JP2013214816A - レベル変換回路 - Google Patents

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裕 宮口
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Abstract

【課題】貫通電流が無く低消費電力化を図ることができるレベル変換回路を提供する。
【解決手段】第一対のトランジスタ11a,11bは第1導電型であり、各第1主電極がグランドに接続され、双方の制御電極に対して一方又は両方がLレベルになる第一及び第二の低電圧信号が入力され、第二対及び第三対のトランジスタ12、13は第2導電型であり、第2の主電極が対応する第一対の各トランジスタ11a,11bの第2主電極に接続され、各制御電極が互いに対となるトランジスタ12、13の第2主電極に接続され、各第1の主電極が電源に接続され、第三対のトランジスタ13の各第2主電極が対応する第二対の各トランジスタ12a、12bの制御電極に接続され、各第1主電極が電源VHに接続され、各制御電極に対してプリチャージ信号が入力される。第一対と第二対のトランジスタ11、12の第2の主電極の接続点から、高電圧信号が出力される。
【選択図】図1

Description

本発明はレベル変換回路に関する。さらに、詳しくは、本発明は、低電圧デジタル信号を高電圧デジタル信号に変換するためのレベル変換回路に関するものである。
従来、このようなレベル変換回路は、例えば図3に示すように構成されている。図3において、レベル変換回路1は、二対のスイッチングトランジスタ2a,2b及び3a,3bと、インバータ4と、から構成されている。
第一の対のスイッチングトランジスタ2a,2bは、N型MOSトランジスタであって、それぞれソースがグランドに接続されている。
第二の対のスイッチングトランジスタ3a,3bは、P型MOSトランジスタであって、それぞれドレインが対応する第一の対のスイッチングトランジスタ2a,2bのドレインにノード(接続点)5a,5bで接続され、それぞれソースが高電圧電源VHに接続されていると共に、一方のスイッチングトランジスタ3aまたは3bのゲートが、他方のスイッチングトランジスタ3bまたは3aのドレインに対して、即ちノード5bまたは5aに接続されている。
インバータ4は、低電圧電源VLから給電されることにより動作して、入力信号VINを反転する。これにより、入力端子6から入力される入力信号VINは、第一の対のスイッチングトランジスタの一方2aのゲートにインバータ4を介して反転して入力されると共に、他方のスイッチングトランジスタ2bのゲートには直接に入力される。
このような構成のレベル変換回路1によれば、低電圧デジタル信号である入力信号VINがLレベルである場合には、この入力信号により第一の対のスイッチングトランジスタのうち一方のスイッチングトランジスタ2aがオンとなり、他方のスイッチングトランジスタ2bがオフとなる。従って、ノード5aの電圧がLレベル(グランドレベル)になり、第二の対のスイッチングトランジスタの他方のスイッチングトランジスタ3bがオンとなる。
これに対して、ノード5bの電圧はHレベル(VHレベル)となり、第二の対のスイッチングトランジスタの一方のスイッチングトランジスタ3aがオフとなる。即ち、低電圧デジタル信号VINがLレベルの場合、スイッチングトランジスタ2a,3bがオンとなり、且つスイッチングトランジスタ2b,3aがオフとなり、安定状態になる。そして、低電圧信号VINは、高電圧信号VOUTaに変換され、ノード5aから出力端子7aを介して出力されると共に、論理が反転した高電圧信号VOUTbが、ノード5bから出力端子7bを介して出力される。
ここで、低電圧信号VINがLレベル(グランドレベル)からHレベル(VLレベル)に遷移する場合について、図4を参照して説明する。
時刻t0で、低電圧信号VINがLレベルから高くなってインバータ4の入力閾値を通過すると、インバータ4の出力、即ちスイッチングトランジスタ2aのゲートがHレベル(VLレベル)からLレベル(グランドレベル)に遷移し始める。
そして、時刻t1で、低電圧信号VINがLレベル(グランドレベル)から高くなってスイッチングトランジスタ2bの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ2bがオンとなり、ノード5b、即ちスイッチングトランジスタ3aのゲートの電圧がHレベル(VHレベル)からLレベル(グランドレベル)に遷移し始める。
