JP2013214924A - 無線操作機、無線操作機の制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】通信機器と無線通信により接続して通信機器を操作するための無線操作機の、音声認識による操作性を向上させる。
【解決手段】無線操作機1は、音声認識による1以上のコマンド入力を受け付ける通信機器20を操作する。無線操作機1は、通信機器20と無線通信により接続するための無線通信部6と、ユーザの操作を受け付ける操作受付部8と、音声入力をマイクにより受け付けて音声データを生成する音声入力受付部2と、コマンドそれぞれに対応する音声データを含む代理音声データ21を記憶するための記憶部7と、操作部材へのユーザの操作に応じて、音声入力受付部2により生成された音声データまたは代理音声データ21を通信機器20へ無線通信部6により送信するMCU5とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】無線操作機1は、音声認識による1以上のコマンド入力を受け付ける通信機器20を操作する。無線操作機1は、通信機器20と無線通信により接続するための無線通信部6と、ユーザの操作を受け付ける操作受付部8と、音声入力をマイクにより受け付けて音声データを生成する音声入力受付部2と、コマンドそれぞれに対応する音声データを含む代理音声データ21を記憶するための記憶部7と、操作部材へのユーザの操作に応じて、音声入力受付部2により生成された音声データまたは代理音声データ21を通信機器20へ無線通信部6により送信するMCU5とを備える。
【選択図】図2
Description
この発明は、通信機器と無線通信により接続して通信機器を操作するための無線操作機に関し、特に、音声認識による操作性の向上に関する。
スマートフォン等の通信機器が普及するにつれて、通信機器と無線通信により接続し、通信機器を操作することができる無線操作機も普及してきている。無線操作機の例としては、スマートフォン等の通信機器とBluetooth(登録商標)により無線通信接続するBluetoothヘッドセットがある。ユーザは、こうした無線操作機を用いることにより、通信機器に触れることなく発信、着信、および通話等の操作をすることができる。
無線操作機を用いると、ユーザにとっては、例えば、(1)通信機器を充電台に設置したままの状態で操作する、(2)通信機器を電波受信状況のよい窓際に置いたまま操作する、(3)カバンの中に通信機器を入れたまま着信を受ける、等の利点がある。
一方、通信機器の中には、音声認識による操作に対応しているものがある。ユーザは、「電話をかける("CALL")」等、通信機器に動作をさせるコマンドを発声することにより、通話などの動作を通信機器に実行させることができる。
このような通信機器の音声認識機能は、無線操作機を利用することによっても発揮される。通信機器と無線操作機とが例えばBluetoothにより無線通信することにより、ユーザの音声を、無線操作機から通信機器へと送信することができる。これにより、ユーザは、通信機器を手に持たずに通信機器を操作することができる。
音声認識機能を利用する技術の例として、下記の特許文献1は、携帯端末の筺体を閉じた状態でも使用することができる、携帯端末の音声認識制御方法を開示する。下記の特許文献2は、照明機器の制御を音声によって指示できる技術を開示する。下記の特許文献3は、車両用通信装置において、携帯電話機から出力されるダイヤルトーンをコードに変換することにより、携帯電話機を使用して車両の通信制御を実現する技術を開示する。下記の特許文献4は、音声言語障害者から発せられる音声を加工変換して使用者に提示するとともに、外部からの音声を加工変換して使用者に提示する技術を開示する。
音声認識機能は、発声というユーザにとって比較的容易な操作で使用することができる。しかし、ユーザが入力した音声の音声認識がうまくいかず、音声認識されるまで、繰り返し音声入力を要する場合がある。
したがって、本発明は、通信機器と無線通信により接続して通信機器を操作するための無線操作機において、音声認識による操作性を向上させる技術を提供する。
