JP2013217679A - 荷重検出装置及び前記荷重検出装置を用いた入力装置及び、入力装置の製造方法 - Google Patents

荷重検出装置及び前記荷重検出装置を用いた入力装置及び、入力装置の製造方法 Download PDF

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崇 佐藤
Eiji Umetsu
英治 梅津
Masahiko Ishizone
昌彦 石曽根
Masafumi Kaneko
雅史 金子
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Abstract

【課題】 特に、荷重センサを入力装置内に組み込む前、及び組み込む最中、荷重センサを適切に保護でき、また容易に入力装置内に組み込むことが可能な荷重検出装置及び前記荷重検出装置を用いた入力装置、ならびに荷重検出装置の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 荷重センサ5と、荷重センサ5の裏面側に設けられた板ばね8と、荷重センサ5の表面側に配置されたフレキシブルプリント基板10と、板ばね8とフレキシブルプリント基板10間に介在する弾性体11と、を有し、弾性体11は、板ばね8よりもばね定数が小さく、荷重センサ5の裏面側に設けられた受圧部19と板ばね8との間に空間27が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、パネル下に配置された荷重センサにより荷重検出を可能とする荷重検出装置に関する。
特許文献1には、荷重センサがパネル下に配置された入力装置が開示されている。荷重センサと、板ばね部材等の荷重センサの周辺部材とは個々別々に用意され、入力装置内に夫々、組み込まれる。
しかしながら、荷重センサの組み込みの際に荷重センサが板ばね部材等と接触するなどして損傷、故障するといった不具合が生じた。
また従来では、荷重センサと、荷重センサの周辺部材とを別々に入力装置内に組み込んでいたため、製造工程が複雑化したり、入力装置を組み立てる際に荷重センサ及び周辺部材との組み立て精度を保持することが難しいといった問題があった。
WO2010/113698
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、荷重センサを入力装置内に組み込む前、及び組み込む最中、荷重センサを適切に保護でき、また容易に、かつ、精度良く入力装置内に組み込むことが可能な荷重検出装置及び前記荷重検出装置を用いた入力装置、ならびに荷重検出装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明における荷重検出装置は、荷重センサと、前記荷重センサの高さ方向にて対向する第1の面側に設けられた第1の弾性体と、前記第1の面の反対側の第2の面側に配置された支持基材と、前記第1の弾性体と前記支持基材間に介在する第2の弾性体と、を有し、
前記第2の弾性体は、前記第1の弾性体よりもばね定数が小さく、
前記荷重センサの前記第1の面側に設けられた受圧部と前記第1の弾性体との間に空間が形成されていることを特徴とするものである。荷重センサの受圧部と第1の弾性体間に空間を形成した状態で第1の弾性体と支持基材間に第2の弾性体を介在させることで、荷重センサを入力装置内に組み込む前、及び組み込む最中、適切に保護できる。また第2の弾性体は、第1の弾性体よりもばね定数の小さい保護部材であり、荷重を受けた際に荷重センサの受圧部を適切に第1の弾性体表面に接触させることができ、荷重センサにより高精度に荷重検出を行うことができる。
本発明では、前記第2の弾性体を発泡材で形成できる。また、前記第2の弾性体のばね定数は、前記第1の弾性体のばね定数の1/5〜1/15の範囲内であることが好適である。また、前記第1の弾性体を、板ばねで形成できる。また、前記支持基材を、前記荷重センサと電気的に接続されたフレキシブルプリント基板とすることができる。
