JP2013218396A - 対応点探索装置、そのプログラム及びカメラパラメータ推定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】対応点探索装置1は、被写体の初期特徴点の特徴ベクトルを予め記憶するデータベースと10と、現在画像特徴点の特徴ベクトルを記述するSIFT特徴ベクトル記述手段11と、SIFTのオリエンテーション算出法により、過去画像に対する現在画像の画像回転量を算出する画像回転量算出手段12と、画像回転量が全ての現在画像特徴点のオリエンテーションとして反映されるように、現在画像特徴点の回転特徴ベクトルを記述する回転特徴ベクトル記述手段13と、現在画像と、過去画像と、データベース10とを用いて、対応点探索を行う対応点探索手段14と、対応点探索手段14が探索した対応点のうち、正解の対応点を出力する対応点出力手段15と、対応点を追加する対応点追加手段16とを備える。
【選択図】図3
Description
この他、従来技術として、RANSACのように、対応点の外れ値を除外する対応点誤対応除外手法も知られている(非特許文献2)。
図8を参照して、SIFTにおけるオリエンテーションの誤差について、説明する。
例えば、図8(a)に示すように、SIFTにより、被写体90の撮影画像から、3つの特徴点K1,K2,K3が検出されたこととする。この場合、SIFTでは、特徴点K1,K2,K3のそれぞれで、オリエンテーションO1,O2,O3を算出する。
また、図8(b)では、被写体90を撮影したカメラ(不図示)の光軸を回転中心として、被写体90又はカメラ(不図示)の何れかが回転した状態を図示している。
かかる構成によれば、対応点探索装置は、算出した画像回転量と異なる回転の特徴点が存在する場合でも、この特徴点が含まれる対応点を拾い上げることができる。
かかる構成によれば、対応点探索装置が初期特徴点を出力することで、被写体の認識や追跡等の画像処理が行い易くなり、対応点探索装置の利便性が向上する。
かかる構成によれば、対応点探索装置は、誤対応の可能性が高い特徴点の対を閾値処理で除外できるため、対応点を正確に探索することができる。
本願第1発明によれば、画像内の全特徴点が同じように回転するとみなし、全特徴点で共通するオリエンテーションを算出するため、各特徴点でオリエンテーションを個別に算出した場合に比べて、オリエンテーションの誤差が少なく、対応点を正確に探索することができる。
本願第3発明によれば、現在画像−過去画像対応点と共に初期特徴点を出力するため、被写体の認識や追跡等の画像処理が行い易くなり、対応点探索装置の利便性が向上する。
本願第5発明によれば、データベースから現在画像の特徴点における3次元座標が抽出できない場合でも、過去画像の特徴点に紐付けて、データベースから3次元座標を取得できるため、カメラパラメータをより正確に推定することができる。
図1,図2を参照して、本発明の実施形態に係る対応点探索装置1及びカメラパラメータ推定装置2の概略について、説明する(適宜図3参照)。
図1に示すように、動画像を撮影する一般的なカメラCが、立方体状の物体である被写体90を撮影する場合を考える。まず、カメラCが、現在のフレームtからnフレーム前(0<n<t)、図1の符号Ct−nで図示したように、被写体90に対して斜めに位置している。次に、カメラCが、フレームtにおいて、図1の符号Ctで図示したように、被写体90の正面まで移動したとする。この場合、時刻t−nの画像91t−nと、時刻tの画像91tとを比較すると、被写体90は、カメラCの移動に伴って画像内で回転することになる。
また、本実施形態では、n=1、つまり、過去画像が現在画像の1フレーム前の画像であることとする。
この図2では、説明を簡易にするため、特徴点が2個であることとする(“●”、“▲”で図示)。
なお、データベース10は、特徴記述子A以外も記憶するが、説明を簡易にするため、図2では省略した。
図3を参照して、カメラパラメータ推定装置2の構成について、説明する。
図3に示すように、カメラパラメータ推定装置2は、カメラCのカメラパラメータを推定するものであり、対応点探索装置1と、3次元座標抽出手段21と、カメラパラメータ推定手段22とを備える。
また、データベース10に記憶させる初期特徴点の数は任意であり、対応点探索の正確性を向上させるために、初期特徴点の数を多くすることが好ましい。
