JP2013217173A - 水中津波緩衝機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】自然の力をうまく活用した設計により、高い信頼性で動作が行われるようにする。
【解決手段】(1)構造体は、竹などの軽質材を丈夫な繊維紐2でつなぎ合わせて、筵(ムシロ)状に作成する。繊維紐2の一端を海底に埋め込んだ金具に接続し、筵状の構造体はその浮力によって、海中に壁状態に広がるようにする。(2)個々の構造体は、材料の長さなどの制限のため、あまり大きな構造体にできないので、海岸線を広く防御するような場合には、複数の構造体を設置することとし、海岸線に対して、千鳥状などにして複数層設置する。(3)構造体が、津波などの波の威力を緩衝する主な働きとして、波によって海中深くに沈み込ませられることによって、波の陸上に押し寄せる力を消費させる働きであり、もう一点は、波動の進行方向が上方に向くことにより、浮き上がった水の重力分も陸上に向かう威力を低減させる。
【選択図】図1

Description

津波や高波などの海からの波の威力を緩衝するために、設置する機構に関するものである。
今までの津波防御用の防波堤は、鉄筋の入ったコンクリートなどを使った固定式のものが主体であり、大がかりで、材料費や工事費が膨大であった。 又、今までに発明されていた可動式のものは、空気室を設置するなどにより、複雑な工夫により動作されるもので、材料費や工事費が嵩むし、信頼性が必ずしも高くなかった。
特許公開2010−101097
固定式の防波堤でかかる膨大な材料費や工事費を低減させること。他の可動式の防波堤で必要である複雑な工夫や動作を避け、自然の力をうまく活用した設計により、高い信頼性で動作が行われるようにすること。
津波などの威力をできるだけ沿岸部に伝えないように、できるだけ沿岸部の上流、つまり水中で、波動を緩衝することを考慮した。 水に浮く材料で、その浮力で水中に屹立し、津波などの波動を緩衝する。できるなら、竹などのように内部に空間のある材料を使い、その内部に水を取り込めば、取り込んだ水の重量も併せて、津波の波動の伝達の緩衝に活用することを考慮した。 これらの点から、有効に動作し、津波緩衝機構として充分に機能する仕組みを考案した。
当発明では、竹材など軽質で環境に優しい材料を中心に使うので、安価な材料費、工事費で済む。 この機構は浮体を中心としており、水中に壁形式で設置させ、押し寄せる波の力を、浮体を移動させる力と、水を浮き上がらせる力に分散させ、津波の威力を緩衝、低減させる。
又、引き波に対しても、抵抗として作用させ、災害の低減に役立たせる。
図1は、本発明の構造体(水中防波壁)の構造図である。 図2は、本発明の設置図である。 図3は、本発明で、沿岸部施設を津波から守る場合の設置想定図である。 図4は、本発明の津波を緩衝する時の動作を表した図である。
構造体は、竹などの軽質材を丈夫な繊維紐(棕櫚など)などでつなぎ合わせて、筵(ムシロ)状に作成する。3本以上の繊維紐などで繋ぐことにより、1本が破損しても機能しつ続けるようにする。繊維紐の下端を海底に埋め込んだ金具に接続し、筵状の構造体はその浮力によって、海中に壁状態に広がるようにする。 1個の構造体は、5−10m長さで、海中に広がった時の高さは海深より3−5m程度長くして、その分海面に広がるようにして、津波などに対して防波効果を増加させ、持続させるように考慮する。(図1及び図2参照)
個々の構造体は、材料の長さなどの制限のため、あまり大きな構造体にできないので、海岸線を広く防御するような場合には、複数の構造体を設置することを想定している。
実際には、図3に示したように、海岸線に対して、千鳥状などにして複数層設置することで対応する。
構造体が、津波などの波の威力を緩衝する主な働きは、以下の2点で行われる。
一点は、構造体である浮体が、波によって海中深くに沈み込ませられることによって、波の陸上に押し寄せる力を消費する働きであり、もう一点は、波動の進行方向が上方に向くことにより、浮き上がった水の重力分も陸上に向かう威力が低減することである。図4参照。
1.浮体:竹などの軽質材で作られた、5−10m長さの棒状もしくは柱状の構造体
2.繊維紐:多数の浮体を繋ぐ繊維を主体とした紐。丈夫で海水に強いもの
3.アンカー金具:繊維紐を繋ぎこみ、構造体全体を支える金具。海底に埋込み、津波などが押し寄せた時に、防波壁全体が波動に負けないような強度を持たせる。

Claims (4)

  1. 構造体に軽質材料を使い、その浮力で海水中に壁状態で広がらせ、押し寄せた津波などの威力を軽減する役目を果たす水中津波緩衝機構である。 主体となる構造体は、多数の棒状などの軽質材を、丈夫な繊維紐で繋いで筵状に作成し、その繊維紐の一端を海底に埋め込んだアンカー金具に繋ぎこみ、海中に壁状に立ち上がらせることによって、津波などが押し寄せた時に、その波がこの構造体を通過する時に、その陸上に向かう威力を緩衝する働きを持つ。
  2. 構造体に、竹などの内部に空間を持つ材料を使い、海水を取り込めるようにすれば、その海水も含めて、海底側に移動させられることになり、波の威力を更に緩衝できる。
  3. 構造体は、できるだけ筵状で隙間がある構造とし、波の力を分散させやすくし、材料費の低減効果も持たせる。
  4. 構造体は海水中で、直立する状態を維持する形態とし、引き波に対しても緩衝効果を持たせる。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017014705A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 英外 ▲濱▼田 改良型水中津波減災設備

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265396A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Masahiro Tanimoto 波浪エネルギー緩和方法及びその装置

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