また本発明における入力装置は、上記に記載された荷重検出装置と、前記荷重センサの第2の面側に前記支持基材を介して配置された表面が操作面であるパネルと、前記荷重センサの前記第1の面側に配置され前記第1の弾性体を支持する筐体と、を有し、
前記荷重センサと前記筐体との間に、前記第1の弾性体が撓み変形するのを許容する空間が設けられており、
前記荷重センサの受圧部は前記第1の弾性体に接触した状態とされていることを特徴とするものである。これにより、荷重センサにより安定して荷重検出を行うことができる。
本発明では、前記パネルと前記筐体との間に変位部を備え、前記パネルに初期荷重が加えられて前記変位部が高さ方向に変位させられて前記荷重センサの受圧部が前記第1の弾性体に接触した状態とされていることが好ましい。このようにパネルと筐体との間を荷重検出装置とは別に設けられた変位部で支え、初期荷重を加えて変位部を変位させることで前記荷重センサの受圧部を前記第1の弾性体に安定して接触させることができる。
また本発明における入力装置の製造方法は、荷重センサと、前記荷重センサの高さ方向にて対向する第1の面側に設けられた第1の弾性体と、前記第1の面の反対側の第2の面側に配置された支持基材と、前記第1の弾性体と前記支持基材間に介在し、前記第1の弾性体よりもばね定数が小さい第2の弾性体と、を有し、前記荷重センサの前記第1の面側に設けられた受圧部と前記第1の弾性体との間に空間を備える荷重検出装置を製造する工程と、
前記荷重検出装置を、前記第1の面側にて前記第1の弾性体を支持し前記第1の弾性体の撓み変形するのを許容する空間を備える筐体の表面に配置し、前記荷重検出装置の前記第2の面側にパネルを配置し、さらに前記パネルと前記筐体との間に変位部を配置した状態で、
前記パネルに初期荷重を加えて、前記変位部を高さ方向に変位させて荷重センサの受圧部を前記第1の弾性体に接触した状態にする工程と、を有することを特徴とするものである。本発明では、荷重センサ、第1の弾性体、第2の弾性体及び支持基材を備える荷重検出装置を製造し、ユニットとしての荷重検出装置を入力装置内に組み込むことで、製造工程を容易化できる。また、荷重検出装置をユニットとして入力装置内に組み込めるため、ユニットと入力装置との組み立て精度のみで荷重センサを含む各周辺部材の組み立て精度を保持できる。
本発明の荷重検出装置によれば、荷重センサの受圧部と第1の弾性体間に空間を形成した状態で第1の弾性体と支持基材間に第2の弾性体を介在させることで、荷重センサを適切に保護できる。また第2の弾性体は、第1の弾性体よりもばね定数の小さい保護部材であり、荷重を受けた際に荷重センサの受圧部を適切に第1の弾性体表面に接触させることができ、荷重センサにより高精度に荷重検出を行うことができる。
図1は、本発明の実施形態における荷重検出装置、及び荷重検出装置を用いた入力装置の部分斜視図である。 図2は、図1に示す入力装置を裏面側から見た部分分解斜視図である。 図3は、入力装置の平面図である。 図4は、荷重センサの構造の一例であり、図4(a)は、部分縦断面図であり、図4(b)は、図4(a)に示す荷重センサを構成するセンサ基板の裏面図である。 図5(a)は、本発明の実施形態における入力装置の製造過程を示す部分縦断面図であり、図5(b)は、本発明の実施形態における荷重検出装置を入力装置内に組み込んだ状態を示す入力装置の部分縦断面図である。 図6は、別の実施形態における荷重検出装置を組み込んだ入力装置の部分縦断面図である。
図1は、本発明の実施形態における荷重検出装置、及び荷重検出装置を用いた入力装置の部分斜視図であり、図2は、図1に示す入力装置を裏面側から見た部分分解斜視図であり、図3は、入力装置の平面図であり、図4は、荷重センサの構造の一例であり、図4(a)は、部分縦断面図であり、図4(b)は、図4(a)に示す荷重センサを構成するセンサ基板の裏面図であり、図5(a)は、本発明の実施形態における入力装置の製造過程を示す部分縦断面図であり、図5(b)は、本発明の実施形態における荷重検出装置を入力装置内に組み込んだ状態を示す入力装置の部分縦断面図である。
