JP2013213613A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】多室型の空気調和機において、圧縮機の最低運転時間中に、一度サーモオンすると、最低運転時間が経過するまでサーモオフすることができないことによる部屋の冷え過ぎ、暖まり過ぎという問題を解決する。
【解決手段】複数台の室内機20(20A〜20N)からのサーモオン信号を受けて圧縮機110を起動するにあたって、所定の条件に該当する1台の室内機を、圧縮機の最低運転時間が経過するまでの間、サーモオフ不可とするサーモオン継続機として選択し、他の室内機については、サーモオフとする条件が満たされれば逐次サーモオフ可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、室外機に対して複数台の室内機が接続される多室型の空気調和機に関し、さらに詳しく言えば、圧縮機の最低運転時間内における室内機の運転制御技術に関するものである。
冷房運転,暖房運転のいずれの場合においても、室温がリモコン等により設定された設定温度に達するまで室内機の空調運転が行われ、室温が設定温度に達すると室内機の空調運転が停止となる。通常、前者の室内機の空調運転が行われている状態を「サーモオン(ON)」、後者の設定温度に達しての室内機の空調運転の停止状態を「サーモオフ(OFF)」と称しており、本明細書においても、この用語を使用する。
いずれかの室内機が停止状態もしくはサーモオフ状態からサーモオン状態に移行すると、室外機の圧縮機が起動するが、その起動当初時には、冷凍サイクル内の冷媒循環が不完全であるため、冷媒とともに圧縮機外に排出される冷凍機油の量が圧縮機内に回収される量に比べて多く、圧縮機内の冷凍機油が減少する傾向を示す。
これに対して、冷凍サイクル内の冷媒循環が安定すると、圧縮機外に排出される冷凍機油の量よりも圧縮機内に回収される量の方が多くなり、圧縮機内の冷凍機油が増加する傾向を示す。そのため、冷凍サイクル内の冷媒循環が安定する前に、圧縮機の起動が繰り返されると、圧縮機内の冷凍機油がますます減少し、圧縮機の故障(かじり付きや焼き付き等)に至ることがある。
そこで、起動当初時の圧縮機を保護するため、起動時から所定時間経過するまでの期間は、圧縮機を連続的に運転させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。この起動当初時の運転時間は圧縮機ごとに決められており、本明細書では、この運転時間を圧縮機の最低運転時間と称している。
また、従来では、室内機側においても圧縮機の保護対策として、圧縮機の最低運転時間中における冷媒の循環を確保するため、サーモオンの室内機が設定温度に達してサーモオフすべき状態になったとしても、サーモオフできないようにしている。
しかしながら、圧縮機の最低運転時間中に、サーモオフすべき状態となった室内機をサーモオフできないようにすると、次のような問題が生ずる。
これについて、図4により説明すると、例えば室内機がA,Bの2台で、時刻Tsで室内機Aがサーモオンすると、これとほぼ同時に室外機の圧縮機が起動し、時刻Tsから計時して、圧縮機はあらかじめ設定されている最低運転時間の終了時刻Teまで運転を継続する。
この圧縮機の最低運転時間(Ts〜Te)中に、室内機Aが時刻Ta時点でサーモオフすべき状態になったとしても、従来では、室内機Aは終了時刻Teまでサーモオン状態を維持する。
また、室内機Aに遅れて、室内機Bが時刻Tb1でサーモオンし、時刻Tb2でサーモオフすべき状態になったとしても、室内機Bは、同様に終了時刻Teまでサーモオン状態を維持し、室内機A,Bともに、最低運転時間の終了時刻Te後にサーモオフとなる。
このように、圧縮機の最低運転時間中に、一度サーモオンすると、最低運転時間が経過するまでサーモオフすることができず、上記の例では、室内機Aは時刻Taから終了時刻Teまでの間、室内機Bは時刻Tb2から終了時刻Teまでの間、それぞれサーモオン状態が強制的に維持されることから、部屋が設定温度に対して冷え過ぎ、または、暖まり過ぎという問題が生ずる。
特開平11−248228号公報(段落0003等参照)
したがって、本発明の課題は、多室型の空気調和機において、複数台の室内機からのサーモオン信号を受けて圧縮機を起動するにあたって、圧縮機の最低運転時間が経過するまでの間、特定の1台の室内機をサーモオフ不可とし、他の室内機は逐次サーモオフし得るようにすることにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、圧縮機を含む室外機に冷媒配管を介して複数台の室内機が接続されているとともに、上記室外機の制御部と上記各室内機の制御部とが通信配線を介して双方向通信可能に接続されており、上記室外機の制御部には、上記圧縮機に対して起動時からの最低運転時間が設定されており、上記最低運転時間の間はサーモオン状態の室内機を少なくとも1台確保する空気調和機であって、
