JP2013207593A - 位置情報演算装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線LAN(Local Area Network)サービスを用いたパターンマッチング方式により位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報の信頼度を高めることのできる位置情報演算装置を提供する。
【解決手段】ロングジャンプ状態判定部55は、差分距離Bが在圏セル情報の誤差半径Aよりも大きい閾値半径A´を超えている状態である大ロングジャンプ状態であるか、差分距離Bが在圏セル情報の誤差半径Aよりも大きい閾値半径A´を超えていないが、差分距離Bが在圏セル情報の誤差半径Aを超えている状態である小ロングジャンプ状態であるか、差分距離Bが在圏セル情報の誤差半径Aを超えていない状態であるロングジャンプ状態でないかを判定する。この判定結果に応じて、例えば、信頼度設定部58が、アクセスポイント情報の信頼度を変更する。
【選択図】図4

Description

本発明は、位置情報演算装置に関し、特に無線LAN(Local Area Network)サービスを用いたパターンマッチング方式と、それとは別の方式とを併用して、位置情報を演算する位置情報演算装置に関する。
近年、携帯電話サービスにおいては、携帯電話事業者が提供するデータ接続サービスとは別に、無線LANサービスを利用することができるようになっている。このため、このような無線LANサービスのアクセスポイントのアクセスポイント情報を基にして、ユーザーの現在する位置情報を提供するサービスも提供されている。
このような無線LANサービスを用いた位置情報提供サービスでは、測位方法の一つに、例えば、下記に示す特許文献1のようなパターンマッチング方式がある。このようなパターンマッチング方式により位置情報を演算する場合には、測位を行った時点で、位置情報提供サービスのサービス提供者側のデータベースシステムに記憶されているデータが、実際の情報と異なる場合がある。
つまり、一般的な無線LANサービスの測位精度は数m〜数十m程度であるが、無線LANサービスはパターンマッチング方式によりリアルタイムの情報を用いて位置情報を演算していない。それ故に、演算処理により得られた位置情報に、例えば数km〜数十km、つまり都道府県を跨ぐほどのロングジャンプと呼ばれる極めて大きな誤差が生じてしまうことがあった。従って、このような無線LANサービスの位置情報に生じる誤差は、通常時の誤差とロングジャンプが生じている時の誤差とを合わせると、数m〜数十km程度になる。
これを補うため、一例ではあるが、無線LANサービスを用いたパターンマッチング方式と、そのパターンマッチング方式とは異なる方式であって、パターンマッチング方式よりも信頼度が高い方式とを併用していることが多い。その具体例として、無線LANサービスを用いたパターンマッチング方式と、携帯電話サービスにおけるネットワーク基地局を利用した基地局測位方式とを併用することが考えられる。この基地局測位方式の測位誤差は、数百m〜数km程度である。このため、基地局測位方式の測位精度は、現在主流な一般的な測位方式のうちで中程度の位置付けにある。
そのような位置情報提供サービスにおいては、上記の2つの方式によって取得された位置情報どうしを比較する。そして、無線LANサービスを用いたパターンマッチング方式により得られた位置情報にロングジャンプが生じている可能性があると判断した場合には、基地局測位方式より得られた位置情報を利用し、無線LANサービスを用いたパターンマッチング方式により得られた位置情報を無視するといった方法を採っている。
特表2007−532026号公報
しかしながら、通常時の測位精度が数m〜数十m程度であって、ロングジャンプ時が生じている時の誤差が数km〜数十km程度であるような無線LANサービスを用いたパターンマッチング方式と、例えば、上記で説明した測位精度が数百m〜数km程度である基地局測位方式のように、測位精度が中程度である測位方式とを併用している場合には、次のような問題点があった。
上記の2つの方式によって取得された位置情報どうしを比較するだけでは、例えば、無線LANサービスを用いたパターンマッチング方式により得られた位置情報にロングジャンプが生じた際に、測位精度が数百m〜数km程度の基地局測位方式にて得られた位置情報が採用される。上述した通り、無線LANサービスを用いたパターンマッチング方式にて得られる通常時の位置精度は、数m〜数十m程度である。従って、上記のような位置情報提供サービスにより最終的に得られる測位精度が、無線LANサービスを用いたパターンマッチング方式にて得られる通常時の位置精度よりも大きく劣化してしまうことがあった。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑み、無線LANサービスを用いたパターンマッチング方式により位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報の信頼度を高めることのできる位置情報演算装置を提供することを目的とする。
本発明による位置情報演算装置は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
本発明のある態様による位置情報演算装置は、移動端末により受信された無線LAN(Local Area Network)サービスのアクセスポイントを特定するためのアクセスポイント識別子を含むアクセスポイント情報と、その受信強度とを、移動端末から取得するアクセスポイント情報取得部と、前記アクセスポイント情報取得部により取得されたアクセスポイント情報に基づくアクセスポイント識別子及び受信強度と合わせて、緯度経度情報、信頼度及びアクセスポイント情報利用可否をアクセスポイント情報として記憶するアクセスポイント情報記憶部と、前記アクセスポイント情報記憶部により記憶されているアクセスポイント情報及び受信強度を基にして、測位対象である移動端末の位置を示す位置情報を演算する位置情報演算処理部と、前記無線LANサービスと併用される携帯電話サービスの基地局が受け持つ在圏セルのセル中心位置及び誤差距離を含む在圏セル情報を取得する在圏セル情報取得部と、前記在圏セル情報取得部により取得された在圏セル情報に基づく在圏セルのセル中心位置から、前記位置情報演算処理部により演算された位置情報に基づく移動端末の位置との間の差分距離を示す差分距離情報を算出する差分距離情報算出部と、前記差分距離情報算出部により算出された差分距離情報に基づく差分距離が、前記在圏セル情報取得部により取得された在圏セル情報に基づく誤差半径を超えている状態であるロングジャンプ状態であるか、否かを判定するロングジャンプ状態判定部と、前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報の信頼度を設定する信頼度設定部と、前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報を利用することができるか、否かを示すアクセスポイント情報利用可否を設定するアクセスポイント情報利用可否設定部と、を備えることを特徴とする。
上記の位置情報演算装置によれば、ロングジャンプ状態判定部が、在圏セル情報の誤差半径と差分距離とを比較することにより、差分距離が誤差半径を超えている状態であるロングジャンプ状態であるか、否かを判定する。
