JP2013214254A - 情報検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】短時間でコードパターンを抽出する。
【解決手段】情報を表すコードパターンを表示する情報出力装置を撮像して、情報を検出する情報検出装置であって、被写体を撮像して、異なる距離に合焦した複数の画像を生成するための多焦点画像データを生成する撮像部と、多焦点画像データに基づき、予め定められた距離に合焦した検出用画像を生成する検出用画像生成部と、検出用画像に含まれるコードパターンを抽出して情報を検出する情報検出部と、を備える情報検出装置を提供する。
【選択図】図3
【解決手段】情報を表すコードパターンを表示する情報出力装置を撮像して、情報を検出する情報検出装置であって、被写体を撮像して、異なる距離に合焦した複数の画像を生成するための多焦点画像データを生成する撮像部と、多焦点画像データに基づき、予め定められた距離に合焦した検出用画像を生成する検出用画像生成部と、検出用画像に含まれるコードパターンを抽出して情報を検出する情報検出部と、を備える情報検出装置を提供する。
【選択図】図3
Description
本発明は、情報検出装置に関する。
従来より、ボコードと呼ばれる光学タグが知られている(例えば非特許文献1参照。)。ボコードは、コードを表示する装置にフォーカスを合わせた場合には読み取ることはできないが、フォーカスを無限遠に設定して撮像することにより読み取ることができるコードである。
[先行技術文献]
[非特許文献]
[非特許文献1]Ankit Mohan, Grace Woo, Shinsaku Hiura, Quinn Smithwick, Ramesh Raskar、"Imperceptible Visual tags for Camera Based Interaction from a Distance"、[online]、[2012年3月21日検索]、インターネット<URL:http://web.media.mit.edu/~ankit/bokode/>
[非特許文献2]Ren Ng, Marc Levoy, Mathieu Br´edif, Gene Duval, Mark Horowitz, Pat Hanrahan、"Light Field Photography with a Hand-Held Plenoptic Camera"、[online]、[2012年3月21日検索]、インターネット<URL:http://graphics.stanford.edu/papers/lfcamera/>
[先行技術文献]
[非特許文献]
[非特許文献1]Ankit Mohan, Grace Woo, Shinsaku Hiura, Quinn Smithwick, Ramesh Raskar、"Imperceptible Visual tags for Camera Based Interaction from a Distance"、[online]、[2012年3月21日検索]、インターネット<URL:http://web.media.mit.edu/~ankit/bokode/>
[非特許文献2]Ren Ng, Marc Levoy, Mathieu Br´edif, Gene Duval, Mark Horowitz, Pat Hanrahan、"Light Field Photography with a Hand-Held Plenoptic Camera"、[online]、[2012年3月21日検索]、インターネット<URL:http://graphics.stanford.edu/papers/lfcamera/>
ところで、ある被写体を撮像している途中でボコードから情報を検出しようとした場合、検出装置は、フォーカスを無限遠に変更する動作をしてから、ボコードを撮像しなければならない。従って、このような場合、検出装置は、フォーカスの変更の動作をさせなければならなく、ボコードから直ぐに情報を検出することができなかった。
また、例えば、現実の画像上にナビゲーション用の画像を重ねて表示するような、いわゆる拡張現実(AR)技術に、このボコードを利用ができると便利である。しかし、この場合、検出装置は、動画撮影モードにおいて、ある特定の被写体にフォーカスを合わせながら撮像しつつ、無限遠にフォーカスを合わせてボコードを常に同時取得する必要があるため、フォーカス変更動作を常時アクティブにしなければならない。従って、拡張現実(AR)技術にボコードを利用することは、非常に困難であった。
