JP2013213903A - 撮像装置 - Google Patents

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貫一 古山
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Abstract

【課題】フォーカス時間を短縮する。
【解決手段】撮像装置は、GPSを利用した測位処理部と、撮像素子の出力信号に基づき合焦レンズ位置を検出するフォーカス制御部を備える。測位処理部による測位が失敗している場合、フォーカス制御部は、屋内に撮像装置が存在している可能性が高いと推定し、合焦レンズ位置の探索範囲を至近側の範囲SR1に設定する。測位が成功しており且つ撮像装置1に近傍に建造物等の遮蔽物が存在していないと判断される場合、フォーカス制御部は、屋外に撮像装置が存在している可能性が高いと推定し、合焦レンズ位置の探索範囲を無限遠側の範囲SR2に設定する。測位が成功しているものの上記遮蔽物が存在していると判断される場合には、範囲SR1と同等の範囲SR3を合焦レンズ位置の探索範囲として設定する。
【選択図】図11

Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置において、撮像素子の出力信号を利用したオートフォーカス制御が一般的に採用される。撮像素子の出力信号を利用したオートフォーカス制御の一方法では、フォーカスレンズを移動させながら撮影対象物のコントラストを検出し、該コントラストを最大化させるレンズ位置を合焦レンズ位置として特定する。この方法では、合焦レンズ位置がみつかるまでフォーカスレンズを移動させる必要がある、最も時間のかかるケースでは、フォーカスレンズの全可動範囲の一端から他端まで実際にフォーカスレンズを動かす必要がある。
尚、撮影モードを所謂マクロモードに変更するなど、マニュアル操作を介してユーザが合焦レンズ位置の探索範囲を設定する方法もある。また、下記特許文献1にはGPS機能を利用した合焦調整技術が開示されている。
特開2010−2651号公報
フォーカス時間(合焦レンズ位置を見つけるまでに必要な時間)の増大は、所謂シャッタチャンスの逸失等を招くため、フォーカス時間は短い方が良い。マニュアル操作を介しユーザが合焦レンズ位置の探索範囲を限定すればフォーカス時間の短縮が見込めるが、マニュアル操作はユーザに負担がかかる。
そこで本発明は、ユーザ負担をかけることなくフォーカス時間の短縮に寄与する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、焦点を調節するためのフォーカスレンズと、前記フォーカスレンズを介して入射した光を光電変換する撮像素子と、前記光電変換による前記撮像素子の出力信号に基づき前記フォーカスレンズ又は前記撮像素子である駆動対象の位置を調整するフォーカス制御部と、衛星からの信号に基づき当該撮像装置の測位を行う測位処理部と、を備え、前記フォーカス制御部は、前記測位処理部の測位結果に基づき、前記駆動対象の移動範囲を前記駆動対象の全可動範囲よりも狭く設定することを特徴とする。
これにより、測位処理部の測定結果に応じた適切な制限を探索範囲にかけることが可能となる。結果、ユーザ負担をかけることなく、フォーカス時間の短縮が期待される。
本発明によれば、ユーザ負担をかけることなくフォーカス時間の短縮に寄与する撮像装置を提供することが可能である。
本発明の実施形態に係る撮像装置の概略全体ブロック図である。 図1の撮像部の内部ブロック図である。 フォーカスレンズの可動範囲を説明するための図である。 AF評価部の内部ブロック図である。 フォーカス制御部の内部ブロック図を含む、オートフォーカス制御の実現に特に関与する部位のブロック図である。 AF評価値とレンズ位置との関係例を示す図である。 近傍遮蔽物存否判定部の入出力を説明するための図である。 地図データを示す図(a)及び撮像装置の現在地が重畳された地図データを示す図(b)である。 地図データを示す図(a)及び撮像装置の現在地が重畳された地図データを示す図(b)である。 近傍遮蔽物存否判定部の入出力を説明するための図である。 本発明の第1実施例にて想定される3つのケースを説明するための図である。 本発明の第1実施例に係る撮像装置の動作フローチャートである。 本発明の第2実施例にて想定される2つのケースを説明するための図である。 本発明の第2実施例に係る撮像装置の動作フローチャートである。 本発明の第3実施例にて想定される2つのケースを説明するための図である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量、状態量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量、状態量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置1の概略全体ブロック図である。撮像装置1は、静止画像及び動画像を撮影及び記録可能なデジタルビデオカメラである。但し、撮像装置1は、静止画像のみを撮影及び記録可能なデジタルスチルカメラであっても良い。撮像装置1は、符号11〜18によって参照される各部位を備える。
