JP2013214974A - 電力割当方法、システムおよび装置 - Google Patents

電力割当方法、システムおよび装置 Download PDF

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Abstract

【課題】中継協調通信技術に基づく電力割当方法を提供する。
【解決手段】第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報をそれぞれ決定し、決定された各チャネル状態情報に基づいて、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力をそれぞれ決定し、決定された第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力を、それぞれ、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードにフィードバックする、ことを含む。中継ノードを有するネットワークトポロジーで、ソースとシンクとの間の直接リンク情報、並びに、ソースと中継ノードとの間および中継ノードとシンクとの間のリンク情報を考慮して、電力割当を行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信技術における中継協調通信技術に関し、特に、中継協調通信技術に基づく電力割当方法、システムおよび装置に関する。
通信技術の継続的な発展に伴って、人々による伝送レート、伝送信頼性、リソース利用率および通信セキュリティなどの性能への要求は、ますます高くなってきている。これにより、中継協調通信技術が、マルチパスフェージングに対抗して通信品質を向上させることができる重要な手段の1つになる。
中継協調通信技術は、中継ノードがソース側からの情報に対して、単純な増幅、または圧縮符号化、または復号化・再符号化をしてからシンクに伝送することを許す、ことを基本思想とする。最後に、シンクは、受信された全ての情報を利用して復号化を行う。このような伝送モデルでは、中継ノードは、ソースとシンクとの間の通信に対して、ある程度の補助の役割を果たしている。これは、マルチアンテナを配置する必要がない条件で、一定の空間ダイバーシティを提供することと同等であり、通信品質を向上させる。
但し、シングルソース・シングル中継・シングルシンクの協調通信方式では、中継ノードのシンプレックスモードに起因して、1つの完全なデータ伝送には、2つの直交しているチャネルが掛かる。ソースからシンクまでの直接伝送にただ1つの直交チャネルが掛かることと比べて、このような空間ダイバーシティ特性は、また、周波数効率を低下させる。
2004年の第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のトロント会議では、有名な長期的進化(LTE:Long Term Evolution)プロジェクトが提案されている。これは、3G技術と4G技術との間の過渡技術であり、3.9Gのグローバル標準である。LTEは、3Gのエアーアクセス技術を改善して強化し、直交周波数分割多重(OFDM)と多入力多出力(MIMO)とをその無線ネットワーク進化の唯一の標準として、20MHzのスペクトル帯域幅で、下り326Mbit/sおよび上り86Mbit/sのピークレートを提供でき、セル端ユーザの性能を改善し、セル容量を向上させ、システム遅延を低下させる。タイプII中継が、LTEプロジェクトにおける中継に関する重要な提案である。このような中継は、セルIDがなく、主eNBの信号に対するダイバーシティを提供すること、または、主eNBとともに協調伝送を行ってセル容量を増加させることをその応用目的とする。タイプII中継シナリオにおいて、ソースとシンクとの間に、直接的な通信リンクが存在している。このようなネットワークトポロジー構成によれば、直接リンク情報および中継リンク情報を考慮して電力割当を行う方案は、マルチソースのタイプII中継シナリオにおける応用が当然なことである。このため、如何にこのようなネットワークトポロジー構成で直接リンク情報および中継リンク情報を考慮して電力割当を行うかが、現在のLTEプロジェクトの解決すべき課題の1つになっている。
本発明の実施例では、中継ノードを有するネットワークトポロジーで、ソースとシンクとの間の直接リンク情報および中継リンク情報を考慮して、電力割当を行う電力割当方法、システムおよび装置が提供されている。
本発明の実施例で提供されている電力割当方法は、第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報をそれぞれ決定し、第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報に基づいて、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力をそれぞれ決定し、決定された第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力を、それぞれ、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードにフィードバックする、ことを含む。
ここで、第1ソースおよび第2ソースは、それぞれ、第1移動端末および第2移動端末であり、前記シンクは、基地局(eNodeB)である。
