JP2013207839A - 突入電流抑制回路及び光源点灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路の消費電力の増加を抑える突入電流抑制回路を提供する。
【解決手段】突入電流抑制回路101は、限流部、バイパス部、整流部、導通信号出力部を備える。限流部は抵抗R21からなる。バイパス部は、交流電源300に対して順電流の流れる方向が互いに逆向に、及び抵抗21とともに並列接続されたサイリスタS1、S2からなる。整流部は、整流素子D1と整流素子D11とからなる。導通信号出力部は、整流素子D1の出力側に接続し、第1の導通信号を交流電源300の投入時点から遅れてサイリスタS1に出力する第1の導通信号出力部11と、整流素子D11の出力側に接続し、第2の導通信号を交流電源300の投入時点から遅れてサイリスタS2に出力する第2の導通信号出力部12とからなる。
【選択図】図1

Description

この発明は、突入電流を抑制する突入電流抑制回路及びこの突入電流抑制回路を備えた光源点灯装置に関する。
突入電流が流れようとする負荷回路が接続された交流回路に突入電流低減回路を備える電気機器に関する技術がある(例えば、特許文献1)。特許文献1の突入電流低減回路は、突入電流が流れようとする負荷回路が接続された交流回路に挿入された第1と第2の突入電流低減回路を備え、前記第1の突入電流低減回路は、前記交流回路に挿入された半導体素子と、当該半導体素子への逆電流防止の為に前記交流回路に直列に接続されたダイオードと、当該半導体素子のバイアス制御点にバイアス電圧を上昇させるコンデンサと、当該コンデンサに並列接続された抵抗と、を備える回路を2回路備え、当該2回路を逆並列に接続したものである。前記第1の突入電流低減回路は、電源投入時に生じる高周波の突入電流を防止するための解決手段である。また、特許文献1の実施の形態では、NチャネルMOSFETを用いているが、PチャネルのMOSFET、NPNバイポーラトランジスタやPNPバイポーラトランジスタを用いてもよいとの記載がある(特許文献1の9頁33行目〜35行目参照)。
特許第3964916号(3頁15行目〜24行目、及び図1参照)
しかしながら、特許文献1の第1の突入電流低減回路において、半導体素子への逆電流を防止するためのダイオードD1、D2(段落69、段落70)を交流回路に接続する必要があり、当該ダイオードD1,D2は交流回路に耐え得る耐圧の大きい部品を用いる必要がある。また、当該ダイオードD1,D2を使用することにより、当該ダイオードD1,D2の電圧降下と、交流回路に流れる電流とによって電力損失が生じるため、突入電流低減回路を用いることで、定常動作時の消費電力を増加させる要因となる。
本発明は、電源投入時の突入電流抑制には限流素子を用いて突入電流を抑制し、電源投入時の突入電流を抑制した後の動作は、限流素子をバイパスさせるスイッチ素子を介して入力電流を導通させる回路構成とする。さらに、バイパス用の半導体素子には、逆電流を防止するための部品を不要とすることで、突入電流の抑制時における消費電力の増加抑制を目的とする。
この発明の突入電流抑制回路は、
交流電源と、前記交流電源で動作する電気機器とが作る交流回路の前記交流電源と前記電気機器との間に挿入されて、前記交流電源の投入に際して発生する突入電流を制限する限流部と、
前記限流部と並列に接続され、導通信号を入力すると導通して前記限流部に流入しようとする電流をバイパス電流として入力し出力することでバイパスするバイパス部と、
前記バイパス部に入力する前記バイパス電流の入力経路とは異なる経路に配置され、前記交流電源の交流電圧を整流して出力する整流部と、
前記整流部の出力側に接続すると共に前記バイパス部に信号線で接続する導通信号出力部であって、前記整流部の出力電圧に基づき充電する充電コンデンサを有し、前記充電コンデンサの充電した電圧に基づく前記導通信号を、前記信号線を介して前記交流電源の投入時点から遅れて、前記バイパス部に出力する導通信号出力部と
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、回路の消費電力の増加を抑える突入電流抑制回路を提供できる。
実施の形態1の突入電流抑制回路101の回路図。 実施の形態2の突入電流抑制回路102の回路図。 実施の形態3の突入電流抑制回路103の回路図。 実施の形態4の突入電流抑制回路104の回路図。
実施の形態1.