続いて、時刻t2で、インバータ4の出力が、Hレベル(VLレベル)から低くなってスイッチングトランジスタ2aの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ2aがオフとなる。このとき、スイッチングトランジスタ2a及び3aは、共にオフであり、ノード5aはフローティング状態となるが、ノード5aの電圧は、その寄生容量のために、それ以前のLレベル(グランドレベル)を保持する。
次に、時刻t3で、ノード5bの電圧がHレベル(VHレベル)から低くなってスイッチングトランジスタ3aの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ3aがオンとなり、ノード5a、即ちスイッチングトランジスタ3bのゲートの電圧がLレベル(グランドレベル)からHレベル(VHレベル)に遷移し始める。
続いて、時刻t4で、ノード5aの電圧がLレベル(グランドレベル)から高くなってスイッチングトランジスタ3bの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ3bがオフとなる。このとき、スイッチングトランジスタ2bは、既に時刻t1からオンであるため、ノード5bのLレベル(グランドレベル)が確定する。
ここで、時刻t1から時刻t4の間、スイッチングトランジスタ2bとスイッチングトランジスタ3bが同時にオン状態となるため、高電圧電源VHとグランドとの間に貫通電流が流れることになってしまう。
これに対して、低電圧信号VINがHレベル(VLレベル)からLレベル(グランドレベル)に遷移する場合について、図4を参照して説明する。
まず、時刻t5で、低電圧信号VINがHレベル(VLレベル)から低くなってスイッチングトランジスタ2bの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ2bがオフとなる。このとき、スイッチングトランジスタ2b及びスイッチングトランジスタ3bは共にオフ状態であるので、ノード5bはフローティング状態となるが、ノード5bの電圧は、その寄生容量のために、それ以前のLレベル(グランドレベル)を保持する。
そして、時刻t6で、低電圧信号VINがHレベル(VLレベル)から低くなってインバータ4の閾値を通過すると、インバータ4の出力、即ちスイッチングトランジスタ2aのゲートの電圧がLレベル(グランドレベル)からHレベル(VLレベル)に遷移し始める。
続いて、時刻t7で、インバータ4の出力がLレベル(グランドレベル)から高くなってスイッチングトランジスタ2aの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ2aがオンとなり、ノード5a、即ちスイッチングトランジスタ3bのゲートの電圧がHレベル(VHレベル)からLレベル(グランドレベル)に遷移し始める。
次に、時刻t8で、ノード5aの電圧がHレベル(VHレベル)から低くなってスイッチングトランジスタ3bの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ3bがオンとなり、ノード5b、即ちスイッチングトランジスタ3aのゲートの電圧がLレベル(グランドレベル)からHレベル(VHレベル)に遷移し始める。
続いて、時刻t9で、ノード5bの電圧がLレベル(グランドレベル)から高くなってスイッチングトランジスタ3aの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ3aがオフになる。このとき、スイッチングトランジスタ2aは、既に時刻t7からオンであるため、ノード5aのLレベル(グランドレベル)が確定する。
ここで、時刻t7から時刻t9の間、スイッチングトランジスタ2aとスイッチングトランジスタ3aが同時にオン状態となるため、高電圧電源VHとグランドとの間に貫通電流が流れることになってしまう。
このようにして、低電圧信号VINの立上り時に、スイッチングトランジスタ2b及び3bが共にオン状態となり、また低電圧信号VINの立下り時にスイッチングトランジスタ2a及び3aが共にオン状態となって、高電圧電源VHとグランドとの間に貫通電流が流れることになるため、消費電力が増大してしまう。
これに対して、特許文献1には、電源電位より高い電位が印加される高電位ノードと出力ノードとの間に接続され、ゲート電極が反出力ノードに接続された第一のpチャネルMOSトランジスタと、高電位ノードと反出力ノードとの間に接続され、ゲート電極が出力ノードに接続された第二のpチャネルMOSトランジスタと、出力ノードと接地電位ノードとの間に接続され、ゲート電極に入力信号が入力されるnチャネルMOSトランジスタと、入力信号に応答し、入力信号がnチャネルMOSトランジスタを非導通状態から導通状態に変化させる信号になると反出力ノードに電荷を供給する電荷供給手段とを備えた信号レベル変換回路が開示されている。
