JP2013215334A - 自律神経活動レベル表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の被験者のストレスを測定し、表示するもので心を落ち着かせてストレス度を下げるものはなかった。
【解決手段】第1の部位と第2の部位が結合し、それらの部位の少なくとも一部が略球面状の容器に、2つ離間したプラス電極とマイナス電極にそれぞれ接触した被験者の左右の手を介して被験者の心拍を測定し、その心拍に基づいて出力された交感神経の活動レベルと副交感神経の活動度レベルを基に被験者の心身状態を評価する評価し、複数の発光素子の色変化、または単一発光素子の点滅、点灯状態、発光素子の明るさにより自律神経活動レベルを表示する自律神経活動レベル表示装置を提供するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ストレスの度合いを測定するため交感神経と副交感神経からなる自律神経の活動度レベルを測定する自律神経活動レベル表示装置に関する。
人の拍動(心拍動や脈拍動)は、自律神経により調整されている。自律神経は、交感神経と副交感神経とからなり、拍動間隔が変化すると、いわゆる"ゆらぎ"を生じることが知られている。
心拍の波形から得られる血液を左心室から大動脈に送り出すときに 生じるR波である。R波と次のR波の間隔をとってR−R間隔とし、このR−R間隔の変化から、 緊張や不安といった交感神経系活動と対応する心的事象の動きをとらえる。 すなわち、R−R間隔が、交感神経系および副交感神経系によって変化し、R−R間隔が、あるときは平均的なR−R間隔に対して短縮し、あるいはあるときは平均的なR−R間隔に対して延長されることによる。
図15は、特許文献1によるリラックス指導装置に示された図を示し、リラックスの程度を被験者に告知し、リラックスするような音楽を聴かせ、リラックスする効果を有する寒色系の色を見せ、リラックスするよう助長する香りを噴霧していることが記載されている。同図からも見て取れるように、心電図の測定結果の解析からR−R間隔が時間の推移とともに変動することが示されている。
さらに、生体から脈波波形を検出して得られた脈波波形において、所定時間における互いに隣接する脈波のピークの各時間間隔を求めたのち、隣接する前記時間間隔の時間差を求め、該時間差が所定値以上となる個数を調べ、当該個数に基づき、当該生体のリラックス状態の程度を判定する判定、判定されたリラックス状態の程度に関する情報を文字、画像または音声により告知する告知手段とを具備するリラックス指導装置が示されている。
図16は同じく特許文献1に示された図で、これら心拍変動のスペクトル分析を行なうことで、これらの変動が複数の周波数の波から構成されていることがわかる。これらの波は以下に示す3種類の変動成分に区分されている。
・呼吸に一致した変動であるHF(High Frequency)成分
・10秒前後の周期で変動するLF(Low Frequency)成分
・測定限界よりも低い周波数で変動するトレンド(Trend)
測定した脈波の各々について隣接する脈波と脈波の間のR−R間隔を求めて、得られたR−R間隔の離散値を適当な方法で、補間するとともに補間後の曲線にFFT(高速フーリエ変換)処理を施してスペクトル分析を行なうと、上記の変動部分を周波数軸上のピークとして取り出すことが可能である。図16(a)は測定した脈波の間隔の変動波形、および、該変動波形を上記3つの周波数成分に分解した場合の各変動部分の波形を示している。また図16(b)は図16(a)に示した脈波間隔の変動波形に対するスペクトル分析の結果である。
この図から分かるように0.07Hz付近、0.25Hz付近の2つの周波数においてピークが見られる。前者はLF成分であり、後者がHF成分である。なお、トレンドの成分は測定限界以下であるため図から読み取れない。ここでLF成分は交感神経の活動に関係しており、本成分の振幅が大きいほど緊張の傾向にある。一方、HF部分は副交感神経の活動に関係しており、本成分の振幅が大きいほどリラックスの傾向にある。
