁402dに向かって、換言すると、第2の壁402cと開口部402aとを結ぶ、第2の壁402cの法線方向に沿って開口部402a側に移動可能な移動部403aと、移動部403aよりも第1の壁402d側に配置され、第2の壁402c側(開口部402a側)に向かって伸びる作動部403bとを有している。移動部403aは、収容容器402の側面部402eに対して摺動可能である。作動部403bは、開口部402aに挿入可能である。また、作動部403bは、移動部403aと連動可能である。可動部材403は、絶縁材料によって形成されている。可動部材403の作動部403bの先端には、絶縁部403cが設けられており、可動部材403と同一材料によって一体に形成されている。作動部403bは、絶縁部403cを介して第2平面部20bと接触可能である。
感熱変形手段404は、収容容器402内で、第2の壁402cと可動部材403との間に収容されており、側面部402eに支持されている。また、可動部材403の移動部403aによって密閉されている。感熱変形手段404は、パラフィンワックスであり、収容容器402と、可動部材403の移動部403aとによって区画される領域に充填されている。蓄電装置2の過充電時には、ケース4内の温度は70℃以上となるため、この感熱変形手段404として用いるパラフィンワックスは、70℃以上に加熱された場合に液体の状態で膨張するように、組成が調整されている。なお、パラフィンワックスの量は、蓄電装置2の通常動作時に、作動部403bが第2平面部20bに接触しながら殆ど押圧しない程度の量に調整されている。
感熱変形手段404は、ケース4内に配置されている収容容器402内に収容されているため、電極組立体6が過電圧時等に発熱し、ケース4内の温度が70℃以上に上昇すると、感熱変形手段404も速やかに70℃以上に加熱される。感熱変形手段404が70℃以上に加熱されると、図3に示すように、感熱変形手段404が膨張して可動部材403を矢印の方向(第1の壁402dに向かう側の方向)に押圧して移動させる。これによって、作動部403bは、絶縁部403cを介して第2平面部20bと接触し、さらに開口部402aから突出して、矢印の方向に第2平面部20bを押圧する。その結果、溶接部501a,501bが引き離されて第2平面部20bは収容容器402から離隔し、正極用集電部材10aと正極外部端子12aとの通電経路が遮断される。なお、可動部材403および絶縁部403cは絶縁材料であるため、可動部材403と第2平面部20bが接した状態であっても、正極用集電部材10aと正極外部端子12aとは通電しない。ケース4内の温度が高く、感熱変形手段404が70℃以上の状態である間は、作動部403bが開口部402aから突出した状態が維持され、正極用集電部材10aと正極外部端子12aとは通電しない。
上記のとおり、蓄電装置2の電流遮断装置40では、感熱変形手段404を収容する収容容器402が蓄電装置2のケース4内に配置されている。このため、感熱変形手段404は、ケース4内の温度上昇に追随して速やかに加熱され、所定温度以上に達して膨張可能である。これによって、作動部403bは、開口部402aから突出して正極用集電部材10aを押圧して収容容器402と離隔し、電極組立体6の正極と、正極外部端子12aとの通電経路を遮断することができる。蓄電装置2によれば、電流遮断装置40は、電極組立体6の発熱に即応して通電経路を遮断することができるため、安全性が高く、誤作動で電流が停止することを抑制することができる。また、電流遮断装置40は、感熱変形手段404への熱伝導性に優れているため、小型化することができる。電流遮断装置40の小型化によって、蓄電装置2を小型化することが可能となり、ひいては、これを搭載する車両等を小型化することに寄与することもできる。また、収容容器402の一部は導電体で形成され、導電体が通電経路を構成する。このため、電極組立体6から正極外部端子12aまでの通電経路を形成する部材と、電流遮断装置40を別部材とする必要がなく、ケース4内でのこれらの部材に必要なスペースを削減できる。
また、電流遮断装置40は、正極用集電部材10aを離隔して配置通電経路を遮断した遮断状態とするため、正極用集電部材10aに、その部材の厚さが薄い刻印部を設ける必要がない。正極用集電部材10aと正極外部端子12aとの通電経路に刻印部が存在すると、刻印部において通電経路の導電断面積が狭くなるため、電気抵抗が高くなる。蓄電装置2は、刻印部を要しないため、内部抵抗をより低くすることができる。
また、正極用集電部材10aと収容容器402とは、開口部402aから比較的遠い、互いの接合面の周縁部に位置する溶接部501a,501bにおいて固定されているため、開口部402aの近傍で固定されている場合と比べて少ない押圧力で、作動部403bが正極用集電部材10aを離隔することができる。