図2は、撮像部11の内部構成図である。撮像部11は、光学系35と、絞り32と、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどから成る撮像素子(固体撮像素子)33と、光学系35や絞り32を駆動制御するためのドライバ34と、を有している。光学系35は、撮像部11の画角を調節するためのズームレンズ30及び焦点を調節するためのフォーカスレンズ31を含む複数枚のレンズから形成される。ズームレンズ30及びフォーカスレンズ31は光軸方向に移動可能である。主制御部13からの制御信号に基づき、光学系35内におけるズームレンズ30及びフォーカスレンズ31の位置並びに絞り32の開度(即ち絞り値)が制御される。撮像素子33は、水平及び垂直方向に複数の受光画素が配列されることによって形成される。撮像素子33の各受光画素は、ズームレンズ30及びフォーカスレンズ31を含む光学系35並びに絞り32を介して入射した光(即ち被写体の光学像)を光電変換し、該光電変換によって得られた電気信号をAFE12(Analog Front End)に出力する。
AFE12は、撮像部11(撮像素子33)から出力されるアナログ信号を増幅し、増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換してから主制御部13に出力する。AFE12における信号増幅の増幅度は主制御部13によって制御される。主制御部13は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等から成り、AFE12の出力信号によって表される画像に対して必要な画像処理を施し、画像処理後の画像についての映像信号を生成する。ここで生成される映像信号も、撮像部11(撮像素子33)の出力信号も、AFE12の出力信号も、被写体の画像信号の一種である。AFE12の出力信号そのものによって表される画像、又は、AFE12の出力信号そのものによって表される画像に対し所定の画像処理を施して得られる画像を、入力画像という。以下に述べる画像信号とは、特に記述なき限り入力画像の画像信号を指す。
内部メモリ14は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等にて形成され、撮像装置1内で生成された各種データを一時的に記憶する。表示部15は、液晶ディスプレイパネル等の表示画面を有する表示装置であり、主制御部13の制御の下、入力画像や記録媒体16に記録されている画像などを表示する。表示部15にはタッチパネル15aが設けられており、ユーザは、表示部15の表示画面を操作体(指やタッチペンなど)で触れることで撮像装置1に様々な指示を与えることができる。但し、タッチパネル15aを割愛することも可能である。記録媒体16は、カード状半導体メモリや磁気ディスク等の不揮発性メモリであり、主制御部13による制御の下、入力画像の映像信号等を記録する。操作部17は、静止画像の撮影指示を受け付けるシャッタボタン17a及び動画像の撮影開始指示又は撮影終了指示を受け付ける録画ボタン17b等を備え、ユーザからの各種操作を受け付ける。シャッタボタン17a及び録画ボタン17bは、タッチパネル15a上のボタンであってもよい。
測位処理部18は、グローバルポジショニングシステム(GPS)を形成する衛星からの送信信号を受信し、受信信号に基づき撮像装置1の現在地(少なくとも撮像装置1の緯度及び経度を含む)を検出して、撮像装置1の現在地を表す位置データ(現在地データ)を生成する。測位処理部18による位置データを得るための処理を測位処理又は単に測位とも言う。
撮像部11は所定のフレーム周期にて順次撮影を行うことができ、これにより、時系列で並ぶ複数の入力画像が撮像装置1にて得られる。図1に示す如く、主制御部13は、オートフォーカス制御を行うフォーカス制御部50を備える。フォーカス制御において、フォーカス制御部50は、入力画像の画像信号に基づき(即ち撮像素子33の出力信号に基づき)、撮影対象物が合焦するようにフォーカスレンズ31の位置を調整する(即ち、撮影対象物の光学像が撮像素子33上において結像するようにフォーカスレンズ31の位置を調整する)。撮影対象物は、撮像部11の撮影領域内に位置する被写体の一種である。撮像部11の撮影領域内に複数の被写体が存在する場合、フォーカス制御部50は、周知の方法に従って(例えば画像信号に基づき)、何れかの被写体を撮影対象物として認定することができる。