LF成分およびHF成分の振幅値には個人差があるので、このことを考慮した場合、LF成分とHF成分の振幅比である「LF/HF」が人体の状態の推定に有用である。そして、上述したLF成分とHF成分の特質から、「LF/HF」の値が大きいほど緊張の傾向にあり、「LF/HF」の値が小さいほどリラックスの傾向にあることが導かれると記載されている。
図17は、特許文献2を示す図であるが、本体部51と、この本体部51に接続するバンド52と、本体部51にリード線53により接続する指サック型検出部54により検出した活性度の軸と緊張度の軸からなる二次元座標上で、前記各成分値LF、HFに基づいて得られた点を表示して、その被験者の精神状態を判定するように構成した自律神経活動測定装置が提案されている。
特許4096376号公報 特開2002−330934号公報
特許文献1によるリラックス指導装置は、リラックスの程度を被験者に告知し、リラックスするような音楽を聴かせ、リラックスする寒色系の色を見せ、リラックスするよう助長する香りを噴霧していることが記載されているが、それらは被験者に対してリラックスするような音楽を聴かせたり、香りを噴射したりするように働きかけための装置が特別に必要である。その装置自体を触ってホッとさせリラックスさせるようなことは記載されていない。
特許文献2による自律神経活動測定装置は、表示部とストレスを検出する検出部はリード線で接続され、且つ表示装置は手首に巻かれているもので心身状態が緊張度を視覚的に確認できるが、それだけで気持ちを落ちつけたりする効果はない。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、被験者が表示部と検出部が一体にした自律神経活動レベル表示装置を、手のひらで触って気持ちを落ち着かせるように略球面部で構成し、被験者が自ら略球面を両手で触って癒される効果がある。また、ストレスがなくなった状態では一般に心が落ち着く色といわれている寒色系で、青色の光を発生または青色の光でのみ表示し、ストレスがあるときは青色の発光素子が点滅発光し、ストレスがなくなった状態では点灯発光するので心が落ち着く効果を有する。さらに被験者が落ち着いてくるにしたがって青色の輝度を強化して落ち着く度合いがよく分かる効果を有する。さらに、「深呼吸をしてください」「呼吸をゆっくりしてください」等のメッセージを被験者に伝えて心を落ち着かせる。
本発明の請求項1は、少なくとも一部が透明乃至は半透明の第1の部位と第2の部位が結合し、第2の部位の少なくとも一部が略球面の容器で、該略球面に2つ離間したプラス電極とマイナス電極にそれぞれ接触する被験者の左右の手を介して前記被験者の心拍を測定する手段と、前記心拍に基づいて交感神経の活動レベルを出力する第1の出力手段と、副交感神経の活動度レベルを出力する第2の出力手段と、前記出力された交感神経の活動レベルと前記副交感神経の活動度レベルを基に自律神経活動レベルを評価する評価手段と、複数色の発光素子と、前記評価手段による評価結果を、前記複数の発光素子の色またはそれらの色の組み合わせによって表示するよう制御する制御手段と、を備えた自律神経活動レベル表示装置を提供するものである。
請求項2は、少なくとも一部が透明乃至は半透明の第1の部位と第2の部位が結合し、第2の部位の少なくとも一部が略球面の容器で、該略球面に2つ離間したプラス電極とマイナス電極にそれぞれ接触する被験者の左右の手を介して前記被験者の心拍を測定する手段と、前記心拍に基づいて交感神経の活動レベルを出力する第1の出力手段と、副交感神経の活動度レベルを出力する第2の出力手段と、前記出力された交感神経の活動レベルと前記副交感神経の活動度レベルを基に自律神経活動レベルを評価する評価手段と、単一色を発光する発光素子または単一発光素子により複数の発光色を発光する発光素子と、前記評価手段による評価結果を、前記発光素子の点滅、点灯によって表示するよう制御する制御手段と、を備えた自律神経活動レベル表示装置を提供するものである。
