JP2013211243A - 面光源装置、透過型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高輝度であり、良好な視野角を有し、薄型化・軽量化可能な面光源装置、及び、これを備えた透過型表示装置を提供する。
【解決手段】面光源装置10は、導光板単位レンズ131が複数配列された導光板13と、導光板13の入光面13aに対向する位置に設けられる光源部12と、出光側の面に単位レンズ141が複数配列されたレンズシート14と、少なくとも1枚配置される光学シート15とを備えるものとした。この面光源装置10は、単位レンズ141の配列方向に直交する方向に平行な透過軸を有する偏光成分の光量に対する、単位レンズ141の配列方向に平行な偏光軸を有する偏光成分の光量の割合を偏光度とするとき、導光板13から出射した光の偏光度V1(%)と、面光源装置10としての出光面から出射した光の偏光度V2(%)とは、V2−V1≧15という関係を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は、面光源装置、これを備える透過型表示装置に関するものである。
近年、面光源装置によって背面側からLCDパネルを照明して映像を表示する透過型表示装置の普及には目覚ましいものがある。この透過型表示装置に用いられる面光源装置としては、エッジライト型、直下型等のものが知られている。
エッジライト型の面光源装置は、導光板の少なくとも一端面に面する位置に、光源を配置する形態であり、各種光学シートの背面側に光源を配置する直下型の面光源装置に比べて、面光源装置の厚さを薄くできる等の利点がある。そのため、エッジライト型の面光源装置を使用した液晶表示装置は、様々な用途に利用されており、その光学特性等に関する開発も盛んに行われている(例えば、特許文献1)。
特開2009−265613号公報
透過型表示装置の普及に伴い、透過型表示装置のさらなる薄型化、軽量化に対する要求が高まっている。
また、近年、軽量化や薄型化、消費電力の削減等に伴い、光源を導光板の一端部(例えば、画面左右方向の一方の端部)にのみ配置する面光源装置が、主に中小型の画面サイズの透過型表示装置において用いられる傾向がある。このような面光源装置の中には、導光板の出光面側にレンズ形状を形成する等により、輝度ムラの低減等を図っているものがある。
しかし、薄型化や軽量化の等のために、光源を導光板の一方の端部のみに配置したり、面光源装置に使用する光学シート等を単に削減したりすると、正面輝度の低下や視野角の低下等を招いてしまうという問題があった。
上述の特許文献1には、そのような、面光源装置における視野角や正面輝度の向上等と、薄型化、軽量化等を両立する構成に関しては、一切開示されていない。
本発明の課題は、高輝度であり、良好な視野角を有し、薄型化・軽量化可能な面光源装置、及び、これを備えた透過型表示装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、出光面(13c)に、略円柱形状の一部形状又は略楕円柱形状の一部形状である導光板単位レンズが複数配列された導光板と、前記導光板の1つの側面である入光面(13a)に対面する位置に前記入光面に沿って設けられる光源部(12)と、前記導光板よりも出光側に設けられ、出光側の面に略円柱形状の一部形状又は楕円柱の一部形状である凸形状の単位レンズ(141)が複数配列されたレンズシート(14)と、前記導光板よりも出光側に少なくとも1枚配置される光学シート(15)と、を備える面光源装置であって、前記レンズシートのシート面に直交する方向から見て、前記単位レンズは、その稜線方向が前記入光面に平行な方向であり、前記レンズシートのシート面に直交する方向から見て、前記単位レンズの配列方向に直交する方向に平行な透過軸を有する偏光成分の光量に対する、前記単位レンズの配列方向に平行な偏光軸を有する偏光成分の光量の割合を偏光度とするとき、前記導光板から出射する光の偏光度V1(%)と、該面光源装置としての出光面から出射する光の偏光度V2(%)とは、V2−V1≧15という関係を満たすこと、を特徴とする面光源装置(10)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の面光源装置において、前記レンズシート(14)のシート面に直交する方向から見て、前記単位レンズ(141)の配列方向は、前記導光板単位レンズ(131)の配列方向に直交すること、を特徴とする面光源装置(10)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の面光源装置において、前記レンズシート(14)のシート面に直交する方向から見て、前記導光板単位レンズ(131)の稜線方向は、前記入光面に直交する方向であること、を特徴とする面光源装置(10)である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記光学シート(15)の少なくとも1枚は、光を拡散する拡散作用、もしくは、所定の偏光成分を透過して、それ以外の偏光成分を反射する作用を有すること、を特徴とする面光源装置(10)である。