上記室外機の制御部に対して、上記各室内機の制御部から、それぞれ自機の運転状態を示すサーモオン,サーモオフ信号が出力され、上記室外機の制御部は、上記室内機からのサーモオン信号により上記圧縮機を起動させる際、複数台の上記室内機からのサーモオン信号が出力されると、上記複数台の室内機の中から予め定められた条件により特定の1台を上記最低運転時間が経過するまでサーモオフ不可とするサーモオン継続機とし、他の上記室内機については、サーモオフとする条件が満たされれば逐次サーモオフ可能とすることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1において、上記室外機の制御部は、上記予め定められた条件として、上記サーモオン信号が出力された上記複数台の室内機の中で、
(a)最も冷凍能力を必要とする室内機、
(b)最も冷凍能力が大きい室内機、
(c)一番最初にサーモオン信号を発信した室内機、
のいずれかに該当する1台を上記サーモオン継続機として選択することを特徴としている。
なお、上記サーモオン継続機を選択するに際し、請求項3に記載されているように、上記室外機の制御部は、あらかじめ指定されている室内機を上記サーモオン継続機の対象から外すこともできる。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1ないし3のいずれか1項において、上記サーモオン継続機を第1サーモオン継続機として、上記室外機の制御部は、上記第1サーモオン継続機に対して運転停止信号が出力されたとき、もしくは上記第1サーモオン継続機がサーモオフとする条件となったときには、上記サーモオン信号が出力された上記複数台の室内機の中から代替の室内機を選択して第2サーモオン継続機とし、上記第1サーモオン継続機を運転停止もしくはサーモオフ可能とすることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、上記請求項4において、
上記室外機の制御部は、上記第2サーモオン継続機を選択するにあたって、上記サーモオン信号が出力された上記複数台の室内機の中で、
(a)最も冷凍能力を必要とする室内機,
(b)最も冷凍能力が大きい室内機,
(c)一番最初にサーモオン信号を発信した室内機,
(d)最も室温の温度変化が少ない室内機,
(e)最もサーモオンしている時間が短い室内機、
のいずれかに該当する1台を上記第2サーモオン継続機として選択することを特徴としている。
なお、上記第2サーモオン継続機を選択するに際し、請求項6に記載されているように、あらかじめ指定されている室内機を上記第2サーモオン継続機の対象から外すこともできる。
請求項7に記載の発明は、上記請求項1ないし6のいずれか1項において、上記室外機の制御部は、上記圧縮機の最低運転時間経過後は、上記サーモオン継続機をサーモオフ可能とすることを特徴としている。
本発明によれば、複数台の室内機からのサーモオン信号を受けて圧縮機を起動するにあたって、好ましくは上記の条件(a)〜(c)に該当する1台の室内機を、圧縮機の最低運転時間が経過するまでの間、サーモオフ不可とするサーモオン継続機とし、他の室内機については、サーモオフとする条件が満たされれば逐次サーモオフ可能としたことにより、他の室内機によって空調される部屋の冷え過ぎ,暖まり過ぎと言った問題が解消され、省エネルギーの観点からも好ましい。
本発明による多室型の空気調和機の構成を示す模式図。 本発明の室内機制御動作を示すタイミングチャート。 本発明の室内機制御動作例を説明するためのフローチャート。 圧縮機の最低運転時間中での従来の室内機制御例を示すタイミングチャート。
次に、図1〜図3により、本発明の実施形態を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、この空気調和機は、室外機10と、冷媒配管を介して室外機10に並列的に接続される複数台の室内機20(20A,20B,20C,…20N)とを備える多室型の空気調和機である。室外機10は複数台であってもよい。なお、各室内機20A,20B,20C,…20Nを区別する必要がない場合には、その総称として室内機20とする。
室外機10は、基本的な構成として、圧縮機110と、四方弁120と、室外熱交換器130と、膨張弁140と、アキュムレータ150と、制御部160とを備えている。室外熱交換器130には、例えば軸流ファンからなる室外送風機131が付設されている。