一実施形態に従う無線操作機は、音声認識による1以上のコマンド入力を受け付ける通信機器と無線通信するための通信部と、ユーザの操作を受け付ける操作部と、コマンドに対応する音声データを含む代理音声データを記憶するための記憶部と、操作部へのユーザの操作に応じて、代理音声データを通信機器へ無線通信により送信することにより、通信機器の音声認識によるコマンド入力を行う制御部とを備える。
好ましくは、操作部は、音声による通信機器へのコマンド入力を開始するためのユーザの操作を受け付けるコマンド発動受付部と、通信機器へ送信する代理音声データを選択するユーザの操作を受け付けるデータ選択受付部とを含む。制御部は、コマンド発動受付部へのユーザの操作に応じて、通信機器と無線通信し、データ選択受付部へのユーザの操作に応じて、通信機器へ送信する代理音声データを選択することとしてもよい。
制御部は、無線操作機のマイクにより音声入力を受け付けて、受け付けた音声を示す入力音声データを生成し、操作部へのユーザ操作に応じて、入力音声データまたは代理音声データを通信機器へ送信することとしてもよい。
好ましくは、代理音声データは、コマンドに対応する音声データと、コマンドにおけるパラメータに対応する音声データとを含むこととしてもよい。
好ましくは、通信部は、近距離無線通信により通信機器と接続することとしてもよい。
別の実施形態に従うと、無線操作機の動作を制御する方法が提供される。無線操作機は、コマンドそれぞれに対応する音声データを含む代理音声データを記憶するための記憶部を含む。無線操作機の動作を制御する方法は、無線操作機に、音声認識による1以上のコマンド入力を受け付ける通信機器と無線通信させるステップと、無線操作機に、音声入力を無線操作機のマイクにより受け付けて音声データを生成させるステップと、無線操作機の操作部へのユーザの操作に応じて、代理音声データを通信機器へ無線通信により送信することにより、通信機器の音声認識によるコマンド入力を行うステップとを含む。
別の実施形態に従うと、無線操作機の動作を制御する方法が提供される。無線操作機は、コマンドそれぞれに対応する音声データを含む代理音声データを記憶するための記憶部を含む。無線操作機の動作を制御する方法は、無線操作機に、音声認識による1以上のコマンド入力を受け付ける通信機器と無線通信させるステップと、無線操作機に、音声入力を無線操作機のマイクにより受け付けて音声データを生成させるステップと、無線操作機の操作部へのユーザの操作に応じて、代理音声データを通信機器へ無線通信により送信することにより、通信機器の音声認識によるコマンド入力を行うステップとを含む。
別の実施形態に従うと、無線操作機の動作を制御する制御プログラムが提供される。無線操作機は、コマンドそれぞれに対応する音声データを含む代理音声データを記憶するための記憶部を含む。制御プログラムは、無線操作機に、音声認識による1以上のコマンド入力を受け付ける通信機器と無線通信させるステップと、無線操作機に、音声入力を無線操作機のマイクにより受け付けて音声データを生成させるステップと、無線操作機の操作部へのユーザの操作に応じて、代理音声データを通信機器へ無線通信により送信することにより、通信機器の音声認識によるコマンド入力を行うステップとを含む。
一実施形態に従う無線操作機は、ユーザが音声認識機能を利用する際の操作性を向上させることができる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<実施の形態1>
以下、図面を用いて一実施形態について説明する。
以下、図面を用いて一実施形態について説明する。
<1.1 構成の概要>
図1は、本実施形態の概要を示す図である。図1は、無線操作機1と、通信機器20と、無線基地局30と、アクセススポット40とを示している。また、図1は、通信機器20と無線基地局30とが含まれる移動体通信システムと、通信機器20とアクセススポット40とが含まれる無線通信システムとを示している。
図1は、本実施形態の概要を示す図である。図1は、無線操作機1と、通信機器20と、無線基地局30と、アクセススポット40とを示している。また、図1は、通信機器20と無線基地局30とが含まれる移動体通信システムと、通信機器20とアクセススポット40とが含まれる無線通信システムとを示している。
無線基地局30は、移動体通信システムを構成する無線基地局である。無線基地局30は、例えばW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)等の通信方式に対応し、通信機器20と無線通信する。