請求項5の発明は、請求項4に記載の面光源装置において、該面光源装置の最も出光側に、所定の偏光成分を透過して、それ以外の偏光成分を反射する作用を有する前記光学シート(15)が位置する場合には、前記偏光度V2は、その光学シートよりも導光板(13)側に位置する光学部材の出光面での偏光度とすること、を特徴とする面光源装置(10)である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の面光源装置(10)と、前記面光源装置側に設けられる第1偏光板(112)と観察者側に設けられる第2偏光板(113)との間に液晶層(111)を備え、前記面光源装置によって背面側から照明される透過型表示部(11)と、を備える透過型表示装置(1)である。
請求項7の発明は、請求項6に記載の透過型表示装置において、前記第1偏光板(112)の透過軸は、該透過型表示装置の観察画面に直交する方向から見て、前記単位レンズ(114)の配列方向と平行であること、を特徴とする透過型表示装置(1)である。
本発明によれば、高輝度であり、十分な視野角を有し、良好な照明を行う面光源装置、及び、高輝度であり、十分な視野角を有し、良好な映像を表示できる透過型表示装置とすることができる。また、そのような面光源装置及び透過型表示装置の薄型化・軽量化を実現できる。
実施形態の表示装置1の構成を説明する図である。 実施形態の表示装置1における導光板13、レンズシート14、下偏光板112の関係を示す図である。 実施形態の導光板単位レンズ131の形状を説明する図である。 実施形態のレンズシート14の単位レンズ141を説明する図である。 入射角度と偏光状態(P波、S波)による反射率との関係の例を示す図である。 レンズシート14における、正面方向へ出射する光の様子と、入射角と偏光状態とを示す図である。 各測定例に用いられるプリズムシートA、プリズムシートBを説明する図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
また、板、シート、フィルム等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無い。従って、シート、板、フィルムの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
さらに、本明細書において、シート面(板面,フィルム面)とは、各シート(板,フィルム)において、そのシート(板,フィルム)全体として見たときにおける、シート(板,フィルム)の平面方向となる面を示すものであるとする。なお、特許請求の範囲においても同一の定義として用いている。
また、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
(実施形態)
図1は、本実施形態の表示装置1の構成を説明する図である。
図2は、本実施形態の表示装置1における導光板13、レンズシート14、下偏光板112の関係を示す図である。
表示装置1は、LCD(Liquid Crystal Display)パネル11と、LCDパネル11を背面側から照明する面光源装置10とを備えている。なお、表示装置1には、説明等は省略するが、この他に、表示装置として動作するために必要とされる通常の機器が備えられている。この表示装置1は、例えば、液晶テレビジョン等として使用される。
面光源装置10は、光源部12、導光板13、レンズシート14、光学シート15等を備えるエッジライト型の面光源装置(バックライト)である。
なお、図中及び以下の説明において、理解を容易にするために、表示装置1の使用状態において、観察者がLCDパネル11を正面から観察した場合の画面上下方向(画面垂直方向)をY方向(Y1−Y2方向)、画面左右方向(画面水平方向)をX方向(X1−X2方向)、厚み方向(奥行方向、LCDパネル11の観察画面に直交する方向)をZ方向(Z1−Z2方向)とする。
観察者Oは、観察者側となるZ2側から背面側となるZ1側に向けて、LCDパネル11の画面の表示を視認する。また、レンズシート14やLCDパネル11の厚み方向(Z方向)においては、Z1側は、光の入射側(入光側)であり、Z2側は光の出射側(出光側)となる。
特に断りが無い場合、以下の説明において、画面左右方向、画面上下方向、厚み方向とは、この表示装置1の使用状態における画面左右方向(X方向)、画面上下方向(Y方向)、厚み方向(Z方向)であるとする。
LCDパネル11は、透過型の映像表示部であり、面光源装置10側(入光側、Z1側)に配置された下偏光板112と、観察者側(出光側、Z2側)に配置された上偏光板113と、下偏光板112と上偏光板113との間に配置される液晶層111とを有している。
液晶層111は、不図示の2枚のガラス基板と、このガラス基板の間に封入され、マトリクス状に配列された複数の液晶セルを有している。この液晶セルは、1つの画素を形成する領域ごとに電界印加され、この電界印加によって、液晶セルの配向方向が変化する。
下偏光板112及び上偏光板113は、それぞれ液晶層111のガラス基板の入射側、出射側に配置された偏光板である。
下偏光板112及び上偏光板113は、入射した光を直交する二つの偏光成分(P波及びS波)に分解し、一方の方向(透過軸と平行な方向)の偏光成分(本実施形態では、P波)を透過させ、この一方の方向に直交する他方の方向(吸収軸と平行な方向)の偏光成分(本実施形態では、S波)を吸収する機能を有している。