第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報をそれぞれ決定することは、eNodeBが、チャネルの空き状況に基づいて、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードに対して基準信号チャネルを割り当て、ここで、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードに対して割り当てられた3つの基準信号チャネルが直交しており、第1移動端末が、自局に割り当てられた基準信号チャネルを介して、第1基準信号を中継ノードおよびeNodeBに送信し、第2移動端末が、自局に割り当てられた基準信号チャネルを介して、第2基準信号を中継ノードおよびeNodeBに送信し、中継ノードが、受信された第1基準信号および第2基準信号により、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2をそれぞれ推定し、中継ノードが、自局の基準信号チャネルを介して、第3基準信号、Hr1およびHr2をeNodeBに送信し、eNodeBが、受信された第1基準信号、第2基準信号および第3基準信号に基づいて、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードからeNodeBまでのチャネル状態情報Hd1、Hd2およびHdrをそれぞれ推定し、推定された中継ノードからシンクeNodeBまでのチャネル状態情報Hdrに基づいて、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2を抽出する、ことを含む。
第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報に基づいて、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力をそれぞれ決定することは、第1ソース、第2ソースとシンクとの間の総スループットの最大化を最適化目的として、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力を決定する、ことを含む。
ここで、第1ソース、第2ソースとシンクとの間の総スループットの最大化を最適化目的として、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力を決定することは、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力p、pおよびpを初期化し、p=p=p=P/3(Pは総電力)にして、かつ、γ=1にするステップAと、pとpとの間の比例関係を固定し、γ=p/pにして、KKT最適化理論に基づいて、第1ソース、第2ソースとシンクとの間の総スループットを最大化させるように、p、pおよびpの値を求めるステップBと、pの値をそのまま維持して、再びKKT最適化理論に基づいて、第1ソース、第2ソースとシンクとの間の総スループットを最大化させるように、pおよびpの値を求め、それから、新に求められたpおよびpの値を利用して、γ=p/pを更新するステップCと、求められたp、pおよびpの値が収束したかどうかを判断し、求められたp、pおよびpの値が収束した場合、求められたp、pおよびpを近似最適解とし、求められたp、pおよびpの値が収束していない場合、ステップBに戻るステップDと、を含む。
求められたp、pおよびpの値が収束したかどうかを判断することは、求められたp、pおよびpが下記の収束基準
Figure 2013214974
を満足するかどうかを判断することを含み、ここで、Δは、予め決定された収束基準値であり、xおよびxn−1(x=p,p2,)は、それぞれ、前後2回の反復によって得られた値を表す。
本発明の実施例で提供されている電力割当システムは、第1ソース、第2ソース、中継ノードおよびシンクを含み、ここで、前記シンクは、第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報をそれぞれ決定し、第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報に基づいて、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力をそれぞれ決定し、決定された第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力を、それぞれ、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードにフィードバックする。
前記シンクは、基地局(eNodeB)であり、前記第1ソースおよび第2ソースは、それぞれ、第1移動端末および第2移動端末である。
本発明の実施例で提供されている基地局(eNodeB)は、チャネルの空き状況に基づいて、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードに対して基準信号チャネルを割り当て、ここで、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードに対して割り当てられた3つの基準信号チャネルが直交している基準信号チャネル割当手段と、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードが各自の基準信号チャネルを介して送信した第1基準信号、第2基準信号および第3基準信号を受信する第1基準信号受信手段と、第1基準信号、第2基準信号および第3基準信号に基づいて、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードからeNodeBまでのチャネル状態情報Hd1、Hd2およびHdrをそれぞれ推定し、推定された中継ノードからシンクeNodeBまでのチャネル状態情報Hdrに基づいて、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2を抽出する第1チャネル推定手段と、第1移動端末からeNodeBまで、第2移動端末からeNodeBまで、第1移動端末から中継ノードまで、第2移動端末から中継ノードまで、および、中継ノードからeNodeBまでのチャネル状態情報に基づいて、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードの送信電力をそれぞれ決定する電力割当手段と、決定された第1移動端末、第2移動端末および中継ノードの送信電力を、それぞれ、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードにフィードバックする送信電力フィードバック手段と、を含む。
本発明の実施例で提供されている中継ノードは、自局に対して基地局(eNodeB)が割り当てた基準信号チャネルを受信する第1基準信号チャネル受信手段と、第1移動端末および第2移動端末が各自の基準信号チャネルを介して送信した第1基準信号および第2基準信号を受信する第2基準信号受信手段と、第1基準信号および第2基準信号に基づいて、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2をそれぞれ推定する第2チャネル推定手段と、自局の基準信号チャネルを介して、自局の基準信号、並びに、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2をeNodeBに送信する第1基準信号送信手段と、eNodeBからフィードバックされた自局の送信電力を受信する第1送信電力受信手段と、を含む。
本発明の実施例で提供されている移動端末は、自局に対してeNodeBが割り当てた基準信号チャネルを受信する第2基準信号チャネル受信手段と、自局の基準信号チャネルを介して、自局の基準信号を中継ノードおよびeNodeBに送信する第2基準信号送信手段と、eNodeBからフィードバックされた自局の送信電力を受信する第2送信電力受信手段と、を含む。
本発明の実施例に係る電力割当方法、システムおよび装置は、中継ノードを有するネットワークトポロジーで、ソースとシンクとの間の直接リンク情報および中継リンク情報を考慮して電力割当を行うことができる。
本発明の実施例におけるネットワークトポロジーモデルの例を示す図である。 本発明の実施例における電力割当方法のフローチャートである。 本発明の実施例におけるチャネル状態情報の決定方法のフローチャートである。 本発明の実施例における送信電力の決定方法のフローチャートである。 本発明の実施例における電力割当システムの構成を示す図である。 本発明の実施例における基地局(eNodeB)の内部構成を示す図である。 本発明の実施例における中継ノードの内部構成を示す図である。 本発明の実施例における移動端末の内部構成を示す図である。
スペクトル効率を向上させて、従来技術における中継ノードのシンプレックス特性に起因するスペクトル効率低下の問題を克服するために、本発明の実施例では、2つのソースが中継ノードを介して、同時にシンクと通信を行うと仮定すると共に、中継ノードが受信された信号に対して増幅処理を行ってからシンクに転送すると仮定する。本発明の実施例に係るネットワークトポロジーモデルの一例は、図1に示す通りである。図1から分かるように、このネットワークトポロジーは、第1ソースMSa、第2ソースMSb、中継ノードRN、およびシンクeNodeBを含み、ここで、第1ソースMSa、第2ソースMSb、中継ノードRNおよびシンクeNodeBは、いずれもシングルアンテナのものであってよい。また、第1ソースMsaおよび第2ソースMSbとシンクeNodeBとの間に、いずれも直接的な通信リンクが存在している。このように、第1ソースMsaと第2ソースMSbとは、同時に、中継ノードRNを介して、シンクeNodeBと通信を行うことができ、一方、第1ソースMsaと第2ソースMSbとは、また、同時に、シンクとの間の直接的な通信リンクを介して、情報を直接にシンクeNodeBに伝送し、最後に、シンクeNodeBは、第1ソースMsa、第2ソースMSbおよび中継ノードRNから受信された全ての情報を利用して復号化を行って、第1ソースMsaおよび第2ソースMSbからの情報をそれぞれ得る。このネットワークトポロジーモデルでは、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの総送信電力が制限されるため、如何に、2つのソースと中継ノードとの間で電力割当を行って、2つのソースとシンクとの間の総スループットを最大化させるかが、本発明の実施例の解決すべき主な課題である。この課題を解決するために、本発明の実施例は、電力割当方法を提供している。図2に示すように、その実現フローは、主に、
第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報をそれぞれ決定するステップ101と、
第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報に基づいて、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力をそれぞれ決定するステップ102と、
決定された第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力を、それぞれ、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードにフィードバックするステップ103と、を含む。