この近似特徴ベクトルは、初期特徴点の特徴ベクトルよりも撮影環境により近似した状態で求められた特徴ベクトルであり、特徴記述子Bと呼ばれることがある。
また、過去画像特徴点とは、過去画像から検出された特徴点のことである。
この回転特徴ベクトルは、後記する画像回転量算出手段12で算出された画像回転量がオリエンテーションとして反映された特徴ベクトルであり、特徴記述子Cと呼ばれることがある。
この算出済回転特徴ベクトルは、過去画像から繰り返し回転特徴ベクトルを算出することを防止するための回転特徴ベクトルであり、特徴記述子C’と呼ばれることがある。
この算出済特徴ベクトルは、過去画像から繰り返し特徴ベクトルを算出することを防止するための特徴ベクトルであり、特徴記述子Tとよばれることがある。
また、図3では、特徴記述子A〜Tを記述子A〜Tと略記した。
以後、現在画像から検出された特徴点を現在画像特徴点と呼ぶ。
さらに、SIFT特徴ベクトル記述手段11は、記述した現在画像特徴点の特徴ベクトルを、次の現在画像で対応点探索を行うときの過去画像特徴点の算出済特徴ベクトルとして、データベース10に書き込む。
図4を参照して、画像回転量算出手段12による画像回転量の算出について、具体的に説明する(適宜図3参照)。
画像回転量算出手段12は、後記する現在画像−DB対応点探索手段14aと同様の手法で、現在画像特徴点の特徴ベクトルと過去画像特徴点の算出済特徴ベクトル(つまり、通常のSIFTで記述された特徴記述子T)との評価値T1を算出し、現在画像と過去画像との対応点に含まれる現在画像特徴点及び過去画像特徴点を全て求める。
なお、画像回転量算出手段12は、現在画像が先頭のフレーム画像の場合、何の処理を行わなくともよい。
回転特徴ベクトル記述手段13は、画像回転量算出手段12から画像回転量が入力される。そして、回転特徴ベクトル記述手段13は、SIFT等の局所特徴量算出手法によって、入力された画像回転量が全ての現在画像特徴点のオリエンテーションとして反映されるように、現在画像特徴点の回転特徴ベクトルを記述(算出)するものである。
図5を参照して、回転特徴ベクトル記述手段13による回転特徴ベクトルの記述について、具体的に説明する。(適宜図3参照)。
回転特徴ベクトル記述手段13は、予め設定された基準角度(例えば、水平を示す0°)を基準として、全ての現在画像特徴点について、現在画像特徴点の周辺領域を算出したオリエンテーションだけ、予め設定された回転方向(例えば、右回り)に回転させる。
さらに、回転特徴ベクトル記述手段13は、記述した現在画像特徴点の回転特徴ベクトルを、次の現在画像で対応点探索を行うときの過去画像特徴点の算出済回転特徴ベクトルとして、データベース10に書き込む。
また、SIFTによるオリエンテーション算出及び回転特徴ベクトルの記述は、例えば、文献「“Gradientベースの特徴抽出-SIFTとHOG-”、藤吉他、情報処理学会 研究報告CVIM 160、pp.211-224,2007.」に詳細に記載されている。
対応点探索手段14は、対応点探索を行うものであり、現在画像−DB対応点探索手段(第1対応点探索手段)14aと、現在画像−過去画像対応点探索手段(第2対応点探索手段)14bとを備える。
対応点探索手段14による対応点探索について、具体的に説明する。
現在画像−DB対応点探索手段14aは、現在画像特徴点と初期特徴点との特徴ベクトル、及び、現在画像特徴点の特徴ベクトルと過去画像特徴点の近似特徴ベクトルとについて、後記する評価値T1(第1評価値)を算出し、算出した評価値T1が最小になる特徴点の対を、現在画像−データベース対応点として探索するものである。
T1=l1/l2 ・・・式(1)
なお、初期特徴点の特徴ベクトルの代わりに、過去画像特徴点の近似特徴ベクトルを用いる以外、評価値1を同様に算出できるため、説明を省略する。
なお、現在画像−過去画像対応点探索手段14bは、現在画像−DB対応点探索手段14aと同様に評価値T1を算出できるため、説明を省略する。
また、対応点探索手段14は、現在画像−過去画像対応点探索手段14bで探索された現在画像−データベース対応点を一時記憶メモリ(不図示)に記憶する。そして、対応点探索手段14は、現在画像より後の画像で対応点探索を行うとき、一時記憶メモリに一時記憶された現在画像−データベース対応点を、過去画像−データベース対応点として対応点出力手段15に出力する。
τ=L1/L2 ・・・式(2)