本実施形態では、下偏光板112の透過軸(偏光軸)及び上偏光板113の透過軸(偏光軸)は、LCDパネル11の表面(表示装置1の観察画面)に直交する方向(正面方向)から見て、直交している。図2(c)中に矢印Aで示すように、表示装置1の観察画面に直交する方向(正面方向、Z方向)から見て、下偏光板112の透過軸は、画面左右方向(X方向)に平行である。また、図示しないが、上偏光板113の透過軸は、画面上下方向(Y方向)に平行である。なお、本明細書において、「平行」、「直交」とは、厳密な平行や直交の状態だけでなく、平行や直交とみなせる状態(略平行、略直交)も含むものとする。
また、図2に示すように、下偏光板112の透過軸の方向(図2(c)中に示す矢印Aの方向)は、LCDパネル11の表面に直交する方向(Z方向)から見て、後述するレンズシート14の単位レンズ141の配列方向に平行である。
面光源装置10から出射し、下偏光板112を透過した特定方向の偏光成分(本実施形態では、P波)は、電界印加された液晶セルを通過する際にはその偏光方向を90°回転させ、電界印加されていない液晶セルを通過する際にはその偏光方向を維持する。従って、液晶セルへの電界印加の有無によって、下偏光板112を透過した特定方向の偏光成分(P波)が、上偏光板113を透過するか、あるいは、上偏光板113で吸収されて遮断されるかを制御できる。そして、このような液晶セルへの電界印加により、LCDパネル11では、面光源装置10からの光の透過又は遮断を画素ごとに制御し、映像を表示可能とする。
本実施形態のLCDパネル11は、例えば、IPS方式等、各種方式のものを使用可能である。
光源部12は、LCDパネル11を背面から照明する光を発する部分である。本実施形態の光源部12は、導光板13の画面左右方向の一方であるX1側の端面となる入光面13aに面する位置に設けられている。なお、これに限らず、光源部12は、画面左右方向の他方の面13bを入光面としてX2側に配置してもよい。
本実施形態の光源部12は、点光源121であるLEDが、入光面13aに沿って画面上下方向(Y方向)に等間隔で複数配列されている。
導光板13は、光を導波させる略平板状の部材である。導光板13は、光源部12が発する光を入光面13aから入射させ、出光面13c及び背面13dで全反射させながら、対向する面13b側へと画面左右方向(X方向)に導光しながら、適宜出光面13cからレンズシート14側へ出射させる。
本実施形態の導光板13は、その出光面13c側に、導光板単位レンズ131が複数配列されたレンチキュラーレンズ形状を有している。
図3は、本実施形態の導光板単位レンズ131の形状を説明する図である。図3では、導光板単位レンズ131の配列方向に平行であって導光板13の厚み方向に平行な断面(YZ面)での断面の一部を示している。
導光板単位レンズ131は、出光側(Z2側,LCDパネル11側)に凸となる柱状のレンズである。本実施形態の導光板単位レンズ131は、長軸が導光板13の板面(出光面13c)に直交する楕円柱の一部形状である。この導光板単位レンズ131は、画面左右方向(X方向)を長手方向(稜線方向)とし、画面上下方向(Y方向)に複数配列されている。この導光板単位レンズ131は、略円柱形状の一部形状としてもよいし、複数種類の楕円柱形状等の曲面を組み合わせてなる形状としてもよい。また、例えば、底角が55〜65°程度の略二等辺三角柱形状であり、頂部が比較的大きな曲率半径を有する曲面で形成された形状としてもよい。
なお、この導光板13の板面は、LCDパネル11の観察画面に平行であり、導光板13の厚み方向(Z方向)は、観察画面の正面方向である。
図3に示す断面において、導光板単位レンズ131の配列ピッチをP1とし、レンズ高さをH1(厚み方向(Z方向)における導光板単位レンズ131の頂点131tから導光板単位レンズ131間の谷部の谷底となる点131vまでの寸法)とする。また、この導光板13の厚み(厚み方向(Z方向)における導光板単位レンズ131の頂点131tから背面13dの寸法)をD1とする。
本実施形態の導光板13では、導光板単位レンズ131配列ピッチP1は、配列方向におけるレンズ幅W1に等しい。
この導光板単位レンズ131は、出光面13cに形成され、導光板13の光の導光方向に直交する方向に配列されているので、導光方向に直交する方向における光線制御作用を有する。
なお、導光板13は、出光面13cの導光板単位レンズ131によるレンチキュラーレンズ形状に加えて、以下のような構成を備えていてもよい。
例えば、導光板13は、背面13dには、印刷等によりドット(不図示)等が形成された形態としてもよい。
導光板13は、背面13dに、正面方向から見て、上述の導光板単位レンズ131と直交する方向に複数配列された不図示の単位プリズム又は単位レンズが配列された背面側光学形状を有する形態としてもよい。
導光板13は、光の導光方向(X方向)に沿って入光面13aから離れるにつれてその厚みD1が薄くなる形態としてもよい。
導光板13は、その内部に光を拡散する拡散材を含有する形態としてもよい。
導光板13は、上述の構成を適宜組み合わせた形態としてもよい。
本実施形態の導光板13は、導光板単位レンズ131によるレンチキュラーレンズ形状を備えているが、背面13dは略平面状であり、拡散材を含有せず、厚みの変化を有しない形態である。