請求項3は、前記プラス電極と前記マイナス電極の他に、前記マイナス電極と隣接する接地電極を備え、左右の手のどちらを接触させるかを示す識別記号を記した請求項1、2に記載の自律神経活動レベル表示装置を提供するものである。
請求項4は、前記制御手段は、前記発光素子は、前記評価結果により得られたストレス値が所定よりも小さくなったと判断したときは青色の光が発生するよう制御する請求項1、2に記載の自律神経活動レベル表示装置を提供することにある。
請求項5は、前記発光素子は、青色の光が発生し、前記ストレス値が所定よりも小さくなると点滅から点灯に変化するよう制御する請求項1、2に記載の自律神経活動レベル表示装置を提供するものである。
請求項6は、前記容器に、前記ストレス値に応じて発光輝度を変化させる手段を備えた請求項1、2に記載の自律神経活動レベル表示装置を提供するものである。
請求項7は、前記容器に、音楽演奏手段を備え、前記ストレス値に応じて音楽を演奏する手段を備えた請求項1、2に記載の自律神経活動レベル表示装置を提供するものである。
請求項8は、前記容器に、言語発生装置を備え、前記ストレス値に応じて前記言語を発生する手段を備えた請求項1、2に記載の自律神経活動レベル表示装置を提供するものである。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を、本発明の自律神経活動レベル表示装置本体を、被験者に触らせ、緊張度に応じて落ち着く色に変化させるか、または落ち着く青色の発光素子を点滅周波数を徐々に少なくして点灯に変化させる、または光源の明るさを変化させることにより解決しようとするものであり、前記ストレスを示す表示部とストレスを検出する検出部が一体であり、手のひらに載せて被験者の緊張度を解消すべく、触っていて心が落ち着く効果を有する。また、被験者の緊張感がとれて落ち着くようにさらに、「深呼吸をしてください」のようなアドバイスを行なってさらに緊張度を解くようにさせる効果を有する。
本発明の自律神経活動レベル表示装置を被験者が保持して計測中の概念図を示す。 本発明の自律神経活動レベル表示装置の第1の変形例 本発明の自律神経活動レベル表示装置の第2の変形例 本発明の自律神経活動レベル表示装置の説明に用いる心電図例 本発明の自律神経活動レベル表示装置の説明に用いるパワースペクトル図例 本発明の自律神経活動レベル表示装置の第1の実施例の内容を示すブロック図 本発明の自律神経活動レベル表示装置の第1の実施例の構造図 本発明の自律神経活動レベル表示装置に用いる発光素子の配置例 本発明の自律神経活動レベル表示装置の動作の流れを示すフローチャート 本発明の自律神経活動レベル表示装置の第1の実施例における被験者の緊張度に応じて発光素子が点灯する状況を示す図 本発明の自律神経活動レベル表示装置の第2の実施例の内容を示すブロック図 本発明の自律神経活動レベル表示装置の第2の実施例における被験者の緊張度に応じて発光素子が点滅する状況を示す図 本発明の自律神経活動レベル表示装置の第3の実施例で、被験者の緊張度に応じて発光素子が点滅する代わりに、発光素子の明るさを変化させるために発光素子を駆動する電流のデューティを変化させる説明図 本発明の自律神経活動レベル表示装置の第4の実施例で、発光素子の発光色が駆動電流によって変化するLED素子を用いたブロック図 従来例1の第1の説明図 従来例1の第2の説明図 従来例2の説明図
図1は、本発明の自律神経活動レベル表示装置を被験者が保持して計測中の概念図を示し、自律神経活動レベル表示装置の形状は第1の例を示す。
1は、本発明の自律神経活動レベル表示装置本体部を示し、1Aは本体部第1の部位を、1Bは本体部第2の部位を示し、両者は境界線1Cで接している。本体部第2の部分1Bは被験者の手のひらに、手のひらにのる部分は略球形であり、自律神経活動レベル表示装置本体部1の内部には後述する回路部と発光素子が組み込まれており、前記発光素子が点灯したときに、外部から視認できるよう少なくとも一部は乳白色のプラスチック製からなる。