以下、フォーカスレンズ31の位置を単にレンズ位置と呼ぶ。フォーカスレンズ31は、光学系35の光軸方向に沿って移動可能であり、光軸方向は、更に至近端方向と無限遠端方向に細分化される(図3参照)。フォーカスレンズ31の全可動範囲の一端及び他端を至近端及び無限遠端と呼ぶ。即ち、図3に示す如く、フォーカスレンズ31の全可動範囲は、所定の至近端と所定の無限遠端との間の範囲である。レンズ位置が至近端と一致している時、ピントが合う被写体の被写体距離は最小となり、レンズ位置が無限遠端と一致している時、ピントが合う被写体の被写体距離は最大となる。そして、フォーカスレンズ31が至近端から無限遠端に移動するにつれて、ピントが合う被写体の被写体距離は大きくなる。ここで、或る被写体についての被写体距離とは、該被写体と撮像装置1との間の、実空間上の距離を意味する。
オートフォーカス制御に利用されるAF評価値の算出法について説明する。図4は、AF評価値を算出するAF評価部51の内部ブロック図である。AF評価部51は、抽出部61、HPF(ハイパスフィルタ)62及び積算部63を有して構成される。抽出部61は、入力画像の画像信号より輝度信号を抽出する。この際、抽出部61は、入力画像内に定義された、AF評価領域内の輝度信号のみを抽出する。AF評価領域は、入力画像の一部画像領域であっても良いし、全画像領域であっても良い。HPF62は、空間フィルタリング等を用いて、抽出部61によって抽出された輝度信号の中から所定の高域周波数成分を抽出する。積算部63は、HPF62によって抽出された高域周波数成分を積算し、積算値をAF評価値として出力する。AF評価値は、AF評価領域内の画像のコントラスト量(エッジ量)に概ね比例し、該コントラスト量が増大するにつれて増大する。AF評価部51は、上述のようなAF評価値の導出処理を入力画像ごとに実行することで、入力画像ごとにAF評価値を求めることができる
図5は、オートフォーカス制御の実現に特に関与する部位のブロック図である。図5に示す如く、フォーカス制御部50は、上述のAF評価部51に加えて、符号52〜54によって参照される各部位を備える。AF評価部51は、各入力画像に対するAF評価値をレンズ位置制御部52に与える。レンズ位置制御部52は、AF評価値と探索条件設定部53の設定内容(詳細は後述)に基づいてレンズ位置を制御するためのレンズ位置制御信号を生成し、それをドライバ34(図2)に出力することによりフォーカスレンズ31の駆動を実現する。
レンズ位置制御部52は、このようなレンズ位置の制御を介して、合焦レンズ位置を検出する探索処理を行う。探索処理において、レンズ位置制御部52は、定められた探索範囲内でフォーカスレンズ31を所定移動量ずつ移動させて、移動の度に最新のAF評価値をAF評価部51から取得し、探索範囲内でAF評価値に極大値を与えるレンズ位置を合焦レンズ位置として検出する。レンズ位置制御部52は、レンズ位置を合焦レンズ位置に固定することで撮影対象物に対する合焦を実現することができる。図6にAF評価値とレンズ位置との関係例を示す。上記の説明からも分かるように、探索範囲とは、合焦レンズ位置を探索するためにフォーカスレンズ31が配置されることになるレンズ位置の範囲である(換言すれば、合焦レンズ位置を探索するための、フォーカスレンズ31の移動範囲である。)。
探索条件設定部53は、測位処理部18の測位の結果を表す測位結果データに基づき、探索範囲(即ち、合焦レンズ位置を探索するためのフォーカスレンズ31の移動範囲)及び初期レンズ位置を設定する。この設定の際、近傍遮蔽物存否判定部54の判定結果が参照されうる。初期レンズ位置は、探索処理の開始時点におけるレンズ位置である。探索範囲の内の最も至近端側の位置又は最も無限遠端側の位置を、初期レンズ位置として設定することができる。初期レンズ位置が探索範囲の内の最も至近端側の位置である場合、探索処理において、レンズ位置制御部52は、フォーカスレンズ31を初期レンズ位置から無限遠端方向(即ち、初期レンズ位置から無限遠端に向かう方向)に移動させる。初期レンズ位置が探索範囲の内の最も無限遠端側の位置である場合、探索処理において、レンズ位置制御部52は、フォーカスレンズ31を初期レンズ位置から至近端方向(即ち、初期レンズ位置から至近端に向かう方向)に移動させる。
測位処理部18は、測位の成否を表す測位成否データを測位結果データに含めることができる。測位は常に成功するとは限らず、特に撮像装置1が屋内に存在する場合などにおいては、測位が失敗して位置データが得られないこともある。測位が成功した場合にのみ、測位結果データに位置データが含まれる。
近傍遮蔽物存否判定部54(以下、単に判定部54とも呼ぶ)は、撮像装置1にとっての近傍遮蔽物の存否を判定する。近傍遮蔽物は、撮像装置1との間で所定の位置関係を持つ遮蔽物であり、具体的には例えば、撮像装置1から所定距離THDIS以内の範囲に位置する立体物(建造物など)である。近傍遮蔽物が存在する場合、撮像装置1は屋内に存在している可能性が高く、近傍遮蔽物が存在しない場合、撮像装置1は屋外に存在している(換言すれば屋内に存在していない)可能性が高い。故に、判定部54は、撮像装置1が屋内に存在しているか否かの推定(以下屋内是非推定という)を成す推定部であると解釈しても良い。
