JP6080424B2 - 対応点探索装置、そのプログラムおよびカメラパラメータ推定装置 - Google Patents

対応点探索装置、そのプログラムおよびカメラパラメータ推定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6080424B2
JP6080424B2 JP2012174416A JP2012174416A JP6080424B2 JP 6080424 B2 JP6080424 B2 JP 6080424B2 JP 2012174416 A JP2012174416 A JP 2012174416A JP 2012174416 A JP2012174416 A JP 2012174416A JP 6080424 B2 JP6080424 B2 JP 6080424B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feature
images
points
transformation matrix
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012174416A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014032628A (ja
Inventor
秀樹 三ツ峰
秀樹 三ツ峰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Priority to JP2012174416A priority Critical patent/JP6080424B2/ja
Publication of JP2014032628A publication Critical patent/JP2014032628A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6080424B2 publication Critical patent/JP6080424B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

本発明は、同一の被写体を撮影した複数の画像間において対応点の探索を行う対応点探索装置、そのプログラム、および、カメラパラメータを推定するカメラパラメータ推定装置に関する。
従来、カメラパラメータ推定や被写体の認識、追跡などの画像処理を行う際に、複数の画像から特徴点を抽出し、複数の画像間における特徴点の対応関係を求めるために、特徴点記述子として、SIFT(Scale Invariant Feature Transform)やSURF(Speeded Up Robust Feature)といった絵柄の拡大・縮小、回転に影響を受けにくい手法が広く利用されている(非特許文献1,2参照)。
藤吉ほか、"Gradientベースの特徴抽出-SIFTとHOG-", 2007年、情報処理学会 研究報告CVIM 160, pp.211-224 H. Bay, A. Ess, T. Tuytelaars, L. V. Gool:"Speeded-Up Robust Features(SURF)", 2008, Computer Vision and Image Understanding, Vol.110, No.3, pp.346-359
SIFTやSURFなどの局所特徴量算出手法は、いずれも特徴点の周辺領域における勾配ヒストグラムを拠り所として各特徴点の方向、すなわちオリエンテーション(Orientation)を決定するとともに、このオリエンテーションを利用して特徴ベクトル(特徴量)を算出することで、絵柄の回転の影響を受けにくくしている。
しかしながら、例えば被写体に対してカメラが回り込むなど、被写体の構造と撮影するカメラとの関係によって被写体上における絵柄の見え方が変わった場合、オリエンテーションの算出結果に誤差が生じる場合がある。さらに、カメラの位置以外にも、例えば撮像素子のノイズなどによってもオリエンテーションの算出結果に誤差が生じる場合がある。そして、このようにオリエンテーションが正確に算出できない場合、当該オリエンテーションを利用して算出される特徴ベクトルにも変化が生じ、対応点探索の精度が低下してしまうという問題があった。
ここで、SURFにおけるオリエンテーションの誤差について、図6を参照しながら説明する。SURFでは、例えば図6に示すように、被写体Sの撮影画像Pから3つの特徴点K,K,Kを検出した場合、当該特徴点K,K,Kのそれぞれについて、オリエンテーションO,O,Oを算出する。そして、SURFでは、このオリエンテーションO,O,Oを利用して特徴点K,K,Kの特徴ベクトルをそれぞれ算出する。
一方、SURFでは、図6に示すように、カメラCaを被写体Sの側面に回りこむように移動させると、被写体Sの見え方が変わって輝度勾配が変化するため、撮影画像Pt+αの対応する特徴点K,K,Kから正しいオリエンテーションO,O,Oを算出できず、誤ったオリエンテーションOa1,Oa2,Oa3を算出してしまう場合がある。この場合、SURFは、誤ったオリエンテーションOa1,Oa2,Oa3を利用して特徴点K,K,Kの特徴ベクトルをそれぞれ算出するため、対応点の誤対応を招くことになる。なお、図6では、正しいオリエンテーションO,O,Oを実線で示し、誤ったオリエンテーションOa1,Oa2,Oa3を破線で示している。
そこで、本発明はかかる点に鑑みてなされたものであって、対応点を発見しやすく、かつ、対応点の誤対応を減らすことができる対応点探索装置、そのプログラムおよびカメラパラメータ推定装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために請求項1に係る対応点探索装置は、2枚の画像間において対応点の探索を行う対応点探索装置であって、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段と、射影変換行列算出用対応点探索手段と、射影変換行列算出手段と、特徴点検出手段と、画像回転量算出手段と、特徴ベクトル算出手段と、対応点探索手段と、を備える構成とした。
このような構成を備える対応点探索装置は、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段によって、局所特徴量算出手法を用いて、2枚の画像のそれぞれから特徴点を検出し、この特徴点の特徴ベクトルを算出する。また、対応点探索装置は、射影変換行列算出用対応点探索手段によって、2枚の画像間において、特徴ベクトルの距離が最短となる特徴点の組み合わせを対応点として探索する。また、対応点探索装置は、射影変換行列算出手段によって、2枚の画像間における対応点の座標から、射影変換行列を算出する。
対応点探索装置は、特徴点検出手段によって、局所特徴量算出手法を用いて、2枚の画像のそれぞれから特徴点を検出する。また、対応点探索装置は、画像回転量算出手段によって、射影変換行列を用いて、2枚の画像における一方の画像の特徴点の座標を座標変換し、座標変換前の特徴点に対する座標変換後の特徴点の画像回転量を算出する。また、対応点探索装置は、特徴ベクトル算出手段によって、局所特徴量算出手法を用いて、予め設定された基準角度を基準に、2枚の画像における一方の画像の特徴点のオリエンテーションを0度とし、2枚の画像における他方の画像の特徴点のオリエンテーションを画像回転量とし、特徴点検出手段によって検出された2枚の画像の特徴点の特徴ベクトルを算出する。そして、対応点探索装置は、対応点探索手段によって、2枚の画像間において、特徴ベクトル算出手段によって算出された特徴ベクトルの距離が最短となる特徴点の組み合わせを対応点として探索する。