アクセススポット40は、IEEE 802.11n等の通信方式に対応している。アクセススポット40は、通信機器20と無線通信し、通信機器20のインターネット接続を可能とする。
通信機器20は、複数の無線通信機能を備えたスマートフォンである。通信機器20は、例えばW−CDMA、LTE、IEEE 802.11n、Bluetooth等による無線通信機能を備える。本実施形態では、通信機器20は、無線基地局30とアクセススポット40等と無線通信することにより、他の無線通信端末等と音声通信する。また、通信機器20は、無線通信によりインターネットに接続してデータ通信をする。
通信機器20は、音声認識機能を有しており、音声入力を受け付けて、音声に対応するコマンドを実行する。
音声認識機能は、例えば、通信機器20がインターネットに接続し、音声データをインターネットに接続された音声認識サーバへ送信することにより発揮される。具体的には、音声認識サーバは、音声認識エンジン等の機能を有しており、通信機器20から送信された音声データを受け付けて、音声データに示されるコマンドを解析する。音声認識サーバは、この解析結果を通信機器20へ送信する。
通信機器20は、例えば、音声認識機能を発揮させるためのアプリケーションを起動し、音声データの入力を受け付ける。通信機器20は、受け付けた音声データを、無線基地局30等との無線通信により、インターネットを経由して音声認識サーバへ送信する。通信機器20は、この音声認識サーバによる解析結果を受け付けることにより、入力された音声データに示されるコマンドの解析結果を取得する。
無線操作機1は、ユーザによる装着が可能なBluetoothヘッドセットである。無線操作機1は、Bluetoothにより通信機器20と無線通信し、ユーザの操作内容を通信機器20へ送信する。無線操作機1は、通信機器20を動作させるための操作をユーザから受け付ける。
図1は、無線操作機1の構成の一部を示している。無線操作機1は、マイク3と、レシーバ9と、音声コマンド発動用ボタン22と、代理音声データ選択ボタン23と、を備える。
概要を説明すると、マイク3は、ユーザによる音声入力を受け付けて、受け付けた音声入力に応じて音声信号を出力する。
レシーバ9は、Bluetooth接続により通信機器20から無線操作機1へ送信される音声データをスピーカにより出力する。
音声コマンド発動用ボタン22と代理音声データ選択ボタン23とは、通信機器20の音声認識機能を利用した処理を通信機器20に実行させるためのユーザの操作を受け付ける。この処理は後述する。
<1.2 無線操作機1の構成>
次に、図2を参照して無線操作機1の構成を説明する。
次に、図2を参照して無線操作機1の構成を説明する。
図2は、無線操作機1の構成を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、無線操作機1は、音声入力受付部2と、MCU(Micro Control Unit)5、無線通信部6と、記憶部7と、操作受付部8と、レシーバ9と、を含む。
図2に示すように、無線操作機1は、音声入力受付部2と、MCU(Micro Control Unit)5、無線通信部6と、記憶部7と、操作受付部8と、レシーバ9と、を含む。
音声入力受付部2は、マイク3と、音声処理部4と、を含み、ユーザによる音声入力を受け付けて音声データを生成する。
音声処理部4は、音声信号をAD(Analog to Digital)変換等する。音声処理部4は、マイク3より入力された音声信号を信号処理して音声データを生成する。音声処理部4は、MCU5より出力される音声データを信号処理し、レシーバ9へ出力する。
MCU5は、CPU(Central Processing Unit)コア、メモリ等を備え、無線操作機1の無線通信等の動作を統括的に管理する。
無線通信部6は、本実施形態ではBluetoothに対応し、RF_IC(Radio Frequency Integrated Circuit)等を含み、通信機器20への無線信号の送信と、通信機器20からの無線信号の受信とを行う。
記憶部7は、RAM(Random Access Memory)等により構成される記憶領域である。記憶部7は、代理音声データ21を記憶している。代理音声データ21は後述する。