この信号レベル変換回路によれば、電源電位振幅の信号を昇圧電位振幅の信号に変化する信号レベル変換回路の出力が変化するとき、流れる貫通電流を小さくすることができる。
また、特許文献2には、第一の電源電圧振幅の入力信号と該入力信号を反転した信号とを一対の入力端に差動入力する第一の差動対と、第一の差動対の一対の出力端と、第一の電源電圧よりも高電位の第二の電源電圧が印加される電源端子との間に接続される第二の差動対と、を備え、第二の差動対の一対の入力端が前記第一の差動対の一対の出力端と交叉接続され、第一の差動対の出力端から入力信号をラッチした出力信号が取り出されてなるレベル変換回路において、第一の差動対の一の入力端と、第一の差動対の一対の出力端のうち第一の差動対の他の入力端側の出力端と第二の差動対の一の入力端との接続点との間に、第一の差動対の前記一の入力端側の電位でオン・オフ制御され、第一の差動対の一の入力端側から接続点をプルアップするための第一のスイッチ素子を備えたことを特徴とするレベル変換回路が開示されている。
このレベル変換回路によれば、動作の高速化及び低消費電力化を達成することができる。
さらに、特許文献3には、低電圧の信号がハイレベルからローレベルに遷移する場合に、第二のP型MOSトランジスタと第二のN型MOSトランジスタとの間の第二の接続点における電圧レベルがローレベルからハイレベルに遷移するのを補助する補助回路を備えたレベル変換回路が開示されている。
このレベル変換回路によれば、第二の接続点、すなわち第一のP型MOSトランジスタのゲートにおける電圧レベルが、その閾値を上回るタイミングが早まり、第一のP型MOSトランジスタを素早くオフできる。
従って、第一のP型MOSトランジスタと第一のN型MOSトランジスタが同時にオンしている期間を短縮することができるので、変換後の信号がハイレベルからローレベルに遷移するのを高速化することができると共に、貫通電流を削減して低消費電力化を図ることができる。
特開平06−243680号公報 特開2000−244307号公報 特開2004−207867号公報
ところで、特許文献1による信号レベル変換回路及び特許文献2によるレベル変換回路は、いずれも図3に示した従来のレベル変換回路とほぼ同じ構成であり、前述した貫通電流を防止するようには構成されていない。
また、特許文献3によるレベル変換回路においては、補助回路により、第一のP型MOSトランジスタを素早くオフできることにより、第一のP型MOSトランジスタと第一のN型MOSトランジスタが同時にオンしている期間を短縮して、貫通電流を削減することができるが、この貫通電流を完全に排除することはできなかった。このため、低消費電力化が十分ではなかった。
本発明は、上記課題に鑑み、簡単な構成により、入力信号の立上り及び立下り時に電源とグランド間に流れる貫通電流を完全に排除して、より低消費電力化を図ることができるレベル変換回路を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のレベル変換回路は、三対のスイッチングトランジスタを含んでおり、第一の対のスイッチングトランジスタは、第1導電型のスイッチングトランジスタであって、それぞれ第1の主電極又は第2の主電極がグランドに接続されると共に、双方の制御電極に対して常にどちらか一方又は両方がLレベル(グランドレベル)になる第一及び第二の低電圧デジタル信号が入力され、第二の対のスイッチングトランジスタが、第2導電型のスイッチングトランジスタであって、それぞれ第2の主電極又は第1の主電極が対応する第一の対の各スイッチングトランジスタの第2の主電極又は第1の主電極に接続され、それぞれ制御電極が互いに対となるスイッチングトランジスタの第2の主電極又は第1の主電極に接続されると共に、それぞれ第1の主電極又は第2の主電極が高電圧電源に接続され、第三の対のスイッチングトランジスタが、第2導電型のスイッチングトランジスタであって、それぞれ第2の主電極又は第1の主電極が対応する前記第二の対の各スイッチングトランジスタの制御電極に接続され、それぞれ第1の主電極又は第2の主電極が高電圧電源に接続されると共に、それぞれ制御電極に対してプリチャージ信号が入力され、第一の対のスイッチングトランジスタの第2の主電極又は第1の主電極と第二の対のスイッチングトランジスタの第2の主電極又は第1の主電極との接続点から、それぞれ高電圧信号が出力され、プリチャージ信号が、第一及び第二の低電圧デジタル信号が同時にLレベルである期間にLレベルとなって、回路全体をリセットすることを特徴とする。