このように、対応点探索装置は、2枚の画像上の特徴点ごとのオリエンテーションを算出するのではなく、射影変換行列算出手段によって2枚の画像の射影変換行列を算出し、画像回転量算出手段によって前記した射影変換行列を利用して2枚の画像間の各特徴点における画像回転量を算出する。従って、被写体に対するカメラ位置の大幅な変化、撮像素子のノイズなど、オリエンテーションを正確に算出することが困難な状況であっても、正確な画像回転量を算出することができ、正確な対応点を探索することができる。
また、請求項2に係る対応点探索装置は、請求項1に係る対応点探索装置において、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段および特徴点検出手段が、2枚の画像から異なるスケールのスケール画像を生成するとともに、当該スケール画像上の画素に対してLoGフィルタを所定方向に畳み込み、かつ、当該LoGフィルタを畳み込んだ値が所定の閾値を超えるものを特徴点として検出し、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段が、特徴点検出手段において用いられる閾値よりも大きな閾値を用いる構成とした。
これにより、対応点探索装置は、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段によって、2枚の画像の中から強い特徴(コントラスト)を備える特徴点のみを検出することができるため、射影変換行列を求める際の対応点探索処理において対応点を探しやすくなる。
そして、請求項3に係る対応点探索装置は、請求項1または請求項2に係る対応点探索装置において、2枚の画像における一方の画像の特徴点の座標を射影変換行列によって座標変換するとともに、座標変換後の特徴点の2次元座標を算出し、対応点の2次元座標との距離が所定の閾値を超えるか否かを判定する再投影誤差判定手段を備え、画像回転量算出手段が、再投影誤差判定手段によって距離が所定の閾値未満であると判定された場合は、2枚の画像における一方の画像の特徴点の座標を射影変換行列によって座標変換し、座標変換前の特徴点に対する座標変換後の特徴点の画像回転量を算出し、再投影誤差判定手段によって距離が所定の閾値を超えると判定された場合は、オリエンテーション算出法により、2枚の画像における各特徴点の特徴ベクトルを記述する基準方向を算出する構成とした。
このように、対応点探索装置は、再投影誤差判定手段の判定結果に基づいて、再投影誤差が小さいときは射影変換行列を利用して複数の画像間の各特徴点における画像回転量を算出し、再投影誤差が大きいときは一般的なオリエンテーション算出法を利用して特徴ベクトル記述の基準となる方向を決定する。
前記課題を解決するために請求項4に係る対応点探索プログラムは、2枚の画像間において対応点の探索を行うために、コンピュータを、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段、射影変換行列算出用対応点探索手段、射影変換行列算出手段、特徴点検出手段、画像回転量算出手段、特徴ベクトル算出手段、対応点探索手段、として機能させることとした。
このような構成を備える対応点探索プログラムは、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段によって、局所特徴量算出手法により、2枚の画像のそれぞれから特徴点を検出し、この特徴点の特徴ベクトルを算出する。また、対応点探索プログラムは、射影変換行列算出用対応点探索手段によって、2枚の画像間において、特徴ベクトルの距離が最短となる特徴点の組み合わせを対応点として探索する。また、対応点探索プログラムは、射影変換行列算出手段によって、2枚の画像間における対応点の座標から、射影変換行列を算出する。
対応点探索プログラムは、特徴点検出手段によって、局所特徴量算出手法により、2枚の画像のそれぞれから特徴点を検出する。また、対応点探索プログラムは、画像回転量算出手段によって、射影変換行列により、2枚の画像における一方の画像の特徴点の座標を座標変換し、座標変換前の特徴点に対する座標変換後の特徴点の画像回転量を算出する。また、対応点探索プログラムは、特徴ベクトル算出手段によって、局所特徴量算出手法を用いて、予め設定された基準角度を基準に、2枚の画像における一方の画像の特徴点のオリエンテーションを0度とし、2枚の画像における他方の画像の特徴点のオリエンテーションを画像回転量とし、特徴点検出手段によって検出された2枚の画像の特徴点の特徴ベクトルを算出する。そして、対応点探索プログラムは、対応点探索手段によって、2枚の画像間において、特徴ベクトル算出手段によって算出された特徴ベクトルの距離が最短となる特徴点の組み合わせを対応点として探索する。
これにより、対応点探索プログラムは、2枚の画像上の特徴点ごとのオリエンテーションを算出するのではなく、射影変換行列算出手段によって2枚の画像の射影変換行列を算出し、画像回転量算出手段によって前記した射影変換行列を利用して2枚の画像間の各特徴点における画像回転量を算出する。従って、被写体に対するカメラ位置の大幅な変化、撮像素子のノイズなど、オリエンテーションを正確に算出することが困難な状況であっても、正確な画像回転量を算出することができ、正確な対応点を探索することができる。
前記課題を解決するために請求項5に係るカメラパラメータ推定装置は、カメラパラメータを推定するカメラパラメータ推定装置であって、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の対応点探索装置と、バンドルアジャストメントにより、対応点探索装置によって探索された対応点から各特徴点の3次元位置を算出し、各特徴点の3次元位置と、対応点とを用いて、カメラパラメータを推定するカメラパラメータ推定手段と、を備える構成とした。
これにより、カメラパラメータ推定装置は、2枚の画像上の特徴点ごとのオリエンテーションを算出するのではなく、射影変換行列算出手段によって2枚の画像の射影変換行列を算出し、画像回転量算出手段によって前記した射影変換行列を利用して2枚の画像間の各特徴点における画像回転量を算出する。従って、被写体に対するカメラ位置の大幅な変化、撮像素子のノイズなど、オリエンテーションを正確に算出することが困難な状況であっても、正確な画像回転量を算出して正確な対応点を探索することができるため、カメラパラメータの推定精度と推定の頑健性が向上する。
請求項1、請求項4に係る発明によれば、画像特徴点のオリエンテーションを個別に算出することなく、2枚の画像間における画像回転量を求めることができるため、対応点を発見しやすくなり、かつ、対応点の誤対応を減らすことができる。また、請求項1、請求項4に係る発明によれば、特徴点ごとに個別にオリエンテーションを算出する必要がないため、対応点探索の際の計算コストを抑えることができる。
請求項2に係る発明によれば、射影変換行列を求める際の対応点探索処理において対応点を探しやすくなるため、2枚の画像間の射影変換行列をより正確に算出することができる。
請求項3に係る発明によれば、再投影誤差の大小に応じて2枚の画像間における特徴ベクトルを記述する基準となる方向を切り替えることができるため、計算効率を向上させ、絵柄によらず頑健性を確保することができる。