制御部160は、圧縮機110の起動,停止や回転数、四方弁120の弁切換および膨張弁140の弁開度等を制御するが、このほか、制御部160には、起動当初時の圧縮機110を保護するため、起動時から所定時間経過するまでの期間は、圧縮機110を連続的に運転させる「最低運転時間」が設定されている。
室内機20は、基本的な構成として、室内熱交換器210と、膨張弁220と、制御部230とを備えている。室内熱交換器210には、例えばクロスフローファンからなる室内送風機211が付設されている。
圧縮機110の冷媒吐出側は、四方弁120を介して、冷房運転時には室外熱交換器130に接続され、暖房運転時には室内熱交換器210に接続されるが、冷房専用機,暖房専用機の場合には四方弁120は省略されてよい。
この実施形態において、室外機10の制御部160および各室内機20の制御部230(230A,230B,230C,…230N)には、CPU(中央演算処理ユニット)やマイクロコンピュータ等が用いられる。なお、各室内機20が備える制御部230A,230B,230C,…230Nについても、特に区別する必要がない場合には、その総称として制御部230とする。
室外機10の制御部160と各室内機20の制御部230は、通信配線30を介して双方向通信可能に接続されている。
各室内機20の制御部230は、室温と設定温度との温度差情報等のほかに、自機の運転状態がサーモオフからサーモオンに転じた場合には「サーモオン信号」を発信し、サーモオンからサーモオフに転じた場合には「サーモオフ信号」を発信する。
室外機10の制御部160は、各室内機20からの温度差情報やサーモオン,サーモオフ信号等を受信し、圧縮機110の最低運転時間が経過するまでの間、特定の1台の室内機をサーモオフ不可とするサーモオン継続機とし、他の室内機については、サーモオフとする条件が満たされれば逐次サーモオフ可能とするように、各室内機20を制御する。
この室内機の制御形態を図2のタイミングチャートにより説明すると、いずれかの室内機20からサーモオン信号が発信されると、これに応じて圧縮機110が起動し、時刻Tsから計時して、圧縮機110は、あらかじめ設定されている最低運転時間の終了時刻Teまで運転を継続する。
ここで、例えば3台の室内機20A,20B,20Cからサーモオン信号が発信されたとすると、室外機10の制御部160は、圧縮機110を起動するとともに、その中の1台(この例では、室内機20A)を最低運転時間が経過するまでサーモオフ不可とするサーモオン継続機に指定し、他の室内機20B,20Cに対しては、サーモオフ許可信号を与える。
これにより、他の室内機20B,20Cは、最低運転時間中であっても、サーモオフとする条件が満たされれば、その時点でサーモオフ可能となり、室内機20B,20Cが設置されている部屋(被空調空間)の冷え過ぎ,暖まり過ぎと言った問題が解消される。
次に、図3のフローチャートを参照して、上記室内機の具体的な制御動作例について説明する。
室外機10の制御部160は、いずれかの室内機20から発信されるサーモオン信号に基づいて、圧縮機110を起動させるが、制御部160は、室内機20からのサーモオン信号を受信すると、あらかじめ設定されている所定の待ち時間をおいてから圧縮機110を起動させる。
この例では、最初に室内機20Aからのサーモオン信号を受信し、上記待ち時間内に他の室内機として、室内機20B,20Cからのサーモオン信号を受信したとする。
室外機10の制御部160は、これらのサーモオン信号により、初期ステップST10として、圧縮機110を起動させ、あらかじめ設定されている最低運転時間が経過するまで、圧縮機110を運転するとともに、次段のステップST11において、サーモオンしている室内機20A,20B,20Cの中から、1台の室内機を「サーモオン継続機」として選択する。
サーモオン継続機とは、起動当初時における圧縮機110を保護するため、圧縮機110の最低運転時間中はサーモオフ不可とされる室内機であり、室外機10の制御部160は、次の条件(a)〜(c)のいずれかに該当する室内機をサーモオン継続機(第1サーモオン継続機)として選択する。
(a)最も冷凍能力を必要とする室内機(室温と設定温度との差が最も大きい室内機)
(b)最も冷凍能力が大きい室内機
(c)一番最初にサーモオン信号を発信した室内機
なお、ユーザーは、上記(a)〜(c)とは別に、室内機20A,20B,20C,…20Nの中からサーモオン継続機を指定することもできる。その一例として、同じ部屋に複数台の室内機が設置されている場合、そのうちの1台をサーモオン継続機として指定することができる。