この閾値βは、被写体の絵柄や撮影環境を考慮して、任意の値(例えば、2)で予め設定される。
一方、評価値τが閾値β以下の場合、対応点出力手段15は、現在画像−過去画像対応点を、正解の対応点として対応点追加手段16に出力する。
この閾値γは、閾値α以下の任意の値(例えば、0.1)で予め設定される。
なお、対応点追加手段16は、追加しようとする対応点が、対応点出力手段15から入力された対応点に既に含まれている場合、追加しなくともよい。
この閾値δは、閾値α以下で任意の値(例えば、0.1)に設定することができる。
この他、カメラパラメータ推定手段22は、OpenCV(http://opencv.jp/)を用いて、カメラパラメータを推定することもできる。
図6,図7を参照して、カメラパラメータ推定装置2の動作について、説明する(適宜図3参照)。
なお、カメラパラメータ推定装置2は、現在画像が先頭のフレーム画像の場合と、2番目以降のフレーム画像の場合で動作が異なるため、それぞれ説明する。
また、カメラパラメータ推定装置2は、データベース10に初期特徴点の特徴ベクトルと、初期特徴点の3次元座標とを記憶していることとする。
SIFT特徴ベクトル記述手段11は、SIFT等の局所特徴量算出手法により、現在画像から特徴点を検出して、特徴ベクトルを記述する(ステップS2)。
現在画像−DB対応点探索手段14aは、算出した評価値T1が最小になり、かつ、閾値αを超える特徴点の対を、現在画像−データベース対応点として探索する(ステップS4)。
特徴記述子B書込手段17は、評価値τが閾値δを超える場合、現在画像特徴点の特徴ベクトルを、初期特徴点の特徴ベクトルに対応付けて、過去画像特徴点の近似特徴ベクトル(特徴記述子B)として、データベース10に書き込む(ステップS6)。
以上のように、カメラパラメータ推定装置2は、現在画像が先頭のフレームの場合、従来技術と同様の手法で対応点探索を行い、カメラパラメータを推定する。
図7に示すように、カメラパラメータ推定装置2は、カメラCから現在画像(2番目以降のフレーム画像)が入力される(ステップS11)。
SIFT特徴ベクトル記述手段11は、SIFT等の局所特徴量算出手法により、現在画像から特徴点を検出して、特徴ベクトルを記述する(ステップS12)。
回転特徴ベクトル記述手段13は、SIFT等の局所特徴量算出手法によって、予め設定された基準角度を基準として、画像回転量が全ての現在画像特徴点のオリエンテーションとして反映されるように、現在画像特徴点の回転特徴ベクトル(特徴記述子C)を記述する(ステップS16)。
現在画像−過去画像対応点探索手段14bは、算出した評価値T1が最小になり、かつ、閾値αを超える特徴点の対を、現在画像−過去画像対応点として探索する(ステップS18)。
対応点出力手段15は、評価値τが閾値βを超えるか否かにより、現在画像−データベース対応点、又は、現在画像−過去画像対応点を、正解の対応点として出力する(ステップS20)。
対応点追加手段16は、現在画像特徴点と初期特徴点との対について、評価値T1が閾値γ未満の場合、この特徴点の対を正解の対応点として追加する。また、対応点追加手段16は、現在画像特徴点と過去画像特徴点との対について、評価値T1が閾値γ未満の場合、この特徴点の対を正解の対応点として追加する(ステップS22)。
カメラパラメータ推定手段22は、現在画像−データベース対応点及び3次元座標を用いて、カメラパラメータを推定する(ステップS24)。
特徴記述子B書込手段17は、評価値τが閾値δを超える場合、現在画像特徴点の特徴ベクトルを、初期特徴点の特徴ベクトルに対応付けて、過去画像特徴点の近似特徴ベクトル(特徴記述子B)として、データベース10に書き込む(ステップS25)。
例えば、カメラCをアフィンカメラと仮定し、現在画像と過去画像とが時間的に近い場合、被写体の動き(回転)が僅かになる。この場合、カメラパラメータ推定装置2は、全特徴点での画像回転量が同程度になるため、対応点を極めて正確に探索することができる。
この位相限定相関法は、例えば、文献「”1次元位相限定相関法に基づく画像の高精度回転計測アルゴリズムとその評価”,長嶋他、第20回 回路とシステム 軽井沢ワークショップ、http://www.aoki.ecei.tohoku.ac.jp/~ito/p173_Bd1-2-4.pdf」に詳細に記載されている。
10 データベース