なお図1、図2の斜視図では、図3に示すパネル3や筐体7の一部分だけを示している。
図1、図2に示す荷重検出装置1を備えた入力装置2は、携帯電話やゲーム機等の携帯用機器やカーナビゲーション、パーソナルコンピュータ等であり、例えば、入力装置2が入力操作可能なタッチパネルを構成する。
図1、図2、図5に示す本実施形態における荷重検出装置1は、荷重センサ5と、荷重センサ5の裏面(第1の面)5a側に配置された板ばね8(第1の弾性体)と、荷重センサ5の表面(第2の面)5bに配置されたフレキシブルプリント基板10(支持基材)と、板ばね8とフレキシブルプリント基板10間に介在する弾性体11(第2の弾性体)とを有して構成される。
図1,図2に示すようにフレキシブルプリント基板10は、X方向に延出する第1の延出部10aと、第1の延出部10aの略中央からY方向への一方向に延出する第2の延出部10bとを備えている。
図1,図2,図5に示すように荷重センサ5は、フレキシブルプリント基板10の第1の延出部10aにおける中央裏面に接着固定されている。フレキシブルプリント基板10の第1の延出部10aのX方向両側には固定穴10c,10cが形成されている。固定穴10c,10cは後述する筐体7との位置決め部も兼ねている。
図4(a)に示すように荷重センサ5は、センサ基板12と、ベース基板13とを有して構成される。なお図4に示す荷重センサ5の向きは、図1、図2や図5とは逆となっている。すなわち図4に示す荷重センサ5を裏返しにして配置したものが図1,図2、図5に示す荷重センサ5となっている。
図4(a)に示すようにセンサ基板12には、変形部14と、変形部14の上面4aに上方に向けて突出する突起状の受圧部19が設けられる。変形部14は、荷重により高さ方向に変形可能な部分である。
変形部14や受圧部19は例えばシリコン基材で形成される。図4(a)(b)に示すように、センサ基板12の裏面(下面)には、歪検出素子として複数のピエゾ抵抗素子(荷重検出部)16、複数の電気接続部17、各ピエゾ抵抗素子16と各電気接続部17間を繋ぐ複数の回路配線部18が設けられる。
複数のピエゾ抵抗素子16は、変形部14の周囲に沿って、隣り合う素子同士が90°異なる位相で配置される。受圧部19で受けた荷重により変形部14が変位すると、その変位量に応じて複数のピエゾ抵抗素子16の電気抵抗が変化し、各ピエゾ抵抗素子16によって構成されたブリッジ回路の中点電位が変化することで、出力を得ることが出来る。
図4(a)に示すように、各ピエゾ抵抗素子16、各電気接続部17、及び各回路配線部18は、絶縁層20により覆われている。
図4(a)(b)に示すように、センサ基板12の裏面には、変形部14の周縁部を囲むようにセンサ側接合層21が形成されている。図4(b)に示すように、センサ側接合層21は閉じた形態であることが好適である。
図4(b)に示すように、各電気接続部17は、センサ基板2の裏面側に形成された各回路配線部18を介して各ピエゾ抵抗素子16に電気的に接続されている。
ベース基板13は例えばシリコン基材で形成される。ベース基板13の表面には、センサ基板12に形成されたセンサ側接合層21と対応するベース側接合層23が形成されている。また図4(a)に示すように、ベース基板13の表面には、複数の電気配線部24が形成されており、電気配線部24の表面にはセンサ基板12から離れた位置に電極パッド部26が形成されている。
図4(a)に示すように、センサ基板12とベース基板13とはセンサ側接合層21とベース側接合層23とを対向させた状態で接合されて、変形部14に対する変位空間35が設けられている。
最下層は支持板30であり、支持板30の表面に形成された電極部31と電極パッド部26間がボンディングワイヤ32により電気的に接続される(ワイヤーボンディング)。