図1を参照して実施の形態1を説明する。図1は、実施の形態1の突入電流抑制回路101の回路図を示す。電気機器システム1010は、電源投入時に突入電流が流れようとする電気機器である装置200と、電源投入時に装置200に突入電流が流れるのを防止する突入電流抑制回路101とを備える。交流電源300で動作する装置200(電気機器)は、交流電源300とともに交流回路を形成している。
(突入電流抑制回路101)
図1では交流電源300の一方の極a側のみに、突入電流を抑制する突入電流抑制回路101が構成されている。突入電流抑制回路101は、交流電源300の一方の極aに直列に接続された限流素子R21(限流部)と、限流素子R21と並列に、サイリスタS1(バイパス部、第1のスイッチ素子)が接続されている。サイリスタS1は、交流電源300のa側にアノードが接続され、装置200側にカソードが接続されている。また、サイリスタS1と順電流の流れる向きが逆向きになる方向にサイリスタS2(バイパス部、第2のスイッチ素子)が逆並列に接続されている。
サイリスタS1のアノードと整流ダイオードD1(整流部、第1の整流素子)のアノードとが接続され、整流ダイオードD1のカソードと抵抗R1が接続され、抵抗R1の他端にはコンデンサC1(第1の充電コンデンサ)と抵抗R2が接続され、コンデンサC1の他端とサイリスタS1のカソードが接続されている。抵抗R2の他端には抵抗R3と、コンデンサC2と、サイリスタS1のゲートが接続され、抵抗R3とコンデンサC2の他端とサイリスタS1のカソードが接続される。
(第1の導通信号出力部11)
抵抗R1、R2、R3、コンデンサC1、C2は、サイリスタS1にゲート電流を出力してサイリスタS1を導通させる第1の導通信号出力部11を構成する。サイリスタS1のゲートと第1の導通信号出力部11とは、第1の信号線で接続している。
サイリスタS2のアノードと整流ダイオードD11(整流部、第2の整流素子)のアノードが接続され、整流ダイオードD11のカソードと抵抗R11が接続され、抵抗R11の他端にはコンデンサC11(第2の充電コンデンサ)と抵抗R12が接続され、コンデンサC11の他端とサイリスタS2のカソード側と接続され、抵抗R12の他端には抵抗R13とコンデンサC12とサイリスタS2のゲートが接続され、抵抗R13とコンデンサC12の他端とは、サイリスタS2のカソードが接続される。
(第2の導通信号出力部12)
抵抗R11、R12、R13、コンデンサC11、C12は、サイリスタS2にゲート電流を出力してサイリスタS2を導通させる第2の導通信号出力部12を構成する。サイリスタS2のゲートと第2の導通信号出力部12とは、第2の信号線で接続している。
(突入電流抑制回路101の動作)
(1)まず、Va>Vbの場合、つまり、交流電源300の一方の極aの電圧Vaの方が他方の極bの電圧Vbよりも高い状態(Va>Vb)で、突入電流抑制回路101と装置200に交流電源300が投入される場合、投入時は、サイリスタS1と、サイリスタS2とはオフ状態である。このため、装置200に流れようとする突入電流は、限流素子R21によって抑制される。つまり限流素子R21は、交流電源300と装置200(電気機器)との間に挿入されて、交流電源300の投入に際して発生する突入電流を制限する。
(2)限流素子R21によって突入電流が抑制されている間に、交流電源300の極aの電圧Vaから、整流ダイオードD1と抵抗R1を介してコンデンサC1に電荷が充電し始めている。さらに、抵抗R2を介してコンデンサC2に電荷が充電されて、サイリスタS1のゲートに駆動電圧・駆動電流(第1の導通信号)が供給されることで、サイリスタS1が導通する。
(3)なお、抵抗R1とコンデンサC1との充電時定数により、交流電源300が投入されてから、サイリスタS1のゲート回路に駆動電圧・駆動電流が供給されるまでの遅延時間を設けている。
(4)交流電源300の電圧について、高い電圧が極a側から極b側へ移行していくが、交流電源300の極aが低下してサイリスタS1のオフ電流に低下した時点で、サイリスタS1の導通はオフする。
(5)その後、交流電源300の電圧について、極bの方が極aよりも高い状態では、サイリスタS1は、オフ状態を継続している。