また、検出装置は、被写体光を受光するための光学系、および、ボコードからの光を受光するための光学系のそれぞれを別個に備えてもよい。これにより、検出装置は、ある被写体を撮像している途中でボコードから情報を検出する場合であっても、ボコードから直ぐに情報を検出することができる。しかしながら、この場合、検出装置は、光学系等の構成が大きくなってしまっていた。
本発明の第1の態様においては、情報を表すコードパターンを表示する情報出力装置を撮像して、前記情報を検出する情報検出装置であって、被写体を撮像して、異なる距離に合焦した複数の画像を生成するための多焦点画像データを生成する撮像部と、前記多焦点画像データに基づき、予め定められた距離に合焦した検出用画像を生成する検出用画像生成部と、前記検出用画像に含まれる前記コードパターンを抽出して情報を検出する情報検出部と、を備える情報検出装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る情報提供システム10を示す。情報提供システム10は、情報出力装置20と、情報検出装置30とを備える。
情報出力装置20は、ボコードと呼ばれる光学タグであり、情報を表すコードパターンを表示する。コードパターンは、一例として、バーコードおよびQR(Quick Response)等の幾何学的な図形の組み合わせである。また、コードパターンは、文字および数字等であってもよい。
また、情報出力装置20は、1種類のコードパターンを表示してもよいし、複数種類のコードパターンを同時に表示してもよい。また、情報出力装置20は、複数のコードパターンを定期的に切り換えて表示してもよい。
情報出力装置20は、フォーカスを略無限遠に設定して撮像した場合において撮像画像にコードパターンが表れる光学系により、コードパターンを表示する。即ち、情報出力装置20は、フォーカスを無限遠より手前に設定して撮像した場合には、撮像画像にぼけた状態のコードパターンが表れる光学系により、コードパターンを表示する。なお、情報出力装置20の構成の一例については図2を参照して更に説明する。
情報検出装置30は、情報出力装置20を撮像して、情報出力装置20により提供される情報を検出する。情報検出装置30は、撮像機能および画像処理機能を備えれば、どのような機器であってもよい。情報検出装置30は、情報出力装置20により提供される情報を検出する専用の機器であってもよいし、ユーザにより持ち運ばれる情報機器(携帯電話機、タブレット型情報端末、小型コンピュータ等)であってもよい。
情報検出装置30は、一例として、情報出力装置20を撮像して検出した情報をユーザに対して表示する。また、情報検出装置30は、一例として、検出した情報に応じた処理を行ってもよい。より具体的には、情報検出装置30は、検出した情報に関連付けられた追加情報をネットワークを介して取得してもよいし、検出した情報に関連付けられた音楽および動画像等を再生してもよい。
このような情報検出装置30は、情報出力装置20により提供される情報を検出する場合、フォーカスを無限遠に設定して情報出力装置20を撮像した画像と同等の検出用画像を生成する。そして、情報検出装置30は、生成した検出用画像からコードパターンを抽出し、抽出したコードパターンにより表される情報を検出する。なお、情報検出装置30の構成については、図3を参照して更に説明する。
このような情報提供システム10によれば、例えば商品に情報出力装置20を取り付けることにより、当該商品に関連付けられた情報を当該商品を参照しているユーザの情報検出装置30に提供することができる。また、このような情報提供システム10によれば、例えば野外の建築物および標識等に情報出力装置20を取り付けることにより、当該建築物に関連付けられた情報およびその場所に関連付けられた情報等をユーザの情報検出装置30に提供することができる。
図2は、本実施形態に係る情報出力装置20の構成を撮像装置とともに示す。情報出力装置20は、発光部40と、表示面42と、出力用レンズ44と、制御部46とを備える。
発光部40は、表示面42に光を照射する。発光部40は、表示面42の裏面側から光を照射する。これに代えて、発光部40は、ビームスプリッタ等を介して、表示面42の表面側から光を照射してもよい。
表示面42は、発光部40からの光に応じて、出力すべき情報を表すコードパターンを表示する。表示面42は、一例として、透過型の表示装置であって、発光部40により裏面側から照射された光を透過してコードパターンを表示する。また、表示面42は、一例として、反射型の表示装置であって、発光部40により表面側から照射された光を反射してコードパターンを表示する。なお、表示面42は、コードパターンがプリントされたフィルムであってもよいし、液晶表示装置等であってもよい。また、発光部40および表示面42は、一体の構成であってもよい。
