JP2013218760A - データ記録方法及びデータ記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】交替エリアが用意されていない記録媒体で、メタデータ区画の不良ブロックを管理する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】上記の課題を解決するために、本発明のデータ記録再生装置では以下のような技術手段を採用する。
メタデータ区画に不良ブロックが含まれる場合はメタデータ区画を分割して不良ブロックを除くように配置することで、交替エリアを使用せず不良ブロックを管理することができる。
【選択図】 図7
【解決手段】上記の課題を解決するために、本発明のデータ記録再生装置では以下のような技術手段を採用する。
メタデータ区画に不良ブロックが含まれる場合はメタデータ区画を分割して不良ブロックを除くように配置することで、交替エリアを使用せず不良ブロックを管理することができる。
【選択図】 図7
Description
本発明は、データ記録方法及びデータ記録装置に関するものである。
本技術分野の背景技術として、特開2008−112535号公報がある。この公報には「予めデータ記録領域と交替領域を分けずに、欠陥領域が見つかった場合に適宜記録領域内の別領域にデータを移しファイル管理情報の記録位置で記録データを管理する。また、欠陥領域をSpace Bitmapにおいて記録済みとして登録し、さらに欠陥領域アドレス情報を記録媒体の管理情報領域、もしくは、ファイルシステム内の未使用領域に記録して欠陥領域の登録・管理を行う。」と記載されている。
前記特許文献1には、「欠陥ブロックを記録済み、かつ、欠陥として登録している。そのため、Sparing Tableなどのように、欠陥ブロックのアドレスを交替先のブロックと読み替えてデータアクセスを行う必要がない。また、記録時に毎回欠陥ブロックかをチェックした上で記録処理に入る必要がなくなり、ファイルシステムの処理を簡単にすることができる。」が記載されているが、メタデータパーティションの欠陥領域の管理については開示されていない。
また、特許文献1では、欠陥ブロックを検出するごとのアドレスの付与方法を変換することはできなかった。欠陥ブロックを検出するごとのアドレスの付与を変換できないとなると、とりわけ、メタデータのようなアドレスを参照するようなデータ構造において、ファイルの修正が複数起こり、効率的な処理が出来ない。
そこで、本発明は、交替領域を持たないメディアでもメタデータの欠陥領域の管理を可能とするデータ記録再生方法を提供する。
本発明の目的は、例えば特許請求の範囲記載の発明により達成できる。
本発明によれば、交替領域を持たないメディアでもメタデータの欠陥領域の管理を可能とすることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、図面を用いて実施例を説明する。
図1は本発明の第1の実施例であるデータ記録再生装置の構成を示すブロック図である。1はデータ記録再生装置であり、ホストコンピュータから入力したデータを記録媒体に記録する。また、記録媒体から再生したデータをホストコンピュータに出力する。2はデータ記録媒体、例えばBD−R(Blu−ray Disc Recordable)である。なお、以下の説明においては、光ディスク2として説明する。データ記録媒体は、必ずしも光ディスクに限定されるものではなく、光磁気ディスクやホログラム等の記録媒体であってもよい。
3は光ピックアップであり、サーボ回路8に制御されて光ディスク2から信号を読み出して増幅回路4に送る。また、信号処理回路5から送られた変調信号を光ディスク2に記録する。
4は増幅回路であり、光ピックアップ3を介して光ディスク2から読み出した再生信号を増幅して信号処理回路5に送る。また、サーボ信号を生成してサーボ回路8に送る。増幅回路4は、例えば、AFE(Analog Front End)によって実装する。
5は信号処理回路であり、入力信号を復調してインタリーブを解き、誤り訂正を行い、スクランブルを解いたデータをインタフェース回路6に送る。また、インタフェース回路6から送られたデータにスクランブルを施し、誤り訂正符号を付加し、インタリーブを施し、変調して光ピックアップ3に送る。