操作受付部8は、音声コマンド発動用ボタン22と、代理音声データ選択ボタン23と、を含み、ボタン等の操作部材により物理的にユーザの操作を受け付ける。
音声コマンド発動用ボタン22は、通信機器20に対し、音声認識機能を発揮させるためのユーザ操作を受け付ける。無線操作機1は、予めユーザによる音声コマンド発動用ボタン22の押下をトリガーとして通信機器20の音声認識処理を起動するよう設定されている。ユーザが音声コマンド発動用ボタン22を押下すると、押下に起因して割り込み信号が発生する。無線操作機1は、この割り込み信号を検出して、音声コマンド発動用ボタン22がユーザにより押下されたことを通信機器20へ通知する。
代理音声データ選択ボタン23は、後述する処理により、通信機器20に送信すべき代理音声データ21をユーザが選択する操作を受け付ける。
<2 データ>
次に、図3を参照して本実施形態におけるデータについて説明する。図3は、記憶部7に記憶される代理音声データ21を示す図である。
次に、図3を参照して本実施形態におけるデータについて説明する。図3は、記憶部7に記憶される代理音声データ21を示す図である。
図3に示すように、代理音声データ21は、音声データそれぞれについて、音声データの属性と、音声データの音声内容(“Call”、“My home”)を記憶している。本実施形態では、音声データの属性は、「コマンド」と「パラメータ」とを含む。
属性「コマンド」は、通信機器20に動作させる処理の種類を示す。例えば、音声“Call”は、通信機器20に音声発信を開始させるための音声である。
属性「パラメータ」の音声データは、属性「コマンド」に示される通信機器20の動作と合わせて使用される。例えば、音声“My home”は、ユーザの自宅を示している。パラメータ“My home”は、コマンド“Call”と組み合わせると、ユーザの自宅へ音声発信を開始させる処理を音声認識により実行することを示す。
これらの音声データは、音声認識機能により、一定確率でほぼ確実に認識される音声であるものとする。これら音声データは、予め無線操作機1の記憶部7に記憶されるものとしてもよいし、インターネット等で音声データが配布され、この音声データをユーザがPC(Personal Computer)、通信機器20等により入手して無線操作機1に送信することとしてもよい。
<3 動作>
無線操作機1を動作させるための構成および使用態様の概要は、以下のとおりである。
無線操作機1を動作させるための構成および使用態様の概要は、以下のとおりである。
(1)無線操作機1は、代理音声データ21を選択するための操作スイッチ(代理音声データ選択ボタン23)を有する。
(2)ユーザは、無線操作機1に、ユーザの発声に代えて通信機器20へ送信するための代理音声データ21を格納する。
(3)ユーザが代理音声データ21を選択した場合に、無線操作機1は、その音声データを通信機器20へ送信する。
(4)ユーザは、無線操作機1の操作において、ユーザによる音声入力と、代理音声データ21の使用とを任意に選択することができる。
次に、図4を参照して本実施形態における無線操作機1の動作について説明する。
図4は、無線操作機1が音声認識機能により通信機器20を操作する処理を示すフローチャートである。
図4は、無線操作機1が音声認識機能により通信機器20を操作する処理を示すフローチャートである。
なお、図4では、音声コマンド発動用ボタン22を「第1のボタン」とし、代理音声データ選択ボタン23を「第2のボタン」として示している。
無線操作機1は、Bluetoothにより通信機器20に接続され、無線通信により通信機器20との間でデータを送受信する。
無線操作機1は、ユーザにより音声コマンド発動用ボタン22が押下されたことを検出すると(ステップS11:YES)、通信機器20に音声認識機能を実行させるため、以下の処理を行う。
無線操作機1は、音声コマンド発動用ボタン22がユーザにより押下されたことを通信機器20に通知する(ステップS13)。
通信機器20は、無線操作機1より通知を受けて、音声コマンド発動用ボタン22が押下されたことを検出すると、音声認識によるコマンド入力を受け付けるアプリケーションを起動する(ステップS15)。