11 SIFT特徴ベクトル記述手段(第1特徴ベクトル算出手段)
12 画像回転量算出手段
13 回転特徴ベクトル記述手段(第2特徴ベクトル算出手段)
14 対応点探索手段
14a 現在画像−DB対応点探索手段(第1対応点探索手段)
14b 現在画像−過去画像対応点探索手段(第2対応点探索手段)
15 対応点出力手段
16 対応点追加手段
17 特徴記述子B書込手段(データベース書込手段)
2 カメラパラメータ推定装置
21 3次元座標抽出手段
22 カメラパラメータ推定手段
Claims (6)
- 被写体を撮影した現在画像と、前記現在画像より前の過去画像との間で対応点探索を行う対応点探索装置であって、
前記被写体の特徴点として予め検出された初期特徴点の特徴ベクトルと、前記初期特徴点の3次元座標とを予め記憶し、過去画像から検出された特徴点である過去画像特徴点の近似特徴ベクトルと、前記過去画像の算出済回転特徴ベクトルと、前記過去画像特徴点の算出済特徴ベクトルとが書き込まれるデータベースと、
局所特徴量算出手法により、前記現在画像の特徴点である現在画像特徴点を検出して特徴ベクトルを算出し、算出した前記現在画像特徴点の特徴ベクトルを、前記現在画像より後の画像で対応点探索を行うときの過去画像特徴点の算出済特徴ベクトルとして前記データベースに書き込む第1特徴ベクトル算出手段と、
前記データベースを参照して、前記現在画像特徴点と前記初期特徴点との特徴ベクトル、及び、前記現在画像特徴点の特徴ベクトルと過去画像特徴点の近似特徴ベクトルとについて、最短距離と当該最短距離の次に短い距離との比である第1評価値を算出し、算出した当該第1評価値が最小になる特徴点の対を、現在画像−データベース対応点として探索する第1対応点探索手段と、
位相限定相関法又はオリエンテーション算出法により、前記過去画像に対する前記現在画像の画像回転量を算出する画像回転量算出手段と、
前記局所特徴量算出手法によって、予め設定された基準角度を基準に前記画像回転量がオリエンテーションとして反映されるように、前記現在画像特徴点の回転特徴ベクトルを算出し、算出した前記現在画像特徴点の回転特徴ベクトルを、前記現在画像より後の画像で対応点探索を行うときの前記過去画像の算出済回転特徴ベクトルとして前記データベースに書き込む第2特徴ベクトル算出手段と、
前記データベースを参照して、前記現在画像特徴点の回転特徴ベクトルと前記過去画像特徴点の算出済回転特徴ベクトルとについて、前記第1評価値を算出し、算出した当該第1評価値が最小になる特徴点の対を、現在画像−過去画像対応点として探索する第2対応点探索手段と、
前記現在画像−過去画像対応点に含まれ、かつ、前記現在画像−データベース対応点に含まれる現在画像特徴点について、当該現在画像特徴点の特徴ベクトル及び前記過去画像特徴点の算出済特徴ベクトルの距離と、当該現在画像特徴点及び前記初期特徴点の特徴ベクトルの距離との比である第2評価値が予め設定された第1閾値を超えるか否かを判定し、前記第2評価値が前記第1閾値を超えるときに前記現在画像−データベース対応点を前記対応点として出力し、前記第2評価値が前記第1閾値を超えないときに前記現在画像−過去画像対応点を前記対応点として出力する対応点出力手段と、
前記第2評価値が予め設定された第2閾値を超えるときに、前記現在画像特徴点の特徴ベクトルを、前記現在画像より後の画像で対応点探索を行うときの過去画像特徴点の近似特徴ベクトルとして前記データベースに書き込むデータベース書込手段と、
を備えることを特徴とする対応点探索装置。 - 前記現在画像特徴点と前記初期特徴点との特徴ベクトル、及び、前記現在画像特徴点の特徴ベクトルと前記過去画像特徴点の算出済特徴ベクトルとについて、前記第1評価値が予め設定された第3閾値未満であるか否かを判定し、前記第1評価値が前記第3閾値未満である特徴点の対を、前記対応点に追加する対応点追加手段、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の対応点探索装置。 - 前記対応点出力手段は、前記第2評価値が前記第1閾値を超えないとき、前記現在画像−過去画像対応点と共に、前記初期特徴点を出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の対応点探索装置。
- 前記第1対応点探索手段は、算出した前記第1評価値が最小になり、かつ、予め設定された第4閾値を超える特徴点の対を、前記現在画像−データベース対応点として探索し、