そして、支持板30の表面からベース基板13及びセンサ基板12の周囲にかけて封止樹脂25により覆われてパッケージ化されている。図4(a)に示すように、受圧部19は、封止樹脂25の表面から露出した状態となっている。
図4に示した荷重センサ5の構成は一例であり、これ以外の構成であってもよい。例えば操作面A(図3参照)を押圧したときに2つの電極間の距離の変化に基づいて静電容量が変化し、この静電容量変化により荷重を検出することが出来る構成にすることも可能である。
板ばね8はリン青銅等、特に材質を限定するものでない。また第1の弾性体として板ばね8以外であってもよいが、ばね定数、弾性係数、降伏点、製造効率、コスト等を考慮すると板ばね8を使用することが好適である。
図1、図2、図5に示すように板ばね8は、X方向に長い帯状で形成される。これにより、板ばね8を高さ方向(Z方向)に撓み変形させやすい。
図1、図2、図5に示すように、板ばね8のX方向の両端部は、筐体7との固定支持部8a,8aを構成する。そして固定支持部8a,8aに夫々、固定穴9,9が形成されている。各固定穴9,9は、板ばね8の中心からX方向の両側へ等間隔の位置に形成される。板ばね8に形成された固定穴9,9とフレキシブルプリント基板10に設けられた固定穴10c、10cとは高さ方向にて一致している。板ばね8に形成された固定穴9,9は筐体7に対する位置決め部を兼ねる。
図1,図2,図5に示すように、荷重センサ5のX方向の両側には弾性体11,11が配置されている。弾性体11,11は所定高さを備え、特に荷重センサ5に荷重が印加されていない状態(入力装置に組み込む前の状態)では、弾性体11の高さ寸法H1は荷重センサ5の高さ寸法よりも高くなっている。
弾性体11は、板ばね8よりもばね定数が小さい。例えば、板ばね8のばね定数は20〜60[N/mm]であり、弾性体11のばね定数は、数N/mmであり、より具体的には約4[N/mm]である。また弾性体11のばね定数は板ばね8のばね定数の1/5〜1/15程度であることが好適である。上記したばね定数はあくまで一例であり、上記数値範囲に限定されるものでないが、弾性体11と板ばね8との間に、ある程度のばね定数差があったほうがよい。
本実施形態では弾性体11の材質を限定するものでないが発泡材とすることで、ばね定数の調整を行いやすい。弾性体11には株式会社ロジャースイノアック製の「PORON」(登録商標)を用いることができる。
弾性体11の上下面は、図5(a)に示すようにフレキシブルプリント基板10及び板ばね8の双方に接着固定されている。なお上下面にもともと粘着層を備えた弾性体11を用いることもできるし、あるいは弾性体11とは別に設けられた粘着層を介して弾性体11とフレキシブルプリント基板10及び弾性体11と板ばね8間を接合することもできる。
図5(a)に示すように、荷重検出装置1に荷重を加えていない状態では、荷重センサ5の受圧部19と板ばね8との間に空間27が形成されている。
本実施形態における入力装置2は、荷重検出装置1と、パネル3と筐体7とを有して構成される。以下、入力装置2の構造及び、入力装置2の製造工程を図5(a)(b)を用いて説明する。
図1、図5(a)に示すように、荷重センサ5、フレキシブルプリント基板10、板ばね8及び弾性体11を有して構成される荷重検出装置1が筐体7上に固定される。固定方法は特に限定するものでないが、図1,図5(a)では、螺子28を用いて、フレキシブルプリント基板10及び板ばね8に形成された固定穴9,10cを螺子止めしている。
続いてパネル3を用意する。パネル3は、透明なガラスやプラスチック等で構成される。パネル3の上面3bが操作面Aである。図1、図5(a)に示す実施形態では、パネル3の上面3bが外部に露出して指等で直接操作可能な操作面Aを構成しているが、パネル3上に別の透明部材を重ねて、前記別の透明部材の上面を指等で直接操作可能な操作面とすることもできる。
パネル3は、単層構造であっても複数層が重なった構造であってもよい。