例えば、図7に示す如く、判定部54は、測位が成功した場合に得られる位置データと、該位置データにて示される撮像装置1の現在地を基準とした地図データ(以下、判定用地図データと呼ぶ)とに基づき、近傍遮蔽物の存否判定(及び屋内是非推定)を成すことができる。判定用地図データは、撮像装置1の現在地を内包する土地の地図データであり、撮像装置1の現在地を中心とした所定範囲内の土地における立体物の有無及び立体物の位置を示す。主としてビルディング、工場、家屋などの建造物が立体物として想定される。インターネット等のネットワーク網を介してサーバ機器(不図示)と通信可能な通信部(不図示)を撮像装置1に設けておいても良い。サーバ機器は、地球上の全範囲又は一部範囲の地図のデータである地図データベース(不図示)を有する。位置データが得られたとき、判定部54は、上記通信部を用いて、撮像装置1の現在地を内包する地図のデータ(即ち判定用地図データ)をサーバ機器に要求し、該要求に応答してサーバ機器から送信されてきた地図のデータを受信することで判定用地図データを得ても良い。或いは例えば、撮像装置1内に上記地図データベースを設けておいても良く、その場合、判定部54は、位置データに基づき、撮像装置1内の地図データベースから判定用地図データを抽出可能である。
図8(a)の地図データ310が判定用地図データとして得られたとき、図8(b)に示す如く、判定部54は、位置データに基づく撮像装置1の現在地311を地図データ310上に置いて考える。図8(a)及び(b)において、斜線領域は、立体物(建造物など)が存在している領域を表している(後述の図9(a)及び(b)も同様)。図8(b)において、破線円312は、現在地311を中心とし且つ上記距離THDISの半径を持つ円である。判定部54は、破線円312内に立体物が存在していることを地図データ310から認識することができる。従って、地図データ310が判定用地図データであるとき、判定部54は、近傍遮蔽物が存在すると判断することができる(又は撮像装置1が屋内に存在していると推定することができる)。
図9(a)の地図データ320が判定用地図データとして得られたとき、図9(b)に示す如く、判定部54は、位置データに基づく撮像装置1の現在地321を地図データ320上に置いて考える。図9(b)において、破線円322は、現在地321を中心とし且つ上記距離THDISの半径を持つ円である。判定部54は、破線円322内に立体物が存在していないことを地図データ320から認識することができる。従って、地図データ320が判定用地図データであるとき、判定部54は、近傍遮蔽物が存在しないと判断することができる(又は撮像装置1が屋外に存在していると推定することができる)。
或いは例えば、図10に示す如く、判定部54は、撮像装置1の周りに位置する立体物と撮像装置1との距離を測定する距離センサ57の出力データに基づき、近傍遮蔽物の存否判定(及び屋内是非推定)を成しても良い。距離センサ57を撮像装置1に設けておくことができる。距離センサ57の出力データである距離データは、撮像装置1の周りに位置する立体物と撮像装置1との距離のデータを含む。距離センサ57は、例えばステレオカメラにて形成され、三角測量の原理を用いて距離データを生成することができる。この場合、ステレオカメラを形成する一方のカメラは、撮像部11にて形成されていても良い。或いは例えば、距離センサ57をレーダにて形成しても良い。
撮像装置1から所定距離THDIS以内に位置する立体物によって撮像装置1の周りが囲まれていることが距離データに示されているとき、判定部54は、近傍遮蔽物が存在すると判断することができ(又は撮像装置1が屋内に存在していると推定することができ)、そうでないとき、判定部54は、近傍遮蔽物が存在しないと判断することができる(又は撮像装置1が屋内に存在していないと推定することができる)。
以下、測位結果データを利用した合焦レンズ位置の探索処理の具体例及びそれに関連する技術を、幾つかの実施例の中で説明する。
<<第1実施例>>
第1実施例を説明する。第1実施例に係る探索条件設定部53は、測位処理部18による測位の成否及び判定部54による近傍遮蔽物の存否の判定結果に応じて、探索範囲及び初期レンズ位置を設定する。第1実施例では、図11に示す3つのケースCSA1、CSA2及びCSA3が想定される。
ケースCSA1は、測位が失敗したケースである。この場合、撮像装置1が屋内に存在している可能性が高いと推定され、結果、撮像装置1及び撮影対象物間の距離は比較的短いだろうと推定される。従って、ケースCSA1では、近傍遮蔽物の存否の如何に関わらず、設定部53は至近端に比較的近い所定範囲SR1を探索範囲に設定する。