上記構成によれば、従来のレベル変換回路で使用されていたインバータを排除して、二相のノンオーバラップ、すなわち、オーバラップしていない入力信号を利用すると共に、この二相のノンオーバラップ入力信号が共に非アクティブである期間にアクティブとなるリセット信号としてプリチャージ信号を利用することにより、高電圧電源とグランドとの間に直列接続された第一の対のN型MOSトランジスタと第二の対のP型MOSトランジスタが同時にオンにならない。従って、高電圧電源とグランドとの間に貫通電流が流れないので、レベル変換回路の消費電力がより効果的に低減され得ることになる。また、三対のスイッチングトランジスタは、従来のレベル変換回路と回路規模があまり変わらないので、コストが高くなるようなことがなく、容易に且つ小型に製造することができる。
上記構成において、好ましくは、第一の対のスイッチングトランジスタがN型MOSトランジスタであって、第二の対及び第三の対のスイッチングトランジスタがP型MOSトランジスタである。
第一の対のスイッチングトランジスタがNPN型バイポーラトランジスタであって、第二の対及び第三の対のスイッチングトランジスタをPNP型バイポーラトランジスタとしてもよい。
第一の対のスイッチングトランジスタの第1主電極が、好ましくは、グランドに接続されている。
第二の対及び第三の対のスイッチングトランジスタの第1主電極が、好ましくは、高電圧電源に接続されている。
第一の対と第二の対と第三の対のスイッチングトランジスタの、第一の主電極がソースで、第二の主電極がドレインとした場合には、第一の対のスイッチングトランジスタのソースが、グランドに接続されてもよい。また、第二の対及び第三の対のスイッチングトランジスタのソースが、高電圧電源に接続されてもよい。
本発明のレベル変換回路によれば、簡単な構成により、入力信号の立上り及び立下り時に電源とグランド間に流れる貫通電流を完全に排除して、より低消費電力化を図ることができるレベル変換回路を構成することが可能である。
本発明のレベル変換回路は、例えば信号のレベル変換を必要とする、複数の電源を使用するICやシステム、あるいは触覚センサ,超並列電子ビーム露光装置等において、レベル変換における低消費電力化及び小型化を図ることができる。
本発明によるレベル変換回路の一実施形態の構成を示す回路図である。 図1のレベル変換回路の動作時における各部の電圧変化を示すグラフである。 従来のレベル変換回路の一例の構成を示す回路図である。 図3のレベル変換回路の動作時における各部の電圧変化を示すグラフである。
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明によるレベル変換回路の一実施形態の構成を示している。図1において、レベル変換回路10は、第一の対のスイッチングトランジスタ11a,11bと、第二の対のスイッチングトランジスタ12a,12bと、第三の対のスイッチングトランジスタ13a,13b、の三対のスイッチングトランジスタから構成されている。
第一の対のスイッチングトランジスタ11a,11bは、N型MOSトランジスタであって、それぞれソースがグランドに接続されている。N型MOSトランジスタは、N型MOSFETとも呼ばれている。第一の対のスイッチングトランジスタ11a,11bのゲートには、それぞれ常にどちらか一方又は両方がLレベル(グランドレベル)になる低電圧信号VIN1,VIN0が入力される。L(グランドレベル)レベルは、ローレベルとも呼ばれている。
第二の対のスイッチングトランジスタ12a,12bは、P型MOSトランジスタであって、それぞれドレインが対応する第一の対のスイッチングトランジスタ11a,11bのドレインにノード(接続点)14a,14bで接続され、それぞれソースが高電圧電源VHに接続されていると共に、一方のスイッチングトランジスタ12aまたは12bのゲートが、他方のスイッチングトランジスタ12bまたは12aのドレインに対して、即ちノード14bまたは14aに接続されている。P型MOSトランジスタは、P型MOSFETとも呼ばれている。
第三の対のスイッチングトランジスタ13a,13bは、P型MOSトランジスタであって、それぞれドレインが対応する第二の対のスイッチングトランジスタ12a,12bのゲートに接続されると共に、それぞれソースが高電圧電源VHに接続されている。第三の対のスイッチングトランジスタ13a,13bのゲートには、後述する高電圧プリチャージ信号PGが入力される。
本発明のレベル変換回路の製造方法について説明する。本発明のレベル変換回路に使用している三対のスイッチングトランジスタは、何れもCMOS製造工程を用いて製造することができる。
先ず、p型基板の一部にp型スイッチングトランジスタを形成するためのn型ウェル領域を拡散工程等により形成する。
次に、p型基板にn型半導体の不純物のイオン注入等によりソース、ドレインを形成し、その上に絶縁ゲートを形成することにより、n型スイッチングトランジスタやn型MOSFETが構成することができる。
