JP2013207580A - 音響パラメータ設定装置、サーバ、音響パラメータ設定方法、及び、プログラム - Google Patents

音響パラメータ設定装置、サーバ、音響パラメータ設定方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが所望する音響空間を実現するために、適切な音響パラメータを音響装置に設定する。
【解決手段】送信部13は、機種特定情報と車種特定情報とを、通信ネットワークを介して音響パラメータ設定装置100と相互に接続されたサーバに送信する。取得部14は、機種特定情報により特定される機種に対応付けられた関連機種の音響装置が、車種特定情報により特定される車種に対応付けられた関連車種の車両に搭載された状態において、関連車種の車両に搭載された関連機種の音響装置に設定された設定値の履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する。設定部15は、取得された所定個数の設定値から選択されるいずれかの設定値を、設定対象の音響装置に設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、音響パラメータ設定装置、サーバ、音響パラメータ設定方法、及び、プログラムに関する。
現在、車載用のオーディオ装置には、設定されている音響パラメータに従って、オーディオ装置が搭載される車両の車室内の音場に応じた適切な音声を出力することできるものが知られている。このようなオーディオ装置は、CD(Compact Disk)やラジオなどから供給された音声信号に対し、メモリなどに保存されている音響パラメータに従った信号処理を施し、信号処理が施された音声信号をスピーカから出力する。ここで、音響パラメータは、例えば、車両の前側に設置されたスピーカから出力される音声の音量と車両の後側に設置されたスピーカから出力される音声の音量とのバランス、車両の右側に設置されたスピーカから出力される音声の音量と車両の左側に設置されたスピーカから出力される音声の音量とのバランス、各スピーカから出力される音声の遅延時間である。
ユーザが音響パラメータを手動で設定することは容易ではない。このため、音響パラメータを自動で設定したり、ユーザが音響パラメータを設定することを補助したりする技術が開発されている。例えば、特許文献1には、自車両のプロフィール情報と近似するプロフィール情報を有する車室内音響情報に定義された音響パラメータ(音響設定データ)に従って音響設定する音響情報提供システム等が開示されている。特許文献1に開示された発明では、オーディオ装置の機種、オーディオ装置が搭載される車両の車種、及び、ユーザの嗜好などに応じた音響パラメータがユーザに提示される。
特開2009−288260号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、予め定められた複数個の音響パラメータの中から、プロフィール情報の近似度により音響パラメータが選択される。従って、特許文献1に開示された発明では、多くのユーザの間で流行している音響空間を実現するための音響パラメータなど、ユーザが真に実現したいと考える音響空間を実現するための音響パラメータが選択されなかった。このため、ユーザが所望する音響空間を実現するために、適切な音響パラメータを音響装置に設定することが可能な技術が望まれている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザが所望する音響空間を実現するために、適切な音響パラメータを音響装置に設定することが可能な音響パラメータ設定装置、サーバ、音響パラメータ設定方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る音響パラメータ設定装置は、
設定対象の音響装置の機種を特定する情報を含む機種特定情報と、前記設定対象の音響装置が搭載されている車両の車種を特定する情報を含む車種特定情報と、を、通信ネットワークを介して音響パラメータ設定装置と相互に接続されたサーバに送信する送信部と、
前記機種特定情報により特定される機種に対応付けられた関連機種の音響装置が、前記車種特定情報により特定される車種に対応付けられた関連車種の車両に搭載された状態において、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された設定値の履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する取得部と、
前記取得された所定個数の設定値から選択されるいずれかの設定値を、前記設定対象の音響装置に設定する設定部と、を備える、
ことを特徴とする。
前記送信部は、さらに、前記設定対象の音響装置のユーザを特定する情報を含むユーザ特定情報を、前記サーバに送信し、
前記取得部は、
前記ユーザ特定情報により特定されるユーザに対応付けられた履歴情報が存在する場合、前記ユーザに対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得し、
前記ユーザ特定情報により特定されるユーザに対応付けられた履歴情報が存在しない場合、前記ユーザ以外のユーザに対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得してもよい。
前記取得部は、
前記機種特定情報により特定される機種に対応付けられた履歴情報が存在する場合、前記機種特定情報により特定される機種に対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得し、
前記機種特定情報により特定される機種に対応付けられた履歴情報が存在しない場合、前記機種特定情報により特定される機種以外の前記関連機種に対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得してもよい。
前記取得部は、
前記車種特定情報により特定される車種に対応付けられた履歴情報が存在する場合、前記車種特定情報により特定される車種に対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得し、
前記車種特定情報により特定される車種に対応付けられた履歴情報が存在しない場合、前記車種特定情報により特定される車種以外の前記関連車種に対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得してもよい。
前記履歴情報は、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された回数を、設定値毎に特定する情報を含み、
前記取得部は、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された回数が多い順に選択された所定個数の設定値を取得してもよい。
前記履歴情報は、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に最後に設定された時刻を、設定値毎に特定する情報を含み、
前記取得部は、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に最後に設定された時刻が遅い順に選択された所定個数の設定値を取得してもよい。
前記履歴情報は、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された回数を、設定値毎に特定する情報を含み、
前記取得部は、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された設定値の加重平均を、前記設定対象の音響装置に設定する設定値として取得してもよい。
前記設定部は、
前記取得された所定個数の設定値のうちのいずれかの指定を受け付ける指定受付部と、
前記受け付けられた指定により指定された設定値を、前記設定対象の音響装置に設定する設定値設定部と、を備えてもよい。
前記取得部は、
前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定することが推奨される所定個数の設定値が存在する場合、前記推奨される所定個数の設定値を取得し、
前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定することが推奨される設定値が存在しない場合、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された設定値の履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得してもよい。
前記関連機種と前記機種特定情報により特定される機種とは、音響特性を互いに導き出すことができる関係にあってもよい。
前記関連車種は、車体形状や使用形態が、前記車種特定情報により特定される車種と同一の分類に属する車種であってもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係るサーバは、
設定対象の音響装置の機種を特定する情報を含む機種特定情報と、前記設定対象の音響装置が搭載されている車両の車種を特定する情報を含む車種特定情報と、前記設定対象の音響装置に設定されている音響パラメータの設定値を特定する情報を含む設定値特定情報と、を、相互に対応付けて記憶する記憶部と、
通信ネットワークを介してサーバと相互に接続された音響パラメータ設定装置から、前記機種特定情報と前記車種特定情報と前記設定値特定情報とを受信する受信部と、
前記受信された機種特定情報により特定される機種に対応付けられた関連機種の音響装置が、前記受信された車種特定情報により特定される車種に対応付けられた関連車種の車両に搭載された状態において、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された設定値の履歴情報を前記記憶部から抽出する抽出部と、
前記抽出された履歴情報に基づいて所定個数の設定値を決定する決定部と、
前記決定された所定個数の設定値を示す情報を、前記音響パラメータ設定装置に送信する送信部と、
前記受信された機種特定情報と、前記受信された車種特定情報と、前記受信された設定値特定情報と、を、相互に対応付けて、前記記憶部に登録する登録部と、を備える、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第3の観点に係る音響パラメータ設定方法は、
設定対象の音響装置の機種を特定する情報を含む機種特定情報と、前記設定対象の音響装置が搭載されている車両の車種を特定する情報を含む車種特定情報と、を、通信ネットワークを介して音響パラメータ設定装置と相互に接続されたサーバに送信する送信ステップと、