請求項5に係る発明によれば、2枚の画像間における画像回転量を正確に求めることができるため、対応点を発見しやすくなり、かつ、対応点の誤対応を減らすことができるため、カメラパラメータの推定精度と推定の頑健性を向上させることができる。また、請求項5に係る発明によれば、特徴点ごとに個別にオリエンテーションを算出する必要がないため、カメラパラメータ推定の際の計算コストを抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係る対応点探索装置およびカメラパラメータ推定装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る対応点探索装置における射影変換行列を説明するための概略図である。 本発明の第1実施形態に係る対応点探索装置およびカメラパラメータ推定装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る対応点探索装置およびカメラパラメータ推定装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る対応点探索装置およびカメラパラメータ推定装置の動作を示すフローチャートである。 SURFにおけるオリエンテーションの誤差を説明するための概略図である。
以下、本発明の実施形態に係る対応点探索装置およびカメラパラメータ推定装置について、図面を参照しながら説明する。以下の説明では、実施形態ごとに、対応点探索装置の構成、カメラパラメータ推定装置の構成、対応点探索装置およびカメラパラメータ推定装置の動作、の順に説明を行うこととする。また、以下の説明では、同一の名称および符号については原則として同一もしくは同質の構成を示しているため、詳細説明を適宜省略する。
<第1実施形態>
[対応点探索装置の構成]
以下、第1実施形態に係る対応点探索装置10の構成について、図1および図2を参照しながら説明する。
対応点探索装置10は、同一の被写体を撮影した複数の画像間において対応点を探索するものである。ここで、複数の画像とは、例えば1つの映像中における、ある時点のフレーム(以下、第1撮影画像という)と、そのフレームよりも時系列的に前または後に存在するフレーム画像(以下、第2撮影画像という)のことを示している。以下では、説明の便宜上、対応点探索装置10が、映像中におけるある時点の第1撮影画像P(図6参照)と、当該第1撮影画像Pよりも時系列的に後の第2撮影画像Pt+α(図6参照)と、の2枚の画像間の対応点を探索する例について説明する。また、前記した対応点とは、複数の画像間において、同じ特徴(類似する特徴)を示す点(画素)のことを示している。対応点探索装置10は、図1に示すように、カメラCaから入力された第1撮影画像Pと第2撮影画像Pt+αとの間の対応点を探索し、当該対応点に関する情報をカメラパラメータ推定手段20に出力する。
対応点探索装置10は、ここでは図1に示すように、画像蓄積手段11と、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12と、射影変換行列算出用対応点探索手段13と、射影変換行列算出手段14と、特徴点検出手段15と、画像回転量算出手段16と、特徴ベクトル算出手段17と、対応点探索手段18とを備えている。以下、対応点探索装置10の各構成について説明する。
画像蓄積手段11は、カメラCaによって撮影された画像を蓄積するものである。画像蓄積手段11は、図1に示すように、カメラCaから時系列に沿って入力される複数の画像を蓄積し、これらを射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12と、特徴点検出手段15とにそれぞれ出力する。ここで、画像蓄積手段11は、具体的にはデータを記憶することができるメモリ、ハードディスクなどで構成される。
射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12は、画像から特徴点の特徴ベクトルを算出するものである。ここで、「射影変換行列算出用」とは、この射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12によって算出される特徴ベクトルが、後記する射影変換行列を算出するために用いられることを示している。射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12は、SURFなどの局所特徴量算出手法により、画像蓄積手段11から入力される第1撮影画像P上および第2撮影画像Pt+α上の特徴点をそれぞれ検出し、かつ、検出した特徴点の特徴ベクトルを算出する。
射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12は、具体的には、局所特徴量算出手法を利用して、第1撮影画像Pおよび第2撮影画像Pt+αのそれぞれについて、(1)特徴点の検出処理、(2)オリエンテーションの算出処理、(3)特徴ベクトルの算出処理、の処理を行う。以下、局所特徴量算出手法としてSURFを利用した場合における上記(1)〜(3)の処理の流れについて簡単に説明する。
(1)特徴点の検出処理
射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12は、特徴点の検出処理において、第1撮影画像Pと第2撮影画像Pt+αのそれぞれについて、近似ヘシアン行列(ヘッセ行列)の行列式を用いて、異なるスケールの画像(以下、スケール画像という)における各画素のヘシアン値を算出することで、特徴点を検出する。このヘシアン値は、例えばスケール画像上の各画素に対して、LoG(Laplacian of Gaussian)フィルタを垂直方向、水平方向および斜め方向に畳み込むことで算出することができる。また、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12は、前記したヘシアン値を算出する際に、例えばLoGフィルタを垂直方向に畳み込んだ値と、LoGフィルタを水平方向に畳み込んだ値と、のいずれかが所定の閾値(以下、ヘシアン閾値)以下である場合は、該当する画素は特徴点として検出しない閾値処理を行う。
ここで、ヘシアン値を算出する際の閾値処理は、後記する特徴点検出手段15でも行われるが、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12は、後記する特徴点検出手段15における閾値処理で用いられるヘシアン閾値よりも大きなヘシアン閾値を用いて閾値処理を行うことが好ましい。例えば、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12は、後記する特徴点検出手段15におけるヘシアン閾値が「300」である場合、ヘシアン閾値を「800」として閾値処理を行うことが好ましい。これにより、対応点探索装置10は、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12によって、複数の画像の中から強い特徴(コントラスト)を備える特徴点のみを検出することができるため、後記する射影変換行列を求める際の対応点探索処理において対応点を探しやすくなり、後記する射影変換行列算出手段14において、複数の画像間の射影変換行列をより正確に算出することができる。
なお、特徴点の検出処理において、前記したヘシアン閾値を大きくすると第1撮影画像Pおよび第2撮影画像Pt+αから検出される特徴点の数が少なくなり、後記する射影変換行列算出用対応点探索手段13によって探索される対応点の数も少なくなる。しかしながら、後記するように、射影変換行列は少数の対応点から算出可能であるため、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12における特徴点の検出処理において、前記したヘシアン閾値を大きくしても後段の処理には影響を与えない。