6はインタフェース回路であり、信号処理回路5から送られたデータをホストコンピュータに送る。また、ホストコンピュータから送られたデータを信号処理回路5に送る。インタフェース回路6は、例えばSATA(Serial Advanced Technology Attachment)その他の転送方式に準拠したデータ転送を行う。
7はCPU(Central Processing Unit)であり、データ記録再生装置1の記録処理、再生処理の制御を行う。なお、CPUでなくとも、任意の制御回路や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の専用回路を用いてもよい。
8はサーボ回路であり、増幅回路4にて生成されたサーボ信号とCPU7からの指示により光ピックアップ3を制御する。
次に、光ディスク2にデータを記録する場合のデータ記録再生装置1の動作を説明する。 データ記録再生装置1に光ディスク2が装着されると、CPU7は光ピックアップ3、増幅回路4、サーボ回路8を介して光ディスク2のセットアップ処理を行う。
そして、ホストコンピュータからデータ記録再生装置1にデータが送られると、インタフェース回路6でデータを受け取り、信号処理回路5でスクランブルを施し、誤り訂正符号を付加し、インタリーブを施し、データ変調して光ピックアップ3に送り、光ディスク2に記録する。信号処理回路5で付加する誤り訂正符号は、第1の誤り訂正系列で生成される第1の誤り訂正符号と、第2の誤り訂正系列で生成される第2の誤り訂正符号である。
次に、光ディスク2からデータを再生する場合のデータ記録再生装置1の動作を説明する。データ記録再生装置1に光ディスク2が装着されると、CPU7は光ピックアップ3、増幅回路4、サーボ回路8を介して光ディスク2のセットアップ処理を行う。
そして、ホストコンピュータからデータ記録再生装置1にデータが要求されると、光ピックアップ3を介して光ディスク2から読み出した信号を増幅回路4で増幅し、信号処理回路5でデータ復調し、インタリーブを解き、誤り訂正を行い、スクランブルを解き、インタフェース回路6を介してホストコンピュータにデータを送る。信号処理回路5で誤り訂正を行う際の誤り訂正符号は、第1の誤り訂正系列で生成された第1の誤り訂正符号と、第2の誤り訂正系列で生成された第2の誤り訂正符号である。まず、第1の誤り訂正符号により誤り訂正を行い、訂正不能が発生した場合は第2の誤り訂正符号により誤り訂正を行う。
図2は、信号処理回路5の構成を示すブロック図である。5は信号処理回路であり、増幅回路から送られた入力信号を復調してインタリーブを解き、誤り訂正を行い、スクランブルを解いたデータをインタフェース回路に送る。また、インタフェース回路から送られたデータにスクランブルを施し、誤り訂正符号を付加し、インタリーブを施し、変調して光ピックアップに送る。
21は復調回路であり、入力信号を1−7PP復調してデインタリーブ回路22に送る。22はデインタリーブ回路であり、復調回路21から送られたデータのインタリーブを解き、メモリ23に書き込む。23はメモリであり、誤り訂正用メモリ、誤り訂正符号付加用メモリ、およびバッファメモリとして使用する。メモリ23は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)によって実装する。
24は誤り訂正および誤り訂正符号付加回路であり、メモリ23からデータを読み出して誤り訂正を行いメモリ23に書き込み、訂正不能が発生した場合はCPUに通知する。また、メモリ23からデータを読み出して誤り訂正符号を生成し、メモリ23に書き込む。
25はデスクランブル回路であり、誤り訂正が完了したデータのスクランブルを解いてインタフェース回路に送る。
26はスクランブル回路であり、インタフェース回路から送られたデータにスクランブルを施しメモリ23に書き込む。
27はインタリーブ回路であり、メモリ23から読み出したデータにインタリーブを施し、変調回路28に送る。
28は変調回路であり、インタリーブ回路27から送られたデータを1―7PP変調して光ピックアップに送る。
29はデータコピー回路であり、CPUの指示によりメモリ23のデータをコピーし、メモリ23内の別の領域にペーストする。これにより、メモリ23の或る領域のデータを或る順番でコピーし、メモリ23内の別の領域に別の順番に並び替えてペーストすることができる。例えば、第2の誤り訂正系列を第1の誤り訂正系列に並び替えることにより、同一の誤り訂正および誤り訂正符号付加回路を使って、第1の誤り訂正符号と第2の誤り訂正符号を生成することができる。また、第2の誤り訂正系列を第1の誤り訂正系列に並び替えることにより、同一の誤り訂正および誤り訂正符号付加回路を使って、第1の誤り訂正符号による誤り訂正と第2の誤り訂正符号による誤り訂正を行うことができる。