また、蓄電装置2では、電流遮断装置40は、端子側接続部401によって、正極外部端子12aに固定されているため、作動部403bが正極用集電部材10aを押圧する際に、電流遮断装置40の位置がずれることがなく、確実に通電経路を遮断することができる。また、通常の蓄電装置において正極外部端子を構成する部材のスペースを利用して電流遮断装置40を設置しているので、ケース4内に電流遮断装置40を配置することによって、蓄電装置2が大型化することを抑制することができる。
また、蓄電装置2では、集電端子8a,8bが、ケース4の上端面に対して略平行な方向に折り曲げられ、ケース4の上端面に対して略平行な平坦部18a,18bが形成されている。このような構成とすることによって、集電端子8a,8bを真っ直ぐに伸ばした場合に比べて、蓄電装置2の上下方向の寸法を小型化することができる。
(変形例)
図4および図5に、変形例に係る電流遮断装置41,42を示す。蓄電装置2は、図4に示すように、外表面に凸状部を備えている側面部412eを有する収容容器412aを有する電流遮断装置41を備えていてもよい。この凸状部は、収容容器412aの側面部412eの外表面に連続する複数の溝を形成して得られたものである。側面部412eの外表面に凸状部を有することによって、収容容器412aの伝熱面積が増加し、感熱変形手段404の温度上昇がより速やかになるまた、収容容器の外表面を直接凸状に加工しないで、熱交換フィン等の部材を別途準備して、溶接等によって固定してもよい。
また、蓄電装置2は、図5に示すように、感熱変形手段404と感熱変形手段414を有する電流遮断装置42を備えていてもよい。感熱変形手段414は、形状記憶合金製のばね部材である。感熱変形手段414は、液状のパラフィンワックスである感熱変形手段404に浸漬されている。感熱変形手段414は、その一方の端部において可動部材403に当接するとともに、他方の端部において可動部材403に対向する位置にある絶縁部材413cと当接している。感熱変形手段414は、感熱変形手段404と同様に、蓄電装置2の過電圧時にケース4内の温度が所定温度以上に上昇すると、速やかに所定温度以上に加熱され、変形する。液状の感熱変形手段404を介して収容容器402から感熱変形手段414に速やかに熱伝達されるため、感熱変形手段414は、より速やかに温度上昇する。図4,5に示すように、収容容器から感熱変形手段への熱伝達を向上させる構成を備えていると、感熱変形手段がより速やかにケース内温度に追随して加熱されるから、電流遮断装置の感度をより向上させることができ、電流遮断装置をより小型化することが可能となる。電流遮断装置の小型化によって、蓄電装置2を小型化することが可能となる。
図6は、実施例2に係る蓄電装置2aの電流遮断装置60の近傍を示す図であり、より具体的には、正極外部端子12aと集電端子8aとの間を示している。蓄電装置2aでは、正極用集電部材110aは、第1平面部120aと、第2平面部120bと、第1平面部120aと第2平面部120bを連結する連結部120cとを有している。第1平面部120aは、実施例1に係る第1平面部20aと同様に、集電端子8aと溶接されている。第2平面部120bは、正極外部端子12aの内側ナット26aの下面(電極組立体6側の面)に接合しており、この接合面の一部で互いに溶接されている。電流遮断装置60は、第2平面部120bの下面に接合しており、この接合面の一部で互いに溶接されている。
図7に示すように、電流遮断装置60は、収容容器602と、可動部材603と、感熱変形手段604とを備えている。収容容器602は、第2平面部120b側に上面として第1の壁602cを有し、電極組立体6側に底面として第2の壁602dを有し、さらに、第1の壁602cと第2の壁602dとを繋ぐ側面部602eする円柱形状の容器であり、第1の壁602cに開口部602aを有している。内側ナット26aの芯部612と第2平面部120bは、溶接部702において溶接され、互いに固定されている。蓄電装置2の通常動作時(初期状態)には、第1の壁602cの外表面(上面)と第2平面部20bの下面は、互いに接合している。第1の壁602cと第2平面部120bは、互いの接合面の周縁部に位置する溶接部701a,701bにおいて溶接され、互いに固定されている。第2平面部20bは、開口部602aの近傍に刻印部703a,703bを有している。刻印部703a,703bにおいて、第2平面部120bの厚みは薄くなっている。収容容器602の第1の壁602cと第2の壁602dと側面部602eは、正極用集電部材110aと同様の導電体によって形成されている。正極用集電部材110aを介して電極組立体6と正極外部端子12aは電気的に接続されており、収容容器602は、正極用集電部材110aに対して並列に接続されている。これによって、電極組立体6から正極外部端子12aまでの通電経路が形成されている。