前記機種特定情報により特定される機種に対応付けられた関連機種の音響装置が、前記車種特定情報により特定される車種に対応付けられた関連車種の車両に搭載された状態において、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された設定値の履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する取得ステップと、
前記取得された所定個数の設定値から選択されるいずれかの設定値を、前記設定対象の音響装置に設定する設定ステップと、を備える、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
設定対象の音響装置の機種を特定する情報を含む機種特定情報と、前記設定対象の音響装置が搭載されている車両の車種を特定する情報を含む車種特定情報と、を、通信ネットワークを介して音響パラメータ設定装置と相互に接続されたサーバに送信する送信部、
前記機種特定情報により特定される機種に対応付けられた関連機種の音響装置が、前記車種特定情報により特定される車種に対応付けられた関連車種の車両に搭載された状態において、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された設定値の履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する取得部、
前記取得された所定個数の設定値から選択されるいずれかの設定値を、前記設定対象の音響装置に設定する設定部、として機能させる、
ことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが所望する音響空間を実現するために、適切な音響パラメータを音響装置に設定することができる。
本発明の第1の実施形態に係る音響パラメータ設定システムの構成を示すブロック図である。 音声処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーバの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る音響パラメータ設定装置の機能を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーバの機能を説明するための図である。 サーバの記憶部に記憶される履歴情報を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る音響パラメータ設定装置が実行する音響パラメータ設定処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るサーバが実行する音響パラメータ候補取得処理を示すフローチャートである。 関連機種について説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るサーバが実行する音響パラメータ候補取得処理を示すフローチャートである。 関連車種について説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係るサーバが実行する音響パラメータ候補取得処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る音響パラメータ設定装置及びサーバについて説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本実施形態に係る音響パラメータ設定システム1000の構成について説明する。なお、本発明が適用される音響パラメータ設定システムは、図1に示す音響パラメータ設定システム1000に限られない。例えば、音響パラメータ設定システム1000に種々の装置が組み込まれたシステムに本発明が適用されてもよいし、音響パラメータ設定システム1000から適宜、装置が除外されたシステムに本発明が適用されてもよい。また、音響パラメータ設定システム1000が備える装置の個数は、図1に示す例に限られない。
図1に示すように、音響パラメータ設定システム1000は、音響パラメータ設定装置100、スピーカ107、基地局200、サーバ300、電気通信網400を備える。
音響パラメータ設定装置100は、車両に搭載された音響装置に音響パラメータを設定する装置である。本実施形態では、音響パラメータ設定装置が音響装置に組み込まれている例について説明する。従って、音響パラメータ設定装置100は、音響装置の機能を備える。
音響パラメータ設定装置100は、基地局200を介してサーバ300と通信する。なお、音響パラメータ設定装置100と基地局200とは、例えば、無線通信により接続される。一方、基地局200とサーバ300とは、例えば、電気通信網400を介した有線通信により接続される。
スピーカ107は、音響装置の機能を有する音響パラメータ設定装置100から供給された音声信号に従って、音声を出力する。スピーカ107は、音響パラメータ設定装置100が搭載される車両に設置される。
基地局200は、電気通信網400を介して音響パラメータ設定装置100とサーバ300とを接続する機能を有する。
サーバ300は、過去に使用された実績のある音響パラメータの設定値や推奨される音響パラメータの設定値を記憶する。以下、「音響パラメータの設定値」のことを、適宜、単に「設定値」という。サーバ300は、音響パラメータ設定装置100からの要求に従って、音響装置のユーザが所望する音響空間を車両内に実現するために適切であると予想される所定個数の設定値を、音響パラメータ設定装置100に供給する。サーバ300は、電気通信網400を介して、基地局200と通信する。
電気通信網400は、インターネットなどの通信網である。電気通信網400は、基地局200とサーバ300とを相互に通信可能に接続する。なお、音響パラメータ設定装置100とサーバ300とが直接通信可能な構成であれば、基地局200などはなくてもよい。
次に、図1を参照して、音響パラメータ設定装置100の物理的な構成について説明する。図1に示すように音響パラメータ設定装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、RTC(Real Time Clock)104、無線通信部105、音声処理部106、操作部108、ハードディスク109、画像処理部110、タッチ操作検知部111、タッチスクリーン112、を備える。音響パラメータ設定装置100が備えるこれらの構成要素は、バス120により相互に接続される。
CPU101は、音響パラメータ設定装置100の全体の動作を制御する。なお、CPU101は、ROM102に格納されているプログラムに従って動作し、RAM103をワークエリアとして使用する。
ROM102には、音響パラメータ設定装置100の全体の動作を制御するためのプログラムやデータが記憶される。
RAM103は、CPU101のワークエリアとして機能する。つまり、CPU101は、RAM103にプログラムやデータを一時的に書き込み、これらのプログラムやデータを適宜参照する。
RTC104は、水晶振動子や発振回路などを備える計時用のデバイスである。RTC104は、内蔵電池から電源を供給され、音響パラメータ設定装置100の電源がオフのときでも動作し続ける。
無線通信部105は、音響パラメータ設定装置100と基地局200とを無線通信により接続するためのインターフェースである。
音声処理部106は、CPU101から供給されたディジタルオーディオ信号をD/A(Digital/Analog)コンバータ(図示せず)でアナログオーディオ信号に変換して、スピーカ107に出力する。ここで、図2を参照して、音声処理部106の構成について説明する。
図2に示すように、音声処理部106は、音声通信部201、音声制御部202、フィルタ係数記憶部203、遅延量記憶部204、増幅率記憶部205、音声データ変換部206、イコライザ部207、遅延部208、増幅部209を備える。なお、イコライザ部207は、イコライザ部207FL、イコライザ部207RL、イコライザ部207FR、イコライザ部207RRの総称である。また、遅延部208は、遅延部208FL、遅延部208RL、遅延部208FR、遅延部208RRの総称である。そして、増幅部209は、増幅部209FL、増幅部209RL、増幅部209FR、増幅部209RRの総称である。
また、音声処理部106は、スピーカ107FL、スピーカ107RL、スピーカ107FR、スピーカ107RRのそれぞれに、アナログオーディオ信号を供給する。ここで、スピーカ107FLは、車両の前方左側に設置されるスピーカであり、スピーカ107RLは、車両の後方左側に設置されるスピーカであり、スピーカ107FRは、車両の前方右側に設置されるスピーカであり、スピーカ107RRは、車両の後方右側に設置されるスピーカである。ユーザが所望する音響空間を車室内に実現するためには、これらの4つのスピーカに供給されるアナログオーディオ信号は、互いに異なるものであることが望ましい。
音声通信部201は、ハードディスク109に記憶されている楽曲データをバス120を介して取得し、音声データ変換部206に供給する。また、音声通信部201は、RAM103などに記憶されている設定値をバス120を介して取得し、音声制御部202に供給する。
音声制御部202は、音声通信部201から供給された、フィルタ係数と遅延量と増幅率とを含む設定値に基づいて、スピーカ107に供給されるアナログオーディオ信号を調整する。具体的には、音声制御部202は、供給されたフィルタ係数をフィルタ係数記憶部203に供給し、供給された遅延量を遅延量記憶部204に供給し、供給された増幅率を増幅率記憶部205に供給する。なお、本実施形態では、「設定値」、「フィルタ係数」、「遅延量」、「増幅率」などのデータを示す情報のことを、適宜、単に、「設定値」、「フィルタ係数」、「遅延量」、「増幅率」という。これらのデータは、数値、文字列、記号など、どのようなものにより表現されても良い。
フィルタ係数記憶部203は、音声制御部202から供給されたフィルタ係数を記憶する。フィルタ係数記憶部203に記憶されたフィルタ係数は、イコライザ部207により参照される。つまり、フィルタ係数記憶部203に記憶されたフィルタ係数は、イコライザ部207が増幅又は減衰させるアナログオーディオ信号の周波数帯域の範囲や、イコライザ部207がアナログオーディオ信号を増幅又は減衰させる程度を決定する。フィルタ係数記憶部203には、イコライザ部207FLにより参照されるフィルタ係数と、イコライザ部207FRにより参照されるフィルタ係数と、イコライザ部207RLにより参照されるフィルタ係数と、イコライザ部207RRにより参照されるフィルタ係数と、が記憶される。フィルタ係数記憶部203は、例えば、フラッシュメモリを含む。