次に、光ディスクにデータを記録する場合にインタフェース回路から送られたデータに対する信号処理回路5の動作を説明する。インタフェース回路から送られたデータはスクランブル回路26でスクランブルを施し、メモリ23に書き込む。
そして、メモリ23に書き込まれたデータに誤り訂正および誤り訂正符号付加回路24で誤り訂正符号を付加する。付加する誤り訂正符号は、第1の誤り訂正系列で生成される第1の誤り訂正符号と、第2の誤り訂正系列で生成される第2の誤り訂正符号である。まず、第1の誤り訂正系列でメモリ23からデータを読み出し、第1の誤り訂正符号を生成してメモリ23に書き込む。次に、第2の誤り訂正系列でメモリ23から順にデータをコピーし、メモリ23内の別領域に第1の誤り訂正系列に並び替えてペーストする。そして、第1の誤り訂正系列でメモリ23からデータを読み出し、誤り訂正符号を生成してメモリ23に書き込む。この時に生成された誤り訂正符号は第2の誤り訂正系列で生成されたことになり、第2の誤り訂正符号である。更に、生成された第2の誤り訂正符号に対して誤り訂正符号を生成して付加する。
そして、インタリーブ回路27でインタリーブを施し、変調回路28で1―7PP変調して光ピックアップに送る。
次に、光ディスクからデータを再生する場合に増幅回路からの入力信号に対する信号処理回路5の動作を説明する。増幅回路からの入力信号は復調回路21でデータ復調し、デインタリーブ回路22でインタリーブを解き、メモリ23に書き込む。
そして、誤り訂正および誤り訂正符号付加回路24でメモリ23に書き込まれたデータの誤り訂正を行う。まず、第1の誤り訂正系列でメモリ23からデータを読み出し、第1の誤り訂正符号により誤り訂正を行う。訂正不能が発生しない場合は、デスクランブル回路25でスクランブルを解き、インタフェース回路6にデータを送る。
訂正不能が発生した場合はCPUに通知し、CPUの指示によりデータコピー回路29が第2の誤り訂正系列でメモリ23から順にデータをコピーし、メモリ23内の別領域に第1の誤り訂正系列に並び替えてペーストする。そして、第1の誤り訂正系列でメモリ23からデータを読み出し、第2の誤り訂正符号により誤り訂正を行う。次に、誤り訂正されたデータをデータコピー回路29によりコピーし、元のデータ位置にペーストする。そして、デスクランブル回路25でスクランブルを解き、インタフェース回路6にデータを送る。
図3は、図1および図2で示したデータ記録再生装置を用いた、データ記録再生システムの構成を示したブロック図である。
本実施例の光ディスク装置は、各1枚の光ディスク40に対して各々記録再生が可能な光ディスク装置ユニット30を4台と、それら複数の光ディスク装置ユニット30に対して記録再生するデータの処理を行う光ディスク装置コントローラ10で構成される。
光ディスク装置コントローラ10は、コントローラ制御部11と、コントローラメモリ12と、ホストインタフェース13と、ドライブインタフェース14と、データ処理部15で構成される。
光ディスク装置コントローラ10は、ホストインタフェース13を介してホストコンピュータ20と接続され、ホストコンピュータ20から記録や再生といった各種のコマンドと記録するデータを受信し、コマンドの実行結果と再生したデータを送信する。
また、ドライブインタフェース14を介して複数の光ディスク装置ユニット30と並列に接続され、各光ディスク装置ユニット30に対して記録や再生といった各種のコマンドと後述のデータ処理部15において再構成した記録するデータを送信し、コマンドの実行結果と再生したデータを受信する。
コントローラ制御部11は光ディスク装置コントローラ10の動作全般を制御する機能を備えており、ホストコンピュータ20からのコマンドおよび各光ディスク装置ユニット30からのコマンド実行結果に応じて、光ディスク装置コントローラ10が所定の動作を実行するようにコントローラメモリ12、ホストインタフェース13、ドライブインタフェース14、データ処理部15を制御する。
コントローラメモリ12はデータを一時的に記憶する機能を備えており、後述のデータ処理部15がデータ処理を行う際に、データ処理の前後のデータを一時的に蓄積する。また、各光ディスク装置ユニット30から受信した欠陥情報を一時的に蓄積する。