導光板13は、例えば、アクリル系樹脂や、PC(ポリカーボネート)樹脂、COP(シクロオレフィンポリマー)樹脂等を用いて作製される。また、この導光板13は、例えば、押し出し成型や、射出成型等により作製可能である。なお、導光板は、基板となる熱可塑樹脂製等の板状の部材の出光面に、紫外線硬化型樹脂等によってレンチキュラーレンズ形状をUV成型法等によって形成してもよい。
導光板13よりも背面側(Z1側)には、光を反射可能な板状の部材である不図示の反射板が設けられている。この反射板は、背面側へ向かう光を反射して、導光板13へ向ける機能を有している。反射板は、鏡面反射性(正反射性)を有するものや、白色のシート等のように拡散反射性を有するもの等を適宜選択して使用できる。
反射板は、特に、金属等の高い反射率を有する材料により形成されたシート、高い反射率を有する材料により形成された薄膜(例えば金属薄膜)を表面層として含んだシート等といった、所謂、鏡面反射を可能とする反射板を使用することが、集光性や、光の利用効率を向上させるという観点から好ましい。
レンズシート14は、導光板13よりも出光側に配置され、導光板13から出射した光の方向を制御する作用を有する光学部材である。
図4は、本実施形態のレンズシート14の単位レンズ141を説明する図である。図4では、レンズシート14をシート面に直交し(Z方向)、かつ、単位レンズ141の配列方向(X方向)に平行な断面(XZ面)の一部を拡大して示している。
レンズシート14は、そのLCDパネル11側(出光側、Z2側)の面に、LCDパネル11側に凸となる柱状の単位レンズ141が複数配列されている。本実施形態の単位レンズ141は、図4に示すように、その長軸がシート面に直交する略楕円柱形状の一部形状であり、画面上下方向(Y方向)を長手方向(稜線方向)とし、画面左右方向(X方向)に配列されている。このレンズシート14のシート面は、LCDパネル11の観察画面に平行であり、厚み方向(Z方向)は、観察画面の正面方向に平行である。
なお、単位レンズ141は、略円柱の一部形状としてもよいし、複数種類の楕円柱形状等の曲面を組み合わせてなる形状としてもよい。また、例えば、底角が55〜65°程度の略二等辺三角柱形状であり、頂部が比較的大きな曲率半径を有する曲面で形成された形状としてもよい。
図1や図2に示すように、シート面に直交する方向(Z方向)から見て、単位レンズ141の配列方向は、導光板13の導光板単位レンズ131の配列方向に直交しており、下偏光板112の透過軸に平行である。
単位レンズ141は、その配列ピッチ(頂点141t間の距離)がP2であり、レンズ高さ(厚み方向(Z方向)における単位レンズ141の頂点141tから単位レンズ141間の谷部の谷底となる点141vまでの寸法)がH2である。また、このレンズシート14の厚さ(厚み方向(Z方向)における頂点141tから入射面14aまでの寸法)がD2である。本実施形態の単位レンズ141は、この配列ピッチP2が配列方向におけるレンズ幅W2に等しい。
レンズシート14は、アクリル系樹脂や、PC樹脂、MBS(メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン共重合体)樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、COP樹脂、PS(ポリスチレン)樹脂等のような液晶テレビ用途として使用可能な耐熱性を有する熱可塑性樹脂を押し出し成型することにより形成される。なお、紫外線硬化型樹脂等により、PET樹脂製や、PC樹脂製等のシート状の基材上にUV成型法等によって単位レンズ141を形成し、レンズシート14を作製することも可能である。
光学シート15は、レンズシート14よりも出光側(Z2側)又は入光側(Z1側)に配置され、各種光学機能を備えるシートである。本実施形態では、図1に示すように、光学シート15がレンズシート14よりも出光側(Z2側)に配置されている例を挙げて示しているが、レンズシート14よりも入光側(Z1側)に配置してもよい。
この光学シート15は、特定の偏光状態の光を透過し、それ以外の偏光状態の光については反射する機能を有する偏光選択反射シートとしてもよいし、光を拡散する作用を有する拡散シート等としてもよい。
なお、光学シート15として、偏光選択反射シートを用いる場合には、この面光源装置10の最も出光側(即ち、LCDパネル11の入光側)に配置することが、光の利用効率を高め、輝度を向上させる観点から好ましい。また、光学シート15として偏光選択反射シートを用いる場合には、その光学シートを透過する偏光の偏光軸は、シート面の法線方向(Z方向)から見て、下偏光板112の透過軸(図2(c)参照)と平行であることが、光の利用効率を高め、輝度を向上させる観点から好ましい。
光学シート15として偏光選択反射シートを用いる場合には、例えば、DBEF(住友スリーエム株式会社製)を使用することができる。
また、光学シート15として拡散シートを用いる場合には、拡散材を含有する樹脂製のシート状の部材や、基材となる樹脂製のシート状の部材の片面等に拡散材を含有するバインダをコートした部材や、出光面側にマイクロレンズアレイが形成され光を拡散する作用を有するマイクロレンズシート等を用いることができる。
図5は、入射角度と偏光状態(P波、S波)による反射率との関係の例を示す図である。