2A、2Bは被験者が左及び右の手のひらを示し、3Aは被験者の左の手のひらで接触し、3A及び3Cは接点部3B右の手のひらが接触する。接点部3A、3Bはプラス接点、3Cはマイナス接点、3Cは接地接点を示し、接点部3Aの傍には左の手のひらで接触することをガイドする「L」、接点部3Bの傍には右の手のひらで接触することをガイドする「R」と左右を識別する文字を付加している。
図2は、本発明の自律神経活動レベル表示装置は第2の例を示し、図3は、第3の例を示す。
図2は、図1と異なり、被験者が手のひらに載る部分5Bは略球面状であるが、手のひらにのらない部分5Aは手のひらに載る部分5Bとは異なる形状の面であり、図3は、図2と異なり、手のひらにのらない部分の少なくとも一部分は平らであり、図1のような完全な球面でなくても手のひらにのる第2の部位が略球面であれば本発明の特許請求の範囲である。
図4は、被験者の心電位を検出した心電波形図と、心電波形図の心拍の間隔であるR−R間隔を、そのR−R間隔の変動波形データを高速フーリエ変換してスペクトル分析処理した結果を図5で表す。
図5の高速フーリエ変換処理結果の0.075Hz近傍のピーク値aは交感神経活動の活動度を表し、0.25Hz近傍のピーク値bは副交感神経活動の活動度を表す。
図6は、本発明の自律神経活動レベル表示装置の内部の構成を示す第1の実施例を示すブロック図である。
本体部1で被験者の手のひら2Aが接触する接点部3A、手のひら2Bが接触する3B及び3Cが本体部の表面にあり、接点部3A、3Bが、10で示す心電波形測定部と、接点部3Cは後述する回路基板の接地部と接続し、それにより出力した心電波形図より図2で示したように心拍の間隔であるR−R間隔を出力する11で示す心拍検出部が接続し、心拍検出部11で検出された心拍検出信号は12で示す増幅回路で増幅され、13で示すA/D変換回路でデジタル信号に変換され、14で示す交感神経活動レベル演算回路に入力されて交感神経活動レベルが演算される。
また、A/D変換回路13により変換されたデジタル信号は、15で示す副交感神経活動レベル演算回路に入力されて副交感神経活動レベルが演算される。
交感神経活動レベル演算回路14と副交感神経活動レベル演算回路15の出力が16で示す評価回路に導かれ、評価回路16では交感神経活動レベル及び副交感神経活動レベルを17で示すメモリに記憶された基準レベルと比較して心身状態の関係を評価する。
評価回路16と18で示す発光素子駆動回路とが接続され、発光素子駆動回路18のB端子と接続した18Bで示す青色発光素子、G端子と接続した18Gで示す緑色発光素子、R端子と接続した18Rで示す赤色発光素子が配され、評価回路16の出力により発光素子駆動回路18の駆動により、青色発光素子18B、緑色発光素子18G、赤色発光素子18Rを駆動し、緊張度により発光素子を駆動させて発光させ、緊張度が解かれて適正状態になったときに所定の色、ここでは青色になるように調整する。
評価回路16には19で示す音楽発生回路が接続し、音楽発生回路19には20で示すスピーカーが接続され、緊張度が高いときには緊張度を解くような癒し系の音楽が流れるようになっている。
また交感神経活動レベル演算回路14、副交感神経活動レベル演算回路15、評価回路16が21で示すCPUに内蔵され、A/D変換回路13によりデジタル信号に反感されて、交感神経活動レベル演算回路14、副交感神経活動レベル演算回路15により演算された交感神経活動レベル及び副交感神経活動レベルを評価回路15で演算した結果を発光素子駆動回路18に導く。
接点部3A、3B及び接点部3Cを除く回路部品は18Hで示す回路基板に配されており、不図示の電源部と接続し、接点部3A、3Bは回路基板18Hの心電波形測定部10と接続し、接点部3Cは回路基板18上に設けられた接地(GND)部と接続し、被験者の左手の手のひらに接点部3Aを、右の手のひらに接点部3B及び接点部3Cを接触させる。