ここで、ロングジャンプ状態判定部が、ロングジャンプ状態であると判定すると、信頼度設定部が、アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報の信頼度を変更する。また、アクセスポイント情報利用可否設定部が、アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報を利用することができるか、否かを示すアクセスポイント情報利用可否を変更する。
上記の処理を繰り返していくうちに、アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報の信頼度を高める(回復させる)ことが可能となる。
本発明のある態様による位置情報演算装置は、前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報どうしの関連係数を設定する関連係数設定部を備え、前記関連係数設定部は、前記アクセスポイント情報取得部により一度に取得された複数のアクセスポイント情報どうしの関連係数を、現在の関連係数よりも高く設定することを特徴とする。
上記の位置情報演算装置によれば、関連係数設定部が、アクセスポイント情報どうしの関連性の度合いを示す指標値として、関連係数を設定する。移動端末は、アクセスポイント情報を取得する際、一般的に複数のアクセスポイント情報を同時に取得する。そして、アクセスポイント情報取得部が、移動端末からアクセスポイント情報を取得する度に、関連係数設定部は、それらの複数のアクセスポイント情報どうしの関連係数を現在値よりも高く設定した上で、その関連係数をアクセスポイント情報記憶部に登録する。つまり、アクセスポイント情報取得部によって、毎回取得されたアクセスポイント情報どうしの関連係数は、例えば、アクセスポイント情報取得部によって一度だけ取得されたアクセスポイント情報どうしの関連係数よりも高めることが可能となる。
本発明のある態様による位置情報演算装置は、前記信頼度設定部は、前記ロングジャンプ状態判定部によりロングジャンプ状態でないと判定された時、前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のうち、前記位置情報演算処理部が位置情報を演算する際に用いたアクセスポイント情報の信頼度を、現在設定されている信頼度よりも高く設定することを特徴とする。
上記の位置情報演算装置によれば、ロングジャンプ状態判定部によりロングジャンプ状態でないと判定された場合に、信頼度設定部が、アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のうち、位置情報を演算するために用いたアクセスポイント情報の信頼度を、現在設定されている信頼度よりも高く設定する。
これにより、位置情報演算処理部は、アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のうちの、信頼度が高いアクセスポイント情報をなるべく用いて位置情報を演算することが可能となる。
本発明のある態様による位置情報演算装置は、前記信頼度設定部は、前記ロングジャンプ状態判定部によりロングジャンプ状態でないと判定された時、前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のうち、前記ロングジャンプ状態判定部によりロングジャンプ状態であると判定されていた間に、前記位置情報演算処理部が位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報から除外したアクセスポイント情報の信頼度を、現在設定されている信頼度よりも低くすることを特徴とする。
上記の位置情報演算装置によれば、ロングジャンプ状態判定部によりロングジャンプ状態でないと判定された場合に、信頼度設定部が、アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のうち、ロングジャンプ状態判定部によりロングジャンプ状態であると判定されていた間に、位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報から除外していったアクセスポイント情報を特定する。さらに、信頼度設定部が、その特定されたアクセスポイント情報の信頼度を、現在設定されている信頼度よりも低く設定する。
これにより、位置情報演算処理部は、アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のうちの、信頼度が低いアクセスポイント情報をなるべく用いることなく位置情報を演算することが可能となる。
本発明のある態様による位置情報演算装置は、前記ロングジャンプ状態判定部は、ロングジャンプ状態であると判定した時、さらに、前記差分距離情報算出部により算出された差分距離情報に基づく差分距離が、前記在圏セル情報の誤差半径よりも大きい所定の閾値半径を超えている状態である大ロングジャンプ状態であるか、前記差分距離情報算出部により算出された差分距離情報に基づく差分距離が、前記在圏セル情報の誤差半径よりも大きい所定の閾値半径を超えていない状態である小ロングジャンプ状態であるかを判定することを特徴とする。
上記の位置情報演算装置によれば、ロングジャンプ状態判定部が、さらに、在圏セル情報の誤差半径よりも大きい閾値距離と差分距離とを比較する。そして、、ロングジャンプ状態判定部が、差分距離が誤差半径よりも大きい閾値距離を超えている状態である大ロングジャンプ状態であるか、差分距離が誤差半径よりも大きい閾値距離を超えていない状態である小ロングジャンプ状態であるかを判定する。
これにより、例えば都道府県を跨ぐような極めて大きな誤差が生じるロングジャンプ状態(実施形態中の説明における「大ロングジャンプ状態」)と、これよりも誤差が小さいロングジャンプ状態(実施形態中の説明における「小ロングジャンプ状態」)との2つのロングジャンプ状態の種類に応じて、位置情報を演算することが可能となる。
本発明のある態様による位置情報演算装置は、前記アクセスポイント情報利用可否設定部は、前記ロングジャンプ状態判定部により大ロングジャンプ状態であると判定された時、前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のうち、前記関連係数設定部により設定された関連係数を乗じた後の信頼度の最も低いアクセスポイント情報のアクセスポイント情報利用可否を利用不可に設定することを特徴とする。
上記の位置情報演算装置によれば、ロングジャンプ状態である場合に、アクセスポイント情報利用可否設定部が、アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のうち、位置情報を演算するために用いたアクセスポイント情報のアクセスポイント情報利用可否を利用不可に設定する。
例えば、電車内の移動アクセスポイントであれば、同じ経路を通るため、アクセスポイント情報どうしの関連係数は高くなる。但し、電車内の移動アクセスポイントであれば、そのアクセスポイントの緯度経度は、始発駅や終着駅の緯度経度が設定されていることが多い。このため、アクセスポイント情報利用可否設定部が、アクセスポイント情報の信頼度だけでアクセスポイント情報利用可否を設定してしまわず、関連係数を乗じた後の信頼度によってアクセスポイント情報利用可否を設定する。これにより、電車内の移動アクセスポイントであっても、始発駅や終着駅付近であれば、位置情報演算処理部が位置情報を演算する際に、そのアクセスポイント情報を用いることが可能となる。