通信機器20は、ユーザに対し、コマンドの指定のための音声入力を促すため、無線操作機1にガイダンス音声を送信する(ステップS17)。具体的には、ガイダンス音声の内容は、無線操作機1の操作ガイドをユーザに通知するためのものとする。ガイダンス音声の内容は、ユーザが代理音声データ21を使用して音声データを通信機器20へ送信する場合には所定時間内に代理音声データ選択ボタン23を押下すべきことを含んでもよい。例えば、音声ガイダンスの内容は、「コマンドを音声入力してください。代理音声データを使用する場合は、所定時間内にボタンを押してください」等である。
無線操作機1は、通信機器20から送信されるガイダンス音声を受信して、受信したガイダンス音声を、レシーバ9のスピーカ(図示しない)により出力する(ステップS19)。
無線操作機1は、ガイダンス音声の出力開始から、予め無線操作機1の設定で定めた時間内(例えば数秒以内)に代理音声データ選択ボタン23の押下があるか否かを判断する(ステップS21)。
ステップS21において、無線操作機1が、代理音声データ選択ボタン23は押下されたと判断した場合(ステップS21:YES)、無線操作機1は、代理音声データ21の属性「コマンド」の音声データを順次再生する(ステップS23)。
無線操作機1は、音声再生中にユーザによる代理音声データ選択ボタン23の押下があるか否かを判断する(ステップS25)。
ステップS25において、無線操作機1は、音声再生中に代理音声データ選択ボタン23が押下されたと判断すると(ステップS25:YES)、代理音声データ選択ボタン23が押下された時に再生されている音声をユーザが選択したとみなし、選択された音声データを通信機器20へ送信する(ステップS27)。
また、ステップS21において、無線操作機1は、代理音声データ選択ボタン23が所定時間内に押下されなかったと判断すると(ステップS21:NO)、ユーザが自らの発声による音声入力を選択したとみなし、ユーザによる音声入力を、マイク3により受け付ける(ステップS29)。
無線操作機1は、ステップS29において入力された音声を、通信機器20へ送信する(ステップS31)。
通信機器20は、無線操作機1がステップS27またはステップS31において送信した音声データを受信して、音声認識サーバと通信して音声認識処理を行わせる(ステップS33)。
通信機器20は、音声認識処理の結果を音声認識サーバより受け付ける。通信機器20は、音声認識によりコマンドが認識されれば(ステップS33:YES)、認識されたコマンドに従って動作する(ステップS35)。
通信機器20は、音声認識に失敗した場合は(ステップS33:NO)、音声認識に失敗したことを通知するためのエラーメッセージを無線操作機1へ送信する(ステップS37)。
無線操作機1は、ステップS31においてユーザの発声による音声データを送信した後、通信機器20から無線操作機1にエラーメッセージが通知されると(ステップS39:YES)、ステップS29の処理に戻り、ユーザの音声入力を受け付ける。
以上の処理により、無線操作機1は、ユーザの選択に応じて通信機器20を動作させるための「コマンド」の代理音声データ21を通信機器20へ送信する。これにより、ユーザは、音声認識機能により通信機器20を高確率で動作させることができる。
次に、図5を参照して「パラメータ」の音声データを無線操作機1から通信機器20へ通知する処理を説明する。図5は、無線操作機1が音声認識機能により通信機器20を操作する処理を示すフローチャートである。
なお、図5において「X」および「Y」は、それぞれ図4に示す「X」「Y」に続く処理であることを示す。また、図5を用いた動作の説明では、無線操作機1は、図4の処理によりコマンド「Call」に対応する音声データを送信したものとする。通信機器20は、コマンド「Call」を受け付けて、発呼処理を実行するため、発呼先の指定をユーザに促すための処理を行う。
無線操作機1は、ユーザにより音声コマンド発動用ボタン22が押下されたことを検知すると、音声コマンド発動用ボタン22が押下されたことを通信機器20へ通知する。通信機器20は、無線操作機1において音声コマンド発動用ボタン22が押下されたことを検出する。通信機器20は、ユーザに対し、パラメータの指定のための音声入力を促すため、無線操作機1にガイダンス音声を送信する(ステップS41)。具体的には、コマンド「Call」に対応するガイダンス音声の内容は、発呼先となる通信相手の指定を促すものとする。ガイダンス音声の内容は、ユーザが代理音声データ21を使用して音声データを通信機器20へ送信する場合には所定時間内に代理音声データ選択ボタン23を押下すべきことを含んでもよい。