遅延量記憶部204は、音声制御部202から供給された遅延量を記憶する。遅延量記憶部204に記憶された遅延量は、遅延部208により参照される。つまり、遅延量記憶部204に記憶された遅延量は、遅延部208がアナログオーディオ信号を遅延する程度を決定する。遅延量記憶部204には、遅延部208FLにより参照される遅延量と、遅延部208FRにより参照される遅延量と、遅延部208RLにより参照される遅延量と、遅延部208RRにより参照される遅延量と、が記憶される。遅延量記憶部204は、例えば、フラッシュメモリを含む。
増幅率記憶部205は、音声制御部202から供給された増幅率を記憶する。増幅率記憶部205に記憶された増幅率は、増幅部209により参照される。つまり、増幅率記憶部205に記憶された増幅率は、増幅部209がアナログオーディオ信号を増幅する程度を決定する。増幅率記憶部205には、増幅部209FLにより参照される増幅率と、増幅部209FRにより参照される増幅率と、増幅部209RLにより参照される増幅率と、増幅部209RRにより参照される増幅率と、が記憶される。増幅率記憶部205は、例えば、フラッシュメモリを含む。
音声データ変換部206は、音声通信部201から供給されたディジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換し、イコライザ部207に供給する。音声データ変換部206は、左側のスピーカ用のアナログオーディオ信号を、イコライザ部207FLとイコライザ部207RLとに供給し、右側のスピーカ用のアナログオーディオ信号を、イコライザ部207FRとイコライザ部207RRとに供給する。音声データ変換部206は、例えば、D/A変換器を備える。
イコライザ部207は、フィルタ係数記憶部203に記憶されているフィルタ係数に従って、音声データ変換部206から供給されたアナログオーディオ信号の周波数特性を変化させ、周波数特性の変化後のアナログオーディオ信号を遅延部208に供給する。アナログオーディオ信号の周波数特性を変化させることは、アナログオーディオ信号を周波数帯域毎に増加又は減衰させることを意味する。イコライザ部207は、例えば、通過帯域の中心周波数が互いに異なる複数の帯域通過フィルタと、複数の帯域通過フィルタのそれぞれにアナログオーディオ信号を分配する分配器と、複数の帯域通過フィルタのそれぞれから出力されるアナログオーディオ信号を合成する混合器とを備える。
イコライザ部207FLは、周波数特性の変化後のアナログオーディオ信号を遅延部208FLに供給する。イコライザ部207RLは、周波数特性の変化後のアナログオーディオ信号を遅延部208RLに供給する。イコライザ部207FRは、周波数特性の変化後のアナログオーディオ信号を遅延部208FRに供給する。イコライザ部207RRは、周波数特性の変化後のアナログオーディオ信号を遅延部208RRに供給する。
遅延部208は、遅延量記憶部204に記憶されている遅延量に従って、イコライザ部207から供給されたアナログオーディオ信号を遅延させて増幅部209に供給する。遅延部208FLは、遅延後のアナログオーディオ信号を増幅部209FLに供給する。遅延部208RLは、遅延後のアナログオーディオ信号を増幅部209RLに供給する。遅延部208FRは、遅延後のアナログオーディオ信号を増幅部209FRに供給する。遅延部208RRは、遅延後のアナログオーディオ信号を増幅部209RRに供給する。
増幅部209は、増幅率記憶部205に記憶されている増幅率に従って、遅延部208から供給されたアナログオーディオ信号を増幅させてスピーカ107に供給する。増幅部209FLは、増幅後のアナログオーディオ信号をスピーカ107FLに供給する。増幅部209FRは、増幅後のアナログオーディオ信号をスピーカ107FRに供給する。増幅部209RLは、増幅後のアナログオーディオ信号をスピーカ107RLに供給する。増幅部209RRは、増幅後のアナログオーディオ信号をスピーカ107RRに供給する。
以上示した音声処理部106の音声処理により、スピーカ107FL、スピーカ107FR、スピーカ107RL、スピーカ107RRのそれぞれからは、フィルタ係数、遅延量、増幅率などの設定値に従って周波数特性、遅延時間、音量が調整された音声が出力される。
なお、各イコライザ部207の前段で、ディジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換して、アナログ処理で調整する例について説明したが、一部又は全ての調整をディジタル処理によって行ってもよい。例えば、各遅延部と各増幅部との間でディジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換し、増幅処理以外はディジタル処理で行ってもよい。
操作部108は、ボタン、キー、レバー、ボリュームスイッチなどを備える。操作部108は、ボタン、キー、レバー、ボリュームスイッチなどにより受け付けられた操作に基づいて、当該操作に基づく信号を生成し、CPU101に供給する。
ハードディスク109には、楽曲データなどが記憶される。音響パラメータ設定装置100は、ハードディスク109に代えて、楽曲データなどが記憶されているDVD−ROM(Digital Versatile Disk-Read Only Memory)が装着されるDVDドライブを備えていても良い。また、音響パラメータ設定装置100は、ハードディスク109に代えて、フラッシュメモリ等を備えていてもよい。
画像処理部110は、CPU101による制御のもと、タッチスクリーン112に表示させる画像を生成する。画像処理部110は、生成された画像をタッチスクリーン112に供給する。
タッチ操作検知部111は、タッチスクリーン112に対してなされたタッチ操作を検知し、検知結果をCPU101に供給する。なお、検知結果は、例えば、ユーザによりタッチされているタッチスクリーン112上における座標情報である。
タッチスクリーン112は、画像処理部110から供給された画像を表示するとともに、ユーザによるタッチ操作を受け付ける。タッチスクリーン112は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置と、タッチパッドのような位置入力装置と、を備える。
次に、図3を参照して、サーバ300の物理的な構成について説明する。図3に示すように、サーバ300は、CPU301、ROM302、RAM303、NIC(Network Interface Card)304、ハードディスク305、RTC306、を備える。サーバ300が備えるこれらの構成要素は、バス320により相互に接続される。
CPU301は、サーバ300の全体の動作を制御する。なお、CPU301は、例えばROM302に格納されているプログラムに従って動作し、RAM303をワークエリアとして使用する。
ROM302には、サーバ300の全体の動作を制御するためのプログラムやデータが記憶される。
RAM303は、CPU301のワークエリアとして機能する。つまり、CPU301は、RAM303にプログラムやデータを一時的に書き込み、これらのプログラムやデータを適宜参照する。
NIC304は、サーバ300を電気通信網400に接続するためのインターフェースである。NIC304は、例えば、LAN(Local Area Network)を構成する際に用いられる10BASE−T/100BASE−T規格に従うインターフェース(図示せず)を含む。あるいは、NIC304は、電話回線を用いて電気通信網400に接続するためのアナログモデム、ISDN(Integrated Services Digital Network)モデム、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line Modem)モデム、ケーブルテレビジョン回線を用いて電気通信網400に接続するためのケーブルモデム等と、CPU301との仲立ちを行うインターフェース(図示せず)を含む。
ハードディスク305には、過去に設定されたことがある設定値や推奨される設定値などが記憶される。
RTC306は、水晶振動子や発振回路などを備える計時用のデバイスである。RTC306は、内蔵電池から電源を供給され、サーバ300の電源がオフのときでも動作し続ける。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る音響パラメータ設定装置100の基本的な機能について説明する。図4に示すように、音響パラメータ設定装置100は、機能的には、環境情報記憶部11、設定値記憶部12、送信部13、取得部14、設定部15を備える。
環境情報記憶部11は、環境情報を記憶する。環境情報は、例えば、機種特定情報と車種特定情報とユーザ特定情報とを含む情報である。機種特定情報は、設定対象の音響装置の機種を特定する情報を含む情報である。機種特定情報は、例えば、音響装置の機種や型番を示す文字列や数値により表される。車種特定情報は、設定対象の音響装置が搭載されている車両の車種を特定する情報を含む情報である。車種特定情報は、例えば、車両の車種や型番を示す文字列や数値により表される。ユーザ特定情報は、設定対象の音響装置のユーザを特定する情報を含む情報である。ユーザ特定情報は、例えば、ユーザの氏名、生年月日、住所、電話番号、免許証の番号、保険証の番号、パスポート番号などを示す文字列や数値により表される。環境情報記憶部11は、例えば、ハードディスク109を含む。
設定値記憶部12は、設定対象の音響装置に設定されている音響パラメータの設定値を特定する情報を含む設定値特定情報を記憶する。設定値は、例えば、スピーカ107毎のフィルタ係数、遅延量、増幅率である。設定値記憶部12は、例えば、フィルタ係数記憶部203と遅延量記憶部204と増幅率記憶部205とを含む。
送信部13は、機種特定情報と車種特定情報とユーザ特定情報と設定値特定情報とを、通信ネットワークを介して音響パラメータ設定装置100と接続されたサーバ300に送信する。つまり、送信部13は、環境情報を送信する。送信部13は、例えば、CPU101と無線通信部105とを含む。
送信部13は、例えば、CPU101が設定値を変更すべきであると判別したことに応答して、上記情報の送信を実行する。つまり、CPU101は、例えば、設定値を変更する旨のユーザの指示が操作部108やタッチ操作検知部111により受け付けられたことを検知した場合、あるいは、音響パラメータ設定装置100の電源が投入されたことを検知した場合に、送信部13に上記情報の送信を実行させる。