ここまで、上記の電力割当プロセスが終了する。このとき、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードは、フィードバックされた自局の送信電力に従って、信号を送信し、データ伝送を開始する。
本発明の実施例において、上記ステップ101〜ステップ103は、シンク、またはネットワークにおけるほかの機器によって完成することができる。
また、本発明の実施例において、上記の第1ソースおよび第2ソースは、それぞれ、第1移動端末および第2移動端末であってよく、シンクは、基地局(eNodeB)であってよい。この場合、上記ステップ101〜ステップ103は、eNodeBによって完成することができる。具体的に、この場合、図3に示すように、上記ステップ101は、具体的に下記のステップを含むことができる。
ステップ201で、eNodeBは、チャネルの空き状況に基づいて、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードのそれぞれに対して、基準信号チャネル(reference signal channel)を割り当て、ここで、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードに対して割り当てられた3つの基準信号チャネルは直交している。
本ステップ201において、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードに対して基準信号チャネルを割り当てることは、eNodeBが、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2、並びに、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報Hd1、Hd2およびHdrを得られるようにすることを目的とする。
ステップ202で、第1移動端末は、自局に割り当てられた基準信号チャネルを介して、第1基準信号を中継ノードおよびeNodeBに送信し、第2移動端末は、自局に割り当てられた基準信号チャネルを介して、第2基準信号を中継ノードおよびeNodeBに送信する。
ステップ203、中継ノードは、受信された第1基準信号および第2基準信号により、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2をそれぞれ推定する。
ステップ204で、中継ノードは、自局の基準信号チャネルを介して、第3基準信号、Hr1およびHr2をeNodeBに送信する。
ステップ205で、eNodeBは、受信された第1基準信号、第2基準信号および第3基準信号に基づいて、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードからeNodeBまでのチャネル状態情報Hd1、Hd2およびHdrをそれぞれ推定し、推定された中継ノードからシンクeNodeBまでのチャネル状態情報Hdrに基づいて、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2を抽出する。
上記のステップ201〜205を経て、eNodeBは、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2、並びに、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報Hd1、Hd2およびHdrを得ることができる。
また、本発明の実施例のステップ102では、2つのソースとシンクとの間の総スループットの最大化を最適化目的として、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力を決定することができる。2つのソースが第1移動端末および第2移動端末であり、シンクが基地局(eNodeB)である場合、本発明の実施例のステップ102では、第1移動端末、第2移動端末とeNodeBとの間の総スループットの最大化を最適化目的として、第1移動端末、第2移動端および中継ノードの送信電力を決定することができる。
具体的に、上記最適化目的を表す最適化目的関数は、下記の導出過程により得ることができる。
まず、第1直交データチャネルで、第1移動端末および第2移動端末は、同時に、各自のデータ信号xおよびxを中継ノードおよびeNodeBに伝送するが、第2直交データチャネルで、中継ノードは、受信された混合データ信号を増幅してからeNodeBに転送すると仮定する。説明すべきものとして、上記第1直交データチャネルと第2直交データチャネルは、時分割直交チャネルであってよく、あるいは、周波数分割直交チャネルであってよい。また、同一回のデータ伝送において、第1直交データチャネルおよび第2直交データチャネルはそのまま維持すると仮定する必要がある。このような仮定条件で、eNodeBは、2つの直交データチャネルで受信されたデータ信号に基づいて、受信データ信号行列を作成することができ、その数式は、下記の数式1に示す通りである。
[数式1]
Figure 2013214974
ここで、
Figure 2013214974
であり、yおよびyは、eNodeBが第1直交データチャネルおよび第2直交データチャネルで受信したデータ信号をそれぞれ表し、
Figure 2013214974
であり、
Figure 2013214974
であり、p、pおよびpは、それぞれ、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードの送信電力であり、xおよびxは、それぞれ、第1移動端末および第2移動端末が第1直交データチャネルで送信したデータ信号であり、