この場合、室外機10の制御部160は、サーモオン継続機に指定された室内機(指定室内機)を上記(a)〜(c)に優先して選択するが、指定室内機がサーモオフまたは停止中のときには、指定外のサーモオン室内機の中から、上記(a)〜(c)に該当する室内機をサーモオン継続機として選択する。
また、ユーザーは、サーモオン継続機とするには好ましくない室内機(例えば、社長室や会議室等の室内機)を非選択とすることもできる。ただし、非選択とされた室内機が複数台で、これらの室内機のみがサーモオンしている場合、室外機10の制御部160は、その中から上記(a)〜(c)に該当する室内機がサーモオン継続機として選択する。
なお、上記(a)〜(c)の設定やユーザーの指定に係る室内機の設定は、例えば室外機10の制御部160に設けられている図示しない室内機選択用のディップスイッチ等により行うことができる。そして、この設定を室外機10の制御部160が読み取り、上記(a)〜(c)に該当する室内機を選択する。
上記のようにして、ステップST11で室内機20A,20B,20Cのうち、室内機20Aがサーモオン継続機として選択されたとすると、圧縮機110の最低運転時間中におけるステップST12では、室内機20Aがサーモオフ不可とされ、他の室内機20B,20Cは、室温が設定温度に達した時点で逐次サーモオフ可能となる。
そして、次段のステップST13で、圧縮機110の最低運転時間が経過したかが判断され、その結果がYesで最低運転時間が経過していれば、ステップST14で、室内機20Aをサーモオン継続機の対象から外して、室内機20Aをサーモオフ可能とする。
このように、サーモオン継続機(この例において、室内機20A)は、原則として、圧縮機の最低運転時間が経過するまでサーモオフ不可とされるが、この実施形態では、圧縮機110の最低運転時間中に、ステップST15で、サーモオン継続機(室内機20A)に対して、ユーザーから例えばリモコン等により運転停止信号が入力されたかどうかの判断がなされる。
ステップST15での結果がYesで、ユーザーから運転停止信号が入力されると、ステップST16に移行し、室内機20A以外にサーモオンしている室内機があるかどうかを判断する。
その結果がNoで、室内機20A以外にサーモオンしている室内機がなければ、ユーザーによる運転停止の指示を優先し、圧縮機110の最低運転時間が経過していなくても、ステップST17で圧縮機110を停止する。これに対して、ステップST16での判断がYesで、室内機20A以外にサーモオンしている室内機があれば、ステップST20に移行する。
また、ステップST15での判断がNoで、ユーザーによる運転停止の指示がない場合には、ステップST18で、室内機20Aがサーモオフすべき状態になったかどうかがさらに判断され、その結果がYesで室内機20Aがサーモオフすべき状態になった場合には、ステップST19に移行する。
ステップST19では、上記ステップST16と同じく、室内機20A以外にサーモオンしている室内機があるかどうかを判断し、その結果がYesで、室内機20A以外にサーモオンしている室内機があれば、ステップST20に移行する。なお、ステップST18,19での判断がNoである場合には、室内機20Aをサーモオン継続機としてステップST12に戻る。
ステップST20では、上記ステップST11で選択されたサーモオン継続機(室内機20A)を第1サーモオン継続機として、サーモオンになっている他の室内機、この例では、室内機20B,20Cの中から、代替の室内機を選択して第2サーモオン継続機とする。
室外機10の制御部160は、次の条件(a)〜(e)のいずれかに該当する室内機を第2サーモオン継続機として選択する。なお、条件(a)〜(c)は、上記ステップST11での条件と同じである。
(a)最も冷凍能力を必要とする室内機(室温と設定温度との差が最も大きい室内機)
(b)最も冷凍能力が大きい室内機
(c)一番最初にサーモオン信号を発信した室内機
(d)最も室温の温度変化が少ない室内機
(e)最もサーモオンしている時間が短い室内機
なお、ユーザーは、上記(a)〜(e)とは別に、室内機20A,20B,20C,…20Nの中からサーモオン継続機を指定することもできる。また、サーモオン継続機とするには好ましくない室内機を非選択とすることもできる。
ステップST20で、第2サーモオン継続機として例えば室内機Bを選択すると、ステップST12に戻るとともに、第1サーモオン継続機である室内機20Aをサーモオン継続機から外す。これにより、室内機20Aは運転停止信号による運転停止もしくはサーモオフ要求によりサーモオフ可能となる。
上記実施形態では、圧縮機110の起動前の所定の待ち時間内に、複数台の室内機(20A〜20C)からサーモオン信号が発信された場合について説明したが、1台の室内機(例えば、室内機20A)からのサーモオン信号により圧縮機110が起動された後において、他の室内機(例えば、室内機20B,20C)からサーモオン信号が発信されたときにも、本発明を適用可能である。