(2)オリエンテーションの算出処理
射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12は、オリエンテーションの算出処理において、第1撮影画像Pと第2撮影画像Pt+αのそれぞれで検出された特徴点について、各特徴点を中心とした半径6s(s:スケール)の範囲から、Haar wavelet(4s)を用いて輝度勾配方向と輝度勾配強度とを算出する。そして、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12は、特徴点ごとに、輝度勾配方向を36ビンのヒストグラムで表現し、そのピーク(最高値)を特徴点のオリエンテーションとして決定する。
(3)特徴ベクトルの算出
射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12は、特徴ベクトルの算出処理において、第1撮影画像Pと第2撮影画像Pt+αのそれぞれで検出された特徴点について、予め設定された基準角度(例えば水平を示す0°)を基準として、決定されたオリエンテーションだけ、予め設定された回転方向(例えば右回り)に回転させる。次に、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12は、各特徴点を中心として20×20の正方形領域を4×4のサブ領域に分割する。そして、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12は、各サブ領域内における所定数(例えば25個)のサンプル点について、Haar wavelet(2s×2s)を算出して4次元ベクトルを算出し、合計64次元の特徴ベクトルを算出する。
射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12は、以上のような処理により、第1撮影画像Pおよび第2撮影画像Pt+αから特徴点をそれぞれ検出するとともに、各特徴点の特徴ベクトルを算出し、図1に示すように、各特徴点の座標および特徴ベクトルを射影変換行列算出用対応点探索手段13に出力する。なお、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12における前記した(1)〜(3)の処理は、前記した非特許文献2の中で詳細に説明されている。
射影変換行列算出用対応点探索手段13は、複数の画像間における対応点を探索するものである。ここで、「射影変換行列算出用」とは、この射影変換行列算出用対応点探索手段13によって探索される対応点が、後記する射影変換行列を算出するために用いられることを示している。射影変換行列算出用対応点探索手段13は、具体的には図1に示すように、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12から入力される第1撮影画像P上の特徴点の特徴ベクトルと、第2撮影画像Pt+α上の特徴点の特徴ベクトルとのユークリッド距離をそれぞれ算出する。そして、射影変換行列算出用対応点探索手段13は、第1撮影画像Pと第2撮影画像Pt+αとの間において、ユークリッド距離が最短である特徴点の組み合わせを対応点として探索し、図1に示すように、この対応点の情報、すなわち第1撮影画像Pと第2撮影画像Pt+αとの間で対応している特徴点のそれぞれの座標と、対応関係に関する情報とを射影変換行列算出手段14に出力する。
射影変換行列算出手段14は、複数の画像間における射影変換行列を算出するものである。ここで、「射影変換行列」とは、例えば図2に示すように、仮想空間中における平面π上の観測点Mが第1撮影画像面Iおよび第2撮影画像面It+αに投影される場合において、第1撮影画像面I上の座標(X,Y)を第2撮影画像面It+αの座標(x,y)に変換するための行列のことを示している。なお、図2における符号OおよびO’は、カメラCaの光学中心を示している。また、観測点Mは、ここでは図2に示すように、カメラCaの光学中心O,O’が交わる位置に設定されている。
ここで、例えばカメラモデルを弱中心射影または擬似中心射影と仮定し、第1撮影画像面Iを第1撮影画像Pに置き換え、第2撮影画像面It+αを第2撮影画像Pt+αに置き換えて考えた場合、第1撮影画像P上の座標(X,Y)は、以下の式(1)によって、第2撮影画像Pt+α上の座標(x,y)に変換することができる。
Figure 0006080424
上記の式(1)におけるA,B,C,D,E,F,G,Hは、画像の平面内の4頂点の座標から決まる定数である。これらの定数は、8次連立一次方程式を解くことで求めることができ、例えば変換前における第1撮影画像P上の4点の座標を(X1,Y1),(X2,Y2),(X3,Y3),(X4,Y4)とし、変換後における第2撮影画像Pt+α上の4点の座標を(x1,y1),(x2,y2),(x3,y3),(x4,y4)とした場合、以下の式(2)で表わすことができる。
Figure 0006080424
そして、この式(2)を以下の式(3)のように行列式の形で表したものが射影変換行列である。
Figure 0006080424
ここで、射影変換行列は、前記したように、変換前と変換後とで対応する4点の座標があれば算出できるため、例えば第1撮影画像Pと第2撮影画像Pt+αとの間に対応点が4組以上あれば、第1撮影画像Pと第2撮影画像Pt+αとの間の射影変換行列を求めることが可能となる。すなわち、射影変換行列算出手段14は、射影変換行列算出用対応点探索手段13から入力される、第1撮影画像Pと第2撮影画像Pt+αとの間における4組以上の対応点の座標を用いて、前記した式(3)によって射影変換行列を算出し、図1に示すように、当該射影変換行列を画像回転量算出手段16に出力する。
特徴点検出手段15は、画像から特徴点を検出するものである。ここで、特徴点検出手段15は、前記した射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12における(1)特徴点の検出処理と同様の処理を行う。すなわち、特徴点検出手段15は、SURFなどの局所特徴量算出手法により、画像蓄積手段11から入力された第1撮影画像Pおよび第2撮影画像Pt+αの特徴点をそれぞれ検出する。そして、特徴点検出手段15は、図1に示すように、検出した第1撮影画像Pの特徴点の座標を画像回転量算出手段16に出力し、検出した第2撮影画像Pt+αの特徴点の座標を特徴ベクトル算出手段17に出力する。
ここで、特徴点検出手段15は、第1撮影画像Pおよび第2撮影画像Pt+αの特徴点を検出する際に閾値処理を行うが、前記したように、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12で用いられるヘシアン閾値よりも小さなヘシアン閾値を用いて閾値処理を行うことが好ましい。これにより、対応点探索装置10は、特徴点検出手段15によって、複数の画像の中から弱い特徴(コントラスト)を備える特徴点を含む多数の特徴点を検出することができるため、後記する対応点探索手段18における対応点探索処理において多数の対応点を探索することができる。
画像回転量算出手段16は、複数の画像間における各座標に対する画像回転量を算出するものである。画像回転量算出手段16は、射影変換行列算出手段14から入力される射影変換行列と、特徴点検出手段15から入力される第1撮影画像Pの特徴点の座標とから、第1撮影画像Pと第2撮影画像Pt+αとの間の各特徴点とその対応点における画像回転量θを算出する。