本発明のある態様による位置情報演算装置は、前記アクセスポイント情報利用可否設定部は、前記ロングジャンプ状態判定部により小ロングジャンプ状態であると判定された時、前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のうち、受信強度の最も低いアクセスポイント情報のアクセスポイント情報利用可否を利用不可に設定することを特徴とする。
上記の位置情報演算装置によれば、ロングジャンプ状態ではあるが大ロングジャンプ状態でない場合、つまり、小ロングジャンプ状態である場合に、アクセスポイント情報利用可否設定部が、アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のうち、受信強度の最も低いアクセスポイント情報のアクセスポイント情報利用可否を利用不可に設定する。
これにより、位置情報演算処理部は、アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のうち、ロングジャンプ状態であるのにも関わらず、受信強度が他のものと比べて極端に低いアクセスポイント情報を除外して、位置情報を演算することが可能となる。
本発明によれば、ロングジャンプ状態判定部により無線LANサービスのアクセスポイント情報を基にした位置情報演算により得られた位置(結果)がロングジャンプ状態であるか否かの判定結果に応じて、位置情報を演算する際に利用したアクセスポイントの情報の信頼度や、アクセスポイント情報利用可否を変更する。そして、アクセスポイントの情報の信頼度が低いものや、アクセスポイント情報利用可否が利用不可に設定されているものを位置情報演算に利用しない。一方、移動端末からアクセスポイント情報を取得する度に、関連係数設定部は、それらの複数のアクセスポイント情報どうしの関連係数を現在値よりも高く設定する。このようにして、無線LANサービスを用いたパターンマッチング方式により位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報の信頼度を高めることができる。
これにより、測位精度が数m〜数十km程度である無線LANサービスを用いたパターンマッチング方式と、例えば、測位精度が数百m〜数km程度である基地局測位方式のように、測位精度が中程度である測位方式とを併用して位置情報を演算する場合であっても、パターンマッチング方式にてロングジャンプをすることをなるべく抑えて、高精度で測位を行うことができる。
また、様々な公衆の場所で無線LANサービスを提供することができるように設置されているアクセスポイントをできるだけ有効に活用して、測位精度の高い位置演算を行うことができる。
位置情報演算装置を用いて構成される通信ネットワークシステム10のシステム構成を示す模式図である。 位置情報演算装置50の装置構成を示すブロック図である。 ロングジャンプ状態判定部55によるロングジャンプ状態の判定方法(ロングジャンプ状態でないと判定される場合)を説明するための模式図である。 ロングジャンプ状態判定部55によるロングジャンプ状態の判定方法(大ロングジャンプ状態であると判定される場合)を説明するための模式図である。 ロングジャンプ状態判定部55によるロングジャンプ状態の判定方法(小ロングジャンプ状態であると判定される場合)を説明するための模式図である。 アクセスポイント情報記憶部57のアクセスポイント情報テーブル57aに登録されるデータ例を示す表である。 アクセスポイント情報記憶部57の関連係数情報テーブル57bに登録されるデータ例を示す表である。 通信ネットワークシステム10で用いられる位置情報演算装置50により行われる位置情報演算処理の流れを示すフローチャートである。 通信ネットワークシステム10で用いられる位置情報演算装置50により行われる位置情報演算処理の流れを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の位置情報演算装置の好適な実施形態を詳細に説明する。
(通信ネットワークシステム10のシステム構成)
最初に、図1を参照して、本発明の位置情報演算装置を用いて構成される通信ネットワークシステム10の全体のシステム構成を説明する。
図1は、位置情報演算装置を用いて構成される通信ネットワークシステム10のシステム構成を示す模式図である。図1に示す通信ネットワークシステム10は、まず、携帯電話サービスを提供するために必要な、コアネットワーク21と、無線ネットワーク制御局(RNC;Radio Network Controller)22と、ネットワーク基地局(BTS;Base Transceiver Station)23と、移動端末24とを備えて構成される。
上記のコアネットワーク21は、例えば、SGSN41やGGSN42等の装置を有して構成される。さらに、コアネットワーク21は、移動端末24からの指示を受けて位置情報を演算する位置情報演算装置50が設けられている。位置情報演算装置として、例えば、SLP(SUPL Location Platform)がある。
また、RNC22は、図示しているBTS23以外にも複数のBTSを統括して制御し、コアネットワーク21とBTS23との間を中継する。BTS23は、街中や地下街等に移動端末24との間で発着信を行うための制御を行うためのアンテナを有している。このBTS23は、アンテナを介して、ユーザーが所持し、測位対象である移動端末24と電波(無線)によって接続される。なお、BTS23による在圏セル25を、図1中に破線で示している。
なお、本実施形態の説明において、携帯電話サービスを提供するネットワークは、3GPP(The 3rd Generation Partnership Project)で規定される3G(3rd Generation)網である。しかしながら、携帯電話サービスを提供するネットワークは、これに限定されず、例えばLTE(Long Term Evolution)網等であっても良い。
さらに、通信ネットワークシステム10は、上記の携帯電話サービスとは別に無線LANサービスを提供するために必要な、無線LANサーバ31と、アクセスポイント32−1〜32−nとを備える。
無線LANサーバ31は、アクセスポイント32−1〜32−nと接続され、例えば、アクセスポイント32−1〜32−nを通じて接続されている移動端末24の認証を行ったり、インターネットに接続したりする。
アクセスポイント32−1〜32−nは、BTS23と同様に、街中や地下街等に設置され、移動端末24との間で通信を行うための制御を行うためのアンテナが設置される。様々な公衆の場所で無線LANサービスを提供することができるように、アクセスポイント32−1〜32−nは、建物内の各フロア毎や、さらにフロアの区画毎のスポット、移動アクセスポイントとして電車内等にも設置されていることがある。
つまり、上記の移動端末24は、例えばインターネットにアクセスする際には、携帯電話サービスの通信ネットワークを通じてインターネットにアクセスするだけではなく、無線LANサービスを通じてインターネットにアクセスすることもできるようになっている。このため、移動端末24は、位置測位サービスを利用する際にも、無線LANサービスを用いたパターンマッチング方式と、携帯電話サービスによる基地局測位方式との2つの測位方式によって得られた位置情報を利用することができる。
(位置情報演算装置50の装置構成)