前記第2対応点探索手段は、算出した前記第1評価値が最小になり、かつ、予め設定された第5閾値を超える特徴点の対を、前記現在画像−過去画像対応点として探索することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の対応点探索装置。 - 被写体を撮影した現在画像と、前記現在画像より前の過去画像との間で対応点探索を行うために、
前記被写体の特徴点として予め検出された初期特徴点の特徴ベクトルと、前記初期特徴点の3次元座標とを予め記憶し、過去画像から検出された特徴点である過去画像特徴点の近似特徴ベクトルと、前記過去画像の算出済回転特徴ベクトルと、前記過去画像特徴点の算出済特徴ベクトルとが書き込まれるデータベースを備えるコンピュータを、
局所特徴量算出手法により、前記現在画像の特徴点である現在画像特徴点を検出して特徴ベクトルを算出し、算出した前記現在画像特徴点の特徴ベクトルを、前記現在画像より後の画像で対応点探索を行うときの過去画像特徴点の算出済特徴ベクトルとして前記データベースに書き込む第1特徴ベクトル算出手段、
前記データベースを参照して、前記現在画像特徴点と前記初期特徴点との特徴ベクトル、及び、前記現在画像特徴点の特徴ベクトルと過去画像特徴点の近似特徴ベクトルとについて、最短距離と当該最短距離の次に短い距離との比である第1評価値を算出し、算出した当該第1評価値が最小になる特徴点の対を、現在画像−データベース対応点として探索する第1対応点探索手段、
位相限定相関法又はオリエンテーション算出法により、前記過去画像に対する前記現在画像の画像回転量を算出する画像回転量算出手段、
前記局所特徴量算出手法によって、予め設定された基準角度を基準に前記画像回転量がオリエンテーションとして反映されるように、前記現在画像特徴点の回転特徴ベクトルを算出し、算出した前記現在画像特徴点の回転特徴ベクトルを、前記現在画像より後の画像で対応点探索を行うときの前記過去画像の算出済回転特徴ベクトルとして前記データベースに書き込む第2特徴ベクトル算出手段、
前記データベースを参照して、前記現在画像特徴点の回転特徴ベクトルと前記過去画像特徴点の算出済回転特徴ベクトルとについて、前記第1評価値を算出し、算出した当該第1評価値が最小になる特徴点の対を、現在画像−過去画像対応点として探索する第2対応点探索手段、
前記現在画像−過去画像対応点に含まれ、かつ、前記現在画像−データベース対応点に含まれる現在画像特徴点について、当該現在画像特徴点の特徴ベクトル及び前記過去画像特徴点の算出済特徴ベクトルの距離と、当該現在画像特徴点及び前記初期特徴点の特徴ベクトルの距離との比である第2評価値が予め設定された第1閾値を超えるか否かを判定し、前記第2評価値が前記第1閾値を超えるときに前記現在画像−データベース対応点を前記対応点として出力し、前記第2評価値が前記第1閾値を超えないときに前記現在画像−過去画像対応点を前記対応点として出力する対応点出力手段、
前記第2評価値が予め設定された第2閾値を超えるときに、前記現在画像特徴点の特徴ベクトルを、前記現在画像より後の画像で対応点探索を行うときの過去画像特徴点の近似特徴ベクトルとして前記データベースに書き込むデータベース書込手段、
として機能させるための対応点探索プログラム。 - 請求項4に記載の対応点探索装置を備え、カメラパラメータを推定するカメラパラメータ推定装置であって、
前記対応点探索装置は、
前記第1対応点探索手段が、探索した前記現在画像−データベース対応点を、前記現在画像より後の画像で対応点探索を行うときの過去画像−データベース対応点として一時記憶し、
前記カメラパラメータ推定装置は、
前記現在画像−過去画像対応点に含まれ、かつ、前記現在画像−データベース対応点に含まれない前記現在画像特徴点について、前記現在画像−過去画像対応点及び前記過去画像−データベース対応点に基づいて、前記データベースに記憶された前記初期特徴点の3次元座標を、当該現在画像特徴点の3次元座標として抽出する3次元座標抽出手段と、
前記対応点探索装置で探索された対応点と、前記3次元座標抽出手段で抽出された3次元座標とを用いて、前記カメラパラメータを推定するカメラパラメータ推定手段と、
を備えることを特徴とするカメラパラメータ推定装置。
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