データ処理部15は、データ分配部16とパリティ生成部17と訂正処理部18を含む。データ分配部16は、ホストコンピュータ20から受信したデータを光ディスク40への記録単位であるクラスタ相当のデータに分離し、パリティ生成部17が3クラスタ分のデータ毎に生成する1クラスタ分のパリティを含んで、4つのデータ列に再構成する。また、訂正処理部18は各光ディスク装置ユニット30から受信した3クラスタ分のデータと1クラスタ分のパリティに対して訂正処理を行う。データ分配の詳細や訂正処理の流れについては後述する。
一方、各光ディスク装置ユニット30は、ドライブ制御部31と、光ピックアップ32と、ドライブメモリ33と、コントローラインタフェース34と、欠陥処理部35で構成される。更に詳細には、図11の光ディスク装置ユニットのブロック図に示すように、上記に加えて、ディスク回転機構50と、スライダ機構51と、サーボ制御部52と、サーボ信号生成部53と、再生信号生成部54と、再生信号2値化部55と、エンコード部56と、デコード部57を備える。
ドライブ制御部31は、光ディスク装置ユニット30の動作全般を制御する。即ち、サーボ制御部52を介して、ディスク回転機構50に装着された光ディスク40の回転制御を行い、スライダ機構51を駆動して光ピックアップ32を光ディスク40の半径方向に変位させるシーク制御及び送り制御を行い、光ピックアップ32の対物レンズを駆動してフォーカス制御およびトラッキング制御を行う。
また、ドライブ制御部31は、光ピックアップ32のレーザ発光を制御する。記録時には、コントローラインタフェース34を介して光ディスク装置コントローラ10から送られてきた記録データ信号を、エンコード部56で所定の変調規則によるNRZI信号に変換してドライブ制御部31に供給し、ドライブ制御部31はこのNRZI信号に対応した記録ストラテジ(発光パルス列)に変換し、所定の光強度およびパルス列でレーザを発光させる。
光ディスク40からの反射光量は光ピックアップ32の光検出器で受光されて電気信号に変換され、サーボ信号生成部53と再生信号生成部54に送られる。サーボ信号生成部53は、装着された光ディスク40に好適な検出方法で各種のサーボ信号を選択して生成し、ドライブ制御部31に供給する。サーボ信号には少なくともフォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号とが含まれる。ドライブ制御部31は、これらサーボ信号に基づき、前述したようにサーボ制御部52を介して対物レンズを駆動し、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボを動作させる。
再生信号生成部54は、波形等化回路とA/Dコンバータとを備えており、光ピックアップ32から供給されたアナログの再生信号に対して、所定の波形等化の後、標本化および量子化を行ってデジタル信号に変換し、再生信号2値化部55に供給する。
再生信号2値化部55は、トランスバーサルフィルタと、ビタビ復号回路を備える。再生信号生成部54から供給されたデジタル信号はトランスバーサルフィルタで所定のPRクラスに等化され、ビタビ復号回路で最尤復号を行って、この等化波形を所定の変調規則に基づくNRZI信号に変換する。再生信号2値化手段55で生成されたNRZI信号は、デコード部57によってデータの訂正処理などを行って再生データ信号に変換され、コントローラインタフェース34を介して光ディスク装置コントローラ10に送られる。
また、ドライブ制御部31は、欠陥処理部35を介して、記録したデータの再生結果をデータの訂正処理の結果などにより評価して所定の品質が確保できているかどうかを判断する機能を備える。
図4は、光ディスク上の論理データ配置を示した模式図である。UDF2.5およびUDF2.6で規定されたフォーマットに準拠した構造である。
図の上端が先頭アドレス、図の下端が末尾アドレスである。4001はボリューム情報、4002はメタデータファイル(=MD File)のファイルエントリ(=MD File FE)、4003はメタデータミラーファイル(=MDM File)のファイルエントリ(=MDM File FE)、4004はメタデータビットマップファイルのファイルエントリ、4005はメタデータビットマップ、4006はスペースビットマップ記述子、4007はメタデータファイル、4008はユーザデータエリア、4009はメタデータミラーファイル、4010はボリューム情報である。