出力用レンズ44は、表示面42からの光を集光して外部へと出力する。さらに、出力用レンズ44は、平行光が入力された場合の焦点位置が表示面42に一致するような位置に配置される。即ち、出力用レンズ44は、表示面42までの距離が、焦点距離となるように配置される。これにより、出力用レンズ44は、表示面42からの光を平行光で外部に出力することができる。
制御部46は、発光部40および表示面42の動作を制御する。制御部46は、一例として、電源から電力を受けて、発光部40を発光させる。また、制御部46は、例えば表示面42が液晶表示装置等である場合、設定された内容のコードパターンを表示面42に表示させる。この場合、制御部46は、外部からの制御に応じて、表示面42に表示させるべきコードパターンを変更してもよい。
このような構成の情報出力装置20は、表示面42からの光を平行光として外部に出力する。これにより、情報出力装置20によれば、当該情報出力装置20を撮像装置が、フォーカスを無限遠に設定して撮像した場合、鮮明なコードパターンを撮像させることができる。反対に、情報出力装置20によれば、当該情報出力装置20を撮像装置がフォーカスを無限遠以外に設定して撮像した場合、ぼけたコードパターンを撮像させることができる。
図3は、本実施形態に係る情報検出装置30の構成を示す。情報検出装置30は、撮像部52と、出力画像生成部54と、検出用画像生成部56と、情報検出部58と、表示部60とを備える。
撮像部52は、被写体を撮像して、異なる距離に合焦した複数の画像を生成するための多焦点画像データを生成する。撮像部52は、一例として、非特許文献2に示されたカメラ装置である。即ち、多焦点画像データは、一例として、非特許文献2に示されたライトフィールドフォトグラフィと呼ばれる画像データである。
より具体的には、撮像部52は、レンズ部72と、撮像素子74と、レンズアレイ76と、画像生成部78とを有する。レンズ部72は、被写体からの光(被写体光)を集光する。撮像素子74は、レンズ部72により集光された被写体光を撮像面により受光して、被写体光に応じた画像データを生成する。
レンズアレイ76は、レンズ部72と撮像素子74との間に配置される。レンズアレイ76は、複数のマイクロレンズ80を含む。複数のマイクロレンズ80は、レンズ部72から撮像素子74への光軸に対して垂直な面に配列され、レンズ部72を透過した被写体光を撮像面上に集光する。
ここで、複数のマイクロレンズ80は、レンズ部72の焦点に一致する面に配列される。さらに、複数のマイクロレンズ80は、それぞれが同一の焦点距離を有する。そして、複数のマイクロレンズ80のそれぞれは、レンズ部72の主面と撮像素子74とを共役関係とする位置に配置される。
画像生成部78は、撮像素子74により生成された画像データに基づき、多焦点画像データを生成する。画像生成部78による多焦点画像データの生成方法の一例については、図4から図9を参照して更に説明する。
出力画像生成部54は、ユーザから任意の距離の指定を受ける。そして、出力画像生成部54は、撮像部52により生成された多焦点画像データから、ユーザにより指定された距離に合焦した出力画像を生成する。出力画像生成部54は、一例として、ユーザが画像の何れかの被写体を特定したことに応じて特定された被写体の距離を算出し、算出した距離をユーザにより指定された距離としてもよい。なお、多焦点画像データから、任意の距離に合焦した画像を生成するための処理については、図10から図13等を参照して更に説明する。
検出用画像生成部56は、多焦点画像データから、予め定められた距離に合焦した検出用画像を生成する。本実施形態においては、検出用画像生成部56は、多焦点画像データから、フォーカスが無限遠に設定された検出用画像を生成する。なお、多焦点画像データから、フォーカスが無限遠に設定された画像を生成するための処理については、図14および図15等を参照して更に説明する。
情報検出部58は、検出用画像生成部56により生成された検出用画像に含まれるコードパターンを抽出して、抽出したコードパターンにより表された情報を検出する。情報検出部58は、一例として、コードパターンを解析し、解析したコードパターンが示すデータ列等を検出する。