図7は、本発明の自律神経活動レベル表示装置の第1の実施例を示す構造図である。
図1で示したように本体部1は1A、1Bに分割されて接合され、本体部1Bには接点部3A、3B、3Cがインサートされ、その表面は略球形の本体部と同一面か僅かに出て容易に手で接触するようになっており、接点部3A、3B、3Cと接続する3X、3Y、3Zで示す接点部が本体部3Bの内側に固定されている。そしてインサートされた接点部3A、3B、3Cの軸に接点3X、3Y、3Zが本体部第2の部分1Bの内周に固定されており、回路基板18Hの不図示の導通部と18X、18Yで示す電線コードで接続されている。
回路基板18Hには青色発光素子18Bを含む少なくとも1つの青色発光素子、緑色発光素子18Gを含む少なくとも1つの緑色発光素子、赤色発光素子18Rを含む少なくとも1つの赤色発光素子が接続され、各発光素子の間にスピーカー20が配され、スピーカー20の音が本体の外にでて被験者が音楽を聴くことができるように孔が設けられている。
さらに、接点部3X、3Yと回路基板18Hの導通部と接続し、接点部3A、3Bを手のひらに持つ被験者の心拍を心拍検出回路11に取り込んで18Kで示すCPU等の回路で処理し、被験者の緊張度を和らげるように発光素子駆動回路18、音楽発生回路19が作動し、各発光素子が点灯し、音楽が発生する。また回路基板18Hは18L、18Mで示す回路基板固定部を介して本体部1Bに固定される。回路基板固定部18L、18Mは本体部第2の部分1Bと一体的に成形して立てられている
図8は、本発明の自律神経活動レベル表示装置に用いる発光素子の配置例を示す。
回路基板18Hでスピーカー20の下に、例えば実用新案登録3101504に記載のように、図8のように青色LED、緑色LED、赤色LEDの三原色LEDを各色が物理的に均等になるように配置し、各色毎に流す電流を調整して所望の色になるようにする。このときに各LEDから出た光を、乳白色のアクリル板を配して色ムラのない照明が実現できる。
図9は、本発明の自律神経活動レベル表示装置の動作の流れを示すフローチャートを示す。
まず、S1で、市販されている携帯型生体データ測定装置の回路を、本発明の自律神経活動レベル表示装置の回路基板18H、CPU等回路18Kに内蔵させて、本体部1の二つの接点部3Aを左の手のひらに、接点部3B、3Cを右の手のひらに接触させて図4に示すように心拍波形を検出する。
S2に進んで、心拍波形のR−R間隔から心拍変動が求められ、図5に示すように高速フーリエ変換により得られたパワースペクトルを解析し、S3に進む。
交感神経活動レベル演算回路14によりパワースペクトル解析された高周波帯域の信号強度のピーク値HFと低周波帯域の信号強度のピーク値LFとを特定してLF/HFを演算して交感神経の活動レベルが求められ、副交感神経活動レベル演算回路15によりパワースペクトル解析された高周波帯域の信号強度のピーク値HFを特定することで副交感活動レベルが求められ、S4に進み緊張度評価を行う。
S3で求められた副交感神経の活動レベルと交感神経の活動レベルとを示すHFとLF/HFをメモリ17に記憶されたそれぞれの基準データHF、基準データLF/HFと比較した結果から心身状態の関係が評価される。
S4における緊張度演算・評価は、副交感神経の活動レベルを示すHFが基準HFよりも小さく、交感神経の活動レベルLF/HFが基準LF/HFより大きいときに「緊張度」が高いと判断し、S5に進み、3つの発光素子を駆動して緊張度レベルを色で評価し、音楽発生回路19が作動し、癒し系の音楽が発生させる。
図10は、被験者の緊張レベルに応じて各発光素子の点灯を制御して点灯する状況を示す一例を示している。