無線操作機1は、通信機器20から送信されるガイダンス音声を受信して、受信したガイダンス音声を、レシーバ9のスピーカ(図示しない)により出力する(ステップS43)。
無線操作機1は、ガイダンス音声の出力開始から所定時間内に代理音声データ選択ボタン23の押下があるか否かを判断する(ステップS45)。
ステップS45において、無線操作機1は、代理音声データ選択ボタン23が押下されたと判断した場合(ステップS45:YES)、代理音声データ21の属性「パラメータ」の音声データを順次再生する(ステップS47)。
無線操作機1は、音声再生中にユーザによる代理音声データ選択ボタン23が押下されたか否かを判断する(ステップS49)。
ステップS49において、無線操作機1は、音声再生中に代理音声データ選択ボタン23が押下されたと判断すると(ステップS49:YES)、その押下がなされた時に再生されている音声データをユーザが選択したとみなし、選択された音声データを通信機器20へ送信する(ステップS51)。図5の例では、コマンド「Call」に対応して、パラメータ「My home」の音声データをユーザが選択したとする。
また、ステップS45において、無線操作機1は、代理音声データ選択ボタン23が所定時間内に押下されなかったと判断した場合(ステップS45:NO)、ユーザが自らの発声による音声入力を選択したとみなし、ユーザによる音声入力を、マイク3により受け付ける(ステップS53)。
無線操作機1は、ステップS53において入力された音声を、通信機器20へ送信する(ステップS55)。
通信機器20は、無線操作機1がステップS51またはステップS55において送信した音声データを受信して、音声認識サーバにより音声認識処理を行う(ステップS57)。
通信機器20は、音声認識によりコマンドが認識されたと判断すると(ステップS57:YES)、認識されたコマンドにより動作する(ステップS59)。
通信機器20は、音声認識に失敗したと判断すると(ステップS57:NO)、音声認識に失敗したことを通知するためのエラーメッセージを無線操作機1へ送信する(ステップS61)。
無線操作機1は、ステップS55においてユーザの発声による音声データを送信した後、通信機器20から無線操作機1へエラーメッセージが通知されると(ステップS63:YES)、ステップS53の処理に戻り、ユーザの音声入力を受け付ける。
以上説明したとおり、本実施形態によると、ユーザが通信機器の音声認識機能を利用する場合、通信機器に予め設定された「コマンド」の音声については、代理音声データ21を用いて確実に音声認識させて通信機器20にコマンドに従った動作を実行させることができる。さらに、「パラメータ」の音声についても同様に、代理音声データ21により、通信機器20に、確実に音声認識させることができる。また、「コマンド」及び「パラメータ」の音声のうち、ユーザの発声による音声認識の確率が高い傾向にある音声は、ユーザ自身の発声により音声認識させることができる。ユーザは、「コマンド」及び「パラメータ」の音声を、幅広い選択肢から選ぶことができる。
以上のように実施の形態について説明した。この実施形態では、無線操作機1は、通信機器20の音声認識機能をユーザが利用する場合に、ユーザの発声により入力される音声に代えて代理音声データを通信機器20へ送信する。そのため、通信機器20側には特別なハードウェアの対応、ソフトウェアの対応は不要である。
一方、無線操作機1においても、無線操作機1が音声データを保持しておき、保持されている音声データを、ユーザの操作に応じて通信機器20へ送信する構成を追加すればよい。そのため、上記実施形態を実現するには、メモリの増量、ソフトウェアの変更での対応が可能であり、コストアップを抑えて設計することが可能である。
なお、上記実施形態の説明において、通信機器20は、音声認識機能を発揮するため、音声データを、比較的高精度な音声認識が可能な音声認識サーバへ送信するものとして説明した。音声認識の方法は、これに限らず、通信機器20が音声認識エンジンを搭載して音声認識するものとしてもよい。
