JP2013208314A - 穿刺痛緩和装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
人工透析などで穿刺針を身体に刺し入れる際に用い、利便性に優れた穿刺痛緩和装置を提供すること。
【解決手段】
ペルチェ素子等を用いた冷却具22と、冷却具22等を収容する本体11と、冷却具22によって冷却され且つ本体11から外部に突出して皮膚に接触する押圧体20と、で穿刺痛緩和装置を構成して、押圧体20の端面には、皮膚に押圧跡Mを形成するための突出部28を設ける。このような突出部28を設けることで、押圧体20で皮膚を冷却した後、短時間ではあるが、凹部や赤色部などの押圧跡Mが皮膚表面に残る。この押圧跡Mにより、冷却した領域を視覚的に把握でき、その中心に穿刺針を刺し入れることで、冷凍麻酔に類似する効果で痛みを確実に緩和でき、利便性に優れる。
【選択図】 図1
人工透析などで穿刺針を身体に刺し入れる際に用い、利便性に優れた穿刺痛緩和装置を提供すること。
【解決手段】
ペルチェ素子等を用いた冷却具22と、冷却具22等を収容する本体11と、冷却具22によって冷却され且つ本体11から外部に突出して皮膚に接触する押圧体20と、で穿刺痛緩和装置を構成して、押圧体20の端面には、皮膚に押圧跡Mを形成するための突出部28を設ける。このような突出部28を設けることで、押圧体20で皮膚を冷却した後、短時間ではあるが、凹部や赤色部などの押圧跡Mが皮膚表面に残る。この押圧跡Mにより、冷却した領域を視覚的に把握でき、その中心に穿刺針を刺し入れることで、冷凍麻酔に類似する効果で痛みを確実に緩和でき、利便性に優れる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、人工透析などで身体に穿刺針を刺し入れる際、その痛みを軽減するために用いる穿刺痛緩和装置に関する。
改めて言うまでもなく、予防接種などで注射を打つ際は、相当な痛みを覚悟する必要がある。通常、注射を打つ頻度は多くないため、大半の人々は効果を期待して痛みを我慢している。しかし腎疾患などで人工透析が不可欠な場合、週に数回、大径の穿刺針を腕部に刺し入れる必要があり、そのたびに痛みに耐えることを要求され、日常生活の質が著しく低下する。
この痛みを緩和するため、リドカイン(局所麻酔薬)を含浸させたシートを皮膚に貼り付け、周辺の神経を麻痺させる方法が確立されている。ただしこの方法は、アレルギー反応などの副作用を引き起こす恐れがあるほか、長年の使用で皮膚に障害を与える恐れもある。さらに麻酔の効果を得るには、少なくとも30分程度の時間を要するなど、いくつかの課題が指摘されており、他の方法も開発されている。
他の例として、皮膚を単純に冷却して、冷凍麻酔に類似する効果で痛みを緩和する方法が挙げられる。皮膚の冷却には、氷や保冷剤など、日常的な物を使用することもできるが、融解した水の処置などで不便な点があり、後記特許文献1のような装置が開発されている。この装置は、半球状に突出した押圧体をペルチェ素子で冷却する構造で、人工透析に先立ち、冷却された押圧体を皮膚に接触させることで、穿刺針を刺し入れる際の痛みが緩和される。なお当該特許文献は、衛生面に配慮したことなどを特徴としている。
前記特許文献1のように、ペルチェ素子を用いて皮膚を冷却する装置は、取り扱いが容易で副作用もないなど、多くの利点があり、臨床での使用が進められているが、その過程で、関係者から様々な要望が出されている。要望として大きいのは、「冷却した領域を把握できず、穿刺針を適切な位置に刺し入れできない。」というものである。人工透析の際は、皮下組織などを保護するため、穿刺針の位置を都度変えることが多い。また、人工透析を受ける当人にとって、冷却された領域を正確に把握するのは難しい。その結果、穿刺針を適切な位置に刺し入れることができず、期待した効果を得られないことがあった。
皮膚を冷却する方法として、前記のように氷や保冷剤などを使用するならば、皮膚の表面に結露が発生して、その位置を視覚的に把握できる可能性がある。ただしこれらは、皮膚を過度に冷却して不快感を与える恐れがあるほか、結露の発生が衛生面などに影響する恐れもある。対して、前記のようなペルチェ素子を用いた装置は、温度の微調整が容易で、誰もが無理なく操作でき、更なる利便性の改善が待ち望まれている。
本発明はこうした実情を基に開発されたもので、人工透析などで穿刺針を身体に刺し入れる際に用い、利便性に優れた穿刺痛緩和装置の提供を目的としている。
前記の課題を解決するための請求項1記載の発明は、ペルチェ素子等を用いた冷却具と、該冷却具等を収容する本体と、前記冷却具によって冷却され且つ前記本体から外部に突出して皮膚に接触する押圧体と、を備え、前記押圧体の端面には、皮膚に押圧跡を形成するための突出部を設けてあることを特徴とする穿刺痛緩和装置である。