表示部60は、出力画像生成部54により生成された出力画像を表示する。さらに、表示部60は、情報検出部58によりコードパターンから検出された情報を表示する。この場合において、表示部60は、出力画像に、情報検出部58が抽出した情報に応じた画像を重畳して表示してもよい。
このような情報検出装置30は、被写体の撮像中において、フォーカスを無限遠に変更する動作をすることなく、情報出力装置20により表示されたコードパターンから情報を検出することができる。これにより、情報検出装置30によれば、情報出力装置20から短時間で情報を検出することができる。
図4は、情報検出装置30の光学系の構成および撮像素子74を示す。複数のマイクロレンズ80のそれぞれは、レンズ部72の主面位置と撮像素子74とが共役関係となるような位置に配置されている。
従って、撮像素子74における複数のマイクロレンズ80のそれぞれに対向する領域86のそれぞれには、レンズ部72の像100(即ち、レンズ部72が受光した複数の被写体像)が形成される。従って、撮像素子74には、複数のマイクロレンズ80のそれぞれに対応した複数のレンズ部72の像100(被写体像)が形成される。
ここで、レンズ部72における光軸に対して垂直な面(例えばレンズ部72の瞳)を複数のマイクロレンズ80の配置に対応して分割した各領域を、瞳分割領域88とする。例えば、複数のマイクロレンズ80が縦5個及び横5個で配列されている場合には、レンズ部72の瞳を縦5個及び横5個で分割した各領域を、瞳分割領域88とする。そして、ある一つの瞳分割領域88のみを通過した光を受光して生成された画像を分割画像という。
画像生成部78は、このような複数の瞳分割領域88のそれぞれを通過した被写体光に応じた複数の分割画像を含む多焦点画像データを生成する。なお、ある特定の瞳分割領域88を通過した被写体光のみを検出した画像を生成するには、撮像素子74における複数のマイクロレンズ80のそれぞれに対向する各領域86に含まれる、その特定の瞳分割領域88に対応する各画素から信号を収集すればよい。
図5〜図10は、水平方向に5つのマイクロレンズ80が並んで配置されている場合において生成される複数の分割画像の一例を示す。より具体的には、図5は、水平方向に5つのマイクロレンズ80が並んで配置されている場合において、レンズ部72の瞳を左右に5分割したうちの左から1番目の第1の瞳分割領域88−1を通過した被写体光に応じた分割画像の一例を示す。図6は、レンズ部72の瞳を左右に5分割したうちの左から2番目の第2の瞳分割領域88−2を通過した被写体光に応じた分割画像の一例を示す。図7は、レンズ部72の瞳を左右に5分割したうちの左から3番目の第3の瞳分割領域88−3を通過した被写体光に応じた分割画像の一例を示す。図8は、レンズ部72の瞳を左右に5分割したうちの左から4番目の第4の瞳分割領域88−4を通過した被写体光に応じた分割画像の一例を示す。図9は、レンズ部72の瞳を左右に5分割したうちの左から5番目の第5の瞳分割領域88−5を通過した被写体光に応じた分割画像の一例を示す。
本例において、第1の瞳分割領域88−1を通過した被写体光に応じた分割画像を生成する場合、図5に示されるように、画像生成部78は、撮像素子74における複数のマイクロレンズ80のそれぞれに対応する領域における、第1の瞳分割領域88−1に対応する位置の画素のそれぞれから信号を取得して、画像データを生成する。また、第2の瞳分割領域88−2を通過した被写体光に応じた分割画像を生成する場合、図6に示されるように、画像生成部78は、撮像素子74における複数のマイクロレンズ80のそれぞれに対応する領域における、第2の瞳分割領域88−2に対応する位置の画素のそれぞれから信号を取得して、画像データを生成する。
また、第3の瞳分割領域88−3を通過した被写体光に応じた分割画像を生成する場合、図7に示されるように、画像生成部78は、撮像素子74における複数のマイクロレンズ80のそれぞれに対応する領域における、第3の瞳分割領域88−3に対応する位置の画素のそれぞれから信号を取得して、画像データを生成する。また、第4の瞳分割領域88−4を通過した被写体光に応じた分割画像を生成する場合、図7に示されるように、画像生成部78は、撮像素子74における複数のマイクロレンズ80のそれぞれに対応する領域における、第4の瞳分割領域88−4に対応する位置の画素のそれぞれから信号を取得して、画像データを生成する。また、第5の瞳分割領域88−5を通過した被写体光に応じた分割画像を生成する場合、図7に示されるように、画像生成部78は、撮像素子74における複数のマイクロレンズ80のそれぞれに対応する領域における、第5の瞳分割領域88−5に対応する位置の画素のそれぞれから信号を取得して、画像データを生成する。