続いて、図2を参照して、本発明の実施形態に係る通信ネットワークシステム10で用いられる位置情報演算装置50の具体的な装置構成を説明する。
図2は、位置情報演算装置50の装置構成を示すブロック図である。この図2に示す位置情報演算装置50は、アクセスポイント情報取得部51と、位置情報演算処理部52と、在圏セル情報取得部53と、差分距離情報算出部54と、ロングジャンプ状態判定部55と、緯度経度情報算出部56と、アクセスポイント情報記憶部57と、信頼度設定部58と、アクセスポイント情報利用可否設定部59と、を備えて構成される。
アクセスポイント情報取得部51は、移動端末24によって受信されたアクセスポイント32−1〜32−nを特定するためのアクセスポイント識別子を含むアクセスポイント情報を、移動端末24から取得する。このアクセスポイント情報は、移動端末24が、その周辺にある無線LANサービスのアクセスポイント32−1〜32−nから受信したものである。さらに、アクセスポイント情報取得部51は、移動端末24が上記のアクセスポイント情報を受信した時の受信強度を、移動端末24から取得する。
なお、アクセスポイント32−1〜32−n毎の緯度経度を示す緯度経度情報情報等については、位置情報演算装置50や図示しない位置情報提供サーバ等のデータベースシステムに登録されている。
位置情報演算処理部52は、アクセスポイント情報取得部51により取得されたアクセスポイント情報及び受信強度を基にして、移動端末24の位置を示す位置情報を演算する位置情報演算を行う。なお、アクセスポイント情報取得部51により取得されたアクセスポイント情報及び受信強度は、後述するアクセスポイント情報記憶部57に記憶される。
在圏セル情報取得部53は、一つのBTS23が受け持つ在圏セルのセル中心位置を示す位置情報や、その在圏セルの誤差半径(距離)等を含む在圏セル情報を取得する。
差分距離情報算出部54は、携帯電話サービスの在圏セル情報を用いた在圏セルのセル中心位置から、無線LANサービスのアクセスポイント情報を基にした位置情報演算により得られた位置情報が示す位置との間の差分距離を示す差分距離情報を算出する。
ロングジャンプ状態判定部55は、在圏セル情報の誤差半径と差分距離とを比較することにより、ロングジャンプ状態であるか、否かを判定する。なお、この後詳細に説明するが、ロングジャンプ状態には、「大ロングジャンプ状態」と「小ロングジャンプ状態」との2つがある。
まず、大ロングジャンプ状態とは、差分距離が、在圏セル情報の誤差半径よりも大きい閾値半径を超えている状態を言う。また、小ロングジャンプ状態とは、差分距離が、在圏セル情報の誤差半径を超えているが、差分距離が上記の閾値半径を超えていない状態を言う。上記の大ロングジャンプ状態とは、都道府県を跨ぐほどの極めて大きな誤差が生じている状態である。これに対して、小ロングジャンプ状態とは、大ロングジャンプ状態に比べて、比較的小さな誤差が生じている状態である。なお、ロングジャンプ状態判定部55による2つのロングジャンプ状態の判定方法についても、この後詳細に説明する。
緯度経度情報算出部56は、ロングジャンプ状態判定部55により判定されたロングジャンプ状態に応じて、最終的に、位置情報演算処理部52により取得された無線LANサービスにより得られた緯度経度情報を出力するか、又は在圏セル情報取得部53より取得されたBTS23により得られた緯度経度情報を出力するのかを決定し、いずれか一方の緯度経度情報を出力する。
アクセスポイント情報記憶部57は、アクセスポイント情報テーブル57aと、関連係数情報テーブル57bとを有する。アクセスポイント情報テーブル57aには、アクセスポイント識別子、受信強度、緯度経度情報、信頼度、及びアクセスポイント情報利用可否等からなるアクセスポイント情報の各レコードが記憶される。また、関連係数情報テーブル57bには、第1の関連アクセスポイント識別子、第2の関連アクセスポイント識別子、及びアクセスポイント情報利用可否等の関連係数情報の各レコードが記憶される。
信頼度設定部58は、アクセスポイント情報記憶部57のアクセスポイント情報テーブル57aに記憶されているアクセスポイント情報の各レコードを用いて位置情報を演算する際に、そのアクセスポイント情報の信頼性を示す指標値として、信頼度を設定する。
アクセスポイント情報利用可否設定部59は、アクセスポイント情報記憶部57のアクセスポイント情報テーブル57aに記憶されているアクセスポイント情報を用いて位置情報を演算する際に、そのアクセスポイント情報を利用することができるか、否かを示すアクセスポイント情報利用可否を設定する。
関連係数設定部60は、アクセスポイント情報テーブル57aに記憶されているアクセスポイント情報どうしの関連性の度合いを示す指標値として、関連係数を設定する。アクセスポイント情報取得部51は、移動端末24により受信された無線LANサービスのアクセスポイント32−1〜32−nのアクセスポイントを特定するためのアクセスポイント識別子を含むアクセスポイント情報を、移動端末24から取得する。その移動端末24は、アクセスポイント情報を取得する際、一般的に複数のアクセスポイント情報を同時に取得する。
そして、アクセスポイント情報取得部51は、移動端末24からアクセスポイント情報を取得する度に、これらの複数のアクセスポイント情報どうしの関連係数を現在値よりも高く設定した上で、その関連係数をアクセスポイント情報記憶部57の関連係数情報テーブル57bに登録する。
つまり、アクセスポイント情報取得部51によって、毎回取得されたアクセスポイント情報どうしの関連係数は、例えば、アクセスポイント情報取得部51によって一度だけ取得されたアクセスポイント情報どうしの関連係数よりも高くなる。
なお、上記のアクセスポイント情報記憶部57の具体的なテーブル構造や、信頼度及びアクセスポイント情報利用可否の設定の仕方等については、この後詳細に説明する。
(ロングジャンプ状態の判定方法)
続いて、図3〜図5を参照して、ロングジャンプ状態判定部55によるロングジャンプ状態の判定方法を説明する。
図3〜図5は、ロングジャンプ状態判定部55によるロングジャンプ状態の判定方法を説明するための模式図である。図3に示すように、まず、BTS23が受け持つ在圏セルのセル中心位置Xと、無線LANサービスのアクセスポイント情報を基にした位置情報演算により得られた位置情報が示す位置Y1との差分の距離を、差分距離B1とする。また、BTS23が受け持つ在圏セルの在圏セル情報の誤差半径を、誤差半径Aとする。この閾値半径Aの内側のエリアを、エリアCとする。また、誤差半径Aよりも大きい閾値半径を、閾値半径A´とする。この閾値半径A´の内側のエリアを、エリアC´とする。
この時、差分距離B1が、在圏セルに対する在圏セル情報の誤差半径Aを超えていない。このように、差分距離B1が、在圏セルに対する在圏セル情報の誤差半径Aを超えていない状態を、ロングジャンプ状態判定部55は、ロングジャンプ状態でないと判定する。
一方で、図4に示すように、移動端末24の実際の位置Xと、無線LANサービスのアクセスポイント情報を基にした位置情報演算により得られた位置情報が示す位置Y2との差分の距離を、差分距離B2とする。この時、差分距離B2が、在圏セル情報の誤差半径Aよりも大きい閾値半径A´を超えている。このように、差分距離B2が、在圏セル情報の誤差半径Aよりも大きい閾値半径A´を超えている状態を、ロングジャンプ状態判定部55は、ロングジャンプ状態であると判定する。なお、ロングジャンプ状態判定部55は、このロングジャンプ状態を、特に「大ロングジャンプ状態」であると判定する。