可動部材603は、実施例1に係る可動部材403と同様に、移動部603aと、作動部603bとを有している。作動部603bは、開口部602aに挿入可能である。可動部材603の作動部603bの先端には、絶縁部603cが設けられており、可動部材603と同一材料によって一体に形成されている。作動部603bは、絶縁部603cを介して第2平面部120bと接触可能である。感熱変形手段604は、実施例1に係る感熱変形手段404と同様のパラフィンワックスが用いられている。蓄電装置2aのその他の構成については、蓄電装置2と同様であるため、説明を省略する。
蓄電装置2aにおいても、感熱変形手段604は、ケース4内に配置されている収容容器602内に収容されているため、電極組立体6が過電圧時等に発熱し、ケース4内の温度が70℃以上に上昇すると、感熱変形手段604も速やかに70℃以上に加熱される。感熱変形手段604が70℃以上に加熱されると、図8に示すように、感熱変形手段604が膨張して可動部材603を矢印の方向(第1の壁602cに向かう側の方向)に押圧して移動させ、作動部603bは、絶縁部603cを介して第2平面部120bと接触し、さらに開口部602aから突出して、矢印の方向に第2平面部120bを押圧する。これによって、第2平面部120bは、刻印部703a,703bにおいて破断し、正極用集電部材110aと正極外部端子12aとの通電経路が遮断される。上記のとおり、蓄電装置2と同様に、蓄電装置2aにおいても、電流遮断装置60は、電極組立体6の発熱に即応して電極組立体6の正極と、正極外部端子12aとの通電経路を遮断することができる。
図9は、実施例3に係る蓄電装置2bの電流遮断装置80の近傍を示す図であり、より具体的には、正極外部端子12aと集電端子8aとの間を示している。蓄電装置2aでは、正極用集電部材210aは、第1平面部220aと、第2平面部220bと、第1平面部220aと第2平面部220bを連結する連結部220cとを有している。第1平面部220aは、実施例1に係る第1平面部20aと同様に、集電端子8aと溶接されている。第2平面部220bは、実施例2に係る第2平面部120bと同様に、正極外部端子12aの内側ナット26aの下面(電極組立体6側の面)に接合しており、この接合面の一部で互いに溶接されている。第2平面部220bは、集電端子8aの近傍まで伸びており、電流遮断装置80は、内側ナット26aの下面と第2平面部220bとの接合面よりも集電端子8に近い側において、第2平面部220bの下面に接合されており、この接合面の一部で互いに溶接されている。
図10に示すように、電流遮断装置80は、収容容器802と、可動部材803と、感熱変形手段804とを備えている。収容容器802は、実施例2に係る収容容器602と同様の、第1の壁802c、第2の壁802d、および側面部802eを有する円柱形状の容器であり、第1の壁802cに開口部802aを有している。蓄電装置2の通常動作時には、第1の壁802c側の外表面と第2平面部220bの下面は、互いに接合している。第1の壁802cと第2平面部220bは、互いの接合面の周縁部に位置する接着部901a,901bにおいて接着剤によって接着され、互いに固定されている。第2平面部220bは、開口部802aの近傍に刻印部903を有している。刻印部903において、第2平面部220bの厚みは薄くなっている。収容容器802は、絶縁材料によって形成されている。可動部材803および感熱変形手段804は、実施例2に係る可動部材603および感熱変形手段と同様であるため、600番台の参照番号を800番台に読み替えることによって説明を省略する。また、蓄電装置2bのその他の構成については、蓄電装置2と同様であるため、説明を省略する。
蓄電装置2bにおいても、電極組立体6が過電圧時等に発熱し、ケース4内の温度が70℃以上に上昇すると、感熱変形手段804が70℃以上に速やかに加熱されて膨張し、可動部材803を第1の壁802cに向かう側の方向に押圧する。作動部803bは、絶縁部803cを介して第2平面部220bと接触し、さらに開口部802aから突出して第2平面部220bを上側に押圧する。これによって、第2平面部220bは、刻印部903において破断して上方に持ち上げられる。その結果、正極用集電部材10aと正極外部端子12aとの通電経路が遮断される。上記のとおり、蓄電装置2等と同様に、蓄電装置2bによっても、電流遮断装置80は、電極組立体6の発熱に即応して通電経路を遮断することができる。
以上、本発明の実施形態および実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、作動部403b,603b,及び803bは、初期状態において集電部材と接触していたが、初期状態においては接触していなくてもよい。また、可動部材403,603,803は、絶縁部材によって構成されてもよいが、導電部材によって構成されていてもよい。なお、導電部材による場合は、作動部403b,603b,及び803bにおける、集電部材との接触部、もしくは、集電部材における作動部403b,603b,及び803bが接触する領域に、集電部材と可動部材とを絶縁する絶縁部として、絶縁部材を有するか、絶縁コーティングがされていてもよい。