本発明による穿刺痛緩和装置は、片手で無理なく取り扱い可能な大きさと重量で、その一角から皮膚に接触させる押圧体が突出している。この押圧体を低温に維持するため、内部には冷却具を組み込んである。冷却具は、低温を発生できるならば動作原理は自在だが、大きさや重量に制約があることや、温度調整が容易といった点を考慮すると、ペルチェ素子が最適である。
本体は、穿刺痛緩和装置の外殻となるもので、取り扱いに支障がなければ、形状や大きさや材質などは自在である。ただし実際の使用を考慮すると、コードレス電話機と同等の形状が適している。さらに本体は、医療現場での使用に考慮して、薬品類に対する耐性が必要で、また衛生面を配慮して表面の凹凸や溝などはできるだけ排除する。
押圧体は、皮膚を冷却するための部位で、外殻となる本体を貫通するように配置され、本体から突出している部分が実際に皮膚と接触して、この反対面が冷却具と接触している。なお押圧体の配置は自在だが、取り扱いを考慮すると、本体の端部近傍が最適である。また押圧体の端面は、本来の機能を発揮するため、最低でも五百円硬貨程度の面積が必要である。そのほか押圧体は、アルミニウム合金など、熱伝導に優れたものを使用する。
このように、冷却具や本体や押圧体などで構成される装置は、前記特許文献1でも開示されている。従来の押圧体は、皮膚との密着性を考慮して、端面を半球状または平面状として、さらに端面全域を凹凸のない滑らかな面としていた。しかし本発明では、押圧体の端面にあえて突出部を設けたことを特徴とする。
突出部は、押圧体の端面から局地的に突き出た部位であり、針のような点状とすることもできるが、ある程度の長さを持った線状とすることもできる。当然ながら突出部は、皮膚を痛める鋭利な形状としてはならない。なお突出部以外は、皮膚と無理なく密着できるよう、従来と同様、凹凸のない滑らかな面とする。
押圧体を皮膚に接触させた際、突出部と接触する箇所は、局地的に圧力が高まり、皮膚が強く押し込まれるほか、皮下組織の血流が変化する。そのため、押圧体を離した後も、しばらくの間は、凹部や赤色部など、突出部によって生じた押圧跡が皮膚表面に残る。この押圧跡を利用することで、押圧体で冷却した領域を視覚的に把握でき、最適な位置に穿刺針を刺し入れることができる。当然ながら突出部は、押圧体が接触した領域を把握できるように配置する。
実際の穿刺痛緩和装置は、動力源となる蓄電池や、スイッチやモニターなどの操作部や、全体の動作を統括する制御部などが必要となるが、これらは従来と同様であり、本願発明との直接的な関連性がない。そのため具体的な記載を省略する。
請求項2記載の発明は、突出部の形状を限定するもので、突出部は、押圧体の端面の外縁に沿って延びるように形成してあることを特徴とする。このように、突出部を押圧体の端面の外縁に沿って延ばすことで、それよりも内周は、全域が凹凸のない滑らかな面となり、途切れることなく皮膚と面接触するため、冷却が円滑に進行していく。なお「押圧体の端面の外縁」には、実際の外縁よりも数ミリ程度内側に入った位置も含むものとする。また、外縁に沿って延びる突出部は、途切れることのない環状とすることもできるが、部分的に途切れていても構わない。
仮に押圧体の端面が円形であれば、その外縁に沿って延びる突出部も円形になり、皮膚には円環状の押圧跡が残される。その中心を狙って穿刺針を刺し入れると、周囲の皮膚は均等に冷却されており、痛みを確実に緩和できる。なお、突出部を途切れることのない環状とすることで、押圧体を真上に向けて、突出部の内側に消毒液を貯めることができる。これによって、皮膚との接触面を強力に殺菌可能で、衛生面においても優れた効果を発揮する。
請求項1記載の発明のように、押圧体の端面に突出部を設けることで、押圧体で皮膚を冷却した後、短時間ではあるが、凹部や赤色部などの押圧跡が皮膚表面に残る。この押圧跡により、冷却した領域を視覚的に把握でき、その中心に穿刺針を刺し入れることで、冷凍麻酔に類似する効果で痛みを確実に緩和でき、利便性に優れる。
請求項2記載の発明のように、突出部を押圧体の外縁に沿って延びるように形成することで、それよりも内周は、全域が凹凸のない滑らかな面となり、途切れることなく皮膚と面接触するため、冷却が円滑に進行していく。しかも突出部を環状とすることで、その内側に消毒液を貯めることができ、衛生面においても最大限の配慮をすることができる。
図1は、本発明による穿刺痛緩和装置の形状例を示している。この穿刺痛緩和装置は、穿刺針を腕部などに刺し入れるのに先立ち、皮膚を冷却する機能を有しており、冷却によって神経が一時的に麻痺して、穿刺針を刺し入れる際の痛みを緩和できる。図の穿刺痛緩和装置は、プラスチックを成形した本体11や、本体11の端部付近に位置する押圧体20などで構成され、本体11の形状や大きさは、コードレス電話機に類似しており、片手で握って無理なく取り扱うことができる。また押圧体20は、皮膚に接触して冷却するための部位で、円柱状のアルミニウム合金を用いており、その根元部分は、本体11の中に入り込んで固定されている。