ケースCSA2は、測位が成功し且つ近傍遮蔽物が存在しないと判定されたケースである。この場合、撮像装置1が屋外に存在している可能性が高いと推定されると共に、比較的遠方の被写体が撮影対象物に含まれると推定される。従って、ケースCSA2において、設定部53は範囲SR1よりも無限遠端に近い所定範囲SR2を探索範囲に設定する。
ケースCSA3は、測位が成功したが、近傍遮蔽物が存在していると判定されたケースである。この場合も、ケースCSA1と同様、撮像装置1が屋内に存在している可能性が高いと推定される。従って、ケースCSA3において、設定部53は範囲SR2よりも至近端に近い所定範囲SR3を探索範囲に設定する。
探索範囲又は探索範囲の候補となる範囲(本実施例においてSR1、SR2又はSR3)の内、至近端に最も近いレンズ位置に対応する被写体距離を近端距離と呼ぶ。探索範囲又は探索範囲の候補となる範囲の内、無限遠端に最も近いレンズ位置に対応する被写体距離を遠端距離と呼ぶ。ここでは、設定部53は、範囲SR1における近端距離及び遠端距離を夫々1cm(センチメートル)及び2m(メートル)に設定し、且つ、範囲SR2における近端距離及び遠端距離を夫々2m及び無限遠に設定し、且つ、範囲SR3における近端距離及び遠端距離を夫々1cm及び2mに設定するものとする。更に、設定部53は、初期レンズ位置を、ケースCSA1においては範囲SR1の近端距離(即ち1cm)に対応するレンズ位置に設定し、且つ、ケースCSA2においては範囲SR2の遠端距離(即ち無限遠)に対応するレンズ位置に設定し、且つ、ケースCSA3においては範囲SR3の近端距離(即ち1cm)に対応するレンズ位置に設定する。但し、ケースCSA1、CSA2、CSA3において、設定部53は、初期レンズ位置を、それぞれ、範囲SR1の遠端距離(即ち2m)、範囲SR2の近端距離(即ち2m)、範囲SR3の遠端距離(即ち2m)に対応するレンズ位置に設定しても良い。
図12は、第1実施例に係る撮像装置1の動作フローチャートである。撮像装置1が起動すると、ステップS11においてスルー処理が実行開始される。スルー処理とは、撮像部11を用いて順次得られる入力画像を動画像として表示部15に表示する処理を指す。スルー処理の実行開始後、ステップS12において測位処理部18による測位処理が成され、続くステップS13において主制御部13は、シャッタボタン17aの状態を確認する。シャッタボタン17aは2段階の押し込み操作が可能となっており、シャッタボタン17aに圧力が加わっていない開放状態を起点として、ユーザがシャッタボタン17aを押し込むとシャッタボタン17aの状態は半押し状態となり、その後、更にシャッタボタン17aを押し込むとシャッタボタン17aの状態は全押し状態となる。ステップS13において、シャッタボタン17aの状態が半押し状態であるとステップS14への移行が発生し、そうでないとステップS11に戻る。
ステップS14において、探索条件設定部53は、最新の測位結果データに含まれる測位成否データを参照して測位の成否を確認する。測位が失敗していた場合、ステップS15にて範囲SR1を探索範囲に設定してからステップS19に移行する。測位が成功していた場合、ステップS16において、探索条件設定部53は、判定部54の判定結果を参照して近傍遮蔽物の有無を確認する。測位が成功しており且つ近傍遮蔽物が存在していないと判定されている場合にはステップS17にて範囲SR2を探索範囲に設定してからステップS19に移行し、測位が成功しているものの近傍遮蔽物が存在すると判定されている場合にはステップS18にて範囲SR3を探索範囲に設定してからステップS19に移行する。尚、上述した数値例のように、範囲SR1及び範囲SR3が一致している場合にはステップS15及びS18を1つにまとめることができる。
ステップS19において、レンズ位置制御部52は、合焦レンズ位置を検出するための探索処理を実行する。ステップ19の探索処理における探索範囲は、ステップS15、S17又はS18にて設定された探索範囲(即ち、SR1、SR2又はSR3)である。
ステップS19の探索処理により合焦レンズ位置を検出できたか否かが、ステップS20にて確認される。ステップS19の探索処理において、AF評価値に極大値を与えるレンズ位置が存在していたとき(即ち、AF評価値が探索範囲内の何れかのレンズ位置で極大値をとったとき)、その極大値に対応するレンズ位置が合焦レンズ位置として検出され、ステップS20からステップS22への移行が発生する。一方、ステップS19の探索処理において、AF評価値に極大値を与えるレンズ位置が存在しなかった場合(即ち、AF評価値が探索範囲内で極大値をとらなかったとき)、合焦レンズ位置が検出されていないためステップS20からステップS21への移行が発生する。ステップS21において、設定部53は探索範囲をフォーカスレンズ31の全可動範囲に再設定し、レンズ位置制御部52は全可動範囲を探索範囲とした状態で探索処理を再度実行する。この再度の探索処理によっても、撮影シーンによっては合焦レンズ位置が見つからないこともありえるが、ここでは、そのような状況を無視する。