図5に示すように、P波とS波では、その入射角によって、反射率が異なる。そのため、導光板13やレンズシート14を透過したP波及びS波の透過率もその入射角によって異なってくる。
図6は、レンズシート14における、正面方向へ出射する光の様子と、入射角と偏光状態とを示す図である。図6(a)は、単位レンズ141の配列方向(X方向)において、レンズシート14に入射し、レンズシート14からシート面に直交する方向(Z方向)に出射する光の光路を模式的に示した図であり、図6(b)は、レンズシート14における入射角度と偏光状態(P波、S波)による透過率を示すグラフである。
レンズシート14では、図6(a),(b)に示すように、レンズシート14に対して入射角が約0〜50°で入射した光が、略正面方向へ出射される。即ち、レンズシート14では、図6(b)に示すように、レンズシート14を透過して正面方向へ出射する光におけるP波、S波の比率は、P波の方がS波に比べて多くなる。
従って、レンズシート14を配置することにより、下偏光板112に対してP波をより効果的に透過させることができ、輝度を向上させることができる。
本実施形態の面光源装置10は、その出光面から出射する光の偏光度V2が、導光板からの出射光の偏光度V1に比べて高くなることが好ましい。なお、ここで、偏光度V2は、面光源装置10が偏光選択反射シートを最も出光面側に備える場合には、偏光選択反射シートを除いて最も出光面側となる光学部材の出光面での偏光度であるとする。
ここで、偏光度Vとは、ある出光面からの出射光に含まれる2つの偏光成分の比を示すものであり、偏光成分の偏りを示している。なお、偏光成分の1つは、その偏光軸が、画面左右方向(X方向)に平行であり、もう1つの偏光成分は、その偏光軸が、画面上下方向(Y方向)に平行であるものとする。この偏光度V(%)は、偏光軸が画面上下方向(Y方向)に平行な偏光成分の光量Vyに対する、偏光軸が画面左右方向(X方向)に平行な偏光成分の光量Vxの割合であり、V=(Vx/Vy)×100という式で表される。
導光板13の出光面13cから出射する光の偏光度V1(%)は、出光面13cから出射する光において、画面左右方向(X方向)に偏光軸を有する偏光成分の光量V1x、画面上下方向(Y方向)に偏光軸を有する偏光成分の光量V1yとするとき、V1=V1x/V1y×100という式で得られる。
次に、面光源装置10の最も出光側(Z2側)に位置するシート(ただし、偏光選択反射シートは除く)の出光面から出射する光の偏光度V2(%)は、最も出光側(Z2側)に位置するシート(偏光選択反射シートを除いて)の出光面から出射する光において、画面左右方向(X方向)に偏光軸を有する偏光成分の光量V2x、画面上下方向(Y方向)に偏光軸を有する偏光成分の光量V2yとするとき、V2=V2x/V2y×100という式で得られる。
本実施形態の面光源装置では、偏光度V2と偏光度V1との差V2−V1の値が、15%以上とすることが好ましい。差V2−V1の値が大きいほうが、下偏光板112を透過する光の量が大きくなり、光の利用効率の向上や、正面輝度の向上という効果が得られる。従って、この条件を満たすことが好ましい。
以上のことから、本実施形態によれば、レンズシート14によって、P波の比率が増え、このP波の偏光軸(X方向)と、下偏光板112の透過軸(X方向)とが平行となる。従って、下偏光板112を透過する光量が増え、光の利用効率が向上し、正面輝度の上昇を図ることができる。
また、本実施形態によれば、レンズシート14の単位レンズ141は、導光板13の導光方向に平行な画面左右方向(X方向)に配列されているので、画面左右方向における光線制御作用を有し、画面左右方向において良好な広い視野角を実現することができ、かつ、特に導光方向(X方向)において生じやすい正面方向(Z方向)に対するピーク角度のずれを低減できる。特に、本実施形態のようにLCDパネル11を備える透過型表示装置1では、画面左右方向の視野角が広いことがより好まれる。従って、本実施形態によれば、高品位の表示装置とすることができる。
また、本実施形態によれば、導光板13の導光方向(X方向)に対して直交する方向である画面上下方向(Y方向)に導光板単位レンズ131が配列されるので、画面上下方向における視野角も好適に制御でき、かつ、輝度ムラの低減等を図ることができる。
ここで、本実施形態の面光源装置10の実施例及び比較例に相当する測定例1〜17の面光源装置を作製し、その正面輝度や、視野角特性を示す半値角、サイドローブの発生の有無等に関して測定を行い、評価した。
各測定例の面光源装置において、光源部12は、各導光板の画面左右方向の一方の端部に配置されており、正面方向から測定者が観察した場合、画面左右方向左側に位置している。この光源部12は、LEDを点光源121として使用している。
また、各測定例の表示装置において、反射板は、鏡面反射性のものを用いている。
各測定例に用いられた導光板13は、アクリル樹脂製であり、その厚さが4mmである。また、各測定例の導光板13の出光面13cに形成される導光板単位レンズ131は、配列ピッチP1=93μm、レンズ高さH1=38μmである。
各測定例の面光源装置において、レンズシート等の光学シートの形状及び枚数等は異なっており、以下には、各測定例の面光源装置が備えている光学シート等について説明する。