Figure 2013214974
であり、
Figure 2013214974
であり、z、zおよびzは、eNodeBの第1直交データチャネルおよび第2直交データチャネルでの受信雑音、並びに、中継ノードの第1直交データチャネルでの受信雑音をそれぞれ表し、αは、中継ノードの増幅因子であり、
Figure 2013214974
を満足し、ここで、σは、中継ノードの雑音分散である。
シャノン(Shannon)情報理論の原理に基づいて、下記のことを得ることができる。即ち、2つのソースが2つの直交データチャネルを介してシンクに伝送する最大の総スループットは、
Figure 2013214974
であり、ここで、
Figure 2013214974
である。
第1移動端末、第2移動端末および中継ノードの総送信電力Pは、一定でかつ既知であるため、上記の最適化目的は、下記のように表すことができる。即ち、
Figure 2013214974
という制約条件で、Csumを最大化させるp、pおよびpの解を求める。つまり、上記最適化目的を表す最適化目的関数は、下記の数式2のように表すことができる。
[数式2]
Figure 2013214974
ここで、s.t.は、制約を受けるという意味を表す。
研究によって、上記最適化目的関数の非凸性に起因して、p、pおよびpの最適閉形式解を直接に得ることが困難である、ということを発見することができる。
このように、本発明の実施例では、上記の最適化目的関数を満足するp、pおよびpの近似最適解を得られる簡略化された反復方法が提供されている。図4に示すように、この反復方法の実現手順は、主に、下記のステップを含む。
ステップ301で、p=p=p=P/3(Pは総電力)、かつ、γ=1のように初期化する。
ステップ302で、pとpとの間の比例関係を固定し、γ=p/pにし、即ち、p=γpにして、カルーシュ・キューン・タッカー(KKT:Karush−Kuhn−Tucker)最適化理論に基づいて、第1移動端末、第2移動端末とeNodeBとの間の総スループットを最大化させるように、p、pおよびpの値を求め、即ち、上記の数式2に示す最適化目的関数を満足するp、pおよびpの値を求める。
ステップ303で、pの値をそのまま維持して、再びKKT最適化理論に基づいて、第1移動端末、第2移動端末とeNodeBとの間の総スループットを最大化させるように、pおよびpの値を求め、即ち、上記の数式2に示す最適化目的関数を満足するpおよびpの値を求め、それから、新に求められたpおよびpの値を利用して、γ=p/pを更新する。
ステップ304で、求められたp、pおよびpの値が収束したかどうかを判断し、求められたp、pおよびpの値が収束した場合、ステップ305に進み、求められたp、pおよびpを近似最適解とし、求められたp、pおよびpの値が収束していない場合、上記のステップ302に戻って反復を行う。
本ステップにおける前記求められたp、pおよびpの値が収束したかどうかを判断することは、具体的に、求められたp、pおよびpが下記の収束基準
Figure 2013214974
を満足するかどうかを判断することを含み、ここで、Δは、予め決定された収束基準値であり、xおよびxn−1(x=p,p2,)は、それぞれ、前後2回の反復により得られた値を表す。
シミュレーションにより、本反復方法は、
Figure 2013214974
である場合、最終的な収束までの反復回数が5回を超えない、ということを得ることができる。
本発明の実施例のステップ103では、eNodeBは、p、pおよびpの近似最適解を得た後、それぞれ、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードに対して割り当てられた直交基準信号チャネルを介して、得られたp、pおよびpの近似最適解を、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードにフィードバックする。ここまで、上記の電力割当プロセスが終了する。第1移動端末、第2移動端末および中継ノードは、自局の送信電力に従って、信号を送信し、データ伝送を開始することができる。
説明すべきものとして、当業者は、上記の反復方法が、総送信電力が制限される、2つのソース、1つの中継および1つのシンクを含む任意のネットワークトポロジー構成に適用してもよい、ということを理解することができる。つまり、ソースと中継と、ソースとシンクと、および、中継とシンクとのチャネル状態情報を知った後、いずれも、上記ステップ301〜ステップ305における反復方法を利用して、2つのソースとシンクとの間の総スループットを最大化させるように、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力p、pおよびpを求めることができる。
上記のように、本発明の実施例で提供されている電力割当方法は、中継ノードを有するネットワークトポロジーで、ソースとシンクとの間の直接リンク情報および中継リンク情報を考慮して電力割当を行うことができる。また、本発明の実施例に係る電力割当方法では、2つの直交しているデータチャネルを介して、同時に、2つの移動端末にサービスすることができるため、平均的に1つの直交データチャネル当たり1つのソースユーザにサービスする目的を達することができ、従って、従来のシングルソース、シングル中継およびシングルシンクのモデルと比べて、周波数効率が倍近く向上できる。また、本発明の実施例に係る電力割当方法は、2つのソースとシンクとの間の総スループットを最大化させるソースと中継ノードとの間の最適電力割当値を探し出すことができるので、ソースおよび中継ノードの総送信電力が制限される条件で、ソースとシンクとの間の総スループットを最大化させることができ、均等電力割当方法と比べて、10%以上のスループット利得を得ることができる。