(6)その後、交流電源300の一方の極aの電圧Vaの方が他方の極bの電圧Vbよりも高い状態(Va>Vb)に移行すると、整流ダイオードD1の経路から、再びサイリスタS1のゲートを駆動するための電圧・電流を供給するが、コンデンサC1には電荷が充電されている。このため、交流電源300の電源が投入される時の遅延時間よりも速い時間で、サイリスタS1のゲートを駆動することができる。その後、コンデンサC1に電荷が充電されるので、サイリスタS1はオン状態を維持する定常動作状態になり、電流は限流素子である抵抗R21を迂回する。このように、サイリスタS1は導通信号を入力すると導通して抵抗21に流入しようとする電流をバイパス電流として入力し出力して、バイパスする。
(1)次に、上記とは反対に、Va<Vbの場合、つまり交流電源300の一方の極bの電圧Vbの方が他方の極aの電圧Vaよりも高い状態(Vb>Va)で、突入電流抑制回路101と装置200に交流電源300が投入される場合、投入時は、サイリスタS1と、サイリスタS2とはオフ状態である。このため、装置200に流れようとする高周波の突入電流は、限流素子R21によって低減する。
(2)限流素子R21によって突入電流が抑制されている間に、交流電源300の極bの電圧Vbから、整流ダイオードD11と抵抗R11を介してコンデンサC11に電荷が充電し始める。さらに、抵抗R12を介してコンデンサC12に電荷が充電されて、サイリスタS2のゲートに駆動電圧・駆動電流(第2の導通信号)が供給されることで、サイリスタS2が導通する。
(3)なお、抵抗R11とコンデンサC11との充電時定数により、交流電源300が投入されてから、サイリスタS2のゲート回路に駆動電圧・駆動電流が供給されるまでの遅延時間を設けている。
(4)交流電源300の電圧について、高い電圧が極b側から極a側へ移行していくが、交流電源300の極bが低下してサイリスタS2のオフ電流に低下した時点で、サイリスタS2の導通はオフする。
(5)その後、交流電源300の電圧について、極aの方が極bよりも高い状態では、サイリスタS2は、オフ状態を継続している。
(6)その後、交流電源300の一方の極bの電圧Vbの方が他方の極aの電圧Vaよりも高い状態(Vb>Va)に移行すると、整流ダイオードD11の経路から、再びサイリスタS2のゲートを駆動するための電圧・電流を供給するが、コンデンサC11には電荷が充電されている。このため、交流電源300の電源が投入される時の遅延時間よりも速い時間で、サイリスタS2のゲートを駆動することができる。その後、コンデンサC11に電荷が充電されるので、サイリスタS2はオン状態を維持する定常動作状態になり、電流は限流素子である抵抗R21を迂回する。このように、サイリスタS2は導通信号を入力すると導通して抵抗21に流入しようとする電流をバイパス電流として入力し出力して、バイパスする。
このように、限流素子R21と、サイリスタS1と、サイリスタS2とを備える回路構成により、電源投入時に装置200に流れようとする突入電流を限流素子R21で抑制して、その後はサイリスタS1とサイリスタS2で限流素子R21をバイパスさせることができる。また、交流電源300の投入後においてはサイリスタS1とサイリスタS2とを駆動させる時間を電源投入時の遅延時間よりも短い時間で動作させながら、次第にサイリスタS1とサイリスタS2とを導通状態(定常状態)にもっていく。これにより、電源投入時から定常動作時に至るまでの電力損失を小さくすることができる。
実施の形態1の突入電流抑制回路101によれば、交流電源投入時の突入電流を抑制するためのサイリスタS1、サイリスタS2への逆電流を防止するためのダイオードを交流回路に接続する必要がない。したがって、定常動作時の回路の消費電力を増加させることがない突入電流抑制回路を提供できる。
(整流ダイオードD1、D11)
また、整流ダイオードD1及び整流ダイオードD11は、図1に示すように、サイリスタS1,S2に入力するバイパス電流の入力経路とは異なる経路に配置される。つまり、バイパスによってサイリスタS1,S2に流入するバイパス電流は、整流ダイオードD1、D11には流入しない。従って、整流ダイオードD1,D11をバイパス電流が流れることによる効率低下は生じないので、効率の高い突入電流抑制回路を提供できる。
実施の形態2.