また、感熱変形手段404と感熱変形手段414とを有する場合、感熱変形手段414は、形状記憶合金の材料であり、感熱変形手段414が、液状のパラフィンワックスである感熱変形手段404に浸漬されていなくてもよい。例えば、感熱変形手段414と感熱変形手段404とが隔離された状態で収容容器内に収容されていてもよい。
また、本実施形態では、電流遮断装置は、正極通電経路上に配置したが、負極通電経路上に配置してもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2,2a,2b 蓄電装置
4 ケース
6 電極組立体
8a,8b 集電端子
10a,110a,210a 正極用集電部材
10b 負極用集電部材
12a 正極外部端子
12b 負極外部端子
18a,18b 平坦部
20a,120a,220a 第1平面部
20b,120b,220b 第2平面部
20c,120c,220c 連結部
24a,24b ボルト
26a,26b 内側ナット
28a,28b 外側ナット
30a,30b ガスケット
32a,32b シール座金
34a,34b 延伸部
40,41,42,60,80 電流遮断装置
401 端子側接続部
402,602,802 収容容器
402a,412a602a,802a 開口部
403,603,803 可動部材
403a,603a,803a 移動部
403b,603b,803b 作動部
404,414,604,804 感熱変形手段
413c 絶縁部材
501a,501b,701a,701b,702 溶接部
612 芯部
703a,703b,903 刻印部
901a,901b 接着部

Claims (6)

  1. 正極および負極を備える電極組立体と、
    前記電極組立体を収容するケースと、
    前記ケースの外部に突出する正極外部端子及び負極外部端子と、
    前記電極組立体と電気的に接続される集電部材とを有し、
    前記集電部材は、前記正極外部端子と前記負極外部端子のうちの一方と電気的に接続されることで通電経路が形成され、
    さらに、前記通電経路を遮断可能な電流遮断装置と、
    を備えた蓄電装置であって、
    前記電流遮断装置は、
    前記ケース内に配置された収容容器と、
    前記収容容器内に収容された可動部材と、
    前記収容容器内に収容された感熱変形手段と、
    前記可動部材と前記集電部材とを絶縁する絶縁部とを有し、
    前記収容容器は、前記集電部材側に第1の壁を、前記第1の壁とは反対側に第2の壁を夫々有するとともに、前記第1の壁と前記第2の壁とを繋ぐ側面部を有し、
    前記第1の壁に開口部が形成され、
    前記第1の壁、前記第2の壁、及び前記側面部の少なくとも一部は導電体であって、
    前記導電体により前記通電経路の一部が構成され、
    前記可動部材は、移動部と作動部とを有し、
    前記移動部は、前記第2の壁側から前記第1の壁側に移動可能であり、
    前記作動部は、前記移動部よりも前記第1の壁側に配置され、かつ前記移動部に連続し、かつ前記移動部に連動可能であり、
    前記感熱変形手段は、前記移動部よりも前記第2の壁側に配置され、かつ前記第2の壁に支持され、かつ前記第1の壁側に膨張可能であり、
    前記電流遮断装置は、
    前記収容容器と前記集電部材とが接合され、前記収容容器と前記集電部材とが電気的に接続された初期状態と、
    前記感熱変形手段が膨張され、かつ前記作動部が前記開口部より突出され、かつ前記作動部が前記絶縁部を介して前記集電部材と接触されて、前記集電部材が破断または前記収容容器と離隔されて、前記通電経路が遮断された遮断状態とを取りえる、蓄電装置。
  2. 前記感熱変形手段は、さらに前記側面部に支持され、前記移動部により前記収容容器内に密閉され、前記感熱変形手段は、熱膨張性の液体を含む、請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記側面部の外表面は、連続する複数の凸状部を備えている、請求項1または請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記感熱変形手段は、形状記憶合金を材料とする弾性部材を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  5. 前記感熱変形手段は、熱膨張性の液体および前記熱膨張性の液体に浸漬されている形状記憶合金を材料とする弾性部材を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  6. 前記蓄電装置は二次電池であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の蓄電装置。
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