押圧体20を冷却する冷却具22には、ペルチェ素子を用いている。冷却具22は、A−A断面のように平面状で、一面が押圧体20と接触しており、反対面が放熱器23と接触している。放熱器23は、アルミニウム合金に多数のフィンを形成したもので、周辺の空気に熱を発散する。なおペルチェ素子を効果的に機能させるには、放熱器23の熱を奪う必要があり、放熱器23に隣接して電動のファン24を配置してある。放熱器23を通る空気は、本体11側面の吸気口12から取り入れられ、ファン24に隣接する排気口13から外部に放出される。吸気口12は、衛生面を考慮して押圧体20から離れた位置に設けてあり、排気口13は、押圧体20の反対側に設けてある。
本体11の表面には、スイッチやランプなどで構成される操作部14を設けてあり、指先で簡単に操作できるほか、装置の状態を視覚的に把握できる。また本体11の内部には、動力源となる蓄電池16や、動作を管理する制御部14が組み込まれている。なお図では省略しているが、冷却具22やファン24は、制御部17と配線で結ばれている。
押圧体20は円柱状であり、皮膚と接触する端面は必然的に円形となる。この端面の外縁には、皮膚に食い込むように飛び出した突出部28を環状に形成してある。突出部28は、ごく小さい半円断面であるため、皮膚を局地的に深く押圧して、押圧跡Mを残すことができる。なお突出部28よりも内周の全域は、凹凸のない平滑面となっており、途切れることなく皮膚と面接触するため、素早く体温を奪うことができる。
図2は、図1の穿刺痛緩和装置を用いて、皮膚を冷却した後の状態を示している。皮膚には、押圧体20の突出部28によって環状の押圧跡Mが残り、押圧体20が接触した領域を簡単に把握できる。押圧跡Mの中心付近は、均等に冷却されているため、最も痛みを感じにくくなり、この位置に穿刺針を刺し入れることで、痛みを確実に緩和できる。当然ながら押圧跡Mは、時間の経過によって消滅して、身体に何ら影響を及ぼすことはない。
図3は、押圧体20や突出部28の形状例を示している。本発明は、押圧体20の端面に何らかの突出部28を設けたことを特徴としているが、突出部28の具体的な形状は自在であり、その例をこの図に示す。「突出部の形状例1」では、突出部28を押圧体20の外縁に沿って形成してあるが、途中二箇所で途切れており、円弧状の突出部28が対向している。このように突出部28を分断することで、押圧体20を皮膚に接触させた際、中心付近の空気が円滑に押し出されて、皮膚との面接触が無理なく実現する。
次に「突出部の形状例2」では、押圧体20の外縁よりもやや内側となる位置に、環状の突出部28を形成してある。製造上の都合などで、突出部28を押圧体20の端面外縁に沿って形成できない場合、このような構成とすることもできる。また突出部28よりも内側は、押圧体20の中心に向かうに連れて陥没していく凹面となっている。このように、突出部28を除く押圧体20の端面形状は、平面のほか凹面や凸面など、自在に決めることができる。
最後に「突出部の形状例3」では、押圧体20の端面中程に四個の突出部28を形成してある。この突出部28は、ごく短いが半径方向に延びており、皮膚には十字状の押圧跡Mが残る。そのため、押圧体20が接触した領域の中心を無理なく把握できる。なお、この例のように点状の突出部28は、皮膚の冷却に支障がないよう、できるだけ押圧体20端面の外縁寄りに配置する。
11 本体
12 吸気口
13 排気口
14 操作部
16 蓄電池
17 制御部
20 押圧体
22 冷却具(ペルチェ素子)
23 放熱器
24 ファン
28 突出部
M 押圧跡
12 吸気口
13 排気口
14 操作部
16 蓄電池
17 制御部
20 押圧体
22 冷却具(ペルチェ素子)
23 放熱器
24 ファン
28 突出部
M 押圧跡
Claims (2)
- ペルチェ素子等を用いた冷却具(22)と、
該冷却具(22)等を収容する本体(11)と、
前記冷却具(22)によって冷却され且つ前記本体(11)から外部に突出して皮膚に接触する押圧体(20)と、
を備え、
前記押圧体(20)の端面には、皮膚に押圧跡(M)を形成するための突出部(28)を設けてあることを特徴とする穿刺痛緩和装置。 - 前記突出部(28)は、前記押圧体(20)の端面の外縁に沿って延びるように形成してあることを特徴とする請求項1記載の穿刺痛緩和装置。
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---|---|---|---|
JP2012080982A JP2013208314A (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 穿刺痛緩和装置 |
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