ステップS20又はS21に続くステップS22において、レンズ位置制御部52は、ステップS19又はS21の探索処理で検出された合焦レンズ位置にフォーカスレンズ31を配置する。ステップS22において、シャッタボタン17aの状態が全押し状態になったことが確認されると、対象画像が撮影され、その後、ステップS11に戻る。対象画像は、合焦レンズ位置にフォーカスレンズ31を配置した状態で撮影された入力画像であり、記録媒体16に記録される。
上述の如く、まず測位結果データに応じて探索範囲が全可動範囲よりも狭い範囲に限定される。測位結果データを考慮して撮影シーンを推定し、推定撮影シーンに応じた適切な探索範囲限定を成すことにより、ユーザに特段の手間をかけることなく合焦レンズ位置の探索時間(ピント合わせに必要な時間)を短縮することができる。仮に、限定を介した探索処理(ステップS19)で合焦レンズ位置を検出できなかった場合には、探索範囲を全可動範囲に広げた状態で合焦レンズ位置の再探索を行うため(ステップS21)、ピント合わせが不可になるという事態は回避される(後述の他の実施例においても同様)。
尚、範囲SR1、SR2及びSR3における近端距離及び遠端距離についての具体的数値は様々に変更可能である(後述の他の実施例においても同様)。但し、範囲SR1、SR2及びSR3の夫々は全可動範囲よりも狭い。上述の数値例では、範囲SR1の遠端距離と範囲SR2の近端距離が一致しているが、範囲SR2の近端距離は範囲SR1の遠端距離より小さくても良いし、大きくても良い。但し、少なくとも、範囲SR2の近端距離は範囲SR1の近端距離よりも大きく且つ範囲SR2の遠端距離は範囲SR1の遠端距離よりも大きい。同様に、上述の数値例では、範囲SR3の遠端距離と範囲SR2の近端距離が一致しているが、範囲SR2の近端距離は範囲SR3の遠端距離よりも小さくても良いし、大きくても良い。但し、少なくとも、範囲SR2の近端距離は範囲SR3の近端距離よりも大きく且つ範囲SR2の遠端距離は範囲SR3の遠端距離よりも大きい。また、上述の数値例では、範囲SR1と範囲SR3が一致しているが、範囲SR1及びSR3間において、近端距離を互いに異ならせることも可能であるし、遠端距離を互いに異ならせることも可能である。
また、ケースCA2において、探索条件設定部53は、位置データ及び判定用地図データに応じ、又は、距離センサ57の出力データ(距離データ)に応じ、範囲SR2の近端距離及び遠端距離の少なくとも一方を可変設定するようにしても良い。例えば、それらのデータに基づき、近傍遮蔽物に分類される遮蔽物ではないものの撮像装置1から見て比較的近い距離に位置する遮蔽物が存在すると判断される場合には、範囲SR2の遠端距離を所定の初期距離(例えば無限遠)から短くしても良い。同様の観点から、ケースCA3において、探索条件設定部53は、位置データ及び判定用地図データに応じ、又は、距離センサ57の出力データ(距離データ)に応じ、範囲SR3の近端距離及び遠端距離の少なくとも一方を可変設定するようにしても良い。
<<第2実施例>>
第2実施例を説明する。第2実施例に係る探索条件設定部53は、測位処理部18による測位の成否に応じて、探索範囲及び初期レンズ位置を設定する。第2実施例では、探索範囲の設定に際し、近傍遮蔽物の存否が考慮されないため、図5のフォーカス制御部50から判定部54を割愛可能である。第2実施例では、図13に示す2つのケースCSB1及びCSB2が想定される。
ケースCSB1は測位が成功したケースであり、ケースCSB1において設定部53は上記範囲SR1を探索範囲に設定する。ケースCSB2は測位が成功したケースであり、ケースCSB2において設定部53は上記範囲SR2を探索範囲に設定する。範囲SR1及びSR2について第1実施例で述べた事項が第2実施例にも適用される。ケースCSB1及びCSB2おける初期レンズ位置の設定方法は、夫々、上述のケースCSA1及びCSA2における初期レンズ位置の設定方法と同じである。
図14は、第2実施例に係る撮像装置1の動作フローチャートであり、それは図12の動作フローチャートと類似している。但し、第2実施例では、近傍遮蔽物の存否が考慮されないため、ステップS16及びS18の処理は割愛され、ステップS11〜S14の処理と、ステップS15及びS17のどちらかと、ステップS19〜S22の処理が実行される。つまり、ステップS14において、探索条件設定部53は、最新の測位結果データに含まれる測位成否データを参照して測位の成否を確認する。測位が失敗していた場合、ステップS15にて範囲SR1を探索範囲に設定してからステップS19に移行する一方、測位が成功していた場合、近傍遮蔽物の有無に関係なく、ステップS17にて範囲SR2を探索範囲に設定してからステップS19に移行する。ステップS19への移行後の処理は、第1実施例で述べたものと同様である。