前述したように被験者が自律神経活動レベル表示装置の本体部1を両手に持って接点部3A、3Bを手のひらに載せたところLF/HFが基準LF/HFよりも所定以上大きいときに、緊張度が高いと判断すると、図6における評価回路16より発光素子駆動回路18のR端子を「H」とし、発光素子18Rのみが点灯し「赤色」となり、徐々に緊張度が解けて同じく発光素子駆動回路18のR端子、G端子が「H」となって発光素子18Rと18Gが点灯すると、全体的に「黄色」になる。次に、G端子のみが「H」になると、色が「緑色」になり、さらに緊張が解けて同じく発光素子駆動回路18のG端子とB端子が「H」になり発光素子18Gと18Bが点灯すると、色が「シアン」になり、さらに緊張度が解けると発光素子駆動回路18のB端子が「H」になると色が「青色」になり、緊張度がほぼ完全に解けたことを示す。一般に「青色」は気分を落ち着ける色として評価されている。
図11は、本発明の自律神経活動レベル表示装置の内部の構成を示す第2の実施例を示すブロック図である。
図6に示す第1の実施例と異なる点は、第1の実施例が複数の発光素子を用いて緊張度を表示していたが、図11は単一色の発光素子を用いて緊張度を表示するものである。前記の単一色の発光素子は、緊張度を下げるという効果のある「青色」の発光素子を用いる。第2の実施例の構造図は図7と異なる点は単一の発光素子の点であるので省略する。
図12は、本発明の自律神経活動レベル表示装置の第2の実施例で被験者の緊張度に応じて発光素子が点滅する状況を示す図を示す。
評価回路16より発光素子駆動回路18の発光素子18Bにパルス信号を出力し、緊張度が高いと高周波数のパルス信号を発光素子18Bに出力して、高周波数で発光素子18Bは点滅し、緊張度が低くなると低周波数のパルス信号を発光素子18Bに出力し、発光素子18Bが点滅する周波数は低くなり、緊張度が所定以下になると点灯に切り替わるように制御される。
図13は、本発明の自律神経活動レベル表示装置の第3の実施例で、第2の実施例による被験者の緊張度に応じて発光素子が点滅する代わりに、発光素子の明るさを変化させるために発光素子を駆動する電流のデューティ比を変化させる説明図である。
周期的な現象において、"ある期間" に占める "その期間で現象が継続される期間" の割合を示し、デューティ比Dは方形波のパルス幅 (T2) と周期 (T1) で定義され、デューティ比DはT2/T1で表される。ここで、T2は関数がゼロでない期間を、T1は関数の周期を示す。例えば、理想的なパルス列(方形波のパルス)では、パルス幅をパルス周期で割ったものがデューティ比である。パルス幅が1msでパルス周期が4msの場合、デューティ比は0.25であり、矩形波ではデューティ比は0.5または50%である。デューティ比が大きいほど発光素子をオンさせる時間が長く発光素子の明るさが明るい。
図14は、本発明の自律神経活動レベル表示装置の第4の実施例で、例えば特許4197814号に記載された発光素子のように電流値により発光色が変化するLED素子の発光波長の変化にしたがって、大きく励起効率を変えるような蛍光体を選定して、蛍光体とを組み合わせることで発光色が変化するLED素子を用いたブロック図を示す。
強度信号pと色信号cに基づいてLED駆動電流Rを出力するLED点灯回路30と、発光色が駆動電流値によって変化するLED素子33とから構成される。LED点灯回路30は、入力される色信号cを電流値信号iに変換して出力する色信号−電流値信号変換部と、強度信号pと電流値信号iとから、デューティ比Dを指示するデューティ比信号dを演算して出力する演算処理部31と、上記電流値信号iとデューティ信号dの指示に応じて、それぞれ、電流値I、デューティ比Dの方形波パルス電流RをLED駆動電流として出力するパルス発生部32とから構成され、LED素子32に入力され、緊張度に応じて所望の発光色と発光強度を得ることができる。