例えば、通信機器20が、無線基地局、アクセススポット等と無線通信できる状態ではない場合や、通信機器20が音声認識サーバへ音声データを送信することによる音声認識を行うのに適した通信品質ではない場合等が想定される。これらの場合に対応するため、通信機器20は、通信機器20の外部の高精度な音声認識エンジンを使用せず、通信機器20に予め搭載する音声認識エンジンを使用する。このように音声認識エンジンの精度が低い場合においても、本実施形態で説明したように、音声認識されやすい代理音声データを無線操作機1から通信機器20に送信することにより、音声コマンドの認識率を向上させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、通信機器を無線通信により操作することができる無線操作機に用いることができる。
1 無線操作機、2 音声入力受付部、3 マイク、4 音声処理部、5 MCU、6 無線通信部、7 記憶部、8 操作受付部、9 レシーバ、20 通信機器、21 代理音声データ、22 音声コマンド発動用ボタン、23 代理音声データ選択ボタン、30 無線基地局、40 アクセススポット。
Claims (7)
- 無線操作機であって、
音声認識による1以上のコマンド入力を受け付ける通信機器と無線通信するための通信部と、
ユーザの操作を受け付ける操作部と、
前記コマンドに対応する音声データを含む代理音声データを記憶するための記憶部と、
前記操作部へのユーザの操作に応じて、前記代理音声データを前記通信機器へ前記無線通信により送信することにより、前記通信機器の音声認識によるコマンド入力を行う制御部とを備える、無線操作機。 - 前記操作部は、
音声による前記通信機器へのコマンド入力を開始するためのユーザの操作を受け付けるコマンド発動受付部と、
前記通信機器へ送信する前記代理音声データを選択するユーザの操作を受け付けるデータ選択受付部とを含み、
前記制御部は、
前記コマンド発動受付部へのユーザの操作に応じて、前記通信機器と無線通信し、前記データ選択受付部へのユーザの操作に応じて、前記通信機器へ送信する前記代理音声データを選択する、請求項1記載の無線操作機。 - 前記制御部は、前記無線操作機のマイクにより音声入力を受け付けて、受け付けた音声を示す入力音声データを生成し、前記操作部へのユーザ操作に応じて、前記入力音声データまたは前記代理音声データを前記通信機器へ送信する、請求項1記載の無線操作機。
- 前記代理音声データは、
前記コマンドに対応する音声データと、
前記コマンドにおけるパラメータに対応する音声データとを含む、
請求項1記載の無線操作機。 - 前記通信部は、
近距離無線通信により前記通信機器と接続する、請求項1記載の無線操作機。 - 無線操作機の動作を制御する方法であって、
前記無線操作機は、前記コマンドそれぞれに対応する音声データを含む代理音声データを記憶するための記憶部を含み、
前記方法は、
前記無線操作機に、音声認識による1以上のコマンド入力を受け付ける通信機器と無線通信させるステップと、
前記無線操作機に、音声入力を前記無線操作機のマイクにより受け付けて音声データを生成させるステップと、
前記無線操作機の操作部へのユーザの操作に応じて、前記代理音声データを前記通信機器へ前記無線通信により送信することにより、前記通信機器の音声認識によるコマンド入力を行うステップとを含む、方法。 - 無線操作機の動作を制御する制御プログラムであって、
前記無線操作機は、前記コマンドそれぞれに対応する音声データを含む代理音声データを記憶するための記憶部を含み、
前記制御プログラムは、
前記無線操作機に、音声認識による1以上のコマンド入力を受け付ける通信機器と無線通信させるステップと、
前記無線操作機に、音声入力を前記無線操作機のマイクにより受け付けて音声データを生成させるステップと、
前記無線操作機の操作部へのユーザの操作に応じて、前記代理音声データを前記通信機器へ前記無線通信により送信することにより、前記通信機器の音声認識によるコマンド入力を行うステップとを含む、制御プログラム。
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2012
- 2012-04-04 JP JP2012085288A patent/JP2013214924A/ja active Pending
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