画像回転量算出手段16は、具体的には、特徴点検出手段15によって検出された第1撮影画像Pの特徴点の座標を、射影変換行列算出手段14によって算出された射影変換行列によってそれぞれ座標変換し、座標変換前後における画像回転量θを算出する。なお、画像回転量の求め方は特に限定されないが、例えば第1撮影画像P上における特徴点Kと、当該特徴点Kの水平方向にある特徴点Kとを結ぶ直線を基準(0度)として、射影変換後の第2撮影画像Pt+α上における特徴点Kと特徴点Kとを結ぶ直線が何度傾いているのかを算出することで、求めることができる。
画像回転量算出手段16は、以上のような処理により、特徴点ごとの画像回転量θを算出し、図1に示すように、算出した画像回転量θと、第1撮影画像Pおよび第2撮影画像Pt+αにおけるそれぞれの特徴点の座標とを特徴ベクトル算出手段17に出力する。
特徴ベクトル算出手段17は、特徴点の特徴ベクトルを算出するものである。特徴ベクトル算出手段17は、図1に示すように、画像回転量算出手段16から入力される画像回転量θおよび第1撮影画像Pの特徴点の座標と、特徴点検出手段15から入力される第2撮影画像Pt+αの特徴点の座標とから、各特徴点の特徴ベクトルを算出する。すなわち、特徴ベクトル算出手段17は、局所特徴量算出手法により、予め設定された基準角度(例えば水平を示す0°)を基準に、2枚の画像における一方の画像の特徴点のオリエンテーションを0度とし、2枚の画像における他方の画像の特徴点のオリエンテーションを画像回転量θとし、特徴点検出手段15によって検出された2枚の画像の特徴点の特徴ベクトルを算出する。
特徴ベクトル算出手段17は、より具体的には、第2撮影画像Pt+αで検出された特徴点について、予め設定された基準角度(例えば水平を示す0°)を基準として、画像回転量算出手段16によって算出された画像回転量θだけ、予め設定された回転方向(例えば右回り)に回転させる。一方、特徴ベクトル算出手段17は、第1撮影画像Pで検出された特徴点については、回転させずにそのままとする。次に、特徴ベクトル算出手段17は、各特徴点を中心として20×20の正方形領域を4×4のサブ領域に分割する。そして、特徴ベクトル算出手段17は、各サブ領域内における所定数(例えば25個)のサンプル点について、Haar wavelet(2s×2s)を算出して4次元ベクトルを算出し、合計64次元の特徴ベクトルを算出する。
特徴ベクトル算出手段17は、以上のような処理により、各特徴点の特徴ベクトルを算出し、図1に示すように、算出した特徴ベクトルと、第1撮影画像Pおよび第2撮影画像Pt+αにおけるそれぞれの特徴点の座標とを対応点探索手段18に出力する。
対応点探索手段18は、複数の画像間において対応点を探索するものである。ここで、対応点探索手段18は、前記した射影変換行列算出用対応点探索手段13と同様の処理を行う。すなわち、対応点探索手段18は、第1撮影画像Pおよび第2撮影画像Pt+α間において、特徴ベクトルのユークリッド距離が最短である特徴点の組み合わせを対応点として探索し、図1に示すように、対応点の情報、すなわち第1撮影画像Pと第2撮影画像Pt+αとの間で対応している特徴点のそれぞれの座標と、対応関係に関する情報とを外部のカメラパラメータ推定手段20に出力する。
以上のような構成を備える対応点探索装置10は、複数の画像上の特徴点ごとのオリエンテーションを算出するのではなく、射影変換行列算出手段14によって複数の画像の射影変換行列を算出し、画像回転量算出手段16によって前記した射影変換行列を利用して複数の画像間の各特徴点における画像回転量θを算出する。従って、被写体に対するカメラ位置の大幅な変化、撮像素子のノイズなど、オリエンテーションを正確に算出することが困難な状況であっても、正確な画像回転量θを算出することができ、正確な対応点を探索することができる。
従って、対応点探索装置10によれば、複数の画像間における画像回転量θを正確に求めることができるため、対応点を発見しやすくなり、かつ、対応点の誤対応を減らすことができる。また、対応点探索装置10によれば、特徴点ごとに個別にオリエンテーションを算出する必要がないため、対応点探索の際の計算コストを抑えることができる。
[カメラパラメータ推定装置の構成]
以下、第1実施形態に係るカメラパラメータ推定装置1の構成について、図1を参照しながら説明する。
カメラパラメータ推定装置1は、カメラCaのカメラパラメータを推定するものである。このカメラパラメータとしては、例えばカメラCaの位置または姿勢などの外部パラメータと、光学中心またはレンズ歪などの内部パラメータとが挙げられる。カメラパラメータ推定装置1は、ここでは図1に示すように、対応点探索装置10と、カメラパラメータ推定手段20とを備えている。なお、対応点探索装置10の構成については既に説明済みであるため、以下ではそれ以外の構成について説明する。
カメラパラメータ推定手段20は、対応点探索装置10の対応点探索手段18から入力された対応点の情報を利用して、カメラパラメータを推定するものである。カメラパラメータ推定手段20は、具体的には、最適化の一手段であるバンドルアジャストメント(Bundle Adjustment:バンドル調整処理)によって、カメラ姿勢係数を未知数として最適化を行い、カメラパラメータを推定する。すなわち、カメラパラメータ推定手段20は、前記したバンドルアジャストメントによって、各撮影画像のカメラ位置情報と、各カメラ位置において撮影された画像に含まれる対応する特徴点、すなわち対応点の情報を利用して、特徴点の最も確からしい3次元位置を算出する。
そして、カメラパラメータ推定手段20は、対応点に外れ値と呼ばれる誤対応点が含まれる場合があるため、RANSAC、LMedSなどのロバスト推定により外れ値を除外し、最適化によりカメラパラメータを推定する。その際、カメラパラメータ推定手段20は、最適化の評価関数として、仮定したカメラパラメータで特徴点の3次元位置を画像に投影した座標と、対応点の座標との距離差の総和を用いることができる。この場合、カメラパラメータ推定手段20は、最適化の評価関数の計算値が最小となるカメラパラメータを繰り返し処理で推定し、図1に示すように、推定したカメラパラメータを外部に出力する。
なお、カメラパラメータ推定手段20において利用されるバンドルアジャストメントは、例えば、ホームページ「http://phototour.cs.washington.edu/bundler/」に詳細に記載されている。
以上のような構成を備えるカメラパラメータ推定装置1は、複数の画像上の特徴点ごとのオリエンテーションを算出するのではなく、射影変換行列算出手段14によって複数の画像の射影変換行列を算出し、画像回転量算出手段16によって前記した射影変換行列を利用して複数の画像間の各特徴点における画像回転量θを算出する。従って、被写体に対するカメラ位置の大幅な変化、撮像素子のノイズなど、オリエンテーションを正確に算出することが困難な状況であっても、正確な画像回転量θを算出して正確な対応点を探索することができるため、カメラパラメータの推定精度と推定の頑健性が向上する。
このように、カメラパラメータ推定装置1によれば、画像特徴点のオリエンテーションを個別に算出することなく、複数の画像間における画像回転量θを求めることができるため、対応点を発見しやすくなり、かつ、対応点の誤対応を減らすことができるため、カメラパラメータの推定精度と推定の頑健性を向上させることができる。また、カメラパラメータ推定装置1によれば、特徴点ごとに個別にオリエンテーションを算出する必要がないため、カメラパラメータ推定の際の計算コストを抑えることができる。
[対応点探索装置およびカメラパラメータ推定装置の動作]
以下、第1実施形態に係る対応点探索装置10およびカメラパラメータ推定装置1の動作について、図3を参照(適宜図1を参照)しながら説明する。なお、以下では、まず対応点探索装置10の動作を説明した後に、カメラパラメータ推定装置1の動作を補足的に説明することとする。