このように、画像生成部78は、撮像素子74の各画素位置から画像信号を収集して、複数の分割画像を含む多焦点画像データを生成する。図5〜図9の例においては、瞳分割領域88を水平方向にずらした場合における複数の分割画像を示しているが、画像生成部78は、更に瞳分割領域88を垂直方向にもずらした水平および垂直のマトリクス状の複数の瞳分割領域88のそれぞれを通過した被写体光に応じた複数の分割画像を生成する。
なお、複数の分割画像のそれぞれは、瞳が狭いので焦点深度が広く、焦点が合う距離が長い。また、複数の分割画像のそれぞれは、瞳の位置が互いにずれている。従って、複数の分割画像のそれぞれは、互いに視差を有する。
例えば、図5〜図9においては、レンズ部72のフォーカス位置が丸型の被写体に合っている。この場合、複数の分割画像には、丸型の被写体が、画角内における同一位置に表示される。しかし、瞳の位置の違いによる視差による影響から、複数の分割画像には、丸型の被写体とは異なる距離にある三角形の被写体が、画角内の異なる位置に表示される。
図10は、手前側の被写体(丸型の被写体)および奥側の被写体(三角形の被写体)を撮像する場合において、丸型の被写体に焦点を合わせた場合における光束の一例を示す。図11は、図10の場合において撮像される画像と同等の出力画像を、多焦点画像データから生成する場合の処理例を示す。
出力画像生成部54は、画像生成部78により生成された多焦点画像データから、指定された距離に合焦した出力画像を生成する。例えば、図10に示されるように、丸型の被写体の距離に合焦した出力画像を生成したいとする。この場合、出力画像生成部54は、図11に示されるように、多焦点画像データに含まれる複数の分割画像のそれぞれを、丸型の被写体の距離に焦点が合うように平行移動させて合成する。これにより、出力画像生成部54は、丸型の被写体に焦点が合っており、三角形の被写体が丸型の被写体からの距離に応じたボケ量でぼけた出力画像を生成することができる。
図12は、手前側の被写体(丸型の被写体)および奥側の被写体(三角形の被写体)を撮像する場合において、三角形の被写体に焦点を合わせた場合における光束の一例を示す。図13は、図12の場合において撮像される画像と同等の出力画像を、多焦点画像データから生成する場合の処理例を示す。
また、例えば、図12に示されるように、三角形の被写体の距離に合焦した出力画像を生成したいとする。この場合、出力画像生成部54は、図13に示されるように、多焦点画像データに含まれる複数の分割画像のそれぞれを、三角形の被写体の距離に焦点が合うように平行移動させて合成する。これにより、出力画像生成部54は、三角形の被写体に焦点が合っており、丸型の被写体が三角形の被写体からの距離に応じたボケ量でぼけた出力画像を生成することができる。
即ち、出力画像生成部54は、指定された距離、および、光軸からの対応する瞳分割領域までの距離および方向に応じたシフト量で、複数の分割画像のそれぞれを平行移動させて合成することにより、指定された距離に合焦した出力画像を生成する。なお、図11から図13の例においては、対応する瞳分割領域88が水平方向にずれた複数の分割画像を合成する例を示しているが、出力画像生成部54は、水平および垂直のマトリクス状の複数の瞳分割領域88のそれぞれに対応して、複数の分割画像を水平方向および垂直方向に平行移動して合成する。
このようにして、出力画像生成部54は、多焦点画像データから、指定された距離に合焦した出力画像を生成することができる。
図14は、情報出力装置20を含む画像を撮像する場合における、光束の一例を示す。図15は、図14の場合において撮像される画像と同等の検出用画像を、多焦点画像データから生成する場合の処理例を示す。
情報出力装置20を撮像してコードパターンから情報を抽出する場合、検出用画像生成部56は、画像生成部78により生成された多焦点画像データから、フォーカスが無限遠に設定された検出用画像を生成する。例えば、図14に示されるように、検出用画像生成部56は、平行光束を撮像素子74上に集光させて撮像される画像と同等の検出用画像を生成する。
この場合、検出用画像生成部56は、図15に示されるように、複数の分割画像のそれぞれを無限遠に焦点が合うようなシフト量で垂直方向および水平方向に平行移動させて合成する。これにより、検出用画像生成部56は、情報出力装置20により表示されるコードパターンに焦点が合っており、他の被写体がぼけた検出用画像を生成することができる。