すなわち、この場合には、室内機20Aが上記第1サーモオン継続機となるが、室内機20Aに対して、ユーザーから運転停止信号が出されるか、または室内機20Aがサーモオフしたいときには、他の室内機である室内機20B,20Cのいずれかが第2サーモオン継続機に選択される。
このように、本発明によれば、圧縮機110の最低運転時間が経過するまで、特定の1台の室内機をサーモオフ不可のサーモオン継続機とし、他の室内機については、サーモオフとする条件が満たされれば逐次サーモオフ可能としたことにより、他の室内機によって空調される部屋の冷え過ぎ,暖まり過ぎと言った問題が解消される。
10 室外機
110 圧縮機
120 四方弁
130 室外熱交換器
131 室外送風機
140 膨張弁
150 アキュムレータ
160 制御部
20(20A〜20N) 室内機
210 室内熱交換器
211 室内送風機
220 膨張弁
230(230A〜230N)制御部
30 通信配線

Claims (7)

  1. 圧縮機を含む室外機に冷媒配管を介して複数台の室内機が接続されているとともに、上記室外機の制御部と上記各室内機の制御部とが通信配線を介して双方向通信可能に接続されており、
    上記室外機の制御部には、上記圧縮機に対して起動時からの最低運転時間が設定されており、上記最低運転時間の間はサーモオン状態の室内機を少なくとも1台確保する空気調和機であって、
    上記室外機の制御部に対して、上記各室内機の制御部から、それぞれ自機の運転状態を示すサーモオン,サーモオフ信号が出力され、
    上記室外機の制御部は、上記室内機からのサーモオン信号により上記圧縮機を起動させる際、複数台の上記室内機からのサーモオン信号が出力されると、上記複数台の室内機の中から予め定められた条件により特定の1台を上記最低運転時間が経過するまでサーモオフ不可とするサーモオン継続機とし、他の上記室内機については、サーモオフとする条件が満たされれば逐次サーモオフ可能とすることを特徴とする空気調和機。
  2. 上記室外機の制御部は、上記予め定められた条件として、上記サーモオン信号が出力された上記複数台の室内機の中で、
    (a)最も冷凍能力を必要とする室内機、
    (b)最も冷凍能力が大きい室内機、
    (c)一番最初にサーモオン信号を発信した室内機、
    のいずれかに該当する1台を上記サーモオン継続機として選択することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 上記室外機の制御部は、あらかじめ指定されている室内機を上記サーモオン継続機の対象から外すことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4. 上記サーモオン継続機を第1サーモオン継続機として、上記室外機の制御部は、上記第1サーモオン継続機に対して運転停止信号が出力されたとき、もしくは上記第1サーモオン継続機がサーモオフとする条件となったときには、上記サーモオン信号が出力された上記複数台の室内機の中から代替の室内機を選択して第2サーモオン継続機とし、上記第1サーモオン継続機を運転停止もしくはサーモオフ可能とすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 上記室外機の制御部は、上記第2サーモオン継続機を選択するにあたって、上記サーモオン信号が出力された上記複数台の室内機の中で、
    (a)最も冷凍能力を必要とする室内機,
    (b)最も冷凍能力が大きい室内機,
    (c)一番最初にサーモオン信号を発信した室内機,
    (d)最も室温の温度変化が少ない室内機,
    (e)最もサーモオンしている時間が短い室内機、
    のいずれかに該当する1台を上記第2サーモオン継続機として選択することを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
  6. 上記室外機の制御部は、あらかじめ指定されている室内機を上記第2サーモオン継続機の対象から外すことを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
  7. 上記室外機の制御部は、上記圧縮機の最低運転時間経過後は、上記サーモオン継続機をサーモオフ可能とすることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の空気調和機。
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