ボリューム情報4001と4010は、光ディスク全体のボリュームに関する情報を保持する。データ信頼性向上のため、同じ情報が二箇所に記録される。
メタデータビットマップ4005は、メタデータファイル4007の1セクタを、1ビットに対応させ、1であれば未配置、0であれば配置済みとし、メタデータファイル4007の空き状態を管理するためのものである。
図5は、図4のデータ配置のアドレス空間に対して、記録を行った状態である。
5001は、メタデータビットマップ上の配置済み領域を示す領域長であり、5002は、メタデータビットマップ上の最終記録アドレスである。5003はメタデータファイル上の配置済み領域を示す領域長であり、5004はメタデータファイル上の最終記録アドレスである。領域長5003が示す領域は、簡便のため、領域長5001で示す領域と一致する。
図6は、図5のデータ配置のアドレス空間に対して、さらに連続して追加記録行った状態である。図6では、不良ブロックは存在しない場合を想定している。
6001は、メタデータビットマップ上の追加の配置済み領域を示す領域長であり、6002は、メタデータビットマップ上の最終記録アドレスである。6003はメタデータファイル上の追加の配置済み領域を示す領域長であり、6004はメタデータファイル上の最終記録アドレスである。領域長6003が示す領域は、領域長6001で示す領域と一致する。
図7は、図5のデータ配置のアドレス空間に対して、さらに連続して追加記録行った状態である。図6との違いは、メタデータファイル中に不良ブロックが検出され、記録できない領域が存在する点である。
7001は、メタデータファイル中の不良ブロックの領域であり、この領域には記録することはできない。7003はメタデータファイル上の追加の配置済み領域を示す領域長であり、7004はメタデータファイル上の最終記録アドレスである。領域長7003が示す領域は、領域長6001で示す領域と一致する。領域長7003が示す領域には、図6の領域長6003が示す領域に記録するデータと同じデータが記録されている。
図8は、メタデータファイル(=MD File)中に不良ブロックを検出した場合の、記録フローである。
S8001は、記録するイメージファイルを作成するステップである。
S8002は、S8001で作成したイメージファイルの先頭にある、ボリューム情報4001を記録するステップである。
S8003は、メタデータファイルを記録するステップである。
S8004は、メタデータファイルに不良ブロックがあるかどうか検出するステップである。
S8005は、S8004で不良ブロックを検出した場合、メタデータファイルのファイルエントリの配置情報を修正するステップである。
S8006は、メタデータファイル記録終了後に、メタデータファイルのファイルエントリを記録するステップである。
S8007は、ユーザデータを記録するステップである。
S8008は、S8001で作成したイメージファイルの末尾にある、ボリューム情報4010を記録するステップである。
ここで、ステップS8005の不良ブロックを検出した場合のメタデータファイルのファイルエントリの配置情報を修正について図11の模式図を用いて説明する。
図11(a)は、データA〜Eに欠陥ブロックが検出されなかった場合を示す模式図である。一方、図11(b)は、データCが記録される物理アドレス3、論理アドレス3のブロックに欠陥ブロックが検出された場合を示す模式図である。欠陥が無く正常なブロックであればデータCが記録されていたはずの物理アドレス3、論理アドレス3のブロックに欠陥があった場合、データCは次のブロック(物理アドレス4)に記録される。そして、データCが記録された物理アドレス4の論理アドレスは「論理アドレス3」となるように配置情報を修正し、この配置情報はメタデータファイルのファイルエントリに記録される。このように、欠陥が検出された不良ブロックをメタデータファイルのファイルエントリのような管理データに含まないように配置情報を修正することにより、メタデータのようなアドレスを参照するためアドレスの変更がアドレス参照元にも影響するため修正範囲が大きくなるようなデータを記録するデータ構造において、ファイルの修正の回数を少なくすることが可能となり、交替領域を持たないメディアでもメタデータの欠陥領域の効率的な管理が可能となる。