取得部14は、機種特定情報により特定される機種に対応付けられた関連機種の音響装置が、車種特定情報により特定される車種に対応付けられた関連車種の車両に搭載された状態において、関連車種の車両に搭載された関連機種の音響装置に設定された音響パラメータの設定値の履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する。
関連機種と機種特定情報により特定される機種とは、音響特性を互いに導き出すことができる関係にある。関連機種は、音響パラメータが設定される音響装置の機種に予め対応付けられた機種である。本実施形態では、関連機種は、音響パラメータが設定される音響装置の機種と同一の機種に限られるものとする。関連機種としては、同一の機種の他に、単に色違いの機種や、同じスピーカを使用している機種などが考えられる。
関連車種は、車体形状や使用形態が、車種特定情報により特定される車種と同一の分類に属する機種である。関連車種は、音響パラメータが設定される音響装置が搭載された車両の車種に予め対応付けられた車種である。本実施形態では、関連車種は、音響パラメータが設定される音響装置が搭載された車両の車種と同一の車種に限られるものとする。関連車種としては、同一の車種の他に、単に色違いの車種や、同じシャーシを使用している車種などが考えられる。
履歴情報は、過去に設定されたことのある設定値の履歴を示す情報である。本実施形態では、履歴情報は、関連車種の車両に搭載された関連機種の音響装置に設定された回数を、設定値毎に特定する情報を含む。
本実施形態では、取得部14は、ユーザ特定情報により特定されるユーザに対応付けられた履歴情報が存在する場合、このユーザに対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する。一方、取得部14は、ユーザ特定情報により特定されるユーザに対応付けられた履歴情報が存在しない場合、このユーザ以外のユーザに対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する。また、本実施形態では、取得部14は、関連車種の車両に搭載された関連機種の音響装置に設定された回数が多い順に選択された所定個数の設定値を取得する。取得部14は、例えば、CPU101と無線通信部105とを含む。
設定部15は、取得された所定個数の設定値から選択されるいずれかの設定値を、設定対象の音響装置に設定する。設定部15は、例えば、指定受付部16と設定値設定部17とを備える。
指定受付部16は、取得された所定個数の設定値のうちのいずれかの指定を受け付ける。指定受付部16は、例えば、取得された所定個数の設定値を提示する画面を表示する。そして、指定受付部16は、例えば、画面に表示された所定個数の設定値のうち、ユーザにより選択されたいずれかの設定値の指定をユーザから受け付ける。指定受付部16は、例えば、CPU101と画像処理部110とタッチ操作検知部111とタッチスクリーン112とを含む。
設定値設定部17は、受け付けられた指定により指定された設定値を、設定対象の音響装置に設定する。具体的には、設定値設定部17は、指定された設定値が示すフィルタ係数をフィルタ計数記憶部203に記憶させ、指定された設定値が示す遅延量を遅延量記憶部204に記憶させ、指定された設定値が示す増幅率を増幅率記憶部205に記憶させる。設定値設定部17は、例えば、CPU101を含む。
次に、図5を参照して、本実施形態に係るサーバ300の基本的な機能について説明する。図5に示すように、サーバ300は、機能的には、記憶部31、受信部32、抽出部33、決定部34、送信部35、登録部36、を備える。
記憶部31は、過去に設定された音響パラメータの設定値の履歴情報を記憶する。履歴情報は、機種特定情報と車種特定情報と設定値特定情報とユーザ特定情報と登録時刻とが相互に対応付けられた情報である。履歴情報については、図6を参照して、詳細に説明する。
履歴情報は、図6に模式的に示すように、機種特定情報に対応するフィールドFMと、車種特定情報に対応するフィールドFCと、設定値特定情報に対応するフィールドFPと、ユーザ特定情報に対応するフィールドFYと、登録時刻に対応するフィールドFTと、を含むレコードにより構成される。図6は、履歴情報が、レコードR1〜レコードR5の5つのレコードを含む例を示している。
レコードR1は、M001により特定される機種の音響装置が、C001により特定される車種の車両に搭載されているときに、Y001により特定されるユーザによって、PA001、PB001、PC001により特定される設定値が設定されたことが、T001により特定される時刻に履歴情報として追加されたことを示す。
レコードR2は、M002により特定される機種の音響装置が、C002により特定される車種の車両に搭載されているときに、Y002により特定されるユーザによって、PA002、PB002、PC002により特定される設定値が設定されたことが、T002により特定される時刻に履歴情報として追加されたことを示す。
レコードR3は、M003により特定される機種の音響装置が、C003により特定される車種の車両に搭載されているときに、Y003により特定されるユーザによって、PA003、PB003、PC003により特定される設定値が設定されたことが、T003により特定される時刻に履歴情報として追加されたことを示す。
レコードR4は、M001により特定される機種の音響装置が、C001により特定される車種の車両に搭載されているときに、Y001により特定されるユーザによって、PA001、PB001、PC001により特定される設定値が設定されたことが、T004により特定される時刻に履歴情報として追加されたことを示す。レコードR1とレコードR4との関係により、同一車種の車両に搭載された同一機種の音響装置に、同一のユーザにより、同一の設定値が設定されていることが分かる。レコードR1とレコードR4とからは、例えば、設定値の変更要求がなされたが設定値が変更されず、その後、再度、設定値の変更要求がなされたことが分かる。
レコードR5は、M002により特定される機種の音響装置が、C002により特定される車種の車両に搭載されているときに、Y002により特定されるユーザによって、PA005、PB005、PC005により特定される設定値が設定されたことが、T005により特定される時刻に履歴情報として追加されたことを示す。レコードR1とレコードR5との関係により、同一車種の車両に搭載された同一機種の音響装置に、同一のユーザにより、互いに異なる設定値が設定されていることが分かる。レコードR1とレコードR5とからは、例えば、設定値の変更要求がなされて設定値が変更され、その後、再度、設定値の変更要求がなされたことを示す。
受信部32は、通信ネットワークを介してサーバと相互に接続された音響パラメータ設定装置100から、機種特定情報と車種特定情報と設定値情報とユーザ特定情報とを受信する。受信部32は、例えば、CPU301とNIC304とを含む。
抽出部33は、受信された機種特定情報により特定される機種に対応付けられた関連機種の音響装置が、受信された車種特定情報により特定される車種に対応付けられた関連車種の車両に搭載された状態において、関連車種の車両に搭載された関連機種の音響装置に設定された音響パラメータの設定値の履歴情報を記憶部31から抽出する。
なお、本実施形態では、抽出部33は、ユーザ特定情報により特定されるユーザに対応付けられた履歴情報が存在すると判別した場合、このユーザに対応付けられた履歴情報を記憶部31から取得する。例えば、ユーザ特定情報により特定されるユーザがY001である場合、抽出部33は、レコードR1とレコードR4とを含む履歴情報を記憶部31から取得する。
一方、抽出部33は、ユーザ特定情報により特定されるユーザに対応付けられた履歴情報が存在しないと判別した場合、このユーザ以外のユーザに対応付けられた履歴情報を記憶部31から取得する。例えば、ユーザ特定情報により特定されるユーザがY006である場合、抽出部33は、レコードR1〜レコードR5を含む履歴情報を記憶部31から取得する。抽出部33は、例えば、CPU301を含む。
決定部34は、抽出された履歴情報に基づいて所定個数の設定値を決定する。本実施形態では、決定部34は、関連車種の車両に搭載された関連機種の音響装置に設定された回数が多い順に選択された所定個数の設定値を決定する。所定個数は、1以上の整数により表される個数であれば何個でもよい。
従って、例えば、ユーザ特定情報により特定されるユーザがY001、機種特定情報により特定される機種がM001、車種特定情報により特定される車種がC001である場合、決定部34は、過去に設定された回数が2回で最多である、PA001、PB001、PC001の組み合わせにより表される1個の設定値を決定する。
また、例えば、ユーザ特定情報により特定されるユーザがY002、機種特定情報により特定される機種がM002、車種特定情報により特定される車種がC002である場合、決定部34は、過去に設定された回数が1回で最多同順位である、PA002、PB002、PC002の組み合わせにより表される設定値と、PA005、PB005、PC005の組み合わせにより表される設定値との2個の設定値を決定する。決定部34は、例えば、CPU301を含む。
送信部35は、決定された所定個数の設定値を示す情報を、音響パラメータ設定装置100に送信する。送信部35は、例えば、CPU301とNIC304とを含む。
登録部36は、受信された、機種特定情報と車種特定情報と設定値特定情報とユーザ特定情報と登録時刻と、を、相互に対応付けて、記憶部31に登録する。なお、CPU301は、RTC306を参照することにより登録時刻を取得することができる。登録部36は、例えば、CPU301とRTC306とを含む。
次に、図7に示すフローチャートを参照して、本実施形態に係る音響パラメータ設定装置100が実行する音響パラメータ設定処理について説明する。なお、音響パラメータ設定装置100は、ユーザによりなされた音響パラメータの変更指示を検知したことや電源が投入されたことを検知した場合に、音響パラメータ設定処理を実行する。
まず、CPU101は、環境情報と設定値とを送信する(ステップS101)。具体的には、CPU101は、ハードディスク109に記憶されている、機種特定情報と車種特定情報とユーザ特定情報と、フィルタ係数記憶部203に記憶されているフィルタ係数と、遅延量記憶部204に記憶されている遅延量と、増幅率記憶部205に記憶されている増幅率と、を、無線通信部105に供給する。一方、無線通信部105は、CPU101から供給された環境情報と設定値とを、基地局200を介して、サーバ300に送信する。