次に、n型ウェル領域内にp型スイッチングトランジスタやp型MOSFETを形成することができる。具体的には、n型ウェル領域にp型半導体の不純物のイオン注入等によりソース,ドレインを形成し、さらに絶縁ゲートを形成することにより、p型スイッチングトランジスタやp型MOSFETが構成される。
最後に、レベル変換回路の各電極、各電極間の相互配線、入出力、電源等の各配線層を多層配線技術で形成し、保護膜で被覆する。これにより、本発明のレベル変換回路は、従来のレベル変換回路と回路規模はあまり変わらず、容易に製造することができる。
次に、各入力信号について詳細に説明する。
まず、第一の入力端子15aから第一の対のスイッチングトランジスタ11aの一方のゲートに入力される第一の入力信号VIN1は、低電圧デジタル信号である。
また、第二の入力端子15bから第一の対のスイッチングトランジスタ11bの他方のゲートに入力される第二の入力信号VIN0は、第一の入力信号VIN1と常にどちらか一方又は両方がLレベル(グランドレベル)になる低電圧デジタル信号である。
これに対して、第三の入力端子15cから入力される高電圧プリチャージ信号PGは、レベル変換回路10をリセットするための信号であって、上述した第一の入力信号VIN1及び第二の入力信号VIN0が同時にLレベル(グランドレベル)のときLレベル(グランドレベル)になる高電圧信号である。
本発明の実施形態によるレベル変換回路10は以上のように構成されており、以下のように動作する。
即ち、低電圧信号VIN0がLレベル(グランドレベル)であり、低電圧信号VIN1がHレベル(VLレベル)であって、且つ高電圧プリチャージ信号PGがHレベル(VHレベル)である場合には、第一の対のスイッチングトランジスタのうち、スイッチングトランジスタ11aがオンとなり、スイッチングトランジスタ11bがオフとなり、また第三の対のスイッチングトランジスタ13a及び13bが共にオフ状態となる。従って、ノード14aの電圧がLレベル(グランドレベル)になり、スイッチングトランジスタ12bはオンとなる。Hレベル(VHレベル)は、ハイレベルとも呼ばれている。
これに対して、ノード14bの電圧はHレベル(VHレベル)となり、スイッチングトランジスタ12aはオフとなる。即ち、低電圧信号VIN0がLレベル(VHレベル)で、低電圧信号VIN1がHレベル(VLレベル)であり、且つ高電圧プリチャージ信号PGがHレベル(VHレベル)の場合には、スイッチングトランジスタ11a及び12bがオンとなり、これによりスイッチングトランジスタ11bとスイッチングトランジスタ12a及びスイッチングトランジスタ13a及び13bがオフとなり、安定状態になる。
これにより、低電圧信号VIN0と、この低電圧信号VIN0とは論理が反転した低電圧信号VIN1は、高電圧信号VOUTaに変換され、出力端子16aを介して出力されると共に、この高電圧信号VOUTaと論理が反転した高電圧信号VOUTbが出力端子16bを介して出力される。
ここで、低電圧信号VIN1がHレベル(VLレベル)からLレベル(グランドレベル)に遷移する場合について、図2を参照して説明する。
時刻T0で、低電圧信号VIN1がHレベル(VLレベル)から低くなってスイッチングトランジスタ11aの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ11aがオフになる。このとき、スイッチングトランジスタ11a及び12aは共にオフであり、ノード14aはフローティング状態となるが、ノード14aの電圧は、その寄生容量のために、それ以前のLレベル(グランドレベル)を保持する。
そして、時刻T1で、高電圧プリチャージ信号PGがHレベル(VHレベル)から低くなってスイッチングトランジスタ13a,13bの閾値を通過すると、これらのスイッチングトランジスタ13a,13bが共にオンとなる。これにより、ノード14aの電圧はLレベル(グランドレベル)からHレベル(VHレベル)に遷移し始め、ノード14bの電圧はHレベル(VHレベル)を保持する。
続いて、時刻T2で、ノード14aの電圧がLレベル(グランドレベル)から高くなってスイッチングトランジスタ12bの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ12bがオフとなる。
次に、時刻T3で、高電圧プリチャージ信号PGがLレベル(グランドレベル)から高くなってスイッチングトランジスタ13a,13bの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ13a,13bが共にオフとなり、ノード14a及び14bは共にフローティング状態となるが、ノード14a及び14bの電圧は、その寄生容量のために、それ以前のHレベル(VHレベル)を保持する。