緊張度を決めるアルゴリズムは前述した方式以外にも例えば特開2008−155012のように、交感神経と副交感神経の活動に起因して生じる拍動間隔のゆらぎの低周波成分値(LF)を示す情報と高周波成分値(HF)を示す情報とを神経活動値算出手段から受けた指標値算出手段が、低周波成分値(LF)と高周波成分値(HF)との比(LF/HF)に依存した第1項Ga(LF/HF)、高周波成分値(HF)に依存した第2項Gb(HF)、及び定数項Cの3つの項からなる演算式の演算を実行することにより、被験者の緊張状態からリラックス状態までの精神状態を一次元的に表す指標値(S)を前記演算式により算出する方式、また別の例として特開2002−23918のように心電位から交感神経、副交感神経の活動度のピーク値a、bを算出し、ピーク値a、bの大小により緊張しているのかリラックスしているのかを判定する方法もあるが、本発明の自律神経活動レベル表示装置はいかなるストレスの判定方法にも対応可能である。
1 本体部
2A、2B 手のひら
3A、3B 接点部
10 心電波形測定部
11 心拍検出回路
12 増幅回路
13 A/D変換回路
14 交感神経活動レベル演算回路
15 副交感神経活動レベル演算回路
16 評価回路
17 メモリ
18 発光素子駆動回路
19 音楽発生回路
20 スピーカー
21 CPU

Claims (8)

  1. 少なくとも一部が透明乃至は半透明の第1の部位と第2の部位が結合し、第2の部位の少なくとも一部が略球面の容器で、該略球面に2つ離間したプラス電極とマイナス電極にそれぞれ接触する被験者の左右の手を介して前記被験者の心拍を測定する手段と、前記心拍に基づいて交感神経の活動レベルを出力する第1の出力手段と、副交感神経の活動度レベルを出力する第2の出力手段と、前記出力された交感神経の活動レベルと前記副交
    神経の活動度レベルを基に自律神経活動レベルを評価する評価手段と、複数色の発光素子と、前記評価手段による評価結果を、前記複数の発光素子の色またはそれらの色の組み合わせによって表示するよう制御する制御手段と、を備えた自律神経活動レベル表示装置。
  2. 少なくとも一部が透明乃至は半透明の第1の部位と第2の部位が結合し、第2の部位の少なくとも一部が略球面の容器で、該略球面に2つ離間したプラス電極とマイナス電極にそれぞれ接触する被験者の左右の手を介して前記被験者の心拍を測定する手段と、前記心拍に基づいて交感神経の活動レベルを出力する第1の出力手段と、副交感神経の活動度レベルを出力する第2の出力手段と、前記出力された交感神経の活動レベルと前記副交感神経の活動度レベルを基に自律神経活動レベルを評価する評価手段と、単一色を発光する発光素子または単一発光素子により複数の発光色を発光する発光素子と、前記評価手段による評価結果を、前記発光素子の点滅、点灯によって表示するよう制御する制御手段と、を備えた自律神経活動レベル表示装置。
  3. 前記プラス電極と前記マイナス電極の他に、前記マイナス電極と隣接する接地電極を備え、左右の手のどちらを接触させるかを示す識別記号を記した請求項1、2に記載の自律神経活動レベル表示装置。
  4. 前記制御手段は、前記発光素子は、前記評価結果により得られたストレス値が所定よりも小さくなったと判断したときは青色の光が発生するよう制御する請求項1、2に記載の自律神経活動レベル表示装置。
  5. 前記発光素子は、青色の光が発生し、前記ストレス値が所定よりも小さくなると点滅から点灯に変化するよう制御する請求項1、2に記載の自律神経活動レベル表示装置。
  6. 前記容器に、前記ストレス値に応じて発光輝度を変化させる手段を備えた請求項1、2に記載の自律神経活動レベル表示装置。
  7. 前記容器に、音楽演奏手段を備え、前記ストレス値に応じて音楽を演奏する手段を備えた請求項1、2に記載の自律神経活動レベル表示装置。
  8. 前記容器に、言語発生装置を備え、前記ストレス値に応じて前記言語を発生する手段を備えた請求項1、2に記載の自律神経活動レベル表示装置。
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