なお、機種特定情報、車種特定情報、ユーザ特定情報などの環境情報は、ユーザが操作部108やタッチスクリーン112を操作することにより、予めハードディスク109に記憶されているものとする。なお、操作部108やタッチスクリーン112に、環境情報を登録するための操作がなされた場合、操作部108やタッチ操作検知部111からCPU101に、制御信号が供給される。CPU101は、制御信号に従って、環境情報をハードディスク109に登録する。
CPU101は、ステップS101の処理を完了すると、サーバ300から所定個数の設定値を受信したか否かを判別する(ステップS102)。例えば、CPU101は、無線通信部105の受信状態を監視して、所定個数の設定値がサーバ300から無線通信部105に供給されたか否かを判別する。
CPU101は、サーバ300から所定個数の設定値を受信していないと判別すると(ステップS102:NO)、音響パラメータの設定処理を終了する。なお、CPU101は、環境情報と設定値とをサーバ300に送信してから所定の時間が経過するまでの所定期間に所定個数の設定値を受信したことを検知しなかった場合のみならず、該当する設定値がない旨をこの所定期間にサーバ300から受信したことを検知した場合も、音響パラメータの設定処理を終了する。
一方、CPU101は、サーバ300から所定個数の設定値を受信したと判別すると(ステップS102:YES)、所定個数の設定値をユーザに提示する(ステップS103)。具体的には、CPU101は、画像処理部110と協働して、それぞれがフィルタ係数と遅延量と増幅率との組により表される所定個数の設定値を表す画像を生成し、生成した画像をタッチスクリーン112に供給する。一方、ユーザは、タッチスクリーン112に表示された画像を見て、所定個数の設定値のうち、理想の音場を実現するのに最適であると考える設定値を選択する。
なお、提示された所定個数の設定値のそれぞれにより実現される音場がどのようなものになるかをユーザが把握し易くなるように、ユーザにより仮に選択されている設定値に基づいて生成された音声が、スピーカ107から出力されるように構成してもよい。
CPU101は、ステップS103の処理を終了すると、設定値の指定があるか否かを判別する(ステップS104)。具体的には、CPU101は、ユーザにより、いずれかの設定値が、操作部108やタッチ操作検知部111に指定されたか否かを判別する。例えば、CPU101は、タッチスクリーン112上においていずれかの設定値を示す画像が仮選択状態とされている状態において、タッチスクリーン112に表示されている決定ボタン画像に対応する領域がユーザによりタッチされたことを検知した場合、設定値の指定があると判別する。
CPU101は、設定値の指定がないと判別すると(ステップS104:NO)、音響パラメータの設定処理を終了する。例えば、CPU101は、所定個数の設定値をユーザに提示してから所定の時間が経過するまでの所定期間にユーザによりどの設定値の指定もされなかった場合のみならず、この所定期間にユーザにより設定値を更新しない旨の指定がされた場合、設定値の指定がないと判別する。
一方、CPU101は、設定値の指定があると判別すると(ステップS104:YES)、指定された設定値を音響装置に設定する(ステップS105)。具体的には、CPU101は、指定された設定値が示すフィルタ係数をフィルタ係数記憶部203に記憶させ、指定された設定値が示す遅延量を遅延量記憶部204に記憶させ、指定された設定値が示す増幅率を増幅率記憶部205に記憶させる。CPU101は、ステップS105の処理を終了すると、音響パラメータの設定処理を終了する。
次に、図8に示すフローチャートを参照して、サーバ300が実行する音響パラメータ候補取得処理について説明する。なお、サーバ300は、電源が投入されている間、音響パラメータ候補取得処理を繰り返して実行する。
まず、CPU301は、音響パラメータ設定装置100から環境情報と設定値とを受信したか否かを判別する(ステップS201)。具体的には、CPU301は、NIC304を監視し、環境情報と設定値とが受信されたか否かを判別する。
CPU301は、音響パラメータ設定装置100から環境情報と設定値とを受信していないと判別すると(ステップS201:NO)、ステップS201に処理を戻す。つまり、CPU301は、音響パラメータ設定装置100から環境情報と設定値とを受信していないと判別している間、環境情報と設定値とを受信するために待機する。
一方、CPU301は、音響パラメータ設定装置100から環境情報と設定値とを受信したと判別すると(ステップS201:YES)、同一ユーザの履歴情報があるか否かを判別する(ステップS202)。具体的には、CPU301は、例えば、受信した環境情報に含まれるユーザ特定情報により特定されるユーザと同一のユーザを特定するユーザ特定情報を含むレコード(履歴情報)が、ハードディスク109に記憶されているか否かを判別する。なお、ユーザは、氏名、生年月日、住所、電話番号、免許証の番号、保険証の番号、パスポート番号などを示す文字列や数値により特定される。
CPU301は、同一ユーザの履歴情報があると判別すると(ステップS202:YES)、同一ユーザの履歴情報に、同一機種及び同一車種の履歴情報があるか否かを判別する(ステップS203)。具体的には、CPU301は、同一ユーザの履歴情報を構成するレコードの中に、受信した環境情報に含まれる機種特定情報により特定される機種と同一の機種を特定する機種特定情報と、受信した環境情報に含まれる車種特定情報により特定される車種と同一の車種を特定する車種特定情報と、の双方を含むレコード(履歴情報)があるか否かを判別する。
CPU301は、同一ユーザの履歴情報に、同一機種及び同一車種の履歴情報があると判別すると(ステップS203:YES)、同一ユーザ、同一機種及び同一車種の履歴情報を抽出する(ステップS204)。具体的には、CPU301は、同一ユーザ、同一機種及び同一車種の履歴情報をハードディスク109から読み出し、RAM303に記憶させる。
CPU301は、ステップS204もしくはステップS209の処理を終了すると、設定回数が多い順に所定個数の設定値を取得する(ステップS205)。具体的には、CPU301は、例えば、RAM303に記憶されている履歴情報に含まれる全てのレコードについて、設定値特定情報により特定される設定値が他のレコードと重複するか否かを判別することにより、RAM303に記憶されている履歴情報に含まれる全ての設定値について、設定回数を取得する。そして、CPU301は、取得された設定回数が多い設定値から順に、所定個数の設定値を選択する。所定個数は、1以上の整数であればどんな個数であってもよい。
CPU301は、ステップS205の処理を終了すると、取得された所定個数の設定値を送信する(ステップS206)。具体的には、CPU301は、それぞれが、取得された所定個数の設定値のいずれかを特定する所定個数の設定値特定情報を、NIC304に供給する。一方、NIC304は、CPU301から供給された所定個数の設定値特定情報を、電気通信網400を介して、音響パラメータ設定装置100に送信する。
CPU301は、ステップS206もしくはステップS210の処理を終了すると、環境情報と設定値とを対応付けて登録する(ステップS207)。具体的には、CPU301は、受信された環境情報に含まれる機種特定情報と、受信された環境情報に含まれる車種特定情報と、受信された環境情報に含まれるユーザ特定情報と、受信された設定値特定情報と、現在時刻と、を相互に対応付けて、ハードディスク109に記憶させる。なお、CPU301は、RTC306を参照することにより、現在時刻を取得することができる。CPU301は、ステップS207の処理を終了すると、音響パラメータ候補取得処理を終了する。
CPU301は、同一ユーザの履歴情報がないと判別すると(ステップS202:NO)、非同一ユーザの履歴情報に、同一機種及び同一車種の履歴情報があるか否かを判別する(ステップS208)。具体的には、CPU301は、ハードディスク109に記憶された全ての履歴情報から同一ユーザの履歴情報が除外された履歴情報を構成するレコードの中に、受信した環境情報に含まれる機種特定情報により特定される機種と同一の機種を特定する機種特定情報と、受信した環境情報に含まれる車種特定情報により特定される車種と同一の車種を特定する車種特定情報と、の双方を含むレコード(履歴情報)があるか否かを判別する。
CPU301は、非同一ユーザの履歴情報に、同一機種及び同一車種の履歴情報があると判別すると(ステップS208:YES)、非同一ユーザ、同一機種及び同一車種の履歴情報を抽出する(ステップS209)。具体的には、CPU301は、非同一ユーザ、同一機種及び同一車種の履歴情報をハードディスク109から読み出し、RAM303に記憶させる。
一方、CPU301は、同一ユーザの履歴情報に、同一機種及び同一車種の履歴情報がないと判別した場合(ステップS203:NO)、もしくは、非同一ユーザの履歴情報に、同一機種及び同一車種の履歴情報がないと判別した場合(ステップS208:NO)、該当する設定値がない旨を送信する(ステップS210)。具体的には、CPU301は、該当する設定値がない旨を示す情報を、NIC304に供給する。一方、NIC304は、CPU301から供給された該当する設定値がない旨を示す情報を、電気通信網400を介して、音響パラメータ設定装置100に送信する。
本実施形態によれば、同一の機種の音響装置が、同一の車種の車両に搭載されている状態において、過去に設定された回数が比較的多い設定値、もしくは、過去に設定された期間が比較的長い設定値が設定されることが期待される。このため、音響装置に設定値を設定しようとしているユーザを含む全てのユーザに好んで使用されている設定値が、この音響装置に設定されることが期待される。
また、本実施形態によれば、設定値を設定しようとしているユーザが、過去に、同一の機種の音響装置が、同一の車種の車両に搭載されている状態において、設定値を設定したことがある場合、過去に設定された回数が比較的多い設定値、もしくは、過去に設定された期間が比較的長い設定値が設定されることが期待される。このため、音響装置に設定値を設定しようとしているユーザに好んで使用されている設定値が、この音響装置に設定されることが期待される。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、履歴情報から設定値の候補が選択される際に、履歴情報に含まれる設定値が誰により設定されたのかが重視される例について説明した。しかし、履歴情報から設定値の候補が選択される際に、どのような要素を重視されるかは適宜調整が可能である。以下、履歴情報から設定値の候補が選択される際に、履歴情報に含まれる設定値がどの機種の音響装置に対して設定されたものであるのかが重視される例について説明する。なお、第2の実施形態に係る音響パラメータ設定装置100やサーバ300は、基本的には、第1の実施形態に係る音響パラメータ設定装置100やサーバ300と同様の構成である。従って、以下の説明では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本実施形態では、取得部14は、機種特定情報により特定される機種に対応付けられた履歴情報が存在する場合、機種特定情報により特定される機種に対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する。一方、取得部14は、機種特定情報により特定される機種に対応付けられた履歴情報が存在しない場合、機種特定情報により特定される機種以外の関連機種に対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する。