上記の電力割当方法に対応して、本発明の実施例は、電力割当システムを提供している。その構成は図5に示すように、主に、第1ソース、第2ソース、中継ノードおよびシンクを含む。
ここで、シンクは、第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報をそれぞれ決定し、第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報に基づいて、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力をそれぞれ決定し、決定された第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力を、それぞれ、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードにフィードバックする。
ここで、上記のシンクは、基地局(eNodeB)であってよく、第1ソースおよび第2ソースは、第1移動端末および第2移動端末であってよい。この場合、図6に示すように、eNodeBの内部構成は、具体的に、
チャネルの空き状況に基づいて、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードのそれぞれに対して基準信号チャネルを割り当て、ここで、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードに対して割り当てられた3つの基準信号チャネルが直交している基準信号チャネル割当手段11と、
第1移動端末、第2移動端末および中継ノードが各自の基準信号チャネルを介して送信した第1基準信号、第2基準信号および第3基準信号を受信する第1基準信号受信手段12と、
第1基準信号、第2基準信号および第3基準信号に基づいて、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードからeNodeBまでのチャネル状態情報Hd1、Hd2およびHdrをそれぞれ推定し、推定された中継ノードからシンクeNodeBまでのチャネル状態情報Hdrに基づいて、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2を抽出する第1チャネル推定手段13と、
第1移動端末からeNodeBまで、第2移動端末からeNodeBまで、第1移動端末から中継ノードまで、第2移動端末から中継ノードまで、および、中継ノードからeNodeBまでのチャネル状態情報に基づいて、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードの送信電力をそれぞれ決定する電力割当手段14と、
決定された第1移動端末、第2移動端末および中継ノードの送信電力を、それぞれ、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードにフィードバックする送信電力フィードバック手段15と、を含む。
説明すべきものとして、eNodeBを除いて、上記シンクは、例えば無線センサシンクノードなどのほかのシンク機器であってもよい。
本発明の実施例では、上記電力割当手段は、2つのソースとシンクとの間の総スループットの最大化を最適化目的として、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードの送信電力を決定してもよく、図4に示すような反復法を利用して第1移動端末、第2移動端末および中継ノードの送信電力を決定してもよい。
図7に示すように、上記の中継ノードの内部構成は、具体的に、
自局に対してeNodeBが割り当てた基準信号チャネルを受信する第1基準信号チャネル受信手段21と、
第1移動端末および第2移動端末が各自の基準信号チャネルを介して送信した第1基準信号および第2基準信号を受信する第2基準信号受信手段22と、
第1基準信号および第2基準信号に基づいて、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2をそれぞれ推定する第2チャネル推定手段23と、
自局の基準信号チャネルを介して、自局の基準信号、並びに、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2をeNodeBに送信する第1基準信号送信手段24と、
eNodeBからフィードバックされた自局の送信電力を受信する第1送信電力受信手段25と、を含む。
図8に示すように、上記の第1移動端末および第2移動端末の内部構成は基本的に同じであり、具体的に、
自局に対してeNodeBが割り当てた基準信号チャネルを受信する第2基準信号チャネル受信手段31と、
自局の基準信号チャネルを介して、自局の基準信号を中継ノードおよびeNodeBに送信する第2基準信号送信手段32と、
eNodeBからフィードバックされた自局の送信電力を受信する第2送信電力受信手段33と、を含む。
その後、第1移動端末および第2移動端末は、自局の送信電力に従って、eNodeBおよび中継ノードへデータを送信し、データ伝送を開始することができる。