本実施の形態2は、電気機器システム1020に使用される突入電流抑制回路102を示す。図2に示すように、実施の形態2の突入電流抑制回路102は、実施の形態1の突入電流抑制回路101のサイリスタS1の代わりにトライアックS3を使用し、逆並列接続しているサイリスタS2側の不要な回路を削除した構成である。実施の形態1と同様の部分は同符号を付し、説明を省略する。実施の形態2の突入電流抑制回路102も、実施の形態1の突入電流抑制回路101と同様の効果を得ることができる。さらに突入電流抑制回路102ではトライアックS3を使用するので、突入電流抑制回路101よりも回路構成が簡易になる効果が得られる。つまり、突入電流抑制回路102は、一つの導通信号出力部21のみを有する。
実施の形態3.
図3は、実施の形態3の電気機器システム1030に使用される突入電流抑制回路103の回路図を示す。図3を参照して突入電流抑制回路103を説明する。電気機器システム1030は、電源投入時に突入電流が流れようとする装置200と、電源投入時に装置200に突入電流が流れるのを防止するのを防ぐための突入電流抑制回路103とを備える。
(1)突入電流抑制回路103は、交流電源300の一方の極aに直列に接続された限流素子R51(第1の限流素子)と、限流素子R51と並列にサイリスタS3が接続され、サイリスタS3のカソード側と交流電源300の極aが接続され、サイリスタS3の順電流の方向とダイオードD32の順電流の方向とは互いに逆向きになるように並列に接続される。
(2)交流電源300の他方の極bに直列に接続された限流素子R52(第2の限流素子)と、限流素子R52と並列にサイリスタS4が接続され、サイリスタS4のカソード側と交流電源300の極bが接続され、サイリスタS4の順電流の方向とダイオードD42の順電流の方向とは互いに逆向きになるように並列に接続される。
交流電源300の極bと、整流ダイオードD31(第1の整流素子)のアノードが接続され、整流ダイオードD31のカソードと抵抗R31が接続され、抵抗R31の他方とは抵抗R32と、コンデンサC31(第1の充電コンデンサ)と、抵抗R33が接続され、抵抗R33の他方とは抵抗R34と、コンデンサC32と、サイリスタS3(第1のスイッチ素子)のゲートが接続され、抵抗R32の他方と、コンデンサC31の他方と、抵抗R34の他方と、コンデンサC32の他方と、サイリスタS3のカソードが接続されている。
(第1の導通信号出力部31)
抵抗R31、R32、R33、R34、コンデンサC31、C32は、サイリスタS3にゲート電流を出力してサイリスタS3を導通させる第1の導通信号出力部31を構成する。サイリスタS3のゲートと第1の導通信号出力部31とは、第1の信号線で接続している。
また、上記と対称に交流電源300の極aと、整流ダイオードD41(第2のスイッチ素子)のアノードが接続され、整流ダイオードD41のカソードと抵抗R41が接続され、抵抗R41の他方とは抵抗R42と、コンデンサC41(第2の充電コンデンサ)と、抵抗R43が接続され、抵抗R43の他方とは抵抗R44と、コンデンサC42と、サイリスタS4のゲートが接続され、抵抗R42の他方と、コンデンサC41の他方と、抵抗R44の他方と、コンデンサC42の他方と、サイリスタS4のカソードが接続されている。
(第2の導通信号出力部32)
抵抗R41、R42、R43、R44、コンデンサC41、C42は、サイリスタS4にゲート電流を出力してサイリスタS4を導通させる第2の導通信号出力部32を構成する。サイリスタS4のゲートと第2の導通信号出力部32とは、第2の信号線で接続している。
(突入電流抑制回路103の動作)
(1)Vb>Vaの場合、つまり交流電源300の一方の極bの電圧Vbの方が他方の極aの電圧Vaよりも高い状態(Vb>Va)で、突入電流抑制回路103と装置200に交流電源300が投入される場合、サイリスタS3とサイリスタS4はオフ状態である為、交流電源300の極bからダイオードD42を介して装置200へ流れて、交流電源300の他方の極a側の限流素子R51を介して、交流電源300の極aへの経路で突入電流が流れる。