また、取得部14は、関連車種の車両に搭載された関連機種の音響装置に最後に設定された時刻が遅い順に選択された所定個数の設定値を取得する。
また、本実施形態では、履歴情報は、関連車種の車両に搭載された関連機種の音響装置に最後に設定された時刻を、設定値毎に特定する情報を含む。なお、本実施形態では、関連車種は、音響パラメータが設定される音響装置が搭載された車両の車種と同一の車種に限られるものとする。一方、本実施形態では、関連機種は、音響パラメータが設定される音響装置の機種と同一の機種に限られないものとする。
従って、本実施形態では、例えば、ハードディスク109に、ある機種と他の機種の関連機種であるか否かを判別するための情報が記憶されているものとする。この情報は、例えば、図9に示すように、設定値が互いに関連する機種を特定することが可能であるとともに、設定値が互いにどのような関係にあるかを特定することが可能である情報である。
図9は、M001で特定される機種の設定値AをPA001に設定し、M002で特定される機種の設定値AをPA001*1.6に設定し、M003で特定される機種の設定値AをPA001に設定した場合、M001で特定される機種と、M002で特定される機種と、M003で特定される機種と、で同一の音響効果が得られることを示している。つまり、過去にM001で特定される機種に設定された設定値に基づいて、M002で特定される機種に設定値を設定しようとする場合、設定値Aについては、過去に設定された設定値を1.6倍してから設定する必要がある。一方、過去にM001で特定される機種に設定された設定値に基づいて、M003で特定される機種に設定値を設定しようとする場合、設定値Aについては、過去に設定された設定値をそのまま設定すればよい。
同様に、過去にM001で特定される機種に設定された設定値に基づいて、M002で特定される機種に設定値を設定しようとする場合、設定値Bについては、過去に設定された設定値を1.4倍してから設定する必要がある。一方、過去にM001で特定される機種に設定された設定値に基づいて、M003で特定される機種に設定値を設定しようとする場合、設定値Bについては、過去に設定された設定値を1.2倍してから設定する必要がある。
また、過去にM001で特定される機種に設定された設定値に基づいて、M002で特定される機種に設定値を設定しようとする場合、設定値Cについては、過去に設定された設定値を1.4倍してから設定する必要がある。一方、過去にM001で特定される機種に設定された設定値に基づいて、M003で特定される機種に設定値を設定しようとする場合、設定値Cについては、過去に設定された設定値を0.8倍してから設定する必要がある。
このように、ある機種の音響装置に設定値を設定しようとする場合、このある機種の関連機種に過去に設定された設定値を利用することができる。この理由は、ある機種とこのある機種の関連機種とは、音響特性を互いに導き出すことができる関係にあるからである。
次に、図10に示すフローチャートを参照して、サーバ300が実行する音響パラメータ候補取得処理について説明する。なお、サーバ300は、電源が投入されている間、音響パラメータ候補取得処理を繰り返して実行する。
まず、CPU301は、音響パラメータ設定装置100から環境情報と設定値とを受信したか否かを判別する(ステップS301)。
CPU301は、音響パラメータ設定装置100から環境情報と設定値とを受信していないと判別すると(ステップS301:NO)、ステップS301に処理を戻す。
一方、CPU301は、音響パラメータ設定装置100から環境情報と設定値とを受信したと判別すると(ステップS301:YES)、同一機種の履歴情報があるか否かを判別する(ステップS302)。具体的には、CPU301は、例えば、受信した環境情報に含まれる機種特定情報により特定される機種と同一の機種を特定する機種特定情報を含むレコード(履歴情報)が、ハードディスク109に記憶されているか否かを判別する。なお、機種は、機種や型番などを示す文字列や数値により特定される。
CPU301は、同一機種の履歴情報があると判別すると(ステップS302:YES)、同一機種の履歴情報に、同一ユーザ及び同一車種の履歴情報があるか否かを判別する(ステップS303)。具体的には、CPU301は、同一機種の履歴情報を構成するレコードの中に、受信した環境情報に含まれるユーザ特定情報により特定されるユーザと同一のユーザを特定するユーザ特定情報と、受信した環境情報に含まれる車種特定情報により特定される車種と同一の車種を特定する車種特定情報と、の双方を含むレコード(履歴情報)があるか否かを判別する。
CPU301は、同一機種の履歴情報に、同一ユーザ及び同一車種の履歴情報があると判別すると(ステップS303:YES)、同一ユーザ、同一機種及び同一車種の履歴情報を抽出する(ステップS304)。具体的には、CPU301は、同一ユーザ、同一機種及び同一車種の履歴情報をハードディスク109から読み出し、RAM303に記憶させる。
CPU301は、ステップS304もしくはステップS309の処理を終了すると登録時刻が新しい順に所定個数の設定値を取得する(ステップS305)。具体的には、CPU301は、例えば、RAM303に記憶されている履歴情報に含まれる全てのレコードについて、登録時刻を比較する。そして、CPU301は、登録時刻が新しい設定値から順に、所定個数の設定値を選択する。所定個数は、1以上の整数であればどんな個数であってもよい。
CPU301は、ステップS305の処理を終了すると、取得された所定個数の設定値を送信する(ステップS306)。
CPU301は、ステップS306もしくはステップS310の処理を終了すると、環境情報と設定値とを対応付けて登録する(ステップS307)。CPU301は、ステップS307の処理を終了すると、音響パラメータ候補取得処理を終了する。
CPU301は、同一機種の履歴情報がないと判別すると(ステップS302:NO)、関連機種の履歴情報に、同一ユーザ及び同一車種の履歴情報があるか否かを判別する(ステップS308)。具体的には、CPU301は、ハードディスク109に記憶された履歴情報のうち、受信した環境情報に含まれる機種特定情報により特定される機種と関連する機種を特定する機種特定情報を含むレコードの中に、受信した環境情報に含まれるユーザ特定情報により特定されるユーザと同一のユーザを特定するユーザ特定情報と、受信した環境情報に含まれる車種特定情報により特定される車種と同一の車種を特定する車種特定情報と、の双方を含むレコード(履歴情報)があるか否かを判別する。
CPU301は、関連機種の履歴情報に、同一ユーザ及び同一車種の履歴情報があると判別すると(ステップS308:YES)、同一ユーザ、関連機種及び同一車種の履歴情報を抽出する(ステップS309)。具体的には、CPU301は、同一ユーザ、関連機種及び同一車種の履歴情報をハードディスク109から読み出し、RAM303に記憶させる。なお、CPU301は、関連機種に設定された設定値を、同一機種に設定する設定値に合わせるため、RAM303に記憶された設定値を調整する。
一方、CPU301は、同一機種の履歴情報に、同一ユーザ及び同一車種の履歴情報がないと判別した場合(ステップS303:NO)、もしくは、関連機種の履歴情報に、同一ユーザ及び同一車種の履歴情報がないと判別した場合(ステップS308:NO)、該当する設定値がない旨を送信する(ステップS310)。
本実施形態によれば、設定値を設定しようとしているユーザが、過去に、同一の機種又は関連機種の音響装置が、同一の車種の車両に搭載されている状態において、設定値を設定したことがある場合、過去に設定された時刻が比較的新しい設定値が設定されることが期待される。このため、設定値を設定しようとしている音響装置もしくはこの音響装置と関連する音響装置に好んで使用されている設定値が、この音響装置に設定されることが期待される。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、履歴情報から設定値の候補が選択される際に、履歴情報に含まれる設定値がどの車種の車両に搭載された音響装置に対して設定されたものであるのかが重視される例について説明する。なお、第3の実施形態に係る音響パラメータ設定装置100やサーバ300は、基本的には、第1の実施形態に係る音響パラメータ設定装置100やサーバ300と同様の構成である。従って、以下の説明では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本実施形態では、取得部14は、車種特定情報により特定される車種に対応付けられた履歴情報が存在する場合、車種特定情報により特定される車種に対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する。一方、取得部14は、車種特定情報により特定される車種に対応付けられた履歴情報が存在しない場合、車種特定情報により特定される車種以外の関連車種に対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する。
また、本実施形態では、取得部14は、関連車種の車両に搭載された関連機種の音響装置に設定された設定値の加重平均を、設定対象の音響装置に設定する設定値として取得する。
さらに、本実施形態では、取得部14は、関連車種の車両に搭載された関連機種の音響装置に設定することが推奨される所定個数の設定値が存在する場合、推奨される所定個数の設定値を取得する。一方、取得部14は、関連車種の車両に搭載された関連機種の音響装置に設定することが推奨される設定値が存在しない場合、関連車種の車両に搭載された関連機種の音響装置に設定された設定値の履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する。