このような大ロングジャンプ状態は、例えば、電車等に設置されている移動アクセスポイントのアクセスポイント情報を用いて位置情報を演算した場合に生じることがあり、その位置情報に例えば都道府県を跨ぐような極めて大きな誤差が生じることがある。
また、図5に示すように、移動端末24の実際の位置Xと、無線LANサービスのアクセスポイント情報を基にした位置情報演算により得られた位置情報が示す位置Y3との差分の距離を、差分距離B3とする。この時、差分距離B3が誤差半径Aを超えているが、差分距離Bが誤差半径Aよりも大きい閾値半径A´を超えていない。このように、差分距離B3が、在圏セルに対する在圏セル情報の誤差半径Aを超えている状態であるが、差分距離B3が、誤差半径Aよりも大きい閾値半径A´を超えていない状態を、ロングジャンプ状態判定部55は、ロングジャンプ状態であると判定する。なお、ロングジャンプ状態判定部55は、このロングジャンプ状態を、特に「小ロングジャンプ状態」であると判定する。
このような小ロングジャンプ状態になると、例えば都道府県を跨ぐような極めて大きな誤差ではないものの、位置情報に誤差が生じることがある。このようにして、例えば都道府県を跨ぐような極めて大きな誤差が生じる「大ロングジャンプ状態」と、これよりも誤差が小さい「小ロングジャンプ状態」との2つのロングジャンプ状態の種類に応じて、位置情報を演算することができる。
(アクセスポイント情報記憶部57のテーブル構成)
では、図6及び図7を参照して、アクセスポイント情報記憶部57のテーブル構成を説明する。
図6は、アクセスポイント情報記憶部57のアクセスポイント情報テーブル57aに登録されるデータ例を示す表である。この図6に示すアクセスポイント情報テーブル57aの各レコードは、アクセスポイント識別子、受信強度、緯度経度情報、信頼度、及びアクセスポイント情報利用可否等の各フィールドから構成される。
アクセスポイント識別子は、無線LANサービスの複数存在するアクセスポイントを一意に特定するための識別子情報である。
受信強度は、移動端末24が上記のアクセスポイントからアクセスポイント情報を受信した際の電波の強度(dBm)を示す値である。なお、受信強度については、電波の強度を、例えば「A(1)」、「B(2)」、……、「E(5)」のように、数段階のレベルで表したりすることもできる。
緯度経度情報は、上記のアクセスポイント情報の緯度・経度を表す情報である。
アクセスポイント情報利用可否は、位置情報を演算する際に、そのアクセスポイント情報を利用することができるか、否かを特定するためのフラグである。ここでは、アクセスポイント情報記憶部57が有するテーブルの任意のレコードのアクセスポイント情報のうち、位置情報を演算する際に利用することができるアクセスポイント情報については、アクセスポイント情報利用可否設定部59が、そのアクセスポイント情報利用可否を「True(利用可)」に設定する。一方で、位置情報を演算する際に利用することができるアクセスポイント情報については、アクセスポイント情報利用可否設定部59が、そのアクセスポイント情報利用可否を「False(利用不可)」に設定する。
例えば、上から1段目のレコードを例にとると、アクセスポイント情報が「002312」で特定されるアクセスポイントの電波強度は、127(dBm)であり、アクセスポイント情報が「016278」で特定されるアクセスポイントの電波強度よりも高いことを示している。また、アクセスポイント情報が「002312」で特定されるアクセスポイントの電波強度は、緯度が「x1」であり、経度が「y1」であることを示す。
なお、1段目のレコードは、アクセスポイント情報利用可否が「False(利用不可)」に設定されている。このため、1段目のレコードは、位置情報を演算する際に用いることができないアクセスポイント情報である。なお、2段目のレコードは、アクセスポイント情報利用可否が「True(利用可)」に設定されている。このため、位置情報を演算する際に用いることができるアクセスポイント情報である。
また、2段目のレコードは、信頼度が「20」に設定されている。一方、3段目のレコードは、信頼度が「25」に設定されている。このため、2段目のアクセスポイント情報よりも3段目のアクセスポイント情報の方が、信頼度が高いことになる。
なお、上記の信頼度については、最初に、アクセスポイントの形態等によって任意の初期値を設定しておけば良い。
このように、アクセスポイント情報記憶部57に記憶されているアクセスポイント情報のうち、アクセスポイント情報利用可否が「True(利用可)」に設定され、信頼度がより高く設定されているレコードのアクセスポイント情報を用いて位置情報を演算する。これにより、BTS23が受け持つ在圏セルのセル中心位置Xと、無線LANサービスのアクセスポイント情報を基にした位置情報演算により得られた位置情報が示す位置Yとの差分の距離である差分距離Bが、在圏セル情報の誤差半径Aよりも大きい閾値半径A´を超えている状態である大ロングジャンプ状態にならないようにしている。同時に、大ロングジャンプ状態ではないが、差分距離Bが、在圏セル情報の誤差半径Aを超えている状態である小ロングジャンプ状態にならないようにもしている。
また、図7は、アクセスポイント情報記憶部57の関連係数情報テーブル57bに登録されるデータ例を示す表である。この図7に示す関連係数情報テーブル57bの各レコードは、第1の関連アクセスポイント識別子、第2の関連アクセスポイント識別子、及び関連係数等の各フィールドから構成される。
第1の関連アクセスポイント識別子及び第2の関連アクセスポイント識別子は、図6に示したアクセスポイント情報テーブル57aに記憶されているアクセスポイントを一意に特定するための識別子情報のうちの一つである。この第1の関連アクセスポイント識別子と第2の関連アクセスポイント識別子とは、互いに関連付けられている。
上記で説明したように、アクセスポイント情報取得部51は、移動端末24により受信された無線LANサービスのアクセスポイント32−1〜32−nを特定するためのアクセスポイント識別子や受信強度を取得する。その際、アクセスポイント情報取得部51は、1度の取得処理において、複数のアクセスポイント情報を取得することがある。このため、アクセスポイント情報取得部51は、これらの複数のアクセスポイント情報どうしを関連付けた上で、アクセスポイント情報記憶部57の関連係数情報テーブル57bに登録する。
例えば、図7に示したアクセスポイント情報記憶部57の関連係数情報テーブル57bには、第1のアクセスポイント識別子が「002312」であるレコードが3つ記憶されている。アクセスポイント識別子が「002312」で特定される1つの第1のアクセスポイント情報に対して、アクセスポイント識別子が「119322」、「777888」及び「422955」で特定される3つの第2のアクセスポイント情報が関連付けられている。これらのうち、アクセスポイント識別子が「002312」で特定される第1のアクセスポイント情報と、アクセスポイント識別子が「777888」で特定される第2のアクセスポイント情報との関連係数は「3.0」であり、最も関連係数が高い。
なお、上記の関連係数については、最初に、アクセスポイントの形態等によって任意の初期値を設定しておけば良い。
(位置情報演算処理の流れ)
続いて、図8を参照して、通信ネットワークシステム10で用いられる位置情報演算装置50により行われる位置情報演算処理の流れを説明する。