まず、対応点探索装置10は、画像蓄積手段11によって、カメラCaから入力された複数の画像を蓄積する(ステップS1)。次に、対応点探索装置10は、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12によって、SURFなどの局所特徴量算出手法により、画像蓄積手段11から入力された第1撮影画像Pおよび第2撮影画像Pt+αの特徴点をそれぞれ検出して特徴ベクトルを算出する(ステップS2)。次に、対応点探索装置10は、射影変換行列算出用対応点探索手段13によって、第1撮影画像Pと第2撮影画像Pt+αとの間において、特徴ベクトルのユークリッド距離が最短である特徴点の組み合わせを対応点として探索する(ステップS3)。次に、対応点探索装置10は、射影変換行列算出手段14によって、第1撮影画像Pの特徴点と、第2撮影画像Pt+αの特徴点との間の射影変換行列を算出する(ステップS4)。
次に、対応点探索装置10は、特徴点検出手段15によって、画像蓄積手段11から入力された複数の撮影画像の特徴点をそれぞれ検出する(ステップS5)。次に、対応点探索装置10は、画像回転量算出手段16によって、射影変換行列と、第1撮影画像Pの特徴点の座標とから、第1撮影画像Pと第2撮影画像Pt+αとの間の画像回転量θを算出する(ステップS6)。次に、対応点探索装置10は、特徴ベクトル算出手段17によって、画像回転量θと、第1撮影画像Pおよび第2撮影画像Pt+αにおけるそれぞれの特徴点の座標とから、各特徴点の特徴ベクトルを算出する(ステップS7)。次に、対応点探索装置10は、対応点探索手段18によって、第1撮影画像Pと第2撮影画像Pt+αとの間において、特徴ベクトルのユークリッド距離が最短である特徴点の組み合わせを対応点として探索する(ステップS8)。
ここで、カメラパラメータ推定装置1は、前記した対応点探索装置10のステップS1〜S8の後に、カメラパラメータ推定手段20によって、各撮影画像のカメラ位置情報と、各カメラ位置において撮影された画像に含まれる対応する特徴点を利用してカメラパラメータを推定する(ステップS9)。
<第2実施形態>
[対応点探索装置の構成]
以下、第2実施形態に係る対応点探索装置10Aの構成について、図4を参照しながら説明する。ここで、第2実施形態に係る対応点探索装置10Aは、再投影誤差判定手段19をさらに備えるとともに、画像回転量算出手段16の代わりに画像回転量算出手段16Aを備えること以外は、前記した第1実施形態に係る対応点探索装置10と同様の構成を備えている。従って、以下では、対応点探索装置10と重複する構成については説明を省略する。
対応点探索装置10Aは、ここでは図4に示すように、画像蓄積手段11と、射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12と、射影変換行列算出用対応点探索手段13と、射影変換行列算出手段14と、特徴点検出手段15と、画像回転量算出手段16Aと、特徴ベクトル算出手段17と、対応点探索手段18と、再投影誤差判定手段19とを備えている。
再投影誤差判定手段19は、再投影誤差が所定の閾値を超えるか否かを判定するものである。再投影誤差判定手段19は、図4に示すように、射影変換行列算出手段14から入力される射影変換行列を利用して再投影誤差を判定し、その判定結果を画像回転量算出手段16Aに出力する。
再投影誤差判定手段19は、具体的には、複数の画像における一方の画像(例えば第1撮影画像P)の特徴点の座標を射影変換行列によって座標変換し、当該座標変換後の特徴点の位置を算出する。
次に、再投影誤差判定手段19は、再投影誤差として、座標変換後の特徴点の位置(2次元座標)と、対応点の位置(2次元座標)との距離(ユークリッド距離)を算出する。この特徴点位置の距離は、例えば座標変換後の全ての特徴点の特徴ベクトルと、対応する特徴点(対応点)の位置との距離を対応する特徴点ごとに算出し、その距離の総和を特徴点の数で割った平均距離を用いる。そして、再投影誤差判定手段19は、図4に示すように、座標変換後の特徴点位置と対応点の位置との距離が所定の閾値を超えるか否かの判定結果を画像回転量算出手段16Aに出力する。なお、この再投影誤差判定手段19で用いられる閾値は、予め実験的に求めておく。また、この再投影誤差判定手段19で用いられる対応点は、具体的には、前記した座標変換後の特徴点の位置に対応する、複数の画像における他方の画像(例えば第2撮影画像Pt+α)上の特徴点のことである。この対応点の位置は、再投影誤差判定手段19によって、前記した射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段12および射影変換行列算出用対応点探索手段13と同様の手法によって算出される。
画像回転量算出手段16Aは、再投影誤差判定手段19によって前記した特徴点位置の距離が所定の閾値未満である旨の判定結果が入力された場合、前記した画像回転量算出手段16と同様に、複数の画像における一方の画像(例えば第1撮影画像P)の特徴点の座標を射影変換行列算出手段14から入力された射影変換行列によって座標変換し、座標変換前の特徴点に対する座標変換後の特徴点の画像回転量θを算出する。そして、画像回転量算出手段16Aは、図4に示すように、算出した画像回転量θを特徴ベクトル算出手段17に出力する。
一方、画像回転量算出手段16Aは、再投影誤差判定手段19によって前記した特徴点位置の距離が所定の閾値を超える旨の判定結果が入力された場合、従来のオリエンテーション算出法により、輝度勾配のヒストグラムを用いて、各特徴点の特徴ベクトルを記述する基準方向を算出する。そして、画像回転量算出手段16Aは、図4に示すように、算出した基準方向を特徴ベクトル算出手段17に出力する。なお、オリエンテーション算出法による前記した基準方向の算出方法は、非特許文献2に詳細に記載されている。
このように、対応点探索装置10Aは、再投影誤差判定手段19の判定結果に基づいて、再投影誤差が小さいときは射影変換行列を利用して複数の画像間の各特徴点における画像回転量θを算出し、再投影誤差が大きいときは一般的なオリエンテーション算出法を利用して特徴ベクトル記述の基準となる方向を決定する。従って、対応点探索装置10Aによれば、再投影誤差の大小に応じて複数の画像間における特徴ベクトルを記述する基準となる方向を切り替えることができるため、計算効率を向上させ、絵柄によらず頑健性を確保することができる。
[カメラパラメータ推定装置の構成]
以下、第2実施形態に係るカメラパラメータ推定装置1Aの構成について、図4を参照しながら説明する。
カメラパラメータ推定装置1Aは、ここでは図4に示すように、対応点探索装置10Aと、カメラパラメータ推定手段20とを備えている。なお、対応点探索装置10Aの構成とカメラパラメータ推定手段20については既に説明済みであるため、ここでは各構成の詳細な説明は省略する。
カメラパラメータ推定装置1Aは、図4に示すように、対応点探索装置10Aから入力される第1撮影画像Pと第2撮影画像Pt+αとの間における対応点の情報と、カメラパラメータ推定手段20から入力される第1撮影画像P上および第2撮影画像Pt+α上の特徴点の3次元座標とからカメラパラメータを推定し、図4に示すように、推定したカメラパラメータを外部に出力する。
[対応点探索装置およびカメラパラメータ推定装置の動作]