(2)反対にVb<Vaの場合、つまり交流電源300の一方の極aの電圧Vaの方が他方の極bの電圧Vbよりも高い状態(Va>Vb)で、突入電流抑制回路103と装置200に交流電源300が投入される場合、同じくサイリスタS3とサイリスタS4はオフ状態である。この為、交流電源300の極aから、ダイオードD32を介して装置200へ流れ、交流電源300の他方の極b側の限流素子R52を介して、交流電源300の極bへの経路で突入電流が流れる。
(3)これにより、交流電源300の投入時は、限流素子R51もしくは限流素子R52によって装置200への突入電流を抑制している。
(1)次に電源投入時の突入電流を抑制した後の動作について説明する。交流電源300の一方の極bの電圧Vbの方が他方の極aの電圧Vaよりも高い状態(Vb>Va)で、突入電流抑制回路103と装置200に交流電源300が投入される場合、限流素子R51で電源投入時の突入電流を抑制する。
(2)また同時に、整流ダイオードD31を介してサイリスタS3のゲート電圧・電流を供給し始める。つまり整流ダイオードD31の整流後に抵抗R31と抵抗R32によって分圧し、コンデンサC31に電荷を充電し、その先に接続している抵抗R33によりサイリスタS3のゲートに供給する電流を制限している。
(3)また、抵抗R34とコンデンサC32は、サイリスタS3のゲート回路のサージアブゾーバのために接続している。
(4)突入電流抑制回路103は交流電源300の電源を投入してから突入電流を限流素子R51で突入電流を抑制させるために、サイリスタS3がオンするまでの遅延時間を備えているが、抵抗R31と抵抗R32とコンデンサC31の時定数回路によって遅延時間を実現させている。
(5)その後、交流電源300の一方の極bの電圧Vbの方が他方の極aの電圧Vaよりも低い状態(Vb<Va)に移行すると、サイリスタS3はオフして、再び極bの電圧の方が高くなるまでサイリスタS3はオフ状態を継続する。
(6)その後、再び交流電源300の一方の極bの電圧Vbの方が他方の極aの電圧Vaよりも高い状態(Vb>Va)に移行すると、コンデンサC31に充電されていた電荷が電源投入時よりも充電されている状態にある。このため、交流電源300の電源投入時よりも速い時定数で充電することで、電源投入時に比べてサイリスタS3が速く駆動することができる。その後、コンデンサC31に電荷が充電されるので、サイリスタS3はオン状態を維持する定常動作状態になり、電流は限流素子である抵抗R51を迂回する。このように、サイリスタS3は導通信号を入力すると導通して抵抗51に流入しようとする電流をバイパス電流として入力し出力して、バイパスする。
(1)前記とは反対に交流電源300の一方の極aの電圧Vaの方が他方の極bの電圧Vbよりも高い状態(Va>Vb)で、突入電流抑制回路103と装置200に交流電源300が投入される場合、限流素子R52で電源投入時の突入電流を抑制する。
(2)また同時に、整流ダイオードD41(第2の整流素子)を介してサイリスタS4のゲート電圧・電流を供給し始める。整流ダイオードD41の整流後に抵抗R41と抵抗R42によって分圧し、コンデンサC41に電荷を充電し、その先に接続している抵抗R43によりサイリスタS3のゲートに供給する電流を制限している。
(3)また、抵抗R44とコンデンサC42は、サイリスタS4のゲート回路のサージアブゾーバのために接続している。
(4)交流電源300の電源を投入してから突入電流を限流素子R52で突入電流を抑制させるために、サイリスタS4がオンするまでの遅延時間を備えているが、抵抗R41と抵抗R42とコンデンサC41の時定数回路によって遅延時間を実現させている。
(5)その後、交流電源300の一方の極aの電圧Vaの方が他方の極bの電圧Vbよりも低い状態(Va<Vb)に移行すると、サイリスタS4はオフして、再び極aの電圧Vaの方が高くなるまでサイリスタS4はオフ状態を継続する。
(6)その後、再び交流電源300の一方の極aの電圧Vaの方が他方の極bの電圧Vbよりも高い状態(Va>Vb)に移行すると、コンデンサC41に充電されていた電荷が電源投入時よりも充電されている状態にあるため、交流電源300の電源投入時よりも速い時定数で充電することで、電源投入時に比べてサイリスタS4が速く駆動することができる。その後、コンデンサC41に電荷が充電されるので、サイリスタS4はオン状態を維持する定常動作状態になり、電流は限流素子である抵抗R52を迂回する。このように、サイリスタS4は導通信号を入力すると導通して抵抗52に流入しようとする電流をバイパス電流として入力し出力して、バイパスする。