上記のように、本発明の実施例で提供されている電力割当システムおよび装置は、中継ノードを有するネットワークトポロジーで、ソースとシンクとの間の直接リンク情報および中継リンク情報を考慮して電力割当を行うことができる。また、本発明の実施例に係る電力割当システムにおいて、2つの直交しているデータチャネルを介して、同時に、2つの移動端末にサービスすることができるため、平均的に1つの直交データチャネル当たり1つのソースユーザにサービスする目的を達することができ、従って、従来のシングルソース、シングル中継およびシングルシンクのモデルと比べて、周波数効率が倍近く向上できる。また、本発明の実施例に係る電力割当方法は、2つのソースとシンクとの間の総スループットを最大化させるソースと中継ノードとの間の最適電力割当値を探し出すことができるので、ソースおよび中継ノードの総送信電力が制限される条件で、ソースとシンクとの間の総スループットを最大化させることができ、均等電力割当方法と比べて、10%以上のスループット利得を得ることができる。
上記は、本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明を限定するものではない。本発明の精神と原則内で行われる種々の修正、均等置換え、改善などは全て本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
11 基準信号チャネル割当手段
12 第1基準信号受信手段
13 第1チャネル推定手段
14 電力割当手段
15 送信電力フィードバック手段
21 第1基準信号チャネル受信手段
22 第2基準信号受信手段
23 第2チャネル推定手段
24 第1基準信号送信手段
25 第1送信電力受信手段
31 第2基準信号チャネル受信手段
32 第2基準信号送信手段
33 第2送信電力受信手段

Claims (11)

  1. 電力割当方法であって、
    第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報をそれぞれ決定し、
    第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報に基づいて、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力をそれぞれ決定し、
    決定された第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力を、それぞれ、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードにフィードバックする、
    ことを含むことを特徴とする方法。
  2. 前記第1ソースおよび第2ソースは、それぞれ、第1移動端末および第2移動端末であり、前記シンクは、基地局(eNodeB)である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報をそれぞれ決定することは、
    eNodeBが、チャネルの空き状況に基づいて、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードに対して基準信号チャネルを割り当て、ここで、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードに対して割り当てられた3つの基準信号チャネルが直交しており、
    第1移動端末が、自局に割り当てられた基準信号チャネルを介して、第1基準信号を中継ノードおよびeNodeBに送信し、
    第2移動端末が、自局に割り当てられた基準信号チャネルを介して、第2基準信号を中継ノードおよびeNodeBに送信し、
    中継ノードが、受信された第1基準信号および第2基準信号により、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2をそれぞれ推定し、
    中継ノードが、自局の基準信号チャネルを介して、第3基準信号、Hr1およびHr2をeNodeBに送信し、
    eNodeBが、受信された第1基準信号、第2基準信号および第3基準信号に基づいて、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードからeNodeBまでのチャネル状態情報Hd1、Hd2およびHdrをそれぞれ推定し、推定された中継ノードからシンクeNodeBまでのチャネル状態情報Hdrに基づいて、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2を抽出する、
    ことを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報に基づいて、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力をそれぞれ決定することは、
    第1ソース、第2ソースとシンクとの間の総スループットの最大化を最適化目的として、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力を決定する、
    ことを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  5. 第1ソース、第2ソースとシンクとの間の総スループットの最大化を最適化目的として、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力を決定することは、
    第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力p、pおよびpを初期化し、p=p=p=P/3(Pは総電力)にして、かつ、γ=1にするステップAと、
    とpとの間の比例関係を固定し、γ=p/pにして、KKT最適化理論に基づいて、第1ソース、第2ソースとシンクとの間の総スループットを最大化させるように、p、pおよびpの値を求めるステップBと、