第2実施例によっても第1実施例と同様の効果が見込める。但し、第1実施例の方が、撮影シーンをより詳細に推定して探索範囲の設定を成すことができるため、第2実施例よりも第1実施例の方が好ましい。
<<第3実施例>>
第3実施例を説明する。第3実施例に係る探索条件設定部53は、判定部54による近傍遮蔽物の存否の判定結果に応じて、探索範囲及び初期レンズ位置を設定する。但し、第3実施例では、測位の成功を前提とし、判定部54が位置データ及び判定用地図データに基づき近傍遮蔽物の存否判定を成すものとする。従って、第3実施例においても、測位結果データに基づき探索範囲及び初期レンズ位置が設定されることになる。第3実施例では、測位の成功を前提としているため、図15に示す2つのケースCSC2及びCSC3が想定される。
ケースCSC2及びCSC3は夫々上述のケースCSA2及びCSA3と同じである。故に、設定部53は、ケースCSC2において上記範囲SR2を探索範囲に設定し、ケースCSC3において上記範囲SR3を探索範囲に設定する。範囲SR2及びSR3について第1実施例で述べた事項が第3実施例にも適用される。ケースCSC2及びCSC3おける初期レンズ位置の設定方法は、夫々、上述のケースCSA2及びCSA3における初期レンズ位置の設定方法と同じである。撮像装置1の動作フローチャートを図12のそれと同じにすることができ、その場合、第3実施例は第1実施例に包含される実施例であると言える。但し、第3実施例では、ステップS14において測位の失敗が確認されたとき、ステップS14からステップS21に直接移行して、最初からフォーカスレンズ31の全可動範囲を探索範囲に設定するようにしても良い。
<<第4実施例>>
第4実施例を説明する。上述の方法では、フォーカスレンズ31が駆動対象として取り扱われ、撮影対象物の合焦を得るべく、フォーカスレンズ31の位置調整を介してフォーカスレンズ31及び撮像素子33間の距離調整(相対的位置関係の調整)が行われているが、該距離調整を撮像素子33の位置調整にて実現するようにしても良い。即ち、フォーカス制御部50は、フォーカスレンズ31の代わりに撮像素子33を駆動対象として駆動しても良く、これによってフォーカスレンズ31の位置調整を行ったときと同等の作用を得るようにしても良い。
この場合、フォーカスレンズ31の移動及び位置等に関する、第1〜第3実施例を含む上述の各説明文において、フォーカスレンズ31を駆動対象に読み替えた後、駆動対象が撮像素子33であると考えれば良い。但し、この際、レンズ31の位置に関する用語を撮像素子33の位置に関する用語に読み替えると良い。例えば、上述のレンズ位置、初期レンズ位置及び合焦レンズ位置を、夫々、素子位置(撮像素子33の位置)、初期素子位置(探索処理の開始時点における素子位置)、合焦素子位置(探索範囲内でAF評価値に極大値を与える素子位置)に読み替えると良い。また、レンズ位置制御部(52)を素子位置制御部と読み替えても良い。探索処理において、フォーカス制御部50(レンズ位置制御部52又は素子位置制御部)は、定められた探索範囲内で駆動対象(フォーカスレンズ31又は撮像素子33)を所定移動量ずつ移動させて、移動の度に最新のAF評価値をAF評価部51から取得し、探索範囲内でAF評価値に極大値を与える駆動対象の位置を合焦位置(合焦レンズ位置又は合焦素子位置)として検出する。探索条件設定部53は、探索範囲(合焦位置を探索するための、駆動対象の移動範囲)及び初期素子位置を、第1、第2又は第3実施例で述べた方法にて設定することができる。尚、フォーカス制御部50は、撮影対象物の合焦を得るべく、フォーカスレンズ31及び撮像素子33の双方を駆動対象として移動させても良い。
<<変形等>>
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。上述の実施形態に適用可能な注釈事項として、以下に、注釈1及び注釈2を記す。各注釈に記載した内容は、矛盾なき限り、任意に組み合わせることが可能である。
[注釈1]
撮像装置1は、任意の機器(携帯電話機や情報端末装置)に搭載されるものであっても良い。
[注釈2]
撮像装置1を、ハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって構成することができる。撮像装置1で実現されるべき機能の全部又は一部をプログラムとして記述して、該プログラムを撮像装置1に搭載可能なフラッシュメモリに保存しておき、該プログラムをプログラム実行装置(例えば、撮像装置1に搭載可能なマイクロコンピュータ)上で実行することによって、その機能の全部又は一部を実現するようにしてもよい。