このように、限流素子R51、限流素子R52と、ダイオードD32、ダイオードD42と、サイリスタS3、サイリスタS4とを備える回路構成により、電源投入時に装置200に流れようとする突入電流を限流素子R51または限流素子R52で抑制して、その後はサイリスタS3とサイリスタS4で限流素子R51または限流素子R52をバイパスさせる。また、電源投入後のサイリスタS3とサイリスタS4とを駆動させる時間を電源投入時の遅延時間よりも短い時間で動作させながら次第にサイリスタS3とサイリスタS4とを導通状態(定常状態)にもっていく。これにより、電源投入時から定常動作時に至るまでの電力損失を小さくすることができる。
(整流ダイオードD31、D41)
また、整流ダイオードD31、D41は、図3に示すように、サイリスタS3,S4に入力するバイパス電流の入力経路とは異なる経路に配置される。つまり、バイパスによってサイリスタS3,S4に流入するバイパス電流は、整流ダイオードD31、D41には流入しない。従って、整流ダイオードD31,D41をバイパス電流が流れることによる効率低下は生じないので、効率の高い突入電流抑制回路を提供できる。
(ダイオードD42、D32)
また、ダイオードD32、D42は、図3に示すように、それぞれ、交流電源300の極a側と極b側とに分けて配置するので、ダイオードD32とダイオードD42とが接近することによる放熱性の低下を防止できると共に、配置する極が異なるので、ダイオードD32、ダイオードD42の配置の自由度が増す効果を得ることができる。
実施の形態4.
図4は、実施の形態4の電気機器システム1040に使用される突入電流抑制回路104の回路図を示す。突入電流抑制回路104は実施の形態3の突入電流抑制回路104のサイリスタS3、サイリスタ4の代わりに、トライアックS5、トライアックS6を使用し、サイリスタS3とサイリスタS4に逆並列接続しているダイオードD32とダイオードD42を削除した構成である。実施の形態3と同様の部分は同符号を付し、説明を省略する。実施の形態4の突入電流抑制回路104も、実施の形態3の突入電流抑制回路103と同様の効果を得ることができる。さらに突入電流抑制回路104ではトライアックS5、S6を使用するので、突入電流抑制回路103よりも回路構成が簡易になる効果が得られる。
なお、実施の形態1と実施の形態2は、突入電流を抑制するための回路を、交流電源300の一方の極a側に設けているが他方の極b側に設ける回路構成でも良い。
なお、実施の形態1〜4の突入電流が流れようとする装置200は、電気機器と記載しているが、LEDもしくは蛍光灯、電球を負荷とする照明装置、あるいは光源点灯装置としても良い。
以上の実施の形態1〜4、整合する範囲で組み合わせことができる。
11 第1の導通信号出力部、12 第2の導通信号出力部、21 導通信号出力部、31 第1の導通信号出力部、32 第2の導通信号出力部、101,102,103,104 突入電流抑制回路、200 装置、300 交流電源、1010,1020,1030,1040 電気機器システム。

Claims (7)

  1. 交流電源と、前記交流電源で動作する電気機器とが作る交流回路の前記交流電源と前記電気機器との間に挿入されて、前記交流電源の投入に際して発生する突入電流を制限する限流部と、
    前記限流部と並列に接続され、導通信号を入力すると導通して前記限流部に流入しようとする電流をバイパス電流として入力し出力することでバイパスするバイパス部と、
    前記バイパス部に入力する前記バイパス電流の入力経路とは異なる経路に配置され、前記交流電源の交流電圧を整流して出力する整流部と、
    前記整流部の出力側に接続すると共に前記バイパス部に信号線で接続する導通信号出力部であって、前記整流部の出力電圧に基づき充電する充電コンデンサを有し、前記充電コンデンサの充電した電圧に基づく前記導通信号を、前記信号線を介して前記交流電源の投入時点から遅れて、前記バイパス部に出力する導通信号出力部と
    を備えたことを特徴とする突入電流抑制回路。