以上のように本実施形態に係る情報検出装置30によれば、いわゆるライトフィールドフォトグラフィと呼ばれる多焦点画像データから無限遠に焦点があった画像データを生成するので、フォーカスを変更する動作をさせなくても、情報出力装置20からコードパターンを抽出することができる。従って、情報検出装置30によれば、被写体を撮像している最中であっても、短時間で情報出力装置20から情報を検出することができる。
図16は、本実施形態の変形例に係る情報検出装置30の構成を示す。本変形例に係る情報検出装置30は、図3に示した本実施形態に係る情報検出装置30と略同一の構成および機能を採るので、略同一の構成および機能の部材に同一の符号を付け、以下相違点を除き説明を省略する。
本変形例に係る情報検出装置30の撮像部52は、位相板110を更に有する。位相板110は、レンズ部72とレンズアレイ76との間の一部の領域に配置される。位相板110は、レンズ部72からレンズアレイ76へと向かう光の一部をデフォーカスさせる。
検出用画像生成部56は、多焦点画像データに含まれる複数の分割画像のうち、位相板110を通過した光に応じた分割画像に基づき、検出用画像を生成する。これにより、本変形例に係る情報検出装置30は、分割画像の平行移動および合成処理等をせずに検出用画像を生成することができ、簡易な処理で検出用画像を生成することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 情報提供システム、20 情報出力装置、30 情報検出装置、40 発光部、42 表示面、44 出力用レンズ、46 制御部、52 撮像部、54 出力画像生成部、56 検出用画像生成部、58 情報検出部、60 表示部、72 レンズ部、74 撮像素子、76 レンズアレイ、78 画像生成部、80 マイクロレンズ、86 領域、88 瞳分割領域、100 像、110 位相板
Claims (8)
- 情報を表すコードパターンを表示する情報出力装置を撮像して、前記情報を検出する情報検出装置であって、
被写体を撮像して、異なる距離に合焦した複数の画像を生成するための多焦点画像データを生成する撮像部と、
前記多焦点画像データに基づき、予め定められた距離に合焦した検出用画像を生成する検出用画像生成部と、
前記検出用画像に含まれる前記コードパターンを抽出して情報を検出する情報検出部と、
を備える情報検出装置。 - 前記検出用画像生成部は、前記検出用画像として、フォーカスを無限遠に設定した画像を生成する
請求項1に記載の情報検出装置。 - 前記撮像部は、
被写体光を集光するレンズ部と、
前記レンズ部により集光された被写体光を撮像面により受光して、前記被写体光に応じた画像データを生成する撮像素子と、
前記レンズ部から前記撮像素子への光軸に対して垂直な面に配列され、前記レンズ部を透過した被写体光を前記撮像面上に集光する複数のマイクロレンズを含むレンズアレイと、
を有する
請求項1または2に記載の情報検出装置。 - 前記撮像部は、前記撮像素子により生成された画像データに基づき、前記多焦点画像データを生成する画像生成部を更に有し、
前記多焦点画像データは、前記レンズ部における前記光軸に対して垂直な面を分割した瞳分割領域のそれぞれを通過した被写体光に応じた複数の分割画像を含む
請求項3に記載の情報検出装置。 - 前記多焦点画像データに基づき、指定された距離に合焦した出力画像を生成する出力画像生成部と、
前記出力画像生成部により生成された前記出力画像を表示する表示部と、
を更に備える
請求項4に記載の情報検出装置。 - 前記出力画像生成部は、指定された距離、および、前記光軸からの対応する瞳分割領域までの距離および方向に応じて前記複数の分割画像のそれぞれを平行移動させて合成することにより、指定された距離に合焦した出力画像を生成する
請求項5に記載の情報検出装置。 - 前記表示部は、前記出力画像に、前記情報検出部が抽出した情報に応じた画像を重畳して表示する
請求項5または6に記載の情報検出装置。 - 前記レンズ部から前記レンズアレイへと向かう光の一部をデフォーカスさせる位相板を更に備え、
前記検出用画像生成部は、前記位相板を通過した光に応じた画像に基づき前記検出用画像を生成する
請求項3から7の何れか1項に記載の情報検出装置。
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Citations (6)
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