なお、イメージファイル中の、メタデータミラーファイルやメタデータビットマップファイルの記録は説明しなかったが、メタデータファイルと同様に、メタデータミラーファイル4009やメタデータビットマップファイル4005に不良ブロックを検出した際は、メタデータミラーファイルのファイルエントリ4003やメタデータビットマップファイルのファイルエントリ4004の配置情報を修正することにより、不良ブロックを除くことが可能となる。また、メタデータビットマップファイルのファイルエントリ4004や、メタデービットマップファイル4005などの記録については記録フローでは説明しなかったが、どのタイミングで記録してもよいので、隣接するエリアの記録時に連続して記録すると、シークが発生せず処理時間が短縮でき、隣接トラック上書きの危険性を軽減できる。
図9は、メタデータミラーファイル4009に不良ブロック9001が存在する場合の模式図である。9011、9012、9013、9014は、ぞれぞれ、図7における7001、7003、5003、7004に相当するので、説明を割愛する。
図10は、メタデータミラーファイル(=MDM File)中に不良ブロックを検出した場合の、記録フローである。ステップ10003、ステップ10004、ステップ10005、ステップ10006は、それぞれ、メタデータファイルのファイルエントリおよびメタデータファイルにおけるステップ8003、ステップ8004、ステップ8005、ステップ8006と同様の処理を、メタデータミラーファイルのファイルエントリおよびメタデータミラーファイルにおいて行うステップである。そのほかは図8と同様であるので、説明は割愛する。 また、メタデータファイルは、イメージファイル作成時に、あらかじめ不良ブロック発生を見込んで、長めの領域を確保しておくことで、メタデータファイル記録時に発生する不良ブロックの交替を実現可能である。メタデータファイルの長さと、その長さの領域中での不良ブロックの発生確率に応じて、交替分として見込んでおく長さを設定することができる。これは、メタデータミラーファイルにも同様である。
以上により、UDF2.5規格で規定されたメタデータパーティションの不良ブロックについても、専用の交替エリアを持たなくても、交替処理を行うことが可能となる。
さらに、イメージファイルを記録媒体に記録する方式の場合においても、メタデータ中のアドレス情報を変更することなく、メタデータファイルのファイルエントリのみの更新により、メタデータファイルの交替処理を実現することができ、処理の高速化、軽量化が行える。
本実施例の光ディスク装置は、光ディスク装置ユニット30を4台を、光ディスク装置コントローラ10に接続した構成であるが、光ディスク装置ユニット30が1台の構成でも、実施可能である。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…データ記録再生装置
2…光ディスク
3…光ピックアップ
4…増幅回路
5…信号処理回路
6…インタフェース回路
7…CPU
8…サーボ回路
21…復調回路
22…デインタリーブ回路
23…メモリ
24…誤り訂正および誤り訂正符号付加回路
25…デスクランブル回路
26…スクランブル回路
27…インタリーブ回路
28…変調回路
29…データコピー回路
1101、1201、1310、1401、1501、1601…データゾーン
1102、1202、1311、1402…第2誤り訂正符号ゾーン
1103〜1111、1203〜1212、1312〜1321、1406〜1410、1504〜1511、1604〜1613…クラスタ
1213…パーティション
1300〜1308…光ディスク
1309…誤り訂正符号ディスク
1503、1512、1603…管理領域
2…光ディスク
3…光ピックアップ
4…増幅回路
5…信号処理回路
6…インタフェース回路
7…CPU
8…サーボ回路
21…復調回路
22…デインタリーブ回路
23…メモリ
24…誤り訂正および誤り訂正符号付加回路
25…デスクランブル回路
26…スクランブル回路
27…インタリーブ回路
28…変調回路
29…データコピー回路
1101、1201、1310、1401、1501、1601…データゾーン
1102、1202、1311、1402…第2誤り訂正符号ゾーン
1103〜1111、1203〜1212、1312〜1321、1406〜1410、1504〜1511、1604〜1613…クラスタ
1213…パーティション
1300〜1308…光ディスク