続いて、時刻T4で、低電圧信号VIN0がLレベル(グランドレベル)から高くなってスイッチングトランジスタ11bの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ11bがオンとなり、ノード14bの電圧はHレベル(VHレベル)からLレベル(グランドレベル)に遷移し始める。
そして、時刻T5で、ノード14bの電圧がHレベル(VHレベル)から低くなってスイッチングトランジスタ12aの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ12aがオンとなり、ノード14aのHレベル(VHレベル)を確定する。
ここで、時刻T0から時刻T5の間、スイッチングトランジスタ11a及び12aは、同時にオン状態となることはなく、またスイッチングトランジスタ11b及び12bも、同時にオン状態となることはない。従って、高電圧電源VHとグランドとの間に貫通電流は流れない。
これに対して、低電圧信号VIN0がHレベル(VLレベル)からLレベル(グランドレベル)に遷移する場合について図2を参照して説明する。
まず、時刻T6で、低電圧信号VIN0がHレベル(VLレベル)から低くなってスイッチングトランジスタ11bの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ11bがオフとなる。このとき、スイッチングトランジスタ11b及び12bは共にオフであり、ノード14bはフローティング状態となるが、ノード14bの電圧は、その寄生容量のために、それ以前のLレベル(グランドレベル)を保持する。
そして、時刻T7で、高電圧プリチャージ信号PGがHレベル(VHレベル)から低くなってスイッチングトランジスタ13a及び13bの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ13a及び13bが共にオンとなり、ノード14aの電圧はHレベルを維持し、ノード14bの電圧はLレベル(グランドレベル)からHレベル(VHレベル)に遷移し始める。
続いて、時刻T8で、ノード14bの電圧がLレベル(グランドレベル)から高くなってスイッチングトランジスタ12aの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ12aがオフとなる。
次に、時刻T9で、高電圧プリチャージ信号PGがLレベル(グランドレベル)から高くなってスイッチングトランジスタ13a及び13bの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ13a及び13bは共にオフとなり、ノード14a及び14bはフローティング状態となるが、ノード14a及び14bの電圧は、その寄生容量のために、それ以前のHレベル(VHレベル)を保持する。
続いて、時刻T10で、低電圧信号VIN1がLレベル(グランドレベル)から高くなってスイッチングトランジスタ11aの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ11aがオンとなり、ノード14aの電圧はHレベル(VLレベル)からLレベル(グランドレベル)に遷移し始める。
そして、時刻T11で、ノード14aの電圧がHレベル(VHレベル)から低くなってスイッチングトランジスタ12bの閾値を通過すると、スイッチングトランジスタ12bがオンとなり、ノード14bのHレベル(VHレベル)が確定する。
ここで、時刻T6から時刻T11の間、スイッチングトランジスタ11a及び12aが同時にオン状態となることはなく、またスイッチングトランジスタ11b及び12bも、同時にオン状態となることはない。従って、高電圧電源VHとグランドとの間に貫通電流は流れない。
このようにして、本発明の実施形態によるレベル変換回路10によれば、高電圧電源VHとグランドとの間に互いに直列に接続された第一の対のスイッチングトランジスタ11aと第二の対のスイッチングトランジスタ12a、または第一の対のスイッチングトランジスタ11bと第二の対のスイッチングトランジスタ12bは、それぞれ同時にオン状態となることがないので、レベル変換回路10の消費電力が大幅に低減され得る。
また、本発明実施形態によるレベル変換回路10は、図3に示したレベル変換回路1と比較して、回路規模があまり変わらないので、コストが高くなるようなこともなく、小型に構成され得る。
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができる。