また、本実施形態では、履歴情報は、関連車種の車両に搭載された関連機種の音響装置に設定された回数を、設定値毎に特定する情報を含む。なお、本実施形態では、関連機種は、音響パラメータが設定される音響装置の機種と同一の機種に限られるものとする。一方、本実施形態では、関連車種は、音響パラメータが設定される音響装置が搭載された車両の車種と同一の車種に限られないものとする。
従って、本実施形態では、例えば、ハードディスク109に、ある車種と他の車種の関連車種であるか否かを判別するための情報が記憶されているものとする。この情報は、例えば、図11に示すように、設定値が同様である車種を特定することが可能である情報である。
図11は、C001で特定される車種のタイプがクーペであり、C002で特定される車種のタイプがSUVであり、C003で特定される車種のタイプがセダンであり、C004で特定される車種のタイプがハッチバックであり、C005で特定される車種のタイプがクーペである例を示している。本実施形態では、車種のタイプが同じであれば、同一の設定値により同一の音響効果が得られるものとする。
例えば、過去にC001で特定される車種に設定された設定値に基づいて、C005で特定される車種に設定値を設定しようとする場合、過去に設定された設定値をそのまま設定できることを示している。
このように、ある車種の車両に搭載された音響装置に設定値を設定しようとする場合、過去にこのある車種の関連車種に設定された設定値を利用することができる。この理由は、ある車種とこのある車種の関連車種とは、音響特性が同一又は近似するからである。
次に、図12に示すフローチャートを参照して、サーバ300が実行する音響パラメータ候補取得処理について説明する。なお、サーバ300は、電源が投入されている間、音響パラメータ候補取得処理を繰り返して実行する。
まず、CPU301は、音響パラメータ設定装置100から環境情報と設定値とを受信したか否かを判別する(ステップS401)。
CPU301は、音響パラメータ設定装置100から環境情報と設定値とを受信していないと判別すると(ステップS401:NO)、ステップS401に処理を戻す。
一方、CPU301は、音響パラメータ設定装置100から環境情報と設定値とを受信したと判別すると(ステップS401:YES)、推奨される所定個数の設定値があるか否かを判別する(ステップS402)。具体的には、CPU301は、例えば、受信した環境情報に含まれる機種特定情報により特定される機種(又はこの機種の関連機種でもよい)、及び、受信した環境情報に含まれる車種特定情報により特定される車種(又はこの車種の関連車種でもよい)に対応付けられた推奨される所定個数の設定値が、ハードディスク109に予め記憶されているか否かを判別する。
CPU301は、推奨される所定個数の設定値がないと判別すると(ステップS402:NO)、同一車種の履歴情報があるか否かを判別する(ステップS403)。具体的には、CPU301は、例えば、受信した環境情報に含まれる車種特定情報により特定される車種と同一の車種を特定する車種特定情報を含むレコード(履歴情報)が、ハードディスク109に記憶されているか否かを判別する。なお、車種は、車種や型番などを示す文字列や数値により特定される。
CPU301は、同一車種の履歴情報があると判別すると(ステップS403:YES)、同一車種の履歴情報に、同一ユーザ及び同一機種の履歴情報があるか否かを判別する(ステップS404)。具体的には、CPU301は、同一車種の履歴情報を構成するレコードの中に、受信した環境情報に含まれるユーザ特定情報により特定されるユーザと同一のユーザを特定するユーザ特定情報と、受信した環境情報に含まれる機種特定情報により特定される機種と同一の機種を特定する機種特定情報と、の双方を含むレコード(履歴情報)があるか否かを判別する。
CPU301は、同一車種の履歴情報に、同一ユーザ及び同一機種の履歴情報があると判別すると(ステップS404:YES)、同一ユーザ、同一機種及び同一車種の履歴情報を抽出する(ステップS405)。具体的には、CPU301は、同一ユーザ、同一機種及び同一車種の履歴情報をハードディスク109から読み出し、RAM303に記憶させる。
CPU301は、ステップS405もしくはステップS412の処理を終了すると設定回数で重み付けされた設定値の加重平均を取得する(ステップS406)。具体的には、CPU301は、例えば、RAM303に記憶されている履歴情報に含まれる全てのレコードについて、設定値を加算し、得られる値をレコード数で除算する。
CPU301は、ステップS406の処理を終了すると、取得された設定値の加重平均を送信する(ステップS407)。
CPU301は、ステップS407、ステップS410もしくはステップS413の処理を終了すると、環境情報と設定値とを対応付けて登録する(ステップS408)。CPU301は、ステップS408の処理を終了すると、音響パラメータ候補取得処理を終了する。
CPU301は、推奨される所定個数の設定値があると判別すると(ステップS402:YES)、推奨される所定個数の設定値を取得する(ステップS409)。具体的には、CPU301は、推奨される所定個数の設定値を、ハードディスク109からRAM303に読み出す。
CPU301は、ステップS409の処理を終了すると、推奨される所定個数の設定値を送信する(ステップS410)。
CPU301は、同一車種の履歴情報がないと判別すると(ステップS403:NO)、関連車種の履歴情報に、同一ユーザ及び同一機種の履歴情報があるか否かを判別する(ステップS411)。具体的には、CPU301は、ハードディスク109に記憶された履歴情報のうち、受信した環境情報に含まれる車種特定情報により特定される車種と関連する車種を特定する車種特定情報を含むレコードの中に、受信した環境情報に含まれるユーザ特定情報により特定されるユーザと同一のユーザを特定するユーザ特定情報と、受信した環境情報に含まれる機種特定情報により特定される機種と同一の機種を特定する機種特定情報と、の双方を含むレコード(履歴情報)があるか否かを判別する。
CPU301は、関連車種の履歴情報に、同一ユーザ及び同一機種の履歴情報があると判別すると(ステップS411:YES)、同一ユーザ、同一機種及び関連車種の履歴情報を抽出する(ステップS412)。具体的には、CPU301は、同一ユーザ、同一機種及び関連車種の履歴情報をハードディスク109から読み出し、RAM303に記憶させる。
一方、CPU301は、同一車種の履歴情報に、同一ユーザ及び同一機種の履歴情報がないと判別した場合(ステップS404:NO)、もしくは、関連車種の履歴情報に、同一ユーザ及び同一機種の履歴情報がないと判別した場合(ステップS411:NO)、該当する設定値がない旨を送信する(ステップS413)。
本実施形態によれば、設定値を設定しようとしているユーザが、過去に、同一の機種の音響装置が、同一の車種又は関連車種の車両に搭載されている状態において、設定値を設定したことがある場合、過去に設定された平均的な設定値が設定されることが期待される。このため、設定値を設定しようとしている音響装置を搭載する車両もしくはこの車両と関連する車両に好んで使用されている平均的な設定値が、この音響装置に設定されることが期待される。
また、本実施形態によれば、設定値を設定しようとしている音響機器と同一の機種又は関連機種の音響装置と、設定値を設定しようとしている音響機器を搭載する車両と同一の車種又は関連車種の車両と、に対応付けられた、推奨される所定個数の設定値がある場合、この推奨される所定個数の設定値が、優先的にこの音響装置に設定されることが期待される。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に開示したものに限られない。
例えば、音響パラメータ設定装置100が備える構成の一部をサーバ300が備えるようにしてもよいし、サーバ300が備える構成の一部を音響パラメータ設定装置100が備えるようにしてもよい。例えば、音響パラメータ設定装置100が、抽出部33と決定部34とを備えてもよい。この場合、サーバ300が備える送信部35は、記憶部31に記憶されている全ての履歴情報を、音響パラメータ設定装置100に送信する。一方、音響パラメータ設定装置100が備える抽出部33は、受信された全ての履歴情報から特定の履歴情報を抽出する。そして、音響パラメータ設定装置100が備える決定部34は、抽出された履歴情報に基づいて、所定個数の設定値を決定する。
第1〜3の実施形態においては、サーバ300が受信した環境情報と、サーバ300が受信した設定値と、が、全て登録時刻と対応付けられて、ハードディスク109に記憶される例を示した。本発明において、環境情報と設定値とが互いに同じレコードは、重複して、ハードディスク109に記憶されなくてもよい。この場合、例えば、設定回数と最新の登録時刻とが、ハードディスク109に記憶される。
第1〜3の実施形態では、音響パラメータ設定装置100がCPU101とROM102とRAM103とを備え、CPU101が、ROM102に記憶されているプログラムに従って、ソフトウェアにより音響パラメータ設定処理が実現される例を示した。しかし、音響パラメータ設定装置100が実行する音響パラメータ設定処理は、ソフトウェアにより実現されるものに限定されない。例えば、音響パラメータ設定装置100は、マイクロコンピュータ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、PLD(Programmable Logic Device)、DSP(Digital Signal Processor)などにより構成されてもよい。
なお、本発明に係る音響パラメータ設定装置は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いても実現可能である。例えば、コンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magnet Optical Disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶して配布し、これをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行する音響パラメータ設定装置を構成しても良い。さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを記憶しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
11 環境情報記憶部
12 設定値記憶部
13 送信部
14 取得部
15 設定部
16 指定受付部
17 設定値設定部
31 記憶部
32 受信部
33 抽出部
34 決定部
35 送信部
36 登録部
100 音響パラメータ設定装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 RTC