1309…誤り訂正符号ディスク
1503、1512、1603…管理領域
Claims (10)
- 交替領域を持たない記録媒体にデータを記録する、データ記録方法において、
メタデータファイルを前記記録媒体に記録する第1の記録ステップと、
前記記録媒体に記録された前記メタデータファイルの不良ブロックを検出する検出ステップと、
前記メタデータファイルの管理データを記録する第2の記録ステップと、
前記管理データの配置を行う管理データ配置ステップと、を備え、
前記検出ステップで検出された不良ブロックを前記管理データに含まないように前記管理データ配置ステップで配置を行い、前記第2の記録ステップで前記管理データを記録することを特徴とするデータ記録方法。 - 請求項1のデータ記録方法において、
前記管理データがUDF2.5またはUDF2.6のメタデータである
ことを特徴とするデータ記録方法。 - 請求項1記載のデータ記録方法において、
前記検出ステップで検出された不良ブロックのデータを次のブロックに記録し、該データの論理アドレスがシフトするように前記管理データを修正することを特徴とするデータ記録方法。 - 請求項1記載のデータ記録方法において、
メタデータミラーファイルを前記記録媒体に記録する第3の記録ステップと、
前記記録媒体に記録された前記メタデータミラーファイルの不良ブロックを検出する第2の検出ステップと、
前記メタデータミラーファイルの管理データを記録する第4の記録ステップと、
前記管理データの配置を行う第2の管理データ配置ステップと、を備え、
前記第2の検出ステップで検出された不良ブロックを前記管理データに含まないように前記第2の管理データ配置ステップで配置を行い、前記第4の記録ステップで前記管理データを記録することを特徴とするデータ記録方法。 - 請求項1記載のデータ記録方法において、
前記記録媒体は光ディスクであることを特徴とするデータ記録方法。 - 交替領域を持たない記録媒体にデータを記録する、データ記録装置において、
メタデータファイルを前記記録媒体に記録する記録部と、
前記メタデータファイルに不良ブロックがあるかを検出する検出部と、
前記記録部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記記録媒体に記録された前記メタデータファイルに不良ブロックが検出された場合、前記記録部が、当該不良ブロックを前記メタデータファイルの管理データに含まないように前記管理データの配置を行うよう制御することを特徴とするデータ記録装置。 - 請求項6のデータ記録装置において、
前記管理データがUDF2.5またはUDF2.6のメタデータである
ことを特徴とするデータ記録装置。 - 請求項6記載のデータ記録装置において、
前記制御部は、前記検出部で検出された不良ブロックのデータを次のブロックに記録し、該データの論理アドレスがシフトするように前記管理データを修正するよう前記記録部を制御することを特徴とするデータ記録装置。 - 請求項6記載のデータ記録装置において、
前記制御部は、前記記録部が、メタデータミラーファイルを前記記録媒体に記録するよう制御し、
前記制御部は、前記記録媒体に記録された前記メタデータミラーファイルに不良ブロックが検出された場合、前記記録部が、当該不良ブロックを前記メタデータミラーファイルの管理データに含まないように前記管理データの配置を行うよう制御することを特徴とするデータ記録装置。 - 請求項6記載のデータ記録装置において、
前記記録媒体は光ディスクであることを特徴とするデータ記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012088052A JP2013218760A (ja) | 2012-04-09 | 2012-04-09 | データ記録方法及びデータ記録装置 |
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JP2012088052A JP2013218760A (ja) | 2012-04-09 | 2012-04-09 | データ記録方法及びデータ記録装置 |
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Family Applications (1)
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