図1、図2、図5(a)に示すように、筐体7の表面には変位部4が設けられる。なお変位部4は図1,図2では、荷重検出装置1に対してY方向に位置しX方向に長く延出する形状となっているが、図5(a)では、変位部4と荷重検出装置1との高さ関係等を図面上見やすくするため、変位部4を荷重検出装置1のX方向の両側に配置した。
図1,図2,図5(a)に示すように、荷重検出装置1を筐体7上に取り付けたとき、予め、荷重検出装置1の高さが変位部4よりも高くなるように設定されている。すなわち荷重検出装置1の上面が、変位部4よりも突出している。図5(a)に示すように、荷重検出装置1の上面は、フレキシブルプリント基板10の上面に該当している。
変位部4は、押圧された際に変位可能な材質であることが必要であり、例えば両面粘着テープである。あるいは変位部4にはばね定数が異なる弾性体11と同様の材質を用いることもできる。
本実施形態では図5(a)の状態から図5(b)に示すように初期荷重を加えてパネル3を下方に押し込む。パネル3を下方に押し込むことで、弾性体11が変位し、荷重センサ5の受圧部19が板ばね8の表面に接触するとともに、やがてパネル3の下面3bに変位部4を接触させることができる。これにより、変位部4を介してパネル3と筐体7との間を接合(接着固定)することができる。このとき、板ばね8もやや下方に撓む可能性があるが、板ばね8のばね定数は、弾性体11のばね定数よりも大きいため、、荷重センサ5の受圧部19が板ばね8の表面に接触するように、弾性体11を高さ方向に適切に縮めることができる。
また図5(b)に示すように、荷重センサ5下側の筐体7には凹部7bが設けられているため、この凹部7bの空間に板ばね8を無理なく撓み変形させることができる。
本実施形態における荷重検出装置1を用いた入力装置2では、荷重センサ5を弾性体11により適切に保護した状態で組み込むことができる。また、図5(b)に示すように荷重センサ5の受圧部19が板ばね8の表面に接触した状態にてセットできる。よって図5(b)の初期状態から荷重が加わってパネル3が下方に押圧されたとき、荷重センサ5の受圧部19に適切に荷重を与えることができ、荷重センサ5により高精度に荷重検出を行うことができる。
また、本実施形態における入力装置2の製造方法によれば、まず、荷重センサ5、弾性体11、板ばね8及びフレキシブルプリント基板10を有する荷重検出装置1を製造し、ユニットとして荷重検出装置1を入力装置1内に組み込むことで、製造工程を容易化できる。また、荷重検出装置1をユニットとして入力装置2内に組み込めるため、ユニットと入力装置2との組み立て精度のみで荷重センサ5を含む各周辺部材の組み立て精度を保持できる。
図3(パネル3下に配置された変位部4や荷重検出装置1を透視して示した平面図)に示すように、変位部4は操作面Aの周囲を囲むように形成されているが、このような構成に限定するものではない。例えば変位部4は間欠的に複数、設けられていてもよい。また複数の荷重センサ5は、操作面Aの各辺の横方向及び縦方向の中央に位置しているが、四隅に配置することもできる。図3に示すように複数の荷重検出装置1を用いることで、各荷重検出装置1の出力に基づき、押圧点の座標位置及び荷重を知ることが可能である。
パネル3下の周囲に加飾層を設けることが可能である。例えば、図3に示す点線の外側が加飾領域であり、内側がパネル3を通して液晶ディスプレイ(LCD)の表示がされ操作面Aでの操作を可能とする操作領域である。加飾領域内に荷重検出装置1や変位部4を配置することが可能である。
また本実施形態では、パネル3の裏面側や表面側に荷重検出装置1とは別に静電容量式や抵抗膜式のセンサ層(図示しない)等が備えられた構成とすることも可能である。
図6は、第2の実施形態における荷重検出装置を備えた入力装置の部分縦断面図である。図6に示す構成では、図1と異なってフレキシブルプリント基板10にX方向の両側に延びる延出部、及び固定穴10c,10cが形成されておらず、板ばね8に形成された固定穴9を介して筐体7に螺子止めされている。
また本実施形態では、フレキシブルプリント基板10以外であっても、荷重センサ5を支持可能な基材を用いることが可能である。