以下、第2実施形態に係る対応点探索装置10Aおよびカメラパラメータ推定装置1Aの動作について、図5を参照(適宜図4を参照)しながら説明する。なお、以下では、まず対応点探索装置10Aの動作を説明した後に、カメラパラメータ推定装置1Aの動作を補足的に説明することとする。また、対応点探索装置10Aおよびカメラパラメータ推定装置1Aの動作におけるステップS1〜S5、ステップS7〜S8は、前記した第1実施形態に係る対応点探索装置10およびカメラパラメータ推定装置1の動作と同様であるため(図3参照)、説明を省略する。
対応点探索装置10Aは、ステップS1〜ステップS5の処理を行った後、再投影誤差判定手段19によって、射影変換行列を用いて、複数の画像における一方の画像の特徴点を座標変換し、特徴点位置の距離(座標変換後の特徴点位置とその対応点の位置との距離)が所定の閾値を超えるか否かを判定する(ステップS5A)。そして、対応点探索装置10Aは、特徴点位置の距離が所定の閾値を超えると判定された場合(ステップS5AにおいてYes)、画像回転量算出手段16Aによって、オリエンテーション算出法により、輝度勾配のヒストグラムを用いて特徴ベクトル記述の基準方向を算出し(ステップS6A)、ステップS7に進む。一方、対応点探索装置10Aは、特徴点位置の距離が所定の閾値未満であると判定された場合(ステップS5AにおいてNo)、画像回転量算出手段16Aによって、射影変換行列を用いて画像回転量θを算出し(ステップS6B)、ステップS7に進む。そして、対応点探索装置10Aは、ステップS7,S8の処理を行い、対応点を探索する。
ここで、カメラパラメータ推定装置1Aは、前記した対応点探索装置10AのステップS1〜S8の後に、カメラパラメータ推定手段20によって、各撮影画像のカメラ位置情報と、各カメラ位置において撮影された画像に含まれる対応する特徴点を利用してカメラパラメータを推定する(ステップS9)。
以上、本発明に係る対応点探索装置10、10Aおよびカメラパラメータ推定装置1,1Aについて、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変などしたものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
例えば、前記した対応点探索装置10、10Aおよびカメラパラメータ推定装置1,1Aは、一般的なコンピュータを、前記した各手段および各部として機能させるプログラムにより動作させることで実現することができる。このプログラムは、通信回線を介して配布することも可能であるし、CD−ROMなどの記録媒体に書き込んで配布することも可能である。
また、対応点探索装置10,10Aおよびカメラパラメータ推定装置1,1Aは、図1および図4に示すように、装置内部に画像蓄積手段11を備えていたが、装置外部に画像蓄積手段11を備えていても構わない。
また、前記した対応点探索装置10,10Aおよびカメラパラメータ推定装置1,1Aの説明では、局所特徴量算出手法としてSURFを用いた例について説明したが、局所特徴量算出手法としてSIFTを用いても構わない。
1,1A カメラパラメータ推定装置
10,10A 対応点探索装置
11 画像蓄積手段
12 射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段
13 射影変換行列算出用対応点探索手段
14 射影変換行列算出手段
15 特徴点検出手段
16,16A 画像回転量算出手段
17 特徴ベクトル算出手段
18 対応点探索手段
19 再投影誤差判定手段
20 カメラパラメータ推定手段
Ca カメラ
第1撮影画像面
t+α 第2撮影画像面
,O’ 光学中心
第1撮影画像
t+α 第2撮影画像
θ 画像回転量

Claims (5)

  1. 2枚の画像間において対応点の探索を行う対応点探索装置であって、
    局所特徴量算出手法により、前記2枚の画像のそれぞれから特徴点を検出し、この特徴点の特徴ベクトルを算出する射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段と、
    前記2枚の画像間において、前記特徴ベクトルの距離が最短となる特徴点の組み合わせを対応点として探索する射影変換行列算出用対応点探索手段と、
    前記2枚の画像間における対応点の座標から、射影変換行列を算出する射影変換行列算出手段と、
    前記局所特徴量算出手法により、前記2枚の画像のそれぞれから特徴点を検出する特徴点検出手段と、
    前記射影変換行列により、前記2枚の画像における一方の画像の特徴点の座標を座標変換し、座標変換前の特徴点に対する座標変換後の特徴点の画像回転量を算出する画像回転量算出手段と、
    前記局所特徴量算出手法により、予め設定された基準角度を基準に、前記2枚の画像における一方の画像の特徴点のオリエンテーションを0度とし、前記2枚の画像における他方の画像の特徴点のオリエンテーションを前記画像回転量とし、前記特徴点検出手段によって検出された前記2枚の画像の特徴点の特徴ベクトルを算出する特徴ベクトル算出手段と、
    前記2枚の画像間において、前記特徴ベクトル算出手段によって算出された前記特徴ベクトルの距離が最短となる特徴点の組み合わせを対応点として探索する対応点探索手段と、
    を備えることを特徴とする対応点探索装置。
  2. 前記射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段および前記特徴点検出手段は、前記2枚の画像から異なるスケールのスケール画像を生成するとともに、当該スケール画像上の画素に対してLoGフィルタを所定方向に畳み込み、かつ、当該LoGフィルタを畳み込んだ値が所定の閾値を超えるものを前記特徴点として検出し、
    前記射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段は、前記特徴点検出手段において用いられる閾値よりも大きな閾値を用いることを特徴とする請求項1に記載の対応点探索装置。
  3. 前記2枚の画像における一方の画像の特徴点の座標を前記射影変換行列によって座標変換するとともに、座標変換後の特徴点の2次元座標を算出し、対応点の2次元座標との距離が所定の閾値を超えるか否かを判定する再投影誤差判定手段を備え、
    前記画像回転量算出手段は、前記再投影誤差判定手段によって前記距離が前記所定の閾値未満であると判定された場合は、前記2枚の画像における一方の画像の特徴点の座標を前記射影変換行列によって座標変換し、座標変換前の特徴点に対する座標変換後の特徴点の画像回転量を算出し、前記再投影誤差判定手段によって前記距離が前記所定の閾値を超えると判定された場合は、オリエンテーション算出法により、前記2枚の画像における各特徴点の特徴ベクトルを記述する基準方向を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の対応点探索装置。
  4. 2枚の画像間において対応点の探索を行うために、コンピュータを、
    局所特徴量算出手法により、前記2枚の画像のそれぞれから特徴点を検出し、この特徴点の特徴ベクトルを算出する射影変換行列算出用特徴ベクトル算出手段、
    前記2枚の画像間において、前記特徴ベクトルの距離が最短となる特徴点の組み合わせを対応点として探索する射影変換行列算出用対応点探索手段、
    前記2枚の画像間における対応点の座標から、射影変換行列を算出する射影変換行列算出手段、
    前記局所特徴量算出手法により、前記2枚の画像のそれぞれから特徴点を検出する特徴点検出手段、
    前記射影変換行列により、前記2枚の画像における一方の画像の特徴点の座標を座標変換し、座標変換前の特徴点に対する座標変換後の特徴点の画像回転量を算出する画像回転量算出手段、