    の値をそのまま維持して、再びKKT最適化理論に基づいて、第1ソース、第2ソースとシンクとの間の総スループットを最大化させるように、pおよびpの値を求め、それから、新に求められたpおよびpの値を利用して、γ=p/pを更新するステップCと、
    求められたp、pおよびpの値が収束したかどうかを判断し、求められたp、pおよびpの値が収束した場合、求められたp、pおよびpを近似最適解とし、求められたp、pおよびpの値が収束していない場合、ステップBに戻るステップDと、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記求められたp、pおよびpの値が収束したかどうかを判断することは、求められたp、pおよびpが下記の収束基準
    Figure 2013214974
    を満足するかどうかを判断することを含み、ここで、Δは、予め決定された収束基準値であり、xおよびxn−1(x=p,p2,)は、それぞれ、前後2回の反復によって得られた値を表す、
    ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 電力割当システムであって、
    第1ソース、第2ソース、中継ノードおよびシンクを含み、ここで、
    前記シンクは、第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報をそれぞれ決定し、第1ソースからシンクまで、第2ソースからシンクまで、第1ソースから中継ノードまで、第2ソースから中継ノードまで、および、中継ノードからシンクまでのチャネル状態情報に基づいて、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力をそれぞれ決定し、決定された第1ソース、第2ソースおよび中継ノードの送信電力を、それぞれ、第1ソース、第2ソースおよび中継ノードにフィードバックする、
    ことを特徴とするシステム。
  8. 前記シンクは、基地局(eNodeB)であり、前記第1ソースおよび第2ソースは、それぞれ、第1移動端末および第2移動端末である、
    ことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
  9. 基地局(eNodeB)であって、
    チャネルの空き状況に基づいて、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードのそれぞれに対して基準信号チャネルを割り当て、ここで、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードに対して割り当てられた3つの基準信号チャネルが直交している基準信号チャネル割当手段と、
    第1移動端末、第2移動端末および中継ノードが各自の基準信号チャネルを介して送信した第1基準信号、第2基準信号および第3基準信号を受信する第1基準信号受信手段と、
    第1基準信号、第2基準信号および第3基準信号に基づいて、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードからeNodeBまでのチャネル状態情報Hd1、Hd2およびHdrをそれぞれ推定し、推定された中継ノードからシンクeNodeBまでのチャネル状態情報Hdrに基づいて、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2を抽出する第1チャネル推定手段と、
    第1移動端末からeNodeBまで、第2移動端末からeNodeBまで、第1移動端末から中継ノードまで、第2移動端末から中継ノードまで、および、中継ノードからeNodeBまでのチャネル状態情報に基づいて、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードの送信電力をそれぞれ決定する電力割当手段と、
    決定された第1移動端末、第2移動端末および中継ノードの送信電力を、それぞれ、第1移動端末、第2移動端末および中継ノードにフィードバックする送信電力フィードバック手段と、
    を含むことを特徴とする基地局。
  10. 中継ノードであって、
    自局に対して基地局(eNodeB)が割り当てた基準信号チャネルを受信する第1基準信号チャネル受信手段と、
    第1移動端末および第2移動端末が各自の基準信号チャネルを介して送信した第1基準信号および第2基準信号を受信する第2基準信号受信手段と、
    第1基準信号および第2基準信号に基づいて、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2をそれぞれ推定する第2チャネル推定手段と、
    自局の基準信号チャネルを介して、自局の基準信号、並びに、第1移動端末および第2移動端末から中継ノードまでのチャネル状態情報Hr1およびHr2をeNodeBに送信する第1基準信号送信手段と、
    eNodeBからフィードバックされた自局の送信電力を受信する第1送信電力受信手段と、
    を含むことを特徴とする中継ノード。
  11. 移動端末であって、
    自局に対してeNodeBが割り当てた基準信号チャネルを受信する第2基準信号チャネル受信手段と、
    自局の基準信号チャネルを介して、自局の基準信号を中継ノードおよびeNodeBに送信する第2基準信号送信手段と、
    eNodeBからフィードバックされた自局の送信電力を受信する第2送信電力受信手段と、
    を含むことを特徴とする移動端末。
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