105 無線通信部
106 音声処理部
107、107FL、107RL、107FR、107RR スピーカ
108 操作部
109 ハードディスク
110 画像処理部
111 タッチ操作検知部
112 タッチスクリーン
120 バス
200 基地局
201 音声通信部
202 音声制御部
203 フィルタ係数記憶部
204 遅延量記憶部
205 増幅率記憶部
206 音声データ変換部
207、207FL、207RL、207FR、207RR イコライザ部
208、208FL、208RL、208FR、208RR 遅延部
209、209FL、209RL、209FR、209RR 増幅部
300 サーバ
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 NIC
305 ハードディスク
306 RTC
320 バス
400 電気通信網
1000 音響パラメータ設定システム

Claims (14)

  1. 設定対象の音響装置の機種を特定する情報を含む機種特定情報と、前記設定対象の音響装置が搭載されている車両の車種を特定する情報を含む車種特定情報と、を、通信ネットワークを介して音響パラメータ設定装置と相互に接続されたサーバに送信する送信部と、
    前記機種特定情報により特定される機種に対応付けられた関連機種の音響装置が、前記車種特定情報により特定される車種に対応付けられた関連車種の車両に搭載された状態において、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された設定値の履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する取得部と、
    前記取得された所定個数の設定値から選択されるいずれかの設定値を、前記設定対象の音響装置に設定する設定部と、を備える、
    ことを特徴とする音響パラメータ設定装置。
  2. 前記送信部は、さらに、前記設定対象の音響装置のユーザを特定する情報を含むユーザ特定情報を、前記サーバに送信し、
    前記取得部は、
    前記ユーザ特定情報により特定されるユーザに対応付けられた履歴情報が存在する場合、前記ユーザに対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得し、
    前記ユーザ特定情報により特定されるユーザに対応付けられた履歴情報が存在しない場合、前記ユーザ以外のユーザに対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の音響パラメータ設定装置。
  3. 前記取得部は、
    前記機種特定情報により特定される機種に対応付けられた履歴情報が存在する場合、前記機種特定情報により特定される機種に対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得し、
    前記機種特定情報により特定される機種に対応付けられた履歴情報が存在しない場合、前記機種特定情報により特定される機種以外の前記関連機種に対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の音響パラメータ設定装置。
  4. 前記取得部は、
    前記車種特定情報により特定される車種に対応付けられた履歴情報が存在する場合、前記車種特定情報により特定される車種に対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得し、
    前記車種特定情報により特定される車種に対応付けられた履歴情報が存在しない場合、前記車種特定情報により特定される車種以外の前記関連車種に対応付けられた履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の音響パラメータ設定装置。
  5. 前記履歴情報は、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された回数を、設定値毎に特定する情報を含み、
    前記取得部は、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された回数が多い順に選択された所定個数の設定値を取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の音響パラメータ設定装置。
  6. 前記履歴情報は、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に最後に設定された時刻を、設定値毎に特定する情報を含み、
    前記取得部は、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に最後に設定された時刻が遅い順に選択された所定個数の設定値を取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の音響パラメータ設定装置。
  7. 前記履歴情報は、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された回数を、設定値毎に特定する情報を含み、
    前記取得部は、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された設定値の加重平均を、前記設定対象の音響装置に設定する設定値として取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の音響パラメータ設定装置。
  8. 前記設定部は、
    前記取得された所定個数の設定値のうちのいずれかの指定を受け付ける指定受付部と、
    前記受け付けられた指定により指定された設定値を、前記設定対象の音響装置に設定する設定値設定部と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の音響パラメータ設定装置。
  9. 前記取得部は、
    前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定することが推奨される所定個数の設定値が存在する場合、前記推奨される所定個数の設定値を取得し、
    前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定することが推奨される設定値が存在しない場合、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された設定値の履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の音響パラメータ設定装置。
  10. 前記関連機種と前記機種特定情報により特定される機種とは、音響特性を互いに導き出すことができる関係にある、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の音響パラメータ設定装置。
  11. 前記関連車種は、車体形状や使用形態が、前記車種特定情報により特定される車種と同一の分類に属する車種である、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の音響パラメータ設定装置。
  12. 設定対象の音響装置の機種を特定する情報を含む機種特定情報と、前記設定対象の音響装置が搭載されている車両の車種を特定する情報を含む車種特定情報と、前記設定対象の音響装置に設定されている音響パラメータの設定値を特定する情報を含む設定値特定情報と、を、相互に対応付けて記憶する記憶部と、
    通信ネットワークを介してサーバと相互に接続された音響パラメータ設定装置から、前記機種特定情報と前記車種特定情報と前記設定値特定情報とを受信する受信部と、
    前記受信された機種特定情報により特定される機種に対応付けられた関連機種の音響装置が、前記受信された車種特定情報により特定される車種に対応付けられた関連車種の車両に搭載された状態において、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された設定値の履歴情報を前記記憶部から抽出する抽出部と、
    前記抽出された履歴情報に基づいて所定個数の設定値を決定する決定部と、
    前記決定された所定個数の設定値を示す情報を、前記音響パラメータ設定装置に送信する送信部と、
    前記受信された機種特定情報と、前記受信された車種特定情報と、前記受信された設定値特定情報と、を、相互に対応付けて、前記記憶部に登録する登録部と、を備える、
    ことを特徴とするサーバ。
  13. 設定対象の音響装置の機種を特定する情報を含む機種特定情報と、前記設定対象の音響装置が搭載されている車両の車種を特定する情報を含む車種特定情報と、を、通信ネットワークを介して音響パラメータ設定装置と相互に接続されたサーバに送信する送信ステップと、
    前記機種特定情報により特定される機種に対応付けられた関連機種の音響装置が、前記車種特定情報により特定される車種に対応付けられた関連車種の車両に搭載された状態において、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された設定値の履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する取得ステップと、
    前記取得された所定個数の設定値から選択されるいずれかの設定値を、前記設定対象の音響装置に設定する設定ステップと、を備える、
    ことを特徴とする音響パラメータ設定方法。
  14. コンピュータを、
    設定対象の音響装置の機種を特定する情報を含む機種特定情報と、前記設定対象の音響装置が搭載されている車両の車種を特定する情報を含む車種特定情報と、を、通信ネットワークを介して音響パラメータ設定装置と相互に接続されたサーバに送信する送信部、
    前記機種特定情報により特定される機種に対応付けられた関連機種の音響装置が、前記車種特定情報により特定される車種に対応付けられた関連車種の車両に搭載された状態において、前記関連車種の車両に搭載された前記関連機種の音響装置に設定された設定値の履歴情報に基づいて決定される所定個数の設定値を取得する取得部、
    前記取得された所定個数の設定値から選択されるいずれかの設定値を、前記設定対象の音響装置に設定する設定部、として機能させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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