レンズシート14は、本実施形態のレンズシート14の実施例である。このレンズシート14は、PC樹脂製であり、その厚さが280μmである、またこのレンズシート14の単位レンズ141は、配列ピッチP2=50μm、レンズ高さH2=25μmである。
図7は、各測定例に用いられるプリズムシートA、プリズムシートBを説明する図である。
プリズムシートA,Bは、PET樹脂製のシート状の基材の片面に、ウレタン系紫外線硬化樹脂製の単位プリズムが複数配列されている。このプリズムシートA,Bの単位プリズムは、二等辺三角柱形状であり、配列ピッチが50μm、プリズム高さが25μmである。プリズムシートの厚さは、280μmである。
プリズムシートAは、図7(a)に示すように、画面左右方向(X方向)に単位プリズムが配列されており、プリズムシートBは、画面上下方向(Y方向)に単位プリズムが配列されている。
拡散シートAは、ヘイズ値が94.8%の無指向性の光拡散シート(SKC社製、CH273)である。
拡散シートBは、ヘイズ値が94.8%の無指向性の光拡散シート(SKC社製、CH273)である。即ち、拡散シートA及び拡散シートBは、配置される位置が異なるが、同じ部材である。
偏光選択反射シートは、住友スリーエム株式会社製のDBEFである。この偏光選択反射シートは、その透過軸が、画面左右方向(X方向)に平行である。
以下、各測定例の面光源装置に備えられるレンズシート等について説明する。
測定例1は、導光板13よりも出光側にレンズシート等は備えていない面光源装置である。その正面輝度及び偏光度は他の測定例の正面輝度比や偏光度の基準となるものである。この測定例1の偏光度は、導光板13から出射した光の偏光度に相当する。
測定例2は、導光板13よりも出光側(Z2側)にレンズシート14を備える面光源装置である。
測定例3は、導光板13よりも出光側にプリズムシートAを備える面光源装置である。
測定例4は、導光板13よりも出光側に、導光板13側(Z1側)から順に、レンズシート14、偏光選択反射シートを備える面光源装置である。
測定例5は、導光板13よりも出光側に、導光板13側から順に、プリズムシートA、偏光選択反射シートを備える面光源装置である。
測定例6は、導光板13よりも出光側に、導光板13側から順に、レンズシート14、拡散シートAを備える面光源装置である。
測定例7は、導光板13よりも出光側に、導光板13側から順に、プリズムシートA、拡散シートAを備える面光源装置である。
測定例8は、導光板13よりも出光側に、拡散シートBを備える面光源装置である。
測定例9は、導光板13よりも出光側に、導光板13側から順に、拡散シートB、レンズシート14を備える面光源装置である。
測定例10は、導光板13よりも出光側に、導光板13側から順に、拡散シートB、プリズムシートAを備える面光源装置である。
測定例11は、導光板13よりも出光側に、導光板13側から順に、拡散シートB、プリズムシートBを備える面光源装置である。
測定例12は、導光板13よりも出光側に、導光板13側から順に、拡散シートB、レンズシート14、偏光選択反射シートを備える面光源装置である。
測定例13は、導光板13よりも出光側に、導光板13側から順に、拡散シートB、プリズムシートA、偏光選択反射シートを備える面光源装置である。
測定例14は、導光板13よりも出光側に、導光板13側から順に、拡散シートB、プリズムシートB、偏光選択反射シートを備える面光源装置である。
測定例15は、導光板13よりも出光側に、導光板13側から順に、拡散シートB、レンズシート14、拡散シートAを備える面光源装置である。
測定例16は、導光板13よりも出光側に、導光板13側から順に、拡散シートB、プリズムシートA、拡散シートAを備えている。
測定例17は、導光板13よりも出光側に、導光板13側から順に、拡散シートB、プリズムシートB、拡散シートAを備えている。
上述の測定例4,6,9,12,15の面光源装置は、本実施形態の面光源装置の実施例に相当する。また、測定例1〜3,5,7,8,10,11,13,14,16,17は、比較例に相当する。
Figure 2013211243
表1は、各測定例の面光源装置の構成と、半値幅、サイドローブの発生の有無、ピーク角度、正面輝度比、偏光度等の各種評価結果とを示す表である。
半値幅及びピーク角度に関しては、暗室環境下において、各測定例の面光源装置を点灯し、面光源装置としての出光面の幾何学的中心となる点を通る画面上下方向(Y方向)及び画面左右方向(X方向)における出射角度ごとの輝度を、視野角特性評価装置(ELDIM社製 視野角特性評価装置EZContrast)を用いて測定し、画面上下方向及び画面左右方向において、それぞれ、輝度がピークとなる角度をピーク角度とした。また、輝度のピークを1.0とし、ピークに対して1/2となる輝度を有する角度間の幅を半値幅(半値全幅)として算出した。なお、画面上下方向(Y方向)及び画面左右方向(X方向)における出射角度は、画面上下方向(Y方向)において、法線方向に対して上側(Y2側)を正、下側(Y1側)を負とし、画面左右方向(X方向)において、法線方向に対して右側(X2側)を正、左側(X1側)を負とした。
ピーク角度は、それぞれ面光源装置の出光面の法線方向(Z方向)に対して±5°以内であるものを良とし、±5°を超えるものを不可とした。