例えば、上述した実施形態においては、第一の対のスイッチングトランジスタ11a,11bのソースがグランドに接続されているが、これに限らず、第一の対のスイッチングトランジスタ11a,11bのドレインがグランドに接続されていてもよい。
また、上述した実施形態においては、第二の対のスイッチングトランジスタ12a,12bのソースが高電圧電源VHに接続されているが、これに限らず、第二の対のスイッチングトランジスタ12a,12bのドレインが高電圧電源VHに接続されていてもよい。
本発明では、スイッチングトランジスタ11a,11bをN型のMOSトランジスタとして説明したが、NPN型のバイポーラトランジスタとしてもよい。N型を第1導電型とも呼ぶ。スイッチングトランジスタ12a,12b等をP型、つまり第2導電型のMOSトランジスタとして説明したが、PNP型のバイポーラトランジスタとしてもよい。MOSFETのソース及びバイポーラトランジスタのエミッタを第1の主電極と呼ぶ。MOSFETのドレイン及びバイポーラトランジスタのコレクタを第2の主電極と呼ぶ。MOSFETのゲート及びバイポーラトランジスタのベースを制御電極と呼ぶ。本発明のレベル変換回路は、応用する回路に応じて、上記のMOSFETを、バイポーラトランジスタとして構成することができる。
本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることはいうまでもない。例えば、使用する回路に応じて、三対のスイッチングトランジスタ11、12、13の伝導型を、反対導電型、つまり、N型MOSトランジスタをP型MOSトランジスタとし、P型MOSトランジスタをN型MOSトランジスタとして構成してもよい。
10:レベル変換回路
11a,11b:第一の対のスイッチングトランジスタ
12a,12b:第二の対のスイッチングトランジスタ
13a,13b:第三の対のスイッチングトランジスタ
14a,14b:ノード
15a,15b,15c:入力端子
16a,16b:出力端子

Claims (5)

  1. 三対のスイッチングトランジスタを含んでおり、
    第一の対のスイッチングトランジスタは、第1導電型のスイッチングトランジスタであって、それぞれ第1の主電極又は第2の主電極がグランドに接続されると共に、双方の制御電極に対して常にどちらか一方又は両方がLレベル(グランドレベル)になる第一及び第二の低電圧デジタル信号が入力され、
    第二の対のスイッチングトランジスタが、第2導電型のスイッチングトランジスタであって、それぞれ第2の主電極又は第1の主電極が対応する前記第一の対の各スイッチングトランジスタの第2の主電極又は第1の主電極に接続され、それぞれ制御電極が互いに対となるスイッチングトランジスタの第2の主電極又は第1の主電極に接続されると共に、それぞれ第1の主電極又は第2の主電極が高電圧電源に接続され、
    第三の対のスイッチングトランジスタが、第2導電型のスイッチングトランジスタであって、それぞれ第2の主電極又は第1の主電極が対応する前記第二の対の各スイッチングトランジスタの制御電極に接続され、それぞれ第1の主電極又は第2の主電極が高電圧電源に接続されると共に、それぞれ制御電極に対してプリチャージ信号が入力され、
    前記第一の対のスイッチングトランジスタの第2の主電極又は第1の主電極と第二の対のスイッチングトランジスタの第2の主電極又は第1の主電極との接続点から、それぞれ高電圧信号が出力され、
    前記プリチャージ信号が、前記第一及び第二の低電圧デジタル信号が同時にLレベルである期間にLレベルとなって、回路全体をリセットすることを特徴とする、レベル変換回路。
  2. 前記第一の対のスイッチングトランジスタがN型MOSトランジスタであって、前記第二の対及び第三の対のスイッチングトランジスタがP型MOSトランジスタであることを特徴とする、請求項1に記載のレベル変換回路。
  3. 前記第一の対のスイッチングトランジスタがNPN型バイポーラトランジスタであって、前記第二の対及び第三の対のスイッチングトランジスタがPNP型バイポーラトランジスタであることを特徴とする、請求項1に記載のレベル変換回路。
  4. 前記第一の対のスイッチングトランジスタの第1主電極がグランドに接続されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載のレベル変換回路。
  5. 前記第二の対及び第三の対のスイッチングトランジスタの第1主電極が高電圧電源に接続されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載のレベル変換回路。
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