図8は、通信ネットワークシステム10で用いられる位置情報演算装置50を用いた位置情報演算処理の流れを示すフローチャートである。図8に示すように、まず、アクセスポイント情報取得部51は、無線LANサービスのアクセスポイント32−1を特定するための識別子を含むアクセスポイント情報を、移動端末24から取得する。これに合わせて、アクセスポイント情報取得部51は、移動端末24がアクセスポイント情報を取得した時の受信強度を、移動端末24から取得する(ステップS101)。
次に、関連係数設定部60は、アクセスポイント情報テーブル57aに記憶されているアクセスポイント情報どうしの関連性の度合いを示す指標値として、関連係数を設定する(ステップS102)。上述したように、その移動端末24は、アクセスポイント情報を取得する際、一般的に複数のアクセスポイント情報を同時に取得する。
そして、アクセスポイント情報取得部51は、移動端末24からアクセスポイント情報を取得する度に、これらの複数のアクセスポイント情報どうしの関連係数を現在値よりも高く設定した上で、その関連係数をアクセスポイント情報記憶部57の関連係数情報テーブル57bに登録する。つまり、アクセスポイント情報取得部51によって、毎回取得されたアクセスポイント情報どうしの関連係数は、例えば、アクセスポイント情報取得部51によって一度だけ取得されたアクセスポイント情報どうしの関連係数よりも高くなる。
続いて、位置情報演算処理部52は、アクセスポイント情報取得部51により取得されたアクセスポイント情報及び受信強度を基にして位置情報演算を行う(ステップS103)。
一方、在圏セル情報取得部53は、BTS23が受け持つ在圏セルのセル中心位置Xを示す位置情報や、その在圏セルの誤差半径(距離)A等を含む在圏セル情報を取得する(ステップS104)。
差分距離情報算出部54は、携帯電話サービスの在圏セル情報を用いた在圏セルのセル中心位置Xと、無線LANサービスのアクセスポイント情報を基にした位置情報演算により得られた位置情報が示す位置Yとの間の差分距離Bを示す差分距離情報を算出する(ステップS105)。
続いて、図9に示すように、ロングジャンプ状態判定部55は、在圏セル情報の誤差半径Aと差分距離Bとを比較する。その結果、ロングジャンプ状態判定部55は、差分距離Bが在圏セル情報の誤差半径Aより大きい閾値半径A´を超えていた場合には、差分距離Bが、在圏セル情報の誤差半径Aより大きい閾値半径A´を超えている状態である大ロングジャンプ状態であると判定する(ステップS201のYES)。
ロングジャンプ状態判定部55が大ロングジャンプ状態であると判定すると、アクセスポイント情報利用可否設定部59は、アクセスポイント情報記憶部57のアクセスポイント情報テーブル57aに記憶されているアクセスポイント情報を用いて位置情報を演算する際に、位置精度を劣化させないようにするため、次のような処理を行う。
アクセスポイント情報利用可否設定部59は、アクセスポイント情報記憶部57の関連係数情報テーブル57bの中から、ステップS101でアクセスポイント情報取得部51により取得されたアクセスポイント情報どうしの関連係数を取得する(ステップS202)。
例えば、ステップS101の処理で、アクセスポイントを特定するための識別子が「002312」と「119322」で特定されるアクセスポイント情報があるとする。この時、図7に示すように、これらの2つのアクセスポイント情報どうしの関連係数は「1.9」である。
さらに、アクセスポイント情報利用可否設定部59は、アクセスポイント情報記憶部57のアクセスポイント情報テーブル57aの中から、ステップS101でアクセスポイント情報取得部51により取得されたアクセスポイント情報の信頼度を取得する(ステップS203)。
例えば、ステップS101の処理で、アクセスポイントを特定するための識別子が「002312」であるアクセスポイント情報を取得することがあるとする。この時、図6に示すように、そのアクセスポイント情報の信頼度は「10」である。
そして、アクセスポイント情報利用可否設定部59は、ステップS203の処理で取得された信頼度に対して、ステップS202の処理で取得された関連係数を乗じた信頼度を乗じる。続いて、アクセスポイント情報利用可否設定部59は、アクセスポイント情報記憶部57が有するテーブルの任意のレコードのアクセスポイント情報のうち、その関連係数を乗じた後の信頼度が最も低いアクセスポイント情報のアクセスポイント情報利用可否を「False(利用不可)」に設定する(ステップS204)。
例えば、電車内の移動アクセスポイントであれば、同じ経路を通るため、アクセスポイント情報どうしの関連係数は高くなる。但し、電車内の移動アクセスポイントであれば、そのアクセスポイントの緯度経度は、始発駅や終着駅の緯度経度が設定されていることが多い。このため、アクセスポイント情報利用可否設定部59が、アクセスポイント情報の信頼度だけでアクセスポイント情報利用可否を設定してしまわず、関連係数を乗じた後の信頼度によってアクセスポイント情報利用可否を設定する。これにより、電車内の移動アクセスポイントであっても、始発駅や終着駅付近であれば、位置情報演算処理部52が位置情報を演算する際に、そのアクセスポイント情報を用いることができるようになる。また、ステップS204で、アクセスポイント情報どうしの関連係数に基づいて、受信強度の最も低いアクセスポイント情報をを利用しないように除外すること等もできる。
そして、位置情報演算処理部52は、更新されたアクセスポイント情報記憶部57に記憶されているアクセスポイント情報を基にして、位置情報演算を再度行う(ステップS205)。
上記で説明したように、ロングジャンプ状態判定部55が、差分距離Bが、在圏セル情報の誤差半径Aを超えている状態である大ロングジャンプ状態であると判定している間は、アクセスポイント情報利用可否設定部59が、関連係数を乗じた後の信頼度が最も低いアクセスポイント情報を、位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報から徐々に除外していく。再び、ステップS201に戻り、上記のステップS202〜S205の各処理を繰り返していく度に、アクセスポイント情報の信頼度を徐々に高めていくことかできる。
一方、ステップS201で、ロングジャンプ状態判定部55は、差分距離Bが、在圏セル情報の誤差半径Aより大きい閾値半径A´を超えている状態である大ロングジャンプ状態でないと判定した後(ステップS201のNO)、続いて、ロングジャンプ状態判定部55は、小ロングジャンプ状態であるか否かを判定する。ロングジャンプ状態判定部55は、差分距離Bが在圏セル情報の誤差半径Aより大きい閾値半径A´を超えていないが、差分距離Bが在圏セル情報の誤差半径Aを超えている状態である小ロングジャンプ状態であると判定すると(ステップS206のYES)と、下記に示す処理を行う。
まず、アクセスポイント情報利用可否設定部59は、アクセスポイント情報記憶部57に記憶されているアクセスポイント情報を用いて位置情報を演算する際に、位置精度を劣化させないために、次のような処理を行う。アクセスポイント情報利用可否設定部59は、アクセスポイント情報記憶部57が有するアクセスポイント情報テーブル57aの任意のレコードのアクセスポイント情報のうち、受信強度が最も低いアクセスポイント情報のアクセスポイント情報利用可否を「False(利用不可)」に設定する(ステップS207)。これにより、位置情報を演算する際に、通常の受信状態から考えて、受信強度が極端に低いアクセスポイント情報を、位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報から除外していく。