この半値幅は、面光源装置の視野角特性を表す。半値幅は、画面上下方向及び画面左右方向において、いずれも35°以上となるものを良とし、少なくとも一方がそれ未満となるものを不可とした。
正面輝度比に関しては、暗室環境下において、面光源装置を点灯し、面光源装置としての出光面の幾何学的中心を通り、出光側法線方向(Z2側)800mmの位置から、輝度計(コニカミノルタ社製 分光放射輝度計CS−1000)を用いてその出光面の幾何学的中心における輝度を測定した。そして、測定例1の正面輝度を基準(100%)とし、各測定例の正面輝度の比を算出した。
一般に、面光源装置において、正面輝度は、高いほうが好ましい。ここでは、測定例1の正面輝度に対して、正面輝度比が250%となるものを良とし、正面輝度比が250%未満となるものを不可とした。
サイドローブに関しては、上述の半値幅及びピーク角度の測定において、視野角特性評価装置(ELDIM社製 視野角特性評価装置EZContrast)によって得られた不図示の視野角分布曲線に基づいて、サイドローブの発生の有無を評価した。面光源装置においてサイドローブが生じると、光の利用効率の低下等を招くため好ましくない。従って、サイドローブが発生していないものを良とし、発生しているものを不可とした。
偏光度V1,V2の算出方法は、以下の通りである。
偏光度V1は、測定例1の面光源装置の偏光度に相当する。
そこで、暗室環境下において、測定例1の面光源装置を点灯し、面光源装置としての出光面の幾何学的中心を通り、出光側法線方向(Z2側)800mmの位置から、透過軸がX方向に平行な偏光板を透過した光(本実施形態では、P波)の輝度V1x、透過軸がY方向に平行な偏光板を透過した光(本実施形態では、S波)の輝度V1yを、輝度計(コニカミノルタ社製 分光放射輝度計CS−1000)により測定した。そして、V1=(V1x/V1y)×100という式から偏光度V1を算出した。
偏光度V2は、他測定例の面光源装置を点灯し、同様の位置から、透過軸がX方向に平行な偏光板を透過した光(本実施形態では、P波)の輝度V2x、透過軸がY方向に平行な偏光板を透過した光(本実施形態では、S波)の輝度V2yを、上述の輝度計により測定し、V2=(V2x/V2y)×100という式から偏光度V2を算出した。
偏光度V2の評価は、差V2−V1の値が、15%以上となるものを良とし、15%未満のものを不可とした。
総合評価は、以上の結果から判断した。1つでも不可であるとの評価を受けたものは、不可とし、全て良であると評価されたものを良として判定した。
表1に示す測定例1の評価結果は、即ち、導光板13の評価結果に相当し、偏光度や正面輝度は、他の測定例の評価において基準となる。測定例1では、半値幅は十分であり、サイドローブの発生もない。しかし、画面左右方向(X方向)におけるピーク角度が75〜80°の方向に存在している。これは、光源部12を一方の端部にのみ備える、所謂、1灯式のエッジライトの面光源装置に特有の傾向である。従って、このままでは、面光源装置としての使用には適さない。
測定例1,2,3,8に示すように、導光板13の出光側にレンズシート等の光学部材を1枚積層しただけでは、ピーク角度(特に画面左右方向のピーク角度)や、正面輝度、画面左右方向(X方向)の半値幅等が改善されていない。また、組み合わせる光学部材によっては、測定例3のように、サイドローブが発生している。
測定例2,3に示すように、レンズシート14とプリズムシートAでは、レンズシートを備える測定例2の方が、サイドローブの低減や、偏光度の向上等の効果が得られた。この差異は、測定例4,5、測定例6,7、測定例9,10、測定例12,13、測定例15,16に示すように、さらに他の光学部材(偏光選択反射シートや、拡散シート)を積層した場合にも、同様の傾向を有しており、レンズシート14を備える測定例の方が、良好であった。
また、プリズムシートAと同様の単位プリズムを備えるがその配列方向が画面上下方向に平行なプリズムシートBを備える測定例11,14,17では、プリズムシートAを備える測定例10,13,16に比べて、画面上下方向の半値幅が狭く、偏光度V2も低く、評価は不可であった。また、組み合わせる光学部材によっては、測定例11のようにサイドローブが発生したり、測定例17のようにピーク角度が正面方向に対して大きくずれたりする等していた。
また、測定例2に示すように、導光板13の上に、レンズシート14を備えただけでは、ピーク角度や正面輝度、半値幅は改善されていない。これに対して、少なくとも1枚、レンズシートの入光側(Z1側)又は出光側(Z2側)に光学シートを配置した測定例4,6,9,12,15では、測定例2に比べて、画面左右方向(X方向)の半値幅が広がり、正面輝度が向上し、ピーク角度も0°とすることができた。また、測定例4,6,9,12,15では、他の光学シートを積層した状態であっても、偏光度は高く維持され、サイドローブの低減効果も得られた。
上述のように、実施例である測定例4,6,9,12,15の面光源装置では、正面輝度が高く、良好な広い視野角を有し、サイドローブ等のない良好な面光源装置とすることができる。また、これらの実施例である測定例4,6,9,12,15の面光源装置とすれば、面光源装置としての出光面の法線方向(Z方向)に対するピーク角度のずれもなく、偏光度も高く、下偏光板112の透過軸に平行な偏光軸を有する偏光をより多く出射できるので、光の利用効率を向上でき、明るい照明を行うことができる。