    前記局所特徴量算出手法により、予め設定された基準角度を基準に、前記2枚の画像における一方の画像の特徴点のオリエンテーションを0度とし、前記2枚の画像における他方の画像の特徴点のオリエンテーションを前記画像回転量とし、前記特徴点検出手段によって検出された前記2枚の画像の特徴点の特徴ベクトルを算出する特徴ベクトル算出手段、
    前記2枚の画像間において、前記特徴ベクトル算出手段によって算出された前記特徴ベクトルの距離が最短となる特徴点の組み合わせを対応点として探索する対応点探索手段、
    として機能させるための対応点探索プログラム。
  5. カメラパラメータを推定するカメラパラメータ推定装置であって、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の対応点探索装置と、
    バンドルアジャストメントにより、前記対応点探索装置によって探索された対応点から各特徴点の3次元位置を算出し、各特徴点の3次元位置と、前記対応点とを用いて、カメラパラメータを推定するカメラパラメータ推定手段と、
    を備えることを特徴とするカメラパラメータ推定装置。
JP2012174416A 2012-08-06 2012-08-06 対応点探索装置、そのプログラムおよびカメラパラメータ推定装置 Active JP6080424B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012174416A JP6080424B2 (ja) 2012-08-06 2012-08-06 対応点探索装置、そのプログラムおよびカメラパラメータ推定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012174416A JP6080424B2 (ja) 2012-08-06 2012-08-06 対応点探索装置、そのプログラムおよびカメラパラメータ推定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014032628A JP2014032628A (ja) 2014-02-20
JP6080424B2 true JP6080424B2 (ja) 2017-02-15

Family

ID=50282387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012174416A Active JP6080424B2 (ja) 2012-08-06 2012-08-06 対応点探索装置、そのプログラムおよびカメラパラメータ推定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6080424B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101617078B1 (ko) * 2014-02-24 2016-04-29 주식회사 한화 무인 항공기 영상과 지도 영상에 대한 영상 정합 장치 및 방법
KR101992562B1 (ko) * 2018-02-06 2019-06-24 한국원자력 통제기술원 원자력 시스템 관련 유사설계도 검출시스템 및 그 방법
CN115139283B (zh) * 2022-07-18 2023-10-24 中船重工鹏力(南京)智能装备系统有限公司 基于随机标记点阵的机器人手眼标定方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5290867B2 (ja) * 2009-05-25 2013-09-18 キヤノン株式会社 画像検索装置およびその方法
JP2011186604A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Osaka Prefecture Univ 筆跡復元方法、筆跡復元装置および筆跡復元処理プログラム
JP5549605B2 (ja) * 2011-01-13 2014-07-16 新日鐵住金株式会社 視線位置検出装置、視線位置検出方法、及びコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014032628A (ja) 2014-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10225473B2 (en) Threshold determination in a RANSAC algorithm
KR101666959B1 (ko) 카메라로부터 획득한 영상에 대한 자동보정기능을 구비한 영상처리장치 및 그 방법
US10311595B2 (en) Image processing device and its control method, imaging apparatus, and storage medium
WO2014061372A1 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
US8755624B2 (en) Image registration device and method thereof
US8797387B2 (en) Self calibrating stereo camera
US20130051626A1 (en) Method And Apparatus For Object Pose Estimation
JP6570296B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
CN107274483A (zh) 一种物体三维模型构建方法
JP2011113197A (ja) 画像検索方法およびシステム
JP5439277B2 (ja) 位置姿勢計測装置及び位置姿勢計測プログラム
WO2014084181A1 (ja) 画像計測装置
CN109447902B (zh) 一种图像拼接方法、装置、储存介质及设备
KR100951309B1 (ko) 광학식 모션 캡처 장비를 위한 다중 카메라 보정 방법
JP4694624B2 (ja) 画像補正装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP6017343B2 (ja) データベース生成装置、カメラ姿勢推定装置、データベース生成方法、カメラ姿勢推定方法、およびプログラム
KR101868740B1 (ko) 파노라마 이미지 생성 방법 및 장치
JP6080424B2 (ja) 対応点探索装置、そのプログラムおよびカメラパラメータ推定装置
CN114981845A (zh) 图像扫描方法及装置、设备、存储介质
JP5973767B2 (ja) 対応点探索装置、そのプログラム及びカメラパラメータ推定装置
JP2015121524A (ja) 画像処理装置およびその制御方法、撮像装置、プログラム
JP6086491B2 (ja) 画像処理装置およびそのデータベース構築装置
CN109902695B (zh) 一种面向像对直线特征匹配的线特征矫正与提纯方法
CN112508885A (zh) 一种弯管的三维中轴线检测方法及系统
JP2006113832A (ja) ステレオ画像処理装置およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20140328

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6080424

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250