  2. 前記バイパス部は、
    前記交流電源の2極の正負に対して順電流の流れる方向が互いに逆向きとなるように並列に接続され、前記導通信号を入力して導通する第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子との2つのスイッチ素子からなり、
    前記整流部は、
    前記第1のスイッチ素子と前記交流電源の2極の正負に対して順電流の方向を同じくする第1の整流素子と、前記第2のスイッチ素子と前記交流電源の2極の正負に対して順電流の方向を同じくする第2の整流素子とからなり、
    前記導通信号出力部は、
    前記第1の整流素子の出力側に接続すると共に前記第1のスイッチ素子に第1の信号線で接続する第1の導通信号出力部であって、前記第1の整流素子の出力電圧に基づき充電する第1の充電コンデンサを有し、前記第1の充電コンデンサの充電した電圧に基づく第1の導通信号を、前記第1の信号線を介して前記交流電源の投入時点から遅れて、前記第1のスイッチ素子に出力する第1の導通信号出力部と、
    前記第2の整流素子の出力側に接続すると共に前記第2のスイッチ素子に第2の信号線で接続する第2の導通信号出力部であって、前記第2の整流素子の出力電圧に基づき充電する第2の充電コンデンサを有し、前記第2の充電コンデンサの充電した電圧に基づく第2の導通信号を、前記第2の信号線を介して前記交流電源の投入時点から遅れて、前記第2のスイッチ素子に出力する第2の導通信号出力部と
    からなることを特徴とする請求項1記載の突入電流抑制回路。
  3. 前記限流部は、
    前記交流回路に挿入された第1の限流素子と第2の限流素子との2つの限流素子からなり、
    前記バイパス部は、
    前記交流電源の2極の正負に対して順電流の流れる方向が互いに逆向きとなる第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子であって、前記第1の限流素子に並列に接続され前記導通信号を入力して導通する第1のスイッチ素子と、前記第2の限流素子に並列に接続され前記導通信号を入力して導通する第2のスイッチ素子との2つのスイッチ素子からなり、
    前記整流部は、
    前記第1のスイッチ素子と前記交流電源の2極の正負に対して順電流の方向を同じくする第1の整流素子と、前記第2のスイッチ素子と前記交流電源の2極の正負に対して順電流の方向を同じくする第2の整流素子とからなり、
    前記導通信号出力部は、
    前記第1の整流素子の出力側に接続すると共に前記第1のスイッチ素子に第1の信号線で接続する第1の導通信号出力部であって、前記第1の整流素子の出力電圧に基づき充電する第1の充電コンデンサを有し、前記第1の充電コンデンサの充電した電圧に基づく第1の導通信号を、前記第1の信号線を介して前記交流電源の投入時点から遅れて、前記第1のスイッチ素子に出力する第1の導通信号出力部と、
    前記第2の整流素子の出力側に接続すると共に前記第2のスイッチ素子に第2の信号線で接続する第2の導通信号出力部であって、前記第2の整流素子の出力電圧に基づき充電する第2の充電コンデンサを有し、前記第2の充電コンデンサの充電した電圧に基づく第2の導通信号を、前記第2の信号線を介して前記交流電源の投入時点から遅れて、前記第2のスイッチ素子に出力する第2の導通信号出力部と
    からなることを特徴とする請求項1記載の突入電流抑制回路。
  4. 前記電気機器は、
    光源を点灯する光源点灯装置であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の突入電流抑制回路。
  5. 前記スイッチ素子は、
    サイリスタであることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の突入電流抑制回路。
  6. 前記バイパス部は、
    トライアックであることを特徴とする請求項1記載の突入電流抑制回路。
  7. 前記1〜6のいずれかに記載の突入電流抑制回路を備えた光源点灯装置。
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