そして、位置情報演算処理部52は、更新されたアクセスポイント情報記憶部57に記憶されているアクセスポイント情報を基にして、位置情報演算を再度行う(ステップS205)。
上記で説明したように、ロングジャンプ状態判定部55が、差分距離Bが在圏セル情報の誤差半径Aより大きい閾値半径A´を超えていないが、差分距離Bが在圏セル情報の誤差半径Aを超えている状態である小ロングジャンプ状態であると判定している間は、アクセスポイント情報利用可否設定部59が、受信強度が最も低いアクセスポイント情報を、位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報から徐々に除外していく。再び、ステップS201に戻り、上記のステップS207の処理を繰り返していく度に、アクセスポイント情報の信頼度を徐々に高めていくことができる。
上記で説明したように、ロングジャンプ状態判定部55が、差分距離Bが大ロングジャンプ状態または小ロングジャンプ状態であると判定している間は、上記のステップS202〜S205,S207の各処理を繰り返していく。これにより、ロングジャンプ状態判定部55が、大ロングジャンプ状態または小ロングジャンプ状態であると判定している間、アクセスポイント情報利用可否設定部59が、ステップS204,S207の処理によりアクセスポイント情報のアクセスポイント情報利用可否を「False(利用不可)」を設定していく。その結果として、ロングジャンプ状態を生じさせる可能性の高いアクセスポイント情報を、位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報から徐々に除外していく。
そして、ステップS206で、ロングジャンプ状態判定部55は、差分距離Bが、在圏セル情報の誤差半径Aを超えていないため、小ロングジャンプ状態でないと判定すると(ステップS206のNO)、下記に示す処理を行う。
まず、信頼度設定部58は、アクセスポイント情報記憶部57に記憶されているアクセスポイント情報のうち、ロングジャンプ状態判定部55によりロングジャンプ状態であると判定されている間に、アクセスポイント情報利用可否が「False(利用不可)」に設定されたアクセスポイント情報を特定する。すなわち、信頼度設定部58は、アクセスポイント情報記憶部57に記憶されているアクセスポイント情報のうち、ロングジャンプ状態判定部55によりロングジャンプ状態であると判定されている間に、位置情報演算処理部52が位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報から除外されたアクセスポイント情報を特定する。
最後に、信頼度設定部58は、その特定されたアクセスポイント情報の信頼度を、現在の信頼度よりも低く設定する(ステップS208)。なお、減算量は、信頼度の調整の仕方によって任意であって良い。例えば、設定されている信頼度が「20」であれば、信頼度設定部58は、それより1つ低い「19」に設定したり、2つ低い「18」に設定したりする。また、位置情報演算処理の際に、ロングジャンプ状態と判定されずにそのまま位置情報を取得することができた場合には、例えば、上記のステップS208,S209の処理をスキップしたり、ステップS208の処理だけをスキップしたりすること等もできる。
さらに、アクセスポイント情報利用可否設定部59は、アクセスポイント情報記憶部57に記憶されているアクセスポイント情報のうち、実際に位置情報を演算する際に用いたアクセスポイント情報の信頼度を、現在の信頼度よりも高く設定する(ステップS209)。ステップS208における減算量と同様に、加算量は任意であって良い。例えば、設定されている信頼度が「20」であれば、信頼度設定部58は、それより1つ高い「21」に設定したり、2つ高い「22」に設定したりする。
最終的に、緯度経度情報算出部56は、ロングジャンプ状態判定部55により判定されたロングジャンプ状態でないと判定された場合には、位置情報演算処理部52により取得された無線LANサービスにより算出された緯度経度情報を出力して、位置情報演算処理を終了する(ステップS210)。
上記で説明したように、ロングジャンプ状態判定部55が、大ロングジャンプ状態でもなく、小ロングジャンプ状態でもないと判定した時に、信頼度設定部58が、上記の要領でアクセスポイント情報の信頼度を変更する。上記の処理を繰り返していくうちに、アクセスポイント情報の信頼度を徐々に高めていくことかできる。
(実施形態に係る通信ネットワークシステム10で用いられる位置情報演算装置50の説明のまとめ)
上記で説明したように、通信ネットワークシステム10で用いられる位置情報演算装置50においては、ロングジャンプ状態であるか否かを判定した後に、その判定結果に応じて、信頼度設定部58やアクセスポイント情報利用可否設定部59が、信頼度が最も低いアクセスポイント情報を利用しないように、アクセスポイント情報の信頼度やアクセスポイント情報利用可否を変更する。一方、移動端末からアクセスポイント情報を取得する度に、関連係数設定部60は、それらの複数のアクセスポイント情報どうしの関連係数を現在値よりも高く設定する。上記の処理を繰り返していくことにより、アクセスポイント情報の信頼度を高めていく(回復させる)ことができる。
これにより、測位精度が数m〜数十km程度である無線LANサービスを用いたパターンマッチング方式と、例えば、測位精度が数百m〜数km程度である基地局測位方式のように、測位精度が中程度である測位方式とを併用して位置情報を演算する場合であっても、無線LANサービスを用いたパターンマッチング方式により得られた位置情報にてロングジャンプが生じることをなるべく抑えて、高精度で測位を行うことができる。特に、様々な公衆の場所で無線LANサービスを提供することができるように設置されているアクセスポイントを有効に活用して、精度の高い位置情報サービスを提供することができる。
また、位置情報演算装置50においては、ロングジャンプ状態であっても、都道府県を跨ぐような誤差が極めて大きな大ロングジャンプ状態である場合、アクセスポイント情報記憶部57に記憶されているアクセスポイント情報のうち、関連係数を乗じた後の信頼度が最も低いアクセスポイント情報を、位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報から徐々に除外していく。一方で、ロングジャンプ状態であっても、上記の大ロングジャンプ状態である時よりも誤差が小さい小ロングジャンプ状態である場合には、アクセスポイント情報記憶部57に記憶されているアクセスポイント情報のうち、受信強度が最も低いアクセスポイント情報を、位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報から徐々に除外していく。このような処理を繰り返していくことによって、アクセスポイント情報の信頼度を高めていく(回復させる)ことができる。
(本発明の範囲)
なお、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらす全ての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、全ての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