1 荷重検出装置
2 入力装置
3 パネル
4 変位部
5 荷重センサ
7 筐体
8 板ばね(第1の弾性体)
8a 固定支持部
9、10c 固定穴(位置決め部)
10 フレキシブルプリント基板(支持基材)
11 弾性体(第2の弾性体)
12 センサ基板
13 ベース基板
16 ピエゾ抵抗素子
19 受圧部

Claims (8)

  1. 荷重センサと、前記荷重センサの高さ方向にて対向する第1の面側に設けられた第1の弾性体と、前記第1の面の反対側の第2の面側に配置された支持基材と、前記第1の弾性体と前記支持基材間に介在する第2の弾性体と、を有し、
    前記第2の弾性体は、前記第1の弾性体よりもばね定数が小さく、
    前記荷重センサの前記第1の面側に設けられた受圧部と前記第1の弾性体との間に空間が形成されていることを特徴とする荷重検出装置。
  2. 前記第2の弾性体は発泡材からなる請求項1記載の荷重検出装置。
  3. 前記第2の弾性体のばね定数は、前記第1の弾性体のばね定数の1/5〜1/15の範囲内である請求項1又は2に記載の荷重検出装置。
  4. 前記第1の弾性体は、板ばねからなる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の荷重検出装置。
  5. 前記支持基材は、前記荷重センサと電気的に接続されたフレキシブルプリント基板である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の荷重検出装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載された荷重検出装置と、前記荷重センサの第2の面側に前記支持基材を介して配置された表面が操作面であるパネルと、前記荷重センサの前記第1の面側に配置され前記第1の弾性体を支持する筐体と、を有し、
    前記荷重センサと前記筐体との間に、前記第1の弾性体が撓み変形するのを許容する空間が設けられており、
    前記荷重センサの受圧部は前記第1の弾性体に接触した状態とされていることを特徴とする入力装置。
  7. 前記パネルと前記筐体との間に変位部を備え、前記パネルに初期荷重が加えられて前記変位部が高さ方向に変位させられて前記荷重センサの受圧部が前記第1の弾性体に接触した状態とされている請求項6記載の入力装置。
  8. 荷重センサと、前記荷重センサの高さ方向にて対向する第1の面側に設けられた第1の弾性体と、前記第1の面の反対側の第2の面側に配置された支持基材と、前記第1の弾性体と前記支持基材間に介在し、前記第1の弾性体よりもばね定数が小さい第2の弾性体と、を有し、前記荷重センサの前記第1の面側に設けられた受圧部と前記第1の弾性体との間に空間を備える荷重検出装置を製造する工程と、
    前記荷重検出装置を、前記第1の面側にて前記第1の弾性体を支持し前記第1の弾性体の撓み変形するのを許容する空間を備える筐体の表面に配置し、前記荷重検出装置の前記第2の面側にパネルを配置し、さらに前記パネルと前記筐体との間に変位部を配置した状態で、
    前記パネルに初期荷重を加えて、前記変位部を高さ方向に変位させて荷重センサの受圧部を前記第1の弾性体に接触した状態にする工程と、を有することを特徴とする入力装置の製造方法。
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CN114222904A (zh) * 2019-08-27 2022-03-22 松下知识产权经营株式会社 负荷传感器
JP7116293B2 (ja) 2017-11-17 2022-08-10 ミツミ電機株式会社 振動アクチュエーター及び携帯機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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