特に、測定例4,6,9の面光源装置では、導光板13の出光側には2枚しか光学部材を配置していないので、良好な光学特性を有しながら、面光源装置の薄型化・軽量化を実現できる。
以上のことから、本実施形態によれば、正面輝度が高く、良好な広い視野角を有し、サイドローブがなく、光の利用効率も高い良好な面光源装置及び表示装置とすることができる。
また、本実施形態によれば、光源部を導光板の1端部に設けた形態とし、導光板に組み合わせて使用される光学部材の点数を削減した構成とすることも可能であり、面光源装置の軽量化・薄型化、生産コストの低減等の効果を奏することができる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態において、単位レンズ141は、配列方向において、対称な形状としたがこれに限らず、非対称な形状としてもよい。このとき、頂点に対して対向する2つの側面は、いずれも曲面状であることが、偏光度の向上や光の利用効率の向上等の観点から好ましい。
(2)本実施形態において、光源部12は、面光源装置10の画面左右方向(X方向)の一方の端部(X1側)に設けられる例を示したが、これに限らず、例えば、画面上下方向(Y方向)の一方の端部に配置してもよい。なお、このとき、導光板13の導光板単位レンズ131は、長手方向が画面上下方向であり、配列方向が画面左右方向であり、レンズシート14の単位レンズ141は、長手方向が画面左右方向であり、配列方向が画面上下方向となる。
(3)本実施形態において、光源部12は、点光源121であるLEDが複数配列されて形成される例を示したが、これに限らず、例えば、点光源はLED以外の光源種のものを用いてもよいし、光源部12として冷陰極管等のような線光源を用いてもよい。
なお、本実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1 表示装置
10 面光源装置
11 LCDパネル
12 光源部
13 導光板
13a 入光面
13c 出光面
131 導光板単位レンズ
14 レンズシート
141 単位レンズ
15 光学シート

Claims (7)

  1. 出光面に、略円柱形状の一部形状又は略楕円柱形状の一部形状である導光板単位レンズが複数配列された導光板と、
    前記導光板の1つの側面である入光面に対面する位置に前記入光面に沿って設けられる光源部と、
    前記導光板よりも出光側に設けられ、出光側の面に略円柱形状の一部形状又は楕円柱の一部形状である凸形状の単位レンズが複数配列されたレンズシートと、
    前記導光板よりも出光側に少なくとも1枚配置される光学シートと、
    を備える面光源装置であって、
    前記レンズシートのシート面に直交する方向から見て、前記単位レンズは、その稜線方向が前記入光面に平行な方向であり、
    前記レンズシートのシート面に直交する方向から見て、前記単位レンズの配列方向に直交する方向に平行な透過軸を有する偏光成分の光量に対する、前記単位レンズの配列方向に平行な偏光軸を有する偏光成分の光量の割合を偏光度とするとき、
    前記導光板から出射する光の偏光度V1(%)と、前記面光源装置としての出光面から出射する光の偏光度V2(%)とは、
    V2−V1≧15
    という関係を満たすこと、
    を特徴とする面光源装置。
  2. 請求項1に記載の面光源装置において、
    前記レンズシートのシート面に直交する方向から見て、前記単位レンズの配列方向は、前記導光板単位レンズの配列方向に直交すること、
    を特徴とする面光源装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の面光源装置において、
    前記レンズシートのシート面に直交する方向から見て、前記導光板単位レンズの稜線方向は、前記入光面に直交する方向であること、
    を特徴とする面光源装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記光学シートの少なくとも1枚は、光を拡散する拡散作用、もしくは、所定の偏光成分を透過して、それ以外の偏光成分を反射する作用を有すること、
    を特徴とする面光源装置。
  5. 請求項4に記載の面光源装置において、
    該面光源装置の最も出光側に、所定の偏光成分を透過して、それ以外の偏光成分を反射する作用を有する前記光学シートが位置する場合には、
    前記偏光度V2は、その光学シートよりも導光板側に位置する光学部材の出光面での偏光度であること、
    を特徴とする面光源装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の面光源装置と、
    前記面光源装置側に設けられる第1偏光板と観察者側に設けられる第2偏光板との間に液晶層を備え、前記面光源装置によって背面側から照明される透過型表示部と、
    を備える透過型表示装置。
  7. 請求項6に記載の透過型表示装置において、
    前記第1偏光板の透過軸は、該透過型表示装置の観察画面に直交する方向から見て、前記単位レンズの配列方向と平行であること、
    を特徴とする透過型表示装置。
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