本実施形態で説明した位置情報演算装置においては、ロングジャンプ状態であると判定されている際、信頼度が最も低いアクセスポイント情報や受信強度が最も低いアクセスポイント情報を、位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報から徐々に除外していく。これにより、位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報の信頼度を高めていくものであった。
しかしながら、アクセスポイント情報の信頼度を高めていくための処理方法は、これに限定されない。例えば、上記とは逆に、信頼度の高いアクセスポイント情報から、アクセスポイント情報記憶部57に一つ一つ加えていく。これにより、位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報の信頼度を、徐々に高めていくことも勿論可能である。
本発明の位置情報演算装置は、特に位置情報を演算するために、測位精度が数m〜数十km程度である無線LANサービスを用いたパターンマッチング方式と、例えば、測位精度が数百m〜数km程度である基地局測位方式のように、測位精度が中程度である測位方式とを併用している場合であっても、パターンマッチング方式により得られた位置情報にロングジャンプが生じることをなるべく抑えて位置情報演算が可能な位置情報演算装置として、移動端末等に設けることができる。
10……通信ネットワークシステム
21……コアネットワーク
22……RNC
23……BTS
24……移動端末
31……無線LANサーバ
32−1〜32−n……アクセスポイント
51……アクセスポイント情報取得部
52……位置情報演算処理部
53……在圏セル情報取得部
54……差分距離情報算出部
55……ロングジャンプ状態判定部
56……緯度経度情報算出部
57……アクセスポイント情報記憶部
57a……アクセスポイント情報テーブル
57b……関連係数情報テーブル
58……信頼度設定部
59……アクセスポイント情報利用可否設定部
60……関連係数設定部

Claims (7)

  1. 移動端末により受信された無線LAN(Local Area Network)サービスのアクセスポイントを特定するためのアクセスポイント識別子を含むアクセスポイント情報と、その受信強度とを、移動端末から取得するアクセスポイント情報取得部と、
    前記アクセスポイント情報取得部により取得されたアクセスポイント情報に基づくアクセスポイント識別子及び受信強度と合わせて、緯度経度情報、信頼度及びアクセスポイント情報利用可否をアクセスポイント情報として記憶するアクセスポイント情報記憶部と、
    前記アクセスポイント情報記憶部により記憶されているアクセスポイント情報及び受信強度を基にして、測位対象である移動端末の位置を示す位置情報を演算する位置情報演算処理部と、
    前記無線LANサービスと併用される携帯電話サービスの基地局が受け持つ在圏セルのセル中心位置及び誤差距離を含む在圏セル情報を取得する在圏セル情報取得部と、
    前記在圏セル情報取得部により取得された在圏セル情報に基づく在圏セルのセル中心位置から、前記位置情報演算処理部により演算された位置情報に基づく移動端末の位置との間の差分距離を示す差分距離情報を算出する差分距離情報算出部と、
    前記差分距離情報算出部により算出された差分距離情報に基づく差分距離が、前記在圏セル情報取得部により取得された在圏セル情報に基づく誤差半径を超えている状態であるロングジャンプ状態であるか、否かを判定するロングジャンプ状態判定部と、
    前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報の信頼度を設定する信頼度設定部と、
    前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報を利用することができるか、否かを示すアクセスポイント情報利用可否を設定するアクセスポイント情報利用可否設定部と、
    を備えることを特徴とする位置情報演算装置。
  2. 前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報どうしの関連係数を設定する関連係数設定部を備え、
    前記関連係数設定部は、
    前記アクセスポイント情報取得部により一度に取得された複数のアクセスポイント情報どうしの関連係数を、現在の関連係数よりも高く設定することを特徴とする請求項1に記載の位置情報演算装置。
  3. 前記信頼度設定部は、
    前記ロングジャンプ状態判定部によりロングジャンプ状態でないと判定された時、
    前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のうち、前記位置情報演算処理部が位置情報を演算する際に用いたアクセスポイント情報の信頼度を、現在設定されている信頼度よりも高く設定することを特徴とする請求項2に記載の位置情報演算装置。
  4. 前記信頼度設定部は、
    前記ロングジャンプ状態判定部によりロングジャンプ状態でないと判定された時、
    前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のうち、前記ロングジャンプ状態判定部によりロングジャンプ状態であると判定されていた間に、前記位置情報演算処理部が位置情報を演算する際に用いるアクセスポイント情報から除外したアクセスポイント情報の信頼度を、現在設定されている信頼度よりも低くすることを特徴とする請求項2又は3に記載の位置情報演算装置。
  5. 前記ロングジャンプ状態判定部は、
    ロングジャンプ状態であると判定した時、
    さらに、前記差分距離情報算出部により算出された差分距離情報に基づく差分距離が、前記在圏セル情報の誤差半径よりも大きい所定の閾値半径を超えている状態である大ロングジャンプ状態であるか、
    前記差分距離情報算出部により算出された差分距離情報に基づく差分距離が、前記在圏セル情報の誤差半径よりも大きい所定の閾値半径を超えていない状態である小ロングジャンプ状態であるかを判定することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の位置情報演算装置。
  6. 前記アクセスポイント情報利用可否設定部は、
    前記ロングジャンプ状態判定部により大ロングジャンプ状態であると判定された時、
    前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のうち、前記関連係数設定部により設定された関連係数を乗じた後の信頼度の最も低いアクセスポイント情報のアクセスポイント情報利用可否を利用不可に設定することを特徴とする請求項5に記載の位置情報演算装置。
  7. 前記アクセスポイント情報利用可否設定部は、
    前記ロングジャンプ状態判定部により小ロングジャンプ状態であると判定された時、
    前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のうち、受信強度の最も低いアクセスポイント情報のアクセスポイント情報利用可否を利用不可に設定することを特徴とする請求項5又は6に記載の位置情報演算装置。
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