1 撮像装置
11 撮像部
18 測位処理部
33 撮像素子
50 フォーカス制御部
54 近傍遮蔽物存否判定部

Claims (9)

  1. 撮像装置において、
    焦点を調節するためのフォーカスレンズと、
    前記フォーカスレンズを介して入射した光を光電変換する撮像素子と、
    前記光電変換による前記撮像素子の出力信号に基づき前記フォーカスレンズ又は前記撮像素子である駆動対象の位置を調整するフォーカス制御部と、
    衛星からの信号に基づき当該撮像装置の測位を行う測位処理部と、を備え、
    前記フォーカス制御部は、前記測位処理部の測位結果に基づき、前記駆動対象の移動範囲を前記駆動対象の全可動範囲よりも狭く設定する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記フォーカス制御部は、前記測位処理部の測位の成否に基づき前記移動範囲を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記フォーカス制御部は、前記測位処理部の測位が成功した場合に前記測位処理部から得られる位置データと当該撮像装置の現在地を基準とした地図データとに基づき、又は、当該撮像装置の周りに位置する立体物と当該撮像装置との距離を測定する距離センサの出力データに基づき、当該撮像装置との間で所定の位置関係を持つ遮蔽物の存否を判定する遮蔽物存否判定部を有し、前記測位処理部の測位の成否及び前記遮蔽物の存否の判定結果に応じて前記移動範囲を設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記フォーカス制御部は、前記測位処理部の測位が失敗した場合、所定の第1範囲を前記移動範囲に設定し、前記測位処理部の測位が成功した場合、前記遮蔽物の存否の判定結果に応じて、前記第1範囲よりも無限遠端側の第2範囲又は前記第2範囲よりも至近端側の第3範囲を前記移動範囲に設定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記フォーカス制御部は、前記測位処理部の測位が成功した場合において、前記遮蔽物が存在しないと判定されたときには前記第2範囲を前記移動範囲に設定する一方、前記遮蔽物が存在すると判定されたときには前記第3範囲を前記移動範囲に設定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記フォーカス制御部は、前記測位処理部の測位が失敗した場合、所定の第1範囲を前記移動範囲に設定し、前記測位処理部の測位が成功した場合、前記第1範囲よりも無限遠端側の第2範囲を前記移動範囲に設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  7. 前記フォーカス制御部は、前記測位処理部から得られる位置データと当該撮像装置の現在地を基準とした地図データとに基づき、当該撮像装置との間で所定の位置関係を持つ遮蔽物の存否を判定する遮蔽物存否判定部を有し、前記遮蔽物の存否の判定結果に応じて前記移動範囲を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記フォーカス制御部は、前記測位処理部の測位結果に基づいて前記移動範囲を設定した後、撮影対象物を合焦させるための前記駆動対象の位置である合焦位置を設定移動範囲内において探索する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の撮像装置。
  9. 前記フォーカス制御部は、前記測位処理部の測位結果に基づく前記設定移動範囲内において前記合焦位置を検出できなかったとき、前記移動範囲を前記全可動範囲に広げて前記合焦位置を再度探索する
    ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017005395A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 カシオ計算機株式会社 撮像装置、撮像制御方法及びプログラム
JP2018054426A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 パイオニア株式会社 情報処理装置、光学機器、制御方法、プログラム及び記憶媒体
CN108702456A (zh) * 2017-11-30 2018-10-23 深圳市大疆创新科技有限公司 一种对焦方法、设备及可读存储介质
US10389932B2 (en) 2015-09-30 2019-08-20 Fujifilm Corporation Imaging apparatus and imaging method

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